特許第5987729号(P5987729)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5987729現像装置、感光体ユニット及び画像形成装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5987729
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】現像装置、感光体ユニット及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/08 20060101AFI20160825BHJP
【FI】
   G03G15/08 226
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-39021(P2013-39021)
(22)【出願日】2013年2月28日
(65)【公開番号】特開2014-167529(P2014-167529A)
(43)【公開日】2014年9月11日
【審査請求日】2015年3月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】酒向 潔
(72)【発明者】
【氏名】奧野 太一郎
(72)【発明者】
【氏名】西澤 克行
【審査官】 國田 正久
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−107607(JP,A)
【文献】 特開平10−142933(JP,A)
【文献】 特開2012−118314(JP,A)
【文献】 特開2009−229678(JP,A)
【文献】 特開2008−003411(JP,A)
【文献】 特開平04−204975(JP,A)
【文献】 特開2010−224344(JP,A)
【文献】 特開2013−205447(JP,A)
【文献】 特開2013−254038(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤を収容する収容部であって、第1部材と第2部材とを有する収容部と、
現像ロールの表面に付着する現像剤の層厚を規制する規制部材と、
前記規制部材に接して当該規制部材への現像剤の付着を阻止する阻止部材であって、当該規制部材と対向する部分が前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方によって当該規制部材から離れないように支持される阻止部材とを備え、
前記第1部材は、前記収容部内部を第1搬送路と第2搬送路とに仕切る仕切り部であって、当該第1搬送路と当該第2搬送路とを前記現像剤が循環移動可能なように構成された仕切り部を有し、
前記阻止部材は、前記仕切り部及び前記第2部材に接した状態で支持される
ことを特徴とした現像装置。
【請求項2】
前記阻止部材は、前記第1部材と前記第2部材とに挟まれ支持される
請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
記仕切り部は、複数の面を有し、
前記阻止部材は、前記仕切り部の前記複数の面のそれぞれに接する
請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項4】
記阻止部材は、前記仕切り部によって下方から支持される
請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項5】
記第2搬送路から前記現像ロールに現像剤が供給され、
前記阻止部材は、前記仕切り部の前記第2搬送路側の側面に接した状態で支持される
請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項6】
記第2部材は、複数の面を有し、
前記阻止部材は、前記第2部材の前記複数の面のそれぞれに接する
請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項7】
光体と、
前記感光体に現像剤を供給する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置と
を備える感光体ユニット。
【請求項8】
光体と、
前記感光体に現像剤を供給する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置と、
前記現像装置により前記感光体に供給された現像剤を記録媒体に転写する転写手段と
を備える画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置、感光体ユニット及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現像ロールの表面に付着する現像剤の層厚を軸方向に均一にするために、層厚規制部材(又は単に「規制部材」ともいう。)が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−88540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、規制部材への現像剤の付着を阻止する阻止部材の撓みを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に係る現像装置は、現像剤を収容する収容部であって、第1部材と第2部材とを有する収容部と、現像ロールの表面に付着する現像剤の層厚を規制する規制部材と、前記規制部材に接して当該規制部材への現像剤の付着を阻止する阻止部材であって、当該規制部材と対向する部分が前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方によって当該規制部材から離れないように支持される阻止部材とを備え、前記第1部材は、前記収容部内部を第1搬送路と第2搬送路とに仕切る仕切り部であって、当該第1搬送路と当該第2搬送路とを前記現像剤が循環移動可能なように構成された仕切り部を有し、前記阻止部材は、前記仕切り部及び前記第2部材に接した状態で支持されることを特徴とする
