(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
インレットコネクタを充電ステーションにあるプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、前記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置であって、
前記インレットコネクタのインレットハウジングに所定角度回転可能に弾性部材により支持されて設置され、前記プラグラッチの先端が案内される連動曲面が形成される結合ラッチと、
前記プラグラッチの解除方向への移動を防ぐように、前記結合ラッチのうち、前記プラグラッチと対向する反対側に安着するように移動する固定ロッドと、
前記固定ロッドの運動のための駆動力を提供する駆動源と、
を含み、
前記インレットハウジングの取付板の縁を囲むアダプターブラケットが備えられるが、前記アダプターブラケットは前記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、前記ブラケット胴体の中央を貫通しては前記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、前記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成され、
前記アダプターブラケットの一側には前記駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、前記ブラケット胴体を貫通して前記駆動源ハウジングの内部と前記貫通部が連通するように前記固定ロッドが貫通されることを特徴とする、充電コネクタ掛止装置。
前記駆動源は、前記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々所定時間の間動作することを特徴とする、請求項1に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記結合ラッチの連動曲面は前記プラグラッチの移動方向に沿って形成されるが、頂点を中心に先端と後端が備えられ、前記先端は前記プラグラッチの挿入時にプラグラッチを案内し、前記後端はプラグラッチの後退時にプラグラッチを案内して結合ラッチが回転するようにすることを特徴とする、請求項1に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記ブラケット胴体の貫通部の内部には前記固定ロッドの移動を案内するロッドガイドが形成され、前記ロッドガイドと前記駆動源ハウジングの内部を連通させるように前記ブラケット胴体を貫通してはロッド通孔が形成されることを特徴とする、請求項5に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記結合ラッチの骨格を形成するラッチ胴体は、上面が平面であり、前記連動曲面が形成される下面はラッチ胴体の先端から始まって傾斜するように形成されてラッチ胴体の先端部から後端に行くほど厚さが厚くなるように形成され、前記ラッチ胴体の一面には前記固定ロッドの先端が安着する安着面が形成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記安着面に隣接した前記ラッチ胴体の上面には支持端が突出するように形成されて前記ラッチ胴体に前記プラグラッチにより力が加えられれば前記支持端とインレットハウジングの取付板との間に固定ロッドの先端が支持されるようにすることを特徴とする、請求項7に記載の充電コネクタ掛止装置。
固定ロッドは前記駆動源と連結具を通じて連結されるものであって、先端に前記ラッチ胴体の安着面に安着する先端押え部が備えられ、後端に前記連結具と連結されるスロットを備えた連結具が形成され、先端が後端に比べて横断面積が狭く形成されることを特徴とする、請求項8に記載の充電コネクタ掛止装置。
インレットコネクタをプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、前記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置であって、
前記プラグラッチの進入により弾性部材の弾性力を克服しながら回転して前記プラグラッチに隣接して位置する結合ラッチと、
前記結合ラッチが前記プラグラッチにより回転して前記プラグラッチに隣接して位置した状態を維持させてプラグラッチの動作を遮断するように前記結合ラッチの一側に先端が安着する固定ロッドを含み、
前記インレットコネクタのインレットハウジングの取付板の縁を囲むアダプターブラケットが備えられ、
前記アダプターブラケットは、前記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、前記ブラケット胴体の中央を貫通しては前記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、前記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成され、
前記アダプターブラケットの一側には駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、前記ブラケット胴体を貫通して前記駆動源ハウジングの内部と前記貫通部が連通するように前記固定ロッドが貫通されることを特徴とする、充電コネクタ掛止装置。
前記駆動源は前記インレットコネクタのインレットハウジングに形成された取付板の一側に位置するが、前記駆動源は前記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々所定時間の間動作することを特徴とする、請求項11に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記結合ラッチの前記安着面に隣接しては支持端が突出して形成されて前記プラグラッチが進入されていない時、前記固定ロッドが前記安着面に安着することを遮断することを特徴とする、請求項14に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記固定ロッドは前記結合ラッチの回転中心軸と平行な方向に延びて設置され、前記インレットハウジングの一側に沿って案内され、前記インレットハウジングに形成された支持台に支持されることを特徴とする、請求項10から15のいずれか一項に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記インレットコネクタのインレットハウジングには前記結合ラッチと隣接した位置に前記プラグラッチの先端が掛かる係止段が突出して形成され、前記係止段の両端には案内リブが備えられることを特徴とする、請求項16に記載の充電コネクタ掛止装置。
インレットコネクタをプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、前記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置であって、
前記プラグラッチの進入により弾性部材の弾性力を克服しながら回転して前記プラグラッチの先端に隣接して位置し、前記プラグラッチが進入されていない状態では前記弾性部材の復原力により回転軸を中心に回転して前記プラグラッチの動作を妨害しない位置にあるようになる結合ラッチと、
前記結合ラッチが前記プラグラッチにより回転して前記プラグラッチの先端に隣接して位置した状態を維持させてプラグラッチの動作を遮断するように前記結合ラッチの一側に先端が安着する固定ロッドと、
前記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々前記固定ロッドの運動のための駆動力を所定時間の間提供する駆動源と、を含み、
前記インレットコネクタのインレットハウジングには前記結合ラッチと隣接した位置に前記プラグラッチの先端が掛かる係止段が突出して形成され、前記係止段の両端には案内リブが備えられることを特徴とする、充電コネクタ掛止装置。
