特許第5989753号(P5989753)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5989753ランダムアクセスチャネル上で送信パラメータを制御する方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5989753
(24)【登録日】2016年8月19日
(45)【発行日】2016年9月7日
(54)【発明の名称】ランダムアクセスチャネル上で送信パラメータを制御する方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20090101AFI20160825BHJP
【FI】
   H04W74/08
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-257624(P2014-257624)
(22)【出願日】2014年12月19日
(62)【分割の表示】特願2012-25154(P2012-25154)の分割
【原出願日】2007年10月27日
(65)【公開番号】特開2015-57926(P2015-57926A)
(43)【公開日】2015年3月26日
【審査請求日】2015年1月19日
(31)【優先権主張番号】60/863,276
(32)【優先日】2006年10月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596008622
【氏名又は名称】インターデイジタル テクノロジー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー アール.ケイブ
(72)【発明者】
【氏名】ポール マリニエール
(72)【発明者】
【氏名】ヴィンセント ロイ
(72)【発明者】
【氏名】ロッコ ディジロラモ
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0266846(US,A1)
【文献】 特表2002−538655(JP,A)
【文献】 IPWireless,Contention Resolution in Non-synchronous RACH Access[online], 3GPP TSG-RAN WG2#54 R2-062269,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_54/Documents/R2-062269.zip>,2006年 8月23日
【文献】 Nokia, Nokia Siemens Networks,Enhanced Uplink for Cell_FACH state in FDD,3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #50-BIS, R1-074303,2007年10月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
拡張物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)におけるデータ送信を可能とする方法において、
拡張PRACHにおいて無線送受信ユニット(WTRU)がデータを送信するためのリソースを割当てるステップと、
最大リソース割当の表示および制御部分電力に対するデータ部分電力の最大比の表示を、前記WTRUに報知するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記最大リソース割当は、送信時間の最大量を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記最大リソース割当および制御部分電力に対するデータ部分電力の前記最大比にしたがって、拡張PRACHにおいて前記WTRUから送信を受信するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ランダムアクセスチャネル(RACH)フレームを送信するのに使用されることができる最大送信レート、
前記RACHフレームを送信するのに使用されることができる最大電力、
プリアンブルのパワーに対するRACHデータ部分パワーの最大比、
前記RACHフレームの送信のための絶対最大総電力、
プリアンブルの前記パワーに対する、前記RACHフレームの送信のための最大電力、
最大RACHトランスポートブロックサイズ、および
送信時間間隔(TTI)サイズ
の中の少なくとも1つを報知するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
拡張物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)におけるデータ送信を可能とするよう構成されたネットワークエンティティにおいて、
無線送受信ユニット(WTRU)が拡張PRACHにおいてデータを送信するためのリソースを割当て、
最大リソース割当の表示および制御部分電力に対するデータ部分電力の最大比の表示を、前記WTRUに報知するよう構成されたプロセッサ
を備えたことを特徴とするネットワークエンティティ。
【請求項6】
前記最大リソース割当は、送信時間の最大量を示すことを特徴とする請求項5に記載のネットワークエンティティ。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記最大リソース割当および制御部分電力に対するデータ部分電力の前記最大比にしたがって、拡張PRACHにおいて前記WTRUから送信を受信するようさらに構成されたことを特徴とする請求項5に記載のネットワークエンティティ。
【請求項8】
前記プロセッサは、
ランダムアクセスチャネル(RACH)フレームを送信するのに使用されることができる最大送信レート、
