(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1ブラシ本体(10)は、ガイド本体(13)の上部に円弧形状の引出用溝(16)をさらに設けることを特徴とする、請求項1に記載の化粧容器の折り畳み式ブラシ。
前記第2ブラシ本体(20)は、第1ブラシ本体から第2ブラシ本体を取り出すとき、手で把持して第2ブラシ本体が容易に引き出されるように誘導する引出用突起(26)を前記支持用本体の側面にさらに設けることを特徴とする、請求項1に記載の化粧容器の折り畳み式ブラシ。
【背景技術】
【0002】
一般的に、女性たちが顔の色調化粧をするとき、使用される化粧品は、その種類が多様なだけでなく、化粧に使用される化粧道具も多様である。
【0003】
前記の化粧道具は、化粧品にあわせてそれに適合に使用されるように製作される。
【0004】
上述のように、化粧品にあわせてそれに適合に使用されるように製作された化粧道具の中には、化粧品ケースに保管して使用することができる化粧道具があれば、華やかな雰囲気を表現するために使用されるペースパウダーと、顔輪郭を引き立てるだけでなく、顔を艶やかにさせるブラッシャーと、顔に立体感を与えるために上まぶたの周りに塗って化粧されるアイシャドーなどは、皮膚にタッチしながら塗る化粧品なので、それらに合う化粧用ブラシを使用するようになる。そして、広い面積に化粧をすることになり、化粧道具の大きさが化粧品ケースに共に保管して使用するには適合ではない。
【0005】
したがって、化粧品によって使用に適合したものを、規格(サイズ)別に保管ケースなどに保管して携帯した状態で使用することとなる。
【0006】
上述のように、別途の保管ケースに化粧道具を保管して使用する場合、その嵩が大きいため外出中に携帯して使用するのが容易ではなく、また、別途の保管ケースが使用されることにより、化粧道具の消費者価格が上昇される要因ともなる。
【0007】
特に、メークアップを職業とするメークアップアーティストは、多数多様な化粧用ブラシを使用するので、化粧用ブラシをもう少し手軽に携帯できることが要求されている実情である。
【0008】
このような問題を解決するために、韓国登録実用新案公報第20−0442172号には多様なサイズのブラシを携帯することができる化粧用ブラシが提案されているところ、
図1に示された形態からなり、その技術的特徴を調べると、パウダー系列の化粧品を付けて顔皮膚にタッチしながら化粧することができる化粧用ブラシにおいて、化粧品によって異なる大きさを有して使用される化粧用ブラシ10a、10bのブラシ体11a、11bに小さい大きさを有する化粧用ブラシ10b、10cを共に保管して使用することができる保管溝12a、12bが形成されることを特徴とする。
【0009】
しかし、上述のような化粧用ブラシは、2つの化粧用ブラシを同時に使用するには難しい点がある。
【0010】
すなわち、従来の化粧用ブラシは個別的に提供されるものの、互に積層される構造なので、一本ずつ別途に把持して使わなければならない不便さがあった。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の全体構成図であって、2つのブラシ本体を重ねた状態を示した状態図である。
【
図2】本発明の分解斜視図であって、2つのブラシ本体を分離した状態を示した状態図である。
【
図3】本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を広げた状態を示した状態図である。
【
図4】本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を「一」文字のように横に固定した状態を示した状態図である。
【
図5】本発明の全体構成図であって、2つのブラシ本体を重ねた状態を示した断面図である。
【
図6】本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を広げた状態を示した断面図である。
【
図7】本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を「一」字のように横に固定した状態を示した断面図である。
【
図8】本発明の一実施例であって、スライディング蓋を含む状態を示した構成図である。
【
図9】本発明の一実施例動作図であって、スライディング蓋を動かす状態を示した状態図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好適な実施例を、添付された図面を参照して詳細に説明する。 まず、各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同じ構成要素に対しては、たとえ、他の図面上に示されても、できる限り同じ符号を有するようにしたことに留意しなければならない。また、下記において、本発明を説明するにあたって、関連された公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にぼやけると判断された場合には、その詳細な説明を省略する。
