【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、かかる課題を解決するために、本発明は、(a)コンタクトレンズの画像信号を取得するレンズ画像信号取得手段を備え、コンタクトレンズを使用している各ユーザの利用にそれぞれ供される複数のユーザ用クライアント装置と、(b)前記コンタクトレンズの画像信号に基づいてレンズ状態を評価したレンズ状態評価情報と、前記各ユーザの識別情報とを記憶する情報記憶手段を備え、サポート主体の利用に供されるサーバ装置と、(c)前記ユーザ用クライアント装置と前記サーバ装置の間での信号の送受信を可能とする通信ネットワーク手段と、(d)前記ユーザ用クライアント装置において、前記レンズ画像信号取得手段で取得された前記画像信号を前記通信ネットワーク手段を通じて前記サーバ装置に送信するレンズ画像信号送信手段と、(e)前記サーバ装置において、前記レンズ状態評価情報を前記通信ネットワーク手段を通じて前記ユーザ用クライアント装置に送信するレンズ状態評価情報送信手段とを、(f)含んで構成されたコンタクトレンズユーザのサポートシステムにおいて、(g)前記各コンタクトレンズにおける固有情報を外部から取得可能としたレンズ固有情報表示手段を該各コンタクトレンズに付する一方、(h)前記ユーザ用クライアント装置において、前記レンズ画像信号取得手段による前記コンタクトレンズからの前記画像信号の取得に併せて、前記レンズ固有情報表示手段から該コンタクトレンズの前記固有情報を取得するレンズ固有情報取得手段を設
け、(i)該ユーザ用クライアント装置において、前記レンズ画像信号送信手段による前記サーバ装置への前記画像信号の送信に併せて、該レンズ固有情報取得手段で取得した該コンタクトレンズの固有情報を該サーバ装置に送信するレンズ固有情報送信手段を設け
ると共に、(j)前記サーバ装置において、該コンタクトレンズの固有情報に不適合があった場合に、該コンタクトレンズのユーザの利用に供される前記ユーザ用クライアント装置に対して報知信号を送信する報知信号送信手段を設けたことを、特徴とする。
【0009】
本発明に従う構造とされたコンタクトレンズユーザのサポートシステムにおいては、特許文献1に記載の発明に係るサポートシステムと同様に、ユーザが画像信号を取得及び送信することでサポート主体によるレンズ状態評価のサービスを容易に受けることができる。ここにおいて、特に本発明では、市場に提供するコンタクトレンズとして予め固有情報を付したものを採用したことにより、かかるレンズ状態評価のサービスを受けるに際して、コンタクトレンズに付された固有情報が自動的に取得されてサポート主体に提供されることとなる。それ故、レンズ状態評価のサービスを受けるユーザには、特別な労力や時間の負担をかけることなく、ユーザに特別な意識を持たせる必要もなく、当該ユーザが使用しているコンタクトレンズについての固有情報をサポート主体が取得して確認等することが可能となる。
【0010】
そして、サポート主体は、取得したコンタクトレンズの固有情報に基づいて、市場で実際に使用されているコンタクトレンズを特定したり、確認することが可能となるのであり、このことは市場においてユーザに提供されて使用中のコンタクトレンズについて、それを特定する手段が従来では実質的に皆無であったことを考えると画期的な技術なのである。
【0011】
また、サーバ装置による受信情報や記憶情報を活用することにより、使用中のコンタクトレンズについて、コンタクトレンズの固有情報に基づいて特定したうえで、コンタクトレンズにおける汚れや損傷などの状況を画像信号に基づいて略リアルタイムで現状把握することも可能になる。それ故、例えばコンタクトレンズメーカが、かかる情報に基づいて、コンタクトレンズの改善や対策を極めて早期に行うことが出来、大きな問題発生なども未然に防止することも容易となるのである。
【0012】
