【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前述の芯ずれ防止キー内蔵型のディスク付き車輪の組立て装置について、本発明者は、要員の削減とともに、組立て作業時間の短縮化を可能にするため、特許出願を行った(特許文献1)。
【0010】
図2は、特許文献1で提案されるディスク付き車輪の組立て装置の構成を示す縦断面図である。同図に示す組立て装置は、一対のディスク2のうちで車輪1のフランジ側とは反対側に配置されるディスク2(以下、「反フランジ側ディスク」ともいう)を支持するディスク受け台10と、車輪1を支持する車輪受け台20と、ボルト3を支持するボルト受け台30と、を備える。
【0011】
ディスク受け台10は、鉛直方向の中心軸を中心に回転自在に構成されている。同図に示すディスク受け台10は、その下面から中心軸に沿って管状の支軸12が突出しており、この支軸12は、固定の管状支柱40の内部に、図示しないベアリングを介して嵌め込まれている。
【0012】
また、ディスク受け台10の上面からは、その中心軸を中心とする環状部11が突出している。この環状部11の外周面は、上方に行くほど直径が縮小するテーパ状であり、その下端部の直径がディスク2の内穴2dの直径と同一であるか、それよりも僅かに小さい程度に形成されている。
【0013】
このような構成のディスク受け台10には、反フランジ側ディスク2が、その表面(摺動面)を下にされ、その内穴2dが環状部11に嵌合する状態で載置される。このとき、ディスク受け台10に載置された反フランジ側ディスク2は、環状部11との嵌合によって内穴2dの芯出しが行われ、ディスク受け台10とともに回転することが可能である。
【0014】
車輪受け台20は、ディスク受け台10の内側でディスク受け台10と同心状に設けられている。すなわち、車輪受け台20の鉛直方向の中心軸は、ディスク受け台10の中心軸と合致している。さらに、車輪受け台20は、その中心軸を中心に回転自在に構成されている。同図に示す車輪受け台20は、その下面から中心軸に沿って棒状の支軸22が突出しており、この支軸22は、ディスク受け台10の支軸12の内部に、図示しないベアリングを介して嵌め込まれている。
【0015】
また、車輪受け台20の上面からは、その中心軸を中心とする円柱部21が突出している。この円柱部21の外周面は、上方に行くほど直径が縮小するテーパ状であり、その下端部の直径が車輪1のボス穴1dの直径と同一であるか、それよりも僅かに小さい程度に形成されている。
【0016】
このような構成の車輪受け台20には、車輪1が、その反フランジ側の面を下にされ、そのボス穴1dが円柱部21に嵌合する状態で載置される。このとき、車輪受け台20に載置された車輪1は、ディスク受け台10に載置された反フランジ側ディスク2上で、この反フランジ側ディスク2から僅かに浮上した状態に維持されたまま、円柱部21との嵌合によってボス穴1dの芯出しが行われ、車輪受け台20とともに回転することが可能である。したがって、ディスク受け台10に載置された反フランジ側ディスク2、および車輪受け台20に載置された車輪1のそれぞれは、個々に車輪1の中心軸を中心に回転することが可能である。
【0017】
ボルト受け台30は、ディスク受け台10の外側でディスク受け台10および車輪受け台20と同心状に設けられている。すなわち、ボルト受け台30の鉛直方向の中心軸は、ディスク受け台10および車輪受け台20の中心軸と合致している。さらに、ボルト受け台30は、図示しないアクチュエータの駆動力によって昇降動が可能に構成されている。
【0018】
また、ボルト受け台30は、車輪1および各ディスク2のボルト穴1b、2bの位置に対応し、ボルト3を保持するボルト保持柱31を有する。ボルト保持柱31は、その上端面の凹部にボルト3の頭部を挿入して保持し、ボルト3を起立させた状態で支持する。
【0019】
このような構成の組立て装置を用いてディスク付き車輪を組立てる手順を、下記
