(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ハンドル(32、42)には、前記長手軸(A、B)に沿って延びかつ前記シャフト(31、41)の少なくともある部分(31”)をスライド可能な様式で受容するように配置構成された空洞部(33)が設けられる、請求項1に記載の支持ヘッド。
前記少なくとも1つのくさび形の要素(37)が、前記シャフト(31)と前記少なくとも1つのくさび形の要素(37)との間の最小スライド角度よりも大きい大きさを有する、前記壁部(P)と前記シャフト(31)との間に画定された角度(α)を備える、請求項2に記載の支持ヘッド。
それぞれの回転軸(X、Y、Z)を中心に回転する3つの別個の本体(3、4、5)をさらに備え、前記回転軸(X、Y、Z)が互いに対して相互に直交する、請求項1から4のいずれか一項に記載の支持ヘッド。
前記少なくとも1つの本体(3、4、5)には、前記少なくとも1つの本体(3、4、5)の前記それぞれの回転軸(X、Y、Z)に対する前記回転をロックするためのロックデバイスが設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の支持ヘッド。
前記シャフト(31)の前記第1の端部(31a、41a)にはねじ山の切られた部分が設けられ、前記ねじ山の切られた部分を前記少なくとも1つの本体(3、4、5)に螺着する/そこから螺戻しするために前記作動デバイス(30、40)が前記長手軸(A、B)を中心に回転しており、このことにより前記ロックデバイスを作動/無効化して前記少なくとも1つの本体(3、4、5)の前記回転軸(X、Y、Z)に対する回転をロックする/可能にする、請求項6に記載の支持ヘッド。
【背景技術】
【0002】
支持ヘッドは、その上に装着されたビデオ−写真機器を1つまたは複数の回転軸を中心に回転させることを可能にする、ビデオ−写真の分野で広く使用される付属品である。
【0003】
支持ヘッドは一般に、三脚などのような支持構造への取り付けの手段を設けられ得るベースを備え、また、1つまたは複数の本体が、これらがこれらのそれぞれの回転軸を中心に回転可能であるような方法でベースから重なり合って連続して装着され、併せてビデオ−写真機器が着脱可能に取り付けられ得るこれらの本体の最後のものに固定される取り付けプレートを有する。
【0004】
上述された回転軸は通常は互いに直交し、ベースが水平面において支持されるとき、これらはベースを通過する垂直軸(パノラマ軸として知られる)、ビデオ−写真機器の光学軸に並行な水平軸(レベル軸として知られる)、およびこの光学軸に直交する水平軸(チルト軸として知られる)を画定する。
【0005】
個々の本体のそれら自体の回転軸を中心とする回転は、操作者により対応する本体から延びる好適なレバーによって好ましくは制御されるが、これらのレバーは多くの場合、結果的に互いに直交する方向に延びる。
【0006】
この構成は確かに、ビデオ−写真機器の配置の動作の実行を便利にするが、その過剰なかさ張りのため、支持ヘッドの輸送および保管の操作が複雑になる。
【0007】
WO2011/056498は、使用されていないときにヘッドの全体寸法を低減するような方法で制御レバーのうちの1つが折り返され得る支持ヘッドについて記載している。
【0008】
特に、この文献に記載されたレバーには、そのシャフトに沿った中央位置に、関節継手によって分割されたシャフトの2つの部分が、これら2つの部分が相互に整列されて延びる稼働位置と、ヘッドの本体のより遠位の部分が下向きに折り畳まれ得る非稼働位置との間で移動することを可能にする、関節継手が設けられる。
【0009】
それでもやはり、関節継手の構成要素同士の間の何らかの遊びを自動的に埋めることをその構造が可能とせず、その結果、関節継手が稼働位置において閉じられている場合でさえ、シャフトの2つの部分の間で望まれない揺動が起こる可能性があるということを含め、この解決法は、いくつかの欠点を有する。
【0010】
関節継手の構造が様々な追加の構成要素の構造および組み立てに関与し、このため支持ヘッドの全体コストが増加するということから、別の欠点が生じる。
【0011】
シャフト上の目に見える位置に関節継手が存在する結果、関節継手が美的にあまり好ましくないものとなり、このため支持ヘッドの全体的な美観を損なう場合があるということから、別の欠点が生じる。
【0012】
レバーが使用中であるときは伸ばされ、レバーおよび/またはヘッドが使用されていないときは閉じられることが意図されている入れ子式アームが、制御レバーに設けられているヘッドも知られている。
