(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2のメディア要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えることをさらに備える、
請求項4に記載の方法。
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることは、
メモリに記憶された少なくともいくつかの前に出力されたメディアを読み取ることを含む、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素をミラーリングさせることを備える、請求項1に記載の方法。
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることは、
前記第1のメディア要素を含み、前記第2のメディア要素を含まない前記メディアを前記宛先デバイスに送ることを備える、
請求項1に記載の方法。
前記第1のメディア要素を受信することと、前記第2のメディア要素を受信することとは、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1および第2のメディア要素を受信することを備える、
請求項1に記載の方法。
前記第1のメディア要素を受信することと、前記第2のメディア要素を受信することとは、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1および第2のメディア要素を受信することを備え、前記少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションは、
ビデオ再生アプリケーションと、
写真閲覧アプリケーションと、
オーディオ再生アプリケーションと、
電話アプリケーションと、
テキストメッセージングアプリケーションと、
電子メール(eメール)アプリケーションと、
ゲームアプリケーションと
からなるグループから選択された1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを備える、
請求項11に記載のデバイス。
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1のメディア要素と前記第2のメディア要素とを受信させることをさらに行わせ、前記少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションは、
ビデオ再生アプリケーションと、
写真閲覧アプリケーションと、
オーディオ再生アプリケーションと、
電話アプリケーションと、
テキストメッセージングアプリケーションと、
電子メール(eメール)アプリケーションと、
ゲームアプリケーションと
からなるグループから選択された1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを備える、
請求項20に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2のメディア要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えるための手段をさらに備える、
請求項32に記載のデバイス。
ビデオデータの前記フレームの前記少なくとも1つの領域を識別することは、前記メディア要素が、ソースデバイスに対してネイティブな他のメディアとともに前記宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、前記少なくとも1つの領域を識別することを備える、
請求項34に記載の方法。
それぞれのブロックと、前記それぞれのブロックを再構成するためにデコーダによって使用され得る予測ブロックとの間に差があるかどうかにかかわらず、前記ブロックの各々に前記スキップ予測モードを割り当てることを備える、前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることをさらに備える、請求項34に記載の方法。
前記ミラーリングモジュールは、メディア要素が、ソースデバイスに対してネイティブな他のメディアとともに前記宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、前記少なくとも1つの領域を識別することに基づいて、ビデオデータの前記フレームの前記少なくとも1つの領域を識別するようにさらに構成される、
請求項38に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0027]
図1は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ソースデバイス110のネイティブメディアを出力するように少なくとも1つの宛先デバイス114を制御するように構成されたソースコンピューティングデバイス110の一例を示す概念図である。ソースデバイス110は、オーディオおよび/または視覚メディアなど、メディアを出力するように構成された少なくとも1つのネイティブ出力インターフェースを含む任意のデバイスを備え得る。たとえば、
図1に示すソースデバイス110は、ディスプレイスクリーン112を備える第1の出力インターフェースと、ソースデバイスに対してネイティブな1つまたは複数のスピーカー(
図1に図示せず)を備える第2の出力インターフェースとを含むスマートフォンまたはタブレットコンピュータを備える。他の例では、ソースデバイス110は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲームコントローラ、またはソースデバイス110の少なくとも1つのネイティブ出力インターフェースを含むかまたは制御するように構成された他のデバイスを備え得る。
【0018】
[0028]
図1の例に示すように、ソースデバイス110のスクリーン112は、ネイティブグラフィカル出力130を出力するように構成され得る。ネイティブグラフィカル出力130は、たとえば、1つまたは複数の静止またはビデオ画像を備え得る。
図1の例では、ソースデバイス110のスピーカーは、ネイティブオーディオ出力131を与えるように構成される。ネイティブオーディオ出力131は、1つまたは複数の可聴音を備え得る。そのようなオーディオ出力131は、グラフィカル出力130に関連し(たとえば、それと連携して出力されるように構成され)得る。たとえば、ネイティブグラフィカル出力130がビデオまたは画像コンテンツを備える場合、オーディオ出力131は、ビデオまたは画像に関連する可聴音を備え得る。
【0019】
[0029]
図1に示すように、ソースデバイス110は、少なくとも1つの宛先デバイス114(以下「宛先デバイス114」)に通信可能に結合される。宛先デバイス114は、ソースデバイス110のネイティブメディア出力をミラーリングするために、宛先デバイス114に関連する1つまたは複数の出力インターフェース120、124を動作させるためにソースデバイス110によって使用され得る。本明細書で説明する「ミラーリングする」という用語は、ソースデバイス110のネイティブオーディオ、ビデオ、および/または画像メディア出力など、ネイティブメディアの少なくとも一部分を出力するように少なくとも1つの宛先デバイス114をソースデバイス110によって制御することを指し得る。
【0020】
[0030]ソースデバイス110は、宛先デバイス114に関連する1つまたは複数の出力インターフェース120、124を介してソースデバイス110のメディア出力をミラーリングするように宛先デバイス114を制御し得る。たとえば、
図1に示すように、ソースデバイス110は、ソースデバイス110のネイティブグラフィカル出力130と実質的に同様のグラフィカル出力を備え得るミラーリングされたグラフィカル出力132を出力するように、外部ディスプレイインターフェース120を制御し得る。ミラーリングされたグラフィカル出力132は、ネイティブグラフィカル出力130と同じ1つまたは複数の画像を備え得るが、そのような画像は、外部ディスプレイインターフェース120を介した提示のために処理され、サイズ決定され、フォーマットされ、および/または場合によっては修正され得る。
【0021】
[0031]同じく
図1に示すように、ソースデバイス110は、
図1に示すオーディオ出力131と実質的に同様のオーディオ出力を備え得るミラーリングされたオーディオ出力136を出力するように、外部オーディオインターフェース124を制御し得る。ミラーリングされたオーディオ出力136は、ネイティブグラフィカル出力130と同じ可聴音を備え得るが、外部オーディオインターフェース124を介して出力されるように処理され、フォーマットされ、および/または場合によっては修正され得る。いくつかの例では、ソースデバイス110は、ソースデバイス310のネイティブグラフィカル出力130ならびにネイティブオーディオ出力136を備えるメディアを出力するように宛先デバイス114を制御し得る。
【0022】
[0032]いくつかの例では、
図1に示すように、宛先デバイス114は、テレビジョンディスプレイ、コンピュータモニタなど、閲覧者に画像を提示するように構成されたスクリーン122を含む外部ディスプレイインターフェース120、および/またはスピーカーまたはステレオシステムなど、外部オーディオインターフェース124のうちの1つまたは複数に結合されたデバイスを備え得る。たとえば、宛先デバイス110は、セットトップボックス(たとえば、GOOGLE TV、APPLE TV、ROKU)、ゲームコンソール(たとえば、任天堂WII、ソニーPLAYSTATION3、マイクロソフトXBOX)、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤ、BLURAY(登録商標)プレーヤ、または
図1の例に示すように外部ディスプレイデバイスおよび/または外部オーディオデバイスに結合された他の別個のユニットを備え得る。
図1に示されていない他の例では、宛先デバイス114、外部ディスプレイインターフェース120、および/または外部オーディオインターフェース124のうちの1つまたは複数が単一のデバイスとして組み合わせられ得る。たとえば、テレビジョンまたはコンピュータモニタなど、ディスプレイデバイスは、スクリーン122と1つまたは複数のスピーカーの両方を含み得る。他の例では、同じ、または異なる、宛先デバイス114が、1つまたは複数の宛先デバイス114とは別個である1つまたは複数のオーディオまたはビデオ出力インターフェースを制御し得る。さらに他の例によれば、本明細書で説明する宛先デバイス114によって実行される機能は、外部ディスプレイデバイスおよび/または外部オーディオデバイスのうちの1つまたは複数によって実行され得る。たとえば、テレビジョンディスプレイおよび/またはステレオ受信機は、ソースデバイス110のネイティブメディアがテレビジョンディスプレイまたはステレオ受信機を介してミラーリングされ得るように、テレビジョンおよび/またはステレオをソースデバイス110に通信可能に結合するように構成されたハードウェアおよび/またはソフトウェアを含み得る。
【0023】
[0033]いくつかの例では、ソースデバイス110は、高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))、デジタルビデオインターフェース(DVI)、または他のワイヤード接続のうちの1つまたは複数など、ワイヤード接続を介してソースデバイス110のメディア出力をミラーリングするために宛先デバイス114に通信可能に結合され得る。他の例では、ソースデバイス110は、メディア出力をワイヤレスにミラーリングするために宛先デバイス114に結合され得る。たとえば、宛先デバイス114は、ソースデバイスが、WI−FI(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)、セルラーネットワーク、または他の形態のワイヤレス通信など、1つまたは複数のワイヤレス通信プロトコルを介して宛先デバイスにネイティブメディア出力を送ることを可能にするように構成された、1つまたは複数の通信構成要素を含み得る。
【0024】
[0034]上記で説明したように、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介してソースデバイス110のメディア出力をミラーリングするように構成可能であり得る。たとえば、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介してネイティブオーディオメディア、視覚メディア、または両方が出力されるミラーリングモードをアクティブ化または非アクティブ化するユーザ選択可能なオプションをユーザに与え得る。標準動作モードでは、ソースデバイス110は、複数のメディア要素の形態でメディアを受信し、複数のメディア要素を備えるメディアを出力するようにソースデバイス110の1つまたは複数のネイティブ出力インターフェース112、131を制御し得る。そのようなミラーリングモードでは、ソースデバイス110は、ソースデバイス110が標準動作モードで1つまたは複数のネイティブ出力インターフェース112、131を使用して出力したであろうネイティブグラフィカル出力130および/またはネイティブオーディオ出力131と実質的に同じメディアを出力するように、宛先デバイス114を制御し得る。たとえば、そのようなミラーリングモードでは、ソースデバイス110が、1つまたは複数のソースから(たとえば、ソースデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから)メディア要素を受信したとき、ソースデバイス110は、宛先デバイスを介した出力のために、受信されたメディア要素を処理し、出力されるべき処理されたメディア要素の各々を宛先デバイス114に送り得る。メディア出力をミラーリングするように動作しているとき、ソースデバイス110は、それ自体でネイティブ出力インターフェース130、131を介してネイティブメディア130、131を出力し続けることも出力し続けないこともある。
【0025】
[0035]本開示は、1つまたは複数の宛先デバイス114を介してソースデバイス110のメディア出力のミラーリングを制御するための技法を対象とする。これらの技法によれば、ミラーリングモードで動作させられるとき、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介して1つまたは複数の受信されたメディア要素がミラーリングされるのを選択的に防ぎ得る。たとえば、ソースデバイス110は、ネイティブメディアの第1のメディア要素を受信し、宛先デバイス114を介してネイティブメディアの第1のメディア要素を含むネイティブメディアをミラーリングするように宛先デバイス114を制御し得る。ソースデバイス110はまた、ネイティブメディアの第2のメディア要素を受信し得る。第2のメディア要素を受信したことに応答して、ソースデバイス110は、第2のメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し得る。比較に基づいて、ソースデバイス110は、1つまたは複数の宛先デバイス114を介して第2のメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断し得る。いくつかの例では、ソースデバイス110は、ソースデバイス110が第2のメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断する間、第2のメディア要素をミラーリングすることなしにメディアをミラーリングし続けるように宛先デバイス114を制御し得る。たとえば、ソースデバイス110は、宛先デバイス114に、ネイティブメディアの第1のメディア要素のビデオおよび/またはオーディオを出力し続けさせ得るが、第2のメディア要素に関連するビデオおよび/またはオーディオを出力し続けさせ得ない。
【0026】
[0036]1つの非限定的な例として、第1のメディア要素は、第1のメディア要素を出力するソースデバイス110上で実行しているデジタルビデオプレーヤアプリケーションの出力を備え得る。第1のメディア要素に応答して、ソースデバイス110は、第1のメディア要素に関連するビデオおよび/またはオーディオを出力するように宛先デバイス114を制御し得る。ソースデバイスは、次いで、第2のメディア要素を受信し得る。この例によれば、第2のメディア要素は、ソースデバイス110上で実行している通信アプリケーションからのメッセージを備え得る。たとえば、第2のメディア要素は、eメール、テキストメッセージ、ボイス呼、ボイスメール、または他のメッセージが1つまたは複数のメッセージング、テレフォニー、ソーシャルネットワーキング、または他のアプリケーションから受信されたという指示を備え得る。本開示の技法によれば、第2のメディア要素を受信すると、ソースデバイス110は、比較に基づいて第2のメディア要素を提示するように宛先デバイス114を制御すべきかどうかを判断するために、第2のメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し得る。本明細書で説明する技法によれば、ユーザまたは他の閲覧者は、第1のメディア要素を備えるビデオメディア(再生されたビデオ)ならびに第1のメディア要素に関連するオーディオメディア(ビデオに関連するオーディオトラック)を閲覧し続け得るが、ユーザにとってプライベートおよび/またはパーソナルであるか、または場合によっては宛先デバイス114を介して共有することが望ましくないことがある受信された第2のメディア要素に関連するオーディオまたはビデオメディアをミラーリングし得ない。代わりに、第2のメディア要素は、ソースデバイス110のネイティブ出力インターフェースのみを介して表示され得る。したがって、宛先デバイス114の1つまたは複数の出力インターフェースに(たとえば、閲覧および/または聴取するために)アクセスする別のユーザは、第1のメディア要素へのアクセスが与えられ得ない。このようにして、ソースデバイス110のユーザは、他のメディアの機密性を維持するか、または場合によっては、着信メッセージなど、ユーザが他人と共有することを望まないメディアのミラーリングを防ぎながら、ソースデバイス110のいくつかのネイティブメディア(たとえば、上記で説明したビデオおよび関連するオーディオ再生)を選択的に共有することが可能であり得る。