図3を参照して説明する。
【0020】
図3は、特許文献1で提案される組立て装置を用いたディスク付き車輪の組立て手順を示す斜視図である。
【0021】
(1)最初に、同図(a)に示すように、ボルト受け台30を下降させた状態で、各ボルト保持柱31にボルト3を配置する。
【0022】
(2)ボルト3の頭部と反フランジ側ディスクの間に介挿される所定枚数の皿ばね(図示なし)を、所定の向きとなるようにボルト3の軸部に挿入する。
【0023】
(3)同図(b)に示すように、先ずは、一対のディスク2のうちの反フランジ側ディスク2をクレーンで吊り、その表面(摺動面)を下にして、ディスク受け台10に載置する。これにより、反フランジ側ディスク2は、その内穴2dが環状部11に嵌合して支持され、自己の中心軸がディスク受け台10の中心軸と一致した状態になる。
【0024】
(4)次に、同図(c)に示すように、車輪1をクレーンで吊り、その反フランジ側の面を下にして、車輪受け台20に載置する。その結果、車輪1は、そのボス穴1dが円柱部21に嵌合して支持され、自己の中心軸が車輪受け台20の中心軸と一致した状態になる。これにより、車輪1と反フランジ側ディスク2は、それぞれ、相互に中心軸が合致した回転自在な車輪受け台20とディスク受け台10に支持されていることから、個々に車輪1の中心軸を中心に回転することが可能になる。
【0025】
(5)続いて、同図(d)に示すように、車輪1を車輪受け台20とともに回転させるとともに、反フランジ側ディスク2をディスク受け台10とともに回転させて、車輪1のキー穴1cと反フランジ側ディスク2のキー溝2cを位置合わせし、そこに芯ずれ防止キー5を挿入する。その結果、芯ずれ防止キー5は、車輪1のキー穴1cを挿通し、その下端部が反フランジ側ディスク2のキー溝2cに係合した状態になる。これにより、車輪1のキー穴1cおよび反フランジ側ディスク2のキー溝2cと芯ずれ防止キー5との芯が一致し、これと同時に、車輪1のボルト穴1bと反フランジ側ディスク2のボルト穴2bとの芯が一致し、車輪1と反フランジ側ディスク2が位置決めされる。
【0026】
(6)次に、同図(e)、(f)に示すように、車輪1のフランジ側に配置されるディスク(以下、「フランジ側ディスク」ともいう)2をクレーンで吊り、その表面(摺動面)を上にして、そのキー溝2cを芯ずれ防止キー5に位置合わせしながら降ろす。その結果、フランジ側ディスク2は、そのキー溝2cに芯ずれ防止キー5の上端部が係合した状態になる。これにより、車輪1のキー穴1cおよび各ディスク2のキー溝2cと芯ずれ防止キー5との芯が一致し、これと同時に、車輪1のボルト穴1bと各ディスク2のボルト穴2bとの芯が一致し、車輪1と一対のディスク2が位置決めされる。
【0027】
(7)その後、同図(f)、(g)に示すように、車輪1と一対のディスク2を一体で、車輪受け台20とディスク受け台10とともに回転させて、車輪1および各ディスク2のボト穴1b、2bをボルト3に位置合わせし、ボルト受け台30を上昇させる。これにより、ボルト3は、車輪1および各ディスク2のボルト穴1b、2bを挿通した状態になる。また、前記手順(2)でボルト3の軸部に皿ばねを挿入しているので、ボルト3の頭部と反フランジ側ディスク2の間に皿ばね(図示なし)が介挿された状態となる。
【0028】
(8)車輪1および各ディスク2のボルト穴1b、2bを挿通した状態のボルト3の軸部に、フランジ側ディスク2とナットの間に介挿される所定枚数の皿ばね(図示なし)を、所定の向きとなるようにして挿入する。
【0029】
(9)そして、
図3(g)、(h)に示すように、ボルト3にナット4を規定の回転角になるように捩じ込み、車輪1と一対のディスク2を締結する。上記(8)の手順でボルト3の軸部に皿ばねを挿入しているので、ナット4とフランジ側ディスク2の間には、所定枚数の皿ばね(図示なし)が所定の向きでそれぞれ介挿された状態となる。
【0030】
このようにして、車輪1の板部1aおよびこの板部1aを貫通する芯ずれ防止キー5を
