【実施例】
【0079】
<使用された試薬>
テトラヒドロフラン、アセトニトリル、硫酸、トルエン、メタノール、酢酸、エタノール、アセトン、エチルアセテート、塩酸、ヘキサン、ジクロロメタンは、東洋化学社製品を使用した。
【0080】
2−エトキシエタノール、4,4’−ジブロモビフェニル、CuCN(シアン化銅)、ジメチルスルホキシド、1,2−ジクロロベンゼン、ジメチルスルフェート、N,N−ジメチルホルムアミド、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2−isopropoxy−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−dioxaborolane)、N−ブロモスクシンイミド、スルファミン酸(sulfamic acid)、亜塩素酸ナトリウム(sodium chlorite)、塩化ホスホリル、塩化銅(I)、1,10−フェナントロリン(1,10−phenanthroline)、Zn(亜鉛)、水酸化カリウム、炭酸カリウム(potassium carbonate)、ヨード、オルト過ヨウ素酸(orthoperiodic acid)、ヨウ化メチル、メチル4−ブロモベンゾエート、Cu−ブロンズ、19−crown−6、N−ブチルリチウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、9H−フルオレン、4−ヨードフェノール、3−(ブロモメチル)ヘキサン、カルバゾール、4−フルオロベンゾニトリル、カリウム−tert−ブトキシド、3,5−ジブロモベンゾニトリル、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨード、LiI、I
2、18−クラウン−6、K
2CO
3テトラブチルアンモニウムヘキサフルオロホスフェート、1,3−ジメチル−5−ニトロベンゼン、アルミニウムトリクロライド、1−クロロヘキサン、2−エチル−1−ヘキサノールは、Aldrich社製品を購入して使用した。前記試薬は、別の精製過程なく使用した。
【0081】
<合成された化合物の確認方法>
すべての新たな化合物は、
1H−NMRと
13C−NMR、そして、FT−IRで構造を確認した。
1H−NMRは、Varian300分光器を用いて記録し、すべての化学的移動度は、内部標準物質のテトラメチルシランに対してppm単位で記録した。IRスペクトルは、Perkin−Elmer Spectrometerを用いてKBrペレットで測定した。
【0082】
[実施例1:2−(4−(ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)アミノ)フェニル)酢酸の合成]
[1−1:1−(2−エチルヘキシルオキシ)−4−ヨードベンゼンの合成]
【0083】
【化22】
【0084】
250mLの丸フラスコに、4−ヨードフェノール(ヨードフェノール、15g、68.18mmol)、K
2CO
3(24.5g、177.26mmol)、DMF70mLを入れ、2時間還流、撹拌した後、2−エチルヘキシルブロミド(17.12g、88.63mmol)を注射器を用いて添加した後、24時間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、70mLの2モルのHCl水溶液で酸処理した後、メチレンクロライドで抽出し、蒸溜水で数回洗浄した。有機層はMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:ヘキサン=3:2)で生成物を分離した。収得率は93%であった。
【0085】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 1H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 8H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 6H, -CH
3)
【0086】
[1−2:4−ジ(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)アミノベンゼンの合成]
【0087】
【化23】
【0088】
250mLの丸フラスコに、4−(2−エチルヘキシルオキシ)ヨウ化ベンジル(19.03g、59.06mmol)、アニリン(2.5g、26.84mmol)、塩化銅(0.27g、2.68mmol)、1,10−フェナントロリン(0.48g、2.68mmol)、KOH(9.04g、161.07mmol)を入れ、窒素下で注射器で精製されたトルエン20mLを添加した後、125℃で24時間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、トルエンで抽出し、蒸溜水で数回洗浄した。有機層はMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:ヘキサン=2:3)で生成物を分離した。収得率は80%であった。
【0089】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ7.23-7.21(t, 1H, Ar-H), 6.85-6.81(t, 2H, Ar-H), 6.79-6.75(d, 4H, Ar-H), 6.63-6.61(d, 2H, Ar-H), 6.55-6.52(d, 4H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 4H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 2H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 16H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 12H, -CH
3)
【0090】
[1−3:4−ジ(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)アミノベンズアルデヒドの合成]
【0091】
【化24】
【0092】
250mLのシュレンククフラスコに、4−(2−エチルヘキシルオキシ)−N−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−N−フェニルベンゼンアミン(5g、20.38mmol)が入った滴下漏斗を装置し、真空で乾燥した。乾燥が完了すると、窒素還流下で注射器を用いてPOCl
3(3.28g、21.04mmol)、DMF30mLをフラスコに添加した。その後、滴下漏斗に20mLのDMFを追加的に添加した後、0℃で徐々に滴下した。滴下完了後、90℃で24時間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、MCで抽出し、蒸溜水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:ヘキサン=2:3)で生成物を分離した。収得率は80%であった。
【0093】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ9.9(s, 1H, H-C=O), 7.09-7.07(d, 2H, Ar-H), 6.85-6.82(d, 2H, Ar-H), 6.77-6.74(d, 4H, Ar-H), 6.54-6.52(d, 4H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 4H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 2H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 16H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 12H, -CH
3)
【0094】
[1−4:4−ジ(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)アミノ安息香酸の合成]
【0095】
【化25】
【0096】
4−ジ(4−(2−エチルヘキシルオキシフェニル)アミノベンズアルデヒドと亜塩素酸ナトリウム(NaClO
2)をアセトンに入れ、0℃で徐々に撹拌させた。そして、再度スルファミン酸と水を入れながら室温で12時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出し、有機層をMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2)で生成物を分離した。収得率は80%であった。
【0097】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ12.7(s, 1H, H-O-C=O), δ7.09-7.07(d, 2H, Ar-H), 6.85-6.82(d, 2H, Ar-H), 6.77-6.74(d, 4H, Ar-H), 6.54-6.52(d, 4H, Ar-H), 4.61(s, 2H, CH
2), 3.80-3.79(d, 4H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 2H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 16H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 12H, -CH
3)
【0098】
[実施例2:4−(ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)アミノ)安息香酸の合成]
[2−1:2−ヨードフルオレンの合成]
【0099】
【化26】
【0100】
フルオレン(30.0g、180mmol)を沸騰する溶媒(酢酸:水:硫酸/100:20:3(v/v/v))に溶かした後、過ヨウ素酸ジハイドレート(8.0g、45mmol)とヨード(23.0g、91.0mmol)を添加した。65℃で4時間撹拌後、生成された沈殿物を濾過した後、濾過物を2Nのナトリウムカーボネート水溶液と水で洗浄した。生成された結晶はヘキサンで再結晶した。収得率は72%であった。
【0101】
1H NMR(300 MHz, CDCl
