(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照すると、タッチスクリーン上に複数のフレームを提示するように動作可能である電子機器の特定の例示的な実施形態が描かれ、全体として100と示されている。電子機器100は、限定はしないが、モバイルフォン、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、ゲームユニット、ナビゲーション機器、携帯情報端末、タブレットコンピュータ、書籍リーダ、カメラ、コンピュータ、又はそれらの組合せであってもよい。電子機器100は、プロセッサ102と、メモリ104と、タッチスクリーン106とを含み得る。プロセッサ102は、メモリ104内に記憶されているアプリケーション108の命令を実行することができる。アプリケーション108は、スプリット(分割)アプリケーション110を含んでもよい。スプリットアプリケーション110は、起動時間にわたってタッチスクリーン106上に同時複数のタッチ位置が検出されたことに応答して起動され得る。メモリ104は、アプリケーション108及び電子機器100に関する設定112をも記憶することができる。設定112は、スプリットアプリケーション110に関するスプリットアプリケーション設定114を含んでもよい。
【0011】
スプリットアプリケーション110は、タッチスクリーン上に表示される画像を2つ以上のフレームに分離するために、タッチスクリーン106内に1つ以上の分割116を配置するための、プロセッサ102によって実行可能な命令を含んでもよい。例えば、
図1に示す2つの分割116、118が、タッチスクリーン106を第1のフレーム120と、第2のフレーム122と、第3のフレーム124とに分離することができる。ユーザは、特定の分割にタッチして特定の分割を新たな位置にドラッグすることによって、特定の分割を別の位置に移動することができる。ユーザが特定の分割を除去することを望む場合、ユーザは、特定の分割の上をダブルタップするか、又は特定の分割をドラッグしてタッチスクリーン106の外に出せばよい。タッチスクリーン上に第1の分割(例えば、第1のフレーム120を画定する垂直スプリット(分割)116)を作成し、続いてタッチスクリーン上に追加の分割(例えば、第2のフレーム122を第3のフレーム124から分離する水平スプリット(分割)118)を作成することによって、3つ以上のフレームが作成されてもよい。最初に水平スプリットを作成し、次いで水平スプリットと交差する垂直スプリットを作成することによって、4つのフレームがタッチスクリーン上に作成されてもよい。同様にまた、最初に垂直スプリットを作成し、次いで垂直スプリットと交差する水平スプリットを作成することによって、4つのフレームがタッチスクリーン上に作成されてもよい。
【0012】
ユーザが、分割116が所望されるスクリーン上の位置においてタッチスクリーン106上で指を置くか又は押すことなどによって、少なくとも起動時間にわたって複数のタッチ位置においてタッチスクリーン106に接触する場合、スプリットアプリケーション110が分割116を形成し得る。各フレームは、電子機器100のためのページ(例えば、ホームページ又はサブページ)又はフレーム内で実行しているアプリケーションを表示することができる。起動時間の長さ及び最初にフレーム内に表示されるコンテンツは、スプリットアプリケーション設定114に記憶された設定によって制御され得る。幾つかの実施形態では、起動時間は4分の1秒超、2分の1秒超、1秒超、1.5秒超、又は2秒超である。分割116が形成される前に起動時間が経過するのを待つことによって、ユーザが複数のタッチ位置においてタッチスクリーン106と短く接触する場合に望ましくないフレームが形成されることが妨げられる。起動時間は所定の固定又はデフォルト値に事前設定することができる。起動時間は、スプリットアプリケーション110の設定ページにアクセスし、スプリットアプリケーション110のパラメータを変更することによって、電子機器100のユーザによって変更され得る。変更されたパラメータはスプリットアプリケーション設定114内に保存され得る。スプリットアプリケーション114のパラメータは、限定はしないが、起動時間のパラメータ、複数の接触がタッチスクリーン106の対角線上にある場合に水平スプリット又は垂直スプリットをデフォルト設定するパラメータ、一方の設定では分割116、118がタッチスクリーン106の辺に直交することのみを可能にし、他方の設定では対角線分割、弓形分割、又は両方を可能にするパラメータ、起動時間にわたって複数のタッチ位置が検出される場合に、その選択によって、スプリットアプリケーション110が、水平スプリット又は垂直スプリットのオプションを提示するようにするパラメータ、及び、分割116又は118がタッチスクリーン106内に位置付けられる場合にフレーム内に何が表示されるかを指定するパラメータを含んでもよい。
【0013】
別の実施形態では、スプリットアプリケーション110は、対角線分割、あるいは、少なくとも1本の指、少なくとも1本の親指、片手又は両手の別の部分、スタイラス、又はそれらの組合せによって決定される線に沿った他の角度の分割を配置してもよい。対角線分割は、幾つかのタイプのアプリケーション(例えば、ゲームアプリケーション)とともに使用するのに有利、有益、及び/又は好都合であり得る。
【0014】
