特許第5987066号(P5987066)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5987066
(24)【登録日】2016年8月12日
(45)【発行日】2016年9月6日
(54)【発明の名称】弾倉
(51)【国際特許分類】
   F41A 9/70 20060101AFI20160823BHJP
【FI】
   F41A9/70
【請求項の数】10
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-553418(P2014-553418)
(86)(22)【出願日】2013年1月17日
(65)【公表番号】特表2015-507733(P2015-507733A)
(43)【公表日】2015年3月12日
(86)【国際出願番号】US2013021996
(87)【国際公開番号】WO2013109792
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2014年9月26日
(31)【優先権主張番号】61/587,604
(32)【優先日】2012年1月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512165684
【氏名又は名称】マグプル インダストリーズ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100115831
【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 隆浩
(72)【発明者】
【氏名】フィッツパトリック,リチャード
(72)【発明者】
【氏名】メイベリー,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ナカヤマ,ブライアン
【審査官】 畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0126053(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0167695(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41A 9/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾倉であって、
a. 略矩形断面を有する筐体であって、前面および後面ならびに2つのより長い側面ならびに第1の開口端および第2の開口端を備える筐体を備え、
b. 前記筐体内に存在するフォロアを備え、このフォロアは更に、
i.前方位置および後方位置に2つの対向する脚を備えるフォロアプラットフォームであって、これら2つの対向する脚はこのフォロアプラットフォームから略垂直かつ遠位に延びる、フォロアプラットフォームを備え、
ii. 前記後脚が前記前脚よりも短く、
c. 前記第2の開口端で前記筐体と連結することができる底部プレートであって、穴を有する底部プレートを備え、
d. 前記底部プレートに隣接し、前記筐体の前記第2の開口端内に概ね在る、ロック・プレートを備え、このロック・プレートは更に、
i. 前記筐体の外部に向かって突出するタブと、
ii. 前記筐体の前記後面に沿って前記筐体の内部内に延びる柱と、を備え、
e.前記フォロアとロック・プレートとの間に在るフォロア・スプリングを備え、
スプリング圧力が、前記タブを前記穴内に入れることによって前記ロック・プレートおよび前記底部プレートを合わせて連結し、前記スプリングが設計された最大限に圧縮されると前記柱および後脚が互いに当接して更なるスプリング圧縮を防ぎ、
前記柱および後脚を合わせた長さは、前記前脚の長さに相当する、弾倉。
【請求項2】
前記ロック・プレートは受台を更に備え、この受台は前記筐体の前記前面に沿って前記筐体の内部内に延び、これにより、前記スプリングが設計された最大限に圧縮されると、前記フォロアの前記前脚が前記受台内に入れ子状に置かれる、請求項1に記載の弾倉。
【請求項3】
前記後面に沿う前記筐体の前記内部に位置し前記第1の開口端に向かって延びる一対のリブを更に備え、前記脚は2つのチャネルを側面に配置して前記筐体の前記後面に沿う溝を画成する、請求項2に記載の弾倉。
【請求項4】
前記リブは、前記筐体内において、前記筐体の外面がより直線的なプロファイルに変わる地点で終わる、請求項3に記載の弾倉。
【請求項5】
前記筐体は更に、この筐体の外面においてくぼみの少なくとも一つのマトリクスを備える、請求項2に記載の弾倉。
【請求項6】
前記筐体は更に、この筐体の外面から外方に延びる過度挿入ストッパーを備える、請求項2に記載の弾倉。
【請求項7】
前記後面に沿う前記筐体の前記内部に位置し、前記第1の開口端に向かって延びる一対のリブを更に備え、前記脚は2つのチャネルを側面に配置して前記筐体の前記後面に沿う溝を画成する、請求項1に記載の弾倉。
【請求項8】
前記リブは、前記筐体内において、前記筐体の外面がより直線的なプロファイルに変わる地点で終わる、請求項7に記載の弾倉。
