【課題を解決するための手段】
【0010】
簡単に言うと、一般的な用語では、本開示は、標的生体構造の可視化を促進するための装置及び方法を対象にする。1つのアプローチでは、装置は、患者の体内又は近接した生体構造で位置付けられるように構成される照明デバイス中に具体化される。照明デバイスは、透光を提供するために利用することができる。
【0011】
一態様において、照明デバイスは、近位及び遠位部を有する細長い部材において具体化され、遠位部は、介入部位に定置されるように構成される。デバイスの近位部で、コネクタが構成される。細長い部材は、デバイスの下部構造を受容するための内部ボアを更に含むことができる。
【0012】
一実施形態において、照明ガイドワイヤデバイスは、
細長い可撓性ハウジングであって、近位端と、患者の体内の部位に定置されるように構成される遠位端と、近位端から遠位端へとハウジングを通じて延在するルーメンと、を有し、該ハウジングが、少なくとも第1の材料(例えばコイル)の第1の部分と、第2の材料(例えばケーブル管)の第2の部分と、を備え、第1及び第2の部分が第1の接合部及び第2の接合部によってともに接合される、ハウジングと、
ハウジングのルーメンを通じて延在する少なくとも1つの照明ファイバと、
少なくとも第1の接合部及び第2の接合部が位置するハウジングのルーメンを通じて延在する少なくとも1つの支持部材(例えばコアワイヤ)であって、第1の接合部がハウジングの第1の部分を支持部材に結合し、第2の接合部がハウジングの第1の部分をハウジングの第2の部分及び支持部材に結合する、支持部材と、を備える。
【0013】
別の実施形態において、本発明は、照明ガイドワイヤの近位アセンブリであって、
内部を通じて延在するルーメンを有する第1の管(例えばハイポチューブ)と、
内部を通じて延在するルーメンを有する細長い可撓性ハウジング(例えばケーブル管)であって、第1の管内に受容されるが、第1の管の近位端を超えて近位に延在しない、ハウジングと、
内部を通じてルーメンを有し、近位端で第1の管のルーメン内に位置付けられ、第1の管の近位端を超えるが、第1の管の遠位端を超えずに延在する、第2の管(例えば結合管)と、
ハウジングのルーメン及び第1の管のルーメンを通じて、かつそれらを超えて近位に、そして第2の管のルーメンの中へと延在する、少なくとも1つの照明ファイバと、
を備え、ハウジングが、第1の管に固定して取り付けられてはおらず、第1の管内で自由に回転し、第2の管の遠位端及び第1の管の近位端が、固定して取り付けられる、近位アセンブリを対象とする。
【0014】
なお別の実施形態は、外径を有する照明されたガイドワイヤを受容するように適合されるコネクタに関し、これには、
近位部と、
遠位部と、
近位及び遠位部を通じて延在し、近位部(例えば開口)において照明されたガイドワイヤの外径の直径よりも小さい直径を有するボアと、を備える。
【0015】
照明デバイスの特定の実施形態において、遠位部は、コイルを含み、近位部は、ケーブル管を含む。近位及び遠位部内の長手方向への延在は、1つ以上の照明ファイバであり、この遠位端は、コイル及び近位端内に取り付けられる。また、近位及び遠位部の所定部分内に構成されるのはコアワイヤ及び撚り線である。コネクタ内の照明ファイバを受容するための様々なアプローチ及びコアワイヤのプロファイルは、取り付けの地点及び構成要素間の相対運動があるとき、企図される。
【0016】
別の特定の実施形態は、照明されたデバイスを受容する取り外し可能なコネクタを通じて光源に接続し、次いで、光源の光ケーブルに接続する、照明デバイスの近位端の設計を含み、取り外し可能なコネクタの所定の特性が企図される。
【0017】
末端コネクタを有する照明デバイスの特定の実施形態において、遠位部は、コイルを含み、近位部は、ケーブル管を含む。近位及び遠位部内の長手方向への延在は、1つ以上の照明ファイバであり、この遠位端は、コイル内に及びコネクタ内に受容される近位端内に、取り付けられる。また、近位及び遠位部内に構成されるのはコアワイヤである。コネクタ内の照明ファイバを受容するための様々なアプローチ及びコアワイヤのプロファイルは、取り付けの地点及び構成要素間の相対運動があるとき、企図される。更に、コネクタの様々な実施形態が、企図される。
【0018】
更に、照明ファイバの長さの変更を補正するためのアプローチは、照明デバイスの操作を促進するためのアプローチであるとき、企図される。その点において、構造物は、長さの変更に適応するために照明デバイスに組み込むことができるか、又はそれらの工程は、長さの変更を制御するために照明ファイバの処置を行うことができる。また、薬物は、照明プロセスを助長するために介入部位で注入することもできる。
【0019】
患者内に定置されるデバイスの遠位端部の位置付けを視覚的に確認するための方法が提供され、本方法は、照明デバイスの遠位端部を患者に挿入することと、照明デバイスの遠位端部から光を発光することと、患者の外部表面上に生じる照明デバイスの遠位端部から発光される光から得られる透光を観察することと、患者の外部表面上に観察された透光の位置を、観察された透光の位置にある患者の内部位置と相関させて、照明デバイスの遠位端部の位置付けを確認することと、を含む。
【0020】
