(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜
図13は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。
図1に示す遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側にヒンジ3により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。
【0009】
前枠4には、その上部側に遊技盤5(
図2)が例えば前側から着脱自在に装着されている。また、前枠4の前側には、遊技盤5の前側に対応する第1前扉6と、この第1前扉6の下側に配置された第2前扉7とが、ヒンジ3と略同一軸心上のヒンジ8により縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。なお、上下の第1前扉6と第2前扉7とを一体にして、一つの前扉とすることも可能である。
【0010】
第2前扉7の前側には発射用の遊技球を貯留する球貯留皿9が配置され、その側方に、遊技球を発射する発射手段(図示省略)を作動させるための発射ハンドル10が設けられている。第1前扉6には遊技盤5の遊技領域11(
図2参照)に対応するガラス窓12が設けられ、遊技者はこのガラス窓12を介して遊技領域11内を視認可能である。
【0011】
遊技盤5は、
図2,
図3に示すように、ベニヤ板等よりなる略矩形状のベース板13を備え、そのベース板13に、ガイドレール14、中央表示枠15、始動入賞ユニット16、大入賞ユニット17、普通入賞ユニット18、裏ベース体19等が配置されている。そして、例えば中央表示枠15には普通図柄始動手段21、普通図柄表示手段22、第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24等が、始動入賞ユニット16には第1特別図柄始動手段26、第2特別図柄始動手段27等が、大入賞ユニット17には大入賞手段28、第1普通入賞手段29a等が、普通入賞ユニット18には第2,第3普通入賞手段29b,29c等が夫々設けられている。
【0012】
ガイドレール14は、
図2に示すように、遊技領域11の外周側を取り囲むようにベース板13の前面側に配置され、例えば3つの第1〜第3レール部材31〜33等により形成されている。第1レール部材31は例えば金属製で、ベース板13の下部左側から左縁部略中央、上縁部略中央を経て右上部まで正面視略円弧状に配置され、ベース板13の前面側に略一定幅で立設されている。第2レール部材32も例えば金属製で、ベース板13の左上部から左下部にかけて第1レール部材31の内側に並行するように略円弧状に配置され、ベース板13の前面側に略一定幅で立設されている。これら第1レール部材31と第2レール部材32とで挟まれた部分が、発射手段によって発射された遊技球を遊技領域11に案内する発射案内通路34となっている。
【0013】
第3レール部材33は例えば合成樹脂製で、第1レール部材31の右上部側端部と第2レール部材32の左下部側端部とを接続するように、ベース板13の右縁部と下縁部とに沿って前後方向略一定幅に形成され、ベース板13の前面側に着脱自在に装着されている。なお、この第3レール部材33の内側面33aがガイドレール14の一部を構成している。また、第3レール部材33には、遊技領域11の最下流部、例えば左右方向略中央における下部側に対応してアウト口部材30が例えば一体に設けられている。このアウト口部材30は、第1アウト口30aを構成するもので、入賞手段に入賞することなく遊技領域11の最下流部まで流下してきた遊技球はこの第1アウト口30aを経て遊技盤5の後側に排出されるようになっている。
【0014】
中央表示枠15は、液晶式、その他の画像表示手段35の表示枠を構成するもので、例えば遊技領域11の略中央に配置されており、ベース板13に形成された前後方向貫通状の第1装着孔(図示省略)に対して前側から嵌め込まれ、ネジ止め等により着脱自在に固定されている。なお、画像表示手段35は裏ベース体19によりベース板13の後側で支持されており、演出図柄表示手段36等を構成している。
【0015】
