【0052】
<<実施形態>>
1. 複数の通信エンティティを含む無線通信システムにおいて、通信エンティティ間のフレーム交換の応答性を改善する方法であって、
イニシエータがレスポンダに要求フレームを送信するステップと、
前記レスポンダが前記要求フレームに応答して、前記要求フレームの受領確認を行う別個の肯定応答(ACK)フレームを送信することなく、前記イニシエータに応答フレームを送信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
2. 前記レスポンダは、前記要求フレームを受信した時点からショートフレーム間隔(SIFS)内に前記応答フレームを送信することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
3. 前記レスポンダは、前記応答フレームを別のフレームにてピギーバックすることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
4. 前記レスポンダは、前記応答フレームを別のフレームに集約することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
5. 前記レスポンダは、前記別個のACKフレームをデフォルトで送信することなく、前記応答フレームを送信することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
6. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記要求フレームの受領確認を行う別個のACKフレームを送信することが期待されるか否かを示すACKポリシーフィールドを含み、前記レスポンダは、前記ACKポリシーフィールドで示される場合に限り、別個のACKフレームを送信することなく、前記応答フレームを送信することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
7. 前記要求フレームは、要求識別番号を示す要求識別番号フィールドを含み、前記レスポンダは、前記要求フレームに含まれる要求識別番号に対応する要求識別番号を前記応答フレームに含めることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
8. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを直ちに送信することが期待されるのか、それとも指定期間内に送信することが期待されるのかを示す応答時間ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
9. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを前記レスポンダが選択した時間に送信することが期待されるかどうかを示す応答時間ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
10. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを少なくとも1つの別のフレームに集約することができるかどうかを示す集約ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
11. 前記集約ポリシーフィールドは、前記イニシエータおよび前記レスポンダがフレーム間隔短縮(RIFS)内に複数のパケットを送信することが期待されるかどうかを示すことを特徴とする実施形態10に記載の方法。
12. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、管理フレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
13. 前記管理フレームの優先順位は、データフレームよりも高いことを特徴とする実施形態12に記載の方法。
14. 前記優先順位付けは、明示的なフィールドによって前記管理フレームの優先順位を示すことによって実行されることを特徴とする実施形態13に記載の方法。
15. 前記優先順位付けは、前記データフレームよりも前記管理フレームを優先的に処理するハードウェアおよび/またはソフトウェアによって実行されることを特徴とする実施形態13に記載の方法。
16. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、アクションフレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
17. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、制御フレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
18. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、データフレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
19. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、異なるタイプのフレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
20. 前記要求フレームは、変調符号化方式(MCS)要求を含み、前記応答フレームは、MCSフィードバックを含み、前記イニシエータは、前記MCSフィードバックに基づいて次のフレームを生成することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
21. 前記要求フレームは、トレーニング要求を含み、前記応答フレームは、サウンディングフレームとして生成され、前記イニシエータは、前記サウンディングフレームからチャネル状態情報(CSI)を推定し、前記CSIに基づいて次のフレームを生成することを特徴とする実施形態1に記載の方法。
22. 前記要求フレームは、チャネル状態情報(CSI)フィードバック要求を含み、前記応答フレームは、前記イニシエータと前記レスポンダとの間のCSIを運ぶCSIフィードバック応答を含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
23. 前記CSIは、送信ビーム形成、キャリブレーション、およびアンテナ選択のうちの少なくとも1つに使用されることを特徴とする実施形態22に記載の方法。
24. 前記イニシエータから前記レスポンダに送信されるフレームは、前記レスポンダに一意に付与される別個のシーケンス番号カウンタを用いて順序付けされることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
25. 前記イニシエータから前記レスポンダに送信されるフレームは、前記フレームが集約されるデータフレームに関して使用されるシーケンス番号カウンタを用いて順序付けされることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
26. 前記イニシエータは、前記要求フレームにブロックACK要求(BAR)を含めることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
27. 前記イニシエータは、管理フレーム用の別個のBARを集約媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(A−MPDU)の一部として送信することを特徴とする実施形態26に記載の方法。
28. 前記要求フレームは、管理フレーム用とデータフレーム用の2つの部分を含むBARを含んでいることを特徴とする実施形態26に記載の方法。
29. 前記レスポンダは、前記応答フレームにブロックACK(BA)を含めることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
30. 前記レスポンダは、管理フレーム用の別個のBAを集約媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(A−MPDU)の一部として送信することを特徴とする実施形態29に記載の方法。
31. 前記応答フレームは、管理フレーム用とデータフレーム用の2つの部分を含むBAを含んでいることを特徴とする実施形態29に記載の方法。
32. 前記要求フレームは、媒体アクセス制御(MAC)フレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
33. 前記応答フレームは、媒体アクセス制御(MAC)フレームであることを特徴とする実施形態1に記載の方法。
