(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に対して、当該課題関連情報に含まれる課題情報によって示される課題が、当該課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者にとって適切であるかどうかの度合いを示す値であるスコアを算出するスコア算出手段と、
前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に含まれる被提案者識別情報が同一である課題関連情報を特定し、特定した課題関連情報のうち少なくとも一部の課題関連情報から、前記スコア算出手段が算出したスコアに応じて被提案者に提案されるべき課題情報である提案課題情報を構成する提案課題情報構成手段とをさらに具備し、
前記課題情報送信手段は、前記提案課題情報構成手段で構成された提案課題情報を送信する、請求項2記載の課題共有装置。
前記スコア算出手段は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報と、当該課題関連情報に含まれる被提案者識別情報とを有する、前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に応じた値である挑発度、当該スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報を有する、前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に応じた値である提案者適性度、および、当該スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報を有する、前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に応じた値である被提案者適性度のうち少なくとも1つの値を算出し、算出した値を用いてスコアを算出する、請求項3記載の課題共有装置。
前記スコア算出手段は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報で識別される提案者と、当該スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報に識別される被提案者との二者間の関係性に応じた値である親密度、および、当該スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者と当該スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題との関係性に応じた値である課題適性度のうち少なくとも1つの値を用いてスコアを算出する、請求項3または請求項4記載の課題共有装置。
前記課題関連情報は、当該課題関連情報に含まれている提案者識別情報によって識別される提案者、および当該課題関連情報に含まれている被提案者識別情報によって識別される被提案者を除く第三者からの応援に関する情報である1以上の応援情報をさらに含み、
第三者の端末装置から応援情報と、当該応援情報で第三者が応援する課題を示す課題情報を識別する課題識別情報とを対応付けて受信する応援情報受信手段と、
前記応援情報受信手段が受信した応援情報を、当該応援情報に対応付けられた課題識別情報で識別される課題情報を有する課題関連情報に追加する応援情報追加手段とをさらに具備し、
前記スコア算出手段は、前記記憶手段に記憶されている課題関連情報に含まれる応援情報を用いてスコアを算出し、
前記課題情報送信手段は、第三者に対しても課題関連情報に含まれる課題情報を送信する、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の課題共有装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、課題共有装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0017】
(実施の形態1)
本実施の形態において、課題を被提案者に送信し、被提案者が承認した課題に対する実行結果を受信する課題共有装置1について説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態における課題共有装置1を含むシステムの概念図である。
図1において、課題共有装置1と、1または2以上の提案者の端末装置2、1または2以上の被提案者の端末装置3、1または2以上の応援者の端末装置4、1または2以上の広告主の端末装置5、および、1または2以上の出資者の端末装置6は、ネットワーク100を介して接続されている。ネットワーク100は、有線、または無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線等である。また、提案者の端末装置2、被提案者の端末装置3、応援者の端末装置4、広告主の端末装置5、および、出資者の端末装置6は、ネットワーク100に接続可能な端末であれば何でも良い。例えば、提案者の端末装置2、被提案者の端末装置3、応援者の端末装置4、広告主の端末装置5、および、出資者の端末装置6は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォン、またはPDA等であっても良い。また、広告主の端末装置5と出資者の端末装置6は、課題共有装置1と同じ装置であっても良く、異なる装置であっても良い。また、提案者の端末装置2、被提案者の端末装置3、応援者の端末装置4、広告主の端末装置5、および、出資者の端末装置6は、便宜上分けて記述しているが、使用者の行為によってその名称が切り替わっても良い。なお、提案者、被提案者、応援者、広告主、および出資者は、便宜上分けて記述しているが、場合によっては、その一部が同一人物であっても良く、常に別人であっても良い。なお、提案者、被提案者、応援者、広告主、および出資者は、課題ごとに入れ替わっても良い。例えば、ある課題での提案者は、別の課題の被提案者であっても良い。提案者の端末装置2は提案者が、被提案者の端末装置3は被提案者が、応援者の端末装置4は応援者が、広告主の端末装置5は広告主が、出資者の端末装置6は出資者が、それぞれ使用していれば良く、その端末に対する所有権は問わない。
【0019】
図2は、本実施の形態における課題共有装置1のブロック図である。課題共有装置1は、課題関連情報格納手段101、課題情報受信手段102、課題関連情報蓄積手段103、広告関連情報格納手段104、広告関連情報受付手段105、広告関連情報蓄積手段106、報酬情報受付手段107、報酬情報追加手段108、送信要求受信手段109、親密度格納手段110、スコア算出手段111、提案課題情報構成手段112、広告情報選択手段113、課題情報送信手段114、応援情報受信手段115、応援情報追加手段116、課題承認受信手段117、課題承認手段118、課題結果情報受信手段119、課題結果判断手段120、課題達成状態情報設定手段121、広告費用分配手段122、および報酬分配手段123を備える。
【0020】
課題関連情報格納手段101には、1または2以上の課題関連情報が格納される。課題関連情報は、課題情報と、提案者識別情報と、被提案者識別情報と、課題承認情報と、課題達成状態情報とを有する。また、課題関連情報は、1または2以上の応援情報をさらに含んでも良い。また、課題関連情報は、報酬情報をさらに含んでも良い。また、課題関連情報は、広告識別情報をさらに含んでも良い。また、課題関連情報は、課題適性度をさらに含んでも良い。また、課題関連情報は、課題の達成条件を含んでいても良い。
【0021】
課題情報は、課題を示す情報である。課題は、達成したかどうかを判断できるような情報が含まれているものであれば、その内容は問わない。課題情報は、課題の内容を伝達できる情報であればどのような情報であっても良い。例えば、課題情報は、文字情報であっても良く、音声情報であっても良く、画像情報であっても良く、動画情報であっても良い。また、課題情報は、課題情報を管理する図示しない格納手段に格納されている課題情報を識別するID等であっても良い。具体的には、課題情報は、「20km走る」であっても良く、「全都道府県に旅行する」等であっても良い。
【0022】
提案者識別情報は、課題の提案者を識別する情報である。提案者識別情報は、提案者を識別できる情報であればどのような情報であっても良い。例えば、提案者識別情報は、提案者の名前であっても良く、提案者の電話番号やメールアドレス等の連絡先に関する情報であっても良く、上記の各情報を1以上識別するID等であっても良い。
【0023】
被提案者識別情報は、課題の被提案者を識別する情報である。被案者識別情報は、被提案者を識別できる情報であればどのような情報であっても良い。例えば、被提案者識別情報は、被提案者の名前であっても良く、被提案者の電話番号やメールアドレス等の連絡先に関する情報であっても良く、上記の各情報を1以上識別するID等であっても良い。
【0024】
課題承認情報は、その課題承認情報が含まれる課題関連情報に含まれる課題を被提案者が承認したかどうかを示す情報である。課題承認情報は、その課題承認情報を含む課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題を承認したかどうかを識別できる情報であれば、どのような情報であっても良い。例えば、課題承認情報は、1、または0によって課題を承認したかどうかを識別できるようにした情報であっても良く、True、またはFalseによって課題を承認したかどうかを識別できるようにした情報であっても良く、「承認」、または「未承認」等の文字列で課題を承認したかどうかを識別できるようにした情報であっても良い。
【0025】
課題達成状態情報は、その課題達成状態情報を含む課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題の達成状態を示す情報である。課題達成状態情報は、その課題達成状態情報が含まれる課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題の達成状態を示す情報であれば何でも良い。例えば、課題達成状態情報は、1,または0によって課題の達成状態を示すようにした情報であっても良く、True、またはFalseによって課題の達成状態を示すようにした情報であっても良く、「達成」、または「未達成」等の文字列で課題を達成したかどうかを識別できるようにした情報であっても良い。
【0026】
応援情報は、その応援情報を含む課題関連情報に含まれている提案者識別情報によって識別される提案者、およびその課題関連情報に含まれている被提案者識別情報によって識別される被提案者を除く第三者からの応援に関する情報である。応援情報は、その応援情報を含む課題関連情報に含まれる課題情報で示される課題について、その課題関連情報に含まれる被提案者に伝えるための情報であれば何でも良い。例えば、応援情報は、その被提案者を応援するメッセージであっても良く、その被提案者を挑発するメッセージであっても良く、応援ボタン等が押されることでカウントされた応援に関する数値等であっても良い。
【0027】
報酬情報は、その報酬情報を含む課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題に対する報酬を示す情報である。報酬情報は、報酬を示す情報であれば何であっても良い。例えば、報酬情報は、その報酬情報が含まれる課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題を達成した際に支払われる金額であっても良く、その課題を達成した際に支払われるポイント等であっても良い。また、報酬情報は、被提案者に支払われる報酬を示していても良く、提案者に支払われる報酬を示していても良く、被提案者と提案者とに支払われる報酬を示していても良い。また、報酬情報は、課題共有装置1を運営している者に支払われる費用を含んでいても良い。また、報酬情報は、支払われる報酬のすべてを示す情報であっても良く、支払われる報酬の一部の情報であっても良い。報酬の一部を示す情報は、支払われる対象が複数人いる場合に、その各々に支払われる報酬であっても良く、課題共有装置1を運営している者に支払われる費用を含んでいない報酬であっても良い。