スプリットアプリケーション110は、同時複数のタッチ位置の位置を求めることができる。スプリットアプリケーション110は、その位置がタッチスクリーン106内でフレームを作成することを所望することを示すか、フレームを作成することを所望することを暗示することなくタッチスクリーン106上に単一の大きい接触領域があることを示す(例えば、ユーザが親指の腹又は掌をタッチスクリーン106上に置いた)か、又はフレームを作成することを所望することを暗示することなく複数の別個の接触領域があることを示す(例えば、ユーザが3つ以上の指をタッチスクリーン106上に置いた)かを決定するために、位置を分析し得る。分析は、複数のタッチ位置を境界する領域の長さと、その領域の幅との比を求めることを含んでもよく、領域の長さは領域の幅以上である。比が高い(例えば、1.2、1.5、1.7、2.0、又は別の値のような、閾値を超える比)ことは、ユーザがタッチスクリーン106内にフレームを作成することを所望していることを示し得る。比が低い(例えば、閾値以下の比)ことは、ユーザがタッチスクリーン内にフレームを作成することを所望していないことを示し得る。
【0015】
一実施形態では、タッチスクリーン106は、3Dタッチ検知を用いた(例えば、3次元におけるタッチ事象を検出する少なくとも1つの光学カメラを介してユーザのタッチ及びユーザの動きを解釈し、又は音響3D測位を介してユーザのタッチ及びユーザの動きを解釈することによる)3次元(3D)表示器(例えば、裸眼立体視3D表示器)であってもよい。一実施形態では、分割116、118は、分割116、118の平面がタッチスクリーン106の2次元(2D)面に直交する3D分割である。例えば、ユーザは、起動時間にわたって、手の面が分割(例えば、分割116)の所望の位置にあるように、手の縁をタッチスクリーン106の表面上に置いてもよい。スプリットアプリケーション110は、タッチスクリーン106上に表示される3D空間内に分割116を作成する。別の実施形態では、分割116、118は、(例えば、ユーザの指が起動時間にわたってタッチスクリーン106の上を浮動し、2D表面上の或る位置で終端する平面又は表面内を動くことによって、ユーザのタッチスクリーン106に対する3D運動によって確定される平面又は表面に沿って現れる。そのような場合、スプリットアプリケーション110はユーザによってトレースされる平面又は表面と対応するように分割116又は118を作成する。別の実施形態では、3D分割は、指が起動時間にわたって表面上に置かれたときの2D表面上の位置において開始し、表面の上に続く、ユーザの指の3D運動によって画定される表面に沿って現れる。最後の2つの実施形態では、分割116又は118の出現を決定するのに時間が使用されてもよい。例えば、指を2Dタッチ面上に位置付けることによって開始する表面に沿った3D分割を画定する実施形態では、指が2D表面を残していることを検出すると、最小時間(例えば、0.25秒)及び最大時間(例えば、2秒)の間、又はそれらのうちのちょうど一方の間、3D表面に沿って指が動くことによって、分割116又は118の表面が画定される。
【0016】
別の実施形態では、2D又は3Dスクリーン分割の動作制御を示すために、その動きが分割を画定するためのものであったことを示すために分割表面画定運動の完了時に追加の指示(例えば、ダブルタップ)がもたらされる。そのようなプロセスは、指を2D表面上に位置付けることと、所望の分割を画定する許容可能な経路に沿って指を動かすことと、分割が作成されるべきものであることを示すために別の指を用いて2D表面上に追加の指示(例えば、ダブルタップ)を提供することとを含み得る。
【0017】
分割116、118は、複数のタッチ位置が実質的に水平である場合には複数のタッチ位置によって決定される線に沿って水平であり得る。複数のタッチ位置は、複数のタッチ位置に適合する線が水平の約30度内、水平の約20度内、水平の約10度内にあるときに、実質的に水平であり得る。分割116、118は、複数のタッチ位置が実質的に垂直である場合には複数のタッチ位置によって決定される線に沿って垂直であり得る。複数のタッチ位置は、複数のタッチ位置に適合する線が垂直の約30度内、垂直の約20度内、又は垂直の約10度内にあるときに、実質的に垂直であり得る。分割116、118は、複数のタッチ位置が実質的に垂直又は実質的に水平でない場合には複数のタッチ位置によって決定される線に沿って或る角度にあり得る。
【0018】
図2は、分割がタッチスクリーン106上に位置付けられる前のタッチスクリーン106を有する電子機器200の特定の例示的な実施形態を示す。タッチスクリーン106は、ステータスバー202と、アプリケーションアイコン204と、頻用アプリケーションバー206とを含む、電子機器100のホームページを表示してもよい。ユーザは、タッチスクリーン106を第1のフレーム及び第2のフレームに分離する、タッチスクリーン106上の分割を配置するために起動時間にわたって線208によって示される複数の位置においてタッチスクリーン106に同時に接触し得る。一実施形態では、ユーザが親指又は指の一部を線208に沿ってタッチスクリーン106の上に置くことによって(例えば、指の指骨が線208に沿った1つ以上の線分を形成するようにタッチスクリーン106に上に指の掌側を軽く置くことによって)複数の位置においてタッチスクリーン106に同時に接触してもよい。別の実施形態では、ユーザは、手指の先端が線208に沿った線分を形成するように、タッチスクリーン106の上に線208を形成するために、2つ以上の手指(digit)(例えば、指、親指、又はそれらの組合せ)の先端を互いに隣り合わせて置くことによって複数の位置においてタッチスクリーン106に同時に接触してもよい。別の実施形態では、ユーザは、タッチスクリーン106に沿った線208を形成するために手の縁をタッチスクリーン106に置くことによって複数の位置においてタッチスクリーン106に同時に接触してもよい。線208は、線208に沿った1つ以上の線分を形成するような、タッチスクリーン106の上での身体部分(例えば、指、手、腕など)の他の操作によって形成されてもよい。フレームは、電子機器100がタッチスクリーン106の上でのタッチ位置の動きをトラッキングする必要なく形成されてもよい。線208は、ステータスバー202、アプリケーション204、及び頻用アプリケーションバー206のうちの1つ又は複数を通過してもよいし、(