【0027】
[0037]いくつかの例では、ソースデバイス110は、メモリに記憶されたあらかじめ判断されたパラメータを備える少なくとも1つのパラメータに基づいて、受信されたメディア要素をミラーリングすべきかどうか(本明細書で説明する、メディア要素の「ミラーリングステータス」)を判断し得る。たとえば、ソースデバイス110は、本明細書で説明するように、1つまたは複数の宛先デバイス114を介したメディアのミラーリングに関する1つまたは複数のオプションをあらかじめ選択するためにユーザが使用し得るユーザインターフェースを与えるように動作し得る。たとえば、ソースデバイス110は、ユーザがメディアのミラーリングに関するアプリケーション固有オプションを選択することを可能にするユーザインターフェースを与え得る。1つの具体的な例として、第2のメディア要素が通信アプリケーションから受信された場合、ソースデバイス110は、ユーザが、通信アプリケーションから受信されたすべてのメディアがミラーリングされるべきであること示すこと、通信アプリケーションから受信されたメディアがミラーリングされるべきでないこと示すこと、および/または、1人または複数の特定のユーザからのメッセージに関連するメディアがミラーリングされるべきであるかミラーリングされるべきでないかを示すことを可能にするユーザインターフェースを与え得る。他の例では、そのようなユーザインターフェースはまた、ソースデバイス110が1つまたは複数のアプリケーションまたはユーザから受信されたメディアを許可するためにユーザ入力を要求および受信すべきであることをユーザが示すことを可能にし得る。
【0028】
[0038]メモリに記憶されたそのような1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータに基づいて、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介して受信された第2のメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断し得る。たとえば、そのようなあらかじめ判断されたパラメータが、ユーザ「ジョンスミス」からのすべてのメッセージがミラーリングされるのを防止されるべきであることを示す場合、ソースデバイス110は、宛先デバイスを介してユーザ「ジョンスミス」からのテキストメッセージまたはボイス呼を備える受信された第2のメディア要素を出力し得ない。
【0029】
[0039]本明細書で説明する技法に一致する他の例によれば、ソースデバイス110は、1つまたは複数の動的に判断されたパラメータに基づいて、宛先デバイス114を介して第2のマルチメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断し得る。たとえば、第2のメディア要素を受信したことに応答して、ソースデバイス110は、ユーザが受信された第2のメディア要素をミラーリングすべきか否かを選択することを可能にするユーザインターフェースを与え得る。いくつかのそのような例では、ソースデバイス110は、第2のメディア要素のミラーリングステータスが解決されない限り、宛先デバイス114を介して第2のメディア要素をミラーリングするように動作し得ない。たとえば、ソースデバイス110が、少なくとも1つのパラメータに基づいて第2のメディア要素がミラーリングされるべきであると判断しない限り、ソースデバイス110は第2のメディア要素をミラーリングし得ない。いくつかの例では、ソースデバイス110が第2のメディア要素のミラーリングステータスを判断する間、ソースデバイス110は、第2のメディア要素をミラーリングすることなしに、宛先デバイス114を介してソースデバイス110の他のネイティブメディア出力をミラーリングし続け得る。たとえば、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介して第1のメディア要素に関連するオーディオ出力をミラーリングし続け得るが、第2のメディア要素に関連するオーディオ出力をミラーリングし得ない。別の例として、ソースデバイス110は、フリーズされた、またはミラーリングされたメディア出力から削除された第2のメディア要素に対応するミラーリングされたグラフィカルメディアの少なくとも1つの領域をもつソースデバイス114のネイティブグラフィカルメディアを備えるメディアを、宛先デバイス114にミラーリングさせ得る。
【0030】
[0040]ソースデバイス110が、宛先デバイス114を介してソースデバイス110のネイティブメディアをミラーリングすべきミラーリングモードで動作させられるとき、ソースデバイス110は、宛先デバイス114を介してネイティブメディアの1つまたは複数の受信されたメディア要素がミラーリングされるかどうかを制御する能力をユーザに与え得るので、本明細書で説明する技法は有利であり得る。ユーザは、ソースデバイス110に対してネイティブないくつかのメディアの機密性を維持し、および/または少なくともいくつかの無関係な要素をミラーリングすることを回避するために、ソースデバイス110の、全部ではないが、一部のネイティブメディアをミラーリングすることを望むことがあるので、そのような制御はユーザにとって望ましいことがある。本明細書で説明する技法は、さらに有利なことに、ユーザおよび/または別の閲覧者が、ユーザが宛先デバイス114を介してミラーリングされることを望むソースデバイス110の他のネイティブメディアを享受し続けることを依然として可能にしながら、ユーザが新たに受信されたネイティブメディア要素のミラーリングを制御することを可能にし得る。このようにして、宛先デバイス114を介してメディアをミラーリングするためにソースデバイス110を使用しているときのユーザエクスペリエンスが改善され得る。
【0031】
[0041]
図2は、1つまたは複数の本開示の態様に一致する、ソースデバイス210のネイティブグラフィカル出力230の一例のスクリーンショット、ならびに宛先デバイス214に関連する外部ディスプレイインターフェース220のミラーリングされたグラフィカル出力232の一例のスクリーンショットを示す概念図である。
図2に示すように、ソースデバイス210は、複数のメディア要素235、236、237、および239を備えるネイティブメディア出力(
図2の例ではグラフィカル出力230)を出力するように動作させられる。ソースデバイス210はまた、ソースデバイス210に関連する(ソースデバイス210中に含まれるか、またはソースデバイス210に結合された)1つまたは複数のネイティブスピーカーを介してオーディオメディアを出力するように動作し得る。複数のメディア要素235、236、237、および239は、ソースデバイス210上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションなど、いずれかのソースから受信され得る。
【0032】
[0042]たとえば、
図2に示すように、第1のメディア要素236はイヌの画像である。第1のメディア要素236は、たとえば、ビデオプレーヤまたは写真閲覧アプリケーションなど、メディアディスプレイアプリケーションから受信されたビデオまたは静止画像を備え得る。同じく
図2に示すように、メディア要素235はデジタルクロックを備え、メディア要素239はアラームを備える。メディア要素235および237は、ソースデバイス210上で実行しているクロックおよび/またはアラームアプリケーションから受信され得る。同じく
図2に示すように、メディア要素237は現在の日付を備える。メディア要素237は、ソースデバイス210上で実行しているカレンダーアプリケーションから受信され得る。
図2に示していないが、いくつかの例では、ソースデバイス210はまた、メディア要素235、236、237、および239のうちの1つまたは複数に関連するオーディオメディアを出力し得る。
【0033】
[0043]
図2に同じく示すように、ソースデバイス210は、ソースデバイス210のメディア出力(たとえば、
図2の例のネイティブグラフィカル出力230、ならびに
図2に図示されていないネイティブオーディオ出力)をミラーリングするように宛先デバイス214を制御するように動作し得る。たとえば、
図2に示すように、ディスプレイインターフェース220は、ネイティブグラフィカル出力230と実質的に同様のメディアを備えるミラーリングされたグラフィカル出力232を提示するように動作させられる。たとえば、
図2に示すように、メディア要素235、236、237、および239は、外部ディスプレイインターフェース220を介した提示のために処理されている(たとえば、再フォーマッティングされ、リサイズされ、再整形され、再構成され、再配向され、および/または場合によっては修正されている)にもかかわらず、ネイティブグラフィカル出力230と実質的に同様な出力であり得る。
【0034】
[0044]また、
図2の例に示すように、ソースデバイス210が、メディア要素235、236、237、および239を備えるネイティブグラフィカル出力230を提示するように動作させられる(および、宛先デバイス214が、メディア要素235、236、237、および239をミラーリングするように動作させられる)間、ソースデバイス210は、第2のメディア要素238を受信し得る。
図2の例では、第2のメディア要素238は、ソースデバイス210が「ジョンスミス」と称するユーザからテキストメッセージを受信したことのグラフィカル通知を備えるが、第2のメディア要素は、任意の可視および/または可聴メディアを含む、任意の形態のメディアを備え得る。本明細書で説明する技法によれば、ソースデバイス210が、第2のメディア要素238を出力するように宛先デバイス214を制御する前に、ソースデバイス210は第2のメディア要素238のミラーリングステータスを解決する。たとえば、ソースデバイス210は、第2のメディア要素238の1つまたは複数の特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し、比較に基づいて、宛先デバイス214を介して第2のメディア要素238をミラーリングすべきか否かを判断し得る。いくつかの例では、第2のメディア要素238のミラーリングステータスが解決されている間、ソースデバイス210は、
図2の例に示すように、ソースデバイス310に対してネイティブな1つまたは複数のネイティブオーディオまたはディスプレイインターフェースを介して第2のメディア要素238を出力し得る。
【0035】
[0045]いくつかの例では、ソースデバイス210は、メモリに記憶された少なくとも1つのあらかじめ判断されたパラメータに基づいて第2のメディア要素238のミラーリングステータスを解決し得る。たとえば、ソースデバイス210は、ミラーリングに関する1つまたは複数のオプション、たとえば、特定のメディア要素、メディア要素のタイプまたはメディア要素のカテゴリをあらかじめ選択するためにユーザが使用し得るユーザインターフェースを与え得る。ソースデバイス210は、ソースデバイス210によって受信されたメディア要素をミラーリングすべきかどうかを判断し、それによって1つまたは複数の受信されたメディア要素のディスプレイステータスを解決するために、後で使用するためのパラメータとして、1つまたは複数のそのような選択されたオプションの指示をメモリに記憶し得る。
【0036】
[0046]一例として、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが、メディア要素がそこから受信されたソースのタイプに基づいて1つまたは複数のオプションを選択することを可能にし得る。たとえば、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが、通信アプリケーション(たとえば、電子メール、テキストメッセージング、ビデオテレフォニー、ソーシャルネットワーキングアプリケーション)、またはすべてのビデオアプリケーションから受信されたすべてのメディア要素が宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであるかミラーリングされるべきでないかを示すことを可能にし得る。別の例では、ソースデバイス110は、ユーザがメディアのミラーリングに関するアプリケーション固有オプションを選択することを可能にするユーザインターフェースを与え得る。たとえば、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが、特定のテキストメッセージングまたは特定のビデオアプリケーションなど、1つまたは複数の特定のアプリケーションから受信されたメディアが宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであるかミラーリングされるべきでないかを示すことを可能にし得る。さらに他の例によれば、そのようなユーザインターフェースは、ユーザがメディアのミラーリングに関するユーザ固有のオプションを選択することを可能にし得る。たとえば、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが、特定のユーザに関連するすべてのメディア、あるいは特定のユーザに関連する1つまたは複数の特定のタイプのアプリケーションまたは特定のアプリケーションからのメディアが、宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであるかミラーリングされるべきでないかを示すことを可能にし得る。1つの具体的な例として、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが、すべてのメディア、あるいは1つまたは複数のタイプのアプリケーションまたは特定のアプリケーションによって受信されたメディアが宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであるかミラーリングされるべきでないかを示すことを可能にし得る。いくつかの例では、ソースデバイス210は、上記で説明したように1つまたは複数のユーザインターフェースを介して受信されたユーザ入力に基づいて、受信されたメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのあらかじめ判断されたパラメータと比較することによって、
図2に示す第2のメディア要素238など、受信されたメディア要素のディスプレイステータスを解決し得る。
【0037】
[0047]他の例では、ソースデバイス210は、1つまたは複数の動的に判断されたパラメータに基づいて、受信されたメディア要素のディスプレイステータスを解決し得る。たとえば、第2のメディア要素238を受信したことに応答して、ソースデバイス210は、ユーザが宛先デバイス214を介して受信された第2のメディア要素238をミラーリングすべきか否かを選択することを可能にするユーザインターフェースをユーザに提示し得る。たとえば、ソースデバイス210は、ソースデバイス210の1つまたは複数のネイティブメディアインターフェース(たとえば、
図2に示すスクリーン212および/またはソースデバイス210に関連するスピーカー)を介して、1)宛先デバイス214を介して第2のメディア要素238をミラーリングすべきであるか、2)(ソースデバイス210の1つまたは複数のネイティブメディアインターフェースを介して第2のメディア要素238を出力し続けながら)第2のメディア要素238がミラーリングされるのを防ぐべきであるかをユーザが選択することを可能にする関連するユーザインターフェースとともに、第2のメディア要素238を出力し得る。1つの具体的な例として、そのようなユーザインターフェースは、「外部ディスプレイ上にジョンスミスからのテキストメッセージをミラーリングすることを許可しますか?」と示し得、ユーザが、はい、またはいいえを選択することを可能にし得る。いくつかの例では、ソースデバイス210は、そのようなユーザインターフェースに応答して受信されたユーザ入力に基づいて定義される1つまたは複数の動的に判断されたパラメータに基づいて、ディスプレイステータスを解決し得る。いくつかの例では、ソースデバイス210はまた、受信された第2のメディア要素238を完全に却下するユーザインターフェース入力に基づいて、受信されたディスプレイ要素のミラーリングステータスを解決し得る。これらの例によれば、ユーザは、第2のメディア要素238がソースデバイス210のネイティブメディア出力から削除されるように、ソースデバイス210とインタラクトし得る。
【0038】
[0048]上記で説明したように、いくつかの例では、第2のメディア要素238のミラーリングステータスがソースデバイス210によって解決されるまで、ソースデバイス210は、第2のメディア要素238をミラーリングするように宛先デバイス214を制御し得ない。たとえば、上記で説明したように、ソースデバイス210が、少なくとも1つのあらかじめ判断されたまたは動的に判断されたパラメータとの比較に基づいて第2のメディア要素238がミラーリングされるべきであると判断しない限り、ソースデバイス210は宛先デバイス214に第2のメディア要素238をミラーリングさせ得ない。
【0039】
[0049]いくつかの例では、受信されたメディア要素のミラーリングステータスが解決されるまで、ソースデバイス210は、宛先デバイス214にネイティブグラフィカル出力230のメディアの少なくとも一部分をミラーリングすることを能動的に停止させ得る。たとえば、ソースデバイス210は、宛先デバイス214に第1のメディア要素236に関連するオーディオメディア(すなわち、第1のメディア要素に関連する画像に関連するオーディオトラック)をミラーリングさせ得るが、第2のメディア要素238に関連するオーディオメディアをミラーリングさせ得ない。
【0040】
