(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記有効通信範囲エリアは、トラッキング・エリア、ルーティング・エリア、セル・エリア、パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(PLMN)エリア、または全地球測位システム(GPS)計算エリアを含む請求項1記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
さまざまな実施形態が、全体を通じて同一要素を示すために同一の参照番号が使用される図面を参照して説明される。次の記載では、説明の目的のために、多数の特定の詳細が、1または複数の実施形態についての完全な理解を提供するために記載される。しかしながら、このような実施形態は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明からである。他の事例では、1または複数の実施形態の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスがブロック図形式で示される。
【0012】
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMAネットワーク等のようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用される。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))および低チップ・レート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された団体からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された団体からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られている。以下の記載では、簡潔化および明確化の理由のために、国際電気通信連合(ITU)によって、3GPP規格の下で公布されたように、W−CDMA規格およびLTE規格に関連付けられた専門用語が使用される。本明細書で記載された技術は、例えば前述した技術および規格のようなその他の技術に適用可能であることが強調されねばならない。
【0013】
単一キャリア変調および周波数領域等値化を利用するシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、OFDMAシステムのものと同等のパフォーマンスと、実質的に同じ全体的な複雑さとを持つ技術である。SC−FDMA信号は、その固有の単一キャリア構造のために、より低い平均ピーク対電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、送信電力効率の観点において、低いPAPRがモバイル端末に大いに有益となるアップリンク通信において、特に大きな注目を集めている。SC−FDMAは、3GPP LTE、または、イボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続のために使用される。
【0014】
図1に示すように、1つの実施形態にしたがう多元接続無線通信システムが例示される。アクセス・ポイント100(AP)(例えば、基地局、イボルブド・ノードB(eNB)等)は、複数のアンテナ・グループを含んでいる。1つは104,106を含み、他のものは108,110を含み、さらに他のものは112,114を含む。
図1では、おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか示されていない。しかしながら、おのおののアンテナ・グループについて、それより多くまたはそれより少ないアンテナが利用されうる。モバイル・エンティティ116はアンテナ112,114と通信している。ここで、アンテナ112,114は、順方向リンク120でモバイル・エンティティ116に情報を送信し、逆方向リンク118でモバイル・エンティティ116から情報を受信する。モバイル・エンティティ122はアンテナ104,106と通信している。ここで、アンテナ104,106は、順方向リンク126でモバイル・エンティティ122に情報を送信し、逆方向リンク124でモバイル・エンティティ122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、通信リンク118,120,124,126は、通信のために異なる周波数を使用しうる。例えば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用されるものとは異なる周波数を使用することができる。
【0015】
通信するように設計された領域および/またはアンテナの各グループは、しばしば、アクセス・ポイントのセクタと称される。ある実施形態では、各アンテナ・グループは、アクセス・ポイント100によってカバーされる領域のセクタ内のモバイル・エンティティと通信するように設計される。
【0016】
順方向リンク120,126による通信では、アクセス・ポイント100の送信アンテナは、他のモバイル・エンティティ116,122の順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用しうる。さらに、有効範囲領域にわたってランダムに散在するモバイル・エンティティへ送信するためにビームフォーミングを用いるアクセス・ポイントは、そのすべてのモバイル・エンティティへと単一のアンテナによって送信するアクセス・ポイントよりも、近隣のセル内のモバイル・エンティティに対して少ない干渉しかもたらさない。
【0017】
アクセス・ポイントは、端末と通信するために使用される固定局であり、アクセス・ポイント、ノードB、eNB、あるいはその他幾つかの専門用語でも称されうる。モバイル・エンティティは、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、移動局、無線通信デバイス、端末等とも称されうる。
【0018】
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセス・ポイントとしても知られている)および受信機システム250(モバイル・エンティティとしても知られている)の実施形態のブロック図である。送信機システム210では、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データが、データ・ソース212から送信(TX)データ・プロセッサ214に提供される。
【0019】
実施形態では、おのおののデータ・ストリームが、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ214は、符号化されたデータを提供するために、データ・ストリームについて選択された特定の符号化スキームに基づいて、各データ・ストリームのためのトラフィック・データをフォーマットし、符号化し、インタリーブする。
【0020】
