特許第5988957号(P5988957)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5988957
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】製袋充てん装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 51/10 20060101AFI20160825BHJP
   B65B 51/26 20060101ALI20160825BHJP
   B65B 51/16 20060101ALI20160825BHJP
   B65B 57/00 20060101ALI20160825BHJP
【FI】
   B65B51/10 220
   B65B51/26
   B65B51/16 100
   B65B57/00 D
   B65B57/00 H
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-262164(P2013-262164)
(22)【出願日】2013年12月19日
(65)【公開番号】特開2015-117044(P2015-117044A)
(43)【公開日】2015年6月25日
【審査請求日】2015年8月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】508329302
【氏名又は名称】株式会社コマック
(74)【代理人】
【識別番号】100098202
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100077241
【弁理士】
【氏名又は名称】桑原 稔
(72)【発明者】
【氏名】白井 正巳
(72)【発明者】
【氏名】武田 泰三
(72)【発明者】
【氏名】瀬田 勝敏
【審査官】 植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−238707(JP,A)
【文献】 特開2002−264205(JP,A)
【文献】 特開平03−056208(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 51/10−51/30
B65B 9/06−9/24
B65B 57/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒートシール可能な軟包装材料を搬送する過程で、この軟包装材料に対し搬送方向に沿った第一のヒートシール部と、この搬送方向に交叉する第二のヒートシール部とを形成し、被包装物を充填した包装袋体を連続生成する製袋充てん装置であって、
前記第一のヒートシール部及び第二のヒートシール部の少なくとも一方は、前記軟包装材料を間に挟んで回転される一対の熱ロールによって形成されるようになっており、
前記一対の熱ロールを構成する第一熱ロールの軸受け部と、これと対をなす第二熱ロールの軸受け部との間には、圧電素子よりなるロール間隙間の調整部材が介在されていると共に、
ベースとの間で、前記一対の熱ロールを保持するバネ、空圧シリンダー又は油圧シリンダーを備えており、
しかも、前記ベースと第一熱ロールの軸受け部との間に、圧電素子又はロードセルよりなる圧力検知部材が備えられており、
前記圧力検知部材からの信号に基づき前記調整部材を構成する前記圧電素子を変形させて前記ロール間隙間を調整するようにしてなる製袋充てん装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、製袋充てん装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチックフィルムを搬送する過程で、このプラスチックフィルムに対し搬送方向に沿ったヒートシール部と、この搬送方向に交叉するヒートシール部とを、一対の熱ロール間での加圧と加熱とにより形成し、被包装物を充填した包装袋体を連続的に生成する製袋充てん装置が汎用されている。
【0003】
この種の製袋充てん装置では、前記一対の熱ロールにおけるヒートシール部を形成する箇所間のクリアランスの管理が重要になる。このクリアランスが適切でないと、圧力不足でヒートシール部のシール性が不十分となったり、これとは逆に圧力が強すぎプラスチックフィルムに破断を生じさせるなど、前記ヒートシール部を適切に形成できない事態を生じさせるからである。このような事態は、製袋充てん装置がおかれる温度環境の変化によっても生じ得ると共に、前記プラスチックフィルムの厚さのバラツキ、熱ロールの劣化などによっても生じ得るところである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の製袋充てん機において、前記ヒートシール部を形成する一対の熱ロールのロール間隙間を容易且つ適切に調整できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