図2に示すように)通過しなくてもよい。
【0019】
図3は、ユーザが起動時間にわたって
図2の線208が示す複数のタッチ位置に沿ってタッチスクリーン106に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が傾斜した分割、弓形分割又はその両方を許容する場合の
図2の電子機器200を示す。
図3に示すように、分割302は、実質的に複数のタッチ位置(
図2の線208によって表される)に沿ってタッチスクリーン106の第1の辺からタッチスクリーン106の第2の辺に向かって位置付けられる。分割302はタッチスクリーン106を第1のフレーム304及び第2のフレーム306に分割する。幾つかの実施形態では、分割302は、分割302の上側部分308が分割302の下側部分310とは異なる色になることを可能にする幅を有してもよい。フレーム304又は306のいずれかが頻用アプリケーションバー206から選択されるアプリケーションをホストすることになるか、又は、電子ブックを通しての分割スクリーンスクロールのような、幾つかのアプリケーションにおいていずれのフレームが「アクティブ」であるかを示すために、分割302の上側部分308又は下側部分310内に色インジケータ(例えば、赤又は他の明確に区別できる色)が存在してもよい。分割302の他方の部分310又は308は、色インジケータの色から視覚的に明確に区別できる異なる色(例えば、灰色)であり得る。ユーザは、アプリケーションアイコン204の1つに接触することなく色インジケータによって示されていないフレーム304又は306内のタッチスクリーン106にタッチすることによって、色インジケータが示される場所を変更してもよい。
【0020】
図4は、ユーザが起動時間にわたって
図2の線208が示す複数のタッチ位置に沿ってタッチスクリーン106に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が、特定の1辺又は複数の辺に対してタッチスクリーン106の辺に並行又は直交する分割のみを許容する場合の
図2の電子機器200を示す。
図4に示すように、分割402は、タッチスクリーン106の長辺に直交して、タッチスクリーン106の第1の辺からタッチスクリーン106の第2の辺に向かって位置付けられる。分割402はタッチスクリーン106を第1のフレーム404及び第2のフレーム406に分割する。分割402は、
図2に示す線208の最上タッチ位置と最下タッチ位置との間の約半分のところに位置してもよい。他の実施形態では、分割402は線208の最上タッチ位置、線208の最下タッチ位置、又は何らかの他の位置に位置してもよい。フレーム404又は406のいずれが現在アクティブであり、頻用アプリケーションバー206から選択されるアプリケーションをホストすることになるかを示すために、分割402の上側部分408又は下側部分410内に色インジケータが存在してもよい。
【0021】
図5は、電子機器500上で実行しているアプリケーションAをタッチスクリーン106上に表示している電子機器500の特定の例示的な実施形態を示す。電子機器500のユーザは、タッチスクリーン106を第1のフレーム及び第2のフレームに分割するために起動時間にわたって複数のタッチ位置においてタッチスクリーン106に接触し得る。例えば、ユーザは、タッチスクリーン106に水平スプリットを生成するために起動時間にわたって第1の位置502及び第2の位置504に同時にタッチし得る。一実施形態では、ユーザは、第1の指先で第1の位置502に接触してもよく、第2の指先で第2の位置504に接触してもよい。代替的に、第1の位置502及び第2の位置504に接触する代わりに、ユーザは、タッチスクリーン106上に垂直スプリットを生成するために、起動時間にわたって線506に沿った複数の位置においてタッチスクリーンに同時にタッチしてもよい。
【0022】
図6は、ユーザが起動時間にわたって
図5の第1の位置502及び第2の位置504においてタッチスクリーン106に同時に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が各フレーム内に実行アプリケーションのインスタンスを配置する場合の、
図5の電子機器500を示す。
図6に示すように、分割602は、タッチスクリーン106の第1の辺からタッチスクリーン106の第2の辺に向かって水平に位置付けられる。分割602は、