中央表示枠15には、内部領域15aへの遊技球の侵入を阻止するための外周壁38がその外周側の略全周にわたって形成されると共に、その内部領域15aの略中央には画像表示手段35に対応する表示窓39が形成されており、その表示窓39の下部前側にはステージ40が設けられ、また表示窓39の側方等に普通図柄表示手段22、第1特別図柄表示手段23、第2特別図柄表示手段24等の各種表示手段が配置されている。発射手段により発射され、発射案内通路34を経て遊技領域11の上部側に到達した遊技球は、中央表示枠15の上端部で左右に振り分けられ、中央表示枠15の左側の左側通路41aと右側の右側通路41bとの何れかを流下する。
【0016】
ステージ40は、例えば外周壁38の下部側の一部を構成しており、外周壁38に設けられた入球口42を経て内部領域15a内に流入した遊技球を左右方向に転動させた後、左右方向略中央の中央落下部43aとその左右両側の側部落下部43bとの何れかから内部領域15aの外側の遊技領域11に落下させるようになっている。なお、入球口42は中央表示枠15の左右の少なくとも一方、例えば左側に配置されており、左側通路41aを流下してきた遊技球が流入可能となっている。
【0017】
また、中央表示枠15の例えば右側には、普通図柄始動手段21が配置されている。普通図柄始動手段21は、例えば通過する遊技球を検出可能な通過ゲート式で、例えば中央表示枠15の台板44に設けられており、右側通路41bを流下してきた遊技球が通過可能となっている。なお、台板44はベース板13の前面に沿って外周壁38の外側に向けて突設されている。
【0018】
普通図柄始動手段21が遊技球を検出すると、普通図柄表示手段22により普通図柄の変動表示が行われる。普通図柄表示手段22は、例えば複数個の普通図柄(例えば「○」「×」の2種類)に対応する複数個の発光体(例えばLED)を備えており、普通図柄始動手段21が遊技球を検出することに基づいてそれら複数の発光体が所定順序で発光するように点滅して、普通図柄始動手段21による遊技球検出時に取得された普通乱数情報に含まれる当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様(所定態様)に対応する例えば「○」側の発光体が点灯し、それ以外の場合には外れ態様に対応する例えば「×」側の発光体が点灯して停止する。なお、変動後の普通図柄は1/10程度の所定の確率で当たり態様となり、普通利益状態が発生する。また、普通図柄の始動検出は所定の上限数(例えば4)まで保留可能である。
【0019】
第1特別図柄表示手段23と第2特別図柄表示手段24とは、夫々1個又は複数個、例えば各1個の第1,第2特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されている。そして、第1特別図柄表示手段23は第1特別図柄始動手段26に遊技球が入賞することを条件に、また第2特別図柄表示手段24は第2特別図柄始動手段27に遊技球が入賞することを条件に、夫々第1,第2特別図柄を所定時間変動表示して、第1,第2特別図柄始動手段26,27への遊技球入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様(特定態様)で、それ以外の場合には外れ態様で夫々停止するようになっている。
【0020】
なお、変動後の第1特別図柄、第2特別図柄は、通常確率状態中は1/350等の通常確率で大当たり態様となり、特別利益状態が発生する。特別利益状態終了後には例えば所定の確率で高確率状態となり、第1特別図柄、第2特別図柄は1/35等、通常確率よりも高確率で大当たり態様となる。また、第1特別図柄、第2特別図柄は、例えば一方が変動中の場合には他方は変動せず、特別利益状態中は何れも変動しない。また、各特別図柄の始動検出は所定の上限数(例えば4)まで保留可能であり、両方に1以上の保留がある場合には、第2特別図柄表示手段24の図柄変動が優先する。
【0021】
