特許第5989664号(P5989664)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5989664治療用の化合物および組成物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5989664
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】治療用の化合物および組成物
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/12 20060101AFI20160825BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20160825BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20160825BHJP
   C07D 487/08 20060101ALI20160825BHJP
   A61K 31/496 20060101ALI20160825BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20160825BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20160825BHJP
【FI】
   C07D401/12CSP
   C07D401/14
   C07D405/14
   C07D487/08
   A61K31/496
   A61P43/00 111
   A61P35/00
【請求項の数】25
【全頁数】177
(21)【出願番号】特願2013-547663(P2013-547663)
(86)(22)【出願日】2011年12月29日
(65)【公表番号】特表2014-505048(P2014-505048A)
(43)【公表日】2014年2月27日
(86)【国際出願番号】US2011067752
(87)【国際公開番号】WO2012092442
(87)【国際公開日】20120705
【審査請求日】2014年12月26日
(31)【優先権主張番号】61/428,030
(32)【優先日】2010年12月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511223394
【氏名又は名称】アジオス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】サリトゥロ, フランセスコ ジー.
(72)【発明者】
【氏名】サウンダーズ, ジェフリー オー.
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, シュンチー
【審査官】 小川 由美
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−532137(JP,A)
【文献】 特開2015−028083(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0207882(US,A1)
【文献】 特表2009−506015(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/105243(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/042867(WO,A1)
【文献】 特表2013−525438(JP,A)
【文献】 特表2013−545823(JP,A)
【文献】 特表2006−515337(JP,A)
【文献】 特表2000−504336(JP,A)
【文献】 REGISTRY[STN online],2010年 9月14日,RN:1240875-00-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2008年10月 7日,RN:1057928-35-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2008年 6月29日,RN:1031531-78-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2008年 6月24日,RN:1030142-35-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2008年 2月 6日,RN:1001833-18-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 7月 4日,RN:941220-77-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920924-42-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920921-09-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920902-88-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920875-39-4
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920847-34-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920824-56-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月14日,RN:920822-52-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2007年 2月13日,RN:920679-46-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2006年 4月 2日,RN:878956-06-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2006年 4月 2日,RN:878943-66-9
【文献】 REGISTRY[STN online],2006年 3月30日,RN:878590-33-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2006年 3月29日,RN:878474-39-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2006年 3月29日,RN:878469-24-0
【文献】 REGISTRY[STN online],2004年 9月21日,RN:748791-86-8
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 9月 4日,RN:1327657-29-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月21日,RN:1320898-90-5
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月21日,RN:1320552-16-6
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月21日,RN:1320466-10-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月19日,RN:1320233-55-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月19日,RN:1320009-74-2
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月18日,RN:1319710-20-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月17日,RN:1319047-22-7
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 8月14日,RN:1317204-15-1
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月20日,RN:1297668-47-3
【文献】 REGISTRY[STN online],2011年 5月12日,RN:1293891-69-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D,A61K
CAplus(STN)
REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1-2】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
W、X、Y、およびZは、それぞれ独立して、CHまたはNから選択され、
Qは、NRであり、
は、結合であり、
Aは、任意選択で置換されていてもよい二環式アリールまたは任意選択で置換されていてもよい二環式ヘテロアリールであり、
Lは、結合、−C(O)−、−(CR−、−OC(O)−、−(CR−OC(O)−、−(CR−C(O)−、−NRC(S)−、または−NRC(O)−であり(ここで、Rへの結合点は左側にある)、
は、アルキル、炭素環、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから選択され、そのそれぞれは、0〜5個存在するRで置換され、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、および−ORから選択され、または2個の隣接するRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、=O、−OR、およびフェニルから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、架橋型、縮合型、もしくはスピロ縮合型の炭素環、アリール、またはヘテロアリールを形成し、
各Rは、独立して、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、およびハロアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素およびアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいシクロアルキルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルキニル、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−NR、および−ORから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
nは、0、1、または2であり、
mは、1、2、または3であり、
hは、0、1、2であり、
gは、0、1、または2であり、
g+hの和は、2以上であり、かつ
pは、または2であ
で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
pがである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項3】
pが2であり、前記化合物が、式Ia:
【化2-2】
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(式中、R、L、R、W、X、Y、Z、Q、Q、A、およびnは、請求項1に定義されたとおりである)
を有する、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項4】
が、独立して、アルキル、フェニル、(S)−アルキル、(R)−アルキル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される、
請求項1または2に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
gが1であり、
hが1であり、かつ
各Rが、独立して、メチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、(S)−エチル、(R)−エチル、イソプロピル、(S)−イソプロピル、(R)−イソプロピル、フェニル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される、
請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】
Aが、
【化3-2】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項7】
W、X、Y、およびがそれぞれCHである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
nが1であり、かつ
が、フルオロ、クロロメチル、エチル、CF、メトキシ、およびOCFから選択される、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項9】
QがNHである、
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項10】
Lが、結合、−C(O)−、−OC(O)−、−CH−OC(O)−、−(CH−OC(O)−、−C(CH−C(O)−、−CH−、−(CH−、−(CH−、−CH(CH)−、−CH(CF)−、−C(CH−、−CHD−、−CD−、
【化4-2】
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から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項11】
が、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、1H−イミダゾール−4−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、ピラジン−2−イル、オキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、およびテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルから選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項12】
以下の
【化300-1】
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【化300-2】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-3】
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【化300-4】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-5】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-6】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-7】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-8】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-9】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-10】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-11】
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【化300-12】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-13】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-14】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-15】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-16】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-17】
[この文献は図面を表示できません]

【化300-18】
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【化300-19】
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【化300-20】
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からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項13】
以下の
【化301-1】
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【化301-2】
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【化301-3】
[この文献は図面を表示できません]

【化301-4】
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【化301-5】
[この文献は図面を表示できません]

【化301-6】
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【化301-7】
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【化301-8】
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【化301-9】
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からなる群から選択される、請求項12に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項14】
以下の
【化302】
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である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
以下の
【化303】
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である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
以下の
【化304】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
以下の
【化305】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
以下の
【化306】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
以下の
【化307】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
以下の
【化308】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
以下の
【化309】
[この文献は図面を表示できません]

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩と薬学的に許容可能な担体とを含む医薬組成物。
【請求項23】
必要とされる被験体においてPKM2活性を活性化するための、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
必要とされる被験体においてPKM2活性の低下に関連する癌を治療するための、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項25】
PKM2活性の低下に関連する癌の治療に使用するための、請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩と薬学的に許容可能な担体とを含む組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2010年12月29日出願の米国特許出願第61/428,030号明細書からの優先権を主張する。これは参照として、本明細書にその全体が援用される。
【背景技術】
【0002】
癌細胞は、細胞エネルギーおよび脂質およびヌクレオチドの生合成に関する生化学的中間体を生成するために、主に解糖作用に依っており、一方、成人組織における「正常」細胞の多くは好気呼吸を利用している。細胞代謝における癌細胞と正常細胞との間のこの基本的な違いはワールブルク効果(Warburg Effect)と称され、診断目的に利用されてきたが、まだ治療上の利益を目的に利用されてはいない。
【0003】
ピルビン酸キナーゼ(PK)は、解糖時にホスホエノールピルビン酸をピルビン酸に変換する代謝酵素である。哺乳類には4つのPKイソ体が存在する:Lイソ体とRイソ体は肝臓および赤血球中に発現し、M1イソ体は殆どの成人組織に発現し、M2イソ体は胎児の発生時にM1のスプライス変異体である。全ての腫瘍細胞はもっぱら胎児性M2イソ体を発現する。PKのM1イソ体とM2イソ体との間のよく知られている違いは、M2が上流の解糖中間体であるフルクトース−1,6−ビスホスフェート(FBP)によるアロステリック活性化に依っている低活性酵素であるが、他方M1は構造的な活性酵素であることである。
【0004】
全ての腫瘍細胞がもっぱらピルビン酸キナーゼの胎児性M2イソ体を表すことは、PKM2が癌治療のための潜在的標的となり得ることを示唆している。PKM2はまた、脂肪組織および活性化T細胞にも発現する。したがって、PKM2の活性化は、たとえば、肥満症、糖尿病、自己免疫病態、および増殖依存性疾患、たとえば、良性前立腺過形成(BPH)の治療に有効でありうる。ピルビン酸キナーゼの現在の阻害剤は、選択性がないので、ピルビン酸キナーゼ機能に関連する疾患を治療することが困難である。
【0005】
さらに、PKM2に対するホスホチロシンペプチド結合により、PKM2からFBPが解離され、活性の四量体形態から非活性形態へとPKM2の構造的変化に至る。PKM2に結合し、この酵素を活性コンフォメーションに固定する化合物は、解糖作用からの生化学的中間体をヌクレオチドおよび脂質の生合成へとバイパスするために必要なPKM2のアロステリック制御を失わせる。したがって、PKM2の活性化(すなわち、PKM2の活性化因子)により、癌細胞、活性化免疫細胞、および脂肪細胞の成長と増殖も阻害され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
癌、糖尿病、肥満、自己免疫病態、増殖依存性疾患、(例えば、BPH)などの疾患、およびピルビン酸キナーゼ(例えば、PKM2)の機能に関連する他の疾患の新規治療が必要とされ続けている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載されているのは、ピルビン酸キナーゼM2(PKM2)を活性化する式Iで示される化合物、ならびに薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物、および水和物である。
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
W、X、Y、およびZは、それぞれ独立して、CHまたはNから選択され、
QおよびQは、独立して、結合またはNRから選択され、
Aは、任意選択で置換されていてもよい二環式アリールまたは任意選択で置換されていてもよい二環式ヘテロアリールであり、
Lは、結合、−C(O)−、−(CR−、−OC(O)−、−(CR−OC(O)−、−(CR−C(O)−、−NRC(S)−、または−NRC(O)−であり(ここで、Rへの結合点は左側にある)、
は、アルキル、炭素環、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから選択され、そのそれぞれは、0〜5個存在するRで置換され、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、および−ORから選択され、または2個の隣接するRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、=O、−OR、およびフェニルから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、炭素環を形成し、
各Rは、独立して、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、およびハロアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素およびアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよい炭素環を形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルキニル、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−NR、および−ORから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
nは、0、1、または2であり、
mは、1、2、または3であり、
hは、0、1、2であり、
gは、0、1、または2であり、
g+hの和は、2以上であり、かつ
pは、0、1、または2であり、ただし、式(I)で示される化合物は、
N−[3−[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]−2−キノキサリニル]−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−フラニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(4−ニトロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(3−チエニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
4−[4−[[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)スルホニル]アミノ]ベンゾイル]−1−ピペラジンカルボン酸エチルエステル、
N−[4−[(4−アセチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド
のいずれでもないものとする。
【0008】
また、式Iで示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物、ならびにたとえば癌、糖尿病、肥満症、自己免疫障害、および良性前立腺過形成(BPH)をはじめとするピルビン酸キナーゼ機能(たとえばPKM2機能)の低下に関連する疾患および病態の治療方法におけるそのような組成物の使用も、提供される。
【0009】
他の実施形態では、必要とされる患者においてPKM2活性および/または解糖のレベルを変調する(たとえば、増加または低下させる)(たとえば、PKM2をダウンレギュレートするように患者の細胞の内在的能力を変調する)方法が提供される。この方法は、必要とされる患者に有効量の本明細書に記載の化合物を投与することにより、患者においてPKM2活性および/または解糖のレベルを変調する(たとえば、増加または低下させる)工程を含む。特定の実施形態では、この方法は、PKM2の活性化が奏効すると思われる患者を同定または選択することを含む。たとえば、PKM2機能に関連する癌の治療のために患者の細胞内のPKM2活性のレベルに基づいて患者を同定することが可能である。
【0010】
他の実施形態では、必要とされる患者において細胞増殖を阻害する方法が提供される。この方法は、必要とされる患者に有効量の本明細書に記載の化合物を投与することにより、患者において細胞増殖を阻害する工程を含む。
【0011】
他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、乳酸産生または酸化的リン酸化を増加させるのに十分な投与量および頻度で投与される。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
式I:
【化1-2】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
W、X、Y、およびZは、それぞれ独立して、CHまたはNから選択され、
QおよびQは、独立して、結合またはNRから選択され、
Aは、任意選択で置換されていてもよい二環式アリールまたは任意選択で置換されていてもよい二環式ヘテロアリールであり、
Lは、結合、−C(O)−、−(CR−、−OC(O)−、−(CR−OC(O)−、−(CR−C(O)−、−NRC(S)−、または−NRC(O)−であり(ここで、Rへの結合点は左側にある)、
は、アルキル、炭素環、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから選択され、そのそれぞれは、0〜5個存在するRで置換され、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、および−ORから選択され、または2個の隣接するRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、=O、−OR、およびフェニルから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、架橋型、縮合型、もしくはスピロ縮合型の炭素環、アリール、またはヘテロアリールを形成し、
各Rは、独立して、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、およびハロアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素およびアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいシクロアルキルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルキニル、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−NR、および−ORから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
nは、0、1、または2であり、
mは、1、2、または3であり、
hは、0、1、2であり、
gは、0、1、または2であり、
g+hの和は、2以上であり、かつ
pは、0、1、または2であり、ただし、式(I)で示される化合物は、
N−[3−[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]−2−キノキサリニル]−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−フラニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(4−ニトロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(3−チエニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
4−[4−[[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)スルホニル]アミノ]ベンゾイル]−1−ピペラジンカルボン酸エチルエステル、
N−[4−[(4−アセチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド
のいずれでもないものとする)
で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
(項目2)
式(I)で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の特定の実施形態でpが1または2である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
前記化合物が、式Ia:
【化2-2】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、R、L、R、W、X、Y、Z、Q、Q、A、およびnは、項目1に定義されたとおりである)
を有する、項目2に記載の化合物。
(項目4)
pが1または2であり、かつ
各Rが、独立して、アルキル、フェニル、(S)−アルキル、(R)−アルキル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される、
項目2に記載の化合物。
(項目5)
gが1であり、
hが1であり、かつ
各Rが、独立して、メチル、(S)−メチル、(R)−メチル、エチル、(S)−エチル、(R)−エチル、イソプロピル、(S)−イソプロピル、(R)−イソプロピル、フェニル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される、
項目4に記載の化合物。
(項目6)
Aが、
【化3-2】
[この文献は図面を表示できません]

である、項目1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
(項目7)
W、X、Y、Z、およびそれらが結合されている炭素がフェニル環を形成する、項目1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
(項目8)
nが1であり、かつ
が、フルオロ、クロロ(chlororo)、メチル、エチル、CF、メトキシ、およびOCFから選択される、
項目1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目9)
QがNHであり、かつ
が結合である、
項目1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
(項目10)
Lが、結合、−C(O)−、−OC(O)−、−CH−OC(O)−、−(CH−OC(O)−、−C(CH−C(O)−、−CH−、−(CH−、−(CH−、−CH(CH)−、−CH(CF)−、−C(CH−、−CHD−、−CD−、
【化4-2】
[この文献は図面を表示できません]

から選択される、項目1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
(項目11)
が、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、1H−イミダゾール−4−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、ピラジン−2−イル、オキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、およびテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルから選択される、項目1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
(項目12)
前記化合物が表1〜2および3〜4の化合物から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目13)
前記化合物が、化合物108、110、111、112、113、114、118、119、120、122、123、125、128、129、130、131、132、133、135、137、140、142、143、144、145、147、148、149、150、151、152、155、160、161、163、165、167、183、186、189、190、194、196、199、200、203、206、211、212、213、216、217、220、221、222、および223のいずれか1つから選択される、項目12に記載の化合物。
(項目14)
項目1に記載の化合物と薬学的に許容可能な担体とを含む医薬組成物。
(項目15)
項目14に記載の医薬組成物を被験体に投与する工程を含む、必要とされる被験体においてPKM2活性を活性化する方法。
(項目16)
項目14に記載の医薬組成物を被験体に投与することを含む、必要とされる被験体においてPKM2活性の低下に関連する癌を治療する方法。
(項目17)
PKM2活性の低下に関連する癌の治療に使用するための、項目1に記載の化合物と薬学的に許容可能な担体とを含む組成物。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の記述に記載された、または図面に示された成分の構造および配置の詳細は、限定を意図するものではない。実施形態は様々な方法で実践または実施することができる。また、本明細書に用いられた語句および用語は、説明を目的としており、限定と見なすべきではない。本明細書において、「含む」、「含んでなる」、または「有する」、「含有する」、「包含する」、およびそれらの変化形は、その後に記載された項目およびそれらの均等物ならびに追加の項目を包含することを意味している。
【0013】
定義
用語「ハロ」または「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素の遊離基のことである。
【0014】
用語「アルキル」とは、指定された炭素原子数を含有する、直鎖または分枝鎖であり得る一価の炭化水素鎖のことである。例えば、C〜C12アルキルは、その基がその中に1〜12個(全て含む)の炭素原子を有し得ることを示している。特定の態様において、用語「アルキル」とは、1〜6個の炭素原子を含有する直鎖または分枝鎖であり得る一価の炭化水素鎖のことである。別の態様において、用語「アルキル」は、1〜4個の炭素原子を含有する直鎖または分枝鎖であり得る一価の炭化水素鎖のことである。
【0015】
用語「ハロアルキル」とは、1個以上の水素原子がハロにより置換されているアルキルのことであり、全ての水素がハロにより置換されているアルキル部分(例えば、ペルフルオロアルキル)を含む。
【0016】
用語「アルケニル」とは、2〜12個の炭素原子を含有し、1つまたは複数の二重結合を有する一価の直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖のことである。アルケニル基の例としては、限定はしないが、アリル基、プロペニル基、2−ブテニル基、3−ヘキセニル基および3−オクテニル基が挙げられる。二重結合炭素の1つは任意選択で、アルケニル置換基の結合箇所であり得る。特定の態様において、用語「アルケニル」とは、2〜6個の炭素原子を含有し、1つまたは複数の二重結合を有する一価の直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖のことである。別の態様において、「アルケニル」とは、2〜4個の炭素原子を含有し、1つまたは複数の二重結合を有する一価の直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖のことである。
【0017】
用語「アルキニル」とは、2〜12個の炭素原子を含有し、1つまたは複数の三重結合を有することを特徴とする一価の直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖のことである。アルキニル基の例としては、限定はしないが、エチニル、プロパルギル、および3−ヘキシニルが挙げられる。三重結合炭素のうちの1つは、任意選択で、アルキニル置換基の結合箇所であり得る。
【0018】
用語「アルキルアミノ」および「ジアルキルアミノ」とは、それぞれ、−NH(アルキル)基と−NH(アルキル)基のことである。
【0019】
用語「アラルキルアミノ」とは、−NH(アラルキル)基のことである。
【0020】
用語「アルキルアミノアルキル」とは、(アルキル)NH−アルキル−基のことである。
【0021】
用語「ジアルキルアミノアルキル」とは、(アルキル)N−アルキル−基のことである。
【0022】
用語「メルカプト」とは、−SH基のことである。
【0023】
用語「チオアルコキシ」とは、−S−アルキル基のことである。
【0024】
用語「チオアリールオキシ」とは、−S−アリール基のことである。
【0025】
用語「アルコキシ」とは、−O−アルキル基のことである。
【0026】
用語「アリール」とは、単環式、二環式、または三環式の芳香族炭化水素環系のことである。アリール部分の例としては、限定はしないが、フェニル、ナフチル、およびアントラセニルが挙げられる。
【0027】
用語「アリールアルキル」または「アラルキル」とは、アルキルの水素原子がアリール基により置換されているアルキル部分のことである。アラルキルには、2個以上の水素原子がアリール基により置換されている基が含まれる。「アリールアルキル」または「アラルキル」の例としては、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、9−フルオレニル基、ベンズヒドリル基、およびトリチル基が挙げられる。
【0028】