また、前記課題を解決するために、この発明にあっては、製袋充てん装置を、ヒートシール可能な軟包装材料を搬送する過程で、この軟包装材料に対し搬送方向に沿った第一のヒートシール部と、この搬送方向に交叉する第二のヒートシール部とを形成し、被包装物を充填した包装袋体を連続生成する製袋充てん装置であって、
前記第一のヒートシール部及び第二のヒートシール部の少なくとも一方は、前記軟包装材料を間に挟んで回転される一対の熱ロールによって形成されるようになっており、
前記一対の熱ロールを構成する第一熱ロールの軸受け部と、これと対をなす第二熱ロールの軸受け部との間には、圧電素子よりなるロール間隙間の調整部材が介在されていると共に、
ベースとの間で、前記一対の熱ロールを保持するバネ、空圧シリンダー又は油圧シリンダーを備えており、
しかも、前記ベースと第一熱ロールの軸受け部との間に、圧電素子又はロードセルよりなる圧力検知部材が備えられており、
前記圧力検知部材からの信号に基づき前記調整部材を構成する前記圧電素子を変形させて前記ロール間隙間を調整するようにしてなるものとした。
【発明の効果】
【0007】
この発明にかかる製袋充てん装置によれば、前記ヒートシール部を形成する一対の熱ロールのロール間隙間を前記調整部材を構成する圧電素子によって、容易且つ適切に調整することができる。
【0008】
またこれに加え、この発明にかかる製袋充てん装置によれば、前記圧力検知部材からの信号に基づき前記圧電素子を変形させて前記ロール間隙間を常時最適とする制御下において、製袋充てん装置を稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、この発明の一実施の形態にかかる製袋充てん装置の要部斜視構成図である。
図2図2は、前記製袋充てん装置における第二のヒートシール部を形成する一対の熱ロールの支持機構(第一例/参考例)を示した平面構成図である。
図3図2は、前記製袋充てん装置における第二のヒートシール部を形成する一対の熱ロールの支持機構(第二例)を示した平面構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1図3に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる製袋充てん装置は、ヒートシール可能な軟包装材料1を搬送する過程で、この軟包装材料1に対し搬送方向(図1において矢印で示す)に沿った第一のヒートシール部2と、この搬送方向に交叉する第二のヒートシール部3とを形成し、被包装物4を充填した包装袋体5を連続生成するものである。かかる製袋充てん装置は、典型的には、ピロータイプ包装機、三方シール包装機、四方シール包装機を構成し得るものである。
【0011】
図1は、三方シール包装機の例を示している。前記軟包装材料1は、典型的には、プラスチックフィルムや、複合フィルムであり、巻き取られた状態(ロール)で用意される。かかる三方シール包装機は、軟包装材料1を繰り出し搬送する過程で、(1)これを二つ折りにし、(2)ついで、折った箇所1aと反対の端部1bに前記第一のヒートシール部2を連続的に形成して軟包装材料1を筒状にし、(3)筒状にされた軟包装材料1内に被包装物4を送り込むと共に、(4)かかる軟包装材料1に前記第二のヒートシール部3を、前記搬送方向において隣り合う第二のヒートシール部3との間に所定の間隔を開けて断続的に形成して、前記折った箇所1aと第一のヒートシール部2と2箇所の第二のヒートシール部3、3とによって、被包装物4を封入した包装袋体5を連続的に生成する。
【0012】
図1中、符号6は、環状ガイドであり、この環状ガイド6の内側を通過することで軟包装材料1は二つ折りされる。
【0013】
図1に示される例では、前記第一のヒートシール部2及び第二のヒートシール部3の双方が、前記軟包装材料1を間に挟んで回転される一対の熱ロール7、7によって形成されるようになっている。
【0014】
前記第一のヒートシール部2を形成する一対の熱ロール7、7、すなわち、第一熱ロール7’と第二熱ロール7”はそれぞれ、円板状をなすフランジ部7’a、7”aを左右にそれぞれ備えている(図1における環状ガイド6の直下に位置される一対の熱ロール7、7)。かかる一対の熱ロール7、7は、この一対の熱ロール7、7間に送り込まれる前記軟包装材料1の前記折った箇所1aと反対の端部1bを、図示の例では左側の前記フランジ部7’a、7”a間に挟み込んだ状態で回転し、この左側のフランジ部7’a、7”aによりかかる反対の端部1bに前記第一のヒートシール部2を連続的に形成するようになっている。
【0015】
また、前記第二のヒートシール部3を形成する一対の熱ロール7、7、すなわち、第一熱ロール7’と第二熱ロール7”はそれぞれ、円板状をなすフランジ部7’a、7”aを左右にそれぞれ備えると共に、この左右のフランジ部7’a、7”a間にその回転軸に沿った突条部7’b、7”bを備えている。図示の例では、この突条部7’b、7”bは、前記熱ロール7の回転方向において、隣り合う突条部7’b、7”bとの間に間隔を開けて、複数備えられている。かかる一対の熱ロール7、7は、この一対の熱ロール7、7間に送り込まれる前記軟包装材料1を、前記突条部7’b、7”b間に挟み込んだ状態で回転し、この突条部7’b、7”bにより前記第二のヒートシール部3を形成するようになっている。