【0028】
広告識別情報は、広告情報を識別する情報である。広告識別情報は、その広告識別情報を含む課題関連情報に含まれる課題情報と一緒に提示される広告情報を識別できる情報であれば何でも良い。例えば、広告識別情報は、広告情報そのものであっても良く、広告情報を管理する図示しない格納部に格納されている広告情報を識別するID等であっても良い。広告情報の説明は、後述する。また、課題達成度の詳細についても後述する。
【0029】
課題適性度は、被提案者にとって課題が適切かどうかを示す値である。課題適性度は、適切である場合に課題適性度「1」となり、不適切である場合に課題適性度「0」となる情報であっても良く、適切であるほど大きな値になる情報であっても良い。
【0030】
課題の達成条件は、その課題の達成条件を含む課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題を達成したかどうかを判断するために用いられる情報である。課題の達成条件は、その課題の達成条件を含む課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題を達成したか否かを判断するための指標となる情報であれば何でも良い。例えば、課題の達成条件は、何割以上達成していた場合に達成と判断するかどうかを示す閾値であっても良く、「課題を達成したことを示す情報を送信する」ことを示す情報であっても良く、課題が「20km走る」である場合に「時速6km/h以上で20km以上移動する」ことを示す情報であっても良く、課題が「全都道府県に旅行する」である場合に「全都道府県のGPS座標ログを送信する」ことを示す情報等であっても良い。なお、GPS座標ログは、一の現在地情報を示すGPS座標値であっても良く、連続したGPS座標値の集合であっても良い。
【0031】
なお、以下において、同一の課題関連情報に含まれる情報どうしは、対応する情報とも記載することもある。具体的には、ある課題情報を含む課題関連情報に含まれる提案者識別情報は、その課題情報に対応する提案者識別情報と記載することもある。また、以下において、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれている各情報のことを、課題関連情報格納手段101に格納されている情報と記載することもある。具体的には、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれている課題情報のことを、課題関連情報格納手段101に格納されている課題情報と記載することもある。また、課題関連情報の各情報がそれぞれ異なるテーブル、および記録媒体に格納されていても良い。その場合は、その異なるテーブル、および異なる記録媒体を含めて課題関連情報格納手段101とみなしても良い。
【0032】
課題関連情報格納手段101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。なお、課題関連情報格納手段101は、課題関連情報を一時的に格納するものであっても良い。例えば、課題関連情報格納手段101は、外部の装置等から受信した課題関連情報が一時的に格納されるものであっても良い。例えば、課題関連情報のうち、課題情報、提案者識別情報、被提案者識別情報、および課題の達成条件は、課題関連情報蓄積手段103によって蓄積されても良い。また、応援情報は、応援情報追加手段116によって蓄積されても良い。また、課題承認情報は、課題承認手段118によって蓄積されても良い。課題達成状態情報は、課題達成状態情報設定手段121によって蓄積されても良い。また、報酬情報は、報酬情報追加手段108によって追加されても良い。また、広告識別情報は、広告情報選択手段113によって蓄積されても良い。また、課題関連情報格納手段101に課題適性度が蓄積される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して課題適性度が課題関連情報格納手段101で蓄積されるようになっても良く、ネットワーク100を介して送信された課題適性度を図示しない受信手段が受信し、受信した課題適性度を図示しない蓄積手段が課題関連情報格納手段101に蓄積しても良く、あるいは、入力デバイスを介して入力された課題適性度が課題関連情報格納手段101で蓄積されるようになっても良い。
【0033】
課題情報受信手段102は、提案者の端末装置2から、課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを受信する。課題情報受信手段102は、課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを対応付けて受信しても良い。対応付けて受信するとは、課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを同時に受信することであっても良く、同一のIDを含む課題情報、提案者識別情報、および被提案者識別情報をそれぞれ別々に受信することであっても良く、課題情報と、提案者識別情報と、被提案者識別情報とを順番に受信することであっても良い。また、課題情報受信手段102は、課題の達成条件を受信しても良い。課題情報受信手段102は、課題の達成条件も上記と同様の方法で対応付けて受信しても良い。課題情報受信手段102は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。
【0034】
課題関連情報蓄積手段103は、課題情報受信手段102が受信した課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを一の課題関連情報に含まれるように課題関連情報格納手段101に蓄積する。また、課題情報受信手段102が課題の達成条件を受信した場合は、課題関連情報蓄積手段103は、課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報と課題の達成条件とを一の課題関連情報に含まれるように課題関連情報格納手段101に蓄積しても良い。課題関連情報蓄積手段103は、各情報を一度に蓄積しても良く、情報ごとに蓄積しても良い。課題関連情報蓄積手段103は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。課題関連情報蓄積手段103の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0035】
広告関連情報格納手段104には、広告関連情報が格納される。広告関連情報は、広告情報と、広告費用情報とを有する。広告情報は、課題情報と共に送信される広告を示す情報である。広告費用情報は、その広告費用情報を含む広告関連情報に含まれる広告情報で示される広告の掲載に関する広告費用を示す。また、広告関連情報は、広告に関係する1以上のキーワードである広告キーワードを含めていても良い。広告情報は、広告を示す情報であればどのような情報であっても良い。例えば、広告情報は、文字情報であっても良く、音声情報であっても良く、画像情報であっても良く、動画情報であっても良い。また、広告情報は、広告情報を管理する図示しない格納手段に格納されている広告情報を識別するID等であっても良い。広告費用情報は、広告の掲載に関する費用を示す情報であれば何であっても良い。例えば、広告費用情報は、その広告費用情報が含まれる広告関連情報に含まれる広告情報で示される広告を掲載した課題が達成された場合に支払われる金額であっても良く、その課題を達成した際に支払われるポイント等であっても良い。また、広告費用情報は、被提案者に支払われる広告費用を示していても良く、提案者に支払われる広告費用を示していても良く、被提案者と提案者とに支払われる広告費用を示していても良い。また、広告費用情報は、課題共有装置1を運営している者に支払われる費用を含んでいても良い。また、広告費用情報は、支払われる広告費用のすべてを示す情報であっても良く、支払われる広告費用の一部の情報であっても良い。広告費用の一部は、支払われる対象が複数人いる場合に、その各々に支払われる費用であっても良く、課題共有装置1を運営している者に支払われる費用を含んでいない費用であっても良い。広告キーワードは、広告に関係するキーワードであれば何であっても良い。具体的には、広告キーワードは、広告情報が「ランニングシューズ」である場合に、「走る,ランニング,シューズ,靴」等であっても良い。
【0036】
なお、以下において、同一の広告関連情報に含まれる情報どうしは、対応する情報とも記載することもある。具体的には、ある広告情報を含む広告関連情報に含まれる広告費用情報は、その広告情報に対応する広告費用情報と記載することもある。また、以下において、広告関連情報格納手段104に格納されている広告関連情報に含まれている各情報のことを、広告関連情報格納手段104に格納されている情報と記載することもある。具体的には、広告関連情報格納手段104に格納されている広告関連情報に含まれている広告情報のことを、広告関連情報格納手段104に格納されている広告情報と記載することもある。広告関連情報格納手段104は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。広告関連情報格納手段104には、広告関連情報蓄積手段106によって広告関連情報が格納される。
【0037】
広告関連情報受付手段105は、広告関連情報を受付ける。広告関連情報受付手段105は、広告主の端末装置5からネットワーク100を介して広告関連情報を受信しても良く、入力手段から広告関連情報を受け付けても良い。入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。広告関連情報受付手段105は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0038】
広告関連情報蓄積手段106は、広告関連情報受付手段105が受け付けた広告関連情報を広告関連情報格納手段104に蓄積する。広告関連情報蓄積手段106は、広告情報と広告費用情報とを一度に蓄積しても良く、情報ごとに蓄積しても良い。広告関連情報蓄積手段106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。広告関連情報蓄積手段106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0039】
報酬情報受付手段107は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報を識別する課題関連識別情報と報酬情報とを対応付けて受け付ける。課題関連識別情報は、課題関連情報を識別できる情報であれば何であっても良い。例えば、課題関連識別情報は、課題関連情報に含まれている一部の情報であっても良く、その一部の情報を識別する情報、例えば課題情報を識別する課題識別情報であっても良く、課題関連情報を識別するID等であっても良い。課題識別情報は、課題情報そのものであっても良く、課題情報を含む課題関連情報であっても良く、課題情報に対応するその他の課題関連情報に含まれる情報であっても良く、課題情報を識別するID等であっても良い。つまり、課題関連識別情報と課題識別情報は、同じ情報であっても良い。なお、課題識別情報は、課題関連情報を一意に特定できる情報が好適である。
【0040】
