特許第5987483号(P5987483)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5987483
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】加熱調理器
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/06 20060101AFI20160825BHJP
【FI】
   A47J37/06 321
【請求項の数】2
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-128706(P2012-128706)
(22)【出願日】2012年6月6日
(65)【公開番号】特開2013-252232(P2013-252232A)
(43)【公開日】2013年12月19日
【審査請求日】2015年2月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003702
【氏名又は名称】タイガー魔法瓶株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】110000844
【氏名又は名称】特許業務法人 クレイア特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中野 崇文
【審査官】 土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−209755(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 37/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、前記本体部から延びる感熱棒と、前記本体部の前記感熱棒側に設けられる端子接続部とを有する温度調節器と、
仮想平面に沿って配置される発熱部と、
前記発熱部の端部に設けられ前記端子接続部と連結可能である端子部と、前記感熱棒の挿通孔とを有する温度調節器受容部と、
前記発熱部上に着脱自在に設置される加熱板と、
第1壁部と、高さ方向における上端の位置が前記第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも前記感熱棒の太さ以上に高い第2壁部とを含む壁部材、および、設置状態において上方に向かって前記壁部材を付勢する付勢部を有し、前記挿通孔の前記発熱部側の近傍に配置される安全装置と
を備え、
前記安全装置は、前記加熱板が前記発熱部上に設置されていないとき(「加熱板未設置時」)、前記第1壁部により前記感熱棒の進入を遮ることにより前記端子接続部が前記端子部に連結されることを妨げる状態となり、前記加熱板が前記発熱部上に設置されているとき(「加熱板設置時」という)、前記感熱棒が規定位置まで挿入されることができると共に前記端子接続部に前記端子部が連結されることができる状態となり、
前記第2壁部は、前記加熱板未設置時および前記加熱板設置時のいずれにおいても正面透視図において前記挿通孔に対向しない
加熱調理器。
【請求項2】
本体部と、前記本体部から延びる感熱棒と、前記本体部の前記感熱棒側に設けられる端子接続部とを有する温度調節器と、
仮想平面に沿って配置される発熱部と、
前記発熱部の端部に設けられ前記端子接続部と連結可能である端子部と、前記感熱棒の挿通孔とを有する温度調節器受容部と、
開口または切り欠きを含む枠体と、前記枠体の内側に着脱可能に設置される板体とを有し、前記発熱部上に着脱自在に設置される加熱板と、
第1壁部と、高さ方向における上端の位置が前記第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも高い第2壁部とを含む壁部材、および、設置状態において上方に向かって前記壁部材を付勢する付勢部を有し、前記挿通孔の前記発熱部側の近傍に配置される安全装置と
を備え、
前記第2壁部は、前記枠体が前記発熱部上に設置されているとき、平面視において前記開口または前記切り欠きに対向し、前記板体が前記枠体に設置されているとき、平面視において前記板体に対向し、
前記安全装置は、前記板体が前記発熱部上に設置されていないとき、前記第1壁部により前記感熱棒の進入を遮ることにより前記端子接続部が前記端子部に連結されることを妨げる状態となり、前記板体が前記発熱部上に設置されているとき、前記感熱棒が規定位置まで挿入されることができると共に前記端子接続部に前記端子部が連結されることができる状態となる
加熱調理器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットプレート等の加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