【0016】
また、図1に示される例では、前記被包装物4は、前記環状ガイド6と前記第一のヒートシール部2を形成する一対の熱ロール7、7との間となる位置から二つ折りにされた軟包装材料1内に入り込むと共に、この第一のヒートシール部2を形成する一対の熱ロール7、7の左右フランジ部7’a、7”a間を通ってこの一対の熱ロール7、7の下方に吐出口を位置させる充てん管8により前記のように筒状にされた軟包装材料1内に送り込まれるようになっている。
【0017】
また、図1中、符号9は、回転刃9aと固定刃9bとからなる切断装置であり、図示の例では、連続的に生成される包装袋体5、5…は、かかる切断装置9により前記第二のヒートシール部3の幅内において一袋つづに切り分けられるようになっている。
【0018】
図2は、前記第二のヒートシール部3を形成する一対の熱ロール7、7を構成する第一熱ロール7’の軸受け部10と、これと対をなす第二熱ロール7”の軸受け部10との間に、圧電素子11aよりなるロール間隙間の調整部材11を介在させると共に、ベース12との間で、前記一対の熱ロール7、7を、空圧シリンダー13により保持するようにした例を示している。図示は省略するが、第一のヒートシール部2を形成する一対の熱ロール7、7も図2と同一の構造により保持可能であり、そのようにして構わない。
【0019】
一対の熱ロール7、7はいずれも、第二のヒートシール部3を形成させる中間部を挟んだ左右においてそれぞれ軸受け部10によって製袋充てん装置の基台(図示は省略する)側に支持されるようになっている。それと共に、一対の熱ロール7、7は、前記基台側となるベース12と、この基台側に固定された前記空圧シリンダー13の可動部13aとの間において、挟持状に保持されている。
【0020】
図2中、符号14は原動軸、符号14aは原動ギヤ、符号15は図2の上側に位置される第一熱ロール7’の右端に一体に備えられた従動ギヤ、符号16は第一熱ロール7’の中間部と従動ギヤ15との間に備えられた第一ギヤ、符号17はこの第一ギヤ16にかみ合う第二熱ロール7”の右端に備えられた第二ギヤである。これにより、原動軸14が駆動されると、一対の熱ロール7、7間に送り込まれる軟包装材料1を図1における下方に送り出すように、第一熱ロール7’と第二熱ロール7”とが回転されるようになっている。
【0021】
前記調整部材11は、第一熱ロール7’の右側の軸受け部10(図示の例では、前記基台に図2における上下方向にスライド移動可能に組み合わされた軸受けを含んだ架台)と第二熱ロール7”の右側の軸受け部10との間、及び、第一熱ロール7’の左側の軸受け部10と第二熱ロール7”の左側の軸受け部10との間にそれぞれ介装されている。この調整部材11を構成する圧電素子11aは、変形により、第一熱ロール7’の軸受け部10に接する一端と第二熱ロール7”の軸受け部10に接する他端との間の距離xを変化させる構成となっている。
【0022】
前記空圧シリンダー13は左右にそれぞれ配されており、右側の空圧シリンダー13の可動部13aが前記ベース12と反対の側から第二熱ロール7”の右側の軸受け部10に当接され、左側の空圧シリンダー13の可動部13aが前記ベース12と反対の側から第二熱ロール7”の左側の軸受け部10に当接されている。
【0023】
図2に示される例では、前記調整部材11を構成する圧電素子11aの変形量を、演算装置18により制御するようになっている。図2中、符号19は演算装置と調整部材11とを電気的に接続する配線であり、符号20はこの配線19中に位置されるアンプであり、符号21は演算装置に対する入出力装置である。
【0024】
この図2に示される例にあっては、前記一対の熱ロール7、7のロール間隙間、より具体的には、第一熱ロール7’における第二のヒートシール部3の形成箇所(前記突条部7’b、7”b)と第二熱ロール7”における第二のヒートシール部3の形成箇所(前記突条部7’b、7”b)との間のクリアランスを、前記調整部材11を構成する圧電素子11aによって、容易且つ適切に調整することができる。
【0025】
なお、前記一対の熱ロール7、7の保持は、前記空圧シリンダー13に代えて油圧シリンダーによりなすこともでき、また、基台側と第二熱ロール7”の軸受け部10間にバネを介在させてなすこともできる。
【0026】
図3は、前記一対の熱ロール7、7を構成する第一熱ロール7’の軸受け部10と、これと対をなす第二熱ロール7”の軸受け部10との間に、圧電素子11aよりなるロール間隙間の調整部材11を介在させると共に、ベース12との間で、前記一対の熱ロール7、7を、空圧シリンダー13により保持するようにし、さらに、前記ベース12と第一熱ロール7’の軸受け部10との間に、圧電素子22aよりなる圧力検知部材22を備えさせた例を示している。そして、この図3に示される例では、前記圧力検知部材22からの信号に基づき前記圧電素子11aを変形させて前記ロール間隙間を調整するようにしている。図示は省略するが、第一のヒートシール部2を形成する一対の熱ロール7、7も図3と同一の構造により保持可能であり、そのようにして構わない。
