特許第5989386号(P5989386)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5989386遊技機管理システム、遊技場管理装置、遊技機管理方法及び遊技場管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5989386
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】遊技機管理システム、遊技場管理装置、遊技機管理方法及び遊技場管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20160825BHJP
【FI】
   A63F7/02 328
   A63F7/02 334
   A63F7/02 352F
   A63F7/02 352L
【請求項の数】8
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2012-91439(P2012-91439)
(22)【出願日】2012年4月12日
(65)【公開番号】特開2013-220116(P2013-220116A)
(43)【公開日】2013年10月28日
【審査請求日】2015年2月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114306
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 史郎
(72)【発明者】
【氏名】江畑 伸明
(72)【発明者】
【氏名】藤田 裕一
(72)【発明者】
【氏名】尾▲崎▼ 龍二
(72)【発明者】
【氏名】要 雄喜
(72)【発明者】
【氏名】春名 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】丸岡 洋平
(72)【発明者】
【氏名】酒澤 真徳
【審査官】 井上 昌宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−251048(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/107474(WO,A1)
【文献】 特開2011−083309(JP,A)
【文献】 特開2013−042807(JP,A)
【文献】 特開2002−233635(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F1/00〜5/04;7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、該遊技機に通信可能に併設された台間装置とを有し、前記遊技機を管理する遊技機管理システムであって、
前記台間装置は、
遊技場外の前記認証キーを管理する認証キー管理手段から定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手段と、
少なくとも第2の認証キーを記憶する記憶手段と、
認証キー取得手段により前記認証キー管理手段から取得された第1の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用い、少なくとも前記認証キー取得手段により前記認証キー管理手段からの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶手段に記憶された第2の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用いるよう認証キーを取り扱う認証キー取扱手段と、
前記認証キー取扱手段により認証に用いる対象となった認証キーを用いて前記遊技機の動作を管理するべく前記遊技機に対応して設けられる動作管理手段と
を備えたことを特徴とする遊技機管理システム。
【請求項2】
前記動作管理手段は、認証キーが有効であるか否かを、当該認証キーに関連した所定の情報によって判定し、少なくとも有効であることを条件として前記遊技機が遊技制御を行いうるようにするための処理をすることを特徴とする請求項1に記載の遊技機管理システム。
【請求項3】
前記動作管理手段は、
所定の条件に基づいて新たな認証キーの取得が必要であることを判定する取得判定手段と、
前記取得判定手段が認証キーの取得が必要であることを判定した場合に、認証キーを要求する認証キー要求手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機管理システム。
【請求項4】
前記認証キー取得手段は、前記遊技機を識別する識別情報及び/又は前記認証キー取扱手段を識別する識別情報に基づいて、対応する認証キーを前記認証キー管理手段から取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機管理システム。
【請求項5】
前記認証キー取得手段は、前記遊技機を設置した遊技店の識別情報に対応する認証キーを前記認証キー管理手段から取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機管理システム。
【請求項6】
遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、前記遊技機に対応して設置されて前記遊技機の認証を行なう認証装置とを設置した遊技場を管理する遊技場管理装置であって、
遊技場外の前記認証に用いる認証キーを管理する認証キー管理サーバから定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手段と、
少なくとも第2の認証キーを記憶する記憶手段と、
前記認証キー取得手段により前記認証キー管理サーバから取得された前記遊技機との装置間の認証に用いる第1の認証キーを前記認証装置に配信し、少なくとも前記認証キー取得手段により前記認証キー管理サーバからの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶手段に記憶された第2の認証キーを前記認証装置に配信する認証キー配信手段と
を備えたことを特徴とする遊技場管理装置。
【請求項7】
遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、該遊技機に通信可能に併設された台間装置とを有し、前記遊技機を管理する遊技機管理方法であって、
前記台間装置が、遊技場外の認証に用いる認証キーを管理する認証キー管理手段から定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得工程と、
少なくとも第2の認証キーを記憶部に格納する格納工程と、
前記認証キー取得工程により前記認証キー管理手段から取得された第1の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用い、少なくとも前記認証キー取得工程により前記認証キー管理手段からの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶部に格納された第2の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用いるよう認証キーを取り扱う認証キー取扱工程と、
前記認証キー取扱工程により認証に用いる対象となった認証キーを用いて前記遊技機の動作を管理する動作管理工程と
を含むことを特徴とする遊技機管理方法。
【請求項8】
遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、前記遊技機に対応して設置されて前記遊技機の認証を行なう認証装置とを設置した遊技場を管理する遊技場管理プログラムであって、
遊技場外の前記認証キーを管理する認証キー管理サーバから定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手順と、
少なくとも第2の認証キーを記憶部に格納する格納手順と、
前記認証キー取得手順により前記認証キー管理サーバから取得された前記遊技機との装置間の認証に用いる第1の認証キーを前記認証装置に配信し、少なくとも前記認証キー取得手順により前記認証キー管理サーバからの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶部に格納された第2の認証キーを前記認証装置に配信する認証キー配信手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする遊技場管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機を管理する遊技機管理システム、該遊技機が設置された遊技を管理する遊技管理装置、遊技機管理方法及び遊技管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ店等の遊技店には、一般的に遊技機の機外にパチンコ玉等の遊技媒体を投出する遊技機(以下、「開放式遊技機」と言う)が配設されてきたが、最近になって、他店からの持込玉や異なる貸出レート間の持込玉の問題が顕在化してきたため、かかる持込玉が発生しない封入式遊技機が注目されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、遊技客が遊技媒体である遊技玉に触れない構造とし、遊技玉が入賞すると該入賞分の遊技玉数を持玉数に加算し、入賞しないアウト玉分の遊技玉数を持玉数から減算する封入式遊技機が開示されている。
【0004】
かかる封入式遊技機では、少量(例えば200玉)の遊技玉を内部循環玉として繰り返し使用するため、装置外部への遊技玉の排出や装置外部からの遊技玉の受け入れが発生しないため、上記持込玉に関する問題が生じない。
【0005】
