【実施例】
【0041】
実施例1
結晶性P
2S
5・2C
5H
5N
乾燥ピリジン(560mL)へ80℃で撹拌装置を使用して、十硫化四リン(P
4S
10,44.5g,0.1モル)を少量ずつ加えた。還流(1時間)の時間の後で、澄明な黄色の溶液を得て、この溶液をそのまま冷やすと、淡黄色の結晶が沈積した。2時間後、この結晶を採取し、乾燥アセトニトリルで洗浄して、最後に乾燥器(濃硫酸入りのビーカーを含有する)へ移して、過剰なピリジンを除去した。収量:62.3g(84%),融点:167〜169℃,IR ν
max:3088, 3040, 1608, 1451, 1197, 1044, 723, 668 cm
−1;図面1を参照のこと。
【0042】
二水素モノチオリン酸ピリジニウム
結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(3.80g,10ミリモル)を、水(1.0mL)を含有するアセトニトリル(35mL)において還流温度で加熱した。この澄明な溶液(3分以内に入手される)を濃縮して、生成物(3.15g,79%)をそのまま結晶させた。この結晶は、X線結晶解析に適していた。融点:110〜120℃,H
2Sの発生を伴って分解する;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 7.51 (m, 2H, 3-H), 7.95 (dd, 1H, 4-H), 8.63 (d, 2H, 2-H), 9.7 (br s, 3H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 124.7 (d), 138.5 (d), 147.8 (d);図面2を参照のこと。
【0043】
O,O−ジエチルジチオホスホン酸ピリジニウム
結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(1.0g)をエタノール(5mL)中の還流で5分間加熱し、澄明な溶液を蒸発させて、すぐに固化するオイル(100%)を得た。
【0044】
IR ν
max:2976, 2891, 1630, 1600, 1526, 1479, 1383, 1020, 920, 748, 681 cm
-1 1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.08 (t, J = 7.1 Hz, 6H), 3.79 (m, 4H), 8.09 (m, 2H), 8.62 (m, 1H), 8.97 (m, 2H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 16.1 (q,
3J
C-P = 8.8 Hz), 59.8 (t,
2J
C-P = 7.1 Hz), 127.2 (d), 142.5 (d), 146.0 (d)。
【0045】
実施例2
(S)−11−チオキソ−2,3,11,11a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−5−(10H)−オン(表1,項目17)
2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e]ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−5,11(10H,11aH)−ジオン(4.0g,20ミリモル)のMeCN(200mL)溶液へ結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(2.3g,6ミリモル)を加えて、60℃まで3時間加熱すると、この時間の間に黄色の沈殿を生じた。この反応混合物をそのまま室温で一晩静置させて、完全に沈殿させた。生成物を真空濾過して少量の冷MeCNで洗浄して、表題化合物(3.9g,85%)を薄黄色の固形物として得た。融点:268〜270℃;[α]
D23+971°(c0.16,MeOH);Ir υ
max:3170, 2979, 1616, 1602, 1477, 1374, 1271, 1141, 831, 813, 752 cm
-1;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.89-1.94 (m, 1H), 1.99-2.16 (m, 2H), 2.84-2.94 (m, 1H), 3.40-3.50 (m, 1H), 3.53-3.60 (m, 1H), 4.27 (d, J = 6.11 Hz, 1H), 7.22-7.27 (m, 1H), 7.30-7.37 (m, 1H), 7.55-7.60 (m, 1H), 7.80-7.85 (m, 1H), 12.46 (br s, 1H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 22.7(t), 29.0 (t), 46.8 (t), 59.8 (d), 121.8 (d), 125.7 (d), 127.8 (s), 130.2 (d), 132.2 (d), 136.5 (s), 164.2 (s), 201.9 (s)。
【0046】
実施例3
グリシンからの2,5−ピペラジンジチオン(表2,項目1)