[0050]ソースデバイス210は、宛先デバイス214に第1のメディア要素236に関連するビデオメディアをミラーリングさせ得るが、第2のメディア要素238に関連するビデオメディアをミラーリングさせ得ない。たとえば、ソースデバイス210は、第2のメディア要素238のミラーリングステータスが解決されるまで、宛先デバイスのグラフィカル出力の少なくとも一部分を視覚的に「フリーズ」することによって、たとえば、ビデオ、画像またはグラフィカルデータの所与のフレームを繰り返すことによって、あるいは宛先デバイス214がオーディオおよび/または視覚メディアを全体的に出力するのを停止することによって、第2のメディア要素が宛先デバイス214によって出力されるのを防ぎ得る。
【0041】
[0051]たとえば、ソースデバイス210は、第2のメディア要素238を含まない前に提示されたフレームを表すデータを宛先デバイス214に継続的に送ることによって、または「フリーズ」されたフレームを出力するために受信されたメディアの処理を変更するように宛先デバイス214に命令する1つまたは複数のコマンドを宛先デバイス214に送ることによって、ミラーリングされたグラフィカル出力232のフレーム全体をフリーズさせ得る。別の例によれば、ソースデバイス210は、宛先デバイス214にオーディオおよび/または視覚メディアを送るのを停止し、それにより宛先デバイス214がオーディオおよび/または視覚メディアを出力するのを完全に停止し得る。
【0042】
[0052]本開示のいくつかの態様によれば、ソースデバイス210は、ソースデバイス210のあるネイティブメディア出力をミラーリングするように宛先デバイス214を制御し続け得るが、ソースデバイス210の他のネイティブメディア出力をミラーリングするように宛先デバイス214を制御し続け得ない。
図2の例を参照すると、ソースデバイス210は、宛先デバイス214に第1のメディア要素236(および/またはメディア要素235、237および239)を備えるネイティブグラフィカルメディア出力をミラーリングさせ続け得、第2のメディア要素238に関連するミラーリングされたグラフィカルメディアの少なくとも1つの領域を削除および/またはフリーズさせることによって、第2のメディア要素238を備えるネイティブグラフィカルメディア出力をミラーリングさせ続け得ない。いくつかの例では、ソースデバイス210はまた、第1のメディア要素236(および/またはメディア要素235、237および239)に関連するソースデバイス210のネイティブオーディオメディア出力をミラーリングし、第2のメディア要素238に関連するネイティブオーディオメディア出力をミラーリングし得ない。
【0043】
[0053]
図2を参照すると、第1のメディア要素236は、イヌの画像(ビデオシーケンスとは対照的にピクチャ)を備える。
図2の例に示すように、第1のメディア要素236の左最下部分(すなわち、
図2に示されていないイヌの画像の前脚)は、第2のメディア要素238が表示されるのを防ぐために表示されない。
【0044】
[0054]いくつかの例では、第2のメディア要素238のミラーリングステータスが解決されるまで、ソースデバイス210は、
図2の例に示すようにミラーリングされたグラフィカル出力232から領域233を削除させ得ない。代わりに、ソースデバイス210は、ミラーリングされたグラフィカル出力232の領域233に、第2のメディア要素238を含まなかった少なくとも1つの前のフレームからの画像を含めさせ得る。このようにして、ソースデバイス210は、領域233に対応する前の画像データを視覚的に「フリーズ」させ得、これによって
図2に示すミラーリングされたグラフィカル出力232のメディア要素235、236、237、および239など、他のメディアの表示の中断を最小限に抑え得る。したがって、ユーザが、
図2の例に示すように宛先デバイス214を介してイヌの静止写真をミラーリングするためにソースデバイス210を使用した場合、(
図2の例では見えないイヌ画像の前脚に対応する)第1のメディア要素の左最下部分は、依然としてユーザによって閲覧および表示され得る。
【0045】
[0055]いくつかの例では、上記で説明したように前に表示された画像データに基づいて第2のメディア要素238に関連する領域233を視覚的に「フリーズ」させるために、ソースデバイス210は、受信された画像データを使用してソースデバイス210の他のネイティブメディアをミラーリングする間、領域233に関連する画像を出力するために繰り返し画像データを読み取る宛先デバイス214の動作を宛先デバイス214に変更させる1つまたは複数のコマンドを宛先デバイス214に送り得る。
【0046】
[0056]いくつかの例では、そのようなコマンドは、メディアをミラーリングするために使用されるソースデバイス310と宛先デバイスとの間の通信リンクの周波数帯域内で通信されるインバンド信号を備え得る。たとえば、通信リンクがWI−FI通信リンクを備える場合、そのようなコマンドはWI−FI信号の周波数帯域内で通信され得る。
【0047】
[0057]他の例によれば、そのようなコマンドはアウトオブバンド信号を備え得る。たとえば、通信リンクがWI−FI通信リンクを備える場合、そのようなコマンドは、WI−FI信号のために定義された周波数帯域とは異なる周波数帯域を使用して、および/または異なるワイヤレスプロトコルを使用して通信されることがある。たとえば、そのようなコマンドは、BLUETOOTH通信プロトコルなど、1つまたは複数の低電力通信プロトコルを使用して通信され得る。
【0048】
[0058]たとえば、ソースデバイス210は、宛先デバイス214に、領域233の外側に表示されたミラーリングされたグラフィカルデータの部分とは別様に領域233に関連する画像を処理するために宛先デバイス214の動作を変更させるために、宛先デバイス214に1つまたは複数のアウトオフバンド信号を通信し得る。
【0049】
[0059]他の例によれば、ソースデバイス210は、宛先デバイス214を介して出力されたときにミラーリングされたグラフィカル出力232中に第2のメディア要素238が含まれないように、ミラーリングされたグラフィカル出力232を生成するために、ネイティブグラフィカル出力230など、ネイティブメディアがソースデバイス210によってどのように処理されるのかを変更し得る。たとえば、
図8〜
図11に関して以下でさらに詳細に説明するように、ソースデバイス210は、グラフィカルデータが宛先デバイス214によって復号されたとき、上記で説明したように、ミラーリングされたグラフィカルメディアが視覚的にフリーズされた領域233とともに提示されるように、グラフィカルデータがソースデバイス210によってどのように符号化されるのかを変更し得る。
【0050】
[0060]本明細書で説明する技法によれば、ミラーリングモードで動作させられるとき、ソースデバイス210は、宛先デバイス214に関連する出力インターフェースの他の閲覧者から、第2のメディア要素238など、いくつかのメディアを秘密にしておく能力をユーザに与え得る。さらに、本明細書で説明する技法によれば、ソースデバイス210は、宛先デバイス214を介してミラーリングされたソースデバイス210のネイティブメディアの他のメディアを享受するユーザの能力の中断を最小限に抑えながら、ソースデバイス210に対してネイティブな受信されたメディアが宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐことを可能にし得る。
【0051】
[0061]
図3は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、少なくとも1つの宛先デバイス(たとえば、
図1および
図2にそれぞれ示した、宛先デバイス114、214)を介してネイティブメディア出力をミラーリングするように構成されたソースデバイス310の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、デバイス210は、センサーモジュール340と、ユーザ入力モジュール345と、メモリ341と、通信モジュール342と、グラフィックス処理モジュール343と、プロセッサ344と、ネイティブディスプレイスクリーン312と、電源349とを含む。プロセッサ344は、命令を実行するように構成されたデバイス310の1つまたは複数の構成要素を含み得る。たとえば、プロセッサ344は、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、個別論理構成要素、またはデバイス310の動作を制御する命令を実行するように構成された他の構成要素を備え得る。
【0052】
[0062]メモリ341は、1つまたは複数の磁気ストレージ構成要素、光ストレージ構成要素、ランダムアクセスメモリ(RAM)記憶構成要素、フラッシュメモリストレージ構成要素、または命令および/またはデータを記憶するように構成された他の構成要素など、データおよび/または命令を記憶するように構成されたデバイス310の1つまたは複数の構成要素を備える。たとえば、メモリ341は、メディアを出力するようにデバイス310を動作させる1つまたは複数のソフトウェアプログラムを記憶し得る。メモリ341は、さらに、または代わりに、デバイス310によって出力され得るメディアを表すデータを記憶するように構成され得る。たとえば、メモリ310は、可聴音、静止画像、ビデオ、またはデバイス310によって出力され得る他のメディアの1つまたは複数のデジタル表現を記憶し得る。
【0053】
[0063]通信モジュール342は、デバイス310が1つまたは複数の他のデバイスと通信することを可能にするように構成されたデバイス310の1つまたは複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。たとえば、通信モジュール342は、ワイヤレス通信(たとえば、WI−FI、BLUETOOTH、あるいは3Gおよび4Gセルラーネットワークなどのセルラーネットワーク)またはワイヤード通信(たとえば、ETHERNET(登録商標))のうちの1つまたは複数を使用可能にする1つまたは複数の構成要素を備え得る。いくつかの例では、通信モジュール342は、デバイス310のネイティブメディア出力をミラーリングするように、
図1に示した宛先デバイス114など、別のデバイスを制御するためにデバイス310によって使用され得る。たとえば、本明細書で説明する技法によれば、ソースデバイス310が、宛先デバイスにデータをミラーリングさせるデータおよび/または命令を通信し得るように、ソースデバイス310は、通信モジュール342を介して宛先デバイスに結合され得る。
【0054】
[0064]センサーモジュール340は、デバイス310の1つまたは複数のセンサー(
図2に図示せず)を動作させるデバイス310の1つまたは複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。たとえば、センサーモジュール340は、1つまたは複数のマイクロフォン、画像センサー(たとえば、カメラセンサー)、加速度計センサー、ジャイロセンサー、デバイス310のスクリーン312または別の部分において実行されたユーザジェスチャーを検出するように構成されたシングルまたはマルチタッチ画面センサー、あるいはデバイス310が含み得る任意の他のタイプのセンサーを動作させるように構成されたデバイス310の1つまたは複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。
【0055】
[0065]グラフィックス処理モジュール343は、グラフィックス命令(たとえば、OPENGL規格に従う1つまたは複数の命令など、たとえば、より高いレベルのグラフィックス命令)を処理し、スクリーン312を介して画像を提示するために使用され得る画像データを生成するように構成された、デバイス310の1つまたは複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。たとえば、グラフィックス処理モジュール343は、グラフィックス処理ユニット(GPU)および/またはグラフィックを処理するように構成された他の構成要素を備え得る。いくつかの例では、グラフィックスモジュール343は、プロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから受信されたグラフィックス命令に基づいてグラフィックを処理し得る。他の例では、グラフィックスモジュール343は、メモリ341および/または通信モジュール342から受信されたグラフィックス命令に基づいてグラフィックを処理し得る。
【0056】
[0066]電源349は、電気エネルギーなど、デバイス310の1つまたは複数の構成要素に電力供給するために使用され得るエネルギーを蓄積するように構成されたデバイスの1つまたは複数の構成要素を備え得る。たとえば、電源349は、デバイス210が壁コンセントなど、外部電源に接続されていないときにデバイス310に電力供給するために使用され得るデバイス310の内部の1つまたは複数のバッテリを備え得る。いくつかの例では、電源349は限られた電源であり得る。いくつかの例では、(たとえば、外部電源に接続されることによって)デバイス310が充電される間、より長い時間期間の間、使用され得るように、デバイス310を動作させるために使用される電源349によって蓄積されたエネルギーの量を減少させることが望ましいことがある。
【0057】
[0067]同じく
図3に示すように、デバイス310はユーザ入力モジュール345を含む。ユーザ入力モジュール345は、センサーモジュール440から感知された情報の1つまたは複数の指示を受信および/または処理し、デバイス310の1つまたは複数の他の構成要素に感知された情報の1つまたは複数の指示を通信するように構成された、デバイス310の1つまたは複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。たとえば、ユーザ入力モジュール345は、スクリーン312とのユーザインタラクションの1つまたは複数の指示を受信し、検出されたユーザインタラクションの指示に基づいて、ユーザがスクリーン312(および/またはデバイスの別の表面)において1つまたは複数のシングルおよび/またはマルチタッチジェスチャーを実行したと判断し得る。この例によれば、ユーザ入力モジュール345は、判断されたシングルまたはマルチタッチジェスチャーの指示をデバイス310の1つまたは複数の他の構成要素に送り得る。たとえば、ユーザ入力モジュールは、プロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションにそのような指示を送り得る。1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションは、そのような受信された指示に応答してデバイス310を制御し得る。
【0058】
[0068]
図3に示すように、デバイス310はまた、ディスプレイ処理モジュール347とオーディオ処理モジュール350とを含み得る。ディスプレイ処理モジュール347は、メモリ341、通信モジュール342、グラフィックス処理モジュール343、および/またはプロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションなどの1つまたは複数のソースから、表示のための1つまたは複数の画像を表す1つまたは複数のメディア要素を表す画像データを受信するように構成され得る。ディスプレイ処理モジュール347は、1つまたは複数のディスプレイを介した提示のためにそのような受信されたデータを処理するように構成され得る。たとえば、
図3に示すように、ディスプレイ処理モジュール347は、ソースデバイス310のネイティブディスプレイ312を制御するために画像データを処理し得る。
【0059】
[0069]ディスプレイ処理モジュール346はまた、ソースデバイス310の外部の1つまたは複数のディスプレイを制御するために、受信された画像データを指示および/または処理し得る。たとえば、ディスプレイ処理モジュール346は、外部ディスプレイインターフェース348を介して、ソースデバイス310の外部の少なくとも1つのディスプレイ(たとえば、
図1に示した宛先デバイス114に通信可能に結合された外部ディスプレイインターフェース120)を制御し得る。一例として、ディスプレイ処理モジュール346は、ソースデバイス310のグラフィカル出力メディアを視覚的に満足な形でミラーリングするために、1つまたは複数の外部ディスプレイの動作に合うフォーマットで1つまたは複数の外部ディスプレイに送られるように画像データを処理し得る。たとえば、ディスプレイ処理モジュール346は、ソースデバイス310の外部の1つまたは複数のディスプレイによって視覚的に満足な形で出力されるように解像度またはコントラストを変更し、画像データをリサイズし、再整形し、再配向し、再構成し、または場合によっては修正するために、ネイティブグラフィカル出力をミラーリングするために画像データを処理し得る。
【0060】
[0070]同じく
図3に示すように、ソースデバイスはオーディオ処理モジュール350を含む。オーディオ処理モジュール350は、ソースデバイス310の外部の1つまたは複数のスピーカーを制御するために、受信された画像データを処理し得る。たとえば、オーディオ処理モジュール350は、外部オーディオインターフェース354を介して、別のデバイス(たとえば、
図1に示された宛先デバイス114)に通信可能に結合されたおよび制御された少なくとも1つのスピーカー(たとえば、
図1に示された外部オーディオインターフェース130)を制御し得る。オーディオ処理モジュール350は、ソースデバイス310のネイティブオーディオメディア出力をミラーリングするために、1つまたは複数の外部オーディオインターフェースに送られるようにオーディオデータを処理し得る。たとえば、オーディオ処理モジュール350は、ソースデバイス310の外部の1つまたは複数のスピーカーを介した出力のためにビットレート、ボリューム、オーディオ符号化技法、またはオーディオデータの他の特徴を変更することによって画像データを処理し得る。
【0061】
[0071]同じく