前記結合ラッチの前記安着面に隣接しては支持端が突出して形成されて前記プラグラッチが進入されていない時、前記固定ロッドが前記安着面に安着することを遮断することを特徴とする、請求項19に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記アダプターブラケットは前記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、前記ブラケット胴体の中央を貫通しては前記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、前記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成されることを特徴とする、請求項21に記載の充電コネクタ掛止装置。
前記アダプターブラケットの一側には前記駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、前記ブラケット胴体を貫通して前記駆動源ハウジングの内部と前記貫通部が連通するように前記固定ロッドが貫通されることを特徴とする、請求項22に記載の充電コネクタ掛止装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、上記したような必要を解決するためのものであって、自動車で充電のためのインレットコネクタにプラグコネクタと結合されて掛止されるように掛止装置を置くものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記したような目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明は、インレットコネクタを充電ステーションにあるプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、上記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置において、上記インレットコネクタのインレットハウジングに所定角度回転可能に弾性部材により支持されて設置され、上記プラグラッチの先端が案内される連動曲面が形成される結合ラッチと、上記プラグラッチの解除方向への移動を防ぐように上記結合ラッチのうち、上記プラグラッチと対向する反対側に安着するように移動する固定ロッドと、上記固定ロッドの運動のための駆動力を提供する駆動源とを含む。
【0008】
上記駆動源は、上記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々所定時間の間動作する。
【0009】
上記結合ラッチの連動曲面は、上記プラグラッチの移動方向に沿って形成されるが、頂点を中心に先端と後端が備えられ、上記先端は上記プラグラッチの挿入時にプラグラッチを案内し、上記後端はプラグラッチの後退時にプラグラッチを案内して結合ラッチが回転するようにする。
【0010】
上記駆動源は、上記インレットコネクタのインレットハウジングに形成された取付板の一側に位置する。
【0011】
上記インレットハウジングの取付板の縁を囲むアダプターブラケットが備えられるが、上記アダプターブラケットは上記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、上記ブラケット胴体の中央を貫通しては上記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、上記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成される。
【0012】
上記アダプターブラケットの一側には、上記駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、上記ブラケット胴体を貫通して上記駆動源ハウジングの内部と上記貫通部が連通するように上記固定ロッドが貫通される。
【0013】
上記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成される。
【0014】
上記ブラケット胴体の貫通部の内部には上記固定ロッドの移動を案内するロッドガイドが形成され、上記ロッドガイドと上記駆動源ハウジングの内部を連通させるように上記ブラケット胴体を貫通してはロッド通孔が形成される。
【0015】
上記結合ラッチの骨格を形成するラッチ胴体は、上面が平面であり、上記連動曲面が形成される下面はラッチ胴体の先端から始まって傾斜するように形成されて、ラッチ胴体の先端部から後端に行くほど厚さが厚くなるように形成され、上記ラッチ胴体の上面の一側には上記固定ロッドの先端が安着する安着面が形成される。
【0016】
上記安着面に隣接した上記ラッチ胴体の上面には支持端が突出するように形成されて上記ラッチ胴体に上記プラグラッチにより力が加えられれば、上記支持端とインレットハウジングの取付板との間に固定ロッドの先端が支持されるようにする。
【0017】
固定ロッドは上記駆動源と連結具を通じて連結されるものであって、先端に上記ラッチ胴体の安着面に安着する先端押え部が備えられ、後端に上記連結具と連結されるスロットを備えた連結具が形成され、先端が後端に比べて横断面積が狭く形成される。
【0018】
本発明の他の特徴によれば、本発明は、インレットコネクタをプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、上記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置において、上記プラグラッチの進入により弾性部材の弾性力を克服しながら回転して上記プラグラッチに隣接して位置する結合ラッチと、上記結合ラッチが上記プラグラッチにより回転して上記プラグラッチに隣接して位置した状態を維持させてプラグラッチの動作を遮断するように上記結合ラッチの一側に先端が安着する固定ロッドを含む。
【0019】
上記固定ロッドの運動のための駆動力を提供する駆動源をさらに含む。
【0020】
上記駆動源は、上記インレットコネクタのインレットハウジングに形成された取付板の一側に位置するが、上記駆動源は上記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々所定時間の間動作する。
【0021】
上記結合ラッチは、上記インレットハウジングに支持された回転軸に上記弾性部材により支持されて回転可能に設置される。
【0022】
上記結合ラッチの骨格を形成するラッチ胴体の一側に上記プラグコネクタ方向に下向き傾斜するように延びて連動片が備えられ、上記固定ロッドの先端が安着する安着面が一面に備えられ、上記プラグラッチの先端が進入して位置する進入空間が上記ラッチ胴体の下部に備えられる。
【0023】
上記結合ラッチの上記安着面に隣接しては支持端が突出して形成されて上記プラグラッチが進入されていない時、上記固定ロッドが上記安着面に安着することを遮断する。
【0024】
上記固定ロッドは、上記結合ラッチの回転中心軸と平行な方向に延びて設置され、上記インレットハウジングの一側に沿って案内され、上記インレットハウジングに形成された支持台に支持される。
【0025】
上記インレットコネクタのインレットハウジングには、上記結合ラッチと隣接した位置に上記プラグラッチの先端が掛かる係止段が突出して形成され、上記係止段の両端には案内リブが備えられる。
【0026】
上記インレットハウジングの取付板の縁を囲むアダプターブラケットが備えられる。
【0027】
上記アダプターブラケットは、上記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、上記ブラケット胴体の中央を貫通しては上記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、上記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成される。
【0028】
上記アダプターブラケットの一側には上記駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、上記ブラケット胴体を貫通して上記駆動源ハウジングの内部と上記貫通部が連通するように上記固定ロッドが貫通される。
