特許第5989726号(P5989726)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5989726
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】ハンドヘルド装置用の保護シュラウド
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/11 20060101AFI20160825BHJP
   H04M 1/21 20060101ALI20160825BHJP
【FI】
   H04M1/11 Z
   H04M1/21 M
【請求項の数】18
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-180974(P2014-180974)
(22)【出願日】2014年9月5日
(62)【分割の表示】特願2011-552061(P2011-552061)の分割
【原出願日】2010年2月5日
(65)【公開番号】特開2015-8525(P2015-8525A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2014年9月9日
(31)【優先権主張番号】12/394,852
(32)【優先日】2009年2月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】314015767
【氏名又は名称】マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ティモシー エス.ペク
(72)【発明者】
【氏名】エリック ノーマン バジャー
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル アレン ローゼンフェルド
【審査官】 松平 英
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−253122(JP,A)
【文献】 特開2005−079607(JP,A)
【文献】 特表2006−502471(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0003709(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0300013(US,A1)
【文献】 特開2003−058278(JP,A)
【文献】 特開2004−336140(JP,A)
【文献】 特開2008−022191(JP,A)
【文献】 特開2001−100892(JP,A)
【文献】 特開2002−287862(JP,A)
【文献】 特開2003−290553(JP,A)
【文献】 国際公開第97/049040(WO,A1)
【文献】 特開平11−146049(JP,A)
【文献】 特開2001−147745(JP,A)
【文献】 特開2009−267490(JP,A)
【文献】 サイトウ・アキヒロ 他,ニンテンドーDSが売れる理由 ゲームニクスでインターフェースが変わる,斉藤 和邦 株式会社秀和システム,2007年 8月 1日,第1版,p.56〜57
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24
13/00−13/98
G06F 1/00
1/16−1/18
H04B 7/24−7/26
H04M 1/00−1/82
99/00
H04W 4/00−99/00
H05K 5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ入力を受け取る装置であって、
ハンドヘルドデバイスから取り外されていないとき、前記ハンドヘルドデバイスの少なくとも一部を覆うように構成された、選択的に取り外し可能な保護シュラウドと、
前記保護シュラウドと統合され、ユーザ入力を受け取るように構成された入力コンポーネントであって、前記受け取られたユーザ入力に基づき信号を発生し、前記信号が前記保護シュラウドと統合されたワイヤレストランシーバを通じて第2のデバイスに送信されるようにし、前記発生された信号が前記ハンドヘルドデバイスを前記入力コンポーネントに動作可能に結合する電気的動作可能な接触点を通して前記ハンドヘルドデバイスに送信されないとき、前記発生された信号を前記入力コンポーネントから前記ハンドヘルドデバイス又は第2のデバイスの少なくとも一方に送信するように構成された入力コンポーネントと、
を有する装置。
【請求項2】
前記第2のデバイスはハンドヘルドデバイスを含まない、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記入力コンポーネントは英数字キーパッドである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記入力コンポーネントは少なくとも一タッチセンサを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記入力コンポーネントは一以上のユーザプログラム可能部分を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記保護シュラウドに統合されたコンピュータ処理ユニット(CPU)を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記CPUを前記ハンドヘルドデバイスに動作可能に結合する電気的動作可能接触点を有し、前記接触点を通して前記ハンドヘルドデバイスに統合された電源から前記CPUに電力が送られる、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記保護シュラウドに統合された電源を有し、前記電源は、前記電源を前記ハンドヘルドデバイスに動作可能に結合する電気的動作可能接触点を通して、前記ハンドヘルドデバイスに電力を供給するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記保護シュラウドに統合され、音波を放出するように構成されたサウンドトランシーバを有する、
