特許第5988752号(P5988752)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社トップの特許一覧

<>
  • 特許5988752-医療用コネクタ 図000002
  • 特許5988752-医療用コネクタ 図000003
  • 特許5988752-医療用コネクタ 図000004
  • 特許5988752-医療用コネクタ 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5988752
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】医療用コネクタ
(51)【国際特許分類】
   A61M 39/10 20060101AFI20160825BHJP
   A61M 39/12 20060101ALI20160825BHJP
【FI】
   A61M39/10 100
   A61M39/10 120
   A61M39/12
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-168984(P2012-168984)
(22)【出願日】2012年7月30日
(65)【公開番号】特開2014-23873(P2014-23873A)
(43)【公開日】2014年2月6日
【審査請求日】2015年7月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】390029676
【氏名又は名称】株式会社トップ
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】前迫 文男
【審査官】 鶴江 陽介
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭59−41432(JP,U)
【文献】 特開2010−137043(JP,A)
【文献】 特開2004−215729(JP,A)
【文献】 米国特許第5176415(US,A)
【文献】 特開2008−54927(JP,A)
【文献】 実開平6−11742(JP,U)
【文献】 特開平10−94599(JP,A)
【文献】 特開2008−17987(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/14 − 39/12
A61M 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟質材料からなる医療用チューブと、該医療用チューブの端部に設けられる硬質材料からなる雄コネクタとを備える医療用コネクタであって、
前記雄コネクタは、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部と、該雄ルアー部を空隙を存して包囲する筒状の外筒部と、前記外筒部の内周面に形成された雌ねじ部とを備え、
前記医療用チューブは、その端部に一体に形成されて前記外筒部の少なくとも後端側の外周面を被覆する被覆部を備え
前記外筒部は、その後側半部に小径筒部と、該小径筒部に隣接して先端に至る大径筒部とを備え、
前記医療用チューブの前記被覆部は、前記外筒部の前記小径筒部の外周面を被覆することを特徴とする医療用コネクタ。
【請求項2】
軟質材料からなる医療用チューブと、該医療用チューブの端部に設けられる硬質材料からなる雄コネクタとを備える医療用コネクタであって、
前記雄コネクタは、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部と、該雄ルアー部を空隙を存して包囲する筒状の外筒部と、前記外筒部の内周面に形成された雌ねじ部とを備え、
前記医療用チューブは、その端部に一体に形成されて前記外筒部の少なくとも後端側の外周面を被覆する被覆部を備え、
前記外筒部は、その後側半部に小径筒部と、該小径筒部に隣接して先端に至る大径筒部とを備え、
前記医療用チューブの前記被覆部は、前記外筒部の前記小径筒部の外周面を被覆し、
前記雄コネクタに対して連結自在の雌コネクタを設け、
該雌コネクタは、前記雄ルアー部が挿着される雌ルアー部と、該雌ルアー部に前記雄ルアー部が挿入されたとき、該雄ルアー部と前記小径筒部との間に進入する第1進入部と、該第1進入部に隣接して前記雄ルアー部と前記大径筒部との間に進入する第2進入部と、該第2進入部の外周面に形成された雄ねじ部とを備え、
前記雄コネクタの前記雌ねじ部は、前記大径筒部の内周面にのみ形成されていることを特徴とする医療用コネクタ。
【請求項3】
前記被覆部に、前記医療用チューブの軸線方向に沿って伸びるスリットを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の医療用コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
輸液チューブ等の医療用チューブにおいては、所定の医療用チューブ同士を接続するために、医療用コネクタが用いられる。