過去に「プレートが本体に設置されている状態でのみ、感熱棒を正常に挿入することができる安全装置付きの加熱調理器」が提案されている(例えば、特開2006−20965号公報等参照)。このような安全装置付きの加熱調理器では、通常、プレートの裏側に感熱棒挿入用のリブが設けられており、上方に向かって付勢された挿入防止壁をそのリブで押し下げることにより、そのリブ内に感熱棒を挿入することができる状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−20965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このようにプレートの裏側にリブを形成すると、その形状等によっては、使用者がそのプレートを洗浄しにくくなったりすることがある。本発明の課題は、プレートの裏側にリブ等を形成する必要がない安全装置付きの加熱調理器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一局面に係る加熱調理器は、温度調節器、発熱部、温度調節器受容部、加熱板および安全装置を備える。温度調節器は、本体部、感熱棒および端子接続部を有する。なお、本体部には、回転式温度調整ツマミ等が設けられている。感熱棒は、本体部から延びている。端子接続部は、本体部の感熱棒側に設けられる。発熱部は、仮想平面に沿って配置される。なお、この発熱部は、設置状態において略水平な仮想平面に沿って配置されることが好ましい。温度調節器受容部は、端子部および挿通孔を有する。端子部は、発熱部の端部に設けられる。また、この端子部は、端子接続部と連結可能である。温度調節器が温度調節器受容部に受容されるとき、挿通孔に感熱棒が挿通される。加熱板は、発熱部上に着脱自在に設置される。なお、この加熱板の裏側に感熱棒挿入用リブが形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。後者である場合、その加熱板は、洗浄しやすくなる。また、加熱板が発熱部上に設置されている状態において、加熱板と発熱部との間に隙間が生じていてもよい。また、この加熱板は、枠体および板体から構成されていてもよい。かかる場合、付勢部の付勢力は、枠体の重さのみでは「感熱棒が規定位置まで挿入されることができると共に端子接続部に端子部が連結されることができる状態(以下「連結可能状態」という)」にはならず、枠体に板体が設置されたときに初めて「連結可能状態」になるように調整されることが好ましい。安全装置は、壁部材および付勢部を有する。壁部材は、第1壁部および第2壁部を含む。なお、正面視において第1壁部の上端部に窪みや切り欠きが形成される場合、第1壁部は、その窪みや切り欠きが設けられる部分である。第2壁部は、高さ方向における上端の位置が第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも感熱棒の太さ以上に高い。なお、ここで、第1壁部は一枚の壁であり、第2壁部は第1壁部と離間して設けられる1又は複数の壁であることが好ましい。付勢部は、設置状態において壁部材を上方に向かって付勢する。この安全装置は、挿通孔の発熱部側の近傍に配置される。なお、ここにいう「近傍」とは、本発明の主旨を損ねない距離を意味する。そして、この距離は、感熱棒の長さ、端子部の長さ、端子部と端子接続部との距離等を考慮して決定される。そして、この安全装置は、加熱板が発熱部上に設置されていないとき(「加熱板未設置時」)、第1壁部により感熱棒の進入を遮ることにより端子接続部が端子部に連結されることを妨げる状態となり、加熱板が発熱部上に設置されているとき(「加熱板設置時」という)、感熱棒が規定位置まで挿入されることができると共に端子接続部に端子部が連結されることができる状態となる。なお、第2壁部は、加熱板未設置時および加熱板設置時のいずれにおいても正面透視図において挿通孔に対向しない。また、壁部材が加熱板によって押し下げられる際、第2壁部が加熱板の裏面に接触する。
【0006】
この加熱調理器では、安全装置の壁部材において、感熱棒の進入を遮るための第1壁部と、高さ方向における上端の位置が第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも高い第2壁部とが設けられる。このため、例えば、「第1壁部の高さ方向における上端の位置」と「第2壁部の高さ方向における上端の位置」との差を感熱棒の太さ以上に設計し、加熱板未設置時、側面透視図において第2壁部の高さ方向における上端の位置が発熱部の高さ方向の上端の位置よりも上方に位置するように設計すれば、加熱板の裏側が平らであっても、加熱板設置時において第1壁部の上方に感熱棒を通過させることができる。このため、この加熱調理器では、加熱板(プレート)の裏側にリブ等を形成する必要がない。
【0007】
なお、上述の加熱調理器において、第2壁部は、加熱板未設置時、側面透視図において高さ方向における上端の位置が発熱部の高さ方向の上端の位置よりも上方に位置することが好ましい。
【0008】
また、上述の加熱調理器において、第2壁部は、加熱板の裏面に対して線接触または点接触することが好ましい。このようにすれば、加熱板から第2壁部に伝達される熱量を低減することができ、延いては、感熱棒の測定精度を向上させることができるからである。
【0009】
