(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
A.実施形態:
A1.全体構成:
図1は、本実施形態における地図表示システムのハードウェア構成を示す図である。実施形態の地図表示システムは、地図情報サーバ150と、日常圏情報サーバ180と、携帯電話200と、を含む。
【0016】
携帯電話200は、GPSユニット201と、表示パネル202と、音声出力部203と、振動機構204と、通信部205と、コマンド入力部206と、主制御部210と、通話制御部220とを有している。
【0017】
GPSユニット201は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)の衛星からの電波を受信するためのアンテナを含むユニットである。GPSのアンテナが受信する電波に基づいて、GPSユニット201は、携帯電話200の現在位置を表す位置情報を生成することができる。また、GPSユニット201は、衛星からの電波に基づいて、現在時刻を表す時刻情報を生成することができる。
【0018】
表示パネル202は、画像を表示することができる液晶ディスプレイである。表示パネル202は、表示している画像に応じてパネルの一部に接触されることにより、ユーザからの指示を受けとることができるタッチパネル206aを備えている。具体的には、表示パネル202は、液晶ディスプレイの上にタッチパネル206aが重ねられて構成される。ユーザは、たとえば、表示パネル202の表面を指で押したり、表示パネル202の表面に接触した状態で指を動かすことにより、画像の表示を制御するための操作を行うことができる。なお、本明細書において、「画像」とは、狭義の画像のほか、文字、記号等を含む概念である。
【0019】
音声出力部203は、スピーカを含む装置であって、経路案内などのユーザへのメッセージやメロディなどを音声で出力できる装置である。振動機構204は、所定のパターンの振動によってユーザの注意を促すことができる装置である。
【0020】
コマンド入力部206は、上記タッチパネル206aと、ハードウェアとしてのカーソルキー206bとを含む。ユーザは、タッチパネル206aだけでなく、カーソルキー206bの周辺部を押してカーソルを移動させ、カーソルキー206bの中央部を押してONの操作を行うことによっても、携帯電話200に情報を入力することができる。
【0021】
通信部205は、通信ネットワークとしてのインターネットINTを介して、地図情報サーバ150や日常圏情報サーバ180と通信を行い、情報を送受信することができる。なお、通信ネットワークとしては、インターネットのほかにLANやWAN、公衆回線等がある。通話制御部220は、通話のための着信呼出、音声/電気信号の変換などを行う回路である。
【0022】
主制御部210は、携帯電話200の各部を制御するための制御ユニットである。主制御部210は、それらの制御に使用されるCPU211、RAM212、ROM213を備えている。主制御部210は、CPU211でアプリケーションソフトウェアを実行することによって携帯電話200の各部を制御する。主制御部210は、たとえば、GPSユニット201が生成した位置情報を含む所定の形式のデータを、通信部205を介して地図情報サーバ150に送信することができる。そして、主制御部210は、通信部205を介して地図情報サーバ150から受け取ったデータに基づいて、表示パネル202、音声出力部203、振動機構204を制御する。
【0023】
地図情報サーバ150は、通信部152と、制御部154と、地図データベース156とを有する。通信部152は、インターネットINTを介して携帯電話200や日常圏情報サーバ180と通信を行うことができる。制御部154は、地図情報サーバ150の全体の動作を制御する。
【0024】
地図データベース156には、携帯電話200に供給する地図データがベクトル形式、ラスター形式等で記録されている。この地図データは、地形や建物、道路等の形状を表すデータを含む。制御部154は、携帯電話200からの地図データの取得要求により、指定された範囲の地図データを地図データベース156から検索し、通信部152を介してその地図データを携帯電話200に送信する。
【0025】
日常圏情報サーバ180は、通信部182と、制御部184と、日常圏データベース186とを有する。通信部182は、インターネットINTを介して携帯電話200や地図情報サーバ150と通信を行うことができる。制御部184は、日常圏情報サーバ180の全体の動作を制御する。