【0013】
入れ子式アームは、レバーアームの様々な部品の間にレバー自体の最適な操作を可能としない遊びが存在するため、問題を生む可能性がある。
【0014】
さらに、入れ子式アームに設けられたロックデバイスは、それ自体の無視できない寸法を有し、またアームを静止させる/解放するために操作者からの追加の動作が必要とされるため、操作をより複雑でより時間のかかるものとする。
【0015】
したがって、既存のレバーの構造的特徴および機能的特徴を損なうことなく、支持ヘッドにおけるレバーの寸法を効果的に小さくすることを可能にする解決法を提供することへの要望が、依然として存在する。
【発明を実施するための形態】
【0022】
各図は、本発明に従って構築された、添付された各図には図示されていないビデオ−写真機器用の支持ヘッド1を示す。
【0023】
支持ヘッド1は、ベース2を備え、このベース2の表面上には支持面が設けられ、また、このベース2の表面上には支持ヘッド1が三脚または類似の種類の支持構造に取り付けられることを可能にするための取り付け用手段が設けられるが、この支持構造は各図には図示されていない。
【0024】
支持ヘッド1は、第1の本体3、第2の本体4、および第3の本体5も備え、これらはこれらがヘッド1の第1の軸X、第2の軸Y、および第3の軸Zを中心にそれぞれ回転することを可能にするような方法で互いに相互に取り付けられる。
【0025】
より詳細には、第1の本体3は、第1の軸Xを中心に回転できるような方法で、好適な結合手段3’を介して第2の本体4に回転可能に取り付けられる。
【0026】
第1の本体3には、ビデオ−写真機器を支持するように設計され、かつ、ビデオ−写真機器に係合してビデオ−写真機器をヘッド1に固定的であるが取り外し可能に取り付けることのできる、ねじ山の切られた柱体7などの取り外し可能な取り付け手段を設けられた、取り付けプレート6も設けられる。
【0027】
取り付けプレート6および第1の本体3は、第1の軸Xがビデオ−写真機器の光学軸と実質的に平行となるような方法で形状形成され、ビデオ−写真機器の取り付けプレート6上での配置は、ヘッド1のレベル軸を構成するような方法で事前に決定される。
【0028】
取り付けプレート6は、当技術分野で知られている特徴および手段により、第1の本体3から好ましくは取り外し可能である。
【0029】
同様に、第2の本体4は、第1の軸Xと実質的に直交するがベース2の表面2aとは平行となるような方法で配置構成されこのことによりヘッド1のチルト軸を形成する第2の軸Yを中心に回転するような方法で、第3の本体5に回転可能に取り付けられる。
【0030】
次に第3の本体5は、これが第3の軸Zを中心に回転するような方法でベース2に回転可能に取り付けられ、この第3の軸Zは第1の軸Xと第2の軸Yの両方ならびに表面2aに直交して延び、こうして支持ヘッド1のパノラマ軸を形成する。
【0031】
各本体3、4、5には、図には示されないが、本体3、4、5のそれぞれのそれらの対応する回転軸X、Y、Zを中心とする回転に抵抗するための、摩擦デバイスが設けられる。各本体には、以下でより具体的に説明されるように、作動/無効化されて各本体の対応する回転軸X、Y、Zを中心とする回転移動をロック/解放し得る、ロックデバイスも設けられ得る。
【0032】
本体3、4、5には、対応する本体3、4、5に取り付けられかつ本体3、4、5をそれらの対応する回転軸X、Y、Zを中心に回転させるように設計された、第1の作動デバイス30、第2の作動デバイス40、第3の作動デバイス50がそれぞれ設けられる。
【0033】
第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40は入れ子式であり、以下でより具体的に説明されるように、上記のデバイスがそれらの対応する長手軸A、Bに沿って最大に伸張している
図2、4に示される稼働構成Wと、第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40の寸法が最小でありかつ稼働構成Wの寸法と比較して低減されている
図1、3に示される非稼働構成W’との間で移動され得る。
【0034】
非稼働構成W’は閉じられた構成であり、たとえばヘッド1を輸送または保管するために使用される。
【0035】
