【実施例】
【0023】
まず、本発明の実施例としての遊技用装置について、
図1〜
図8に基づいて説明する。
図1は、遊技機及び遊技用装置が設置された遊技機設置島の要部を示す正面図である。
図2は、遊技用装置の内部構造を示す断面図である。
図3は、(A)は空気清浄ユニットを示す平面図、(B)は左側面図である。
図4は、案内レール構造を示す正面図である。
図5は、(A)は引出部のレール構造を示す断面図、(B)は斜視図である。
図6は、ロックユニットを示す斜視図である。
図7は、(A)は
図5のロックユニットの平面図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。
図8は、(A)はロックユニットの規制状態、(B)は非規制状態を示す要部拡大図である。
図9は、空気清浄ユニットを抜き出した状態を示す斜視図である。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、
図1の手前を正面として上下左右方向を説明する。
【0024】
図1に示すように、遊技店に設置される遊技機設置島100の前後面には、例えば、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1が長手方向に向けて複数並設されているとともに、パチンコ遊技機1と該パチンコ遊技機1に隣り合うパチンコ遊技機との間には、遊技用装置の一例である後述する空気清浄ユニット320を備えるユーティリティーユニット300やカードユニット400などが配設されているとともに、透明なアクリルボード等からなる分煙ボード600が、正面側に突出して各パチンコ遊技機1の前方スペースを仕切るように配設されている(
図8など参照)。
【0025】
パチンコ遊技機1は、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた略円形状の遊技領域が形成されており、所定の打球発射装置から発射された遊技媒体としての遊技球がこの遊技領域に打ち込まれることで遊技が行われるようになっている。
【0026】
カードユニット400は、パチンコ遊技機1の左側に隣接して配置され、遊技者が紙幣を挿入する紙幣挿入口401と、遊技者がプリペイドカード(図示略)を挿入するカード挿入口402と、該カード挿入口402に挿入されたプリペイドカードから読み出された度数や各種情報が表示される情報表示部403と、が設けられている。パチンコ遊技機1には、情報表示部403に度数が存在する場合に遊技者に押圧操作されることで、所定数量のパチンコ球の貸出をパチンコ遊技機1に実施させる貸出スイッチ(図示略)と、遊技の終了時にてカードユニット400に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却スイッチ(図示略)とが設けられている。
【0027】
図2に示すように、ユーティリティーユニット300は、遊技機設置島100に設置固定される本体部を構成する縦長帯状の本体枠301と、本体枠301の上部に形成された引出口302を介して、本体枠301の内部に収納される収納位置(
図2中実線位置参照)と該収納位置から引き出された引出位置(
図2中1点鎖線位置参照)との間で、本体枠301に設けられた案内レール380a〜380d(
図4参照)により前後方向に移動可能に設けられた引出部310と、本体枠301の下部に凹設されたブックホルダ303と、引出部310に組付けられた空気清浄ユニット320に電源を供給する電源ユニット304と、から主に構成され、本実施例では、カードユニット400の左隣りに配設されている。
【0028】
ブックホルダ303は、前面が開口する箱状に形成され、対応するパチンコ遊技機1に関する遊技情報や遊技店に関する情報等が掲載された冊子等を収納可能としている。尚、本実施例では、ユーティリティーユニット300の本体部は本体枠301のみにて構成されていたが、前面が開口する箱体と前面パネルとにより構成されていてもよい。
【0029】
図3〜
図5に示すように、引出部310は、前後方向に向けて立設される側面視横長長方形状をなす金属製のベース板311と、ベース板311の前端辺に取り付けられ引出口302を開閉可能な開閉パネル312と、ベース板311の左側面に組付けられる空気清浄ユニット320と、ベース板311の後部に組付けられるロックユニット350と、から主に構成されている。
【0030】
ベース板311は、空気清浄ユニット320が組付けられる基部311aと、基部311aの上端からクランク部を介して上方に延設される上板部311bと、基部311aの下辺から左側に向けて略水平に屈曲される下板部311cと、から構成される。
【0031】
上板部311bの上辺後部には、右側に向けて略水平に屈曲される屈曲片311dが形成されている。下板部311cには、前後方向に延びる開口の左右側縁から下方に向けて垂下される互いに平行な一対のガイド片311e,311eが前後方向に向けて形成されている。