少なくとも1つの実施形態において、この観察は、蛍光透視を必要としないで、直視のヒト観察によって行われる。
【0021】
少なくとも1つの実施形態において、この観察は、いかなる可視化装置を必要としないで、直視のヒト観察によって行われる。
【0022】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、ガイドワイヤを備える。
【0023】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは洞口探索デバイスを備える。
【0024】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、副鼻腔吸引器を備える。
【0025】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、統合型ワイヤ拡張カテーテルを備え、統合型照明ガイドワイヤは、拡張カテーテルの遠位端の遠位に延在する。
【0026】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤの遠位端部は、患者の副鼻腔通路に挿入される。
【0027】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤの遠位端部は、患者の副鼻腔への洞口開口部を通じて挿入され、遠位端部は、副鼻腔に進められる。
【0028】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤの遠位端部は、初めに患者の鼻孔を通じて挿入され、次いで、副鼻腔に進められる。
【0029】
少なくとも1つの実施形態において、スコープは、患者の鼻孔を通じて挿入され、ガイドワイヤは、スコープに近接して挿入され、ガイドワイヤの遠位端部の前進の可視化は、遠位端部が副鼻洞口に向かって進められるとき、スコープを介して行われる。
【0030】
少なくとも1つの実施形態において、透光は、遠位端部の光を発光する部分が患者の副鼻腔中に位置するとき、観察される。
【0031】
透光の観察及び相関が、照明デバイスの遠位端部が標的位置以外の位置に間違って送られていることを示す場合、デバイスの遠位端部は、標的位置に格納され、かつ経路を再選択することができ、これは、透光を観察し、相関関係を示すことによって確認することができる。
【0032】
透光の観察時、照明デバイスの遠位端部から発光される光から得られる透光スポットの運動が、遠位端部が患者に対して移動される際に、視覚的に観察及び追跡、又はたどられることが可能であり、これは、運動中の透光スポットが遠位端部の位置に相関することを確認する1つの方法であり得る。この技術は、例えば、スコープからの光等の透光の更なる源があるとき、特に有用であり得る。
【0033】
更に、デバイスの遠位端部から発光される光から得られる透光は、観察される他の透光効果よりも更に明るい、小さい、又はより明確であるうちの少なくとも1つである透光を特定することによって、スコープから発光される光から得られる透光と区別することができる。代替としては、デバイスの遠位端部から発光される光から得られる透光は、スコープへの光源を切る、又は弱くすることによって、スコープから発光される光から得られる透光と区別することができる。
【0034】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻腔ガイドは、デバイスを挿入する前に患者内に挿入され、照明デバイスの遠位端部が、副鼻腔ガイドを通じて挿入される。
【0035】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、ガイドに予め充填され、ガイド及び予め充填された照明デバイスはともに、患者に挿入される。次いで、ガイドに対して照明デバイスの前進は、照明デバイスの遠位端部をガイドの遠位端に遠位に延在するために行うことができる。
【0036】
スコープは、患者内に挿入され得、副鼻腔ガイドは、スコープに近接して挿入され、副鼻腔ガイドの前進は、スコープを介して可視化され得る。
【0037】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻腔ガイドの前進の可視化は、スコープの使用を通じて、スコープによる十分な照明の前進の限界までである。その後、副鼻腔ガイドの遠位端の遠位に前進する照明デバイスの遠位端部によって発光される光は、スコープの十分な照明の限界を延在し、それによってスコープの十分な照明の長さを延在する。
【0038】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻腔ガイドは、十分な照明の延在した長さによって促進されるとき、スコープによる可視化下で、更に遠位に進められる。
【0039】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻腔ガイドの遠位の照明デバイスの前進の可視化は、デバイスの遠位端部から発光される光によって促進されるとき、スコープを介して行われ得る。
【0040】
少なくとも1つの実施形態において、スコープは、患者の鼻孔に挿入され、副鼻腔ガイドは、スコープに近接して挿入される。
