特許第5987046号(P5987046)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5987046
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】投票用紙交付装置
(51)【国際特許分類】
   G07C 13/00 20060101AFI20160823BHJP
【FI】
   G07C13/00 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-245306(P2014-245306)
(22)【出願日】2014年12月3日
(62)【分割の表示】特願2011-11039(P2011-11039)の分割
【原出願日】2011年1月21日
(65)【公開番号】特開2015-62140(P2015-62140A)
(43)【公開日】2015年4月2日
【審査請求日】2014年12月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】390011981
【氏名又は名称】株式会社ムサシ
(73)【特許権者】
【識別番号】390002129
【氏名又は名称】デュプロ精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(74)【代理人】
【識別番号】100144200
【弁理士】
【氏名又は名称】奥西 祐之
(72)【発明者】
【氏名】大塚 光吉
(72)【発明者】
【氏名】萬 秀紀
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−001227(JP,A)
【文献】 特開2000−127600(JP,A)
【文献】 特開2009−157657(JP,A)
【文献】 特開平06−190186(JP,A)
【文献】 特開平09−104290(JP,A)
【文献】 実開昭60−192062(JP,U)
【文献】 特開2001−139158(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07C 13/00−13/02
G07B 1/00− 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉蓋を有する装置本体内に、
複数枚の投票用紙を収容する収容部と、
投票用紙を、収容部から1枚ずつ取出して、搬送して、用紙取出口から突出させる、用紙送出機構と、を備えており、
用紙送出機構を作動させる度に、1枚の投票用紙が用紙取出口から突出するようになっている、投票用紙交付装置において、
開閉蓋が、外部から収容部及び収容部にセットされた投票用紙を視認可能なように、透明であり、
装置本体内に、収容部を照らす照明具が設けられており、照明具は、収容部にセットされた投票用紙を照らすように、配置されており、
開閉蓋の開閉と照明具のオンオフとを連動させる連動手段を、備えており、
連動手段は、開閉蓋が開くと照明具をオンし、開閉蓋が閉じると所定時間経過後に照明具をオフするように、構成されている、
ことを特徴とする投票用紙交付装置。
【請求項2】
収容部が、投票用紙を立てた状態で搬送方向に重ねて収容するように、構成されており、投票用紙を搬送方向下流側へ向けて押し付ける押さえ部材を、有しており、
連動手段は、開閉蓋が開くと照明具をオンし、押さえ部材が移動した場合のみに、開閉蓋が閉じると所定時間経過後に照明具をオフするように、構成されている、
請求項1記載の投票用紙交付装置。
【請求項3】
収容部が、投票用紙見本を保持する見本保持部を、備えており、
照明具が、見本保持部を照らすように設けられている、
請求項1又は2に記載の投票用紙交付装置。
【請求項4】
照明具が、白色LED又は白色系電球である、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の投票用紙交付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投票用紙を投票者に交付するための投票用紙交付装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
投票用紙交付装置は、投票用紙を自動で計数しながら確実に交付できるので、選挙において有効に利用されており、特に、複数の選挙が同時に実施される場合に有効に利用されている。そして、複数の選挙が同時に実施される場合には、投票用紙は、複数種類あり、種類毎に、対応する交付装置にセットされる。
【0003】
ところで、投票用紙を種類毎に対応する交付装置にセットする作業は、操作者又は担当者が投票用紙の種類を目視で確認しながら行っていた。投票用紙の種類は、例えば、投票用紙に記載されている選挙の種類名や投票用紙の色によって、目視で確認できる。