【0006】
本発明の請求項2に係る現像装置は、請求項1に記載の構成において、前記阻止部材が、前記第1部材と前記第2部材とに挟まれ支持される。
本発明の請求項に係る現像装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記仕切り部は、複数の面を有し、前記阻止部材は、前記仕切り部の前記複数の面のそれぞれに接する。
本発明の請求項に係る現像装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記阻止部材は、前記仕切り部によって下方から支持される。
本発明の請求項に係る現像装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記第2搬送路から前記現像ロールに現像剤が供給され、前記阻止部材は、前記仕切り部の前記第2搬送路側の側面に接した状態で支持される。
本発明の請求項に係る現像装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の構成において、前記第2部材は、複数の面を有し、前記阻止部材は、前記第2部材の前記複数の面のそれぞれに接する。
【0007】
本発明の請求項に係る感光体ユニットは、感光体と、前記感光体に現像剤を供給する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置とを備える。
【0008】
本発明の請求項に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体に現像剤を供給する請求項1ないしのいずれか1項に記載の現像装置と、前記現像装置により前記感光体に供給された現像剤を記録媒体に転写する転写手段とを備える。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、7、8に係る発明によれば、阻止部材の規制部材と対向する部分が第1部材及び第2部材のいずれにも支持されない場合に比べ、阻止部材の撓みを抑制することが可能である。
請求項2に係る発明によれば、阻止部材の撓みを、第1部材に向かう方向と第2部材に向かう方向の2方向について抑制することが可能である。
請求項に係る発明によれば、第1部材が複数の方向について阻止部材の撓みを抑制することが可能である。
請求項に係る発明によれば、阻止部材が下方に撓むことを仕切り部によって抑制することが可能である。
請求項に係る発明によれば、阻止部材が現像ロールによる現像剤の搬送力によって撓むことを抑制することが可能である。
請求項に係る発明によれば、第2部材が複数の方向について阻止部材の撓みを抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】画像形成装置の全体構成を示す図
図2】現像装置の構成を示す図
図3】現像剤の移動の態様を示す図
図4】現像装置の構造を示す斜視図
図5】現像装置の第1の変形例を示す図
図6】現像装置の第2の変形例を示す図
図7】現像装置の第3の変形例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
[実施例]
図1は、本発明の一実施例である画像形成装置100の全体構成を示す図である。画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタであり、色材としてトナーを用い、トナーによって記録媒体(用紙等)に画像を形成する装置である。なお、画像形成装置100は、図示した構成のほかに、原稿となる画像を読み取る読取手段、画像データをファクシミリによって送受信する通信手段、ボタン又はタッチスクリーンによりユーザの操作を受け付ける受付手段などを備えてもよい。
【0012】
画像形成装置100は、感光体ドラム110と、帯電装置120と、露光装置130と、現像装置140と、転写ロール150と、定着装置160とを備える。また、感光体ドラム110と現像装置140とは、感光体ユニットを構成する。感光体ユニットは、トナー切れなどの場合に交換できるように、画像形成装置100に対して着脱可能に構成されている。
【0013】
感光体ドラム110は、記録媒体に転写されるトナー像を保持する手段である。感光体ドラム110は、光導電層を有する円筒状の部材であり、図中の矢印A1が示す方向に回転する。帯電装置120は、感光体ドラム110の表面をあらかじめ決められた電位に帯電させる手段である。帯電装置120は、接触式・非接触式のいずれであってもよい。露光装置130は、感光体ドラム110を露光し、静電潜像を形成する手段である。露光装置130は、画像データに応じたレーザ光を感光体ドラム110に照射し、感光体ドラム110の表面に電位差を生じさせることで静電潜像を形成する。