3) δ(TMS, ppm): 3.81(2H, s, -CH2), 7.31(2H, m, Ar-H), 7.44(2H, m, Ar-H), 7.66(1H, d, Ar-H), 7.73(1H, d, Ar-H), 7.85(1H, s, Ar-H)
【0102】
[2−2:9,9−ジメチル−2−ヨードフルオレンの合成]
【0103】
【化27】
【0104】
2−ヨードフルオレン(25.0g、85.6mmol)が溶けている冷却した無水テトラヒドロフランにカリウムターシャリーブトキシド(21.8g、0.19mol)を添加した後、室温で1.5時間撹拌する。メチルヨード(28.2g、0.19mol)を添加した後、二時間撹拌した。生成されたヨウ化カリウムを濾過した後、減圧下に溶媒を除去し、これをシリカカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製した。収得率は70%であった。
【0105】
1H NMR(300 MHz, CDCl
3) δ(TMS, ppm): 1.47(6H, s, -CH
3), 7.31(2H, m, Ar-H)), 7.45(2H, m, Ar-H), 7.66(1H, d, Ar-H), 7.73(1H, d, Ar-H), 7.85(1H, s, Ar-H)
【0106】
[2−3:メチル4−(ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)アミノ)ベンゾエートの合成]
【0107】
【化28】
【0108】
前記収得した9,9−ジメチル−2−ヨードフルオレン(5.00g、15.6mmol)、メチル−4−アミノベンゾエート(1.00g、6.62mol)、銅−スズ合金(0.12g、0.66mmol)、18−クラウン−6(0.180g、0.68mmol)、カリウムカーボネート(4.1g、29.6mmol)を1,2−ジクロロベンゼンに溶かした後、2日間還流、撹拌した。反応が終了した後、混合物をジクロロメタンと水で数回抽出した後、有機層を無水マグネシウムスルフェートで乾燥し、濾過した後、減圧下に溶媒を除去し、これをシリカカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン−ヘキサン=2:1)で精製した。収得率は59%であった。
【0109】
1H NMR(300 MHz, CDCl
3) δ(TMS, ppm): 1.43(12H, s, -CH
3), 3.89(3H, s, -CH
3), 7.31(4H, m, Ar-H)), 7.45(2H, m, Ar-H), 7.66(6H, m, Ar-H), 7.73(4H, d, Ar-H), 7.85(2H, d, Ar-H)
【0110】
[2−4:4−(ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)アミノ)安息香酸の合成]
【0111】
【化29】
【0112】
250mLのフラスコに、前記収得したメチル4−(ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)アミノ)ベンゾエート(300mg、0.58mmol)、KOH(330mg、5.88mmol)、THF−エタノール(1:1)100mL、蒸溜水30mLを入れ、一日間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、濃塩酸を添加して溶液をpH2に合わせた。この溶液をCH
2Cl
2で抽出し、有機層を重炭酸ナトリウム(sodium bicarbonate)水溶液と水で数回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を除去し、生成物を速成カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:EA=3:2)で分離した。分離された生成物を冷エタノールで洗浄し、真空下で乾燥した。収得率は80%であった。
【0113】
1H NMR(300 MHz, CDCl
3) δ(TMS, ppm): 1.43(12H, s, -CH
3), 7.31(4H, m, Ar-H)), 7.45(2H, m, Ar-H), 7.66(6H, m, Ar-H), 7.73(4H, d, Ar-H), 7.85(2H, d, Ar-H)
【0114】
[実施例3:4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
[3−1:1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼンの合成]
【0115】
【化30】
【0116】
4−ブロモフェノール(5g、28.8mmol)およびK
2CO
3(9.99g、43.2mmol)をアセトニトリル(30ml)中に入れ、室温で1時間撹拌後に、3−(ブロモメチル)ヘプタン(6.67g、34.6mmol)を徐々に滴下し、23時間室温で撹拌させた。反応後、水とエチルアセテートを入れて抽出し、MgSO
4を入れて乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=2/1)で生成物を分離した。収得率は67%(5.52g)であった。
【0117】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0118】
[3−2:2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成]
【0119】
【化31】
【0120】
前記収得した1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼン(5.52g、19.4mmol)をTHF(150ml)に入れ、−78℃でn−BuLi(1.61g、25.2mmol、2.5Min、n−hexane)を滴下させた。1時間撹拌後に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.32g、23.2mmol)を反応物に再度滴下し、1時間撹拌した後、室温で12時間さらに撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、反応物を水とエチルアセテートで抽出し、MgSO
4で乾燥した後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=3/1)で生成物を分離した。収得率は92%(5.9g)であった。
【0121】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),1.28-1.32(s,12H,-CH
3)1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0122】
[3−3:4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0123】
【化32】
【0124】
9H−カルバゾール(3g、17.94mmol)をK
2CO
3(8.22g、26.91mmol)とDMSO(30ml)に入れ、室温で1時間撹拌させた後、4−フルオロベンゾニトリル(2.61g、21.5mmol)を滴下させ、150℃で12時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0125】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13(d, Ar-H, 2H), 7.44(d, Ar-H, 2H), 7.38(m, Ar-H, 2H), 7.32(d, Ar-H, 2H), 7.27(m, Ar-H, 2H), 7.10(d, Ar-H, 2H)
【0126】
[3−4:4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0127】
【化33】
【0128】
4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(4.5g、16.8mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(5.9g、33.9mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は90%(6.5g)であった。
【0129】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H)
【0130】
[3−5:4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0131】
【化34】
【0132】
4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(3.0g、7.04mmol)と2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.68g、14.08mmol)、炭酸ナトリウム(1.87g、10.56mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh
3)
4)(0.68g、0.35mmol)を、トルエン/テトラヒドロフラン/H
2O/エタノール(3:1:1:1(v/v/v/v))100mlに入れ、窒素下で溶かした後、80℃で12時間還流撹拌させた。反応物質を水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は60%(2.9g)であった。
【0133】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3),δ 7.01-7.03(d, -Ar, 4H), 7.48-7.51(d, -Ar, 2H), 7.63-7.65(m, -Ar, 6H), 8.27(s, -Ar, 2H)
【0134】
[3−6:4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
【0135】
【化35】
【0136】