【0041】
少なくとも1つの実施形態において、スコープ及び副鼻腔ガイドは、患者の副鼻腔通路に進められる。
【0042】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻腔ガイドは、副鼻洞口に向かって更に進められ、副鼻腔ガイドの前進は、スコープによって視覚的に観察される。
【0043】
少なくとも1つの実施形態において、スコープは、患者の鼻孔に挿入され、副鼻腔ガイドは、スコープに近接して挿入される。副鼻腔ガイドの副鼻腔経路への前進は、副鼻腔ガイドの遠位端がスコープによって発光される照明の遠位限界に達するまで、スコープを介して可視化される。
【0044】
少なくとも1つの実施形態において、副鼻洞口に向かって副鼻腔の更なる前進は、照明デバイスによって提供される延在した長さの十分な照明によって促進されるとき、スコープを介して可視化される。
【0045】
少なくとも1つの実施形態において、スコープは、患者の鼻孔に挿入され、副鼻腔ガイドは、スコープに近接して挿入される。副鼻洞口への進入路に近接して副鼻腔ガイドの遠位端を定置するための副鼻腔ガイドの前進は、スコープを介して可視化される。
【0046】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスの遠位端部は、副鼻腔ガイドの遠位端、及び照明を発光するスコープの照明の限界の遠位から更に遠位に進められ、それによって、スコープにより可視化可能な空隙の長さを延在させる。
【0047】
少なくとも1つの実施形態において、デバイスの遠位端部は、洞口に及びそれを通じて更に進められ、洞口への遠位端部の前進の可視化は、スコープを介して行われる。
【0048】
少なくとも1つの実施形態において、デバイスは、照明ガイドワイヤを備え、作動デバイスは、標的位置で作動デバイスの作動端を位置付けるためにガイドワイヤ上で進められ、外科処置は、標的位置で作動デバイスを用いて行われる。作動デバイスは、外科処置の実施後、患者から摘出される。任意に、インプラントが、標的位置に置かれ得る。
【0049】
低侵襲的外科処置を行う方法が提供され、本方法は、照明ガイドワイヤの遠位端部を患者への内部に挿入する工程と、照明ガイドワイヤの遠位端部から光を発光する工程であって、近位端部を電源に接続し、遠位端部が光を発光することを可能にする、工程と、患者の外部表面上に生じる照明ガイドワイヤの遠位端部から発光される光から得られる透光を観察する工程と、患者の外部表面上に観察された透光の位置を、観察された透光の位置にある患者の内部位置と相関させて、照明ガイドワイヤの遠位端部の位置付けを確認する工程と、電源から照明ガイドワイヤの近位端部を切断させる工程と、ガイドワイヤの近位端が作動デバイスから近位に延在するように、ガイドワイヤ上で作動デバイスを進める工程と、ガイドワイヤの遠位端部が光を再度発光するように、照明ガイドワイヤの近位端部を電源に再接続する工程と、標的位置で作動デバイスの作動端を位置付ける工程と、標的位置で作動デバイスを用いた外科処置を行う工程と、を含む。
【0050】
外科処置を実施した後、照明ガイドワイヤの近位端部が、電源から切断され、作動デバイスが患者から及びガイドワイヤから取り外される。任意に、インプラントを、標的位置に放置することができる。
【0051】
少なくとも1つの実施形態において、ガイドワイヤの近位端が、第2の作動デバイスから近位に延在するように、第2の作動デバイスが、それから第1の作動デバイスを取り外した後、ガイドワイヤ上で進められる。次いで、ガイドワイヤの遠位端部が再度光を発光するように、照明ガイドワイヤの近位端部が、電源に再接続される。
【0052】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、ガイドワイヤの近位端から遠位端部へと延在する少なくとも1つの照明ファイバを含み、電源は、光源である。
【0053】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、ガイドワイヤの近位端から遠位端部へと延在する少なくとも1つのレーザーファイバを含み、電源は、レーザー光源である。
【0054】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、遠位端部での発光ダイオード、ガイドワイヤを通じて延在する電線、発光ダイオードの電源への電気的接続を含み、電源は、電動電源である。
【0055】
ヒト又は動物患者における、副鼻腔炎、あるいは鼻、鼻洞、又は耳、鼻、若しくは喉の他の解剖学的構造に影響を及ぼす別の疾患を診断及び/又は治療するための方法が提供され、本方法は、鼻を通じて導入デバイスの遠位端が副鼻腔の開口部に近い位置まで導入デバイスを進める工程と、照明デバイスの近位端を電源に接続しながら、導入デバイスを通じてその遠位端部から光を発光する照明デバイスの遠位端部を進める工程と、遠位端部によって発光される光から得られる患者の外部表面上に透光を観察することによって、導入デバイスの遠位端部の遠位に照明デバイスの遠位端部の位置をモニタリングする工程と、を含む。発光した光は、可視スペクトル及び/又は赤外線スペクトルにおいて所望の波長であり得る。
