(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5986064
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】冷却システムおよび電子機器
(51)【国際特許分類】
H05K 7/20 20060101AFI20160823BHJP
【FI】
H05K7/20 Q
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-267091(P2013-267091)
(22)【出願日】2013年12月25日
(65)【公開番号】特開2015-125995(P2015-125995A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2013年12月25日
【審判番号】不服2015-17307(P2015-17307/J1)
【審判請求日】2015年9月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100124154
【弁理士】
【氏名又は名称】下坂 直樹
(72)【発明者】
【氏名】中村 安仁
(72)【発明者】
【氏名】藤井 俊輔
【合議体】
【審判長】
井上 信一
【審判官】
酒井 朋広
【審判官】
森川 幸俊
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−123212(JP,A)
【文献】
特開平11−36425(JP,A)
【文献】
特開2002−134664(JP,A)
【文献】
特開2004−270751(JP,A)
【文献】
特開平09−256612(JP,A)
【文献】
特開平02−225892(JP,A)
【文献】
特開2002−206880(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K7/20
F16L3/00-3/24
F28D15/02
G06F1/00
H01L23/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の配管口を有し、機器から放出される熱を冷媒により吸熱する吸熱器と、
前記第1の配管口よりも高い位置に第2の配管口を有し、前記冷媒を冷却する放熱器と、
一端が前記第1の配管口に接続され、他端が前記第2の配管口に接続され、前記冷媒の流路となる、屈曲自在な第1のフレキシブル配管と、
前記機器とは接しない位置に設置され、一方の端部から他方の端部に近づくに従って垂直方向に高くなる面を有し、当該面には、前記第1の配管口に接続された側から前記第2の配管口に接続された側に近づくに従って垂直方向に高くなるように前記第1のフレキシブル配管が載置され、当該面の勾配は、蒸気となった前記冷媒の流路が途中に逆勾配が存在しない上りの順勾配である載置台と
を備える冷却システム。
【請求項2】
前記吸熱器は、第3の配管口をさらに有し、前記冷媒が蒸発することにより前記機器から放出される熱を吸熱し、
前記放熱器は、前記第3の配管口よりも高い位置に第4の配管口をさらに有し、蒸発した前記冷媒を冷却することにより凝縮し、
一端が前記第3の配管口に接続され、他端が前記第4の配管口に接続され、前記冷媒の流路となる、屈曲自在な第2のフレキシブル配管をさらに備え、
前記載置台の前記面には、前記第3の配管口に接続された側から前記第4の配管口に接続された側に近づくに従って垂直方向に高くなるように前記第2のフレキシブル配管が載置され、
前記第1のフレキシブル配管は、前記吸熱器にて蒸発した前記冷媒が前記放熱器に移動する流路であり、
前記第2のフレキシブル配管は、前記放熱器にて凝縮した前記冷媒が前記吸熱器に移動する流路である
請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記第1および第2のフレキシブル配管は、前記載置台に載置された状態においてたわみを有し、前記吸熱器の移動に応じて屈曲自在である請求項2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記第1および第2のフレキシブル配管の一端が固定され、前記吸熱器の移動に応じて移動可能である台車をさらに備える請求項2または請求項3に記載の冷却システム。
【請求項5】
前記載置台は、前記吸熱器上方に位置する面に配置される請求項1乃至4のいずかに記載の冷却システム。
【請求項6】
前記載置台は、前記吸熱器上方から釣支される請求項1乃至4のいずれかに記載の冷却システム。
【請求項7】
蒸発した前記冷媒の圧力を計測する圧力計と、計測した圧力に基づいて前記圧力を規定状態に調節する圧力調整器とをさらに備えた請求項2乃至6のいずれかに記載の冷却システム。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載の冷却システムを備えた電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱を発生する機器を冷却する技術に関し、特に冷却システムおよび電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