一方で、封入式遊技機では遊技玉をデータとして管理するので、データを改竄する不正による影響が特に甚大となる。このため、外部のサーバより取得した認証キーを用いた技機の認証をない、認証が適正に行なわれた場合に動作可能とすることが正の防止に有効であると考えられる
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−233635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、外部のサーバより取得した認証キーによる認証が適正に行なわれることを技機の動作の条件とすると、外部のサーバとの通信による認証キーの取得が未了である場合に技機が使用できな。このように技機が使用できなと、遊技店の運用に非常に大きな障害が生じる。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、外部のサーバからの認証キーの取得が未了の場合であっても遊技機を動作可能とする遊技機管理システム、遊技管理装置、遊技機管理方法及び遊技管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、該遊技機に通信可能に併設された台間装置とを有し、前記遊技機を管理する遊技機管理システムであって、前記台間装置は、遊技場外の前記認証キーを管理する認証キー管理手段から定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手段と、少なくとも第2の認証キーを記憶する記憶手段と、認証キー取得手段により前記認証キー管理手段から取得された第1の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用い、少なくとも前記認証キー取得手段により前記認証キー管理手段からの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶手段に記憶された第2の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用いるよう認証キーを取り扱う認証キー取扱手段と、前記認証キー取扱手段により認証に用いる対象となった認証キーを用いて前記遊技機の動作を管理するべく前記遊技機に対応して設けられる動作管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記発明において、前記動作管理手段は、認証キーが有効であるか否かを、当該認証キーに関連した所定の情報によって判定し、少なくとも有効であることを条件として記遊技機が遊技制御を行いうるようにするための処理をすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記動作管理手段は、所定の条件に基づいて新たな認証キーの取得が必要であることを判定する取得判定手段と、前記取得判定手段が認証キーの取得が必要であることを判定した場合に、認証キーを要求する認証キー要求手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、前記認証キー取得手段は、前記遊技機を識別する識別情報及び/又は前記認証キー取扱手段を識別する識別情報に基づいて、対応する認証キーを前記認証キー管理手段から取得することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記認証キー取得手段は、前記遊技機を設置した遊技店の識別情報に対応する認証キーを前記認証キー管理手段から取得することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、前記遊技機に対応して設置されて前記遊技機の認証を行なう認証装置とを設置した遊技場を管理する遊技場管理装置であって、遊技場外の前記認証に用いる認証キーを管理する認証キー管理サーバから定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手段と、少なくとも第2の認証キーを記憶する記憶手段と、前記認証キー取得手段により前記認証キー管理サーバから取得された前記遊技機との装置間の認証に用いる第1の認証キーを前記認証装置に配信し、少なくとも前記認証キー取得手段により前記認証キー管理サーバからの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶手段に記憶された第2の認証キーを前記認証装置に配信する認証キー配信手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、該遊技機に通信可能に併設された台間装置とを有し、前記遊技機を管理する遊技機管理方法であって、前記台間装置が、遊技場外の認証に用いる認証キーを管理する認証キー管理手段から定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得工程と、少なくとも第2の認証キーを記憶部に格納する格納工程と、前記認証キー取得工程により前記認証キー管理手段から取得された第1の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用い、少なくとも前記認証キー取得工程により前記認証キー管理手段からの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶部に格納された第2の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用いるよう認証キーを取り扱う認証キー取扱工程と、前記認証キー取扱工程により認証に用いる対象となった認証キーを用いて前記遊技機の動作を管理する動作管理工程とを含むことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機と、前記遊技機に対応して設置されて前記遊技機の認証を行なう認証装置とを設置した遊技場を管理する遊技場管理プログラムであって、遊技場外の前記認証キーを管理する認証キー管理サーバから定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得する認証キー取得手順と、少なくとも第2の認証キーを記憶部に格納する格納手順と、前記認証キー取得手順により前記認証キー管理サーバから取得された前記遊技機との装置間の認証に用いる第1の認証キーを前記認証装置に配信し、少なくとも前記認証キー取得手順により前記認証キー管理サーバからの第1の認証キーの取得が未了である場合には前記記憶部に格納された第2の認証キーを前記認証装置に配信する認証キー配信手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、遊技場外の前記認証キーを管理する認証キー管理手段から定期的に配信され、遊技機識別情報とは異なる第1の認証キーを取得し、少なくとも第2の認証キーを記憶手段に記憶し、認証キー管理手段から取得された第1の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用い、少なくとも認証キー管理手段からの第1の認証キーの取得が未了である場合には記憶手段に記憶した第2の認証キーを前記遊技機との装置間の認証に用いるよう認証キーを取り扱い、認証に用いる対象となった認証キーを用いて遊技機の動作を管理するよう構成したので、認証キーの取得が未了である場合であっても遊技機を動作可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、実施例に係る遊技機管理システムの概念を説明するための説明図である。
図2図2は、実施例に係る遊技機管理システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
図3図3に示した台間カード処理機及び封入式遊技機の外観構成について説明する。
図4図4は、図3に示した台間カード処理機及び封入式遊技機の外観構成を示す図である。
図5図5は、図3に示した台間カード処理機及び封入式遊技機の内部構成を示すブロック図である。
図6図6は、図3に示したカード管理装置の内部構成を示すブロック図である。
図7図7は、記憶部が記憶するデータを説明するための説明図である。
図8図8は、台間カード処理機が管理基板ID及び遊技機IDをカード管理装置に通知する際の処理手順を示すフローチャートである。
図9図9は、カード管理装置が認証キーの管理を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。
図10図10は、認証キーにかかる各装置の動作を説明するための説明図である。
図11図11は、認証キーの配信タイミングと各装置の動作を説明するための説明図である。
図12図12は、封入式遊技機の扉の開閉管理を説明するための説明図である。
図13図13は、通信異常の発生箇所を説明するための説明図である。
図14図14は、通信経路C1がオフラインとなった場合の説明図である。
図15図15は、通信経路C2がオフラインとなった場合の説明図である。
図16図16は、通信経路C3がオフラインとなった場合の説明図である。
図17図17は、通信経路C4がオフラインとなった場合の説明図である。
図18図18は、台間カード処理機が持玉を全て管理する構成を説明するための説明図である。
図19図19は、台間カード処理機が管理する持玉を適宜封入式遊技機に渡す構成を説明するための説明図である。
図20図20は、封入式遊技機が全ての持玉を管理する構成を説明するための説明図である。
図21図21は、混在環境における持玉の管理を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技機管理システム、遊技管理装置、遊技機管理方法及び遊技管理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
【0020】
