(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザが第1の携帯端末へのソフトウェアのインストールを要求したとき、前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの情報および前記ソフトウェアの識別情報を受信するステップと、
ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、前記対応関係が、前記ユーザの前記情報および対応するソフトウェアの前記識別情報を含んでいるかどうか判定するステップと、
含んでいる場合、前記ユーザが前記ソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認し、前記ソフトウェアの前記識別情報に対応するインストールパッケージを検索し、前記ソフトウェアをインストールするために見つかった前記インストールパッケージを前記第1の携帯端末に送信するステップとを含む、ソフトウェアのインストール方法であって、
前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を受信するステップが、前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの個人用情報および前記第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信するステップをさらに含み、
前記ソフトウェアの前記識別情報に対応するインストールパッケージを検索するステップが、
前記ユーザの前記個人用情報および前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムの前記情報に従って、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることを前記ユーザが選択したかどうか判定するステップと、
選択している場合、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合する前記ソフトウェアに関連する他のソフトウェアのインストールパッケージを検索するステップと、
選択していない場合、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合する前記ソフトウェアのインストールパッケージがないことを表示するステップとを含む、ソフトウェアのインストール方法。
前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を受信する前に、前記ユーザが前記ソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、前記ユーザ情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を受信するステップと、
前記ユーザ情報と前記ソフトウェアの前記識別情報の間の対応関係を確立するステップ
とをさらに含む請求項1に記載の方法。
ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、前記ユーザの情報および前記ソフトウェアの識別情報をサーバに送信するステップであって、前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報が、前記サーバによって、前記ユーザの情報および対応するソフトウェアの前記識別情報が、前もって確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の間の対応関係の中に存在するかどうか判定するのに用いられる、ステップと、
前記サーバが前記ソフトウェアの前記識別情報に従って、前記ユーザが前記ソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認し、インストールパッケージを見つけたとき、前記サーバによって送信された前記インストールパッケージを受信するステップと
、
前記受信したインストールパッケージに従って前記ソフトウェアをインストールするステップとを含む、ソフトウェアのインストール方法であって、
前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を前記サーバに送信するステップが、
ローカルのオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということに関する個人用情報を前記ユーザが設定する場合、前記ユーザの前記個人用情報および前記ローカルのオペレーティングシステムの情報を前記サーバに送信するステップをさらに含み、
前記サーバによって送信された前記インストールパッケージを受信するステップが、
前記サーバが、前記ユーザの前記個人用情報および前記ローカルのオペレーティングシステムの前記情報に従って、前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは前記推奨されたインストールパッケージを受け取ることを前記ユーザが選択したと判断したとき、前記サーバによって送信された、前記ソフトウェアに関連し、前記オペレーティングシステムと整合する、他のソフトウェアのインストールパッケージを受け取るステップを含む、ソフトウェアのインストール方法。
前記サーバによって送信された前記インストールパッケージを受信するステップが、前記ユーザが送信した前記ユーザの前記情報に対応する前記ソフトウェアの設定ファイルを受信するステップであって、前記設定ファイルが、前記ユーザによってバックアップコピーされて、前記サーバによって前記対応関係に保存される、ステップをさらに含み、
前記受信したインストールパッケージに従って前記ソフトウェアをインストールするステップが、前記インストール中に生成された設定ファイルを、前記受信した設定ファイルで置換するステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を送信するステップが、前記ソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を前記ユーザが設定する場合、前記ユーザの前記個人用情報を前記サーバに送信するステップをさらに含み、
前記サーバによって送信された前記インストールパッケージを受信するステップが、
前記サーバが、前記ユーザの前記個人用情報に従って、前記最新バージョンを有する前記ソフトウェアをインストールすることを前記ユーザが選択したと判断したとき、前記サーバによって送信された前記ソフトウェアの前記識別情報に対応する前記最新バージョンの前記インストールパッケージを受信するステップと、
前記サーバが、前記ユーザの前記個人用情報に従って、バックアップバージョンを有する前記ソフトウェアをインストールすることを前記ユーザが選択したと判断したとき、前記サーバによって送信された前記ユーザの前記情報に対応する前記ソフトウェアのバックアップ時のバージョン情報に従ってインストールパッケージを見いだすステップとを含む請求項5に記載の方法。
ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの情報および前記ソフトウェアの識別情報を受信するように設定された第1の受信モジュールと、
ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、前記対応関係が、前記ユーザの前記情報および対応するソフトウェアの前記識別情報を含んでいるかどうか判定するように設定された判定モジュールと、
前記対応関係が前記ユーザの前記情報および前記対応するソフトウェアの前記識別情報を含んでいると前記判定モジュールが判断したとき、前記ユーザが前記ソフトウェア情報をバックアップコピーしていると判断して、前記ソフトウェアに対応するインストールパ
ッケージを検索するように設定されたルックアップモジュールと、
前記ルックアップモジュールによって見つけられた前記インストールパッケージを前記第1の携帯端末に送信するように設定された送信モジュールであって、前記インストールパッケージが、前記第1の携帯端末に前記ソフトウェアをインストールするように設定されている、送信モジュールとを備えるサーバであって、
前記第1の受信モジュールが、前記第1の携帯端末から送信された前記ユーザの個人用情報および前記第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信するようにさらに設定されており、
前記ルックアップモジュールが、
前記ユーザの前記個人用情報および前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムの前記情報に従って、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることを前記ユーザが選択したかどうか判定するように設定されている第2の判定ユニットと、
前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは前記推奨されたインストールパッケージを受け取ることを前記ユーザが選択したと前記第2の判定ユニットが判断したとき、前記ソフトウェアの前記識別情報および前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムの前記情報に従って、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合し、前記ソフトウェアに関連する、他のソフトウェアのインストールパッケージを検索するように設定されている第3のルックアッ