4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(2.9g、4.28mmol)と水酸化ナトリウム(0.51g、12.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0137】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, -Ar), 6.69-6.66(d, 2H, -Ar), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3),δ 7.01-7.03(d, -Ar, 4H), 7.48-7.51(d, -Ar, 2H), 7.63-7.65(m, -Ar, 6H), 8.27(s, -Ar, 2H),(s, OH, H)
【0138】
[実施例4:4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ビフェニルl−4−カルボン酸の合成]
[4−1:1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼンの合成]
【0139】
【化36】
【0140】
250mLの丸フラスコに、4−ブロモフェノール(ブロモフェノール、15g、68.18mmol)、K
2CO
3(24.5g、177.26mmol)、DMF70mLを入れ、2時間還流、撹拌した後、2−エチルヘキシルブロミド(17.12g、88.63mmol)を注射器を用いて添加した後、24時間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、70mLの2モルのHCl水溶液で酸処理した後、メチレンクロライドで抽出し、蒸溜水で数回洗浄した。有機層はMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:ヘキサン=3:2)で生成物を分離した。収得率は93%であった。
【0141】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 1H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 8H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 6H, -CH
3)
【0142】
[4−2:2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成]
【0143】
【化37】
【0144】
前記収得した1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼン(5.52g、19.4mmol)をTHF(150ml)に入れ、−78℃でn−BuLi(1.61g、25.2mmol、2.5Min、n−hexane)を滴下させた。1時間撹拌後に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.32g、23.2mmol)を反応物に再度滴下し、1時間撹拌した後、室温で12時間さらに撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、反応物を水とエチルアセテートで抽出し、MgSO
4で乾燥した後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=3/1)で生成物を分離した。収得率は92%(5.9g)であった。
【0145】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),1.28-1.32(s,12H,-CH
3)1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0146】
[4−3:3,6−ブロモ−9H−カルバゾールの合成]
【0147】
【化38】
【0148】
カルバゾール(5.0g、29.9mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(11.18g、62.80mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は83%(8.1g)であった。
【0149】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13-(s, -Ar, 2H), 7.53(d, -Ar, 2H), 7.32-7.3(d, -Ar, 2H)
【0150】
[4−4:3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシル)フェニル)−9H−カルバゾールの合成]
【0151】
【化39】
【0152】
3,6−ブロモ−9H−カルバゾール(3.0g、9.2mmol)と2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7g、22mmol)、炭酸ナトリウム(7.48g、42.24mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh
3)
4)(0.68g、0.35mmol)を、トルエン/テトラヒドロフラン/H
2O/エタノール(3:1:1:1(v/v/v/v))100mlに入れ、窒素下で溶かした後、80℃で12時間還流撹拌させた。反応物質を水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は60%(4.9g)であった。
【0153】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0154】
[4−5:4’−ブロモビフェニル−4−カルボニトリルの合成]
【0155】
【化40】
【0156】
4,4’−ジブロモビフェニル(10.0g、32.05mmol)とCuCN−シアン化銅(2.87g、32.05mmol)をDMF(50ml)に入れ、還流状態で24時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/chloroforom=1/1)で分離した。収得率は20%(1.7g)であった。
【0157】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ7.74-7.71(d, -Ar, 2H), 7.66-7.59(m, -Ar, 4H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H)
【0158】
[4−6:4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ビフェニル−4−カルボニトリルの合成]
【0159】
【化41】
【0160】
4’−ブロモビフェニル−4−カルボニトリル(1.9g、7.3mmol)と3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシル)フェニル)−9H−カルバゾール(4.0g、7.42mmol)を、CuI(1.87g、9.83mmol)、18−crown−6(0.65g、2.46mmol)、K
2CO
3(13.58g、98.25mmol)とO−dichlorobenzene(30ml)に共に入れ、180℃で24時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は64%(2.5g)であった。
【0161】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.74-7.71(d, -Ar, 2H), 7.66-7.59(m, -Ar, 4H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0162】
[4−7:4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ビフェニル−4−カルボン酸の合成]
【0163】
【化42】
【0164】
4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ビフェニル−4−カルボニトリル(2.5g、3.23mmol)と水酸化ナトリウム(0.51g、12.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は84%(2.0g)であった。
【0165】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.84-7.81(d, -Ar, 2H), 7.66-7.59(m, -Ar, 4H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0166】
[実施例5:44’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボン酸の合成]
[5−1:1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼンの合成]
【0167】
【化43】
【0168】
250mLの丸フラスコに、4−ブロモフェノール(ブロモフェノール、15g、68.18mmol)、K
2CO
3(24.5g、177.26mmol)、DMF70mLを入れ、2時間還流、撹拌した後、2−エチルヘキシルブロミド(17.12g、88.63mmol)を注射器を用いて添加した後、24時間還流、撹拌した。反応が終了すると、温度を常温に下げ、70mLの2モルのHCl水溶液で酸処理した後、メチレンクロライドで抽出し、蒸溜水で数回洗浄した。有機層はMgSO
4で乾燥した後、減圧下で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、CH
2Cl
2:ヘキサン=3:2)で生成物を分離した。収得率は93%であった。
【0169】
1H NMR(CDCl
3. ppm): δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m, 1H,(CH
2)
3-H), 1.53-1.28(m, 8H, -CH
2), 0.97-0.88(t, 6H, -CH
3)
【0170】
[5−2:2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成]
【0171】
【化44】
【0172】