図3に示すように、ソースデバイス310は、1つまたは複数の本開示の態様に一致するミラーリングモジュール360を含む。概して、ミラーリングモジュール360は、ディスプレイ処理モジュール347および/またはオーディオ処理モジュール350によって受信された1つまたは複数のメディア要素が、本開示の1つまたは複数の態様に一致する宛先デバイスを介してミラーリングされるかどうかを制御するように構成されたハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素の任意の組合せを備え得る。たとえば、1つまたは複数のソース(たとえば、メモリ341、通信モジュール342、グラフィックス処理モジュール343、および/またはプロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーション)から新しいメディア要素を受信したことに応答して、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し得る。比較に基づいて、ミラーリングモジュール360は、メディア要素をミラーリングすべきかどうかを判断することに基づいてメディア要素のディスプレイステータスを解決し得る。いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、メディア要素のディスプレイステータスが解決されるまで(たとえば、少なくとも1つのパラメータとの比較が完了し、ミラーリングが確認されるか拒否されるまで)、そのような受信されたメディア要素がミラーリングされるのを防ぎ得る。
【0062】
[0072]
図3の例では、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、およびミラーリングモジュール360は、本開示の技法について説明するために、別個の機能的ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素として示される。他の例では、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360に関して本明細書で説明する機能は、単体ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実行され得る。他の例では、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360のうちのどの1つも、本明細書で説明するように、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360に起因する機能に従って、組み合わされて、動作する複数のハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を備え得る。さらに、本明細書で説明する1つまたは複数のディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360がソフトウェアで実装される場合でも、本明細書で説明するそのようなソフトウェアモジュールは、それらが、ハードウェア処理構成要素上で実行することによってその中で機能的に動作するハードウェアを備え得る。
【0063】
[0073]本開示の1つまたは複数の態様によれば、ソースデバイス310がミラーリングモードで動作させられるとき、ミラーリングモジュール360は、宛先デバイス(たとえば、
図1に示した宛先デバイス114)を介して1つまたは複数の受信されたメディア要素がミラーリングされるのを選択的に防止または許可し得る。たとえば、
図3に示すように、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360は、第1のメディア要素336を受信し得る。ディスプレイ処理モジュール347および/またはオーディオ処理モジュール350は、宛先デバイス(たとえば、
図1に示した宛先デバイス114)を介してミラーリングされたソースデバイスのネイティブメディアに、第1のメディア要素336を含めさせ得る。
【0064】
[0074]
図3に示すように、ディスプレイ処理モジュール347、オーディオ処理モジュール350、および/またはミラーリングモジュール360はまた、第2のメディア要素338を受信し得る。ミラーリングモジュール360は、第2のメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し得る。比較に基づいて、ミラーリングモジュール360は、少なくとも1つの宛先デバイスを介して第2のメディア要素338をミラーリングすべきか否かを判断し得る。
【0065】
[0075]いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、メモリに記憶された少なくとも1つのあらかじめ判断されたパラメータに基づいて、第2のメディア要素336をミラーリングすべきかどうかを判断し得る。たとえば、ミラーリングモジュール360は、ディスプレイ処理モジュール347、グラフィックス処理モジュール343、および/またはプロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを介して、本明細書で説明する1つまたは複数の宛先デバイスを介したメディアのミラーリングに関するあらかじめ選択された1つまたは複数のオプションをユーザが使用し得るユーザインターフェースを与え得る。たとえば、ミラーリングモジュール360は、ユーザがメディアのミラーリングに関するアプリケーション固有オプションを選択することを可能にするユーザインターフェースを与え得、ユーザインターフェースは、受信されたメディア要素のミラーリングステータスを判断する際に後で使用するための1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータとしてメモリに記憶され得る。メモリに記憶されたそのような1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータに基づいて、ミラーリングモジュール360は、受信された第2のメディア要素338をミラーリングすべきか否かを確認し得、それによって第2のメディア要素338のディスプレイステータスを解決し得る。
【0066】
[0076]他の例によれば、ミラーリングモジュール360は、1つまたは複数の動的に判断されたパラメータに基づいて、第2のマルチメディア要素338を出力すべきか否かを判断し得る。たとえば、第2のメディア要素338を受信したことに応答して、ミラーリングモジュール360は、ディスプレイ処理モジュール347、グラフィックス処理モジュール343、および/またはプロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを介して、第2のメディア要素338をミラーリングすべきか否かをユーザが選択することを可能にするユーザインターフェースを与え得る。いくつかの例では、そのようなユーザインターフェースは、受信された第2のメディア要素338のミラーリングを単に許可または拒否するためのオプションをユーザに与え得る。他の例では、そのようなユーザインターフェースは、さらに、または、代わりに、ミラーリングモジュール(および/またはディスプレイ処理モジュール、オーディオ処理モジュール350)によって受信されたさらなるメディア要素に適用され得る1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータをユーザが選択することを可能にし得る。
【0067】
[0077]いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、上記で説明したように、ミラーリングモジュールが少なくとも1つのあらかじめ判断されたまたは動的に判断されたパラメータに基づいて、宛先デバイス314を介して第2のメディア要素338が出力されるべきであると判断しない(すなわち、第2のメディア要素338のミラーリングステータスを解決しない)限り、宛先デバイス314を介して第2のメディア要素338をミラーリングさせ得ない。たとえば、パラメータがあらかじめ判断されたパラメータである場合、ミラーリングモジュール360は、第2のメディア要素338の少なくとも1つの特徴と少なくとも1つのあらかじめ判断されたパラメータとの比較が、第2のメディア要素338がミラーリングされるべきであることを確認しない限り、第2のメディア要素338を宛先デバイスを介して出力させ得ない。別の例として、パラメータが動的に判断されたパラメータである場合、ミラーリングモジュール360は、ミラーリングモジュール360が、第2のメディア要素338をミラーリングすべきかどうかをユーザが確認することを可能にするユーザインターフェースをソースデバイス320のユーザに与え、ソースデバイス310が、第2のメディア要素がミラーリングされるべきであるというような確認をユーザから受信するまで、第2のメディア要素337を宛先デバイスを介して出力させ得ない。
【0068】
[0078]いくつかの例では、ミラーリングモジュール360が第2のメディア要素338のミラーリングステータスを解決する間、ミラーリングモジュール360は、第2のメディア要素338が宛先デバイスによって出力されないように、宛先デバイスによってのメディアのミラーリングを変更し得る。たとえば、ミラーリングモジュール360は、ディスプレイ処理モジュール347および/またはオーディオ処理モジュール350に、(たとえば、外部ディスプレイインターフェース348、外部オーディオインターフェース354を介して)宛先デバイスにメディアをミラーリングすることを停止させ得る。他の例によれば、ミラーリングモジュール360は、ミラーリングモジュール360が第2のメディア要素338のミラーリングステータスを解決するまで、すべてのミラーリングされたメディアをフリーズさせ得る。
【0069】
[0079]他の例によれば、ミラーリングモジュール360は、宛先デバイスに、第2のメディア要素338のミラーリングステータスが解決されるまで第2のメディア要素338をミラーリングすることなしに、
図3に示すように、第1のメディア要素336を含むグラフィカルメディアなど、ソースデバイス310の他のネイティブメディアをミラーリングし続けさせ得る。たとえば、ミラーリングモジュール360は、第2のメディア要素338に対応するミラーリングされたメディア中の少なくとも1つの領域を識別し得る。これらの例によれば、ミラーリングモジュールは、ミラーリングされたメディア中のそのような識別された領域を削除またはフリーズさせ得、これによって第2のメディア要素338がミラーリングされるのを防ぎ得る。
【0070】
[0080]いくつかの例では、ミラーリングモジュール360はまた、第2のメディア要素338のミラーリングステータスが解決されるまで、ミラーリングされたメディアとともに第2のメディア要素338に関連するネイティブオーディオメディアをミラーリングすることなしに、第1のメディア要素336に関連するネイティブオーディオメディアを含むソースデバイス310のネイティブオーディオメディアを宛先デバイスにミラーリングし続けさせ得る。たとえば、オーディオ処理モジュール350は、第2のメディア要素338のミラーリングステータスが解決されるまで、第2のメディア要素338に関連するオーディオメディアを処理し得ず、および/または第2のメディア要素338に関連するオーディオメディアを宛先デバイスに送り得ない。
【0071】
[0081]いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、第2のメディア要素338に関連するミラーリングされたグラフィカルメディアの少なくとも1つの領域を、宛先デバイスを介してミラーリングされたメディア中で視覚的にフリーズさせ得る。たとえば、ミラーリングモジュール360は、宛先デバイスが、第2のメディア要素338に対応するミラーリングされたグラフィカルメディアの1つまたは複数の領域をフリーズさせるために、受信された画像データを処理するために宛先デバイスの動作を変更すべきであることを宛先デバイスに示す1つまたは複数のインバンドまたはアウトオフバンド信号を送り得る。
【0072】
[0082]他の例によれば、ミラーリングモジュール360は、ミラーリングされたメディア中の識別された領域が視覚的にフリーズされるように、画像データが宛先デバイスに送られる前に、ソースデバイス310自体に画像データを処理させ得る。1つのそのような例によれば、ディスプレイ処理モジュール347がビデオ符号化モジュールを含み、宛先デバイスが対応するビデオ復号モジュールを含む場合、ミラーリングモジュール360は、識別された領域に関連する画像データに1つまたは複数の予測モードを割り当て、これらの予測モードは、ビデオ復号モジュールに画像データの少なくとも1つの前に表示されたフレームからの画像データを使用して少なくとも1つの画像を提示させることによって、デコーダによって復号された後の画像データをフリーズさせ得る。1つの具体的な例として、ミラーリングモジュール360は、
図8〜
図12を参照しながら以下でさらに詳細に説明するように、ブロックの各々が少なくとも1つの前に復号されたフレームの画像データをそのまま使用して、識別された領域中の画像を出力するように、ディスプレイ処理モジュール347のビデオ符号化モジュールに、識別された領域内のビデオデータの各ブロックにスキップ予測モードを割り当てさせ得る。
【0073】
[0083]
図4は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ソースデバイス320のミラーリングモジュール360によって実行され得る方法の一例を示すフローチャートである。
図4に示す方法は、ソースデバイス320のミラーリングモジュール360によって実行されるものとして説明されるが、
図4の方法は、ソースデバイス320および/または他のデバイスの任意の構成要素によって実行され得る。
【0074】
[0084]
図4に示すように、ソースデバイス320が、ソースデバイス320のネイティブメディア出力が宛先デバイスを介してミラーリングされるようにミラーリングモードで動作させられるとき、ミラーリングモジュール380は、ネイティブメディア出力のメディア要素を受信する(401)。メディア要素は、たとえば、ソースデバイス320のプロセッサ上で実行しているソフトウェアアプリケーション、および/または他のソースから受信されたオーディオおよび/または視覚データを備え得る。
【0075】
[0085]同じく
図4に示すように、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素がミラーリングモジュール360にとって既知であるか否かを判断する(402)。たとえば、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素が、宛先デバイス114を介してミラーリングされるべきか否かを確認するためにミラーリングモジュール360によって使用され得るメモリに記憶された任意のあらかじめ判断されたパラメータであるかどうかを判断し得る。
【0076】
[0086]同じく
図4に示すように、ミラーリングモジュール360が、受信されたメディア要素が宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであることを確認するメモリに記憶されたあらかじめ判断されたパラメータがあると判断した場合、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素の少なくとも1つの特徴を1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータと比較する(405)。比較に基づいて、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素が宛先デバイスを介してミラーリングされるべきか否かを判断する(406)。
【0077】
[0087]同じく
図4に示すように、ミラーリングモジュール360が、受信されたメディア要素が既知でない(たとえば、受信されたメディア要素がミラーリングされるべきかどうかを確認するために使用され得るメモリに記憶された任意のあらかじめ判断されたパラメータでない)と判断した場合、ミラーリングモジュール360は、受信されたメディア要素をミラーリングすべきか否かの確認をユーザから要求する(403)。たとえば、第2のメディア要素338を受信したことに応答して、ミラーリングモジュール360は、ディスプレイ処理モジュール347、グラフィックス処理モジュール343、および/またはプロセッサ344上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを介して、受信されたメディア要素をミラーリングすべきか否かをユーザが明確に示すことを可能にするユーザインターフェースを与え得る。同じく
図4に示すように、ミラーリングモジュール360は、要求された確認に応答して受信されたユーザ入力に基づいて、受信されたメディア要素をミラーリングする許可を判断する(404)。
【0078】
[0088]上記で説明したように、いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、メモリに記憶された1つまたは複数のあらかじめ判断されたパラメータに基づいて、受信されたメディア要素のミラーリングステータスを判断し得る。同じく上記で説明したように、ミラーリングモジュール360は、ユーザがそのようなあらかじめ判断されたパラメータを指定することを可能にするユーザインターフェースをユーザに与えるように動作可能であり得る。
図5は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ユーザが1つまたは複数のそのようなあらかじめ判断されたパラメータを識別することを可能にするそのようなユーザインターフェース501の一例を示す概念図である。
【0079】
[0089]
図5の例によれば、ユーザがソースデバイス320のプロセッサによって実行可能なアプリケーション、「アプリケーション1」に関連する1つまたは複数のミラーリングパラメータを指定することを可能にし得る、ユーザインターフェース501が示され得る。
図5の例に示すように、ユーザインターフェース500は、ユーザが1つまたは複数のアプリケーション固有パラメータを選択することを可能にする。たとえば、