本発明の他の局面に係る加熱調理器は、温度調節器、発熱部、温度調節器受容部、加熱板および安全装置を備える。温度調節器は、本体部、感熱棒および端子接続部を有する。なお、本体部には、回転式温度調整ツマミ等が設けられている。感熱棒は、本体部から延びている。端子接続部は、本体部の感熱棒側に設けられる。発熱部は、仮想平面に沿って配置される。なお、この発熱部は、設置状態において略水平な仮想平面に沿って配置されることが好ましい。温度調節器受容部は、端子部および挿通孔を有する。端子部は、発熱部の端部に設けられる。また、この端子部は、端子接続部と連結可能である。温度調節器が温度調節器受容部に受容されるとき、挿通孔に感熱棒が挿通される。加熱板は、枠体および板体を有する。すなわち、この加熱板は、枠体と板体とに分割されている。枠体は、開口または切り欠きを含む。板体は、枠体の内側に着脱可能に設置される。そして、この加熱板は、発熱部上に着脱自在に設置される。なお、この加熱板の裏側に感熱棒挿入用リブが形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。後者である場合、その加熱板は、洗浄しやすくなる。また、加熱板が発熱部上に設置されている状態において、加熱板と発熱部との間に隙間が生じていてもよい。安全装置は、壁部材および付勢部を有する。壁部材は、第1壁部および第2壁部を含む。なお、正面視において第1壁部の上端部に窪みや切り欠きが形成される場合、第1壁部は、その窪みや切り欠きが設けられる部分である。第2壁部は、高さ方向における上端の位置が第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも高い。なお、ここで、第1壁部は一枚の壁であり、第2壁部は第1壁部と離間して設けられる1又は複数の壁であることが好ましい。なお、この第2壁部は、枠体が発熱部上に設置されているとき、平面視において開口または切り欠きに対向し、板体が枠体に設置されているとき、平面視において板体に対向する。なお、第2壁部は、第1壁部を介して感熱棒の挿通孔に対向してもよいし、感熱棒の挿通孔に対向しなくてもよい。付勢部は、設置状態において壁部材を上方に向かって付勢する。この安全装置は、挿通孔の発熱部側の近傍に配置される。なお、ここにいう「近傍」とは、本発明の主旨を損ねない距離を意味する。そして、この距離は、感熱棒の長さ、端子部の長さ、端子部と端子接続部との距離等を考慮して決定される。そして、この安全装置は、板体が発熱部上に設置されていないとき(「板体未設置時」)、第1壁部により感熱棒の進入を遮ることにより端子接続部が端子部に連結されることを妨げる状態となり、板体が発熱部上に設置されているとき(「板体設置時」)、感熱棒が規定位置まで挿入されることができると共に端子接続部に端子部が連結されることができる状態となる。なお、壁部材が板体によって押し下げられる際、第2壁部が板体の裏面に接触する。
【0010】
この加熱調理器では、安全装置の壁部材において、感熱棒の進入を遮るための第1壁部と、高さ方向における上端の位置が第1壁部の高さ方向における上端の位置よりも高い第2壁部とが設けられる。このため、例えば、「第1壁部の高さ方向における上端の位置」と「第2壁部の高さ方向における上端の位置」との差を感熱棒の太さ以上に設計し、板体未設置時、側面透視図において第2壁部の高さ方向における上端の位置が発熱部の高さ方向の上端の位置よりも上方に位置するように設計すれば、板体の裏側が平らであっても、加熱板設置時において第1壁部の上方に感熱棒を通過させることができる。このため、この加熱調理器では、加熱板(プレート)の裏側にリブ等を形成する必要がない。また、この加熱調理器では、枠体を設置しただけでは壁部材を降下させることができず、枠体に板体を設置して初めて壁部材を降下させることができる。このため、この加熱調理器では、調理可能な状態となって初めて発熱部に通電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体の斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体の平面図である。
図3図2に示されるホットプレートの本体のA−A断面図である。
図4】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体にプレートを設置したときの平面図である。
図5図4に示されるホットプレートのB−B断面図である。
図6】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体に設けられる安全装置の斜視図である。
図7】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体に設けられる安全装置の縦断面図である。
図8】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体に設けられる安全装置の背面図である。
図9】本発明の第1実施形態に係るホットプレートの本体に設けられる安全装置を構成する壁部材の斜視図である。
図10】本発明の第1実施形態に係るホットプレートのプレートを裏返したときの斜視図である。