挟んで一対のディスク2が対向配置され、そのディスク2がボルト3によって締結されて
なる芯ずれ防止キー内蔵型のディスク付き車輪が完成する。
【0031】
一方、前述の通り、ディスク付き車輪および芯ずれ防止キー内蔵型のディスク付き車輪では、皿ばねがボルトの頭部とディスクの間、および、ナットとディスクの間にそれぞれ介挿される場合がある。
【0032】
図4は、ディスク付き車輪における皿ばねの介挿状態を示す部分断面図である。同図には、車輪1と、一対のディスク2と、それらを締結するボルト3およびナット4と、介挿される皿ばね6とを示す。同図に示すディスク付き車輪では、5枚の皿ばねがボルトの頭部3bと一方のディスク2の間にいずれの皿ばね6もその凹面がボルトの頭部側に向くように介挿されている。以下では、ボルトの頭部3bと一方のディスク2の間に介挿される皿ばねを、単に「ボルト側皿ばね」ともいう。また、同図に示すディスク付き車輪では、5枚の皿ばねがナット4と他方のディスク2の間にいずれの皿ばね6もその凹面がナット4側に向くように介挿されている。以下では、ナット4と他方のディスク2の間に介挿される皿ばねを、単に「ナット側皿ばね」ともいう。
【0033】
このように皿ばねを介挿する場合、ボルトの軸部に皿ばねを挿入する際に皿ばねの向きを誤ると、押付力が変化することから、ディスク付き車輪が所望の能力を発揮できないおそれがある。このため、ディスク付き車輪の組立てでは、確実に、仕様により定められた向きおよび枚数で皿ばねを介挿することが求められる。
【0034】
図5は、皿ばねの向きが皿ばねの合成ばね定数および締結トルクに与える影響を示す模式図である。同図には、5枚の皿ばねを介挿する場合の向きの組み合わせ例A〜Eと、それらの組み合わせにおける皿ばねの合成ばね定数と締結トルクの関係を示す。また、同図の組み合わせ例A〜Eにおいて、5枚のボルト側皿ばねおよびナット側皿ばねの向きは、いずれも、上側をナット側とするとともに下側をボルトの頭部側とする。また、向きが誤って介挿されている皿ばねをハッチングを施して示す。
【0035】
同図に示すように、組み合わせC〜Eに示すような向きの誤りは、合成ばね定数が著しく減少し、それに伴って押付力も低下する。ただし、組み合わせC〜Eに示すような向きの誤りは、トルクも著しく減少するので、例えばナットランナを用いてナットを締める際にトルクを測定することにより、向きの誤りを検出して防止できる。しかしながら、組み合わせBに示すような向きの誤りは、合成ばね定数が変わらないことから、締結トルクの変化が僅かであり、検出が困難である。
【0036】
組み合わせBに示すような向きの誤りは、正しい組み合わせAと合成ばね定数が同じであるが、以下の理由により、ボルトの破断を引き起こす可能性があり、検出して防止することが要求される。ボルトおよびナットの締結では、ボルトの軸部のうちで頭部側の付け根部(前記
図4で実線矢印で指し示す部分)や、ナット側の付け根部(前記
図4で破線矢印で指し示す部分)を起点にボルトが破断しやすい。向きを誤って組み合わせBに示すように皿ばねを介挿すると、ボルトの頭部側の付け根部に皿ばねの凸面の先端が位置することから、接触して破断を誘発するおそれがある。また、ナット側の付け根部も、同様に、皿ばねの凸面の先端が位置することから、接触して破断を誘発するおそれがある。
【0037】
前記
図4に示すようにザグリ穴2eが設けられている場合は介挿された皿ばね6を外部から観察できないので、組み合わせBに示すような向きの誤りを目視による検査で検出できない。
【0038】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、誤った向きで皿ばねが介挿されるのを未然に防止できる皿ばね挿入治具およびその治具を用いる組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0039】