図5に示すボタン501は、アプリケーション1からのすべてのメディア出力が1つまたは複数の宛先デバイスを介してミラーリングされることをユーザが許可することを可能にし得る。別の例として、同じく
図5に示されるように、ボタン502は、代わりに、ミラーリングモジュール360が、アプリケーション1から受信した特定のメディア要素をミラーリングする前にユーザ(および/または他のユーザ)からの許可を要求すべきであることを、ユーザが指示することを可能にし得る。
【0080】
[0090]同じく
図5に示すように、ユーザインターフェース500はまた、いくつかの例では、ユーザがアプリケーション1に関連する1つまたは複数のユーザ固有の設定を識別することを可能にし得る。たとえば、
図5に示すボタン504は、ユーザがアプリケーション1の1人または複数の他のユーザに固有の1つまたは複数のミラーリングオプションを選択することを可能にし得る別のユーザインターフェース(図示せず)にユーザを連れてき得る。たとえば、アプリケーション1が、テキストメッセージング、テレフォニー、ソーシャルネットワーキング、または他のメッセージングアプリケーションなど、メッセージングアプリケーションを備える場合、
図5に示すボタン504は、ソースデバイス310のユーザが、1人または複数の他のユーザまたはユーザのグループを識別することと、アプリケーション1からのメディア要素がすべてミラーリングされるべきか否か、ミラーリングされるのをすべて防止されるべきか否か、またはユーザ確認が要求および受信された場合にのみミラーリングされるべきか否かを示すこととを可能にし得る。
【0081】
[0091]同じく
図5に示すように、ソースデバイス310が、2つ以上の宛先デバイスを介してソースデバイス310のネイティブメディア出力をミラーリングするように構成された場合、ユーザインターフェース500は、ユーザが、ユーザインターフェース500を介してユーザによって示された1つまたは複数の設定を1つまたは複数の特定の宛先デバイスに適用することを可能にし得る。たとえば、
図5に示すように、ボタン504は、ユーザのベッドルームにあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイス、ユーザのリビングルームにあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイス、あるいは/またはユーザの車中にあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイスに結合された宛先デバイスのうちの1つまたは複数をユーザが選択することを可能にし得る。
【0082】
[0092]上記で説明したように、いくつかの例では、ミラーリングモジュール360は、1つまたは複数の動的に判断されたパラメータに基づいて、受信されたメディア要素のミラーリングステータスを判断し得る。たとえば、メディア要素を受信したことに応答して、ミラーリングモジュール360は、1つまたは複数の宛先デバイスを介して受信された情報要素のミラーリングをユーザが確認または拒否することを可能にするユーザインターフェースを与え得る。一例では、そのようなユーザインターフェースは、ユーザが特定のメディア要素のミラーリングを確認または拒否することを可能にする1つまたは複数のユーザ選択可能なボタンを提示し得る。さらに、ソースデバイス310が、2つ以上の宛先デバイスにメディアをミラーリングするように構成され、ユーザがメディア要素のミラーリングを確認した場合、そのようなユーザインターフェースはまた、それを介してメディア要素をミラーリングする1つまたは複数の宛先デバイスをユーザが識別することを可能にし得る。
【0083】
[0093]他の例では、そのような受信されたメディア要素に応答して与えられたそのようなユーザインターフェースはまた、ミラーリングモジュールによって受信された1つまたは複数の他のメディア要素のミラーリングステータスを判断するために、ミラーリングモジュール360によって後で使用され得る1つまたは複数のパラメータをユーザが選択することを可能にし得る。
図6は、受信されたメディア要素に応答して提示され得るそのようなユーザインターフェースの一例を示す概念図である。
図6に示すように、ユーザインターフェース600は、受信されたメディア要素の識別情報610を含む。たとえば、
図6に示すように、識別情報610は、メディア要素が、アプリケーション「アプリケーション1」を介したユーザのジョンスミスからのメッセージの通知を備えることを示す。
【0084】
[0094]また、
図6の例に示すように、ユーザインターフェース600は、ユーザが、受信されたメディア要素のミラーリングに関する1つまたは複数のユーザおよび/またはアプリケーション固有オプションを選択することを可能にする。たとえば、ボタン606は、ユーザが、識別情報610によって識別された特定のメッセージはミラーリングされるべきであるが、ミラーリングモジュールは、アプリケーション1から受信されたさらなるメディア要素をミラーリングするための許可を要求し続けるべきであることを示すことを可能にし得る。別の例として、ボタン607は、ユーザが、アプリケーション1を介して受信されたすべてのメディア出力が1つまたは複数の宛先デバイスを介してミラーリングされるべきであることを示すことを可能にし得る。別の例として、ボタン608は、ユーザが、アプリケーション1から受信されたメディア出力がミラーリングされるべきでないことを示すことを可能にし得る。別の例として、ボタン609は、ユーザが、ユーザのジョンスミスからアプリケーション1を介して受信されたすべてのメディア出力がミラーリングされるべきであることを示すことを可能にし得る。別の例として、ボタン611は、ユーザが、ユーザのジョンスミスからのアプリケーション1の出力がミラーリングされるべきでないことを示すことを可能にし得る。別の例として、ボタン612は、ユーザが、ユーザのジョンスミスに関連するいかなるアプリケーションからの出力もミラーリングされるべきでないことを示すことを可能にし得る。
【0085】
[0095]同じく
図6に示すように、ソースデバイス310が、2つ以上の宛先デバイスを介してメディア出力をミラーリングするように構成されている場合、ユーザインターフェース600は、ユーザが、ユーザインターフェース600を介してユーザによって示された1つまたは複数の設定を1つまたは複数の特定の宛先デバイスに適用することを可能にし得る。たとえば、
図6に示すように、ボタン604は、ユーザのベッドルームにあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイス、ユーザのリビングルームにあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイス、あるいは/またはユーザの車中にあるディスプレイおよび/または関連するオーディオ出力デバイスに結合された宛先デバイスのうちの1つまたは複数をユーザが選択することを可能にし得る。
【0086】
[0096]
図7は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、少なくとも1つの宛先デバイスを介してソースデバイスのメディア出力をミラーリングするようにソースデバイスを動作させる方法の一例を示すフローチャートである。
図7に示す方法は、
図3に示したソースデバイス310によって実行されるものとして説明されるが、
図7の方法は、任意のデバイスによって実行され得る。
【0087】
[0097]
図7に示すように、ソースデバイス310は、出力インターフェース(たとえば、外部ディスプレイインターフェース120、宛先デバイスに関連する外部オーディオインターフェース)を介してメディアを出力するように宛先デバイス(たとえば、
図1に示した宛先デバイス114)を制御する(701)。たとえば、ソースデバイス310は、ソースデバイスに対してネイティブであるメディアをミラーリングするように宛先デバイスを制御し得る。同じく
図7に示すように、ソースデバイス310は、メディアの第1のメディア要素(たとえば、
図2に示した第1のメディア要素236、
図3に示した第1のメディア要素336)を受信する(602)。たとえば、ソースデバイス310は、ソースデバイス310上で実行している少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションからメディアの第1のメディア要素を受信し得る。
【0088】
[0098]同じく
図7に示すように、ソースデバイス310は、第1のメディア要素を備えるメディアを宛先デバイスに出力する(703)。同じく
図7に示すように、ソースデバイス310は、メディアの第2のメディア要素(たとえば、
図2に示した第2のメディア要素238、
図3に示した第2のメディア要素338)を受信する(704)。同じく
図7に示すように、ソースデバイス310は、第2のメディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、第2のメディア要素を含むメディアを出力すべきかどうかを判断する(705)。たとえば、ソースデバイス310は、第2のメディア要素の少なくとも1つの特徴を少なくとも1つのパラメータと比較し、第2のメディア要素を含むメディアを宛先デバイスに出力すべきかどうかを判断し得る。いくつかの例では、少なくとも1つのパラメータは、メモリに記憶されたあらかじめ決定されたパラメータを備え得、パラメータは前に受信したユーザインターフェース入力に基づき得る。他の例では、少なくとも1つのパラメータは、ソースデバイス310によって動的に判断され得る。たとえば、第2のメディア要素を受信したことに応答して、ソースデバイス310は、ユーザが第2のメディア要素を備えるメディアを宛先デバイスにミラーリングすべきか否かを指定することを可能にするユーザインターフェースをユーザに与え得る。
【0089】
[0099]いくつかの例では、ソースデバイス310は、ソースデバイスが第2のメディア要素のミラーリングステータスを解決しない限り、第2のメディア要素を備えるメディアを出力し得ない。たとえば、ソースデバイス310が、第2のメディアを備えるメディアをミラーリングするためのユーザからの確認をユーザインターフェースを介して受信しない限り、ソースデバイス310は、第2のメディア要素を備えるメディアを出力し得ない。いくつかの例では、ソースデバイス310が第2のメディア要素のミラーリングステータスを解決する間、ソースデバイス310は、第1のメディア要素を含むメディアなど、他のメディアを出力するように宛先デバイスを制御することも制御しないこともある。
【0090】
[0100]
図8は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、少なくとも1つの宛先デバイス814を介してソースデバイス810のメディア出力をミラーリングするように構成されたソースデバイス810の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、ソースデバイス810は、ディスプレイ処理モジュール847を含む。ディスプレイ処理モジュール847は、ビデオデータを備えるメディアデータを受信し、ソースデバイス810のネイティブディスプレイ(
図8の例に図示せず)および/または宛先デバイス814の、または宛先デバイス814に通信可能に結合された外部ディスプレイインターフェース821など、1つまたは複数のディスプレイによって出力されるように、受信されたメディアデータを処理する。同じく
図8に示すように、宛先デバイス814は、ディスプレイ処理モジュール882をさらに含み得る。ディスプレイ処理モジュール882は、ソースデバイス810からのビデオデータなど、メディアデータの1つまたは複数の表現を受信するように動作可能であり、受信されたメディアデータに一致する画像を提示するように外部ディスプレイインターフェース821を動作させ得る。
【0091】
[0101]
図8の例によれば、ディスプレイ処理モジュール847は、ビデオエンコーダ820を含み得る。概して、ビデオエンコーダ820は、メディアデータが再生のために別のデバイスに転送される前に、メディアデータを圧縮、または、メディアデータのサイズを減少させるためにメディアデータを符号化するように構成され得る。たとえば、ビデオエンコーダ820は、ソースデバイス810が宛先デバイス814にメディアデータを送る前に、ビデオデータを備えるメディアデータを圧縮し得る。一例として、ビデオエンコーダ820は、符号化ビットストリームを生成するために、受信されたメディアを圧縮し得る。そのような符号化ビットストリームは、いくつかの例では、宛先デバイス814など、別のデバイスに送られ得る。
【0092】
[0102]
図8に示すように、宛先デバイス814のディスプレイ処理モジュール882はまた、対応するビデオデコーダ830を含み得る。概して、ビデオデコーダ830は、通信リンク816および/または
図8に示す記憶メディア832を介してソースデバイス810から符号化ビットストリームなど、圧縮データを受信し、1つまたは複数のディスプレイを介して出力されるためのフォーマットでビデオデータを再構成するために圧縮データを復元または復号し得る。
【0093】
[0103]同じく上記で説明した
図8に示すように、本開示のいくつかの態様によれば、ソースデバイス810は、宛先デバイス814を介してソースデバイス810のメディア出力をミラーリングするように宛先デバイス814を制御し得る。たとえば、ソースデバイス810は、第1のメディア要素836を受信し、宛先デバイス814に、外部ディスプレイ821を介して第1のメディア要素836を備えるビデオメディアを出力させ得る。
【0094】
[0104]ソースデバイス810はまた、第2のメディア要素838を受信し得る。
図3に示したソースデバイス310に関して上記で説明したように、ソースデバイス810は、第2のメディア要素838のミラーリングステータスが解決されるまで、第2のメディア要素838が宛先デバイス814を介してミラーリングされるのを防ぎ得る。たとえば、上記で説明したように、ソースデバイス810が、少なくとも1つのあらかじめ判断されたまたは動的に判断されたパラメータに基づいて、第2のメディア要素838がミラーリングされるべきであることを確認しない限り、ソースデバイス810は、第2のメディア要素838が出力されるのを防ぎ得る。
【0095】
[0105]同じく上記で説明したように、いくつかの例では、ソースデバイス810は、宛先デバイス814にすべてのメディアを出力するのを中止させることによって、第2のメディア要素838がミラーリングされるのを防ぎ得る。たとえば、ソースデバイス810が、第2のメディア要素838のミラーリングステータスを解決するまで、ソースデバイス810は、宛先デバイス814にさらなるメディアを送るのを停止し得る。
【0096】
[0106]他の例では、ソースデバイス810は、宛先デバイス814に、宛先デバイス814によって現在出力されている第2のメディア要素838を含まないメディアのフレームをフリーズさせることによって、第2のメディア要素838がミラーリングされるのを防ぎ得る。たとえば、ソースデバイス810が、第2のメディア要素838のディスプレイステータスを解決するまで、ソースデバイス810は、宛先デバイス814に画像データの前に表示されたフレームをメモリから読み取り続けさせるための1つまたは複数のインバンドまたはアウトオブバンドコマンドを、宛先デバイス814に通信し得る。別の例として、ソースデバイス810は、ビデオメディアの前に表示されたフレームを表すデータを宛先デバイス814に繰り返し送り得る。
【0097】
[0107]さらに他の例によれば、ソースデバイス810は、第2のメディア要素838が宛先デバイス814を介してミラーリングされるのを防ぎながら、宛先デバイス814を介してメディアを能動的にミラーリングし続け得る。たとえば、
図2に関して上記で説明したように、ソースデバイス810は、ソースデバイス810のネイティブメディア出力中の第2のメディア要素838に対応する、宛先デバイス814を介して提示されるべきメディア中の少なくとも1つの領域(たとえば、
図2に示した領域233)を識別し得る。
【0098】
[0108]同じく上記で説明したように、ソースデバイス810は、他のミラーリングされたメディアを依然として出力しながら、宛先デバイス814によってミラーリングされたメディア中に第2のメディア要素838が含まれるのを防ぐために、第2のメディア要素838に関連するそのような識別された領域のメディア出力(たとえば、ビデオ出力)をフリーズさせるおよび/または削除するように動作し得る。
【0099】
[0109]いくつかのそのような例によれば、ソースデバイス810は、上記で説明したように、第2のメディア要素838に対応するそのような識別された領域のメディア出力をフリーズさせるおよび/または削除するように宛先デバイス814に命令する1つまたは複数のインバンドまたはアウトオブバンドのコマンド信号を、宛先デバイス814に通信し得る。これらの例によれば、宛先デバイス814は、そのようなコマンド信号を解釈し、そのような受信されたコマンド信号に応答して動作するように構成され得る。たとえば、そのようなコマンド信号に応答して、宛先デバイス814は、識別された領域に対応する受信されたメディアデータを処理および/または出力しないことによって、そのような識別された領域に対応するメディア出力を削除し得る。別の例によれば、そのようなコマンド信号に応答して、宛先デバイスは、第2のメディア要素838のミラーリングステータスがソースデバイス810によって解決されるまで、前に表示されたフレームのメディアデータをメモリから繰り返し読み取ることによって、識別された領域に対応するメディア出力をフリーズさせるように構成され得る。この例によれば、宛先デバイス814は、識別された領域の外側のミラーリングされたメディアを表示するためにデータを正常に受信および/または処理し続け得る。
【0100】