図11】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの本体の斜視図である。
図12】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの本体の平面図である。
図13図12に示されるホットプレートの本体のC−C断面図である。
図14】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの本体に枠体のみを設置したときの斜視図である。
図15】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの本体に枠体のみを設置したときの平面図である。
図16図15に示されるホットプレート(枠体のみ設置)のD−D断面図である。
図17】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの枠体を裏返したときの斜視図である。
図18】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの枠体に板体を設置したときの斜視図である。
図19】本発明の第2実施形態に係るホットプレートの枠体に板体を設置したときの平面図である。
図20図19に示されるホットプレートのE−E断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
−第1実施形態−
<本発明の第1実施形態に係るホットプレートの構成>
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100は、図1から図5に示されるように、主に、本体110、プレート150および温度調節器180から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
【0013】
(1)本体
本体110は、図1に示されるように、主に、温度調節器接続部111、ヒータ112、遮熱板113および安全装置114から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
【0014】
(1−1)温度調節器接続部
温度調節器接続部111は、主に、一対の端子部(図示せず)、差込口111bおよび感熱棒挿通孔(図3参照)から構成される。一対の端子部は、ヒータ112に連結されると共に、差込口111bの奥から外方に向かって延びている。なお、この温度調節器接続部111は、ヒータ112と共に、本体110から取り外すことができるようになっている。なお、温度調節器180が温度調節器接続部111に接続されるとき、感熱棒挿通孔には、温度調節器180から延びる感熱棒182が挿通される。
【0015】
(1−2)ヒータ
ヒータ112は、図1および図2に示されるように、M字型ヒータである。なお、このヒータ112は、上述の通り、その両端部が温度調節器接続部111の端子部に連結されている。また、このヒータ112は、設置状態において略水平な仮想平面に沿って配置されている。
【0016】
(1−3)遮熱板
遮熱板113は、ヒータ112により生じる熱からテーブル等を保護する板であって、図1および図3に示されるように、ヒータ112の下方に配置されている。また、この遮熱板113は、ヒータ112の輻射熱を積極的に反射する形状とされている。
【0017】
(1−4)安全装置
安全装置114は、図6から図8に示されるように、主に、壁部材114a、コイルバネ114e、ボックス114b、蓋体114cおよびガイド部114dから構成されており、図1および図2に示されるように、温度調節器接続部111の感熱棒挿通孔のヒータ側の近傍に配置されている。そして、この安全装置114は、本体110にプレート150が設置されていないとき(以下「プレート未設置時」という)、壁部材114aの感熱棒挿通防壁部Wa(後述)により温度調節器180の感熱棒182の進入を遮ることにより温度調節器180の端子受け部に温度調節器接続部111の端子部が挿入することを妨げる状態(以下「連結防止状態」という)となり、プレート150が本体110に設置されているとき(以下「プレート設置時」という)、温度調節器180の感熱棒182が規定位置まで挿入されることができると共に温度調節器180の端子受け部に温度調節器接続部111の端子部が接続されることができる状態(以下「連結可能状態」という)となる。以下、これらの構成要素について詳述する。
【0018】
(a)壁部材
壁部材114aは、図9に示されるように、主に、感熱棒挿通防壁部Wa、一対の操作壁部Wbおよび底壁部Wcから形成されており、図7に示されるようにコイルバネ114eにより上方に向かって付勢されている。
【0019】