図5の第1の位置502と第2の位置504との間の線に対応し得、タッチスクリーンを第1のフレーム604及び第2のフレーム606に分離し得る。アプリケーションAのインスタンスは各フレーム604、606内に示され得る。特定の例示的な実施形態では、アプリケーションAは書籍リーダである。アプリケーションAのインスタンスが複数あることによって、ユーザは、同じコンテンツの異なる部分をタッチスクリーン106上に同時に表示することが可能になり得る。フレーム604又は606のいずれが現在アクティブであるかを示すために分割602の第1の部分608又は第2の部分610内に色インジケータ(例えば、赤又は他の明確に区別できる色)が存在してもよい。分割602の他方の部分610又は608は、色インジケータの色から視覚的に明確に区別できる異なる色(例えば、灰色)であり得る。ユーザは、色インジケータによって示されていないフレーム604又は606内のタッチスクリーン106にタッチすることによって、色インジケータが示される場所を変更してもよい。
【0023】
図7は、ユーザが起動時間にわたって
図5の線506によって示される複数のタッチ位置に沿ってタッチスクリーン106に同時に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が各フレーム内に実行アプリケーションのインスタンスを配置する場合の、
図5の電子機器500を示す。
図7に示すように、分割702は、タッチスクリーン106の第1の辺(例えば、上辺)からタッチスクリーン106の第2の辺(例えば、底辺)に向かって垂直に位置付けられる。分割702はタッチスクリーンを第1のフレーム704及び第2のフレーム706に分離する。アプリケーションAのインスタンスは、各フレーム704、706内に示され得、アプリケーションAの第1のインスタンスが第1のフレーム704内でアクティブ化され、アプリケーションAの第2のインスタンスが第2のフレーム706内でアクティブ化される。
【0024】
図8は、ユーザが起動時間にわたって
図5の線506によって示される複数のタッチ位置においてタッチスクリーン106に同時に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が第1のフレーム内に実行アプリケーションのインスタンスを配置し、第2のフレーム内にホームページを配置する場合の、
図5の電子機器500を示す。
図8に示すように、分割802は、タッチスクリーン106の第1の辺からタッチスクリーン106の第2の辺に向かって垂直に位置付けられる。アプリケーションAのインスタンスは第1のフレーム804内に維持され、第2のフレーム806内にホームページが表示される。ユーザは、特定のアプリケーションのアプリケーションアイコンにタッチすることによって、第2のフレーム806内で特定のアプリケーションを実行してもよい。
【0025】
図9は、ユーザが起動時間にわたって
図5の第1の位置502及び第2の位置504において、又は
図5の線506によって示される複数のタッチ位置に沿ってのいずれかでタッチスクリーンに同時に接触する場合の、かつスプリットアプリケーションの設定が、水平スプリット(例えば、タッチスクリーン106の長辺に平行な)又は垂直スプリット(例えば、タッチスクリーン、タッチスクリーン106の短辺に平行な)に関するオプションを提示するように設定される場合の、
図5の電子機器500を示す。スプリットアプリケーションは、水平スプリットを配置するための第1のオプション904と、垂直スプリットを配置するための第2のオプション906と、キャンセルするための第3のオプション908とを含むウィンドウ902を提示し得る。ユーザが第1のオプション904を選択する場合に、ユーザが実行中のアプリケーションを作成されたフレーム内に提示されるようにするように選択していた場合には、
図6に示す表示と同様の表示がユーザに提示され得る。ユーザが第2のオプション906を選択する場合に、ユーザが実行中のアプリケーションを作成されたフレーム内に提示されるようにするように選択していた場合には、
図7に示す表示と同様の表示がユーザに提示され得る。ユーザが第3のオプション908を選択する場合、又はユーザがタイムアウト期間内にオプション904〜908のうちの1つの選択を行わない場合には、表示は
図5に示す表示と同様の表示に戻り得る。
【0026】
図10を参照すると、タッチスクリーン上に複数のフレームを提示する方法の第1の例示的な実施形態の流れ図が描かれ、全体として1000と示されている。説明例として、方法1000は、
図1の電子機器によって実行され、
図3、
図4及び
図6〜
図8に提示されるタッチスクリーン106がもたらされ得る。
【0027】
方法1000は、1002において、少なくとも起動時間にわたって電子機器のタッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出することを含む。方法1000は、1004において、少なくとも起動時間にわたって同時複数のタッチ位置があることが検出される場合に、タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割することをも含む。
【0028】
検出される同時複数のタッチ位置は、ユーザの一部(例えば、指又は親指の一部)、機器(例えば、スタイラス)、又はそれらの組合せによって生成され得る。例えば、電子機器は、ユーザが手の一部をタッチスクリーンの少なくとも一部と接して置く場合に同時複数のタッチ位置を検出してもよい。手の一部は、限定はしないが、手の縁、少なくとも1本の指、親指の一部、2本の指の一部(例えば、2本の指の先)、指の一部及び親指の一部、又はそれらの組合せであってもよい。同時複数のタッチ位置は、異なる手の部分によって、異なる複数の身体部分(例えば、腕の一部、足の一部、又は2本の足の部分)によって、又はそれらの組合せによって作られてもよい。
【0029】