【請求項9】
前記筐体は更に、前記筐体の外面から外方に延びる過度挿入ストッパーを備える、請求項1に記載の弾倉。
【請求項10】
前記筐体は更に、前記筐体の外面においてくぼみの少なくとも一つのマトリクスを備える、請求項1に記載の弾倉。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願のクロスリファレンス)
本願は先に出願した米国仮特許出願第61/587,604(2012年1月17日出願)の優先権を主張するものであり、その全体を本願に参照により援用する。
(技術分野)
【0002】
本発明は銃の分野に関し、より詳細には改良した弾倉に関する。
【背景技術】
【0003】
弾倉は銃の技術分野においてよく知られている。その基本構成は2つの開口端を備える格納容器である。一端は弾倉の「底」と考えられ、プレートによって覆われており、逆の端は「供給」端でありこの武器と連結する。格納容器およびプレートによって画成された空間の内部はスプリングおよびフォロアのアセンブリーである。弾薬が弾倉に装填されると、この弾薬がフォロアを底に向かって押し下げ、これによりスプリングを圧縮する。使用中、弾薬の薬莢の一つが消費されると、この圧縮されたスプリングが解放され、フォロアおよび関連する弾薬を供給端に向かって上方に押圧し、これにより弾薬の次の一発が準備される。
【0004】
従来の弾倉は多くの異なる構成および異なる材料で製造されてきた。米国でおそらく最も知られているのは、AK−47およびUSGI AR15/M16弾倉であろう。これらの弾倉は同様に機能するが、それらのホストシステムと連結するための僅かな違いを伴って作られる。注目すべき違いは、AK−47弾倉が比較的定曲率を有し、一方、AR15/M16弾倉はより曲率の小さい下部領域を有し、これは供給端に向かって徐々により直線的な線形関数となることである。双方とも同一の種類の内部システムを用いる。双方のシステムおよび全てのフォロア弾倉で特に注目すべきは、このシステムはフォロアが弾倉の内部をスムーズかつ一様に移動する場合のみうまく機能することである。フォロアが移動する必要があるため、従来の全ての弾倉において、フォロアが軸方向に移動するための空間があり、この空間ではフォロアは「がたがた」し、詰まる可能性もある。このことはAR15/M16弾倉の型では悪名高く、なぜなら弾倉の形状が本質的に均一ではないためである。AR15/M16弾倉に伴う多くの問題に対処するための試みがなされており、これには本願出願人によって以前発明された弾倉や、2011年3月22日に付与された米国特許第7,908,780号および2011年12月6日に付与された米国特許第8,069,601号に開示された弾倉も含まれる。これらの特許およびこれらの特許に基づく製品はAR15/M16弾倉の問題に対する解決策として市場でうまくいっており、本明細書において開示された弾倉構成の基礎として役に立っている。従って、これらの二つの特許はその全体を参照により本願に援用される。
【0005】
弾倉の構成においてとりわけ重要な事項は、フォロアと底部プレートとの間の連結(インターフェイス)と、これらの形状である。この連結(インターフェイス)は、弾倉が完全に装填された状態で安定している必要があり、従来は、弾倉が完全に装填された状態で底部プレートがこの底部プレートといくらか接触するフォロアを伴いフラットになっている。様々なフォロアの設計が弾倉の性能を向上させるために導入されてきた。
【0006】
しかしながら、通常、フォロアの動きと、関連する円形状の積層および最終的な安定性との間のいくらかのトレードオフがある。
【0007】
本発明は、改良した底部プレートおよびインターフェイス接続する(連結する)フォロアを利用するポリマー弾倉である。このフォロアは、前脚および後脚を伴って構成され、前脚は後脚よりも長い。底部プレートは一般に底部プレートおよびロック・プレートの2部材からなる組み合わせであり、ロック・プレートは弾倉が完全に装填されるとフォロアのための靴状部となる。代替のほっそりしたバージョンにおいて、ロック・プレートが省略され、底部プレートがフォロアの靴状部として機能する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
公知のタイプの弾倉に本質的に存在する上記の欠点に鑑み、本発明は、改良された弾倉を提供する。よって、本発明の目的は、新規かつ改良された弾倉であって、公知の武器プラットフォームと後方互換性があり、より安定したフォロアおよびフォロア経路を呈する弾倉を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これらの目的を達成するために、改良されたフォロアおよび底部プレートの組み合わせは、靴状部として機能するロック・プレートを提供し、弾倉が完全に装填されたときにフォロアと直接かつ完璧にフィットし、このフォロアを支持するものである。代替の実施形態において、底部プレートは、ロック・プレートなしに同じ目的を果たすように構成されている。いずれの場合でも、フォロアは弾倉本体の全長に亘って移動するように構成される。