感熱棒挿通防壁部Waは、図9に示されるように、底壁部Wcから略垂直方向に向かって延びる平壁である。また、この感熱棒挿通防壁部Waには、図8および図9に示されるように、円形の貫通孔(開口)HPが形成されている。なお、この貫通孔HPは、プレート未設置時、温度調節器接続部111の感熱棒挿通孔に対向にしている。また、この貫通孔HPの半径は、感熱棒182の基体部182aの半径よりも小さく、感熱棒182の先端部182bの先端の半径よりも大きい。このため、この貫通孔HPに感熱棒182を差し込もうとしても、この貫通孔HPには、感熱棒182の先端部182bの一部が嵌り込むだけである。なお、安全装置114は、感熱棒182がこの状態であるときに、温度調節器180の端子受け部に温度調節器接続部111の端子部が挿入されないように配置されている。
【0020】
操作壁部Wbは、図9に示されるように、互いに対向する一対の平壁であって、底壁部Wcから略垂直方向に向かって延びており、正面透視図において温度調節器接続部111の感熱棒挿通孔に対向にしていない。なお、本発明の実施の形態に係るホットプレート100において、温度調節器接続部111が設けられる側が正面側となる。この操作壁部Wbは、図7および図8に示されるように、高さ方向における上端の位置が感熱棒挿通防壁部Waの高さ方向における上端の位置よりも高い。なお、この壁部材114aでは、「感熱棒挿通防壁部Waの高さ方向における上端の位置」と「操作壁部Wbの高さ方向における上端の位置」との差が感熱棒182の基体部182aの太さよりも少し大きくなるように、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbが設計されている。また、この安全装置114は、図3に示されるように、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbの上端位置がヒータ112の上端位置よりも上方に位置するように、本体110の遮熱板113に固定されている。すなわち、プレート設置時、プレート150は、この操作壁部Wbに接触して壁部材114aを下方に押し下げる。その結果、感熱棒挿通防壁部Waが下方に押し下げられ、ホットプレート100が連結可能状態となる。また、この操作壁部Wbでは、図7および図8に示されるように、上部分が略半円板形状を呈しており、下部分が略矩形板形状を呈している。このため、プレート設置時、プレート150の裏側面に操作壁部Wbが線接触することになる。
【0021】
(b)コイルバネ
コイルバネ114eは、上述の通り、壁部材114aを上方に向かって付勢している。
【0022】
(c)ボックス
ボックス114bには、壁部材114aおよびコイルバネ114eが収容されている。
【0023】
(d)蓋体
蓋体114cは、ボックス114bの開口を覆っている。そして、この蓋体114cの天壁Wuには、図6に示されるように、平面視において感熱棒挿通防壁部Waおよび一対の操作壁部Wbに対向する位置にスリットSLが形成されている。このため、感熱棒挿通防壁部Waおよび一対の操作壁部Wbは、蓋体114cの天壁Wuから上方に向かって出没自在に突出している。
【0024】
(e)ガイド部
ガイド部114dは、主に、水平壁部Wmおよび垂直壁部Wnから構成されており、ボックス114bと一体に形成されている。図7に示されるように、水平壁部Wmはボックス114bの正面側上端から略水平方向に沿って正面側に向かって延びており、垂直壁部Wnは水平壁部Wmの先端から略垂直方向に沿って上方に向かって延びている。また、この垂直壁部Wnには、切り欠きNtが形成されている。この切り欠きNtには、温度調節器180の感熱棒182が挿通される。
【0025】
(2)プレート
プレート150は、通常の金属板であって、本体110に着脱自在に設置される。なお、このプレート150の裏側には、図10に示されるように、感熱棒挿入用リブが設けられていない。
【0026】
(3)温度調節器
温度調節器180は、図1から図3に示されるように、略直方体の部品であって、本体部181、感熱棒182、電源コード183および差込プラグ(図示せず)から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
【0027】
(3−1)本体部
本体部181は、主に、筐体185、一対の端子受け部(図示せず)、電源スイッチ(図示せず)、可変抵抗器(図示せず)、ダイヤル式の温度調節ツマミ186、インジゲータランプ(図示せず)、感熱棒接続部(図示せず)およびサーモスタット(図示せず)から構成されている。なお、端子受け部、電源スイッチ、可変抵抗器、インジゲータランプ、感熱棒接続部およびサーモスタットはいずれも筐体185に収められており、温度調節ツマミ186は筐体185の外部に露出するように設けられている(図1から図3等参照)。
【0028】
端子受け部は、本体部181の感熱棒側に設けられる。そして、この端子受け部には、温度調節器接続部111の端子部が挿入される。なお、端子受け部に温度調節器接続部111の端子部が挿入されると、ヒータ112が通電可能な状態となる。
【0029】
可変抵抗器のシャフトには、温度調節ツマミ186が取り付けられている。そして、温度調節ツマミ186には温度目盛が表示されており、使用者は、温度調節ツマミ186を回転させて温度目盛をインジゲータに合わせることによりヒータ112の出力を調節する。
【0030】
また、可変抵抗器のシャフトには筐体185内においてスイッチ片が取り付けられており、使用者が温度調節ツマミ186を少し回したところで電源が入ると共にインジゲータランプが点灯するようになっている。