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記保護シュラウドに統合され、音波を検出するように構成されたサウンドトランシーバを有する、
請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ワイヤレストランシーバはIEEE標準802.15.1による選択的無線通信を行う、
請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記保護シュラウドに統合され、データを格納するように構成された記憶装置を有する、
請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記保護シュラウドは記憶装置を有し、前記装置は前記保護シュラウドに電力を供給するように構成された電源を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記保護シュラウドに統合され、前記保護シュラウドに含まれる記憶装置と、前記ハンドヘルドデバイスとの間のデータ転送を行うように構成されたワイヤレストランシーバを有する、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記保護シュラウドは、
ワイヤレストランシーバ、
コンピュータ処理ユニット(CPU)、
電源、
音波を放出または検出するように構成されたサウンドトランシーバ、または
記憶装置のうち少なくとも1つを有する、
請求項1に記載の装置。
【請求項16】
前記電源は前記保護シュラウドに統合された出力コンポーネントに電力を供給するように構成された、
請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記電源は前記保護シュラウドに統合された出力コンポーネントと前記ハンドヘルドデバイスとに電力を供給するように構成された、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記保護シュラウドは、
ワイヤレストランシーバ、
コンピュータ処理ユニット(CPU)、
電源、
音波を放出または検出するように構成されたサウンドトランシーバ、または
記憶装置のうち少なくとも2つを有する、
請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
タッチスクリーン装置、特にタッチスクリーンセルフォンは、ハードウェアのQWERTYキーボードなどの仲介手段を介するのではなく、ディスプレイ上に表示されたコンテンツとユーザが直接的に対話できるようになるため、過去数年の間に人気を高めてきた。タッチスクリーン装置は一般に、ソフトウェアキー(例えば、ディスプレイ上に表示されるアイコン)と、ディスプレイ内においてユーザのタッチの存在および位置を検出する、ディスプレイ内に統合されたタッチセンサとを備える。ソフトウェアは、タッチの位置とタッチの近くに表示されたアイコンとを相互に関連付けて、ユーザが何を選択しようと意図したのかを決定する。
【0002】
タッチスクリーン装置のいくつかの製造業者は、タッチスクリーン装置に統合されるハードウェアキーをなくすこと、またはハードウェアキーの数を大幅に減らすことを選択した。代わりに、製造業者は、(例えば、ユーザ入力が望まれるときに)スクリーン上に選択的に表示できるソフトウェアキーを生み出している。ハードウェアキーの数を減らすことには、特にセルフォンおよび他の小型ハンドヘルド装置の製造業者にとって、いくつかの利点が存在する。例えば、製造業者は、(例えば、ハードウェアのフルQWERTYキーボードを有することがあるより大きな装置と比べて)より洒落た、および/または(例えば、利用可能なスペースがハードウェアキーによって消費されないので)より広いスクリーンを有する装置を提供できる可能性がある。ハードウェアコンポーネントはより僅かしか必要とされないので、製造業者は、装置を生産するコストも引き下げることができる。加えて、装置のコストをより安くすることができ、またソフトウェアキーは、キー配列に関して、ハードウェアキーよりも大きな柔軟性を提供できるので(例えば、ユーザは、数字キーボード、フルQWERTYキーボード、コンパクトQWERTYの間で切り換えを行うことができ、それらは一般に、タッチセンシティブスクリーン上のアイコンから成るので、ソフトウェアキーは、異なる機能に応じて、追加、除去、サイズ変更、並べ替え、再構成を行うことなどができる)、消費者も恩恵を被ることができる。また、ソフトウェアキーの故障は、(例えば、ボタンが腐食したり、および/または動かなくなったりする)ハードウェアキーの故障に比べて、より僅かにすることができ、したがって、装置の耐用年数を長くすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ソフトウェアキーには多くの利点が存在するが、ユーザ入力に関してソフトウェアキーに主に依存するタッチスクリーン装置の購入を一部の消費者に思いとどまらせる、いくつかの難点も存在する。例えば、ソフトウェアキーの開発は、ハードウェアキーに後れを取っている。したがって、タッチスクリーン装置は、ディスプレイ上におけるユーザのタッチの正確な位置を決定する際に、(例えば、ユーザの意図したキーとは異なるキーを選択してしまうなど)まだ多少の問題を残している。加えて、企業ユーザなど、主にテキストメッセージングおよび/または電子メールのために装置を使用するユーザは、触覚をもたらさないソフトウェアキーよりも、触覚フィードバックを返すハードウェアキーを好む傾向がある。ソフトウェアキーは、例えば、ユーザがタイプしている電子メールのより多くの文面など、他の内容を表示できる貴重な表示スペースを占有するので、ハードウェアキーを好むユーザもいる。したがって、ソフトウェアキーを利用するタッチスクリーン装置の潜在的な市場は、限られている可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この「課題を解決するための手段」は、以下の「発明を実施するための形態」においてさらに説明される概念を抜粋して簡略化された形で紹介するために提供される。この「課題を解決するための手段」は、特許請求される主題の主要な要因または必須の特徴を識別することは意図しておらず、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図していない。