なお、本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体または当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体また当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客および会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料が課される(手数料は遊技媒体数を減算することで徴収される)ことが通常であるが、時間帯や会員種別によって徴収しないこととしても良い。
【実施例】
【0021】
まず、本実施例に係る遊技機管理システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技機管理システムの概念を説明するための説明図である。
【0022】
図1に示すように、封入式遊技機20には、台間カード処理機10が併設されている。台間カード処理機10は、遊技機管理基板10cを有する。遊技機管理基板10cは、認証キーを用いて封入式遊技機20の認証を行い、認証が適正に行なわれた場合に封入式遊技機20による遊技を可能とする。この認証は、開店処理毎など、定期的に実行する。
【0023】
台間カード処理機10が認証に用いる認証キーは、カード管理装置40から配信される。カード管理装置40は、遊技店内に設けられた装置であり、遊技店外部の認証キー管理センタ120から取得した認証キーを店内の各台間カード処理機10に配信する。
【0024】
カード管理装置40は、認証キー管理センタ120から認証キーを取得する際に、予備の認証キーを含む複数の認証キーを取得し、記憶部45に格納する。このように、予備の認証キーを記憶しておくことで、カード管理装置40は、認証キー管理センタ120との通信に障害が発生し、新規の認証キーを取得できない場合には、予備の認証キーを台間カード処理機10に送信し、認証処理を行なわせることができる。
【0025】
次に、本実施例に係る遊技機管理システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係る遊技機管理システムのシステム構成を示すシステム構成図である。図2に示すように、カード管理装置40、台間カード処理機10及び封入式遊技機20は遊技店内に設置される。カード管理装置40は、ネットワークを介してカード管理センタ110と接続する。カード管理センタ110は、認証キー管理センタ120とネットワークを介して接続し、認証キー管理センタ120はネットワークを介して機種管理センタ130と接続する。
【0026】
カード管理装置40は、装置管理データ、認証結果データ及び稼働管理データをカード管理センタ110に送信する。装置管理データは、遊技店に設置された封入式遊技機20を識別する識別情報である遊技機IDと、遊技店に設置された台間カード処理機10に内蔵された遊技機管理基板10cを識別する識別情報である管理基板IDとを含む。
【0027】
認証結果データは、遊技機管理基板10cによる封入式遊技機20の認証結果を示すデータである。認証結果は、認証が失敗した場合にのみ送信することとしてもよいし、認証が成功した場合にも送信するようしてもよい。
【0028】
稼働管理データは、遊技店の売上げや封入式遊技機20の稼働状態を示すデータである。封入式遊技機20の稼働状態には、賞出玉数、打込玉数及び貸玉数などのデータを含むことができる。
【0029】
カード管理センタ110は、稼働管理データにより、遊技店の売上げや各遊技機の稼働状態を管理することができる。また、カード管理センタ110は、認証キー管理センタ120に対し、装置管理データと認証結果データを送信する。
【0030】
機種管理センタ130は、出荷した封入式遊技機の遊技機IDと、出荷した遊技機管理基板の管理基板IDとを認証キー管理センタ120に送信する。認証キー管理センタ120は、出荷した封入式遊技機の遊技機ID並びに出荷した遊技機管理基板の管理基板IDと、カード管理センタ110から受信した装置管理データに含まれる遊技機ID及び管理基板IDとを照合することで、カード管理センタ110から受信した装置管理データに含まれる遊技機ID及び管理基板IDが正規のIDであるか否かを判定する。
【0031】
また、認証キー管理センタ120は、カード管理センタ110から受信した機種管理データに基づいて、対応する認証キーをカード管理センタ110経由でカード管理装置40に送信する。
【0032】
次に、図2に示した遊技店のシステム構成について説明する。図3は、遊技店のシステム構成を示す図である。同図に示すように、遊技店のシステムは、複数の封入式遊技機20と、各封入式遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して通信回線90と接続する。通信回線90には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、景品管理装置70と、精算機80と接続される。
【0033】
封入式遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この封入式遊技機20は、台間カード処理機10が玉貸し処理を行った場合に持玉数を加算し、持玉が存在する範囲で、遊技盤面に遊技玉を打ち込むことができる。当該遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
【0034】
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機の制御装置は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
【0035】
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数を持玉数に加算する。
【0036】
また、封入式遊技機20は、台間カード処理機10から持玉返却指示を受信した場合には、自装置で管理していた持玉数を台間カード処理機10に通知して、持玉数を「0」にクリアする。
【0037】
台間カード処理機10は、プリペイド価値の管理、遊技玉の貸し出し、カード返却処理、封入式遊技機20の認証及び稼働状態の管理、カード管理装置40及び会員管理装置50との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、この紙幣分のプリペイド価値を記憶するととともに、所定の玉貸し操作がなされたならば、所定数のプリペイド価値を減算しつつ、減算したプリペイド価値分に対応する持玉数を封入式遊技機20に加算させる。
【0038】
また、台間カード処理機10は、カードを受け付けたならば、該カードに関連付けられたプリペイド価値、持玉数及び貯玉数を記憶する。台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数を封入式遊技機20に送信する。すなわち、持玉再プレイを受け付ける度に、台間カード処理機10が管理していた持玉数が所定数ずつ封入式遊技機20の管理下に移されることとなる。
【0039】
また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する貯玉数を所定数減算し、減算した貯玉数に対応する持玉数を封入式遊技機20に送信する。すなわち、貯玉再プレイを受け付ける度に、台間カード処理機10が管理していた貯玉数が所定数ずつ持玉数に変換され、封入式遊技機20の管理下に移されることとなる。
【0040】
台間カード処理機10は、所定の遊技終了操作を受け付けたならば、封入式遊技機20に対して持玉返却指示を送信して封入式遊技機20が管理する持玉数の通知を受け、台間カード処理機10が管理していた持玉数に加算する。そして、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理するプリペイド価値、持玉数及び貯玉数をカードに関連付けて排出する処理を行う。なお、遊技終了操作を受け付けた場合に、カードの排出までを連動して行うこととしてもよい。
【0041】
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の封入式遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
【0042】
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカードID及び持玉数を受信したならばカードデータを更新し、台間カード処理機10からカードIDを受信したならば、該カードIDに関連付けられた持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、カード管理装置40は、景品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を景品管理装置70に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
【0043】
さらに、カード管理装置40は、上述したように、カード管理センタ110からの認証キーの取得と、台間カード処理機10への認証キーの配信とを行なう。また、カード管理装置40は、店内の装置の管理、認証結果の管理、稼働状態の管理を行い、カード管理センタ110への装置管理データ、認証結果データ及び稼働管理データを送信する。
【0044】
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
【0045】
会員管理装置50は、台間カード処理機10から会員カードIDを受信したならば、該会員カードIDに対応する貯玉数を台間カード処理機10に通知する。また、会員管理装置50は、景品管理装置70から会員カードIDを受信したならば、この会員カードIDに関連付けられた貯玉数を景品管理装置70に対して通知する。また、会員管理装置50は、景品管理装置70から会員カードID及び貯玉数を受信したならば、この会員カードIDに対応する貯玉数を景品管理装置70に対して通知する。