第1のフレームと第2のフレームとの間の分割は、同時複数のタッチ位置の、タッチスクリーン上の一番端の接触点間の経路に沿って延在し得る。分割はタッチスクリーンの縁まで延在してもよい。幾つかの実施形態では、分割は、
図3に示すような、複数のタッチ位置によって画定される線に沿ってタッチスクリーンの第1の縁からタッチスクリーンの第2の縁まで延在する傾斜した線であってもよい。ユーザは、分割にタッチして分割を新たな位置にドラッグすることによって、分割を別の位置に移動することができる。
【0030】
他の実施形態では、分割は、
図4に示すように、タッチスクリーンの縁に直交してもよい。複数のタッチ位置のうちの少なくとも1つがタッチスクリーンの縁に接する場合、分割はタッチスクリーンにわたって縁に直交して伸びてもよい。分割は、縁にある接触点において、縁にある接触点とこの縁にある接触点から最も通り接触点との間の中間の位置において、又は縁にある接触点に対する別の位置において始まってもよい。
【0031】
複数のタッチ位置のうちの少なくとも1つがタッチスクリーンの縁に接しない場合、分割は一番端のタッチ位置に基づいて位置付けられてもよい。例えば、第1のタッチ位置がタッチスクリーンの第1の長辺の近くにあり、第2のタッチ位置がタッチスクリーンの第2の長辺の近くにある場合、分割は第1の長辺から第2の長辺へと、第1のタッチ位置と第2のタッチ位置との間の中間に位置付けられてもよい。別の例として、第1のタッチ位置がタッチスクリーンの第1の長辺の近くにあり、第2のタッチ位置もタッチスクリーンの第1の長辺の近くにある場合、分割は第1の長辺から第2の長辺へと、第1のタッチ位置と第2のタッチ位置との間の中間に位置付けられてもよい。別の例として、最上タッチ位置及び最下タッチ位置が長方形タッチスクリーンの対角線上に位置する場合、分割はタッチスクリーンの長辺に直交する分割にデフォルト設定されてもよい。最上タッチ位置及び最下タッチ位置が長方形タッチスクリーンの対角線上に位置する場合、タッチスクリーンの設定は、分割がタッチスクリーンの短辺に直交するように変更されてもよい。ユーザは、分割にタッチして分割を新たな位置にドラッグすることによって、分割を別の位置に移動することができる。
【0032】
方法1000は表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割することを記載しているが、他の実施形態では、方法1000は、既存のフレームを分割するために適用することができる。例えば、第2のフレームを、
図1の第2のフレーム122及び第3のフレーム124のような、変更された第2のフレーム及び第3のフレームに分割するために、同時複数のタッチ位置を検出することができる。
【0033】
図11を参照すると、タッチスクリーン上に複数のフレームを提示する方法の第1の例示的な実施形態の流れ図が描かれ、全体として1100と示されている。説明例として、方法1100は、
図1のシステムによって実行され、
図3、
図4及び
図6〜
図9に提示されるタッチスクリーン106がもたらされ得る。
【0034】
方法1100は、1102において、少なくとも起動時間にわたって電子機器のタッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出することを含む。方法1100は、1104において、少なくとも水平分割選択肢、垂直分割選択肢、及びキャンセルオプションを提示することをも含む。
【0035】
1106において、水平分割選択肢の選択がユーザから受信されるか否かについて決定が行われる。ユーザが水平分割選択肢を選択する場合、1108において、タッチスクリーンは第1のフレーム及び第2のフレームに分割され、第1のフレームと第2のフレームとの間の分割は水平スプリットである。分割の位置はタッチスクリーンの上縁と下縁との間の中間であってもよく、又は、分割の位置は、複数のタッチ位置に基づいてもよい。ユーザは、分割にタッチして分割を新たな位置にドラッグすることによって、分割を別の位置に移動することができる。
【0036】
水平分割選択肢の選択が検出されない場合、1110において、垂直分割選択肢の選択がユーザから受信されるか否かについて決定が行われる。ユーザが垂直分割選択肢を選択する場合、1112において、タッチスクリーンは第1のフレーム及び第2のフレームに分割され、第1のフレームと第2のフレームとの間の分割は垂直スプリットである。分割の位置はタッチスクリーンの左縁と右縁との間の中間であってもよく、又は、分割の位置は、複数のタッチ位置に基づいてもよい。ユーザは、分割にタッチして分割を新たな位置にドラッグすることによって、分割を別の位置に移動することができる。
【0037】
水平分割選択肢も垂直分割選択肢も受信されない場合、1114において、方法1100は水平分割選択肢、垂直分割選択肢、及びキャンセルオプションの提示を除去し得る。これらのオプションは、キャンセルオプションが受信される場合、又は、オプションの選択が受信されることなくタイムアウトが発生する場合に除去されてもよい。
【0038】
図12を参照すると、モバイルフォンなどの電子機器の特定の例示的な実施形態のブロック図が示され、全体的に1200と称される。代替的に、電子機器1200は、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、ゲームユニット、ナビゲーション機器、通信機器、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、書籍リーダ、カメラ、コンピュータ、又はそれらの組合せであってもよい。機器1200は、メモリ1204に結合されたプロセッサ1202を含んでいる。プロセッサ1202は、コントローラ1206を含んでいる、又はこれに結合されている。表示器コントローラ1206は、タッチスクリーン1208から表示入力を受信することができる。表示器コントローラ1206は、タッチスクリーン1208に表示出力を提供することもできる。