用語「カルボシクリル」とは、非芳香族、単環式、二環式、または三環式の炭化水素環系のことである。カルボシクリル基としては、完全飽和環系(例えば、シクロアルキル類)、および部分的飽和環系が挙げられる。
【0029】
本明細書に使用される用語「シクロアルキル」としては、3〜12個の炭素を有する飽和環式、二環式、三環式、または多環式の炭化水素基が挙げられる。いずれの環原子も置換することができる(例えば、1つまたは複数の置換基によって)。シクロアルキル部分の例としては、限定はしないが、シクロプロピル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、アダマンチル、およびノルボルニルが挙げられる。
【0030】
用語「ヘテロアリール」とは、単環式の場合は1〜3個のヘテロ原子、二環式の場合は1〜6個のヘテロ原子、または三環式の場合は1〜9個のヘテロ原子を有し、前記ヘテロ原子が、O、N、またはSから選択される完全芳香族の5〜8員の単環式、8〜12員の二環式、または11〜14員の三環式環系のことである(例えば、炭素原子、ならびに単環式、二環式、または三環式の場合、O、N、またはSから独立して選択された、それぞれ、1〜3個、1〜6個、または1〜9個のヘテロ原子)。
【0031】
用語「ヘテロシクリル」とは、単環式の場合は1〜3個のヘテロ原子、二環式の場合は1〜6個のヘテロ原子、または三環式の場合は1〜9個のヘテロ原子を有し、前記ヘテロ原子が、O、N、またはSから選択される非芳香族の3〜10員の単環式、8〜12員の二環式、または11〜14員の三環式環系のことである(例えば、炭素原子、ならびに単環式、二環式、または三環式の場合、N、O、またはSのそれぞれ、1〜3個、1〜6個、または1〜9個のヘテロ原子)。ヘテロ原子は、任意選択で、ヘテロシクリル置換基の結合箇所であり得る。ヘテロシクリルの例としては、限定はしないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、モルホリノ、ピロリニル、ピリミジニル、およびピロリジニルが挙げられる。
【0032】
一個または複数のヘテロ原子および芳香族環と非芳香族環の双方を含有する二環式および三環式環系は、本定義に従い、ヘテロシクリル基であると考えられる。あるいは、このような二環式および三環式の環系は、特に、残りの分子に結合した環が芳香族であることが必要である場合、カルボシクリルまたはヘテロシクリルに融合したアリールまたはヘテロアリールとして特徴づけられ得る。
【0033】
本明細書に用いられる用語「ヘテロアリールアルキル」および「ヘテロアラルキル」は、ヘテロアリール基により置換されたアルキル基のことである。
【0034】
本明細書に用いられる用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、ヘテロシクリル基により置換されたアルキル基のことである。
【0035】
用語「アシル」とは、アルキルカルボニル置換基、炭素環カルボニル置換基、アリールカルボニル置換基、ヘテロシクリルカルボニル置換基、またはヘテロアリールカルボニル置換基のことであり、それらのいずれもが、(例えば、1つまたは複数の置換基によって)さらに置換され得る。
【0036】
すべての環系(すなわち、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、シクロアルキル、ヘテロシクリルなど)または基の環系部分(たとえば、アラルキル基のアリール部分)は、1個以上の置換可能な炭素原子が、ハロ、−C≡N、C〜Cアルキル、=O、C〜C炭素環(carbocycle)(たとえばシクロアルキル)、C〜Cアルキル、−OH、−O−(C〜Cアルキル)、−SH、−S−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cアルキル)−N(Rb’)(Rb’)、−N(Rb’)(Rb’)、−O−(C〜Cアルキル)−N(Rb’)(Rb’)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)−N(Rb’)(Rb’)、−C(O)−O(Rb’)、−OC(O)(Rb’)、−O−C(O)−O(Rb’)、−C(O)−N(Rb’)(Rb’)、−N(Rb’)−C(O)Rb’、−N(Rb’)C(O)N(Rb’)(Rb’)、−N(Rb’)−S(O)1〜2b’、−S(O)1〜2N(Rb’)(Rb’)、−N(Rb’)S(O)1〜2N(Rb’)(Rb’)、−(C〜Cアルキル)−C(O)−N(Rb’)(Rb’)、−O−(ヘテロアリール)、−O−(ヘテロ環)、−O−フェニル、−ヘテロアリール、−ヘテロ環、および−フェニルを含む置換基で任意選択で置換されていてもよく、ここで、
各Rb’は、独立して、水素、−C〜Cアルキル、炭素環、カルボシクリルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、もしくはヘテロシクリルアルキルから選択され、または
2個のRb’は、それらが結合されている窒素原子と一緒になって、N、S、S(=O)、S(=O)、およびOから選択される1個の追加のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよい四員〜八員飽和ヘテロ環を形成し、
いずれのアルキル置換基も、−OH、−O−(C〜Cアルキル)、ハロ、−NH、−NH(C〜Cアルキル)、または−N(C〜Cアルキル)の1つ以上で任意選択でさらに置換されていてもよく、かつ
フェニル置換基上、炭素環(たとえばシクロアルキル)置換基上、ヘテロアリール置換基上、またはヘテロ環置換基上のいずれの炭素原子も、−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cフルオロアルキル)、−OH、−O−(C〜Cアルキル)、−O−(C〜Cフルオロアルキル)、ハロ、−NH、−NH(C〜Cアルキル)、または−N(C〜Cアルキル)の1つ以上で任意選択でさらに置換されていてもよい。
【0037】
すべてのヘテロシクリル環系は(およびいずれの環系上のいずれのヘテロシクリル置換基も)、1個以上の任意の置換可能な窒素原子が、−C〜Cアルキル、オキソ、フルオロ置換C〜Cアルキル、またはアシルで任意選択で置換されていてもよい。
【0038】
用語「置換」とは、水素原子が他の基による置き換わることである。
【0039】
用語「オキソ」とは、炭素に結合した場合はカルボニルを、窒素に結合した場合はN−オキシドを、イオウに結合した場合はスルホキシドまたはスルホンを形成する酸素原子のことである。
【0040】
用語「選択的」とは、PKM1よりも、少なくとも2倍、3倍、4倍、5倍、6倍または10倍高いPKM2の活性を意味する。
【0041】
本明細書に用いられる用語「活性化剤」は、PKM2の活性を、(測定可能に)増加させるか、またはPKM2の基礎活性レベルよりも高いレベルへとPKM2活性を増加させる薬剤を意味する。例えば、活性化剤は、天然リガンド(例えば、FBP)により生じる作用を模倣し得る。本明細書に提供された化合物により生じる活性化剤の作用は、天然リガンドにより生じる活性化作用と同じか、またはより大きいか、またはより小さい程度であり得るが、同じタイプの作用が生じる。本明細書に提供された化合物は、前記化合物に供された際のピルビン酸キナーゼの活性を直接的または間接的に測定することにより、それが活性化剤であるかどうかを判定するために評価することができる。PKM2の活性は、例えば、本明細書に記載されるような、ATPまたはNADHなどの基質の濃度をモニタリングすることにより測定することができる。
【0042】
化合物
本明細書に記載されているのは、PKM2を活性化する化合物および組成物である。PKM2を活性化する化合物は、新生物障害(たとえば癌)や脂肪関連障害(たとえば肥満症)などの障害を治療するために使用可能である。一実施形態では、式(I)で示される化合物もしくはその薬学的に許容可能な塩、または式(I)で示される化合物もしくはその薬学的に許容可能な塩を含む医薬組成物が、提供される。
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
W、X、Y、およびZは、それぞれ独立して、CHまたはNから選択され、
QおよびQは、独立して、結合またはNRから選択され、
Aは、任意選択で置換されていてもよい二環式アリールまたは任意選択で置換されていてもよい二環式ヘテロアリールであり、
Lは、結合、−C(O)−、−(CR−、−OC(O)−、−(CR−OC(O)−、−(CR−C(O)−、−NRC(S)−、または−NRC(O)−であり(ここで、Rへの結合点は左側にある)、
は、アルキル、炭素環、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルから選択され、そのそれぞれは、0〜5個存在するRで置換され、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、および−ORから選択され、または2個の隣接するRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、=O、−OR、およびフェニルから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、架橋型、縮合型、もしくはスピロ縮合型の炭素環、アリール、またはヘテロアリールを形成し、
各Rは、独立して、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、およびハロアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素およびアルキルから選択され、
各Rは、独立して、水素、ハロ、アルキル、アルコキシ、およびハロアルコキシから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいシクロアルキルを形成し、
各Rは、独立して、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルキル、アルキニル、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−NR、および−ORから選択され、または2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、任意選択で置換されていてもよいヘテロシクリルを形成し、
nは、0、1、または2であり、
mは、1、2、または3であり、
hは、0、1、2であり、
gは、0、1、または2であり、
g+hの和は、2以上であり、かつ
pは、0、1、または2であり、ただし、式(I)で示される化合物は、
N−[3−[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]−2−キノキサリニル]−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−フラニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(4−ニトロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2−エトキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(3−チエニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(2,3−ジメチルフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−N−[4−[[4−(2−ヒドロキシフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
4−[4−[[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)スルホニル]アミノ]ベンゾイル]−1−ピペラジンカルボン酸エチルエステル、
N−[4−[(4−アセチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
N−[4−[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド、
2,3−ジヒドロ−2−オキソ−N−[4−[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]フェニル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−スルホンアミド
のいずれでもないものとする。
【0043】
式(I)で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の特定の実施形態では、pは1または2である。この実施形態の一態様では、pは2であり、かつ化合物は式Ia:
【化3】
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を有する。この実施形態の代替態様では、pは1または2であり、かつ各Rは、独立して、(S)−アルキル、(R)−アルキル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される。この実施形態のさらにより特定的な態様では、gは1であり、hは1であり、pは1または2であり、かつ各Rは、独立して、(S)−メチル、(R)−メチル、(S)−エチル、(R)−エチル、(S)−イソプロピル、(R)−イソプロピル、(S)−フェニル、および(R)−フェニルから選択される。さらに他の代替態様では、pは2であり、かつ2個のRは、それらが結合されている炭素原子と一緒になって、ピペラジン環に縮合されたフェニル環を形成する。
【0044】
式(I)で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の特定の実施形態では、nは1または2である。
【0045】
式(I)で示される化合物またはその薬学的に許容可能な塩の特定の実施形態では、Aは、任意選択で置換されていてもよい二環式ヘテロアリールである。一態様では、Aは、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0046】
いくつかの実施形態では、gは1または2であり、hは1または2であり、かつg+hは2または3である。この実施形態の一態様では、g+h=2。この実施形態の代替態様では、g+h=3。
【0047】
いくつかの実施形態では、W、X、Y、Z、およびそれらが結合されている炭素は、フェニル環を形成する。
【0048】
いくつかの実施形態では、W、X、Y、Z、およびそれらが結合されている炭素は、ピリジル環を形成する。この実施形態の一態様では、W、X、およびYはCHであり、かつZはNである。代替態様では、X、Y、ZはCHであり、かつWはNである。
【0049】
いくつかの実施形態では、W、X、Y、Z、およびそれらが結合されている炭素原子は、ピリミジル環を形成する。
【0050】
いくつかの実施形態では、W、X、Y、Z、およびそれらが結合されている炭素原子は、ピリダジニル環を形成する。
【0051】
いくつかの実施形態では、W、X、Y、およびZを含む環は、非置換型である(すなわち、nは0である)。いくつかの実施形態では、W、X、Y、およびZを含む環は、一置換型である(すなわち、nは1である)。
【0052】
nが1であるいくつかの実施形態では、Rは、フルオロ、クロロメチル、エチル、CF、メトキシ、およびOCFから選択される。
【0053】
いくつかの実施形態では、QはNRであり、かつQは結合である。これらの実施形態のいくつかの態様では、Rはメチルである。これらの実施形態の他の態様では、Rは水素(H)である。
【0054】
いくつかの実施形態では、Lは結合である。
【0055】
いくつかの実施形態では、Lは−(CR−であり、かつmは1である。これらの実施形態のいくつかの態様では、各Rは水素である。これらの実施形態の他の態様では、一方のRはメチルであり、かつ他方のRは水素である。これらの実施形態のいくつかの態様では、1個のRは−CFであり、かつ1個のRは水素である。これらの実施形態のいくつかの態様では、Rは両方とも、メチルである。これらの実施形態のいくつかの態様では、2個のRは、それらが結合されている炭素と一緒になって、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルを形成する。
【0056】
いくつかの実施形態では、Lはエチルまたはn−プロピルである。
【0057】
いくつかの実施形態では、Lは−C(O)−である。
【0058】
いくつかの実施形態では、Lは−O−C(O)−である。
【0059】
いくつかの実施形態では、Lは−(CR−C(O)−であり、かつmは1である。これらの実施形態のいくつかの態様では、各Rは水素である。これらの実施形態のいくつかの態様では、1個のRはメチルであり、かつ1個のRは水素である。これらの実施形態のいくつかの態様では、Rは両方とも、メチルである。
【0060】
いくつかの実施形態では、Lは−(CR−O−C(O)−であり、かつmは1または2である。これらの実施形態のいくつかの態様では、各Rは水素である。
【0061】
いくつかの実施形態では、Lは、結合、−C(O)−、−OC(O)−、−CH−OC(O)−、−(CH−OC(O)−、−C(CH−C(O)−、−CH−、−(CH−、−(CH−、−CH(CH)−、−CH(CF)−、−C(CH−、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される。
【0062】
いくつかの実施形態では、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、1H−イミダゾール−4−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、ピラジン−2−イル、オキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロフラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル、およびテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルから選択される。
【0063】
特定の実施形態では、Rは、フルオロ、クロロ、メチル、CF、およびメトキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換される。
【0064】
特定の実施形態では、式Iで示される化合物は、実施例、表1、または表2に示される化合物のいずれか1つから選択される。
【0065】
【表1】
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【0066】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0067】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0068】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0069】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0070】
本明細書に記載の化合物は、実施例に示されるように種々の合成技術を用いて調製可能である。当業者であればわかるであろうが、本明細書中の式で示される追加の化合物の合成方法は、例示されたスキームに適切な変更を加えることにより当業者に明らかになるであろう。また、所望の化合物を提供するために、種々の合成ステップを、代わりの手順または順序で実施することができる。本明細書に記載された化合物の合成に有用な合成化学変換および保護基の方法論(保護および脱保護)は当該技術分野で知られており、例えば、R.Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers(1989);T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,2d.Ed.,John Wiley and Sons(1991);L.Fieser and M.Fieser,Fieser and Fieser’sReagents for Organic Synthesis,John Wiley and Sons(1994);L.Paquette,ed.,Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis,John Wiley and Sons(1995)およびそれらの後続出版物に記載されたものなどが挙げられる。
【0071】
本明細書に提供された化合物は、1つまたは複数の不斉中心を含有する可能性があり、したがって、ラセミ体およびラセミ混合物、単一のエナンチオマー、個々のジアステレオマーおよびジアステレオマー混合物として生じ得る。これらの化合物のこのような全ての異性体は、明らかに範囲内に含まれる。別に指示されない限り、ある化合物が立体化学を特定されずに呼ばれる、またはある構造で示され、1つまたは複数のキラル中心を有する場合は、その化合物の全ての可能な立体異性体を表すものと解される。本明細書に提供された化合物はまた、例えば、環または二重結合の存在から生じる制限など、結合回転を制限し得る結合(例えば、炭素−炭素結合)または置換基を含有し得る。したがって、全てのシス/トランスならびにE/Z異性体が明らかに含まれる。
【0072】
本明細書に提供された化合物(例えば、式Iの化合物)はまた、1つまたは複数の同位体置換基も含み得る。例えば、Hは、H、H(Dまたは重水素)、およびH(Tまたはトリチウム)などの任意の同位体であり得;Cは、12C、13C、および14Cなどの任意の同位体であり得;Oは、16Oおよび18Oなどの任意の同位体であり得;その他も同様である。本明細書に提供された化合物はまた、複数の互変異性体としても表し得、このような場合、単一の互変異性体が表されていても、本明細書に記載された化合物の全ての互変異性体を明らかに含んでいる(例えば、環系のアルキル化は、複数の部位におけるアルキル化をもたらし得;このような全ての反応生成物が明らかに含まれる)。このような化合物のこのような全ての異性体が明らかに含まれる。
【0073】
本明細書に提供された化合物は、化合物それ自体、ならびに、適用可能な場合は、それらの塩およびそれらのプロドラッグを含む。例えば、塩は、アニオンと本明細書に記載された化合物上の正荷電置換基(例えば、アミノ)との間で形成され得る。好適なアニオンとしては、塩化物、臭化物、ヨウ化物、スルフェート、ナイトレート、ホスフェート、シトレート、メタンスルホネート、トリフルオロアセテート、およびアセテートが挙げられる。同様に、カチオンと本明細書に記載された化合物上の負荷電の置換基(例えば、カルボキシレート)との間にも塩が形成され得る。好適なカチオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、およびテトラメチルアンモニウムイオンなどのアンモニウムカチオンが挙げられる。プロドラッグの例としては、エステル類および他の薬学的に許容可能な誘導体が挙げられ、それらは対象に投与された際に、活性化合物を提供することができる。
【0074】
本明細書に提供された化合物は、選択された生物学的特性、例えば、特定組織への標的化を増強させるための適切な官能基を付加することにより修飾し得る。このような修飾は当該技術分野で知られており、所与の生物学的区画(例えば、血液、リンパ系、中枢神経系)への生物学的浸透を増加させるもの、経口利用性を増加させるもの、溶解性を増加させて注射による投与を可能にするもの、代謝を変化させるものおよび排泄速度を変化させるものが挙げられる。
【0075】
化合物を評価する方法
本明細書に記載された化合物は、活性PKM2を調節する能力に関して、当該技術分野で知られた方法により評価することができる。例示的方法は、化合物を、(例えば、活性)PKM2を調節する能力の評価を可能にする細胞ベースのアッセイに供することを含む。例えば、候補化合物を細胞に接触させ、酸素の消費または乳酸の産生を測定することができる。化合物を、PKM2(例えば、活性PKM2)を調節する能力に関して評価するために、細胞のホスホエノールピルビン酸の変化、グリセロール−リン酸の変化、リボースまたはデオキシリボースの変化、脂質合成の変化、または、脂質もしくは核酸もしくはアミノ酸もしくはタンパク質へのグルコースの変換における変化を用いることもできる。評価には、ピルビン酸の変化測定、または例えば、蛍光電位差測定染色により測定したミトコンドリアの膜電位における変化測定も含み得る。
【0076】
組換えタンパク質の発現に関して、スクリーニング法/試験法に使用するためのPKM1およびPKM2は、当該技術分野で知られた任意の方法によって製造することができる。例えば、所望のポリペプチドをコード化する核酸を、発現に関して、種々の細胞型または無細胞系に導入することができる。PKM配列をプラスミドまたは他のベクターに導入し、次いでそれらを生細胞の形質転換に用いる真核性(例えば、COS、HEK293T、CHO、およびNIH細胞系)ならびに原核性(例えば、大腸菌(E.coli))の発現系を作出することができる。PKMのcDNAが全オープンリーディングフレームまたはその生物活性断片を含有する構築体を、正しい方向で発現プラスミドに挿入し、タンパク質発現に使用することができる。原核性および真核性発現系によって、アミノ末端側またはカルボキシ末端側上の同定および/または精製を容易にするタグ分子にPKMタンパク質が共有結合している融合タンパク質の発現および回収が可能になる。使用できるタグの例としては、ヘキサヒスチジン、HA、FLAG、およびc−mycエピトープタグが挙げられる。PKMタンパク質とタグ分子との間で酵素的または化学的な開裂部位を操作することができ、タグを精製後に除去できる。
【0077】
スクリーニング/試験アッセイにおいて測定されるPKMの酵素活性は、例えば、反応混合物中に存在する基質(例えば、ATPまたはNADH)の濃度をモニタリングすることによって測定できる。ピルビン酸キナーゼの酵素活性により産生されるピルビン酸は、NADHの消費を必要とする(NADH→NAD+)乳酸デヒドロゲナーゼによって乳酸へと変換される。したがって、PKM2の活性は、例えば、蛍光アッセイによりNADHの消費をモニタリングすることによって、間接的に測定することができる。また、PKM2の酵素活性は、ATPの産生を測定することによって直接モニタリングすることができる。ホスホエノールピルビン酸がピルビン酸へと変換される際にATPが産生されるからである。反応混合物中の基質の量をモニタリングする方法としては、例えば、吸光度アッセイ、蛍光アッセイ、ラマン散乱アッセイ、燐光アッセイ、発光アッセイ、ルシフェラーゼアッセイ、および放射能が挙げられる。
【0078】
スクリーニング操作には、反応混合物中における特定成分の存在が必要である。アッセイに利用される成分としては、例えば、ヌクレオシドジホスフェート(例えば、ADP)、ホスホエノールピルビン酸、NADH、乳酸デヒドロゲナーゼ、FBP、還元剤(例えば、ジチオトレイトール)、界面活性剤(例えば、Brij35)、グリセロール、および溶媒(例えば、DMSO)が挙げられる。典型的な反応条件は表2に見られる。
【0079】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0080】
PKM2活性化剤として有用な化合物は、FBPの非存在下でのPKM2酵素の特異性および活性化を、FBP存在下での10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、または100%のレベルを超えるレベルまで示す化合物である。さらに、ホスホチロシンペプチドの存在下または非存在下で化合物を評価することができる。PKM2に対するホスホチロシンペプチドの結合により、PKM2からFBPが解離され、活性である四量体形態から非活性形態へとPKM2のコンフォメーションが変化する。PKM2に結合して、たとえホスホチロシンペプチドの存在下でも酵素を活性コンフォメーションに固定する化合物は、解糖からの生化学的中間体を他の中間体の生合成へとバイパスするのに必要なPKM2のアロステリックな制御を失わせる。次いでこのことから、癌細胞、活性化免疫細胞および肥満細胞の成長阻害へと至る。
【0081】
また、本化合物を評価する他の方法は、以下に記載のex vivoアッセイを含む。
【0082】
PKM2 ex vivoアッセイ
本明細書に記載されているのは、生細胞および組織でPKM2アクチベーターの活性を測定する方法である。この方法がハイスループット方式に適合化可能であり、かつ種々の細胞系および増殖条件に適応可能であることは、当業者であれば、認識され理解されるであろう。
【0083】
このアッセイでは、細胞は、本明細書に記載の化合物(すなわち、PKM2アクチベーター)で処理される。この化合物は、細胞に進入してPKM2に結合することにより、活性化コンフォメーションを誘導することが可能である。過剰の非結合化合物は、PBSで洗浄除去され、細胞は、ドライアイス上でのスナップ凍結およびそれに続く界面活性剤含有溶解緩衝液の添加により溶解される。PKM2がインタクトな状態を維持する溶解物は、取り出されて、LDHa酵素と組み合わされるアッセイで、ピルビン酸キナーゼ活性を測定するのに必要な化学剤を含む化学カクテルに添加される。測定されたピルビン酸キナーゼ活性の量は、溶解物中の全タンパク質含有量に規格化され、細胞に添加されたPKM2アクチベーターの濃度に関連付けられる。これにより、AC50(PKM2が50%活性化される濃度)値を誘導することが可能になる。モック処理細胞の活性の全増加倍率を計算することも可能であり、「活性化の最大レベル」を用いて、PKM2を完全に活性化する化合物とPKM2を部分的にのみ活性化する化合物とを区別することが可能である。
【0084】
組織(たとえば細胞腫瘍)のPKM2活性を測定する場合、対象の組織/腫瘍を有する動物に化合物を投与する。指定の期間にわたり対象の標的組織/腫瘍で暴露を行った後、組織/腫瘍を動物から採取してスナップ凍結し、次いで、溶解してホモジナイズする。次いで、以上に記載したように、この溶解物のピルビン酸キナーゼ活性の量を定量することが可能である。
材料:
溶解緩衝液
20mM Tris−HCl(pH7.5)
150mM NaCl
1mM Na2EDTA
1mM EGTA
1% Triton
2.5mM ピロリン酸ナトリウム
1mM β−グリセロリン酸
1mM NaVO
1μg/ml ロイペプチン
1mM PMSF**
この溶解緩衝液(PMSFを含まない)は、10×ストック(#9803)としてCell Signaling Technologyから入手可能である。
**1mM PMSFは、イソプロパノール中に構成された100mMストック溶液から新たに添加される。ストック溶液は、4度で無期限に貯蔵可能である。
【0085】
ピルビン酸キナーゼアッセイ用マスターミックス(PKM2アクチベーターアッセイ用のものと同一):
【0086】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0087】
手順:
第1日(1日目)に、RPMI−1640(Lonza #12−115°F)(25mM Hepes、L−グルタミンを含む)/10%FBS中で細胞を通常培養する。続いて、細胞をトリプシン処理して、96ウェルプレート中、以下の密度で、RPMI−1640(Lonza、#12−918F)(フェノールレッドなしで300mg/LのL−グルタミン(Sigma、#G8540)が追加されたもの)/10%FBSにプレーティングする:
A549:40k/ウェル
最終培地体積100μL/ウェル。
【0088】
第2日(2日目)に、細胞は、70〜90%の集密度になるはずである。次いで、96ウェルアッセイブロック(500μL)(Costar、#3956)内で最終アッセイ濃度で培地中に溶解された本明細書に記載の化合物で細胞を処理する。最終DMSO濃度は0.1%である(500μL中0.5μL)。最終DMSO濃度がすべての化合物濃度で一定になるように、DMSO中の化合物希釈液を調製する。アッセイ用の培地はRPMI−1640である(フェノールレッドなしで300mg/LのL−グルタミンを含む)。
【0089】
次いで、マルチチャネルアスピレーターを用いて、細胞から注意深く培地を吸引する。マルチチャネルピペットを用いて、100μLの培地w/化合物を細胞上に添加する。次いで、各化合物濃度を三重試験方式でアッセイする(二重試験方式アッセイでも十分である)。
【0090】
細胞を1〜4時間処理する(この時間は、DMSO参照処理と比較して経験的に決定される)。細胞処理時、PBS(カルシウムおよびマグネシウムを含有する)および溶解緩衝液を氷上で冷却する。
【0091】
細胞を溶解して、ピルビン酸キナーゼ活性をアッセイする。残存培地を吸引して、細胞を100μLの氷冷PBSで2回洗浄する。PBSを除去して、細胞プレートをドライアイス上で5分間凍結する。細胞を50μLの冷溶解緩衝液中に溶解する。続いて、細胞を氷上に5分間保持し、次いで、プレートシェーカー上で5分間攪拌する(3回繰り返す)。タンパク質定量のために10μLを取り出す(または全プレート上でOD280を使用する)。
【0092】
新たなプレートで、170μLのピルビン酸キナーゼアッセイ用マスターミックスを各ウェルに添加した(処方の最後を参照されたい)。次いで、10μLの細胞溶解物を各ウェル中に移した。20μLのADP溶液の添加後、アッセイを開始した。次いで、初期速度に対する速度を計算して、ピルビン酸キナーゼ比活性を決定した。
【0093】
特定のPKM2アクチベーターの特定の物理化学的性質に適応するように、溶解緩衝液中の界面活性剤の濃度およびタイプを変化させることが可能である。たとえば、いくつかのPKM2アクチベーターとPKM2との間の相互作用は、より高い界面活性剤濃度により破壊可能であるが、より低い界面活性剤濃度で細胞を溶解した時には保存可能である。
【0094】
治療の方法
一実施形態において、本明細書に記載された化合物(例えば、式(I)、(I−a)、(II)、図1または図2の化合物)を含んでなる化合物、薬学的に許容されるその塩または医薬組成物を投与することを含んでなる、本明細書に記載された疾患、病態または障害を治療または予防(例えば、治療)するための方法が提供される。
【0095】
本明細書に記載された化合物および組成物は、本明細書中の下記のものを含む種々の障害を治療、予防、および/または診断するために、培養中の細胞に、例えば、インビトロもしくはエクスビボで、または、対象に、例えば、インビボで投与することができる。
【0096】
本明細書に用いられる用語「治療する」または「治療」は、障害、または障害の1つもしくは複数の症状を治癒する、治す、緩和する、軽減させる、変化させる、回復させる、寛解させる、改善する、または作用する目的で、ある化合物を単独で、または第二の治療薬と組み合わせて、対象、例えば、患者に、化合物の適用または投与すること、または、対象、例えば、障害(例えば、本明細書に記載された障害)、障害の症状を有する患者から単離された組織もしくは細胞、例えば、細胞系に適用または投与することとして定義される。
【0097】
本明細書に用いられる、障害を治療するのに有効な化合物の量、または「治療的有効量」とは、細胞の治療において、または障害を有する対象を、そのような治療が存在しない場合に予想される以上に治癒、緩和、軽減、または改善することにおいて、対象への単回または複数回の用量投与した際に有効な化合物の量のことである。
【0098】
本明細書に用いられる用語「予防する」は、ある障害の少なくとも1つの症状の発症を予防するか、または、障害の少なくとも1つの症状の発現を遅延させる目的で、ある化合物を単独で、または第二の治療薬と組み合わせて、その障害に対する素質を有する対象、例えば、患者に適用または投与すること、またはその化合物を、対象例えば、患者から単離された組織または細胞、例えば、細胞系に適用または投与することとして定義される。
【0099】
本明細書に用いられる、ある障害を予防するのに有効な化合物の量、または化合物の「予防的有効量」とは、障害もしくは障害の症状の発現もしくは再発の予防または遅延において、対象に単回または複数回の用量投与した際に有効な量のことである。
【0100】
本明細書に用いられる用語「対象」は、ヒトおよび非ヒト動物を含むことが意図されている。典型的なヒト対象としては、障害、例えば、本明細書に記載された障害を有するヒト患者または正常な対象が挙げられる。用語「非ヒト動物」は、全ての脊椎動物、例えば、非哺乳類(ニワトリ、両生類、爬虫類など)および非ヒト霊長類、家畜化された、および/または農業に有用な動物、例えば、ヒツジ、イヌ、ネコ、ウシ、ブタなどの哺乳類を含む。
【0101】
新生物性障害
本明細書に記載された化合物または組成物は、新生物性障害を治療するために使用することができる。「新生物性障害」は、自律的な増殖または複製に関する能力を有する細胞を特徴とする疾患または障害、例えば、増殖性細胞増殖を特徴とする異常状態または病態である。典型的な新生物性障害としては、癌腫、肉腫、転移性障害(例えば、前立腺、結腸、肺、乳房および肝臓を起源として生じる腫瘍)、造血系新生物性障害、例えば、白血病、転移性腫瘍が挙げられる。よく見られる癌としては、乳癌、前立腺癌、結腸癌、肺癌、肝癌、および膵癌が挙げられる。化合物による治療は、新生物性障害の少なくとも1つの症状の寛解、例えば、細胞増殖の減少、腫瘍塊の減少などに有効な量で行うことができる。
【0102】
開示された方法は、例えば、固形腫瘍、軟組織腫瘍、およびそれらの転移などの癌の予防および治療に有用である。開示された方法は非固形癌の治療にも有用である。典型的な固形腫瘍としては、肺、乳房、リンパ系、胃腸菅(例えば、結腸)、および尿生殖器(腎臓、尿路上皮、または睾丸の腫瘍)菅、咽頭、前立腺、および卵巣などの種々の器官系の悪性腫瘍(例えば、肉腫、腺癌、および癌腫)が挙げられる。典型的な腺癌としては、大腸癌、腎細胞癌、肝癌、肺の非小細胞癌腫、および小腸の癌が挙げられる。
【0103】
理論に拘束はされないが、細胞の性質または身体における場所に関わらず、PKM2濃度の変化が全てのタイプの癌のサブセットを特徴づけると出願人らは考えている。したがって、この発明の化合物ならびに方法は、PKM2濃度の変化を特徴とするいずれのタイプの癌の治療にも有用である。
【0104】
化学療法
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は、1つまたは複数の化学療法と共に投与される。化学療法は、癌細胞を破壊できる薬剤による癌の治療である。「化学療法」は通常、標的化療法とは対照的に、一般に急速に分裂している細胞に作用を及ぼす細胞毒性薬剤を言う。化学療法剤は種々の可能な方法で細胞分裂を、例えば、DNAの複製または新たに形成された染色体の分離を妨げる。多くの形態の化学療法は急速に分裂している全ての細胞を標的にし、癌細胞に特異的ではないが、正常な細胞が一般的にできるDNA損傷の修復が多くの癌細胞ではできないことから生じるいくらかの程度の特異性はあり得る。
【0105】
癌の療法に用いられる化学療法剤の例としては、例えば、代謝拮抗剤(例えば、葉酸、プリン、およびピリミジン誘導体)およびアルキル化剤(例えば、ナイトロジェンマスタード類、ニトロソ尿素類、白金、アルキルスルホネート類、ヒドラジン類、トリアゼン類、アジリジン類、紡錘体毒、細胞毒性剤、トポシメラーゼ阻害剤他)が挙げられる。典型的な薬剤としては、アクラルビシン、アクチノマイシン、アリトレチノン、アルトレタミン、アミノプテリン、アミノレブリン酸、アムルビシン、アムサクリン、アナグレリド、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アトラセンタン、ベロテカン、ベキサロテン、エンダムスチン、ブレオマイシン、ボルテゾミブ、ブスルファン、カンプトテシン、カペシタビン、カルボプラチン、カルボクオン、カルモフル、カルムスチン、セレコキシブ、クロラムブシル、クロルメチン、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、クリサンタスパーゼ、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デシタビン、デメコルシン、ドセタキセル、ドキソルビシン、エファプロキシラル、エレスクロモル、エルサミトルシン、エノシタビン、エピルビシン、エストラムスチン、エトグルシド、エトポシド、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル(5FU)、フォテムスチン、ゲムシタビン、グリアデルインプランツ、ヒドロキシカルバミド、ヒドロキシウレア、イダルビシン、イホスファミド、イリノテカン、イロフルベン、イクサベピロン、ラロタキセル、ロイコボリン、リポソマルドキソルビシン、リポソマルダウノルビシン、ロニダミン、ロムスチン、ルカントン、マンノスルファン、マソプロコル、メルファラン、メルカプトプリン、メスナ、メトトレキサート、メチルアミノレブリナート、ミトブロニトール、ミトグアゾン、ミトタン、マイトマイシン、ミトキサントロン、ネダプラチン、ニムスチン、オブリメルセン、オマセタキシン、オルタタキセル、オキサリプラチン、パクリタキセル、ペガスパルガーゼ、ペメトレキセド、ペントスタチン、ピラルビシン、ピクサントロン、プリカマイシン、ポルフィメルナトリウム、プレドニムスチン、プロカルバジン、ラルチトレキセド、ラニムスチン、ルビテカン、サパシタビン、セムスチン、シチマゲンセラデノベク、サトラプラチン、ストレプトゾシン、タラポルフィン、テガフル−ウラシル、テモポルフィン、テモゾロミド、テニポシド、テセタキセル、テストラクトン、テトラニトレート、チオテパ、チアゾフラン、チオグアニン、チピファルニブ、トポテカン、トラベクテジン、トリアジクオン、トリエチレンメラミン、トリプラチン、トレチノイン、トレオスルファン、トロホスファミド、ウラムスチン、バルルビシン、ベルテポルフィン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン、ボリノスタット、ゾルビシン、および本明細書に記載された他の細胞分裂抑制剤または細胞毒性剤が挙げられる。