プユニットと、
前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは前記推奨されたインストールパッケージを受け取らないことを前記ユーザが選択したと前記第2の判定ユニットが判断したとき、前記第1の携帯端末の前記オペレーティングシステムと整合する前記ソフトウェアのインストールパッケージがないことを表示するように設定されているプロンプトユニットとを備える、サーバ。
前記ユーザが前記ソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を受信するように設定された第2の受信モジュールと、
前記ユーザの前記情報と前記ソフトウェアの前記識別情報の間の対応関係を確立するように設定された確立モジュールとをさらに備える請求項8に記載のサーバ。
ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、前記ユーザの情報および前記ソフトウェアの識別情報をサーバへ送信するように設定されている送信モジュールであって、ユーザ情報とソフトウェア情報の間のあらかじめ確立されている対応関係が前記ユーザの前記情報および前記ソフトウェアの前記識別情報を含んでいるかどうか前記サーバが判定する、送信モジュールと、
前記ユーザが前記ソフトウェアの前記情報をバックアップコピーしており、前記ソフトウェアの前記識別情報に従って対応するインストールパッケージを見つけたと前記サーバが判断したとき、前記サーバから送信されたインストールパッケージを受信するように設定されている受信モジュールと、
前記受信モジュールが受信した前記インストールパッケージに従って前記ソフトウェアをインストールするように設定されているインストールモジュールとを備える携帯端末であって、
前記送信モジュールが、ローカルのオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということに関する個人用情報を前記ユーザが設定している場合、前記個人用情報および前記ローカルのオペレーティングシステムの情報を前記サーバに送信するようにさらに設定されており、
前記受信モジュールが、前記オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは前記推奨されたインストールパッケージを受け取ることを前記ユーザが選択したと前記ユーザの前記個人用情報および前記オペレーティングシステムの前記情報に従って前記サーバが判断したとき、前記サーバによって送信された、前記オペレーティングシステムと整合する前記ソフトウェアに関連する他のソフトウェアの前記インストールパッケージを受信するように設定されている、携帯端末。
前記受信モジュールが、前記サーバによって送信された前記ユーザの前記情報に対応する前記ソフトウェアの設定ファイルを受信するようにさらに設定されており、前記設定ファイルが、前記ユーザによってバックアップコピーされて、前記サーバによって前記対応関係に保存され、
前記携帯端末が、インストールプロセスで生成された設定ファイルを、前記受信モジュールが受信した前記設定ファイルで置換するように設定されている置換モジュールをさらに備え、
前記送信モジュールが、前記ユーザが前記ソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を設定している場合、前記ユーザの前記個人用情報を前記サーバに送信するようにさらに設定されている請求項12に記載の携帯端末。
前記送信モジュールが、前記ユーザが前記ソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を設定している場合、前記ユーザの前記個人用情報を前記サーバに送信するようにさらに設定されており、
前記受信モジュールが、
前記ソフトウェアの前記最新バージョンをインストールすることを前記ユーザが選択したと、前記ユーザの前記個人用情報に従って前記サーバが判断したとき、前記サーバによって送信された前記ソフトウェアの前記識別情報に対応する前記最新バージョンの前記インストールパッケージを受信するように設定されている第1の受信ユニットと、
前記ソフトウェアのバックアップバージョンをインストールすることを前記ユーザが選択したと、前記ユーザの前記個人用情報に従って前記サーバが判断したとき、前記サーバによって送信されたバックアップ時の前記ソフトウェアのバージョン情報に従って見つかった前記対応するインストールパッケージを受信するように設定されている第2の受信ユニットとを備える請求項12に記載の携帯端末。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ソフトウェアをインストールする効率を改善し、携帯端末のリスクを低減するために、本発明の実施形態は、ソフトウェアのインストール方法、デバイスおよびシステムを提供するものである。技術的解決策は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、ソフトウェアのインストール方法は、
ユーザが第1の携帯端末へのソフトウェアのインストールを要求したとき、第1の携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を受信するステップと、
ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、対応関係が、ユーザの情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定するステップと、
含んでいる場合、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索し、ソフトウェアをインストールするために見つかったインストールパッケージを第1の携帯端末に送信するステップとを含む。
【0008】
この方法は、
第1の携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を受信する前に、ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信するステップと、
ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立するステップとをさらに含む。
【0009】
この方法では、対応関係がユーザの情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定するステップは、
対応関係がユーザの情報および対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいるかどうか判定するステップと、
含んでいる場合、第1の携帯端末に設定ファイルを送信するステップであって、設定ファイルが、第1の携帯端末上のソフトウェアのインストール中に生成された設定ファイルを置換するのに用いられる、ステップとをさらに含む。
【0010】
この方法では、第1の携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を受信するステップが、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報を受信するステップをさらに含み、
ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索するステップが、
ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択したかどうか、ユーザの個人用情報に従って判定するステップと、
選択している場合、ユーザの個人用情報に従って、最新バージョンの対応するインストールパッケージを検索するステップと、
選択していない場合、対応関係に記憶されているユーザの情報に対応するソフトウェアのバックアップのバージョン情報を検索し、見つかったバージョン情報に従って、対応するインストールパッケージを見つけるステップとを含む。
【0011】
あるいは、第1の携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を受信するステップが、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信するステップをさらに含み、
ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索するステップが、
ユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したかどうか判定するステップと、
選択している場合、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するソフトウェアに関連する他のソフトウェアのインストールパッケージを検索するステップと、
選択していない場合、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するソフトウェアのインストールパッケージがないことを表示し(prompt)、プロセスを終了するステップとを含む。
【0012】
別の態様では、ソフトウェアのインストール方法は、
ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、ユーザの情報およびソフトウェアの識別情報をサーバに送信するステップであって、ユーザの情報およびソフトウェアの識別情報が、サーバによって、ユーザの情報および対応するソフトウェアの識別情報が、前もって確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の間の対応関係の中に存在するかどうか判定するのに用いられる、ステップと、