第1の作動デバイス30は、第1の本体3から長手軸Aに沿って延びかつ自体の第1の端部31aのところで第1の本体3に取り付けられた第1のシャフト31、および、シャフト31の第1の端部31aの長手方向反対側の第2の端部31bと関連付けられかつ第1の作動デバイス30を操作してヘッド1に取り付けられた機器の第1の軸Xに沿った回転を制御するために使用者によって把持されることが意図されたハンドル32を備える。
【0036】
シャフト31の第1の端部31aは、ねじ山の切られた部分を備え、このことによりシャフト31は、第1の本体3に螺着され得る/そこから螺着を外され得る。この回転は、第1の本体3に関するロックデバイスを作動させて、第1の本体3の第1の回転軸Xを中心とする回転をそれぞれロック/解放する。
【0037】
第1の本体3の回転をロックするために、操作者はハンドル32に働きかけ、これをたとえば長手軸Aを中心に時計回りに回転させて、第1の本体3に関するロックデバイスを作動させるような方法で第1の端部31aのねじ山の切られた部分を第1の本体3の中に螺入し、第1の本体3の回転を妨げる。
【0038】
第1の本体3が回転するのを可能にするために、操作者は、ハンドル32を長手軸Aを中心に反時計回り方向に回転させて、第1の本体3に関するロックデバイスを無効化するような方法で、第1の本体3の第1の端部31aのねじ山を切られた部分を螺戻しする。
【0039】
シャフト31およびハンドル32は、第1の作動デバイス30の長手軸Aに沿った全体の長さを変更するために、入れ子式で1つに関連付けられる。
【0040】
特にハンドル32は、
図4の矢印Fの両方向へと長手軸Aに沿って移動して、ハンドル32が第1の本体3の第1の回転軸Xを中心とする回転を制御するように配置される稼働構成W、および、稼働構成Wと比較してハンドル32が第1の本体3に向かって長手軸Aに沿って横方向に移動する、第1の作動デバイス30の最小寸法の非稼働構成W’に、入れ替わりに配置され得る。非稼働構成W’では、ハンドル32は、第1の作動デバイス30のおよびしたがってヘッド1の全体寸法を低減するために、第3の本体3に近い位置に配設される。
【0041】
第2の作動デバイス40は、ヘッド1に取り付けられた機器の第2の軸Yを中心とする回転を制御することが意図されたもので、第1の作動デバイス30と構造的にまた機能的に類似しており、この結果、第2の作動デバイス40については詳細には説明されず、また、第1の作動デバイス30の部品に対応する部品は対応する参照番号で示される。
【0042】
第2のシャフト41および第2のハンドル42は、第2の作動デバイス40の対応する長手軸Bに沿った全体の長さを変更するために入れ子式で相互に関連付けられ、特に第2のハンドル42は、長手軸Bに沿って横方向に移動して、第2のハンドル42が第2の本体4の第2の回転軸Yを中心とする回転を制御するように配置される稼働構成W、および、稼働構成Wと比較して第2のハンドル42が第2の本体4の近くに配置される非稼働構成W’に、入れ替わりに配置され得る。こうして、非稼働構成W’では、第2の作動デバイス40およびしたがってヘッド1の全体寸法は低減される。
【0043】
第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40の入れ子式の性質は、作動デバイス30、40と、特に、対応する作動デバイス30、40によって制御される本体3、4およびしたがってヘッド1に固定される機器の所望の位置の精確な調節を達成するような方法でそれらの対応する長手軸A、Bに沿って適宜延びるシャフト31、41とを有する、本発明のヘッド1を提供すること、ならびに同時に、輸送中または使用されていないときのヘッド1の寸法を低減することを可能にする。
【0044】
作動デバイス30、40は、ヘッド1が使用中であるとき、それらの稼働構成W、すなわち対応する長手軸A、Bに沿ったそれらの最大伸張の位置に置かれ、ビデオ−写真機器を配置する際に高い精度を達成する。
【0045】
同時に、使用を終えると、操作者は作動デバイス30、40を閉じてそれらをそれらの非稼働構成W’、すなわち閉じられた輸送構成に置くことができ、こうしてヘッド1の全体寸法を明らかに低減することができる。
【0046】
このようにして、ヘッド1に固定された機器を配置する際の良好な調節が、過剰にかさ張るヘッド1を同時に有する必要なく達成され、また逆に言えば、ヘッド1がもはや使用されていないときに、良好な配置精度を捨て去る必要なくヘッド1の全体寸法を低減することが可能である。
【0047】
さらに、非稼働構成W’は特にコンパクトであるので、作動デバイス30、40は、ヘッド1が輸送されている間、何らかの衝撃および損傷から保護される。
【0048】