対応付けて受信するとは、報酬情報と課題関連識別情報とを同時に受信することであっても良く、同一のIDを含む報酬情報、および課題関連識別情報をそれぞれ別々に受信することであっても良く、報酬情報と課題関連識別情報とを順番に受信することあっても良い。報酬情報受付手段107は、出資者の端末装置6から報酬情報等をネットワーク100を介して受け付けても良く、入力手段から報酬情報等を受け付けても良い。入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。報酬情報受付手段107は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0041】
報酬情報追加手段108は、報酬情報受付手段107が受け付けた報酬情報を、その報酬情報に対応付けられた課題関連識別情報で識別される、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に追加する。報酬情報追加手段108は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。報酬情報追加手段108の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0042】
送信要求受信手段109は、提案者の端末装置2、被提案者の端末装置3、応援者の端末装置4、広告主の端末装置5、および、出資者の端末装置6からの課題情報に対する送信要求を受信する。送信要求受信手段109は、課題関連情報格納手段101に格納されている少なくとも一部の課題情報に対する送信要求を各端末装置から受信しても良く、特定の被提案者識別情報に対応する課題情報に対する送信要求を受信しても良く、特定の提案者識別情報に対応する課題情報に対する送信要求を受信しても良く、直近に課題関連情報格納手段101に蓄積された課題関連情報に含まれる課題情報に対する送信要求を受信しても良く、課題関連情報格納手段101に格納されているすべての課題に対する送信要求を受信しても良い。また、送信要求受信手段109は、特定の者から、その者を識別する被提案者識別情報に対応する課題情報の送信要求を受信しても良く、特定の者から、その者を識別する提案者識別情報に対応する課題情報の送信要求を受信しても良く、不特定の者から、特定の者を識別する被提案者識別情報に対応する課題情報の送信要求を受信しても良く、不特定の者から、特定の者を識別する提案者識別情報に対応する課題情報の送信要求を受信しても良い。送信要求受信手段109は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。
【0043】
親密度格納手段110には、提案者、および被提案者になり得る者どうしの親密度が格納されている。親密度は、関係性度合いに応じた値である。関係性度合とは、例えば、恋人、尊敬、好き、または嫌い等の関係性であっても良い。親密度は、二者間の親密度を示す数値であっても良い。親密度は、その二者間の一方が設定しても良く、その二者間の双方が設定しても良く、その二者間の双方が設定した値を元に設定しても良く、他のSNS等のサービスでの交流状況から取得、または算出できる値であっても良い。他のSNSサービスでの交流状況から取得、または算出できる値は、その二者間で連絡を取り合っている回数であっても良く、その二者間で連絡を取り合っている期間であっても良く、上記の情報を組み合わせて算出した値等であっても良い。親密度格納手段110は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。親密度格納手段110に親密度が蓄積される過程は問わない。例えば、親密度を算出する外部の装置が、特定のSNSから取得した親密度が蓄積されるようになっても良く、記録媒体を介して親密度が親密度格納手段110で蓄積されるようになっても良く、通信回線等を介して送信された親密度が親密度格納手段110で蓄積されるようになっても良く、あるいは、入力デバイスを介して入力された親密度が親密度格納手段110で蓄積されるようになっても良い。
【0044】
スコア算出手段111は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に対して、課題関連情報に含まれる課題情報によって示される課題が、課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者にとって適切であるかどうかの度合いを示す値であるスコアを算出する。なお、送信要求受信手段109が特定の被提案者、または提案者に限定した送信要求を受信した場合は、スコア算出手段111は、その特定の被提案者、または提案者を識別する情報を含む課題関連情報を特定し、その特定した課題関連情報に対してのみスコアを算出しても良い。また、スコア算出手段111が算出するスコアは、課題関連情報に対するスコアとみなしても良く、その課題関連情報に含まれる課題情報に対するスコアとみなしても良く、その課題情報が示す課題に対するスコアと見なしても良い。スコアは、数値であっても良い。スコア算出手段111は、挑発度、提案者適性度、被提案者適性度、親密度、課題適性度、および、応援度のうち少なくとも1つの値を用いてスコアを算出する。スコア算出手段111は、スコア=F(挑発度,提案者適性度,被提案者適性度,親密度,課題適性度,応援度)を用いてスコアを算出しても良い。なお、上記関数Fは、挑発度,提案者適性度,被提案者適性度,親密度,課題適性度,および応援度に応じてスコアが増加する増加関数であっても良い。スコア算出手段111は、具体的には、次のような増加関数を用いて算出しても良い。
スコア=w1×(挑発度)+w2×(提案者適性度)+w3×(被提案者適性度)+w4×(親密度)+w5×(課題適性度)+w6×(応援度)
(w1、w2、w3、w4、w5、およびw6は、0以上の実数であるものとする。)
以下、(1)挑発度、(2)提案者適性度、(3)被提案者適性度、(4)親密度、(5)課題適性度、および(6)応援度について説明する。
【0045】
(1)挑発度
スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報と、その課題関連情報に含まれる被提案者識別情報とを有する、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に応じた値である挑発度を算出しても良い。挑発度は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報によって識別される提案者が、その課題関連情報に含まれる被提案者識別情報によって識別される被提案者に対して提案した回数が多いほど増加する値であっても良く、その被提案者がその提案者に提案した回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者がその被提案者に対して提案した課題が承認された回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者がその被提案者に対して提案した課題が承認されなかった回数が多いほど減少する値であっても良く、その提案者がその被提案者に対して提案した課題が達成された回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者がその被提案者に対して提案した課題が達成されなかった回数が多いほど減少する値であっても良い。なお、スコア算出手段111は、挑発度を算出する際に、算出対象の課題関連情報を用いても良く、用いなくても良い。つまり、算出対象の課題関連情報を1回とカウントしても良く、カウントしなくても良い。スコア算出手段111は、例えば、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報によって識別される提案者が、その課題関連情報に含まれる被提案者識別情報によって識別される被提案者に対して、過去に4回提案していた場合は、挑発度「4」を算出しても良く、0回から5回提案していたときは挑発度「1」、6回から10回提案していたときは挑発度「2」といった対応表を用いて挑発度「1」を取得しても良い。挑発度は、提案者および被提案者間で、多くの課題に関するやりとりが過去に行われているほど高い値になる。挑発度の値が高いほど、その提案者からの課題を受けることに慣れていることが想定されるから、挑発度は、被提案者にとって課題が適切であることを示す値になり得る。
【0046】
(2)提案者適性度
スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報を有する、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に応じた値である提案者適性度を算出しても良い。提案者適性度は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報によって識別される提案者が、提案した回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者が提案した課題が承認された回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者が提案した課題が承認されなかった回数が多いほど減少する値であっても良く、その提案者が提案した課題が達成された回数が多いほど増加する値であっても良く、その提案者が提案した課題が達成されなかった回数が多いほど現象する値であっても良い。なお、スコア算出手段111は、提案者適性度を算出する際に、算出対象の課題関連情報を用いても良く、用いなくても良い。つまり、算出対象の課題関連情報を1回とカウントしても良く、カウントしなくても良い。スコア算出手段111は、例えば、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報によって識別される提案者が、過去に12回提案していた場合は、提案者適性度「12」を算出しても良く、0回から10回提案していたときは提案者適性度「1」、10回から30回提案していたときは提案者適性度「2」といった対応表を用いて提案者適性度「2」を取得しても良い。提案者適性度は、提案者が多くの課題を過去に提案しているほど高い値になる。提案者適性度の値が高いほど、その提案者は課題を出すことに慣れていることが想定されるから、提案者適性度は、被提案者にとって課題が適切であることを示す値になり得る。
【0047】
(3)被提案者適性度
スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報を有する、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に応じた値である被提案者適性度を算出しても良い。被提案者適性度は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報によって識別される被提案者が、提案された回数が多いほど増加する値であっても良く、その被提案者が提案された課題を承認した回数が多いほど増加する値であっても良く、その被提案者が提案された課題を承認しなかった回数が多いほど減少する値であっても良く、その被提案者が提案された課題を達成した回数が多いほど増加する値であっても良く、その被提案者が提案された課題が達成しなかった回数が多いほど減少する値であっても良い。なお、スコア算出手段111は、被提案者適性度を算出する際に、算出対象の課題関連情報を用いても良く、用いなくても良い。つまり、算出対象の課題関連情報を1回とカウントしても良く、カウントしなくても良い。スコア算出手段111は、例えば、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報によって識別される被提案者が、過去に14回提案されていた場合は、被提案者識別情報「14」を算出しても良く、0回から10回提案されているときは被提案者適性度「1」、10回から30回提案されているときは被提案者適性度「2」といった対応表を用いて被提案者適性度「2」を取得しても良い。被提案者適性度は、被提案者に多くの課題が過去に提案されているほど高い値になる。被提案者適性度の値が高いほど、その被提案者が課題を受けることに慣れていることが想定されるから、被提案者適性度、被提案者にとって課題が適切であることを示す値になり得る。