グリシン(1.50g,20ミリモル)、結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(9.12g,28ミリモル)、及びジメチルスルホン(8.0g)を165〜170℃で1時間加熱して、すぐに(冷却後)この反応混合物を沸騰水で30分間処理した。得られた褐色がかった固形物をエタノール/DMFより再結晶させた。1.85g(63%),融点:284℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 4.19 (s), 10.7 (s);
13CNMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 54.4 (q), 191.9 (s)。
【0047】
実施例4
2,5−ピペラジンジオンからの2,5−ピペラジンジチオン(表2,項目2)
2,5−ピペラジンジオン(2.28g,20ミリモル)と結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(2.28g,8ミリモル)をアセトニトリル(50mL)中の還流で2時間加熱してから、この混合物を濃縮して、水を加えた。1時間の撹拌時間の後で、生成した固形物(2.63g,90%)を採取した。融点及びNMRのデータは、グリシンからの2,5−ピペラジンジチオン(表2,項目1)について上記に報告したデータと同一である。
【0048】
S,S’−1,4−ジアセチル−2,5−ビス−アセチルチオロ−1,4−ジヒドロピラジン(35)
上記の2,5−ピペラジンジチオン(1.46g,10ミリモル)を無水酢酸(20mL)中の還流温度で2時間加熱して、すぐにこの反応混合物を濃縮して、ジイソプロピルエーテルで処理した。2.06g(93%),融点:190〜192℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 2.17 (s, 6H), 2.45 (s, 6H), 6.99 (s, 2H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 22.2 (q), 29.4 (q), 117.0 (s), 131.6 (d), 166.3 (s), 193.7 (s); 元素分析 C
12H
14N
2O
4S
2の計算値:C, 45.75; H, 4.48; N, 8.88. 実測値:C, 45.90; H, 4.32; N, 8.71。
【0049】
四硫化物(25)の還元開裂
3,3’−ジインドリル−2,2’−テトラスルフィド(25)(3.58g,10ミリモル)をTHF(50mL)に溶かして、THF(75mL)中のNaBH
4(1.50g,40ミリモル)の混合物へ加えた。H
2Sを含有するガスの発生が続いて、この反応混合物を一面のアルゴン下に40〜45℃で3時間撹拌した。ジアニオン(26)を含有する、この空気に敏感な溶液は、保存せずに、下記に記載の操作によって直ちに変換した。
【0050】
2,2’−ビス(メチルチオ)−1H,1’H−3,3’−ビインドール
四硫化物(25)(5ミリモル)の還元開裂によって入手した溶液へMeOH(15mL)に溶かした硫酸ジメチル(1.51g,12ミリモル)を25℃で滴下した。一定時間(1時間)の撹拌の後で、この溶液を蒸発させて、水で処理した。この粗製の固形物をMeOH−水より結晶させて、黄色の固形物(0.45g,57%)を得た。融点:184〜186℃;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 2.44 (s, 6H), 6.95-6.99 (m, 2H), 7.10-7.22 (m, 4H), 7.36-7.45 (m, 2H), 11.55 (s, 2H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 18.0 (q), 110.8 (s), 110.9 (d), 119.0 (d), 119.2 (d), 121.5 (d), 128.0 (s), 129.1 (s), 137.0 (s)。
【0051】
シクロジスルフィド(23)の合成
四硫化物(25)の還元開裂によって入手した溶液を、水(50mL)の添加の後で、空気と接触させて24時間撹拌した。生成した黄色の固形物を採取して、アセトニトリル−DMF(4:1)より結晶させて、依然としてDMFを含有する2.20g(77%)の固形物を得て、減圧下での乾燥によってDMFを除去した。融点:>227〜228℃。
【0052】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 7.04-7.08 (m, 1H), 7.28-7.31 (m, 2H), 7.33-7.51 (m, 1H), 12.16 (s, 1H):
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 136.3 (s), 127.0 (s), 124.9 (s), 124.6 (d), 120.3 (d), 120.2 (d), 119.3 (s), 112.2 (d)。
【0053】
実施例5
オキシインドールの160℃での硫化によるシクロジスルフィド(23)(表3,項目13)