前記RACHフレームを送信するのに使用されることができる最大電力、
プリアンブルのパワーに対するRACHデータ部分パワーの最大比、
前記RACHフレームの送信のための絶対最大総電力、
プリアンブルの前記パワーに対する、前記RACHフレームの送信のための最大電力、
最大RACHトランスポートブロックサイズ、および
送信時間間隔(TTI)サイズ
の中の少なくとも1つを報知するようさらに構成されたことを特徴とする請求項5に記載のネットワークエンティティ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、無線通信に関する。
【0002】
3GPP UMTS(第3世代パートナシッププロジェクトユニバーサル移動体通信システム)無線システムでは、ランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channel)は、個別無線リンクが存在しない場合にデータおよび/または制御情報の伝送用に使用されるアップリンク(UL)トランスポートチャネルである。RACHは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)にマッピングされる。
【0003】
無線送受信ユニット(WTRU)によるRACHへのアクセスは、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)から受信されるアクイジション表示(acquisition indication)を用いる、スロットアロハ(slotted−Aloha)手法に基づいている。WTRUは最初に、プリアンブルを送信することによって、チャネルを獲得しなければならず、プリアンブルは、1組の所定の系列の中から無作為に選択されたシグネチャ系列(signature sequence)を含む。初期プリアンブルの送信電力は、RANによって決定され報知されたパラメータを用いて、開ループ電力制御によって決定される。
【0004】
WTRUは次に、アクイジションインジケータチャネル(AICH:Acquisition Indicator Channel)上のダウンリンク(DL)において通知される、ノードBからのアクイジション表示を待つ。ノードBは、RACH試行に関連するPRACHプリアンブルを検出した場合、同一のシグネチャ系列をAICH上でエコーさせて、WTRUにPRACH上で送信するよう通知する。
【0005】
AICHが検出されない場合、WTRUは、その送信電力を所定の量だけ増大させ、次の利用可能な送信スロットでプリアンブルを再送する。このプロセスは、AICHがWTRUによって検出されるまで、またはプリアンブル送信の最大回数に達するまで繰り返される。否定応答を受信した場合、または送信の最大回数に達した場合、RACHアクセスは失敗し、バックオフ手順が、媒体アクセス(MAC)層において実行される。
【0006】
肯定AICHがノードBによって送信された場合、WTRUは、PRACHフレームを送信し、PRACHフレームは、図1Aに示されるように、制御部分10およびデータ部分15から成る。
【0007】
プリアンブルおよびAICHの手順は、WTRUがRACHを確保したうえに、送信用の正しい電力も決定するための方法を、WTRUに提供する。制御部分10の電力は、直前に送信されたプリアンブルの電力からのオフセットが一定となるように設定される。データ部分15の送信電力は、他のUL個別物理チャネルと同様に決定される利得係数を制御部分に対して使用して設定される。利得係数は、データ部分に対して使用される拡散率に依存する。拡散率256、128、64、および32が、PRACHデータ部分に対して許容される。
【0008】
図2を参照すると、AICHは、連続アクセススロット20の系列から成る。各アクセススロットは、アクイジションインジケータ(AI:Acquisition Indicator)部分25と、送信がなく1024個のチップが持続する部分30の2つの部分から成る。スロットの無送信部分30は、将来あり得る使用のために確保されている。AICHのチャネライゼーションのために使用される拡散率(SF)は256である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
既存の3GPPシステムでは、RACH/PRACHのための送信レートは制限されている(拡散率32を有する単一符号)。この制限の1つの理由は、RACH/PRACH上で高レートのバーストを送信した場合にWTRUによって引き起こされる過剰なUL干渉を回避するためである。WTRUは、RACHアクセスを獲得した場合、送信用のトランスポートフォーマットを独立に選択しなければならない。RANがRACH/PRACH上でWTRUの送信レートを動的に制御する方法は存在していない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
アップリンクにおいてデータおよび/または制御情報を無線アクセスネットワーク(RAN)に伝送するためにWTRUによって使用されるコンテンションベースチャネル上で、無線リソースを割り当て、および送信用パラメータを制御する方法および装置が開示される。一実施形態では、当該チャネル上でデータ送信のレートを増大させるとともに、その結果生じるどのようなノイズ増大も制限する方法および装置が開示される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によって、RANがRACH/PRACH上でWTRUの送信レートを動的に制御する方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1A】物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)のための既存のフレームフォーマットを示す図である。
