(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5984647
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】バスケット用フック具
(51)【国際特許分類】
A01D 46/24 20060101AFI20160823BHJP
B65D 25/22 20060101ALI20160823BHJP
【FI】
A01D46/24 D
B65D25/22 A
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-263645(P2012-263645)
(22)【出願日】2012年11月30日
(65)【公開番号】特開2014-108078(P2014-108078A)
(43)【公開日】2014年6月12日
【審査請求日】2015年11月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】512311384
【氏名又は名称】宮沢 康孝
(74)【代理人】
【識別番号】100088579
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 茂
(72)【発明者】
【氏名】宮沢 康孝
【審査官】
木村 隆一
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3125582(JP,U)
【文献】
米国特許第05020710(US,A)
【文献】
登録実用新案第3116875(JP,U)
【文献】
実開昭62−086863(JP,U)
【文献】
実開平06−075143(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01D 46/24
B65D 25/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスケットに備える一対の把手部を装着して当該バスケットを吊り下げるバスケット用フック具であって、木の枝等の棒体に引掛可能な逆U字状に形成した上フック部と、少なくとも一巻以上を螺旋状に湾曲形成し、前記把手部の一方を収容可能にするとともに、一端を前記上フック部の一端に連続形成又は連続可能にした第一下フック部と、この第一下フック部の他端から延出することにより、前記把持部の他方を引掛可能に形成した第二下フック部を備えてなることを特徴とするバスケット用フック具。
【請求項2】
所定の太さを有する一本の針金部材を湾曲させて前記上フック部,前記第一下フック部及び前記第二下フック部を連続形成してなることを特徴とする請求項1記載のバスケット用フック具。
【請求項3】
前記バスケットには、収穫した果実を収容する収穫用バスケットを適用することを特徴とする請求項1又は2記載のバスケット用フック具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスケットに備える一対の把手部に装着して当該バスケットを吊り下げる際に用いて好適なバスケット用フック具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、リンゴ等の果実を果樹から収穫する場合、収穫用バスケットを使用し、収穫した果実を収穫用バスケットに収容している。収穫時には、通常、作業者が収穫用バスケットを一方の手に持ち、設置した脚立に登り、他方の手で果実をもぎ取り、収穫用バスケットに収容している。しかし、このような収穫作業は、収穫用バスケットを手に持つことに伴う不具合、例えば、両手を使えない等の様々な不具合を生じるため、収穫用バスケットを手で持つことなく収穫作業を行うことができるようにしたカゴ保持具も特許文献1で提案されている。
【0003】
このカゴ保持具は、桃やリンゴなどの果実収穫用のカゴを身体に安定的に保持し得、非常に効率の良い収穫作業が可能となり、且つカゴ内の収穫物の重さが負担になりにくく長時間の作業でも疲れにくいなど非常に作業性に秀れたカゴ保持具の提供を目的としたものであり、具体的な構成は、腰などの身体の胴周部に添設状態に配設し得るカゴ受体に肩掛け用バンドを設けて、この肩掛け用バンドによリカゴ受体をこのカゴ受体の裏面部を身体の胴周部に当接した状態で身体に掛け下げ保持し得るように構成し、このカゴ受体の表面部にカゴの周面を当接した状態でカゴの外周面に巻回してカゴを係止保持せしめるカゴ係止用バンドをカゴ受体に設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−000042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した特許文献1に開示される従来のカゴ保持具は、次のような問題点があった。
【0006】
