(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
付箋情報を台紙に貼り付けるための領域を指定する情報であって、少なくとも該領域内で付箋情報を貼り付けるための始点を示す始点情報と該始点から付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段によって受け付けられた始点情報と方向情報に基づいて、前記台紙に貼り付けられている付箋情報を関連付ける関連付手段と、
前記関連付手段によって関連付けられた付箋情報群を、前記台紙上において関連付けられたことを示すように表示する表示手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
前記関連付手段は、未だ関連付けられていない付箋情報に対して、既に関連付けられている付箋情報の領域における前記方向情報又は前記第2の方向情報のいずれかに基づいて、関連付けを行う
ことを特徴とする請求項1、2、4、5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記関連付手段は、前記第2の受付手段によって受け付けられた動作情報内の速度を予め定められた値と比較し、低速と判断した場合と高速と判断した場合とで、前記方向の種類を異ならせる
ことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、付箋情報が貼り付けられた台紙を表示する場合にあって、始点情報と方向情報を用いた領域によって、付箋情報を関連付けるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、付箋情報を台紙に貼り付けるための領域を指定する情報であって、少なくとも該領域内で付箋情報を貼り付けるための始点を示す始点情報と該始点から付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報を受け付ける第1の受付手段と、前記第1の受付手段によって受け付けられた始点情報と方向情報に基づいて、前記台紙に貼り付けられている付箋情報を関連付ける関連付手段と、前記関連付手段によって関連付けられた付箋情報群を、前記台紙上において関連付けられたことを示すように表示する表示手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0006】
請求項2の発明は、端末装置から送信された付箋情報を受け付ける第2の受付手段をさらに具備し、前記関連付手段は、前記第2の受付手段によって受け付けられた付箋情報を既に関連付けられている付箋情報のいずれかに関連付け、前記表示手段は、前記関連付手段によって関連付けられた付箋情報群における前記方向情報に基づいて、該付箋情報群の最後の付箋情報から次の位置に前記第2の受付手段によって受け付けられた付箋情報を前記台紙上に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
【0007】
請求項3の発明は、端末装置から送信された付箋情報と該端末装置における操作者の動作を示す情報であって、方向と速度を示す動作情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた付箋情報を、該付箋情報とともに受け付けられた前記動作情報に基づいて、台紙上の位置を決定して表示する表示手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
【0008】
請求項4の発明は、前記第2の受付手段は、前記端末装置における操作者の動作を示す情報であって、方向と速度を示す動作情報を受け付け、前記関連付手段は、前記第2の受付手段によって受け付けられた付箋情報を、該付箋情報とともに受け付けられた前記動作情報に基づいて、既に関連付けられている付箋情報のいずれかに関連付けることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
【0009】
請求項5の発明は、前記第1の受付手段は、前記領域の折り返し点を示す折り返し点情報と該折り返し点からの第2の方向情報を受け付け、前記関連付手段は、前記折り返し点情報と前記第2の方向情報に基づいて定められる領域内の付箋情報を関連付けることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
【0010】
請求項6の発明は、前記関連付手段は、未だ関連付けられていない付箋情報に対して、既に関連付けられている付箋情報の領域における前記方向情報又は前記第2の方向情報のいずれかに基づいて、関連付けを行うことを特徴とする請求項1、2、4、5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
【0011】
請求項7の発明は、前記関連付手段は、前記第2の受付手段によって受け付けられた動作情報内の速度を予め定められた値と比較し、低速と判断した場合と高速と判断した場合とで、前記方向の種類を異ならせることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
【0012】
請求項8の発明は、コンピュータを、付箋情報を台紙に貼り付けるための領域を指定する情報であって、少なくとも該領域内で付箋情報を貼り付けるための始点を示す始点情報と該始点から付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報を受け付ける第1の受付手段と、前記第1の受付手段によって受け付けられた始点情報と方向情報に基づいて、前記台紙に貼り付けられている付箋情報を関連付ける関連付手段と、前記関連付手段によって関連付けられた付箋情報群を、前記台紙上において関連付けられたことを示すように表示する表示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