【0004】
しかしながら、操作者又は担当者は、投票用紙に記載されている選挙の種類名や投票用紙の色を目視で正確に確認しても、間違った交付装置に投票用紙をセットすることがあった。
【0005】
そこで、そのような間違いを防止するために、特許文献1に記載の装置が提案されている。その装置では、予め、投票用紙に、選挙の種類に応じたマークが付されており、投票用紙が交付装置から交付された際に、マークを認識して、投票用紙の種類を確認するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平6−215218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の装置では、投票用紙の種類を確認するために、投票用紙をセットして交付装置を作動させる必要があり、面倒であった。
【0008】
また、投票は、通常、体育館などの室内で実施されるが、室内照明が不十分な場合があり、その場合には、上述した目視による確認が不正確になる恐れがあった。
【0009】
本発明は、室内照明が不十分な場合であっても、投票用紙を目視により正しく確認できる、投票用紙交付装置を、提供すること、を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
本発明は、開閉蓋を有する装置本体内に、複数枚の投票用紙を収容する収容部と、投票用紙を、収容部から1枚ずつ取出して、搬送して、用紙取出口から突出させる、用紙送出機構と、を備えており、用紙送出機構を作動させる度に、1枚の投票用紙が用紙取出口から突出するようになっている、投票用紙交付装置において、開閉蓋が、外部から収容部及び収容部にセットされた投票用紙を視認可能なように、透明であり、装置本体内に、収容部を照らす照明具が設けられており、照明具は、収容部にセットされた投票用紙を照らすように、配置されており、開閉蓋の開閉と照明具のオンオフとを連動させる連動手段を、備えており、連動手段は、開閉蓋が開くと照明具をオンし、開閉蓋が閉じると所定時間経過後に照明具をオフするように、構成されている、ことを特徴としている。
【0019】
上記第2態様は、次の構成を適宜採用するのが好ましい。
【0020】
(A)収容部が、投票用紙を立てた状態で搬送方向に重ねて収容するように、構成されており、投票用紙を搬送方向下流側へ向けて押し付ける押さえ部材を、有しており、連動手段は、開閉蓋が開くと照明具をオンし、押さえ部材が移動した場合のみに、開閉蓋が閉じると所定時間経過後に照明具をオフするように、構成されている。
(G)収容部が、投票用紙見本を保持する見本保持部を、備えており、照明具が、見本保持部を照らすように設けられている。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
(K)照明具が、白色LED又は白色系電球である。
【0025】
【発明の効果】
【0026】
【0027】
本発明によれば、照明具が収容部を照らすように設けられているので、交付装置が設置されている室内の照明が不十分な場合でも、投票用紙を収容部に適切にセットできる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の投票用紙交付装置の外観斜視図である。
図2図1のII−II断面図である。
図3】開閉蓋を開けた状態の装置本体の外観斜視図である。
図4】本発明の投票用紙交付装置の制御部のブロック図である。
図5】押さえ部材の断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1は、本発明の投票用紙交付装置の外観斜視図である。図2は、図1のII−II断面図である。この交付装置10は、装置本体1とコントローラ9とからなっている。
【0030】
装置本体1は、略直方体形状の筐体であり、開閉蓋111を有している。図3は、開閉蓋111を開けた状態の装置本体1の外観斜視図である。開閉蓋111は、装置本体1の上壁11の後部と後壁15の上部とが一体となって構成されている。開閉蓋111は、前縁部112を支点として、上下に回動することにより、開閉するようになっている。
【0031】
装置本体1は、内部に、複数枚の投票用紙を収容する収容部2と、投票用紙を、収容部2から1枚ずつ取出して、搬送路31を通して搬送して、用紙取出口32から突出させる、用紙送出機構3と、を有している。開閉蓋111は、収容部2を覆っている。開閉蓋111は、外部から収容部2を視認可能なように、透明に形成されている。
【0032】
装置本体1は、後壁15の片隅に、電源(図示せず)からの通電をオンオフする電源スイッチ101と、電源へのコネクタ102と、を有している。更に、装置本体1は、装置全体の作動を制御する制御部110(図4)を有している。図4は、制御部110のブロック図である。制御部110は、CPU、ROM、RAM等により、実現されている。