【0029】
本発明の更に他の特徴によれば、本発明は、インレットコネクタをプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、上記インレットコネクタにプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置において、上記プラグラッチの進入により弾性部材の弾性力を克服しながら回転して上記プラグラッチの先端に隣接して位置し、上記プラグラッチが進入されていない状態では上記弾性部材の復原力により回転軸を中心に回転して上記プラグラッチの動作を妨害しない位置にあるようになる結合ラッチと、上記結合ラッチが上記プラグラッチにより回転して上記プラグラッチの先端に隣接して位置した状態を維持させてプラグラッチの動作を遮断するように上記結合ラッチの一側に先端が安着する固定ロッドと、上記インレットコネクタとプラグコネクタとの結合が完了した状態と充電が完了した状態で各々上記固定ロッドの運動のための駆動力を所定時間の間提供する駆動源とを含む。
【0030】
上記インレットコネクタのインレットハウジングには、上記結合ラッチと隣接した位置に上記プラグラッチの先端が掛かる係止段が突出して形成され、上記係止段の両端には案内リブが備えられる。
【0031】
上記結合ラッチは、上記インレットハウジングに支持された回転軸に上記弾性部材により支持されて回転可能に設置されるが、骨格を形成するラッチ胴体の一側に上記プラグコネクタ方向に下向き傾斜するように延びて連動片が備えられ、上記固定ロッドの先端が安着する安着面が一面に備えられ、上記プラグラッチの先端が進入して位置する進入空間が上記ラッチ胴体の下部に備えられる。
【0032】
上記結合ラッチの上記安着面に隣接しては支持端が突出して形成されて上記プラグラッチが進入されていない時、上記固定ロッドが上記安着面に安着することを遮断する。
【0033】
上記インレットハウジングの取付板の縁を囲むアダプターブラケットが備えられる。
【0034】
上記アダプターブラケットは、上記取付板の縁に沿って所定の高さを有するようにブラケット胴体が形成され、上記ブラケット胴体の中央を貫通しては上記インレットハウジングのプラグ挿入部が露出する貫通部が形成され、上記ブラケット胴体の一側にはアダプターブラケットを車両のパネルに取り付けるための取付片が形成される。
【0035】
上記アダプターブラケットの一側には、上記駆動源が安着する駆動源ハウジングが一体形成され、上記ブラケット胴体を貫通して上記駆動源ハウジングの内部と上記貫通部が連通するように上記固定ロッドが貫通される。
【0036】
本発明の更に他の特徴によれば、インレットコネクタを充電ステーションにあるプラグコネクタと結合させて充電を遂行するに当たって、上記インレットコネクタのラッチ係止段にプラグコネクタのプラグラッチが結合された状態を掛止させる充電コネクタ掛止装置において、駆動源と、上記駆動源の駆動力により動作して前後進する掛止レバーが上記ラッチ係止段に結合された上記プラグコネクタに備えられたプラグラッチの動作を遮断するレバーユニットとを含む。
【0037】
上記レバーユニットは、外観を構成するレバーハウジングと、上記レバーハウジングの内部に設置され、上記駆動源を動力の伝達を受けて正逆回転するピニオンギアと、上記ピニオンギアと連動して前後進する上記掛止レバーとを含んで構成される。
【0038】
上記掛止レバーの長手方向の一側にはカム部が形成され、上記カム部と連動して押えボタンを操作するスイッチレバーが備えられたスイッチが上記レバーハウジングの内部にさらに備えられて、上記掛止レバーの前後進完了時点を検出する。
【0039】
上記掛止レバーは、上記レバーハウジングと上記インレットコネクタが取り付けられる第1パネルを貫通し、上記インレットコネクタのコネクタハウジングに備えられた取付板を貫通するレバー通孔を通過する。
【0040】
上記駆動源は、上記インレットコネクタにプラグコネクタが結合され、充電のための操作と充電完了操作がなされるか、インレットコネクタにプラグコネクタが結合されたことが感知されるか、充電が完了したという情報を自動車の制御部が受けるようになれば、動作する。
【発明の効果】
【0041】
本発明による充電コネクタ掛止装置では、次のような効果が得られる。
【0042】
本発明では、自動車の充電のために自動車側に備えられるインレットコネクタと充電ステーションにあるプラグコネクタとが結合されれば、プラグコネクタのプラグラッチがインレットコネクタの一側に掛かり、プラグラッチの動作を遮断するように結合ラッチがプラグラッチの上端に位置し、上記結合ラッチの動作を遮断するように固定ロッドが結合ラッチを押すようになる。したがって、充電中にプラグコネクタが任意に分離されないようになって、より安全に充電が遂行できるようになる。
【0043】
そして、本発明では結合ラッチの動作を遮断する固定ロッドの前後進のための駆動源がインレットコネクタのインレットハウジングに固定されるか、インレットハウジングに固定されるアダプターブラケットに固定されて結合ラッチに隣接した位置で固定ロッドが動作するので、動力伝達効率がよくて動作特性がよくなる効果もある。
【0044】
また、本発明ではアダプターブラケットを使用するので、インレットコネクタを共用化することができ、アダプターブラケットに駆動源を設置し、掛止レバーが上記アダプターブラケットを貫通して上記駆動源と連結されるので、防水効果を上げることができる効果もある。
【0045】
そして、本発明では平常時に結合ラッチが弾性部材により固定ロッドが進入することを防止する状態にあるようになるので、固定ロッドの誤動作がなくなる効果もある。
【0046】
本発明では、結合ラッチの回転中心軸の方向と平行に固定ロッドが移動して固定ロッドがインレットハウジングの取付板により案内されるようになるので、固定ロッドのサイズが相対的に小さくても大きい力を支持できるようになる。したがって、全体的に掛止装置のサイズが小さくなり、上記固定ロッドを動作させるための駆動源の駆動力が小さくてもよいという効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0048】
以下、本発明による充電コネクタ掛止装置の好ましい実施形態を添付の図面を参考して詳細に説明する。
【0049】
図面に図示されたように、インレットコネクタ10は自動車の充電のためのものであって、自動車の一側に取り付けられて充電ステーションのプラグコネクタ40が結合される部分である。上記インレットコネクタ10の外観と骨格をインレットハウジング11が形成する。上記インレットハウジング11は、合成樹脂材質で作られる。上記インレットハウジング11の後端には絶縁性合成樹脂で作られる板形状の取付板12が備えられる。
【0050】
上記取付板12には略円筒形のプラグ挿入部14が突出して形成される。上記プラグ挿入部14の内部には円筒形のターミナル設置部15が形成される。上記ターミナル設置部15を前後に貫通してはターミナル安着空間16が形成される。上記ターミナル安着空間16の内部には導電性金属材質で作られたターミナル(図示せず)が設置される。上記プラグ挿入部14の外面の一側には、係止段17が形成される。上記係止段17は、以下に説明されるプラグコネクタ40のプラグラッチ42が掛かる部分である。上記係止段17が両端に該当する上記プラグ挿入部14の外面には案内リブ17'が並んで形成されている。上記案内リブ17'は、上記係止段17にプラグラッチ42が正確に案内されて入るようにする。
【0051】
上記案内リブ17'が備えられたプラグ挿入部14に隣接した取付板12の上にはラッチ支持板18の2つが互いに所定の間隔を置いて形成されている。上記ラッチ支持板18は、上記取付板12の表面に直交するように突出する。上記ラッチ支持板18には、以下に説明される結合ラッチ20が所定角度だけ回転可能に設置される。上記ラッチ支持板18のうちの1つには一部が切欠されて連動部19が形成される。上記連動部19は、以下に説明される固定ロッド27が位置して前後進する部分である。参考に、上記インレットコネクタ10において、本発明の要旨に該当しない構成に対する説明は省略する。
【0052】