サーバなどの熱を発生する機器の運用においては、機器を効率的に冷却することが求められる。
【0003】
特許文献1記載の冷却システムは、サーバから排出される熱を、蒸発器を流れる冷媒液が蒸発することにより吸熱する。そして、係る冷却システムは、加熱された冷媒蒸気を、蒸発器より高所に設置された冷却塔において凝縮することにより、吸熱した熱を放出する。
【0004】
特許文献1記載の冷却システムは、蒸発器と冷却塔を接続する配管の一部にフレキシブル配管を備えることにより、蒸発器が移動することを可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−165707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1記載の冷却システムにおいては、冷却塔を蒸発器よりも高所に配置することにより、気体あるいは液体となっている冷媒が冷却塔と蒸発器の間を効率的に移動することを可能にする。しかしながら、冷媒の流路となる配管に逆勾配の部分が存在する場合、逆勾配の部分において冷媒の移動が滞るために、冷却効率が低下するという問題がある。例えば、特許文献1の
図5に示されるフレキシブル配管のように、フレキシブル配管の一部がループ状になっている場合がこれに該当する。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するための技術を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る冷却システムは、
第1の配管口を有し、機器から放出される熱を冷媒により吸熱する吸熱器と、
前記第1の配管口よりも高い位置に第2の配管口を有し、前記冷媒を冷却する放熱器と、
一端が前記第1の配管口に接続され、他端が前記第2の配管口に接続され、前記冷媒の流路となる、屈曲自在な第1のフレキシブル配管と、
一方の端部から他方の端部に近づくに従って垂直方向に高くなる面を有し、当該面には、前記第1の配管口に接続された側から前記第2の配管口に接続された側に近づくに従って垂直方向に高くなるように前記第1のフレキシブル配管が載置される載置台とを備える。
【0009】
また、上記目的を達成する本発明に係る電子機器は、上述の冷却システムを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、冷媒を用いる冷却システムの冷却効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。
【
図2】本発明の第1の実施形態に係る冷却システムの構成を表す上面図である。
【
図3】背面扉2が開いている状態を示す上面図である。
【
図4】地震発生時における背面扉2の移動範囲を示す上面図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。
【
図6】本発明の第3の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。また、
図2は、本発明の第1の実施形態に係る冷却システムの構成を表す上面図である。本発明の第1の実施形態に係る冷却システムS1は、蒸発器3と、冷媒蒸気配管5,15と、冷媒液配管6,16と、フレキシブル配管10,11と、傾斜台12と、熱交換機13と、圧力計21と、圧力調整器22とを備える。
【0014】
例えばラックマウント型サーバコンピュータ(不図示)を収納可能なサーバラック1は、免震床4の上に設置されている。サーバラック1の背面扉2は、回転軸24を有する取付金具23によって、サーバラック1に開閉自在に取り付けられている。また、背面扉2は、蒸発器3を収納しており、車輪14を備えている。
【0015】
冷却システムS1は、冷媒を用いて冷却を行う。蒸発器3は、冷媒を蒸発させることにより、サーバラック1が排出する熱を吸熱する。吸熱することにより蒸気となった冷媒(冷媒蒸気)は、冷媒蒸気配管5、フレキシブル配管10および冷媒蒸気配管15を経由して熱交換器13に移動する。熱交換器13は、冷媒蒸気を冷却することにより、冷媒蒸気を凝縮する。凝縮して液体となった冷媒(冷媒液)は、冷媒液配管16、フレキシブル配管11および冷媒液配管6を経由して蒸発器3に移動する。そして、再び、蒸発器3はサーバラック1が排出する熱を吸熱する。
【0016】
冷媒蒸気配管5および冷媒液配管6は、それらの一端が蒸発器3の上部にある配管口17,18に接続され、他方の一端の付近が台車7に固定されている。台車7は、非免震の天井9の上をあらゆる方向に移動可能な車輪8を備えている。
【0017】
天井9の上には傾斜台12が設置されている。傾斜台12は、その上面に、一方の端部から他方の端部に近づくに従って高くなる傾斜面を備えている。
【0018】