【0031】
感熱棒接続部には、感熱棒182が接続されている。感熱棒接続部は、サーモスタットに通信接続されており、感熱棒182から送信される温度検知信号をサーモスタットに定期的に送信する。
【0032】
サーモスタットは、感熱棒182により検知される温度(以下「検知温度」という)が温度調節ツマミ186の温度目盛に対応する温度(以下「設定温度」という)に達すると電源スイッチをオフにすると共にインジゲータランプを消灯し、検知温度が設定温度を下回ると再び電源スイッチをオンにすると共にインジゲータランプを点灯させる。
【0033】
(3−2)感熱棒
感熱棒182は、いわゆるサーミスタであって、図3に示されるように、本体部181から突出している。この感熱棒182は、図2および図3に示されるように、主に、基体部182aおよび先端部182bから形成されている。先端部182bは、図2および図3に示されるように、錐形状を呈している。なお、温度調節器180が温度調節器接続部111に差し込まれた状態では、感熱棒182の先端はプレート150の下に位置する(図5参照)。
【0034】
(3−3)電源コードおよび差込プラグ
電源コード183は、本体部181から延びている。そして、その電源コード183の先端には、外部電源接続用の差込プラグが取り付けられている。
【0035】
<本発明の第1実施形態に係るホットプレートの特徴>
(1)
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100では、安全装置114の壁部材114aにおいて、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbが設けられる。そして、この壁部材114aでは、「感熱棒挿通防壁部Waの高さ方向における上端の位置」と「操作壁部Wbの高さ方向における上端の位置」との差が感熱棒182の基体部182aの太さよりも少し大きくなるように、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbが設計されている。また、この安全装置114は、図3に示されるように、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbの上端位置がヒータ112の上端位置よりも上方に位置するように、本体110の遮熱板113に固定されている。このため、このホットプレート100では、プレート150の裏側が平らであっても、プレート設置時において感熱棒挿通防壁部Waの上方に感熱棒182を通過させることができる。したがって、このホットプレート100では、プレート150の裏側にリブ等を形成しなくてもよい。したがって、このホットプレート100の使用者は、プレート150を容易に洗浄することができる。
【0036】
(2)
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100では、安全装置114の壁部材114aにおいて、上部分が略半円板形状を呈する一対の操作壁部Wbが設けられる。このため、このホットプレート100では、プレート設置時において、プレート150が傾いて設置されることを抑制することができる。
【0037】
(3)
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100では、温度調節器180が正常に温度調節器接続部111に接続された状態において、感熱棒182の先端部182bの左右両側に操作壁部Wbが存在する。このため、このホットプレート100では、ヒータ112からの熱が感熱棒182の先端部182bに伝達されることを抑制することができる。したがって、このホットプレート100では、より正確にプレート150の温度を計測することができる。
【0038】
(4)
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100では、プレート設置時、プレート150の裏側面に操作壁部Wbが線接触する。このため、このホットプレート100では、プレート150が安定して設置される。したがって、このホットプレート100では、感熱棒182による温度検知を安定して行うことができる。
【0039】
(5)
本発明の第1実施形態に係るホットプレート100では、プレート未設置時に感熱棒182を本体110の感熱棒挿通孔に挿通しようとすると、感熱棒182の先端が、感熱棒挿通防壁部Waの貫通孔HPに嵌り込む。このため、このホットプレート100では、感熱棒182が斜めに誤挿入されること等を抑制することができる。
【0040】
<変形例>
(A)
第1実施形態に係るホットプレート100では平形のプレート150のみが用意されたが、さらに波形プレートおよびたこ焼きプレート等が交換可能に用意されてもよい。なお、かかる場合であっても、それらのプレートの裏側にリブ等を形成する必要はない。
【0041】
(B)