【0026】
日常圏データベース186には、日常圏設定処理により得られたユーザの日常圏の情報が時刻情報と携帯電話200を識別することができる固有のID情報とに対応付けられて記録されている。制御部184は、携帯電話200からの日常圏の情報の取得要求により、ユーザの日常圏の情報を日常圏データベース186から検索し、通信部182を介してその日常圏の情報を携帯電話200に送信する。
【0027】
日常圏の設定法を、以下に詳述する。日常圏の情報は、曜日単位に設けられた7組の情報から構成される。各組の時間の情報は、さらに、1日24時間を30分ごとの48区分に分けられて、日常圏データベース186に格納されている。各区分には、その曜日のその時間帯において、ユーザが過去に位置した位置情報と、位置したときの時刻情報とが対応付けて格納されている。位置情報は、位置情報の示す地点を含むメッシュ領域のメッシュ番号と対応付けて日常圏データベース186に格納されている。
【0028】
なお、「メッシュ番号」とは、メッシュ領域を一意に識別するための番号である。「メッシュ領域」とは、緯度および経度に基づいて地図を長方形状の小領域に分割した各領域を言う。メッシュ領域の中心地点における緯度および経度は、メッシュ領域における代表地点として、メッシュ番号と対応付けられて日常圏データベース186に格納されている。メッシュ番号は、「○町○丁目付近」という大まかな住所とも対応づけられて、日常圏データベース186に格納されている。
【0029】
なお、メッシュ領域は、仕様や設計に応じて分割する領域のサイズを設定できる。例えば、日常圏としてユーザが頻繁に滞在するエリアを設定する場合は、領域のサイズを大きく設定できる。また、日常圏としてユーザが頻繁に訪れる店を設定する場合は、領域のサイズを小さく設定できる。
【0030】
ユーザが過去に位置した位置情報と、位置したときの時刻情報は、携帯電話200の主制御部210により、GPSユニットを介して衛星からの電波を受信し、所定時間の間隔をあけて繰り返し生成される。生成された位置情報と時刻情報は、毎回、主制御部210により通信部205を介して日常圏情報サーバ180に送信される。日常圏情報サーバ180の制御部184は、受信した情報を、毎回、時刻情報に基づいて上記区分に分類し、位置情報とメッシュ領域の位置情報に基づいて受信した情報を各メッシュ番号と対応付けて日常圏データベース186に格納する。
【0031】
即ち、日常圏データベース186は、過去にユーザが位置した領域の情報と、その領域にユーザが位置した時間区分ごとの頻度の情報とが対応付けられて含まれている日常圏の情報を格納している。また、日常圏の情報は、ID情報と対応付けて、日常圏データベース186に格納されている。そして、日常圏の情報は、日常圏を特定するための文字情報を含む。
【0032】
日常圏の設定により、携帯電話200から通信部205を介して曜日と時間とを含む時刻情報を日常圏情報サーバ180が受信した場合、日常圏情報サーバ180の制御部184は、ユーザの位置する確率が最も高いメッシュ領域のメッシュ番号を一意に特定できる。具体的には、携帯電話200の送信した曜日と時間とについて、過去の測位回数が最も多いメッシュ領域のメッシュ番号を、制御部184は特定する。なお、通勤時間帯など、GPS情報の測位回数が測位閾値に達しない時間帯については、直近の区分でGPS情報の測位回数の閾値に達しているメッシュ領域を、ユーザが滞在している可能性が最も高いメッシュ領域とする。これにより、ユーザの位置する確率が高い場所について、一意に特定できる。
【0033】
図2は、ある曜日における日常圏データベース186に格納された情報を示す説明図である。
図2において、地点602は、自宅の位置情報を示す地点である。地点602は、メッシュ番号111111のメッシュ領域に含まれる。地点601は、メッシュ番号111111のメッシュ領域の中心地点である。地点601の緯度はX1で、経度はY1である。メッシュ番号111111は、「新宿○丁目付近」という大まかな住所とも対応付けられている。表605は、メッシュ番号111111のメッシュ領域にユーザが位置した測位回数と、位置した時刻の区分を表している。
【0034】
