特許第5987797号(P5987797)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士ゼロックス株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5987797-情報処理装置及びプログラム 図000002
  • 特許5987797-情報処理装置及びプログラム 図000003
  • 特許5987797-情報処理装置及びプログラム 図000004
  • 特許5987797-情報処理装置及びプログラム 図000005
  • 特許5987797-情報処理装置及びプログラム 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5987797
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/34 20060101AFI20160825BHJP
   G06F 11/30 20060101ALI20160825BHJP
【FI】
   G06F11/34 176
   G06F11/30 140A
   G06F11/30 140D
【請求項の数】4
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2013-163262(P2013-163262)
(22)【出願日】2013年8月6日
(65)【公開番号】特開2015-32249(P2015-32249A)
(43)【公開日】2015年2月16日
【審査請求日】2015年8月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】池田 健太郎
【審査官】 大塚 俊範
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−319816(JP,A)
【文献】 特開2011−197952(JP,A)
【文献】 特開2009−251747(JP,A)
【文献】 特開2012−118876(JP,A)
【文献】 特開2006−350892(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 11/34
G06F 11/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部と、
デバイスの制御を行う第二の制御部と、
前記第一の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第二の制御部の制御によってはデータの記憶ができないように設けられた不揮発性記憶媒体と、
前記第二の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第一の制御部の制御により該データの読み出しが可能であるように設けられた揮発性記憶媒体と
を備え、
前記第二の制御部は、
該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを前記揮発性記憶媒体に記憶する第一の記憶手段を有し、
前記第一の制御部は、
前記第一の記憶手段により前記揮発性記媒体に記憶された履歴データを読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶する第二の記憶手段と
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記第一の制御部と前記第二の制御部との間でデータの送受信を行う通信路
をさらに備え、
前記第一の制御部は、
前記第二の制御部に対して履歴データの送信を依頼する通知を、前記通信路を介して行う送信依頼通知手段と、
前記送信依頼通知手段による通知に対する前記第二の制御部からの応答を、前記通信路を介して受信する応答受信手段と、
前記第二の制御部から前記通信路を介して送信された履歴データを受信する履歴データ受信手段と、
前記履歴データ受信手段により受信された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶する第三の記憶手段と
をさらに有し、
前記第二の制御部は、
履歴データの送信を依頼する通知を前記第一の制御部から受けた場合に、前記通信路を介して該通知に対して応答する応答手段と、
前記第一の制御部に対し、該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを、前記通信路を介して送信する履歴データ送信手段
をさらに有し、
自装置が処理の実行指示を待ち受ける状態である場合、前記第三の記憶手段により履歴データが前記不揮発性記憶媒体へ記憶される
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第二の制御部は、
該第二の制御部に異常が発生した場合に前記第一の制御部に異常の発生を通知する異常通知手段
をさらに有する
請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部と、デバイスの制御を行う第二の制御部と、前記第一の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第二の制御部の制御によってはデータの記憶ができないように設けられた不揮発性記憶媒体と、前記第二の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第一の制御部の制御により該データの読み出しが可能であるように設けられた揮発性記憶媒体とを備えた情報処理装置のコンピュータに、