なお、本発明において、ユーザ用クライアント装置としては、外部との通信機能を備えたパソコン等の電子機器が適宜に採用され得、後述するスマートフォン等も好適に採用される。このユーザ用クライアント装置は、ユーザ自身が準備したものであっても、コンタクトレンズのサポート主体や販売店等がユーザに貸与や譲渡等の態様で提供したものであっても良い。また、レンズ画像信号取得手段は、コンタクトレンズの外観等を表す反射光や透過光を電気的な画像信号として取り込むことの出来るCCDカメラ等で構成されることとなり、好適には、ユーザ用クライアント装置に接続されまたは組み込まれて装備される。
【0013】
また、サーバ装置もパソコン等を用いて実現可能である。更にまた、レンズ状態評価情報と各ユーザの識別情報を記憶する情報記憶手段は、サーバ装置のアプリケーションから直接にアクセス可能なファイルとして管理される情報の他、サーバ装置のアプリケーションから独立して構成されてデータベース管理システム(DBMS)等を通じてサーバ装置に利用される狭義のデータベースによって構成されるものであっても良い。何れの場合でも、サーバ装置における情報記憶手段の記憶情報へのアクセスは、例えばサーバ装置としてのパソコンに適当な情報管理ソフトをインストールすることによって効率的に実行可能である。また、各ユーザの識別情報は、全てのユーザを個別に識別し得るものであれば良く、例えば住所や氏名、ID番号などを識別情報として適当に用いることが可能である。
【0014】
更にまた、通信ネットワーク手段は、有線又は無線で信号通信し得るものであれば良く、例えば電話回線や光通信回線等の既存の有線或いは無線の通信網が利用され得る。これらの通信ネットワーク手段は、利用する通信ネットワーク手段に対応したハードウェアと制御用プログラム(ドライバ)が、ユーザ用クライアント装置やサーバ装置に備えられて信号の送受信が可能とされる。そして、かかる通信ネットワーク手段を利用した信号の送受信装置によって、ユーザ用クライアント装置におけるレンズ画像信号送信手段と、サーバ装置におけるレンズ状態評価情報送信手段が構成される。
【0015】
さらに、本発明におけるコンタクトレンズの固有情報としては、当該コンタクトレンズに関する各種情報が利用目的等に応じて適宜に採用され得、例えばコンタクトレンズの製品名や製品種別、製造者、製造地、製造時期、光学特性、形状や寸法特性などを採用することが出来る。また、レンズ固有情報表示手段は、レンズ固有情報取得手段による機能に応じた表示態様を採用することが可能であり、例えば光学的な情報取得機能を有するレンズ固有情報取得手段を採用する場合には印刷や刻設などにより光学的に取得可能に情報表示する他、電気的又は電磁的な情報取得機能を有するレンズ固有情報取得手段を採用する場合にはICタグやICチップなどにより電気的又は電磁的に取得可能に情報表示しても良い。特に光学的に取得可能なレンズ固有情報表示手段を採用すれば、ユーザ用クラアイント装置が備えるレンズ画像信号取得手段をレンズ固有情報取得手段として利用し、コンタクトレンズの画像信号の取得と同時にまたは別操作で、コンタクトレンズの固有情報を取得することも可能となる。
【0016】
また、本発明におけるレンズ固有情報送信手段としては、例えば上述の通信ネットワーク手段を利用してレンズ画像信号をユーザ用クライアント装置からサーバ装置に送信するレンズ画像信号送信手段によって構成することが可能である。特にコンタクトレンズにおいて固有情報が光学的に取得可能に表示されている場合には、かかる固有情報を画像信号に含ませてレンズ画像信号取得手段にて取得して、固有情報を含む画像信号をレンズ画像信号送信手段で送信することも可能となる。
【0017】
ところで、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムにおいては、前記ユーザ用クライアント装置として、前記通信ネットワーク手段への接続通信機能を備えた携帯電話およびスマートフォンを含むカメラ付の携帯型情報端末が、好適に採用され得る。
【0018】