【0032】
案内レール380a,380bは、引出口302の上部左右側から後方に向けて延設され、左側の案内レール380aは、右側の案内レール380bよりも短寸に形成されている。案内レール380a,380bは、所定の隙間を隔てて互いに対向する縦向きの案内面381a,381bを有し、これら案内面381a,381b間に上板部311bが挿入され該上板部311bを前後方向に案内するように形成されている。
【0033】
案内レール380c,380dは、引出口302の下部左右側から後方に向けて延設され、前後方向に延びる水平な案内面382a,382bをそれぞれ有し、これら案内面382a,382b上に下板部311cの左右縁部が載置され、かつ、互いの案内面382a,382b間にガイド片311e,311eが入り込むことで、下板部311cの左右移動が規制され前後方向に案内される。
【0034】
また、案内レール380dの下前部からは、係止フック313が係止される正面視逆L字形の係止片385が形成されており、引出部310が収納位置に位置したときに係止フック313が係止片385の後端に係止され、引出位置への移動が規制されるようになっている。尚、係止フック313は、開閉パネル312の下部に設けられた解除フック314を押し上げることで係止片385への係止状態を解除して収納位置から引出しできるようになっている。
【0035】
開閉パネル312は、収納位置において引出口302を閉鎖可能な大きさを有し、前面下部には縦長帯状の送出口315が形成されている。また、送出口315の上方位置には、空気清浄ユニット320の電源スイッチ316が設けられている。
【0036】
図3に示すように、空気清浄ユニット320は、ベース板311の基部311aの左側面に配置される箱状に形成された筐体321を備えており、この筺体321内には、送風機としてのブロア322と、このブロア322から前方に向けて延設され送出口315に連通するエアダクト323と、ブロア322の前側に隣接して配置されるイオン発生機324が収容されている。
【0037】
ブロア322は、左側面に吸引口(図示略)を有するとともにエアダクト323の先端に送出口315を有している。筐体321の左側面におけるブロア322に対応する箇所には、複数の縦長スリットからなる吸引口(図示略)が形成されているとともに、その吸引口の外面には、フィルタ326を上方から装着可能とするポケット部327が形成されている。ポケット部327は、空気が挿通可能となるように格子状に形成され、複数の縦長スリットからなる吸引口325が形成されている。
【0038】
また、筐体321の左側面におけるポケット部327の前側には、イオン発生器324及びエアダクト323の一部を開放する開口(図示略)が形成されており、該開口の左側辺を中心として回動可能に設けられた開閉扉328により閉鎖可能とされている。
【0039】
このような構成において、ブロア322を作動させると、吸引口325からブロア322内に空気が吸入され、エアダクト323内に空気が吐出される。また、エアダクト323内は2つの通路に分割されており(図示略)、それぞれの通路に吐出された空気にマイナスイオン及びプラスイオンが別個に放出され、これにより空気は浄化された後に送出口315から送出されるようになっている。
【0040】
尚、本実施例の空気清浄ユニット320は、イオン発生器324を有していたが、空気を清浄化しうるものであれば、必ずしもイオン発生器324を備えていなくてもよい。
【0041】
これらブロア322、フィルタ326、イオン発生器324を有する空気清浄ユニット320は、ベース板311の左側面に配設されている。つまり、本実施例では、ユーティリティーユニット300は、対応するパチンコ遊技機1の左側に配設されていることで、空気清浄ユニット320は、阻害板としてのベース板311を挟んで対応するパチンコ遊技機1と反対側(左側)に、吸引口325が左側に臨むように配設されている。
【0042】
よって、対応するパチンコ遊技機1から放出された熱を吸引しにくくなるので、送出口315から送出される空気が熱くなることが防止される。また、ブロア322、フィルタ326、イオン発生機324など、清掃や点検等のメンテナンス作業が必要となるメンテナンス部品は、ベース板311を挟んで対応するパチンコ遊技機1と反対側(左側)に配設されている。
【0043】
また、筐体321の上面におけるイオン発生機324の上方位置からは、電源ユニット304に接続される電源ケーブルや電源スイッチ316に接続されるケーブルC1が延出されている。
【0044】
図3に示すように、空気清浄ユニット320の後方には、ネジ孔365が、上下の固定ネジ351によりベース板311の後部に固定されている。また、ベース板311の左側面におけるネジ孔365の上方には、ケーブルを支持するケーブル支持片360が突設されている。
