(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つのアンカー部材は、前記チャネル部分の前記近位端と結合されており、かつ前記デバイスが配備された場合に前記チャネル部分の前記近位端から近位方向に延在する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
前記少なくとも1つのアンカー部材は、前記チャネル部分の前記遠位端と結合されており、かつ前記デバイスが配備された場合に前記チャネル部分の前記遠位端から遠位方向に延在する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
前記デバイスは、前記チャネル部分の前記遠位端と結合された方向性部材を更に備え、前記方向性部材は、気道又はその他の身体管腔内に前記デバイスが配備された場合に前記チャネル部分の前記遠位端を気道又はその他の身体管腔の壁の方に導くように構成される、請求項1に記載のデバイス。
前記アンカー部材は、前記デバイスが配備された場合に管腔壁と係合し、前記管腔壁との前記アンカー部材の係合は、前記結節との前記方向性部材の回転整列を固定する、請求項12に記載のデバイス。
前記ガイド部材は、近位端と遠位端とを有し、医療器具と取り外し可能に係合されるように構成され、前記結節、病変、又は病的領域までの前記医療器具のナビゲーションを導くように構成されている、請求項1〜5に記載のデバイス。
【発明の概要】
【0004】
いくつかの実施形態では、身体内の結節又はその他の関心領域への反復可能アクセスを提供するデバイスは固定部分を含んでもよい。固定部分は、身体内の組織に取り付けられるように構成されてもよい。固定部分は近位端と遠位端とを有してもよい。いくつかの実施形態では、固定部分は、1つ以上のアンカーを固定部分の近位端及び/又は遠位端上に含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のアンカーは、標的結節又はその他の関心領域に対して実質的に一定の位置内に固定されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスはガイド部分を含んでもよい。ガイド部分は器具と係合するように構成されてもよい。器具は、デバイスのガイド部分に沿ってデバイスの固定部分までナビゲートされるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスは、短期間にわたって(例えば1回の処置にわたって)配備されたままであるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスは、長期間及び/又は永続的な期間にわたって配備されたままであるように構成されてもよい。
【0005】
本開示の様々な例示的実施形態は、以下の条項を考慮して説明され得る。
【0006】
条項1:肺あるいはその他の身体器官又は身体管腔内の結節へのアクセスを提供するデバイスであって、このデバイスは、チャネル部分であって、チャネル部分は近位端と遠位端とを有し、チャネル部分は管腔を規定し、管腔はチャネル部分の近位端からチャネル部分の遠位端まで延在する、チャネル部分と、少なくとも1つのアンカー部材であって、アンカー部材は、身体管腔内にデバイスが配備された場合に結節に対するチャネル部分の回転、近位、及び遠位運動を阻止するように構成される、少なくとも1つのアンカー部材とを含む。
【0007】
条項2:チャネル部分は少なくとも1つの放射線不透過性マーカを更に含む、条項1に記載のデバイス。
【0008】
条項3:デバイスはガイド部材を更に含む、条項1又は2に記載のデバイス。
【0009】
条項4:ガイド部材はガイドワイヤを含む、条項3に記載のデバイス。
【0010】
条項5:ガイド部材はガイドチューブを含む、条項3又は4に記載のデバイス。
【0011】
条項6:ガイド部材は少なくとも1つの放射線不透過性マーカを含む、条項3〜5のいずれか一項に記載のデバイス。
【0012】
条項7:チャネル部分は1つ以上の切断部分を更に含み、1つ以上の切断部分はチャネル部分の可撓性を増加させるように構成される、条項1〜6のいずれか一項に記載のデバイス。
【0013】
条項8:チャネル部分はヒートシュリンクを更に含む、条項7に記載のデバイス。
【0014】
条項9:チャネル部分は気道又はその他の身体管腔の壁内に経管腔的に(transluminally)配備されるように更に構成される、条項1〜8のいずれか一項に記載のデバイス。
【0015】
条項10:チャネル部分は、カテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内での圧縮状態と、気道又はその他の身体管腔内に配備された場合の拡張状態との間を移行するように更に構成される、条項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
【0016】
条項11:チャネル部分は、チャネル部分の近位端とチャネル部分の遠位端との間にポートを更に含む、条項1〜10のいずれか一項に記載のデバイス。
【0017】
条項12:少なくとも1つのアンカー部材は、結節における組織又はその付近の組織を穿孔するように構成された穿孔部分を含み、少なくとも1つのアンカー部材は、組織を穿孔部分が穿孔する深さを制限するように構成されたパッド部分を含む、条項1〜11のいずれか一項に記載のデバイス。
【0018】
条項13:チャネル部分は、チャネル部分の近位端と結合された、かつデバイスが配備された場合にチャネル部分の近位端から近位方向に延在する、第1のアンカーを含む、条項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス。
【0019】
条項14:チャネル部分は、チャネル部分の遠位端と結合された、かつデバイスが配備された場合にチャネル部分の遠位端から遠位方向に延在する、第1のアンカーを含む、条項1〜13のいずれか一項に記載のデバイス。
【0020】
条項15:デバイスは、チャネル部材の遠位端と結合された方向性部材を更に含み、方向性部材は、気道又はその他の身体管腔内にデバイスが配備された場合にチャネル部材の遠位端を気道又はその他の身体管腔の壁の方に導くように構成される、条項1に記載のデバイス。
【0021】
条項16:チャネル部材の遠位端は、方向性部材の配向を識別するように構成された反響特性的に固有の(echogenically unique)部分を有する、条項15に記載のデバイス。
【0022】
条項17:チャネル部材は、反響特性的に固有の部分を結節に対して回転整列させるために、配備に先立って回転させられ得る、条項16に記載のデバイス。
【0023】
条項18:チャネル部材は、方向性部材を結節に対して回転整列させるために、配備に先立って回転させられ得る、条項15〜17のいずれか一項に記載のデバイス。
【0024】
条項19:アンカー部材は、デバイスが配備された場合に管腔壁と係合し、管腔壁とのアンカー部材の係合は、結節との方向性部材の回転整列を固定する、条項15〜18のいずれか一項に記載のデバイス。
【0025】
条項20:方向性部材は1つ以上の突起を含む、条項15〜19のいずれか一項に記載のデバイス。
【0026】
条項21:肺又はその他の身体器官内の結節への反復可能なアクセスのための基準デバイスを配備及び使用する方法であって、この方法は:身体内の標的結節を位置特定し;基準デバイスをカテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内に圧縮し、基準デバイスは固定部分とガイド部分とを含み;カテーテル又はその他の送達デバイスを標的結節の部位までナビゲートし;カテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネルから基準デバイスを取り出し;送達デバイスを標的結節に近接した組織に取り付け;カテーテル又はその他の送達デバイスを標的結節の部位から取り去り;第2のカテーテル又はその他の送達デバイスを基準デバイスのガイド部分と係合させ、その他の送達デバイスの第2のカテーテルは処置又は診断器具を含み;第2のカテーテル又はその他の送達デバイスを基準デバイスのガイド部分に沿って標的結節の部位までナビゲートし;標的結節を処置するか又は標的結節からサンプルを収集し;第2のカテーテル又はその他の送達デバイスを基準デバイスのガイド部分に沿って引き抜くことを含む。
【0027】
条項22:肺あるいはその他の身体器官又は身体管腔内の結節へのアクセスを提供するデバイスであって、このデバイスは、近位端と遠位端とを有する固定部分であって、固定部分は1つ以上のアンカー部分を含み、固定部分は結節に実質的に一定の近さにある組織に取り付けられるように構成された、固定部分と、近位端と遠位端とを有するガイド部分であって、ガイド部分は医療器具と取り外し可能に係合されるように構成され、ガイド部分は固定部分までの医療器具のナビゲーションを導くように更に構成された、ガイド部分とを含む。
【0028】
条項23:1つ以上のアンカー部分は、組織に取り外し可能に取り付けられるように構成される、条項22に記載のデバイス。
【0029】
条項24:固定部分は結節に直接取り付けられる、条項22又は23に記載のデバイス。
【0030】
条項25:固定部分は結節の近位に取り付けられる、条項22〜24のいずれか一項に記載のデバイス。
【0031】
条項26:ガイド部分はガイドワイヤを含む、条項22〜25のいずれか一項に記載のデバイス。
【0032】
条項27:ガイド部分はガイドチャネルを含む、条項22〜26のいずれか一項に記載のデバイス。
【0033】
条項28:ガイド部分は、ガイド部分の近位端上に1つ以上のアンカーを更に含む、条項22〜27のいずれか一項に記載のデバイス。
【0034】
条項29:固定部分は1つ以上の放射線不透過性マーカを更に含む、条項22〜28のいずれか一項に記載のデバイス。