第一に、カゴ(バスケット)を手に持たずに済む点は解消されるにしても、身体でカゴを支持するため、果実を収容したカゴの重さがそのまま肩や腰等に付加される不具合を生じる。特に、脚立に登って収穫作業を行う場合、身体にカゴが装着されていることは収穫作業の邪魔になり、収穫作業の作業性及び作業能率の低下を招くとともに、身体の横に重いカゴの重量が付加されることは、バランスを崩しやすくなるため、万が一、カゴが脚立や近くの枝等に接触したような場合、安全性の観点からも問題があり、特に、これらの問題は、比較的高齢者の多い現状では無視できない重要な問題となる。
【0007】
第二に、カゴを身体に装着するため、カゴの大きさをあまり大きくすることはできず、カゴの大きさには限界を生じる。結局、頻繁に他の容器に移し変えるか或いはカゴの交換が必要になるため、作業能率の低下要因となる。特に、移し変える場合は、果実をカゴから出して他の容器に移し変えるため、果実を傷付ける原因にもなるとともに、カゴの交換は、腰の横に付けたカゴを複数の係止ピンを外したり付けたりして着脱する必要があるため、交換作業の労力も大変となる。
【0008】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したバスケット用フック具の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述した課題を解決するため、バスケットBに備える一対の把手部Hp,Hqを装着して当該バスケットBを吊り下げるバスケット用フック具1であって、木の枝Tw等の棒体Tに引掛可能な逆U字状に形成した上フック部2と、少なくとも一巻以上を螺旋状に湾曲形成し、把手部Hp,Hqの一方Hpを収容可能にするとともに、一端3sを上フック部2の一端2sに連続形成又は連続可能にした第一下フック部3と、この第一下フック部3の他端3tから延出することにより、把持部Hp,Hqの他方Hqを引掛可能に形成した第二下フック部4を備えてなることを特徴とする。
【0010】
この場合、発明の好適な態様により、フック具1は、所定の太さを有する一本の針金部材Wを湾曲させて上フック部2,第一下フック部3及び第二下フック部4を連続形成することができる。なお、バスケットBには、収穫した果実F…を収容する収穫用バスケットBfを適用することが望ましい。
【発明の効果】
【0011】
このような構成を有する本発明に係るバスケット用フック具1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0012】
(1) 木の枝Tw等の棒体Tに引掛可能な逆U字状に形成した上フック部2を備えるため、本発明に係るバスケット用フック具1は、基本的に、作業者の近くの枝Tw等に引掛けることにより、バスケットBを枝Tw等に吊り下げることができる。したがって、作業者が持ったり身体に付ける等の必要がないため、脚立に登って収穫作業を行うような場合であっても作業の邪魔になることがなく、収穫作業の作業性及び作業能率の向上を図ることができる。しかも、収穫中に、バランスを崩しやすくなるなどの不具合を生じないため、安全性を高めることができ、特に、高齢者にとって最適なバスケット用フック具1として提供できる。
【0013】
(2) 基本的には、バスケットBに備える一対の把手部Hp,Hqを吊り下げるバスケット用フック具1として機能するため、バスケットB自体は、通常、手で持って収穫する際に使用する汎用的なバスケットBで足りる。したがって、果実F…を他の容器に移し変える等の作業が不要になるとともに、把持部Hp,Hqの他方Hqは、第二下フック部4に単に引掛けるのみで足りるため、一対の把手部Hp,Hqは容易かつ迅速に開くことができる。加えて、比較的単純な構成により低コストに実施できるため、例えば、そのまま各バスケットB毎に装着しておくことも可能となり、利便性及び保管性に優れる。
【0014】
(3) 好適な態様により、フック具1を製作するに際し、所定の太さを有する一本の針金部材Wを湾曲させて上フック部2,第一下フック部3及び第二下フック部4を連続形成すれば、更なる実施の容易化及び低コスト化に寄与できる。
【0015】
(4) 好適な態様により、バスケットBに、収穫した果実F…を収容する収穫用バスケットBfを適用すれば、特に、脚立を使用した果樹からの収穫作業に利用できるため、収穫作業に伴う各種メリットを享受できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の好適実施形態に係るバスケット用フック具の使用時の状態を示す斜視図、
【
図7】同バスケット用フック具を装着した収穫用バスケットの斜視図、
【
図8】同バスケット用フック具の変更例を示す模式図、
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0018】
まず、本実施形態に係るバスケット用フック具1の構成について、
図1〜
図6を参照して説明する。
【0019】
本実施形態に係るバスケット用フック具1は、
図2〜