【0005】
本明細書において提供されるように、保護シュラウド(protective shroud)は、ハンドヘルド装置の一部を包み込むように構成することができる。このようにして、保護シュラウドは、一般に装置に損傷を与える出来事(例えば、落下、引っ掻きなど)に対する保護をハンドヘルド装置に提供することができる。保護シュラウドは、例えば、保護シュラウドによってハンドヘルド装置を包み込むことをユーザが望まない場合、選択的にハンドヘルド装置から取り外すことができる。
【0006】
入力コンポーネント(例えば、キーボード、マウスなど)は、保護シュラウドと統合され(例えば、物理的に取り付けられ、または組み込まれ)、ユーザ入力を受け取るように構成することができ、ユーザ入力から信号が生成され、ワイヤレストランシーバを介して、および/または入力コンポーネントをハンドヘルド装置に接続する電気的に動作可能な接触点を介して、保護シュラウドからハンドヘルド装置に送信される。
【0007】
ワイヤレストランシーバは、保護シュラウドと統合され、保護シュラウドに統合された1つまたは複数のコンポーネント(例えば、入力コンポーネント、サウンドトランシーバ、記憶装置など)からハンドヘルド装置に信号を送信するように構成することができる。同様に、ワイヤレストランシーバは、(例えば、ハンドヘルド装置からの)信号が保護シュラウドによって受信されることも可能にする。このようにして、保護シュラウドがハンドヘルド装置から取り外された場合、または他の方法で物理的に分離された場合に、ハンドヘルド装置と保護シュラウドの間で、効果的な通信を維持することができる。
【0008】
上記の目的および関連する目的を達成するため、以下の説明および添付の図面は、ある例示的な態様および実施を説明する。これらは、1つまたは複数の態様が利用され得る様々な方法を少数ではあるが示している。開示の他の態様、利点、および新規な特徴は、添付の図面と併せて検討された場合に、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】ハンドヘルド装置と通信するための例示的なシステムを説明するコンポーネントブロック図である。
図2】保護シュラウドによって部分的に包み込まれたハンドヘルド装置の前面の例示的な図である。
図3】入力コンポーネントが保護シュラウドに統合された、保護シュラウドによって部分的に包み込まれたハンドヘルド装置の背面の例示的な図である。
図4】入力コンポーネントが保護シュラウドの外にスライドするように構成された、保護シュラウドの例示的な図である。
図5】入力コンポーネントが保護シュラウドの一部の周りを旋回するように構成された、保護シュラウドの例示的な図である。
図6】入力コンポーネントが保護シュラウドの内壁に統合された、保護シュラウドの例示的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
特許請求される主題が、図面を参照して今から説明されるが、同じ参照番号は、図面全般で同じ要素を参照するために使用される。以下の説明では、説明の目的で、特許請求される主題の完全な理解を可能にするために、多くの特定の詳細が説明される。しかし、特許請求される主題がこれらの特定の詳細を伴わずとも実施できることは明白であろう。他の例では、特許請求される主題の説明を容易にするために、構造および装置はブロック図形式で図示される。
【0011】
図1は、ハンドヘルド装置102と通信するための例示的なシステム100のコンポーネントブロック図を示している。ハンドヘルド装置102は、セルラフォン、PDA(携帯情報端末)、または一般にユーザが手に持ちながら操作可能な他の軽量の装置を含むことができる。一実施形態では、ハンドヘルド装置102は、人間とスクリーンとの対話を検出可能な1つまたは複数のタッチセンサ(例えば、容量センサまたは抵抗センサ)を利用する、タッチスクリーンセルラ電話を含む。例えば、ユーザは、ハンドヘルド装置102のスクリーン上に表示されたアイコン(例えば、ソフトウェアキー)にタッチして、ユーザが装置102上で書いているテキストメッセージに文字を挿入することができる。
【0012】
システム100は、保護シュラウド104も備える。保護シュラウド104は、装置102に取り付けられた場合、または他の方法で物理的に結合された場合に、ハンドヘルド装置102の少なくとも一部を包み込むように構成される。このようにして、保護シュラウド104は、装置102が保護シュラウドによって保護されていなければ、普通ならハンドヘルド装置102に損傷を与え得る出来事(例えば、落下、引っ掻き、水濡れなど)からの保護を、装置102に提供するように構成される。保護シュラウド104によって包み込まれるハンドヘルド装置102の表面積のパーセンテージは、ユーザが装置102と対話できるように様々でよいことが理解されよう。例えば、装置102の表示スクリーンは、保護シュラウド104によって包み込まれなくてよく、そのため、ユーザは、例えば、タッチスクリーンセルラ電話上で行われ得るように、表示スクリーンと直接的に対話することができる。
【0013】