このように、ユーザ用クライアント装置として、近年における普及が著しいカメラ付の携帯型情報端末を活用することで、ユーザがパーソナルコンピュータ等の大がかりな設備を持たない場所等でも、本発明に係るサポートシステムを容易に利用することが可能となる。特に、スマートフォンのプログラム(アプリケーション導入)機能を利用すれば、ユーザによるコンタクトレンズ画像の撮影作業の補助を行わせたり、撮影から画像信号の送信までを自動で実行させたり等する各種のサポートソフトウェアをスマートフォンに導入してユーザの労力の更なる軽減も可能となる。なお、携帯型情報端末が備えるカメラは、静止画撮影カメラであっても良いし、動画撮影カメラであっても良く、コンタクトレンズ状態を評価し得るだけの画像情報を取得できれば良い。
【0019】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、前記ユーザ用クライアント装置において、前記レンズ画像信号取得手段により取得した前記画像信号を演算処理して前記コンタクトレンズの汚れの状態を画面表示するレンズ汚れ表示手段を設けることが望ましい。
【0020】
このようなレンズ汚れ表示手段をユーザ用クライアント装置に設けることにより、スマートフォン等のユーザ用クライアント装置自体で、コンタクトレンズの撮影画像を処理してレンズ評価を即時に確認することも可能となり、それによって本発明に係るサポート装置に対するユーザの利用意欲の向上等も図られ得る。
【0021】
なお、画像信号からコンタクトレンズの汚れの状態を求める解析手段は、例えばコンタクトレンズの撮像画像を拡大表示するだけの簡単ものであっても良いし、コンタクトレンズにおける光透過率又は光反射率に基づいて汚れ等の異物の付着の程度を求めるものや、反射光の周波数解析により異物の種類を識別して画面表示するもの、更に、特定の処理液や光源を用いて取得したコンタクトレンズの処理画像に基づいて更に高度な異物の解析を行った結果を画面表示するもの等も採用可能である。また、コンタクトレンズの汚れの状態の画面表示態様も、例えばコンタクトレンズの画像を表示したり、コンタクトレンズ上への異物の付着の程度や位置を画像表示するものの他、画像に代えて又は画像に加えて、光透過率を数値表示したり、汚れのレベルを段階表示するような表示態様も態様可能である。
【0022】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、前記サーバ装置における前記情報記憶手段が、前記ユーザ用クライアント装置から受信した前記レンズ画像信号を記憶することが望ましい。
【0023】
サーバ装置の情報記憶手段にレンズ画像信号を記憶させておくことにより、サーバ装置やそれに接続された外部のクライアント装置から、必要に応じてレンズ画像信号を速やかに入手して確認処理や統計処理等に利用することが可能となり、情報の活用自由度の向上が図られ得る。
【0024】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、前記ユーザ用クライアント装置における前記レンズ画像信号取得手段が、前記画像信号の取得に際して前記コンタクトレンズに光を照射する光源を備えていることが望ましい。
【0025】
光源による照明下で画像信号を取得することで、特に画像への影響が大きい照明光のばらつきを軽減することが可能となり、取得される画像信号の質の向上と均一化が図られると共に、ユーザによる撮像ミスの回避も図られ得る。特にコンタクトレンズの固有情報を画像信号として取得する場合には、かかる固有情報の取得精度の向上も達成される。
【0026】
より好適には、上記光源として、例えばストラップ等の構造をもって鞄やキー、スマートフォン等に取り付けておくことができるものが採用される。特に前述のカメラ付きの携帯型情報端末を採用する場合には、携帯型情報端末に付属の発光源を上記光源として利用することも可能であるし、別体の光源を採用する場合でも携帯型情報端末の電源をかかる光源のエネルギーとして利用することが可能である。
【0027】