上記インレットハウジング11のラッチ支持板18の間には結合ラッチ20が設置される。上記結合ラッチ20は、上記係止段17に掛かったプラグラッチ42を直接押してやる役割をする。上記結合ラッチ20は、
図4及び
図5に図示したように、側方向から見る時、骨格を形成するラッチ胴体21が略三角形の断面を有する。上記ラッチ胴体21の先端部22は他の部分に比べて先端に行くほど相対的に厚さが薄くなっている。
【0053】
上記ラッチ胴体21は、
図4に図示したように、上面Tは略平面となり、下面Uは先端部22から始まって傾斜するように形成される。上記下面Uには、
図4に示すように、連動曲面23が備えられる。上記連動曲面23は、上記下面Uの中央部分に沿って延びるように形成される。上記連動曲面23は、以下に説明されるプラグラッチ42の先端が案内できるようにする役割をする。上記連動曲面23は、上記先端部22から始まって後端まで所定の幅を有して形成されるものであって、その頂点部を基準に先端23'と後端23"とに分けて見ることができる。これら連動曲面23の先端23'と後端23"は、以下に説明されるプラグラッチ42が進入する時と抜け出す時、各々プラグラッチ42の先端に形成された曲面と連動する部分である。この連動曲面23により一定以上の力をプラグコネクタ40に提供すれば、プラグラッチ42が結合ラッチ20の存在にかかわらず、移動可能になる。
【0054】
上記結合ラッチ20は、その後端部を貫通して回転軸24が備えられるが、上記回転軸24を中心に所定角度回転する。このために、上記回転軸24には弾性部材24'が設置される。上記弾性部材24'は一側が上記結合ラッチ20に支持され、他側の上記取付板12やインレットハウジング11に支持されて設置される。上記弾性部材24'にはトーションスプリングが使われることがよい。上記弾性部材24'としてトーションスプリングが使われることにより上記結合ラッチ20が特定の位置に立っているようになり、その位置で回転するには上記弾性部材24'の弾性力を克服しなければならない。上記結合ラッチ20は、
図2に図示したように、上記下面Uが上記係止段17と所定の間隔を有することができるように位置が設定される。
【0055】
上記結合ラッチ20のラッチ胴体21の後端の中央には開口部24"が形成される。上記開口部24"は、上記連動曲面23の幅に該当する幅を有するように形成される。上記開口部24"は、上記ラッチ胴体21を貫通して形成され、一側、即ち上記ラッチ胴体21の後端が開放されている。
【0056】
上記ラッチ胴体21の上面Tの後端には安着面25が形成される。上記安着面25は平面であって、以下に説明される固定ロッド27の先端が安着する部分である。上記安着面25は、四角形状の平面で形成される。上記安着面25に隣接しては上記上面Tに突出するように支持端26が形成される。上記支持端26の一面は以下に説明される固定ロッド27の先端の一面と対応する位置にいるので、結合ラッチ20に力が作用した時、固定ロッド27に支持されてラッチ胴体21が回転しないようにする役割をする。
【0057】
上記取付板12の連動部19を貫通するように固定ロッド27が設置される。上記固定ロッド27は先端に先端押え部28が備えられ、後端に連結部29が備えられる。上記先端押え部28は、本実施形態で横断面が四角形状となる。上記先端押え部28は、上記結合ラッチ20の安着面25に安着して結合ラッチ20の回転を防止する役割をする。上記固定ロッド27は、先端押え部28側が相対的に横断面の面積が小さく、後端の連結部29側が相対的に横断面の面積が大きく形成される。
【0058】
上記固定ロッド27の上記連結部29には、上記固定ロッド27の後端を横に貫通する連結スロット29'があり、この連結スロット29'は固定ロッド27の後端部に向けて一部が開放される。この開放された部分を開放口29"という。上記連結スロット29'には以下に説明される駆動源38の連結具38'の先端が掛かる部分である。
【0059】
上記インレットハウジング11の取付板12の前面の縁に沿って付着されるようにアダプターブラケット30が備えられる。上記アダプターブラケット30は、上記インレットコネクタ10を多様な種類の車両の多様な形態のパネルに取り付けるように構成される。これは、1つのインレットコネクタ10を生産して、上記アダプターブラケット30のみ異にすれば、多様な車種に同一なインレットコネクタ10を使用することができるようにするためである。
【0060】
上記アダプターブラケット30の骨格をブラケット胴体31が形成する。上記ブラケット胴体31は、上記インレットハウジング11の取付板12の縁に沿って所定の高さを有するように形成される。上記ブラケット胴体31の中央を貫通しては貫通部32が形成される。上記貫通部32の内に上記プラグ挿入部14などが位置して露出する。
【0061】
上記ブラケット胴体31には、多数の個所に上記インレットハウジング11の取付板12との結合のための結合孔33が形成される。上記ブラケット胴体31の一側には取付片35が形成される。上記取付片35は、アダプターブラケット30を車両のパネルに取り付けるためのものである。
【0062】
上記ブラケット胴体31には、上記固定ロッド27の移動を案内するためのロッドガイド36が形成されている。上記ロッドガイド36は、上記固定ロッド27の少なくとも3面を囲んで移動を案内する役割をする。上記ロッドガイド36は、上記インレットハウジング11の取付板12に形成されることもできる。上記ロッドガイド36がブラケット胴体31と連結される部分には上記ブラケット胴体31を貫通してロッド通孔36'が形成される。上記ロッド通孔36'は、以下に説明される駆動源ハウジング37の内部と上記貫通部32とを互いに連通させる役割をする。
【0063】
上記ブラケット胴体31の一側には、駆動源ハウジング37が形成される。上記駆動源ハウジング37の内部には駆動源38が安着し、上記駆動源ハウジング37を外部と遮蔽するように駆動源カバー37'が備えられる。上記駆動源ハウジング37の内部に設置された駆動源38の動力は、上記ロッド通孔36'を貫通して上記固定ロッド27と連結される連結具38'により伝達される。
【0064】
参考に、上記駆動源38が必ず上記ブラケット胴体31に設置される必要はない。上記インレットハウジング11の取付板12に駆動源38が取付されることもできる。このためには、上記取付板12が図示された実施形態でよりは大きくならなければならない。この場合には、上記ブラケット胴体31の貫通部32に該当する位置に上記駆動源38があるようになる。
【0065】
一方、本発明において、上記駆動源38は動力を提供するだけでなく、その動力を上記固定ロッド27の直線往復動に変える構成までも含む。例えば、本明細書ではモータの回転力をピニオンとラックを用いて直線運動に変える構成を全て含んで駆動源38と定義する。
【0066】
次に、上記インレットコネクタ10に結合されるプラグコネクタ40の要部構成のみを説明する。プラグコネクタ40は、充電ステーションに備えられるものであって、外観をプラグハウジング41が構成する。上記プラグコネクタ40にはプラグラッチ42が設置されている。上記プラグラッチ42は、作業者がプラグコネクタ40を取ってインレットコネクタ10に挿入すれば、インレットコネクタ10の係止段17に掛かる部分である。上記プラグラッチ42の先端には、先端曲面43がある。上記先端曲面43は、プラグラッチ42が上記係止段17に掛かるために移動する時、係止段17により案内される部分である。
【0067】
以下、上記したような構成を有する本発明による充電コネクタ掛止装置の動作を説明する。
【0068】
図7の(a)には、プラグコネクタ40のプラグラッチ42がインレットコネクタ10の係止段17の近くに今し進入した状態が図示されている。この際、上記結合ラッチ20は上記弾性部材20'により上記係止段17と所定の間隔を維持するように設置されている状態である。上記固定ロッド27は、上記駆動源38側に移動されている状態である。この状態で上記結合ラッチ20に力が与えられれば、結合ラッチ20は弾性部材20'の弾性力を克服しながら回転するようになる。
【0069】