【0003】
従来、この種の医療用コネクタとして、一方の医療用チューブの接続側端部に設けられる雄コネクタと、他方の医療用チューブの接続側端部に設けられる雌コネクタとを備え、雄コネクタと雌コネクタとを互いに連結することにより、両医療用チューブを接続している(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
この医療用コネクタにおいて、雄コネクタは、先端に向かって次第に縮径する中空の雄ルアー部と、雄ルアー部の外側を空隙を存して包囲する外筒部とを備えている。外筒部は雄ルアー部と一体に設けられ、その内周面には雌ねじ部が形成されている。また、雌コネクタは、雄ルアー部が挿着される雌ルアー部を備え、雌ルアー部の外周面には雄ねじ部が形成されている。
【0005】
そして、雄ルアー部を雌ルアー部に挿入しつつ雄コネクタと雌コネクタとを相対方向に回転させることにより、雄ルアー部と雌ルアー部とが接続されると共に雌ねじ部と雄ねじ部との螺合により雄コネクタと雌コネクタとが連結され、これによって、両医療用チューブを容易に接続することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第4619366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記従来の医療用コネクタの構成によると、雄コネクタの外筒部が医療用チューブの端部に露出する。一般に雄コネクタは硬質の合成樹脂等により形成されている。このため、患者の皮膚に雄コネクタの外筒部が接触すると、その硬質の感触によって患者に不快感を与える不都合がある。
【0008】
上記の点に鑑み、本発明は、使用時に比較的柔らかい接触が得られる医療用コネクタを構造簡単に提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するために、本発明は、軟質材料からなる医療用チューブと、該医療用チューブの端部に設けられる硬質材料からなる雄コネクタとを備える医療用コネクタであって、前記雄コネクタは、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部と、該雄ルアー部を空隙を存して包囲する筒状の外筒部と、前記外筒部の内周面に形成された雌ねじ部とを備え、前記医療用チューブは、その端部に一体に形成されて前記外筒部の少なくとも後端側の外周面を被覆する被覆部を備え、前記外筒部は、その後側半部に小径筒部と、該小径筒部に隣接して先端に至る大径筒部とを備え、前記医療用チューブの前記被覆部は、前記外筒部の前記小径筒部の外周面を被覆することを特徴とする。
【0010】
これによれば、雄コネクタの外筒部が、軟質材料からなる医療用チューブの被覆部により被覆されているので、雄コネクタが患者に触れても比較的柔らかい接触が得られ、硬質材料による外筒部が直接皮膚等に接触したときのような不快感を患者に与えることを防止することができる。しかも、医療用チューブに外筒部を被覆する被覆部を設けたことにより、部品点数を増加させる必要がない。よって、医療用コネクタの構造を極めて簡単として、使用時に比較的柔らかい接触が得られる医療用コネクタを提供することができる。
【0012】
これによれば、外筒部の前記小径筒部を医療用チューブの被覆部により被覆する際に、被覆部を外筒部に被せやすくなり、医療用コネクタの製造を容易とすることができる。しかも、小径筒部の外周面を被覆したときの被覆部の外径が比較的小さくなり、雄コネクタをコンパクトに形成することができる。
【0013】
また、かかる目的を達成するために、本発明は軟質材料からなる医療用チューブと、該医療用チューブの端部に設けられる硬質材料からなる雄コネクタとを備える医療用コネクタであって、前記雄コネクタは、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部と、該雄ルアー部を空隙を存して包囲する筒状の外筒部と、前記外筒部の内周面に形成された雌ねじ部とを備え、前記医療用チューブは、その端部に一体に形成されて前記外筒部の少なくとも後端側の外周面を被覆する被覆部を備え、前記外筒部は、その後側半部に小径筒部と、該小径筒部に隣接して先端に至る大径筒部とを備え、前記医療用チューブの前記被覆部は、前記外筒部の前記小径筒部の外周面を被覆し、前記雄コネクタに対して連結自在の雌コネクタを設け、該雌コネクタは、前記雄ルアー部が挿着される雌ルアー部と、該雌ルアー部に前記雄ルアー部が挿入されたとき、該雄ルアー部と前記小径筒部との間に進入する第1進入部と、該第1進入部に隣接して前記雄ルアー部と前記大径筒部との間に進入する第2進入部と、該第2進入部の外周面に形成された雄ねじ部とを備え、前記雄コネクタの前記雌ねじ部は、前記大径筒部の内周面にのみ形成されていることを特徴とする。
【0014】