【0106】
いくつかの薬剤は、単独よりも一緒の方がよく作用することから、しばしば同時に投与される。2種以上の化学療法剤は多くの場合、併用化学療法として用いられることが多い。いくつかの実施形態において、化学療法剤(併用化学療法を含めて)は本明細書に記載された化合物と組み合わせて用いることができる。
【0107】
標的化療法
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は1つまたは複数の標的化療法と共に投与される。標的化療法は癌細胞の脱調節タンパク質に特異的な薬剤の使用からなる。小型分子標的化療法剤は一般に、癌細胞内の変異した、過剰発現した、または危険なタンパク質上の酵素ドメインの阻害剤である。著名な例は、アキシチニブ、ボスチニブ、ダサチニブ、エリオチニブ、イマチニブ、ゲフィチニブ、ラパチニブ、レスタウルチニブ、ニロチニブ、セマキサニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、およびバンデタニブなどのチロシンキナーゼ阻害剤であり、アルボシジブおよびセリシクリブなどのサイクリン依存性キナーゼ阻害剤である。別の療法であるモノクローナル抗体療法では、療法剤が癌細胞表面上のタンパク質に特異的に結合する抗体である。例としては、乳癌で一般的に用いられる抗HER2/neu抗体であるトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))および種々のB細胞悪性疾患に一般的に用いられる抗CD20抗体であるリツキシマブおよびトシツモマブが挙げられる。他の典型的な抗体としては、セツキシマブ、パニツムマブ、トラスツズマブ、アレムツズマブ、ベバシズマブ、エドレコロマブ、およびゲムツズマブが挙げられる。典型的な融合タンパク質としては、アフリベルセプトおよびデニロイキンジフチトクスが挙げられる。いくつかの実施形態において、標的化療法は、本明細書に記載された化合物と併用して用いることができる。
【0108】
標的化療法はまた、細胞表面の受容体または腫瘍周囲の患部細胞外マトリックスに結合できる「帰着装置」としての小型ペプチドを含むことができる。これらのペプチド(例えば、RGDs)に結合される放射性核種は、核種が細胞近傍で減衰する場合、結果的に癌細胞を死滅させる。このような療法の例として、BEXXAR(登録商標)が挙げられる。
【0109】
免疫療法
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は、1つまたは複数の免疫療法と共に投与される。癌免疫療法とは、腫瘍と戦うべく患者自身の免疫系を誘導するためにデザインされた多種多様な療法戦略セットを言う。腫瘍に対する免疫応答を生み出すための現代的方法としては、表面的な膀胱癌に対する膀胱内BCG免疫療法ならびに腎細胞癌および黒色腫の患者の免疫応答を誘導するインターフェロン類と他のサイトカイン類の使用が挙げられる。
【0110】
同種造血幹細胞移植は免疫療法の一形態と考えることができる。なぜなら、ドナーの免疫細胞が移植片対腫瘍作用において、しばしば腫瘍を攻撃するからである。いくつかの実施形態において、免疫療法剤は、本明細書に記載された化合物と併用して用いることができる。
【0111】
ホルモン療法
いくつかの実施形態において、本明細書に記載された化合物は、1つまたは複数のホルモン療法と共に投与される。いくつかの癌の成長は、特定のホルモンを提供するか、または遮断することによって阻害することができる。ホルモン感受性腫瘍の一般的な例としては、特定のタイプの乳癌および前立腺癌が挙げられる。エストロゲンまたはテストステロンの除去または遮断はしばしば重要な追加治療である。特定の癌において、プロゲストゲンなどのホルモンアゴニストの投与は治療的に有益であり得る。いくつかの実施形態において、ホルモン療法剤は、本明細書に記載された化合物と併用して用いることができる。
【0112】
肥満および脂肪障害
本明細書に記載された化合物または組成物は、例えば、ヒト対象、例えば、小児または成人対象における肥満を治療または予防するために用いることができる。「肥満」とは、対象が30以上の肥満度指数を有する病態を言う。本明細書に記載された多くの化合物を、過体重病態を治療または予防するために用いることができる。「過体重」とは、対象が、25.0以上の肥満度指数を有する病態を言う。肥満度指数(BMI)および他の定義は、「NIH Clinical Guidelines on the Identification and Evaluation,and Treatment of Overweight and Obesity in Adults」(1998)に従っている。化合物による治療は、対象の体重を少なくとも2%、5%、7%、10%、12%、15%、20%、25%、30%、25%、40%、45%、50%、または55%変化させるのに有効な量でなし得る。化合物による治療は、対象の肥満指数を少なくとも、30未満、28未満、27未満、25未満、22未満、20未満、または18未満まで減少させるのに有効な量でなし得る。異常な、または不適切な体重増加、代謝速度、または脂肪蓄積、例えば、摂食障害、過食症、肥満、糖尿病、または高脂血症(例えば、トリグリセリド上昇および/またはコレステロール上昇)、ならびに脂肪代謝または脂質代謝の障害を治療または予防するために、化合物を用いることができる。
【0113】
ブレーダーヴィリ症候群(Plader−Willi Syndrome)(PWS)に関連した遺伝子障害を治療するために、本明細書に記載された化合物または組成物を投与することができる。PWSは肥満(例えば、病的肥満)に関連した遺伝子障害である。
【0114】
PWS関連肥満を有する個体における体脂肪の減少、体脂肪増加の防止、コレステロール(総コレステロールおよび/または総コレステロール対HDLコレステロール比)の減少、および/または食欲の減少のために、および/または糖尿病、心血管疾患、および脳卒中などの同時罹患率の低下のために、本明細書に記載された化合物または組成物を用いることができる。
【0115】
組成物および投与経路
本明細書に描写された組成物は、本明細書に記載されたものなど、疾患または疾患の症状の調節を達成するのに有効な量で、本明細書に描写された化合物(例えば、本明細書に記載された化合物)、ならびに、存在する場合は追加の治療薬を含む。
【0116】
用語「薬学的に許容可能な担体またはアジュバント」とは、本明細書に提供された化合物と共に、患者に投与でき、化合物の治療的量の送達に十分な用量で投与された際にその薬理学的活性を破壊せず、非毒性である担体またはアジュバントのことである。
【0117】
本明細書に提供された医薬組成物に使用できる薬学的に許容可能な担体、アジュバントおよび媒体としては、限定はしないが、イオン交換樹脂、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、d−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000スクシネートなどの自己乳化性ドラッグデリバリーシステム(SEDDS)、ツイーン類または他の同様のポリマーデリバリーマトリックスなどの薬剤投与形態に用いられる界面活性剤、ヒト血清アルブミンなどの血清タンパク質、リン酸塩などの緩衝物質、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸の部分的グリセリド混合物、水、硫酸プロタミンなどの塩類または電解質、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩類、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロースベース物質、ポリエチレングリコール、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリアクリレート類、ワックス類、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−ブロックポリマー類、ポリエチレングリコールおよび羊毛脂が挙げられる。α−、β−、およびγ−シクロデキストリンなどのシクロデキストリン類、または2−および3−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンを含むヒドロキシアルキルシクロデキストリン類などの化学的修飾誘導体、または、本明細書に記載された式の化合物の送達を増強するために、他の溶解された誘導体を用いることも有利であり得る。
【0118】
本明細書に提供された医薬組成物は、経口的に、非経口的に、吸入スプレーにより、局所的に、経直腸的に、経鼻腔的に、舌下に、膣に、または移植リザバーにより投与でき、経口投与または注射による投与が好ましい。本明細書に提供された医薬組成物は、任意の従来の非毒性の薬学的に許容可能な担体、アジュバントまたは媒体を含有できる。いくつかの場合、製剤化した化合物またはその送達形態の安定性を高めるために、製剤のpHを、薬学的に許容可能な酸、塩基または緩衝剤により調整することができる。本明細書に使用される用語の非経口には、皮下、皮内、静脈内、筋肉内、関節内、動脈内、滑液嚢内、胸骨内、髄腔内、病巣内および頭蓋内の注射技法または注入技法が含まれる。
【0119】
医薬組成物は、滅菌注射製剤の形態、例えば、滅菌注射用の水性または油性の懸濁液であり得る。この懸濁液は、好適な分散剤または湿潤剤(例えば、ツイーン80など)および懸濁剤を用いて、当該技術分野で知られた技法に従って製剤化することができる。また、滅菌注射用製剤は、非毒性の非経口的に許容可能な希釈剤または溶媒中の滅菌注射用の溶液または懸濁液、例えば、1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい。使用し得る媒体および溶媒の許容可能なものの中には、マンニトール、水、リンガー液、および等張性塩化ナトリウム溶液がある。さらに、溶媒または懸濁媒体として、滅菌不揮発性油が従来的に用いられている。この目的で、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドなど、任意の無刺激不揮発性油が使用できる。注射用製剤の製剤化において、オリーブ油またはヒマシ油(特にポリオキシエチル化型において)などの天然の薬学的に許容可能な油のように、オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸が有用である。これらの油溶剤または油懸濁剤は、乳剤または懸濁剤などの薬学的に許容可能な剤形において一般的に使用されている長鎖アルコール希釈剤または分散剤、またはカルボキシメチルセルロースまたは類似の分散剤もまた含有し得る。ツイーン類またはスパン類など、他の一般的に用いられる界面活性剤および/または薬学的に許容可能な固体剤形、液体剤形、または他の剤形の製造に一般的に用いられる類似の乳化剤または生物学的利用能増強剤もまた、製剤目的で使用できる。
【0120】
本明細書に提供された医薬組成物は、限定はしないが、カプセル剤、錠剤、乳剤および水性懸濁剤、分散剤および液剤などの経口的に許容可能な任意の剤形で経口投与できる。経口使用での錠剤の場合、一般的に使用される担体としては、乳糖およびトウモロコシ澱粉が挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの滑剤も一般的に追加される。カプセル剤形態での経口投与に関して、有用な希釈剤としては、乳糖および乾燥トウモロコシ澱粉が挙げられる。水性の懸濁剤および/または乳剤が経口投与される場合、活性成分は、乳化剤および/または懸濁化剤と組み合わせて油相に懸濁または溶解させることができる。所望の場合は、特定の甘味剤および/または香料および/または着色剤を添加することができる。
【0121】
また、本明細書に提供された医薬組成物は、経直腸投与のための座剤の形態でも投与できる。これらの組成物は、本明細書に提供された化合物と、室温では固体であるが直腸温度では液体である好適な非刺激性の賦形剤を混合することにより調製することができ、したがって、直腸で溶融して活性成分を放出する。このような材料としては、限定はしないが、カカオ脂、蜜蝋およびポリエチレングリコールが挙げられる。
【0122】
本明細書に提供された医薬組成物の局所投与は、所望の治療が局所適用により容易に摂食可能な領域または器官を含む場合は有用である。皮膚への局所適用に関して、医薬組成物は、担体中に懸濁または溶解させた活性成分を含有する好適な軟膏により製剤化する必要がある。本明細書に提供された化合物の局所投与のための担体としては、限定はしないが、鉱油、流動石油、白色石油、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン化合物、乳化蝋および水が上げられる。あるいは、医薬組成物は、好適な乳化剤と共に担体中に懸濁または溶解させた活性化合物を含有する好適なローションまたはクリームと共に製剤化することができる。好適な担体としては、限定はしないが、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリールアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水が挙げられる。また、本明細書に提供された医薬組成物は、直腸座薬製剤により、または好適な浣腸製剤において、下部腸菅へ局所的にも適用できる。局所経皮パッチも挙げられる。
【0123】
本明細書に提供された医薬組成物は、鼻腔用のエアロゾルまたは吸入により投与できる。このような組成物は、製薬業界に周知の技法に従って調製され、ベンジルアルコールまたは他の好適な保存剤、生物利用能を増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、および/または他の当該技術分野で知られた可溶化剤または分散化剤を用い、生理食塩水中の液剤として調製することができる。
【0124】
本明細書に提供された組成物が、本明細書に記載された式の化合物と1つまたは複数の追加の治療薬または予防薬の組み合わせを含んでなる場合、化合物と追加薬剤の双方が、単一療法で通常に投与される用量の約1%〜100%の間、より好ましくは、約5%〜95%の間の用量レベルで存在する必要がある。追加薬剤は、本明細書に提供された化合物から、複数の用量療法の一部として、個別に投与することができる。あるいは、これらの薬剤は、単一の組成物において本明細書に提供された化合物と共に混合された単回用量形態の一部であってもよい。
【0125】
本明細書に記載された化合物は、約0.5mg/kg体重〜約100mg/kg体重の用量範囲で、あるいは、4時間〜120時間ごとに、1mg/回〜1000mg/回の間の用量で、または特定薬物の要件に従って、例えば、静脈内、動脈内、真皮下、腹腔内、筋肉内、または皮下への注射によって;または経口、舌下、経鼻腔、経粘膜、局所、眼用製剤において、または吸入によって投与することができる。本明細書における方法では、所望の、または表示された効果を達成するために、有効量の化合物または化合物の組成物を投与することが考えられている。典型的には、本明細書に提供された医薬組成物は、一日当たり約1回〜約6回、あるいは、連続注入として投与される。このような投与は、慢性療法または急性療法として使用できる。単回用量形態を作製するために担体材料と組み合わせ得る活性成分の量は、治療を受けるホストおよび具体的な投与様式に依って変わるであろう。典型的な製剤は、約5%〜約95%(w/w)の活性化合物を含有する。あるいは、このような製剤は、約20%〜約80%の活性化合物を含有する。
【0126】
上記の用量よりも低用量または高用量が必要とされる場合がある。具体的な患者に対する具体的な用量および治療法は、使用される具体的な化合物の活性、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与回数、排泄速度、薬剤併用、疾患の重症度および経過、病態または症状、疾患に対する患者の素質、病態または症状、および担当医の判断など、種々の要因に依存する。
【0127】
患者の病態が改善したら、必要な場合は、本明細書に提供された化合物、組成物または組み合わせの維持用量を投与できる。引き続き、症状が所望のレベルまで軽減した場合は、病態の改善が保持されるレベルまで、症状の関数として、投与の用量または回数、または双方を減少させることができる。しかし、患者は、疾患の症状が再発したら、長期ベースでの間欠的治療が必要になり得る。
【0128】
患者の選択およびモニタリング
本明細書に記載された化合物はPKM2を活性化する。したがって、先ず、その対象がPKM2の活性化を必要としているかどうかを判定するために患者および/または対象を評価し、対象がPKM2の活性化を必要としていると判定された場合は、本明細書に記載された化合物を対象に投与することにより、本明細書に記載された化合物を用いる治療に関して、患者および/または対象を選択することができる。
【0129】
当該技術分野で知られた方法を用い、例えば、患者におけるPKM2の存在および/または活性を測定することにより、PKM2の活性化を必要としていることとして対象を評価することができる。いくつかの実施形態において、癌において、PKM2の活性および/または濃度が評価される。
【0130】
本明細書に記載された化合物を投与されている患者を、例えば、病態の改善および/または有害作用に関してモニターすることができる。患者病態の改善は、例えば、癌(例えば、腫瘍)の成長、成長の欠如、または退縮をモニターすることによって評価することができる。いくつかの実施形態において、放射線アッセイ、または溶血性パラメータの評価を用いて患者が評価される。
【0131】
一実施形態では、本発明に係る治療方法は、患者において、より特定的には、患者の器官または細胞において、PKM2活性のレベルを決定することにより、PKM2の変調(たとえば、活性化)が奏効すると思われる患者を同定または選択する第1の工程を含む(たとえば、障害そのもの、たとえば癌、を単に治療する必要があることとは対照的である)。PKM2のレベルを対照(たとえば、障害(たとえば癌)に罹患していない他の患者のPKM2活性またはより早い段階で測定された同一患者のPKM2活性)と比較すれば、PKM2活性の現在のレベルが本発明に係る化合物による治療を保証するものであるかが決定されるであろう。一態様では、対照未満のPKM2活性レベルを有する患者は、本発明に係る化合物による治療の候補になるであろう。
【0132】
他の実施形態では、本発明に係る治療方法は、治療の有効性を決定するために、本発明に係る化合物による治療期間中または治療後、患者において、より特定的には、患者の器官または細胞において、PKM2活性のレベルをモニターする後続の工程を含む。PKM2のレベルを対照(たとえば、治療直前に測定された同一患者のPKM2活性)と比較すれば、PKM2活性が治療により変化したかが決定されるので、治療の有効性の証拠が提供されるであろう。一態様では、治療期間中または治療後のPKM2活性の増加は、治療が有効であったことの指標となる。
【実施例】
【0133】
以下に示される合成例では、特定の化合物は、1ヵ所以上に指定の立体化学を有する。これらの化合物は、適切なキラル的純粋反応剤を用いて指定のスキームにより調製されたか、またはChiralpak AD−Hカラム(250×4.6mm)の5μΜカラムなどの適切なキラル分離カラムを用いて、220nmで吸光度をモニターしながら2ml/分の流量でヘキサン/イソプロパノール(75:25v/v)中0.05%ジエチルアミンで溶出させることにより、生成されたラセミ体から指定のスキームにより分離された。以上に示されるキラルHPLC溶出条件は、当業者であれば、本発明に係る種々のキラル化合物の分離を最適化するように容易に変更可能である。
【0134】
実施例1。式Icで示される化合物の調製:
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
上記式中、Rは、アリールまたはシクロプロピルであり、Rは、メチルまたはCFであり、Rは、アルキルであり、かつnは、0または1である。
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0135】
中間体IVの合成。10mlのジクロロメタン中のアリールケトンII(17mmol)の攪拌溶液に、任意選択で置換されていてもよいtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートI(16mmol)、EtN(48mmol)、および1M TiCl(8mmol)を室温で添加し、続いて、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物にMeOH(5ml)中のNaBHCN(48mmol)の溶液を室温で添加し、続いて、反応混合物を室温で6時間撹拌した。エチルアセテートおよび飽和水性NaHCO溶液を反応混合物に添加した。得られた不溶性物質をセライトを用いて濾別した。エチルアセテート層を分離し、ブラインで洗浄し、無水MgSOで脱水し、そして濾過した。濾液を真空中で濃縮し、精製することなく次の工程のための粗化合物を得た。この工程から得られた化合物を10mlのメタノール性HCl中に溶解させ、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、固体として中間体IVを残存させた。得られた固体を塩基で中和し、次の工程に使用される遊離塩基を得た(二工程で45〜60%)。
【0136】
エチル4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾエート(VII)の合成。DCMおよびピリジンの混合液(1:1)中のアミンV(16gm、96.85mmol)の溶液に、N雰囲気下、室温で、スルホニルクロリドVI(27.56gm、121.07mmol)を添加した。得られた混合物を16時間撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で、続いて1N HClで洗浄した。次いで、有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮して98%の収率(34gm)で中間体VIIを得た。
【0137】
4−(キノリン−8−スルホンアミド)安息香酸(VIII)の合成。THFおよび水(1:1)中のスルホンアミドVII(34gm、95.5mmol)の溶液に、LiOH(20gm、47.66mmol)を添加し、得られた混合物を80℃で一晩撹拌させた。反応終了後、粗混合物をEtOAcで洗浄した。水性層をクエン酸で酸性化して濾過した。こうして得られた固体をEtOで洗浄し、そして減圧下でトルエンにより共沸させて酸VIII(30gm、95.8%の収率)を取得し、さらなる精製を行うことなくこれを次の工程に供した。
【0138】
スキーム1による式Iで示される化合物の合成。DMF(2ml)中の酸VIII(1mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(0.78gm、1.5mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、N雰囲気下、同一温度でアミンIV(1mmol)を反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製し、40〜66%の収率で生成物IXを得た。
【0139】
適切なアリールケトンIIおよび適切な任意選択で置換されていてもよいtert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレートIを用いて、以上の手順により式Icで示される以下の化合物を生成させた。
【0140】
(S)−N−(4−(4−(1−フェニルエチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物387):
【化8】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.3(d,3H)、2.2−2.4(m,4H)、3.2−3.4(m,2H)、3.5(m,1H)、3.6−3.8(m,2H)、5.3(s,1H)、7.0−7.4(m,8H)、7.5−7.65(m,2H)、8.0(d,1H)、8.38(m,2H)、8.55(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.31%、質量(M+1):477.40。
【0141】
N−(4−(4−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物331):
【化9】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.3(d,3H)、2.2−2.4(m,4H)、3.2−3.5(m,2H)、3.6(m,1H)、7.0(m,4H)、7.2−7.4(m,3H)、7.6(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1(m,1H)、10.2(bs,1H)、HPLC純度:91.96%、質量(M+1):537.10。
【0142】
N−(4−(4−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物332):
【化10】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2(d,3H)、1.3(m,1H)、2.2−2.5(m,6H)、3.1−3.4(m,2H)、7.0(m,4H)、7.2−7.4(m,3H)、7.8(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1(m,1H)、10.2(bs,1H)、HPLC純度:93.02%、質量(M+1):575.10。
【0143】
N−(4−(4−(1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物403):
【化11】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(d,3H)、1.4(m,1H)、2.2−2.7(m,4H)、3.0−3.6(m,4H)、7.0−7.25(m,6H)、7.55−7.6(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4(m,1H)、8.5− 8.55(d,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.46%、質量(M+1):555.45。
【0144】
N−(4−(4−(1−(2,3,6−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物404):
【化12】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.35(d,3H)、1.4(m,1H)、2.2−2.7(m,4H)、3.0−3.6(m,4H)、7.0−7.25(m,5H)、7.4(m,1H)、7.78−7.8(m,2)、8.25−8.3(d,1H)、8.4(m,1H)、8.5−8.55(d,1H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.97%、質量(M+1):555.1。
【0145】
N−(4−(4−(1−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物357):
【化13】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.3(s,3H)、2.2−2.5(m,4H)、3.0−3.4(m,2H)、3.5−3.8(m,2H)、7.0−7.2(m,6H)、7.4(m,1H)、8.2−8.6(m,3H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H) 10.4(s,1H)、HPLC純度:98.29%、質量(M+1):537.20。
【0146】
N−(4−(4−(1−(ピリジン−3−イル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物370):
【化14】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.3(d,3H)、2.2−2.2.4(m,4H)、3.2−3.6(m,4H)、3.5(m,1H)、7.1(m,4H)、7.3(m,1H)、7.7(m,3H)、8.3−8.5(m,5H)、9.0(m,1H)、10.0(s,1H)、HPLC純度:98.12%、質量(M+1):502.40。
【0147】
N−(4−(4−(1−(2,4,5−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物395):
【化15】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.4(d,3H)、2.2−2.4(m,2H)、3.0−3.8(m,4H)、3.90(q,1H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:96.86%、質量(M+1):555.50。
【0148】
N−(4−(4−(1−(2,3,5−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物396):
【化16】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.25(d,3H)、2.2−2.4(m,4H)、3.1−3.7(m,4H)、3.90(q,1H)、7.0−7.2(m,5H)、7.4(m,1H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:96.86%、質量(M+1):555.50。
【0149】
N−(4−(4−(1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物397):
【化17】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.4(s,3H)、2.0−2.4(m,4H)、3.0−3.6(m,2H)、3.90(m,1H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:99.97%、質量(M+1):555.50。
【0150】
N−(4−(4−(1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物398):
【化18】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.4(s,3H)、2.0−2.4(m,4H)、3.0−3.6(m,4H)、3.90(m,1H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:95.10%、質量(M+1):555.45。
【0151】
N−(4−(4−(1−シクロプロピルエチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物442):
【化19】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.6(d,3H)、2.1−2.2(m,2H)、2.21−2.4(m,4H)、2.99−3.6(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H) 10.41(bs,1H)、HPLC純度:99.49%、質量(M+1):465.3。
【0152】
(R)−N−(4−(4−(1−フェニルエチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物388):
【化20】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.3(d,3H)、2.2−2.4(m,4H)、3.2−3.8(m,4H)、3.5(m,1H)、5.3(s,1H)、7.0−7.4(m,8H)、7.55−7.65(m,2H)、8.0(d,1H)、8.38−8.4(m,2H)、8.55(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:98.51%、質量(M+1):501.20。
【0153】
N−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロ−1−(4−フルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物351):
【化21】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2(m,4H)、3.2(m,2H)、3.7(m,2H)、4.7(m,1H)、7.0(m,4H)、7.4−7.6(m,4H)、7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:97.49%、質量(M+1):573.15。
【0154】
N−(4−(4−(2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物358):
【化22】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.5(m,2H)、3.0−3.4(m,2H)、3.5−3.8(m,4H)、4.6(m,1H)、7.0(m,4H)、7.4(m,5H)、7.9(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H) 10.4(s,1H)、HPLC純度:97.65%、質量(M+1):555.15。
【0155】
N−(4−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物333):
【化23】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、3.2−3.6(m,4H)、3.8(m,6H)、6.5(m,2H)、7.2(m,3H)、7.5(m,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:98.57%、質量(M+1):631.60。
【0156】
N−(4−((2R)−4−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物133):
【化24】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.9(d,3H)、1.0−1.12(m,1H)、1.13−1.3(d,3H)、1.4(m,1H)、1.99−2.1(m,2H)、2.8−3.6(m,4H)、7.0−7.2(m,5H)、7.22−7.4(m,2H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.93%、質量(M+1):533.55。
【0157】
N−(4−((2R)−4−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物135):
【化25】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1−1.21(d,6H)、1.82−2.1(m,2H)、2.6(m,1H)、2.8−3.2(m,2H)、3.8−4.0(m,3H)、7.0−7.2(m,7H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.95%、質量(M+1):551.3。
【0158】
N−(4−((2R)−4−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物157):
【化26】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21(d,6H)、1.23−1.3(m,1H)、1.8−2.1(m,3H)、2.6−2.8(m,2H)、3.0−3.4(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.4−7.7(m,6H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.65%、質量(M+1):567.3。
【0159】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−(1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物158):
【化27】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21(d,6H)、1.8−2.1(m,2H)、2.4−2.45(m,1H)、2.6−2.8(m,2H)、2.9−3.25(m,2H)、3.5−3.6(m,1H)、7.0−7.2(m,6H)、7.4−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.18%、質量(M+1):569.5。
【0160】
N−(4−((2R)−4−(1−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物159):
【化28】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.24(d,3H)、1.8−2.0(m,2H)、−2.8(m,1H)、3.4−3.6(m,3H)、3.8−4.0(m,2H)、7.0−7.2(m,5H)、7.4−7.7(m,4H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.18%、質量(M+1):569.5。
【0161】
N−(4−((2R)−4−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物160):
【化29】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.15(d,3H)、1.8−2.0(m,2H)、2.6−3.0(m,4H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.4(m,5H)、7.41−7.7(m,3H)、8.0(d,1H)、8.3− 8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.18%、質量(M+1):551.3
【0162】
N−(4−((2S)−4−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−エチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物161):
【化30】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(t,3H)、1.19(d,3H)、1.2(m,1H)、1.6−1.8(m,2H)、2.0−2.4(m,2H)、2.8−3.7(m,5H)、7.0−7.4(m,7H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.51%、質量(M+1):565.3
【0163】
N−(4−((2S)−2−エチル4−(1−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物162):
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(t,3H)、1.19(d,3H)、1.6−1.8(m,2H)、2.0−2.4(m,2H)、2.8−3.2(m,2H)、3.8−4.0(m,4H)、7.0−7.4(m,6H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.86%、質量(M+1):583.3
【0164】
実施例2:式Idで示される化合物の調製:
【化32】
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上記式中、Rは、シクロプロピルまたはアリールである。
【化33】
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【0165】
中間体XIの合成。無水THF(10ml)中のアリール/シクロアルキルメチルケトンX(1.6mmol)の溶液をN雰囲気中で−70℃に冷却した。THF中のメチルマグネシウムブロミド(8mmol)を−70℃で徐々に添加し、反応混合物をN雰囲気下で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NHClでクエンチし、エチルアセテート(20ml)およびブライン(20ml)で希釈した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、2:8)により精製し、60〜72%の収率で油として生成物XIを得た。
【0166】
中間体XIIの合成。N雰囲気下、室温で、無水DCM(10ml)中のgemジメチルアルコールXI(1.1mmol)の溶液にアジ化ナトリウム(3.5mmol)を添加した。反応混合物を0℃に冷却して、DCM(1ml)中のTFA(3mmol)の溶液を添加した。反応浴を室温まで加温して、室温でさらに1時間撹拌した。生成した白色沈殿を濾過して溶媒を濃縮することにより所望のアジドを取得し、精製することなくこれを次の工程に使用した(収率50〜55%)。
【0167】