[0110]他の例によれば、ソースデバイス810は、第2のメディア要素838が他のメディアとともにミラーリングされるのを防ぐために、宛先デバイス814の動作を変化させる1つまたは複数のそのようなコマンド信号を通信し得ない。これらの例によれば、ソースデバイス810はそれ自体で、宛先デバイス814を介してミラーリングされた他のメディア中に第2のメディア要素838が含まれないように、宛先デバイス814に送られるべき画像データを処理し得る。たとえば、第2のメディア要素838が他のミラーリングされたメディアとともに出力されるのを防ぐために、ソースデバイス810のミラーリングモジュール860は、ディスプレイ処理モジュール847の動作を変更し得る。
【0101】
[0111]一例として、ミラーリングモジュール860は、第2のメディア要素838が宛先デバイス814を介して他のミラーリングされたメディアとともに出力されるのを防ぐために、ディスプレイ処理モジュール847のビデオエンコーダ820の動作を変更し得る。たとえば、ミラーリングモジュール860は、ビデオエンコーダ820に、第2のメディア要素838に対応する少なくとも1つの識別された領域のメディアを表すデータを、識別された領域の外側のメディアを表すデータとは別様に符号化させ得る。
【0102】
[0112]一例として、ミラーリングモジュール860は、ビデオエンコーダ820に、宛先デバイス814を介してミラーリングされるべきメディアを表す符号化ビットストリームの一部として、ビットストリームを復号するようにデコーダに命令する1つまたは複数のシンタックス要素を符号化させ得る。たとえば、本明細書で説明する技法によれば、ビデオエンコーダ920は、デコーダが、少なくとも1つの識別された領域を表示するために、画像データの少なくとも1つの前のフレームのデータをいかなる変更もなしに使用すべきであることを示すようなシンタックス要素を、シグナリングし得る。このようにして、ミラーリングモジュール860は、ビデオエンコーダ830が第2のメディア要素838に関連する少なくとも1つの識別された領域を符号化するためにどのように動作するのかを、変化させることによって、ミラーリングされたメディア中に第2のメディア要素838が出力されるのを防ぎながら、宛先デバイス814を介してソースデバイス810のネイティブメディアを能動的にミラーリングさせ続け得る。
【0103】
[0113] いくつかの例によれば、ビデオエンコーダ820およびビデオデコーダ830は、現在開発中の高効率ビデオコーディング(HEVC)規格など、ビデオ圧縮規格に従って動作し得、HEVCテストモデル(HM)に準拠し得る。代替的に、ビデオエンコーダ820およびビデオデコーダ830は、代替的にMPEG−4,Part10,Advanced Video Coding(AVC)と呼ばれるITU−T H.264規格など、他のプロプライエタリ規格または業界規格、あるいはそのような規格の拡張に従って動作し得る。本開示の技法は、ただし、いかなる特定のコーディング規格にも限定されない。ビデオ圧縮規格の他の例には、MPEG−2およびITU−T H.263がある。
【0104】
[0114]符号化プロセス中に、ビデオエンコーダ820は、いくつかのコーディング技法または演算を実行し得る。一般に、ビデオエンコーダ820は、ビデオブロックを符号化するために、個々のビデオフレーム(または、スライスなどの他の独立してコーディングされたユニット)内のビデオブロック上で動作する。フレーム、スライス、フレームの部分、ピクチャ(すなわち、フレーム)のグループ、または他のデータ構造は、複数のビデオブロックを含む独立したデータユニットとして定義され得、そのような異なる独立したデータユニットに関連するシンタックス要素が含まれ得る。独立したデータユニット内のビデオブロックは、固定サイズまたは可変サイズを有し得、指定のコーディング規格に応じてサイズが異なり得る。場合によっては、各ビデオフレームは、一連の単独で復号可能なスライスを含み得、各スライスは1つまたは複数のマクロブロックまたはLCUを含み得る。
【0105】
[0115]マクロブロックは、ITU H.264規格および他の規格によって定義されているビデオブロックの1つのタイプである。マクロブロックは一般に16×16データブロックを指す。ITU−T H.264規格は、ルーマ成分については16×16、8×8、または4×4、およびクロマ成分については8×8など、様々なブロックサイズのイントラ予測をサポートし、ならびにルーマ成分については16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8および4×4、およびクロマ成分については対応するスケーリングされたサイズなど、様々なブロックサイズのインター予測をサポートする。
【0106】
[0116]新興のHEVC規格は、ビデオブロックのための新しい用語を定義している。特に、HEVCでは、ビデオブロック(またはそのパーティション)は「コード化ユニット」と呼ばれることがある。HEVC規格では、最大コード化ユニット(LCU)が4分木区分スキーム(quadtree partitioning scheme)に従ってますます小さいコード化ユニット(CU)に分割され得、そのスキームにおいて定義されている様々なCUは、さらに、いわゆる予測ユニット(PU)および/または変換ユニット(TU)に区分され得る。LCU、CU、PU、およびTUは、すべて本開示の趣旨内のビデオブロックである。HEVC規格または他のビデオコーディング規格に一致する他のタイプのビデオブロックも使用され得る。したがって、「ブロック」という句は、任意のサイズのビデオブロックを指す。さらに、ビデオブロックは、ピクセル領域中のビデオデータのブロック、または離散コサイン変換(DCT)領域、DCTと同様の領域、ウェーブレット領域などの変換領域中のデータのブロックを指すこともある。
【0107】
[0117]再び
図8を参照すると、ビデオエンコーダ820は、予測ブロックを識別するために、コーディングされているビデオブロックがビデオデータの別のブロックと比較される予測コーディングを実行し得る。フレームにわたる予測コーディングのこのプロセスは、しばしば、動き推定および動き補償と呼ばれる。動き推定は、1つまたは複数の予測フレーム(または他のコード化ユニット)の1つまたは複数の予測ビデオブロックに対するビデオブロックの動きを推定する。動き補償は、1つまたは複数の予測フレーム、あるいは他のコード化ユニットから所望の予測ビデオブロックを生成する。動き補償は、フラクショナルピクセル精度で予測データを生成するために補間フィルタ処理が実行される補間プロセスを含み得る。予測コーディングのこのプロセスはまた、フレーム内で実行され、現在のブロックと同じフレーム内の空間的に隣接するピクセルが、予測ブロックを生成するために使用され得る。
【0108】
[0118]予測ブロックを生成した後に、コーディングされている現在のビデオブロックと予測ブロックとの間の差は残差ブロックとしてコーディングされ、予測ブロックを識別するために(動きベクトルなどの)予測シンタックスが使用される。たとえば、ビデオエンコーダ820は、いくつかの予測モードのうちの1つを使用して各ブロック(すなわち、HEVCによれば各CU)をコーディングし得る。たとえば、HEVCによれば、これらの予測モードは、たとえば、分割モードと、スキップモードと、直接モードと、ならびに、Inter_2N×2Nと、Inter_N×2Nと、Inter_2N×Nと、Inter_N×Nと、Inter_2N×nUと、Inter_2N×nDと、Inter_nL×2Nと、Inter_nR×2Nと、Intra_2N×2Nと、Intra_N×Nとのための追加のモードとを含み得、そのようなモードは、PUのサイズと、モードがイントラ予測モードであるか、インター予測モードであるかとを指す。スキップモードによれば、現在のCU(たとえば、現在のPU)が、残差データなしに、参照フレーム内の共設ブロックに基づいて再構成され、現在のCUが参照フレーム内の共設ブロックと等しい結果となる。直接モードでは、現在のCUが、残差データとともに、参照フレーム内の共設ブロックに基づいて再構成され、現在のPUが、残差データを加えた参照ブロックに対応する結果となる。いくつかの例では、そのような予測モードは、概して、互いに排他的であり、所与のCUがこれらのモードのうちの1つのみを使用してコード化され得ることを意味する。
【0109】
[0119]本開示は、
図8に示されたソースデバイス810などのソースデバイスによって、別の宛先デバイス814によって表示されるべきビデオ内の領域、フリーズするビデオ出力の少なくとも1つの領域を識別するための技法と、ビデオ出力の識別された少なくとも1つの領域をメディア出力中で視覚的にフリーズさせるように、エンコーダ820の動作を変更するための技法とについて説明する。いくつかの例では、フリーズするビデオ出力の少なくとも1つの領域が、
図8に示されたミラーリングモジュール860によって判断され得る。これらの例によれば、ミラーリングモジュール860は、第1のメディア要素836を含むメディアなど、他のミラーリングされたメディア(たとえば、他のミラーリングされたビデオ)とともに第2のメディア要素838が出力されるのを防ぐために、第2のメディア要素838に関連するソースデバイス810のネイティブビデオ出力中の対応する領域に基づいて、少なくとも1つの領域を識別し得る。上記で説明したように、ミラーリングモジュール860は、第2のメディア要素838のミラーリングステータスが解決されるまで第2のメディア要素838が表示されるのを防ぐように、ビデオエンコーダ820の動作を変更し得る。
【0110】
[0120]ビデオデータを符号化するために、ビデオエンコーダ820は、ビデオデータのフレームまたはスライスを複数のビデオデータのブロック(たとえば、HEVCによれば複数のCU)に分割し得る。符号化プロセスの一部として、ビデオエンコーダ820は、ビデオデータの同じまたは異なるフレームまたはスライス中の他のブロックに対して各特定のブロックのコンテンツを予測する方法を、ビデオデータを復号するデコーダにシグナリングする、1つまたは複数の予測モードを割り当て得る。
【0111】
[0121]本開示のいくつかの態様によれば、フリーズされるべきであるミラーリングされたビデオ中の少なくとも1つの領域を識別したことに応答して、ソースデバイス810は、ビデオエンコーダ820に、識別された領域内の各ブロックにスキップ予測モードを割り当てさせ得る。
図9は、ビデオデータのフレーム901の一例を示す概念図である。いくつかの例では、フレーム901は、表示されるべきビデオデータのフレーム全体に対応し得る。他の例によれば、フレーム901は、ビデオデータのスライスまたはより大きいブロックなど、ビデオデータのフレームのサブセット(たとえば、上記で説明したようにLCUなど、マクロブロックまたはより高いレベルのCU)を備え得る。
図9の例に示すように、ビデオエンコーダ820は、ビデオデータの複数のブロック903としてフレーム901を符号化し得る。
【0112】
[0122]上記で説明したように、通常動作の下で、ビデオエンコーダ820がブロック903を符号化するとき、ビデオエンコーダ820は、予測モードをフレーム901の各ブロック903に割り当て得る。複数のブロックの各々のための予測モードは、ビデオデータの符号化ビットストリームの一部がフレーム901を表すとき、それぞれのブロックに関連する1つまたは複数のシンタックス要素としてデコーダにシグナリングされ得る。たとえば、
図9に示すように、符号化の結果として、フレーム901の各ブロック903は、分割モード、スキップモード、直接モード、あるいはイントラモードまたはインターモードのうちの1つを割り当てられた。
図9に示されたフレーム901は、例示のために与えたものにすぎない。他の例では、ビデオエンコーダ820は、
図9の例に示されていない1つまたは複数の他の予測モードをフレーム901の1つまたは複数のブロック903に割り当て得る。たとえば、H.264ビデオコーディング規格に従って、ビデオエンコーダ820は、9個の異なる予測モードのうちの1つをフレーム901の各ブロック903に割り当て得る。別の例として、ビデオコーディングのための提案されたHEVC規格に従って、ビデオエンコーダ820は、33個の予測モードのうちの1つをフレーム901の各ブロック903に割り当て得る。
【0113】
[0123]同じく
図9に示すように、ソースデバイス810は、フレーム901中のフリーズすべき領域905を識別し得る。たとえば、上記で説明したように、ソースデバイス810のミラーリングモジュール860は、第2のメディア要素838が宛先デバイス814を介してミラーリングされるのを防ぐために、
図8に示された第2のメディア要素838に対応する領域として領域905を識別し得る。
【0114】
[0124]
図9に示すように、通常動作の下で、ビデオエンコーダ820は、複数の予測モードのうちの1つをフレーム901のビデオデータのすべてのブロック903に割り当て得る。たとえば、通常動作の下で、ビデオエンコーダ820は、ブロックを復号するデコーダが、フレームを再構成するために残差ブロックを符号化ブロックに適用しないように、変化しないフレームの部分中のビデオデータのブロックにスキップ予測モードを割り当て得る。代わりに、デコーダは、ブロックを再構成するために予測ブロックのみを使用し得る。別の例として、通常動作の下で、ビデオエンコーダ820は、符号化フレームを再構成するために残差ブロックを予測ブロックに適用するようにデコーダに命令する複数の他の予測モードのうちの1つの予測モードを、画像が変化する1つまたは複数のブロックに割り当て得る。
【0115】
[0125]本開示のいくつかの態様によれば、ビデオエンコーダ820が、スプリット、スキップ、直接、あるいは複数のイントラおよび/またはインター予測モードのうちの1つなどの異なる予測モードを識別された領域のブロックに割り当てるのではなく、ビデオエンコーダは、代わりに、
図10の例に示すように、フレームと前のフレームとの間の差にかかわらず、識別された領域905のすべてのブロックに同じ予測モードを割り当て得る。たとえば、
図10に示すように、ビデオエンコーダ820は、フレーム911の識別された領域905内のビデオデータの各ブロックにスキップ予測モードを割り当て得る。このようにして、デコーダにブロックを再構成するためにデータの残差ブロックを予測ブロックに適用させる1つまたは複数の他の予測モードを有するように、領域内のブロックの少なくともいくつかが割り当てられた場合、ビデオエンコーダ820は、領域内のブロックを標準予測モードとは別様に符号化し得る。
【0116】
[0126]いくつかの例では、フレーム901中のフリーズすべき領域905を識別したことに応答して、ビデオエンコーダ820は、
図10に示されるフレーム911を表す符号化ビットストリームを生成し得、符号化ビットストリームは、識別された領域905の各ブロックに割り当てられたスキップ予測モードをシグナリングする1つまたは複数のシンタックス要素を含む。ビデオエンコーダ820は、
図8に示された宛先デバイス814のビデオデコーダ830など、ビデオデコーダに符号化ビットストリームを送り得る。ビデオデコーダ830は、ダイレクト通信リンク816を介して、または
図8に示されたストレージデバイス832など、記憶媒体を介して、エンコーダ820から符号化ビットストリームを受信し得る。ビデオデコーダ830は、外部ディスプレイ821を介してフレーム911を出力するためにフレーム911を再構成するために、受信された符号化ビットストリームを復号し得る。
【0117】
[0127]受信された符号化ビットストリームを復号するために、ビデオデコーダ830は、正常に動作し、ビデオエンコーダ820が識別された領域905内の各ブロックに割り当てたシグナリングされたスキップ予測モードを適用し得、スキップ予測モードは、ビデオデコーダ830に、ビデオデータのフレーム911を再構成するために残差ブロックなど、いかなる変化も適用させ得ない。このようにして、ソースデバイス810のエンコーダ820は、少なくとも1つの前に提示されたフレームの変化していないデータを使用して、少なくとも1つの領域905に関連するメディアを出力(表示)し得、それにより、少なくとも1つの領域が閲覧者に視覚的にフリーズされたように見え得る。いくつかの例では、ソースデバイス810(たとえば、ミラーリングモジュール860)は、識別された領域905に関連する
図8に示された第2のメディア要素838が宛先デバイス814を介してミラーリングされるのを防ぐために、上記で説明したように識別された領域905に対応するビデオ出力のそのような一部分をエンコーダ820にフリーズさせ得る。
【0118】
[0128]
図11は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、ビデオデータを符号化する方法の一例を示すフローチャートである。
図11の例は、
図8の例に示されたソースデバイス810によって実行されるものとして説明されるが、
図11の方法を実行するために任意のデバイスが使用され得る。
【0119】
[0129]
図11に示すように、ソースデバイス810は、宛先デバイスを介して出力されるときにフリーズされるべきビデオデータのフレームの少なくとも1つの領域(903)を識別する(1101)。同じく
図11に示すように、ソースデバイス810(たとえば、ビデオエンコーダ820)は、識別された領域の外側にあるフレームの複数のブロックの各々に複数の予測モードのうちの1つを割り当てる(1102)。たとえば、ソースデバイス810は、複数のブロックのそれぞれに分割モード、スキップモード、直接モード、あるいはイントラモードまたはインターモード、あるいは他の予測モードうちの1つを割り当て得る。いくつかの例では、ソースデバイス810は、ブロックの各々と、ブロックを再構成するために使用され得る少なくとも1つの予測ブロックとの間の1つまたは複数の差に基づいて、識別された領域の外側の複数のブロックのうちの少なくともいくつかに予測モードを割り当て得る。たとえば、識別された領域の外側のブロックとの間に差がある場合、ソースデバイス810は、ブロックを再構成するために予測ブロックに適用され得る残差ブロックを判断するためにデコーダによって使用され得る、直接、イントラ、インター予測モードのうちの1つをブロックに割り当て得る。他の例では、識別された領域の外側のブロックと、ブロックを再構成するために使用され得る予測ブロックとの間に差がない場合、ソースデバイス810は、ブロックにスキップ予測モードを割り当て得る。
【0120】