図7の(b)に図示されたように、プラグコネクタ40が続けてインレットコネクタ10側に移動すれば、上記プラグラッチ42の先端曲面43が上記係止段17に沿って案内され、これと共に、上記結合ラッチ20にプラグラッチ42の先端が上記連動曲面23に沿って案内されながら結合ラッチ20が上記回転軸24を中心に図面に図示されたように持ち上げられるようにする。
【0070】
上記プラグラッチ42が上記係止段17に掛かる直前である
図7の(c)状態では、上記プラグラッチ42の先端が上記結合ラッチ20の連動曲面23の後端23"側に案内される。この状態を経て
図7の(d)の状態になれば、上記係止段17に上記プラグラッチ42が掛かる。その時は上記プラグラッチ42が図面を基準に相対的に低い位置に行きながら上記結合ラッチ20もほとんど元の状態に回転するようになる。参考に、
図7の(d)状態では、上記固定ロッド27が上記結合ラッチ20から離れている状態である。即ち、
図8の(a)の状態と見ればよい。この状態では、上記インレットコネクタ10のターミナルとプラグコネクタ40のターミナルとが互いに結合されて電気的な連結がなされた状態である。このような電気的な結合がなされれば、その情報が上記駆動源38に伝達されて上記駆動源38が動作する。
【0071】
上記駆動源38が動作すれば、上記固定ロッド27が前進して
図8の(b)に示すように、上記結合ラッチ20の安着面25に先端押え部28が安着する。上記固定ロッド27の先端押え部28が上記結合ラッチ20の安着面25に安着すれば、上記結合ラッチ20が上記係止段17から遠ざかる方向への回転が遮断される。これは、上記固定ロッド27が上記安着面25を押してやっているためである。特に、上記固定ロッド27は一側面が上記インレットハウジング10の取付板12に支持され、他側面が上記結合ラッチ20の支持端26に支持されているため、上記結合ラッチ20が回転しようとすることを遮断するようになる。
【0072】
ここで、上記結合ラッチ20が回転しなくなれば、上記プラグラッチ42が上記係止段17から抜け出すことができることを意味する。上記プラグラッチ42が係止段17から抜け出すことができなければ、上記インレットコネクタ10からプラグコネクタ40が分離できない。
【0073】
一方、上記プラグラッチ42が上記係止段17から抜け出すことができないようにすることを上記結合ラッチ20無しで上記固定ロッド27が直接行うようにする場合には、上記プラグラッチ42が係止段17から抜け出そうとする動作により上記固定ロッド27の先端が持ち上げられるようになり、このように固定ロッド27が持ち上げられるようになれば、上記駆動源38側にその力が伝達できるようになる。したがって、上記固定ロッド27と連結具38'との結合状態が乱れたり、激しい場合、上記駆動源38に影響を及ぼして駆動源38が損傷されたりすることもある。したがって、上記結合ラッチ20を使用することは駆動源38への影響無しで上記インレットコネクタ10とプラグコネクタ40との結合状態が維持できるようにする。
【0074】
一方、充電が完了すれば、充電完了信号が提供される。この信号によって駆動源38が動作する。上記駆動源38の動作により固定ロッド27は上記結合ラッチ20から遠ざかるようになる。上記結合ラッチ20から上記固定ロッド27が遠ざかれば、上記結合ラッチ20は回転可能な状態となる。即ち、
図8の(a)の状態である。
【0075】
上記固定ロッド27が結合ラッチ20から外れている状態では、上記結合ラッチ20が一定以上の力により回転できるので、作業者が上記プラグコネクタ40を取って、上記プラグラッチ42を押さえれば、
図7の逆順に上記プラグラッチ42と結合ラッチ20が動作しながら上記プラグラッチ42が係止段17から抜け出てプラグコネクタ40をインレットコネクタ10から分離できるようになる。
【0076】
[発明の実施のための形態]
次に、本発明の他の実施形態を
図9から
図16を参考して詳細に説明する。
【0077】
図面に図示されたように、インレットコネクタ110は自動車の充電のためのものであって、自動車の一側に取り付けられて充電ステーションのプラグコネクタ140が結合される部分である。上記インレットコネクタ110の外観と骨格をインレットハウジング111が形成する。上記インレットハウジング111は、合成樹脂材質で作られる。上記インレットハウジング111の後端には絶縁性合成樹脂で作られる板形状の取付板112が備えられる。
【0078】
上記取付板112の一側には以下に説明される固定ロッド127を支持する支持台113が突出して形成される。上記支持台113は、上記インレットハウジング111に固定ロッド127を支持して結合ラッチ120から伝達される力を支持するようにする。上記支持台113を上記取付板112に突出させて形成したことは、固定ロッド127の必要な部分のみ支持されるようにするためである。
【0079】
上記取付板112には、略円筒形のプラグ挿入部114が突出して形成される。上記プラグ挿入部114の内部には円筒形のターミナル設置部115が形成される。上記ターミナル設置部115を前後に貫通してはターミナル安着空間116が形成される。上記ターミナル安着空間116の内部には導電性金属材質で作られたターミナル116'が設置される。上記プラグ挿入部114の外面の一側には係止段117が形成される。上記係止段117は以下に説明されるプラグコネクタ140のプラグラッチ142が掛かる部分である。上記係止段117が両端に該当する上記プラグ挿入部114の外面には案内リブ117'一対が並んで形成されている。上記案内リブ117'対は上記係止段117にプラグラッチ142が正確に案内されて入るようにする。
【0080】
上記案内リブ117'が備えられたプラグ挿入部114に隣接した取付板112の上には、ラッチ支持板118の2つが互いに所定の間隔を置いて形成されている。上記ラッチ支持板118は、上記取付板112の表面に直交するように突出する。上記ラッチ支持板118には以下に説明される結合ラッチ120が所定角度だけ回転可能に設置される。上記ラッチ支持板118のうちの1つには、
図11に図示したように、一部が切欠されて連動部119が形成される。上記連動部119は以下に説明される固定ロッド127が位置して前後進する部分である。参考に、上記インレットコネクタ110において、本発明の要旨に該当しない構成に対する説明は省略する。
【0081】
上記インレットハウジング111のラッチ支持板118の間には結合ラッチ120が設置される。上記結合ラッチ120は、上記係止段117に掛かったプラグラッチ142を直接押してやる役割をする。上記結合ラッチ120は、
図12及び
図13に図示したように、ラッチ胴体121が骨格を形成する。上記ラッチ胴体121の下側の内部には進入空間121'が形成される。上記進入空間121'は、上記ラッチ胴体121の下部及び前方に開口されて形成されて、上記プラグラッチ142の先端が位置する。
【0082】
上記ラッチ胴体121の進入空間121'の後端を形成するように連動片122が備えられる。上記連動片122は、上記ラッチ胴体121の下部に延びて上記プラグラッチ142の先端と対向するように接触する。上記連動片122が上記プラグラッチ142の先端により押されればラッチ胴体121が回転する。
【0083】
上記ラッチ胴体121は、
図12及び
図13に図示したように、上面Tは略平面となり、ラッチ胴体121の幅方向の中央の断面は、
図10に図示したように略‘L’字型になるが、上記進入空間121'の天頂と上記連動片122により、このような形状が作られる。
【0084】
上記結合ラッチ120のラッチ胴体121を貫通しては回転軸124が備えられるが、上記回転軸124が貫通する部分は略上記連動片122の上端側である。上記結合ラッチ120は、上記回転軸124を中心に所定角度回転する。このために、上記回転軸124には弾性部材124'が設置される。上記弾性部材124'は、一側が上記結合ラッチ120に支持され、他側の上記取付板112やインレットハウジング111に支持されて設置される。上記弾性部材124'にはトーションスプリングが使われることがよい。上記弾性部材124'としてトーションスプリングが使われることにより上記結合ラッチ120が特定の位置に立っているようになり、その位置で回転するには上記弾性部材124'の弾性力を克服しなければならない。上記結合ラッチ120は、