【0039】
また
図12は、プロセッサ1202に結合されたカメラコントローラ1210を示している。カメラ1212はカメラコントローラ1210に結合することができる。符号化器/復号器(CODEC)1214もまた、プロセッサ1202に結合することができる。スピーカ1216及びマイクロフォン1218はコーデック1214に結合され得る。
【0040】
図12はまた、ワイヤレスインターフェース1220がプロセッサ1202とワイヤレスアンテナ1222とに結合され得ることを示す。特定の実施形態では、プロセッサ1202、表示器コントローラ1206、メモリ1204、CODEC1214、カメラコントローラ1210、及びワイヤレスインターフェース1220は、システムインパッケージ又はシステムオンチップ1224に含まれる。特定の実施形態では、入力機器1226及び電源1228はオンチップシステム1224に結合される。さらに、特定の実施形態では、
図12に示すように、タッチスクリーン1208、入力機器1226、スピーカ1216、マイクロフォン1218、ワイヤレスアンテナ1222、及び電源1228は、オンチップシステム1224の外部にある。しかしながら、各々は、インターフェース又はコントローラなど、オンチップシステム1224の構成要素に結合され得る。
【0041】
特定の実施形態では、プロセッサ1202は、メモリ1204に記憶されたプログラム命令1230など、プロセッサ可読媒体からプロセッサ可読プログラム命令を実行する。プロセッサ1202はプログラム命令の実行中に設定1232内に記憶されたパラメータ及び情報を利用することができる。例えば、メモリ1204は、プロセッサ1202によって読み取り可能とすることができ、プログラム命令1230は、
図10の方法1000、
図11の方法1100、又はその両方を実行するためにプロセッサ1202によって実行可能な操作命令とすることができる。
【0042】
例えば、プログラム命令1230は、少なくとも起動時間にわたって電子機器1200のタッチスクリーン1208上に同時複数のタッチ位置があることを検出するために、プロセッサ1202によって実行可能である命令を含んでもよい。プログラム1230は、少なくとも起動時間にわたって同時複数のタッチ位置があることが検出される場合に、タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割するための、プロセッサ1202によって実行可能な命令をさらに含んでもよい。
【0043】
さらに、本明細書に開示する諸実施形態と関連して説明する様々な例示的論理ブロック、構成、モジュール、回路、及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェア、又は両方の組合せとして実施できることを、当業者は理解するであろう。様々な例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、及びステップを、上記では概して、それらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアとして実施するかは、特定の適用例及び全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実施することができるが、そのような実施の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0044】
図10及び11の方法は、コンピュータ可読命令の形態でメモリに記憶することができるプログラムコードを実行することによって実行されてもよい。その場合、デジタル信号プロセッサ(DSP)、画像信号プロセッサ(ISP)、又は他のプロセッサなどのプロセッサが、画像処理方法の1つ又は複数を行うために、メモリに記憶された命令を実行してもよい。場合によっては、方法は、画像処理を加速するための様々なハードウェアコンポーネントを呼び出すDSP又はISPによって実行されてもよい。他の場合では、本明細書に記載するユニットは、マイクロプロセッサ、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つもしくは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又はその任意の組合せとして実施されてもよく、又は方法は、これらによって実行されてもよい。
【0045】
本明細書で開示する実施形態に関して説明する方法又はアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、又はその2つの組合せで実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、又は当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体中に常駐してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化されてもよい。プロセッサ及び記憶媒体は特定用途向け集積回路(ASIC)中に常駐してもよい。ASICは、コンピューティング機器又はユーザ端末中に常駐してもよい。代替として、プロセッサ及び記憶媒体は、コンピューティング機器又はユーザ端末中に個別構成要素として常駐してもよい。