【0013】
請求項9の発明は、コンピュータを、端末装置から送信された付箋情報と該端末装置における操作者の動作を示す情報であって、方向と速度を示す動作情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた付箋情報を、該付箋情報とともに受け付けられた前記動作情報に基づいて、台紙上の位置を決定して表示する表示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の情報処理装置によれば、付箋情報が貼り付けられた台紙を表示する場合にあって、始点情報と方向情報を用いた領域によって、付箋情報を関連付けることができる。
【0015】
請求項2の情報処理装置によれば、新たに受け付けた付箋情報を既に関連付けられている付箋情報に関連付け、その関連付けの領域内で新たに受け付けた付箋情報を表示することができる。
【0016】
請求項3の情報処理装置によれば、端末装置から送信された付箋情報を表示する場合にあって、端末装置における操作者の動作によって貼り付ける位置を決定することができる。
【0017】
請求項4の情報処理装置によれば、端末装置から送信された付箋情報を表示する場合にあって、端末装置における操作者の動作によって関連付ける付箋情報を決定することができる。
【0018】
請求項5の情報処理装置によれば、折り返し点情報と第2の方向情報に基づいて定められる領域内の付箋情報を関連付けることができる。
【0019】
請求項6の情報処理装置によれば、未だ関連付けられていない付箋情報を対象として関連付けを行うことができる。
【0020】
請求項7の情報処理装置によれば、動作情報内の速度に応じて、方向の種類を異ならせることができる。
【0021】
請求項8の情報処理プログラムによれば、付箋情報が貼り付けられた台紙を表示する場合にあって、始点情報と方向情報を用いた領域によって、付箋情報を関連付けることができる。
【0022】
請求項9の情報処理プログラムによれば、端末装置から送信された付箋情報を表示する場合にあって、端末装置における操作者の動作によって貼り付ける位置を決定することができる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0025】
本実施の形態である情報処理装置の表示・配置装置150は、端末装置100から送信されてきた付箋情報(電子付箋、電子カード等ともいわれる)を台紙上に貼り付けて表示するものであって、
図1の例に示すように、通信モジュール160、関連付け判断モジュール170、整列情報リスト記憶モジュール172、付箋情報リスト記憶モジュール174、解釈モジュール180、整列指示受付モジュール182、配置指示受付モジュール184、表示制御モジュール190を有している。また、表示・配置装置150に通信回線を介して接続されている端末装置100は、受付モジュール110、動作情報受付モジュール112、付箋情報受付モジュール114、通信モジュール120を有している。この通信回線は、有線、無線を問わない。
表示・配置装置150は、付箋情報を用いて、ファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての端末装置(端末装置100等)を用いて、アイデア等が記載された付箋情報を作成する。一般的に、
図2の例に示すように、端末装置100として、端末装置100a、端末装置100b、端末装置100c等(以下、代表して端末装置100という)があり、端末装置100は複数ある。そして、表示・配置装置150は、端末装置100から付箋情報を受け取って、台紙上にその付箋情報を貼り付ける。ファシリテーターは表示・配置装置150の表示先である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋情報の位置を決定又は変更したり、付箋情報をまとめたり、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。
【0026】
受付モジュール110は、動作情報受付モジュール112、付箋情報受付モジュール114、通信モジュール120と接続されている。受付モジュール110は、動作情報受付モジュール112又は付箋情報受付モジュール114が受け付けた情報を通信モジュール120、通信回線を介して表示・配置装置150に渡す。
動作情報受付モジュール112は、受付モジュール110と接続されている。動作情報受付モジュール112は、端末装置100の操作者(参加者)の操作によって指定される方向と速度を示す動作情報を受け付ける。例えば、タッチパネル上の指、ペン等の動きであって、そのタッチパネル上で触れた位置からの指、ペン等の動きを検出し、方向と速度を算出する。なお、方向は、タッチパネル上の指、ペン等が触れた位置とタッチパネルから離れた位置によって定まる値であり、速度は、単位時間あたりの移動量によって定まる値である。端末装置100の操作者にとっては、タッチパネル上であたかも付箋情報を「射出」するかのような操作を行うことになる。この操作は、指、ペン等の動きによって「方向」を指定し、そのスピードによって「距離」を指定している。
【0027】