図5に示すように、例えば、直径4〔mm〕程度であって、ステンレス素材等の金属素材を用いた一本の針金部材Wを湾曲させて一体形成(連続形成)する。なお、針金部材Wの直径及び素材は、一例であり、素材はプラスチック素材等の他の素材であってもよいし、直径は4〔mm〕以外の他の直径であってもよい。要は、後述する収穫用バスケットBf(バスケットB)に収穫した果実F…を満杯に収容した状態であっても、変形等を生じることなく吊り下げることができる物理的強度を有し、かつ強度を維持できる素材及び直径を選択すればよい。このように、フック具1を製作するに際し、所定の太さを有する一本の針金部材Wを湾曲させて上フック部2,第一下フック部3及び第二下フック部4を連続形成すれば、更なる実施の容易化及び低コスト化に寄与できる利点がある。
【0020】
このバスケット用フック具1は、上フック部2,第一下フック部3及び第二下フック部4からなる。上フック部2は、
図1に示すように、木の枝Tw(一般的には棒体T)に引掛可能な逆U字状に形成する(
図4参照)。
【0021】
また、第一下フック部3は、
図2に示すように、少なくとも一巻以上を螺旋状に湾曲させて形成する。この場合、一巻以上とは、二巻であってもよいし、三巻であってもよく、その巻数は任意である。なお、
図3において、仮想線で示す符号3eは、
図2及び
図5に現れる第一下フック部3に対して、一巻分を追加した例を示している。即ち、
図2及び
図5に現れる第一下フック部3が一巻とした場合、仮想線で示す符号3eは、二巻の例を示している。一巻の径は、
図4に示すように、収穫用バスケットBfの把手部Hp,Hqの一方Hpを収容可能に形成するとともに、
図6に示すように、螺旋状に形成した際における針金部材Wの軸方向の間隔Lsは、把手部Hpを挿入できる寸法を選定する。そして、この第一下フック部3の一端3sは上フック部2の一端2sから連続形成する。
【0022】
さらに、第二下フック部4は、この第一下フック部3の他端3tから延出し、
図5に示すように、第一下フック部3に対して隙間Lhを空けて上方へ起立させる。例示の形状は、他方の把持部Hqを引掛けることができるように、L形状に湾曲(折曲)形成した。第二下フック部4の形状は任意であり、要は、他方の把持部Hqを引掛けることができれば、半V形状,半円状などであってもよい。
【0023】
次に、本実施形態に係るバスケット用フック具1の使用方法及び機能について、
図1〜
図7を参照して説明する。
【0024】
本実施形態に係るバスケット用フック具1は、収穫したリンゴ等の果実F…を収容する収穫用バスケットBfに使用することができる。この収穫用バスケットBfの形態を
図7に示す。このように、バスケットBに、収穫した果実F…を収容する収穫用バスケットBfを適用すれば、特に、脚立を使用した果樹からの収穫作業に利用できるため、収穫作業に伴う各種メリットを享受できる利点がある。
【0025】
収穫用バスケットBfは、全体をプラスチック素材等により形成し、上端辺には一対の把手部Hp,Hqを回動自在に取付けて構成する。この場合、各把手部Hp,Hqは、それぞれU形に形成し、各把手部Hp,Hqにおける両端部を、回動部Rp…,Rq…を介して、収穫用バスケットBfの長手方向中央位置に対してその前後の離間した位置に回動自在に取付けた構成を備えている。なお、収穫用バスケットBfの形態は、一例であり、各種形態の収穫用バスケットBfを適用できる。
【0026】
一方、バスケット用フック具1を使用する際しては、まず、
図7に示すように、一対の把手部Hp,Hqの一方Hpに、バスケット用フック具1の第一下フック部3を装着する。装着する際には、
図6に示すように、第一下フック部3の隙間Lsに一方の把手部Hpを上から挿入する。そして、把手部Hpを隙間Lsに挿入した状態で上フック部2を矢印Dr方向に回動させる。これにより、上フック部2は把手部Hpに対して旋回変位するため、最後に、第二下フック部4の先端4tを矢印Ds方向へ変位、即ち、先端4tを把手部Hpを跨ぐように他方側へ変位させれば、
図7に示すように、把手部Hpを第一下フック部3の内部に挿通させることができる。以上により、収穫用バスケットBfに対するバスケット用フック具1の装着は終了する。
【0027】
また、収穫作業時には次のように使用する。まず、
図7の状態から各把手部Hp,Hqを上方へ回動変位させる。そして、一方の把手部Hpに装着したバスケット用フック具1における第二下フック部4に、他方の把手部Hqを上から掛止すればよい。このように、他方の把手部Hqは、極めて容易に装着できる。いわばワンタッチで引掛けることができる。この状態の把手部Hp,Hqを、
図4及び
図5に仮想線で示すとともに、
図1には、使用時における収穫用バスケットBfとバスケット用フック具1の状態を示し、把手部Hp,Hqは、それぞれ並んだ状態でバスケット用フック具1の第一下フック部3と第二下フック部4により支持される。
【0028】
したがって、作業者が使用する際には、バスケット用フック具1を装着した収穫用バスケットBfを持って、例えば、脚立に登り、
図1に示すように、上フック部2を、リンゴの木等の果樹における適当な枝Twに引掛ければ、収穫用バスケットBfを枝Twから吊下げることができる。これにより、作業者は、リンゴ等の果実F…を収穫し、当該収穫用バスケットBfに収容できる。そして、収穫用バスケットBfが果実F…により満杯になったなら、上フック部2を枝Twから外し、持って降ろせばよい。