【0046】
精算機80は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
【0047】
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置70には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタが一般カード又は会員カードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
【0048】
次に、図3に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の外観構成について説明する。図4は、図3に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の外観構成を示す図である。同図には紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
【0049】
図4に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12とを有する。また、台間カード処理機10は、ディスプレイなどの表示部並びにテンキーや各種ボタンを含む操作部からなる表示操作部13と、カードID、プリペイド価値、貯玉データ及び持玉データが記憶されたカードを受け付けるカード挿入口14とが設けられている。
【0050】
また、封入式遊技機20には、封入された遊技玉を遊技領域に打ち込む際に使用するハンドル21と、プリペイド価値の残数を表示するプリペイド価値表示部15と、持玉数を表示する持玉数表示部16とが設けられている。その詳細な説明は後述するが、このプリペイド価値表示部15は、封入式遊技機20の前面に設けられているものの、台間カード処理機10の制御部に直結されている。
【0051】
次に、図3に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の内部構成について説明する。図5は、図3に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の内部構成を示すブロック図である。図5に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12aと、表示操作部13と、リーダライタ14aと、通信部10aと、記憶部10bと、制御部10dとを有する。
【0052】
紙幣搬送部12aは、紙幣挿入口12から挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。リーダライタ14aは、カード挿入口14に挿入されたカードに記憶されたカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14に挿入されたカードは、このリーダライタ14aを経て図示しないカード収納部に収納される。通信部10aは、通信回線90や店員が携行する店員携帯端末との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。
【0053】
記憶部10bは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、台間カード処理機ID10b1、遊技機ID10b2、管理基板ID10b3、認証キー10b4及びカードデータ10b5を記憶する。
【0054】
台間カード処理機ID10b1は、台間カード処理機10の識別情報である。遊技機ID10b2は、台間カード処理機10に接続された封入式遊技機20から取得した封入式遊技機20の識別情報である。管理基板ID10b3は、台間カード処理機10に内蔵された遊技機管理基板10cから取得した遊技機管理基板10cの識別情報である。
【0055】
認証キー10b4は、カード管理装置40から配信された認証キーである。カードデータ10b5は、カード挿入口14に挿入されたカードに関するデータである。カードデータ10b5には、カードID、プリペイド価値、持玉、貯玉の情報が含まれる。
【0056】
カードIDは、リーダライタ14aで読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14にカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14aにより読み取られたカードIDによりカードIDが更新される。また、カード挿入口14から図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14aにより読み取られたカードIDによりカードIDが更新される。
【0057】
プリペイド価値は、遊技客の現時点のプリペイド価値の残数であり、紙幣又はカードの投入により加算され、持玉への移行により減算される。持玉は、台間カード処理機10が管理する持玉数を示すデータであり、貯玉は、台間カード処理機10が管理する貯玉数を示すデータである。
【0058】
遊技機管理基板10cは、台間カード処理機10に内蔵された基板であり、認証処理部10c1、起動管理部10c2及び管理基板ID記憶部10c3を有する。認証処理部10c1は、記憶部10bに格納された認証キー10b4を用いて、封入式遊技機20の認証を行なう処理部である。認証の結果は、制御部10dに出力する。
【0059】
認証処理部10c1は、認証キーの有効性を確認して、認証キー10b4が有効であることを条件に認証を開始する。具体的には、認証処理部10c1に日時を管理するタイマを設け、認証キー管理センタが認証キーを生成する際に設定した有効期限内であるか否かを確認する。また、不正が発生した場合にそれまでに使用されていた認証キーを無効化して、新しい認証キーの発行を認証キー管理センタに要求してもよい。
【0060】
認証処理部10c1は、認証キー10b4が有効であるならば、封入式遊技機20に対して認証キー10b4とともに応答要求を送信する。認証処理部10c1は、封入式遊技機20からの応答が認証キー10b4と整合しているかを確認し、整合していなければエラー処理を行なう。
【0061】
また、認証処理部10c1は、封入式遊技機20からの応答を受けて、さらに応答データを封入式遊技機に送信する。封入式遊技機20は、認証処理部10c1からの応答データが自装置から送信した応答と整合しているかを確認し、確認結果を認証処理部10c1に送信する。認証処理部10c1は、確認結果、即ち認証の成否を起動管理部10c2に出力する。
【0062】
なお、ここでは認証処理部10c1から、即ち台間カード処理機10から認証を開始する場合について説明したが、封入式遊技機20が認証の開始を台間カード処理機10に要求するよう構成してもよい。
【0063】
起動管理部10c2は、認証処理部10c1による認証が成功し、封入式遊技機20が正規の封入式遊技機であると確認できたことを条件に、封入式遊技機20を起動制御する処理部である。認証に失敗した場合には、封入式遊技機20の起動は禁止され、遊技が行えない状態となる。
【0064】
管理基板ID記憶部10c3は、遊技機管理基板10cの識別情報である管理基板IDを記憶する記憶部である。この管理基板IDは、製造時に決定され、変更されることはない。
【0065】
また、遊技機管理基板10cは、台間カード処理機10と封入式遊技機20との通信を行なう。具体的には、封入式遊技機20からの遊技機IDの取得、台間カード処理機10から封入式遊技機20への持玉の移行、封入式遊技機20から台間カード処理機10への持玉の返却、封入式遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信を行なう。
【0066】
制御部10dは、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、認証キー取得部10d1、玉貸処理部10d2及び解錠処理部10d3を有する。認証キー取得部10d1は、カード管理装置40から配信された認証キー10b4を記憶部10bに格納し、遊技機管理基板10cに認証処理を行なわせる処理部である。また、認証キー取得部10d1は、遊技機管理基板10cによる認証の結果をカード管理装置40に送信する。
【0067】
玉貸処理部10d2は、図示しないデータ管理部、紙幣処理部及びカード処理部を有する。データ管理部は、記憶部10bに記憶したカードデータ10b5を管理する。データ管理部は、紙幣挿入口12に紙幣が挿入されると、この紙幣分に相当するプリペイド価値をカードデータ10b5のプリペイド価値に加算する。
【0068】
同様に、データ管理部は、カード挿入口14にカードが挿入されると、このカードに関連付けられたプリペイド価値をカードデータ10b5のプリペイド価値に加算する。また、カードIDをカード管理装置40に送信し、該カードIDに対応する持玉数をカード管理装置40から受け取って、カードデータ10b5の持玉とする。同様に、カードIDを会員管理装置50に送信し、該カードIDに対応する貯玉数を会員管理装置50から受け取って、カードデータ10b5の貯玉とする。
【0069】
データ管理部は、封入式遊技機20の玉貸しボタンが押下操作されると、カードデータ10b5のプリペイド価値を所定数(例えば、10度数)減算し、対応する数の持玉を追加するよう封入式遊技機20に通知する。
【0070】
また、データ管理部は、持玉再プレイ操作を受け付けると、カードデータ10b5の持玉を所定数減算し、減算した持玉数を封入式遊技機20に送信する。同様に、データ管理部は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カードデータ10b5の貯玉を所定数減算し、減算した貯玉数に対応する持玉を封入式遊技機20に送信する。