付箋情報受付モジュール114は、受付モジュール110と接続されている。付箋情報受付モジュール114は、端末装置100の操作者の操作によって記入された付箋情報を受け付ける。操作としては、端末装置100のタッチパネル上の指、ペン等の動き、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等がある。付箋情報としては、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等がある。
通信モジュール120は、受付モジュール110、表示・配置装置150の通信モジュール160と接続されている。通信モジュール120は、表示・配置装置150との通信を行い、受付モジュール110から渡された情報を表示・配置装置150へ送信する。また、表示・配置装置150から送信された情報を受信し、端末装置100内の担当するモジュールに渡す。例えば、表示・配置装置150から台紙の画面情報(表示制御モジュール190によって表示される内容等)を受信し、端末装置100の表示装置に表示する表示モジュールに渡すようにしてもよい。
【0028】
通信モジュール160は、関連付け判断モジュール170、端末装置100の通信モジュール120と接続されている。通信モジュール160は、端末装置100から送信された付箋情報を受け付ける。
また、通信モジュール160は、端末装置100から送信された付箋情報とその端末装置100における操作者の動作を示す情報であって、方向と速度を示す動作情報を受け付けるようにしてもよい。
【0029】
整列指示受付モジュール182は、解釈モジュール180と接続されている。整列指示受付モジュール182は、付箋情報を台紙に貼り付けるための領域を指定する情報(以下、整列情報ともいう)であって、少なくともその領域内で付箋情報を貼り付けるための始点を示す始点情報とその始点から付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報を受け付ける。整列情報の指定は、例えば、共有画面上でのファシリテーターの指、ペン等の動きによって指定(以下、整列指示ともいう)によって行われる。整列指示は、複数の付箋情報を自動的に配置するための領域とその順番を指示する操作をいう。ここでの整列情報は、始点情報、方向情報を含む。例えば、後述する
図6(a)の例における始点602a、方向604aが該当する。
また、整列指示受付モジュール182は、領域の折り返し点を示す折り返し点情報とその折り返し点からの第2の方向情報を受け付けるようにしてもよい。ここでの整列情報として、始点情報、方向情報、折り返し点情報、第2の方向情報があることになる。例えば、後述する
図6(c)の例における始点602c、方向604c、折り返し点606c、方向608cが該当する。領域の折り返し点とは、その領域の始点から方向情報が示す方向へ向けて線を引き、方向が変化した点を示す。方向が変化とは、予め定められた角度以上に方向が変化したことをいい、例えば、予め定められた角度として70度等がある。その折り返し点からファシリテーターの指、ペン等が動いた方向をいう。
【0030】
配置指示受付モジュール184は、解釈モジュール180と接続されている。配置指示受付モジュール184は、共有画面上に表示されている付箋情報の移動に関する情報(以下、配置情報ともいう)を受け付ける。配置情報の指定は、例えば、共有画面上でのファシリテーターの指、ペン等の動きによって行われる付箋情報を移動する指示(以下、位置指示ともいう)によって行われる。
解釈モジュール180は、整列情報リスト記憶モジュール172、付箋情報リスト記憶モジュール174、整列指示受付モジュール182、配置指示受付モジュール184と接続されている。整列指示受付モジュール182から整列情報を受け取って整列情報リスト記憶モジュール172に記憶させ、配置指示受付モジュール184から配置情報を受け取って整列情報リスト記憶モジュール172、付箋情報リスト記憶モジュール174に反映させる。
解釈モジュール180は、整列指示又は配置指示のいずれであるかを判断するのに、最初に触れた位置に付箋情報があるか否かによって判断してもよい。例えば、最初に触れた位置に付箋情報がある場合は配置指示であると判断し、最初に触れた位置に付箋情報がない場合(台紙の背景部分を触れた場合)は整列指示であると判断してもよい。また、整列指示モード又は配置指示モードのいずれかを指定して、その指定後は、整列指示又は配置指示と判断してもよい。
【0031】
関連付け判断モジュール170は、通信モジュール160、整列情報リスト記憶モジュール172、付箋情報リスト記憶モジュール174、表示制御モジュール190と接続されている。関連付け判断モジュール170は、整列指示受付モジュール182によって受け付けられた始点情報と方向情報に基づいて、台紙に貼り付けられている付箋情報を関連付ける。ここで「付箋情報を関連付ける」とは、その複数の付箋情報を要素とするグループを生成することをいう。始点情報と方向情報によって形成される領域内に含まれる付箋情報群を1つのグループとする。
また、関連付け判断モジュール170は、通信モジュール160によって受け付けられた付箋情報を既に関連付けられている付箋情報のいずれかに関連付けるようにしてもよい。
また、関連付け判断モジュール170は、通信モジュール160によって受け付けられた付箋情報を、その付箋情報とともに受け付けられた動作情報に基づいて、既に関連付けられている付箋情報のいずれかに関連付けるようにしてもよい。この場合、例えば、動作情報と整列情報を比較し、最も近い整列情報を選択してもよい。
また、関連付け判断モジュール170は、折り返し点情報と第2の方向情報に基づいて定められる領域内の付箋情報を関連付けるようにしてもよい。