【0019】
そして、後述される用語は、本発明においての機能を考慮して定められた用語であって、これらは生産者の意図または慣例によって変わることがあるので、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて定められなければならないだろう。
【0020】
図1は、本発明の全体構成図であって、2つのブラシ本体を重なった状態を示した状態図である。
【0021】
図2は、本発明の分解斜視図であって、2つのブラシ本体を分離した状態を示した状態図である。
【0022】
図3は、本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を広げた状態を示した状態図である。
【0023】
図4は、本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を「一」文字のように横に固定した状態を示した状態図である。
【0024】
図5は、本発明の全体構成図であって、2つのブラシ本体を重なった状態を示した断面図である。
【0025】
図6は、本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を広げた状態を示した断面図である。
【0026】
図7は、本発明の動作図であって、第2ブラシ本体を「一」文字のように横に固定した状態を示した断面図である。
【0027】
図8は、本発明の一実施例であって、スライディング蓋を含む状態を示した構成図である。
【0028】
図9は、本発明の一実施例動作図であって、スライディング蓋を動かす状態を示した状態図である。
【0029】
発明の構成要素は、大きく第1ブラシ本体10と、第2ブラシ本体20とで区分してなる。 前記第1ブラシ本体10は、収納用穴10aを含んでなり、前記収納用穴10aに第2ブラシ
本体20を収納した状態で第2ブラシ
本体20が折り畳まれたり広げられたりする構造からなる。
【0030】
前記第1ブラシ本体10は、第1ブラシ11と、第1ブラシ支持台12と、ガイド本体13と、ガイド穴14と、臨時固定用ストッパー15と、引出用溝(16)とからなる。
【0031】
前記第1ブラシ11は、化粧用ブラシとして多数の毛からなる。
【0032】
前記第1ブラシ支持台12は、前記第1ブラシ11を固定する手段として第1ブラシ11が抜けられなく固定される状態を維持させる。
【0033】
前記ガイド本体13は半円筒形からなり第1ブラシ支持台12に連結され、収納用穴10aが形成される。
【0034】
前記ガイド穴14は、ガイド本体13の両側面に形成され、英文字“L”字型からなる。
【0035】
前記臨時固定用ストッパー15は、ガイド本体13の下段部に形成され、突起形態からなる。
【0036】
前記引出用溝16は、ガイド本体13の上部に形成され、円弧状からなる。
【0037】
前記第2ブラシ本体20は、第2ブラシ21と、第2ブラシ支持台22と、支持用本体23と、スライディング用ヒンジピン24と、臨時固定用溝25と、引出用突起26とからなる。
【0038】
前記第2ブラシ21は、化粧用ブラシとして多数の毛からなり、構成される。
【0039】
前記第2ブラシ支持台22は前記第2ブラシ21を固定する手段として第2ブラシが抜けられなく固定される状態を維持させる。
【0040】
前記支持用本体23は、円筒形からなり、一側は第2ブラシ支持台22に連結された状態であり、他側は半球状として丸い形態を有する。
【0041】
前記スライディング用ヒンジピン24は、前記支持用本体23の両側面に形成され、第1ブラシ本体10のガイド穴14に結合され、支持用本体23の回転を支持する。
【0042】
前記臨時固定用溝25は、前記支持用本体の上部及び下部にそれぞれ形成され、第1ブラシ本体10の臨時固定用ストッパー15に結合され、第2ブラシが折り畳まれたり広げられたりする状態を維持させる。
【0043】
前記引出用突起26は、前記支持用本体の側面に形成され、第1ブラシ本体10から第2ブラシ本体20を取り出すとき、手で把持し、第2ブラシ本体20が容易に引き出されるように誘導する。
【0044】
また、本発明は第2ブラシを保護するために蓋を追加構成することができるところ、そのため、第2ブラシの支持用本体にガイドバーを形成し、前記ガイドバーに沿ってスライディング移動されるスライディング蓋を具備する。
【0045】
以下で、本発明の組み立て方法を調べれば、次のとおりである。
【0046】
本発明は、第1ブラシ本体10と第2ブラシ本体20とからなり、前記第1ブラシ本体10には、第1ブラシ11が結合され、第2ブラシ本体20には、第2ブラシ21が結合され、前記第1ブラシ11と第2ブラシ21とはその大きさが異なるように構成される。
【0047】