【0045】
図6及び
図7に示すように、ロックユニット350は、ベース板311の後部に固定される上下方向に延びる固定部材352と、該固定部材352の上部に設けられた左右方向を向く揺動軸354を中心として揺動可能に設けられる規制部材353と、から主に構成されている。尚、これら固定部材352及び規制部材353は金属板にて構成されている。
【0046】
固定部材352の上部及び下部には、固定ネジ351が取り付けられる取付孔355が形成されているとともに、固定部材352の左側面におけるこれら取付孔355の周縁には、所定厚みのボス356が形成されている。取付孔355に取り付けられた固定ネジ351は、基部311aの後部に形成されたネジ孔365(
図5参照)に螺入されるようになっている。
【0047】
従来、このネジ孔365は、引出部310の引出位置からの逸脱を規制するための規制ネジ(図示略)を、基部311aの左側から挿通して右側面に突出させるために使用されていた。詳しくは、基部311aの右側面から規制ネジを突出させ、引出位置において引出口302の近傍所定の被係止部(図示略)に係止されるようにすることで、引出位置において案内レール380a〜380dからの逸脱が規制されるようにしていた。
【0048】
しかし、本実施例では、引出部310の引出位置における案内レール380a〜380dからの逸脱を規制する規制部材353を有するロックユニット350を基部311aに固定するための固定ネジ351の取付孔355として利用するため、この取付孔355を挿通して固定ネジ351を大きく突出させる必要はないので邪魔になる。よって、ボス356により取付孔355の深さを左側に増大することで、取付孔355を挿通して固定ネジ351が基部311aの右側面から大きく突出することを防止できる。
【0049】
固定部材352の上下方向の略中央前側には、左側に屈曲する支持片357が略水平に形成されている。また、支持片357の上方位置には、左側に屈曲する規制片358が略水平に形成されている。また、固定部材352の左側面上部には、揺動軸354が突設されている。
【0050】
規制部材353は、前後方向を向く水平なベース部353aと、ベース部353aの左右後縁部から上方に向けて屈曲され、揺動軸354を軸支する軸支片353b,353cと、ベース部353aの後縁から下方に垂下される垂下片353dと、ベース部353aの前端左側から上方に向けて延設された後、前側に向けて略水平に屈曲する解除操作片353eと、が形成されている。
【0051】
垂下片353dと支持片357とは、引張バネ359を介して連結されており、規制部材353は、左側面視で揺動軸354を介して反時計回り方向に付勢されている。このように引張バネ359を介して付勢された規制部材353は、ベース部352aが略水平姿勢となった状態で規制片358に当接することにより揺動が規制されるようになっている。
【0052】
このようにロックユニット350は、規制部材353のベース部353aが略水平姿勢となり規制片358に当接され、軸支片353bの前端辺である規制辺353fが垂直に起立する規制位置となる規制状態と、規制状態において解除操作片353eを下方に押圧操作することにより規制部材353を揺動軸354を中心に揺動させて、規制辺353fの下端が後方に傾倒する解除位置となる規制解除状態と、に変化可能に構成されている。
【0053】
また、揺動軸354は、ベース部353aに対して所定の隙間を隔てて上方位置に配設されているとともに、
図7(C)の正面視において、解除操作片353eは、ベース部353aの左側、つまり、揺動軸354に対して左側方にずれた位置に形成されている。よって、ベース部353aと揺動軸354との間には、ケーブルC1,2が収束されたケーブルC3が挿通可能な空間部が形成されている。
【0054】
このように構成されたロックユニット350は、ベース板311の後部に固定ネジ351を介して固定される。固定された状態において、ベース部353aの上方で軸支片353b,353cの前位置に、基部311aの左側面後部から屈曲形成されたケーブル支持片360が配置される。ケーブル支持片360は、ケーブルC1,2の配線側コネクタCN1を支持するとともに、該ケーブル支持片360に形成された接続開口360a(
図5参照)を介して配線側コネクタCN1の接続口が後面側に臨むように配線側コネクタCN1を支持する。この配線側コネクタCN1には、後側からケーブルC3の配線側コネクタCN2が接続される。
【0055】
次に、空気清浄ユニット320のメンテナンス作業状況の一例を、
図9に基づいて説明する。
【0056】
空気清浄ユニット320のメンテナンス作業を行う場合、まず、解除フック314を上方に押圧して係止フック313による係止状態を解除したまま、開閉パネル312を把持して引出部310を手前側に引き出す。
【0057】