また、関連付け判断モジュール170は、通信モジュール160によって受け付けられた動作情報内の速度を予め定められた値と比較し、低速と判断した場合と高速と判断した場合とで、方向の種類を異ならせるようにしてもよい。「方向の種類を異ならせる」とは、例えば、低速と判断した場合は4方向(上下左右の方向)、高速と判断した場合は8方向(上下左右の方向とその間の斜め方向を含む)とする。また、例えば、予め定められた速度以下であると判断した場合を低速とし、予め定められた速度より高速であると判断した場合を高速とする。
また、関連付け判断モジュール170は、未だ関連付けられていない付箋情報に対して、既に関連付けられている付箋情報の領域における方向情報(始点から付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報)又は第2の方向情報(折り返し点から改行を行って付箋情報を順に貼り付ける方向を示す方向情報)のいずれかに基づいて、関連付けを行うようにしてもよい。第2の方向情報がない場合は方向情報を採用し、第2の方向情報がある場合は第2の方向情報を採用する。また、「方向情報に基づいて関連付けを行う」とは、例えば、その方向に領域を拡張することである。拡張する距離は、予め定められた距離としてもよいし、その領域内に関連付けられている付箋情報の数(グループ内に含まれる付箋情報の数)に比例又は反比例した距離としてもよい。付箋情報の数に比例した距離とした場合は、多くの付箋情報を有しているグループはより大きくなる傾向があり、付箋情報の数に反比例した距離とした場合は、少ない付箋情報のグループが大きくなる傾向がある。いずれにするかは、予め定められていてもよいし、ファシリテーターの指定操作に応じて設定してもよい。
【0032】
整列情報リスト記憶モジュール172は、関連付け判断モジュール170、解釈モジュール180と接続されている。整列情報リスト記憶モジュール172は、整列情報のリストを記憶している。例えば、整列情報リスト700を記憶している。
図7は、整列情報リスト700のデータ構造例を示す説明図である。整列情報リスト700は、整列情報ID欄710、始点座標欄720、方向欄730、折り返し点座標欄740、方向欄750、パターン欄780、グループID欄790等を有している。整列情報ID欄710は、整列情報を本実施の形態で一意に識別するためのID(IDentification)を記憶している。始点座標欄720は、始点の台紙上の座標(x、y)を記憶している。方向欄730は、始点からの方向(角度等)を記憶している。折り返し点座標欄740は、折り返し点の台紙上の座標(x、y)を記憶している。方向欄750は、折り返し点からの方向(角度等)を記憶している。折り返し点座標欄740と方向欄750の組み合わせは無くてもよいし、複数あってもよい。パターン欄780は、整列情報が示している領域の形状を記憶している。グループID欄790は、その領域に含まれる付箋情報群を指し示すグループIDを記憶している。
パターンとしては、例えば、以下のものがある。
(1)始点と方向によって領域を特定するパターン(
図6(a)、(b)参照)であって、その領域の形状は半直線状になる。したがって、新たな付箋情報が付加された場合は、その延長上に配置する。
(2)始点、始点からの方向、折り返し点、その折り返し点からの方向によって領域を特定するパターン(
図6(c)、(d)参照)であって、その領域の形は矩形状になる。したがって、新たな付箋情報が付加された場合は、その領域を方向欄730又は方向欄750の方向に拡張するように配置する。
(3)始点と方向によって領域を特定するパターン(
図6(e)、(f)参照)であって、その領域の形状は楕円(円を含む)形状になる。ただし、ここでの方向とは、右回り又は左回り、楕円の長軸長、楕円の短軸長、長軸又は短軸の傾き、延長先が外又は内を示す情報によって構成されている。延長先が外とは、始点よりも終点が外側に位置するようになることをいい、
図6(e)の例に示すように、付箋情報を楕円上に一周分配置した後はその外側に付箋情報を配置し、付箋情報を配置していくことによって領域が膨張する。延長先が内とは、始点よりも終点が内側に位置するようになることをいい、
図6(f)の例に示すように、領域の大きさは定まっており、付箋情報を楕円上に一周分配置した後はその内側に付箋情報を配置する。
【0033】
付箋情報リスト記憶モジュール174は、関連付け判断モジュール170、解釈モジュール180と接続されている。付箋情報リスト記憶モジュール174は、例えば、付箋情報テーブル800、台紙情報テーブル900を記憶している。
図8は、付箋情報テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル800は、付箋ID欄810、付箋内容欄820、作成者ID欄830、作成日時欄840、作成端末ID欄850、送信日時欄860、指定付箋ID欄870、コメント欄880、座標欄890を有している。付箋ID欄810は、付箋情報を本実施の形態において一意に特定するための付箋IDを記憶している。付箋内容欄820は、参加者が付箋情報に記載した文字、図形、画像、音声等を記憶している。例えば、文字コード列、指又はペン等の軌跡を示すベクトルデータ、又はそれらのデータを記憶しているファイル名等であってもよい。作成者ID欄830は、その付箋情報を作成した参加者を本実施の形態で一意に特定するための参加者IDを記憶している。作成日時欄840は、その付箋情報が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい。以下、同様)を記憶している。作成端末ID欄850は、その付箋情報が作成された端末装置を本実施の形態で一意に特定するための作成端末IDを記憶している。