【0071】
また、カード返却ボタンが押下操作されたならば、データ管理部は、封入式遊技機20が記憶する持玉を取得し、該持玉をカードデータ10b5の持玉に加算する。そして、カードデータ10b5のカードID及び持玉をカード管理装置40に送信してカードデータ更新依頼を行うとともに、カードデータ10b5のカードID及び貯玉データを会員管理装置50に送信して会員データ更新依頼を行う。
【0072】
紙幣処理部は、紙幣挿入口12から受け付けた紙幣を搬送制御しつつ該紙幣の金種識別及び真偽識別を行った後に、該紙幣を図示しない紙幣収納部に収納する処理部である。紙幣処理部は、受け付けた紙幣が真正な紙幣であると識別した場合には、金種に対応する価値をデータ管理部に通知し、プリペイド価値の加算を行わせる。
【0073】
カード処理部は、カード挿入口14からカードを受け付けたならば、リーダライタ14aによりカードIDを読み取らせる。読み取ったカードIDは、カードデータ10b5のカードIDとなる。そして、カードIDに関連付けられたプリペイド価値をカードデータ10b5のプリペイド価値に加算する。また、カード処理部は、カード返却ボタンが押下操作され、データ管理部によりカード管理装置40のカードデータ並びに会員管理装置50の会員データが更新された後に、カードデータ10b5のプリペイド価値をカードに関連付けてカード挿入口14から排出する。
【0074】
解錠処理部10d3は、店員携帯端末からの指示に基づいて、封入式遊技機20の扉を解錠し、扉の開閉が可能な状態とする処理部である。この封入式遊技機20の扉の解錠指示は、遊技機管理基板10cを介して送信される。
【0075】
封入式遊技機20は、扉開閉機構22、記憶部23及び制御部24を有する。扉開閉機構22は、封入式遊技機20の扉を開閉する機構であり、台間カード処理機10からの解錠指示に基づいて解錠可能である。
【0076】
記憶部23は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部23は、遊技機ID23a、機種データ23b、遊技結果データ23c及び持玉データ23dを記憶する。
【0077】
遊技機ID23aは、封入式遊技機20の識別情報である。遊技機ID23aは、製造時に決定され、変更されることはない。機種データ23bは、封入式遊技機20の機種を示すデータである。また、封入式遊技機20の遊技の傾向等、任意の指標により封入式遊技機20を分類した分類情報を機種データ23bに含めてもよい。遊技結果データ23cは、封入式遊技機20による遊技処理の結果を示すデータである。この遊技結果データ23cには、打込玉数及び賞出玉数などが含まれる。持玉データ23dは、封入式遊技機20が管理する現時点での持玉数を示すデータである。
【0078】
制御部24は、封入式遊技機20を全体制御する制御部である。制御部24は、台間カード処理機10への遊技機ID及び機種データの送信、遊技制御、持玉数の管理を行なう。遊技制御は、遊技機管理基板10cによる認証が成功した場合に可能となる。制御部24は、遊技制御の結果を遊技結果データ23cとして記憶し、台間カード処理機10に送信する。また、台間カード処理機10から通知された持玉数を持玉データ23dに加算し、遊技制御により生じた持玉の増減を持玉データ23dに反映する。カード返却指示を受け付けた場合には、制御部24は、持玉データ23dが示す持玉数を台間カード処理機10に送信し、持玉データ23dを「0」にクリアする。
【0079】
次に、図3に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図6は、図3に示したカード管理装置40の内部構成を示すブロック図である。図6に示すように、カード管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、外部ネットワーク通信部43、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
【0080】
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。外部ネットワーク通信部43は、カード管理センタ110と通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部44は、通信回線90を介して島コントローラ30、精算機80、景品管理装置70及び会員管理装置50等とデータ通信するためのインタフェース部である。
【0081】
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、店舗ID45a、カード管理データ45b、装置管理データ45c、稼働管理データ45d及び認証キー45fを記憶する。
【0082】
店舗ID45aは、遊技店を識別する識別情報である。カード管理データ45bは、カードIDにプリペイド価値の残高と持玉数とを対応付けたデータである。装置管理データ45cは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ45cは、台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、管理基板ID、遊技機ID、封入式遊技機20の機種や分類のデータを含む。
【0083】
稼働管理データ45dは、各遊技台の稼働状況を管理するデータであり、日付、遊技機ID、打込玉数、賞出玉数及び貸玉数を対応付けたデータである。認証キー45fは、カード管理センタ110を介して受信され、記憶される。
【0084】
制御部46は、カード管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46a、装置管理部46b、稼働管理部46c、認証キー管理部46dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、カード管理部46a、装置管理部46b、稼働管理部46c、認証キー管理部46dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
【0085】
カード管理部46aは、カード管理データ45bの管理を行う処理部である。カード管理部46aは、台間カード処理機10、精算機80及び景品管理装置70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉数を更新する。
【0086】
装置管理部46bは、装置管理データ45cの管理を行なう処理部である。装置管理部46bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、管理基板ID、遊技機ID及び封入式遊技機20の機種に基づいて、装置管理データ45cを生成及び更新する。また、装置管理部46bは、装置管理データ45cを定期的にカード管理センタ110に送信する。
【0087】
稼働管理部46cは、稼働管理データ45dの管理を行なう処理部である。稼働管理部46cは、台間カード処理機10から取得した遊技結果データに基づいて、稼働管理データ45dを生成及び更新する。稼働管理部46cは、稼働管理データ45dを定期的にカード管理センタ110に送信する。
【0088】
認証キー管理部46dは、カード管理センタ110を介して認証キー管理センタ120から認証キー45fを取得して、記憶部45に格納する。認証キー管理部46dは、認証キー管理センタ120と最初に接続した際には、予備の認証キーを含む複数の認証キー45fを取得して記憶部45に格納する。予備の認証キーが記憶部45に記憶されている場合には、認証キー管理部46dは、新しい認証キーのみを取得する。また、予備の認証キーを使用した場合には、認証キー管理部46dは、予備の認証キーを再び認証キー管理センタ120から取得し、記憶部45に格納する。
【0089】
認証キー管理センタ120からの認証キー45fの取得が成功した場合には、取得した認証キー45fを台間カード処理機10に配信する。一方、認証キー管理センタ120からの認証キー45fの取得が失敗した場合には、認証キー管理部46dは、以前に取得して記憶部45に格納した予備の認証キー45fを台間カード処理機10に配信する。
【0090】
認証キー管理部46dは、認証キーの取得及び配信に際し、必要に応じて店舗ID45a及び装置管理データ45cを使用する。具体的には、認証キーが店舗毎に異なる場合には、店舗ID45aを認証キー管理センタ120に送信して対応する認証キーを取得する。また、認証キーが管理基板ID毎、遊技機ID毎、機種毎又は分類毎に異なる場合には、装置管理データ45cから認証キーの特定に必要な情報を認証キー管理センタ120に送信して対応する認証キーを取得する。そして、認証キーが管理基板ID毎、遊技機ID毎、機種毎又は分類毎に異なる場合には、装置管理データ45cに基づいて各台間カード処理機10に送信すべき認証キーを判定して配信することとなる。
【0091】
次に、図6に示した記憶部45が記憶するデータの具体例について説明する。図7は、記憶部45が記憶するデータを説明するための説明図である。図7に示すカード管理データ45bは、カードID「1001」にプリペイド価値「2500」及び持玉「3000」が対応付けられた状態を示している。
【0092】
図7に示す装置管理データ45cは、台間カード処理機ID「3001」のネットワーク上のアドレスが「192.168.2.1」、内蔵された遊技機管理基板10cの管理基板IDが「4010」、接続された封入式遊技機20の遊技機IDが「5009」、接続された封入式遊技機20の機種が「EV01」であることを示している。
【0093】
図7に示す稼働管理データ45dは、日付「20120401」において、遊技機ID「5001」の封入式遊技機20の打込玉数が「123000」、賞出玉数が「234000」、貸玉数が「111000」であることを示している。