中間体XIIIの合成。H雰囲気下のMeOH(5ml)中のアジド(1mmol)の攪拌溶液に、10%Pd/C(0.1mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温でさらに3時間撹拌し、セライトに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮してアミンを残存させ、精製することなくこれを次の工程に使用した(収率60%)。
【0168】
中間体XVの合成。撹拌しながらトシルクロリド(22g、0.114モル、3eq)を0℃のDCM(40ml)中に溶解させた。この溶液に0℃でDCM(20ml)中のジエタノールアミンXIV(4g、0.038モル、1eq)およびトリエチルアミン(17ml、0.114モル、3eq)の溶液を添加した。添加終了後、撹拌を室温で一晩継続した。反応から生じた沈殿物を濾過し、溶液を水、希HCl、飽和NaHCO、およびブラインで順に洗浄し、そして脱水した(NaSO)。有機相を減圧下で濃縮して、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中20%エチルアセテート)で精製することにより、白色固体として中間体XVを得た(9.8g、46%)。H NMR(400MHz、CDCl)2.38(s,3H)、2.43(s,6H)、3.32−3.36(m,4H)、4.05−4.16(m,4H)、7.21−7.38(m,6H)、7.61−7.81(m,6H)。
【0169】
中間体XVIの合成。6mlのDMF中のトリトシレートXV(1g、0.00176モル、1eq)の溶液に、NaBr(0.93g、0.009モル、5eq)を添加した。得られた懸濁液を油浴中120℃で4時間攪拌した。室温に冷却した後、反応混合物を約2mlに濃縮した。粘性乳状生成物を氷水(30ml)の急速撹拌混合物中に注加し、エチルアセテート(30ml)で抽出した。有機相を脱水して(NaSO)、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中10%エチルアセテート)により精製して、淡黄色液体として生成物XVIを残存させた(0.34g、51%)。H NMR(400MHz、CDCl)2.41(s,3H)、3.44(s,8H)、7.38(d,4H)、7.76(d,4H)。
【0170】
中間体XVIIの合成。窒素雰囲気下のジブロミドXVI(0.150g、0.000389モル、1.1eq)およびアミンXIII(0.000354モル、1eq)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15ml)の混合物を125℃で20時間加熱した。反応を室温に冷却させた。反応混合物を水(10ml)、エチルアセテート(20ml)で抽出し、有機相を脱水し(NaSO)、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中20%エチルアセテート)で精製して、淡黄色液体として生成物XVIIを残存させた(収率55〜60%)。
【0171】
中間体XVIIIの合成。化合物N−トシルピペラジン誘導体XVII(0.000398モル、1eq)および4−ヒドロキシ安息香酸(0.164g、0.00119モル、3eq)の混合物に室温で臭化水素溶液(酢酸中33wt%、1.8ml)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下、室温で2日間撹拌した。水(10ml)を反応混合物に徐々に添加し、反応混合物を2時間連続撹拌した。生じた白色沈澱物を濾過により除去した。濾過ケークを水(2×10ml)で洗浄した。合わせた酸性水性洗液をトルエン(20ml)で洗浄した。次いで、水性相を0℃に冷却してpH>10までKOHペレットで少しずつ塩基性化し、そしてトルエン(20ml)およびエチルアセテート(2×20ml)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し(NaSO)、そして加圧下で濃縮して淡黄色液体として生成物XVIIIを取得し、これを次の工程に使用した(収率90%)。
【0172】
式Idで示される化合物の合成。DMF(2ml)中の酸VIII(1mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(1.5mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、gemジメチルピペリジン(piperizine)XVIII(1mmol)をN雰囲気下、同一温度で反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製して、35〜55%の収率で生成物XIXを得た。
【0173】
適切なメチルケトンXおよび酸VIII中間体を用いて、以上の手順により式Idで示される以下の化合物を生成させた。
【0174】
N−(4−(4−(2−(2−フルオロフェニル)プロパン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物409):
【化34】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.22(s,6H)、2.2−2.4(m,4H)、2.99−3.2(m,2H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,5H)、7.22−7.4(m,3H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.19%、質量(M+1):535.05。
【0175】
N−(4−(4−(2−フェニルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物340):
【化35】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2(s,6H)、2.2−2.4(m,4H)、3.1−3.6(m,4H)、7.2(m,5)、7.5(m,3H)、7.7(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m IH)、9.0(m,1H)、HPLC純度:97.72%、質量(M+1):599.4。
【0176】
N−(3−メトキシ−4−(4−(2−フェニルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物355):
【化36】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4−3.7(s,6H)、2.1−2.4(m,4H)、3.0(m,4H)、4.5(s,3H)、6.6−6.9(m,3H)、7.1−7.5(m,5H)、7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.0(m,1H) 10.4(s,1H)、HPLC純度:95.72%、質量(M+1):545.3。
【0177】
N−(2−メトキシ−4−(4−(2−フェニルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物356):
【化37】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.3(s,6H)、2.2−2.5(m,4H)、3.2−3.7(m,7H)、6.8−7.1(m,2H)、7.0−7.4(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,2H)、HPLC純度:94.22%、質量(M+1):544.66。
【0178】
N−(4−(4−(2−シクロプロピルプロパン−2−イル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8スルホンアミド(化合物438):
【化38】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.2−0.37(m,4H)、0.8(s,6H)、3.0−3.8(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.8(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:94.80%、質量(M+1):479.4。
【0179】
N−(4−(4−(2−メチル−2−フェニルプロパノイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物359):
【化39】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(m,6H)、3.0−3.6(m,8H)、7.0−7.4(m,7H)、7.6(m,2H)、7.9(m,1H)、8.0−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):627.2。
【0180】
実施例3。式Ieで示される化合物の調製:
【化40】
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上記式中、Rは、存在する場合、アリールであり、Rは、メトキシまたはOCFであり、かつqは、1、2、3、または4である。
【化41】
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【0181】
中間体XXIIの合成。0℃のDMF(10ml)中の撹拌溶液NaH(21mmol)にDMF中のアリールアセトニトリルXX(4.2mmol)を徐々に添加し、同一温度で15分間攪拌した。DMF(5ml)中のジブロモアルカン(4.2mmol、n=2、3,4,5)および続いてヨウ化ナトリウムを反応混合物に添加して、120℃に4時間加熱した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、1:9)により精製して、75〜89%の収率で生成物XXIIを得た。
【0182】
中間体XXIIIの合成。封管中で、HCl(水性、6ml)中のニトリルXXII(3mmol)の撹拌溶液を100℃で24時間加熱した。反応終了後、反応混合物を氷水中に注加して、エチルアセテート(20ml)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、1:9)により精製し、50〜65%の収率で白色固体として生成物XXIIIを得た。
【0183】
中間体XXIVの合成。ジフェニルホスホリルアジド(0.85ml、0.00386モル、1.1eq)をトルエン(12ml)中の酸XXIII(0.00346モル、1eq)およびトリエチルアミン(1ml、0.00776モル、2.2eq)の溶液に添加して、混合物を90℃で攪拌した。混合物を冷却し、エチルアセテート(15ml)で希釈し、そして炭酸ナトリウム(2×20ml)で洗浄した。合わせた水性画分をブライン(40ml)で洗浄し、脱水し(NaSO)、そして減圧下で溶媒を蒸発させた。残渣を塩酸(5M、2ml)中に懸濁させ、混合物を還流下で2時間加熱した。混合物を冷却し、溶媒を減圧下で蒸発させ、そして減圧下でトルエンを蒸発させることにより残渣を共沸的に脱水し、白色固体として粗化合物を得た。固体をエチルアセテート(20ml)中に入れ、冷却し、そしてpH約7に達するようにNaHCOの飽和溶液を添加した。有機相を脱水し(NaSO)、濃縮して淡黄色液体として化合物XXIVを残存させた。
【0184】
中間体XXVの合成。窒素雰囲気下のジブロミドXVI(0.150g、0.000389モル、1.1eq)およびアミンXXIV(0.000354モル、1eq)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15ml)の混合物を125℃で20時間加熱した。反応を室温に冷却させた。反応混合物を水(10ml)、エチルアセテート(20ml)で抽出し、有機相を脱水し(NaSO)、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中20%エチルアセテート)により精製して、淡黄色液体として生成物XXVを残存させた(収率45〜55%)。
【0185】
中間体XXVIの合成。化合物N−トシルピペラジン誘導体XXV(0.000398モル、1eq)および4−ヒドロキシ安息香酸(0.164g、0.00119モル、3eq)の混合物に室温で臭化水素溶液(酢酸中33wt%、1.8ml)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下、室温で2日間撹拌した。水(10ml)を反応混合物に徐々に添加し、反応混合物を2時間連続撹拌した。生じた白色沈澱物を濾過により除去した。濾過ケークを水(2×10ml)で洗浄した。合わせた酸性水性洗液をトルエン(20ml)で洗浄した。次いで、水性相を0℃に冷却してpH>10までKOHペレットで少しずつ塩基性化し、そしてトルエン(20ml)およびエチルアセテート(2×20ml)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、脱水し(NaSO)、そして加圧下で濃縮して淡黄色液体として生成物XXVIを取得し、これを次の工程に使用した(収率90%)。
【0186】
式Ieで示される化合物の合成。DMF(5ml)中の酸VIII(0.000315モル、1eq)の攪拌溶液に、EDCI(0.066g、0.000346モル、1.1eq)、HOBt(0.047g、0.000346モル、1.1eq)、およびDIPEA(0.13ml、0.00078モル、2.5eq)を0℃で添加して、15分間攪拌した。次いで、アミンXXVI(0.000315モル、1eq)の溶液を0℃で添加し、次いで、得られた混合物を室温で一晩を撹拌させた。反応終了後、水(20mL)を添加して、エチルアセテート(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSO4脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中70%エチルアセテート)により精製して、40〜45%の収率でXXVIIIを得た。
【0187】
適切なアリールアセトニトリルXX、ジブロモアルカンXXI、および酸VIII中間体を用いて、以上の手順により式Ieで示される以下の化合物を生成させた。
【0188】
N−(4−(4−(1−フェニルシクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物330):
【化42】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6(m,4H)、2.5(m,4H)、3.2(m,2H)、3.6(m,2H)、7.0(m,3H)、7.2(m,6H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3(m,2H)、8.5(s,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:97.71%、質量(M+1):513.30。
【0189】
N−(4−(4−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物399):
【化43】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.9−1.0(m,5H)、2.2−2.7(m,4H)、3.15−3.7(m,4H)、6.9−7.3(m,7H)、7.58−7.61(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.5(s,1H)、9.0(s,1H)、HPLC純度:99.60%、質量(M+1):531.45。
【0190】
N−(2−メトキシ−4−(4−(1−フェニルシクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物352):
【化44】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.9−1.0(m,4H)、2.5(s,3H)、3.2−3.7(m,8H)、6.5(m,2H)、7.2(m,6H)、7.7(m,3H)、8.0−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:92.0%、質量(M+1):543.43。
【0191】
N−(4−(4−(1−フェニルシクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物353):
【化45】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.9−1.0(m,4H)、2.5(m,4H)、3.2−3.7(m,5H)、6.8−7.1(m,4H)、7.5(m,3H)、7.7(m,3H)、8.0−8.4(m,3H)、9.0(m,2H)、HPLC純度:96.83%、質量(M+1):597.34。
【0192】
N−(3−メトキシ−4−(4−(1−フェニルシクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物393):
【化46】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.89(m,2H)、0.90(m,1H)、0.95(m,2H)、2.2−2.6(m,4H)、2.8−3.0(m,2H)、3.4(s,3H)、3.45−3.6(m,2H)、6.3(m,1H)、6.7−6.9(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(d,2H)、8.5(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.86%、質量(M+1):543.4。
【0193】
N−(4−(4−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物400):
【化47】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.8(m,2H)、0.85(m,1H)、1.0(m,2H)、2.2− 2.7(m,4H)、3.4(s,3H)、3.15−3.7(m,4H)、6.6−6.7(m,2H)、6.9−7.0(m,2H)、7.15−7.2(m,4H)、7.55−7.6(m,3H)、8.0(d,1H)、8.2(d,1H)、8.4(d,1H)、8.5(s,1H)、9.0(s,1H)、HPLC純度:99.93%、質量(M+1):561.50。
【0194】
N−(4−(4−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)−3−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物401):
【化48】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.89−1.0(m,4H)、2.2−2.7(m,4H)、3.0−3.6(m,4H)、3.58(s,3H)、6.3(d,lH)、6.8−7.2(m,6H)、7.55−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2(d,1H)、8.38(d,1H)、8.5(s,1H)、9.0(s,1H)、HPLC純度:99.68%、質量(M+1):561.45。
【0195】
N−(4−(4−(1−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物402):
【化49】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.79(m,2H)、0.8(m,2H)、2.2−2.7(m,4H)、3.0−3.6(m,4H)、6.95−7.25(m,5H)、7.55−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、7.9−7.95(d,1H)、8.0−8.1(d,1H)、8.38−8.4(d,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.75%、質量(M+1):615.45。
【0196】
N−(4−(4−(1−フェニルシクロブチル)ピペラジン−1カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物408):
【化50】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.92(m,1H)、1.22(m,2H)、1.8−2.1(m,2H)、2.2−2.4(m,4H)、2.85−3.2(m,1H)、3.4−3.6(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.22−7.4(m,5H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.15%、質量(M+1):527.55。
【0197】
N−(4−(4−(1−フェニルシクロペンチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8スルホンアミド(化合物406):
【化51】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.5−2.4(m,8H)、1.9−2.4(m,4H)、3.0−3.8(m,4H)、7.0−7.18(m,4H)、7.19−7.3(m,4H)、7.5−7.6(m,2)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.45(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:97.95%、質量(M+1):541.55。
【0198】
N−(4−(4−(1−フェニルシクロヘキシル)ピペラジン−1カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物407):
【化52】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.15−1.45(m,4H)、1.5−1.7(m,2H)、2.85− 2.2(m,8H)、3.0−3.5(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.2−7.4(m,5H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2− 8.23(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、
HPLC純度:96.17%、質量(M+1):555.40。
【0199】
実施例4:式Ifで示される調製化合物:
【化53】
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【化54】
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【0200】
中間体XXXの合成。DMF中の酸VIII(6.09mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(4.75gm、9.14mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、Boc保護ピペリジン(piperizine)XXIX(6.09mmol)をN雰囲気下、同一温度で反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、1:9)により精製し、66%の収率で生成物XXVIIIを得た。
【0201】
中間体XXXIの合成。MeOH・HCl(10ml)の溶液にBoc保護アミンXXX(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水して減圧下で蒸発させることにより、94.30%の収率で生成物XXXIを得た。
【0202】
式Ifで示される化合物の合成。DCM中のアミンXXXI(0.25ミリモル)および適切なアルデヒド(0.27mmol)の溶液に酢酸(0.2mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、NaBD(0.25mmol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を50℃で2時間撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製して、45〜55%の収率で生成物XXXIIを得た。
【0203】
最終工程で適切なアルデヒドを用いて、以上の手順により式Ifで示される以下の化合物を生成させた。
【0204】
N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド−(D)(化合物448):
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.1−3.6(m,4H)、3.7(m,1H)、7.2(m,6)、7.3(m,2H)、7.7(m,2H)、8.3(m,3H)、9.0(m,1H)、10.2(bs,1H)、HPLC純度:97.28%、質量(M+1):506.25。
【0205】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド−(D)(化合物450):
【化56】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.1−3.6(m,4H)、3.7(m,1H)、7.2(m,7)、7.8(m,2H)、8.3(m,3H)、9.0(m,1H)、10.2(bs,1H)、HPLC純度:99.50%、質量(M+1):524.35。
【0206】
実施例5。式Igで示される化合物の調製:
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
中間体XXXIVの合成。無水THF(5ml)中の任意選択で置換されていてもよいエチルベンゾエートXXXIII(0.38g、0.00204モル)の撹拌溶液に−78℃でLiAlDを添加した。反応混合物を−78℃でさらに2時間撹拌して、塩化アンモニウムの飽和溶液飽和溶液でクエンチした。粗混合物をエチルアセテートで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、2:8)により精製して、60%の収率で生成物XXXIVを得た。
【0208】
中間体XXXVの合成。無水DCM(10ml)中の化合物XXXIV(0.00204モル)の攪拌溶液に0℃でEtN(0.75ml、0.0051モル)を添加して、2時間撹拌した。メシルクロリド(0.16ml、0.00204モル)を反応混合物に添加し、混合物を室温でさらに2時間撹拌した。粗混合物をDCMで希釈して水で洗浄した。有機層をNaSOで脱水して減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、2:8)により精製して、75%の収率で生成物XXXVを得た。
【0209】
中間体(Intermeidate)XXXVIの合成。無水DMF(10ml)中の化合物XXXV(0.0013モル)の攪拌溶液に室温でDIPEA(0.7ml、0.0039モル)を添加して、2時間撹拌した。Boc−ピペラジン(0.24gm、0.0013モル)を反応混合物に添加し、混合物を室温でさらに3時間撹拌した。反応終了後、混合物を水でクエンチしてエチルアセテートで希釈した。有機層をNaSOで脱水して減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、3:7)により精製して、70%の収率で生成物XXXVIを得た。
【0210】
中間体XXXVIIの合成。MeOH・HCl(10ml)の溶液にBoc保護アミンXXXVI(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて92%の収率で生成物XXXVIIを得た。
【0211】
式Igで示される化合物の合成。DMF中の非置換酸VIII(6.09mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(4.75gm、9.14mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、Boc保護ピペリジン(piperizine)XXXVII(6.09mmol)をN雰囲気下、同一温度で反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製して、生成物を得た。
【0212】
出発物質としてエチル−3,5−ジフルオロベンゾエートを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を生成させた。
【0213】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド−(D2)(化合物449):
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.6(m,4H)、2.4−2.49(m,2H)、3.2−3.8(m,4H)、6.7−7.0(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.1(d,1H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:98.11%、質量(M+1):525.15。
【0214】
実施例6。式Ihで示される化合物の調製:
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
中間体XLIIの合成。窒素を室温で1,4−ジオキサン(20ml)中のアリールブロミド(XLI、2.15mmol)の撹拌溶液に通して30分間パージした。BINAP(0.134gm、0.215mmol)、パラジウムアセテート(0.0096g、0.043mmol)、および炭酸セシウム(1.40gm、4.3mmol)を反応混合物に添加し、窒素パージをさらに20分間継続し、最後に、ジアミン(XL、2.15mmol)を添加して窒素雰囲気下、100℃で一晩撹拌した。反応終了後(TLCによりモニターした)、反応混合物を真空下で濃縮した。残渣を水中に溶解させて、エチルアセテート(3×50ml)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、そして減圧下で濃縮した。次いで、20%エチルアセテート−ヘキサンを用いてカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル)により粗生成物を精製して、化合物XLII(40〜60%)を得た。
【0216】
式Ihで示される化合物の合成:窒素雰囲気下0℃のDMF中のカルボン酸(VIII、0.61mmol)の攪拌溶液に、EDCI(0.129gm、0.671mmol)、HOBt(0.91gm、0.671mmol)、およびDIPEA(0.31ml、1.83mmol)を添加し、得られた溶液を室温で30分間撹拌した。次いで、アミン(XLII 0.61mmol)を0℃で添加して室温で一晩撹拌した。反応終了後(TLCによりモニターした)、反応混合物を1.0M HCl中に注加してEtOAcで抽出した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで脱水し、そして濾過した。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)または分取HPLCにより生成物を単離して、灰白色固体として生成物を得た(40〜60%)。
【0217】
適切なアミンXLを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を生成させた。
【0218】
N−(4−(4−(2−メトキシフェニル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物223):
【化62】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2(d,3H)、2.5−2.55(m,2H)、2.6−2.69(m,1H)、3.0− 3.2(m,4H)、3.8(s,3H)、6.8−7.0(d,4H)、7.1−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:99.04%、質量(M+1):517.40。
【0219】
N−(4−((2R,6S)−4−(2−メトキシフェニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物222):
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2−1.4(s,6H)、2.4−2.49(m,2H)、2.6−2.69(m,2H)、3.0−3.2(m,2H)、3.8(s,3H)、4.2(bs,1H)、6.8−7.0(d,4H)、7.1−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2− 8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:99.74%、質量(M+1):531.40。
【0220】
実施例7。式Iiで示される化合物の調製:
【化64】
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上記式中、Rは、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールであり、Rは、クロロ、フルオロ、CF、またはOCFであり、かつRは、アルキルまたはフェニルである。
【化65】
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【0221】
中間体XLIVの合成。DMF中の酸VIII(6.09mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(4.75gm、9.14mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、Boc保護ピペラジン/置換ピペリジン(piperizine)I(1.13gm、6.09mmol)をN雰囲気下、同一温度で反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH− DCM、2:8)により精製して、66%の収率で生成物XLIVを得た。
【0222】
中間体XLVの合成。MeOH・HClの溶液にBoc保護アミンXLIV(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて生成物XLVを得た(収率94.30%)。
【0223】
式Iiで示される化合物の合成。DCM中のアミンXLV(0.25mmol)および適切なアルデヒド(0.27mmol)の溶液に酢酸(0.2mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(STAB)(0.26gm、1.26mmol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を50℃で1時間撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製して、32〜45%の収率で生成物を得た。
【0224】
適切なN−Boc保護ピペラジンIおよび酸VIIIを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を生成させた。
【0225】
N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物341):
【化66】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.6(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.5(m,2H)、3.6−3.8(m,2H)、6.9−7.3(m,9H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3(m,2H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:98.15%、質量(M+1):503.76。
【0226】
N−(4−(4−(1H−ピラゾール−3−イル)(メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8スルホンアミド(化合物384):
【化67】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,2H)、2.65(s,2H)、3.2−3.6(m,6H)、6.1(s,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.4(s,1H)、7.6−7.8(m,3H)、8.3(d,1H)、8.4(d,1H)、8.5(d,1H)、9.0(m,1H)、10.4(s,1H)、12.6(s,1H)、HPLC純度:96.98%、質量(M+1):477.30。
【0227】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物394):
【化68】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.6(m,4H)、2.4−2.49(m,2H)、3.2−3.8(m,4H)、6.7−7.0(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.1(d,1H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:98.11%、質量(M+1):525.15。
【0228】
N−(4−(4−(1H−ピラゾール−4−イル)(メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物385):
【化69】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,2H)、2.6(s,2H)、3.2−3.6(m,6H)、6.1(s,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.4(s,1H)、7.6(s,1H)、7.7(m,2H)、8.3(d,1H)、8.4(d,1H)、8.5(d,1H)、9.0(m,1H)、10.4(s,1H)、12.7(s,1H)、HPLC純度:99.42%、質量(M+1):477.30。
【0229】
N−(4−(4−(1H−イミダゾール−4−イル)(メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物386):
【化70】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.2−3.4(s,2H)、3.4−3.6(m,3H)、6.1(s,1H)、6.9(s,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5(m,2H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3(d,3H)、8.4(d,1H)、8.5(d,1H)、9.0(m,1H)、10.45(s,1H)、12.9(s,1H)、HPLC純度:99.31%、質量(M+1):477.40。
【0230】
N−(3−フルオロ−4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物420):
【化71】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、6.9−7.4(m,7H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:98.69%、質量(M+1):523.3。
【0231】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1カルボニル)−3−フルオロフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物421):
【化72】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、6.9−7.4(m,6H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:95.95%、質量(M+1):541.3。
【0232】
N−(4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−3−フルオロフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物422):
【化73】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、6.9−7.4(m,6H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:92.56%、質量(M+1):557.6。
【0233】
N−(3−フルオロ−4−(4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物423):