同様に、地点604は、会社の位置情報を示す地点である。地点603は、メッシュ番号222222のメッシュ領域に含まれる。地点603は、メッシュ番号222222のメッシュ領域の中心地点である。地点603の緯度はX2で、経度はY2である。メッシュ番号222222は、「新橋○丁目付近」という大まかな住所とも対応付けられている。表606は、メッシュ番号222222のメッシュ領域にユーザが位置した測位回数と、位置した時刻の区分を表している。
【0035】
日常圏の設定により、例えば、この曜日の12時15分におけるユーザの位置する確率が最も高いのは、
図2において、該当する時間区分における測位回数の多い、メッシュ番号222222のメッシュ領域と特定できる。
【0036】
A2.現在位置表示処理:
図3は、携帯電話200が行う現在位置表示処理の流れを示したフローチャートである。まず、ユーザは、コマンド入力部206を介して、現在位置を表示すべき旨の指示を携帯電話200にする(ステップS100)。
【0037】
ステップS110では、携帯電話200の主制御部210は、時刻情報を前回生成した時からの経過時間が、時間閾値(本実施形態では10分)を超過したか否かを判定する。なお、携帯電話200の主制御部210は、GPSユニット201を介して衛星からの電波を受信し、現在位置を表す位置情報と、現在時刻を表す時刻情報とを所定時間の間隔をあけて繰り返し生成している。本実施形態において、所定時間の間隔は、5分と設定されている。
【0038】
前回、時刻情報を生成した時から時間閾値を超過していない場合には(ステップS110:No)、主制御部210は、前回生成した位置情報を通信部205を介して地図情報サーバ150に送信する。地図情報サーバ150の制御部154は、受信した位置情報に基づいて地図情報を生成する。具体的には、位置情報が表す地点を含む所定範囲の地図を表す地図情報を生成する。制御部154は、生成した地図情報を、通信部152を介して携帯電話200に送信する。
【0039】
ステップS120では、携帯電話200の主制御部210は、受信した地図情報に基づいて、表示パネル202に地図を表示する。
【0040】
図4は、表示パネル202の画面の一例を示す図である。ステップS125では、ユーザは、コマンド入力部206を介して、表示パネル202に表示された地図が現在地であるか否かを判断する。ユーザによって、表示された地図が現在地であると、コマンド入力部206に入力された場合(
図4の選択部800に示す「はい」をユーザに選択された場合)(ステップS125:Yes)、このフローは終了する。このような処理を行うことにより、GPS情報の取得を行わずに、前回生成した位置情報に基づいてユーザが位置する可能性の高い位置情報を表示することができる。
【0041】
一方、ユーザによって、表示された地図が現在地ではないと、コマンド入力部206に入力された場合(
図4の選択部800に示す「いいえ」をユーザに選択された場合)(ステップS125:No)、処理はステップS130に進む。なお、ステップS110において、前回の時刻情報を生成した時からの経過時間が時間閾値を超過している場合についても(ステップS110:Yes)、処理はステップS130に進む。
【0042】
ステップS130では、主制御部210は、携帯電話200を識別することができる固有のID情報と、現在時刻とを通信部205を介して日常圏情報サーバ180に送信する。本実施形態において、この現在時刻は、携帯電話200において生成された時刻を使用する。
【0043】
ステップS140では、日常圏情報サーバ180の制御部184は、受信した時刻情報と受信したID情報とから日常圏データベース186に格納されている日常圏を特定する。この処理により、ユーザがその時刻に位置する可能性の最も高い場所を、GPS情報の取得を行わずに特定することができる。
【0044】
特定された日常圏の情報は、日常圏情報サーバ180の制御部184により、通信部182を介して地図情報サーバ150に送信される。地図情報サーバ150の制御部154は、受信した日常圏の情報に基づいて地図情報を生成する。日常圏の情報は、代表地点の緯度・経度を表す位置情報を含む。日常圏情報サーバ180は、特定された日常圏の代表地点の位置情報を、通信部182を介して地図情報サーバ150に送る。地図情報サーバ150は、位置情報が表す地点を含む所定範囲の地図を表す地図情報を生成する。制御部154は、生成した地図情報を、通信部152を介して携帯電話200に送信する。
【0045】
ステップS150では、携帯電話200の主制御部210は、受信した地図情報に基づいて、表示パネル202に地図を表示する。