すなわち、第2ブラシ21は、第1ブラシ本体10に挿入されて構成されるため、第1ブラシ11に比べて小さい構造である。
【0048】
本発明は、第1ブラシ本体10にガイド本体13を具備してなり、前記ガイド本体13の収納用穴10aに第2ブラシ本体20が挿入され結合される。
【0049】
そして、前記第2ブラシ本体20はヒンジピン24を具備し、第1ブラシ本体10には、これに対応してガイド穴14が形成されていて、第2ブラシ本体20はヒンジピン24を中心に折り畳まれたり広げられたりする構造である。
【0050】
また、第1ブラシ本体10には臨時固定用ストッパー15が設置され、これに対応して第2ブラシ本体20には臨時固定用溝25が形成されていて、第2ブラシ本体20を折り畳んだり広げたりするとき、折りたたまれた状態と広げられた状態が維持され、使用上の便利さを提供することができる。
【0051】
また、第1ブラシ本体10には引出用溝16が形成され、これに対応して第2ブラシ本体20には引出用突起26が形成され、第2ブラシ本体20を第1ブラシ本体10に畳んで結合するとき、引出用突起26が引出用溝16に安着し、そのあと、第2ブラシ本体20を第1ブラシ本体10から取り出すときは、引出用溝16に安着された引出用突起26を手で把持し、第2ブラシ本体(20)をより容易に取り出すことができる。
【0052】
以下で、本発明の動作を調べると、次のとおりである。
【0053】
本発明は、第1ブラシ本体10に第2ブラシ本体20がヒンジピン24を通じて結合され、使用する前には第1ブラシ本体10のガイド本体13に結合されている状態を維持する。
【0054】
もちろん、必要に応じてスライディング蓋30を利用して第2ブラシ本体20の第2ブラシ21を覆って保護してもよい。
【0055】
その後、前記第2ブラシ本体20を使用する動作を調べると、スライディング蓋30が覆われた場合は、スライディング蓋30を押し退けて分離する。
【0056】
その後、前記引出用突起26を手で把持して第2ブラシ本体20を第1ブラシ本体10から取り出す。
【0057】
すると、ヒンジピン24がガイド穴14を中心として回転し、これに伴い第2ブラシ本体20は第1ブラシ本体10を基準として180度回転する。
【0058】
そして、第2ブラシ本体20が180度回転になると、右側に押してガイド穴14にヒンジピン24が圧搾されるようにする。
【0059】
すなわち、本発明のガイド穴14は垂直穴14aと水平穴14bとが連結されて英文字“L”の字状で形成されるところ、スライディング用ヒンジピン24が垂直穴14aに位置された状態で強制的に圧入すると、水平穴14bに押し込まれるようになり、これに伴いスライディング用ヒンジピン24が水平穴14bに強制的に圧搾されながら第2ブラシ本体20が第1ブラシ本体10に圧搾された状態を維持することができる。
【0060】
この際、第1ブラシ本体10において第2ブラシ本体20が圧搾される位置に臨時固定用ストッパー15が設置され、前記臨時固定用ストッパー15に臨時固定用溝25がかかることによって、より安定された状態で第2ブラシ本体20が広げられた状態を維持する。 すなわち、臨時固定用溝25が進入されると、臨時固定用ストッパー15に“カチャ”と結合され第2ブラシ本体20が第1ブラシ本体10に固定される状態を容易に維持する。
【0061】
上述のように、第1ブラシ本体10を中心に第2ブラシ本体20が広げられると、第1ブラシ本体10の第1ブラシ11と第2ブラシ本体20の第2ブラシ21を利用して化粧をすることができる。
【0062】
そして、化粧が終わると、第2ブラシ本体20を第1ブラシ本体10に畳んで収納することができる。その収納過程を調べると、次のとおりである。
【0063】
前記第2ブラシ本体20を左側に動かせてスライディング用ヒンジピン24が水平穴14bから抜け出して垂直穴14aに位置するようにする。
【0064】
すると、前記スライディング用ヒンジピン24は垂直穴14aから自由に動かせることができる状態になり、このとき、前記第2ブラシ本体20を回転させて第1ブラシ本体10のガイド本体13に形成されている収納用穴10aに挿入させる。
【0065】
そして、第2ブラシ本体20を右側に押せば、スライディング用ヒンジピン24が動きながらガイド穴14の水平穴14bに挿入し結合され、臨時固定用ストッパー15に臨時固定用溝25が結合され、堅固に畳んだ状態を維持する。すなわち、第2ブラシ本体20がガタガタ揺れることが未然に防止できる。
【0066】
その後、スライディング蓋30が第2ブラシ本体20に形成されているガイド31に沿って流動され、第2ブラシ21まで移動されることにより、第2ブラシ21を保護することになる。
【0067】
結局、本発明は2つのブラシ本体10,20を具備し、第2ブラシ本体20を第1ブラシ本体10から容易に折り畳んだり広げられたりすることができ、また、広げられた状態と折りたたまれた状態とを容易に維持することができ、使用上の便利さが最大化される。