第1実施形態に係るホットプレート100ではプレート150の裏側に感熱棒挿入用リブが設けられていなかったが、プレート150の裏側に感熱棒挿入用リブが形成されてもかまわない。かかる場合、感熱棒挿通防壁部Waおよび操作壁部Wbの少なくとも感熱棒挿通防壁部Waの上端位置がヒータ112の上端位置よりも下方に位置していてもよい。
【0042】
(C)
第1実施形態では特に言及しなかったが、プレート設置時、プレート150がヒータ112に接触していてもよいし、プレート150とヒータ112との間に隙間が生じていてもよい。
【0043】
(D)
第1実施形態では特に言及しなかったが、プレート150は、枠体(図17参照)および板体から構成されていてもよい。かかる場合、枠体の内側に板体が設置されることによりプレートが形成されることになる。そして、このとき、コイルバネ114eの付勢力を、「枠体の重さのみではホットプレート100が連結可能状態にはならず、枠体に板体が設置されたときに初めてホットプレート100が連結可能状態になる」ように調整してもよい。
【0044】
(E)
第1実施形態では特に言及しなかったが、正面視において感熱棒挿通防壁部Waの上部分に窪みや切り欠きを形成してもよい。なお、かかる場合、感熱棒挿通防壁部Wa高さ方向における上端の位置は、正面視においてこの窪みや切り欠きの最下点となる。
【0045】
(F)
第1実施形態に係るホットプレート100では感熱棒挿通防壁部Waの貫通孔HPが正面視において円形とされたが、正面視における貫通孔HPの形状は矩形とされてもよい。かかる場合、正面視における貫通孔HPの幅および高さの少なくとも一方の寸法が感熱棒182の基体部182aの半径よりも小さく、正面視における貫通孔HPの幅および高さが共に感熱棒182の先端部182bの先端の半径よりも大きければよい。
【0046】
(G)
第1実施形態に係るホットプレート100ではプレート設置時、プレート150の裏側面に操作壁部Wbが一箇所のみで線接触したが、操作壁部Wbがプレート150の裏側面に複数箇所で線接触するように操作壁部Wbの上部分を形成してもよい。例えば、操作壁部Wbの上部分を側面視において三角波形状とする等が考えられる。
【0047】
(H)
第1実施形態に係るホットプレート100ではプレート設置時、プレート150の裏側面に操作壁部Wbが線接触したが、操作壁部Wbがプレート150の裏側面に点接触するように操作壁部Wbの上部分を尖らせてもよい。かかる場合、操作壁部Wbの上部分は、プレート150の裏側面に一箇所のみで点接触するように形成されてもよいし、複数箇所で点接触するように形成されてもよい。
【0048】
−第2実施形態−
<本発明の第2実施形態に係るホットプレートの構成>
本発明の第2実施形態に係るホットプレートは、プレートおよび安全装置を除き、第1実施形態に係るホットプレート100と同一である。このため、ここでは、主にプレートおよび安全装置について説明を行い、第1実施形態に係るホットプレート100と同様の構成については、第1実施形態で使用した符号と同一の符号を付して適宜その説明を省略する。
【0049】
(1)プレート
プレート250は、図18から図20に示されるように、枠体251および板体252から構成されている。すなわち、枠体251の内側に板体252が設置されることによりプレート250が形成されることになる。
【0050】
枠体251は、図14および図15に示されるように、主に、縁部251bおよび板体載置部251aから構成されている。板体載置部251aは、縁部251bの内側に形成されている。そして、この板体載置部251aには、板体252が載置される。また、この板体載置部251aには、図14および図15に示されるように、長手方向の片側、幅方向中央部に切り欠きNtが形成されている。なお、この枠体251の裏側には、図17に示されるように、感熱棒挿入用リブが設けられていない。
【0051】
板体252は、通常の金属板であって、上述の通り、使用時において、枠体251の縁部251bの内側に嵌め込まれる。なお、この板体252の長手方向の両側、幅方向中央部には取っ手252aが設けられている。
【0052】
(2)安全装置
第2実施形態に係るホットプレート200(図18参照)において、安全装置214は、図11および図12に示されるように、第1実施形態に係るホットプレート100の安全装置114と同様の位置に配置されている。なお、図11から図13において符号210は「本体」を示している。
【0053】
この安全装置214は、図11から図13に示されるように、主に、壁部材214a、ガイド棒214fおよびコイルバネ214eから構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
【0054】
(2−1)壁部材
壁部材214aは、図11から図13に示されるように、主に、感熱棒挿通防壁部Wx、操作壁部Wyおよび底壁部Wzから形成されている。
【0055】
感熱棒挿通防壁部Wxは、図13に示されるように、底壁部Wzから略垂直方向に向かって延びる平壁である。また、この感熱棒挿通防壁部Wxには、図11に示されるように、円形の貫通孔(開口)HPが形成されている。なお、この貫通孔HPと温度調節器接続部111の感熱棒挿通孔との位置関係、および、この貫通孔HPの寸法と感熱棒182の寸法との関係は第1実施形態で説明した関係と同様である。