図1B】本発明による、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)のためのフレームフォーマットを示す図である。
図2】既存のアクイジションインジケータチャネル(AICH)のためのフレーム構造を示す図である。
図3】本発明による、AICHのための構造を示す図である。
図4】WTRUおよびノードBを備えた代表的な無線通信システムの一部の機能ブロック図である。
図5】本発明による、異なるPRACHタイプを区別する方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
これ以降、無線送受信ユニット(WTRU)は、ユーザ機器、移動局、固定もしくは移動加入者ユニット、ページャまたは無線環境において動作可能な他の任意のタイプの装置を含むが、それらに限定されない。基地局は、これ以降で言及される場合、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、または無線環境における他の任意のタイプのインタフェース装置を含むが、それらに限定されない。
【0014】
以下の実施形態および教示は、3GPP UMTSおよびUMTS地上波無線アクセス(UTRA:UMTS Terrestrial Radio Access)無線通信システムの範囲内で説明されるが、アップリンク送信のためにランダムアクセスチャネルを利用するシステムを始めとする、他の無線通信技術にも適用可能である。
【0015】
図1Bは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)のためのフレームフォーマット案を示す図である。図1Bは、いくつかの方法を示しているが、それらは網羅的とは見なされず、個別にまたは任意の組み合わせで使用して、PRACHフレームの送信レートを増大させることができる。第1の方法は、データ部分17において使用される拡散率(SF)を減少させるステップを含む。第2の方法は、データ部分17に対して使用されるチャネライゼーション符号の数を増加させるステップを含む。第3の方法は、データ部分17について、(例えば、8−PSK、16−QAM、64−QAMを使用して)変調次数および可変符号化レート(すなわち、MSC)を増大させるステップを含む。任意選択で、PRACHフレームの制御部分12を変更して、より高いデータレートをサポートすることもできる。高いデータレートが使用される場合のパイロットフィールドの信頼性を改善するために、制御部分の送信電力の増大が提案される。具体的には、直前のプリアンブルとPRACH制御部分の間の電力オフセット(Pp−m=Pmessage-control−Ppreamble)は、単一の値をもつのではなく、送信レート依存とすることができる。
【0016】
RACH/PRACHの達成可能レートのこのような増大は、PRACHのデータ部分においてサポートする必要があるトランスポートフォーマット(すなわち、スロットフォーマット)の数の著しい増加をもたらすことがある。既存のPRACHの制御部分10のためのスロットフォーマットは、トランスポートフォーマット組み合わせインデックス(TFCI:transport format combination index)フィールド35において2ビットを提供するに過ぎない。これが現在のところ、PRACHのデータ部分においてサポートすることができるトランスポートフォーマットの数を4つに制限している。この制限を回避するため、図1Bに示されるPRACHの制御部分12のための新しいスロットフォーマットが提案される。この新しいスロットフォーマットは、TFCIフィールド37において3ビット以上を提供することができる。例えば、TFCIフィールド37に8ビットを有する場合、PRACHのデータ部分17において、最大で28=256通りの異なるスロットフォーマットが可能になる。
【0017】
下位互換性のため、この新たに定義される、TFCIフィールド37に3ビット以上を含むスロットフォーマットは、TFCIフィールド35において2ビットを提供するに過ぎなかった以前のスロットフォーマットと共存する必要がある。PRACHおよび拡張PRACH(Enhanced−PRACH)という2つの異なるPRACHタイプを共存させることは、PRACHを適切に復号するという難題を基地局にもたらすが、それは、基地局が現在のところ、特定のWTRUがそのPRACH送信の制御部分10およびデータ部分15のためにどちらのPRACHタイプを使用しているかを基地局が知ることのできる手段を持っていないためである。
【0018】
この下位互換性問題は、PRACHによって使用される無線リソースを2つのグループに分離(segregation)することによって対処することができる。1つのグループは、旧いPRACHフォーマットを使用するPRACH送信のために確保され、もう1つのグループは、新しいPRACHフォーマットを使用する拡張PRACH送信のために確保される。この分離は、RANによって、個別無線リソースチャネル(RRC:radio resource channel)信号または報知RRC信号を用いて確実になされることが可能である。以下に3つの例を示すが、それらは網羅的とも限定的とも見なされない。
【0019】
図5で図説されている第1の例は、PRACH送信のために利用可能なタイムスロットにおける分離である。RANは、所与のPRACHフォーマットを使用するPRACH送信のために一定の数のスロットを確保することができ、その一方で、別のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために別の1組のスロットを確保することができる。図5は、アクセススロットによる区分化の一具体例を図示しているが、他の例