前記雄コネクタの大径筒部の内周面に雌ねじ部が形成されていることにより、小径筒部に雌ねじ部を設けることなく雌コネクタの雄ねじ部を螺合することができる。これにより、小径筒部の内周面に雌ねじ部を設けるためのスペースが不要となるから小径筒部の外径を十分に小さくすることができ、雄コネクタをコンパクトに形成することができる。
【0015】
また、雌コネクタには、雄コネクタの雄ルアー部と前記小径筒部との間に進入する第1進入部が設けられているいため、雄ルアー部の雌ルアー部への挿入距離を比較的大きくすることができ、確実な接続状態を得ることができる。
【0016】
更に、雌コネクタの雄ねじ部は第2進入部の外周面に形成されているため、雌ルアー部の全長に対して雄ねじ部の形成範囲が比較的小さく、雄コネクタの雌ねじ部も大径筒部の内周面に形成されているために外筒部の全長に対して雌ねじ部の形成範囲が比較的小さい。このことから、雌コネクタの雄ねじ部と、雄コネクタの雌ねじ部とを螺合させるための 螺合作業時の回転操作量を小さくすることができる。
【0017】
従って、本発明によれば、コンパクトな構成でありながら、確実な接続状態を得ることができて、しかも、雄コネクタと雌コネクタとの接続作業を迅速に行うことができる。
【0018】
また、本発明においては、前記被覆部に、前記医療用チューブの軸線方向に沿って伸びるスリットを設けておくことが好ましい。これによれば、スリットが拡開して被覆部を外筒部に円滑に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の第1の実施形態における医療用コネクタを示す説明的縦断面図。
図2】本発明の第2の実施形態における医療用コネクタを示す説明的縦断面図。
図3】第2の実施形態における被覆部の他の被覆状態を示す断面図。
図4】第2の実施形態における被覆部の他の例を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
先ず、本発明の第1の実施形態を説明する。第1の実施形態の医療用コネクタAは、図1に示すように、互いに連結可能な雄コネクタ1と雌コネクタ2とによって構成されている。雄コネクタ1と雌コネクタ2との夫々には、医療用チューブ3が接続されている。なお、雌コネクタ2側の医療用チューブは図示省略した。
【0021】
雄コネクタ1は、硬質の合成樹脂により形成されており、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部4と、雄ルアー部4を空隙を存して包囲する筒状の外筒部5とを一体に備えている。
【0022】
外筒部5は、小径筒部6と大径筒部7とを備えている。小径筒部6は、外筒部5の後側半部に設けられている。大径筒部7は、外筒部5の先端側半部に設けられている。小径筒部6と大径筒部7との境界には両者の外径の違いによる段差が形成されている。
【0023】
外筒部5の大径筒部7と雄ルアー部4との間には、比較的広い環状の空隙が形成され、この空隙に対応する大径筒部7の内周面には、内方に向かって突出する螺条による雌ねじ部8が形成されている。
【0024】
外筒部5の大径筒部7と雄ルアー部4との間には、大径筒部7と雄ルアー部4との間の空隙よりも狭い環状の空隙が形成されている。この空隙には螺条が形成されていず、これによって、小径筒部6の外径が小さく形成されている。
【0025】
また、外筒部5の雌ねじ部8は、大径筒部7の先端に沿って極めて狭い範囲に設けられ、本実施形態においては、大径筒部7の周方向に約1周程度の螺条により形成されている。
【0026】
医療用チューブ3は、軟質の合成樹脂により形成されており、端部に拡径された被覆部9が形成されている。被覆部9は、雄コネクタ1の外筒部5の小径筒部6の外面を被覆しており、これにより医療用チューブ3の端部に雄コネクタ1が接続状態とされている。
【0027】
本実施形態においては、医療用チューブ3が熱可塑性の合成樹脂により形成されており、端部を加熱して拡径変形させることにより被覆部9を形成している。そして、医療用チューブ3の端部に予め被覆部9を形成しておき、被覆部9に雄コネクタ1の外筒部5の小径筒部6を挿入した後、被覆部9と外筒部5とを接合する。このときの接合は、例えば、図示しない超音波接合装置により被覆部9の外側表面から超音波による振動エネルギーを付与することにより行われる。即ち、被覆部9の内周面と外筒部5の小径筒部6の外周面との間に超音波振動エネルギーに伴う摩擦熱を発生させて両者を溶融接合する。これにより、接着剤等を用いることなく被覆部9と外筒部5の小径筒部6とを接合することができる。
【0028】
雌コネクタ2は、硬質の合成樹脂により円筒状に形成され、内部に雄ルアー部4が挿着される雌ルアー部10を備えている。また、雌コネクタ2は、第1進入部11と第2進入部12とを備えている。
【0029】
第1進入部11は、雌ルアー部10の先端側に設けられており、雄ルアー部4が雌ルアー部10に挿入されたとき、雄ルアー部4と小径筒部6との間の空隙に進入する。第2進入部12は、第1進入部11に連続して雌ルアー部10の後端側に設けられており、雄ルアー部4が雌ルアー部10に挿入されたとき、雄ルアー部4と大径筒部7との間の空隙に進入する。