【0048】
(4)親密度
スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報で識別される提案者と、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報に識別される被提案者との二者間の関係性に応じた値である親密度を取得しても良い。スコア算出手段111は、親密度格納手段110に格納されているその二者間に関する親密度を取得しても良く、図示しない外部の親密度を管理する情報管理装置から、ネットワーク100を介して親密度を取得しても良く、ネットワーク100を解して、他のSNS等のサービスでの交流状況から取得、または算出しても良い。例えば、スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報によって識別される提案者とその課題関連情報に含まれる被提案者識別情報によって識別される被提案者との二者間の関係性が、親密度格納手段110に親密度「5」が格納されている場合は、親密度「5」を取得しても良く、親密度格納手段110に親密度「恋人」が格納されている場合は、「友人」のときは親密度「1」、「恋人」のときは親密度「2」といった対応表を用いて親密度「2」を取得しても良い。親密度は、提案者と被提案者とがお互いをよく知っているほど、高い値が取得される。親密度は、提案者と被提案者とがお互いをよく知っているほど、提案者が、被提案者の状況を考えて課題を提案していることが想定されるから、被提案者にとって課題が適切であることを示す値になり得る。
【0049】
(5)課題適性度
スコア算出手段111は、スコアの算出対象の課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者とその課題関連情報に含まれる課題情報が示す課題との関係性に応じた値である課題適性度を取得しても良い。課題適性度は、算出対象の課題関連情報に含まれる提案者識別情報で識別される提案者が被提案者のことを考えて設定しても良く、その課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者が送信された場合の表示順位を変更するために設定しても良く、その二者間の両者が設定しても良く、その二者間の両者が設定した値を元に算出しても良い。なお、課題適性度は、被提案者の健康状態や地位、目標等に応じて優先すべき課題ほど増加する値であっても良く、その被提案者にとって、算出対象の課題関連情報に含まれる課題が重要であるほど増加する値であっても良い。例えば、スコア算出手段111は、算出対象の課題関連情報に含まれている課題適性度が5の場合、課題適性度「5」を取得しても良い。課題適性度は、被提案者、および提案者がその課題が必要であると感じるほど高い値が取得される。そのため、課題適性度は、課題関連情報が被提案者にとって適切であるほど高い値になり得る。
【0050】
(6)応援度
スコア算出手段111は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれる応援情報を用いて応援度を取得しても良い。応援度は、算出対象の課題関連情報に含まれている応援情報がメッセージの場合は、そのメッセージの数であっても良く、その応援情報が数値情報である場合は、その値であっても良い。例えば、スコア算出手段111は、算出対象の課題関連情報に含まれている応援情報が、2件のメッセージである場合、応援度「2」を取得しても良い。応援度は、第三者が注目するほど高い値が取得される。そのため、課題適性度は、課題関連情報が被提案者にとって適切であるほど高い値になり得る。
【0051】
スコア算出手段111は、送信要求受信手段109が受信した送信要求に応じるタイミングでスコアを算出するようにしても良く。任意のタイミングでスコアを算出するようにしても良い。任意のタイミングは、ユーザが設定しても良く、開発者または管理者等が設定しても良い。任意のタイミングは、例えば、一日一回のタイミングであっても良く、新しい課題が課題関連情報格納手段101に蓄積されたタイミングであっても良い。スコア算出手段111は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。スコア算出手段111の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0052】
提案課題情報構成手段112は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれる被提案者識別情報が同一である課題関連情報を特定し、特定した課題関連情報のうち少なくとも一部の課題関連情報から、スコア算出手段111が算出したスコアに応じて被提案者に提案されるべき課題情報である提案課題情報を構成する。なお、スコア算出手段111が、すでに被提案者識別情報が同一である課題関連情報を特定している場合は、提案課題情報構成手段112は、被提案者識別情報が同一である課題関連情報を特定しなくても良い。提案課題情報構成手段112は、課題関連情報格納手段101に格納されているすべての課題情報から課題提案情報を構成しても良く、一部の課題関連情報から課題提案情報を構成しても良い。一部の課題関連情報とは、直近に蓄積された数件の課題関連情報であっても良く、ランダムに選択された数件の課題関連情報であっても良い。また、提案課題情報構成手段112は、スコア算出手段111に算出されたスコアに応じて課題関連情報を絞り込んで提案課題情報を構成しても良く、そのスコアに応じて課題関連情報を並び替えて提案課題情報を構成しても良い。スコアに応じて課題関連情報を並び替えるとは、スコアが高い課題関連情報ほど優先されるよう降順に並び替えることであっても良い。なお、並び替えを行う場合は、課題関連情報格納手段101には、同一の被提案者識別情報を含む課題関連情報が2以上格納されていることが好適である。課題情報を絞り込む場合は、提案課題情報構成手段112は、予め決められた閾値より低いスコアに対応する課題関連情報に含まれる課題情報を、提案課題情報に含めなくても良い。閾値は、被提案者識別情報が同一である課題関連情報のすべてのスコアの平均値等に1以下の数値をかけた数値であっても良く、あらかじめ決められた値であっても良い。あらかじめ決められた値とは、開発者が設定した値であっても良く、被提案者等が設定した値であっても良い。なお、提案課題情報構成手段112は、課題情報を送信するかどうかを1個の課題情報ずつ判断しても良い。提案課題情報構成手段112は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。提案課題情報構成手段112の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0053】
広告情報選択手段113は、課題関連情報に含まれる課題情報に関係する広告情報を、広告関連情報格納手段104に格納されている広告関連情報に含まれている広告情報から選択する。広告情報選択手段113が広告を選択する対象の課題情報は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報であっても良い。広告情報選択手段113は、提案課題情報構成手段112が構成した提案課題情報に含まれる課題情報に関係する広告情報を選択しても良い。広告情報選択手段113は、課題情報に含まれている用語から課題情報に適切な広告を選択しても良く、課題情報に対応する被提案者情報で識別される被提案者に対して適切な広告を選択しても良い。課題関連情報格納手段101に格納されているその課題情報が文字列、または文字列と対応付けられている場合で、課題情報に含まれている用語から課題情報に適切な広告を選択するときは、広告情報選択手段113は、広告関連情報格納手段104に格納されている広告キーワードを取得し、課題情報の用語と広告キーワードとが一致すれば、その課題情報に対してその広告情報を選択しても良い。被提案者に対して適切な広告を選択する場合は、その被提案者が過去に選択した広告情報が図示しない格納手段、または外部の格納装置に格納されているときに、広告情報選択手段113は、被提案者の過去の選択状況から、その被提案者が選択しやすい広告情報を選択しても良い。広告情報の選択は、上記例を含めて様々な選択方法が提案されている公知技術であるため、詳細は省略するが、広告情報選択手段113は、そのいずれの方法で広告情報を選択しても良いものとする。
【0054】
ある課題情報に関係するある広告情報を選択した場合に、広告情報選択手段113は、その広告を識別する広告識別情報をその課題情報を含む課題関連情報に追加しても良く、その広告を識別する広告識別情報とその課題情報を識別する課題識別情報とを対応付けて図示しない格納手段に蓄積しても良い。広告情報選択手段113は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。広告情報選択手段113の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0055】
課題情報送信手段114は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者の端末装置3に、課題関連情報が有する課題情報を送信する。なお、課題情報送信手段114は、送信要求受信手段109が受信した送信要求に応じて送信要求を送信した端末装置に課題情報を送信しても良く、あらかじめ決められた時間ごとに、課題関連情報格納手段101に格納されている課題情報に含まれている被提案者識別情報で識別される被提案者に、その被提案者識別情報に対応する課題情報を送信しても良い。あらかじめ決められた時間ごとに送信する場合で、図示しない格納手段に、被提案者識別情報とその被提案者が識別する被提案者への連絡するためのメールアドレス等の情報が格納されているときは、課題情報送信手段114は、その情報を用いて送信しても良い。また、課題情報送信手段114が送信する課題情報は、提案課題情報構成手段112で構成された提案課題情報であっても良い。
【0056】
また、課題情報送信手段114は、第三者に対しても課題関連情報に含まれる課題情報を送信しても良い。課題情報送信手段114が第三者に送信する課題情報は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれる課題情報であっても良い。課題情報送信手段114は、第三者に対し、課題関連情報格納手段101に格納されている少なくとも一部の課題情報を送信しても良い。一部の課題情報とは、直近に蓄積された課題情報であっても良く、蓄積された日時が、現時点から近い数件選択された課題情報であっても良い。また、課題情報送信手段114は、送信する課題情報と対応する提案者識別情報とを対応付けて送信しても良く、送信する課題情報と対応する被提案者識別情報とを対応付けて送信しても良く、送信する課題情報と対応する応援情報とを対応付けて送信しても良く、送信する課題情報とその課題情報を含む課題関連情報に含まれるその他の情報とを対応付けて送信しても良く、送信する課題情報と課題識別情報とを対応付けて送信しても良い。なお、この際に送信する提案者識別情報、および被提案者識別情報は、提案者、および被提案者の氏名であると考えても良い。また、課題情報送信手段114は、送信する課題情報に対して広告情報選択手段113が選択した広告情報をも対応付けて送信しても良い。課題情報送信手段114は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0057】