さらに、このような光源をユーザ用クライアント装置に採用する場合には、所定の対象物質を励起させて蛍光を生ぜしめ得る励起光を前記ユーザが使用している前記コンタクトレンズに照射する照射手段としての光源と、該照射手段で照射される励起光によって前記コンタクトレンズにおける前記所定の対象物質から主として生じる蛍光にて形成されるレンズ蛍光像を検知する検知手段とを、備えた前記レンズ画像信号取得手段が好適に採用される。
【0028】
かくの如き励起光の照射手段とレンズ蛍光像の検知手段とを備えたレンズ画像信号取得手段をユーザ用クライアント装置が備えることにより、コンタクトレンズに残留影響を及ぼすおそれがある染色用試薬等を用いることなく、傷や割れ等の損傷の他に蛋白質や脂質等の付着汚れまでも、画像信号として一層精度良く且つ効率的に検知することが可能となる。また、例えばコンタクトレンズ上の位置をピクセル単位等で把握して、蛍光強度の大小の情報をコンタクトレンズ上の位置情報と関連付けた画像信号として取得することにより、付着汚れ等の程度や位置までも特定した情報を取得することも可能となる。
【0029】
なお、レンズ画像信号取得手段において採用される上記光源は、携帯型情報端末に一体的に装備されたり、別体で付属や接続可能とされる等して、ユーザが外出時に携行できる携帯型光源とされることが望ましい。携帯型光源とすることで、外出時にも必要な時に速やかにコンタクトレンズを照明下で撮像して画像信号を取得することが可能となる。
【0030】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、前記コンタクトレンズの固有情報が、前記コンタクトレンズの製造ロットと光学特性と日付情報との少なくとも一つを特定し得る情報であることが望ましい。前述のようにコンタクトレンズの固有情報としては、情報の利用目的等に応じてコンタクトレンズに関する各種情報を採用可能であるが、特にコンタクトレンズの製造ロットと光学特性と日付情報は、各ユーザの安全を確認して確保するために有益である。例えば、特定の製造段階での問題等により製品不具合発生の可能性が発見された場合には、製造ロットや製造日付の情報で対象となるコンタクトレンズを特定等することが可能になるし、各ユーザが適合するコンタクトレンズを使用していることを確認する場合には、光学特性や日付情報での確認が有効になる。
【0031】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、レンズ固有情報取得手段が、前記レンズ画像信号取得手段で取得される前記画像信号から前記コンタクトレンズの固有情報を得るものであることが望ましい。前述のようにコンタクトレンズの固有情報は、画像信号以外の例えば電磁気的信号として取得することも可能であるが、画像信号から取得可能とすることにより、レンズ画像信号取得手段をレンズ固有情報取得手段として利用して、レンズ画像信号の取得と同時にコンタクトレンズの固有情報を取得することが出来、簡単な装置構造と簡単で速やかな操作で目的とするコンタクトレンズの固有情報を取得することが可能になる。
【0032】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、前記サーバ装置において、前記情報記憶手段に前記コンタクトレンズの固有情報が記憶されると共に、該情報記憶手段に記憶された該コンタクトレンズの固有情報に基づいて、特定の該コンタクトレンズの固有情報を持つ前記コンタクトレンズだけを抽出する特定レンズ抽出手段が設けられていることが望ましい。
【0033】
このような情報記憶手段へのコンタクトレンズの固有情報の記憶と特定レンズ抽出手段とが併せて採用されることにより、例えば特定のコンタクトレンズを使用しているユーザだけを選択して、当該コンタクトレンズに適合する保存液等のレンズケア用品の紹介やレンズ使用上の注意情報の提供、アンケートの実施、特定レンズの市場からの早期回収などといったサービスを効率的に実施することも可能となる。
【0034】
さらに、サーバ装置において、情報記憶手段へのコンタクトレンズの固有情報の記憶と特定レンズ抽出手段とを併せて採用する場合には、更に、前記特定レンズ抽出手段によって抽出された特定の前記コンタクトレンズの固有情報を持つ前記コンタクトレンズについて、該コンタクトレンズのユーザの利用に供される前記ユーザ用クライアント装置に対して報知信号を送信する報知信号送信手段が設けられることが望ましい。