前記第二の制御部が該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを前記揮発性記憶媒体に記憶するようにするステップと、
前記第一の制御部が前記揮発性記媒体に記憶された履歴データを読み出すようにするステップと、
前記第一の制御部が読み出された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶するようにするステップと
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、コンピュータがスタートまたはリスタートしてオペレーティング・システムが動作し、複数のタスクを多重管理することによりアプリケーション・ソフトウェアを実行させるマルチタスク・システムにおいて、前記オペレーティング・システムで管理され、複数のタスクを多重管理してアプリケーション・ソフトウェアを実行させる管理手段と、前記オペレーティング・システムの管理領域の外に設けられ、タスク動作状態の情報を記憶する情報記憶手段と、前記アプリケーション・ソフトウェアから呼び出され、タスク動作状態の情報を前記情報記憶手段に記録する情報記録手段と、前記オペレーティング・システムのスタート時またはリスタート時、前記情報記憶手段に記憶されているタスク動作状態の情報を解読して出力する情報解読手段と、を備えたことを特徴とするマルチタスク・システムの障害診断装置について開示している。
【0003】
特許文献2は、複数のログ送出装置と、一以上のログ登録装置とがネットワークで接続され、前記ログ送出装置が、前記ログ登録装置に対して、ログを送信する手段と、前記ログの前記送信の失敗を検出する手段と、他の前記ログ送出装置に対して、前記ログの前記送信の代行要求を送信する手段と、前記代行要求を受信する手段と、前記代行要求を受信した場合に前記ログの代行送信を実行する手段とを有し、前記ログ登録装置が、前記ログを受信して、前記ログを登録する手段を有することを特徴とするログ収集システムについて開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平4−307641号公報
【特許文献2】特開2009−015425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部とデバイスの制御を行う第二の制御部とを備えた情報処理装置において、第二制御部がログを不揮発性記憶媒体に直接記憶できない場合であっても、第二の制御部のログを揮発性記憶媒体に記憶することができる情報処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る本発明は、使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部と、デバイスの制御を行う第二の制御部と、前記第一の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第二の制御部の制御によってはデータの記憶ができないように設けられた不揮発性記憶媒体と、前記第二の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第一の制御部の制御により該データの読み出しが可能であるように設けられた揮発性記憶媒体とを備え、前記第二の制御部は、該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを前記揮発性記憶媒体に記憶する第一の記憶手段を有し、前記第一の制御部は、前記第一の記憶手段により前記揮発性記媒体に記憶された履歴データを読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶する第二の記憶手段とを有する情報処理装置である。
【0007】
請求項2に係る本発明は、前記第一の制御部と前記第二の制御部との間でデータの送受信を行う通信路をさらに備え、前記第一の制御部は、前記第二の制御部に対して履歴データの送信を依頼する通知を、前記通信路を介して行う送信依頼通知手段と、前記送信依頼通知手段による通知に対する前記第二の制御部からの応答を、前記通信路を介して受信する応答受信手段と、前記第二の制御部から前記通信路を介して送信された履歴データを受信する履歴データ受信手段と、前記履歴データ受信手段により受信された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶する第三の記憶手段とをさらに有し、前記第二の制御部は、履歴データの送信を依頼する通知を前記第一の制御部から受けた場合に、前記通信路を介して該通知に対して応答する応答手段と、前記第一の制御部に対し、該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを、前記通信路を介して送信する履歴データ送信手段をさらに有し、自装置が処理の実行指示を待ち受ける状態である場合、前記第三の記憶手段により履歴データが前記不揮発性記憶媒体へ記憶される請求項1記載の情報処理装置である。
【0008】
請求項3に係る本発明は、前記第二の制御部は、該第二の制御部に異常が発生した場合に前記第一の制御部に異常の発生を通知する異常通知手段をさらに有する請求項1又は2記載の情報処理装置である。
【0009】