応援情報受信手段115は、第三者の端末装置から応援情報と、その応援情報で第三者が応援する課題を示す課題情報を識別する課題識別情報とを対応付けて受信する。応援情報受信手段115は、応援情報と課題識別情報とを同時に受信しても良く、同一のIDを含ませることで対応付けて受信しても良い。なお、応援情報を送信する第三者の端末装置は、応援者の端末装置4と読み替えても良い。応援情報受信手段115は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。
【0058】
応援情報追加手段116は、応援情報受信手段115が受信した応援情報を、その応援情報に対応付けられた課題識別情報で識別される課題情報を有する課題関連情報に追加する。応援情報追加手段116は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。応援情報追加手段116の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0059】
課題承認受信手段117は、被提案者の端末装置2から、被提案者が承認した課題を示す課題情報を識別する課題識別情報を受信する。課題承認受信手段117が受信する課題識別情報は、課題情報送信手段114が送信した課題情報によって示される課題のうち、被提案者が承認した課題を示す課題情報を識別する課題識別情報を受信する。被提案者が承認した課題とは、被提案者が実行することを決めた課題である。なお、課題承認受信手段117は、課題識別情報と課題承認情報とを対応付けて受信しても良い。対応付けて受信するとは、課題識別情報と課題承認情報とを同時に受信することであっても良く、同一のIDを含む課題識別情報、および課題承認情報をそれぞれ別々に受信することあっても良く、課題識別情報と課題承認情報とを順番に受信することであっても良い。また、課題承認受信手段117は、ネットワーク100を介して応援情報を受信しても良い。課題承認受信手段117は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。
【0060】
課題承認手段118は、課題承認受信手段117で受信した課題識別情報で識別される課題情報を有する課題関連情報に含まれる課題承認情報の設定を行う。課題承認手段118が設定する課題承認情報は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に含まれる課題承認情報である。「課題承認情報の設定を行う」ことは、その課題承認情報に承認したことを示す値を設定することであっても良い。また、課題承認手段118は、課題承認受信手段117が課題識別情報と課題承認情報とを対応付けて受信した場合は、その課題識別情報で識別される課題情報に対応する課題承認情報に、受信した課題承認情報を設定しても良い。課題承認手段118は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。課題承認手段118の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0061】
課題結果情報受信手段119は、被提案者の端末装置3から、被提案者を識別する被提案者識別情報とともに課題関連情報に含まれ、課題承認手段118で設定された課題承認情報に対応する課題情報にかかる課題の実行結果に関する情報である課題結果情報を受信する。課題結果情報は、その課題結果情報が示す結果に対応する課題を示す課題情報を識別する課題識別情報を含んでいても良く、含んでいなくても良い。なお、課題結果情報が課題識別情報を含んでいない場合には、被提案者が、常に1以下の課題しか承認できないようになっていても良い。「常に1以下の課題しか承認できない」ようにするためには、課題情報受信手段102が、未達成を示す情報が設定されている課題達成状態情報に対応する被提案者識別情報で識別される被提案者に対する新しい課題を受信しないようにしても良く、課題承認受信手段117が、同じ被提案者識別情報を有する課題関連情報のうち、課題を承認したことを示す値の課題承認情報があれば、その被提案者識別情報に対応する課題情報を識別する課題識別情報を受信しないようにしても良い。なお、課題結果情報受信手段119は、課題承認情報が承認したことを示す値に設定されていない課題承認情報を有する課題関連情報に含まれる課題情報で示される課題を実行した結果に関する情報を受信しなくても良い。すなわち、課題結果情報受信手段119は、課題結果情報が送信された場合に、その課題結果情報に含まれる課題識別情報で識別される課題が、被提案者によって承認されていれば受信し、承認されていなければ受信しなくても良い。なお、課題結果情報受信手段119は、課題結果情報を検知した後に、その課題結果情報に含まれる課題識別情報を用いて、課題関連情報格納手段101に格納される課題情報を特定し、その課題情報に対応する課題承認情報を参照して、その課題承認情報が承認したことを示す値に設定されている場合に、結果として課題結果情報を受信しても良い。この場合の検知とは、課題結果情報受信手段119が行った最初の受信のことを示す。課題結果情報受信手段119は、最終的に受信すべき情報かどうかを判断するために、送信された課題結果情報を検知する。そして、課題結果情報受信手段119は、承認された課題に関する課題結果であれば、最終的に受信する。また、その課題承認情報が承認したことを示す値に設定されていない場合は、検知した課題結果情報を破棄しても良く、検知した課題結果情報を処理しなくても良い。
【0062】
課題結果情報は、例えば、課題結果情報は、課題を達成したかどうかを示す2値の情報であっても良く、課題の達成状況を示す達成割合を示す情報であっても良いが、本実施の形態では、課題結果情報は、課題に対する活動に関する情報であるものとする。課題に対する活動に関する情報は、走ることに関する課題を実行した結果、被提案者の端末で取得されたGPS座標ログであっても良く、学力向上に関する課題を被提案者の端末上で実行した結果取得されたテストの回答であっても良く、その他、課題を実行する過程で、被提案者の端末装置3が収集した情報のうち、課題の達成、または未達成を判断できる情報であれば何であっても良い。課題結果情報受信手段119は、通常、無線または有線の通信手段で実現されても良い。
【0063】
課題結果判断手段120は、課題結果情報受信手段119が受信した課題結果情報に関する課題を達成しているかどうかを、課題結果情報を用いて判断しても良い。課題結果判断手段120は、課題結果情報が課題識別情報を含んでいる場合は、その課題識別情報が識別する課題情報が示す課題について判断しても良い。例えば、課題結果情報が有する課題識別情報で識別される課題情報が示す課題が「20km走る」であり、課題の達成条件が「時速6km/h以上で20km以上移動する」である場合で、課題結果情報が、被提案者の端末で取得されたGPS座標ログであるとき、課題結果判断手段120は、そのGPS座標ログから、被提案者が20km以上移動していて、かつ移動速度が常に6km/h以上であると、課題を達成したと判断しても良い。課題結果判断手段120は、課題の達成条件を課題関連情報格納手段101から取得しても良く、図示しない格納手段から取得しても良い。課題結果判断手段120は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。課題結果判断手段120の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0064】
課題達成状態情報設定手段121は、課題結果判断手段120が判断した結果の情報を、課題結果情報受信手段119が受信した課題結果情報に関する課題情報を有する課題関連情報に含まれる課題達成状態情報に設定する。「課題結果情報に関する課題情報」は、課題結果情報に課題識別情報が含まれている場合は、課題結果情報に含まれる課題識別情報で識別される課題情報であっても良く、承認されている課題が被提案者ごとに一個のみである場合は、その承認された課題を示す課題情報であっても良い。なお、課題達成状態情報設定手段121は、課題結果情報受信手段119が受信した課題結果情報に応じて、その課題結果情報に関する課題を示す課題情報を有する課題関連情報に含まれる課題達成状態情報を設定しても良いが、本実施の形態では、課題達成状態情報設定手段121は、課題結果判断手段120が判断した結果の情報を設定する。なお、「課題結果情報に関する課題」は、課題結果情報に課題識別情報が含まれている場合は、課題結果情報に含まれる課題識別情報に示される課題情報が示す課題であっても良く、承認されている課題が被提案者ごとに一個のみである場合は、その課題であっても良い。また、課題達成状態情報設定手段121は、課題結果情報受信手段119が受信した課題結果情報に含まれている課題識別情報で識別される課題情報に対応する課題達成状態情報を設定するものとする。課題達成状態情報設定手段121は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。課題達成状態情報設定手段121の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0065】
広告費用分配手段122は、課題達成状態情報設定手段121が設定した課題達成状態情報に応じて、その課題達成状態情報を有する課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者に、その課題関連情報に対して広告情報選択手段113が選択した広告情報を有する広告関連情報に含まれる広告費用情報によって示される広告費用の少なくとも一部を分配する。なお、広告費用分配手段122は、課題達成状態情報設定手段121が設定した課題達成状態情報に応じて、課題達成状態情報を有する課題関連情報に含まれる提案者識別情報で識別される提案者にも、広告費用情報によって示される広告費用の少なくとも一部を分配しても良い。課題達成状態情報に応じて分配するとは、完全に課題が達成された場合に広告費用を分配することでも良く、課題の達成状況が達成に近いと判断されるほど多くの広告費用を分配することでも良い。なお、広告費用分配手段122は、被提案者、および提案者に対して、それぞれ同じ費用になるように広告費用を分配しても良く、それぞれ異なる費用になるように広告費用を分配しても良い。また、広告費用の少なくとも一部を分配するとは、広告関連情報格納手段104に格納されている広告費用情報が示す広告費用から手数料等を除いた広告費用を広告費用分配手段122が分配することであっても良く、広告費用から予め決められた金額、またはポイント等を取得して、その取得したものを広告費用分配手段122が分配することであっても良い。予め決められた金額、またはポイント等は、広告費用情報が示す広告費用が、その広告費用情報に対応する広告情報が示す広告を掲載するために総予算である場合に、1課題あたりに分配する最大の金額等であっても良く、一人あたりに分配する最大の金額等であっても良い。
【0066】
なお、分配とは、図示しない格納手段に格納されている被提案者等の口座番号に対して、図示しない銀行が運営している振り込み装置を利用して広告費用の少なくとも一部を送金することであっても良く、経理担当にメール等を用いて被提案者と広告費用の少なくとも一部を通知することであっても良く、被提案者と広告費用の少なくとも一部を記した帳票等を発行すること等であっても良い。また、分配するとは、被提案者と広告費用の少なくとも一部を出力することであっても良い。出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。広告費用分配手段122は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。広告費用分配手段122の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0067】