【0056】
操作壁部Wyは、図13に示されるように、底壁部Wzから略垂直方向に向かって延びる平壁であって、感熱棒挿通防壁部Wxに対向するように配置されている。なお、この操作壁部Wyは、温度調節器180が正常に温度調節器接続部111に接続された状態において感熱棒182の先端位置よりも奥側に位置するように配置されている。すなわち、温度調節器180が正常に温度調節器接続部111に接続された状態において、感熱棒182の先端が操作壁部Wyまで到達することはない。また、この操作壁部Wyは、図11および図13に示されるように、高さ方向における上端の位置が感熱棒挿通防壁部Wxの高さ方向における上端の位置よりも高い。なお、この壁部材214aでは、「感熱棒挿通防壁部Wxの高さ方向における上端の位置」と「操作壁部Wyの高さ方向における上端の位置」との差が感熱棒182の基体部182aの太さよりも少し大きくなるように、感熱棒挿通防壁部Wxおよび操作壁部Wyが設計されている。また、この安全装置214は、図13に示されるように、感熱棒挿通防壁部Wxの上端位置がヒータ112の上端位置よりも下方に位置すると共に操作壁部Wyの上端位置がヒータ112の上端位置よりも上方に位置するように、本体210の遮熱板113に固定されている。さらに、この操作壁部Wyは、図15に示されるように、平面視において、板体載置部251aの切り欠きNtに対向する位置に配置されている。すなわち、このホットプレート200では、枠体251のみが本体210に設置される場合、壁部材214aが押し下げられることない。つまり、かかる場合、本体210は、連結防止状態となったままである(図14から図16参照)。しかし、この枠体251の板体載置部251aに板体252が載置されると、板体252が、操作壁部Wyに接触して壁部材214aを押し下げる。その結果、感熱棒挿通防壁部Wxが下方に押し下げられ、本体210が連結可能状態となる(図18から図20参照)。
【0057】
(2−2)ガイド棒
ガイド棒214fは、図13に示されるように、壁部材214a底壁部Wzの裏面から下方に向かって延びている。なお、このガイド棒214fは、壁部材214aと一体に成形されている。
【0058】
(2−3)コイルバネ
コイルバネ214eは、図13に示されるように、ガイド棒214fの外側に嵌め込まれており、壁部材214aを上方に向かって付勢している。
【0059】
<本発明の第2実施形態に係るホットプレートの特徴>
(1)
本発明の第2実施形態に係るホットプレート200では、安全装置214の壁部材214aにおいて、感熱棒挿通防壁部Wxおよび操作壁部Wyが設けられる。そして、この壁部材214aでは、「感熱棒挿通防壁部Wxの高さ方向における上端の位置」と「操作壁部Wyの高さ方向における上端の位置」との差が感熱棒182の基体部182aの太さよりも少し大きくなるように、感熱棒挿通防壁部Wxおよび操作壁部Wyが設計されている。また、この安全装置214は、図13に示されるように、感熱棒挿通防壁部Wxの上端位置がヒータ112の上端位置よりも下方に位置すると共に操作壁部Wyの上端位置がヒータ112の上端位置よりも上方に位置するように、構成されている。このため、このホットプレート200では、板体252の裏側が平らであっても、プレート設置時において感熱棒挿通防壁部Wxの上方に感熱棒182を通過させることができる。したがって、このホットプレート200では、板体252の裏側にリブ等を形成しなくてもよい。したがって、このホットプレート200の使用者は、板体252を容易に洗浄することができる。
【0060】
(2)
本発明の第2実施形態に係るホットプレート200では、本体210に枠体251を設置しただけでは壁部材214aを押し下げて本体210を連結可能状態とすることができず、枠体251に板体252を設置して初めて壁部材214aを押し下げて本体210を連結可能状態とすることができる。このため、このホットプレート200では、調理可能な状態となって初めてヒータ112に通電することができる。
【0061】
<変形例>
(A)
第2実施形態に係るホットプレート200では枠体251の板体載置部251aに切り欠きNtが形成されたが、この切り欠きNtに代えて開口が形成されてもよい。
【0062】
(B)
第2実施形態に係るホットプレート200では枠体251の板体載置部251aの長手方向片側のみに切り欠きNtが形成されたが、切り欠きNtが板体載置部251aの長手方向両側に形成されてもよい。
【符号の説明】
【0063】
100,200 ホットプレート(加熱調理器)
111 温度調節器接続部(温度調節器受容部)
112 ヒータ(発熱部)
114,214 安全装置
114a,214a 壁部材
114e,214e コイルバネ(付勢部)
150,250 プレート(加熱板)
180 温度調節器
181 本体部
182 感熱棒
Nt 切り欠き
Wa,Wx 感熱棒挿通防壁部(第1壁部)
Wb,Wy 操作壁部(第2壁部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20