【0056】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスの遠位端部は、副鼻腔の開口部を通じて進められ、副鼻腔中の照明デバイスの遠位端部の配置は患者の外部表面上に生じる照明デバイスの遠位端部から発光される光から得られる透光を観察し、患者の外部表面上に観察された透光の位置を、観察された透光の位置にある患者の内部位置と相関させることによって確認される。
【0057】
少なくとも1つの実施形態において、透光が観察される外部表面は、患者の顔面上である。
【0058】
少なくとも1つの実施形態において、透光が観察される外部表面は、患者の口蓋上である。
【0059】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、照明ガイドワイヤを備え、動作可能な位置内に置くことができ、そこで診断又は治療のための処置を行うために使用可能である作動デバイスが提供される。照明ガイドワイヤの近位端が、電源から切断されるが、一方、その現在位置にある照明ガイドワイヤの遠位端部が維持され、作動デバイスは、ガイドワイヤの近位端が作動デバイスから近位に延在するように、ガイドワイヤ上で進められる。次いで、ガイドワイヤの遠位端部が再度光を発光するように、照明ガイドワイヤの近位端が電源に再接続される。作動デバイスは、動作可能な位置で作動デバイスの作動端を位置付けるために更に進められ、診断又は治療のための処置が、動作可能な位置で作動デバイスを用いて行われる。
【0060】
少なくとも1つの実施形態において、動作可能な位置は、副鼻腔の開口部である。
【0061】
照明ガイドワイヤデバイスが提供され、これには、可塑性遠位端部、比較的少ない可塑性近位端部、遠位端部の少なくとも1つの発光素子、並びに少なくとも1つの発光素子をデバイスの近位に位置する電源に接続させるための近位端部及び遠位端部の少なくとも一部を通じてデバイスの近位端から延在する少なくとも1つの構造物が含まれる。
【0062】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの発光素子は、少なくとも1つの照明ファイバの遠位端を備え、少なくとも1つの構造物は、ファイバの遠位端をデバイスの近位端に近位に作動する少なくとも1つの照明ファイバを備える。
【0063】
少なくとも1つの実施形態において、電源は、光源である。
【0064】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤの少なくとも1つの発光素子は、少なくとも1つのレーザーファイバの遠位端を備え、少なくとも1つの構造物は、ファイバの遠位端から前記デバイスの近位端まで近位に作動する少なくとも1つのレーザーファイバを備える。
【0065】
少なくとも1つの実施形態において、電源は、レーザー光源である。
【0066】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの発光素子は、発光ダイオードを備え、少なくとも1つの構造物は、発光ダイオードへと電気的に接続され、発光ダイオードをデバイスの近位端へと近位に延在する少なくとも1つの電線を備える。
【0067】
少なくとも1つの実施形態において、電源は、電気的電源である。
【0068】
少なくとも1つの実施形態において、ガイドワイヤの遠位端部は、副鼻腔の洞口を通過するように構成されかつ寸法決めされる外径を有する。
【0069】
少なくとも1つの実施形態において、ガイドワイヤの遠位端部は、約0.965mm(0.038インチ)未満の外径を有する。
【0070】
少なくとも1つの実施形態において、ガイドワイヤの遠位端部は、約0.889mm(0.035インチ)±0.127mm(0.005インチ)の外径を有する。
【0071】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、約0.965mm(0.038インチ)未満の外径を有する。
【0072】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、約0.889mm(0.035インチ)未満の最大外径を有する。
【0073】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤは、約0.889mm(0.035インチ)±0.127mm(0.005インチ)の最大外径を有する。
【0074】
少なくとも1つの実施形態において、デバイスの遠位端部は、可撓性コイルを備える。少なくとも1つの実施形態において、遠位端部は、コイルの内部に延在するコアワイヤを更に備える。少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、コイルに固定される。
【0075】
少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、デバイスの遠位及び近位端部内に延在する。少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、実質的には遠位及び近位端部の全長内に延在する。
【0076】