保護シュラウド104の外観(例えば、使用される材料、保護シュラウド104の色など)は、実用性および/または美的魅力の関数とすることができる。一実施形態では、保護シュラウド104の材料(例えば、革、プラスチック、アクリル、シリコーンなど)は、保護シュラウド104が防御するように設計された出来事のタイプに依存することができる。例えば、ハンドヘルド装置102を10フィート(約3m)の落下から保護するように構成された保護シュラウドは、耐衝撃性プラスチック材料から成ることができるが、装置102がユーザのポケットに収められているときに、ハンドヘルド装置102が硬貨と擦れあうのを保護するように(例えば、引っ掻きを防止するように)構成された保護シュラウドは、シリコーンから成ることができる。消費者の要望も、保護シュラウドの外観に影響することがある。例えば、ある消費者は、よりプロフェッショナルに見えるので、黒革の保護シュラウドを好むことがあり、ある消費者は、保護シュラウドを非常に薄くできるので、シリコーンの保護シュラウドを好むことがある。このように、複数の異なる外観を有する保護シュラウドを生産することができる(例えば、利用できるデザインが1種類しかない保護シュラウドと比べて、保護シュラウド104をユーザの個人的な趣味により合致したものにすることができる)。
【0014】
保護シュラウド104は、選択的にハンドヘルド装置102から取り外し可能なようにも構成される。すなわち、保護シュラウド104は、物理的にハンドヘルド装置102から分離できるように構成される。保護シュラウド104は、ハンドヘルド装置102に物理的に取り付けられていない場合は、ハンドヘルド装置102に保護を提供しなくてもよいことは理解されよう。保護シュラウド104を装置102に取り付ける、および/または装置102から分離する手段は、保護シュラウド104の構成(例えば、使用される材料)、シュラウド104によって防御しようとする出来事、保護シュラウド104が包み込むように構成されたハンドヘルド装置102のタイプなどに応じて様々とすることができる。例えば、保護シュラウド104は、ハンドヘルド装置102が保護シュラウド104を素早く着脱できるように、伸縮性をもつように構成することができる。別の例では、保護シュラウド104は、フックおよびラッチ機構を備え、そのラッチ機構が解除されると、保護シュラウド104が開き、それによって、装置102をシュラウド104の中に入れ、またシュラウド104から取り出すことができる。
【0015】
入力コンポーネント106を、保護シュラウド104と統合すること(例えば、保護シュラウドに組み込むこと、または保護シュラウドの表面に物理的に取り付けること)ができる。このようにして、入力コンポーネント106は、保護シュラウド104がハンドヘルド装置102から分離された場合に、保護シュラウド104に物理的に取り付けたままにしておくことができる。すなわち、入力コンポーネント106は、ハンドヘルド装置102が保護シュラウド104に包み込まれているとき以外は、物理的にハンドヘルド装置102の近くになくてもよい(例えば、物理的に接触していなくてもよい)。
【0016】
入力コンポーネント106は、ユーザ107からユーザ入力を受け取るように構成される。入力コンポーネント106は、英数字キーパッド(例えば、フルQWERTYキーパッド、コンパクトQWERTYキーパッド、数字キーパッドなど)、タッチセンシティブ面(例えば、タッチパッド、手書き入力コンポーネントなど)、ゲームコントローラ、および/または他の入力機構を含むことができ、例えば、入力機構上の特定の位置またはキーにユーザ107がタッチしたときに、入力を受け取ることができる。
【0017】
入力コンポーネント106は、受け取ったユーザ入力に基づいて、入力信号を生成するように構成することもできる。この信号は、ハンドヘルド装置102に送信することができ、ハンドヘルド装置102は、入力信号を(例えば、ユーザ指定のテキストメッセージまたは電子メールを生成する際にハンドヘルド装置102を支援して、プログラムの初期化などを行う)使用可能なフォーマットに変換する。一実施形態では、入力信号は、入力コンポーネント106をハンドヘルド装置102に動作可能に接続する、ミニUSBケーブルまたは他の伝送ケーブルなどの、電気的に動作可能な接触点を介して、ハンドヘルド装置102に送信される。別の実施形態では、入力コンポーネント106によって生成された入力信号は、(例えば、保護シュラウド104とハンドヘルド装置102がともに、ワイヤレスプロトコルを介して信号を送受信可能なトランシーバを備える場合)ワイヤレスでハンドヘルド装置102に送信される。
【0018】
入力コンポーネント106は、ユーザがプログラム可能な1つまたは複数の部分を含むことができる。すなわち、ユーザ107は、(例えば、入力コンポーネント106および/または信号を使用可能なフォーマットに変換するハンドヘルド装置102の部分によって指示が保存される場合)入力コンポーネント106の特定の部分がタッチおよび/または選択された場合に実行され得る機能を指示することができる。例えば、ユーザ107は、入力コンポーネント106上の「Return」キーは、それが選択された場合、(例えば、ユーザ107が、電話で会話中に自分に告げられるアドレスを記録できるように)ハンドヘルド装置102上の記録機構を活動化することを指示することができる。このようにして、入力コンポーネント106の部分は、ユーザの選好に基づいてパーソナライズすることができる。
【0019】
一実施形態では、入力コンポーネント106は、(例えば、入力コンポーネント106に組み込まれた)1つまたは複数のタッチセンサを備える。タッチセンサは、タッチスクリーン装置において使用されるタッチセンサと同様(例えば、抵抗性、容量性など)とすることができる。このようにして、入力コンポーネント106は、ゴミ屑および/または埃の粒子がキーの裏側に入り込めないように、例えば、隙間のない面を含むことができる。加えて、入力コンポーネント106は、ユーザ107がキーを区別できるように、(例えば、点字(brail)および/または各キーを縁取る隆起した境界を有する)平らでないまたは一様でない面を有することができる。
【0020】