図10に図示したように、平常時には上記連動片122が前方に向けて下向き傾斜するように突出した状態で配置される。このように、結合ラッチ120が位置すれば固定ロッド127が上記結合ラッチ120の上面T側に移動することが平常時に防止される。
【0085】
上記ラッチ胴体121の上面Tの後端には安着面125が形成される。上記安着面125は平面であって、以下に説明される固定ロッド127の先端が安着する部分である。上記安着面125は四角形状の平面で形成される。上記安着面125に隣接しては上記上面Tに突出するように支持端126が形成される。上記支持端126の一面は以下に説明される固定ロッド127の先端の一面と対応する位置においてプラグコネクタが結合されていない状態では上記固定ロッド127が前進して上記安着面125に安着することを防止する役割をする。
【0086】
上記取付板112の連動部119を貫通するように固定ロッド127が設置される。上記固定ロッド127は、上記連動部119を貫通することにより上記インレットハウジング111の取付板112によりその移動方向が案内されると共に支持される。このように、固定ロッド127が上記取付板112に沿って案内されることにより上記結合ラッチ120を通じて作用する力をよりよく耐えることができる。即ち、相対的に上記固定ロッド127の寸法が小さくても上記取付板112に支持されることにより相対的に大きい力を耐えることができるようになる。即ち、上記結合ラッチ120の回転中心軸と平行な方向に固定ロッド127が延びて、その方向に移動するようになっているので、上記結合ラッチ120の回転中心軸と交差するように固定ロッド127が設置されることに比べて固定ロッド127が遥かに大きい力を耐えることができるようになる。
【0087】
上記固定ロッド127は、先端に先端押え部128が備えられる。上記先端押え部128は、本実施形態で横断面が四角形状となる。上記先端押え部128は、上記結合ラッチ120の安着面125に安着して結合ラッチ120の回転を防止する役割をする。上記固定ロッド127は、先端押え部128側が相対的に横断面の面積が小さくなって、上記安着面125への進入をより円滑にする。上記固定ロッド127の後端に備えられる構成は説明を省略する。上記固定ロッド127の後端は、以下に説明される駆動源138側と連結される。
【0088】
上記インレットハウジング111の取付板112の前面の縁に沿って付着されるようにアダプターブラケット130が備えられる。上記アダプターブラケット130は、上記インレットコネクタ110を多様な種類の自動車の多様な形態のパネルに取り付けるように構成される。これは、1つのインレットコネクタ110を生産して、上記アダプターブラケット130のみ異にすれば、多様な車種に同一なインレットコネクタ110が使用できるようにするためである。
【0089】
上記アダプターブラケット130の骨格をブラケット胴体131が形成する。上記ブラケット胴体131は、上記インレットハウジング111の取付板112の縁に沿って所定の高さを有するように形成される。上記ブラケット胴体131の中央を貫通しては貫通部132が形成される。上記貫通部132の内に上記プラグ挿入部114などが位置して露出する。
【0090】
上記ブラケット胴体131には、多数の個所に上記インレットハウジング111の取付板112との結合のための結合孔133が形成される。上記ブラケット胴体131の一側には取付片135が形成される。上記取付片135は、アダプターブラケット130を自動車のパネルに取り付けるためのものである。
【0091】
上記ブラケット胴体131には上記固定ロッド127の移動を案内するためのロッドガイド136が形成されている。上記ロッドガイド136は、上記固定ロッド127を囲んで移動を案内する役割をする。上記ロッドガイド136は、上記インレットハウジング111の取付板112に形成されることもできる。上記ロッドガイド136がブラケット胴体131と連結される部分には上記ブラケット胴体131を貫通してロッド通孔136'が形成される。上記ロッド通孔136'は、以下に説明される駆動源ハウジング137の内部と上記貫通部132とを互いに連通させる役割をする。
【0092】
上記ブラケット胴体131の一側には駆動源ハウジング137が形成される。上記駆動源ハウジング137の内部には駆動源138が安着し、上記駆動源ハウジング137を外部と遮蔽するように駆動源カバー137'が備えられる。上記駆動源ハウジング137の内部に設置された駆動源138の動力は、上記ロッド通孔136'を貫通する上記固定ロッド127を駆動させる。
【0093】
参考に、上記駆動源138が必ず上記ブラケット胴体131に設置される必要はない。上記インレットハウジング111の取付板112に駆動源138が取付されることもできる。このためには、上記取付板112が図示された実施形態でよりは大きくならなければならない。この場合には、上記ブラケット胴体131の貫通部132に該当する位置に上記駆動源138があるようになる。
【0094】
一方、本発明において、上記駆動源138は動力を提供するだけでなく、その動力を上記固定ロッド127の直線往復動に変える構成までも含む。例えば、本明細書ではモータの回転力をピニオンとラックを用いて直線運動に変える構成を全て含んで駆動源138と定義する。上記駆動源138で実際に動力を提供することはモータの他にもソレノイドなど、多様なものが使用できる。ソレノイドが使われる場合には、固定ロッド127の直線運動はソレノイドにより直ちに作られる。
【0095】
次に、
図10を参考して、上記インレットコネクタ110に結合されるプラグコネクタ140の要部構成のみを説明する。プラグコネクタ140は充電ステーションに備えられるものであって、外観をプラグハウジング141が構成する。上記プラグコネクタ140には、プラグラッチ142が設置されている。上記プラグラッチ142は、作業者がプラグコネクタ140を取ってインレットコネクタ110に挿入すれば、インレットコネクタ110の係止段117に掛かる部分である。上記プラグラッチ142の先端には、先端曲面143がある。上記先端曲面143は、プラグラッチ142が上記係止段117に掛かるために移動する時、係止段117により案内される部分である。
【0096】
以下、上記したような構成を有する本発明の他の実施形態の動作を説明する。
【0097】
図15の(a)には、プラグコネクタ140のプラグラッチ142がインレットコネクタ110の係止段117の近くに今し進入した状態が図示されている。この際、上記結合ラッチ120は上記弾性部材124'により上記係止段117と所定の間隔を維持するように設置されている状態である。上記固定ロッド127は、上記駆動源138側に移動されている状態である。この状態で上記結合ラッチ120に力が与えられれば、結合ラッチ120は弾性部材124'の弾性力を克服しながら回転するようになる。
【0098】
図15の(b)に図示したように、プラグコネクタ140が続けてインレットコネクタ110側に移動すれば、上記プラグラッチ142の先端曲面143が上記係止段117に沿って案内され、上記係止段117を過ぎた位置で上記プラグラッチ142の先端が上記結合ラッチ120の上記連動片122を押すようになる(
図15の(c))。上記連動片122は先端が前方に向けて下向き傾斜するように延びていてから、上記プラグラッチ142の先端により押されて上記結合ラッチ120が上記回転軸124を中心に上記弾性部材124'の弾性力を克服しながら回転するようにする。
【0099】
上記連動片122が上記プラグラッチ142により押されれば、上記結合ラッチ120の下部が上記プラグラッチ142の先端の上部に位置するようになる。即ち、上記結合ラッチ120の進入空間121'に上記プラグラッチ142の先端が位置するようになる。そして、上記プラグラッチ142の先端は上記係止段117に掛かるようになる。このような状態が
図15の(d)に図示されている。
【0100】
参考に、
図15の(d)の状態では、上記結合ラッチ120が上記回転軸124を中心に回転して上記安着面125が上記固定ロッド127の進入が可能な位置にあるようになる。例えば、
図15の(a)から(c)の状態では、上記支持端126が上記固定ロッド127の進入を防止するようになる。この状態は、