【0035】
条項30:ガイド部分は1つ以上の放射線不透過性マーカを更に含む、条項22〜29のいずれか一項に記載のデバイス。
【0036】
条項31:デバイスは、カテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内での圧縮状態と、気道又はその他の身体管腔内での拡張状態との間を移行するように構成される、条項22〜30のいずれか一項に記載のデバイス。
【0037】
条項32:固定部分は気道壁に取り付けられるように構成される、条項22〜31のいずれか一項に記載のデバイス。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】気道又は身体管腔、及び3つのタイプの結節の概略断面図である。
【
図2】ワイヤベースの結節アクセスデバイスの図である。
【
図3】気道又は身体管腔内に配備された
図2のデバイスの図である。
【
図4A】
図2のデバイスの近位端上で使用されてもよい丸味を帯びたエンドキャップの図である。
【
図4B】
図2のデバイスの近位端上で使用されてもよい剛毛のある端の図である。
【
図4C】
図2のデバイスの近位端上で使用されてもよいピグテール端の図である。
【
図4D】
図2のデバイスの近位端上で使用されてもよいループ端の図である。
【
図5】
図2のデバイス上に結合された取り付けられたサイドカー構成を示す、送達デバイスの側面図である。
【
図6】
図2のデバイス上に結合された管腔を有する、複数管腔送達デバイスの側面図である。
【
図7A】
図2のデバイス上に結合された巻き付けられたラッソ部分を有する、送達デバイスの斜視図である。
【
図7B】エンドキャップと
図2のデバイス上に結合されたラッソ部分とを有する、送達デバイスの側面図である。
【
図8】気道又はその他の身体管腔内で複数管腔送達デバイスと係合された結節アクセスデバイスの図である。
【
図9】針が標的結節内に挿入された、
図8の結節アクセスデバイス及び複数管腔送達デバイスの拡大図である。
【
図10A】トゥーイ(Tuohy)コネクタとコイルチャネルとプッシュロッドとを含む結節アクセスデバイス送達装置の概略断面図である。
【
図10B】部分的に配備された結節アクセスデバイスを有する
図10Aの送達装置の図である。
【
図11A】送達装置及び壁アンカーの簡略化された断面図である。
【
図11B】チャネルの内部であってその中に
図11Aの壁アンカーが圧縮されているチャネルの内部の、簡略化された断面図である。
【
図12】気道又はその他の身体管腔内に配備されたアクセスポート及び編組(braided)チャネルの実施形態の図である。
【
図13】気道又はその他の身体管腔内に配備されたアクセスポート及びコイルチャネルの実施形態の図である。
【
図14】気道又はその他の身体管腔内に配備されたアクセスポート及びコイルチャネルの実施形態の図である。
【
図15B】気道又はその他の身体管腔内に配備された
図15Aのアクセスチャネルの斜視図である。
【
図15C】気道又はその他の身体管腔内に配備された、ガイドワイヤが取り付けられたアクセスチャネルの実施形態の斜視図である。
【
図15D】距離マーカを有するガイドワイヤが取り付けられたアクセスチャネルの実施形態の斜視図である。
【
図16】気道又はその他の身体管腔内に配備されたアクセスチャネルの実施形態の斜視図である。
【
図17A】遠位スピゴットを有する平坦コイルアクセスチャネルの上面図である。
【
図17B】遠位スピゴットと複数のアンカーとを有する平坦コイルアクセスチャネルの実施形態の側面図である。
【
図17C】変更ピッチ部分を有する平坦コイルアクセスチャネルの実施形態の側面図である。
【
図17D】予め設定された湾曲部を有する平坦コイルアクセスチャネルの実施形態の斜視図である。
【
図18】気道又はその他の身体管腔内のトンネリングデバイスの斜視図である。
【
図19A】遠位コーン部材とプッシュコイルとを有するポート配備装置の図である。
【
図20A】送達デバイスの作動チャネル内に圧縮された経管腔(transluminal)アクセスポートの側面図である。
【
図21A】気道壁内にアクセスポートが配備されたすぐ後の
図20Aの経管腔アクセスポートの側面図である。
【
図21B】気道壁内に配備された後で徐々に拡大した
図21Aの経管腔アクセスポートの図である。
【
図22A】気道壁内に経管腔アクセスポートを配備する間の、サイド作動チャネルを有する送達デバイスの斜視図である。
【
図22B】気道壁内に経管腔アクセスポートを配備する間の、サイド作動チャネルを有する送達デバイスの斜視図である。
【
図22C】気道壁内に経管腔アクセスポートを配備する間の、サイド作動チャネルを有する送達デバイスの斜視図である。
【
図22D】気道壁内に経管腔アクセスポートを配備する間の、サイド作動チャネルを有する送達デバイスの斜視図である。
【
図23A】経管腔アクセスポートのコイル実施形態の斜視図である。
【
図23B】経管腔アクセスポートのコイルアンカー実施形態の斜視図である。
【
図23C】経管腔アクセスポートのエンドアンカー実施形態の斜視図である。
【
図23D】壁係合フィンガを有する切断経管腔アクセスポートの側面図である。
【
図23E】気道壁内に取り付けた後の
図23Dの切断経管腔アクセスポートの側面図である。
【
図23F】壁係合ウェブエンド部分を有する切断経管腔アクセスポートの側面図である。
【
図24】フックアンカーを有するデバイスの遠位端の図である
【
図25】遠位端上の方向性部材と近位端上のバスケット部分とを有するチャネルアクセスデバイスの図である。
【
図26】外側に向けられた平坦パネル部分を有するチャネルアクセスデバイスの近位端の図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
肺又はその他の身体器官内の結節、病変、又は病的領域への反復可能なアクセスを提供するデバイス及び方法について、1つ以上の実施形態の添付の図面を参照して以下に説明する。本明細書中で提示される説明において使用される用語は、限定的又は制限的に解釈されることを意図するものではない。むしろ、用語はデバイス及び方法の実施形態の詳細な説明に関連して利用されるにすぎない。例えば、用語「結節」は、身体内の病変、腫瘍、又はその他の病状を、サイズ及び形状とは無関係に意味し得る。そのような結節は、診断及び/又は処置を必要とする癌腫瘍、診断及び/又は処置を必要とする結核病変、抗生物質を用いて排出及び/又は処置される必要がある小房性感染(loculated infections)、並びに/あるいは、減圧される及び/又はその他の手法で処置される必要がある水疱を含んでもよい。
【0040】
本明細書中で開示される実施形態のうちのいくつか又は全ては、関心部位のサンプリング、生検採取、又はその他の手法による診断のために、結節又はその他の関心部位への反復可能なアクセスを提供するために利用されてもよい。更に、実施形態のうちのいくつか又は全ては、関心部位への処置を提供する目的のために、関心部位への反復可能なアクセスを提供するために使用されてもよい。例えば、本明細書中の実施形態は、関心部位に薬剤を投与する(例えば化学療法)、並びに/あるいは、エネルギー及び/又は治療シードを投与する目的のために、関心部位(1つ又は複数)への反復可能なアクセスを提供するために利用されてもよい。感染(例えば小房性感染)及び/又は水疱を排出するため、抗生物質を提供するため、及び/又は関心部位にシーラントを導入するためのツールが、本明細書中で説明する実施形態のうちのいくつか又は全てと共に使用されてもよい。
【0041】
更に、実施形態はいくつかの新規な特徴を含む場合があり、それらのうちのいずれの1つも単独でその望ましい属性を担うものではなく、本明細書中で説明される発明を実施するために不可欠であると考えられるものでもない。本明細書中に記載されるいくつかの実施形態では、気道内にアクセスデバイスを配備することに言及するが、この開示はこれに限定されず、配備は、限定されないが例えば人間及び動物内の他の脈管、通路、及び体腔内に行われてもよい。加えて、本明細書中に記載される実施形態は、所与の処置において所与の実施形態を配備することの背後にある目的に応じて、取り外し可能又は永続的であるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスは、相互に接続及び/又は切断されるように構成されてもよい複数の構成要素(例えば、近位、中央、及び遠位構成要素)を含んでもよい。そのような実施形態では、デバイスは、完全に(例えば全ての構成要素が)取り外し可能、及び/又は部分的に取り外し可能(例えばいくつかの構成要素)であるように構成されてもよい。デバイスのいくつかの実施形態は、完全に永続的(例えば呼び出し構成要素が永続的に配備される)、及び/又は部分的に永続的(例えばいくつかの構成要素が取り外し可能)であってもよい。本明細書中に記載される実施形態のいくつかは、いくつかの処置及び/又は診断器具(例えば、細胞診ブラシ、RFプローブ、超音波プローブ、生検鉗子、TBNA針など)と組み合わせて使用されてもよい。本明細書中に記載される実施形態のそれぞれは、ケア提供者がデバイスをナビゲート、配備、及び/又は位置特定するのを支援するための、放射線不透過性マーキング又はその他の視覚化補助(例えば、X線、CT、及び/又は気管支鏡の視覚化と共存できるマーキング)を含んでもよい。本明細書中に記載される実施形態のうちのいくつかは、超音波プローブ又はその他の視覚化デバイスによって検出可能な、レーザ切断パターン、側方通路、又はその他の特徴を含んでもよい。
【0042】