始動入賞ユニット16は、例えば中央表示枠15の下側で且つ第1アウト口30aの上側近傍に配置されており、ベース板13に形成された前後方向貫通状の第2装着孔(図示省略)に対して前側から嵌め込まれ、ネジ止め等により着脱自在に固定されている。始動入賞ユニット16には、第1特別図柄始動手段26と第2特別図柄始動手段27とが上下に隣接して配置されている。第1特別図柄始動手段26は非開閉式で、中央落下部43aの下側に上向き開口状の第1特別始動口26aを備え、この第1特別始動口26aに入賞した遊技球を検出可能に構成されている。この第1特別図柄始動手段26は右側通路41bを流下する遊技球よりも左側通路41aを流下する遊技球の方が入賞し易くなっている。
【0022】
第2特別図柄始動手段27は開閉式で、例えば第1特別図柄始動手段26の下側で略左右方向に開口する第2特別始動口27aと、この第2特別始動口27aを遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な例えば左右一対の開閉部材45とを備え、第2特別始動口27aに入賞した遊技球を検出可能に構成されている。この第2特別図柄始動手段27は、普通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が当たり態様で停止した場合に発生する普通利益状態において、開閉部材45が所定の開閉パターンに従って左右方向外側に開放し、遊技球を内向きに案内して第2特別始動口27aに入賞させるようになっている。
【0023】
大入賞ユニット17は、例えば中央表示枠15の下側で且つ始動入賞ユニット16の右側に配置されており、ベース板13に形成された前後方向貫通状の第3装着孔(図示省略)に対して前側から嵌め込まれ、ネジ止め等により着脱自在に固定されている。大入賞ユニット17には、大入賞手段28、第1普通入賞手段29a、遊技球案内手段46等が設けられている。
【0024】
大入賞手段28は開閉式で、例えば大入賞ユニット17の上部側で且つ左右方向の略中央に前向き開口状に形成された大入賞口28aと、例えば下部側の横軸廻りに揺動して大入賞口28aを遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板47とを備え、この大入賞口28aに入賞した遊技球を検出可能に構成されている。この大入賞手段28は、第1特別図柄、第2特別図柄の何れかが大当たり態様で停止した場合に発生する特別利益状態において、開閉板47が所定の開放パターンに従って前側に開放して後ろ下がりの傾斜状となり、遊技球を後向きに案内して大入賞口28aに入賞させるようになっている。
【0025】
第1普通入賞手段29aは非開閉式で、大入賞手段28に対して例えば左右方向の少なくとも一方側(ここでは右側)に上向き開口状の普通入賞口48を備え、この普通入賞口48に入賞した遊技球を検出可能に構成されている。
【0026】
遊技球案内手段46は、遊技球を左右方向の一方側(ここでは始動入賞ユニット16側)に案内するもので、大入賞手段28及び第1普通入賞手段29aの下側に例えば左下がりの傾斜状に形成されており、その下流端側は第1特別始動口26aよりも下側で第2特別始動口27aよりも上側に配置されている。
【0027】
普通入賞ユニット18は、例えば中央表示枠15の下側で且つ始動入賞ユニット16の左側にガイドレール14に沿って配置されており、例えば二つの第2,第3普通入賞手段29b,29cと二つの第2,第3アウト口49,50とを備え、
図3,
図4等に示すように、ベース板13に対して前側から装着される前装着体18aと、ベース板13の後側に配置される後装着体18bとで構成されている。後装着体18bは、
図3等に示すように支持手段51を介して裏ベース体19に支持されると共に、位置決め手段52により前装着体18aに対して位置決めされている。
【0028】
前装着体18aは、
図4,
図5,
図7〜
図12に示すように、ベース板13に形成された前後方向貫通状の第4装着孔53に対して前側から装着される前ベース部材54と、この前ベース部材54の前側に着脱自在に装着される入球口部材55とを備えている。
【0029】
前ベース部材54は、第4装着孔53を前側から略塞ぐようにベース板13の前面側に沿って配置される前台板56と、この前台板56の背面から第4装着孔53内に向けて後向きに突設された装着孔挿入部57とを例えば一体に備え、装着孔挿入部57を第4装着孔53に前側から挿入し、前台板56をベース板13の前面に当接させた状態で例えばネジ止めによりベース板13に固定されている。
【0030】