【0027】
一対の熱ロール7、7はいずれも、第二のヒートシール部3を形成させる中間部を挟んだ左右においてそれぞれ軸受け部10によって製袋充てん装置の基台(図示は省略する)側に支持されるようになっている。それと共に、一対の熱ロール7、7は、前記基台側となるベース12と、この基台側に固定された前記空圧シリンダー13の可動部13aとの間において、挟持状に保持されている。
【0028】
図3中、符号14は原動軸、符号14aは原動ギヤ、符号15は図3の上側に位置される第一熱ロール7’の右端に一体に備えられた従動ギヤ、符号16は第一熱ロール7’の中間部と従動ギヤ15との間に備えられた第一ギヤ、符号17はこの第一ギヤ16にかみ合う第二熱ロール7”の右端に備えられた第二ギヤである。これにより、原動軸14が駆動されると、一対の熱ロール7、7間に送り込まれる軟包装材料1を図1における下方に送り出すように、第一熱ロール7’と第二熱ロール7”とが回転されるようになっている。
【0029】
前記圧力検知部材22となる圧電素子22aは、第一熱ロール7’の右側の軸受け部10(図示の例では、前記基台に図3における上下方向にスライド移動可能に組み合わされた軸受けを含んだ架台)とベース12との間、及び、第一熱ロール7’の左側の軸受け部10とベース12との間にそれぞれ介装されている。かかる圧力検知部材22は、一対の熱ロール7、7の回転軸に直交する向きの力の変化に応じて出力信号を変化させるものであれば良く、ロードセルによって構成させても良い。
【0030】
前記調整部材11は、第一熱ロール7’の右側の軸受け部10と第二熱ロール7”の右側の軸受け部10との間、及び、第一熱ロール7’の左側の軸受け部10と第二熱ロール7”の左側の軸受け部10との間にそれぞれ介装されている。この調整部材11を構成する圧電素子11aは、変形により、第一熱ロール7’の軸受け部10に接する一端と第二熱ロール7”の軸受け部10に接する他端との間の距離xを変化させる構成となっている。
【0031】
前記空圧シリンダー13は左右にそれぞれ配されており、右側の空圧シリンダー13の可動部13aが前記ベース12と反対の側から第二熱ロール7”の右側の軸受け部10に当接され、左側の空圧シリンダー13の可動部13aが前記ベース12と反対の側から第二熱ロール7”の左側の軸受け部10に当接されている。
【0032】
図3に示される例では、前記空圧シリンダー13の可動部13aの進退量、及び、前記調整部材11を構成する圧電素子11aの変形量を、演算装置18により制御するようになっている。図3中、符号24は演算装置18と電空レギュレータ23とを電気的に接続する配線であり、符号25は電空レギュレータ23と空圧シリンダー13とを結ぶ出力ラインである。
【0033】
また、図3中、符号19は演算装置18と調整部材11とを電気的に接続する配線であり、符号20はこの配線19中に位置されるアンプである。
【0034】
また、図3中、符号26は演算装置18と圧力検知部材22とを電気的に接続する配線であり、符号27はこの配線26中に位置されるアンプである。
【0035】
また、図3中、符号21は演算装置18に対する入出力装置である。
【0036】
この図3に示される例にあっては、前記一対の熱ロール7、7間のロール間隙間を、前記調整部材11を構成する圧電素子11aによって、容易且つ適切に調整することができる。また、前記圧力検知部材22からの信号に基づき前記圧電素子11aを変形させて前記ロール間隙間を常時最適とする制御下において、製袋充てん装置を稼働させることができる。具体的には、前記演算装置18に、圧力検知部材22により検出される圧力が適正値より高いときは前記ロール間隙間を増加させる向きに圧電素子11aを変形させる処理を行わせ、これとは逆に、圧力検知部材22により検出される圧力が適正値より低いときは前記ロール間隙間を減少させる向きに前記調整部材11を構成する圧電素子11aを変形させる処理を行わせる。
【0037】
なお、この図3に示される例においても、前記一対の熱ロール7、7の保持は、前記空圧シリンダー13に代えて油圧シリンダーによりなすこともでき、また、基台側と第二熱ロール7”の軸受け部10間にバネを介在させてなすこともできる。
【0038】
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
【符号の説明】
【0039】
1 軟包装材料
2 第一のヒートシール部
3 第二のヒートシール部
4 被包装物
5 包装袋体
7 熱ロール
7’ 第一熱ロール
7” 第二熱ロール
10 軸受け部
11 調整部材
11a 圧電素子
12 ベース
13 空圧シリンダー
図1
図2
図3