別の実施形態では、入力コンポーネント106は、1つまたは複数の機械的キーを備える。本明細書では「機械的キー」という用語は、ユーザがキーを物理的に押下したときに選択されるキーを表すために広い意味で使用されることが理解されよう。一般に、機械的キーは、選択されたキーがユーザ107によって選択される以前の位置に戻れるように、バネまたは他の機構を備える。
【0021】
入力コンポーネント106は、保護シュラウド104と同様の材料から成ることができ、および/または異なる材料から成ることもできることは理解されよう。例えば、保護シュラウド104が、機械的キーにも使用できる材料(例えば、シリコン、ポリエステルフィルム、硬質プラスチックなど)から成る場合、入力コンポーネント106と保護シュラウド104は、同様の材料から成ることができる。しかし、保護シュラウド104が、例えば、革から成る場合、例えば、小さな革装の機械的キーを作成することは困難なことがあり、および/またはタッチセンサを革に組み込むことは困難なことがあるので、入力コンポーネント106は、異なる材料から成ることができる。
【0022】
ワイヤレストランシーバ108を、保護シュラウド104と統合すること(例えば、保護シュラウドに組み込むこと、または保護シュラウドに物理的に取り付けること)ができる。ワイヤレストランシーバ108は、ハンドヘルド装置102との選択的なワイヤレス通信を円滑化するように構成される(例えば、その場合、ハンドヘルド装置102は、ワイヤレストランシーバを備える)。すなわち、ワイヤレストランシーバ108は、ハンドヘルド装置102に信号を送信し、および/またはハンドヘルド装置102から信号を受信するように構成することができる。例えば、ワイヤレストランシーバ108は、入力コンポーネント106から入力信号を受信し、受け取った信号をハンドヘルド装置102に送信するように構成することができる。一例では、ワイヤレストランシーバ108は、IEEE規格802.15.1プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標))を介して、ハンドヘルド装置102と通信する。しかし、例えば、IEEE規格802.11などの他のプロトコルも企図されていることは理解されよう。
【0023】
他のコンポーネントも保護シュラウドに統合できることは理解されよう。例えば、サウンドトランシーバ110を、保護シュラウド104に統合することができる。サウンドトランシーバ110は、(例えば、ユーザ107によって放出される)音波を検出し、検出信号を生成するように構成されたマイクロフォンを備えることができる。その後、サウンドトランシーバ110は、ワイヤレストランシーバ108を介して、および/またはサウンドトランシーバ110をハンドヘルド装置102に動作可能に結合するように構成された接触点(例えば、ミニUSBケーブルもしくは他の伝送ケーブル)を介して、検出信号をハンドヘルド装置102に送信することができる。サウンドトランシーバ110は、追加的にまたは代わりに、ワイヤレストランシーバ108および/または電気的に動作可能な接触点を介してハンドヘルド装置102から放出信号を受信し、音波を放出するように構成されたスピーカを備えることができる。別の例では、データを保存するように構成された記憶装置112(例えば、フラッシュドライブ)を、保護シュラウド104に統合することができる。記憶装置112は、ワイヤレストランシーバ108および/または接触点を介して、ハンドヘルド装置102に動作可能に結合することができる。このようにして、記憶装置112は、例えば、ハンドヘルド装置102(例えば、セルラ電話)に記憶能力を提供することができる。また別の例では、CPU(コンピュータ処理ユニット)を、保護シュラウド104に統合することができる。CPUは、例えば、接触点を介して、ハンドヘルド装置102に動作可能に結合することができ、例えば、ハンドヘルド装置102では実行できない演算を実行するように構成することができる(例えば、ハンドヘルド装置の能力を補足するCPU)。
【0024】
ワイヤレストランシーバ108が、保護シュラウド104に統合されたコンポーネント(例えば、サウンドトランシーバ110、入力コンポーネント106など)を、それらのコンポーネントがハンドヘルド装置102に動作可能に結合されていない場合に、ハンドヘルド装置102以外の装置と動作可能に結合するための機構を提供できることは当業者であれば理解されよう。例えば、テレビが信号をワイヤレスで受信および/または送信することが可能な場合、ワイヤレストランシーバ108をテレビに動作可能に結合することができ、入力コンポーネント106をリモートコントロールとして使用することができる。
【0025】
電源114は、入力コンポーネント106、ワイヤレストランシーバ108、および/または保護シュラウド104に統合される他のコンポーネントに電力を供給するように構成することができる。例示的なシステム100では、電源114(例えば、バッテリ)は、保護シュラウド104に統合される。すなわち、電源は、保護シュラウド104に組み込まれ、および/または物理的に取り付けられる。このようにして、電源114は、保護シュラウド104がハンドヘルド装置102に物理的に取り付けられていない場合に、入力コンポーネント106、ワイヤレストランシーバ108、および/または保護シュラウド104に統合される他のコンポーネントに電力を供給し続けることができる。
【0026】
電源114が保護シュラウド104に統合される場合、電源114は、電源114をハンドヘルド装置102に動作可能に結合するように構成された電気的に動作可能な接触点(例えば、ミニUSBケーブルまたは他の電力伝送管路)を介して、ハンドヘルド装置102にも電力を供給するように構成できることは理解されよう。例えば、保護シュラウド104に組み込まれたバッテリは、(例えば、ハンドヘルド装置に統合された)セルラ電話用のメインバッテリが充電不足になった場合に、セルラ電話用のバックアップバッテリとして機能することができる。
【0027】