前台板56は、その下縁側がガイドレール14の内面側に沿って略円弧状に形成されており、その上流端側から下流端側に向けて一列状に配置された複数、例えば4つの前開口部58〜61を備えている。それら4つの前開口部58〜61は、何れも遊技球が通過可能な大きさに形成されている。また、それら前開口部58〜61よりも更に上流側には、ガイドレール14に沿って流下する遊技球を遊技領域11の内側に向けて案内する傾斜案内部62が、前台板56の前面側に例えば一体に突設されている。傾斜案内部62は、例えば略板状で、その左右方向の一端側(ここでは左端側)がガイドレール14に当接又は近接すると共に他端側(ここでは右端側)が低い緩やかな傾斜状に形成されている。また前台板56には、ベース板13への固定用のネジ止め孔63、入球口部材55を位置決めするための位置決め凹部64、入球口部材55をネジ止め固定するためのネジ止め孔65等が夫々複数形成されると共に、背面側には、ベース板13の前面側に形成された位置決め凹部66bに対応する位置決め凸部66aが複数形成されている。
【0031】
装着孔挿入部57は、例えば第4装着孔53の内面側に沿って配置される周壁67と、その周壁67の内側に配置され且つ前開口部58〜61の後側に夫々対応する4つの後案内通路68〜71と、同じく周壁67の内側に配置され且つ位置決め手段52を構成する複数、例えば2つの位置決め凹部72a,72bとを備え、その前後幅はベース板13の板厚と略一致している(
図7等)。後案内通路68〜71は略前後方向に形成されると共に後端側が後向きに開口しており、遊技球を後向きに案内するための後ろ下がりの遊技球案内部68a〜71aが例えば底面上に突設されている。
【0032】
位置決め凹部72a,72bは、装着孔挿入部57の後端側に前向き凹入状に形成されており、例えば位置決め凹部72aは後案内通路68,69と周壁67との間に、位置決め凹部72bは後案内通路70,71と周壁67との間に夫々形成されている。
【0033】
入球口部材55は、前台板56の前側に略平行に配置される前飾り板55aと、前開口部58〜61の前側に対応して前飾り板55aの後側に配置される第2アウト口49、第2普通入賞口73、第3アウト口50、第3普通入賞口74とを備えている。
【0034】
第2普通入賞口73は、前開口部59、後案内通路69等と共に第2普通入賞手段29bを構成するもので、略上向きに開口する樋状に形成され、入賞した遊技球を後側の前開口部59に案内するための後ろ下がりの遊技球案内部73aが例えば底面上に突設されている。第3普通入賞口74は、前開口部61、後案内通路71等と共に第3普通入賞手段29cを構成するもので、略右向きに開口する樋状に形成され、入賞した遊技球を後側の前開口部61に案内するための後ろ下がりの遊技球案内部74aが例えば底面上に突設されている。
【0035】
第2アウト口49は、第2普通入賞口73の上流側に隣接して配置され、略上向きに開口する樋状に形成されており、入球した遊技球を後側の前開口部58に案内するための後ろ下がりの遊技球案内部49aが例えば底面上に突設されている。第3アウト口50は、第2普通入賞口73と第3普通入賞口74との間に配置され、略上向きに開口する樋状に形成されており、入球した遊技球を後側の前開口部60に案内するための後ろ下がりの遊技球案内部50aが例えば底面上に突設されている。
【0036】
また、前飾り板55aには、傾斜案内部62の前端面62aに対応してその前側に配置される案内部前カバー75が例えば一体に設けられている。また、前飾り板55aの背面側には、傾斜案内部62の下面62bに沿って配置される案内部下カバー76が例えば一体に突設されている。
図12等に示すように、傾斜案内部62の前端面62aと案内部前カバー75との間には若干の隙間Lxが設けられ、また
図8等に示すように、傾斜案内部62の下面62bと案内部下カバー76との間にも若干の隙間Lyが設けられている。これにより、傾斜案内部62上に遊技球が衝突した場合に傾斜案内部62は案内部下カバー76に当接することなく前端側が下向きに弾性変形することにより衝撃を和らげることができ、しかもその際に傾斜案内部62の前端面62aは案内部前カバー75と接触していないため、摩擦によって表面が削れることがなく、長期間使用しても粉状物の発生により周囲を汚すことがないという利点がある。