前記収得した1−ブロモ−4−(2−エチルヘキシルオキシ)ベンゼン(5.52g、19.4mmol)をTHF(150ml)に入れ、−78℃でn−BuLi(1.61g、25.2mmol、2.5Min、n−hexane)を滴下させた。1時間撹拌後に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.32g、23.2mmol)を反応物に再度滴下し、1時間撹拌した後、室温で12時間さらに撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、反応物を水とエチルアセテートで抽出し、MgSO
4で乾燥した後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=3/1)で生成物を分離した。収得率は92%(5.9g)であった。
【0173】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.55-7.52(d, 2H, Ar-H), 6.69-6.66(d, 2H, Ar-H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),1.28-1.32(s,12H,-CH
3)1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0174】
[5−3:3,6−ブロモ−9H−カルバゾールの合成]
【0175】
【化45】
【0176】
カルバゾール(5.0g、29.9mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(11.18g、62.80mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は83%(8.1g)であった。
【0177】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13-(s, -Ar, 2H), 7.53(d, -Ar, 2H), 7.32-7.3(d, -Ar, 2H)
【0178】
[5−4:3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシル)フェニル)−9H−カルバゾールの合成]
【0179】
【化46】
【0180】
3,6−ブロモ−9H−カルバゾール(3.0g、9.2mmol)と2−(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7g、22mmol)、炭酸ナトリウム(7.48g、42.24mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh
3)
4)(0.68g、0.35mmol)を、トルエン/テトラヒドロフラン/H
2O/エタノール(3:1:1:1(v/v/v/v))100mlに入れ、窒素下で溶かした後、80℃で12時間還流撹拌させた。反応物質を水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は60%(4.9g)であった。
【0181】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0182】
[5−5:1,2−ビス(3,5−ジメチルフェニル)ヒドラジンの合成]
【0183】
【化47】
【0184】
3,5−ジメチルニトロベンゼン(10g、66.16mmol)と亜鉛粉末(25g、383.70mmol)をエタノール(200ml)に入れ、アルゴンを入れながら熱を加える。NaOH(5.7当量、15.0g、375mmol)を水(50ml)に入れて混合した後、混合された溶液に少しずつ滴下させながら亜鉛粉末10gを4時間少しずつ分けて入れる。4時間後に、酢酸(150ml、30%)とナトリウムビスルファイト(1.0g、9.6mmol、0.15当量)を反応した混合溶液に入れ、撹拌後に、熱エタノール(60ml)を注入しながら濾紙で濾過する。
【0185】
濾過した混合溶液を冷やして結晶を採取してから、再度濾紙で結晶を濾過し、結晶を熱ヘプタン溶液(80ml)に溶かした後、再度冷やすと再結晶化する。収得率は20.5%(2.3g)であった。
【0186】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ6.46(s, Ar-H, 6H), 5.42(s, N-H, 2H), 2.20(s, CH
3, 12H)
【0187】
[5−6:2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4,4’−ジアミンの合成]
【0188】
【化48】
【0189】
1,2−ビス(3,5−ジメチルフェニル)ヒドラジン(2.0g、8.32mmol)を塩酸水溶液(10%、200ml)に入れ、2時間反応後に、ナトリウムハイドライドを入れながらpH10に合わせる。ターシャリー−ブチル−メチル−エーテルと水と共に抽出し、MgSO
4で水を除去した後に乾燥し、hexaneで洗う。収得率は64%(1.6%)であった。
【0190】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ6.47(s, Ar-H, 4H), 3.58(br, N-H, 4H), 1.79(s, CH
3, 12H)
【0191】
[5−7:4,4’−ジヨード−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニルの合成]
【0192】
【化49】
【0193】
2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4,4’−ジアミン(1.6g、6.66mmol)と水(20ml)中にNaNO
2(0.6g、8.70mmol)を入れて水溶液にした後、4℃状態の水(15ml)、そして、硫酸(8ml、147mmol)混合溶液中に最初に製造した水溶液を入れ、30分間撹拌させる。水(5ml)にI
2(2.90g、10.64mmol)とNaI(2.70g、18.00mmol)を入れ、30分間反応させた水溶液に入れて20分間撹拌させた後、再度、水20ml、そして、MC50mlを入れ、24時間撹拌させて反応させる。反応が終了すると、ナトリウムチオスルフェートを入れ、10分間撹拌させた後、濾紙で濾過した後、MCで抽出し、MgSO
4で水を除去した後に乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−hexane)で分離した。収得率は6%(2.0g)であった。
【0194】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ7.48(s, -Ar, 4H), 1.94(s, CH
3, 12H)
【0195】
[5−8:4’−ヨード−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボニトリルの合成]
【0196】
【化50】
【0197】
4,4’−ジヨード−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル(2.0g、4.33mmol)とCuCN−シアン化銅(0.39g、4.33mmol)をDMF(50ml)に入れ、還流状態で24時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/chloroforom=1/1)で分離した。収得率は40%(0.7g)であった。
【0198】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ7.51(s, -Ar, 2H), 7.43(s, -Ar, 2H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H), 1.94(s, CH
3, 6H), 1.84(s, CH
3, 6H)
【0199】
[5−9:4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボニトリルの合成]
【0200】
【化51】
【0201】
4’−ヨード−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボニトリル(0.7g、1.94mmol)と3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシル)フェニル)−9H−カルバゾール(1.45g、2.54mmol)を、CuI(1.87g、9.83mmol)、18−crown−6(0.65g、2.46mmol)、K
2CO
3(13.58g、98.25mmol)とO−dichlorobenzene(30ml)に共に入れ、180℃で24時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は54%(0.8g)であった。
【0202】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ7.51(s, -Ar, 2H), 7.43(s, -Ar, 2H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H), 1.94(s, CH
3, 6H), 1.84(s, CH
3, 6H),δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0203】
[5−10:44’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボン酸の合成]
【0204】
【化52】
【0205】
4’−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)−2,2’,6,6’−テトラメチルビフェニル−4−カルボニトリル(0.8g、0.98mmol)と水酸化ナトリウム(0.51g、12.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は84%(0.7g)であった。
【0206】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) δ8.27(s, Ar-H, 2H), 7.74-7.81(d, -Ar, 2H), 7.66-7.59(m, -Ar, 4H), 7.46-7.43(d, -Ar, 2H), 7.65-7.61(d, Ar-H, 4H), 7.49-7.46(d, Ar-H, 2H), 7.03-7.00(d, Ar-H, 2H), 3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0207】