第2の例は、PRACH送信のために使用されるスクランブリング符号の分離である。RANは、所与のPRACHフォーマット(例えば、従来のPRACH)を使用するPRACH送信のために一定の数のスクランブリング符号を確保することができ、その一方で、別のPRACHフォーマット(例えば、拡張PRACH)を使用するPRACH送信のために別の1組のスクランブリング符号を確保することができる。スクランブリング符号の割り当ては、より高位の層およびRRC報知信号によって通知することができる。
【0020】
第3の例は、PRACHプリアンブルにおいて使用されるシグネチャ系列の分離である。RANは、所与のPRACHフォーマット(例えば、従来のPRACH)を使用するPRACH送信のために一定の数のシグネチャ系列を確保することができ、その一方で、別のPRACHフォーマット(例えば、拡張PRACH)を使用するPRACH送信のために別の1組のシグネチャ系列を確保することができる。シグネチャ系列がどのように分離できるかについての一例が、表1に示されており、P0からP8は、PRACHのために確保されており、P9からP15は、拡張PRACHのために確保されている。これはシグネチャ系列による分離の1つの実現に過ぎず、他のものも可能であることに留意されたい。
【0021】
【表1】
【0022】
開示された方法によるデータレートの増大は、発生するノイズの量を増大させることがある。高データレートのRACH/PRACHバーストによって引き起こされる過剰なノイズ増大を回避するため、RANは、WTRUによって発生する干渉を制御するように構成することができる。具体的には、RANは、PRACHフレームのWTRU送信に先立って、PRACHフレームを送信するために使用することができる最大送信レートおよび/または電力をWTRUに通知することができる。代替として、WTRUが送信を開始できるように、(例えば、RRC報知信号を用いて)許可(grant)を事前設定することもでき、任意選択で、WTRUが拡張RACH上で送信している最中に、UTRAネットワーク(UTRAN)によって許可を再調整することもできる。
【0023】
RANからWTRUに通知される情報は、WTRUが最高のトランスポートブロックサイズを選択し、RACHアクセスの効率を最大化できるようにしながら、PRACHフレームによって引き起こされるシステムへの影響を効果的に制限することができる。許可タイプ通知メカニズムが開示され、そのメカニズムでは、RANは、PRACHフレームの送信のために消費することができるULリソースの最大量をWTRUに通知する。以下にメトリックおよびパラメータの例の非網羅的なリストが提示されるが、メトリックは、拡張PRACH送信のためにどのULリソースが許可されるべきかを決定するために、個別にまたは任意の組み合わせで使用される。
【0024】
第1の例は、最大電力比であり、それは、拡張PRACHのデータ部分17と制御部分12の間の最大電力比、または拡張PRACHのデータ部分17とプリアンブル電力の間の最大電力比を示す。最大電力比は、WTRUの送信電力の1つの可能な尺度である。WTRUの電力の制御は、ULにおいてWTRUによって引き起こされるノイズ増大または干渉を制御する1つの方法である。この電力制御は、基地局によって実行することができる。
【0025】
拡張PRACH送信のためにどのULリソースが許可されるべきかを決定するためのメトリックの第2の例は、最大送信電力であり、それは、拡張データ部分17および制御部分12を有するPRACHフレームの送信のためにWTRUが使用することができる最大総電力を示す。最大総電力は、絶対値(例えば、20dBm)として、またはプリアンブル電力に対する相対電力として決定することができる。前の例と同様に、WTRUの電力の制御は、ULにおいてWTRUによって引き起こされるノイズ増大または干渉を効果的に制御する。この電力制御は、基地局によって実行することができる。
【0026】
メトリックの第3の例は、最大RACHトランスポートブロックサイズである。この量の決定は、RACHが使用される時間の量を制御することによって、WTRUによって発生する干渉をUTRANが制御できるようにする。
【0027】
メトリックの第4の例は、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)サイズである。
【0028】
メトリックの第5の例は、WTRUが送信することができる時間の最大量(例えば、TTIの数)である。
【0029】
許可の値は、インデックスにマッピングすることができ、マッピングは、WTRUおよびRANに知られている。マッピングは、BCCH/BCHを介してRANによって報知すること、より高位の層の信号を用いて設定すること、またはWTRU装置内に事前設定することができる。
【0030】
上述された情報をRANが伝達できるようにするための様々なメカニズムが、以下で提示される。これらのメカニズムは、個別にまたは任意の組み合わせで使用することができる。
【0031】
図3に示される一実施形態では、制御情報は、既存のAICHまたは類似のチャネルを使用してWTRUに伝達される。具体的には、RANは、プリアンブルとPRACHフレームの間で送信されるアクイジション表示を利用して、最大送信レートをWTRUに通知する。AICHの構造案が図3に示されている。AICHアクセススロットの第1の部分50は、既存のAICHと同じ意味を有することができるが、これまでは予備部分30であった最後の部分40は、制御情報を含む。
【0032】
一実施形態では、上記の例におけるチップの数を維持することができ、AICHの第1の部分、すなわちAI部50は、4096個のチップを含むことができ、第2の部分40は、1024個のチップを含むことができる。SF256のチャネライゼーション符号を使用する場合、8つの実数値信号から成る系列を1024個のチップにわたって送信することができる。制御情報レベルの各々に対して、シンボルの事前定義された系列、例えば、シグネチャ系列を定義することができる。シンボル系列と制御情報インデックスの間のマッピングは、RANおよびWTRUにおいて知られるべきであり、このマッピングは、RANによって報知すること、より高位の層の信号を用いて設定すること、または事前設定することができる。