【0037】
また、入球口部材55の後部側には、前ベース部材54側の位置決め凹部64に対応する位置決め凸部77、前ベース部材54側のネジ止め孔65に対応するネジ止め基部78が夫々複数設けられている。入球口部材55は、位置決め凸部77を位置決め凹部64に嵌め込んだ状態で例えば前ベース部材54の後側からネジ止め孔65を介してネジ止め基部78にネジ止めすることにより前ベース部材54に対して着脱自在に固定されている。なお、位置決め凸部77とネジ止め基部78とは、第2普通入賞口73、第3普通入賞口74又はその近傍、及び案内部下カバー76又はその近傍に配置されている。
【0038】
後装着体18bは、
図4〜
図12に示すように、裏ベース体19に対して前側から装着される後ベース部材81と、この後ベース部材81の後側に着脱自在に装着される後カバー部材82とを備えている。後ベース部材81は、ベース板13の背面側に沿って配置される後台板83と、この後台板83の後側に配置され且つ後案内通路68〜71により案内されてきた遊技球を遊技盤5の後側に排出するための排出通路84〜87とを備えている。
【0039】
後台板83は、例えば第4装着孔53を後側から略塞ぐ大きさ及び形状に形成されており、後案内通路68〜71と排出通路84〜87とを夫々接続するための後開口部88〜91と、位置決め凹部72a,72bと共に位置決め手段52を構成する複数、例えば2つの位置決め凸部92a,92bと、支持手段51を構成する複数、例えば3つの被支持部93a〜93cとを備えている。
【0040】
位置決め凸部92a,92bは、位置決め凹部72a,72bに対応して後台板83の前面側から前向きに突設されている。位置決め凸部92a,92bが位置決め凹部72a,72bに後側から挿入されることにより、前装着体18aと後装着体18bとがベース板13の板面に沿う方向に相対的に位置決めされる。なお、位置決め凸部92a,92bは、位置決め凹部72a,72bへの挿入の際に若干の軸ずれがあった場合でも位置決め凹部72a,72b内に案内されるように、例えばその前端側の縁部が面取りされることにより先端部が先細り状に形成されている。
【0041】
被支持部93a〜93cは、例えば後台板83の外縁部近傍に配置されており、後台板83から後向きに突設された例えば円筒状の筒状部94と、この筒状部94に対応して後台板83の前面側に例えば正面視円形の凹入状に形成されたネジ止め凹部95とを備えている。
図7,
図10〜
図13に示すように、筒状部94の内孔(貫通孔)94aは後台板83を貫通し、その前端側がネジ止め凹部95の底面95aで前向きに開口している。即ち、ネジ止め凹部95は筒状部94の内孔94aよりも大径に形成されている。
【0042】
なお、
図5,
図6に示すように後台板83にはネジ止め固定部96が複数設けられており、このネジ止め固定部96を用いてベース板13に直接ネジ止めすることが可能となっているが、本実施形態の後装着体18bは被支持部93a〜93cを含む支持手段51により裏ベース体19側に固定されているため、ネジ止め固定部96は用いられていない。
【0043】
排出通路84〜87は、その上流端側が後開口部88〜91に連通し、下流端側が例えば後カバー部材82に形成された1又は複数、例えば3つの排出口97〜99の何れかに連通している。また、第2普通入賞手段29bを構成する排出通路85、第3普通入賞手段29cを構成する排出通路87には、遊技球を検出する近接スイッチ等よりなる遊技球検出手段101,102が配置されている。
【0044】
後カバー部材82は、前側が開放した略箱形に形成されており、排出通路84〜87、遊技球検出手段101,102等を後側から略覆うように、後ベース部材81の背面側にネジ止め等により着脱自在に装着されている。後カバー部材82の背壁103には、例えば下部側に排出口97〜99が形成され、上部側には後向きの膨出部103aが形成されており、その膨出部103a内には、例えば前面側にLED104を有する発光基板105が配置されている。
【0045】
また後カバー部材82は、
図12に示すように、被支持部93a〜93cのうちの少なくとも1つ、例えば被支持部93cを後側から覆うように装着されると共に、背壁103には、被支持部93cの後側に対応する例えば円形の挿通孔106が形成されている。この挿通孔106は、被支持部93cにおける筒状部94の内孔94aと略同径に形成されている。