図1は、いくつかの結節を内部に有する気道2を示す。一般に、結節は3つ以上のタイプに分類され得る。例えば、気道通路の外側に位置する結節は、外在性結節(extrinsic nodules)1Aと一般に呼ばれる。気道壁3にまたがる結節は、混合結節(mixed nodules)1Bと一般に呼ばれる。気道2内に位置する結節は、内在性結節(intrinsic nodules)1Cと一般に呼ばれる。各タイプの結節は、アクセス及び処置のための独自の課題を提示する。結節に近接した任意の特定の部位への着実な反復アクセスが、本明細書中に記載されるデバイスのうちの1つ以上を使用して達成され得ることが望ましい。有利には、本明細書中に記載されるデバイスのうちの1つ以上は、デバイスが関心部位と共に移動するように、関心部位に近接して又は関心部位を含む領域において直接アンカー止めされてもよい。例えば、関心領域に隣接する又は関心領域を含む、組織、気道、又はその他の身体部分にアンカー止めすることによって、患者又は受容者が呼吸するか又はその他の解剖学的運動を行うにつれて、本明細書中に記載されるデバイスのうちの1つ以上は関心領域と共に移動する。これは、例えば身体の外部の位置又は関心位置への参照フレームを提供する、カテーテル、管腔などに勝る明白な利点を提供する。そのようなカテーテル、管腔などは、関心領域の移動と共に移動しない遠位端を有する。例えば患者が呼吸している場合、肺組織とカテーテル、気管支鏡などの端との間の相対移動が、各呼吸に伴って発生する。いくつかの構成では、本明細書中に記載されるデバイス又はその少なくとも一部は、基準マーカとして機能してもよい。いくつかの配置では、デバイスのうちの3つ以上、又は1つ以上のデバイスの3つ以上の部分が、平面を規定するために使用されてもよい。従って、デバイス又はデバイスの部分は、結節又はその他の関心部位を視覚的に、又はその他の好適な技術を介して位置特定するために使用されてもよい。
【0043】
図2は、関心部位への反復アクセスを提供するデバイスを示す。いくつかの実施形態では、ワイヤベースデバイス100は遠位端120と近位端110とを有する。ワイヤベースデバイス100は、遠位端120上に固定部分122を含んでもよい。固定部分122は穿孔部材106を有してもよい。いくつかの実施形態では、ワイヤベースデバイス100は1つ以上のアンカー108、109を含む。デバイス100は、デバイス100の固定部分122の遠位端に取り付けられた1つ以上の遠位アンカー109を有してもよい。いくつかの実施形態では、ワイヤベースデバイス100は1つ以上の近位アンカー108を含んでもよい。1つ以上の近位アンカー108は、固定部分122の近位端に接続されてもよい。いくつかの構成では、近位アンカー108が近位移動を阻止し、同時に、遠位アンカーが遠位移動を阻止する。他の構成では、近位アンカーが遠位移動を阻止し、同時に、遠位アンカーが近位移動を阻止してもよい。例えばそのような構成は、限定されないが例えば
図2に示されている。
図24に示す実施形態などのいくつかの実施形態では、固定部分122は、肺又はその他の身体器官又は身体管腔内の所定の位置にデバイス100を固定するために使用されてもよい、1つ以上の引っ掛けフック108Aを含んでもよい。その他の構成も図示されている。
【0044】
いくつかの実施形態では、アンカー108、109及び/又はフック108Aは、(例えばカテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内に嵌合するための)圧縮された、弛緩した、又は非配備状態と、機械的、電気的、熱的、及び/又はその他の入力に応じた拡張状態との間を移行するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、アンカー108、109及び/又はフック108Aのうちの1つ以上は形状記憶材料で構成されてもよく、これによりアンカー108、109及び/又はフック108Aのうちの1つ以上は、体温(例えば、人間の場合98.6°F(37℃))未満の温度において、圧縮された、弛緩した、又は非配備構成に留まり、体温以上の温度において拡張状態に移行してもよい。いくつかの実施形態では、アンカー108、109及び/又はフック108Aはバイメタルストリップから形成されてもよく、バイメタルストリップは体熱に応じて身体組織内に外側に曲がってもよく、バイメタルストリップの冷却に応じてまっすぐな圧縮された構成に戻ってもよい。いくつかの実施形態では、アンカー108、109及び/又はフック108Aは中空チャネルを含んでもよく、この中に湾曲ワイヤが挿入されてもよい。湾曲ワイヤが中空のアンカー108、109及び/又はフック108Aの遠位端に向けて押されるにつれて、アンカー108、109及び/又はフック108Aは、湾曲ワイヤの形状に一致するように湾曲して周囲の身体組織と係合してもよい。いくつかの実施形態では、アンカー自体が、シース(sheath)から外側に移動するにつれて湾曲する1つ以上の湾曲ワイヤによって形成されてもよい。その他の構成が可能である。
【0045】
図2を再び参照すると、いくつかの実施形態では、ワイヤベースデバイス100はガイドテール又はガイドワイヤ104を含む。ガイドワイヤ104は、穿孔部材106及び/又はアンカー108、109の近位側から延在してもよい。ワイヤベースデバイス100は全長Lを有してもよい。いくつかの実施形態では、長さLは約2cmより大きく、かつ/又は約15cm未満である。いくつかの実施形態では、長さLは約10cmである。デバイス100の長さは、通路内への取り付けに先立って又は取り付けの後で短縮されてもよい。いくつかの構成では、デバイス100の長さは、遠位端がアンカー止めされた場合に近位端が気管支鏡、内視鏡などを用いて視覚的に位置特定され得るように、十分に長い。
【0046】
図3に示すように、ワイヤベースデバイス100は、末梢結節1にアクセスするために使用されてもよい。固定部分122は、結節1内に直接挿入されてもよい。いくつかの構成では、固定部分122は、結節1に近接した又は結節1の近位の位置において、気道2の側壁3内に挿入されてもよい。いくつかの構成では、固定部分122は、結節1に隣接した又は結節1の遠位の位置において、気道2の側壁3内に挿入されてもよい。いくつかの実施形態では、固定部分122は、標的結節1における又はその付近の組織と係合し、これにより、固定部分122と標的結節1との間の相対位置は、患者が呼吸するとき及びその他の身体を動かすときに実質的に一定に留まる。固定部分122と結節1との間のこの同じ実質的に一定の位置付けは、本明細書中に記載されるアクセスデバイスの実施形態のうちのいずれを用いても得ることが可能である。ガイドワイヤ104は固定部分122の近位端から気道2内へ近位方向に延在してもよい。いくつかの状況では、ガイドワイヤ104は、固定部分122から近位方向に、気管支樹の1つ以上の世代を通過してもよい。ガイドシースあるいはその他の構造又は実装が、気道壁に近接した位置からガイドワイヤ104を持ち上げるために使用されてもよい。ガイドワイヤ104の近位端が持ち上げられた状態で、ガイドシースがガイドワイヤ104の少なくとも一部上を摺動して、部位への反復ナビゲーションを可能にしてもよい。いくつかの構成では、処置及び/又は診断器具が、ガイドワイヤ104又は取り付けられたガイドシースのいずれかに沿って、標的結節1又はその他の関心部位に対して固定位置まで通されてもよい。
【0047】
図4A〜
図4Dは、ガイドワイヤ104の近位端110が気道2の側壁3を穿刺する又はこれに付着する可能性を減らすため、及びガイドシースなどの拾い上げを容易にするために役立ち得る、近位構造の実施形態を示す。例えば、
図4Aは、丸味を帯びた部材112Aを有するガイドワイヤ104を示す。丸みを帯びた部材112Aは、球形、半球形、円盤形、楕円形、又は任意のその他の類似した形状を有してもよい。図示されている丸味を帯びた部材112Aは最近位端において示されているが、いくつかの実施形態では、丸みを帯びた部材112Aは、最近位端より遠位(例えばわずかに遠位)に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、
図4Bに示すように、ガイドワイヤ104の近位端110は剛毛のある端112Bを有してもよい。
図4C及び
図4Dにそれぞれ示すように、いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ104の近位端110はピグテール構成112Cを有してもよく、いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ104の近位端110はループ構成112Dを有してもよい。いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ104の近位端110は、反転してガイドワイヤ104に掛かるビートル設計(beetle design)を有してもよい。ガイドワイヤ104の近位端110の、これらの実施形態のそれぞれ及び任意の追加の実施形態は、ガイドワイヤ104の近位端110が気道壁3に付着する又はこれを穿刺する可能性を減らすために役立ち得る。上に記載した実施形態のうちのいくつかは、ガイドワイヤ104の近位端110より遠位に位置してもよい。その上、これらの構造は好ましくは、近位端110が、限定されないが例えばガイドシースなどの別の構造又は構成要素とより容易に係合するように、ガイドワイヤ104の近位端110を持ち上げる。
【0048】
いくつかの状況では、結節1又はその他の所望の位置への反復アクセスは、カテーテル20(例えば
図8及び
図9を参照)又はその他の医療デバイスをアクセスデバイスのガイドワイヤ104に沿って導くことによって達成されてもよい。例えば、