【0033】
代替として、AICHスロットの最後の1024個のチップ40は、制御情報のインデックスを含む新しいビットフィールド(例えば、4ビット)として解釈することもでき、その場合、チャネル符号化を使用して、ビットフィールドの復号の信頼性を高めることができる。
【0034】
代替として、制御許可は、PRACHフレームについての「許可」を通知するための既存の拡張アクセスゲートチャネル(E−AGCH:enhanced access gate channel)および拡張リバースゲートチャネル(E−RGCH:enhanced reverse gate channel)、下りアクセスチャネル(FACH:forward access channel)トランスポートチャネルまたは類似チャネル、ならびに報知チャネル(BCH:broadcast channel)トランスポートチャネルにマッピングされる報知制御チャネル(BCCH:broadcast control channel)論理チャネルのうちのいずれかを使用して伝達することができる。この場合、制御情報は、PRACHを使用してセル全域に報知され、すべてのWTRUに共通とすることができ、またはRACH/PRACHを使用してWTRUに個別に通知される。加えて、他の新しいもしくは既存の物理層信号および/またはL2制御チャネルを使用して、制御許可を伝達することもできる。
【0035】
RANは、プリアンブルメカニズムを用いてRACHを正常に獲得した各WTRUのためのWTRU最大送信レートおよび/または電力に関して決定を下すことができる。この決定は、自律的に行うことができ、またはWTRUによって指示することができる。
【0036】
RANは、この決定を、チャネルを正常に獲得した各WTRUに対して独立に下すことができる。これのためのメトリックの一例は、UL干渉の制限である。単一のWTRUがRACHチャネルを獲得した場合は効果的であるが、それは、2つ以上のWTRUがRACH上で送信する場合には非効率をもたらすことがある。後者の場合、より高いレート/電力をWTRUに割り当てることができるが、WTRUはそれを必要としないことがある。このWTRUへの割り増しの割り当ては、他のWTRUがそれを使用できないので、失われる。
【0037】
この手法では、RANは、UL干渉を制限するのと同時に、この割り増し容量が使用される確率を最大化することに基づいて、WTRU間で容量を割り当てようと試みる。これを達成するため、RANは、WTRUのバッファ占有率に関する表示を要求することができる。より高い占有率は、割り増し容量を使用する確率がより高いことを暗示する。WTRUは、バッファ占有率の粗略な表示(例えば、低い、中間、高い、非常に高い)を提供しさえすれば良い。この情報は、いくつかの代替方法によって、RACHプリアンブルの期間中に通知することもできる。一例として、バッファ占有率表示を有するトレーラをプリアンブルメッセージに追加することができる。代替として、プリアンブルシグネチャ系列内に情報を符号化すること、すなわち、バッファ占有率レベルの各々に対して1組のシグネチャ系列を確保することもできる。
【0038】
図4は、WTRU210およびノードBまたは基地局220を備える代表的な無線通信システムの一部の機能ブロック図300である。WTRU210および基地局220は、互いに双方向通信を行い、ともに、ランダムアクセスチャネル上でデータ送信レートを増大させるための、上述された実施形態の1つなどの、方法を実行するように構成される。
【0039】
典型的なWTRUにおいて見出し得るコンポーネントに加えて、WTRU210は、プロセッサ215と、受信機216と、送信機217と、アンテナ218とを含む。プロセッサ215は、ランダムアクセスチャネル上でデータ送信レートを増大させるための、上述された実施形態の1つなどの、方法を実行するように構成される。受信機216および送信機217は、プロセッサ215と通信する。アンテナ218は、無線データの送信および受信を容易にするために、受信機216および送信機217の両方と通信する。
【0040】
典型的なノードBにおいて見出し得るコンポーネントに加えて、ノードB220は、プロセッサ225と、受信機226と、送信機227と、アンテナ228とを含む。プロセッサ225は、ランダムアクセスチャネル上でデータ送信レートを増大させるための、上述された実施形態の1つなどの、方法を実行するように構成される。受信機226および送信機227は、プロセッサ225と通信する。アンテナ228は、無線データの送信および受信を容易にするために、受信機226および送信機227の両方と通信する。
【0041】
一例として、実施形態は、基地局、無線ネットワークコントローラにおいて、データリンク層またはネットワーク層で、ソフトウェアまたはハードウェアの形態で、WCDMA(登録商標) FDDまたはロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)で実施することができる。
【0042】
実施形態
1.無線通信ネットワークのランダムアクセスチャネル(RACH)上で、無線リソースを割り当て、送信パラメータを制御する方法。
【0043】
2.送信パラメータは、データ送信レートを含む実施形態1に記載の方法。
【0044】
3.送信レートは、
データ部分において使用される少なくとも1つのチャネライゼーション符号のための拡散率を減少させるステップと、
データ部分において使用される変調次数を増大させるステップと
から成る群のうちの少なくとも1つを実行することによって増大させられる実施形態2に記載の方法。
【0045】