好ましくは、第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40の2つの長手軸A、Bは、対応する作動デバイス30、40の回転軸X、Yと実質的に直交しかつそれらに直交するような方法で配置構成される。
【0049】
シャフト31は、シャフト31上の第1の端部31aと第2の端部31bとの間の中間位置において固着されかつシャフト31に対して横断方向に突出する、環状部材31cを備える。
【0050】
ハンドル32には、以下でより具体的に説明されるように、長手軸Aに沿って延びかつシャフト31の少なくとも一部分をスライド可能に収容することが意図される、空洞部33が設けられる。
【0051】
上述されたように、シャフト31およびハンドル32は両方とも、シャフト31がハンドル32の実質的に外部にありかつ環状部材31cがハンドル32からある距離にある稼働構成Wと、ハンドル32が第1の本体3に近い位置にありシャフト31が空洞部33の中に実質的に導入されかつ環状部材31cがハンドル32に当接している非稼働構成W’との間で、長手軸Aの方向にスライドすることができる。
【0052】
環状部材31cは、シャフト31上で第1の端部31aと環状部材31cとの間に延びかつ稼働構成Wと非稼働構成W’の両方においてハンドル32の空洞部33の外側に配置されることが意図された第1のシャフト部分31’、および、非稼働構成W’においてハンドル32の空洞部33の中に受容されかつ稼働構成Wにおいてハンドル32の外側に部分的に配置されることが意図された、第2の端部31bと環状部材31cとの間に画定された第2のシャフト部分31”を画定する。環状部材31cはしたがって、非稼働構成W’において、シャフト31のための端部停止部材として働く。
【0053】
稼働構成Wにおいて第1の作動デバイス30に関する端部停止部材として働くことが意図される環状部材31dが、シャフト31の第2の端部31b上に設けられる。
【0054】
空洞部33は、長手軸Aに沿って互いに連続しておりかつ単一の空洞部33を形成するような方法で配置される、円筒形の空洞部33aおよび先細の空洞部33bを備える。先細の空洞部33bは、ハンドル32の第1の本体3に面する部分の中に設けられ、第1の本体3に向かって狭くなる。先細の空洞部33bは、シャフト31に対して斜めにされた壁部Pによって境界を付けられる。
【0055】
ハンドル32には、空洞部33の中でのシャフト31のスライドを案内するための案内デバイス34がさらに設けられる。
【0056】
案内デバイス34は、円筒形の空洞部33aの中に長手軸Aの方向に配設されかつシャフト31をスライド可能に受容するように形状形成されたらせん形のばね35、および、先細の空洞部33bの中に設けられかつ自体の環状ベース36aを介してばね35の一方の端部に固着された摩擦部材を備える。
【0057】
摩擦部材36は、環状ベース36aからばね35の反対の方向に延びかつシャフト31と先細の空洞部33bの壁部Pとの間に配設されるように形状形成された少なくとも1つのくさび形の部材37をさらに備える。
【0058】
摩擦部材36は、ハンドル32に対するシャフト31の移動を調節するために使用される。
【0059】
少なくとも1つのくさび形の部材37の存在は、先細の空洞部33bとシャフト31との間に存在し得る何らかの遊びを埋め、第1の作動デバイス30の機能性を改善することを可能にする。
【0060】
特に、少なくとも1つのくさび形の部材37は、第1の作動デバイス30が作動されるときに、ハンドル32に対する長手軸Aに沿ったシャフト31の移動を改善することを可能にする。
【0061】
また、シャフト31とハンドル32との間の遊びを埋めることによって、くさび形の部材37は、シャフト31およびハンドル32が長手軸Aを中心に一緒に回転することを、すなわちシャフト31とハンドル32との間の何らかの相互回転を回避することを可能にする。このことは、第1の本体3の回転を静止させる/解放するためにハンドル32が回転されている間の何らかの望まれない遊びを排除することを可能にする。
【0062】
例示された形態では、摩擦部材36は、環状ベース36a上の周方向に離間された位置に配設された、環状ベース36aから延びかつシャフト31と先細の空洞部33bの壁部Pとの間に置かれるような方法で形状形成される、3つの別個のくさび形の部材37を備える。各くさび形の部材37は、ハンドル32とシャフト31との間に角度αが画定されるような方法で形状形成される。
【0063】