図5に示すように、カテーテル20Aは、サイドカー24などのガイド構造をカテーテル20Aの遠位端において又はその付近で含んでもよい。サイドカー24は、アクセスデバイスのガイドワイヤ104と同軸に係合するように構成されてもよいガイドワイヤチャネル26を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ガイドワイヤチャネル26とガイドワイヤ104とが係合されると、カテーテル20Aは、結節1の部位の付近の又はその他の所望の位置の、アクセスデバイスの固定部分の部位まで、ガイドワイヤ104に沿って導かれてもよい。カテーテル20Aは作動チャネル22を含んでもよく、これを通って器具(例えば、生検鉗子、細胞診ブラシ、RFプローブ、TBNA針、超音波プローブ、ミニプローブ(超音波プローブ)、内視鏡治療デバイスなど)が標的結節1の部位又はその他の所望の位置まで移動してもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、
図6に示すように、カテーテル20Bは2つ以上の管腔22、28を有してもよい。カテーテル20Bは、アクセスデバイスのガイドワイヤ104と同軸に又は別様に係合するように構成されてもよいガイドワイヤ管腔28を含むガイド構造を有してもよい。いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ104とガイドワイヤ管腔28との間の係合は、カテーテル20Bがガイドワイヤ104に沿って標的結節1の部位又はその他の所望の位置まで移動することを可能にしてもよい。カテーテル20Bは作動チャネル22を含んでもよく、これを通って器具が標的結節の部位又はその他の所望の位置まで移動してもよい。
【0050】
いくつかのカテーテル20Cは、ラッソ23を含むガイド構造を含んでもよい。ラッソ23は、アクセスデバイスのガイドワイヤ104と係合するように構成されてもよい。ラッソ23は、限定されないが例えばニチノールワイヤあるいは何らかのその他の弾性又は可撓性材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態では、
図7Aに示すように、ラッソ23は、カテーテル20Cの遠位端にワイヤを巻き付け、ラッソを形成するためにワイヤの1つのループを巻き付けずに残すことによって形成されてもよい。いくつかの実施形態では、
図7B〜
図7Cに示すように、カテーテル20Dは遠位キャップ27を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ラッソ23は、第1の端29Aと第2の端29Bとを有してもよい。第1の端29Aは、カテーテル20Dの本体と遠位キャップ27との間に固定されてもよい。ワイヤの第2の端29Bは、遠位キャップ27の内側からエンドキャップ27の外側まで延在してもよい。いくつかの実施形態では、ラッソ23の第2の端29Bは、ラッソ23を締めるために引かれてもよい。いくつかの実施形態では、ラッソ23は、熱又は低温に反応して形状が変化する形状記憶材料で構成されてもよい。例えば、ラッソ23は、カテーテルが室温にさらされている場合にカテーテル20Dの作動チャネル22内に嵌合するように構成されてもよく、またラッソ23は、患者の身体内でより高い温度にさらされている場合に作動チャネル22から「跳ね」上がってその外に出るように構成されてもよい。ラッソ23は、様々な追加の構成に形状が変化するように構成されてもよい。
【0051】
いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ104は、カテーテル20のガイド構造の直径とほぼ同じか又はそれよりも大きな有効直径を有するように構成された、停止構造(例えば、タブ、円盤、球状構造など)を含む。いくつかのそのような実施形態では、停止構造とガイド構造との間の係合は、カテーテル20のユーザに触覚フィードバック(例えば、停止、クリック、カテーテルとガイドワイヤとの間の摩擦の増加)を提供してもよい。停止構造は、アクセスデバイスの遠位端に対するカテーテル20の位置についての基準点を提供するために、アクセスデバイスの遠位端において又はその付近に配置されてもよい。
【0052】
図8は、ガイドワイヤ管腔28と作動チャネル22とを有するカテーテル20Bの実施形態を示す。ガイドワイヤ管腔28はガイドワイヤ104と係合される。カテーテル20Bの遠位端は、ガイドワイヤ104に沿って、アクセスデバイスの固定部分122の部位まで進められる。
図9に示すように、器具シース40が、カテーテル20Bの作動チャネル22を通して挿入され、カテーテル20Bの遠位端まで移動させられてもよい。医療器具52(例えば、図示されているTBNA針)が、医療器具52の一部であってもよい保護シース40内に収容されてもよい。いくつかの実施形態では、医療器具53は、2012年2月28日出願の「LUNG BIOPSY NEEDLE(肺生検針)」と題された米国仮特許出願第61/604,457号明細書(代理人整理番号第SPIRTN.084PR号)に記載されているような肺生検針であってもよく、当該出願はその全体が参照によって本明細書中に援用される。医療器具53として使用するための肺生検針の更なる例は、米国特許出願公開第−−−−/−−−,−−−号として公開された、2013年2月26日出願の「LUNG BIOPSY NEEDLE(肺生検針)」と題された米国特許出願第−−/−−−,−−−号明細書(代理人整理番号第SPIRTN.084A号)に記載されており、当該公開はその全体が参照によって本明細書中に援用される。医療器具52は、処置及び/又は診断のために標的結節1にアクセスしてもよい。結節1の診断及び/又は処置が完了したら、カテーテル20Bは、ガイドワイヤ管腔28がガイドワイヤ104から外れるまでガイドワイヤ104に沿って引き抜かれてもよい。アクセスデバイス及びガイドワイヤ104は、カテーテル20Bが引き抜かれた後、気道(1つ又は複数)内に留まってもよい。限定されないが例えば結節1の追加の処置及び/又は診断のために、追加のカテーテル20又はその他のデバイスが続いてガイドワイヤ104にアクセスして、標的結節1の部位まで移動してもよい。
【0053】
図10Aは、アクセスデバイスのための配備システムの実施形態を示す。配備システムは、ガイドシース又はカテーテル20を含んでもよい。いくつかの実施形態では、配備システムはプッシュロッド70を含む。プッシュロッド70はプッシュロッド先端部74とロッド部分72とを有してもよい。プッシュロッド70とガイドシース20とは、限定されないが例えばトゥーイコネクタ60によって、同軸に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、トゥーイコネクタ60は、プッシュロッド70とガイドシース20とを互いに対して固定された位置に保持するために使用されてもよい(例えばトゥーイは、ガイドシース20がプッシュロッド70に対して近位及び/又は遠位方向に移動するのを防止してもよい)。いくつかの構成では、アクセスデバイスはコイル部分132を含んでもよい。コイル部分132はコイルチャネル138を規定してもよい。コイル部分132の遠位端は、接続点134においてアクセスデバイスのガイドワイヤ104に、他の類似した手段の圧着によって接続されてもよい。アクセスデバイスのコイル部分132及び/又は固定部分122は、ガイドシース20内に圧縮されるように構成されてもよい。
【0054】
アクセスデバイスを結節1の部位に配備するために、ガイドシース20の遠位端は結節1の部位まで進められてもよい。ガイドシース20は、超音波、蛍光透視、カメラガイダンス、又は任意のその他の好適なナビゲーション配置(例えば、Super Dimension(スーパーディメンション)社から入手可能なシステム、Cybernet Systems(サイバネットシステム)社のBf NAVI(ビーエフナビ)システム、Broncus(ブロンカス)社のLungPoint(ラングポイント)システム、Veran(ヴェラン)社のシステム)を使用してナビゲートされてもよい。ガイドシース20の遠位端が所望の位置に配置された後、トゥーイコネクタ60が緩められてもよい。次に、アクセスデバイスを遠位方向に押し、アクセスデバイスの固定部分122が結節1及び/又は付近の気道壁3に貫入することを可能にするために、プッシュロッド70が使用されてもよい。次に、アクセスデバイスを露出させ、気道2内にアクセスデバイスを配備するために、ガイドシース20が近位方向に引かれてもよい。好ましくは、露出させる間、プッシュロッド70は静止したまま保たれる。
【0055】
図11A及び
図11Bは、肺内の特定の位置への反復アクセスを提供するために使用されてもよい壁アンカー200の実施形態を示す。壁アンカー200は近位端210と遠位端220とを有してもよい。壁アンカー200は固定部分222を、壁アンカー200の遠位端220上に又はその付近に含んでもよい。いくつかの実施形態では、壁アンカー200は1つ以上の遠位アンカー209を含む。いくつかの実施形態では、壁アンカー200は1つ以上の近位アンカー208を含む。壁アンカー200の固定部分222は、穿孔部材206を含んでもよい。穿孔部材206は、気道壁3又はその他の身体組織に貫入するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、壁アンカー200は、固定部分222の近位端から延在するガイドワイヤ又はチューブ204を含んでもよい。いくつかの配置では、穿孔部材206及び遠位アンカー209の両方を規定するために円錐状端が使用されてもよい。
【0056】
壁アンカー200は、カテーテル20又はその他の配備装置の作動チャネル内に圧縮されるように構成されてもよい。図示されているように、アンカー208、209は、圧縮構成にある場合に遠位アンカー209が近位アンカー208に部分的に重なるように構成されてもよい。(
図11Aに示すように)アンカー208、209が開位置に付勢されるように、アンカー208、209は弾性材料で構成されてもよい。いくつかの構成では、壁アンカー200は、穿孔部材206を押して気道壁3を通過させることによって配備されてもよい。固定部分222は、遠位アンカー209が開位置に拡張するまで壁3を通して進められてもよい。壁アンカー200は次に、近位アンカー208が開位置に拡張するまで気道壁3を通して近位方向に引き戻されてもよい。カテーテル20は次に、気道2の壁3内の所定の位置に壁アンカーを残して引き抜かれてもよい。配備された固定部分222の部位への後続の反復可能なかつ迅速なアクセスは、上述の手法のうちのいずれかにおいて、壁アンカー200のガイドチューブ204に沿ってカテーテル20又はその他の器具を導くことによって達成されてもよい。