4.複数のスロットを有するアクセスチャネルフレームの送信のために構成されるアクセスチャネルを定義するステップであって、各スロットは、データ部分および制御部分をさらに含み、制御部分は、トランスポートフォーマット組み合わせインデックス(TFCI)フィールドをさらに含むことと、
複数のアクセススロットを含むAICHフレームの送信のために構成されるアクイジションインジケータチャネル(AICH)を定義するステップであって、各アクセススロットは、予備部分を含むことと、
データ部分において使用されるチャネライゼーション符号のために2つ以上の拡散率を使用するステップ、データ部分において使用されるチャネライゼーション符号の数を変化させるステップ、データ部分における変調次数を変化させるステップ、データ部分における符号化レートを変化させるステップ、および制御部分の送信電力を変化させるステップから成る群のうちの少なくとも1つを実行することによって、前記アクセスチャネルフレームの送信レートを増大させるステップと
を備える前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0046】
5.複数のスロットを有するアクセスチャネルフレームの送信のために構成されるアクセスチャネルを定義するステップであって、各スロットは、データ部分および制御部分をさらに含み、制御部分は、トランスポートフォーマット組み合わせインデックス(TFCI)フィールドをさらに含むことと、
複数のアクセススロットを含むAICHフレームの送信のために構成されるアクイジションインジケータチャネル(AICH)を定義するステップであって、各アクセススロットは、予備部分を含むことと、
データ部分において使用されるチャネライゼーション符号のために2つ以上の拡散率を使用するステップ、データ部分において使用されるチャネライゼーション符号の数を変化させるステップ、データ部分における変調次数を変化させるステップ、データ部分における符号化レートを変化させるステップ、および制御部分の送信電力を変化させるステップから成る群のうちの少なくとも1つを実行することによって、前記アクセスチャネルフレームの送信レートを増大させるステップと
を備える前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0047】
6.複数のPRACHスロットを含むPRACHフレームの送信のために構成される拡張物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を定義するステップであって、各PRACHスロットは、データ部分および制御部分をさらに含み、制御部分は、トランスポートフォーマット組み合わせインデックス(TFCI)フィールドをさらに含むことと、
複数のアクセススロットを含むAICHフレームの送信のために構成されるアクイジションインジケータチャネル(AICH)を定義するステップであって、各アクセススロットは、予備部分を含むことと、
データ部分において使用されるチャネライゼーション符号のために2つ以上の拡散率を使用するステップ、データ部分において使用されるチャネライゼーション符号の数を変化させるステップ、データ部分における変調次数を変化させるステップ、データ部分における符号化レートを変化させるステップ、および制御部分の送信電力を変化させるステップから成る群のうちの少なくとも1つを実行するステップと
を備える前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0048】
7.RACH上でデータ送信レートを増大させるステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0049】
8.送信レートを増大させるステップは、
データ部分において使用される1つまたは複数のチャネライゼーション符号のための拡散率を減少させるステップと、
データ部分において使用される変調次数を増大させるステップと、
のうちの少なくとも1つを実行するステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0050】
9.ネットワークは、無線送受信ユニット(WTRU)と、無線アクセスネットワーク(RAN)とを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0051】
10.ランダムアクセスチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0052】
11.RACHまたはPRACH上で送信用データレートを動的に制御するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0053】
12.より高いデータレートをサポートするためにPRACHを変更するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0054】
13.PRACHチャネルフレームスロットのデータ部分を変更するステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0055】
14.チャネライゼーション符号のために2つ以上の拡散率を使用するステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0056】
15.チャネライゼーション符号の数を変化させるステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0057】
16.変調次数を変化させるステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0058】
17.可変符号化レートの使用を含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0059】
18.チャネルフレームスロットの制御部分の送信電力を変化させるステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0060】