サーバがソフトウェアの識別情報に従って、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認し、インストールパッケージを見つけたとき、サーバによって送信されたインストールパッケージを受信するステップと、
受信したインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールするステップとを含む。
【0013】
この方法では、サーバによって送信されたインストールパッケージを受信するステップが、ユーザが送信したユーザの情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを受信するステップであって、設定ファイルが、ユーザによってバックアップコピーされて、サーバによって対応関係に保存される、ステップをさらに含み、
受信したインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールするステップが、インストール中に生成された設定ファイルを、受信した設定ファイルで置換するステップをさらに含む。
【0014】
この方法では、ユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を送信するステップが、ソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報をユーザが設定する場合、ユーザの個人用情報をサーバに送信するステップをさらに含み、
サーバによって送信されたインストールパッケージを受信するステップが、
サーバが、ユーザの個人用情報に従って、最新バージョンを有するソフトウェアをインストールすることをユーザが選択したと判断したとき、サーバによって送信されたソフトウェアの識別情報に対応する最新バージョンのインストールパッケージを受信するステップと、
サーバが、ユーザの個人用情報に従って、バックアップバージョンを有するソフトウェアをインストールすることをユーザが選択したと判断したとき、サーバによって送信されたユーザ情報に対応するソフトウェアのバックアップ時のバージョン情報に従ってインストールパッケージを見いだすステップとを含む。
【0015】
この方法では、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報をサーバに送信するステップが、
ローカルのオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということに関する個人用情報をユーザが設定する場合、ユーザの個人用情報およびローカルのオペレーティングシステムの情報をサーバに送信するステップをさらに含み、
サーバによって送信されたインストールパッケージを受信するステップが、
サーバが、ユーザの個人用情報およびローカルのオペレーティングシステムの情報に従って、オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したと判断したとき、サーバによって送信された、ソフトウェアに関連し、オペレーティングシステムと整合する、他のソフトウェアのインストールパッケージを受け取るステップを含む。
【0016】
別の態様では、サーバは、
ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を受信するのに使用される第1の受信モジュールと、
ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、対応関係が、ユーザの情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定するのに使用される判定モジュールと、
対応関係がユーザの情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいると判定モジュールが判断したとき、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていると判断して、ソフトウェアに対応するインストールパッケージを検索するのに使用されるルックアップモジュールと、
ルックアップモジュールによって見つけられたインストールパッケージを第1の携帯端末に送信するのに使用される送信モジュールであって、インストールパッケージが、第1の携帯端末にソフトウェアをインストールするのに使用される、送信モジュールとを含む。
【0017】
サーバは、
ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信するのに使用される第2の受信モジュールと、
ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立するのに使用される確立モジュールとをさらに含む。
【0018】
判定モジュールは、対応関係がユーザの情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいるかどうか判定するのにさらに使用され、
送信モジュールは、対応関係がユーザの情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいると判定モジュールが判断したとき、第1の携帯端末に設定ファイルを送信するのにさらに使用され、設定ファイルは、インストール中に生成された設定ファイルを、ソフトウェアが第1の携帯端末にインストールされた後に置換するのに用いられる。
【0019】
第1の受信モジュールは、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報を受信するのにさらに使用され、
ルックアップモジュールは、
ユーザの個人用情報に従って、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択したかどうか判定するのに使用される第1の判定ユニットと、
ソフトウェアの最新バージョンをインストールすることをユーザが選択したと第1の判定ユニットが判断したとき、ソフトウェアの識別情報に対応する最新バージョンを有するインストールパッケージを検索するのに使用される第1のルックアップユニットと、
ソフトウェアの最新バージョンをインストールしないことをユーザが選択したと第1の判定ユニットが判断したとき、対応関係の中のユーザ情報に対応するバックアップ時のソフトウェアのバージョン情報を検索して、見つかったバージョン情報に対応するインストールパッケージを検索するのに使用される第2のルックアップユニットとを含む。
【0020】
第1の受信モジュールは、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信するのにさらに使用され、
ルックアップモジュールは、
ユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したかどうか判定するのに使用される第2の判定ユニットと、
第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したと第2の判定ユニットが判断したとき、ソフトウェアの識別情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合し、ソフトウェアに関連する、他のソフトウェアのインストールパッケージを検索するのに使用される第3のルックアップユニットと、
第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取らないことをユーザが選択したと第2の判定ユニットが判断したとき、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するソフトウェアのインストールパッケージがないことを表示して、プロセスを終了するのに使用されるプロンプトユニットとを含む。
【0021】
さらに別の態様では、携帯端末は、
ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、ユーザの情報およびソフトウェアの識別情報をサーバへ送信して、ユーザ情報とソフトウェア情報の間のあらかじめ確立されている対応関係がユーザの情報およびソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうかサーバが判定することを可能にするのに使用される送信モジュールと、
ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしており、ソフトウェアの識別情報に従って対応するインストールパッケージを見つけたとサーバが判断したとき、サーバから送信されたインストールパッケージを受信するのに使用される受信モジュールと、
受信モジュールが受信したインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールするのに使用されるインストールモジュールとを含む。
【0022】
受信モジュールは、サーバによって送信されたユーザの情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを受信するのにさらに使用され、設定ファイルは、ユーザによってバックアップコピーされて、サーバによって対応関係に保存され、
携帯端末は、インストールプロセスで生成された設定ファイルを、受信モジュールが受信した設定ファイルで置換するのに使用される置換モジュールをさらに含み、