別の実施形態では、電源114は、ハンドヘルド装置102に統合される。すなわち、例えば、セルラフォン用のメインバッテリは、電源114を保護シュラウドに統合された電力を消費する1つまたは複数のコンポーネントに動作可能に結合する接触点を介して、入力コンポーネント106、ワイヤレストランシーバ108、および/または保護シュラウド104に統合される他のコンポーネントに電力を供給することができる。
【0028】
一般にハンドヘルド装置用の保護シュラウド上に配置される他のコンポーネントも、本明細書で説明される保護シュラウド104に物理的に取り付け得ることは当業者であれば理解されよう。例えば、保護シュラウド104は、ベルトクリップおよび/またはリストストラップを備えることができる。別の例では、保護シュラウド104は、ハンドヘルド装置102を垂直に立てた姿勢で支持するように構成されたスタンドを備える。
【0029】
図2は、保護シュラウド204(例えば、図1の104)が周りに部分的に形成されたハンドヘルド装置202(例えば、図1の102)の前面図200を示している。図示された例では、ハンドヘルド装置202の前面の一部206は、シュラウド204によって包み込まれるが、ハンドヘルド装置202のディスプレイ部分208は、シュラウド204によって実質的に覆い隠されていない。このように、保護シュラウド204は、ハンドヘルド装置202に損傷を与え得る出来事(例えば、落下、引っ掻き、水濡れなど)に対する何らかの防御を提供しながら、ディスプレイ部分208へのユーザアクセスを依然として可能にするように構成される。
【0030】
図3は、ハンドヘルド装置302(例えば、図2の202)の背面図または後面図300を示しており、装置302の背面は、ディスプレイ(例えば、図2の208)に対してハンドヘルド装置302のほぼ正反対の側に位置している。図示された例では、保護シュラウド304(例えば、図2の204)は、ハンドヘルド装置302の背面を包み込む(例えば、ハンドヘルド装置302の後側または背面は、保護シュラウド304によって覆い尽くされる)。
【0031】
入力コンポーネント(例えば、図1の106)は、英数字キーパッド306およびタッチセンシティブ面308を備え、保護シュラウド304と統合される。すなわち、入力コンポーネントは、保護シュラウド304がハンドヘルド装置302を包み込んだままでユーザ入力を受け取ることができるように、外側を向く。例えば、ユーザは、自分のセルラ電話上でテキストメッセージをタイプしたい場合、(例えば、電話の後側がユーザの方を向くように)電話を180°ひっくり返し、英数字キーパッド306を使用してメッセージをタイプし、また電話を180°ひっくり返して、ディスプレイ(例えば、図2の208)上のメッセージを見ることができる。スピーカ310および/またはマイクロフォン312などの他のコンポーネントも保護シュラウド304と統合できることは理解されよう。これらのコンポーネントも、ハンドヘルド装置302の背面300の近くに位置付けられた保護シュラウド304の一部に配置することができる。
【0032】
図4は、保護シュラウド404(例えば、図1の104)と統合された入力コンポーネント406(例えば、図1の106)を示している。入力コンポーネントは、保護シュラウド404から外に(例えば、左方向400に)スライドするように構成される。すなわち、保護シュラウド404は、保護シュラウド404の一部の内部402に配置されたハンドヘルド装置(例えば、図1の102)を包み込むように構成され、入力コンポーネント406は、(例えば、ハンドヘルド装置の背面に近づけて位置付けられる)保護シュラウド404の一部の外にスライドするように構成される。図4に示された構成と類似の構成が、フルQWERTYキーボードを有するセルラ電話に一般に見出されることは理解されよう。しかし、キーボードがセルラ電話に物理的に接続される、セルラ電話に見出される構成とは異なり、入力コンポーネント406は、保護シュラウド404の外にスライドしている。このようにして、入力コンポーネント406は、セルラ電話に取り付けられたキーボードの目的と同様の目的を果たすことができるが、入力コンポーネント406は、ハンドヘルド装置から保護スリーブ404を分離することによって、セルラ電話または他のハンドヘルド装置から取り外し可能とすることができる。
【0033】
図5は、保護シュラウド504(例えば、図1の104)と統合された入力コンポーネント506(例えば、図1の106)を示している。入力コンポーネントは、ハンドヘルド装置502を包み込む保護シュラウド504の蝶番500の周りを(例えば、反時計回りに)回転するように構成される。一例では、入力コンポーネント506は、入力コンポーネント506が使用されていない場合は、(例えば、ハンドヘルド装置502の背面に近づけて)保護シュラウド504に係止されるように構成される。ユーザが入力コンポーネント506を使用することを望む場合、係止が解除され、入力コンポーネント506は、例えば、入力コンポーネント506がハンドヘルド装置502の側面に対して垂直になるまで、蝶番500の周りを(例えば、反時計回りに)回転することができる。このようにして、ユーザは、ハンドヘルド装置502のディスプレイ部分を見ながら、それと同時に、例えば、入力コンポーネント506上に含まれる1つまたは複数のキーを見ることができる。
【0034】
図6は、保護シュラウド604(例えば、図1の104)と統合された入力コンポーネント606(例えば、図1の106)を示している。図示された例では、入力コンポーネント606は、保護シュラウド604の内壁(例えば、ハンドヘルド装置と物理的に接触する壁)上に配置される。ハンドヘルド装置602(例えば、図1の102)は、保護シュラウド604の中に(例えば、下方向600に)スライドするように構成される。このようにして、入力コンポーネント606は、ハンドヘルド装置602が保護シュラウド604に包み込まれているときは、ハンドヘルド装置602の背面によって覆われることができる。このようにすることで、例えば、ハンドヘルド装置602が、保護シュラウド604に包み込まれて、ユーザのポケットに収められている間は、入力コンポーネント606のキーを衝突から保護することができる。図示された例では、ユーザは、入力コンポーネント606を使用可能にするには、その前に、ハンドヘルド装置602を保護シュラウド604から取り出さなければならない(例えば、上にスライドさせなければならない)ことがあることは理解されよう。