おのおののデータ・ストリームの符号化されたデータは、OFDM技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。パイロット・データは一般に、既知の手法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用されうる。おのおののデータ・ストリームの多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、その後、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BSPK)、mアレイ・フェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、または、マルチ・レベル直交振幅変調(M−QAM))に基づいて変調(すなわち、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、メモリ232と動作可能に通信しうるプロセッサ230によって実行される命令群によって決定されうる。
【0021】
データ・ストリームの変調シンボルはその後、TX MIMOプロセッサ220へ提供される。TX MIMOプロセッサ220はさらに、(例えばOFDMのため)変調シンボルを処理する。TX MIMOプロセッサ220はその後、N
T個の変調シンボル・ストリームを、N
T個の送信機(TMTR)222a乃至222tへ提供する。ある実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
【0022】
おのおのの送信機222は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。送信機222a乃至222tからのN
T個の変調信号は、その後、N
T個のアンテナ224a乃至224tからそれぞれ送信される。
【0023】
受信機システム250では、送信された変調信号がN
R個のアンテナ252a乃至252rによって受信され、おのおののアンテナ252からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)254a乃至254rへ提供される。おのおのの受信機254は、受信したそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
【0024】
RXデータ・プロセッサ260は、N
R個の受信機254からN
R個のシンボル・ストリームを受信し、受信したN
R個のシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N
T個の検出済みシンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ260は、その後、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、このデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ260によるこの処理は、基地局210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータ・プロセッサ214によって実行されるものに相補的である。
【0025】
プロセッサ270は、前述したように、利用可能などの技術を利用するのかを定期的に決定する。プロセッサ270は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができ、メモリ272と動作可能に通信しうる。
【0026】
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース236から受け取るTXデータ・プロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a乃至254rによって調整され、基地局210へ送り戻される。
【0027】
送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号がアンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されることによって、受信機システム250によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定し、その後、この抽出されたメッセージを処理する。
【0028】
図3は、多くのユーザをサポートするように構成され、本明細書に記載された教示が実施される無線通信システム300を例示する。このシステム300は、例えばマクロ・セル302a−302gのような複数のセル302のための通信を提供する。ここで、各セルは、対応するアクセス・ノード304(例えば、アクセス・ノード304a−304g)によってサービス提供される。
図3に示すように、モバイル・エンティティ306(例えば、モバイル・エンティティ306a−306l)は、経時的にシステム内のさまざまな位置に分布しうる。おのおののモバイル・エンティティ306は、モバイル・エンティティ306がアクティブであるか、および、(適用可能であれば)ソフト・ハンドオフにあるかに依存して、所与の瞬間において、順方向リンク(“FL”)および/または逆方向リンク(“RL”)によって、1または複数のアクセス・ノード304と通信しうる。無線通信システム300は、大規模な地理的領域にわたってサービスを提供しうる。例えば、マクロ・セル302a−302gは、都市または都市郊外の近隣の数ブロック、あるいは地方環境における数平方マイルをカバーしうる。
【0029】
本開示の主題の態様にしたがって、ピア・トゥ・ピア(P2P)通信のためにスペクトル・プロバイダ(例えば、LTEネットワーク・プロバイダ)を用いるための機能を有する無線ネットワーク(例えば、3GPPネットワーク)が提供される。このコンテキストでは、P2P通信は、アクセス・ノードまたはコア・ネットワーク・ノードを介して通信されたデータを転送する必要のない、2つのモバイル・エンティティ間のダイレクトな通信である。
【0030】
図4は、ラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)のeNB402,404を介して、および、ダイレクトな無線接続を介して通信するモバイル・エンティティ406,408,410を備える通信システム400の実施形態を示す。図示されている例は、(1)同じeNB404におけるセルにキャンプしたUE408,410と、(2)異なるそれぞれのeNB402,404のセルにキャンプしたUE406,410とのピア発見を例示する。ピア発見は、ラジオ周波数(RF)近傍内のUEにおいて通知された他のサービスの利用可能性をUEが検出する手順であり、一般に、ピア通知およびピア検出を含みうる。
【0031】
ピア・モバイル・エンティティは、検出を実行し、許可されたモバイル・エンティティが、検出を実行できるようにするための情報(例えば、セキュリティ・キー等)を受信しうる。さらに、ピア・モバイル・エンティティは、通知を実行し、許可されたモバイル・エンティティが、発見識別子を通知できるようにするための情報(例えば、セキュリティ・キー)を受信しうる。モバイル・エンティティはそれぞれ、許可されていない発見識別子を通知することを控える。さらに、ピア・モバイル・エンティティは、ダイレクト通信を実行しうる。ここでは、各モバイル・エンティティは、許可されていない発見識別子を通知しているピアとのダイレクト通信を確立することを控える。
【0032】