【0046】
裏ベース体19は、
図3等に示すように、遊技領域11の略全体を後側から覆うようにベース板13の裏側に装着されており、ベース板13と略平行な略矩形状に形成された背壁107と、この背壁107の外縁部からベース板13の背面側まで前向きに縁設された外周壁108と、この外周壁108の前縁側にベース板13の背面側に沿って一体に形成された固定板109とを一体に備えている。
【0047】
固定板109の前面側には、ベース板13の背面側の位置決め凹部111bに対応する位置決め凸部111aが形成されており、裏ベース体19は、位置決め凸部111aを位置決め凹部111bに後側から嵌め込んだ状態で、例えば固定板109をベース板13にネジ止めすることによりベース板13に着脱自在に固定されている。
【0048】
裏ベース体19の背壁107には、例えばその上部側に略矩形状の表示用開口部112が形成されており、画像表示手段35はその表示画面35aを表示用開口部112に対応させた状態で背壁107の背面側に着脱自在に固定されている。
【0049】
また、裏ベース体19内には、普通入賞ユニット18の後側に対応して、支持手段51を構成する複数、例えば3つの支持部113a〜113cが設けられる他、可動体等の各種ユニット(図示省略)が着脱自在に装着可能となっている。支持部113a〜113cは、被支持部93a〜93cに対応するもので、例えば裏ベース体19内の下部左側で、例えば背壁107から前向きに突設された基台114a〜114cの前側に一体に形成されており、
図7,
図10〜
図12に示すように、前端側にねじ穴115が形成され且つ被支持部93a〜93cにおける筒状部94の内孔(貫通孔)94a(被支持部93cについては挿通孔(貫通孔)106及び内孔94a)に後側から挿入される例えば断面円形状の挿入軸部116と、この挿入軸部116の基部側(後端部側)に形成され且つ挿入軸部116の半径方向に拡幅する拡幅部(第1規制手段)117とを例えば一体に備えている。
【0050】
挿入軸部116は、被支持部93a〜93cの筒状部94及び被支持部93cの挿通孔106よりも小径で、それら筒状部94及び挿通孔106に対して一定の遊びを有するように遊嵌されている。また拡幅部117は、その前面側が、被支持部93a,93bについては筒状部94の後端面に、被支持部93cについては挿通孔106の後端面に夫々摺動自在に略当接(当接又は近接)している。
【0051】
挿入軸部116のねじ穴115には、ネジ止め凹部95の前側から固定ネジ(第2規制手段)118がねじ込まれている。固定ネジ118は、被支持部93a〜93c、支持部113a〜113cと共に支持手段51を構成するもので、頭部118a側に、例えば頭部118aよりも大径の鍔部118bを例えば一体に備えている。鍔部118bは、内孔94aよりも大径で且つネジ止め凹部95よりも小径に形成されており、内孔94aの外側でネジ止め凹部95の底面95aに略当接している。なお、固定ネジ118の頭部118aは、後台板83の前面側よりも前側に突出しないようにネジ止め凹部95内に収容されている。
【0052】
普通入賞ユニット18の後装着体18bは、
図3に示すように裏ベース体19がベース板13に装着される前に予め裏ベース体19に装着される。即ち、支持部113a,113bの挿入軸部116を被支持部93a,93bに、また支持部113cの挿入軸部116を後カバー部材82の挿通孔106を介して被支持部93cに、夫々後側から挿入し、固定ネジ118を、被支持部93a〜93cの各ネジ止め凹部95を介して支持部113a〜113cのねじ穴115に前側からねじ込むことにより、後装着体18bを裏ベース体19に装着する。
【0053】
このとき、
図13等に示すように、固定ネジ(第2規制手段)118の鍔部118bが、被支持部93a〜93cにおけるネジ止め凹部95の底面(第2端面)95aに前側から略当接し、また支持部113a〜113cの拡幅部(第1規制部)117が、被支持部93a,93bについては筒状部94の後端面(第1端面)に、被支持部93cについては挿通孔106の後端面(第1端面)に夫々略当接するため、後装着体18bは裏ベース体19に対して前後方向移動が略規制された状態となる。一方、挿入軸部116は筒状部94の内孔94a及び挿通孔106よりも小径で、且つ固定ネジ118の鍔部118bはネジ止め凹部95よりも小径であるため、被支持部93a〜93c側は支持部113a〜113c側に対してベース板13の板面に沿う方向に一定範囲内で相対移動可能であり(