【0035】
図3図6が、保護シュラウドに統合される入力コンポーネントを有するためのいくつかの構成例を示していることは理解されよう。しかし、他の構成も企図される。例えば、入力コンポーネントは、保護シュラウドの複数の異なる面に統合することができ、複数の面は、一連の蝶番によって互いに接続することができる。保護シュラウドがハンドヘルド装置から分離された場合、保護シュラウドの複数の面は、平らに広がる(例えば、フルサイズのキーボードを形成する)ように構成することができる。
【0036】
本明細書では、実施形態の様々な操作が提供された。操作の一部または全部が説明された順序は、これらの操作が必ず順序に依存することを暗示していると解釈されるべきではない。本説明の利点を有する代替的な順序が当業者には理解されよう。さらに、本明細書で提供された各実施形態に、すべての操作が必ず存在するわけではないことが理解されよう。
【0037】
さらに、本明細書では、「例示的(exemplary)」という語は、例、事例、または実例として提供されることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明された態様または設計はいずれも、他の態様または設計よりも有利であると必ずしも解釈されない。むしろ、例示的という語の使用は、概念を具体的な形で提示することを意図している。本出願において使用される「または(or)」という語は、排他的な「または」ではなく包含的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別途指摘がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを利用する」は、自然な包含的な順列のいずれかを意味するために使用される。すなわち、XがAを利用する場合、XがBを利用する場合、またはXがAとBの両方を利用する場合、上記の事例のいずれかの下で、「XはAまたはBを利用する」が満たされる。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲において使用される冠詞「a」および「an」は、別途指摘がない限り、または文脈から単数形に言及していることが明白でない限り、一般に「1つまたは複数」を意味すると解釈することができる。
【0038】
また、本開示は1つまたは複数の実施に関して示され、説明されたが、本明細書および添付の図面を読み、理解したことに基づいて、等価の代替形態および変更形態が当業者には思い浮かぶであろう。本開示は、そのような変更形態および代替形態のすべてを含み、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。上で説明されたコンポーネント(例えば、要素、リソースなど)によって実行される様々な機能に特に関して、そのようなコンポーネントを説明するために使用される用語は、別途指摘がない限り、本明細書で説明された本開示の例示的な実施において機能を実行する開示された構造と構造的に等価でないとしても、説明されたコンポーネントの指定された機能を実行する(例えば、機能的に等価の)任意のコンポーネントに対応することが意図されている。加えて、本開示の特定の特徴は、いくつかの実施のうちのただ1つに関して開示されることがあるが、そのような特徴は、任意の与えられたまたは特定の応用にとって望ましく有利になり得るように、他の実施の1つまたは複数の他の特徴と組み合わせることができる。さらに、「含む(includes)」、「有する(having)」、「有する(has)」、「伴う(with)」という用語、またはそれらの変形が、詳細な説明または特許請求の範囲において使用される場合、そのような用語は、「含む(comprising)」という用語と同様の方法で包含的であることが意図されている。
なお、以下の付記を記す。
(付記1) ハンドヘルド装置用の装置であって、
前記ハンドヘルド装置に選択的に着脱可能であり、前記ハンドヘルド装置に取り付けら
れた場合に、前記ハンドヘルド装置の少なくとも表示部分を保護するように構成された保
護シュラウドと、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置に取り付
けられた場合に、前記ハンドヘルド装置の1つまたは複数の電気接触点に接触するように
構成された1つまたは複数の電気接触点と、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置から取り
外された場合に、前記ハンドヘルド装置以外の任意の装置と無線通信を行なうように構成
されたワイヤレストランシーバと、
前記保護シュラウドと統合され、受け取ったユーザ入力に基づいて入力信号を生成する
ように構成され、さらに前記1つまたは複数の電気接触点を介して、前記ハンドヘルド装
置に前記入力信号を送信する、または前記ワイヤレストランシーバを介して、前記ハンド
ヘルド装置以外の任意の装置に前記入力信号を送信するように構成される入力コンポーネ
ントと
を備えることを特徴とする装置。
(付記2) 前記入力コンポーネントは、さらに英数字キーパッドを含むことを特徴とする付記1に記載の装置。
(付記3) 前記英数字キーパッドは、さらに複数の機械的キーを備えることを特徴とする付記2に記載の装置。
(付記4) 前記英数字キーパッドは、さらに複数のタッチセンサを含むことを特徴とする付記2に記載の装置。
(付記5) 前記入力コンポーネントは、前記英数字キーパッドのキーとして複数のタッチセンサの少なくともいくつかを区別する一様でない面を含むことを特徴とする付記4に記載の装置。
(付記6) 前記保護シュラウドと統合された電源をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の装置。