図16の(a)に図示されている。
【0101】
参考に、
図15の(d)状態では、まだ上記固定ロッド127が上記結合ラッチ120に移動していない状態である。この状態では、上記インレットコネクタ110のターミナルとプラグコネクタ140のターミナルとが互いに結合されて電気的な連結がなされた状態である。このような電気的な結合がなされれば、その情報が上記駆動源138に伝達されて上記駆動源138が動作する。
【0102】
上記駆動源138が動作すれば、上記固定ロッド127が前進して
図16の(b)に図示したように、上記結合ラッチ120の安着面125に先端押え部128が安着する。上記固定ロッド127の先端押え部128が上記結合ラッチ120の安着面125に安着すれば、上記結合ラッチ120の回転が遮断されて、上記プラグラッチ142に力を提供しても結合ラッチ120のため、動作しない。
【0103】
これは、上記固定ロッド127が上記安着面125を押してやっているためである。特に、上記固定ロッド127は一側面が上記インレットハウジング110の取付板112に支持され、他側面が上記結合ラッチ120の支持端126に支持されているため、上記結合ラッチ120が回転しようとすることを遮断するようになる。
【0104】
ここで、上記結合ラッチ120が回転しなくなれば、上記プラグラッチ142が上記係止段117から抜け出すことができないことを意味する。上記プラグラッチ142が係止段117から抜け出すことができなければ、上記インレットコネクタ110からプラグコネクタ140が分離できない。
【0105】
一方、上記プラグラッチ142が上記係止段117から抜け出すことができないようにすることを上記結合ラッチ120無しで上記固定ロッド127が直接行うようにする場合には、上記プラグラッチ142が係止段117から抜け出そうとする動作により上記固定ロッド127の先端が持ち上げられるようになり、このように固定ロッド127が持ち上げられるようになれば、上記駆動源138側にその力が伝達できるようになる。したがって、上記固定ロッド127と駆動源138との連結に影響を及ぼして、駆動源138が損傷されることもある。したがって、上記結合ラッチ120を使用することは駆動源138への影響無しで上記インレットコネクタ110とプラグコネクタ140との結合状態を維持できるようにする。
【0106】
一方、充電が完了すれば、充電完了信号が提供される。この信号によって、駆動源138が動作する。上記駆動源138の動作により固定ロッド127は上記結合ラッチ120から遠ざかるようになる。上記結合ラッチ120から上記固定ロッド127が遠ざかれば、上記結合ラッチ120は回転可能な状態となる。即ち、
図8の(a)の状態である。
【0107】
上記固定ロッド127が結合ラッチ120から外れている状態では、上記結合ラッチ120が一定以上の力により回転できるので、作業者が上記プラグコネクタ140を取って上記プラグラッチ142を押さえれば、
図15の逆順に上記プラグラッチ142と結合ラッチ120が動作しながら上記プラグラッチ142が係止段117から抜け出てプラグコネクタ140をインレットコネクタ110から分離できるようになる。
【0108】
一方、
図17の以下には本発明の更に他の実施形態が図示されている。ここに図示されたことによれば、インレットコネクタ210は自動車の充電のためのものであって、車両にある第1パネル220(
図19参考)に取り付けられて充電ステーションのプラグコネクタ224(
図20参考)が結合される部分である。上記インレットコネクタ210の外観と骨格を絶縁性合成樹脂で作られるコネクタハウジング212が形成する。上記コネクタハウジング212には、略円筒形のプラグ結合部213が突出して備えられる。上記プラグ結合部213は、相対コネクタであるプラグコネクタ224が結合される部分である。上記プラグ結合部213の内部には、ターミナル安着部(図示せず)が前後に貫通するように形成される。上記ターミナル安着部の内部にはターミナル(図示せず)が位置する。
【0109】
上記プラグ結合部213の外面の一側にはラッチ係止段214が形成される。上記ラッチ係止段214は充電ステーションのプラグコネクタ224に備えられるプラグラッチ226が結合される部分である。上記ラッチ係止段214は、上記コネクタハウジング212の外面の一側に形成されることがよい。
【0110】
上記コネクタハウジング212の外側面には、コネクタハウジング212の前後方向の中間程に取付板216が備えられる。上記取付板216は、上記コネクタハウジング212の外面を囲んで所定の幅だけサイズ板形状に突出するように形成される。上記取付板216は、コネクタハウジング212を第1パネル220に取り付けるためのものである。このために、上記取付板216には取付孔216'が多数個穿孔される。
【0111】
上記取付板216には、レバー通孔218が穿孔される。上記レバー通孔218は、プラグコネクタ224のプラグラッチ226を掛止させるための掛止レバー243が貫通して設置される部分である。上記レバー通孔218は、上記コネクタハウジング212の外面のラッチ係止段214と対応する位置に形成される。即ち、上記コネクタハウジング212を上方から平面図として見る時、長手方向の仮想の延長線が上記ラッチ係止段214とレバー通孔218を通過するようになる。上記のような構成を有するインレットコネクタ210は、上記取付板216が自動車の第1パネル220に取り付けられる。上記取付板216は、上記第1パネル220の外面に取付できる。図面符号222は、プラグ結合部213の入口を充電しない時に塞ぐカバーである。
【0112】
一方、上記インレットコネクタ210と結合されるプラグコネクタ224は、便宜上、その構成の一部のみ
図19と
図20に図示されている。プラグコネクタ224は、充電ステーションにあるものであって、上記インレットコネクタ210と結合されて自動車のバッテリーを充電するようになる。上記プラグコネクタ224には、プラグラッチ226が先端の上部に突出するように備えられいるので、上記インレットコネクタ210のラッチ係止段214に掛かる。上記プラグラッチ226の先端には、ラッチ段228が上記ラッチ係止段214に掛かるように突出して形成されている。上記プラグラッチ226は、上記インレットコネクタ210にプラグコネクタ224が挿入されて結合されれば、上記ラッチ段228が上記ラッチ係止段214に掛かってインレットコネクタ210とプラグコネクタ224とが結合されるようにする。
【0113】
したがって、上記ラッチ段228が上記ラッチ係止段214から分離されない限り、上記インレットコネクタ210とプラグコネクタ224との間の結合は解除されない。仮に、充電が完了して上記プラグコネクタ224をインレットコネクタ210から分離するためには、上記プラグラッチ226を作業者が操作して上記ラッチ係止段214から上記ラッチ段228が分離されるようにしなければならない。
【0114】
本実施形態では、駆動源230が備えられる。上記駆動源230は、本実施形態で出力軸232のみを図示している。上記駆動源230は、上記第1パネル220の背面に該当する位置にあるようになる。勿論、駆動源230の位置は設計条件によって異になることができる。上記駆動源230は、自体に減速器が備えられることもできる。これは、最も適切な駆動力が駆動源230から出ることができるようにするためである。上記駆動源の例として、電気により駆動されるモータがある。
【0115】
上記駆動源230の出力軸232はレバーユニット236に連結される。上記レバーユニット236は、レバーハウジング238が外観と骨格を構成する。上記レバーハウジング238は、ハウジング胴体239にハウジングカバー239'が覆われて内部の空間が外部と遮蔽される。上記レバーハウジング238は、全体的に略平たい六面体のボックス形態である。上記ハウジング胴体239は、その上面が開放されたボックス形態であり、上記ハウジング胴体239の開放された上面を上記ハウジングカバー239'が覆って内部空間を遮蔽する。上記レバーハウジング238を貫通して上記出力軸232が内部に延びる。
【0116】
上記レバーハウジング238の内部にはピニオンギア241が設置される。上記ピニオンギア241は、上記出力軸232に連結されて駆動源230の駆動力により回転する。