[0130]同じく
図11に示すように、ソースデバイス810は、識別された領域内にあるフレームの複数のブロックのすべてに同じ予測モードを割り当て得る。たとえば、ソースデバイス810は、識別された領域内の複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てる(1103)。いくつかの例では、ソースデバイス810は、ブロックと、ブロックを再構成するためにデコーダによって使用され得る予測ブロックとの間に差があるかどうかにかかわらず、識別された領域内の複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当て得る。
【0121】
[0131]同じく
図11に示すように、ソースデバイス810は、フレームが宛先デバイスを介して出力されるとき、識別された少なくとも1つの領域をフレーム中で視覚的にフリーズさせるために、ビデオデータのフレームを宛先デバイス(たとえば、
図8に示された宛先デバイス814)に出力する(1104)。たとえば、宛先デバイスはビデオデコーダ830を含み得、ビデオデータのフレームは、符号化ビットストリームとしてビデオデコーダによって受信され得る。ビデオデコーダは、符号化ビットストリーム中でシグナリングされるビデオデータのブロックに関連する1つまたは複数の予測モードを使用して、受信された符号化ビットストリームを復号し得る。この例によれば、識別された領域内のビデオデータのブロックは、上記で説明したように、すべてスキップモードを割り当てられたので、ビデオデコーダがブロックを復号するために正常に動作するとき、前に出力(たとえば、表示)された画像データが、識別された少なくとも1つの領域のためにビデオデコーダによって使用され得る。このようにして、表示された画像中の識別された少なくとも1つの領域は、視覚的にフリーズされたように閲覧者に見え得る。
【0122】
[0132]再び
図3の例を参照すると、本開示のいくつかの態様によれば、ソースデバイス310は、宛先デバイス314を介して、オーディオおよび/またはビデオメディアを含むソースデバイスのネイティブメディアをミラーリングすべきミラーリングモードで動作し得る。上記で説明したように、ソースデバイス310は、宛先デバイス314を介してミラーリングされるべきメディアのメディア要素(たとえば、
図3に示された第2のメディア要素336)を受信し、メディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、受信されたメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断し得る。受信されたメディア要素は、ソースデバイス310のネイティブオーディオまたはディスプレイインターフェースによって出力されることも出力されないこともある。同じく上記で説明したように、ソースデバイス310は、メディア要素のミラーリングステータスがソースデバイス310によって解決されるまで、(たとえば、ミラーリングされたメディア中のソースデバイス310に対してネイティブなメディア中のメディア要素に関連する1つまたは複数の領域をフリーズまたは削除することによって)メディア要素が宛先デバイス314を介して出力されるのを防ぐように動作し得る。そうするために、ソースデバイス310は、受信されたメディア要素が宛先デバイス314を介して出力されないように修正された、ソースデバイスの他のネイティブメディア出力をミラーリングし続け得る。いくつかの例では、ソースデバイス310が、メディア要素のミラーリングステータスを解決する(たとえば、他のメディアとともにメディア要素をミラーリングすべきか否かを判断する)と、ソースデバイス310は、受信されたメディアが宛先デバイス314を介して出力されないように、ソースデバイス310にミラーリングされたネイティブメディア出力を修正するのを中止し得る。代わりに、ソースデバイス310は、他のネイティブメディア出力を通常通りミラーリングすることに戻り得る。
【0123】
[0133]いくつかの例によれば、ビデオシーケンスは、一連のビデオフレームまたはピクチャを含み得る。フレームまたはピクチャは、概して、ビデオピクチャのうちの一連の1つまたは複数を備える複数のピクチャグループ(GOP)に構成され得る。GOPは、GOP中に含まれるピクチャを記述するシンタックスデータを、GOPのヘッダ中、ピクチャのうちの1つまたは複数のヘッダ中、または他の場所に含み得る。いくつかの例では、GOPのヘッダ中のシンタックスデータは、アクセスポイントがビデオシーケンスの再生のための開始点として使用され得るとき、GOPのピクチャを識別し得る。いくつかの例では、そのようなアクセスポイントは、ビデオシーケンスの単独で復号可能なフレームを備え得る。単独で復号可能なフレームは、デコーダによって復号されるべき他のフレームからのデータに依拠し得ない。
【0124】
[0134]上記で説明したように、ソースデバイス310は、宛先デバイス314を介してソースデバイス310のネイティブメディア出力をミラーリングすべき通常モードと、ネイティブメディアの1つまたは複数のメディア要素が宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐべき修正モードとでの動作から遷移し得る。本開示のいくつかの態様によれば、ソースデバイス310が上記で説明したようにモード間で遷移したとき、ソースデバイス310は、新しいGOPにおいて(たとえば、新しいGOPの識別されたアクセスポイントにおいて)ミラーリングされたメディア(たとえば、ミラーリングされたビデオメディア)を出力し始めるように宛先デバイス814を制御し得る。いくつかの例では、ソースデバイス310が修正モードでの動作に遷移したとき、ソースデバイスは、より長いGOPを使用してメディアを出力し始め得る。いくつかの例では、ソースデバイスが通常動作モードに遷移したとき、ソースデバイス310は、より短いGOPを使用してメディアを出力し始め得る。
【0125】
[0135]
図12は、本開示の1つまたは複数の態様に一致する、宛先デバイス314を介してネイティブメディアをミラーリングするための技法の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、ビデオメディアを含むソースデバイス310のネイティブメディアが宛先デバイス314を介してミラーリングされるように、ソースデバイス310を動作させる(1201)。同じく
図12に示すように、ソースデバイス310は、フリーズされるべきミラーリングされたメディアの少なくとも1つの部分を識別する(1202)。たとえば、ソースデバイス310は、本明細書で説明するように、ソースデバイス310の少なくとも1つの受信されたネイティブメディア要素が宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、フリーズされるべきミラーリングされたメディアの少なくとも1つの部分を識別し得る。同じく
図12に示すように、フリーズされるべきミラーリングされたメディアの少なくとも1つの領域を識別したことに応答して(たとえば、メディアの新しいメディア要素の受信に応答して)、ソースデバイス310は、メディアのミラーリングを開始するために第1のGOPを使用してフリーズされた識別された領域をもつメディアを宛先デバイス314にミラーリングさせる(1203)。たとえば、ソースデバイス310は、第1のGOPの識別されたアクセスポイントピクチャにおいて開始するフリーズされた識別された領域をもつメディアを宛先デバイスにミラーリングさせ得る。同じく
図12に示すように、ソースデバイス310は、少なくとも1つのフリーズされた領域が、ミラーリングされたメディア中でアンフリーズされるべきであると判断する(1204)。同じく
図12に示すように、たとえば、ソースデバイス310は、第1のGOPとは異なる第2のGOPを使用して解凍された識別された領域をもつメディアを宛先デバイスにミラーリングさせる(1205)。たとえば、ソースデバイス310は、第2のGOPの識別されたアクセスポイントピクチャにおいて開始するメディアを宛先デバイスにミラーリングさせ得る。いくつかの例では、ソースデバイス310は、第2のGOPよりも長い長さを有するように第1のGOPを選択し得る。
【0126】
[0136]1つまたは複数の例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、たとえば、通信プロトコルに従って、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含むデータ記憶媒体または通信媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的である有形コンピュータ可読記憶媒体、あるいは(2)信号または搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含み得る。
【0127】
[0137]限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時媒体を含まないが、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0128】
[0138]命令は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、あるいは他の等価な集積回路またはディスクリート論理回路によって実行され得る。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明する技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指すことがある。さらに、いくつかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に与えられ得、あるいは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素中に十分に実装され得る。
【0129】
[0139]本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)、またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置において実装され得る。本開示では、開示する技法を実行するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要があるとは限らない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットが、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明した1つまたは複数のプロセッサを含めて、コーデックハードウェアユニットにおいて組み合わせられるか、または相互動作ハードウェアユニットの集合によって与えられ得る。
【0130】
[0140]本発明の様々な実施形態について説明した。これらおよび他の実施形態は以下の特許請求の範囲内に入る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
宛先デバイスを介してソースデバイスのネイティブメディアをミラーリングするための方法であって、前記方法が、
前記ソースデバイスの前記ネイティブメディアの第1のメディア要素を受信することと、
前記宛先デバイスに関連する出力インターフェースを介して前記第1のメディア要素を備える前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせることと、
前記ソースデバイスの前記ネイティブメディアの第2のメディア要素を受信することと、
前記第2のメディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記第2のメディア要素を含む前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせるべきかどうかを判断することと
を備える、方法。
[C2]
前記少なくとも1つパラメータは、ユーザ入力に基づく、
C1に記載の方法。
[C3]
前記少なくとも1つパラメータは、メモリに記憶された以前に受信されたユーザ入力に基づく、
C2に記載の方法。
[C4]
前記少なくとも1つのパラメータは、前記第2のメディア要素を受信したことに応答して受信された動的に判断されたユーザ入力に基づく、
C2に記載の方法。
[C5]
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2の出力要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えることをさらに備える、
C4に記載の方法。
[C6]
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のメディア要素をミラーリングすべきかどうかが判断されるまで、前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせないことをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C7]
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることをさらに備える、
C6に記載の方法。
[C8]
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることは、
メモリに記憶された少なくともいくつかの以前に出力されたメディアを読み取ることを含む、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素をミラーリングさせることを備える、
C7に記載の方法。
[C9]
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることは、
前記第1の出力要素を含み、前記第2の出力要素を含まない前記メディアを前記宛先デバイスに送ることを備える、
C7に記載の方法。
[C10]
前記メディアは、ビデオメディアを備え、
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせることは、
前記第2のメディア要素に対応する前記メディアの領域を識別することと、
前記宛先デバイスによってミラーリングされるべきミラーリングされたメディアを生成するために前記ネイティブメディアを符号化することと
を備え、前記ネイティブメディアを符号化することは、
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記メディアの前記識別された領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと、
前記フレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることは、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された1つまたは複数の予測モードを割り当てることを備える、
C10に記載の方法。
[C12]
前記第1のメディア要素を受信することと、前記第2のメディア要素を受信することとは、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1および第2のメディア要素を受信することを備える、
C1に記載の方法。
[C13]
前記少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションは、
ビデオ再生アプリケーションと、
写真閲覧アプリケーションと、
オーディオ再生アプリケーションと、
電話アプリケーションと、
テキストメッセージングアプリケーションと、
電子メール(eメール)アプリケーションと、
ゲームアプリケーションと
からなるグループから選択された1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを備える、
C12に記載の方法。
[C14]
宛先デバイスを介してソースデバイスのネイティブメディアをミラーリングするように構成されたソースデバイスであって、
前記ソースデバイスの前記ネイティブメディアの第1のメディア要素を受信することと、
宛先デバイスに関連する出力インターフェースを介して前記第1のメディア要素を備える前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせることと、
前記ネイティブメディアの第2のメディア要素を受信することと、
前記第2のメディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記第2のメディア要素を含む前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせるべきかどうかを判断することと
を行うように構成されるミラーリングモジュールを備える、
ソースデバイス。
[C15]
前記少なくとも1つパラメータは、ユーザ入力に基づく、
C14に記載のデバイス。
[C16]
前記少なくとも1つパラメータは、メモリに記憶された前に受信されたユーザ入力に基づく、
C15に記載のデバイス。
[C17]
前記少なくとも1つのパラメータは、前記第2のメディア要素を受信したことに応答して受信された動的に判断されたユーザ入力に基づく、
C15に記載のデバイス。
[C18]
前記ミラーリングモジュールは、
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2の出力要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えるようにさらに構成される、
C17に記載のデバイス。
[C19]
前記ミラーリングモジュールは、
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のメディア要素をミラーリングすべきかどうかが判断されるまで、前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせないようにさらに構成される、