ばね35は、くさび形の部材37を先細の空洞部33の壁部Pに対して押し付けるような方法で配置構成される。
【0064】
このようにして、遊びがシャフト31とハンドル32との間で発生することが防止され、また、くさび形の部材37は、シャフト31と先細の空洞部33bの壁部Pの両方に対して押圧する。
【0065】
操作中のとき、操作者がヘッド1を使用することを決めると、この操作者は、第1の作動デバイス30および/または第2の作動デバイス40を、稼働構成Wへと、すなわちシャフト31がハンドル32の中に実質的に配設される最大伸張の構成へと至らせることになる。
【0066】
このことを行うために、操作者はハンドル32を把持してこれを
図3の矢印F1で示されるように長手軸Aに沿ってヘッド1から離れるように引っ張り、このことによって第1のシャフト部分31’をハンドル32の中の空洞部33から外に漸進的に移動させる。
【0067】
操作者によって及ぼされるハンドル32上の力は、くさび形の部材37へとまたこれらからシャフト31へと、伝達される。
【0068】
くさび形の部材37は移動に対して、操作者によって印加される力、くさび形の部材37の角度α、および摩擦係数μに依存する抵抗力を印加し、そしてこの摩擦係数μは、くさび形の部材37およびシャフト31を形成する材料に依存する。
【0069】
ハンドル32およびしたがってくさび形の部材37に対するシャフト31の移動は、長手軸Aに沿ったものであり、移動の方向の成分である、シャフト31に印加される力の有用な成分が、くさび形の部材37によって生成される摩擦力よりも大きい場合に発生する。
【0070】
くさび形の部材37の角度αを大きくすることにより、摩擦力が小さくなり、また逆に、くさび形の部材37の角度αが小さくされると、くさび形の部材37によってシャフト31に及ぼされる摩擦力Aが大きくされ、またしたがって、他の条件が等しければ、くさび形の部材37は、シャフト31に係合してこれが空洞部33の中にスライドするのを防止しようとする。
【0071】
ハンドル32に対するシャフト31の移動は、くさび形の部材37がシャフト31の第2の端部31b上に設けられた環状部材31dに対して当接するときに静止される。
【0072】
第1の作動デバイス30を非稼働状態W’へと至らせるために、操作者はハンドル32を把持し、
図4の矢印F2によって図示されるように、これを第1の本体3に向けて押す。このことはハンドル32とシャフト31との間の移動をもたらし、またシャフト31は空洞部33の中に漸進的に導入される。
【0073】
この移動において、シャフト31はくさび形の部材37に対して移動し、この移動は、シャフト31のためにおよびくさび形の部材37のために使用される材料に依存する摩擦係数による摩擦にさらされる。
【0074】
上記された特徴のため、支持ヘッド1は、第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40が最小寸法の引き込まれた位置にありしたがってヘッド1の全体寸法を最小化する構成で、輸送および保管され得る。
【0075】
ヘッド1が稼働状態に置かれる必要があるとき、第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40は、稼働構成Wへと代わって移動される。
【0076】
第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40はこうして、一方または両方が閉じられた輸送構成にあるときに、ヘッドの寸法の低減を達成することを可能にする。
【0077】
当分野で通常使用されるヘッドの場合、本発明による第1の作動デバイス30および第2の作動デバイス40は、非稼働構成におけるヘッドの全体寸法において25〜30%もの低減を得ることを可能にする。
【0078】
本発明はしたがって、上述された課題を克服し、その一方で多くの他の利点を同時に提供する。さらに、稼働状態において作動デバイスの正常な使用の邪魔をする可能性のある遊びを作動デバイスの回転機構において何ら導入しないことにより、本発明が関連する解決法は、本発明によるヘッドに取り付けられた機器の良好な調節を得ることおよびこれを維持することを可能にする。
【0079】
例示されていないヘッドの形態では、第3の本体にも、上記されたものと同じ方法で構築された入れ子式の作動デバイスが設けられ得る。
【0080】
本発明によるヘッドの示されていない別の形態では、ヘッドの複数の本体のうちの1つだけに、上記されたもののような入れ子式の作動デバイスが設けられる。