【0014】
現像装置140は、静電潜像を現像する手段である。現像装置140は、トナーを含んだ現像剤を収容し、静電潜像が形成された感光体ドラム110にトナーを付与することで静電潜像をトナー像にする。転写ロール150は、トナー像を記録媒体に転写する手段である。転写ロール150は、感光体ドラム110に形成されたトナー像を、搬送経路に沿って搬送されてきた記録媒体に転写する。転写ロール150は、本発明に係る「転写手段」の一例に相当するものである。定着装置160は、記録媒体に転写されたトナー像を定着させる手段である。定着装置160は、記録媒体を加熱してトナーを溶融させ、トナーが記録媒体から分離しないようにする。
【0015】
図2は、現像装置140の構成を示す図である。現像装置140は、下部部材141と、上部部材142と、現像ロール143と、規制部材144と、阻止部材145と、第1搬送部材146と、第2搬送部材147とを備える。下部部材141は、本発明に係る「第1部材」の一例に相当し、上部部材142は、本発明に係る「第2部材」の一例に相当する。本実施例において、現像装置140は、上部部材142が上方に、下部部材141が下方にそれぞれ位置するように設置される。
【0016】
下部部材141及び上部部材142は、現像装置140の筐体に相当する部材である。下部部材141及び上部部材142は、組み合わさることによって現像剤を収容する空間を内部に形成する。下部部材141は、上部部材142に対応する開口部を有する。上部部材142は、この開口部を塞ぐように設けられる。第1搬送部材146及び第2搬送部材147は、スクリュー状の羽根を有し、図示せぬ駆動手段(モータ等)によって軸部が回転されることによって現像剤を撹拌しつつ搬送する。
【0017】
下部部材141は、第1搬送部材146を収容する第1搬送路P1と、第2搬送部材147を収容する第2搬送路P2とを形成して構成される。また、下部部材141は、仕切り部1411を有し、仕切り部1411によって第1搬送路P1と第2搬送路P2とを隔てる。第1搬送路P1、第2搬送路P2は、第1搬送部材146、第2搬送部材147を収容した状態で現像剤を移動させ得る程度の半円状の空間である。第1搬送路P1と第2搬送路P2とは、仕切り部1411の両端部においてつながっており、現像剤が撹拌されながら循環移動するように構成されている。
【0018】
図3は、現像剤の移動の態様を示す図であり、現像装置140の内部を上側から示した図である。図3に示すように、仕切り部1411は、両端部に切り欠きを有し、第1搬送路P1から第2搬送路P2、あるいは第2搬送路P2から第1搬送路P1への現像剤の移動を可能にしている。第1搬送部材146は、現像剤を図中左方向に搬送し、第2搬送部材147は、現像剤を図中右方向に搬送する。その結果、現像剤は、図中の矢印が示す方向(すなわち反時計回り)に循環されつつ、第2搬送部材147によって第2搬送路P2から現像ロール143に適宜供給される。
【0019】
現像ロール143は、感光体ドラム110にトナーを供給するロール状の部材である。現像ロール143は、磁性体を含んで構成される。規制部材144は、現像ロール143に付着する現像剤の層厚を規制する部材である。ここにおいて、「規制」とは、対象とする数量(ここでは現像剤の層厚)が規定値を超えないように制限することをいう。規制部材144は、現像ロール143に対して所望の間隔で位置するように設けられ、現像ロール143にはこの間隔に応じた層厚で現像剤が積層される。なお、本実施例において、規制部材144は、ロール状の回転する部材として構成されている。また、規制部材144は、磁性材料を含む場合がある。
【0020】
阻止部材145は、規制部材144への現像剤の付着を阻止する部材である。阻止部材145は、例えば、規制部材144に接し、規制部材144の表面に付着した現像剤を掻き取るように構成されている。規制部材144に現像剤が付着したままでいると、結果として、現像剤が付着した状態の規制部材144と現像ロール143との間隔が狭まり、現像ロール143の表面の膜厚が薄くなる。阻止部材145は、規制部材144に現像剤が付着するのを阻止することによって、現像ロール143の表面が所望の膜厚を維持するようにする。
なお、阻止部材145は、規制部材144の周面のうち、下面と、現像ロール143と対向する面と反対側の面(図2中左側)の一部とを覆っている。
【0021】
図4は、現像装置140の構造(特に、阻止部材145と筐体との関係)を示す斜視図である。本実施例において、阻止部材145は、その長手方向における両端部が下部部材141にはめ込まれた状態で支持されるほか、長手方向における規制部材144と対向する部分が上部部材142と下部部材141とに挟まれた状態で支持される(図2参照)。
【0022】
本実施例において、阻止部材145は、図2に示すように、その下面が仕切り部1411の上面と接している。仕切り部1411は、阻止部材145と上面において接してこれを支持することにより、阻止部材145の下方向への移動を妨げる。したがって、本実施例の仕切り部1411は、阻止部材145が下方向に撓むことを抑制する作用をもたらす。
【0023】