冷媒蒸気配管15および冷媒液配管16は、それらの一端が、熱交換器13が有する配管口19,20に接続されている。
【0019】
フレキシブル配管10は、その一端が冷媒蒸気配管5に接続され、他方の一端が冷媒蒸気配管15に接続されている。また、フレキシブル配管11は、その一端が冷媒液配管6に接続され、他方の一端が冷媒液配管16に接続されている。ここで、屈曲自在であるフレキシブル配管10,11は、冷媒蒸気配管5,15と冷媒液配管6,16を最短距離で接続するのではなく、余長を持つことによりたわみが生じるように接続している。
【0020】
フレキシブル配管10は、冷媒蒸気配管5に接続された側から冷媒蒸気配管15に接続された側に近づくに従って高くなるように傾斜台12の上に載置されている。同様に、フレキシブル配管11は、冷媒液配管6に接続された側から冷媒液配管16に接続された側に近づくに従って高くなるように傾斜台12の上に載置されている。
【0021】
熱交換器13は、配管口19,20が、それぞれ配管口17,18よりも高くなるような位置に設置されている。
【0022】
以上の構成により、蒸発器3から、冷媒蒸気配管5、フレキシブル配管10および蒸気配管15を介して、熱交換器13に至る冷媒蒸気の流路が、途中に逆勾配が存在しない上りの順勾配に保たれる。また同様に、熱交換器13から、冷媒液配管16、フレキシブル配管11および冷媒液配管6を介して、蒸発器3に至る冷媒液の流路が、途中に逆勾配が存在しない下りの順勾配に保たれる。
【0023】
圧力計21は、配管内の圧力(気圧)を計測する。すなわち、圧力計21は、冷媒蒸気の圧力を計測する。圧力計21は、機械式でもよいし、電子式でもよい。圧力計21は、計測した圧力の値を電気信号として出力する機能を有していてもよい。
【0024】
圧力調整器22は、配管内の圧力が規定された範囲になるように調整する。圧力調整器22は、真空ポンプでもよいし、開閉弁でもよい。規定された範囲とは、例えば、飽和蒸気圧およびその近傍であってもよい。配管内の圧力が飽和蒸気圧およびその近傍に保たれることにより、冷却システムS1の冷却効率が低下することが防止される。
【0025】
圧力調整器22は、圧力計21が示す圧力の値に基づいて配管内の圧力を自動的に調節してもよい。例えば、圧力計21が規定の圧力より高い値を示していた場合、圧力調整器22は、配管内の圧力を低下させてもよい。
【0026】
図3は、背面扉2が開いている状態を示す上面図である。以下、
図2,3を参照して、背面扉2開閉時の動作について説明する。
【0027】
背面扉2は、回転軸24を中心に回転することにより、開閉可能である。背面扉2の開閉に従い、冷媒蒸気配管5および冷媒液配管6の位置が変動する。この位置のずれは、フレキシブル配管10,11が、自身が有する余長および柔軟性によって曲げ伸ばしする(即ち、屈曲する)ことにより、吸収される。このことにより、蒸発器3と熱交換器13の間の配管による接続を維持したまま、背面扉2を開閉することが可能である。
【0028】
冷媒蒸気配管5および冷媒液配管6は、車輪8を備える台車7に固定されているため、背面扉2の開閉に従って移動した際にも、捻れを生じる事なしに回転移動することが可能である。
【0029】
フレキシブル配管10,11は、傾斜台12の上に載置されているため、背面扉2の開閉に従って移動した際にも、順勾配を保つことが可能である。
【0030】
図4は、地震発生時における背面扉2の移動範囲を示す上面図である。以下、
図4を参照して、地震発生時の動作について説明する。
【0031】
免震床4は、地震の震動に応じて生じる相対的な動作によって、地震振動の衝撃を緩和する。このことにより、地震発生時においては、免震床4と非免震の天井9との間で、免震床4の移動に伴う位置のずれが発生する。
図4に示す可動範囲30は、地震発生時における、天井9に対する免震床4の可動範囲を示す。地震発生時においては、冷媒蒸気配管5と冷媒液配管6が固定されている台車7は、車輪8の働きにより、天井9上をなめらかに移動することができる。このとき、フレキシブル配管10,11が、自身が有する余長および柔軟性によって曲げ伸ばしすることにより、免震床4と天井9との位置のずれが吸収される。このことにより、地震発生時においても、蒸発器3と熱交換器13の間の配管による接続を維持することが可能である。
【0032】
冷媒蒸気配管5および冷媒液配管6は、車輪8を備える台車7に固定されているため、地震発生時においても、捻れの発生を防止することが可能である。
【0033】
フレキシブル配管10,11は、傾斜台12の上に載置されているため、地震の震動に伴って移動した際にも、一定の順勾配を保つことが可能である。
【0034】
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る冷却システムS1は、冷却効率の低下を防止することができる。なぜならば、フレキシブル配管10,11が傾斜台12に載置されることにより、冷媒の流路が順勾配に保たれるからである。すなわち、冷媒の流路に逆勾配が存在しないことにより、冷媒の移動の滞留が防止されるからである。