送信モジュールは、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を設定している場合、ユーザの個人用情報をサーバに送信するのにさらに使用される。
【0023】
送信モジュールは、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を設定している場合、ユーザの個人用情報をサーバに送信するのにさらに使用され、
受信モジュールは、
ソフトウェアの最新バージョンをインストールすることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信されたソフトウェアの識別情報に対応する最新バージョンのインストールパッケージを受信するのに使用される第1の受信ユニットと、
ソフトウェアのバックアップバージョンをインストールすることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信されたバックアップ時のソフトウェアのバージョン情報に従って見つかった対応するインストールパッケージを受信するのに使用される第2の受信ユニットとを含む。
【0024】
送信モジュールは、ローカルのオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということに関する個人用情報をユーザが設定している場合、その個人用情報およびローカルのオペレーティングシステムの情報をサーバに送信するのにさらに使用され、
受信モジュールは、オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報およびオペレーティングシステムの情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信された、オペレーティングシステムと整合するソフトウェアに関連する他のソフトウェアのインストールパッケージを受信するのに使用される。
【0025】
さらに別の態様では、ソフトウェアインストールシステムは、前述のサーバおよび前述の携帯端末を含む。
【0026】
本発明の実施形態によって提供される技術的解決策には以下の利点がある。
【0027】
ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、携帯端末から送信されたユーザの情報およびソフトウェア識別情報が受信される。ユーザが、ソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断されたとき、ユーザ情報とソフトウェア情報の間のあらかじめ確立されている対応関係に従ってソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索し、それを携帯端末に送信して、携帯端末がインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールすることを可能にする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善される。また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末へのソフトウェアのインストールに関連したリスクが低減され得る。
【0028】
さらに、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージが携帯端末に送信され、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してよく、ユーザの元の使用習慣が保たれ、ユーザ経験が大幅に改善される。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善し得る。
【0029】
本発明の実施形態の技術的解決策をより明瞭に説明するために、実施形態の説明において用いられる添付図面が、以下で簡単に紹介される。明らかに、説明における添付図面は、本発明の実施形態のうちのいくつかでしかない。当業者なら、創造的な努力をすることなく、以下の添付図面に従って他の図面を取得することができる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、本発明の実施形態に対して、詳細な説明が添付図面と併せて以下で与えられる。
【0032】
本発明の実施形態は、ソフトウェアのインストール技術、特に携帯端末に対するソフトウェアのインストール技術を伴うものである。携帯端末は、携帯電話およびタブレットコンピュータなどの無線通信端末である。ソフトウェアは、携帯端末にインストールすることができるワード、QQ、msnなどの任意のタイプのソフトウェアでよい。その上、実施形態における携帯端末に対するソフトウェアのインストールは、サーバにソフトウェア情報をバックアップコピーし、対応するインストールパッケージを検索して、このパッケージをサーバによって携帯端末に配信することによって行なわれる。ユーザが1つの携帯端末のソフトウェアをバックアップコピーし、次いで別の携帯端末にソフトウェアをインストールするとき、ソフトウェアのインストールは携帯端末にわたって行なわれる。本発明は、特定の適用のシナリオを限定するものではない。サーバは、ソフトウェア情報をバックアップコピーし、かつ様々なバージョンのソフトウェアのインストールパッケージを記憶するのに使用される装置を指す。サーバは、ユーザ要求に従って様々なソフトウェア情報をバックアップコピーし、ユーザ情報とソフトウェア情報の間の対応関係を確立して維持し、ソフトウェアをインストールするために、様々なタイプのソフトウェアおよび様々なバージョンのインストールパッケージを携帯端末に配信するように記憶することができる。
【0033】
実施形態1
図1を参照して、この実施形態はソフトウェアのインストール方法を提供する。この方法の詳細なプロシージャは以下の通りである。
【0034】
101:ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末から送信されたユーザ情報および1つのソフトウェアの識別情報を受信する。
【0035】
102:ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、対応関係が、ユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。
【0036】
103:含んでいる場合、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に従って、対応するインストールパッケージを検索し、ソフトウェアをインストールするために見つかったパッケージを第1の携帯端末に送信する。
【0037】
図2を参照して、この実施形態は、以下を含む、別のソフトウェアのインストール方法を提供する。
【0038】
201:ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報がサーバに送信されて、ユーザ情報およびソフトウェアの対応する識別情報が、前もって確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の間の対応関係の中に存在するかどうか判定するのに用いられる。
【0039】
202:サーバが、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認し、ソフトウェアの識別情報に従ってインストールパッケージを見つけたとき、サーバによって送信されたインストールパッケージを受信する。
【0040】
203:受信したインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。
【0041】
この実施形態によって提供される方法では、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、ユーザ情報とソフトウェア情報のあらかじめ確立されている対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0042】
これらの実施形態で提供される方法についてより詳細に説明するために、実施形態2、3および4は、以下の実施形態で提供される方法に対するより詳細な説明を与えることになる。
【0043】
実施形態2
図3を参照して、この実施形態はソフトウェアのインストール方法を提供する。携帯端末は、サーバから送信されたインストールパッケージおよび設定ファイルに従ってソフトウェアをインストールする。この方法の詳細なプロシージャは以下の通りである。
【0044】
301:ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信する。
【0045】
ソフトウェアの識別情報は、ソフトウェアを一意的に識別するのに用いられる情報を指し、それだけではないが、固有の識別子(UID)、名称、発行者およびソフトウェアの認証を含む。ユーザ情報は、ユーザの識別情報を認証するためにサーバによって用いられるユーザの身元情報を指し、それだけではないが、ユーザネームおよびパスワードを含む。ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、サーバはユーザ情報に従ってユーザを認証することになる。認証が合格であれば、ソフトウェアのインストールプロシージャが実行され、不合格であればプロシージャが終了する。
【0046】
302:サーバは、ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立する。