また、本実施例において、阻止部材145は、図2に示すように、その左側の側面が上部部材142と接している。阻止部材145には、現像ロール143による現像剤の搬送力により、左方向、すなわち現像ロール143及び規制部材144から離れる方向への圧力が生じる可能性がある。しかし、上部部材142が阻止部材145の側面と接することにより、阻止部材145の左方向への移動が妨げられる。したがって、本実施例の上部部材142は、阻止部材145が左方向に撓むことを抑制する作用をもたらす。
【0024】
以上のとおり、本実施例の阻止部材145は、上部部材142及び下部部材141に挟まれるように支持されることによって、下方向及び左方向(すなわち、規制部材144から離れる方向)への移動が妨げられるように構成されている。よって、本実施例の阻止部材145は、このような構成を有しない場合に比べ、下方向又は左方向に撓みを生じ、その撓んだ部分において規制部材144に現像剤が付着するのを阻止する機能が損なわれないようになっている。
【0025】
[変形例]
本発明の実施の形態は、上述した実施例に限定されるものではなく、例えば、以下の変形例に示す形態であってもよい。また、これらの変形例は、必要に応じて、併用したりその一部を置き換えたりすることによって、互いに組み合わされてもよい。
【0026】
(変形例1)
本発明において、阻止部材は、上述した実施例と異なる態様で支持されてもよい。阻止部材は、第1部材(上部部材)及び第2部材(下部部材)の少なくとも一方の部材によって、規制部材から離れないように支持されていればよいが、一方の部材が複数方向への移動を妨げる構成であってもよい。例えば、阻止部材は、以下に示す構成であってもよい。なお、以下においては、機能又は構造が共通する構成要素には、その共通する構成要素と同一の符号が付される。
【0027】
図5は、現像装置の第1の変形例を示す図である。この例において、阻止部材145aは、その上面において上部部材142aの下面と接するとともに、その下面において下部部材141aの仕切り部1411の上面と接した状態で支持される。阻止部材145aは、規制部材144と対向する部分がこのように支持されることによって、上方向及び下方向の移動(例えば撓み)が抑制される。
【0028】
図6は、現像装置の第2の変形例を示す図である。この例において、阻止部材145bは、その下面において下部部材141aの仕切り部1411の上面と接するだけでなく、左側の側面(すなわち、第2搬送路側の側面)の一部が仕切り部1411の右側の側面と接するように構成されており、この点において上述した阻止部材145aと相違する。この例において、下部部材141aは、阻止部材145bの下方向及び左方向の移動を抑制する作用をもたらす。
【0029】
図7は、現像装置の第3の変形例を示す図である。この例において、阻止部材145cは、左側の側面の一部が仕切り部1411の右側の側面及び上部部材142bと接するように構成されており、この点において上述した阻止部材145bと相違する。また、上部部材142bは、阻止部材145cの下面に接する面と阻止部材145cの側面に接する面とを有するように構成されている。この例において、上部部材142bは、阻止部材145bの上方向及び左方向の移動を抑制する作用をもたらす。なお、この例において、阻止部材145cは、仕切り部1411の右側の側面には接しない構成(すなわち、左方向の移動を抑制する作用が上部部材142bのみによってもたらされる構成)であってもよい。
【0030】
図6図7の例において、上部部材142b又は下部部材141aは、互いに異なる複数の面において阻止部材145b又は阻止部材145cと接すればよく、当該複数の面が必ずしも直交する関係になくてもよい。換言すれば、ここでいう複数の面は、互いに平行でなければ十分である。
【0031】
(変形例2)
上述した実施例(及び変形例)において示した方向(上下左右)は、説明の便宜上の例示にすぎない。すなわち、本発明は、第1部材が上部、第2部材が下部にそれぞれ位置する構成である必要はなく、これらがどのような向きで設置されてもよいものである。
【0032】
(変形例3)
本発明の阻止部材は、第1部材及び第2部材のいずれとも異なる部材によって支持されてもよい。例えば、阻止部材は、現像装置の筐体から張り出すように構成され、この張り出した部分において当該筐体とは別の部材によって支持されてもよい。
【0033】
(変形例4)
本発明は、画像形成装置に限らず、例えば、上述した現像装置140(又は感光体ユニット)に相当する構成のみで実施されてもよい。例えば、画像形成装置100は、消耗品、すなわちユーザが交換可能な部品として、現像装置140(又は感光体ユニット)が単体で提供(販売等)されるものであってもよい。また、本発明の感光体ユニットは、感光体ドラム110及び現像装置140に加え、他の構成要素(例えば、帯電装置120、転写ロール150など)を含んだ構成であってもよい。さらに、本発明に係る画像形成装置は、上述した画像形成装置100のようなモノクロのプリンタに限らず、カラープリンタであってもよい。
【符号の説明】
【0034】
100…画像形成装置、110…感光体ドラム、120…帯電装置、130…露光装置、140…現像装置、141、141a…下部部材、1411…仕切り部、142、142a、142b…上部部材、143…現像ロール、144…規制部材、145、145a、145b、145c…阻止部材、146…第1搬送部材、147…第2搬送部材、150…転写ロール、160…定着装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7