報酬分配手段123は、課題達成状態情報設定手段121が設定した課題達成状態情報に応じて、課題達成状態情報を有する課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者に、その課題関連情報に含まれる報酬情報によって示される報酬の少なくとも一部を分配する。なお、報酬分配手段123は、課題達成状態情報設定手段121が設定した課題達成状態情報に応じて、課題達成状態情報を有する課題関連情報に含まれる提案者識別情報で識別される提案者にも、報酬情報によって示される報酬の少なくとも一部を分配しても良い。課題達成状態情報に応じて分配するとは、完全に課題が達成された場合に報酬を分配することでも良く、課題の達成状況が達成に近いと判断されるほど多くの報酬を分配することでも良い。なお、報酬分配手段123は、被提案者、および提案者に対して、それぞれ同じ費用になるように報酬を分配しても良く、それぞれ異なる費用になるように報酬を分配しても良い。また、報酬の少なくとも一部を分配するとは、課題関連情報格納手段101に格納されている報酬情報が示す報酬から手数料等を除いた報酬を報酬分配手段123が分配することであっても良く、報酬から予め決められた金額、またはポイント等を取得して、その取得したものを報酬分配手段123が分配することであっても良い。予め決められた金額、またはポイント等は、報酬情報が示す報酬が、総予算である場合に、1課題あたりに分配する最大の金額等であっても良く、一人あたりに分配する最大の金額等であっても良い。
【0068】
なお、分配とは、図示しない格納手段に格納されている被提案者等の口座番号に対して、図示しない銀行が運営している振り込み装置を利用して報酬の少なくとも一部を送金することであっても良く、経理担当にメール等を用いて被提案者と報酬の少なくとも一部を通知することであっても良く、被提案者と報酬の少なくとも一部を記した帳票等を発行すること等であっても良い。また、分配するとは、被提案者と報酬の少なくとも一部を出力することであっても良い。広告費用分配手段122は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。広告費用分配手段122の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0069】
図3は、本実施の形態における課題共有装置1の動作の一例を示すフローチャートである。以下、
図3を用いて動作について説明する。
【0070】
(ステップS201)課題情報受信手段102は、課題情報等を受信したかどうかを判断する。課題情報等を受信した場合は、ステップS202へ進み、受信しなかった場合は、ステップS203へ進む。
【0071】
(ステップS202)課題関連情報蓄積手段103は、ステップS201で受信した課題情報等を課題関連情報格納手段101に蓄積する。そして、ステップS201に戻る。
【0072】
(ステップS203)広告関連情報受付手段105は、広告関連情報を受け付けたかどうかを判断する。広告関連情報を受け付けた場合は、ステップS204へ進み、受け付けなかった場合は、ステップS205へ進む。
【0073】
(ステップS204)広告関連情報蓄積手段106は、ステップS203で受け付けた広告関連情報を広告関連情報格納手段104に蓄積する。そして、ステップS201に戻る。
【0074】
(ステップS205)報酬情報受付手段107は、報酬情報を受け付けたかどうかを判断する。報酬情報を受け付けた場合は、ステップS206へ進み、受け付けなかった場合は、ステップS207へ進む。
【0075】
(ステップS206)報酬情報追加手段108は、ステップS205で受け付けた報酬情報を課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報に追加する。そして、ステップS201に戻る。
【0076】
(ステップS207)応援情報受信手段115は、応援情報を受信したかどうかを判断する。応援情報を受信した場合は、ステップS208へ進み、受信しなかった場合は、ステップS209へ進む。
【0077】
(ステップS208)応援情報追加手段116は、ステップS207で受信した応援情報を、その応援情報に対応する課題関連情報に追加する。そして、ステップS201に戻る。
【0078】
(ステップS209)課題承認受信手段117は、承認する課題の課題識別情報を受信したかどうかを判断する。課題識別情報を受信した場合は、ステップS210へ進み、受信しなかった場合は、ステップS211へ進む。
【0079】
(ステップS210)課題承認手段118は、ステップS209で受信した課題識別情報で識別される課題情報に対応する課題承認情報を承認したことを示す値に設定にする。そして、ステップS201に戻る。
【0080】
(ステップS211)課題結果情報受信手段119は、課題結果情報を検知したかどうかを判断する。課題結果情報を検知した場合は、ステップS212へ進み、検知しなかった場合は、ステップS218へ進む。
【0081】
(ステップS212)課題結果情報受信手段119は、ステップS211で検知した課題結果情報に含まれる課題識別情報で識別される課題情報に対応する課題承認情報が、承認したことを示す値に設定されているか判断する。承認したことを示す値に設定されている場合は、ステップS213へ進み、承認したことを示す値に設定されていない場合は、ステップS218へ進む。
【0082】
(ステップS213)課題結果情報受信手段119は、ステップS211で検知した課題結果情報を受信する。
【0083】
(ステップS214)課題結果判断手段120は、ステップS213で受信した課題結果情報が、課題結果情報に含まれる課題識別情報で識別される課題情報が示す課題を達成しているかどうかを判断する。
【0084】
(ステップS215)課題達成状態情報設定手段121は、ステップS213で受信した課題結果情報に含まれる課題識別情報で識別される課題情報に対応する課題達成状態情報に、ステップS214で判断した結果を設定する。
【0085】
(ステップS216)広告費用分配手段122は、ステップS215で課題達成状態情報に設定された値に応じて、その課題達成状態情報に対応する広告識別情報で識別される広告情報に対応する広告費用の一部を被提案者に分配する。なお、ステップS215で課題達成状態情報に設定された値が未達成だった場合は、広告費用の一部を分配しなくても良い。この場合の分配しないとは、0円、または0ポイントを分配するということであっても良い。
【0086】
(ステップS217)報酬分配手段123は、ステップS215で課題達成状態情報に課題に設定された値に応じて、その課題達成状態情報に対応する報酬情報で示される報酬の一部を被提案者に分配する。そして、ステップS201に戻る。なお、ステップS215で課題達成状態情報に設定された値が未達成だった場合は、報酬の一部を分配しなくても良い。この場合の分配しないとは、0円、または0ポイントを分配するということであっても良い。
【0087】
(ステップS218)送信要求受信手段109は、提案者、被提案者を限定しない課題情報の送信要求を受信したかどうかを判断する。提案者、被提案者を限定しない課題情報の送信要求を受信した場合は、ステップS219へ進み、受信しなかった場合は、ステップS220へ進む。
【0088】
(ステップS219)課題情報送信手段114は、ステップS218で受信した課題情報の送信要求を送ってきた端末装置に課題関連情報格納手段101に格納されている課題情報を送信する。そして、ステップS201に戻る。
【0089】
(ステップS220)送信要求受信手段109は、被提案者を限定した課題情報の送信要求を受信したかどうかを判断する。被提案者を限定した課題情報の送信要求を受信した場合は、ステップS221へ進み、受信しなかった場合は、ステップS201に戻る。
【0090】
(ステップS221)スコア算出手段111は、ステップS220で受信した被提案者を限定した送信要求に応じた各課題関連情報のスコアを算出する。
【0091】
(ステップS222)提案課題情報構成手段112は、ステップS221で算出したスコアに応じて提案課題情報を構成する。
【0092】
(ステップS223)広告情報選択手段113は、ステップS222で構成された提案課題情報に含まれる各課題情報に対して関係する広告情報を選択し、選択した広告情報を識別する広告識別情報を、課題関連情報格納手段101に格納されている、その広告情報と関係する課題情報に対応する広告情報識別情報に設定する。
【0093】
(ステップS224)課題情報送信手段114は、ステップS220で受信した送信要求を送ってきた端末装置に、ステップS222で構成した課題提案情報を、ステップS223で選択した広告情報と対応付けて送信する。そして、ステップS201に戻る。
【0094】
なお、
図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0095】
以下、本実施の形態における課題共有装置1の具体的な動作について説明する。なお、本具体例において示した各図面の情報は、説明のために便宜上用意されたものであって、実際のデータを示すものではない。また、本具体例において、ステップS201、S203、S205、S207、S209、S211、S218、S220は、それぞれ平行して動作しているように記載しているが、実際には、順番に判断を行っているものとする。つまり、課題関連情報を受信した(ステップS203)とあった場合、一つ前の処理である課題情報を受信したかどうかの判断(ステップS201)は、実行されているが、説明が省略されたものとする。また、本具体例において、広告費用情報、および報酬情報で示される費用は、課題が達成された際に被提案者に支払われる費用であるものとする。また、本具体例において、提案課題情報構成手段112は、スコアが5以下の課題関連情報の課題を提案しないように提案課題情報を構成するものとする。また、本具体例において、被提案者識別情報と銀行口座を対応付ける図示しないユーザ情報格納手段があるものとする。
【0096】
本具体例において、親密度格納手段110には、
図4で示されるテーブルが格納されているものとする。
図4のテーブルは、あるユーザと、そのあるユーザ以外のユーザと、その二者間の親密度とを有している。例えば、ユーザA「ユーザ1」とユーザB「ユーザ2」のレコードには、親密度「2」が登録されている。これは、「ユーザ1」と「ユーザ2」の親密度が2であることを示している。以下、「ユーザ1」や「ユーザ2」といった提案者、および被提案者を識別する情報は、そのユーザをも示すこともある。
【0097】
提案者識別情報「ユーザ10」で識別される提案者が、自らの端末装置である提案者の端末装置2の電源を入れ、課題共有装置1にアクセスしたものとする。そして、提案者は、課題を送信する画面を開き課題情報「20km走る」と提案者識別情報「ユーザ10」と被提案者識別情報「ユーザ21」と課題の達成条件「時速6km/h以上で20km以上移動する」と課題適性度「5」とをネットワーク100を介して課題共有装置1に送信したものとする。課題情報受信手段102は、送信されてきた課題情報「20km走る」等を受信する(ステップS201)。そして、課題関連情報蓄積手段103は、受信した課題情報「20km走る」等が一の課題関連情報になるようにして課題関連情報格納手段101に蓄積する(ステップS202)。この際に蓄積する課題関連情報は、ユニークな課題ID「101」と対応付けられる。また、この際に蓄積する課題関連情報に含まれる各情報は、課題承認情報「未設定」、課題達成状態情報「未達成」、応援情報「−」、報酬情報「−」、および広告識別情報「−」のように初期値が設定される。この後、さらに4つの課題情報等を同様に受信し、課題ID「102」、課題ID「103」、課題ID「104」、および課題ID「105」についても蓄積したものとする。すると、課題関連情報格納手段101に格納される課題関連情報は、