【0046】
ステップS160では、ユーザは、表示パネル202に表示された地図が現在地であるか否かを判断する。表示パネル202の画面に表示される画像は、
図4の画面と同様である。判断結果は、ユーザにより、コマンド入力部206を介して携帯電話200に入力される。
【0047】
ユーザによって、表示された地図が現在地であると、コマンド入力部206に入力された場合(
図4の選択部800に示す「はい」をユーザに選択された場合)(ステップS160:Yes)、このフローは終了する。このような処理を行うことにより、GPS情報の取得を行わずに、あらかじめ格納されている日常圏の情報に基づいてユーザが位置する可能性の高い位置情報を表示することができる。
【0048】
一方、ユーザによって、表示された地図が現在地でないと、コマンド入力部206に入力された場合(
図4の選択部800に示す「いいえ」をユーザに選択された場合)(ステップS160:No)、処理はステップS170に進む。
【0049】
ステップS170では、主制御部210は、表示された地図が現在地でない旨の情報と時刻情報とID情報とを、通信部205を介して日常圏情報サーバ180に送信する。日常圏情報サーバ180の制御部184は、その旨の情報を受信すると、日常圏データベース186に格納されている日常圏の情報から、ユーザの位置する確率の高い位置情報を複数抽出する。制御部184は、抽出した日常圏の情報を、通信部182を介して携帯電話200に送信する。送信する日常圏の情報は、具体的には、緯度・経度、住所、GPSの測位回数などを含む。ユーザの位置する確率の高い位置情報の抽出方法については、携帯電話200の主制御部210から送信された時刻情報における曜日と時間に、過去のユーザが位置した測位回数が多い位置情報について、位置した測位回数が多い順に抽出して行う。なお、ユーザの位置する確率の高い位置情報の抽出方法については、曜日と時間を考慮せず、過去のユーザが位置した測位回数が多い位置情報について、位置した測位回数が多い順に抽出して行ってもよい。
【0050】
図5は、表示パネル202の画面の一例を示す図である。ステップS180では、携帯電話200の主制御部210は、受信した日常圏の情報のうちの住所の情報を、表示パネル202に表示する。住所の情報については、「○丁目付近」という正確さで表示される。表示された位置情報は、ユーザの位置した測位回数が多い順に表示される。
【0051】
ステップS190では、ユーザは、表示パネル202に表示された位置情報の中で現在位置に最も近い住所の情報を選択部801(
図5)から選択する。選択は、コマンド入力部206を介してユーザにより行われる。選択された住所の情報に対応する位置情報は、主制御部210により、通信部205を介して地図情報サーバ150に送信される。
【0052】
地図情報サーバ150の制御部154は、地図データベース156から受信した位置情報が表す地点を含む地図情報を生成する。生成した地図情報は、制御部154により、通信部152を介して携帯電話200に送信される。
【0053】
携帯電話200の主制御部210は、受信した地図情報に基づいて、表示パネル202
に地図を表示することにより、フローは終了する。以上の処理により、GPSによる測位を行わずに、現在位置周辺の地図を表示することができる。また、ビルの谷間や地下にユーザがいる場合においても、携帯電話200の基地局と交信できる限り、現在位置情報を取得するのに掛かる時間は変わらない。このため、GPSによる測位が困難な場合において、GPSによる測位を用いた場合よりも短い時間で処理が可能となり、携帯電話200の電力消費も節約できる。この処理によれば、自宅や職場などをユーザにより事前に設定する必要もない。このため、ユーザの手間についても軽減できる。
【0054】
なお、本実施形態における「GPSユニット201」は、課題を解決するための手段における「位置情報生成部」に相当する。「コマンド入力部206」は、「ユーザ操作部」に相当する。「表示パネル202」は、「画像表示部」に相当する。「日常圏情報サーバ180」は、「外部サーバ」に相当する。「ID情報」は、「ユーザの識別番号」に相当する。「測位回数」は、「頻度の情報」に相当する。「選択部800」は、「前記日常圏の情報に基づいて表示された地図が現在位置周辺の地図であるか否かの入力をユーザに促す確認画像」に相当する。「選択部801」は、「他の複数の前記日常圏を表す文字情報を前記画像表示部に表示して、前記日常圏の選択を促す画像」に相当する。