【0033】
コントローラ9は、コード91を介して、装置本体1の制御部110に接続されており、制御部110に制御信号を送信するようになっている。コントローラ9は、操作キー92、93及び表示パネル94等を有している。
【0034】
収容部2は、複数枚の投票用紙を収容する空間として構成されており、立壁21と底壁22と両側壁23とで囲まれている。立壁21は、上部が前になるように少し傾斜しており、収容部2と用紙送出機構3とを隔てている。底壁22は、用紙送出機構3に向けて少し低くなるように傾斜している。投票用紙Pは、図2に示されるように、立壁21に沿うように立てた状態で、且つ、立壁21側から重ねた状態で、収容部2に収容される。底壁22には、収容した投票用紙Pを立壁21に向けて押し付ける押さえ部材25が設けられている。押さえ部材25は、板体であり、前後方向(矢印Y方向)に移動可能に設けられており、スプリング26によって立壁21側へ常時付勢されている。
【0035】
用紙送出機構3は、操作キー92又は93を1回オンすると、次のように1回作動するようになっている。すなわち、図2に示されるように、まず、取出ローラ331及び捌き部材332によって、最も前に位置している投票用紙Pが収容部2から取り出され、搬送路31へ送り出される。このとき、偏心ローラ333が、立壁21から収容部2内へ周期的に突出するように回転して、重なっている投票用紙Pを揺動させるので、投票用紙P同士の間に隙間が生じ、1枚の投票用紙Pが取り出しやすくなる。搬送路31に送り出された投票用紙Pは、搬送ローラ341、342、343によって、用紙取出口32まで搬送される。投票用紙Pは、抜き取り検出部材351を回動させながら搬送されて、用紙取出口32から突出し、回動から復帰した抜き取り検出部材351によって、下部が押さえられ、これによって、一部が用紙取出口32から突出した状態で止まる。なお、抜き取り検出部材351は、スプリング(図示せず)によって復帰方向に常時付勢されている。そして、次の投票用紙Pの先端が1対のセンサー361によって検知されると、全てのローラの作動が停止する。用紙取出口32から突出した投票用紙Pが、投票者によって抜き取られると、抜き取り検出部材351の回動がセンサー362によって検知され、装置本体1の前部に内蔵されたスピーカー41から選挙の種類等を告げるアナウンスが流れる。投票用紙Pの重なりがセンサー361によって検知されると、排除ガイド部材352が、搬送路31内に突出するように回動し、搬送されて来る投票用紙Pを搬送路31から回収部37へ逃がす。
【0036】
図5は、押さえ部材25の断面拡大図である。押さえ部材25は、下部からなる押さえ部251と、上部からなる見本保持部252と、からなっている。見本保持部252は、投票用紙の見本Pxが挿し込まれるスリット2521と、後板2522と、前板2523と、からなっている。後板2522は、見本Pxを搬送方向上流側すなわち後方から視認可能なように、透明である。前板2523は、スリット2521を閉じるように、弾性的に形成されている。すなわち、後板2522と前板2523とは、スリット2521に挿し込まれた見本Pxを挟持するクリップを、構成している。
【0037】
見本Pxは、セットすべき投票用紙の種類を示す用紙であればよく、例えば、投票用紙を縮小コピーした用紙、投票用紙と同色無地の用紙、投票用紙の選挙種類を記載した用紙などでもよい。
【0038】
また、装置本体1は、側壁13の内面に、収容部2内を照らすための照明具42を、有している。照明具42は、少なくとも、押さえ部材25の見本保持部252、及び、投票用紙を、照らすように、配置されている。照明具42としては、演色性が優れているという観点から、白色LED又は白色系電球が用いられている。
【0039】
また、装置本体1は、開閉蓋111の開閉と照明具42のオンオフとを連動させる連動手段(図示せず)を、有している。この連動手段は、具体的には、開閉蓋111の開閉を検知する開閉センサー81と、照明具42への通電をオンオフするスイッチ部82と、開閉センサー81からの信号を受けてスイッチ部82を制御する連動制御部130と、からなっている。連動制御部130は、制御部110に設けられており、開閉センサー81から「開」信号を受けると、スイッチ部82をオンして照明具42への通電をオンし、開閉センサー81から「閉」信号を受けると、スイッチ部82をオフして照明具42への通電をオフするようになっている。したがって、連動手段は、開閉蓋111が開くと照明具42をオンし、開閉蓋111が閉じると照明具42をオフするようになっている。
【0040】