【0094】
次に、台間カード処理機10が管理基板ID及び遊技機IDをカード管理装置40に通知する際の処理手順について説明する。図8は、台間カード処理機10が管理基板ID及び遊技機IDをカード管理装置40に通知する際の処理手順を示すフローチャートである。
【0095】
図8に示すように、台間カード処理機10の認証キー取得部10d1は、遊技機管理基板10cから管理基板IDを取得し(ステップS101)、記憶部10bに記憶した管理基板10b3と照合して、管理基板IDが変更されたか否か、即ち遊技機管理基板10cが交換されたか否かを判定する(ステップS102)。
【0096】
管理基板IDが変更されている場合には(ステップS102;Yes)、管理基板ID10b3を更新したうえで、認証キー取得部10d1は、台間カード処理機ID10b1及び管理基板ID10b3をカード管理装置40に送信する(ステップS103)。カード管理装置40は、受信した台間カード処理機ID10b1に対応付けられた管理基板IDを更新する。
【0097】
台間カード処理機ID10b1及び管理基板ID10b3をカード管理装置40に送信した(ステップS103)後、若しくは管理基板IDに変更がない場合(ステップS102;No)、認証キー取得部10d1は、封入式遊技機20の遊技機ID23aを取得する(ステップS104)。
【0098】
認証キー取得部10d1は、記憶部10bに遊技機ID10b2が記憶されていない、すなわち、台間カード処理機10に対して新規に接続された封入式遊技機20であるか否かを判定する(ステップS105)。記憶部10bに遊技機ID10b2が記憶されており、新規の遊技機IDでないならば(ステップS105;No)、認証キー取得部10d1は、取得した遊技機ID23aと記憶部10bに記憶した遊技機ID10b2と照合して、遊技機IDが変更されたか否か、即ち封入式遊技機20が交換されたか否かを判定する(ステップS106)。遊技機IDが変更されていなければ(ステップS106;No)、認証キー取得部10d1は、処理を終了する。
【0099】
新規の遊技機IDである場合(ステップS105;Yes)若しくは遊技機IDが変更されている場合(ステップS106;Yes)、遊技機ID10b2を更新したうえで、封入式遊技機20の機種データ23bを取得する(ステップS107)。そして、台間カード処理機ID10b1、遊技機ID10b2及び機種データ23bをカード管理装置40に送信し(ステップS108)、処理を終了する。
【0100】
次に、カード管理装置40が認証キーの管理を行なう場合の処理手順について説明する。図9は、カード管理装置40が認証キーの管理を行なう場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0101】
図9に示すように、カード管理装置40の認証キー管理部46dは、認証キー管理センタ120と通信可能であるか否かを判定する(ステップS201)。認証キー管理センタ120と通信可能であるならば(ステップS201;Yes)、認証キー管理部46dは、認証キー45fを認証キー管理センタ120から取得し(ステップS202)、台間カード処理機10に配信して(ステップS203)、処理を終了する。
【0102】
一方、認証キー管理センタ120との通信が不可能であるならば(ステップS201;No)、認証キー管理部46dは、記憶部45に記憶された予備の認証キーを読み出して台間カード処理機10に配信し(ステップS204)、処理を終了する。
【0103】
なお、上述したように、認証キー管理センタ120との最初の接続時や、予備の認証キーの使用後など、記憶部45に予備の認証キーが記憶されていない場合には、ステップS202において複数の認証キーを記憶し、その一部を予備の認証キーとして記憶部45に記憶する。
【0104】
次に、認証キーにかかる各装置の動作について説明する。図10は、認証キーにかかる各装置の動作を説明するための説明図である。まず、認証キーの生成に必要な管理基板ID通知(1)について説明する。
【0105】
既に説明したように、台間カード処理機10と遊技機管理基板10cは、管理基板IDを管理している。台間カード処理機10の初回導入時及び遊技機管理基板10cを含む台間カード処理機が入れ替った場合に、この管理基板ID通知は実行される。なお、台間カード処理機10と封入式遊技機20との間に断線等が発生した後には、改めて管理基板ID通知を行なう必要はない。
【0106】
管理基板ID通知では、まず、遊技機管理基板10cを内蔵した台間カード処理機10が、管理基板IDをカード管理装置へ送信する。次に、カード管理装置40は、全台間カード処理機10から受信した管理基板IDを店舗IDとヒモ付けてカード管理センタ110へ送信する。
【0107】
カード管理センタ110は、全加盟店のカード管理装置40から受信したデータを認証キー管理センタ120へ送信する。認証キー管理センタ120は、全カード管理センタ110から受信したデータと遊技機管理基板の出荷時の管理基板IDとを照合する。照合の結果、出荷履歴なしの場合は警告し、カード管理センタ110へ通知する。
【0108】
次に、認証キーの生成に必要な遊技機ID通知(2)について説明する。既に説明したように、台間カード処理機10は、遊技機IDを管理している。遊技機IDは、封入式遊技機20の接続検知時(遊技機電源ON等)に毎回確認し、初回及び前回までと変更がある場合は遊技機IDの通知を実行する。また、台間カード処理機10の設置時、カード管理装置40の設置時、台間カード処理機10と封入式遊技機20との間に生じた断線等からの復旧時には、改めて遊技機ID通知を行なう。
【0109】
遊技機ID通知では、まず、封入式遊技機20が、台間カード処理機10の接続時に遊技機IDを台間カード処理機へ送信する。台間カード処理機10は、封入式遊技機20から受信した遊技機IDをカード管理装置40へ送信する。
【0110】
カード管理装置40は、全台間カード処理機から受信した遊技機IDを店舗IDとヒモ付けてカード管理センタ110へ送信する。カード管理センタ110は、全加盟店のカード管理装置40から受信したデータを認証キー管理センタ120へ送信する。
【0111】
認証キー管理センタ120は、全カード管理センタ110から受信したデータと出荷時の遊技機IDとを照合する。照合の結果、出荷履歴なしの場合は警告し、遊技機メーカーやカード管理センタ110へ通知する。
【0112】
次に、認証キー配信(3)について説明する。認証キーは、1日1回配信される。この時、本日分の認証キーに加え、必要に応じて予備の認証キーを一括配信する。配信された認証キーは、カード管理装置40で管理、又は遊技機管理基板10cで管理する。なお、遊技機ID通知(2)に認証キーが必要な場合は遊技機ID通知(2)の前に認証キー配信(3)を行なうこととなる。認証キーは、全店で同一であってもよいが、カード会社単位、店舗単位、台単位、機種単位、又は分類単位で異ならせてもよい。また、認証キーに使用期限を設けたり、日毎に異なる認証キーを設けてもよい。
【0113】
認証キー配信(3)では、まず、認証キー管理センタ120が認証キーを生成し、生成した認証キーを全カード管理センタ110へ配信する。カード管理センタ110は、認証キー管理センタ120から受信した認証キーを全加盟店のカード管理装置40へ配信する。
【0114】
カード管理装置40は、カード管理センタ110から受信した認証キーを全台間カード処理機10へ配信する。台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した認証キーを遊技機管理基板10cへ転送し、封入式遊技機20の認証を実行する。
【0115】
次に、遊技機認証(4)について説明する。台間カード処理機10に内蔵された遊技機管理基板10cは、カード管理装置40から受信した認証キーを使用して封入式遊技機20の認証を実施する。認証が成功したならば、封入式遊技機20へ動作許可を送信し、認証成功の結果をカード管理装置40に送信する。
【0116】
封入式遊技機20は、台間カード処理機40からの動作許可を受信し遊技可能状態となる。また、カード管理装置40は、認証が成功した台間カード処理機10から受信した結果をカード管理センタ110へ送信する。なお、認証成功の結果については送信を行わないこととしてもよい。
【0117】
カード管理センタ110は、全加盟店のカード管理装置40から受信した認証成功の結果を認証キー管理センタ120へ送信する。なお、認証成功の結果については送信を行わないこととしてもよい。
【0118】
一方、認証が失敗したならば、台間カード処理機10に内蔵された遊技機管理基板10cは、封入式遊技機20へ動作禁止を送信し、認証失敗の結果及び認証失敗の理由をカード管理装置40に送信する。
【0119】
封入式遊技機20は、台間カード処理機40からの動作禁止を受信し遊技不可能状態を継続する。また、カード管理装置40は、認証が失敗した台間カード処理機10から受信した結果及び理由をカード管理センタ110へ送信する。カード管理センタ110は、全加盟店のカード管理装置40から受信した認証失敗の結果と理由を認証キー管理センタ120へ送信する。
【0120】
次に、認証キーの配信タイミングと各装置の動作について説明する。図11は、認証キーの配信タイミングと各装置の動作を説明するための説明図である。まず、「AM0:00〜AM5:00」等、店舗閉店中に認証キーの配信を行なう場合について説明する。
【0121】
この場合、認証キー管理センタ120は、カード管理センタ110へ本日分の認証キーと予備の認証キーを配信することとなる。カード管理センタ110は、認証キー管理センタ120から認証キー受信し、カード管理装置40からの要求により認証キーを配信する。
【0122】