【0057】
ガイドワイヤデバイスに加えて又はその代替として、チャネル及び/又はポートデバイスが、肺結節への反復可能なアクセスを提供するために使用されてもよい。
図12は、気道2又はその他の身体管腔内に配備されたアクセスポート300の実施形態を示す。アクセスポート300はポート本体部分307を含んでもよい。ポート本体部分307は、ポート本体部分307の近位端からポート本体部分307の遠位端まで延在するポートチャネル318を含んでもよい。いくつかの実施形態では、アクセスポート300は、ポート本体部分307の近位端に取り付けられてそこから近位方向に延在する編組ワイヤ部分332を含んでもよい。編組ワイヤ部分332は、編組ワイヤ部分332の近位端から編組ワイヤ部分332の遠位端まで延在する編組ワイヤチャネル338を含んでもよい。いくつかの実施形態では、編組ワイヤチャネル338は、ステンレス鋼、ニチノール、又はその他の好適な材料で作られたワイヤで構成されてもよい。いくつかの実施形態では、編組ワイヤチャネル338は、限定されないが例えばPTFEから形成された内側ライナを含んでもよい。いくつかの実施形態では、編組ワイヤチャネル338は、ポリマー、ポリウレタン、ナイロン、PEBAX(登録商標)、又は何らかのその他の好適な材料で作られてもよい外側ジャケットを含んでもよい。従って、複合設計が使用されてもよい。編組ワイヤチャネル338とポートチャネル318とは同軸であってもよく、かつ単一の拡張されたガイドチャネルを一緒に形成してもよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、アクセスポート300は、1つ以上のアンカー309によって気道壁3にアンカー止めされてもよい。アンカー309は、ポート本体部分307の遠位及び/又は近位端に接続されてもよい。いくつかの配置では、アンカー309は、編組ワイヤチャネル338に直接接続されてもよい。アンカー309は、周辺の気道壁3を穿孔するように構成された穿孔部分311を含んでもよい。いくつかの実施形態では、アンカーは、気道壁3又はその他の身体組織に穿孔部分311が貫入する深さを制限するように構成されてもよいパッド部分313を含んでもよい。アンカー309は、限定されないが例えばニチノールなどの弾性材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態では、アンカー309は、気道2又はその他の身体管腔内への配備に先立ってアンカー309が配備デバイスの作動チャネル内に圧縮されることが可能なように、弾性材料で構成される。いくつかの実施形態では、アンカー309は、穿孔部材とポート本体部分307上のアンカー取り付け点との間に関節腕部分を含む。米国特許第6,293,951号明細書、米国特許第6,592,594号明細書、米国特許第6,722,360号明細書、米国特許第6,929,637号明細書、米国特許第7,533,671号明細書、米国特許第7,691,151号明細書、米国特許第7,875,048号明細書、並びに、米国特許出願公開第2003/0154988号明細書、米国特許出願公開第2003/0181922号明細書、米国特許出願公開第2003/0195385号明細書、及び米国特許出願公開第2003/0212412号明細書は、アンカー309の実施形態の例を提供するものであり、これらの全体が参照によって本明細書中に援用される。
【0059】
図13は、ポート本体部分407の近位端に取り付けられたコイル部分432を含む、アクセスポート400の実施形態を示す。コイル部分432はコイルチャネル438を含んでもよく、コイルチャネル438はポートチャネル4
18と同軸であってもよく、かつ拡張されたチャネルガイドチャネルをポートチャネル4
18と一緒に形成してもよい。アクセスポート400は、上述のアンカー309に類似した又はそれと同一の特性を有してもよいアンカー409を含んでもよい。
【0060】
図14は、アクセスポート500の実施形態を示す。アクセスポート500は本体部分507を含んでもよい。いくつかの実施形態では、アクセスポート500は、本体部分507の近位端から延在する取り出しロッド554を含む。取り出しロッド554は、取り出しロッド554の遠位端上の取り出し点553を含んでもよい。いくつかの実施形態では、アクセスポート500は、取り出し点553の近位端に取り付けられてもよい、かつアクセスポート500から近位方向に延在してもよい、コイル部分532を含む。コイル部分532はコイルチャネル538を含んでもよく、コイルチャネル538を通して器具、カテーテル、及び/又はその他の医療デバイスが導かれてもよい。取り出し点553は、気道壁3に向けて器具を導くのに役立ち得る方向転換部材518を含んでもよい。いくつかの実施形態では、図示されているように、方向転換部材518は、取り出し点553を通して開けられた穴を含む。いくつかの実施形態では、方向転換部材518は、器具を取り出しロッド554の軸から離れるように方向転換するためのスピゴットを含む。いくつかの実施形態では、方向転換部材518は、取り出し点553内のチャネルを含む。いくつかの実施形態では、取り出し点553の近位端の一部は、取り出しロッド554の軸から離れるようにかつ気道壁3に向けて傾斜する。アクセスポート500は、上述のアンカー309、409のうちのいずれかに類似した又はそれと同一の特性を有してもよいアンカー509を含んでもよい。
【0061】
図15A〜
図15Dは、アクセスチャネル600の実施形態を示す。アクセスチャネル600はチャネル本体部分607を含んでもよい。実施形態では、チャネル本体部分607は実質的に円筒形である。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分607の一部又は全体は実質的に不透過性である。いくつかの実施形態では、
図15Aに示すように、チャネル本体607は複数の穴又は開口部を含んでもよい。チャネル本体部分607は近位端と遠位端とを有してもよい。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分607は多角形の断面又は概して円筒形の断面を有する。
【0062】
チャネル本体部分607は1つ以上の放射線不透過性部分627を含んでもよい。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分607はサイドポート629を含む。サイドポート629を有する構成では、埋め込みの間、回転配向がある程度重要な可能性がある。従って、放射線不透過性部分627は、チャネル本体部分607の回転配向が視覚化され得るように構成されてもよい。いくつかの構成では、サイドポート
629の位置がより良好に視覚化され得るように、チャネル本体部分607は目印(例えば、くぼみなど)を含んでもよい。
【0063】
いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600は1つ以上のアンカー608、609を含んでもよい。1つ以上のアンカーは、1つ以上の遠位アンカー609、及び/又は1つ以上の近位アンカー608を含んでもよい。任意の好適なアンカー止め構成が使用されてもよい。アクセスチャネルは遠位及び近位方向の両方の実質的な移動に抗して固定されることが望ましい。
【0064】
アクセスチャネル600は内部ガイドチャネル618を含んでもよい。いくつかの実施形態では、内部ガイドチャネル618は、チャネル本体部分607の近位端からチャネル本体部分607の遠位端まで延在する。いくつかの実施形態では、ガイドチャネル618は、チャネル本体部分607の近位端からサイドポート629まで延在する。いくつかの実施形態では、本体部分607の近位端は、ガイドチャネル618の近位端内への器具のより容易な挿入を促進し得る、外側に広がった部分を含んでもよい。いくつかの実施形態では、本体部分607の近位端は、
図25に示すバスケット723に類似したバスケット723を形成する、複数の外側に突出するフィンガを含んでもよい。いくつかの実施形態では、本体部分607の近位端は、
図26に示すような外側に突出するストリップ623を有する。いくつかの構成では、本体部分607の近位端は、気管支鏡などが本体部分607の近位端とドッキングすることを可能にするために先細りしてもよい。
【0065】
図15Bは、アクセスチャネル600の配備された構成を示す。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600は、カテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内に圧縮されるように構成される。
図15Bに示すように、アクセスチャネル600は、サイドポート629が結節1と整列するように、結節1の部位まで送達されてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600は、結節1の近位の、気道2又はその他の身体管腔内に配備されてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600は、放射線不透過性部分627が結節1の位置をまたぐ又は別様に結節1の位置に対応するように配備されてもよい。いくつかの構成では、アクセスチャネル600は、通路断面の110%〜40%の外形寸法を有する。いくつかの構成では、アクセスチャネルは、通路断面の約95%〜約70%の外形寸法を有する。いくつかの構成では、アクセスチャネルが結節の領域において気道通路を開いたまま保つことが可能なように、アクセスチャネル600は(例えばステントのように)半径方向に拡張可能である。