【0010】
よって、本発明のより重要な特徴を、以下のより詳細な説明がよりよく理解可能されるように、かつ、従来技術への貢献がよりよく理解されるように記載する。本発明の更なる特徴は、以下に記載され、添付の特許請求の範囲に記載の事項を構成する。
【0011】
本発明の多くの目的は、添付の図面を参照して以下の説明および添付の特許請求の範囲から明らかになる。複数の図面において同じ符号は対応する部品を指す。
【0012】
本発明の少なくとも一つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、以下に記載した部品の構成および配置ならびに図面に記載の事項に限定されるものと解してはならない。本発明は、他の実施形態も可能であり、様々な態様で実施することができる。更に、本願において使用される表現および用語は説明を目的とするものであり、限定するものと解してはならない。
【0013】
よって、本開示の基礎となる概念が本発明の複数の目的を果たすための他の構造、方法およびシステムの基礎として容易に利用することができることは当業者にとって理解されよう。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明の精神および範囲から逸脱しない限り、係る均等物を含むと見なされることが重要である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の一実施形態を利用する弾倉の斜視図である。
図2図2の弾倉の底面図である。
図3図3は、図1の弾倉の上面図であり、そのスプリングが圧縮された状態のものである。
図4図4は、線A−Aに沿って切り取った図3の弾倉の断面図である。
図5図5は、図4の弾倉のうち円Bの拡大図である。
図6図6は、図1の弾倉のフォロア、ロック・プレートおよびスプリングの斜視図である。
図7図7は、図6のフォロア、スプリングおよびロック・プレートの側面図である。
図8図8は、図6のフォロア、スプリングおよびロック・プレートの背面図である。
図9図9は、本発明の別の実施形態を用いる弾倉の斜視図である。
図10図10図9の弾倉の正面図である。
図11図11図9の弾倉の背面図である。
図12図12図9の弾倉の上面図であって、そのスプリングが圧縮された状態のものである。
図13図13は、線C−Cに沿って切り取られた図12の弾倉の断面図である。
図14図14図13の弾倉のうち円Dの拡大図である。
図15図15図9の弾倉のフォロア、ロック・プレートおよびスプリングの斜視図である。
図16図16は、図15のフォロア、スプリングおよびロック・プレートの側面図である。
図17図17は、図15のフォロア、スプリングおよびロック・プレートの背面図である。
図18図18は代替の弾倉筐体の部分的な下部の斜視図である。
図19図19は、図18の弾倉筐体の別の部分的な下部の斜視図である。
図20図20は、図19の筐体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面を参照し、弾倉(マガジン)の好適な実施形態を以下に記載する。本明細書において使用される冠詞「a」、「an」および「the」は、特に明記のない限り、複数のものも含むことに留意されたい。以下の符号は図面を通して使用され、本発明の特徴を指す。
【0016】
1 − 弾倉
2 − 弾倉筐体
3 − フォロア・スプリング
4 − 弾倉リブ
5 − 塗装マトリクス
6 − 前部弾倉切り欠き部
7 − 弾倉ストッパー
8 − 後部弾倉切り欠き部
9 − リブ溝部
10− 底部プレート
12 − ロック・プレート
14 − ロック・プレート・タブ
16 − ロック・プレート・受台
18 − ロック・プレート・柱
20 − 弾倉フォロア
22 − フォロア前脚
24 − フォロア後脚
30 − 代替の底部プレート
32 − 代替の受台
34 − 代替の柱
36 − 受台歯部
38 − 柱歯部
【0017】
図1を参照すると、弾倉1は概して略矩形筐体を備え、この筐体は短い前面および後面ならびにこれらよりも長い側面ならびに開口底部端および開口供給端を備える。供給口が供給端に設けられ、武器と連結し前記武器の薬室内に薬莢を案内する。この底部端は底部プレート10でキャップされる。理想的には、底部プレート10はロック・プレート12で固定される(図5)。ロック・プレート12が底部プレート10を固定する方法は、次のとおりである。底部プレート10が弾倉の底部端でリム上を摺動するように構成される。このロック・プレート12は底部プレート10に当接し、フォロア・スプリング3からの圧力が掛けられている。ロック・プレート12のタブ14が、底部プレートの穴を貫通するように配置される(図2)。ロック・プレート12に圧力が掛けられている状態では、このタブはその位置を維持し、底部プレート10が弾倉のリムから摺動して離れることを防ぐ。
【0018】