【0046】
開示した実施形態の上記の説明は、開示した実施形態を当業者が作成又は使用できるように行ったものである。これらの実施形態への様々な変更は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義された原理は本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用できる。したがって、本開示は、本明細書に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって定義される原理及び新規の特徴と合致することが可能な最も広い範囲が与えられるべきものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
少なくとも起動時間にわたって電子機器のタッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出することと、
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出される場合に、前記タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割することと
を備える、方法。
[C2]
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出された後、前記タッチスクリーンを介してユーザに少なくとも水平分割選択肢及び垂直分割選択肢を提示することをさらに備え、前記ユーザが前記水平分割選択肢を選択する場合には前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の分割は水平分割であり、前記ユーザが前記垂直分割選択肢を選択する場合には前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の前記分割は垂直分割である、C1に記載の方法。
[C3]
前記表示領域を分割する前に、前記同時複数のタッチ位置が、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを形成することが所望されることを示すか否かを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記同時複数のタッチ位置が、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを形成することが前記所望されることを示すか否かを決定することは、前記複数のタッチ位置を境界する領域の長さと、前記領域の幅との比を閾値と比較することを備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記電子機器は、ユーザが手の一部を前記タッチスクリーンの少なくとも一部の上に置く場合に前記同時複数のタッチ位置を検出するように構成される、C1に記載の方法。
[C6]
前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の分割は、前記同時複数のタッチ位置の、一番端の接触点間の経路に沿って延在する、C5に記載の方法。
[C7]
前記手の前記一部は前記手の縁を備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記手の前記一部は少なくとも1本の指の一部を備える、C5に記載の方法。
[C9]
前記手の前記一部は親指の一部を備える、C5に記載の方法。
[C10]
前記同時複数のタッチ位置は、前記タッチスクリーンの第1の縁にある第1のタッチ位置を備え、前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の分割は前記第1のタッチ位置における前記第1の縁から前記タッチスクリーンの第2の縁まで直交に延在する、C1に記載の方法。
[C11]
前記同時複数のタッチ位置は、前記タッチスクリーンの第1の縁の付近の第1のタッチ位置と、前記第1の縁の反対にある、前記タッチスクリーンの第2の縁の付近の第2のタッチ位置とを備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の分割は、前記第1のタッチ位置と前記第2のタッチ位置との間で実質的に等距離にある位置において前記第1の縁に沿って開始して前記第1の縁に直交して延在する、C11に記載の方法。
[C13]
前記分割の前の前記表示領域内でアプリケーションの第1の状態がアクティブであり、前記方法は、少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出されるのに応答して、前記第2のフレーム内で前記アプリケーションの第2のインスタンスを起動することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