請求項4に係る本発明は、使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部と、デバイスの制御を行う第二の制御部と、前記第一の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第二の制御部の制御によってはデータの記憶ができないように設けられた不揮発性記憶媒体と、前記第二の制御部の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられ、かつ、前記第一の制御部の制御により該データの読み出しが可能であるように設けられた揮発性記憶媒体とを備えた情報処理装置のコンピュータに、前記第二の制御部が該第二の制御部の制御によるデバイスの動作の履歴データを前記揮発性記憶媒体に記憶するようにするステップと、前記第一の制御部が前記揮発性記媒体に記憶された履歴データを読み出すようにするステップと、前記第一の制御部が読み出された履歴データを前記不揮発性記憶媒体に記憶するようにするステップとを実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る本発明によれば、使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部とデバイスの制御を行う第二の制御部とを備えた情報処理装置において、第二制御部がログを不揮発性記憶媒体に直接記憶できない場合であっても、第二の制御部のログを揮発性記憶媒体に記憶することができる情報処理装置を提供することができる。
【0011】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加え、第一の制御部からの通知に対する第二の制御部の応答の有無により第二の制御部の異常の発生を第一の制御部が監視することができる情報処理装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、第二の制御部の異常の発生を、本構成を有しない場合に比較して、確実に第一の制御部へ報知することができる情報処理装置を提供することができる。
【0013】
請求項4に係る本発明によれば、使用者に対する入出力処理を行う第一の制御部とデバイスの制御を行う第二の制御部とを備えた情報処理装置において、第二制御部がログを不揮発性記憶媒体に直接記憶できない場合であっても、第二の制御部のログを揮発性記憶媒体に記憶することができるプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置の一例である画像形成装置2のハードウェア構成を示す模式図である。
図2】第1のシステム8及び第2のシステム14においてプログラムが実行されることにより実現される画像形成装置2の機能構成を示すブロック図である。
図3】画像形成装置2が待機状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。
図4】画像形成装置2が稼動状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。
図5】第2のシステム14が異常状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の一例である画像形成装置2のハードウェア構成を示す模式図である。画像形成装置2は、図1に示されるように、2CPU構成をとっており、CPU4と揮発性の記憶媒体であるRAM6とを備えた第1のシステム(第一の制御部)8と、CPU10と揮発性のメモリであるRAM12とを備えた第2のシステム(第二の制御部)14とを備えている。また、画像形成装置2は、通信部16と、不揮発性の記憶媒体であるHDD(ハードディスクドライブ)18、UI(ユーザインタフェース)部20、画像出力部22、画像読取部24を備えている。
【0016】
第1のシステム8は、汎用OS(汎用オペレーティングシステム)が動作する制御部であり、第2のシステム14は、RTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)が動作する制御部である。
【0017】
第1のシステムでは、CPU4が、RAM6に格納されたプログラムに基づく処理を実行する。なお、プログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU4に提供することも可能であるし、図示しないネットワークを介してCPU4に提供することも可能である。
【0018】
本実施形態では、第1のシステム8は、使用者に対する入出力処理を主に担当する制御部であり、通信部16、HDD18及びUI部20は、第1のシステム8に接続されている。ここで、第2のシステム14は、HDD18を利用することはできない。
【0019】
第2のシステムでは、CPU10が、RAM12に格納されたプログラムに基づく処理を実行する。なお、プログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU10に提供することも可能であるし、図示しないネットワークを介してCPU10に提供することも可能である。
【0020】
本実施形態では、第2のシステム14は、画像出力部22及び画像読取部24といったデバイスの制御を担当する制御部であり、画像出力部22及び画像読取部24は、第2のシステム14に接続されている。ここで、第2のシステム14が備えるRAM12の記憶領域の少なくとも一部は、第1のシステム8及び第2のシステム14が参照できる共有の記憶領域として構成されている。本実施形態では、RAM12のこの共有の記憶領域については、第1のシステム8及び第2のシステム14のいずれの制御によってもデータの書込み及び読出しが可能であるものとするが、RAM12の構成としては、第2のシステム14の制御によるデータの記憶が可能であり、かつ、第2のシステム14の制御により記憶されたこのデータが、第1のシステム8の制御により読み出し可能であればよい。