[実施例6:4−(3,6−ビス(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
[6−1:1−(4−ブロモフェニル)−2,5,8,11−テトラオキサドデカンの合成]
【0208】
【化53】
【0209】
2−(2−(2−テトキシエトキシ)エトキシ)エタノール(10g、60.9mmol)およびNaH(3.17g、79.17mmol)をDMF(50ml)中に入れ、室温で1時間撹拌後に、1−ブロモ−4−(ブロモエチル)ベンゼン(14.46g、57.86mmol)を徐々に滴下し、23時間室温で撹拌させた。反応後、水とエチルアセテートを入れて抽出し、MgSO
4を入れて乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=2/1)で生成物を分離した。収得率は64%(13g)であった。
【0210】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.46-7.35(d, 2H, Ar-H), 7.22-7.19(d, 2H, Ar-H), 4.50(s, 2H, Ar-CH
2-O),3.72-3.67(m,12H,O-CH
2),3.35-3.34(s,3H,O-CH
3)
【0211】
[6−2:2−(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成]
【0212】
【化54】
【0213】
前記収得した1−(4−ブロモフェニル)−2,5,8,11−テトラオキサドデカン(13g、39.01mmol)をTHF(150ml)に入れ、−79℃でn−BuLi(3.00g、46.82mmol、1.6Min、n−hexane)を滴下させた。1時間撹拌後に、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(9.44g、50.72mmol)を反応物に再度滴下し、1時間撹拌した後、室温で12時間さらに撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、反応物を水とエチルアセテートで抽出し、MgSO
4で乾燥した後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/DCM=3/1)で生成物を分離した。収得率は92%(5.9g)であった。
【0214】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.78-7.75(d, 2H, Ar-H), 7.22-7.19(d, 2H, Ar-H), 4.50(s, 2H, Ar-CH
2-O),3.72-3.67(m,12H,O-CH
2),3.35-3.34(s,3H,O-CH
3)
【0215】
[6−3:4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0216】
【化55】
【0217】
9H−カルバゾール(3g、17.94mmol)を、K
2CO
3(8.22g、26.91mmol)とDMSO(30ml)に入れ、室温で1時間撹拌させた後、4−フルオロベンゾニトリル(2.61g、21.5mmol)を滴下させ、140℃で12時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0218】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13(d, Ar-H, 2H), 7.44(d, Ar-H, 2H), 7.38(m, Ar-H, 2H), 7.32(d, Ar-H, 2H), 7.27(m, Ar-H, 2H), 7.10(d, Ar-H, 2H)
【0219】
[6−4:4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0220】
【化56】
【0221】
4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(4.5g、16.8mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(5.9g、33.9mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は90%(6.5g)であった。
【0222】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H)
【0223】
[6−5:4−(3,6−bis(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0224】
【化57】
【0225】
4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(3.0g、7.04mmol)と2−(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.89g、15.49mmol)、炭酸ナトリウム(4.86g、35.20mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(Pd(PPh
3)
4)(0.41g、0.35mmol)を、トルエン/テトラヒドロフラン/H
2O/エタノール(3:1:1:1(v/v/v/v))100mlに入れ、窒素下で溶かした後、80℃で12時間還流撹拌させた。反応物質を水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は53%(2.9g)であった。
【0226】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H), δ7.91-7.88(d, 2H, Ar-H), 7.22-7.19(d, 2H, Ar-H), 4.50(s, 2H, Ar-CH
2-O),3.72-3.67(m,12H,O-CH
2),3.35-3.34(s,3H,O-CH
3)
【0227】
[6−6:4−(3,6−ビス(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
【0228】
【化58】
【0229】
4−(3,6−bis(4−2,5,8,11−テトラオキサドデシルフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(2.9g、3.75mmol)と水酸化ナトリウム(0.51g、12.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0230】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H), δ7.91-7.88(d, 2H, Ar-H), 7.22-7.19(d, 2H, Ar-H), 4.50(s, 2H, Ar-CH
2-O),3.72-3.67(m,12H,O-CH
2),3.35-3.34(s,3H,O-CH
3)
【0231】
[実施例7:3,5−ビス(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
[7−1:3,5−ジ(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0232】
【化59】
【0233】
9H−カルバゾール(6.4g、40.00mmol)を、K
2CO
3(10.6g、76.64mmol)、CuI(0.91g、4.79mmol)、3,5−ジブロモベンゾニトリル(5g、19.16mmol)、18−crown−6(1.01g、3.83mmol)とO−ジクロロベンゼン(40mL)を入れ、180℃で24時間撹拌させた。反応終了後、濾紙で塩とCuを濾過した後に溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は60%(4.9g)であった。
【0234】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13(d, -Ar, 4H), 7.50(s, -Ar, 3H), 7.08-7.20(d, -Ar, 8H) 7.27(m, -Ar, 4H)
【0235】
[7−2:3,5−ビス(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0236】
【化60】
【0237】
3,5−ジ(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(4.9g、16.8mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(8.25g、46.34mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は80%(6.8g)であった。
【0238】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 4H), 7.50(s, -Ar, 3H), 7.25-7.29(d, Ar-H, 8H)
【0239】
[7−3:4−メトキシフェニルボロン酸の合成]
【0240】
【化61】
【0241】
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(15.0g、80.2mmole)をテトラヒドロフラン150mlに溶かし、−78℃に温度を維持しながらブチルリチウム(5.65g、88.2mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させた。同一温度でトリメチルボレート(16.7g、160.4mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させた後、室温で一晩中撹拌した。反応終了後、6M−HClでpHを2に合わせ、水とエチルアセテートで抽出した後、有機溶媒と水溶液層を分離し、有機溶媒層を無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した。有機溶媒を蒸発させ、残留物を少量のエーテルに溶かした後、0℃でn−ヘキサンを滴加して結晶として析出させて濾過し、乾燥させた。収得率は66%(8.0g)であった。
【0242】
1H NMR(300MHz, CDCl
3) δ 3.81(s, -OCH