ネットワーク・プロバイダまたはスペクトル・プロバイダは、前述したP2P通信手順を実行するためにネットワークのスペクトルをモバイル・ネットワークが使用することを許可しうることが注目される。さらには、モバイル・エンティティは、P2Pパラメータをプロビジョニングされず、各手順または手順のセットのための許可を要求することが期待されることが注目される。例えば、モバイル・エンティティは、検出、検出および通知、および/またはダイレクトな通信のための許可を要求しうる。本明細書に記載された技術に基づく許可は、(a)トラッキング・エリア更新(TAU:tracking area update)手順のためにトラッキング・エリア毎であるか、(b)アタッチ手順のためにアタッチされている間であるか、および/または、(c)イボルブド・パケット・システム(EPS)セッション管理(ESM)手順のために確保されたベアラの寿命に基づきうる。
【0033】
図5は、LTEネットワークまたはその他いくつかのタイプのWANでありうる広域ネットワーク(WAN)500を示す。WAN500は、多くの基地局と、その他のネットワーク・エンティティを含みうる。簡略のために、3つの基地局510a,510b,510cと、1つのネットワーク・コントローラ530のみが
図5に図示されている。基地局は、UEと通信するエンティティでありうる。そして、ノードB、eNB、アクセス・ポイント等とも称されうる。各基地局は、特定の地理的領域のための通信有効通信範囲を提供し、この有効通信範囲エリアまたは領域内に位置するUEのための通信をサポートしうる。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用されるコンテキストに依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供している基地局および/または基地局サブシステムの有効通信範囲エリアを称しうる。3GPP2では、用語「セクタ」または「セル・セクタ」は、この有効通信範囲エリアにサービス提供している基地局および/または基地局サブシステムの有効通信範囲エリアを称しうる。明瞭化のために、本明細書では、「セル」の3GPP概念が使用される。
【0034】
基地局は、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのための通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、比較的小さな地理的エリアをカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルは、比較的小さな地理的領域(例えば、住宅)をカバーし、フェムト・セルとの関連性を有するUE(例えば、クローズされた加入者グループ内のUE)による制限されたアクセスを可能にしうる。
図5に示す例では、WAN500は、マクロ・セルのためのマクロ基地局510a,510b,510cを含む。WAN500はさらに、ピコ・セルのためのピコ基地局、および/または、フェムト・セルのためのフェムト/ホーム基地局(
図5に図示せず)をも含みうる。
【0035】
ネットワーク・コントローラ530は、基地局のセットに接続しており、これら基地局のために調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ530は、バックホールを介して基地局と通信しうる。基地局もまた、バックホールを介して互いに通信しうる。地理位置情報データベース・サーバ540が、ネットワーク・コントローラ530および/またはその他のネットワーク・エンティティに接続しうる。サーバ540は、以下に記載されるように、無許可のスペクトルの使用をサポートしうる。
【0036】
本明細書の記載では、WAN通信は、例えば、他のUEのような遠隔局とのコールのための、UEと基地局との間の通信を称しうる。アクセス・リンクは、UEと基地局との間の通信リンクを称しうる。P2P通信は、基地局を介さない、複数のUE間のダイレクトな通信を称しうる。また、P2P通信は、複数のUE間の、サード・パーティ・エンティティによって支援された通信を称しうる。ここで、サード・パーティ・エンティティは、基地局、他のUE等でありうる。P2Pリンクは、P2P通信に参加している複数のUE間の通信リンクを称しうる。P2Pグループは、P2P通信に参加している複数のUEからなるグループを称しうる。1つの設計では、P2Pグループにおける1つのUEは、P2Pサーバとして指定され、P2Pグループにおける残りの各UEは、P2Pクライアントとして指定されうる。P2Pサーバは、例えば、WANとのシグナリングの交換、P2PサーバとP2Pクライアント(単数または複数)との間のデータ送信の調整等のようなある管理機能を実行しうる。
【0037】
図5に図示される例において、UE520a,520bは、基地局510aの有効通信範囲下にあり、P2P通信に参加している。UE520c,520dは、基地局510bの有効通信範囲下にあり、P2P通信に参加している。UE520e,520fは、異なる基地局510b,510cの有効通信範囲下にあり、P2P通信に参加している。UE520g,520h,520iは、同じ基地局510cの有効通信範囲下にあり、P2P通信に参加している。
図5におけるその他のUE120は、WAN通信に参加している。
【0038】
WAN500は、ネットワーク・オペレータに許可された1または複数の周波数チャネルにおいて動作しうる。WAN500は、許可された周波数チャネル(単数または複数)におけるWAN通信とP2P通信との両方をサポートしうる。この場合、許可された周波数チャネル(単数または複数)におけるいくつかのリソースが、P2P通信のために確保され、残りのリソースが、WAN通信に使用されうる。用語「スペクトル」は、一般に、例えば周波数帯域または周波数チャネルのような周波数の範囲を称する。
【0039】
本明細書に記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、例えばデバイス・トゥ・デバイス通信のようなP2Pサービスのための、UEのネットワーク・プロビジョニングのための技術が提供される。ネットワーク側では、そのような技術は、デバイス・トゥ・デバイス通信における使用のためのパラメータを決定することと、このようなパラメータを、デバイス・トゥ・デバイス通信のためのUEの設定のために、UEへ送信することと、を含みうる。UE側では、そのような技術は、このようなパラメータを受信することと、受信したパラメータに少なくとも部分的に基づいて、デバイス・トゥ・デバイス通信をイネーブルすることと、を含みうる。
【0040】
例えばデバイス・トゥ・デバイス通信のようなP2Pサービスに関し、サービス発見識別子(SD ID)は、P2Pサービスを通知し検出するための発見手順において使用される識別子である。SD IDは、例えばUTF−8コーディング(ユニバーサル・キャラクタ・セット変換フォーマット−8ビット)等を用いて、フリー・テキスト・フォーマットにおけるSD名に関連付けられうる。SD名は、ユーザ読取可能なフォーマットで、SD IDにおいて通知されるP2Pサービスを識別しうる。例えば、SD名は、以下のフィールドのうちの1または複数を含むように定義されうる。サービス(例えば、プリンタ)、アプリケーション(例えば、スカイプ)、位置(例えば、ビルXの3階)、プロトコル(例えば、デジタル・オーディオ・アクセス・プロトコル)、ユーザ、デバイス等。
【0041】