【0021】
通信部16は、図示しないネットワークを介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行うインタフェースである。
【0022】
HDD18は、不揮発性の記憶媒体としての一例であり、HDD18は、第1のシステム8の制御によるデータの記憶が可能であるように設けられているが、第2のシステム14の制御によってはデータの記憶ができないように設けられている。なお、本実施形態では、第1のシステム8の制御によるデータの記憶が可能であり、第2のシステム14の制御によってはデータの記憶ができないように設けられている不揮発性の記憶媒体としてHDD18を例に説明するが、HDDに限らず、SSD(ソリッドステートドライブ)、不揮発性メモリなど不揮発性の記録媒体であればよい。
【0023】
UI部20は、例えばタッチパネルとして構成され、使用者からの入力操作を受付け、また、画面に情報を表示する。
【0024】
画像出力部22は、通信部16を介して取得された画像データに基づいた画像を印刷出力する印刷装置である。なお、画像出力部22は、画像読取部24により読取られた画像データを出力してもよい。
【0025】
画像読取部24は、原稿から画像を読取るスキャナなどの読取装置である。
【0026】
なお、第1のシステム8と第2のシステム14との間には、PCI Expressなどのデータ転送インタフェースにより第1のシステム8と第2のシステム14との間のデータの送受信を行うための通信路26が設けられている。
【0027】
図1に示した構成により、画像形成装置2は、例えばプリント動作を行う場合には、通信部16を介してユーザからのプリントジョブが送信され、第1のシステム8がプリントジョブを受付け、プリントジョブに含まれるイメージデータを通信路26を介して第2のシステム14側へ転送し、第2のシステム14では、画像出力部22を制御してイメージデータを用紙に印刷する。
【0028】
図2は、第1のシステム8及び第2のシステム14においてプログラムが実行されることにより実現される画像形成装置2の機能構成を示すブロック図である。なお、図2において、破線の矢印は、RAM12に対する書込み又は読出し処理を示しており、太線の矢印は、上述の通信路26を用いたデータの送受信を示している。
【0029】
画像形成装置2は、図2に示されるように、第1のシステム8側の構成として、ログ読出部32と、第2のログ記憶部34と、ログ送信依頼通知部36と、応答受信部40と、ログ受信部44と、第3のログ記憶部46と、完了情報受信部50と、完了情報記憶部52と、状態通知受信部58とを備え、第2のシステム14側の構成として、第1のログ記憶部30と、ログ送信依頼応答部38と、ログ送信部42と、印刷完了情報通知部48と、異常検知部54と、状態通知部56とを備えている。
【0030】
第1のログ記憶部30は、第2のシステム14の制御による動作のログ(履歴データ)をRAM12の共有メモリ領域に記憶する。第1のログ記憶部30は、例えば、ログの発生した際に、随時、RAM12にログを記憶する。
【0031】
ログ読出部32は、第1のログ記憶部30によりRAM12に記憶されたログを予め定められた時期に読み出す。
【0032】
第2のログ記憶部34は、ログ読出部32により読み出されたログをHDD18に記憶する。
【0033】
ログ送信依頼通知部36は、通信路26を介して、第2のシステム14に対して、第2のシステム14の制御による動作のログの送信を依頼する通知であるコマンドを送信する。
【0034】
ログ送信依頼応答部38は、ログの送信を依頼する通知を第1のシステム8から受けた場合に、通信路26を介してこの通知に対して応答する。本実施形態では、ログ送信依頼応答部38は、送信すべきログが存在するか否かを示すメッセージを第1のシステム8に対して通知することにより応答する。
【0035】
応答受信部40は、ログ送信依頼通知部36による通知に対する第2のシステム14からの応答を、通信路26を介して受信する。ここで、応答受信部40が予め定められた時間内に第2のシステム14から応答が得られない場合、第2のシステム14又は通信路26に異常が発生したものと判定される。
【0036】
ログ送信部42は、送信すべきログが存在する場合、第1のシステム8に対し、第2のシステム14の制御による動作のログを、通信路26を介して送信する。
【0037】
ログ受信部44は、第2のシステム14から通信路26を介して送信されたログを受信する。
【0038】
第3のログ記憶部46は、ログ受信部44により受信されたログをHDD18に記憶する。
【0039】
印刷完了情報通知部48は、印刷が1ページ分完了するごとに、印刷処理したページに関する情報を含む印刷完了情報を通信路26を介して第1のシステム8に通知する。印刷処理したページに関する情報としては、例えば、当該ページの印刷条件、当該ページのページ番号などが該当する。
【0040】
完了情報受信部50は、第2のシステム14から通信路26を介して印刷完了情報を受信する。ここで、完了情報受信部50が受信した印刷完了情報に問題がある場合には、第2のシステム14に異常が発生したものと判定される。例えば、第1のシステム8が第2のシステム14へ指示した印刷条件とは異なる印刷条件が印刷完了情報に含まれていた場合や、指定したページとは異なるページについての印刷を示す情報が含まれていた場合などには、第2のシステム14に異常が発生したものと判定される。
【0041】
完了情報記憶部52は、完了情報受信部50が受信した印刷完了情報をHDD18に記憶する。
【0042】
異常検知部54は、第2のシステム14に発生した異常を検知する。