【0047】
サーバは、ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立し、この対応関係を記憶することによってソフトウェアをバックアップコピーし、その結果、サーバは、ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、対応関係に従って、ユーザがソフトウェアをバックアップコピーしているかどうか判断することができる。
【0048】
303:ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信する。
【0049】
この実施形態のブロック301および302で、ユーザは、第1の携帯端末またはたとえば第2の携帯端末といった他の携帯端末によってソフトウェアをバックアップコピーする。本発明には、これに対する制約はない。
【0050】
たとえば、適用のシナリオは、ユーザが携帯端末Aに1つのソフトウェアをバックアップコピーするというものである。後に例外のためにソフトウェアを使用することができないとき、バックアップによってソフトウェアを携帯端末Aに再インストール(または回復)することができる。別の適用のシナリオは、ユーザが携帯端末Aに1つのソフトウェアをバックアップコピーし、後で携帯端末Bに同一のソフトウェアをインストールしようとするものであり、そのとき、ソフトウェアは、バックアップによって携帯端末Bにインストールされ得る。
【0051】
304:サーバは、第1の携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信したとき、前もって確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の間の対応関係を検索して、対応関係がユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。含んでいる場合ブロック305を実行し、含んでいなければ、プロシージャを終了するか、またはバックアップがないためにインストール障害が生じたと表示し、次いでプロシージャを終了する。
【0052】
具体的には、サーバは、最初にユーザ情報を認証することができる。認証が合格であれば、次いで対応関係を検索して、対応関係がユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。
【0053】
305:サーバは、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断して、ソフトウェアの識別情報に従ってインストールパッケージを検索する。
【0054】
この実施形態のインストールパッケージは、ソフトウェアをインストールするのに使用される。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアのインストールを実行することができる。
【0055】
具体的には、サーバのリソースライブラリはソフトウェアの様々なバージョンを記憶し、各ソフトウェアはいくつかのバージョンのインストールパッケージを有する。したがって、各バージョンのインストールパッケージは、ソフトウェアの識別情報に従って取得され得る。
【0056】
306:サーバは、対応関係がユーザ情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいるかどうか判定する。含んでいる場合ブロック307を実行し、含んでいなければブロック309を実行する。
【0057】
この実施形態では、設定ファイルは、それだけではないが、ソフトウェアブックマーク、フォントサイズおよび背景画像を含む、ユーザの何らかの使用習慣の情報を含んでおり、これらは本発明によって限定されなくてよい。設定ファイルは、ソフトウェアのバックアップ中に、ソフトウェアの識別情報とともにサーバにバックアップコピーされる。
【0058】
具体的には、ユーザは、携帯端末によってソフトウェアの情報をバックアップコピーするとき、設定ファイルの個人用情報をバックアップコピーするかどうかということを設定することができる。ユーザがバックアップコピーすることを選択すれば、バックアップするためのユーザ情報およびソフトウェアの識別情報とともにソフトウェアの設定ファイルもサーバに送信されることになる。ユーザがバックアップコピーしないことを選択すれば、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報のみがサーバに送信されることになる。
【0059】
307:サーバは、見つかった設定ファイルおよびインストールパッケージを第1の携帯端末に送信し、次いでブロック308を実行する。
【0060】
308:第1の携帯端末は、サーバから送信された設定ファイルおよびインストールパッケージを受信し、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールし、インストールプロセスで生成された設定ファイルを、受信した設定ファイルで置換する。次いで、プロシージャが終了する。
【0061】
第1の携帯端末は、サーバから送信されたインストールパッケージを受信すると、ソフトウェアをインストールし、ソフトウェアのインストールプロセスにおいて設定ファイルを自動的に生成して、一定経路でファイルを保存することができる。第1の携帯端末は、サーバから送信された設定ファイルを受信したとき、自動的に生成された設定ファイルを、受信した設定ファイルで置換することができる。設定ファイルがユーザの使用習慣の情報を含んでいるので、ソフトウェアをインストールした後にも元の使用習慣を保つことができ、バックアップ時のソフトウェアと同一の経験を達成する。
【0062】
309:サーバは、見つかったインストールパッケージを第1の携帯端末に送信し、次いでブロック310を実行する。
【0063】
310:第1の携帯端末は、サーバから送信されたインストールパッケージを受信し、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。次いで、プロシージャが終了する。
【0064】
この実施形態によって提供される方法では、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、あらかじめ確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0065】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、これによってユーザ経験が大幅に改善され得る。
【0066】
実施形態3
図4を参照して、この実施形態はソフトウェアのインストール方法を提供する。サーバは、携帯端末が、対応するバージョンを有するソフトウェアをインストールすることができるように、ユーザによって設定された、最新バージョンのソフトウェアをインストールするかどうかという個人用情報に従って、対応するインストールパッケージを取得する。この方法の具体的なプロシージャは以下の通りである。
【0067】
401:ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、サーバはユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信する。
【0068】
ソフトウェアの識別情報は、ソフトウェアを一意的に識別するのに用いられる情報を指し、ユーザ情報は、ユーザの識別情報を認証するためにサーバによって用いられるユーザの身元情報を指す。実施形態2の説明と同じになるので、ここではさらなる説明はしない。
【0069】
ソフトウェアのバージョン情報は、ソフトウェアのバージョンを識別するのに用いられる。具体的には、ソフトウェアのバージョン情報は、たとえばv1、v2、v2011、v2012、などといったソフトウェアのバージョン番号であり得、本発明によって限定されるものではない。
【0070】
402:サーバは、ユーザ情報と、ソフトウェアの識別情報およびバージョン情報とに従って、ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立する。ソフトウェアの情報は、ソフトウェアの識別情報およびバージョン情報を含み得る。
【0071】
403:ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末は、ユーザ情報、ソフトウェアの識別情報およびユーザの個人用情報をサーバに送信する。
【0072】
ユーザの個人用情報は、ソフトウェアをインストールするためにユーザによって作成された個人専用の設定を指す。ユーザは、携帯端末によって与えられた設定に従ってセットアップを遂行することができ、1つまたは複数の設定があり得、本発明による制約はない。たとえば、携帯端末は、「ソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうか」ということの設定を用意してよい。ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択すれば、サーバは、インストールパッケージの最新バージョンを見つけて、それを携帯端末に送信してよい。ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択しなければ、サーバは、インストールパッケージのバックアップバージョンを見つけて、それを携帯端末に送信してよい。あるいは、携帯端末は、「携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうか」ということの設定を用意してもよい。ユーザが推奨されたインストールパッケージを受け取ることを選択すれば、サーバは、携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、携帯端末のオペレーティングシステムに従って類似の機能を有するソフトウェアを推奨して、推奨されたインストールパッケージを携帯端末に送信することになる。ユーザが推奨されたインストールパッケージを受け取ることを選択しなければ、サーバは、携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、携帯端末にインストールパッケージを送信しないことになる。