図9(A)に示すように、引出部310が収納位置から引出位置まで引き出された状態において、空気清浄ユニット320の左側面が、ユーティリティーユニット300の左側に隣接配置された分煙ボード600の右側面に近接した状態で対向配置される。つまり、引出部310が案内レール380a〜380dに支持されている状態では、収納位置から引出位置まで引き出される間、ブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などが分煙ボード600の右側面に近接しているため、ポケット部327からフィルタ326を取り出したり、開閉扉328を開放してイオン発生機324を取り出すことが困難となる。ここで、引出口302の上部に露呈している解除操作片353eを押圧操作して、引出部310を案内レール380a〜380dから抜き出す。
【0058】
図8(A)に示すように、引出位置においては、規制部材353が起立位置にあることで軸支片353bの規制辺353fが起立しているため、この規制辺353fが案内レール380aの後端辺に当接されることで、引出部310の前方への移動が規制され、案内レール380a〜380dからの抜脱が規制されるようになっている。また、解除操作片353eは、引出口302の上部に前面側から操作可能に配置される。
【0059】
図8(B)に示すように、引出位置において解除操作片353eを下方に押圧操作すると、規制部材353は揺動軸354を中心として揺動する。これにより、軸支片353bの規制辺353fの下端が後側に傾倒することで、規制辺353fが案内レール380aよりも下方に位置して案内レール380aによる規制辺353fの規制が解除され、軸支片353bが案内レール380aの下方を通過可能となる。こうして、引出部310が案内レール380a〜380dから抜脱される。
【0060】
図9(B)に示すように、引出部310を案内レール380a〜380dから抜脱した状態において、ケーブルC3は、配線側コネクタCN2を介してケーブルC1,C2の配線側コネクタCN1に接続されたまま引き出される。つまり、ケーブルC3は引出部310を本体枠301の外部に引き出すのに必要な余剰長さを有しているため、引出部310を案内レール380a〜380dから抜脱する際に配線側コネクタCN1,2の接続を解除することなく、そのままケーブルC3を引き出すことができる。
【0061】
また、ケーブルC3は、引出部310のベース板311の上部に形成されたケーブル支持片360により支持された配線側コネクタCN1に接続されているので、引出や収納の際にケーブルC3が暴れて引出部310の引出しに悪影響を及ぼすことが防止されている。
【0062】
また、
図8に示すように、ケーブルC3は、下方に配置された電源ユニット304に接続されている。よって、配線側コネクタCN2から規制部材353の揺動軸354とベース部353aとの間を挿通して後方に延出されたケーブルC3は、下方に向けて緩やかに湾曲するように垂れ下がる。ここで、
図8(B)に示すように、ケーブルC3は、下方の案内レール380c,380dから上方に離れた引出部310の上部において配線側コネクタCN1に接続されているとともに、解除操作片353eを操作したときに、ベース部353aの後端によりケーブルC3が下方から上方に向けて押し上げられるため、引出しの際にケーブルC3が垂れ下がり下方の案内レール380c,380dなどに引っかかるまたは案内レール380a〜380dの潤滑油等で汚れることが防止される。
【0063】
図9(B)に示すように、引出部310を案内レール380a〜380dから抜脱することで、引出部310を分煙ボード600から引き離すことができ、また、引出部310の左側面が手前側に見えるように該引出部310の姿勢を変更することができるため、ブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324など、清掃や点検、交換作業が必要なメンテナンス部品のメンテナンス作業等を、分煙ボード600から離れた位置で容易に行うことができる。
【0064】
以上説明したように、本発明の実施例としてのユーティリティーユニット300にあっては、引出位置において遊技用装置である当該ユーティリティーユニット300において対応するパチンコ遊技機1と反対側にある障害物である分煙ボード600が邪魔になってメンテナンス部品であるブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などのメンテナンス作業が困難またはできない場合でも、解除操作片353eを操作して規制部材353を非規制状態から規制状態とすることで、引出部310を案内レール380a〜380dから抜脱できるようになり、これにより上記メンテナンス部品を分煙ボード600から離すことができるため、上記メンテナンス部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0065】