【0043】
状態通知部56は、第2のシステム14の状態を通信路26を介して第1のシステム8に通知する。状態通知部56は、例えば、異常検知部54により第2のシステムの異常が検知された場合、異常状態である旨を通知する。
【0044】
状態通知受信部58は、第2のシステムから通信路26を介して通知された、状態を示す情報を受信する。
【0045】
以上示した構成に基づいて、画像形成装置2は、第2のシステム14の制御による動作のログを不揮発性の記憶媒体(HDD18)に記憶する。ここで、本実施形態では、画像形成装置2が、処理の実行指示を待ち受ける状態(待機状態)である場合、ログ送信部42及びログ受信部44によるログデータの転送を行い第3のログ記憶部46によりログをHDD18に記憶する。また、画像形成装置2が、画像出力などの処理の実行中の状態(稼動状態)である場合、第1のログ記憶部30及びログ読出部32によるRAM12を介したログの受け渡しを行い第2のログ記憶部34によりログをHDD18に記憶する。また、第2のシステムにおいて異常が発生した場合又は通信路26による通信が不能の場合も、第1のログ記憶部30及びログ読出部32によるRAM12を介したログの受け渡しを行い第2のログ記憶部34によりログをHDD18に記憶する。
【0046】
通信路26による通信は、RAM12へのアクセスに比べ、第1のシステム8又は第2のシステムにかかる処理負荷が大きい。このため、画像形成装置2が稼動状態にある場合には、実行中の処理に影響を与えないよう通信路26による通信を用いたログの転送は控えることが望ましい。一方で、通信路26による通信を用いたログの転送では、第2のシステム14の応答状況を監視することにより第2のシステム14の異常を検知することができるため、第2のシステムの状態を確認することができる。
【0047】
次に、第2のシステム14の制御による動作のログを不揮発性の記憶媒体に記憶させる流れについて説明する。
【0048】
図3は、画像形成装置2が待機状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、画像出力部22が処理中でない場合を待機状態と判定する場合を例に説明する。
【0049】
ステップ100(S100)において、画像出力部22が処理中であるか否かが判定され、処理中でない場合、ステップ102へ移行する。ここでは、画像形成装置2が待機状態である場合のログの記憶の流れを説明するため、ステップ102へ移行するが、画像出力部22が処理中である場合には、画像形成装置2は稼動状態であると判定され図4に示すフローチャートへ移行する。
【0050】
ステップ102(S102)において、第1のシステム8側では、ログ送信依頼通知部36が、ログを取得するためのコマンドを第2のシステム14に送信する。
【0051】
ステップ104(S104)において、第2のシステム14側では、第1のシステム8側からのコマンドを受信したか否かが判定され、第1のシステム8側からログを取得するためのコマンドを受信した場合、ステップ106へ移行し、コマンドを受信していない場合には、コマンドを受信するまで待つ。
【0052】
ステップ106(S106)において、第2のシステム14側では、ログ送信依頼応答部38が、送信すべきログの有無を第1のシステム8側に通知する。その後、送信すべきログがある場合(ステップ108でYesの場合)、ステップ112へ移行する。一方、送信すべきログがない場合(ステップ108でNoの場合)、ステップ104へ戻る。
【0053】
ステップ110(S110)において、第1のシステム8側では、ステップ102で送信したコマンドに対する応答が第2のシステム側からあったか否かが判定され、予め定められた時間内に応答がない場合、第2のシステム14又は通信路26に異常が発生したものと判定され図5に示すフローチャートへ移行する。また、第2のシステム側から、ログがある旨の応答があった場合には、ステップ116へ移行し、ログがない旨の応答があった場合には、ステップ100に戻る。
【0054】
ステップ112(S112)において、第2のシステム14側では、ログ送信部42が通信路26を介してログを第1のシステム8に送信する。
【0055】
ステップ114(S114)において、第2のシステム14側では、送信すべき全てのログを送信したか否かが判定され、送信すべきログが残っている場合には、ステップ112に戻り、ログの送信が完了した場合にはステップ104へと戻る。
【0056】
ステップ116(S116)において、第1のシステム8側では、ログ受信部44が、第2のシステム14から通信路26を介して送信されたログを受信する。
【0057】
ステップ118(S118)において、第1のシステム8側では、ログの受信が完了したか否かが判定され、ログの受信が完了した場合には、ステップ120へ移行し、ログの受信が完了していない場合にはステップ116へ戻る。
【0058】
ステップ120(S120)において、第1のシステム8側では、第3のログ記憶部46が、ステップ118で受信したログをHDD18に記憶する。なお、HDD18へのログの記憶は、ステップ116におけるログの受信が全て終わってから行ってもよいし、ログを受信するごとに随時HDD18に記憶してもよい。
【0059】
図4は、画像形成装置2が稼動状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。
【0060】
ステップ200(S200)において、第2のシステム14の制御のもと、画像出力部22がページの印刷処理を行う。
【0061】
ステップ202(S202)において、第2のシステム14側では、ステップ200における1ページ分の印刷が終わると、印刷完了情報通知部48が、印刷完了情報を通信路26を介して第2のシステム14へと通知する。