3, 3H), 6.89-6.91(d, -Ar, 2H), 7.72-7.74(d, -Ar, 2H)
【0243】
[7−4:3,5−ビス(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0244】
【化62】
【0245】
3,5−ビス(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(6.8g、15.69mmole)、4−メトキシフェニルボロン酸(10.75g、64.31mmol)、炭酸カリウム(17.34g、125.49mmole)、テトラキス(トリフェニルホスホリン)パラジウム(0)(3.63g、3.14mmole)をTHF/H
2O(10:3)100mlに溶かし、80℃で反応終了後、水とエチルアセテートで抽出した後、無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した後、有機溶媒を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は54%(7.3g)であった。
【0246】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 4H), 7.50(s, -Ar, 3H), 7.25-7.29(d, -Ar, 8H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 6.89-6.91(d, -Ar, 8H), 7.72-7.74(d, -Ar, 8H)
【0247】
[7−5:3,5−ビス(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
【0248】
【化63】
【0249】
3,5−ビス(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(7.3g、7.93mmol)と水酸化ナトリウム(0.95g、23.78mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))40mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は80%(5.5g)であった。
【0250】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 4H), 7.50(s, -Ar, 3H), 7.25-7.29(d, Ar-H, 8H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 6.89-6.91(d, -Ar, 8H), 7.72-7.74(d, -Ar, 8H), 12.7(s, OH, H)
【0251】
[実施例8:9−[3,5−ビス(フェニル)−3,6−ビス(4−メトキシフェニル))−9H−カルバゾール−9−イル]安息香酸の合成]
[8−1:4−メトキシフェニルボロン酸の合成]
【0252】
【化64】
【0253】
1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(15.0g、80.2mmole)をテトラヒドロフラン150mlに溶かし、−78℃に温度を維持しながらブチルリチウム(5.65g、88.2mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させた。同一温度でトリメチルボレート(16.7g、160.4mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させ、室温で一晩中撹拌した。反応終了後、6M−HClでpHを2に合わせ、水とエチルアセテートで抽出した後、有機溶媒と水溶液層を分離し、有機溶媒層を無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した。有機溶媒を蒸発させ、残留物を少量のエーテルに溶かした後、0℃でn−ヘキサンを滴加して結晶として析出させて濾過し、乾燥させた。収得率は66%(8.0g)であった。
【0254】
1H NMR(300MHz, CDCl
3) δ 3.81(s, -OCH
3, 3H), 6.89-6.91(d, -Ar, 2H), 7.72-7.74(d, -Ar, 2H)
【0255】
[8−2:5−シアノ−1,3−フェニレンジボロン酸の合成]
【0256】
【化65】
【0257】
3,5−ジブロモベンゾニトリル(15.0g、57.49mmole)をテトラヒドロフラン150mlに溶かし、−100℃に温度を維持しながらブチルリチウム(8.10g、126.48mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させた。同一温度でトリメチルボレート(23.90g、229.96mmole)を徐々に滴加した後、1時間撹拌させ、室温で一晩中撹拌した。反応終了後、6M−HClでpHを2に合わせ、水とエチルアセテートで抽出した後、有機溶媒と水溶液層を分離し、有機溶媒層を無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した。有機溶媒を蒸発させ、残留物を少量のエーテルに溶かした後、0℃でn−ヘキサンを滴加して結晶として析出させて濾過し、乾燥させた。収得率は74%(8.0g)であった。
【0258】
1H NMR(300MHz, CDCl
3) δ 7.54(s, -Ar, 3H), 2.0(s, OH, 4H)
【0259】
[8−3:3,6−ジブロモ−9H−カルバゾールの合成]
【0260】
【化66】
【0261】
カルバゾール(5.0g、29.9mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(11.18g、62.80mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は83%(8.1g)であった。
【0262】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 2H), 7.25-7.29(d, -Ar, 4H), 11.70(s, N-H, H)
【0263】
[8−4:3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾールの合成]
【0264】
【化67】
【0265】
3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール(8.1g、24.92mmole)、4−メトキシフェニルボロン酸(8.75g、52.34mmol)、炭酸カリウム(10.33g、77.77mmole)、テトラキス(トリフェニルホスホリン)パラジウム(0)(2.88g、2.49mmole)をTHF/トルエン/エタノール/H
2O(容積比=1:1:1:1)100mlに溶かし、80℃で反応終了後、水とエチルアセテートで抽出した後、無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した後、有機溶媒を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=3/1)で分離した。収得率は54%(7.3g)であった。
【0266】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 2H), 7.25-7.29(d, -Ar, 4H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 7.02(d, -Ar, 2H), 7.65(d, -Ar, 2H), 11.70(s, N-H, H)
【0267】
[8−5:3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−フェニル−9H−カルバゾールの合成]
【0268】
【化68】
【0269】
3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール(7.3g、19.24mmol)を、K
2CO
3(5.32g、38.48mmol)、CuI(0.44g、2.31mmol)、ブロモベンゼン(3.32g、21.16mmol)、18−crown−6(0.51g、1.91mmol)とO−ジクロロベンゼン(50mL)に入れ、180℃で24時間撹拌させた。反応終了後、濾紙で塩とCuを濾過した後に溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=3/1)で生成物を分離した。収得率は74%(6.5g)であった。
【0270】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 2H), 7.25-7.29(d, -Ar, 4H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 7.02(d, -Ar, 2H), 7.65(d, -Ar, 2H), 7.55(m, -Ar, 2H), 7.50(m, -Ar, H), 7.30(d, -Ar, 2H)
【0271】
[8−6:9−(4−ブロモフェニル)−3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾールの合成]
【0272】
【化69】
【0273】
3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9−フェニル−9H−カルバゾール(6.5g、14.27mmol)をHBr(50ml)に入れ、Br
2(3.42g、21.40mmol)を滴下させた後、12時間撹拌させた。反応終了後、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は78%(6.0g)であった。
【0274】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 2H), 7.25-7.29(d, -Ar, 4H), 3.8(s, CH
3-O, 6H), 7.02(d, -Ar, 2H), 7.65(d, -Ar, 2H), 7.4(d, -Ar, 2H), 7.2(d, -Ar, 2H)
【0275】
8−7:3,5−ビス[4−(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]ベンゾニトリルの合成