カード管理装置40が、当日の開店処理時に認証キーの取得と配信を行なう場合には、カード管理装置40は、当日開店処理によりカード管理センタ110へ認証キーの配信要求を要求して、当日以降の認証キーを受信することとなる。そして、同じく当日の開店処理中で台間カード処理機10に認証キー配信を配信する。台間カード処理機10は、当日の開店処理時に当日以降の認証キーを受信し、封入式遊技機の認証を行なう。
【0123】
また、カード管理装置40が、当日の開店処理時に認証キーを取得し、閉店処理時に認証キーの配信を行なう場合には、カード管理装置40は、当日開店処理によりカード管理センタ110へ認証キーの配信要求を要求して、当日以降の認証キーを受信するが、配信は当日の閉店処理中に行なう。台間カード処理機10は、当日の閉店処理時に認証キーを受信し、封入式遊技機の認証を行なうことで、翌日の遊技が可能になる。
【0124】
次に、「AM5:01〜PM11:59」等、店舗営業中に認証キーの配信を行なう場合について説明する。この場合、認証キー管理センタ120は、カード管理センタ110へ翌日分の認証キーと予備の認証キーを配信することとなる。カード管理センタ110は、認証キー管理センタ120から認証キー受信し、カード管理装置40からの要求により認証キーを配信する。
【0125】
カード管理装置40が、当日の開店処理時に認証キーを取得し、翌日の開店処理で配信を行なう場合には、カード管理装置40は、当日開店処理によりカード管理センタ110へ認証キーの配信要求を要求して、翌日以降の認証キーを受信することとなる。そして、翌日の開店処理で台間カード処理機10に認証キー配信を配信する。台間カード処理機10は、当日の開店処理時に当日以降の認証キーを受信し、封入式遊技機の認証を行なう。
【0126】
また、カード管理装置40が、当日の閉店処理時に認証キーを取得し、翌日の開店処理時に認証キーの配信を行なう場合には、カード管理装置40は、当日閉店処理によりカード管理センタ110へ認証キーの配信要求を要求して、翌日以降の認証キーを受信する。そして、翌日の開店処理で台間カード処理機10に認証キー配信を配信する。台間カード処理機10は、当日の開店処理時に翌日以降の認証キーを受信し、封入式遊技機の認証を行なう。
【0127】
また、カード管理装置40が、営業中に認証キーと配信と配信を行なう場合には、カード管理装置40は、営業中にカード管理センタ110へ認証キーの配信要求を要求して、翌日以降の認証キーを受信する。そして、営業中に台間カード処理機10に認証キー配信を配信する。台間カード処理機10は、営業中に翌日以降の認証キーを受信し、封入式遊技機の認証を行なう。
【0128】
次に、封入式遊技機20の扉の開閉管理について説明する。図12は、封入式遊技機20の扉の開閉管理を説明するための説明図である。まず、台間カード処理機に対して店員携帯端末で遊技機の扉開錠操作を実施する場合について説明する。
【0129】
この場合には、台間カード処理機10から封入式遊技機20に対して解錠命令が送信される、封入式遊技機20の扉が解錠される。解錠中は、封入式遊技機20から台間カード処理機10へ対して解錠中である旨が送信される。台間カード処理機10では封入式遊技機20の扉が解錠中である旨をランプ等で表示すると共に、カード管理装置40に対してその旨を通知する。封入式遊技機20の扉が施錠されると台間カード処理機10の表示等は通常状態に戻る。
【0130】
次に、台間カード処理機10に対して店員携帯端末で封入式遊技機20の扉の解錠を予約し、封入式遊技機20の扉をメカキーにて解錠する場合について説明する。この場合には、封入式遊技機20の扉が解錠されると、封入式遊技機20から台間カード処理機10へ解錠が通知される。封入式遊技機20から扉の解錠が通知された際に、台間カード処理機10が扉解錠予約中でなければエラー報知する。エラー報知は、ランプの点灯、カード管理装置40へのログ送信、セキュリティカメラシステムへの警告等により行なう。
【0131】
次に、封入式遊技機20の扉をメカキーにて解錠し、台間カード処理機10に対して店員携帯端末でクリア操作を行なう場合について説明する。この場合には、封入式遊技機20の扉が解錠されると、封入式遊技機20から台間カード処理機10へ解錠が通知される。封入式遊技機20から解錠が通知されると、台間カード処理機10は使用禁止状態となる。その後、封入式遊技機20の扉が施錠されると、封入式遊技機20から台間カード処理機10へ扉の施錠が通知される。施錠通知を受信した台間カード処理機10に対して店員携帯端末でクリア操作を実行すると、使用禁止状態が解除される。
【0132】
次に、通信異常の発生箇所と各装置の動作について説明する。図13は、通信異常の発生箇所を説明するための説明図である。図13に示すように認証キーの配信に影響する通信経路は、認証キー管理センタ120とカード管理センタ110を結ぶ通信経路C1、カード管理センタ110とカード管理装置40とを結ぶ通信経路C2、カード管理装置40と島コントローラ30とを結ぶ通信経路C3、島コントローラ30と台間カード処理機10とを結ぶ通信経路C4である。
【0133】
この通信経路C1〜C4に異常が発生し、オフラインとなった場合の各装置の動作について図14〜17を用いて説明する。図14は、通信経路C1がオフラインとなった場合の説明図である。
【0134】
図14に示すように、通信経路C1がオフラインとなったとしても、カード管理センタ110、カード管理装置40、島コントローラ30、台間カード処理機10のいずれかまで認証キーが配信済であれば、通常通りの動作を行なうことができる。
【0135】
具体的には、カード管理センタ110によるカード管理装置40への認証キー送信、カード管理装置40から島コントローラ30への認証キー送信、島コントローラ30から台間カード処理機10への認証キー送信、台間カード処理機10による認証処理のうち、未実施の処理を順次実行することとなる。
【0136】
しかしながら、通信経路C1がオフラインとなった時点で認証キー管理センタ120からカード管理センタ110に認証キーが配信されておらず、当日分の認証キーが無い場合には、図14に網掛で示すように、通信経路C1の復旧後に各処理を行なうこととなる。
【0137】
図15は、通信経路C2がオフラインとなった場合の説明図である。図15に示すように、通信経路C2がオフラインとなった時点で、カード管理装置40、島コントローラ30又は台間カード処理機10まで認証キーが配信済であれば、通常通りの動作を行なうことができる。
【0138】
しかしながら、通信経路C2がオフラインとなった時点でカード管理装置40まで認証キーが配信されていない場合には、図15に網掛で示すように、通信経路C2の復旧後に各処理を行なうこととなる。
【0139】
図16は、通信経路C3がオフラインとなった場合の説明図である。図16に示すように、通信経路C3がオフラインとなった時点で、島コントローラ30又は台間カード処理機10まで認証キーが配信済であれば、通常通りの動作を行なうことができる。
【0140】
しかしながら、通信経路C3がオフラインとなった時点で島コントローラ30まで認証キーが配信されていない場合には、図16に網掛で示すように、通信経路C2の復旧後に各処理を行なうこととなる。
【0141】
図17は、通信経路C4がオフラインとなった場合の説明図である。図17に示すように、通信経路C4がオフラインとなった時点で、台間カード処理機10まで認証キーが配信済であれば、通常通りの動作を行なうことができる。
【0142】
しかしながら、通信経路C4がオフラインとなった時点で、台間カード処理機10まで認証キーが配信されていない場合には、図17に網掛で示すように、通信経路C2の復旧後に各処理を行なうこととなる。
【0143】
次に、持玉の管理の変形例について説明する。封入式遊技機20の持玉を管理する場合には、台間カード処理機10が持玉を全て管理する構成と、台間カード処理機10が管理する持玉を適宜封入式遊技機20に渡す構成と、封入式遊技機20が全ての持玉を管理する構成とがある。
【0144】
図18は、台間カード処理機10が持玉を全て管理する構成を説明するための説明図である。この構成では、台間カード処理機10は、図18(a)に示すように、持玉数が「1」より大きいことを条件に封入式遊技機20に発射許可を出力する。封入式遊技機20は、台間カード処理機10から発射許可の出力を受け、かつハンドル21が操作された場合に遊技玉を発射する。
【0145】
封入式遊技機20は、図18(b)に示すように、遊技玉の発射通知を台間カード処理機10に出力する。また、発射した遊技玉が入賞した場合には、賞玉数を台間カード処理機10へ通知する。
【0146】
台間カード処理機10は、封入式遊技機20からの通知に基づいて持玉数を増減させる。図18の例では、図18(a)で「1000」であった持玉数が、図18(b)で「999」となった状態を示している。
【0147】
図19は、台間カード処理機10が管理する持玉を適宜封入式遊技機20に渡す構成を説明するための説明図である。図19(a)では、台間カード処理機10が管理する持玉数は「1000」、封入式遊技機20が管理する持玉数は「0」である。
【0148】
台間カード処理機10は、遊技客による持玉再プレイ操作を受け付けると、所定玉数(例えば125玉)を台間カード処理機10が管理する持玉数から減算し、封入式遊技機20に通知する。封入式遊技機20は、台間カード処理機10からの通知に基づいて自装置が管理する持玉数を増加させる。図19(b)は、台間カード処理機10が管理する持玉数が「875」に減算され、封入式遊技機20が管理する持玉数が「125」となった状態を示している。
【0149】
封入式遊技機20は、遊技玉を発射した場合に自装置が管理する持玉数を減算し、発射した遊技玉が入賞した場合には賞玉数を自装置が管理する持玉数に加算する。図19(c)は、封入式遊技機20が管理する持玉数が「100」となった状態を示している。かかる遊技による持玉数の増減は、台間カード処理機10には影響せず、台間カード処理機10の持玉数は「875」のままである。
【0150】