【0035】
このような報知信号送信手段を採用することにより、例えば特定のコンタクトレンズを使用しているユーザだけを選択して、ユーザ用クライアント装置に対して、サーバ装置から通信ネットワーク手段を介して速やかに且つ簡単に前述の如き必要な情報等を提供することが可能になる。特に紙媒体等を使用して情報等のサービスを各ユーザに提供する場合に比して、大幅な効率化と迅速化が実現され得る。
【0036】
また、本発明に係るコンタクトレンズユーザのサポートシステムでは、コンタクトレンズの使用に関する専門的知識を有する専門家の利用に供されて、前記サーバ装置の前記情報記憶手段に記憶された情報を前記通信ネットワーク手段を通じて受信し得るアドバイザ用クライアント装置を設けることが望ましい。
【0037】
かかるアドバイザ用クライアント装置を利用することにより、専門家がユーザにアドバイス等をするに際して、サーバ装置の情報記憶手段に記憶された情報を効率的に活用することが可能になる。例えば、情報記憶手段に記憶されたレンズ使用履歴等のユーザ情報や、コンタクトレンズの画像信号、コンタクトレンズの固有情報などを、アドバイザ用クライアント装置を用いて専門家が適宜に参照することが可能になり、その結果、コンタクトレンズのユーザに対して一層的確なアドバイスを与えることが可能になる。なお、上述の専門家は、眼科医やオプティシャン(レンズ技術者)を含む。
【0038】
さらに、本発明は、コンタクトレンズの各ユーザが有するユーザ用クライアント装置で取得した該コンタクトレンズの画像信号を、該ユーザ用クライアント装置から通信ネットワーク手段を通じてサポート主体が有するサーバ装置に送信させて、該画像信号に基づいて得られたレンズ状態評価情報と、前記各ユーザの識別情報とを該サーバ装置の情報記憶手段に記憶すると共に、該レンズ状態評価情報を該サーバ装置から該通信ネットワーク手段を通じて該ユーザ用クライアント装置に送信して該ユーザに提供するコンタクトレンズユーザのサポート方法であって、前記コンタクトレンズに対してコンタクトレンズの固有情報を外部から取得可能に付する一方、前記ユーザ用クライアント装置において前記画像信号の取得と併せて該コンタクトレンズの固有情報を取得さ
せ、該ユーザ用クライアント装置において該画像信号の前記サーバ装置への送信と併せて該コンタクトレンズの固有情報を該サーバ装置に送信させ
ると共に、前記サーバ装置において、該コンタクトレンズの固有情報に不適合があった場合に該コンタクトレンズのユーザが有する前記ユーザ用クライアント装置に報知信号を送信させるコンタクトレンズユーザのサポート方法も、特徴とする。
【0039】
本発明に従う方法によれば、近年発達した通信ネットワーク手段を巧く利用して、ユーザ自身が取得したコンタクトレンズの画像信号を、総合的に情報管理するサーバ装置に送信させて該サーバ装置において情報記憶や解析演算等を行うことにより、ユーザ自身が使用するコンタクトレンズの評価結果をユーザに対して速やかに且つ効率的に提供することが出来る。このようにコンタクトレンズの評価結果をユーザに提供することでコンタクトレンズ使用に際しての安心感や信頼を担保してユーザ自身の利益に資するサポートサービスを前提とし、かかるサービスを提供するのと併せて、ユーザに過度の負担をかけることなく、各ユーザが使用しているコンタクトレンズの固有情報を、サーバ装置において取得することが可能となる。
【0040】
すなわち、本発明に従う方法によれば、各ユーザに所有権が移転されて市場で実際に使用されているコンタクトレンズの情報を、その使用状態に関する情報と併せて、取得することが可能となる。特に、本発明方法では、ユーザの利益となるサポートサービスの提供に際して、ユーザに課題な労力や時間を強いることなく、目的とするコンタクトレンズの固有情報を取得可能としたことにより、優れた効率をもってコンタクトレンズの固有情報を取得することができる。