【化74】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、6.9−7.1(m,2H)、7.2−7.4(m,3H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4−8.6(m,2H)、9.1−9.2(m,1H)、10.78(s,1H)、HPLC純度:98.93%、質量(M+1):559.5。
【0234】
N−(4−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)−3−フルオロフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物424):
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.1−0.2(m,2H)、0.35−0.45(m,2H)、0.8− 0.9(m,1H)、2.0−2.4(m,6H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4−3.6(m,2H)、6.9−7.2(m,3H)、7.59− 7.7(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4−8.6(m,2H)、9.1−9.2(m,1H)、10.78(s,1H)、HPLC純度:98.95%、質量(M+1):469.3。
【0235】
N−(3−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物425):
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.4−1.5(m,1H)、1.8−2.0(m,1H)、2.0−2.4(m,7H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4−3.6(m,7H)、6.9−7.2(m,3H)、7.59−7.7(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4−8.6(m,2H)、9.1−9.2(m,1H)、10.78(s,1H)、HPLC純度:99.36%、質量(M+1):499.3。
【0236】
N−(3−クロロ−4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物426):
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,2H)、3.0(s,2H)、3.4−3.6(m,4H)、7.0−7.2(m,6H)、7.59−7.7(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.12%、質量(M+1):557.45。
【0237】
N−(3−クロロ−4−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物427):
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.1−0.2(m,2H)、0.3−0.4(m,2H)、0.8−0.85(m,lH)、2.2−2.4(m,6H)、3.0(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,3H)、7.59−7.7(m,2H)、8.2−8.25(d,1H)、8.4−8.6(m,2H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.57%、質量(M+1):485.5。
【0238】
N−(3−クロロ−4−(4−(シクロペンチルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物428):
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(m,2H)、1.4−1.6(m,6H)、2.2−2.4(m,7H)、3.0(s,2H)、3.5−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,3H)、7.59−7.7(m,2H)、8.2−8.6(m,2H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.40%、質量(M+1):513.45。
【0239】
N−(3−クロロ−4−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物429):
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2−1.5(m,1H)、1.8−2.0(m,1H)、2.0−2.4(m,8H)、3.0(m,2H)、3.5−3.8(m,5H)、7.0−7.2(m,3H)、7.59−7.7(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:95.96%、質量(M+1):515.45。
【0240】
N−(3−クロロ−4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物431):
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、2.9−3.2(s,2H)、3.4−3.7(m,4H)、7.0−7.2(m,5H)、7.3−7.4(m,2H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.5(s,1H)、HPLC純度:98.11%、質量(M+1):539.50。
【0241】
N−(3−クロロ−4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物432):
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、2.9−3.2(s,2H)、3.4−3.7(m,4H)、7.0−7.2(m,5H)、7.3−7.4(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:97.27%、質量(M+1):573.45。
【0242】
N−(3−クロロ−4−(4−(2,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物433):
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、2.9−3.2(s,2H)、3.4−3.7(m,4H)、7.0−7.2(m,3H)、7.3−7.4(m,2H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.17%、質量(M+1):575.45。
【0243】
N−(3−クロロ−4−(4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物434):
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、2.9−3.2(s,2H)、3.4−3.7(m,4H)、7.0−7.2(m,5H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.55%、質量(M+1):575.50。
【0244】
N−(3−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物435):
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(m,1H)、1.3−1.56(m,5H)、1.6−1.7(m,1H)、2.2−2.4(m,6H)、2.9−3.4(m,3H)、3.7−3.8(m,1H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:95.44%、質量(M+1):513.3。
【0245】
N−(3−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物436):
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(m,3H)、1.56−1.6(m,3H)、2.2−2.6(m,5H)、2.99−3.4(m,5H)、3.6−3.8(m,3H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:93.35%、質量(M+1):513.3。
【0246】
N−(3−フルオロ−4−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物437):
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.4−1.45(m,1H)、1.7−2.0(m,3H)、2.2−2.6(m,6H)、2.99−3.2(m,2H)、3.4−4.0(m,5H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.02%、質量(M+1):499.3。
【0247】
N−(3−クロロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物439):
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.8(m,6H)、2.1−2.7(m,6H)、3.0−3.8(m,7H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:95.14%、質量(M+1):529.4。
【0248】
N−(3−クロロ−4−(4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物440):
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.8(m,4H)、2.1−2.5(m,7H)、2.7−3.85(m,8H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(bs,1H)、HPLC純度:96.39%、質量(M+1):529.4。
【0249】
N−(3−クロロ−4−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物441):
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.6−2.0(m,4H)、2.1−3.0(m,7H)、3.4−4.0(m,6H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.6(bs,1H)、HPLC純度:97.11%、質量(M+1):515.3。
【0250】
N−(4−(4−((5−フルオロピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物390):
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.3−2.4(m,4H)、2.8(s,2H)、3.4−3.6(m,4H)、7.2−7.4(m,2H)、7.5−7.8(m,4H)、8.2−8.6(m,5H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:97.9%、質量(M+1):590.0。
【0251】
N−(4−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物301):
【化92】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.1(m,2H)、0.4(m,2H)、0.8(m,1H)、2.2(d,2H),(2.4−2.6(m,4H)、3.2−3.6(m,3H)、7.3(d,2H)、7.5(d,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,lH)、9.1(m,1H)、10(bs,1H)、HPLC純度:98.12%、質量(M+1):535.0。
【0252】
N−(4−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物302):
【化93】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.6(m,2H)、0.9(m,2H)、0.8(m,1H)、2.5(m,6H)、3.0(m,2H)、3.6(m,1H)、3.7(m,4H)、7.2(m,2H)、7.5(d,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,lH)、9.1(m,1H)、10(bs,1H)、HPLC純度:97.93%、質量(M+1):565.0。
【0253】
N−(4−(4−フェネチルピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物303):
【化94】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4−2.6(m,4H)、2.7(m,4H)、3.2(m,2H)、3.7(m,2H)、7.1−7.4(m,7H)、7.6(s,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、
HPLC純度:99.67%、質量(M+1):585。
【0254】
N−(4−(4−((3−フルオロピリジン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物304):
【化95】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.0(m,2H)、4.6(m,4H)、3.7(m,2H)、7.3(m,2H)、7.5(m,2H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:97.7%、質量(M+1):590。
【0255】
N−(4−(4−((4−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物305):
【化96】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.4(m,6H)、3.8(s,3H)、7.0(m,1H)、7.3(m,2H)、7.5(m,1H)、7.7(m,2H)、8.3(m,4H)、8.6(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:98.7%、質量(M+1):602。
【0256】
N−(4−(4−(2,3−ジクロロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物306):
【化97】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.4(m,2H)、3.8(m,4H)、7.2−7.4(m,6H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99%、質量(M+1):639。
【0257】
N−(4−(4−((3−クロロピリジン−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物307):
【化98】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.2(s,2H)、3.6(m,4H)、7.3(m,2H)、7.6(m,2H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.24%、質量(M+1):606。
【0258】
N−(4−(4−(2−フルオロ−6−メトキシベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物308):
【化99】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.6(s,3H)、3.7(s,2H)、3.8(m,4H)、6.8(m,2H)、7.2(m,3H)、7.5(m,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:96.97%、質量(M+1):619。
【0259】
N−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(4−((3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物309):
【化100】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.2(s,2H)、3.6−3.8(m,4H)、7.2(m,2H)、7.5(m,2H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、8.8(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:98.32%、質量(M+1):640。
【0260】
N−(4−(4−(4−メトキシベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物310):
【化101】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.4(m,4H)、3.2(s,2H)、3.6−3.8(m,4H)、7.2(m,2H)、7.5(m,2H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、8.8(m,1H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:97.32%、質量(M+1):640。
【0261】
N−(4−(4−(ピリジン−4−イルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物328):
【化102】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.8(m,4H)、2.9(s,2H)、3.2−3.7(m,4H)、7.2(m,1H)、7.6(m,4H)、7.9(m,1H)、8.1(m,1H)、8.3(m,2H)、8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.67%、質量(M+1):556.2。
【0262】
N−(4−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物329):
【化103】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.5(m,1H)、1.8−2.0(m,3H)、2.3−2.6(m,6H)、3.6(s,2H)、3.8(m,4H)、4.0(m,1H)、7.4(m,1H)、7.6(m,3H)、7.8(m,1H)、8.0(m,1H)、8.3(m,1H)、8.5(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:98.77%、質量(M+1):549.2。
【0263】
N−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(4−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物334):
【化104】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.6(m,2H)、3.8(m,2H)、7.2(m,2H)、7.5(m,3H)、7.8(m,4H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.88%、質量(M+1):639.25。
【0264】
N−(4−(4−(2−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物335):
【化105】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.6(m,2H)、3.8(m,2H)、7.2(m,6H)、7.5(m,1H)、7.8(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.63%、質量(M+1):589.35。
【0265】
N−(4−(4−(シクロペンチルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物336):
【化106】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.0(m,2H)、1.5(m,4H)、1.6(m,2H)、2.0(m,1H)、2.3(s,2H)、2.2−2.5(m,4H)、3.2−3.6(m,4H)、7.2(m,2H)、7.5(m,1H)、7.7(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.92%、質量(M+1):563.40。
【0266】
N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物337):
【化107】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、3.1(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.0(m,2H)、7.1(m,3.0)、7.5(m,1H)、7.7(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:97.29%、質量(M+1):589.40。
【0267】
N−(4−(4−(4−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物338):
【化108】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、3.1(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.3(m,5.0)、7.5(m,1H)、7.7(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.95%、質量(M+1):605.35。
【0268】
N−(4−(4−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物339):
【化109】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2−2.5(m,4H)、3.1(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.3(m,5.0)、7.5(m,1H)、7.7(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.20%、質量(M+1):623.25。
【0269】
N−(2−(トリフルオロメトキシ)−4−(4−((4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル(arbonyl))フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物366):
【化110】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2(s,4H)、3.2−3.6(m,4H)、3.9(m,2H)、7.2(m,2H)、7.5(m,1H)、7.8(m,3H)、8.3(m,2H)、8.6−9.1(m,4H)、10.0(s,1H)、HPLC純度:99.76%、質量(M+1):640.40。
【0270】
N−(4−(4−((5−クロロピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物367):
【化111】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.6(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.0−7.8(m,6H)、8.3−8.6(m,5H)、9.0(m,1H)、10.0(s,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):606.30。
【0271】
N−(4−(4−((2−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物368):
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.6(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.0−7.8(m,7H)、8.3−8.6(m,4H)、9.0(m,1H)、10.0(s,1H)、HPLC純度:99.38%、質量(M+1):602.40。
【0272】
N−(4−(4−(2,4−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物369):
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、3.5(s,2H)、3.2−3.4(m,4H)、7.0(m,1H)、7.2−7.3(m,3H)、7.4−7.6(m,2H)、7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.0(s,1H)、HPLC純度:99.17%、質量(M+1):607.30。
【0273】
N−(4−(4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物373):
【化114】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.3−2.5(m,4H)、3.1−3.45(s,2H)、3.5−3.6(m,4H)、7.2−7.6(m,5H)、7.7(m,2H)、8.1(m,1H)、8.3(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、9.90(s,1H)、HPLC純度:97.46%、質量(M+1):402.30。
【0274】
N−(4−(4−(2,4−ジクロロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物374):
【化115】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.3−2.5(m,4H)、3.1−3.40(m,4H)、3.5−3.6(s,2H)、7.2−7.8(m,7H)、8.3(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、9.90(bs,1H)、HPLC純度:99.16%、質量(M+1):640.40。
【0275】
N−(4−(4−(2,3−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物375):
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.5(m,2H)、2.8(s,2H)、3.1−3.8(m,6H)、7.2−7.4(m,5H)、7.58(m,1H)、7.75(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、9.90(bs,1H)、HPLC純度:98.91%、質量(M+1):607.30。
【0276】
N−(4−(4−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物376):
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.5(m,4H)、2.69(s,2H)、3.2−3.8(m,4H)、7.2−7.2(m,4H)、7.58(m,2H)、7.75(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、9.90(bs,1H)、HPLC純度:95.94%、質量(M+1):623.25。
【0277】
N−(4−(4−(3−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物377):
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.5(m,4H)、2.7(s,2H)、3.2−3.8(m,4H)、7.2−7.4(m,6H)、7.58(m,1H)、7.75(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、9.90(bs,1H)、HPLC純度:98.81%、質量(M+1):589.35。
【0278】
N−(4−(4−(3,4−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物378):
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.5(m,4H)、2.8(s,2H)、3.2−3.8(m,4H)、7.18−7.2(m,2H)、7.2−7.4(m,3H)、7.58(m,1H)、7.75(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.27%、質量(M+1):607.35。
【0279】
N−(4−(4−(3−クロロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物379):
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.5(m,4H)、3.2−3.8(m,6H)、7.18−7.4(m,6H)、7.58(m,1H)、7.75(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:97.70%、質量(M+1):607.25。
【0280】
N−(4−(4−((1H−イミダゾール−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物380):
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,4H)、2.67(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、6.9(s,1H)、7.2−7.58(m,2H)、7.75(m,4H)、8.3(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:98.55%、質量(M+1):561.10。
【0281】
N−(4−(4−((1H−イミダゾール−4−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物381):
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,2H)、2.8(s,2H)、3.2−3.6(m,6H)、6.9(s,1H)、7.2−7.58(m,2H)、7.75(m,4H)、8.3(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.39%、質量(M+1):561.10。
【0282】
N−(4−(4−((1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物382):
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.4(m,2H)、2.6(s,2H)、3.2−3.6(m,6H)、6.1(s,1H)、7.2−7.75(m,6H)、8.3(m,3H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:96.98%、質量(M+1):561.10。
【0283】
N−(4−(4−((1H−ピラゾール−5−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物389):
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.7(m,2H)、2.3(m,6H)、2.5(m,2H)、3.2−3.8(m,2H)、7.1−7.3(m,7H)、7.55(d,1H)、7.78(m,2H)、8.38(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、9.9(bs,1H)、HPLC純度:89.93%、質量(M+1):599.35。
【0284】
N−(4−(4−((5−フルオロピリジン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物390):
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.6(m,2H)、2.8(s,2H)、3.2−3.8(m,6H)、7.2−7.3(m,2H)、7.55(m,2H)、7.78(m,3H)、8.38(m,2H)、8.6(d,2H)、9.0(m,1H)、9.9(bs,1H)、HPLC純度:96.54%、質量(M+1):590.35。
【0285】
N−(4−(4−(3,5−ジクロロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物391):
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.6(m,2H)、2.8(s,2H)、3.2−3.8(m,6H)、7.2−7.3(m,4H)、7.55(m,2H)、7.78(m,2H)、8.38(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:96.54%、質量(M+1):639.15。
【0286】
N−(4−(4−(2,6−ジメトキシベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物392):
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2−2.6(m,2H)、2.8(s,2H)、3.0−3.5(m,6H)、3.8(s,6H) 6.67(m,2H)、7.2−7.3(m,3H)、7.55(m,1H)、7.78(m,2H)、8.38(m,2H)、8.6(d,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.67%、質量(M+1):631.20。
【0287】
(R)−N−(4−(4−(シクロプロピルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物113):
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.12(m,2H)、0.4(m,2H)、0.9(m,1H)、2.0(s,2H)、2.1−2.2(d,2H)、2.6−3.2(m,2H)、4.0(bs,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:99.84%、質量(M+1):465.05。
【0288】
(R)−N−(4−(4−(シクロペンチルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物114):
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(m,5H)、1.4−1.5(m,4H)、1.59−1.6(m,2H)、1.9(s,2H)、2.4(d,3H)、2.6−2.8(m,2H)、4.0(bs,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:99.94%、質量(M+1):493.10。
【0289】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物115):
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.19(m,4H)、1.45−1.5(m,1H)、1.7−2.0(m,3H)、2.0−2.2(m,2H)、2.35−2.4(m,1H)、2.6−2.8(m,2H)、3.0(bs,1H)、3.59−3.7(m,4H)、7.0−7.15(m,4H)、7.6−7.69(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.0(m,1H)、10.46(bs,1H)、HPLC純度:98.25%、質量(M+1):495.10。
【0290】
(R)−N−(4−(2−メチル−4−(2,3,4−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物118):
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.16(s,3H)、1.9−2.1(m,2H)、2.5−2.7(m,2H)、3.0−3.13(m,1H)、3.5(s,2H)、4.1(m,2H)、7.1−7.4(m,6H)、7.7−7.8(m,2H)、8.3− 8.6(m,3H)、9.0(s,1H)、10.6−10.7(bs,1H)、HPLC純度:99.83%、質量(M+1):555.35。
【0291】
(R)−N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物119):
【化132】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.21(q,1H)、1.9−2.1(m,2H)、2.5−2.8(m,3H)、3.0−3.2(s,2H)、3.4−3.6(m,2H)、4.0(bs,1H)、7.1−7.4(m,7H)、7.6− 7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.0(s,1H)、10.6−10.7(bs,1H)、HPLC純度:99.64%、質量(M+1):537.35。
【0292】
(R)−N−(4−(4−(2,3−ジメトキシベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物130):
【化133】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.18−1.95(d,3H)、2.0(m,1H)、1.8−2.1(m,2H)、2.45−2.8(s,2H)、2.99−3.2(m,1H)、3.25−3.5(m,4H)、3.7(s,3H)、3.8(s,3H)、6.82−7.19(m,7H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.23(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.21%、質量(M+1):561.40。
【0293】
(R)−N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物131):
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.18−1.95(d,3H)、2.0(m,1H)、2.1(s,2H)、2.45−2.8(m,1H)、3.0−3.2(m,1H)、3.8−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,6H)、7.22−7.4(m,2H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.51%、質量(M+1):519.35。
【0294】
(R)−N−(4−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物120):
【化135】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.9−2.15(m,2H)、2.6−2.8(m,2H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4(s,2H)、4.0(bs,1H)、7.4−7.5(m,2H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3− 8.6(m,3H)、9.0(s,1H)、10.4(bs,1H)、HPLC純度:99.97%、質量(M+1):555.25。
【0295】
(R)−N−(4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物125):
【化136】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.23(m,1H)、1.5(m,1H)、1.6−1.7(m,2H)、1.89−2.0(s,2H)、2.7−3.2(m,4H)、3.8−4.85(m,6H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.6(m,2H)、7.69−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.96%、質量(M+1):553.25。