19.PRACH制御部分の、直前のプリアンブルからの電力オフセットを使用する前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0061】
20.電力オフセットは、送信レート依存である実施形態19に記載の方法。
【0062】
21.PRACHの制御部分のための新しいスロットフォーマットを定義するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0063】
22.新しいフォーマットは、トランスポートフォーマット組み合わせインデックスフィールド(TFCI)において3ビット以上を有することを含む実施形態21に記載の方法。
【0064】
23.どの新しいPRACHスロットフォーマットも、既存のスロットフォーマットと互換性をもたされる前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0065】
24.新しいスロットフォーマットに互換性をもたせるステップは、PRACHによって使用される無線リソースをPRACHスロットフォーマットに基づいてグループに分離するステップを含む実施形態23に記載の方法。
【0066】
25.分離は、RANによって実行される実施形態24に記載の方法。
【0067】
26.無線リソースを分離するステップは、RANが、所与のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために一定の数のスロットを確保し、その一方で、別のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために別の1組のスロットを確保するステップを含む実施形態24〜25のいずれか1つに記載の方法。
【0068】
27.無線リソースを分離するステップは、所与のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために一定の数のスクランブリング符号を確保し、その一方で、別のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために別の1組のスクランブリング符号を確保するステップを含む実施形態24〜25のいずれか1つに記載の方法。
【0069】
28.無線リソースを分離するステップは、所与のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のためにPRACHプリアンブル内に一定の数のシグネチャ系列を確保し、その一方で、別のPRACHスロットフォーマットを使用するPRACH送信のために別の1組のシグネチャ系列を確保するステップを含む実施形態24〜25のいずれか1つに記載の方法。
【0070】
29.RANは、WTRUによって発生する干渉を制御するように構成される前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0071】
30.RANは、WTRUがPRACHフレームを送信する前に、WTRUによって使用することができる最大送信レートをWTRUに通知する前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0072】
31.RANは、WTRUがPRACHフレームを送信する前に、WTRUによって使用することができる最大送信電力をWTRUに通知する前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0073】
32.RANが、許可メトリックを使用してPRACHフレームの送信のためのアップリンク(UL)リソースの最大量をWTRUに通知するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0074】
33.許可メトリックは、PRACHフレームスロットデータ部分とフレームスロット制御部分の間の最大電力比を示す最大電力比表示を含む実施形態27に記載の方法。
【0075】
34.許可メトリックは、PRACHフレームスロットデータ部分とプリアンブル電力の間の最大電力比を示す最大電力比表示を含む実施形態28に記載の方法。
【0076】
35.許可メトリックは、最大送信電力を含む実施形態32〜34のいずれか1つに記載の方法。
【0077】
36.許可メトリックは、最大RACHトランスポートブロックサイズを含む実施形態32〜35のいずれか1つに記載の方法。
【0078】
37.許可メトリックは、送信時間間隔(TTI)サイズを含む実施形態32〜36のいずれか1つに記載の方法。
【0079】
38.許可メトリックは、WTRUが送信することができる時間の最大量を含む実施形態32〜37のいずれか1つに記載の方法。
【0080】
39.許可メトリックは、WTRUおよびRANに知られているインデックスにマッピングされる実施形態32〜38のいずれか1つに記載の方法。
【0081】
40.マッピングは、RANによって報知される実施形態39に記載の方法。
【0082】
41.無線リソースを割り当て、送信用パラメータを制御するステップは、アクイジションインジケータチャネル(AICH)アクセススロットを使用して情報をWTRUに伝達するステップを含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0083】
42.(AICH)アクセススロットは、プリアンブルとPRACHフレームの間で送信される実施形態41に記載の方法。
【0084】
43.AICHアクセススロットは、最大送信レートをWTRUに通知するために使用される実施形態41または42に記載の方法。
【0085】
44.AICHは、制御情報を含むチップを含む実施形態41〜43のいずれか1つに記載の方法。
【0086】
45.少なくとも1024個のチップは、制御情報を含む実施形態44に記載の方法。