【0035】
また、本発明の第1の実施形態に係る冷却システムS1は、蒸発器3と熱交換器13の間の配管による接続を維持したまま、背面扉2を開閉することを可能にする。なぜならば、フレキシブル配管10,11が、自身が有する余長および柔軟性によって曲げ伸ばし可能であることにより、配管の接続を維持したまま、背面扉2開閉時における配管の位置ずれを吸収するからである。
【0036】
また、同様の理由により、本発明の第1の実施形態に係る冷却システムS1は、免震床4と天井9の位置ずれを吸収することにより、地震発生時においても蒸発器3と熱交換器13の間の配管による接続を維持することができる。
【0037】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施形態と同様な構成については同一の参照番号を付与することにより、重複する説明を省略する。
【0038】
図5は、本発明の第2の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。本発明の第2の実施形態に係る冷却システムS2は、
図1に示す傾斜台12の代わりに、傾斜板42と支柱40,41とを備える。傾斜板42は、支柱40,41によって、一方の端部から他方の端部に近づくに従って高くなるように傾斜した状態で天井9から吊り下げられている。第1の実施形態と同様の他の構成については、同一の参照番号を付与することにより、重複する説明を省略する。
【0039】
図5に示す冷却システムS2の構成は、冷媒蒸気配管5と冷媒液配管6の長さが短いために、移動に伴う配管捻れの可能性が少ない場合に有効である。
【0040】
本発明の第2の実施形態に係る冷却システムS2においても、第1の実施形態に係るシステムS1と同様の効果を奏することができる。
【0041】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0042】
図6は、本発明の第3の実施形態に係る冷却システムの構成を表す側面図である。本発明の第3の実施形態に係る冷却システムS3は、蒸発器3と、フレキシブル配管10と、傾斜台12と、熱交換機13とを備える。
【0043】
蒸発器3は、吸熱器と呼ばれることもある。フレキシブル配管10は、第1のフレキシブル配管と呼ばれることもある。傾斜台12は、載置台と呼ばれることもある。熱交換機13は、放熱器と呼ばれることもある。
【0044】
蒸発器3は、サーバラック1から放出される熱を冷媒により吸熱する。サーバラック1は、他の機器でもよい。
【0045】
蒸発器3は、配管口17を備えている。配管口17は、第1の配管口と呼ばれることもある。
【0046】
熱交換器13は、冷媒を冷却する。熱交換器13は、配管口19を備えている。配管口19は、配管口17よりも高い位置にある。配管口19は、第2の配管口と呼ばれることもある。
【0047】
フレキシブル配管10は、配管口17と配管口19に接続されている。フレキシブル配管10は、屈曲自在であり、冷媒の流路となる。
【0048】
傾斜台12は、一方の端部から他方の端部に近づくに従って高くなる面を有している。この面には、配管口17に接続された側から配管口19に接続された側に近づくに従って高くなるようにフレキシブル配管10が載置される。
【0049】
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る冷却システムS3は、冷却効率の低下を防止することができる。なぜならば、フレキシブル配管10が傾斜台12に載置されることにより、冷媒の流路が順勾配に保たれるからである。すなわち、冷媒の流路に逆勾配が存在しないことにより、冷媒の移動の滞留が防止されるからである。
【0050】
第1〜第3の実施形態における熱交換器13は、空冷式や水冷式の冷却塔でもよい。あるいは、冷却システムS1〜S3で使用する冷媒を、他の冷媒により冷却する熱交換器でもよい。
【0051】
第1〜第3の実施形態におけるサーバラック1は、他の電子機器でもよい。
【0052】
第2の実施形態において、傾斜板42は、支柱40,41によって天井9から吊り下げられていたが、他のものから吊り下げられてもよい。すなわち、傾斜板42は、上方に位置する、他の面や、部材や、構造物から吊り下げられてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、冷媒の気化と凝縮のサイクルによって熱の輸送および放熱を行う沸騰冷却方式を用いた冷却装置に使用することができる。
【符号の説明】
【0054】
S1,S2,S3 冷却システム
1 サーバラック
2 背面扉
3 蒸発器
4 免震床
5,15 冷媒蒸気配管
6,16 冷媒液配管
7 台車
8,14 車輪
9 天井
10,11 フレキシブル配管
12 傾斜台
13 熱交換器
17,18,19,20 配管口
21 圧力計
22 圧力調整器
23 取付金具
24 回転軸
30 可動範囲
40,41 支柱
42 傾斜板