関連する態様では、SD IDは、固定長SDプレフィクスおよびアプリケーション依存SDサフィックスを含みうる。UEは、P2Pサービスを許可するための固定長SDプレフィクス、または、P2Pサービスの特有のインスタンスを許可するための完全SD IDをプロビジョンされうる、および/または、これらで許可されうる。
【0042】
例えば、2つのタイプのSDプレフィクス、すなわち、管理SD IDおよび非管理SD IDが定義されうる。管理SD IDは、管理SDプレフィクスを使用しうる。このSDプレフィクスは、オペレータまたはサード・パーティによってP2Pサービスに割り当てられ、定義された領域内のP2Pサービスをユニークに識別することが保証されている。UEは、SDプレフィクスに関連付けられたP2Pサービスを決定するために、オペレータまたはサード・パーティによってホストされているエクスプレッション名システム(ENS:Expression Name System)に問い合わせうる。その逆もありうる。ある場合には、特定のSD IDに関連付けられたSD名を決定するために、UEがENSに問い合わせることも可能でありうる。その逆もありうる。この場合、例えば、UEがSD IDをSDネーム・マッピングにキャッシュするのであれば、ENSは、管理SD IDが有効である期間を制限することが可能であるものとする。SD ID/SD名ペアは、別のUEによって問い合わせられるために、WAN/LANを介してENSに登録される必要があり、ENSは、UEによってIP認識可能である必要があることが注目される。
【0043】
非管理SD IDは、P2Pサービスをユニークに識別しないすべての非管理SD IDに共通の、確保された非管理SDプレフィクスを使用しうる。近接検出信号(PDS)において通知されたSDサフィックスは、他の非管理SD IDとの衝突を解決するため、および、ピアの誤り検出の可能性を最小化するために、経時的に変動しうる。例えば、非管理SD IDに関連付けられたSD名は、このSD IDに関連付けられたP2Pサービスに加入したUEに対してのみ利用可能でありうる。特定のP2PサービスのためのSD ID/SD名空間は、サービス特有マネジャ(SSM)等によって制御されうる。例えば、SSMは、非管理SD IDのためのSDサフィックスを識別し、対応するSD名を決定するために適切な鍵を、P2Pサービスに加入したUEにのみ提供しうる。
【0044】
アプリケーションによるピア発見のためにSD IDを使用する1つの例では、このアプリケーションは、ユーザ選択およびオペレータ・プロビジョニングに基づいて、発見中に要求されるプライバシのレベルを決定しうる。非管理SD IDを使用する能力を超えて定義されたビルト・イン・プライバシ・メカニズムは存在しない場合がありうる。
図6におけるテーブルは、異なるプライバシ・レベルを達成するために、SD IDをどのように設定するのかに関する使用ケースのいくつかの例を例示する。さらに、アプリケーションは、UEがSD IDまたはSDプレフィクスにマッチするクエリにのみ応答する(すなわち、通知が送信されない)隠れモードにおいて通知することを選択しうる。
【0045】
さらに、P2Pサービスに関して、P2Pサービスをイネーブルするために、プロビジョニングおよび許可が必要とされうる。これによって、有効な加入を持つUEのみが、所与のP2Pサービスを用いることを保証し、もって、所与のネットワークは、コア・ネットワーク(CN)またはRANにおいてP2Pに割り当てられたリソースを設定することが可能となる。
図7に示すように、ユーザがアプリケーションをダウンロードした場合にトリガされるP2Pサービスの初期設定の方法700の例のためのフロー図が示されている。例えば、710において、ユーザが、アプリケーションをダウンロードしうる。720において、ネットワークは、このアプリケーションのためのP2Pサービスをイネーブルするためにプロビジョニングされうる。730において、UEは、このアプリケーションのためのP2Pサービスをイネーブルするためにプロビジョニングされうる。プロビジョニングは、P2PサービスのためにUEを設定するために使用され、これによって、UEは、特定のサービスのみを使用するように設定されることが可能となることが注目される。サービスは、ユーザ加入の一部としてネットワークにおいて、および、例えばユニバーサル加入者アイデンティティ・モジュール(USIM)、モバイル機器(ME)等においてはUEにおいてプロビジョニングされうる。プロビジョニングは、ユーザによって、アプリケーションによって、および/または、オペレータ・ポリシーに基づいてトリガされうる。
図8に示すように、P2Pサービスの例のためのフロー図が提供されている。ここでは、UEにおいてP2Pサービスの特有のインスタンスを可能にするために許可が使用されうる。この例では、検出のために認可は必要とされない。
【0046】
以下の手順は、P2PサブシステムにおけるSDプレフィクスおよびSD ID管理に関し、さらなる詳細が以下に記載されている。(a)管理SDプレフィクスを割り当て、登録すること。(b)管理SD IDを割り当て、登録すること。(c)ネットワークにおいて、ユーザ加入情報で、非管理SDプレフィクスまたは管理SDプレフィックスまたはSD IDをプロビジョニングすること。(d)UEにおいて、非管理SDプレフィクスまたは管理SDプレフィクスまたはSD IDをプロビジョニングすること。
【0047】
管理SDプレフィクスを割り当て、登録すること:
図9を参照して、SDプレフィクスがどのようにしてダイレクト・エクスプレッション・プロバイダ(DEP)によって割り当てられ、(他のUEによる問い合わせのために)ENSに登録されるのかの例が示されている。管理SDプレフィクス割当および登録は、ドメイン名がどのようにしてインターネットのために管理されているのかにまさに類似した方式で管理されうる。1つの実施形態では、(ASA−Xとして示されている)「サービス」を代表するアプリケーション開発者または誰かが、例えば、ドメイン名を割り当てる際におけるインターネット・コーポレーション・フォー・アサインド・ネームズ・アンド・ナンバーズ(ICANN)の役割と同じ役割をSPプレフィクスおよびSD名を割り当てる際に演じる組織(例えば、DEP)において、新たなSDプレフィクスを申し込む場合に、SDプレフィクスが割り当てられうる。ASAは、ドメイン名を求めるICANNの場合においてなされるように、(図示されるように)DEPにダイレクトに、または、DEPにコンタクトするレジスタラを介して、SDプレフィクスを申し込みうる。
【0048】
DEPは、割り当てられた所与のSDプレフィクスのユニークさを保証することと、適用可能である場合SDプレイクスおよび部分的なSD名に基づいて、正しいサービス階層内でサービスを実施することと、を担当しうる。例えば、開発者は、所与のサービスのために割り当てられるべき3Dプレフィクスのために料金を支払い、DEPは、それに、ユニークなSDプレフィクス、および、SDネーミング階層におけるサービスの位置を割り当てうる。DEPはまた、開発者からの要求および階層に基づいて、サービスのために部分的なSD名を提供しうる。階層は、.comドメイン・スペースに類似した比較的フラットなスペースを含んでおり、ここでは、.comの一部である各ドメイン名が、そのスペース内の階層を定義することを担当しているか、または、特定のサービスのより簡単な識別を可能とするようにさらに構築されうる。多くのタイプの階層が、SDプレフィクス・スペースを適切に分割することによってサポートされうる。DEPは、ASAに対するSDプレフィクスおよびSD名の割当に対する証明を行う証明書をASAへ発行しうる。