【0066】
いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600は、本体部分607の近位端から延在するガイドワイヤ604を含んでもよい。ガイドワイヤ604は、上述の近位構造(例えば、丸味を帯びたエンドキャップ、剛毛のある端など)に類似した近位構造を有する近位端610を有してもよい。
図15Cに示すように、ガイドワイヤ604は気管支樹の1つ以上の世代を通過してもよい。いくつかの実施形態では、ガイドワイヤ604は1つ以上の放射線不透過性距離マーカ624を含んでもよい。いくつかの実施形態では、距離マーカ624は、ガイドワイヤ604のもつれ又は曲りの視覚指示を提供してもよい。いくつかの実施形態では、マーカ624は、気管支通路を通した結節までの経路の指示を提供してもよい。いくつかの実施形態では、マーカ624は、結節の部位までユーザを導くのを助けるためにナビゲーションシステムによって使用されてもよい。いくつかの実施形態では、本体部分607の遠位端620及び/又は近位端は、身体組織、流体、又は異物がガイドチャネル618に入る可能性を阻止する又は減らすための、フィルムカバーを含んでもよい。
【0067】
図16は、いくつかの実施形態において気管支樹の1つ以上の世代にまたがることが可能な、アクセスチャネル700の実施形態を示す。アクセスチャネル700は近位端710と遠位端720とを有してもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル700はチャネル本体部分707を含む。実施形態では、チャネル本体部分707は実質的に円筒形である。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707は多角形の断面を有する。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707は、強化されたPEBAX(登録商標)又は何らかのその他の好適な材料の、PTFEライニングが施された編組(PTFE−lined braid)で構成されてもよい。いくつかの実施形態では、本体部分707の外側は、PEBAX(登録商標)72D又は何らかのその他の好適な材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態では
、1インチ(2.54cm)当たりの編組交差の数は本体部分707の長さに沿って変化してもよい。1インチ(2.54cm)当たりの編組交差の数の変化は、本体部分707の可撓性をその長さに沿って変化させ得る。
【0068】
チャネル本体部分707は近位端と遠位端とを有してもよい。チャネル本体部分707は内部ガイドチャネル718を含んでもよい。いくつかの実施形態では、内部ガイドチャネル718は、チャネル本体部分707の近位端710から
チャネル本体部分の遠位端720まで延在する。いくつかの実施形態では、ガイドチャネル718の直径は約1mmより大きく、かつ/又は約5mmより小さい。いくつかの実施形態では、ガイドチャネル718の直径は約2mmである。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707の長さは約4cmより長くてもよく、かつ/又は約15cmより短くてもよい。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707の長さは5cmより長く、9cmより短い。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707の長さは約10cmである。
【0069】
いくつかの実施形態では、アクセスチャネル700は1つ以上のアンカー708、709を含んでもよい。1つ以上のアンカーは、1つ以上の遠位アンカー709、及び/又は1つ以上の近位アンカー708を含んでもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル700は、アクセスチャネル700の近位端710から延在するガイドワイヤを含んでもよい。いくつかの実施形態では、チャネル本体部分707の近位端710は、内部ガイドチャネル718の近位端710に器具54(例えば、生検鉗子、細胞診ブラシなど)が入るのを助けるための、外側に
広がった部分を含んでもよい。いくつかの実施形態では、本体部分707の近位端710は、
図25に示すようなバスケット723を形成する、複数の外側に突出するフィンガを含んでもよい。いくつかの実施形態では、本体部分707の近位端710は、
図26に示すような外側に突出するストリップ623を有する。いくつかの実施形態では、本体部分707の近位端710は、気管支鏡又はその他の送達デバイスの遠位端と「ドッキングする」ように構成されてもよい。例えば、本体部分707の近位端710は、気管支鏡の作動チャネル内にこれが嵌合するようにサイズ決定されてもよい。そのような実施形態では、本体部分707の近位端710は気管支鏡の作動チャネルの遠位端と結合されてもよく、これにより気管支鏡の作動チャネルは、肺あるいはその他の身体器官又は身体管腔の末梢部内に効果的に更に延長される。いくつかの実施形態では、本体部分707の近位端710は、気管支鏡又はその他の送達デバイスの遠位端全体が本体部分707の近位端710の内側に嵌合するようにサイズ決定されてもよい。いくつかの実施形態では、
図25に示すように、アクセスチャネル700の遠位端720は、末梢結節1に向けて器具を導くのに役立ち得る方向性部材721を含んでもよい。例えば、方向性部材721は、アクセスチャネルが埋め込まれる通路の壁に寄り掛かるか又はその中に静置されるように構成された、1つ以上の突起を含んでもよい。方向性部材721の突起は、壁であってその上又は中に突起が係合された壁から離れるように、アクセスチャネル700の遠位端720を偏向させてもよい(例えば曲げてもよい)。そのような偏向は、アクセスチャネル700の遠位端720を結節又はその他の関心部位の方に導く(例えば向ける)ために役立ち得る。方向性部材721の突起は、遠位端720が偏向させられる程度を変えるために、アクセスチャネル700の配備に先立って、配備の間に、又は配備の後で方向付けられてもよい(例えば、曲げられてもよく、広げられてもよい)。
【0070】
いくつかの実施形態では、アクセスチャネル700の本体部分707は、ステンレス鋼又はニチノールのハイポチューブあるいは何らかのその他の弾性材料で構成されてもよい。アクセスチャネル700の本体部分707は、レーザ、光化学ミル(photochemical mill)、水ジェット、又はその他の好適なプロセスを使用して切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分707又はそのセグメントは、編組パターン772に切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分707又はそのセグメントは、ジグソーパターン774に切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分707又はそのセグメントは、ストップカットパターン(stop cut pattern)776に切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分707又はそのセグメントは、蛇行パターン778に切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分又はそのセグメントは、上記のパターンのうちの1つ以上に切断されてもよい。いくつかの構成では、本体部分は切断されない。本体部分707を切断することは、アクセスチャネル700の可撓性を増加させ、曲がりくねった気道2又はその他の身体管腔をアクセスチャネルがより容易にナビゲートされることを可能にし得る。いくつかの実施形態では、本体部分707の近位端710は、増加した可撓性を有するように切断される。いくつかの実施形態では、本体部分707内の切れ目はヒートシュリンクを用いて、ガイドチャネル718の内部から、本体部分707の外部から、又は両方の側から封止されてもよい。いくつかの実施形態では、本体部分707内の切れ目はヒートシュリンクを用いて、本体部分707の外部から封止されてもよい。いくつかの実施形態では、PTFE、PEBAX(登録商標)、又は何らかのその他の好適な材料が、ガイドチャネル718の内部、及び/又は本体部分707の外部をコーティングするために使用されてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600、700は、他の送達デバイス(例えば内視鏡又は送達カテーテル)の気管支鏡を使用して関心部位(例えば結節)に配備される。アクセスチャネル600、700は、配備の前に送達デバイスの作動チャネル又はその他の管腔内に収容されてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600、700は、送達デバイスの作動チャネル又はその他の管腔内に半径方向に圧縮されるように構成される。
【0072】
送達デバイスは、例えば超音波プローブなどの視覚化デバイスを使用して、関心部位までナビゲートされてもよい。視覚化デバイスは、アクセスチャネル600、700が配備に先立って収容される作動チャネル又はその他の管腔内に嵌合するように、サイズ決定され形作られてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスチャネル600、700が送達デバイスの管腔内に含まれる場合、視覚化デバイスは、アクセスチャネル600、700内に嵌合するように(例えば、アクセスチャネル600、700を通過することが可能なように)サイズ決定され形作られる。アクセスチャネル600、700及び/又は管腔は、視覚化デバイスの測定継続性(例えば超音波プローブの超音波継続性)を促進するために、ジェル又はその他の流体で満たされてもよい。