少なくとも1つの実施形態において、デバイスの遠位端部は、遠位端部の近位部分が、実質的には、デバイスの長手方向軸を具備して配置され、遠位端部の遠位部が、長手方向軸に対して角を形成されるような、屈曲を含む。
【0077】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの照明ファイバの遠位端は、デバイスの遠位端部の遠位先端から光を発光するように構成される。遠位先端は、光を集めるか、あるいは分散するように設計され、最大透光を得ることができる。遠位先端は、レンズ、プリズム、又は回折素子を含むことができる。
【0078】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの照明ファイバの遠位端は、デバイスの遠位端部の遠位先端の近位に位置付けられる。
【0079】
少なくとも1つの実施形態において、遠位端部の可塑性遠位部は、少なくとも1つの照明ファイバの遠位端の遠位に延在する。
【0080】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つのレーザーファイバの遠位端は、デバイスの遠位端部の遠位先端から光を発光するように構成される。
【0081】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つのレーザーファイバの遠位端は、デバイスの遠位端部の遠位先端の近位に位置付けられる。
【0082】
少なくとも1つの実施形態において、遠位端部の可塑性遠位部は、少なくとも1つの照明ファイバの遠位端の遠位に延在する。
【0083】
少なくとも1つの実施形態において、発光ダイオードは、デバイスの遠位端部の遠位先端で実装される。
【0084】
少なくとも1つの実施形態において、発光ダイオードは、デバイスの遠位端部の遠位先端の近位に位置付けられる。少なくとも1つの実施形態において、遠位端部の可塑性遠位部は、発光ダイオードの遠位に延在する。
【0085】
少なくとも1つの実施形態において、電気的電源は、取り外し可能であり、少なくとも1つの構造物に電気的に接続されて、電力を少なくとも1つの発光素子に供給する。
【0086】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの光伝導管は、デバイスの近位端部から管の遠位端に光を送達し、それが発光される。
【0087】
少なくとも1つの実施形態において、各光伝導管は、デバイスの近位端に密閉される。
【0088】
少なくとも1つの実施形態において、各発光素子は、デバイスの遠位先端で密閉される。
【0089】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、ガイドワイヤの近位端部の少なくとも一部の上に実装される。迅速解放コネクタは、電源に接続され、ガイドワイヤの近位端部に迅速に接続し、かつ解放するように構成される。
【0090】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、光源に光学的に結合される。
【0091】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタの近位端部は、光源と接続するように構成される。
【0092】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタの近位端部は、ACMI社製のライトポストを備える。
【0093】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタは、コネクタが光チャネルに接続されるとき、光源から延在する光チャネルに対して回転可能である。少なくとも1つの実施形態において、光ケーブルは、液体を充填した光ケーブルを備える。
【0094】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタの遠位端部は、ガイドワイヤデバイスの近位端部を摺動自在に受容するように構成された開口部を備え、迅速解放ロック機構は、コネクタにおいて受容される近位端部を固定するように構成される。
【0095】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、近位端部がコネクタから滑り、それから切断することができるロックされていない構成体と、コネクタと接続して近位端部を維持するロックされた構成体との間を移動可能である。少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、ロックされた構成体に向かって偏向される。
【0096】
少なくとも1つの実施形態において、ラジオパクマーカーがガイドワイヤの遠位端部上で提供される。
【0097】
少なくとも1つの実施形態において、電磁石コイルがガイドワイヤの遠位端部上で提供される。代替としては、磁石、高周波エミッタ、又は超音波結晶が、ガイドワイヤの遠位端部で提供され得る。
【0098】
照明デバイスが提供され、これには、副鼻腔の洞口を通過するように構成されかつ寸法決めされる外径を有する遠位端部、遠位端部の少なくとも1つの発光素子、少なくとも1つの発光素子を電源と接続するための近位端部及び遠位端部の少なくとも一部を通じてデバイスの近位端から延在する少なくとも1つの構造物が含まれる。