【0087】
46.SF256のチャネライゼーション符号を使用するステップと、8つの実数値信号から成る系列を1024個のチップにわたって送信するステップと、をさらに含む実施形態44または45に記載の方法。
【0088】
47.制御情報チップは、制御情報のインデックスを含む新しいビットフィールドとして解釈され、その場合、チャネル符号化を使用して、ビットフィールドの復号の信頼性を高めることができる実施形態45または46に記載の方法。
【0089】
48.制御許可は、PRACHフレームについての許可を通知するための拡張絶対許可チャネル(E−AGCH:enhanced absolute grant channel)および拡張相対許可チャネル(E−RGCH:Enhanced Relative Grant Channel)を使用して伝達される実施形態32〜47のいずれか1つに記載の方法。
【0090】
49.制御許可は、下りアクセスチャネル(FACH)トランスポートチャネルを使用して伝達される実施形態32〜47のいずれか1つに記載の方法。
【0091】
50.制御許可は、報知チャネルにマッピングされる報知制御チャネル(BCCH)論理チャネルを使用して伝達される実施形態32〜47のいずれか1つに記載の方法。
【0092】
51.既存の物理層信号が、許可を制御するために使用される実施形態32〜50のいずれか1つに記載の方法。
【0093】
52.RANが、RACHを正常に獲得した各WTRUのための最大送信レートを決定するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0094】
53.RACHを正常に獲得した各WTRUのための最大送信電力をRANが決定するステップをさらに含む前記実施形態のいずれかに記載の方法。
【0095】
54.各WTRUのための最大送信レートの決定は、WTRUによって指示される実施形態52または53に記載の方法。
【0096】
55.各WTRUのための最大送信電力の決定は、WTRUによって指示される実施形態53または54に記載の方法。
【0097】
56.各WTRUのための最大送信レートの決定は、アップリンク干渉を制限し、割り増し容量が使用される確率を最大化することに基づいて、独立に行われる実施形態52〜55のいずれか1つに記載の方法。
【0098】
57.各WTRUのための最大送信電力の決定は、アップリンク干渉を制限し、割り増し容量が使用される確率を最大化することに基づいて、独立に行われる実施形態52に記載の方法。
【0099】
58.WTRUは、バッファ占有率をRANに提供する実施形態52〜57のいずれか1つに記載の方法。
【0100】
59.WTRUは、バッファ占有率表示を有するトレーラをプリアンブルメッセージに追加することによって、RACHプリアンブルの期間中にバッファ占有率を提供する実施形態58に記載の方法。
【0101】
60.WTRUは、プリアンブルシグネチャ系列内に情報を符号化することによって、RACHプリアンブルの期間中にバッファ占有率を提供する実施形態58に記載の方法。
【0102】
61.前記実施形態のいずれか1つの方法を実行するように構成されたWTRU。
【0103】
62.実施形態1〜60のいずれか1つの方法を実行するように構成されたRAN。
【0104】
63.実施形態1〜60のいずれか1つの方法を実行するように構成されたノードB。
【0105】
64.実施形態1〜60のいずれか1つの方法を実行するように構成されたソフトウェア。
【0106】
65.実施形態1〜60のいずれか1つの方法を実行するように構成された、無線通信システムで使用されるハードウェア。
【0107】
66.実施形態1〜60のいずれか1つの方法を実行するように構成されたソフトウェアを含むコンピュータ可読媒体。
【0108】
本発明の機能および要素が特定の組み合わせで上述されたが、各機能または要素は、他の機能および要素を伴わずに単独で使用することができ、または他の機能および要素を伴うもしくは伴わない様々な組み合わせで使用することができる。本明細書で提供された方法またはフローチャートは、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のための、コンピュータ読取可能記憶媒体内で有形に実施される、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ読取可能記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
【0109】
適切なプロセッサは、一例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態マシーンを含む。
【0110】
ソフトウェアと連携するプロセッサは、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用される無線周波トランシーバを実施するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオフォン、スピーカフォン、バイブレーション装置、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、液晶表示(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと併せて使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0111】
本発明は、一般的に無線通信システムに利用することができる。
【符号の説明】
【0112】
210 WTRU
220 ノードB
215、225 プロセッサ
216、226 受信機
217、227 送信機
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5