オキシインドール(1.33g,10ミリモル)と結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(1.52g,4ミリモル)をジメチルスルホン(4.0g)とともに温めてから、160℃で5分間加熱した。この融解物をそのまま冷やしてから、水とともに加熱した。生成した固形物をアセトニトリル−DMF(4:1)より結晶させて、1.37g(92%)を得た。融点:>227〜228℃。この物質は、四硫化物(25)の還元開裂より得られるものと同一であった。
【0054】
3,3’−ビチオ−オキシインドール(27)
四硫化物(25)の還元開裂より入手した溶液をAcOHで酸性化すると、表題化合物(2.52g,85%)の黄色の沈殿としての速やかな生成を生じた。これをアセトニトリルより再結晶させた。融点:180℃(分解)。この分子は、空気酸化に対して敏感である。
【0055】
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 4.66 (s, 2H), 6.85-6.91 (m, 4H), 6.96-6.98 (m, 2H), 7.07-7.13 (m, 2H), 13.06 (s, 2H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 60.8 (d), 110.4 (d), 123.0 (d), 123.4 (d), 128.6 (d), 130.2 (s), 144.2 (s), 204.3 (s)。元素分析 C
16H
12N
2S
2の計算値:C, 64.60, H, 4.08, N, 9.43. 実測値:C, 64.26, H, 3.99, N, 9.31。
【0056】
実施例6
5−メルカプト−4−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−2−メチル−1H−ピロール−3−カルボン酸メチル(34b)
ジエステル(33a,2.13g,10ミリモル)と結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(1.14g,4ミリモル)をアセトニトリル(50mL)中の還流温度で1時間加熱した。25mLへ濃縮後、水を加えて、生成した固形物を採取して、2−プロパノールより結晶させた(1.85g,81%)。融点:185〜187℃;IR υ
max:3273, 2954, 1742, 1724, 1707, 1681, 1562, 1440, 1341, 1269, 1200, 1173, 1117, 1080, 1003, 782 cm
-1;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 2.43 (s, 3H, CH
3), 3.17 (s, 1H, SH), 3.49 (s, 3H, OCH
3), 3.64 (s, 3H, OCH
3), 11.90 (s, 1H, NH);
13CNMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 13.4 (q), 30.6 (d), 50.4 (q), 51.4 (q), 111.2 (s), 117.1 (s), 126.9 (s), 139.9 (s), 164.4 (s), 171.1 (s)。元素分析 C
10 H
13NO
4S の計算値:C, 49.37, H, 5.38, N 5.75. 実測値 C, 49.25, H, 5.46, N, 5.61。
【0057】
実施例7
3−(1H−インドール−3−イル)−3,3’−ビインドリン−2−チオン(表3,項目9)
3−(1H−インドール−3−イル)−3,3’−ビインドリン−2−オン(728mg,2ミリモル)、結晶性P
2S
5・2C
5H
5N(228mg,0.6ミリモル)、及びジメチルスルホン(3.05g)を20分間加熱(165〜170℃)した。この融解物をそのまま冷やしてから、水中で10分間加熱した。生成した固形物(766mg,94%)を採取した。融点:>260℃。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 7.09-7.15 (m, 2H), 7.18-7.20 (m, 5H), 7.24-7.30 (m, 7H), 13.00 (s, 1H);
13C NMR (75.5 MHz, DMSO-d
6) δ 72.7 (s), 111.2 (d), 124.4 (d), 126.5 (d), 127.5 (d), 128.6 (s), 128.7 (s), 129.0 (d), 129.1 (d), 129.1 (d), 139.2 (s), 143.0 (s), 143.5 (s), 145.3 (s, 2C), 208.4 (s)。元素分析 C
24H
17N
3S の計算値:C, 75.96, H, 4.51, N, 11.07. 実測値:C, 76.10, H, 4.46, N, 11.00。
【0058】
温アセトニトリルに溶かした結晶性P
2S
5・2C
5H
5Nを使用する、本発明によるいくつかの硫化反応の結果を表1に収載する。例示の反応において、結晶性P
2S
5・2C
5H
5Nの硫化される化合物に対する比は、1.1:4であった。いくつかの事例では、LRとの直接比較を行った。例えば、ε−カプロラクタムとP
2S
5・2C
5H