【0049】
DEPは、SDプレフィクスおよび対応する部分的なSD名を決定すると、この情報を、SDプレフィクス割当の一部として適切なENSに登録しうる。DEPはまた、SDプレフィクスおよび部分的なSD名の公開されたリストを保持しており、このリストは、ダウンロードされ、ENSへ問い合わせを送る必要なくSDプレフィクスに関連付けられたサービスを特定するためにキャッシュされうることが注目される。このリストはさらに、SDプレフィクス、部分的なSD名の所有者のみならず、その他の情報もまた示しうる。
【0050】
管理SD IDを割り当て、登録すること:
図10を参照して、どのようにしてSD IDがASAによって割り当てられ、(他のUEによるクエリのために)ENSに登録されるかの例が示されている。SD ID割当は、アプリケーションまたはサービス毎に実行され、例えば、UEがASAからアプリケーションをダウンロードしたとき、または、P2Pサービスをイネーブルまたは要求するためにアプリケーションがASAにコンタクトした場合に開始されうる。SD ID登録は、SD IDがこのアプリケーションに割り当てられた場合にASAによって取り扱われうる。1つの実施形態では、ユーザは、ASA−XからのP2Pサービスをイネーブルするアプリケーションをダウンロードしうる。このアプリケーションが、その存在を通知するか、または、ダイレクト接続を確立するのであれば、このアプリケーションは、SD IDおよびSD名を割り当てられる必要がありうる。関連する態様では、このアプリケーションは、フルSD IDの代わりに、例えば、(SDプレフィクスと混同しないように)いつくかの追加のビットを伴うSDプレフィクスのような部分的なSD IDを割り当てられうる。例えば、SD IDの少数の最下位ビットが、アプリケーション・ニーズにしたがって、ユーザまたはアプリケーションによって設定されうる。
【0051】
これは、実質的に、UEが、長い(例えば120ビット)けれども実際にプレフィクスを有しうることを意味する。さらなる関連する態様では、SD IDおよびSD名は、UEによって所有されているものとして他のUEがSD IDおよびSD名を認証できるようにするために、ASAからの署名を同伴する。例えば、この署名は、ASAがDEPから受信した証明書によって発行されうる。
【0052】
ASAは、割当処理の一部として、SD IDおよびSD名をENSに登録することを担当しうる。ENSがどのようにして展開され、信用証明がどのようにして管理されるのかに依存して、ASAは、SD IDおよびSD名をENSにダイレクトに、または、(図示されるように)DEPを介して登録しうる。さらに、SD IDの登録および割当は、サービスが何れかのUEによって特定されるように、UEがパブリックSD IDとして(すなわち、管理SDプレフィクスおよびパブリックSDサフィックスとともに)サービスを実行させたい場合に必要とされる。
【0053】
ネットワークにおいて、ユーザ加入情報で、非管理SDプレフィクスまたは管理SDプレフィックスまたはSD IDをプロビジョニングすること。本明細書に記載された実施形態の態様によれば、ネットワークにおいて、ユーザ加入においてP2Pサービスをプロビジョニングするための機能をホストするP2Pアドミニストレーション・サーバが提供される。加入者のためにSD IDまたはSDプレフィクスをプロビジョニングすることは、アプリケーション、ユーザ、および/または、オペレータによって開始されうる。
【0054】
アプリケーションによって実施される実施形態では、新たなアプリケーションがリリースされると、オペレータとアプリケーション開発者とのビジネス合意またはその他のアレンジメントにしたがって、オペレータは、ユーザのうちのあるセットのために、アプリケーションに関連付けられたSDプレフィクスをP2Pアドミニストレーション・サーバに登録しうる。例えば、オペレータは、新たなP2PサービスのSDプレフィクスを、アプリケーション開発者との排他的な取り決めの一部として、すべてのユーザの加入の中に自動的に含めうる。別の例において、オペレータは、SD IDがENSにおいてどのようにして登録されるかと同様に、アプリケーション・サーバがオペレータにおいてSD IDを登録することを可能にすることによって、アプリケーションのための特有のSD IDをプロビジョニングしうる。
【0055】
ユーザよって実施される実施形態では、ユーザがオペレータのアプリケーションまたは「アプリケーション」ストアからアプリケーションをダウンロードした場合、アプリケーションは、このユーザのために関連付けられたSD IDを登録するために、P2Pアドミニストレーション・サーバのURLへ自動的に向けられうる。あるいは、モデムが、オープン・モバイル・アライアンス(OMA)デバイス管理(DM)手順を用いて、UE上のアプリケーションに関連付けられたSD IDまたはSD IDのリストを、P2Pアドミニストレーション・サーバへ提供しうる。
【0056】
ポリシーによって実施される実施形態では、P2Pサービスのあるクラスが、オペレータ・ポリシーに基づいて、UEのセットのためにイネーブルされうる。例えば、ゴールド・クラス加入のために支払うUEは、任意の管理SD IDを使用しうる一方、プラチナ・クラス加入は、任意の管理SD IDおよび非管理SD IDを可能にしうる。この場合、ユーザまたはアプリケーションとオペレータとのインタラクションは必要ではない。
【0057】
例示目的のために、
図11に示すように、ユーザによって実施されるプロビジョニングのために、SD IDまたはSDプレフィクスが、ホーム加入者サーバ(HSS)において、ユーザ加入情報にどのようにプロビジョニングされるのかが示されている。UEは、ウェブ・ページまたはOMA DMを介して、P2Pアドミニストレーション・サーバにおけるSD IDまたはSDプレフィクスのプロビジョニングを要求しうる。SD IDまたはSDプレフィクスをプロビジョニングすることは、オペレータによる承認を必要とする。例えば、P2Pアドミニストレーション・サーバは、課金モデル、ローミング合意等に基づいて、SD IDまたはSDプレフィクスを承認するか否かを判定しうる。承認されると、P2Pアドミニストレーション・サーバは、HSSと通信し、HSS等に格納された加入者のSD加入データ等を更新する。終了時間も、加入の一部として設定されうる。
【0058】
続けて
図11を参照して、UEが現在、モビリティ管理エンティティ(MME)にアタッチされ、MMEがP2P加入者データを知る必要があるのであれば、HSSは、P2P加入者データにおける変更を示すインサート加入者データ(インターナショナル・モバイル加入者アイデンティティ(IMSI)、加入者データ)メッセージを送信し、MMEは、HSSへ、インサート加入者データ・アクノレッジメント・メッセージを返信する(図示せず)。以下に示す技術および手順にしたがって、UEモデムは、許可されたSD IDのリストおよびSDプレフィクスをプロビジョニングされうる(すなわち、P2Pアドミニストレーション・サーバによるSD IDの承認の結果、UEは、USIMまたはMEにおいて、許可されたリストを更新しないかもしれない)ことが注目される。
【0059】
UEにおいて非管理SDプレフィクス、管理SDプレフィクス、またはSD IDをプロビジョニングすること:
図12に示すように、UEにおいてSD IDまたはSDプレフィクスがどのようにしてプロビジョニングされるかが示されている。UEは、OMA DM/オーバ・ザ・エア(OTA)手順および/または非アクセス階層(NAS)手順を用いてプロビジョニングされうる。関連する態様では、HSSは、ユーザ加入が更新されたことと、UEへ新たな情報が伝送される必要があることとをP2Pプロビジョニング・サーバへ示しうる。P2Pプロビジョニング・サーバによるUEのプロビジョニングと、P2Pアドミニストレーション・サーバによるHSSのプロビジョニングとは、異なるシステムによって独立して実行されうることが注目される。これら2つの動作間の一時的な関係は、オペレータ・ポリシーに依存しうる。さらに関連する態様では、P2Pプロビジョニング・サーバが、UEにおける加入を更新するためにOMA DM/OTAを介してUEと通信しうる。終了時間も、加入の一部として設定されうる。
【0060】
ここで記載された実施形態の1または複数の態様によれば、UEにおけるP2Pサービス許可のプロビジョニングおよび許可(例えば、デバイス・トゥ・デバイス通信許可)のための技術が提供される。プロビジョニングおよび許可をサポートするために以下の態様が考慮される必要がある。(a)UEにおけるP2Pサービスのセットのプロビジョニング。(b)ネットワークによるP2Pサービスの許可。プロビジョニングおよび認可は、コンプライアンスを持ったUEのコンテキストに適合する。それゆえ、必要とされるプロビジョニングおよび許可のレベルに、注意深い考慮がなされねばならない。なぜなら、例えば接続毎、または通知毎のように、設計が、許可されているグラニュラリティに関するフレキシビリティを考慮する一方、このように展開することは、シグナリング負荷の観点から意味をなさないかもしれず、その代わりに、プロビジョニングが、UE挙動を管理するための主要なツールとして使用されうるからである。
【0061】
プロビジョニングおよび許可のアーキテクチャ基準モデル:
図13の実施形態を参照して、根底をなすアクセス・ネットワークがLTEである場合におけるUEのプロビジョニングおよび許可のための一般的なアーキテクチャ基準モデルが示されている。新たなインタフェースUv(例えば、OMA DM/OTA)が、以下に説明されるように、UEとP2Pプロビジョニング・サーバとの間に定義されうる。図示されるように、P2Pプロビジョニング・サーバおよびP2Pアドミニストレーション・サーバは、HSSに対して個別のインタフェースを有する。あるいは、HSSにおいてユーザ加入者情報が必要とされない場合、代わりに、PS2アドミニストレーション・サーバが、P2Pプロビジョニング・サーバにダイレクトに接続しうる。
【0062】
関連する態様では、一般的なアーキテクチャ基準モデルは、例えば、P2Pアドミニストレーション・サーバまたはモジュール、および、P2Pプロビジョニング・サーバまたはモジュールのような発見要素(すなわち、プロビジョニング・ネットワーク要素)を含みうる。P2Pアドミニストレーション・サーバまたはモジュールは、UEのために、ネットワークにおけるP2P加入者情報を管理するために、ユーザまたはアプリケーション・ストアによって使用される機能をホストするように構成されうる。P2Pプロビジョニング・サーバまたはモジュールは、発見およびダイレクト接続確立のためにUEを設定および管理するためにネットワークによって使用される機能をホストするように構成されうる。
【0063】
さらなる関連する態様では、一般的なアーキテクチャ基準モデルはさらに、例えばeNB等のようなイボルブドUMTS地上ラジオ・アクセス・ネットワーク(E−UTRAN)ネットワーク要素を含みうる。E−UTRANネットワーク要素および機能は、3GPP仕様TS 36.300で定義されたものに対応しうる。一般的なアーキテクチャ基準モデルはさらに、例えば、MME、HSS、ポリシー・チャージおよびルール機能(PCRF)、サービス提供ゲートウエイ(SGW)、およびパケット・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウエイ(PGW)のようなイボルブド・パケット・コア(EPC)ネットワーク要素を含みうる。EPCネットワーク要素および機能は、3GPP仕様TS 23.401で定義されたものに対応しうる。一般的なアーキテクチャ基準モデルはさらに、例えばインターネット、インターネット・プロトコル(IP)マルチメディア・サブシステム(IMS)等のようなパケット・データ・ネットワークを含みうる。さらなる関連する態様では、
図14におけるテーブルは、UEにおける発見手順およびダイレクト接続確立手順のためにプロビジョニングされうるパラメータの例を提供する。
【0064】
UEにおけるP2Pサービスのセットのプロビジョニング:UEは、OMA DM/OTA手順およびNAS手順の組み合わせを用いてプロビジョニングされうる。例えば、OMA DM手順またはOTA手順は、
図14のテーブルで定義されたプロビジョニング・パラメータのセットをプロビジョニングするために使用されうる。OTAまたはOMA DMを使用することは、オペレータ・ポリシーと、UEによってサポートされているUSIMのバージョンとに基づきうる。
【0065】
OMA DMを用いたUEにおけるプロビジョニング:OMA DMプロトコルは、例えば、アプリケーション・セット、データ・セット、およびコンフィギュレーション・セットのような情報の、単一のUEまたはUEのグループへの配信をイネーブルする。OMA DMプロトコルは、2方式通信を考慮しており、(UEを管理しうる)OMA DMサーバとOMA DMクライアントとの間のデータ交換のために使用されうる。通信プロトコルは、リクエスト・レスポンス・プロトコルであることができ、プッシュ・モデルのみならずプル・モデルをもサポートしうる。本例では、UEがOMA DMクライアントを含み、P2Pプロビジョニング・サーバがOMA DMサーバを含んでいることが仮定される。
【0066】
1つの実施形態では、OMA DMプロトコルは、2つの段階を含みうる。第1の段階は、ブートストラップを含みうる。これは、新たなOMA DMサーバへの管理セッションを開始することができる状態にOMA DMクライアントをプロビジョニングすることを含みうる。第2の段階は、DMプロビジョニングを含みうる。これは、UEがブートストラップされた後に、OMA DMサーバが、さらなる情報をUEにプロビジョニングするプロセスである。ブートストラップ・プロセスでは、OMA DMクライアントとOMA DMサーバとの間で、信頼できる関係が確立されうる。OMA DMサーバとOMA DMクライアントとのペア毎に、1つのブートストラップのみが必要とされる。ブートストラップ・プロセスが実行されると、UEにおけるOMA DMクライアントと、P2Pプロビジョニング・サーバにおけるOMA DMサーバとは、OMA DMプロビジョニング・プロセスを用いて通信を開始しうる。UEまたはP2Pプロビジョニング・サーバの何れかが、情報のプロビジョニングを開始しうることが注目される。
【0067】