【0073】
視覚化デバイスは、関心部位(例えば結節)であってその付近にアクセスチャネル600、700が配備される関心部位の、特定の位置(例えば、送達デバイスに対する半径方向及び/又は円周方向の位置)を位置特定するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、視覚化デバイスは、アクセスチャネル600、700の表面及び/又は構造特徴(例えば反響特性的に固有の特徴)を検出するように構成される。そのような反響特性的に固有の表面及び/又は構造特徴は、特徴に隣接するか又は特徴を囲むアクセスチャネル600、700の部分からの、異なる反響特性(echogenicity)を有する。例えば、
図25に示すように、アクセスチャネル600、700は1つ以上の方向性部材721を含んでもよい。いくつかのそのような実施形態では、視覚化デバイス(例えば超音波プローブ)は、アクセスチャネル600、700の1つ以上の方向部材721(又は例えば切断パターン、サイドポートなどのその他の特徴)の回転配向を検出するために使用されてもよい。アクセスチャネル600、700は、関連する特徴(例えば方向部材721、切断パターン、サイドポート629)を所望の回転位置に回転整列させるために、送達デバイスの管腔内で回転させられてもよい。例えば、方向部材721は、アクセスチャネル600、700が内部に配備された管腔の、関心部位(例えば結節)とは円周方向反対側上に整列させられてもよい。いくつかのそのような変形形態では、方向部材721は、アクセスチャネル600、700の遠位端を関心部位の方に導いてもよい。
【0074】
図17A〜
図17Dは、肺内のあるいは別の身体器官又は腔内の結節1への反復可能なアクセスを提供するために使用されてもよい、平坦コイルアクセスチャネル800の実施形態を示す。いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネル800は近位端810と遠位端820とを有する。平坦コイルアクセスチャネル800は、ニチノール又はその他の好適な材料の平坦なストリップをコイル状に巻くことによって形成されてもよい。アクセスチャネル800は平坦コイル部分832を含んでもよい。いくつかの実施形態では、平坦コイル部分832はコイルチャネル838を規定する。コイルチャネル838は、アクセスチャネル800の近位端810からアクセスチャネル800の遠位端820まで延在してもよい。
【0075】
いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネル800は、平坦コイルアクセスチャネル800の遠位端820上にスピゴット822を含んでもよい。スピゴット822は1つ以上のタイン(tines)882を有してもよい。いくつかの実施形態では、スピゴット822は、その中に切り込まれたノッチ884を有する。いくつかの実施形態では、ノッチ884は、スピゴット822がカテーテル又はその他の送達デバイスの作動チャネル内に圧縮されることを可能にしてもよい。スピゴット822は、器具がコイルチャネル838を通して挿入される際に器具を結節1の方に導くように構成されてもよい。コイルチャネル838の中央進入路に対するスピゴット822の角度は、平坦コイルアクセスチャネル800の用途に応じて、及び/又は標的結節1の相対位置に応じて様々であってもよい。
【0076】
いくつかの構成では、平坦コイルアクセスチャネル800は1つ以上の縮小ピッチ部分886、888を含んでもよい。1つ以上の縮小ピッチ部分886、888はカラー(collar)を形成してもよい。いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネルの近位端810上のカラーは、コイルチャネル838の近位端810内に器具を挿入するのをより容易にするのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネル800は1つ以上のアンカー819を含んでもよい。アンカー819は、アクセスチャネル800が配備される気道2内で、アクセスチャネル800が回転するあるいは近位又は遠位方向に移動する可能性を減らすのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネル800は、気道2であってこの中に平坦コイルアクセスチャネル800が配備される気道2への、支持を提供するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、平坦コイルアクセスチャネル800は、アクセスチャネル800が配備される気道2が圧壊する可能性を減らすのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、
図17Dに示すように、平坦コイルアクセスチャネル800は1つ以上の予め設定された湾曲部892を有してもよい。予め設定された湾曲部892は、平坦アクセスチャネル800が曲がりくねった気道2に適合するのを支援してもよい。
【0077】
図18は、肺あるいはその他の身体器官又は身体管腔内の結節1への反復可能なアクセスを提供するために使用されてもよいコイルトンネリングデバイス900の実施形態を示す。コイルトンネリングデバイス900は近位端910と遠位端920とを有してもよい。コイルトンネリングデバイス900はコイル部分932を含んでもよい。コイル部分932は、トンネリングデバイス900の近位端910からトンネリングデバイス900の遠位端920まで延在してもよいコイルチャネル938を規定してもよく、コイルチャネル938を通して器具がナビゲートされてもよい。トンネリングデバイスの遠位端920は、遠位点982を含んでもよい。いくつかの実施形態では、遠位点982は、トンネリングデバイス900が身体内に配置される際のトンネリングデバイス900の視覚化を支援するためのマーカ(例えば放射線不透過性マーカ)を含んでもよい。
【0078】
いくつかの実施形態では、
図18に示すようにトンネリングデバイス900を回転させることによって、トンネリングデバイス900は気道2又はその他の身体管腔を通してナビゲートされてもよい。トンネリングデバイス900が
図18に示す方向に回転させられるにつれて、コイル部分932の螺旋パターンは、トンネリングデバイス900を遠位方向に進める。いくつかの構成では、トンネリングデバイス900を
図18に示すのとは反対の方向に回転させることによって、トンネリングデバイス900は近位方向に移動させられてもよい。いくつかの構成では、トンネリングデバイス900は、1つ以上のガイドワイヤを使用して操縦されてもよい。
【0079】
いくつかの構成では、コイル部分932の遠位端920を所定の位置に固定し、同時にコイル部分932を近位端910から巻きほどくことによって、コイルチャネル932の内径は増加させられてもよい。この技法は、気道2の直径を増加させるために使用されてもよく、トンネリングデバイス900の遠位にある肺の部分へのより容易なアクセスを提供してもよい。
【0080】
図19A及び
図19Bは、ポートアクセスデバイスを身体管腔に送達するための配備装置1000を示す。配備装置1000は、作動チャネル1022を規定する外側シース1020を含んでもよい。ポートアクセスデバイスは、ポートチャネル1018を規定する本体部分1007を有してもよい。いくつかの実施形態では、本体部分の長さL2は約2cmより長くてもよく、かつ/又は約20cmより短くてもよい。いくつかの実施形態では、本体部分1007の長さL2は約10cmである。多くの変形が可能である。いくつかの実施形態では、ポートアクセスデバイスは、配備装置1000の作動チャネル1022内に圧縮されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ポートアクセスデバイスは1つ以上のアンカー1009を含んでもよい。いくつかの実施形態では、配備装置1000はコーン部分1006を更に含んでもよく、コーン部分1006内にはポートアクセスデバイスの1つ以上のアンカー1009が、ポートアクセスデバイスの配備に先立って圧縮されてもよい。いくつかの実施形態では、コーン部分1006はノッチ1014を含む。第1のアンカー1009をノッチ1014内に挿入し、ポートアクセスデバイスに対してコーン部分1006を回転させ、第2のアンカー1009をノッチ1014内に挿入し、などを全てのアンカー1009がコーン部分1006内に圧縮されるまで行うことによって、1つ以上のアンカー1009は、コーン部分1006内に規定された凹部内に挿入されてもよい。コーン部分1006は、コーン部分1006を遠位及び又は近位方向に移動させるために使用されてもよいコーンワイヤ1004を含んでもよい。
【0081】
いくつかの実施形態では、配備装置1000は、作動チャネル1022内でポートアクセス装置の本体部分1007の近位に位置する、プッシュコイル1032又はその他の好適な並進可能な可撓性構成要素を更に含んでもよい。プッシュコイル1032は、ポートアクセスデバイスをシース1020に対して遠位方向に押すために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、配備装置1000は、限定されないが上述の視覚化又はナビゲーションシステムのうちの任意のものを含む、視覚化システムと組み合わせて使用されてもよい。いくつかの配置では、配備装置1000は蛍光透視などと組み合わせて使用されてもよい。
【0082】
ポートアクセスデバイスを配備する方法は、配備装置1000の遠位端を気道壁3までナビゲートすることを含んでもよい。プッシュコイル1032は、コーン部分1006を押して気道壁3又はその他の好適な位置をアンカー1009と一緒に通過させるために使用されてもよい。