【0073】
その上、第1の携帯端末がユーザの個人用情報を送信しなければ、サーバはデフォルトの個人用情報を取得することになる。具体的には、デフォルトの個人用情報は、それだけではないが、携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、ソフトウェアの最新バージョンをインストールしないこと、または推奨されたインストールパッケージを受け取らないことを含むことができる。本発明には、デフォルトの個人用情報に対する制約はない。
【0074】
この実施形態では、第1の携帯端末によって送信されるユーザの個人用情報は、最新バージョンを有するソフトウェアをインストールするかどうかということのユーザの設定である。以下で、一例として説明が示される。
【0075】
この実施形態では、ユーザは、第1の携帯端末またはたとえば第2の携帯端末といった他の携帯端末によってブロック401および402でソフトウェアをバックアップコピーし、本発明には携帯端末に対する制約はない。
【0076】
404:サーバは、第1の携帯端末によって送信されたユーザ情報、ソフトウェアの識別情報およびユーザの個人用情報を受信し、ユーザ情報および識別情報に従って、ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、対応関係がユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。含んでいる場合ブロック405を実行し、含んでいなければ、プロシージャを終了するか、またはバックアップがないためにインストールが失敗したとユーザに表示し、次いでプロシージャを終了する。
【0077】
具体的には、サーバは、最初にユーザ情報を認証することができる。認証が合格であれば、対応関係の中にユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報があるかどうか判定するために、対応関係を検索する。
【0078】
405:ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしているとサーバが判断したとき、ユーザの個人用情報に従って、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択したかどうか判定する。ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択している場合ブロック406を実行し、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択していない場合ブロック408を実行する。
【0079】
406:サーバは、ソフトウェアの識別情報に従って、最新バージョンを有するインストールパッケージを検索し、第1の携帯端末にインストールパッケージを送信し、次いでブロック407を実行する。
【0080】
407:第1の携帯端末は、サーバによって送信された最新バージョンを有するインストールパッケージを受信した後、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールしてよい。次いで、プロシージャが終了する。
【0081】
408:サーバは、対応関係の中の、ユーザに対応するバックアップ時のソフトウェアのバージョン情報を検索し、バックアップバージョン情報に従って、対応するインストールパッケージを見つけ、第1の携帯端末に対してバックアップバージョンのインストールパッケージを送信し、次いでブロック409を実行する。
【0082】
サーバのリソースライブラリはソフトウェアの様々なバージョンを記憶し、各ソフトウェアはいくつかのバージョンのインストールパッケージを有する。したがって、各バージョンのインストールパッケージは、ソフトウェアの識別情報に従って取得され得る。ソフトウェアのバックアップバージョン情報に従って、対応するインストールパッケージを検索し、次いでインストールパッケージを第1の携帯端末に送信する。
【0083】
409:第1の携帯端末は、サーバから送信されたバックアップバージョンのインストールパッケージを受信し、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。次いで、プロシージャが終了する。
【0084】
さらに、この上記の実施形態によって提供される方法は、実施形態2で提供される方法と組み合わせて適用することもできる。サーバは、前もってバックアップコピーされている設定ファイルを携帯端末に送信し、その結果、携帯端末は、インストールプロセスで生成された設定ファイルをこの設定ファイルで置換することができる。設定ファイルがユーザの使用習慣の情報を含んでいるので、ソフトウェアをインストールした後にも元の使用習慣を保つことができ、バックアップ時のソフトウェアと同一の経験を達成する。サーバは、インストール要求を受信した後に、それに応じて設定ファイルを検索して、見つかったインストールパッケージを設定ファイルとともに携帯端末へ送信することになる。詳細なプロシージャは実施形態2の説明と同じであるため、より詳細な説明はしない。
【0085】
この実施形態によって提供される方法では、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、あらかじめ確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0086】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、ユーザ経験を大幅に改善する。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善し得る。
【0087】
実施形態4
図5を参照して、この実施形態はソフトウェアのインストール方法を提供する。サーバは、オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、サーバによって推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということの、ユーザが設定したユーザの個人用情報に従って、ソフトウェアをインストールするために、対応するインストールパッケージを取得してそれを携帯端末に送信する。この方法の詳細なプロシージャは以下の通りである。
【0088】
501:ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、サーバはユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信する。
【0089】
502:サーバは、受信したユーザ情報およびソフトウェアの識別情報に従って、ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立する。
【0090】
503:ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末は、ユーザ情報、ソフトウェアの識別情報、ユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報をサーバに送信する。
【0091】
ユーザの個人用情報については、実施形態3の対応する説明を参照されたい。さらなる説明がここで示されることはない。
【0092】
この実施形態では、第1の携帯端末によって送信されるユーザの個人用情報は、携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということの設定である。以下で、一例として説明が示される。
【0093】
この実施形態では、ブロック501および502で、ユーザは、第1の携帯端末または第2の携帯端末などの他の携帯端末によってソフトウェアをバックアップコピーする。本発明には、携帯端末に対する制約はない。
【0094】
504:サーバは、第1の携帯端末から送信されたユーザ情報、ソフトウェアの識別情報、ユーザの個人用情報、および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信し、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報に従って、ユーザ情報とソフトウェア情報の間のあらかじめ確立されている対応関係を検索して、対応関係が、ユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。含んでいる場合ブロック505を実行し、含んでいなければ、プロシージャを終了するか、またはバックアップがないためにインストール障害が生じたと表示し、次いでプロシージャを終了する。
【0095】
具体的には、サーバは、最初にユーザ情報を認証することができる。認証が合格であれば、次いで対応関係を検索して、対応関係がユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定する。