【0296】
(R)−N−(4−(2−メチル−4−(2,3,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物132):
【化137】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.12(d,3H)、1.2(m,1H)、1.8−2.1(m,2H)、2.45−2.8(s,2H)、2.85−3.2(m,1H)、3.8−4.0(m,3H)、7.0−7.2(m,5H)、7.22−7.4(m,1H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.18%、質量(M+1):555.25。
【0297】
(S)−N−(4−(2−エチル−4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物134):
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(d,2H)、1.59−2.0(m,2H)、2.3−2.5(s,2H)、3.2−3.6(m,4H)、7.0−7.4(m,8H)、7.56−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,2H)、9.1(m,1H) 10.4(s,1H)、HPLC純度:99.88%、質量(M+1):533.1。
【0298】
(S)−N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)−2−エチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物136):
【化139】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1−1.21(d,6H)、1.82−2.1(m,2H)、2.6(m,1H)、2.8−3.2(s,2H)、3.8−4.0(m,3H)、7.0−7.2(m,7H)、7.6−7.8(d,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.95%、質量(M+1):551.3。
【0299】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物137):
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21(d,3H)、1.23(m,1H)、1.82−2.1(m,2H)、2.5−2.8(s,2H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,5H)、7.4−7.45(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.60%、質量(M+1):555.3。
【0300】
(S)−N−(4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物138):
【化141】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.96(d,3H)、1.23(m,1H)、1.82−2.1(m,2H)、2.5−2.8(s,2H)、3.0−3.2(m,2H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,5H)、7.3(d,1H)、7.4−7.45(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.25(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.98%、質量(M+1):553.3。
【0301】
N−(4−((2S)−2−メチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物139):
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.96(d,3H)、1.23(m,1H)、1.5(m,1H)、1.8−2.0(m,3H)、2.15−2.44(s,2H)、2.8−3.1(m,4H)、3.6−3.8(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.25−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:92.25%、質量(M+1):495.35。
【0302】
(S)−N−(4−(4−(シクロペンチルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物140):
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.23(m,3H)、1.45−1.6(m,4H)、1.61−1.8(m,3H)、1.86−2.2(m,5H)、2.6−3.2(s,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.25−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.35%、質量(M+Na):515.15。
【0303】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(2,3,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物141):
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.15(d,3H)、1.23(m,1H)、1.86−2.2(m,2H)、2.6−3.2(s,3H)、7.0−7.2(m,5H)、7.4−7.8(m,3H)、8.25−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.77%、質量(M+1):555.05。
【0304】
(S)−N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物142):
【化145】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.86−2.2(m,2H)、2.6−3.2(m,1H)、3.0−3.2(s,2H)、3.3−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.25−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.80%、質量(M+1):537.30。
【0305】
(S)−N−(4−(4−(2−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物143):
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.23(m,1H)、1.86−2.2(m,2H)、2.6−3.2(s,2H)、3.0−3.2(m,2H)、3.3−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,6H)、7.3−7.4(m,2H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.56%、質量(M+1):519.10。
【0306】
(S)−N−(4−(4−(シクロプロピルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物144):
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.12−0.2(d,2H)、0.2−0.24(m,2H)、0.8− 0.86(m,1H)、1.1(d,3H)、1.23(m,1H)、1.8−2.2(m,4H)、2.7−3.2(s,2H)、3.6−4.0(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.91%、質量(M+1):465.35。
【0307】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(2,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物145):
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.23(m,1H)、1.8−2.2(s,2H)、2.7−3.2(m,4H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.4−7.6(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.12%、質量(M+1):465.35。
【0308】
(S)−N−(4−(4−(2,3−ジメトキシベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物146):
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.23(m,1H)、1.8−2.2(s,2H)、2.6−3.2(m,3H)、3.3−3.5(m,3H)、3.7(s,3H)、3.8(s,3H)、7.0−7.2(m,7H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.84%、質量(M+1):561.40。
【0309】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物147):
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.5(m,1H)、1.76−2.2(m,5H)、2.3−2.4(s,2H)、2.8−3.2(m,4H)、3.6−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.78%、質量(M+1):495.40。
【0310】
N−(4−(4−(2−メトキシベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物224):
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、2.5(m,1H)、3.0−3.4(m,4H)、3.7(s,3H)、3.8−4.0(s,2H)、6.8−7.2(m,8H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.69%、質量(M+1):517.35
【0311】
N−(4−(4−(2−メトキシベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物148):
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.1(d,3H)、1.8−2.2(s,2H)、2.6−3.2(m,3H)、3.8−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,5H)、7.36−7.4(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.69%、質量(M+1):555.0。
【0312】
(R)−N−(4−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物149):
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.8−2.2(m,2H)、2.6−2.8(s,2H)、3.0−3.2(m,1H)、3.6−3.86(m,4H)、7.0−7.3(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.97%、質量(M+1):554.95。
【0313】
(R)−N−(4−(4−(2−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物150):
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.8−2.2(m,2H)、2.6−2.85(s,2H)、3.0−3.2(m,1H)、3.8−4.0(m,4H)、7.0−7.5(m,8H)、7.7−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.67%、質量(M+1):519.05。
【0314】
(R)−N−(4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物151):
【化155】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.8−0.9(d,3H)、1.0−1.4(m,8H)、1.5−1.6(m,2H)、1.61−1.8(m,9H)、2.0−2.1(4H)、2.6−2.85(s,2H)、3.0−3.2(m,1H)、4.0−4.1(m,1H)、7.0−7.4(m,4H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):507.40。
【0315】
(S)−N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物152):
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.21−1.3(m,1H)、1.8−2.1(m,2H)、2.6−2.85(s,2H)、3.0−3.2(m,1H)、3.4−3.5(m,3H)、7.0−7.4(m,8H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.31%、質量(M+1):519.35。
【0316】
メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物153):
【化157】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8−0.9(m,2H)、1.21−1.3(m,6H)、1.4− 1.42(m,1H)、1.6−1.8(m,6H)、1.96−2.12(m,3H)、2.5−2.6(s,2H)、3.6−3.8(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.20%、質量(M+1):507.15。
【0317】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(2,3,4−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物154):
【化158】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21−1.3(d,3H)、1.8−2.1(m,2H)、2.5−2.8(s,2H)、3.0−3.4(m,1H)、3.8−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.99%、質量(M+1):555.35。
【0318】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物155):
【化159】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21−1.3(d,3H)、1.8−2.1(m,3H)、2.6−2.8(s,2H)、3.0−3.4(m,1H)、3.4−3.5(m,2H)、3.8−4.0(m,1H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.65%、質量(M+1):575.05。
【0319】
N−(4−((2S)−2−メチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物156):
【化160】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.21(d,3H)、1.23−1.3(m,1H)、1.31−1.4(m,3H)、1.59−1.6(m,2H)、1.8−2.1(m,4H)、2.1−2.2(s,2H)、2.6−2.8(m,2H)、3.0−3.4(m,3H)、3.8−4.0(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:94.56%、質量(M+1):509.05。
【0320】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物163):
【化161】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.4(m,7H)、1.56−1.6(m,2H)、1.6− 1.65(m,2H)、2.0−2.4(s,2H)、2.6−3.4(m,5H)、3.8−3.9(m,3H)、7.0−7.4(m,4H)、7.6− 7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:97.32%、質量(M+1):509.15。
【0321】
(S)−N−(4−(2−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物164):
【化162】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.8−2.1(m,2H)、2.6−2.7(s,2H)、2.9−3.2(m,1H)、3.6−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,6H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:96.52%、質量(M+1):544.7。
【0322】
(S)−N−(3−クロロ−4−(4−(4−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物184):
【化163】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.0(d,3H)、2.0(m,1H)、2.8−3.2(m,4H)、3.5− 3.6(m,2H)、4.2(m,1H)、7.0−7.4(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.81%、質量(M+1):553.2。
【0323】
(S)−N−(3−クロロ−4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物185):
【化164】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.0(d,3H)、1.99(m,1H)、1.8−2.2(m,2H)、2.6−3.6(m,4H)、4.2(m,1H)、4.6(s,1H)、7.0−7.6(m,6H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):587.1。
【0324】
(S)−N−(3−クロロ−4−(4−(シクロペンチルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物186):
【化165】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(m,1H)、1.2−1.4(m,7H)、1.5−1.6(m,6H)、1.8−2.0(m,3H)、2.0−2.2(m,2H)、4.2(m,1H)、4.6(m,1H)、7.0−7.2(m,3H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):527.6。
【0325】
N−(3−クロロ−4−((2S)−2−メチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物187):
【化166】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(m,1H)、1.0−1.4(m,4H)、1.5−1.6(m,1H)、1.8−2.0(m,2H)、2.0−2.4(m,3H)、2.8−3.0(m,2H)、3.3−3.4(m,1H)、3.6−3.7(m,3H)、4.2(m,1H)、4.6(m,1H)、7.0−7.2(m,3H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:94.53%、質量(M+1):529.55。
【0326】
(S)−N−(3−クロロ−4−(2−メチル−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物188):
【化167】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.8(m,1H)、1.0−1.3(m,4H)、1.8−2.0(m,2H)、2.6−2.8(m,1H)、3.4(s,2H)、4.0−4.1(m,1H)、4.55−4.6(m,1H)、7.0−7.2(m,5H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.17%、質量(M+1):589.55。
【0327】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−(1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物189):
【化168】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.3(d,6H)、1.8−2.0(m,2H)、2.6−3.0(m,4H)、3.6−3.8(m,2H)、7.0−7.4(m,6H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:97.92%、質量(M+1):569.3。
【0328】
N−(4−((2R)−2−メチル−4−(1−(2,3,6−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物190):
【化169】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.3(d,3H)、1.4(m,2H)、1.8−2.0(m,2H)、2.6−2.6(m,2H)、3.0−3.4(s,2H)、4.0(m,1H)、7.0−7.2(m,5H)、7.3−7.4(m,1H)、7.61− 7.8(m,3H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:99.36%、質量(M+1):569.3。
【0329】
N−(4−((2R)−4−(1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物191):
【化170】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.3(d,6H)、1.8−2.0(m,3H)、2.2−2.4(m,1H)、2.8−3.2(m,3H)、3.6−4.8(m,1H)、7.0−7.6(m,6H)、7.61−7.8(m,3H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.6(s,1H)、HPLC純度:94.03%、質量(M+1):567.5。
【0330】
N−(4−((2S)−2−メチル−4−(1−(2,3,6−トリフルオロフェニル)エチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物192):
【化171】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.3(d,6H)、1.4−1.6(m,3H)、1.8−2.2(m,2H)、2.8−3.2(m,4H)、3.6−4.8(m,2H)、7.0−7.5(m,6H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.39%、質量(M+1):569.55。
【0331】
(S)−N−(4−(4−(シクロブチルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物207):
【化172】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,3H)、1.5−1.6(m,2H)、1.8−1.85(m,3H)、2.0−2.1(m,3H)、2.2−2.4(m,4H)、2.6−2.99(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.5(s,1H)、HPLC純度:99.03%、質量(M+1):479.3。
【0332】
N−(4−((2S)−2−メチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物225):
【化173】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.6(m,6H)、1.8−2.4(m,6H)、2.6−3.0(m,3H)、3.4−3.8(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.8(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.37%、質量(M+1):495.10。
【0333】
N−(4−((2S)−2R−メチル−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物211):
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.2−1.8(m,6H)、2.0−2.4(m,3H)、2.6−3.0(m,3H)、3.4−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.8(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.80%、質量(M+1):495.20。
【0334】
N−(4−((R)−2−メチル−4−(((R)−テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物212)。
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.2−1.8(m,6H)、2.0−2.4(m,3H)、2.6−3.0(m,3H)、3.4−4.0(m,4H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.8(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.80%、質量(M+1):495.20。
【0335】
(R)−および(S)−N−(4−(4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物444および445)。
【化176】
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H−NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.5(m,1H)、1.9(m,1H)、2.2−2.4(m,7H)、3.3(m,5H)、3.56−3.8(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3(d,1H)、8.4(d,1H)、8.5(d,1H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99%、R31.15分および36.57分、質量(M+1):481.20。
【0336】
実施例8。式Ijで示される化合物の調製:
【化177】
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【0337】
中間体LIの合成。DCMおよびピリジンの混合液(1:1)中の適切なアミンL(9.6mmol)の溶液に、N雰囲気下、室温で、スルホニルクロリドXLIX(12.1mmol)を添加した。得られた混合物を16時間撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で、続いて1N HClで洗浄した。次いで、有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮して78%の収率で生成物LIを得た。
【0338】
中間体LIIの合成。THFおよび水(1:1)中のスルホンアミドLI(9.5mmol)の溶液にLiOH(4.7mmol)を添加し、得られた混合物を80℃で一晩撹拌させた。反応終了後、粗混合物をEtOAcで洗浄した。水性層をクエン酸で酸性化して濾過した。こうして得られた固体をEtOで洗浄し、そして減圧下でトルエンにより共沸させて酸LII(収率75%)を取得し、さらなる精製を行うことなくこれを次の工程に供した。
【0339】
中間体LIIIの合成。DMF中の酸LII(6.09mmol)の溶液に、PyBoP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)(4.75gm、9.14mmol)を0℃で添加して、5分間撹拌させた。次いで、Boc保護ピペラジン/置換ピペリジン(piperizine)XXIX(1.13gm、6.09mmol)をN雰囲気下、同一温度で反応混合物に添加して、室温で一晩撹拌した。反応終了後、混合物を水で希釈して、EtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、1:9)により精製し、56%の収率で生成物LIIIを得た。
【0340】
中間体LIVの合成。MeOH・HClの溶液にBoc保護アミンLIII(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて生成物LIVを得た(収率84%)。
【0341】
式Ijで示される化合物の合成。DCM中のアミンLIV(0.25mmol)および適切なアルデヒド(0.27mmol)の溶液に酢酸(0.2mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、STAB(0.26gm、1.26mmol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を50℃で2時間撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、2:8)により精製して、22〜45%の収率で生成物を得た。
【0342】
適切なアミンLおよび適切なアルデヒドを用いて、以上の方法に従って以下の化合物を調製した。
【0343】
N−(5−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(XIV−1)(化合物411):
【化178】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.1−0.15(m,2H)、0.4−0.6(m,2H)、08− 0.85(m,1H)、2.2−2.3(m,2H)、2.4−2.8(m,4H)、3.6−3.8(m,4H)、3.99−4.0(m,2H)、7.5−7.7(m,4H)、8.3−8.5(m,4H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.67%、質量(M+1):452.5。
【0344】
N−(5−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物412):
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.3(s,2H)、2.35−2.4(m,4H)、3.4−3.6(m,4H)、7.0−7.4(m,4H)、7.6−7.8(m,3H)、8.0(m,1H)、8.3−8.5(m,3H)、8.9−9.0(m,1H)、HPLC純度:99.86%、質量(M+1):506.4。
【0345】
N−(5−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物413):
【化180】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.35−2.7(m,4H)、3.4−3.59(m,4H)、3.6−3.8(s,2H)、6.6−7.0(m,3H)、7.5−7.7(m,4H)、8.3−8.5(m,4H)、8.9−9.0(m,1H)、HPLC純度:93.78%、質量(M+1):524.5。
【0346】
N−(6−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物414):
【化181】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.35−2.7(m,4H)、3.4−3.59(m,4H)、3.6−3.8(s,2H)、6.6−7.0(m,4H)、7.4−7.8(m,3H)、8.0−8.4(m,4H)、8.9−9.0(m,1H)、HPLC純度:96.0%、質量(M+1):524.3。
【0347】
N−(6−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物415):
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.9−1.0(m,2H)、1.2−1.4(m,4H)、1.6−1.8(m,3H)、3.4−3.59(m,1H)、3.9−4.3(m,5H)、7.2−7.75(m,9H)、8.2−8.4(m,1H)、HPLC純度:99.35%、質量(M+1):452.3。
【0348】
N−(6−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−3−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物416):
【化183】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.2−2.7(m,4H)、3.2−3.8(m,8H)、7.0−7.5(m,4H)、7.56−7.8(m,3H)、8.2−8.4(m,4H)、8.6−8.8(m,1H)、9.1−9.2(m,1H)、HPLC純度:99.85%、質量(M+1):506.3。
【0349】
N−(5−(4−(シクロプロピルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)ピラジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物451)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.2(m,2H)、0.6(m,2H)、0.8−1.0(m,1H)、1.2(s,2H)、2.5−2.8(m,4H)、3.1−3.8(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2(m,1H)、8.2−8.6(m,4H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:94.0%、質量(M+1):453.25。
【0350】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物345):
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.5−2.8(m,4H)、3.1−3.8(m,6H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,4H)、9.0(m,1H)、
HPLC純度:97.74%、質量(M+1):537.40。
【0351】
N−(5−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピラジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物412):
【化186】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.5−2.8(m,6H)、3.1−3.6(m,4H)、3.5−3.8(s,2H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,3H)、8.2−8.6(m,4H)、8.8−8.85(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:92.85%、質量(M+1):507.30。
【0352】
実施例9。式Ikで示される化合物の調製:
【化187】
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上記式中、Lは、−(CR−であり、
かつRは、アルキル、カルボシクリル、またはアリールである。
【化188】
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【0353】
−(4−ニトロベンゾイル)−2,6−ジメチルピペラジン(LVI)の合成。アルゴン雰囲気下で室温に保持された無水THF(50mL)中の2,6−ジ−メチルピペラジン(LV、5.0g、43.8mmol)の攪拌溶液に、THF中の2.5M n−BuLi(38.54mL、96.36mmol)の溶液を添加した。混合物を室温で30分間攪拌した後、トリメチルシリルクロリド(5.5mL、43.8mmol)を添加して反応混合物を1時間撹拌し、その後、4−ニトロベンゾイルクロリド(7.8gm、42.05mmol)を添加した。10分後、反応混合物をMeOHでクエンチして、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物LVIを提供した(10.37gm、収率90%)。
【0354】
−(4−ニトロベンゾイル)−2,6−ジメチルピペラジン(LVII)のN−アルキル化。ジクロロエタン中のアミンLVI(0.5gm、1.9mmol)および適切なアルデヒド(2.28mmol)の溶液に酢酸(0.2mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.2gm、5.7mmol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌させた。反応終了後、粗混合物を濃縮し、DCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、減圧下で濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ)により精製して、50〜60%の収率で生成物LVIIを得た。
【0355】
−アルキル−N−(4−ニトロベンゾイル)−2,6−ジメチルピペラジンの還元(LVIII)。15mlのエタノールおよびエチルアセテート(1:1)中のニトロ化合物(LVII、1.10mmol)の溶液にSnCl(0.418gm、2.2mmol)を添加し、混合物を60℃で一晩撹拌させた。NaHCOの10mlの飽和溶液の添加により混合物をクエンチして、エチルアセテートで抽出した(2×25mL)。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮して50〜55%の収率でアミン生成物LVIIIを得た。
【0356】
式Ikで示される化合物の合成。DCMおよびピリジンの5mLの混合物(1:1)中のアミン(LVIII、0.55mmol)の溶液に、N雰囲気下、室温で、8−キノリンスルホニルクロリド(0.14gm、0.61mmol)を添加した。得られた混合物を一晩撹拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で、続いて1N HClで洗浄した。次いで、有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮して50〜65%の収率で生成物を得た。
【0357】
適切なアルデヒドを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を生成させた。
【0358】
N−(5−(4−(4−フルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)ピラジン−2−イル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物195):
【化189】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.1−0.15(m,2H)、0.3−0.4(m,2H)、0.8−0.9(m,1H)、1.1−1.4(d,6H)、1.99−2.3(m,4H)、2.4−3.0(m,2H)、3.8−4.2(d,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.46%、質量(M+1):479.50。
【0359】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物204):