図4〜8に示すように、フォロア20は前脚22よりも短い後脚24を備えて構成され得る。この構成は、この2つの脚が同じ長さであるものよりもより容易にこのシステムの塵、ほこり、すすを清掃することができる。短い脚24を補うために、柱18がロック・プレート12に構成され、これはスプリング3が圧縮されると短い後脚24を当接させるようになされる。柱18および短い後脚24は合わせて、前脚22の長さにほぼ等しいことが好ましい。これらの構造物は合わせて、スプリング3が過度に圧縮されるのを防ぎ、かつスプリングが最大限に圧縮されると円形状の積層およびシステムにより大きな安定性を提供する。
【0019】
別の改良は、ロック・プレート12の前端に受台16を追加するものである。受台16は弾倉本体内に延び、スプリング3が圧縮されると前脚22と連結する。受台16は大きな力がスプリング3を圧縮してロック・プレート12および底部プレート10を弾倉1の下部リムを僅かに越えて押圧するとブロックとして機能する。受台22が無いと、係る状況においてロック・プレート12が弾倉筐体との整合状態から抜け出し得る。更に受台22は弾倉の下部末端でフォロアの安定性に寄与する。柱24および受台22は合わせて、ロック・プレート12をスプリング3およびフォロア20のための靴状部とする。
【0020】
図9は本発明の代替の実施形態を利用する弾倉を表し、ここでは底部プレート30はほっそりとした底部プレートであり、先の実施形態の底部プレート10およびロック・プレート12の両方の機能を発揮する。改変した底部プレート30は弾倉1の前面の切り欠き部6および弾倉1の後面の切り欠き部8に係合する(図10および11に示す)。先の実施形態のように、改変した底部プレート30は図12〜14に示すようにスプリング3およびフォロア20のための靴状部になる。底部プレート30はフォロア20の後脚24のための柱34と、前脚22のためのこれよりも細い受台32とを設ける。これらの構造体は概して上記のものと同様に機能する。注目すべきは、受台32および柱34の両方が、弾倉本体の切り欠き部6、8と連結する歯36、38を有し、これにより底部プレート30を弾倉1に固定することである(図15〜17)。
【0021】
弾倉の構造への別の改良が図18〜20に表されており、ここでは、一対のリブ4が弾倉の下部の裏側に設けられている。実施的にリブ4は、図5に見ることができるように後脚24を入れ子にする、弾倉の裏側の連続する溝である。このリブ4は弾倉の壁部から溝の周りの材料を除去することによって実質的に形成され、リブ4の側部に2つのチャネル9を形成し、その間には連続する溝がある。理想的には、ほぼ過度挿入ストッパー7まで銃の弾倉用受け穴部の壁部内に挿入されるように、リブ4およびチャネル9は外部形状が真っ直ぐになる地点まで弾倉に延在し得る(図9)。この構成の目的は、破片、塵、ほこりの清掃を助け、概して処理を改善することである。リブ4が実施的に連続する溝であるため、フォロアはリブ4によって案内され、かつ、弾倉の十分な所までで延びるのであればチャネル9が終わる箇所が内部フォロアストッパーとして使用され得る。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、産業において製造することができるため、産業的に利用可能である。これら全ての実施形態において、好適な弾倉本体は、ライフルの発砲によって生じる熱に耐えるように選択されたガラス強化熱可塑性ポリマーからなる。しかしながら、ポリカーボネートといった他のポリマーも使用することができ、弾倉は任意の色または不透明度で作られ得る(このことは弾倉レベル表示器の必要性を減じるか無くすことができる)。更に、ポリカーボネート等のいくつかのポリマーは補強・強化されることなしに使用され得る。更に、鋼、カーボンファイバ、その他の材料を弾薬を補強・強化するために使用することができる。同様に、弾倉本体は、チタン、セラミックス、ラミネート、アモルファス金属といった、適した強度および耐性を有する他の材料から作られ得る。フォロアは、DELRIN(登録商標)という商品名でデュポン社から市販されているポリオキシメチレン、アセタール樹脂から作られることが好ましいが、他の材料も適しているが好適ではないだけである。弾倉本体は他の方法でユーザの便宜を図るために改良がされていてもよい(図1)。少なくとも一つの塗装マトリクス5が弾倉の本体または底部プレート30のいずれかに加えられ得る。塗装マトリクス5は弾倉の本体にある複数のくぼみであり、この弾倉は、なんらかのマークまたはしるしの形態で塗装されると、このくぼみの穴内に塗装マークを保持する。更に、過度挿入ストッパー7(図9)は、弾倉が弾倉用受け穴部の壁部に当接し、この弾倉の過度な挿入を防ぐように設けられ得る。
【0023】
本発明を好適な実施形態を参照して記載してきたが、様々な改変およびバリエーションもなすことができ、なお本発明の範囲内に入るであろう。本明細書において開示された特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、またそのように見なすべきではない。


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20