5Nでは、対応するチオアミドが5分以内に得られたが、LRは、もっと速やかに硫化する。実際、ε−カプロラクタムの添加によって、LRの温アセトニトリル懸濁液を滴定することができる。本発明の硫化剤のLRに優る利点は、主に、本発明の硫化剤が製造するのにより容易で、無臭(十分に純粋であるとき)であること、そして硫化生成物が高純度であることである。本明細書に記載の実施例では、一級アミドからのニトリルの生成は、決して問題にならなかった。硫化剤のLRを使用するときは、この種の副反応が問題になる場合がある
7,8。例示ケトンのP
2S
5・2C
5H
5Nでの硫化も良好に進んだ(表2,項目3及び4)。ケト誘導体の(20a)及び(21a)は、本発明の硫化剤を温ピリジン中で、又は融解物として使用するとき、又はなお良好には、ジメチルスルホンと一緒に加熱して使用するとき、それぞれ(20b)と(21b)へ変換することができた(表1,項目20と表3,項目3)。
【0059】
3,3−ジメチルオキシインドール(項目7,表1)の硫化が優れた収率をもたらしたのに対し、親化合物のオキシインドール(項目6,表1)では、受け入れ難いほどに低い収率(約10%)をもたらした。ここでは、低溶解度の錯体の生成が問題の原因であるらしい。3,3−ジインドリルインドリン−2−チオンの合成も失敗したが、ジメチルスルホンを溶媒とすれば奏功し得た(表3を参照のこと)。3−ヒドロキシ−2−ピリドンの硫化は、問題を併発せずに良好に進行して、3−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリジンチオンの興味深い薬剤群をもたらした[この数種の金属錯体(例、Zn
2+)については、糖尿病に対して有望であることが報告されている]。
【0060】
出発材料中に1個より多いカルボニル基が存在する場合では、選択性を達成することができる。従って、一硫化(monothionated)分子(表1,項目12、16、及び17)を良好な収率で入手することができた。過剰の硫化剤を温ピリジン中で用いると、完全に硫化された生成物を得ることができるのに対し、ピペリジン−2,6−ジオンの温アセトニトリル中での硫化は、一硫化生成物をもたらした。
【0061】
表1.温MeCN中での本発明の硫化剤でのアミドの硫化
【0062】
【表1-1】
【0063】
【表1-2】
【0064】
【表1-3】
【0065】
Gly−Gly並びにピペラジン−2,5−ジオンの硫化は、いずれも、予測される二硫化生成物の良好な収率をもたらした(表2,項目1及び2)。かなり不溶性の生成物をさらに特性決定するために、これを温無水酢酸中でアセチル化して、良好なNMRスペクトルが直ちに得られる四アセチル化生成物(35)を得た。
【0066】
表2.温ピリジン中での本発明の硫化剤での硫化
【0067】
【表2】
【0068】
例えばジメチルスルホン(融点:107〜109℃,沸点:238℃)に溶かしたP
2S
5・2C
5H
5Nでは、きわめて高い温度(165〜175℃)での硫化を実施することができた。本発明のいくつかの例示反応の結果を表3に収載する。1つの事例(表3,項目6)において、生成物は、きわめて不溶性の二硫化物(22)へ変換された。例えば、Stoyanov
9と Hino et al
10では、同様の観察事実が報告された。後者の研究者は、いくつかの3位置換インドール−2−チオンが対応する二硫化物へ直ちに酸化され得ることを見出した。この反応をアルゴン下で行うことによって、酸化生成物の生成を回避することができた。
【0069】
これまでに、ベンズアルデヒドは何度も硫化されたことがあって
11−16、その生成物は、不安定な主要生成物(30)の三量体(29)として常に単離されて、その三量体(29)は、まさに、ベンズアルデヒドを本発明の硫化剤とジメチルスルホン中で反応させたときの生成物であった。
【0070】
【化5】
【0071】
一般的には、チオン(32)(表1,項目17)を選択的にもたらす、コウジ酸(kojic acid)のモノ酢酸エステル(31)の硫化(表3,項目10)によって例示され得るように、エステルカルボニル基は、P
2S
5・2C
5H
5Nによっては攻撃されない。ジエステル(33)の硫化は、別の実施例、即ち、ピロール−2−チオール誘導体(34b)を提供した。
【0072】
【化6】
【0073】
この出発材料は、完全に(NMRの証拠)互変異性体(33a)として存在したが、生成物は、完全に、チオール互変異性体(34b)として存在した。しかし、より重要にも、2つのエステル官能基は、元のままであった。
【0074】
低い溶解度と高い融点のために、2,5−ピペラジンジチオン(表3,項目12)は、特性決定することが困難であったので、容易に可溶性の四酢酸エステル(35)を製造した。
【0075】
表3.ジメチルスルホン中の本発明の硫化剤での硫化(165〜175℃)
【0076】
【表3-1】
【0077】
【表3-2】
【0078】
上記の一般的な記載と例示の実施例からのさらなる教示に照らせば、当業者には、(例えば、硫化される化合物に存在し得る官能基を考慮して)好適な反応条件を選択するための定型的な実験を必要ならば使用して、本発明を特許請求項の全範囲内で実施することが十分に可能であろう。例えば、この反応は、通常の周囲の雰囲気下で実施しても、例えば、アルゴン又は窒素の不活性な雰囲気下で実施してもよい。最適化又は変更し得る他の変数は、例えば、溶媒媒体、反応温度、及び反応時間であって、そのようなすべての変更態様及び変形態様が本発明の範囲内にあると考慮される。
【0079】
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