C14に記載のデバイス。
[C20]
前記ミラーリングモジュールは、
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせるようにさらに構成される、
C19に記載のデバイス。
[C21]
前記ミラーリングモジュールは、
メモリに記憶された少なくともいくつかの前に出力されたメディアを読み取ることに基づいて、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素をミラーリングさせるように構成される、
C20に記載のデバイス。
[C22]
前記ミラーリングモジュールは、
前記第1の出力要素を含み、前記第2の出力要素を含まない前記メディアを前記宛先デバイスに送るようにさらに構成される、
C19に記載のデバイス。
[C23]
前記メディアは、ビデオメディアを備え、前記ミラーリングモジュールは、
前記第2のメディア要素に対応する前記メディアの領域を識別することと、
前記宛先デバイスによってミラーリングされるべきミラーリングされたメディアを生成するために前記ネイティブメディアを符号化することと
を行うようにさらに構成され、前記符号化することは、
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記メディアの前記識別された領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと
ビデオデータのフレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を含む、C22に記載のデバイス。
[C24]
前記ミラーリングモジュールは、
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックの各々に、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された複数の予測モードのうちの1つを割り当てることを行うようにさらに構成される、
C23に記載のデバイス。
[C25]
前記第1のメディア要素を受信することと、前記第2のメディア要素を受信することとは、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1および第2のメディア要素を受信することを備え、前記少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションは、
ビデオ再生アプリケーションと、
写真閲覧アプリケーションと、
オーディオ再生アプリケーションと、
電話アプリケーションと、
テキストメッセージングアプリケーションと、
電子メール(eメール)アプリケーションと、
ゲームアプリケーションと
からなるグループから選択された1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを備える、
C14に記載のデバイス。
[C26]
コンピューティングデバイスに、
ソースデバイスのネイティブメディアの第1のメディア要素を受信することと、
宛先デバイスに関連する出力インターフェースを介して前記第1のメディア要素を備える前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせることと、
前記ネイティブメディアの第2のメディア要素を受信することと、
前記第2のメディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記第2のメディア要素を含む前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせるべきかどうかを判断することと
を行わせるように構成された命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
[C27]
前記少なくとも1つパラメータは、ユーザ入力に基づく、
C26に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C28]
前記少なくとも1つパラメータは、メモリに記憶された前に受信されたユーザ入力に基づく、
C27に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C29]
前記少なくとも1つのパラメータは、前記第2のメディア要素を受信したことに応答して受信された動的に判断されたユーザ入力に基づく、
C27に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C30]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2の出力要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えることをさらに行わせる、
C29に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C31]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のメディア要素をミラーリングすべきかどうかが判断されるまで、前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせないことをさらに行わせる、
C26に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C32]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせない間、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素を含む他のネイティブメディアをミラーリングさせること
をさらに行わせる、
C31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C33]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
メモリに記憶された少なくともいくつかの前に出力されたメディアを読み取ることに基づいて、前記宛先デバイスに前記第1のメディア要素をミラーリングさせることをさらに行わせる、
C32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C34]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
前記第1の出力要素を含み、前記第2の出力要素を含まない前記メディアを前記宛先デバイスに送ることをさらに行わせる、
C32に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C35]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
前記第2のメディア要素に対応する前記メディアの領域を識別することと、
前記宛先デバイスによってミラーリングされるべきミラーリングされたメディアを生成するために前記ネイティブメディアを符号化することと
をさらに行わせ、前記符号化することは、
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記メディアの前記識別された領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと
ビデオデータのフレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を含む、C34に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C36]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された前記複数の予測モードのうちの前記1つを割り当てることをさらに行わせる、
C35に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C37]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、少なくとも1つのコンピューティングデバイス上で実行している1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから前記第1のメディア要素と前記第2のメディア要素とを受信させることをさらに行わせ、前記少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションは、
ビデオ再生アプリケーションと、
写真閲覧アプリケーションと、
オーディオ再生アプリケーションと、
電話アプリケーションと、
テキストメッセージングアプリケーションと、
電子メール(eメール)アプリケーションと、
ゲームアプリケーションと
からなるグループから選択された1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションを備える、
C26に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C38]
宛先デバイスを介してソースデバイスのネイティブメディアをミラーリングするように構成されたソースデバイスであって、
前記ソースデバイスの前記ネイティブメディアの第1のメディア要素を受信するための手段と、
宛先デバイスに関連する出力インターフェースを介して前記第1のメディア要素を備える前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせるための手段と、
前記ネイティブメディアの第2のメディア要素を受信するための手段と、
前記第2のメディア要素に関連する少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記第2のメディア要素を含む前記ネイティブメディアを前記宛先デバイスにミラーリングさせるべきかどうかを判断するための手段と
を備える、ソースデバイス。
[C39]
ユーザ入力に基づいて前記少なくとも1つパラメータを判断するための手段をさらに備える、
C38に記載のデバイス。
[C40]
メモリに記憶された前に受信されたユーザ入力に基づいて前記少なくとも1つパラメータを判断するための手段をさらに備える、
C39に記載のデバイス。
[C41]
前記第2のメディア要素を受信したことに応答して受信されたユーザ入力を動的に判断するための手段をさらに備える、
C39に記載のデバイス。
[C42]
少なくとも1つのソフトウェアアプリケーションから前記第2のメディア要素を受信したことに応答して、ユーザが前記第2の出力要素をミラーリングするように前記宛先デバイスを制御すべきかどうかを示すことを可能にするユーザインターフェースを前記ユーザに与えるための手段をさらに備える、
C41に記載のデバイス。
[C43]
前記少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のメディア要素をミラーリングすべきかどうかが判断されるまで、前記宛先デバイスに前記第2のメディア要素をミラーリングさせないための手段をさらに備える、
C41に記載のデバイス。
[C44]
ビデオデータのフレームを符号化する方法であって、
フリーズするビデオデータのフレームの少なくとも1つの領域を識別することと、
前記識別された少なくとも1つの領域の外側に存在する前記ビデオフレーム中のビデオデータの複数のブロックの各ブロックに、複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと、
ビデオデータの前記フレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を備える、方法。
[C45]
前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることは、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された1つまたは複数の予測モードを割り当てる、
C44に記載の方法。
[C46]
フリーズするビデオデータのフレームの前記少なくとも1つの領域を識別することは、ソースデバイスに対してネイティブなメディアの受信されたメディア要素が、前記ソースデバイスに対してネイティブな他のメディアとともに前記宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、前記少なくとも1つの領域を識別することを備える、
C44に記載の方法。
[C47]
それぞれのブロックと、前記それぞれのブロックを再構成するためにデコーダによって使用され得る予測ブロックとの間に差があるかどうかにかかわらず、前記ブロックの各々に前記スキップ予測モードを割り当てることを備える、前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることをさらに備える、
C44に記載の方法。
[C48]
ビデオデータのフレームを符号化するように構成されたデバイスであって、
フリーズするビデオデータのフレームの少なくとも1つの領域を識別することを
行うように構成されたミラーリングモジュールと、
前記識別された少なくとも1つの領域の外側のビデオデータの複数のブロックの各ブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと、
前記ビデオデータのフレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を行うように構成されたビデオエンコーダと
を備える、デバイス。
[C49]
前記ビデオエンコーダは、前記識別された領域の外側のビデオデータの複数のブロックに、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された複数の予測モードのうちの1つを割り当てるように構成された、
C48に記載のデバイス。
[C50]
前記ミラーリングモジュールは、ソースデバイスに対してネイティブなメディアの受信されたメディア要素が、前記ソースデバイスに対してネイティブな他のメディアとともに前記宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、前記少なくとも1つの領域を識別することに基づいて、フリーズするビデオデータのフレームの前記少なくとも1つの領域を識別するようにさらに構成される、
C48に記載のデバイス。
[C51]
前記ビデオエンコーダは、
それぞれのブロックと、前記それぞれのブロックを再構成するためにデコーダによって使用され得る予測ブロックとの間に差があるかどうかにかかわらず、前記ブロックの各々に前記スキップ予測モードを割り当てることを備える、 前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることを行うようにさらに構成される、
C48に記載のデバイス。
[C52]
コンピューティングデバイスに、
フリーズするビデオデータのフレームの少なくとも1つの領域を識別することと、
前記識別された少なくとも1つの領域の外側のビデオデータの複数のブロックの各ブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てることと、
前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てることと、
前記ビデオデータのフレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力することと
を行わせるように構成された命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
[C53]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
前記識別された領域の外側のビデオデータの前記複数のブロックの各々に、
分割モードと、
前記スキップモードと、
直接モードと、
イントラモードと、
インターモードと
からなるグループから選択された複数の予測モードのうちの1つを割り当てることをさらに行わせる、
C52に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C54]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
ソースデバイスに対してネイティブなメディアの受信されたメディア要素が、前記ソースデバイスに対してネイティブな他のメディアとともに前記宛先デバイスを介してミラーリングされるのを防ぐために、フリーズするビデオデータのフレームの前記少なくとも1つの領域を識別することをさらに行わせる、
C52に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C55]
前記命令は、前記コンピューティングデバイスに、
それぞれのブロックと、前記それぞれのブロックを再構成するためにデコーダによって使用され得る予測ブロックとの間に差があるかどうかにかかわらず、前記識別された少なくとも1つの領域内の前記ブロックの各々に前記スキップ予測モードを割り当てることをさらに行わせる、
C52に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C56]
ビデオデータのフレームを符号化するように構成されたデバイスであって、
フリーズするビデオデータのフレームの少なくとも1つの領域を識別するための手段と、
前記識別された少なくとも1つの領域の外側のビデオデータの複数のブロックの各ブロックに複数の予測モードのうちの1つを割り当てるための手段と、
前記少なくとも1つの領域内の前記複数のブロックの各々にスキップ予測モードを割り当てるための手段と、
前記ビデオデータのフレームが前記宛先デバイスを介して出力されるとき、前記識別された少なくとも1つの領域を前記フレーム中で視覚的にフリーズさせるために、前記フレームを宛先デバイスに出力するための手段と
を備える、デバイス。