前述の通り、介挿された皿ばねの向きは外部から観察できず、締結トルクを測定しても組み合わせBに示すような向きの誤りを検出するのは困難である。したがって、誤った向きで皿ばねが介挿されるのを防止するためには、ボルトの軸部に皿ばねを挿入する際に確実に正しい向きで皿ばねを挿入することが肝要となる。そこで、本発明者は、皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するための落下口と、その前段に正しい向きで載置されている皿ばねのみが通過可能なゲートとを有する治具を用いることにより、ボルトの軸部に正しい向きで皿ばねを挿入でき、その結果、誤った向きで皿ばねが介挿されるのを防止できることを知見した。
【0040】
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであり、その要旨は、下記(1)〜(8)の皿ばね挿入治具、並びに、下記(9)および(10)の組立て方法にある:
【0041】
(1)鉄道車輪の板部を挟んで一対のブレーキディスクが対向配置され、その一対のブレーキディスクがボルトおよびナットにより、ボルトの頭部と第1のブレーキディスクの間に第1の皿ばねをその凹面がボルトの頭部側に向くように介挿し、かつ、ナットと第2のブレーキディスクの間に第2の皿ばねをその凹面がナット側に向くように介挿する状態で、締結されてなるブレーキディスク付き鉄道車輪を組立てる際に、第1のブレーキディスク、鉄道車輪の板部および第2のブレーキディスクに挿通さているボルトの軸部に第2の皿ばねを挿入する治具であって、皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するための落下口を有する本体を備え、その本体が、さらに、落下口の前段に配設され、凹面がナット側に向くように載置されている皿ばねのみが通過可能なゲートを有することを特徴とする皿ばね挿入治具(以下では、この実施形態に係る皿ばね挿入治具を「ナット側皿ばね挿入治具」ともいう)。
【0042】
(2)挿入治具は、さらに、投入棒を備え、その投入棒が、載置されている皿ばねに挿入した状態で投入棒を操作することにより皿ばねをゲートに通過させつつ落下口まで移動させ、かつ、落下口に落下させた状態で落下口に到達している皿ばねを投入棒に沿って落下させるための投入棒であることを特徴とする上記(1)に記載の皿ばね挿入治具。
【0043】
(3)投入棒は、さらに、落下口で落下する際に投入棒の先端とボルトの軸部の先端が衝突するのを防止するストッパーを有することを特徴とする上記(2)に記載の皿ばね挿入治具。
【0044】
(4)本体は、さらに、載置される皿ばねを載置位置からゲートを経由して落下口まで案内するガイドを有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の皿ばね挿入治具。
【0045】
(5)本体は、さらに、第1の皿ばねを挿入するために第1のブレーキディスクに配設されている穴に当接される位置決め部を有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の皿ばね挿入治具。
【0046】
(6)鉄道車輪の板部を挟んで一対のブレーキディスクが対向配置され、その一対のブレーキディスクがボルトおよびナットにより、ボルトの頭部と第1のブレーキディスクの間に第1の皿ばねをその凹面がボルトの頭部側に向くように介挿し、かつ、ナットと第2のブレーキディスクの間に第2の皿ばねをその凹面がナット側に向くように介挿する状態で、締結されてなるブレーキディスク付き鉄道車輪を組立て装置を用いて組立てる際に、組立て装置が備えるボルト受け台にボルトの軸部を上側に向けた姿勢で載置されているボルトの軸部に第1の皿ばねを挿入する治具であって、形状がリング状であり、その内穴が組立て装置によって支持され、皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するための落下口を有する本体を備え、その本体が、さらに、落下口の前段に配設され、凹面がボルトの頭部側に向くように載置されている皿ばねのみが通過可能なゲートを有することを特徴とする皿ばね挿入治具(以下では、この実施形態に係る皿ばね挿入治具を「ボルト側皿ばね挿入治具」ともいう)。