【0276】
【化70】
【0277】
9−(4−ブロモフェニル)−3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール(5.8g、11.01mmole)、5−シアノ−1,3−フェニレンジボロン酸(2.90g、20.97mmol)、炭酸カリウム(2.90g、20.97mmole)、テトラキス(トリフェニルホスホリン)パラジウム(0)(0.61g、0.52mmole)をTHF/トルエン/エタノール/H
2O(容積比=1:1:1:1)100mlに溶かし、80℃で反応終了後、水とエチルアセテートで抽出した後、無水マグネシウムスルフェートで乾燥させて濾過した後、有機溶媒を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は75%(4.1g)であった。
【0278】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 4H), 7.5(s, -Ar, 3H), 7.25-7.29(d, -Ar, 8H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 7.02(d, -Ar, 4H), 7.65(d, -Ar, 4H), 7.4(d, -Ar, 4H), 7.2(d, -Ar, 4H)
【0279】
[8−8:3,5−ビス[4−(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]安息香酸の合成]
【0280】
【化71】
【0281】
3,5−ビス[4−(3,6−ビス(4−メトキシフェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]ベンゾニトリル(4.1g、4.06mmol)と水酸化ナトリウム(0.32g、8.12mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0282】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.21(d, -Ar, 4H), 7.5(s, -Ar, 3H), 7.25-7.29(d, -Ar, 8H), 3.8(s, CH
3-O, 12H), 7.02(d, -Ar, 4H), 7.65(d, -Ar, 4H), 7.4(d, -Ar, 4H), 7.2(d, -Ar, 4H), 12.7(s, OH, H)
【0283】
[実施例9:4−(3,6−ビス(2−エチルヘキシルオキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸]
9−1:4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成
【0284】
【化72】
【0285】
9H−カルバゾール(3g、17.94mmol)を、K
2CO
3(8.22g、26.91mmol)とDMSO(30ml)に入れ、室温で1時間撹拌させた後、4−フルオロベンゾニトリル(2.61g、21.5mmol)を滴下させ、140℃で12時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0286】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.13(d, Ar-H, 2H), 7.44(d, Ar-H, 2H), 7.38(m, Ar-H, 2H), 7.32(d, Ar-H, 2H), 7.27(m, Ar-H, 2H), 7.10(d, Ar-H, 2H)
【0287】
[9−2:4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0288】
【化73】
【0289】
前記収得した4−(9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(4.5g、16.8mmol)をTHF(50ml)に溶かし、N−ブロモスクシンイミド(5.9g、33.9mmol)を入れた。室温で4時間反応させた後、溶媒を揮発して水とエチルアセテートで抽出した。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は90%(6.5g)であった。
【0290】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H)
【0291】
9−3:4−(3,6−ビス(2−エチルヘキシルオキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成
【0292】
【化74】
【0293】
ナトリウム片(1.5g、65.25mmol)に2−エチル−1−ヘキサノール(51.60ml)を入れ、一日間撹拌後に、4−(3,6−ジブロモ−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(1.39g、3.26mmol)、CuI(2.61g、13.70mmol)、DMF30mlを入れ、12時間撹拌させる。前記抽出物をMgSO
4で乾燥させた後、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=4/1)で分離した。収得率は76%(1.3g)であった。
【0294】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H)
3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O),1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0295】
[9−3:4−(3,6−ビス(2−エチルヘキシルオキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
【0296】
【化75】
【0297】
前記収得した4−(3,6−ビス(2−エチルヘキシルオキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(1.3g、2.47mmol)と水酸化ナトリウム(0.51g、12.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))20mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は94%(4.5g)であった。
【0298】
1HNMR(300MHz,CDCl
3)δ7.01-7.03(d,-Ar,4H),7.48-7.51(d,-Ar,2H), 8.27(s,-Ar,2H)
3.80-3.79(d, 2H, CH
2-O), 1.73-1.67(m,1H,(CH
2)
3-H),1.53-1.28(m,8H,-CH
2),0.97-0.88(t,6H,-CH
3)
【0299】
[実施例10:4−(3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸]
[10−1:3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾールの合成]
【0300】
【化76】
【0301】
カルバゾール(2.9g、17.4mmol)と1−クロロヘキサン(9.65g、134.2mmol)とアルミニウムトリクロライド(2.32g、17.4mmol)を入れ、1時間撹拌後に、HCl(50ml)を滴下した後、室温で24時間撹拌後、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は24%(1.15)であった。
【0302】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.14(d, Ar-H, 2H), 7.46(dd, Ar-H, 2H), 7.34(d, Ar-H, 2H), 2.62-(m, 2H, Ar-CH
2),1.59-1.29(m,16H,-(CH
2)
3),0.97-0.88(m,6H,-CH
3)
【0303】
[10−2:4−(3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリルの合成]
【0304】
【化77】
【0305】
前記収得した3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾール(1.15g、3.4mmol)と4−ブロモベンゾニトリル(1.0g、5.49mmol)を、CuI(1.0g、5.49mmol)、18−crown−6(0.65g、2.46mmol)、K
2CO
3(13.58g、98.25mmol)とO−dichlorobenzene(30ml)に共に入れ、180℃で24時間撹拌させた。反応終了後溶媒を除去し、水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥し、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で生成物を分離した。収得率は54%(1.3g)であった。
【0306】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.14(d, Ar-H, 2H), 7.46(dd, Ar-H, 2H), 7.34(d, Ar-H, 2H), δ7.01-7.03(d,-Ar,4H), 2.62-(m, 2H, Ar-CH
2),1.59-1.29(m,16H,-(CH
2)
3),0.97-0.88(m,6H,-CH
3)
【0307】
[10−3:4−(3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸の合成]
【0308】
【化78】
【0309】
前記4−(3,6−ジヘキシル−9H−カルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル(1.3g、2.6mmol)と水酸化ナトリウム(1.51g、26.85mmol)を、2−エトキシエタノール/H
2O(2:1(v/v))40mlに入れ、80℃で24時間撹拌させた。水とエチルアセテートで抽出した後、MgSO
4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc=2/1)で分離した。収得率は73%(3.0g)であった。