図5で示される課題ID、課題情報、被提案者識別情報、提案者識別情報のようになる。以下、課題IDを課題識別情報、および、課題関連識別情報として用いることもある。
【0098】
広告主が、自らの端末装置である広告主の端末装置5の電源を入れ、課題共有装置1にアクセスしたものとする。そして、広告主は、広告を送信する画面を開き、広告情報「英語学習の決定版!ネイティブに学ぶ英語術(http://eng.sample)」と、広告キーワード「英語,英会話」と、広告費用情報「10円」とを含む広告関連情報をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信したものとする。広告関連情報受付手段105は、送信されてきた広告関連情報を受信する(ステップS203)。広告関連情報蓄積手段106は、受信された広告関連情報を広告関連情報格納手段104に蓄積する(ステップS204)。この際に蓄積する広告関連情報は、ユニークな広告ID「201」と対応付けられる。この後、さらに3つの広告関連情報を同様に受信し、広告ID「202」、広告ID「203」、および広告ID「204」についても蓄積したものとする。すると、広告関連情報格納手段104に格納される広告関連情報は、
図6で示されるものになる。以下、広告IDを広告関連識別情報として用いることもある。
【0099】
出資者が、自らの端末装置である出資者の端末装置6の電源を入れ、課題共有装置1にアクセスしたものとする。そして、出資者は、出資対象の課題を選択するための送信要求を送信する画面を開き、提案者、被提案者を限定しない課題情報の送信要求をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信したものとする。送信要求受信手段109は、その送信要求を受信する(ステップS218)。課題情報送信手段114は、出資者の端末装置6に対して、課題関連情報格納手段101に格納されている課題情報をその課題識別情報と対応付けて5件送信する(ステップS219)。すると、
図5で示される報酬情報のようになる。
【0100】
出資者は、課題共有装置から課題情報が送られてくると、その中から課題ID「101」を選択し、報酬情報「100円」を対応付けて送信したものとする。報酬情報受付手段107は、送信されてきた報酬情報等を受信する(ステップS205)。報酬情報追加手段108は、受信された報酬情報を対応する課題関連識別情報で識別される課題ID「101」の報酬情報に「100円」を追加する(ステップS206)。この後、さらに課題ID「105」についても報酬情報を同様にして受信し、蓄積したものとする。
【0101】
応援者が、自らの端末装置である応援者の端末装置4の電源を入れ、課題共有装置1にアクセスしたものとする。そして、応援者は、応援情報を入力するための送信要求を送信する画面を開き、提案者、被提案者を限定しない課題情報の送信要求をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信したものとする。送信要求受信手段109は、その送信要求を受信する(ステップS218)。課題情報送信手段114は、応援者の端末装置4に対して、課題関連情報格納手段101に格納されている課題情報をその課題識別情報と対応付けて5件送信する(ステップS219)。すると、応援者の端末装置4に、
図7のような画面が表示される。
【0102】
応援者は、応援者の端末装置4を操作し、「20km走る」のテキストボックスに「君ならできるよ」と入力し、「コメント」ボタンを押したとする。すると、応援者の端末装置4は、課題情報「20km走る」を識別する課題識別情報「101」と、応援情報であるテキストボックスに入力された「君ならできるよ」とを対応付けてネットワーク100を介して課題共有装置1に送信する。応援情報受信手段115は、応援者の端末装置4から応援情報を受信する(ステップS207)。応援情報追加手段116は、受信した応援情報を課題ID「101」の課題に追加する(ステップS208)。この後、さらに、課題ID「101」に対する応援情報と、課題ID「105」に対する応援情報とを同様にして受信し、追加したものとする。すると、
図5で示される応援情報のようになる。
【0103】
提案者識別情報「ユーザ21」で識別される被提案者が、自らの端末装置である被提案者の端末装置3の電源を入れ、課題共有装置1にアクセスしたものとする。そして、被提案者は、自身が被提案者になっている課題の送信要求を送信する画面を開き、被提案者識別情報に「ユーザ21」を含む課題関連情報に含まれている課題情報の送信要求をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信したものとする。送信要求受信手段109は、その送信要求を受信する(ステップS220)。スコア算出手段111は、送信要求に含まれている被提案者識別情報「ユーザ21」を含む課題関連情報、課題ID「101」、課題ID「103」、課題ID「104」、および課題ID「105」を特定する。そして、スコア算出手段111は、課題ID「101」のスコアを算出する。課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報のうち、過去に提案者識別情報「ユーザ10」と被提案者識別情報「ユーザ21」とを含む課題関連情報が5個あるものとする。そのため、スコア算出手段111は、挑発度「5」を取得する。また、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報のうち、過去に提案者識別情報「ユーザ10」を含む課題関連情報が10個あるものとする。そのため、スコア算出手段111は、提案者適性度「10」を取得する。また、課題関連情報格納手段101に格納されている課題関連情報のうち、過去に被提案者識別情報「ユーザ21」を含む課題関連情報が7個あるものとする。そのため、スコア算出手段111は、被提案者適性度「7」を取得する。また、スコア算出手段111は、親密度格納手段110に格納されている親密度のうち、「ユーザ10」と「ユーザ21」とに対応付けられている親密度「5」を取得する。また、スコア算出手段111は、課題関連情報格納手段101に格納されている課題ID「101」に対応する課題適性度「5」を取得する。また、課題関連情報格納手段101に課題ID「101」に対応する応援情報が2件格納されているため、スコア算出手段111は、応援度「2」を取得する。そして、スコア算出手段111は、挑発度「5」+提案者適性度「10」+被提案者適性度「7」+親密度「5」+課題適性度「5」で算出されるスコア「32」を算出する(ステップS221)。スコア算出手段111は同様にして、被提案者識別情報「ユーザ21」を含む他の課題関連情報のスコアを算出する。提案課題情報構成手段112は、被提案者識別情報「ユーザ21」を含む課題関連情報のうち、スコア算出手段111が算出したスコアが5以下の課題関連情報である課題ID「104」を除いた課題ID「101」、課題ID「103」、および課題ID「105」から、提案課題情報を構成する(ステップS222)。広告情報選択手段113は、提案課題情報構成手段112が構成した提案課題情報に含まれる課題ID「101」の課題情報に含まれる「走る」というキーワードが広告キーワードに含まれる広告ID「204」の広告情報を選択する(ステップS223)。広告情報選択手段113は、他の提案課題情報に含まれる課題ID「103」と課題ID「105」に対しても同様に関係する広告を選択する。すると、広告情報選択手段113は、課題ID「103」の課題情報に対して、広告識別情報「201」を選択し、課題ID「105」に対して、いずれの広告も選択しなかったものとする。この際、広告情報選択手段113は、課題ID「101」の広告識別情報に広告ID「204」を、課題ID「103」の広告識別情報に広告ID「201」をそれぞれ設定する。課題情報送信手段114は、被提案者の端末装置3に対して、提案課題情報構成手段112が構成した提案課題情報と提案課題情報のそれぞれの課題情報に対応する提案者識別情報と、応援情報と、広告情報選択手段113が選択した広告情報とを対応付けて送信する(ステップS224)。すると、被提案者の端末装置3は、提案課題情報等を受信し、提案課題情報に含まれる各課題情報と、その課題情報の提案者識別情報と応援情報と「承認」ボタンとを対応付けて表示する。
【0104】
被提案者は、被提案者の端末装置3を操作し、「20km走る」の「承認」ボタンを押したとする。すると、被提案者の端末装置3は、課題情報「20km走る」を識別する課題識別情報「101」をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信する。課題承認受信手段117は、被提案者の端末装置3から課題識別情報「101」を受信する(ステップS209)。応援情報追加手段116は、受信した課題識別情報「101」に対応する課題承認情報を承認したことを示す「承認」に設定する(ステップS210)。承認する課題を識別する課題識別情報を送信すると、被提案者の端末装置3には、課題ID「101」に関する情報が下段に移動し、課題を実行できるよう
図8のように表示される。
【0105】
被提案者は、「20km走る」の横の「課題実行」ボタンを押して、被提案者の端末装置3を所持したまま走り出したとする。この際、被提案者の端末装置3では、被提案者の端末装置3に内蔵されているGPS測位機能が起動し、GPS座標ログの収集を開始されるものとする。そして、被提案者は、25km走り終えたときに、「結果送信ボタン」を押したものとする。すると、被提案者の端末装置3は、被提案者が走っている間に収集したGPS座標ログのデータと課題識別情報「101」とを含む情報である課題結果情報をネットワーク100を介して課題共有装置1に送信する。課題結果情報受信手段119は、課題結果情報を検知する(ステップS211)。課題結果情報受信手段119は、課題関連情報格納手段101において、検知した課題結果情報に含まれている課題識別情報「101」に対応する課題承認情報が「承認」に設定されていることを確認する(ステップS212)。そして、課題結果情報受信手段119は、課題識別情報「101」に対応する課題承認情報が、課題承認情報が「承認」に設定されているため、課題結果情報を受信する(ステップS213)。課題結果情報受信手段119が課題結果情報を受信すると、課題結果判断手段120は、その課題結果情報が、課題ID「101」に対応する課題の達成条件「時速6km/h以上で20km以上移動するGPSログを送信する」を満たすかどうか判断する(ステップS214)。なお、ここでは、課題の達成条件を満たしていたものとする。すると、課題達成状態情報設定手段121は、課題関連情報格納手段101において、課題ID「101」に対応する課題達成状態情報を「達成」に設定する。すると、課題関連情報格納手段101に格納される課題関連情報は、
図5で示されるものそのものになる。
【0106】
広告費用分配手段122は、課題関連情報格納手段101において、課題ID「101」の課題達成状態情報が「達成」に設定されると、課題ID「101」に対応する広告ID「204」に対応する広告費用情報「30円」を課題ID「101」に対応する被提案者識別情報「ユーザ21」に対応する銀行口座を図示しないユーザ情報格納手段から取得し、その銀行口座に支払い手続きを行う(ステップS216)。
【0107】
報酬分配手段123は、課題関連情報格納手段101において、課題ID「101」の課題達成状態情報が「達成」に設定されると、課題ID「101」に対応する報酬情報「100円」を課題ID「101」に対応する被提案者識別情報「ユーザ21」に対応する銀行口座を図示しないユーザ情報格納手段から取得し、その銀行口座に支払い手続きを行う(ステップS217)。