【化190】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.3(d,6H)、1.4−1.6(m,2H)、1.9−2.67(m,8H)、3.6−3.8(m,3H)、3.99−4.0(m,2H)、7.0−7.27(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.92%、質量(M+1):509.5。
【0360】
N−(4−(4−(シクロヘキシルメチル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物198):
【化191】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.9−1.0(m,2H)、1.1−1.4(m,11H)、1.45− 1.5(m,2H)、1.55−1.75(m,5H)、1.8−2.1(m,4H)、2.2−2.7(m,2H)、3.99−4.0(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.53%、質量(M+1):521.60。
【0361】
N−(4−(4−(4−フルオロベンジル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物196):
【化192】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.1−0.15(m,2H)、1.0−1.4(d,6H)、1.99−2.3(m,2H)、2.4−2.8(m,2H)、3.3−3.6(s,2H)、4.19−4.2(m,1H)、6.9−7.2(m,6H)、7.23−7.4(m,2H)、7.55−7.7(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.02%、質量(M+1):533.55。
【0362】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物194):
【化193】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,6H)、1.3(m,2H)、2.0−2.4(m,2H)、2.4−2.6(s,2H)、3.2−3.6(s,2H)、7.0−7.5(m,7H)、7.61−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3−8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.34%、質量(M+1):551.55。
【0363】
N−(4−(4−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物197):
【化194】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.4(d,6H)、2.0−2.2(m,2H)、2.4−2.6(m,2H)、3.5(s,2H)、3.9−4.0(m,2H)、7.23−7.4(m,6H)、7.55−7.8(m,3H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:95.27%、質量(M+1):567.50。
【0364】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(2,3,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物199):
【化195】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(d,6H)、1.1−1.4(m,2H)、2.0−2.2(m,2H)、2.4−2.6(m,2H)、3.6(s,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.8(m,3H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.82%、質量(M+1):569.55。
【0365】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(2,3,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物200):
【化196】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(d,6H)、1.25−1.4(m,4H)、2.0−2.2(m,2H)、2.4−2.6(m,2H)、3.6(s,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.4−7.5(m,1H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:99.92%、質量(M+1):569.55。
【0366】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物201):
【化197】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(d,6H)、1.3−1.4(m,2H)、2.0−2.2(m,2H)、2.4−2.6(m,1H)、3.6(s,2H)、3.99−4.0(m,1H)、7.0−7.4(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.13%、質量(M+1):569.5。
【0367】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(2,4,6−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物202):
【化198】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(d,6H)、1.3−1.4(m,1H)、2.0−2.2(m,3H)、3.6(s,2H)、3.99−4.0(m,2H)、7.0−7.27(m,6H)、7.6−7.8(m,2H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.21%、質量(M+1):569.6。
【0368】
N−(4−(2,6−ジメチル−4−(2,4,5−トリフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物203):
【化199】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.4(d,6H)、2.0−2.2(m,2H)、2.5−2.7(m,2H)、3.6(s,2H)、3.99−4.0(m,2H)、7.0−7.27(m,6H)、7.4−7.8(m,4H)、8.3−8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:98.34%、質量(M+1):569.5。
【0369】
実施例10:式IIで示される化合物の調製:
【化200】
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上記式中、Rは、アルキルまたはアリールであり、かつLは、−(CR−である。
【化201】
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【0370】
4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン−2−オン(LXI)の合成。EDCI(0.394gm、2.05mmol)およびHOBT(0.276gm、2.05mmol)を、無水DMF中の4−ニトロ安息香酸(LX、0.253gm、2.05mmol)の撹拌溶液に添加した。混合物の温度を0℃に低下させ、この時点で、DIPEA(1.14ml、6.15mmol)を窒素雰囲気下で添加し、得られた溶液(または懸濁液)を室温で30分間撹拌した。次いで、2−ピペラジノン(LIX、2.05mmol)を0℃で添加した。次いで、反応混合物を室温にして6時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を水で希釈してエチルアセテート(3×25ml)で抽出した。有機層を水(3×10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、そしてロータリーエバポレーターで濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、エチルアセテート:ヘキサン、4:6)により精製して、灰白色固体として純粋な生成物LXI(0.3gm、60%)を得た。
【0371】
中間体LXIIの合成。無水DMF中の4−(4−ニトロベンゾイル)ピペラジン−2−オン(LXI)(0.1gm、0.4mmol)の溶液を0℃に冷却して、窒素雰囲気下で水素化ナトリウム(0.02gm、0.48mmol)を添加した。次いで、混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、混合物に適切なアルキルブロミド(R−L−Br)(0.4mmol)を0℃で添加して、室温で24時間攪拌した。反応終了後、水(10mL)の添加により反応混合物をクエンチし、ジエチルエーテル(100mL)で希釈し、水(2×25mL)、ブライン(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、そして真空中で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60:120、エチルアセテート:ヘキサン、3:7)により精製し、65〜72%の収率で生成物LXIIを得た。
【0372】
中間体LXIIIの合成。15mLのメタノール中の化合物LXII(0.77mmol)の溶液に、鉄粉末(0.215gm、3.85mmol)および濃塩酸(0.2mL)を添加した。次いで、混合物を60℃に加熱して6時間撹拌した。反応終了後、溶媒を蒸発させ、残渣に10mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、そしてエチルアセテート(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を水(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、そして減圧下で濃縮して60〜70%の収率でアミンLXIIIを得た。
【0373】
式IIで示される化合物の合成。0℃のピリジンおよびジクロロメタンの5mLの1:1混合液中のアミンLXIII(0.26mmol)の撹拌溶液に、8−キノリンスルホニルクロリド(XLIX、0.066gm、0.29mmol)を添加した。混合物を室温で6時間撹拌させた。反応終了後、混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(50mL)中に溶解させ、希HCl(10mL)、水(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、そして濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120、2%MeOH−DCM)により精製して、55〜60%の収率で灰白色固体として純粋な生成物を得た。
【0374】
適切なアルキルブロミドを用いて、以上の方法に従って以下の化合物を調製した。
【0375】
N−(4−(4−(シクロプロピルメチル)−3−オキソピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物215):
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:0.2−0.4(m,2H)、0.45−0.8(m,2H)、1.0(m,1H)、2.6−2.8(s,2H)、3.2−3.4(m,2H)、3.5−4.0(m,4H)、7.2−7.4(m,4H)、7.4−7.6(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、8.79−8.8(m,1H)、10.5(s,1H)、HPLC純度:94.48%、質量(M+1):465.2。
【0376】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)−3−オキソピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物216):
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:3.2−4.0(m,6H)、4.5(s,2H)、7.0−7.4(m,7H)、7.4−7.6(m,2H)、8.0−8.4(m,3H)、8.79−8.8(m,1H)、10.5(s,1H)、HPLC純度:97.06%、質量(M+1):537.45。
【0377】
実施例11:式Imで示される化合物の調製:
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
上記式中、Rは、アリールまたはカルボシクリルであり、かつLは、−(CR)m−である。
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
(2R,5S)−エチル1−ベンジル−5−(ベンジルカルバモイル)ピロリジン−2−カルボキシレート(LXV)の合成。トルエン(5mL)中のジエチルmeso−2,5−ジブロモアジペート(LXIV、0.00069mol、250mg)の攪拌溶液にベンジルアミン(0.0021mol、0.234mL)を添加し、反応混合物を85℃で16時間加熱した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物を冷却し、形成された固体を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、淡黄色液体として生成物を残存させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、2:8)により精製して、72%の収率でジエチルピロリジン−2,5−カルボキシレートを得た。
【0379】
キシレン(5mL)中のジエチルピロリジン−2,5−カルボキシレート(0.000327mol、100mg)の攪拌溶液に窒素雰囲気下でベンジルアミン(0.000327mol、0.035mL)を添加して、還流下で18時間加熱した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物を冷却し、そして減圧下で濃縮して黄色液体として生成物を残存させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、4:6)により精製して、50%の収率で生成物LXVを得た。
【0380】
3−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン(LXVI)の合成。エチル1−ベンジル−5−(ベンジルカルバモイル)ピロリジン−2−カルボキシレート(LXV、0.00122mol、450mg)を、大気圧下、210〜220℃で、撹拌下しながら3時間加熱し、形成されたエチルアルコールを捕集した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物を室温で冷却し、そして残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、2:8)により精製して、40〜45%の収率で3,8−ジベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン)を得た。
【0381】
数滴のHClを含有するMeOH(2mL)中の3,8−ジベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン(0.00025mol、80mg)の攪拌溶液に対して、室温で10%Pd−C(8mg)を用いて4時間水素化した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、6:4)により精製して、80%の収率で3−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン(LXVI)を得た。
【0382】
3−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(LXVII)の合成。無水エーテル(2mL)中の3−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンLXVI(0.00108mol、250mg)の溶液を、窒素雰囲気下、0℃で、無水エーテル(8mL)中のLiAlH(122mg、0.00315mol)の撹拌懸濁液に添加した。反応浴を室温で戻して、撹拌を30時間継続した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物を冷水でクエンチし、次いで、1時間撹拌した。反応混合物をエーテル(20mL)で希釈し、有機層を水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EA−ヘキサン、1:1)により精製して、52%の収率で生成物LXVIIを得た。
【0383】
tert−ブチル3−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(LXVIII)の合成。DCM(10mL)中の化合物LXVII(0.00108mol、220mg)の攪拌溶液にBocO(0.00108mol、237mg)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の進行をTLCによりモニターした。反応混合物をDCM(30mL)で希釈して水で洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮して粗生成物LXVIIを取得し、さらなる精製を行うことなくこれを次の工程に使用した。
【0384】
tert−ブチル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(LXIX)の合成。MeOH(5mL)中の化合物LXVIII(0.00028mol、85mg)の攪拌溶液に対して、室温で10%Pd−C(15mg)を用いて4時間水素化した。反応終了後(TLCによりチェックした)、反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、MeOH−DCM、1:9)により精製して、85%の収率で化合物LXIXを得た。
【0385】
中間体LXXの合成。DCM(5mL)中のアミンLXIX(0.00023mol)および適切なアルデヒド(0.00023mol)の溶液に酢酸(0.1mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、STAB(0.100gm、0.00047mol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を室温で16時間攪拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EtOAcヘキサン、2:8)により精製して、70〜75%の収率で生成物LXXを得た。
【0386】
中間体LXXIの合成。MeOH・HCl(5mL)の溶液にBoc保護アミンLX(1.03mmol)を添加し、得られた混合物を1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて遊離塩基として生成物LXXIを得た(収率94.30%)。
【0387】
式Imで示される化合物の合成。DMF(5mL)中の酸VIII(0.00021mol、1eq)の攪拌溶液に、EDCI(0.048g、0.00024mol、1.1eq)、HOBt(0.038g、0.00024mol、1.1eq)、およびDIPEA(0.15mL、0.00078mol、2.5eq)を0℃で添加して、15分間攪拌した。次いで、アミンLXXI(0.00021mol、1eq)の溶液を0℃で添加し、次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌させた。反応終了後、水(20mL)を添加して、エチルアセテート(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中70%エチルアセテート)により精製して、49〜55%の収率で化合物を得た。
【0388】
適切なアルデヒド(R−L−CHO)および適切な酸VIIIを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を調製した。
【0389】
(2R,5S)−エチル1−ベンジル−5−(ベンジルカルバモイル)ピロリジン−2−カルボキシレート(化合物213):
【化206】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6−1.9(m,4H)、2.2−2.4(m,2H)、2.6−2.8(m,2H)、3.5−3.6(m,2H)、3.9(s,1H)、4.6(s,1H)、7.0(d,1H)、7.2−7.3(m,6H)、7.5−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:91.41%、質量(M+1):513.33。
【0390】
N−(4−(3−(4−フルオロベンジル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物226):
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6−1.9(m,4H)、2.2−2.4(m,2H)、2.6−2.8(m,2H)、3.5−3.6(m,2H)、3.9(s,1H)、4.7(s,1H)、6.9−7.1(m,4H)、7.2−7.3(m,3H)、7.5− 7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:96.11%、質量(M+1):531.25。
【0391】
N−(4−(3−(3,5−ジフルオロベンジル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物227):
【化208】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6−1.9(m,4H)、2.2−2.4(m,2H)、2.6−2.8(m,2H)、3.5−3.6(m,2H)、3.9(s,1H)、4.7(s,1H)、6.6(m,1H)、6.8(d,2H)、6.9−7.1(m,2H)、7.2−7.3(m,1H)、7.5−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:94.31%、質量(M+1):549.23。
【0392】
N−(4−(3−(シクロプロピルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物228):
【化209】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.2−0.3(m,2H)、0.4−0.5(m,2H)、0.8−0.9(m,1H)、1.6−1.9(m,4H)、2.1−2.4(m,4H)、2.6−2.8(m,2H)、3.9(s,1H)、4.7(s,1H)、7.0− 7.1(m,2H)、7.2−7.3(m,1H)、7.6−7.7(m,1H)、8.0(d,1H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:99.28%、質量(M+1):477.41。
【0393】
実施例12。式Inで示される化合物の調製:
【化210】
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上記式中、Rは、アリールまたはカルボシクリルであり、かつLは、−(CR−である。
【化211】
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【0394】
tert−ブチル3−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシレート(LXXII)の合成。DMF(5mL)中の酸VIII(0.001179mol、1eq)の攪拌溶液に、EDCI(0.248g、0.00129mol、1.1eq)、HOBt(0.198g、0.00129mol、1.1eq)、およびDIPEA(0.30g、0.00235mol、2eq)を0℃で添加して、15分間攪拌した。次いで、実施例11からのアミンLXIX(0.00117mol、1eq)の溶液を0℃で添加し、次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌させた。反応終了後、水(20mL)を添加して、エチルアセテート(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中70%エチルアセテート)により精製して、57%の収率でLXXIIを得た。
【0395】
N−(4−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(LXXIII)の合成。MeOH・HCl(5mL)の溶液にBoc保護アミンLXXII(1mmol)を添加し、得られた混合物を2時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて遊離塩基として生成物LXXIIIを得た(収率92%)。
【0396】
式Inで示される化合物の合成。DCM(5mL)中のアミンLXXIII(0.118mmol)および適切なアルデヒド(0.118mmol)の溶液に酢酸(0.1mL)を室温で添加し、得られた混合物を30分間撹拌させた。次いで、STAB(0.050gm、0.236mol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を室温で16時間攪拌させた。反応終了後、粗混合物をDCMで希釈し、水で洗浄し、NaSOで脱水し、そして減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ、EtOAcヘキサン、2:1)により精製して、25〜45%の収率で生成物を得た。
【0397】
適切なアルデヒド(R−L−CHO)および適切な酸VIIIを用いて、以上に記載の方法により以下の化合物を調製した。
【0398】
N−(4−(3−(4−フルオロベンジル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物220):
【化212】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.7(br s,1H)、1.9(br s,2H)、3.0(br s,2H)、3.2(br s,2H)、3.5(s,2H)、3.8(d,1H)、4.3(d,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.3−7.4(m,4H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、
HPLC純度:99.85%、質量(M+1):512.62。
【0399】
N−(4−(8−(4−フルオロベンジル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物219):
【化213】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.7(br s,1H)、1.9(br s,2H)、3.0(br s,2H)、3.2(br s,2H)、3.5(s,2H)、3.8(d,1H)、4.3(d,1H)、6.9−7.2(m,5H)、7.2−7.3(m,2H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:99.07%、質量(M+1):530.62。
【0400】
N−(4−(8−(3,5−ジフルオロベンジル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物218):
【化214】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.7(br s,1H)、1.9(br s,2H)、3.0(br s,2H)、3.2(br s,2H)、3.5(s,2H)、3.8(d,1H)、4.3(d,1H)、6.7(t,1H)、6.8−6.9(m,2H)、7.0− 7.2(m,3H)、7.5−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.5(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:94.61%、質量(M+1):548.60。
【0401】
N−(4−(8−(シクロプロピルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物221):
【化215】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.2−0.3(m,2H)、0.4−0.5(m,2H)、0.8−0.9(m,1H)、1.6−1.9(m,4H)、2.1−2.3(m,2H)、3.0(d,1H)、3.2−3.5(m,4H)、4.4(d,1H)、7.0− 7.2(m,3H)、7.5−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1(d,1H)、HPLC純度:99.37%、質量(M+1):477.59。
【0402】
実施例13。式Ioで示される化合物の調製:
【化216】
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上記式中、Rは、アリール、カルボシクリル、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、Rは、OCFまたはOCHであり、Rは、アルキルであり、Lは、−C(O)−または−(CR)−C(O)−であり、nは、0または1であり、かつpは、0または1である。
【化217】
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【0403】
中間体LXXVの合成。置換アミンLXXIV(30.3mmol)の攪拌溶液に窒素雰囲気下0℃でピリジン(50ml)を添加して、10分間撹拌した。次いで、キノリン−8−スルホニルクロリドVI(8.94gm、39.4mmol)を同一温度で反応混合物に添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去した。トルエンとの共蒸留により痕跡量のピリジンを除去した。得られた残渣にジエチルエーテルを添加し、固体生成物を濾別し、そして空気乾燥させた。さらなる精製を行うことなく、得られた粗生成物(74%)を次の工程に供した。
【0404】
中間体LXXVIの合成。DMF(5ml)中の酸LXXV(0.000315モル)の攪拌溶液に、EDCI(0.066g、0.000346モル)、HOBt(0.047g、0.000346モル)、およびDIPEA(0.13ml、0.00078モル)を0℃で添加して、15分間攪拌した次いで、アミンI(0.000315モル)の溶液を0℃で添加し、次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌させる。反応終了後、水(20mL)を添加して、エチルアセテート(2×30ml)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中70%エチルアセテート)により精製して、65〜70%の収率でLXXVIを得た。
【0405】
中間体LXXVIIの合成。MeOH・HCl(10ml)の溶液にBoc保護アミンLXXVI(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を2時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて92%の収率で生成物LXXVIIを得た。
【0406】
式Ioで示される化合物の一般的合成手順。DMF(5ml)中のアリール/ヘテロアリール酸(0.000315モル)の攪拌溶液に、EDCI(0.066g、0.000346モル)、HOBt(0.047g、0.000346モル)、およびDIPEA(0.13ml、0.00078モル)を0℃で添加して、15分間攪拌した。次いで、アミンLXXVII(0.000315モル)の溶液を0℃で添加し、次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌させた。反応終了後、水(20ml)を添加して、エチルアセテート(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、MeOH−DCM、2:8)により精製して、式Ioで示される化合物を35〜50%の収率で得た。
【0407】
適切な酸(R−C(O)OH)および適切なBoc保護アミンIを用いて、以上に記載の方法により式Ioで示される以下の化合物を調製した。
【0408】
N−(4−(4−(1,2,3−チアジアゾール−5−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(VI−1)化合物313:
【化218】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.5(m,8H)、7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.3(m,2H)、8.8(m,2H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、
HPLC純度:99.55%、質量(M+1):509.2。
【0409】
N−(4−(4−(3−フルオロイソニコチノイル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物317):
【化219】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.8(m,8H)、7.0(m,4H)、7.3(m,1H)、7.6(m,2H)、8.1(m,1H)、8.3(m,2H)、8.6(m,3H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:98.06%、質量(M+1):520.30。
【0410】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンジル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド−(D)(化合物342):
【化220】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.0−3.8(m,8H)、6.9−7.3(m,6H)、7.6(m,2H)、7.7−7.9(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3(m,1H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.30%、質量(M+1):525.20。
【0411】
N−(4−(4−(5−メチルピラジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物346):
【化221】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.6(s,3H)、3.2−3.9(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3(m,3H)、8.6(s,1H)、8.9(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.74%、質量(M+1):517.2。
【0412】
N−(4−(4−(オキサゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物347):
【化222】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2〜3.9(m、8H)、7.0〜7.2(m、4H)、7.6、8.3〜8.5、9.0(m、1H)および10.5の(s、1H)、(m、4H)(m、2H)HPLC純度:95.63%、質量(M+1):492.15。
【0413】
N−(4−(4−(チアゾール−5−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物348):
【化223】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.9(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m 8.0(m,2H)、8.3(m,2H)、8.6(s,1H)、9.0(m,1H)、10.5(s,1H)、 HPLC Purity: 97.14%、質量(M+1):508.2。
【0414】
N−(4−(4−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物349):
【化224】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.9(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,4H)、8.0(m,1H)、8.3(m,2H)、8.6(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.40%、質量(M+1):491.2。
【0415】
N−(4−(4−(1H−イミダゾール−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物354):
【化225】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.7(m,6H)、4.3−4.8(m,2H)、7.0−7.1(m,5H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,2H) 10.3(s,1H)、HPLC純度:99.22%、質量(M+1):491.2。
【0416】
N−(4−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物365):
【化226】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.8(m,8H)、6.8−7.3(m,5H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、10.4(m,1H)、HPLC純度:99.30%、質量(M+1):492.2。
【0417】
N−(4−(4−(イソオキサゾール−5−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物365):
【化227】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.8(m,8H)、6.8−7.3(m,5H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、10.4(m,1H)、HPLC純度:99.30%、質量(M+1):491.2。
【0418】
N−(4−(4−(チアゾール−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物371):
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4−3.8(m,8H)、7.1−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.1−8.4(m,4H)、8.6(m,1H)、8.9(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:97.89%、質量(M+1):508.30。
【0419】
N−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物417):
【化229】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2−1.6(m,8H)、2.8−3.0(m,2H)、3.4−3.7(m,4H)、3.75−3.8(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.56−7.8(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.0−9.2(m,1H)、10.45(s,1H)、HPLC純度:96.68%、質量(M+Na):531.2。
【0420】
N−(4−(4−(テトラヒドロフラン−3−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物418):