前記分割の前の前記表示領域内でアプリケーションの状態がアクティブであり、前記方法は、少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出されるのに応答して、前記第1のフレーム内の前記アプリケーションを維持することと、少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出されるのに応答して、前記第2のフレーム内にホームスクリーンの少なくとも一部を表示することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記同時複数のタッチ位置が実質的に水平である場合には、前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の分割は前記同時複数のタッチ位置から画定される線に沿って水平であり、前記同時複数のタッチ位置が実質的に垂直である場合には、前記分割は前記線に沿って垂直であり、前記同時複数のタッチ位置が実質的に水平でも垂直でもない場合には、前記分割は前記線に沿って或る角度にある、C1に記載の方法。
[C16]
前記タッチスクリーンは3次元(3D)表示器を含み、前記タッチスクリーンの前記表示領域を分割することは、前記タッチスクリーンによって表示される3D空間内に分割を作成することを含む、C1に記載の方法。
[C17]
前記3D空間は、3Dタッチ検知を介して検出されるユーザのタッチ位置又はユーザの動きにしたがって表面に沿って分割される、C16に記載の方法。
[C18]
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記プロセッサに結合されたタッチスクリーンと
を備え、
前記メモリは前記プロセッサによって、
少なくとも起動時間にわたって前記タッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出し、
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出されたことに応答して、前記タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割するために実行可能な命令を含む、装置。
[C19]
前記装置は、ユーザが手の一部を前記タッチスクリーンの少なくとも一部の上に置く場合に前記複数のタッチ位置における接触を検出するように構成される、C18に記載の装置。
[C20]
前記装置は、ユーザが第1の指で第1のタッチ位置にタッチし、第2の指で第2のタッチスクリーンにタッチする場合に前記複数のタッチ位置における接触を検出するように構成される、C18に記載の装置。
[C21]
前記起動時間は2分の1秒超である、C18に記載の装置。
[C22]
前記起動時間は前記装置の調整可能な設定である、C18に記載の装置。
[C23]
前記装置は、前記表示領域を分割する前に、前記同時複数のタッチ位置が、前記第1のフレーム及び前記第2のフレームを形成することが所望されることを示すか否かを決定するように構成される、C18に記載の装置。
[C24]
前記タッチスクリーンは3次元(3D)表示器を含み、前記タッチスクリーンの前記表示領域は、前記タッチスクリーンによって表示される3D空間内に分割を作成することによって分割される、C18に記載の装置。
[C25]
プロセッサ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
少なくとも起動時間にわたってタッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出するためのコードと、
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出される場合に、前記タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割するためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C26]
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置の検出の後に、前記タッチスクリーンを介して少なくとも水平分割選択肢及び垂直分割選択肢を表示するためのコードをさらに備える、C25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C27]
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置の検出の後に、前記タッチスクリーンを介してキャンセルオプションを表示するためのコードをさらに備える、C25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C28]
少なくとも起動時間にわたって電子機器のタッチスクリーン上に同時複数のタッチ位置があることを検出するための手段と、
少なくとも前記起動時間にわたって前記同時複数のタッチ位置が検出される場合に、前記タッチスクリーンの表示領域を第1のフレーム及び第2のフレームに分割するための手段と
を備える、装置。
[C29]
前記同時複数のタッチ位置を検出するための手段は、ユーザが手の一部を前記タッチスクリーンの少なくとも一部の上に置く場合に前記同時複数のタッチ位置を検出するように構成される、C28に記載の装置。
[C30]
前記起動時間は2分の1秒超である、C28に記載の装置。
[C31]
前記タッチスクリーンをさらに備える、C28に記載の装置。
[C32]
前記電子機器は、モバイルフォン、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、ゲームユニット、ナビゲーション機器、通信機器、携帯情報端末、タブレットコンピュータ、書籍リーダ、及びカメラのうちの少なくとも1つを備える、C28に記載の装置。