図19Bに示すように、コーン部分1006は気道壁3を貫通する穴を開けてもよい。配備装置1000のコーン部分1006は次に、ポートアクセスデバイスに対して遠位方向に押されて、アンカー1009の解放及び配備を可能にしてもよい。アンカー1009が配備された後で、
図19Bに示すように、コーン部分1006は近位方向に引かれて気道壁3の穴を通過し、そしてポートチャネル1018を通過してもよく、配備装置1000は配備されたポートアクセスデバイスから引き抜かれてもよい。
図19A及び
図19Bに示す送達装置1000の実施形態は、気道壁に実質的に垂直に整列させられるポートアクセスデバイスを配備するために使用されたが、送達装置はまた、
図12〜
図14に示したように1つ以上の気道壁2に実質的に平行に、又はそれらの間の任意の角度において、気道2内にポートアクセスデバイスを配備するために使用されてもよい。
【0083】
気道2を囲む末梢組織内への気道壁3を通した反復可能なアクセスを提供することが望ましい場合がある。これは標的結節1又はその他の関心領域が、気道壁2の外側の周囲の組織/腔内にある場合であってもよい。これを達成するための1つの方法は、
図20A及び
図20Bに示すような経管腔アクセスポート1100を配備することである。経管腔アクセスポート1100はチャネル部分1191を含んでもよい。経管腔アクセスポート1100は1つ以上の拡張部分1192を含んでもよい。いくつかの実施形態では、拡張部分1192は、カテーテル20又はその他の送達デバイスの作動チャネル22内に圧縮されることが可能な、かつ作動チャネル22からの引き抜き又は排出が行われると拡張状態に拡張することが可能な、圧縮性弾性材料で構成される。経管腔アクセスポート1100は、アクセスポート1100の近位端からアクセスポート1100の遠位端又はそれらの間の何らかのセグメントまで延在するポートチャネル1118を含んでもよい。チャネル部分1191は、気道壁3内にアクセスポート1100が配備された場合の周囲の気道壁3からの圧縮力に耐える、十分な剛性を有する材料で構成されてもよい。
【0084】
図20Bは、拡張構成における経管腔アクセスポート1100を示す。図示されているように、経管腔アクセスポート1100は、気道壁3内に取り付けられた場合に気道2の内部から気道壁3の外部までの連通を作ってもよい。
図21Aは、取り付けられた経管腔アクセスポート1100を示す。図示されているように、アクセスポート1100は、気道2から気道2の外側の結節1の位置までの直接進入路を作ってもよい。
図21Bは、アクセスポート1100が気道壁内に取り付けられた後で拡張する傾向を示す。
【0085】
図22A〜
図22Dは、気道壁3内に経管腔アクセスポート1100を取り付ける装置及び方法を示す。図示されているように、針1197又はその他の好適なデバイスが、気道壁3に貫入するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、針1197は、針1197が気道壁3に貫入するのを支援し得る穿孔部分1106を含む。カテーテル20の送達デバイス22が次に、アクセスポート1100と一緒に、針1197によって作られた穴を通して挿入されてもよい。いくつかの実施形態では、送達デバイス22は、針1197によって作られた穴を通って送達デバイス22が移動するのを支援し得る内側に先細りした部分1195を含む。
【0086】
アクセスポート1100及び送達デバイス22が気道壁3を通して挿入された後、
図22C及び
図22Dに示すように、送達デバイス22はアクセスポート1100に対して引き抜かれてもよい。送達デバイス22がアクセスポート1100から引き抜かれるにつれて、遠位拡張部分1192は、針1197及び送達デバイス22によって作られた気道壁3内の穴の直径より大きな直径に拡張する。送達デバイス22が経管腔アクセスポート1100から完全に引き抜かれると、アクセスポート1100の近位拡張部分1192は、針1197及び送達デバイス22によって作られた気道壁3内の穴の直径より大きな直径に拡張してもよい。拡張ポート1192の拡張の後、針1197はアクセスポート1100のポートチャネル1118を通して引き抜かれてもよい。取り付けられると、アクセスポートは、結節1の部位への容易なかつ反復可能なアクセスを提供してもよい。いくつかの実施形態では、拡張ポート1192は、チャネル部分1191を囲む組織に対する圧縮力を提供してもよい。そのような圧縮力は、チャネル部分1191を囲む組織によってチャネル部分1191に及ぼされる圧縮力を減らすのに役立ち得る。
【0087】
図23A〜
図23Fは、経管腔アクセスポートの実施形態を示す。いくつかの実施形態では、経管腔コイルアクセスポート1200はコイルチャネル部分1291を含んでもよい。コイルチャネル部分1291は、コイルアクセスポート1200の近位端からコイルアクセスポート1200の遠位端を通して延在するコイルポートチャネル1218を規定してもよい。コイルアクセスポート1200はまた、コイルアクセスポート1200の近位及び遠位端上にコイル拡張部分1292を含んでもよい。
【0088】
いくつかの実施形態では、経管腔アクセスポート1300はチャネル部分1391を含んでもよい。チャネル部分1391は、アクセスポート1300の近位端からアクセスポート1300の遠位端まで延在するポートチャネル1318を規定してもよい。経管腔アクセスポート1300はまた、コイルアクセスポート1300の近位及び遠位端上にコイル拡張部分1392を含んでもよい。
【0089】
いくつかの実施形態では、経管腔アンカー止めアクセスポート1400はチャネル部分1491を含んでもよい。チャネル部分1491は、アクセスポート1400の近位端からアクセスポート1400の遠位端まで延在するポートチャネル1418を規定してもよい。経管腔アンカー止めアクセスポート1400はまた、コイルアクセスポート1400の近位及び遠位端上に半径方向アンカー1492を含んでもよい。半径方向アンカー1492は、チャネル部分1491から離れるように半径方向に拡張するように、かつアクセスポート1400を気道壁3に、気道2の内側及び外側からアンカー止めするように構成されてもよい。
【0090】
図23Dは、チャネル部分1591を有してもよい経管腔レーザ切断アクセスポート1500の実施形態を示す。アクセスポート1500は、ニチノール又は何らかのその他の弾性材料で構成されてもよい。チャネル部分1591は、チャネル部分1591の近位端からチャネル部分1591の遠位端を通して延在するポートチャネル1518を規定してもよい。チャネル部分1591は、レーザ切断、光化学ミリング、及び/又は何らかのその他の切断方法によって作成されたパターン化部分1593を含んでもよい。アクセスポート1500は、チャネル部分1591の近位及び遠位端上にフィンガ部材1592を含んでもよい。フィンガ部材1592は、(
図23Dに示すような)圧縮状態から、(
図23Eに示すような)作動チャネル又はその他の送達デバイスから引き抜かれた場合の拡張状態に移行するように構成されてもよい。
図23Eに示すように、拡張されたフィンガ部材1592は、アクセスポート1500を気道壁3に固定してもよく、同時に、ポートチャネル1518は、限定されないが例えば気道2と結節1の部位との間の、反復可能なアクセスを可能にする。
【0091】
図23Fは、経管腔レーザ切断アクセスポート1600の実施形態を示す。アクセスポート1600はチャネル部分1691を含んでもよい。チャネル部分1691は、チャネル部分1691の近位端からチャネル部分1691の遠位端まで延在するポートチャネル1618を規定してもよい。いくつかの実施形態では、チャネル部分1691は、レーザ、光化学ミリング、及び/又は何らかのその他の手段又は切断方法を使用して切断されてもよい。切断部分1675は、蛇行、編組、ジグソー、及び/又は何らかのその他のパターンに切断されてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスポート1600は、チャネル部分1691の近位及び遠位端上にウェブ部分1692を含んでもよい。アクセスポート1600を気道壁3内に挿入すると、ウェブ部分1692は外側に、そしてチャネル部分1691に向けて後ろに折れ曲がってもよい。このように折れ曲がることによって、ウェブ部分1692は、アクセスポート1600が配備される気道壁3に対する圧縮力を提供してもよい。
【0092】
本明細書中に記載されたデバイスのうちのいくつか又は全ての構成要素は、身体内へのデバイスの長期的及び/又は永続的な配備を促進するために、生体適合性材料で構成されてもよい。例えば構成要素は、デバイス上又はデバイス内に生物物質が堆積する可能性を減らすために、銀又は何らかのその他の抗菌性ライニングを用いてライニングが施されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイスの構成要素は生体吸収性材料でコーティングされるか又は構成されてもよい。いくつかの実施形態では、デバイス内への組織の内部成長を促進するために、デバイスの構成要素は多孔質テフロンでコーティングされてもよい。
【0093】
本発明について特定の実施形態及び例の文脈において開示したが、本発明は具体的に開示された実施形態を超えて、本発明の他の代替の実施形態及び/又は使用、並びにその明白な修正及び等価物に拡張されることを当業者は理解するであろう。加えて、本発明のいくつかの変形について詳細に示し説明したが、本発明の範囲内のその他の修正が、この開示に基づいて当業者に容易に明らかとなるであろう。実施形態の特定の特徴及び態様の様々な組み合わせ又は部分的組み合わせが行われ、やはり本発明の範囲内に入ることも企図される。開示された発明の様々なモード又は実施形態を形成するために、開示された実施形態の様々な特徴及び態様が互いに組み合わされるか又は置き換えられることが可能であることを理解されたい。従って、本明細書中で開示される本発明の範囲は、上述の特定の開示された実施形態によって限定されるべきではないということが意図される。