また、装置本体1は、照明具42のオンとオフとをマニュアルで切り替える切替手段を、有している。この切替手段は、具体的には、照明具42へ至る電源コードの途中に設けられ、照明具42への通電をオンオフする、マニュアルスイッチ85である。
【0041】
また、装置本体1は、連動手段及び切替手段のいずれか一方を選択する選択手段を、有している。この選択手段は、具体的には、選択スイッチ86と、選択スイッチ86からの信号に応じて、連動手段及び切替手段のいずれか一方を作動不能とする、選択制御部140と、からなっている。すなわち、この選択手段は、選択スイッチ86が連動手段を選択する側に切り替えられると、選択制御部140が切替手段を作動不能とし、また、選択スイッチ86が切替手段を選択する側に切り替えられると、選択制御部140が連動手段を作動不能とするようになっている。切替手段を作動不能とする機構としては、例えば、電源からマニュアルスイッチ85へ至る電源コードを一時的に遮断する機構を、採用できる。連動手段を作動不能とする機構としては、開閉センサー81を検知不能とする機構、又は、スイッチ部82を作動不能とする機構、又は、連動制御部130を作動不能とする機構を、採用できる。
【0042】
上記構成の交付装置10は、次のように作動する。
【0043】
予め、担当者は、投票用紙をセットする前に、当該投票用紙の種類を示す見本を見本保持部252に保持させておく。具体的には、見本を、スリット2521に挿し込み、前板2523と後板2522とで挟持する。
【0044】
また、選択スイッチ86を、連動手段を選択する側に、切り替えておく。これにより、切替手段は、作動不能となる。
【0045】
そして、担当者は、次のようにして、交付装置10に投票用紙をセットする。
すなわち、まず、開閉蓋111を開ける。開閉蓋111が開くと、開閉センサー81から「開」信号が出力され、連動制御部130がスイッチ部82をオンし、これにより、照明具42がオンすなわち点灯する。そして、点灯した照明具42によって、収容部2が照らされ、特に、見本保持部252の見本が照らされる。
【0046】
次に、担当者は、セットしようとしている投票用紙を、見本と対比して、投票用紙の種類の正否を確認する。そして、担当者は、投票用紙が正しい場合には、投票用紙をセットする。すなわち、担当者は、押さえ部材25を後方へ移動させ、投票用紙を、立てた状態で且つ立壁21に沿わせて、底壁22上に載置し、押さえ部材25によって前方へ押し付ける。投票用紙が間違っている場合には、担当者は、正しい投票用紙を用意し、上記と同様にして、セットする。なお、投票用紙は、記名欄が後方を向くように、セットする。
【0047】
そして、開閉蓋111を閉じる。開閉蓋111が閉じると、開閉センサー81から「閉」信号が出力され、連動制御部130がスイッチ部82をオフし、これにより、照明具42がオフすなわち消灯する。
【0048】
次に、操作者は、電源スイッチ101をオンし、そして、投票者が一人来ると、操作キー92又は93を1回オンする。このとき、投票者が男性の場合には男性用の操作キー92をオンし、投票者が女性の場合には女性用の操作キー93をオンする。
【0049】
操作キー92又は93が1回オンされると、用紙送出機構3が1回作動して、投票用紙が、収容部2から1枚取出され、搬送路31を通して搬送されて、用紙取出口32から突出する。用紙取出口32から突出した投票用紙は、投票者によって抜き出され、これにより、投票者の男女別の数が、カウントされて、表示パネル94に表示される。抜き出された投票用紙は、投票に使用される。操作キー92又は93は、投票者が来る度に、1回オンされ、その度に、用紙送出機構3は、1回作動する。
【0050】
以上のようにして、投票用紙の交付作業を行う。そして、収容部2にセットした投票用紙が無くなった場合や少なくなった場合には、開閉蓋111を開けて、上記と同様に、投票用紙をセットする。なお、担当者と操作者とは、同一人でも別人でもよい。
【0051】
なお、選択スイッチ86を、連動手段を選択する側ではなく、切替手段を選択する側に、切り替えておくと、照明具42は、開閉蓋111の開閉に連動せず、マニュアルスイッチ85によってオンオフされる。
【0052】
上記構成の交付装置10によれば、次のような効果を発揮できる。
【0053】
(1)収容部2が見本保持部252を備えているので、担当者は、セットしようとしている投票用紙を、見本保持部252が保持している見本と対比して、投票用紙の種類の正否を確認することができる。したがって、間違った交付装置に投票用紙をセットしてしまうのを、防止できる。
【0054】
(2)収容部2の押さえ部材25に、見本保持部252が設けられている。したがって、見本保持部を、新たな部材を設けることなく、簡単に設けることができる。しかも、見本を、投票用紙と容易に対比できる位置に、配置でき、それ故、投票用紙の種類の正否を容易に確認できる。