送信日時欄860は、その付箋情報が送信された日時を記憶している。指定付箋ID欄870は、その付箋情報(第1の付箋情報)に関係している第2の付箋情報を記憶している。「第2の付箋情報」は、台紙に既に貼り付けられている付箋情報である。第1の付箋情報を作成した参加者が指定した第2の付箋情報の付箋IDであって、例えば、第1の付箋情報の内容は、第2の付箋情報を見たことによって発案したものであって、第2の付箋情報の近傍に配置すべきであると参加者が考えた場合に、その第2の付箋情報の付箋IDが指定される。また、第2の付箋情報の付箋IDの代わりに、整列情報ID又はグループIDであってもよい。なお、参加者が第2の付箋情報を指定しなかった場合は、NULLが記憶される。また、指定付箋ID欄870がNULLの場合は、動作情報テーブル1200が付されていてもよい。コメント欄880は、その付箋情報に関連したコメントを記憶している。コメントの作成者は、付箋情報を作成した参加者であってもよいし、他の参加者であってもよいし、ファシリテーターであってもよい。座標欄890は、その付箋情報を配置する座標(x、y)を記憶している。座標は付箋が台紙に直接張り付けられているときは、台紙上の座標(x、y)でもよいし、付箋がグループに属しているときは、グループの始点からの相対座標(x、y)でもよい。
【0034】
図9は、台紙情報テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。台紙情報テーブル900は、台紙ID欄905、台紙背景欄910、参加者ID欄915、ファシリテーターID欄920、作成日時欄925、終了日時欄930、グループ数欄935、グループID欄940、グループ名欄945、グループ位置欄950、グループ内付箋ID欄955、付箋数欄960、付箋ID欄965、付箋位置欄970、いいね投票数欄975を有している。台紙ID欄905は、台紙を本実施の形態において一意に特定するための台紙IDを記憶している。台紙背景欄910は、その台紙の背景の模様(例えば、XY軸、テンプレート画像等)を記憶している。参加者ID欄15は、その台紙を用いる参加者の参加者IDを記憶している。ファシリテーターID欄920は、その台紙を用いるファシリテーターのファシリテーターIDを記憶している。作成日時欄925は、その台紙の作成開始日時を記憶している。終了日時欄930は、その台紙の作成終了日時を記憶している。グループ数欄935は、その台紙内で集合を形成したグループ数を記憶している。そのグループ数だけ、グループID欄940、グループ名欄945、グループ位置欄950、グループ内付箋ID欄955の組がある。グループID欄940は、そのグループを本実施の形態において一意に特定するためのグループID(整列情報リスト700のグループID欄790と同等)を記憶している。グループ名欄945は、そのグループの名称(例えば、
図4等ではグループA、グループB等)を記憶している。グループ位置欄950は、その台紙内における、そのグループの位置(例えば、台紙内のXY座標)を記憶している。グループ内付箋ID欄955は、そのグループに要素として含まれている付箋情報の付箋IDを記憶している。付箋数欄960は、その台紙上に貼り付けられている付箋情報の数を記憶している。その付箋情報の数だけ、付箋ID欄965、付箋位置欄970、いいね投票数欄975の組がある。付箋ID欄965は、その台紙上に貼り付けられている付箋情報の付箋IDを記憶している。付箋位置欄970は、その付箋情報の台紙内における位置(例えば、台紙内のXY座標であってもよいし、その付箋情報が属しているグループの始点からの相対座標であってもよい)を記憶している。いいね投票数欄975は、その付箋情報に対して参加者から「いいね」ボタンが押下された回数(いいね投票数)を記憶している。
なお、前述のグループは、ファシリテーターの領域指定操作によって関連付けられた付箋情報群を示すものであるが、デフォルトのグループ(例えば、グループZ等)を設けてもよい。デフォルトのグループとは、関連付けが行われる前の台紙に貼り付けられた付箋情報を要素として含むものである。したがって、ファシリテーターの領域指定操作によって関連付けられなかった付箋情報は、デフォルトのグループに含まれることになる。このようなデフォルトのグループを設けた場合は、前述の
図8の例に示した付箋情報テーブル800の座標欄890は不要としてもよい。つまり、関連付けが行われていない付箋情報の位置も、台紙情報テーブル900の付箋位置欄970によって示されることになる。
【0035】
表示制御モジュール190は、関連付け判断モジュール170と接続されている。表示制御モジュール190は、関連付け判断モジュール170によって関連付けられた付箋情報群を、台紙上において関連付けられたことを示すように表示する。ここで、「関連付けられたことを示すように表示する」とは、例えば、関連付けられた付箋情報群を囲む線を表示すること、関連付けられた付箋情報群を同じ色(もちろんのことながら、他の関連付けられた付箋情報群とは異なる色)に着色する等がある。さらに、その関連付けられた付箋情報群の近傍にグループ名等を表示するようにしてもよい。また、その際に、関連付けられた付箋情報の位置を整列情報に沿うように変更するようにしてもよい。
また、表示制御モジュール190は、関連付け判断モジュール170によって関連付けられた付箋情報群における方向情報に基づいて、その付箋情報群の最後の付箋情報から次の位置に通信モジュール160によって受け付けられた付箋情報を台紙上に表示するようにしてもよい。
また、表示制御モジュール190は、通信モジュール160によって受け付けられた付箋情報を、その付箋情報とともに受け付けられた動作情報に基づいて、台紙上の位置を決定して表示するようにしてもよい。