また、解除操作片353eは、引出部310の後部上面に設けられていることで、規制部材353の解除操作を行うときに障害物である分煙ボード600が邪魔になることがないので、操作性が損なわれることがない。
【0066】
尚、本実施例では、解除操作片353eは引出部310の後部上面に臨むように設けられていたが、分煙ボード600等に対向する対向部以外であればどこでもよく、例えば、引出部310の下面や、対応する遊技機側の側面(右側面)のうちいずれに設けられていてもよい。また、少なくとも引出位置において、引出口302よりも外部に臨むことが好ましい。
【0067】
また、本実施例では、メンテナンス部品の一例として、ブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324を記載したが、メンテナンスが必要となる部品であれば、上記以外の部品を含む。
【0068】
また、本実施例では、パチンコ遊技機1と反対側に配設される障害物の一例として分煙ボード600を記載しているが、パチンコ遊技機1に対応して設けられるものであれば、例えば、テレビや遊技情報を表示可能な表示装置や、遊技機設置島の島端に設けられる構造板(所謂妻板)などの種々の部材を含む。
【0069】
また、本実施例では、カードユニット400やユーティリティーユニット300や分煙ボード600は対応する遊技機の左側に設けられていたが、右側に設けられていてもよい。また、これら遊技用装置としてのカードユニット400やユーティリティーユニット300や分煙ボード600等は、隣接する2台の遊技機に対応して1つずつ設けられているものであってもよい。
【0070】
次に、本発明の変形例としてのユーティリティーユニット300について、
図10〜
図12に基づいて説明する。
図10は、(A)は本発明の変形例1としてのユーティリティーユニットの引出部を示す斜視図、(B)は収納位置、(C)は収納位置の状態を示す概略図である。
図11は、本発明の変形例2としてのユーティリティーユニットの引出部を示す斜視図である。
図12は、本発明の変形例3としてのユーティリティーユニットの引出部を示す斜視図である。尚、以下の説明において前記実施例と同様の構成部位に関しては同一の符号を付すことで説明を省略する。
【0071】
図10に示すように、変形例1のユーティリティーユニット1300では、引出部1310は、上下一対の案内レール1380により前後方向に移動案内されている。案内レール1380は、前端のみが開放する第1案内溝1380aと、第1案内溝1380aと並設され前後端が開放しない第2案内溝1380bとを有している。
【0072】
引出部310の上下面には、第1案内溝1380aに挿入可能な前後一対の第1案内軸1390a,1390bと、第2案内溝1380bに挿入可能な第2案内軸1391とが突設されている。引出部310は、これら第1案内軸1390a,1390b及び第2案内軸1391を介して案内レール1380により案内されている。
【0073】
具体的には、収納位置においては、第1案内溝1380aに前後の第1案内軸1390a,1390bが挿入され、第2案内溝1380bに第2案内軸1391が挿入されている(
図10(B)参照)。
【0074】
引出位置まで引き出したとき、第1案内溝1380aから第1案内軸1390a,1390bがそれぞれ逸脱し、第2案内溝1380bの前端に第2案内軸1391が当接することで、引出部310は、第2案内軸1391を中心として左右方向に回動可能となる(
図10(A)(C)参照)。
【0075】
すなわち、第1案内溝1380a及び第1案内軸1390a,1390bと、第2案内溝1380b及び第2案内軸1391とは、引出部310を、引出位置において、該引出位置と案内レール1380に対し交差(直交)する方向を向く回動位置との間で回動可能に支持する回動支持手段を構成している。
【0076】
このような場合でも、引出位置において遊技用装置である当該ユーティリティーユニット300において対応するパチンコ遊技機1と反対側にある障害物である分煙ボード600が邪魔になってメンテナンス部品であるブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などのメンテナンス作業が困難またはできない場合でも、引出位置において引出部310を回動位置まで回動することで、引出部1310の左側面が前方を向き、これにより上記メンテナンス部品を分煙ボード600から離すことができるため、上記メンテナンス部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0077】