【0055】
(3)見本保持部252の後板2522が透明であるので、見本全体を後方から見ることができる。したがって、見本を見間違えるのを、防止できる。しかも、見本を保持させる作業を容易に行うことができる。
【0056】
(4)見本保持部252がスリット2521を有しているので、見本を、スリット2521に挿し込むことにより、見本保持部252に保持させることができる。したがって、見本を簡単な作業で保持させることができる。
【0057】
(5)見本保持部252の前板2523が、スリット2521を閉じるように、弾性的に形成されている。したがって、スリット2521に挿し込まれた見本を、強固に保持できる。それ故、仮に交付装置10が上下逆さまになった場合でも、見本が外れるのを防止できる。
【0058】
(6)見本保持部252が、後板2522と前板2523とによってクリップを構成している。したがって、見本保持部252は、簡単な構成で且つ確実に、見本を保持できる。
【0059】
(7)開閉蓋111が透明であるので、交付作業中に、収容部2における投票用紙の残り具合を確認できる。したがって、投票用紙を適切な時期に収容部2に補充できる。
【0060】
(8)照明具42が、収容部2を照らすように設けられている。したがって、交付装置10が設置されている室内の照明が不十分な場合でも、投票用紙を収容部2に適切にセットできる。
【0061】
(9)照明具42が、特に見本保持部252を照らすように設けられている。したがって、交付装置10が設置されている室内の照明が不十分な場合でも、見本を確実に認識でき、それ故、セットしようとしている投票用紙の種類の正否を正しく判断できる。
【0062】
(10)連動手段によって、開閉蓋111が開くと照明具42がオンし、開閉蓋111が閉じると照明具42がオフする。したがって、投票用紙をセットする時のみ、照明具42を点灯できる。それ故、照明具42の不必要な作動を防止できる。
【0063】
(11)切替手段によって、照明具42を必要に応じてオンできる。したがって、照明具42の作動に融通性を持たせることができ、また、照明具42の不必要な作動をより確実に防止できる。
【0064】
(12)選択手段によって、連動手段及び切替手段のいずれか一方を選択できるので、上記(10)及び上記(11)のいずれか一方の効果を任意に発揮できる。
【0065】
(13)照明具42として、白色LED又は白色系電球を用いているので、自然光に近い光の下で、投票用紙を見たり投票用紙と見本とを対比したりできる。したがって、投票用紙や見本の色を正確に認識でき、それ故、投票用紙の種類が色によって表されている場合に、投票用紙の種類を正しく認識できる。なお、白色LEDとしては、三原色系の白色LEDを用いるのが最も好ましい。
【0066】
更に、上記構成の交付装置10は、次の構成(e)を採用している。また、上記構成の交付装置10は、次のような変形構成(b)、(c)、(d)、(f)を採用してもよい。
【0067】
【0068】
(b)見本保持部は、収容部2内であれば、押さえ部材25以外の場所に、設けてもよい。
【0069】
(c)見本保持部は、バネ式のクリップでもよい。
【0070】
(d)照明具42としては、白色LED及び白色系電球に限らず、他のLEDや電球などを用いてもよい。
【0071】
(e)連動手段は、開閉蓋111が開くと照明具42がオンし、開閉蓋111が閉じて所定時間経過後に照明具42がオフするように、構成されている。これによれば、開閉蓋111を閉じた後も、所定時間だけ、外部から収容部2の投票用紙を見ることができるので、セットした投票用紙の再確認を行うことができる。
【0072】
(f)連動手段は、開閉蓋111が開くと照明具42がオンし、押さえ部材25を少しでも移動させた場合のみに、開閉蓋111を閉じた際に、所定時間経過後に照明具42をオフするように、構成されてもよい。押さえ部材25を移動させた場合というのは、投票用紙を補充した場合に該当するので、この構成によれば、開閉蓋111を閉じた後も、所定時間だけ、外部から収容部2の投票用紙を見ることができるので、補充した投票用紙の再確認を行うことができる。
【0073】
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明の投票用紙交付装置は、間違った交付装置に投票用紙をセットしてしまうのを、簡単且つ確実に防止でき、又は、室内照明が不十分な場合であっても、投票用紙を目視により正しく確認できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0075】
1 装置本体 111 開閉蓋 2 収容部 3 用紙送出機構 32 用紙取出口 25 押さえ部材 252 見本保持部 2521 スリット 42 照明具 10 投票用紙交付装置
図1
図2
図3
図4
図5