なお、表示・配置装置150は、前述したモジュールのうち、配置指示受付モジュール184、関連付け判断モジュール170、表示制御モジュール190の組み合わせ、又は通信モジュール160、表示制御モジュール190の組み合わせであってもよい。
【0036】
図2は、本実施の形態を実現するにあたってのシステム構成例を示す説明図である。端末装置100a、端末装置100b、端末装置100c、端末装置100d、端末装置100z等、表示・配置装置150は、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。必ずしも、全ての装置が1つの部屋(会議室等)にある必要はないが、一般的には、参加者が用いる端末装置100a等とファシリテーターが用いる表示・配置装置150は、同じ部屋にある。通信回線299は、有線回線であってもよいし、無線回線であってもよい。
【0037】
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は端末装置100aを利用し、参加者312は端末装置100bを利用する。一般的に、端末装置(端末装置100a等)は参加者一人に1個付与されており、
図3(b)の例に示す端末装置100のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)であり、タブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC等であってもよい。
表示・配置装置150aは、プロジェクターであって、台紙を表示する。大型の画面(例えば、80インチ等の大きさ)を備えたものであってもよい。また、表示・配置装置150bは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋情報を台紙に貼り付けること、付箋情報の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、表示・配置装置150bにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が表示・配置装置150bに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋情報に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、表示・配置装置150bの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置を検知すればよい。
【0038】
図4は、本実施の形態による共有画面400の表示例を示す説明図である。共有画面400は、
図3(a)の例に示されている表示・配置装置150bに表示されているものである。
共有画面400は、台紙領域410を有している。台紙領域410内には、一般的な付箋情報(
図4内では、小さい長方形)の他に、それらの付箋情報を関連付けたグループ領域A420、グループ領域C440、グループ領域D450、グループ領域E460、グループ領域F470が表示されている。そして、ファシリテーター321の操作に応じて、付箋情報を台紙領域410内で移動させる(例えば、他のグループに移動等)。また、参加者用端末の参加者によって位置指定(前述の付箋情報をグループに関連付けるための動作情報を指定する操作)が行われた付箋情報は、台紙領域410内のグループ内に配置される。例えば、グループAと関係があるとされた付箋情報は、付箋(8)の後(
図4では下)の位置に配置される。
また、ファシリテーター321の操作によって、複数の付箋情報をグループ化(例えば、グループ領域C440、グループ領域D450のように)することができる。前述の整列情報の操作(例えば、関連する付箋情報を一カ所に配置し、それらを囲む線が描かれる等の操作)を検知して、囲まれた付箋情報をグループ化すればよい。整列情報の操作については、
図6を用いて後述する。
また、参加者は、台紙に貼り付けられている付箋情報に対して、「いいね投票」を行うことができる。例えば、参加者は付箋情報に記載されている内容に賛同する場合は、その付箋情報を指定して端末装置100に表示されている「いいね投票」ボタンが押下(又はそれぞれの付箋情報に付加されている「いいね投票」ボタンが押下)される。そして、その押下回数がカウントされて、台紙情報テーブル900のいいね投票数欄975に記憶される。押下回数が予め定められた数よりも多い付箋情報は、他の付箋情報よりも大きく表示するようにしてもよい。
もちろんのことながら、未だ関連付けられていない付箋情報があってもよい。例えば、
図4では、4枚の付箋情報(付箋情報491〜494)がどのグループにも属していないものとしてある。これらの付箋情報に対して、関連付け判断モジュール170が既存のグループにおける始点からの方向又は折り返し点からの方向に基づいて、既存のグループに関連付けることを行ってもよい。例えば、グループ領域D450を折り返し点からの方向(図では下方向)に拡張した場合に、付箋情報494が含まれることになるので、付箋情報494をグループDに関連付けるようにしてもよい。そして、表示において、付箋情報494をグループ領域D450内に11番目の整列した付箋情報として再配置とする。
このような会議支援システムに、本実施の形態の表示・配置装置150を導入する。
【0039】
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、整列指示受付モジュール182が、ファシリテーターによる整列指示を受け付ける。