【0310】
1HNMR(300MHz,CDCl
3) 8.14(d, Ar-H, 2H), 7.46(dd, Ar-H, 2H), 7.34(d, Ar-H, 2H), 7.13(d,-Ar,2H), δ7.01(d,-Ar,2H), 2.62-(m, 2H, Ar-CH
2),1.59-1.29(m,16H,-(CH
2)
3),0.97-0.88(m,6H,-CH
3)
【0311】
[実施例11:正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液の製造]
次の色素および正孔伝導特性を有する共吸着体を下記所与の濃度となるようにエタノールに溶解し、色素溶液を製造した。
【0312】
NKX2677色素[(株)林原生物化学研究所社製品、日本]:0.3mモル(M)
bEHCBA[4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸、実施例3の化合物]:10mモル(M)
【0313】
[実施例12〜14:正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液の製造]
0.3mモル(M)濃度の色素に対し、それぞれ20mモル(M)濃度(実施例12)、30mモル(M)濃度(実施例13)、40mモル(M)濃度(実施例14)のbEHCBA[4−(3,6−ビス(4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル)−9H−カルバゾール−9−イル)安息香酸]を溶解したことを除いては、前記実施例11と同様の方法で正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液を製造した。
【0314】
[実施例15:正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液の製造]
次の色素および正孔伝導特性を有する共吸着体を下記所与の濃度となるようにエタノールに溶解し、色素溶液を製造した。
NKX2677色素[(株)林原生物化学研究所社製品、日本]:0.3mモル(M)
4−(N,N−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)アミノ)安息香酸(実施例2の化合物):10mモル(M)
【0315】
[比較例1:正孔伝導特性を有する共吸着体を含まない色素の製造]
0.3mモル(M)濃度のNKX2677を購入し、色素として使用した。
【0316】
[比較例2:色素と従来のDCA(deoxycholic acid)が含有された色素溶液の製造]
次のような色素およびDCAを所与の濃度となるようにエタノールに溶解し、色素溶液を製造した。
NKX2677色素[(株)林原生物化学研究所社製品、日本]:0.3mモル(M)
DCA:40mモル(M)
【0317】
[実施例16:色素増感太陽電池の製造]
次の工程によって色素増感太陽電池を製造した。
1.FTOガラス基板を水酸化ナトリウム洗浄溶液に入れ、1時間超音波洗浄した後、蒸溜水とエタノールを用いて洗浄し、窒素ガスを用いて乾燥させた。
2.洗浄されたFTOガラス基板を、40mM濃度のTiCl
4水溶液に浸漬した後、70℃のオーブンで30分間加熱した。
3.TiCl
4処理されたFTOガラス基板を、蒸溜水とエタノールを用いて洗浄した後、窒素ガスを用いて乾燥させ、80℃のオーブンで10分間加熱した。
4.次いで、TiCl
4処理されたFTOガラス基板に、13nmの粒子大きさのTiO
2ペーストをドクターブレード(doctor blade)法でコーティングし、常温(20℃)で2時間乾燥させた。
5.TiO
2コーティングされたFTOガラス基板を、80℃のオーブンで2時間乾燥させた。
6.次いで、TiO
2コーティングされたFTOガラス基板を、加熱炉を用いて徐々に温度を上げながら最大500℃で30分間焼成させた。
7.前記焼成されたFTOガラス基板を、粒子大きさ400nmのTiO
2ペーストをドクターブレード法でコーティングした。そして、常温(20℃)で2時間乾燥させた後、加熱炉を用いて徐々に温度を上げながら最大500℃で30分間焼成させた。
8.次いで、前記焼成されたFTOガラス基板を、40mMのTiCl
4水溶液に30分間浸漬した後、蒸溜水とエタノールを用いて洗浄し、窒素ガスを用いて乾燥させ、80℃のオーブンで10分間乾燥させた。
9.次いで、前記乾燥したFTOガラス基板を、ヒーティングガン(heating gun)を用いて30分間焼結した後に、前記実施例11で製造された色素溶液(EtOH)に浸漬し、12時間色素と正孔伝導特性を有する共吸着体を吸着させた。
10.前記色素が吸着したFTOガラス基板をエタノールで洗浄した後、窒素ガスを用いて乾燥させた。
11.FTOガラス基板(相対電極用)に電解質を注入するための、直径0.6mmの2つの電解質注入口を設けた。
12.次いで、FTOガラス基板を、H
2O/アセトン/HCl(容積比=4:4:2)水溶液に1時間浸漬し、超音波洗浄器で洗浄し、70℃のオーブンで30分間乾燥させた。
13.次いで、FTOガラス基板を、Pt溶液(1mLのエタノール溶液に2mgのH
2PtCl
6を溶かす)でスピンコーティングした後、ヒーディングガンを用いて400℃で15分間加熱させた。
14.前記製造された酸化電極と還元電極を、高分子シーリングフィルム(sealing film)を用い、80℃に加熱されたホットプレス(hot press)を用いて合体した。
15.合体されたセルに、真空ポンプラインを用いてイオン性電解質を注入する。
16.前記セルに電解質注入口をシーリングフィルムとカバーガラス(cover glass)で密封した。
【0318】
[実施例17−20:色素増感太陽電池の製造]
実施例11で製造された正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液に代替し、それぞれ実施例12(実施例17の太陽電池)、実施例13(実施例18の太陽電池)、実施例14(実施例19の太陽電池)、実施例15(実施例20の太陽電池)で製造された正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液を使用したことを除いては、前記実施例16と同様の方法で太陽電池を製造した。
【0319】
[比較例3および4:色素増感太陽電池の製造]
前記実施例16の9.ステップにおいて、実施例11で製造された正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液の代わりに、それぞれ比較例1(比較例3の太陽電池)、比較例2(比較例4の太陽電池)で製造された正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素溶液を使用したことを除いては、前記実施例16と同様の方法で太陽電池を製造した。
【0320】
[試験例1:TiO
2フィルムに吸着した正孔伝導特性を有する共吸着体を含む色素、正孔伝導特性を有する共吸着体を含まない色素、およびDCAのUV−vis吸収スペクトル分析]
実施例11、比較例1および比較例2で製造された色素溶液を、TiO
2フィルムにディッピングして12時間吸着させ、UV−vis absorption spectraで確認し、その結果を
図2に示した。
【0321】
[試験例2:色素増感太陽電池の性能評価]
実施例16、比較例3および比較例4で製造された色素増感太陽電池を用い、1sun(100mW/cm
2)イルミネーション(illumination)条件で光電流−電圧を測定し、その結果を下記表1に示した。実施例16、比較例3および比較例4の色素増感太陽電池の電流−電圧曲線は
図3に示し、光電変換効率(IPCE)は
図4に示した。
【0322】
【表1】
【0323】
前記表1、
図2および
図3から確認されるように、本発明の正孔伝導特性を有する共吸着体(bEHCBA)を含む色素溶液を使用した太陽電池(実施例16)の場合、1sun(100mW/cm
2)を基準としてV
oc:0.723V、J
sc:15.02mA/cm
2、Fill factor:0.72.36%、η:7.86%を示し、正孔伝導特性を有する共吸着体を含まない比較例3および比較例4に比べて、極めて顕著な性能を示した。
【0324】
[試験例3:色素増感太陽電池セルの内部電荷移動抵抗特性]
色素増感太陽電池の内部抵抗特性を調べ、色素増感太陽電池内で電荷移動抵抗(charge transfer resistance)を測定するために、1sun(100mW/cm
2)条件下でACインピーダンスを測定したNyquist plotを
図5に示した。この時、インピーダンスfittingによりそれぞれ界面の内部抵抗を求めるために設定した等価回路は
図6に示した。
【0325】
前記
図6のRhはFTO抵抗を、R
1はTiO
2/Dye/Electrolyteの界面抵抗を、R
2はPt/Electrolyteの界面抵抗を、Wはワールブルクインピーダンス(Warburg impedance、物質の伝達に起因する抵抗)を、CPEはconstanct phase elementに起因するQ(capacitance)を示す。
【0326】
図5から確認されるように、本発明の正孔伝導特性を有する共吸着体(bEHCBA)を含んで製造された実施例16の太陽電池は、比較例3および比較例4のセルに比べて、TiO
2/色素/電解質の界面で低い抵抗を示した。このような低い抵抗は電子の速い移動を可能にし、色素増感太陽電池の効率を向上させる。
【0327】
[試験例4:色素増感太陽電池の性能評価]
実施例20、比較例3および比較例4で製造された色素増感太陽電池を用い、1sun(100mW/cm
2)イルミネーション(illumination)条件で光電流−電圧を測定し、その結果を下記表2に示した。実施例20、比較例3および比較例4の色素増感太陽電池の電流−電圧曲線は
図7に示し、光電変換効率(IPCE)は
図8に示した。
【0328】
【表2】
【0329】
前記表2から確認されるように、本発明の正孔伝導特性を有する共吸着体(実施例20)を含む色素溶液を用いた太陽電池の場合、1sun(100mW/cm
2)を基準としてV
oc:0.636V、J
sc:17.60mA/cm
2、Fill factor:73.60%、η:8.24%を示し、正孔伝導特性を有する共吸着体を含まない比較例3および比較例4の太陽電池に比べて、極めて顕著な性能を示した。