図15を参照して、P2PサービスのためのOMA DMプロビジョニングのための一般的なメッセージ・フローが示される。例えば、ライン0において、P2Pプロビジョニング・サーバは、オプションとして、情報のプロビジョニングを開始した場合、セッション・アラート・メッセージを含みうるOMA DMパッケージ−0を送信しうる。これは、UEに対して、P2Pプロビジョニング・サーバへのコネクション・バックを開始させうる。ライン1において、UEは、デバイス情報(例えば、製造者、モデル等)、クライアント識別情報等を含むOMA DMパッケージ−1を送信しうる。UEが情報のプロビジョニングを開始した場合、パッケージ−1は、クライアントが開始したセッションを示すインジケーションと、一般的なアラート・メッセージとを含みうる。P2Pプロビジョニング・サーバが情報のプロビジョニングを開始した場合、パッケージ−1は、サーバが開始したセッションを示すインジケーションを含みうる。ライン2では、P2Pプロビジョニング・サーバは、UEにおけるサービス発見MOを更新するために、サーバ識別情報、管理データ、および/またはコマンドを含みうるOMA DMパッケージ−2を送信しうる。ライン3では、UEが、サーバからクライアントへ送信された管理動作の結果を含みうるOMA DMパッケージ−3を送信しうる。ライン4では、P2Pプロビジョニング・サーバが、管理セッションを閉じるためにOMA DMパッケージ−4を送信しうる。異なるパッケージに関するさらなる詳細は、OMA−TS−DM_Protocol−V1_2 ネットワークによるP2Pサービスの許可:1つの実施形態では、検出、通知、および/またはダイレクト通信をUEが実行することを許可することが可能である。検出に関し、許可されたUEは許可され、検出を実行するために必要な情報(例えば、セキュリティ・キー等)を受信しうる。通知に関し、許可されたUEは許可され、SD IDを通知するために必要な情報(例えば、セキュリティ・キー等)を受信しうる。ここで、UEは、許可されていないSD IDを通知しないように強いる。ダイレクト通信に関し、UEは、許可されていないSD IDを通知しているピアとのダイレクト通信を確立しない。許可手順およびプロビジョニング手順は、次の可能な組み合わせ、すなわち、許可のみ、プロビジョニングのみ、およびプロビジョニングと許可との組み合わせ、において使用されうる。
【0068】
許可のみに関し、この場合、UEは、P2Pパラメータをプロビジョニングされず、各手順または手順のセットに関する許可を要求することが期待される。例えば、UEは、検出、検出と通知、および/または、ダイレクト通信のための許可を要求しうる。許可は、手順の一般的用途のためのものでありうるか、または、特定のSD IDまたはSDプレフィクスに適合しうる。許可は、(アタッチのために)アタッチしている間、(TAUのために)トラッキング・エリア毎でありうるか、あるいは、(ESM手順のために)確保されたベアラの寿命に基づきうる。
【0069】
プロビジョニングのみに関し、この場合、UEは、必要なP2Pパラメータをプロビジョニングされ、許可を要求するためにNASを用いる必要はない(例えば、UEは、プロビジョニング中、NASを要求しないように設定されるか、または、許可のためにNASサポートが定義されない)。
【0070】
プロビジョニングと許可のとの組み合わせに関し、この場合、UEは、必要なP2Pパラメータのうちのいくつかをプロビジョニングされうるが、許可を要求するために未だにNASを用いる必要がありうる。例えば、UEは、(アタッチのために)アタッチしている間、(TAUのために)トラッキング・エリア毎にP2Pを用いることをアクティブにするためにNASを使用する必要がありうるか、(ESM手順のために)確保されたベアラの寿命に基づきうる。しかしながら、そうではない場合には、個々の発見手順または接続確立手順を許可するためにNASを使用する必要はない場合がありうる。
【0071】
前述したOMA DMベースのプロビジョニング技術および許可技術に関し、含まれる重要なネットワーク・エンティティは、IPによって到達可能なP2Pプロビジョニング・サーバであることが注目される。P2Pに関する加入者データは、P2Pプロビジョニング・サーバによって、および/または、HSSによって管理されうる。UEは、IPによってP2Pプロビジョニング・サーバから許可を取得しうる。UEが(例えば、LTE、UMTS、無線LAN等を介して)インターネットへのアクセスを有する限り、通信は可能である。前述した許可技術は、アクセスの真偽が不明であることがさらに注目される。さらに、この許可手順は、例えば、UEがE−UTRANネットワークまたはUTRANネットワークにキャンプ・オンした場合、および/または、UEが有効通信範囲外にあるがピアUEおよびW−LAN接続の近傍にある場合、のような多くのシナリオに共通である。さらに、既存の3GPPネットワーク・エンティティに対する変更は必要とされない。
【0072】
本明細書に記載および図示された典型的なシステムを考慮すると、開示された主題にしたがって実現される方法は、さまざまなフローチャートを参照してより良く認識されるだろう。説明の単純化の目的のために、これら方法は一連の動作/ブロックとして図示および説明されているが、権利主張される主題は、いくつかのブロックが、本明細書に図示および記載されたものとは異なる順序で実行されたり、および/または、他のブロックと実質的に同時に実行されうるので、ブロックの数または順序によって限定されないことが理解および認識されるべきである。さらに、本明細書に記載された方法を実施するために、必ずしも例示されたすべてのブロックが必要とされる訳ではない。これらブロックに関連付けられた機能は、ソフトウェア、ハードウェア、これらの組み合わせ、あるいは、その他任意の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、構成要素)によって実現されうることが認識されるべきである。それに加えて、本明細書全体にわたり開示される方法は、これら方法をさまざまなデバイスへ伝送および転送することを容易にするために、製造物品に格納されることが可能であることが認識されるべきである。当業者であれば、方法は、代わりに、例えば状態図のような一連の関連する状態またはイベントとして表現されうることを理解および認識するだろう。
【0073】
本開示の主題の1または複数の態様にしたがって、(例えば、複数のUEのためのデバイス・トゥ・デバイス通信のような)P2Pサービスをプロビジョニングするための方法が提供される。
図16を参照して、例えば、P2Pコンフィギュレーション・サーバ、P2Pコンフィギュレーション・モジュール、および/または、P2Pアドミニストレーション・モジュール等のようなネットワーク・エンティティにおいて実行されうる方法1600が例示されている。この方法1600は、1610において、有効通信範囲エリア内のP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定することを含みうる。この方法1600は、1620において、少なくとも1つのUEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、P2Pサービスのため少なくとも1つのUEの設定のために、領域特有のパラメータのセットを少なくとも1つのUEへ提供することを含みうる。
【0074】
図17A−Bを参照して、オプションであり、P2Pサービスをプロビジョニングするためにネットワーク・エンティティによって実行されうる方法1600のさらなる動作または態様が示されている。
図17A−Bに示されるブロックは、方法1600を実行するために必要とされないことが注目される。方法1600が