【0096】
505:第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、サーバは、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていることを確認して、ユーザが推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうか判定する。受け取る場合、ブロック506を実行し、受け取らない場合、ブロック508を実行する。
【0097】
506:サーバは、オペレーティングシステムの情報およびソフトウェアの識別情報に従って、ソフトウェアに関連し、またオペレーティングシステムと整合する他のソフトウェアのインストールパッケージを検索してそれを第1の携帯端末に送信し、次いでブロック507を実行する。
【0098】
サーバは、ユーザによってバックアップコピーされたソフトウェアと類似の機能を有する他のソフトウェアを検索して、それを第1の携帯端末に推奨することができる。具体的には、類似の機能を有する他のソフトウェアがいくつかある場合、サーバは、ソフトウェアの説明情報を比較し、説明情報におけるユーザの投票に従って最善のソフトウェアを選択して、対応するインストールパッケージを第1の携帯端末に送信することができる。
【0099】
507:第1の携帯端末は、サーバによって送信されたインストールパッケージを受信し、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。プロシージャが終了する。
【0100】
508:サーバはオペレーティングシステムと整合するソフトウェアのインストールパッケージがないことを第1の携帯端末に表示し、プロシージャが終了する。
【0101】
さらに、この上記の実施形態によって提供される方法は、実施形態2で提供される方法と組み合わせて適用することもできる。サーバは、第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従ってオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージを見つけた後、ユーザによってバックアップコピーされている設定ファイルをインストールパッケージとともに携帯端末に送信し、その結果、携帯端末は、インストールプロセスで生成された設定ファイルをこの設定ファイルで置換することができる。設定ファイルがユーザの使用習慣の情報を含んでいるので、ソフトウェアをインストールした後にも元の使用習慣を保つことができ、バックアップ時のソフトウェアと同一の経験を達成する。具体的には、ユーザは、前もってソフトウェアの設定ファイルをサーバにバックアップコピーし、サーバは、それに応じて、インストール要求を受信した後に設定ファイルを検索して、次いで、見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信してよい。詳細なプロシージャは実施形態2の説明と同じであるため、ここではより詳細な説明はしない。
【0102】
または、この上記の実施形態によって提供される方法は、実施形態2および3で提供される方法と組み合わせて適用することもできる。サーバは、ユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージを見つけた後、ユーザによってバックアップコピーされている設定ファイルをオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージとともに携帯端末に送信し、その結果、携帯端末は、ソフトウェアをインストールした後、インストールプロセスで自動的に生成された設定ファイルをこの設定ファイルで置換することができる。詳細なプロシージャは上記のものと同じであるため、ここではより詳細な説明はしない。
【0103】
この実施形態によって提供される方法では、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、ユーザ情報とソフトウェア情報のあらかじめ確立されている対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールのためにソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0104】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、ユーザ経験を大幅に改善する。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善する。
【0105】
実施形態5
図6を参照して、この実施形態は、以下のモジュールを含むサーバを提供する。
【0106】
第1の受信モジュール601は、ユーザがソフトウェアを第1の携帯端末にインストールすることを要求したとき、第1の携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信するのに使用される。
【0107】
判定モジュール602は、ユーザ情報とソフトウェア情報の間の前もって確立されている対応関係を検索して、対応関係が、ユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうか判定するのに使用される。
【0108】
ルックアップモジュール603は、対応関係がユーザ情報および対応するソフトウェアの識別情報を含んでいると判定モジュール602が判断したとき、ユーザがソフトウェア情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアによって、対応するインストールパッケージを検索するのに使用される。
【0109】
送信モジュール604は、ルックアップモジュール603が見つけたインストールパッケージを第1の携帯端末に送信するのに使用され、その結果、第1の携帯端末はソフトウェアをインストールし得る。
【0110】
この実施形態では、サーバは以下のモジュールも含んでよく、
図7を参照してよい。
【0111】
第2の受信モジュール605は、ユーザがソフトウェアをバックアップコピーすることを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信するのに使用される。
【0112】
確立モジュール606は、ユーザ情報とソフトウェアの識別情報の間の対応関係を確立するのに使用される。
【0113】
この実施形態では、判定モジュール602は、対応関係がユーザ情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいるかどうか判定するのにも使用される。
【0114】
送信モジュール604は、対応関係がユーザ情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを含んでいると判定モジュール602が判断したとき、第1の携帯端末に設定ファイルを送信するのにも使用され、その結果、第1の携帯端末は、インストールプロセスで生成された設定ファイルを、ソフトウェアのインストールの後に置換し得る。
【0115】
この実施形態では、第1の受信モジュール601は、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報を受信するのにも使用される。
【0116】
したがって、ルックアップモジュール603は以下のユニットを含む。
【0117】
第1の判定ユニット603Aは、ユーザの個人用情報に従って、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールすることを選択したかどうか判定するのに使用される。
【0118】
第1のルックアップユニット603Bは、ソフトウェアの最新バージョンをインストールすることをユーザが選択したと第1の判定ユニット603Aが判断したとき、ソフトウェアの識別情報に対応する最新バージョンのインストールパッケージを検索するのに使用される。
【0119】
第2のルックアップユニット603Cは、ソフトウェアの最新バージョンをインストールしないことをユーザが選択したと第1の判定ユニット603Aが判定したとき、対応関係の中で見つかったユーザ情報に対応するバックアップ時のソフトウェアのバージョン情報を検索して、見つかったバージョン情報に従って、対応するインストールパッケージを検索するのに使用される。
【0120】
この実施形態では、第1の受信モジュール601は、第1の携帯端末から送信されたユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報を受信するのにも使用される。
【0121】
したがって、ルックアップモジュール603は以下のユニットを含む。
【0122】
第2の判定ユニット603Dは、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないとき、ユーザの個人用情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したかどうか判定するのに使用される。
【0123】
第3のルックアップユニット603Eは、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したと第2の判定ユニット603Dが判定したとき、ソフトウェアの識別情報および第1の携帯端末のオペレーティングシステムの情報に従って、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合し、ソフトウェアに関連する、他のソフトウェアのインストールパッケージを検索するのに使用される。