(付記7) 前記電源は、前記1つまたは複数の電気接触点を介して、電力を前記ハンドへルド装置に供給するように構成されることを特徴とする付記6に記載の装置。
(付記8) 前記保護シュラウドは、前記入力コンポーネントを前記ハンドヘルド装置に関して回転させることを許容するように構成される蝶番を含むことを特徴とする付記1に記載の装置。
(付記9) 前記蝶番は、さらに、前記入力コンポーネントを前記ハンドヘルド装置に関してほぼ垂直な位置に回転させることを許容するように構成されることを特徴とする付記8に記載の装置。
(付記10) 前記蝶番は、さらに、前記入力コンポーネントが使用されていないときに、前記入力コンポーネントを前記ハンドヘルド装置の背面に近い位置に回転させることを許容するように構成されることを特徴とする付記8に記載の装置。
(付記11) 前記入力コンポーネントは、さらに、キーボード、ゲームコントローラ、および、手書き入力コンポーネントの少なくとも1つを備えることを特徴とする付記1に記載の装置。
(付記12) ハンドヘルド装置用の装置であって、
前記ハンドヘルド装置に選択的に着脱可能であり、前記ハンドヘルド装置に取り付けられた場合に、前記ハンドヘルド装置の少なくとも一部分を覆うように構成された保護シュラウドと、
前記保護シュラウドと統合された英数字キーパッドと、
前記保護シュラウドと統合されたタッチパッドと、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置に取り付けられた場合に、前記ハンドヘルド装置の1つまたは複数の電気接触点に接触するように構成され、前記ハンドヘルド装置と前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つとの間の電力または情報の少なくとも1つの伝送を提供するように構成された1つまたは複数の電気接触点と、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置から取り外された場合に、前記ハンドヘルド装置以外の任意の装置と無線通信を行なうように構成され、前記ハンドヘルド装置以外の任意の装置と前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つとの間の情報の伝送を提供するように構成されたワイヤレストランシーバと
を備えることを特徴とする装置。
(付記13) 前記保護シュラウドと統合され、前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つが前記ハンドヘルド装置に関して統合される前記保護シュラウドの一部を回転させるように構成される蝶番をさらに含むことを特徴とする付記12に記載の装置。
(付記14) 前記保護シュラウドは、ほぼ隙間のない面を含み、前記隙間のない面は、英数字キーパッドのキーを備える複数のタッチセンサを含むことを特徴とする付記12に記載の装置。
(付記15) 前記ほぼ隙間のない面は、英数字キーパッドのキーを区別する一様でない面をさらに備えることを特徴とする付記14に記載の装置。
(付記16) ハンドヘルド装置用の装置であって、
前記ハンドヘルド装置に選択的に着脱可能であり、前記ハンドヘルド装置に取り付けられた場合に、前記ハンドヘルド装置の少なくとも一部分を保護するように構成された保護シュラウドと、
前記保護シュラウド内に組み込まれた英数字キーパッドと、
前記保護シュラウド内に組み込まれたタッチパッドと、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置に取り付けられた場合に、前記ハンドヘルド装置の1つまたは複数の電気接触点に接触するように構成され、前記ハンドヘルド装置と前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つとの間の電力または情報の少なくとも1つの伝送を提供するように構成された1つまたは複数の電気接触点と、
前記保護シュラウドと統合され、前記保護シュラウドが前記ハンドヘルド装置から取り外された場合に、前記ハンドヘルド装置以外の任意の装置と無線通信を行なうように構成され、前記ハンドヘルド装置以外の任意の装置と前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つとの間の情報の伝送を提供するように構成されたワイヤレストランシーバと、
前記保護シュラウドと統合され、前記英数字キーパッドまたは前記タッチパッドの少なくとも1つが前記ハンドヘルド装置に関して統合される前記保護シュラウドの一部を回転させるように構成される蝶番と
を備えることを特徴とする装置。
(付記17) 前記英数字キーパッドは、さらに複数の機械的キーを備えることを特徴とする付記16に記載の装置。
(付記18) 前記英数字キーパッドは、さらに複数のタッチセンサを備えることを特徴とする付記16に記載の装置。
(付記19) 前記保護シュラウドは、前記英数字キーパッドのキーとして複数のタッチセンサの少なくともいくつかを区別する一様でない面を含むことを特徴とする付記18に記載の装置。
(付記20) 前記蝶番は、さらに、前記入力コンポーネントを前記ハンドヘルド装置に関してほぼ垂直な位置に回転させることを許容するように構成されることを特徴とする付記16に記載の装置。
(付記21) 前記蝶番は、さらに、前記入力コンポーネントが使用されていないときに、前記入力コンポーネントを前記ハンドヘルド装置の背面に近い位置に回転させることを許容するように構成されることを特徴とする付記16に記載の装置。
【符号の説明】
【0039】
100 システム
102 ハンドヘルド装置
104 保護シュラウド
106 入力コンポーネント
107 ユーザ
108 ワイヤレストランシーバ
110 サウンドトランシーバ
112 記憶装置
114 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6