図11に示すように、変形例2のユーティリティーユニット2300では、引出部2310におけるベース板311には、空気清浄ユニット320を挿通可能な大きさを有する開口2311が形成されているとともに、この開口2311を閉鎖可能な開閉板2312が、ベース板311の右側方から複数のネジ2313により取付け、取り外し可能とされている。開閉板2312の左側面には、空気清浄ユニット320が固設されていることで、開閉板2312により開口2311を閉鎖したときに、空気清浄ユニット320がベース板311の左側に配設されるようになっている。
【0078】
このように、本変形例2の引出位置にユーティリティーユニット2300では、対応するパチンコ遊技機1と反対側にある障害物である分煙ボード600が邪魔になってメンテナンス部品であるブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などのメンテナンス作業が困難またはできない場合でも、引出位置においてメンテナンス部品を引出部2310に対して対応するパチンコ遊技機1側(右側)に取り外すことができ、これにより上記メンテナンス部品を分煙ボード600から離すことができるため、上記メンテナンス部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0079】
また、引出部2310は、案内レール1380に沿って設けられる阻害板としてのベース板311及び開閉板2312を備え、例えば、ブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などは、ベース板311及び開閉板2312における前記対応するパチンコ遊技機1と反対側(左側面)に設けられ、開閉板2312は、メンテナンス部品とともに引出部310に対して対応するパチンコ遊技機1側に取り外し可能に設けられていることで、開閉板2312があることで、対応するパチンコ遊技機1側にある空気がその反対側にある吸引口325に引き込まれることが好適に阻害される。
【0080】
図12に示すように、変形例3のユーティリティーユニット3300では、引出部3310におけるベース板311には、空気清浄ユニット320を挿通可能な大きさを有する開口3311が形成されているとともに、この開口3311を閉鎖可能な開閉板3312が、開口3311の後縁辺に設けられた上下方向を向く回動軸3314を介して、開口3311を閉鎖する装着位置と開口3311を開放するメンテナンス位置との間で回動可能に設けられている。装着位置において、ベース板311の右側方からネジ3313により取付け可能とされている。開閉板2312の左側面には、空気清浄ユニット320が固設されていることで、開閉板2312により開口2311を閉鎖したときに、空気清浄ユニット320がベース板311の左側に配設されるようになっている。
【0081】
このように、引出位置において遊技用装置である当該ユーティリティーユニット3300において対応するパチンコ遊技機1と反対側にある障害物である分煙ボード600が邪魔になってメンテナンス部品であるブロア322、吸引口325、フィルタ326、イオン発生機324などのメンテナンス作業が困難またはできない場合でも、引出位置において、メンテナンス部品を装着位置からメンテナンス位置まで回動することで、引出部310を案内レール380a〜380dから抜脱できるようになり、これにより上記メンテナンス部品を分煙ボード600から離すことができるため、上記メンテナンス部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0082】
すなわち、メンテナンス部品を有する空気清浄ユニット320を、引出位置において案内レール380a〜380dに対し略平行をなす装着位置と案内レールに対し交差(略直交)する方向を向くメンテナンス位置との間で回動可能に支持する部品用回動支持手段を構成している。
【0083】
また、空気清浄ユニット320は、引出部310が収納位置及び引出位置のいずれにあるときでも、ケーブルC3を介してブロアやイオン発生器に接続されているため、駆動操作可能とされている。よって、引出位置においても駆動することができるので、動作確認を容易に行うことができる。
【0084】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0085】
例えば、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機が適用されていたが、例えば、予め定められた球数の遊技球が遊技機内部に循環可能に内封され、遊技者による貸出要求に応じて貸し出された貸出球や、入賞に応じて付与された賞球数が加算される一方、遊技に使用された遊技球数が減算されて記憶される、所謂、封入式遊技機にも本発明を適用可能である。
【0086】
また、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機が適用されていたが、例えば遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンにも適用可能である。