【0117】
上記ピニオンギア241の回転により長手方向の前後に直線運動をする掛止レバー243が備えられる。上記掛止レバー243は、一部は上記レバーハウジング238の内部に位置し、先端は上記レバーハウジング238を貫通して延びて上記取付板216のレバー通孔218に位置する。上記掛止レバー243は、上記レバーハウジング238の内外部に移動可能に構成される。上記掛止レバー243は、先端部分が平常時には上記取付板216のレバー通孔218の内にあり、上記駆動源230により動作すれば、上記レバー通孔218を貫通して上記プラグコネクタ224のプラグラッチ226の上部に位置してプラグラッチ226の回転を遮断するようになる。
【0118】
上記掛止レバー243には、上記ピニオンギア241と噛み合うラックギア部245が一定区間に亘って形成される。上記ラックギア部245は、上記ピニオンギア241の回転運動の伝達を受けて上記掛止レバー243が直線運動するようにする。
【0119】
また、上記掛止レバー243には長手方向の一側面にカム部247が形成される。上記カム部247は、上記掛止レバー243の動作状態を検出するためのものである。このために、上記レバーハウジング238の内部には上記カム部247に隣接してスイッチ249が備えられる。上記スイッチ249は、その一側に押えボタン251が備えられ、上記押えボタン251の操作のためのスイッチレバー253が備えられる。上記スイッチレバー253は、上記掛止レバー243のカム部247に連動して動作する。即ち、掛止レバー243が前方に突出すれば、上記カム部247もやはり移動して上記スイッチレバー253を移動させて、上記スイッチレバー253が押えボタン251を押してやる。このようにすることによって、上記掛止レバー243の動作状態をスイッチ249が感知して自動車の制御部に伝達するようになる。
【0120】
以下、上記したような構成を有する本実施形態の動作を詳細に説明する。
【0121】
本実施形態において、上記インレットコネクタ210は、上記第1パネル220の外面にその取付板216の前部分が露出するように設置される。勿論、コネクタハウジング212の一部は上記第1パネル220に位置する。
【0122】
上記駆動源230が動作して掛止レバー243を前進させることは、上記プラグコネクタ224がインレットコネクタ210に結合されて上記プラグラッチ226が上記ラッチ係止段214に掛かった以後である。例えば、ユーザがプラグコネクタ224をインレットコネクタ210に結合させた後、充電ステーションで必要な操作をして充電を開示するという信号を受けて駆動源230が動作できる。勿論、上記プラグコネクタ224がインレットコネクタ210に結合されれば、これを感知して駆動源230が動作して掛止レバー243が前進するようになることもできる。
【0123】
そして、前進されている掛止レバー243がまた原位置に後進することは、上記駆動源230が逆方向への駆動力を提供すればよいが、これは充電完了後に充電ステーションで必要な操作をして信号を提供したり、充電完了を自動車制御部が認識したりすることにより、駆動源230を動作させることができる。
【0124】
充電のためには、上記プラグコネクタ224を上記インレットコネクタ210に結合させればよい。これらの結合がなされれば、
図20に図示されたように、プラグラッチ226がラッチ係止段214に掛かるようになる。このようになれば、プラグコネクタ224とインレットコネクタ210とが結合されて任意に分離できなくなる。勿論、上記プラグラッチ226を操作すれば、プラグラッチ226がラッチ係止段214から分離できる。
【0125】
しかしながら、充電中には上記インレットコネクタ210で上記プラグコネクタ224が任意に分離されてはならないので、上記掛止レバー243を前進させて上記プラグラッチ226が動作できなくする。言い換えると、充電のための操作をしたり、上記プラグコネクタ224が上記インレットコネクタ210に結合されたりすれば、上記駆動源230が動作する。上記駆動源230が駆動力を提供すれば、上記出力軸232が動作し、上記出力軸232の動作により上記ピニオンギア241が回転する。上記ピニオンギア241が回転すれば、上記ピニオンギア241に噛み合っている上記掛止レバー243のラックギア部245との連動を通じて上記掛止レバー243が動作する。
【0126】
上記掛止レバー243が動作して前進すれば、上記レバー通孔218から突出して
図21に図示されたように、上記プラグラッチ226の先端の上方に先端が位置するようになる。上記掛止レバー243の先端が上記プラグラッチ226の先端の上方にあるようになれば、上記プラグラッチ226は上記ラッチ係止段214からラッチ段228が分離されるように回転することが遮断される。したがって、充電中には上記プラグラッチ226が任意に動作できなくなって、ユーザや第3者の不注意や失策などにより充電中にプラグコネクタ224がインレットコネクタ210から分離されることを徹底に防止することができる。
【0127】
一方、充電が完了すれば、上記プラグコネクタ224をインレットコネクタ210から分離しなければならないが、この場合、ユーザが充電ステーションに充電完了に対する操作をしたり、自動車の制御部が充電が完了したという信号を受けたりすることにより、上記駆動源230が動作する。この際、上記駆動源230は先とは反対方向の駆動力を提供して上記掛止レバー243が後進するようにする。上記掛止レバー243が後進すれば、掛止レバー243の先端が上記レバー通孔218に位置するようになり、これ以上上記プラグラッチ226の動作を妨害しなくなる。
【0128】
このような状態では、上記プラグラッチ226を操作して回転させて上記ラッチ段228が上記ラッチ係止段214から分離されるようにし、プラグコネクタ224をインレットコネクタ210から分離すればよい。
【0129】
上記駆動源230の動作が始まってから動作を止める時点は、上記スイッチ249の感知により決定される。即ち、上記掛止レバー243の前後進動作により上記カム部247がスイッチレバー253を操作して押えボタン251を押さえたり、押さえなかったりすることを感知して停止時点を検出することができる。
【0130】
本発明の権利範囲は、前述した実施形態に限定されず、請求範囲に記載されたことにより定義され、本発明の技術分野で通常の知識を有する者が請求範囲に記載された権利範囲内で多様な変形と改作をすることができることは自明である。
【0131】
例えば、図示された実施形態では、上記固定ロッド127を上記駆動源138を使用して操作したが、作業者が直接操作することができるようにすることもできる。この場合には、上記固定ロッド127で駆動源138と連結された部分を外部に露出させて作業者が直接操作することができるようにするものである。
【0132】
そして、上記掛止レバー243を動作させるために、ピニオンギア241とラックギア部245を使用したが、上記レバーハウジング238の内に上記出力軸232により回転されるカムを置いて、上記掛止レバー243が回転するカムにより前後進されるようにすることができる。このために、上記掛止レバー243を一方向に移動しようとする傾向を有する弾性部材を置くことがよい。または、上記レバーハウジング238の内に出力軸232により回転する回転物体を置いて、上記回転物体の突起部が上記掛止レバー243の溝に掛かって掛止レバー243が前後進するようにすることもできる。
【0133】
また、上記レバーユニット236には必ずスイッチ249が備えられなければならないものではない。上記スイッチ249の役割をレバーユニット236の外部に設置したり、他の構成を通じて掛止レバー243が動作したりすることを検出することもできるためである。例えば、上記駆動源の回転数を計算して上記掛止レバー243の前後進状態を確認することもできる。
【0134】
また、上記レバーユニット236は上記取付板216のレバー通孔218に代える通孔の内に安着してレバーユニット236の一面が上記取付板216を通じて外部に露出するように設置されることもできる。この場合、上記掛止レバー243がレバーユニット236のレバーハウジング238から直接突出して延びる。