【0030】
第2進入部12の外周面には、外方に向かって突出する螺条による雄ねじ部13が形成されており、雄ルアー部4と大径筒部7との間の空隙に進入した状態で雌ねじ部8に螺合する。雄ねじ部13は、第2進入部12の外周面の極めて狭い範囲に設けられ、本実施形態においては、第2進入部12の周方向に約1周程度の螺条により形成されている。
【0031】
以上の構成による第1の実施形態の医療用コネクタAは、医療用チューブ3の端部に一体に形成された被覆部9が、雄コネクタ1の外筒部5の小径筒部6を被覆し、患者に接触しやすい外筒部5の後端側角部が被覆部9で覆われているので、硬質の外筒部5の後端側角部が患者に接触して患者に不快感を付与することを防止することができる。
【0032】
更に、雄コネクタ1の外筒部5に小径筒部6を設けて、この小径筒部6を医療用チューブ3の被覆部9で被覆するようにしたことにより、被覆部9の拡径寸法を比較的小さくすることができ、外筒部5への被覆部9の装着が容易となる。しかも、外筒部5の小径筒部6に被覆部9を設けることで、被覆部9の外径が比較的小さくなり、雄コネクタ1の最大外径を小として医療用コネクタAをコンパクトとすることができる。
【0033】
また、雄コネクタ1の外筒部5の雌ねじ部8が大径筒部7の内周面の先端側の狭い範囲に形成され、雌コネクタ2の雄ねじ部13が第2進入部12の外周面の狭い範囲に形成されていることにより、雌ねじ部8への雄ねじ部13の螺合作業が軽減でき、雄コネクタ1と雌コネクタ2とを迅速に連結することができる。このとき、雌コネクタ2の第1進入部11が、雄ルアー部4と小径筒部6との間の空隙に進入するので、雌ルアー部10に示すように対して雄ルアー部4を深く挿着することができ、雄ルアー部4と雌ルアー部10との確実な接続状態を容易に得ることができる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態の医療用コネクタBは、図2に示すように、互いに連結可能な雄コネクタ15と雌コネクタ16とによって構成されている。雄コネクタ15は、硬質の合成樹脂により形成されており、先端に向かって縮径する中空の雄ルアー部17と、雄ルアー部17を空隙を存して包囲する筒状の外筒部18とを一体に備えている。外筒部18の内周面には、内方に向かって突出する螺条による雌ねじ部19が形成されている。
【0035】
雄ルアー部17は、医療用チューブ20の端部に接続されている。医療用チューブ20は、軟質の合成樹脂により形成されており、端部に拡径された被覆部21が形成されている。被覆部21は、雄コネクタ15の外筒部18の外面を被覆している。
【0036】
被覆部21は医療用チューブ20の端部を拡径変形させることにより形成されている。そして、医療用チューブ20の端部に予め被覆部21を形成しておき、被覆部21に雄コネクタ15の外筒部18を挿入した後、被覆部21と外筒部18とを接合する。このときの接合は、上述した超音波接合を採用することができる。
【0037】
雌コネクタ16は、硬質の合成樹脂により円筒状に形成され、内部に雄ルアー部17が挿着される雌ルアー部22を備えている。また、雌コネクタ16は、その外周面に、外方に向かって突出する螺条による雄ねじ部23が形成されている。
【0038】
以上の構成による第2の実施形態の医療用コネクタBは、医療用チューブ20の端部に一体に形成された被覆部21が、雄コネクタ15の外筒部18を被覆し、患者に接触しやすい外筒部18が被覆部21で覆われているので、硬質の外筒部18が患者に接触して不快感を付与することが防止できる。
【0039】
更に、雄コネクタ15の外筒部18を医療用チューブ20の被覆部21で被覆するだけで、医療用チューブ20の端部に雄コネクタ15を設けることができ、外筒部18の外側を柔らかい感触とすることができるので、医療用コネクタBを製造容易として安価に提供することができる。
【0040】
なお、第2の実施形態の雄ルアー部17においては、図2に示すように、外筒部18の外周面の全部を医療用チューブ20の被覆部21で被覆する以外に、図3に示すように、外筒部18の外周面の後側半部を医療用チューブ20の被覆部21で被覆するようにしてもよい。これによっても、患者に接触しやすい外筒部18の後端側角部が被覆部21で覆われるので、硬質の外筒部18の後端側角部が患者に接触して患者に不快感を付与することを防止することができる。
【0041】
また、医療用チューブ20の被覆部21には、図4に示すように、医療用チューブ20の軸線方向に沿って伸びるスリット24を設けておいてもよい。これによれば、スリット24が拡開して被覆部21を外筒部18に円滑に装着することができる。
【符号の説明】
【0042】
A,B…医療用コネクタ、1,15…雄コネクタ、2,16…雌コネクタ、3,20…医療用チューブ、4,17…雄ルアー部、5,18…外筒部、6…小径筒部、7…大径筒部、8,19…雌ねじ部、9,21…被覆部、10,22…雌ルアー部、11…第1進入部、12…第2進入部、13,23…雄ねじ部、24…スリット。
図1
図2
図3
図4