【0099】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、照明ガイドワイヤを備える。
【0100】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、洞口探索デバイスを備え、遠位端部は剛性又は可鍛性である。
【0101】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、探索デバイスを備え、遠位端部は、その遠位端でボール先端を備える。
【0102】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、副鼻腔吸引器を備え、遠位端部は、内部を通じて吸引を行うように構成かつ適応される吸引ルーメンを更に備える。
【0103】
少なくとも1つの実施形態において、照明デバイスは、統合型ワイヤ拡張カテーテルを備え、統合型照明ガイドワイヤは、デバイスの拡張カテーテルの遠位端の遠位に延在する。
【0104】
照明ガイドワイヤデバイスが提供され、これには、可塑性遠位端部及び比較的少ない可塑性近位端部を有する細長い主体、並びに細長い本体の長さを延在する少なくとも1つの光伝導チャネルを含み、ガイドワイヤの近位端からガイドワイヤの遠位端まで光を送達し、ガイドワイヤの遠位端から光を発光するように構成されかつ寸法決めされる、ガイドワイヤが含まれる。
【0105】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの光伝導チャネルは、少なくとも1つの照明ファイバを備える。
【0106】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの光伝導チャネルは、少なくとも2つの照明ファイバを備える。
【0107】
少なくとも1つの実施形態において、照明ファイバは、プラスチックから形成される。
【0108】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの照明ファイバは、ガラスから形成される。
【0109】
少なくとも1つの実施形態において、少なくとも1つの光伝導チャネルは、少なくとも1つのレーザーファイバを備える。
【0110】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、細長い本体の近位端部の少なくとも一部の上に実装され、光源から延在する光チャネルに接続され、細長い本体の近位端部に迅速に接続し、かつ細長い本体の近位端部から解放するように構成される。
【0111】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、光源に光学的に結合される。
【0112】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタの近位端部は、細長い本体の近位端の比較的小さい直径に光チャネルの比較的大きい内径を適合するように構成される先細光チャネルを備える。
【0113】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタの近位端部は、光源と接続するように適合される。少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタの近位端部は、ACMI社製のライトポストを含む。
【0114】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタは、コネクタが光チャネルに接続されるとき、光源から延在する光チャネルに対して回転可能である。
【0115】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタの遠位端部は、細長い本体の近位端部を摺動自在に受容するように構成される開口部を備え、迅速解放ロック機構は、コネクタにおいて受容される近位端部を固定するように構成される。
【0116】
少なくとも1つの実施形態において、ロックされた構成体中の迅速解放ロック機構は、コネクタの先細光チャネルの遠位端と一直線になって細長い本体の近位端を維持する。
【0117】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、近位端部がコネクタから滑り、それから切断することができるロックされていない構成体と、コネクタと接続して近位端部を維持するロックされた構成体との間を移動可能である。
【0118】
少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、ガイドワイヤの細長い本体の遠位端部内に少なくとも延在する。少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、近位端部内に更に延在する。
【0119】