【0047】
(7)本体は、さらに、ボルトの軸部が落下口に挿入されている状態で、ゲートを通過して落下口に位置する皿ばねの落下と保持を切替え可能な保持手段を有することを特徴とする上記(6)に記載の皿ばね挿入治具。
【0048】
(8)本体は、さらに、皿ばねをゲートから落下口まで案内するガイドを有することを特徴とする上記(6)または(7)に記載の皿ばね挿入治具。
【0049】
(9)鉄道車輪の板部を挟んで一対のブレーキディスクが対向配置され、その一対のブレーキディスクがボルトおよびナットにより、ボルトの頭部と第1のブレーキディスクの間に第1の皿ばねをその凹面がボルトの頭部側に向くように介挿し、かつ、ナットと第2のブレーキディスクの間に第2の皿ばねをその凹面がナット側に向くように介挿する状態で、締結されてなるブレーキディスク付き鉄道車輪を組立てる方法であって、第1のブレーキディスク、鉄道車輪の板部および第2のブレーキディスクに挿通されているボルトの軸部に第2の皿ばねを挿入する治具であって、皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するための落下口を有する本体と、投入棒とを備え、本体が、さらに、落下口の前段に配設され、凹面がナット側に向くように載置された皿ばねのみが通過可能なゲートを有する皿ばね挿入治具を用い、皿ばねを載置するステップと、載置された皿ばねに投入棒を挿入し、その状態で投入棒を操作することにより皿ばねを移動させてゲートに通過させるステップと、ゲートに通過させた皿ばねを、挿入状態の投入棒を操作することにより移動させて落下口まで移動させた後、落下口に投入棒を落下させ、その落下棒に沿って落下口に到達している皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するステップとを含むことを特徴とするブレーキディスク付き鉄道車輪の組立て方法(以下では、この実施形態に係る組立て方法を「組立て方法の第1実施形態」ともいう)。
【0050】
(10)鉄道車輪の板部を挟んで一対のブレーキディスクが対向配置され、その一対のブレーキディスクがボルトおよびナットにより、ボルトの頭部と第1のブレーキディスクの間に第1の皿ばねをその凹面がボルトの頭部側に向くように介挿し、かつ、ナットと第2のブレーキディスクの間に第2の皿ばねをその凹面がナット側に向くように介挿する状態で、締結されてなるブレーキディスク付き鉄道車輪を組立て装置を用いて組立てる方法であって、組立て装置が備えるボルト受け台にボルトの軸部を上側に向けた姿勢で載置されているボルトの軸部に第1の皿ばねを挿入する治具であって、形状がリング状であり、その内穴が組立て装置によって支持され、皿ばねを落下させることによりボルトの軸部に挿入するための落下口を有する本体を備え、本体が、さらに、落下口の前段に配設され、凹面がボルトの頭部側に向くように載置されている皿ばねのみが通過可能なゲートと、ボルトの軸部が落下口に挿入されている状態で、ゲートを通過して落下口に位置する皿ばねの落下と保持を切替え可能な保持手段とを有する皿ばね挿入治具を用い、皿ばねを載置するステップと、載置した皿ばねをゲートに通過させるステップと、保持手段が落下口に位置する皿ばねを保持する状態で、ゲートに通過させた皿ばねを落下口まで移動させるステップと、ボルト受け台を回転および上昇させることにより、ボルト受け台に載置されるボルトの軸部を落下口で保持される皿ばねに挿入するステップと、保持手段を切替え、落下口に位置する皿ばねを落下させるステップとを含むことを特徴とするブレーキディスク付き鉄道車輪の組立て方法(以下では、この実施形態に係る組立て方法を「組立て方法の第2実施形態」ともいう)。