【0124】
プロンプトユニット603Fは、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取らないことをユーザが選択したと第2の判定ユニット603Dが判定したとき、第1の携帯端末のオペレーティングシステムと整合するソフトウェアのインストールパッケージがないと表示して、動作を終了するのに使用される。
【0125】
この実施形態で提供されるサーバは、上記の実施形態で提供されるソフトウェアのインストール方法を実行することができる。詳細なプロシージャについては、実施形態の説明を参照されたい。
【0126】
この実施形態で提供されるサーバを用いて、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたソフトウェアのユーザ情報および識別情報を受信し、あらかじめ確立されているユーザ情報とソフトウェア情報の対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信してよい。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0127】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、これによってユーザ経験が大幅に改善され得る。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善し得る。
【0128】
実施形態6
図8を参照して、この実施形態は、以下のモジュールを含む携帯端末を提供する。
【0129】
送信モジュール801は、ユーザがソフトウェアのインストールを要求したとき、ユーザ情報およびソフトウェアの識別情報をサーバへ送信するのに使用され、ユーザ情報とソフトウェア情報の間のあらかじめ確立されている対応関係がユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を含んでいるかどうかサーバが判定することを可能にする。
【0130】
受信モジュール802は、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしており、ソフトウェアの識別情報に従って対応するインストールパッケージを見つけたとサーバが判断したとき、サーバから送信されたインストールパッケージを受信するのに使用される。
【0131】
インストールモジュール803は、受信モジュール802が受信したインストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールするのに使用される。
【0132】
この実施形態では、
図9を参照して、受信モジュール802は、サーバによって送信されたユーザ情報に対応するソフトウェアの設定ファイルを受信するのにも使用される。設定ファイルはユーザによってバックアップコピーされ、サーバによって対応関係に保存される。
【0133】
したがって、携帯端末は、インストールプロセスで生成された設定ファイルを、受信モジュール802が受信した設定ファイルで置換する置換モジュール804も含む。
【0134】
この実施形態では、送信モジュール801は、ユーザがソフトウェアの最新バージョンをインストールするかどうかということに関する個人用情報を設定している場合、ユーザの個人用情報をサーバに送信するのにも使用される。
【0135】
したがって、受信モジュール802は以下のユニットを含む。
【0136】
第1の受信ユニット802Aは、ソフトウェアの最新バージョンをインストールすることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信されたソフトウェアの識別情報に対応する最新バージョンのインストールパッケージを受信するのに使用される。
【0137】
第2の受信ユニット802Bは、ソフトウェアのバックアップバージョンをインストールすることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信されたバックアップ時のソフトウェアのバージョン情報に従って見つかった対応するインストールパッケージを受信するのに使用される。
【0138】
この実施形態では、送信モジュール801は、ローカルのオペレーティングシステムと対になったインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取るかどうかということに関する個人用情報をユーザが設定している場合、その個人用情報およびローカルのオペレーティングシステムの情報をサーバに送信するのにも使用される。
【0139】
したがって、受信モジュール802は、オペレーティングシステムと整合するインストールパッケージがないときは推奨されたインストールパッケージを受け取ることをユーザが選択したと、ユーザの個人用情報およびオペレーティングシステムの情報に従ってサーバが判断したとき、サーバによって送信された、オペレーティングシステムと整合するソフトウェアに関連する他のソフトウェアのインストールパッケージを受信するのに使用される。
【0140】
この実施形態で提供されるサーバは、上記の実施形態のうち任意のもので提供される任意のソフトウェアのインストール方法を実行することができる。詳細なプロシージャについては、実施形態の説明を参照されたい。
【0141】
この実施形態によって提供される携帯端末を用いて、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、ユーザ情報とソフトウェア情報とのあらかじめ確立されている対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0142】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、これによってユーザ経験が大幅に改善され得る。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善し得る。
【0143】
実施形態7
図10を参照して、この実施形態は、サーバ1001および携帯端末1002を含むソフトウェアインストールシステムを提供する。
【0144】
サーバ1001は実施形態5で提供されるサーバであり得、携帯端末1002は実施形態6で提供される携帯端末であり得る。
【0145】
この実施形態で提供されるシステムは、上記の実施形態のうち任意のもので提供される任意のソフトウェアのインストール方法を実行することができる。詳細なプロシージャについては、実施形態の説明を参照されたい。
【0146】
この実施形態で提供されるシステムを用いて、ユーザが携帯端末にソフトウェアをインストールすることを要求したとき、サーバは、携帯端末から送信されたユーザ情報およびソフトウェアの識別情報を受信し、ユーザ情報とソフトウェア情報とのあらかじめ確立されている対応関係に従って、ユーザがソフトウェアの情報をバックアップコピーしていると判断し、ソフトウェアの識別情報に対応するインストールパッケージを検索して、それらを携帯端末に送信する。携帯端末は、インストールパッケージに従ってソフトウェアをインストールする。これによって、インストールするソフトウェアを1つずつ探すのに用いられる時間およびデータトラフィックが節約され、ソフトウェアのインストール効率が改善され、また、見つかったインストールパッケージが、安全で、ウイルスに感染していないので、携帯端末のソフトウェアインストールに関連したリスクが低減する。
【0147】
さらに、サーバは、前もってバックアップコピーされた設定ファイルおよび見つかったインストールパッケージを携帯端末に送信し、携帯端末は、この設定ファイルに従ってソフトウェアを設定してユーザの元の使用習慣を保ち、ユーザ経験を大幅に改善する。その上、ソフトウェアは、ユーザの個人用情報に従ってインストールされ得、異なる状況では異なるユーザ設定に従ってインストールされ得る。この技術的解決策は、より融通性のある適用および強い実用性を有し、ユーザ満足度を改善し得る。
【0148】
上記の実施形態で提供されるデバイスまたはシステムがソフトウェアをインストールするとき、上記で説明された機能モジュールの分割が一例として用いられ得ることに留意されたい。実際の用途では、上記の機能は、要件に従って別々の機能モジュールに分配することができる。すなわち、デバイスの内部構造は、上記の機能のすべてまたは一部分を実現するために別々の機能モジュールに分割されてよい。その上、上記の実施形態で提供されるサーバ、携帯端末、ソフトウェアインストールシステム、および方法は、同一の概念である。方法の実施形態は、詳細な実装形態に関して参照されてよい。ここでは詳細な説明を繰り返すことはない。
【0149】
実施形態の通し番号は、説明のみを目的としており、実施形態の利益および不利益を意味するものではない。
【0150】
これらの実施形態のすべてまたは一部分は、ソフトウェアによって実現することができ、対応するソフトウェアプログラムは、たとえばコンパクトディスクまたはハードディスクといった読取り可能な記憶媒体に記憶することができる。
【0151】
上記で説明された好ましい実施形態はすべて、本来単なる例示であって、本発明に対する限定として解釈されるべきではない。本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者には明らかな、いかなる修正形態、変形形態、等価な置換および改善も、以下の特許請求の範囲の範囲内に入るように意図されている。