図13に実線と二点鎖線とで示す)、後装着体18bは裏ベース体19に対して、ベース板13の板面に沿う方向については一定の遊びを持った状態で支持される。
【0054】
遊技盤5の組み立て工程では、例えばガイドレール14や遊技釘が装着された状態のベース板13に対して、中央表示枠15、始動入賞ユニット16、大入賞ユニット17、普通入賞ユニット18の前装着体18a等が前側から装着され、所定位置に位置決めされた状態でネジ止め等により固定される。そしてその後に、普通入賞ユニット18の後装着体18b等が予め装着された状態の裏ベース体19がベース板13の裏面側に装着される。
【0055】
このとき、後装着体18bは、位置決め凸部92a,92bを前装着体18a側の位置決め凹部72a,72bに後側から嵌合させることにより前装着体18aに対して位置決めされるのに対し、裏ベース体19は、位置決め凸部111aをベース板13側の位置決め凹部111bに嵌合させることによりベース板13に対して位置決めされるが、上述したように後装着体18bは裏ベース体19によりベース板13の板面に沿う方向に遊びを持った状態で支持されていることにより、後装着体18bは裏ベース体19に対して一定範囲内で自由に相対移動可能であり、例えば後装着体18bと裏ベース体19とを夫々前装着体18aとベース板13とに対して正確に位置決め可能である。
【0056】
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、遊技盤5を構成するベース板13に対して前側から装着され且つベース板13に対して位置決めされる前装着体18aと、ベース板13の後側で支持手段51により支持され且つ前装着体18aに対して位置決めされる後装着体18bとを備えた普通入賞ユニット18を備え、後装着体18bを、ベース板13の背面側に装着される裏ベース体19に対して支持手段51を介して着脱可能に装着し、支持手段51にベース板13の板面に沿う方向の遊びを設けているため、後装着体18bと裏ベース体19とを事前に一体化することにより組み立て工程を簡素化することができると共に、後装着体18bを前装着体18aに対して最適位置に容易且つ確実に位置決めすることが可能である。
【0057】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、支持手段51により後装着体18bを装着する対象は、ベース板13の背面側に装着されるものであれば裏ベース体19に限られるものではなく、例えばその他のユニットを構成する後装着体や、後装着体18b専用に設けた裏ベース体でもよい。
【0058】
支持手段51については、例えば実施形態で後装着体18b側に設けた被支持部93a〜93cと同様の構成を裏ベース体19側に設け、裏ベース体19側に設けた支持部113a〜113cと同様の構成を後装着体18b側に設けてもよい。
【0059】
前装着体と後装着体とで構成されるユニットは普通入賞ユニットに限られるものではなく、始動入賞手段を備えた始動入賞ユニット、大入賞手段を備えた大入賞ユニットの他、始動手段を有しないランプユニット等でもよい。
【0060】
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン等の各種遊技機において同様に実施することが可能である。
【解決手段】遊技盤5を構成するベース板13に対して前側から装着される前装着体18aと、ベース板13の後側で支持手段51により支持され且つ前装着体18aに対して位置決めされる後装着体18bとを備え、前装着体18aに、遊技球が入球可能な入球口を設け、後装着体18bに、入球口に入球した遊技球を遊技盤5の後側に排出する排出通路を設けた遊技機で、ベース板13の背面側の所定位置に装着され且つ画像表示手段35を支持する裏ベース体19を備え、後装着体18bを裏ベース体19に支持手段51を介して着脱可能に装着したものである。