34. 通信エンティティ間のフレーム交換の応答性を改善する無線通信システムであって、
レスポンダに要求フレームを送信するように構成されたイニシエータと、
前記要求フレームに応答して、前記要求フレームの受領確認を行う別個の肯定応答(ACK)フレームを送信することなく、前記イニシエータに応答フレームを送信するように構成された前記レスポンダと
を備えることを特徴とするシステム。
35. 前記レスポンダは、前記要求フレームを受信した時点からショートフレーム間隔(SIFS)内に前記応答フレームを送信するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
36. 前記レスポンダは、前記応答フレームを別のフレームにてピギーバックするように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
37. 前記レスポンダは、前記応答フレームを別のフレームに集約するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
38. 前記レスポンダは、前記別個のACKフレームをデフォルトで送信することなく、前記応答フレームを送信するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
39. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記要求フレームの受領確認を行う別個のACKフレームを送信することが期待されるか否かを示すACKポリシーフィールドを含み、前記レスポンダは、前記ACKポリシーフィールドで示される場合に限り、別個のACKフレームを送信することなく、前記応答フレームを送信するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
40. 前記要求フレームは、要求識別番号を示す要求識別番号フィールドを含み、前記レスポンダは、前記要求フレームに含まれる要求識別番号に対応する要求識別番号を前記応答フレームに含めるように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
41. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを直ちに送信することが期待されるのか、それとも指定期間内に送信することが期待されるのかを示す応答時間ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
42. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを前記レスポンダが選択した時間に送信することが期待されるかどうかを示す応答時間ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
43. 前記要求フレームは、前記レスポンダが前記応答フレームを別のフレームに集約することができるかどうかを示す集約ポリシーフィールドを含むことを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
44. 前記集約ポリシーフィールドは、前記イニシエータおよび前記レスポンダがフレーム間隔短縮(RIFS)内に複数のパケットを送信することが期待されるかどうかを示すことを特徴とする実施形態43に記載のシステム。
45. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、管理フレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
46. 前記管理フレームの優先順位は、データフレームよりも高いことを特徴とする実施形態45に記載のシステム。
47. 前記優先順位付けは、明示的なフィールドによって前記管理フレームの優先順位を示すことによって実行されることを特徴とする実施形態46に記載のシステム。
48. 前記優先順位付けは、前記データフレームよりも前記管理フレームを優先的に処理するハードウェアおよび/またはソフトウェアによって実行されることを特徴とする実施形態46に記載のシステム。
49. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、アクションフレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
50. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、制御フレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
51. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、データフレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
52. 前記要求フレームおよび前記応答フレームは、異なるタイプのフレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
53. 前記要求フレームは、変調符号化方式(MCS)要求を含み、前記応答フレームは、MCSフィードバックを含み、前記イニシエータは、前記MCSフィードバックに基づいて次のフレームを生成するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
54. 前記要求フレームは、トレーニング要求を含み、前記応答フレームは、サウンディングフレームとして生成され、前記イニシエータは、前記サウンディングフレームからチャネル状態情報(CSI)を推定し、前記CSIに基づいて次のフレームを生成するように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
55. 前記要求フレームは、チャネル状態情報(CSI)フィードバック要求を含み、前記応答フレームは、前記イニシエータと前記レスポンダとの間のCSIを運ぶCSIフィードバック応答を含むことを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
56. 前記CSIは、送信ビーム形成、キャリブレーション、およびアンテナ選択のうちの少なくとも1つに使用されることを特徴とする実施形態55に記載のシステム。
57. 前記イニシエータから前記レスポンダに送信されるフレームは、前記レスポンダに一意に付与される別個のシーケンス番号カウンタを用いて順序付けされることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
58. 前記イニシエータから前記レスポンダに送信されるフレームは、前記フレームが集約されるデータフレームに関して使用されるシーケンス番号カウンタを用いて順序付けされることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
59. 前記イニシエータは、前記要求フレームにブロックACK要求(BAR)を含めるように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
60. 前記イニシエータは、管理フレーム用の別個のBARを集約媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(A−MPDU)の一部として送信するように構成されていることを特徴とする実施形態59に記載のシステム。
61. 前記イニシエータは、管理フレーム用とデータフレーム用の2つの部分を含むBARを前記要求フレームに含めるように構成されていることを特徴とする実施形態59に記載のシステム。
62. 前記レスポンダは、前記応答フレームにブロックACK(BA)を含めるように構成されていることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
63. 前記レスポンダは、管理フレーム用の別個のBAを集約媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(A−MPDU)の一部として送信するように構成されていることを特徴とする実施形態62に記載のシステム。
64. 前記レスポンダは、管理フレーム用とデータフレーム用の2つの部分を含むBAを前記応答フレームに含めるように構成されていることを特徴とする実施形態62に記載のシステム。
65. 前記要求フレームは、媒体アクセス制御(MAC)フレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。
66. 前記応答フレームは、媒体アクセス制御(MAC)フレームであることを特徴とする実施形態34に記載のシステム。