【0062】
ステップ204(S204)において、第2のシステム14側では、第1のログ記憶部30が、ログをRAM12の共有メモリ領域に記憶する。
【0063】
ステップ206(S206)において、第2のシステム14側では、未印刷のページがあるか否かが判定され、未印刷のページがある場合にはステップ200に戻り印刷が継続される。一方、未印刷のページがない場合には、図3に示した待機状態のフローチャートへと移行する。
【0064】
一方、第1のシステム8側では、ステップ208(S208)において、完了情報受信部50が第2のシステム14から送信された印刷完了情報を受信したか否かが判定され、受信した場合、ステップ210へ移行し、受信していない場合、受信するまで待つ。
【0065】
ステップ210(S210)において、第1のシステム8側では、完了情報受信部50が受信した印刷完了情報に問題がないか確認され、問題がある場合には、図5に示すフローチャートに移行し、問題がない場合には、ステップ212へ移行する。
【0066】
ステップ212(S212)において、第1のシステム8側では、RAM12の共有メモリ領域からログを読み出す時期が到来したか否かが判定され、ログを読み出す時期が到来した場合には、ステップ214へ移行し、到来していない場合にはステップ208へ戻る。なお、ログを読み出す時期としては、例えば、予め定められた時間間隔ごととしてもよい。
【0067】
ステップ214(S214)において、第1のシステム8側では、ログ読出部32がRAM12の共有メモリ領域からログを読み出して、ログを取得する。
【0068】
ステップ216(S216)において、第1のシステム8側では、第2のログ記憶部34が、ステップ214で読み出したログをHDD18に記憶する。
【0069】
ステップ218(S218)において、画像出力部22が処理中であるか否かが判定され、処理中である場合には、画像形成装置2が稼動状態であるとし、ステップ208へ戻り、処理が終了している場合には、図3に示した待機状態のフローチャートへと移行する。
【0070】
図5は、第2のシステム14が異常状態である場合のログの記憶の流れを示すフローチャートである。
【0071】
ステップ300(S300)において、第2のシステム14側では、異常検知部54が第2のシステム14の異常を検知すると、第1のログ記憶部30がログをRAM12の共有メモリ領域に記憶する。
【0072】
ステップ302(S302)において、第2のシステム14側では、通信路26による通信が可能であるか否かを判定し、通信路26を介した通信が可能である場合には、ステップ304へ移行し、通信が不能である場合にはステップ306へ移行する。
【0073】
ステップ304(S304)において、第2のシステム14側では、状態通知部56が第1のシステム8にエラーを通知する。その後、図3に示した待機状態のフローチャートへと移行する。
【0074】
一方、ステップ306(S306)では、第2のシステム14はOSの動作を終了する。なお、第2のシステム14においてOSの動作が終了してもRAM12への給電は断たれない。
【0075】
これに対し、第1のシステム8側では、ステップ308(S308)において、状態通知受信部58が第2のシステム14からエラー情報を受信したか否かが判定され、エラー情報を受信した場合、ステップ312へ移行し、エラー情報を受信していない場合、ステップ310へ移行する。
【0076】
ステップ310(S310)において、第1のシステム8では、通信路26による通信が可能であるか否かを判定し、通信路26を介した通信が可能である場合には、ステップ308へ戻り、通信が不能である場合にはステップ314へ移行する。ステップ310における通信路26の通信状態の確認は、例えば、予め定められた時間間隔ごとに行われる。なお、応答受信部40による応答の受信の有無により通信路26の通信状態の確認が行われてもよい。
【0077】
ステップ312(S312)において、受信したエラー情報に基づいて、UI部20にエラーの内容が表示される。
【0078】
ステップ314(S314)において、第1のシステム8では、ログ読出部32がRAM12の共有メモリ領域からログを読み出して、ログを取得する。
【0079】
ステップ316(S316)において、第1のシステム8側では、第2のログ記憶部34が、ステップ314で読み出したログをHDD18に記憶する。
【0080】
ステップ318(S318)において、第2のシステム14における異常が復旧可能な異常として予め定められたものであるか否かが判定され、復旧可能である場合、図3に示した待機状態のフローチャートへと移行する。復旧可能ではない場合、ステップ320(S320)に移行し、第1のシステム8はOSの動作を終了する。
【0081】
なお、図5に示した例では、通信路26が通信可能であるか否かにかかわらず、RAM12を介してログの受け渡しをしているが、通信路26の通信が可能な場合には、通信路26を介してログの転送が行われてもよい。
【符号の説明】
【0082】
2 画像形成装置
8 第1のシステム
12 RAM
14 第2のシステム
18 HDD
22 画像出力部
26 通信路
30 第1のログ記憶部
32 ログ読出部
34 第2のログ記憶部
36 ログ送信依頼通知部
38 ログ送信依頼応答部
40 応答受信部
42 ログ送信部
44 ログ受信部
46 第3のログ記憶部
48 印刷完了情報通知部
50 完了情報受信部
52 完了情報記憶部
54 異常検知部
56 状態通知部
58 状態通知受信部
図1
図2
図3
図4
図5