そして、カード返却操作が行なわれたならば、図19(d)に示すように、封入式遊技機20は自装置が管理していた持玉数を台間カード処理機10へ通知し、自装置の持玉数を「0」とする。台間カード処理機10は、封入式遊技機20から通知された持玉数を自装置が管理していた持玉数に加算する。このため、図19(d)では、台間カード処理機10の持玉数が「975」となり、封入式遊技機20が管理する持玉数が「0」となっている。
【0151】
図20は、封入式遊技機20が全ての持玉を管理する構成を説明するための説明図である。図20(a)では、台間カード処理機10が管理する持玉数は「1000」、封入式遊技機20が管理する持玉数は「0」である。
【0152】
台間カード処理機10は、図20(b)に示すように、自装置が管理する持玉数を封入式遊技機20に通知し、自装置の持玉数を「0」とする。この結果、封入式遊技機20が管理する持玉数は「1000」となる。
【0153】
封入式遊技機20は、遊技玉を発射した場合に自装置が管理する持玉数を減算し、発射した遊技玉が入賞した場合には賞玉数を自装置が管理する持玉数に加算する。図20(c)は、封入式遊技機20が管理する持玉数が「500」となった状態を示している。かかる遊技による持玉数の増減は、台間カード処理機10には影響せず、台間カード処理機10の持玉数は「0」のままである。
【0154】
そして、カード返却操作が行なわれたならば、図20(d)に示すように、封入式遊技機20は自装置が管理していた持玉数を台間カード処理機10へ通知し、自装置の持玉数を「0」とする。台間カード処理機10は、封入式遊技機20から通知された持玉数を自装置が管理していた持玉数に加算する。このため、図20(d)では、台間カード処理機10の持玉数が「500」となり、封入式遊技機20が管理する持玉数が「0」となっている。
【0155】
次に、封入式遊技機と、各台計数機付きの開放式遊技機とが混在する混在環境における持玉の管理について説明する。図21は、混在環境における持玉の管理を説明するための説明図である。
【0156】
封入式遊技機20から別の封入式遊技機20に移動した場合には、持玉は、移動元と移動先の持玉を合算して利用可能である。この時、持玉の獲得場所を別表示してもよい。また、持玉の獲得場所を別表示する場合は、優先的に利用する持玉を選択可能としてもよい。
【0157】
また、封入式遊技機20から別の封入式遊技機20に移動した場合の持玉数の表示は、合算して表示する、移動元の遊技機と移動先の遊技機とを区別して表示する、遊技機の台番号毎(または台番号+機種名)に表示する、機種毎に表示する、等の表示態様をとることができる。表示すべき内容の量によっては、別画面表示などで対応可能としてもよい。
【0158】
また、封入式遊技機20から別の封入式遊技機20に移動した場合は、カード毎の玉貸し、持玉数(計数/払出)、差玉数を任意のパターンで集計可能とする。具体的には、合算で集計(最終利用台で集計)、移動元の遊技機と移動先の遊技機(他台持玉/自台持玉)で個別集計する、台番号毎(台番号+機種名)に集計する、機種毎に集計する、等の集計パターンを使用することができる。
【0159】
開放式遊技機から封入式遊技機20に移動した場合には、持玉は、移動元と移動先の持玉を合算して利用可能である。この時、持玉の獲得場所を別表示してもよい。また、持玉の獲得場所を別表示する場合は、優先的に利用する持玉を選択可能としてもよい。
【0160】
また、開放式遊技機から別の封入式遊技機20に移動した場合の持玉数の表示は、合算して表示する、移動元の遊技機と移動先の遊技機とを区別して表示する、遊技機の台番号毎(または台番号+機種名)に表示する、機種毎に表示する、等の表示態様をとることができる。表示すべき内容の量によっては、別画面表示などで対応可能としてもよい。
【0161】
また、開放式遊技機から別の封入式遊技機20に移動した場合は、カード毎の玉貸し、持玉数(計数/払出)、差玉数を任意のパターンで集計可能とする。具体的には、合算で集計(最終利用台で集計)、移動元の遊技機と移動先の遊技機(他台持玉/自台持玉)で個別集計する、台番号毎(台番号+機種名)に集計する、機種毎に集計する、等の集計パターンを使用することができる。
【0162】
なお、開放式遊技機から別の封入式遊技機20に移動した場合の表示と集計については、合算のみを行うこととしてもよい。封入式遊技機20から開放式遊技機に移動した場合の利用、表示、集計については、封入式遊技機20から別の封入式遊技機20に移動した場合と同様である。開放式遊技機から別の開放式遊技機に移動した場合の利用、表示、集計については、開放式遊技機から封入式遊技機20に移動した場合と同様であるが、表示と集計については合算のみを行うこととしてもよい。
【0163】
個別の表示や集計を行なう場合には、台間カード処理機10又はカード管理装置40においてカード単位での遊技結果を蓄積しておき、移動先の遊技機に接続された台間カード処理機10が挿入されたカードのカードIDに対応する遊技結果を取得することとなる。
【0164】
台間カード処理機10がカード単位での遊技結果を蓄積する場合には、カード返却後もカードIDと遊技結果データ23cとを対応付けて記憶する。そして、他の台間カード処理機10からカードIDを指定した問い合わせを受け付けた場合に、該カードIDに対応する遊技結果データ23cを読み出して、問い合わせ元に送信する。このように、個別の表示や集計を実現することで、遊技客が遊技機を選択する際に指標となる情報を提供することができる。
【0165】
上述してきたように、本実施例に係る遊技機管理システムは、封入式遊技機20の認証に用いる認証キーを認証キー管理センタ120から取得する際に、予備の認証キーを含めた複数の認証キーを取得して記憶し、認証キー管理サーバ20から新規の認証キーを取得できない場合には予備の認証キーを用いて封入式遊技機20の認証を行なうよう構成したので、認証キーの取得に問題が生じた場合であっても封入式遊技機を稼働可能とすることができる。
【0166】
具体的には、認証キー管理センタ120とカード管理センタ110を結ぶ通信経路C1若しくはカード管理センタ110とカード管理装置40とを結ぶ通信経路C2に障害が発生した場合であっても、封入式遊技機を稼働可能とすることができる。
【0167】
なお、上述の実施例は、予備の認証キーをカード管理装置40が記憶する場合について説明を行なったが、予備の認証キーは島コントローラ30又は台間カード処理機10で記憶するように構成してもよい。この場合には、通信経路C1及びC2に加え、カード管理装置40と島コントローラ30とを結ぶ通信経路C3や、島コントローラ30と台間カード処理機10とを結ぶ通信経路C4に障害が発生した場合であっても、封入式遊技機を稼働可能とすることができる。
【0168】
また、上述の実施例では、認証キー管理センタ120と最初に接続した場合と予備の認証キーを使用した後とに予備の認証キーを取得して記憶し、未使用の予備の認証キーが記憶部45に記憶されている場合には当日分の認証キーのみを取得する構成について説明したが、認証キー管理センタ120から認証キーを取得する際に常に複数の認証キーを取得し、その一部を予備の認証キーとして記憶部45に記憶するよう構成してもよい。
【0169】
また、上述の実施例では、遊技玉を用いる弾球遊技機を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、回胴式遊技機であっても適用することができる。回胴式遊技機の場合には、遊技媒体を介さず、遊技媒体数に対応する遊技用データに基づいて回胴式遊技を行い、賞に対応する値を遊技用データに加算して更新するように構成することもできる。
【0170】
また、本実施例では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、リーダライタに当該携帯端末を翳すことにより、ICチップとリーダライタとの非接触通信により当該携帯端末と関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を取得することができる。
【0171】
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0172】
以上のように、本発明に係る遊技機管理システム、遊技管理装置、遊技機管理方法及び遊技管理プログラムは、遊技場内に設けられ、少なくとも所定の認証キーによって遊技制御を行ないうるようにした遊技機を動作可能とする場合に適している。
【符号の説明】
【0173】
10 台間カード処理機
10a 通信部
10b、23、45 記憶部
10b1 台間カード処理機ID
10b2 遊技機ID
10b3 管理基板ID
10b4、45f 認証キー
10b5 カードデータ
10c 遊技機管理基板
10c1 認証処理部
10c2 起動管理部
10c3 管理基板ID記憶部
10d、24、46 制御部
10d1 認証キー取得部
10d2 玉貸処理部
10d3 解錠処理部
11 状態表示部
12 紙幣挿入口
12a 紙幣搬送部
13 表示操作部
14 カード挿入口
14a リーダライタ
15 プリペイド価値表示部
16 持玉数表示部
20 封入式遊技機
21 ハンドル
22 扉開閉機構
23a 遊技機ID
23b 機種データ
23c 遊技結果データ
23d 持玉データ
30 島コントローラ
40 カード管理装置
41 表示部
42 入力部
43 外部ネットワーク通信部
44 店舗ネットワーク通信部
45a 店舗ID
45b カード管理データ
45c 装置管理データ
45d 稼働管理データ
46a カード管理部
46b 装置管理部
46c 稼働管理部
46d 認証キー管理部
50 会員管理装置
70 景品管理装置
80 精算機
90 通信回線
110 カード管理センタ
120 認証キー管理センタ
130 機種管理センタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21