【化230】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.95−2.2(m,2H)、3.2−3.6(m,8H)、3.65−3.8(m,5H)、7.0−7.5(m,4H)、7.56−7.8(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.5(m,1H)、HPLC純度:99.65%、質量(M+1):495.2。
【0421】
N−(4−(4−(シクロブチルメチル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物419):
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6−2.1(m,6H)、2.2−2.8(m,7H)、3.2−3.8(m,4H)、7.0−7.3(m,4H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、HPLC純度:95.52%、質量(M+1):465.2。
【0422】
N−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物430):
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2−1.6(m,5H)、1.6−1.8(m,1H)、3.0−3.2(m,3H)、3.4−3.6(m,6H)、3.8−4.2(m,2H)、7.0−7.4(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.5(s,1H)、HPLC純度:97.96%、質量(M+1):509.2。
【0423】
N−(4−(4−(テトラヒドロフラン−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物443):
【化233】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:1.2−1.4(m,3H)、1.6−2.1(m,4H)、2.9−3.3(m,6H)、3.4−3.6(m,2H)、7.0−7.25(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.2−8.6(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.5(bs,1H)、HPLC純度:97.44%、質量(M+1):484.25。
【0424】
(R)−N−(4−(4−(シクロブチルメチル)−2−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物206):
【化234】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(d,3H)、1.6−2.1(m,8H)、2.2−2.8(m,5H)、4.0−4.1(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.7(m,2H)、8.2−8.4(m,3H)、9.1−9.2(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.13%、質量(M+1):479.15。
【0425】
N−(4−(4−(2,3−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物318):
【化235】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.3(s,3H)、3.2−3.8(m,8H)、6.8(m,2H)、7.2(m,2H)、7.6(m,3H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:96.96%、質量(M+1):567.30。
【0426】
N−(4−(4−(3,4−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物319):
【化236】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4(s,3H)、3.5−3.8(m,8H)、6.8(m,2H)、7.2(m,2H)、7.6(m,3H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.8(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:95.87%、質量(M+1):567.30。
【0427】
N−(4−(4−(2−フルオロ−3−メトキシベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物320):
【化237】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2(s,3H)、3.4(s,3H)、3.6−3.8(m,8H)、6.8− 7.0(m,5H)、7.6(m,3H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.8(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:95.65%、質量(M+1):579.40。
【0428】
N−(4−(4−(1,2,3−チアジアゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物321):
【化238】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4(s,3H)、3.6−3.8(m,8H)、6.8(m,2H)、7.6(m,3H)、8.0(m,1H)、8.2(m,1H)、8.4(m,1H)、8.9(s,1H)、9.1(m,1H)、9.2(m,1H)、HPLC純度:98.30%、質量(M+1):539.25。
【0429】
N−(2−メトキシ−4−(4−(チアゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物322):
【化239】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4(s,3H)、3.6−3.8(m,8H)、6.8(m,2H)、7.6(m,4H)、8.0(m,2H)、8.2(m,1H)、8.4(m,1H)、8.7(m,1H)、8.9(s,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:96.49%、質量(M+1):538.10。
【0430】
N−(4−(4−ニコチノイルピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物323):
【化240】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4−3.8(m,8H)、7.2(m,2H)、7.4(m,1H)、7.6(m,2H)、7.8(m,1H)、8.0(m,1H)、8.1(m,1H)、8.2(m,1H)、8.4(m,2H)、8.6(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.38%、質量(M+1):586.27。
【0431】
N−(4−(4−(チアゾール−4−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物324):
【化241】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4−3.8(m,8H)、7.2(m,2H)、7.5(m,2H)、8.0(m,3H)、8.4(m,2H)、8.8(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.30%、質量(M+1):592.15。
【0432】
N−(4−(4−(5−メチルピラジン−2−カルボニル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−トリフルオロメトキシ)フェニルキノリン−8−スルホンアミド(化合物325):
【化242】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.6(s,3H)、3.5−3.8(m,3H)、7.2(m,2H)、7.6(m,2H)、8.0(m,2H)、8.4(m,3H)、8.9(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:97.67%、質量(M+1):601.30。
【0433】
N−(4−(4−(3,5−ジフルオロベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物326):
【化243】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.3−3.8(m,8H)、6.9(m,3H)、7.2(m,2H)、7.6(m,2H)、8.0(m,2H)、8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.48%、質量(M+1):621.25。
【0434】
N−(4−(4−(3,5−ジメチルベンゾイル)ピペラジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物327):
【化244】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.5−4.2(m,8H)、7.2(m,3H)、7.6(m,2H)、7.9(m,1H)、8.1(m,1H)、8.3(m,1H)、8.4(m,1H)、9.1(m,2H)、HPLC純度:96.80%、質量(M+1):576.25。
【0435】
実施例14。式Ipで示される化合物の調製:
【化245】
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上記式中、Rは、アルキル、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、Rは、OCHまたはOCFであり、Rは、アルキルであり、XおよびYは、独立して、CHおよびNから選択され、pは、0または1であり、かつnは、0または1である。
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0436】
中間体LXXIXの合成。適切に置換されたアミンLXXVIIIの攪拌溶液に、窒素雰囲気下0℃で、ピリジン(50ml)を添加して、10分間撹拌した。次いで、キノリン−8−スルホニルクロリドVI(8.94gm、39.4mmol)を同一温度で反応混合物に添加した。得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去した。トルエンとの共蒸留により痕跡量のピリジンを除去した。得られた残渣にジエチルエーテルを添加し、固体生成物を濾別し、そして空気乾燥させた。さらなる精製を行うことなく、得られた粗生成物LXXIX(74%)を次の工程に供した。
【0437】
中間体LXXXの合成。DMF(5ml)中の酸LXXIX(0.000315モル)の攪拌溶液に、EDCI(0.066g、0.000346モル)、HOBt(0.047g、0.000346モル)、およびDIPEA(0.13ml、0.00078モル)を0℃で添加して、15分間攪拌した。次いで、アミンI(0.000315モル)の溶液を0℃で添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌させる。反応終了後、水(20ml)を添加して、エチルアセテート(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、ヘキサン中70%エチルアセテート)により精製して、45〜55%の収率でLXXXを得た。
【0438】
中間体LXXXIの合成。MeOH・HCl(12ml)の溶液にBoc保護アミンLXXX(4.03mmol)を添加し、得られた混合物を2時間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下で除去し、水で洗浄し、続いて、NaHCOを添加してDCMで抽出した。有機層をNaSOで脱水し、そして減圧下で蒸発させて94%の収率で生成物LXXXIを得た。
【0439】
式Ipで示される化合物の一般的合成手順。無水THF(15ml)中のトリホスゲン(1.7g、57mmol)の攪拌溶液に、窒素雰囲気下0℃で、アルコールLXXXII(39mmol)を添加し、反応混合物を室温でさらに15分間撹拌した。DIPEA(2.5ml、0.014モル)を反応混合物に徐々に添加して、さらに30分間撹拌した。反応混合物を濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮して粗クロロホルメートを残存させ、これを次の工程に使用した。
【0440】
無水DCM(10ml)中のアミンIX(24.3mmol)の攪拌溶液に、窒素雰囲気下0℃で、DIPEA(0.1ml、0.007モル)を添加した。粗クロロホルメート(chlorofomate)(29.2mmol)を反応混合物に添加して、室温でさらに30分間撹拌した。反応終了後、水(10mL)を添加してDCM(2×30ml)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで脱水して、減圧下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、60〜120メッシュ(mess)、MeOH−DCM、1:9)により精製して、式Ipで示される化合物を50〜60%の収率で得た。
【0441】
適切な酸LXXVIII、適切なアルコールLXXXII、および適切なBoc保護アミンIを用いて、以上に記載の方法により式Ipで示される以下の化合物を調製した。
【0442】
ピリジン−2−イル4−(3−メトキシ−4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(XI−3)(化合物315):
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.4−3.7(m,8H)、6.9(m,2H)、7.2(m,2H)、7.6(m,3H)、7.9(m,1H)、8.1(m,1H)、8.3(m,1H)、8.5(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:97.17%、質量(M+1):548.20。
【0443】
(S)−テトラヒドロフラン−3−イル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物343):
【化248】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:2.2(m,2H)、3.2−3.7(m,4H)、3.9(m,2H)、5.1(m,1H)、7.2(m,2H)、7.6(m,2H)、7.8(m,1H)、8.1(m,1H)、8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:98.45%、質量(M+1):595.3。
【0444】
2−シクロペンチルエチル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物312):
【化249】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(m,6H)、1.7(m,6H)、3.2−3.5(m,8H)、4.6(m,1H)、7.2(m,2H)、7.6(m,2H)、8.1(m,2H)、8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、10.0(bs,1H)、HPLC純度:99.18%、質量(M+1):621.4。
【0445】
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物314):
【化250】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6(m,3H)、2.1(m,1H)、3.3−3.6(m,10H)、3.9(m,2H)、4.8(m,1H)、7.2(m,2H)、7.6(m,2H)、7.9(m,1H)、8.1(m,1H)、8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.45%、質量(M+1):609.4。
【0446】
(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物316):
【化251】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.6(m,1H)、1.9−2.0(m,3H)、3.4−3.7(m,8H)、3.8(m,2H)、4.2(m,3H)、6.9(m,2H)、7.2(m,2H)、7.6(m,3H)、7.9(m,1H)、8.1(m,1H)、8.3(m,1H)、8.5(m,1H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:96%、質量(M+1):609.30。
【0447】
(R)−テトラヒドロフラン−3−イル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物311):
【化252】
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H NMR(400MHz、DMSOd)δ:2.2(m,2H)、3.2−3.7(m,8H)、4.0(m,4H)、5.2(m,1H)、7.2(m,2)、7.8(m,2H)、8.0(m,2H)、8.4(m,2H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.63%、質量(M+1):595.35。
【0448】
ピリジン−2−イル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物344):
【化253】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.0−3.8(m,8H)、7.0(m,6H)、7.6(m,2H)、7.7−7.9(m,2H)、8.0(m,1H)、8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:94.84%、質量(M+1):601.0。
【0449】
(S)−エチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物107):
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(t,3H)、1.6(q,2H)、3.0−3.4(m,3H)、3.8− 4.2(m,4H)、5.0(m,1H)、7.0−7.3(m,4H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.6(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.05%、質量(M+1):483.2。
【0450】
(S)−イソプロピル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物108):
【化255】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(d,6H)、1.4(m,1H)、2.8−3.2(m,2H)、3.8− 4.2(m,4H)、5.0(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.6(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.77%、質量(M+1):497.3。
【0451】
(R)−エチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物109):
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(t,2H)、1.4(q,2H)、2.2(d,3H)、3.4−3.8(m,7H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6(m,2H)、8.1(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、8.6(m,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.23%、質量(M+1):483.20。
【0452】
(R)−イソプロピル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物110):
【化257】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.2(d,9H)、1.25(m,1H)、2.8−3.2(m,4H)、3.8−4.2(m,2H)、4.9(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.38(d,2H)、8.5(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.23%、質量(M+1):497.40。
【0453】
(S)−シクロプロピルメチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物111):
【化258】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.1(m,1H)、0.2(m,2H)、0.5(m,2H)、1.2(s,3H)、2.6−3.2(m,4H)、2.8−3.0(m,3H)、3.8−4.2(m,6H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(d,2H)、8.5(s,1H)、9.0(m,1H)、
HPLC純度:99.02%、質量(M+1):509.3。
【0454】
(R)−シクロプロピルメチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物112):
【化259】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.3(m,2H)、0.5(m,2H)、1.2(d,3H)、1.3(m,1H)、2.8−3.2(m,4H)、3.8−4.2(m,5H)、7.0−7.2(m,4H)、7.55−7.6(m,1H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(d,2H)、8.57(s,1H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:92.31%、質量(M+1):509.3。
【0455】
(R)−2−シクロヘキシルエチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物121):
【化260】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:0.85(m,2H)、1.15−1.2(m,10H)、1.4−1.56(m,2H)、1.59−1.67(m,1H)、1.8(d,3H)、2.7−3.2(m,4H)、3.8−4.2(m,2H)、7.19−7.3(m,4H)、7.5−7.6(m,2)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:97.73%、質量(M+1):565.25。
【0456】
(R)−2−シクロペンチルエチル−3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物122):
【化261】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2−1.4(m,10H)、1.4−1.56(m,5H)、2.0(m,1H)、2.7−3.2(m,3H)、3.8−4.2(m,2H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.6(m,2)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.96%、質量(M+1):551.23。
【0457】
(R)−シクロヘキシル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物123):
【化262】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(d,3H)、1.23−1.4(m,8H)、1.5(m,1H)、1.6(m,2H)、1.89(m,2H)、2.7−3.2(m,3H)、3.8−4.2(m,3H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.6(m,2)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.72%、質量(M+1):537.50。
【0458】
(R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル−3−メチル4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物124):
【化263】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(d,3H)、1.23(m,1H)、1.5(m,1H)、1.6− 1.7(m,2H)、1.89−2.0(m,2H)、2.7−3.2(m,4H)、3.8−4.85(m,6H)、7.0−7.2(m,4H)、7.5−7.6(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:98.83%、質量(M+1):539.30。
【0459】
(R)−((R)−テトラヒドロフラン−3−イル)3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物126):
【化264】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.23(m,1H)、1.8−2.2(m,2H)、2.7−3.2(m,3H)、3.6−4.0(m,6H)、5.17(m,1H)、7.0−7.2(m,3H)、7.6−7.8(m,2H)、8.0(d,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.1(m,1H)、10.45(s,1H)、HPLC純度:99.52%、質量(M+1):525.45。
【0460】
(R)−((R)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物127)(R):
【化265】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.23(m,1H)、1.75−1.78(m,3H)、2.85−2.9(m,3H)、3.41−3.79(m,6H)、3.89−3.9(m,1H)、4.44(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.4(d,1H)、8.5(d,1H)、9.1(m,1H)、10.45(s,1H)、HPLC純度:99.67%、質量(M+1):539.1。
【0461】
(3R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物128):
【化266】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.53(m,1H)、1.57−2.0(m,3H)、2.8−3.1(m,3H)、3.6−4.1(m,9H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、10.45(s,1H)、HPLC純度:99.80%、質量(M+1):539.1。
【0462】
(R)−シクロペンチル3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物129):
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.38(m,1H)、1.39−1.8(m,8H)、2.6−3.0(m,3H)、3.5−3.8(m,3H)、4.95(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.8(m,2H)、8.23(d,1H)、8.4−8.5(m,2H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.68%、質量(M+1):523.50。
【0463】
(R)−((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)3−メチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物129)(S):
【化268】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0(d,3H)、1.8(m,1H)、2.0−2.2(m,1H)、2.8−3.3(m,3H)、4.0−4.2(m,8H)、7.0−7.2(m,4H)、7.6−7.7(m,2H)、8.0(d,1H)、8.3− 8.6(m,2H)、9.1(m,1H)、10.4(s,1H)、HPLC純度:96.16%、質量(M+1):525.45。
【0464】
エチル4−(5−(キノリン−8−スルホンアミド)ピコリノイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物447):
【化269】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(t,3H)、3.2−3.6(m,8H)、4.0−4.2(q,2H)、7.4−7.8(m,4H)、8.0−8.6(m,4H)、9.1−9.2(m,1H)、HPLC純度:97.7%、質量(M+1):470.2。
【0465】
エチル4−(6−(キノリン−8−スルホンアミド)ニコチノイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物446):
【化270】
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H NMR(400MHz、DMSO−d)δ:1.0−1.2(t,3H)、2.2−2.4(m,2H)、3.2−3.35(q,2H)、3.4−3.6(m,4H)、3.99−4.0(m,2H)、7.5−7.7(m,4H)、8.3−8.5(m,4H)、9.1(m,1H)、HPLC純度:99.89%、質量(M+1):470.4。
【0466】
実施例15:化合物104(ラセミ体)の調製:
【化271】
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【0467】
中間体LXXXIIIの合成。カルボン酸VIII(0.226gm、0.69mmol)およびcis−2,6−ジメチルピペラジンXL(0.079gm、0.69mmol)を用いて、中間体LXXVIの調製(スキーム13)に使用したのと類似の方法に従って、生成物LXXXIIIを調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、50%の収率で0.146gmの純粋な生成物LXXXIIIを得た。
【0468】
N−(4−(3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボニル)フェニル)キノリン−8−スルホンアミド(化合物104)(ラセミ体)の合成。ジクロロメタン中のアミンLXXXIII(0.125gm、0.29mmol)およびエチルジイソプロピルアミンの溶液に、ピコリルクロリド(XC、0.045gm、0.32mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで加温して、5時間撹拌した。反応終了後、混合物をジクロロメタンで希釈し、水(2×10ml)、ブライン(10ml)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、そして濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、25%の収率で0.039gmの純粋な化合物104(ラセミ体)を得た。
【0469】
H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(s,6H)、3.0(m,1H)、3.6(m,2H)、4.3(m,2H)、7.0(m,4H)、7.4−7.6(m,4H)、8.0(m,1H)、8.2(m,1H)、8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:98.75%、質量(M+1):530.3。
【0470】
実施例16:化合物116(ラセミ体)の調製
【化272】
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【0471】
中間体XCIIの合成。ピコリン酸XCI(0.092gm、0.75mmol)およびcis−2,6−ジメチルピペラジンXL(0.086gm、0.75mmol)を用いて、中間体LXXVIの調製(スキーム13)に使用したのと類似の方法に従って、生成物XCIIを調製した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、77%の収率で0.126gmの純粋な生成物XCIIを得た。
【0472】
化合物116(ラセミ体)の合成。カルボン酸VIII(0.164gm、0.50mmol)およびアミンXCII(0.110gm、0.50mmol)を用いて、式Ioで示される化合物の調製(スキーム13)に使用したのと類似の方法に従って、化合物116を調製した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、25%の収率で0.066gmの純粋な化合物116(ラセミ体)を得た。
【0473】
H NMR(400MHz、CDCl)δ:2.8−3.0(s,6H)、3.35−3.4(m,2H)、4.0(m,2H)、4.5−4.66(m,1H)、7.0−7.2(m,4H)、7.3−7.8(m,6H)、8.0−8.1(m,1H)、8.2−8.6(m,4H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:93.09%、質量(M+1):530.45。
【0474】
実施例17:式Iqで示される化合物の調製:
【化273】
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【化274】
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【0475】
中間体XCIIの合成。EDCI(0.09gm、0.46mmol)およびHOBt(0.062gm、0.46mmol)を、無水DMF中のカルボン酸(VIII、0.151gm、0.46mmol)の撹拌溶液に添加した。混合物の温度を0℃に低下させ、この時点で、DIPEA(0.24mL、1.38mmol)を窒素雰囲気下で添加し、得られた溶液(または懸濁液)を室温で30分間撹拌した。次いで、アミンXL(VI、0.46mmol)を0℃で添加した。次いで、反応混合物を室温にして12時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を水で希釈してエチルアセテート(2×25ml)で抽出した。有機層を水(2×10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、そして真空下で濃縮して粗生成物を得た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、40〜50%の収率で灰白色固体として純粋な生成物XCIIIを得た。
【0476】
式Iqで示される化合物の合成。5mLのジクロロメタン中のアミンXI(0.102gm、0.24mmol)およびトリエチルアミン(0.66mmol)の溶液に、適切なクロロホルメート(0.26mmol)を0℃で添加し、室温で1〜2時間撹拌させた。反応終了後、混合物をジクロロメタン(25mL)で希釈し、水(2×10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで脱水し、そした濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(60〜120シリカゲル、2%MeOH−DCM)により精製して、30〜40%の収率で灰白色固体として式Iqで示される化合物を得た。
【0477】
適切なクロロホルメートを用いて、以上の手順に従って以下の化合物を調製した。
【0478】
(2S,6R)−エチル2,6−ジメチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(XXIV−1)(化合物117):
【化275】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(t,3H)、1.3−1.4(d,6H)、3.0−3.4(m,2H)、4.0−4.4(m,6H)、7.0−7.3(m,4H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:98.96%、質量(M+1):497.3。
【0479】
(2S,6R)−イソプロピル2,6−ジメチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物106):
【化276】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:1.2(s,6H)、3.0−3.4(m,3H)、4.0−4.4(m,3H)、4.9(m,1H)、7.0−7.3(m,4H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.2−8.4(m,2H)、9.0(m,1H)、HPLC純度:99.96%、質量(M+1):511.4。
【0480】
(2S,6R)−イソブチル2,6−ジメチル−4−(4−(キノリン−8−スルホンアミド)ベンゾイル)ピペラジン−1−カルボキシレート(化合物105):
【化277】
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H NMR(400MHz、CDCl)δ:3.2−3.8(m,8H)、6.8−7.3(m,5H)、7.6(m,2H)、8.0(m,1H)、8.3−8.4(m,3H)、9.0(m,1H)、10.4(m,1H)、HPLC純度:99.45%、質量(M+1):492.2。
【0481】
実施例18。PKM2アッセイ。
手順:
・PKM2ストック酵素溶液を反応緩衝液中に希釈した。
・最初に、2μLの化合物を各ウェルに添加し、次いで、180μLの反応ミックスを添加した。
・化合物との反応混合物(ADPを含まない)を4℃で30分間インキュベートした。
・プレートを室温に再平衡化してから、20μLのADPを添加して反応を開始した。
・反応の進行を室温(25℃)で波長340nmの吸光度変化として測定した。
反応ミックス: 反応緩衝液中のPKM2(50ng/ウェル)、ADP(0.7mM)、PEP(0.15mM)、NADH(180μΜ)、LDH(2単位)
反応緩衝液: 100mM KCl、50mM Tris pH7.5、5mM MgCl2、1mM DTT、0.03%BSA。
【0482】
以上のアッセイを用いて(usiong)、PKM2を活性化する能力に関して本発明に係る代表的な化合物を試験した。簡潔にするために、表4および5では、ならびに本出願全体を通して、これら化合物の活性化活性は、AC50として表される。表4および5に示されるように、「A」は、EC50<100nMを有するPKM2のアクチベーターを意味する。「B」は、100nM〜500nMのEC50を有するPKM2のアクチベーターを意味する。「C」は、500nM〜1000nMのEC50を有するPKM2のアクチベーターを意味する。「D」は、1μΜ〜20μΜのEC50を有するPKM2のアクチベーターを意味する。「E」は、PKM2の活性化が測定可能でなかった化合物を意味する。「N/C」は、入手可能でないAC50データを意味する。
【0483】
【表8】
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【0484】
【表9】
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【0485】
【表10】
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【0486】
このようにいくつかの実施形態のいくつかの態様を記載したが、当業者にとって種々の変更形態、修正形態、および改良形態が容易に考え得ることは、当然認識されるであろう。このような変更形態、修正形態、および改良形態は、本開示の一部であることが意図されており、また本発明の趣旨と範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の説明および図面は、例示のみを目的としている。