【0055】
B.変形例:
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではない。この発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形についても可能である。
【0056】
B1.変形例1:
上記実施形態は、GPS情報の取得が可能な場合には、GPS情報を取得して現在位置情報を取得する方法と併用してもよい。具体的には、GPS情報の取得が困難という第1の条件が満たされた場合は、日常圏の情報を使用して現在位置を表示する方法を用い、GPS情報の取得が可能という第2の条件が満たされた場合は、GPS情報を取得して現在位置を表示する方法を用いるとしてもよい。
【0057】
B2.変形例2:
上記実施形態では、GPSを利用する態様について説明したが、現在位置の情報の生成は、GLONASS(GlobalNavigation Satellite System)、GalileoなどのGPS以外の他の衛星測位システム(Satellite Navigation System)、言い換えれば、世界的航法衛星システム(GNSS:Global Navigation System)によってもよい。また、たとえば、移動端末における位置情報の生成は、携帯電話の基地局のみに基づいて、行ってもよい。そのような態様においては、移動端末は、世界的航法衛星システムの受信装置を備えない態様とすることができる。さらに、移動端末において位置情報を生成する構成要素は、複数の方式、たとえば、衛星測位システムを利用した方式と、携帯電話の基地局を利用する方式を併用する態様とすることもできる。
【0058】
B3.変形例3:
上記実施形態では、ステップS130において登場する現在時刻は、携帯電話200に表示されている時刻を使用する。しかし、日常圏情報サーバ180に現在時刻を生成する機能を持たせることにより、現在時刻の送信をしない構成としてもよい。
【0059】
B4.変形例4:
上記実施形態において、日常圏の情報を集計する期間を4週間としているが、本発明はこれに限られない。集計する期間は、4週間ではなく半年や1年などを単位としてもよい。
【0060】
日常圏の情報は、曜日ごとに区分されているが、本発明はこれに限られない。日常圏の情報は、例えば、休日と平日とに区分してもよい。また、日常圏の情報は、1日24時間を30分ごとに区分しているが、本発明はこれに限られない。日常圏の情報は、例えば、15分ごとに区分してもよく、1時間ごとに区分してもよい。
【0061】
B5.変形例5:
上記実施形態において、日常圏の情報は、携帯電話200から通信された位置情報に基づいて生成されている。しかし、本発明はこれに限られない。携帯電話200以外にGPS情報を取得する装置をユーザに携帯させ、その装置から通信された位置情報に基づいて日常圏の情報を生成してもよい。また、本実施形態において、位置情報と時刻情報は、5分ごとに生成されるが、本発明はこれに限られない。例えば、10分ごとに位置情報と時刻情報とを生成させてもよい。
【0062】
B6.変形例6:
上記実施形態において、ステップS110における時間閾値を10分としたが、本発明はこれに限られない。時間閾値は、例えば、5分としてもよい。
【0063】
B7.変形例7:
上記実施形態において、日常圏情報サーバ180を外部サーバとしたが、本発明はこれに限られない。携帯電話200の中に、日常圏データベース186を内蔵する形態としてもよい。
【0064】
B8.変形例8:
上記実施形態において、ステップS170では、ユーザの位置する確率が高い住所を一覧で表示しているが、本発明はこれに限られない。ステップS170において、ユーザの位置する確率が、ステップS150で表示した場所の次に高い場所を地図として表示してもよい。
【0065】
B9.変形例9:
上記実施形態において、ステップS170では、ユーザの位置する確率が高い住所を、確率の高い順番に表示しているが、本発明はこれに限られない。ステップS170において、前回測位した位置から近い住所の順で表示してもよい。
【0066】
B10.変形例10:
上記実施形態において、タッチパネル206aは抵抗膜方式を採用しているが、本発明はこれに限られない。タッチパネル206aとして、表面弾性波方式や、赤外線方式や、電磁誘導方式や、静電容量方式などを採用してもよい。