照明ガイドワイヤデバイスが提供され、これには、可塑性遠位端部及び比較的少ない可塑性近位端部を有する細長い主体、遠位端部に実装され、遠位端部の遠位先端から光を発光するように構成される発光ダイオード、並びに細長い本体の長さを延在し、発光ダイオードに電気接続され、細長い本体の近位端の近位に延在する少なくとも1つの電線を有するガイドワイヤが含まれる。
【0120】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤデバイスは、少なくとも2本のそのような電線を含む。
【0121】
少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、細長い本体の遠位端部内に少なくとも延在する。少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、近位端部内に更に延在する。
【0122】
少なくとも1つの実施形態において、ラジオパクマーカーが遠位端部上で提供される。少なくとも1つの実施形態において、電磁石コイルが遠位端部上で提供される。
【0123】
照明ガイドワイヤデバイスが提供され、これには、可塑性遠位端部、比較的少ない可塑性近位端部を有するガイドワイヤ、遠位及び近位端部を相互接続する透明な部分、ガイドワイヤ中に実装され、透明な部分を通じて光を発光するように構成される少なくとも1つの発光素子、並びに近位端部を通じてデバイスの近位端から延在し、少なくとも1つの発光素子と接続する少なくとも1つの構造物が含まれる。
【0124】
少なくとも1つの実施形態において、透明な部分は、透明な管を備える。
【0125】
少なくとも1つの実施形態において、透明な管は、その中にカットアウト窓を含む。
【0126】
少なくとも1つの実施形態において、透明な部分は、ガイドワイヤの近位及び遠位端部を相互接続する複数の支柱を備える。
【0127】
少なくとも1つの実施形態において、偏向板は、透明な部分において少なくとも1つの発光素子の遠位に実装される。
【0128】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、近位端部の少なくとも一部の上に実装され、光源から延在する光チャネルに接続され、ガイドワイヤの近位端部に迅速に接続かつ解放されるように適合される。
【0129】
少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、遠位端部内に少なくとも延在する。少なくとも1つの実施形態において、コアワイヤは、近位端部内に更に延在する。
【0130】
照明ガイドワイヤとともに使用するための迅速解放コネクタが提供され、これには、近位端部及び遠位端部を有する主体と、主体の遠位端への遠位端部及び開口部のチャネルであって、照明ガイドワイヤの近位端部を摺動自在に受容するように構成され、かつ寸法決めされるチャネルと、ロックされた位置とロックされない位置を取るように構成される迅速解放ロック機構であって、ロックされた位置にあるとき、チャネルにおいて照明ガイドワイヤの近位端部を固定する、迅速解放ロック機構と、を含む。
【0131】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、ロックされた位置に偏向される。
【0132】
少なくとも1つの実施形態において、照明ガイドワイヤの近位端部をチャネルの挿入するとき、近位端部は、迅速解放ロック機構の部分に接触し、近位端部がチャネルに摺動可能であるようにその部分を別々に駆動させる。
【0133】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、チャネルに延在するロッキングアームとハウジングから外へ延在する部分を備え、ハウジングから外へ延在する部分を手動で格納して、ロッキングアームをロックされた位置からロックされない位置に移動させる。
【0134】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、コネクタの主体の遠位端部の周囲方向に提供される少なくとも2つのロッキングアームを含む。
【0135】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放ロック機構は、ピン万力を備える。
【0136】
少なくとも1つの実施形態において、コネクタの近位端部は、光源から延在する光チャネルに接続されるように適応される。
【0137】
少なくとも1つの実施形態において、主体の近位端部は、光源と光学的に結合される。
【0138】
少なくとも1つの実施形態において、主体の近位端部は、照明ガイドワイヤの近位端の比較的小さい直径に光チャネルの比較的大きい内径を適合させるように構成される先細光チャネルを備える。
【0139】
少なくとも1つの実施形態において、主体の近位端部は、ACMI社製のライトポストを備える。
【0140】
少なくとも1つの実施形態において、迅速解放コネクタは、コネクタが光チャネルに接続されるとき、光源から延在する光チャネルに対して回転可能である。
【0141】
本発明のこれら及び他の利点並びに特性は、下記に更に十分に説明するデバイス、方法及びシステムの詳細を読めば、当業者には明らかであろう。
【0142】
他の特性及び利点は、例として説明する添付図面とともに様々な実施形態の特性を示す以下の詳細な説明から明らかになろう。