【0108】
以上、本実施の形態によれば、課題承認手段118は、被提案者が自ら選択した課題を設定する。これにより、被提案者の課題に対するチャレンジを動機付けることができる。例えば、被提案者のモチベーションを向上させ、課題の達成率を上げることができる。また、本実施の形態によれば、課題結果判断手段120が、課題結果情報を用いて課題を達成したかどうかを自動で判断できる。これにより、例えば、公平に課題の達成状況を管理できる。また、本実施の形態によれば、提案課題情報構成手段112が提案すべき課題を構成することができる。これにより、例えば、被提案者にとって、達成しようと思える課題のみが提示されるようにすることができる。また、被提案者にとって、達成しようと思える順に課題が提示されるようにすることもできる。また、本実施の形態によれば、スコア算出手段111が、提案者と被提案者との過去の提案履歴用いてスコアを算出できる。これにより、例えば、被提案者に過去の提案状況を考慮して課題を提示できる。また、本実施の形態によれば、スコア算出手段111が、提案者と被提案者の交友関係や課題の適性度を用いてスコアを算出できる。これにより、例えば、提案者との関係や課題の適性を考慮して課題を提示できる。また、本実施の形態によれば、スコア算出手段111が、応援情報を用いてスコアを算出できる。これにより、例えば、被提案者に第三者からの応援をうけることで、モチベーションを上げられるように課題を提示ができる。また、本実施の形態によれば、広告費用分配手段122が、課題を達成した際に被提案者に広告費用を分配することができる。これにより、例えば、被提案者が課題を達成する目的を増やすことができる。また、本実施の形態によれば、報酬分配手段123が、課題を達成した際に被提案者に報酬を分配することができる。これにより、例えば、被提案者が課題を達成する目的を増やすことができる。
【0109】
なお、本実施の形態では、報酬情報受付手段107、報酬情報追加手段108、および報酬分配手段123を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、報酬情報受付手段107報酬情報追加手段108、および報酬分配手段123を備えていなくても良い。報酬情報受付手段107、報酬情報追加手段108、および報酬分配手段123を備えていない場合は、報酬に関する情報を扱わなくても良い。
【0110】
また、本実施の形態では、広告関連情報格納手段104、広告関連情報受付手段105、広告関連情報蓄積手段106、広告情報選択手段113、および広告費用分配手段122を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、広告関連情報格納手段104、広告関連情報受付手段105、広告関連情報蓄積手段106、広告情報選択手段113、および広告費用分配手段122を備えていなくても良い。広告関連情報格納手段104、広告関連情報受付手段105、広告関連情報蓄積手段106、広告情報選択手段113、および広告費用分配手段122を備えていない場合は、広告に関する情報を扱わなくても良い。
【0111】
また、本実施の形態では、送信要求受信手段109を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、送信要求受信手段109を備えていなくても良い。送信要求受信手段109を備えていない場合は、課題情報送信手段114が任意のタイミングで課題情報を送信するようにしても良い。任意のタイミングは、ユーザが設定しても良く、開発者または管理者が設定しても良い。任意のタイミングは、例えば、一日一回のタイミングであっても良く、新しい課題が課題関連情報格納手段101に蓄積されたタイミングであっても良い。
【0112】
また、本実施の形態では、親密度格納手段110を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、親密度格納手段110を備えていなくても良い。親密度格納手段110を備えていない場合は、スコア算出手段111は、スコアの算出に親密度を用いなくても良い。
【0113】
また、本実施の形態では、応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備えていなくても良い。応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備えていない場合は、スコアの算出に応援情報を用いなくても良い。
【0114】
また、本実施の形態では、スコア算出手段111、提案課題情報構成手段112、親密度格納手段110、応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、スコア算出手段111、提案課題情報構成手段112、親密度格納手段110、応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備えていなくても良い。スコア算出手段111、提案課題情報構成手段112、親密度格納手段110、応援情報受信手段115、および応援情報追加手段116を備えていない場合は、課題情報送信手段114は、全ての利用者に課題情報を送信しても良く、一部の課題情報を送信しても良く、新しい課題が課題関連情報格納手段101に蓄積された場合に、その蓄積された課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者にその課題情報を送信しても良い。
【0115】
また、本実施の形態では課題結果判断手段120を備える場合について説明したが、課題共有装置1は、課題結果判断手段120を備えていなくても良い。課題結果判断手段120を備えていない場合は、課題結果情報受信手段119が、課題を達成したことを示す情報を受信した際に課題を達成したと判断しても良い。
【0116】
また、本実施の形態における課題共有装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、プログラムは、課題を示す情報である課題情報と、課題の提案者を識別する提案者識別情報と、課題の被提案者を識別する被提案者識別情報と、被提案者が課題を承認したかどうかを示す課題承認情報と、課題の達成状態を示す課題達成状態情報とを有する課題関連情報が格納される課題関連情報格納手段にアクセス可能なコンピュータを、提案者の端末装置から、課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを受信する課題情報受信手段、課題情報受信手段が受信した課題情報と提案者識別情報と被提案者識別情報とを一の課題関連情報に含まれるように課題関連情報格納手段に蓄積する課題関連情報蓄積手段、課題関連情報格納手段に格納されている課題関連情報に含まれる被提案者識別情報で識別される被提案者の端末装置に、課題関連情報が有する課題情報を送信する課題情報送信手段、被提案者の端末装置から、被提案者が承認した課題を示す課題情報を識別する課題識別情報を受信する課題承認受信手段、課題承認受信手段で受信した課題識別情報で識別される課題情報を有する課題関連情報に含まれる課題承認情報の設定を行う課題承認手段、被提案者の端末装置から、被提案者の被提案者識別情報とともに課題関連情報に含まれ、課題承認手段で設定された課題承認情報に対応する課題情報にかかる課題の実行結果に関する情報である課題結果情報を受信する課題結果情報受信手段、課題結果情報受信手段が受信した課題結果情報に応じて、課題結果情報に関する課題を示す課題情報を有する課題関連情報に含まれる課題達成状態情報を設定する課題達成状態情報設定手段として機能させるためのプログラムである。
【0117】
なお、本実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されても良く、または、複数の装置によって分散処理されることによって実現されても良い。また、本実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の手段で実現されても良いことは言うまでもない。
【0118】
また、本実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアにより構成されても良く、または、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されても良い。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行手段が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
【0119】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得手段や、情報を出力する出力手段等におけるモデムやインターフェースカード等のハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
【0120】
図9は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による本発明を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。
【0121】
図9において、コンピュータシステム1100は、CD−ROMドライブ1105、FDドライブ1106を含むコンピュータ1101と、キーボード1102と、マウス1103と、モニタ1104とを備える。
【0122】
図10は、コンピュータシステム1100の内部構成を示す図である。
図10において、コンピュータ1101は、CD−ROMドライブ1105、FDドライブ1106に加えて、MPU1111と、ブートアッププログラム等のプログラムを蓄積するためのROM1112と、MPU1111に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に蓄積すると共に、一時記憶空間を提供するRAM1113と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを蓄積するハードディスク1114と、MPU1111と、ROM1112等を相互に接続するバス1115とを備える。なお、コンピュータ1101は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいても良い。
【0123】
コンピュータシステム1100に、上記実施の形態による本発明等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM1121、またはFD1122に蓄積されて、CD−ROMドライブ1105、またはFDドライブ1106に挿入され、ハードディスク1114に転送されても良い。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ1101に送信され、ハードディスク1114に蓄積されても良い。プログラムは実行の際にRAM1113にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM1121やFD1122、またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0124】
プログラムは、コンピュータ1101に、上記実施の形態による本発明の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいても良い。コンピュータシステム1100がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
【0125】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。また、本発明における各手段の「手段」は、「部」や「回路」と読み替えても良い。