ステップS504では、解釈モジュール180が、整列指示を解釈して、整列情報を生成する。
図6は、本実施の形態による整列情報の例を示す説明図である。小さい長方形は表示されている付箋情報である。整列情報は、少なくとも始点情報と方向情報を含む。
図6(a)の例は、始点602aと方向604aによって領域610aを形成したものである。始点602aと方向604aを指定する操作としては、始点602aの位置を触れ、そのまま方向604aへ移動させる操作が該当する。また、その操作を行った軌跡の近傍にある付箋情報を関連付ける。ここで近傍とは、軌跡の座標から予め定められた距離内にあることをいう。もちろんのことながら、
図6(a)の例のように付箋情報の上側に軌跡を描いてもよいし、下側に描くようにしてもよい。そして、付箋情報の並びは、方向604aにしたがって
図6(a)の例に示すようになる。また、関連付けられた付箋情報の位置を整列してもよい。付箋情報間の各間隔を予め定められた距離として、方向604aにしたがって並べることである。このグループに新しい付箋情報が増えた場合は、方向604aにしたがって付箋情報(7)の右隣に配置する。したがって、この場合は1列に付箋情報が並ぶことになる。
図6(b)も同様の例を示したものであり、方向604bが右斜め下方向である例を示している。もちろんのことながら、方向情報は上方向、左方向等であってもよい。
【0040】
図6(c)の例は、始点602c、方向604c、折り返し点606cと方向608cによって領域610cを形成したものである。始点602cと方向604cは、前述の始点602aと方向604aと同等のものである。方向604cの軌跡から一旦停止とその前後での方向が予め定められた角度以上(例えば、70度以上)の方向変更を検知すればよい。また、方向変更だけを検知してもよい。そして、その操作を行った軌跡の近傍にある付箋情報を関連付ける。付箋情報の並びは、方向604cにしたがって
図6(c)の例に示すように左から右へ並べる。折り返し点606cの位置まで並べた後は、方向608cにしたがって
図6(c)の例に示すように、行を上方向に変える。このグループに新しい付箋情報が増えた場合は、方向604c又は方向608cにしたがって付箋情報(11)の右隣に配置する。したがって、この場合は横方向に4つの付箋情報が並ぶ矩形の領域になる。つまり、始点から折り返し点を一辺とし、その辺と直角する方向に成長する長方形を形成する。
図6(d)も同様の例を示したものであり、方向608dが下方向である例を示している。もちろんのことながら、第1の方向情報と第2の方向情報が異なっていれば、どのような方向の組み合わせであってもよい。
【0041】
図6(e)の例は、始点602eと方向604eによって領域610eを形成したものである。
図6(f)の例は、始点602fと方向604fによって領域610fを形成したものである。方向604e、方向604fの軌跡が楕円であると認識した場合は、方向(方向604e、方向604f)の終点が、始点(始点602e、始点602f)と比べてその楕円における外側にあるか否かを検知する。
図6(e)の例に示すように外側にあると検知した場合は、その楕円を外側に成長させるような領域610eを形成する。付箋情報の並びとしては、方向604eに沿わせて並べて配置し、一周した後は外側へ並べて配置する。逆に、
図6(f)の例に示すように内側にあると検知した場合は、楕円形状の大きさを固定した領域610fを形成する。付箋情報の並びとしては、方向604fに沿わせて並べて配置し、一周した後は内側へ並べて配置する。
これらの検知結果は、整列情報リスト700に記憶させる。
【0042】
ステップS506では、解釈モジュール180が、整列情報(整列情報リスト700)を整列情報リスト記憶モジュール172に記憶させる。
ステップS508では、関連付け判断モジュール170が、生成された整列情報が示す領域内に含まれる付箋情報を付箋情報リスト記憶モジュール174(台紙情報テーブル900)から抽出する。前述したように、軌跡の座標の近傍にある付箋情報を抽出すればよい。
ステップS510では、関連付け判断モジュール170が、抽出した付箋情報を関連付ける。具体的には、抽出した付箋情報に対して同じグループIDを付与する。
ステップS512では、表示制御モジュール190が、関連付けられた複数の付箋情報を一群の付箋情報群とわかるような表示を行う。例えば、
図4に例示したように同じグループに属している付箋情報を囲む線を描くようにしてもよい。また、同じグループに属している付箋情報は同じ色で着色するようにしてもよい。
【0043】
図10は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。ステップS1002からステップS1006までの処理は、端末装置100における処理であり、ステップS1008から後の処理は、表示・配置装置150における処理である。
ステップS1002では、付箋情報受付モジュール114が、操作者(参加者)の操作に応じて、付箋情報を受け付ける。テキストデータ、手書きのベクトルデータ等が付箋情報として記載される。
ステップS1004では、動作情報受付モジュール112が、操作者の操作に応じて、動作情報を受け付ける。例えば、台紙に貼り付けた付箋情報を受付モジュール110のタッチパネル上で選択する。次にその付箋情報に対して前述した「射出」操作を行う。この「射出」操作によって、方向と速度が指定されたことになる。