【0029】
なお、収穫用バスケットBfから収容した果実F…を取出す際には、第二下フック部4から他方の把手部Hqを上方へ持ち上げれば、第二下フック部4から把手部Hqを容易に(ワンタッチで)離脱させることができる。これにより、一対の把手部Hp,Hqを両側に開いて降ろし、
図7に示す状態にすることができる。したがって、収穫用バスケットBfに収容されたリンゴ等の果実F…を取出す際は、把手部Hp,Hqが邪魔になることがなく容易に取出すことができる。
【0030】
他方、収穫用バスケットBfからバスケット用フック具1を取外す際には、上述した装着時とは逆の手順で操作することにより容易に取外すことができる。これにより、収穫用バスケットBfはバスケット用フック具1が装着されていない通常のバスケットとして使用できるとともに、取外したバスケット用フック具1は、他の収穫用バスケットBfに装着して使用することができる。
【0031】
よって、このような本実施形態に係るバスケット用フック具1によれば、木の枝Tw等の棒体Tに引掛可能な逆U字状に形成した上フック部2を備えるため、本発明に係るバスケット用フック具1は、基本的に、作業者の近くの枝Tw等に引掛けることにより、バスケットBを枝Tw等に吊り下げることができる。したがって、作業者が持ったり身体に付ける等の必要がないため、脚立に登って収穫作業を行うような場合であっても作業の邪魔になることがなく、収穫作業の作業性及び作業能率の向上を図ることができる。しかも、収穫中に、バランスを崩しやすくなるなどの不具合を生じないため、安全性を高めることができ、特に、高齢者にとって最適なバスケット用フック具1として提供できる。また、基本的には、バスケットBに備える一対の把手部Hp,Hqを吊り下げるバスケット用フック具1として機能するため、バスケットB自体は、通常、手で持って収穫する際に使用する汎用的なバスケットBで足りる。したがって、果実F…を他の容器に移し変える等の作業が不要になるとともに、把持部Hp,Hqの他方Hqは、第二下フック部4に単に引掛けるのみで足りるため、一対の把手部Hp,Hqは容易かつ迅速に開くことができる。加えて、比較的単純な構成により低コストに実施できるため、例えば、そのまま各バスケットB毎に装着しておくことも可能となり、利便性及び保管性に優れる。
【0032】
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
【0033】
例えば、本発明に係るバスケット用フック具1は、
図8(a),(b)に示すように、一部の形態を変更して任意に実施できる。
図8(a)に示すバスケット用フック具1は、第一下フック部3と上フック部2を別体の独立した部品として構成し、第一下フック部3と上フック部2を着脱可能にしたものである。即ち、上フック部2の一端2sに対して、第一下フック部3の一端3sを連続可能にしたものであり、この点が、前述した
図1〜
図5に示したバスケット用フック具1、即ち、第一下フック部3の一端3sと上フック部2の一端2sを連続形成したバスケット用フック具1と異なる。
【0034】
例示の場合、上フック部2の一端2sにリング部11を形成し、他方、第一下フック部3の一端3sに当該リング部11に係止可能な係止部12を設けた。これにより、上フック部2に対して第一下フック部3を着脱可能になるため、例えば、上フック部2に対して他の異なる第一下フック部3に交換できる。この場合、異なる収穫用バスケットBfに装着したいが、把手部Hp…が太過ぎて第一下フック部3に挿入できないときなどに有効となる。また、上フック部2と第一下フック部3間の長さ調整も可能になる。この場合、上フック部2と第一下フック部3間に別途の連結棒を介在させればよく、適当な高さの枝Twが近く無い場合等に有効となる。
【0035】
一方、
図8(b)は、上フック部2の先端をU形に折曲げてミニフック部15を形成した例を示す。これにより、例えば、収穫バサミ16等をミニフック部15に一時的に掛けておく場合等に利用でき、バスケット用フック具1の機能性及び利便性を高めることができる。
【0036】
このように、バスケット用フック具1は、基本的な機能を損なわない限り、各種形態により実施することができる。なお、
図8(a),(b)において、
図1〜
図5と同一部分には同一符号を付し、その構成を明確にした。また、例示の収穫用バスケットBfは、リンゴをはじめ、みかん,桃,梨等の各種果実F…を収容できる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係るバスケット用フック具は、収穫した果実を収容する収穫用バスケットをはじめ、各種物品、例えば、各種部品や製品等を収容する各種物品収容用バスケット等にも同様に利用できる。
【符号の説明】
【0038】
1:バスケット用フック具,2:上フック部,2s:上フック部の一端,3:第一下フック部,3s:第一下フック部の一端,3t:第一下フック部の他端,4:第二下フック部,B:バスケット,Bf:収穫用バスケット,Hp:把手部,Hq:把手部,T:棒体,Tw:木の枝,W:針金部材,F…:果実