図12は、動作情報テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。動作情報テーブル1200は、動作情報ID欄1210、始点座標欄1220、方向欄1230、速度欄1240、付箋ID欄1250を有している。動作情報ID欄1210は、動作情報を本実施の形態において一意に識別するためのIDを記憶している。始点座標欄1220は、「射出」操作における最初に触れた座標を記憶している。方向欄1230は、方向(角度)を記憶している。速度欄1240は、速度を記憶している。付箋ID欄1250は、対象としている付箋情報の付箋IDを記憶している。
ステップS1006では、通信モジュール120が、付箋情報と動作情報を表示・配置装置150へ送信する。
ステップS1008では、通信モジュール160が、付箋情報と動作情報を端末装置100から受信する。
【0044】
ステップS1010では、整列情報リスト記憶モジュール172が、動作情報を用いて、整列情報によって関連付けられた情報群(グループ)に対して、付箋情報を関連付ける度合いを示すスコアを算出する。
図11は、本実施の形態による動作情報の例を示す説明図である。
図11は共有画面に表示されている台紙(
図4の例では台紙領域410)であるとする。
図11の例に示した中心と台紙の中心を一致させる。動作情報の速度が低速であると判断した場合は、低速用方向指定領域1110内の範囲にあって、4種類(低速用上方向指定領域1112、低速用右方向指定領域1114、低速用下方向指定領域1116、低速用左方向指定領域1118)に分けた領域のうち動作情報の方向に合致するいずれかの領域に位置しているグループを抽出する。動作情報の速度が高速であると判断した場合は、高速用方向指定領域1150内の範囲(低速用方向指定領域1110の範囲を除く)であって、8種類(高速用上方向指定領域1152、高速用右上方向指定領域1154、高速用右方向指定領域1156、高速用右下方向指定領域1158、高速用下方向指定領域1160、高速用左下方向指定領域1162、高速用左方向指定領域1164、高速用左上方向指定領域1166)に分けた領域のうち動作情報の方向に合致するいずれかの領域に位置しているグループを抽出する。そして、そのグループにスコア付けを行う。例えば、抽出したグループが1つであった場合は、そのグループに付箋情報を関連付けてよい(この場合は、ステップS1012の処理も行うことになる)。抽出したグループが複数であった場合は、4つの領域内又は8つの領域内でグループが重なっている面積を算出し、その面積に応じた(例えば、面積に比例した)スコアを算出する。ここでは、スコアが高いほど関連付けるにふさわしいグループであるとする。
【0045】
ステップS1012では、整列情報リスト記憶モジュール172が、最もふさわしいスコアを有する整列情報(グループ)を選択する。ここでは、スコアが最も高いグループを選択する。
ステップS1014では、整列情報リスト記憶モジュール172が、整列情報(グループ)に付箋情報を追加する。具体的には、付箋情報に選択されたグループIDを付与する。
ステップS1016では、表示制御モジュール190が、付箋情報を追加した整列情報(グループ)に関する表示を更新する。前述したように、そのグループ内の整列情報にしたがって付箋情報を配置する。
【0046】
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータ(端末装置100、表示・配置装置150等)のハードウェア構成は、
図13に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1301を用い、記憶装置としてRAM1302、ROM1303、HD1304を用いている。HD1304として、例えばハードディスクを用いてもよい。受付モジュール110、動作情報受付モジュール112、付箋情報受付モジュール114、通信モジュール120、通信モジュール160、関連付け判断モジュール170、解釈モジュール180、整列指示受付モジュール182、配置指示受付モジュール184、表示制御モジュール190等のプログラムを実行するCPU1301と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1302と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1303と、補助記憶装置であるHD1304と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1306と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置1305と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1307、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1308により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
【0047】
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、
図13に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、
図13に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに
図13に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
【0048】
なお、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
【0049】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。