図17A−Bのうちの少なくとも1つのブロックを含んでいる場合、方法1600は、例示されうるその後のどのダウンストリーム・ブロック(単数または複数)をも含んでいる必要なく、少なくとも1つのブロック後に終了しうる。これらブロックの番号は、これらブロックが方法1600にしたがって実行されうる特定の順序を意味していないことがさらに注目される。例えば、
図17Aを参照して、決定することは、1630において、少なくとも1つのUEのために、SD IDおよびSDプレフィクス(例えば、管理SDプレフィクスおよび非管理SDプレフィクス)のうちの少なくとも1つを割り当てることを含みうる。決定することは、1640において、P2Pサービスに関してUEを許可することを含みうる。ここでは、領域特有のパラメータのセットが、P2Pサービスに関してUEを許可するための許可パラメータを含みうる。
【0075】
関連する態様では、提供することは、1650において、領域特有のパラメータのセットを、OMA DM手順等を介して少なくとも1つのUEへ送信することを含みうる。あるいは、または、それに加えて、提供することは、1660において、領域特有のパラメータのセットを、OTA手順によって、少なくとも1つのUEへ送信することを含みうる。方法1600はさらに、1670において、領域特有のパラメータのセットを求める要求を、少なくとも1つのUEから受信することを含みうる。決定することは、1680において、新たなアプリケーションがP2Pサービスのためにイネーブルされたことに応じて、ネットワーク・エンティティにおいて更新される少なくとも1つのパラメータを決定することを含みうる。少なくとも1つのパラメータは、ネットワーク・エンティティにおいて更新されうる。関連するさらなる態様では、領域特有のパラメータのセットは、RFパラメータ、サービス発見パラメータ、接続確立パラメータ、およびセキュリティ・パラメータのうちの少なくとも1つを含みうる(ブロック1690)。関連するさらなる態様では、P2Pサービスは、ピア・デバイスの発見、および、発見されたピア・デバイスとの接続の確立、のうちの少なくとも1つを含みうる。
【0076】
図17Bを参照して、方法1600は、1700において、少なくとも1つのUEが有効通信範囲エリアに入ると、少なくとも1つのUEからエントリ・インジケーションを受信することを含みうる。あるいは、または、それに加えて、方法1600は、1710において、少なくとも1つのUEが有効通信範囲エリアに入ると、コア・ネットワーク(例えば、MME等)からエントリ・インジケーションを受信することを含みうる。関連する態様では、有効通信範囲エリアは、トラッキング・エリア、ルーティング・エリア、セル・エリア、パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(PLMN)エリア、または全地球測位システム(GPA)計算エリアでありうるか、含みうる(ブロック1720)。例えば、GPS計算エリアは、所与のデバイス(例えば、ネットワーク・エンティティ)の位置を決定することと、決定された位置の所与の距離内のエリアを定義することと、に基づきうる。一例において、GPS計算エリアは、ネットワーク・エンティティの決定された位置の周囲の円形のエリアでありうる。この円形のエリアは、定義された半径等に部分的に基づいて計算される。関連するさらなる態様では、方法は、定期的な時間インタバルで、領域特有のパラメータを更新すること(ブロック1730)と、更新された領域特有のパラメータを少なくとも1つのUEへ送信すること(ブロック1740)とを含みうる。
【0077】
本明細書に記載された実施形態のうちの1または複数の態様にしたがって、
図16−17Bを参照して前述したように、P2Pサービスをプロビジョニングするためのデバイスおよび装置が提供される。
図18を参照して、無線ネットワークにおけるネットワーク・エンティティとして、または、ネットワーク・エンティティ内で使用するためのプロセッサまたは類似のデバイスとして設定されうる典型的な装置1800が提供される。装置1800は、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表しうる機能ブロックを含みうる。
【0078】
例えば、
図18の装置1800は、有効通信範囲エリアにおけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定するための電子構成要素またはモジュール1802を備えうる。装置1800は、少なくとも1つのUEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、P2Pサービスのための少なくとも1つのUEの設定のため、領域特有のパラメータのセットを少なくとも1つのUEへ提供するための電子構成要素1804を備えうる。
【0079】
関連する態様では、装置1800は、オプションとして、プロセッサではなく、ネットワーク・エンティティとして設定された装置1800の場合、少なくとも1つのプロセッサを有するプロセッサ構成要素1810を含みうる。この場合、プロセッサ1810は、バス1812または類似の通信カップリングを介して、構成要素1802−1804と動作可能に通信しうる。プロセッサ1810は、電子構成要素1802−1804によって実行される処理または機能の開始およびスケジューリングを有効にしうる。
【0080】
さらなる関連する態様では、装置1800は、ラジオ・トランシーバ構成要素1814を含みうる。トランシーバ1814の代わりに、または、トランシーバ1814と連携して、スタンド・アロン受信機および/またはスタンド・アロン送信機が使用されうる。装置1800は、オプションとして、例えばメモリ・デバイス/構成要素1816のように、情報を格納するための構成要素を含みうる。コンピュータ読取可能な媒体またはメモリ構成要素1816が、バス1812等によって、装置1800のその他の構成要素に動作可能に接続されうる。メモリ構成要素1816は、構成要素1802−1804、これらのサブ構成要素、またはプロセッサ1810、あるいは、本明細書で開示された方法の処理および挙動を有効にするためのコンピュータ読取可能命令およびデータを格納するように適応されうる。メモリ構成要素1816は、電子構成要素1802−1804に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持しうる。メモリ1816の外側にあるとして示されているが、構成要素1802−1804は、メモリ1816内に存在しうることが理解されるべきである。
【0081】
本明細書に記載された実施形態の1または複数の態様によれば、モバイル・エンティティ(例えばUE)によって実行されうるネットワーク・プロビジョニングのための、
図19に示される方法1900がある。この方法1900は、1910において、UEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、有効通信範囲エリア内のP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを、ネットワーク・エンティティから受信することを含みうる。この方法1900は、1920において、受信された領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、UEにおいてP2Pサービスをイネーブルすることを含みうる。
【0082】
図20を参照して、オプションであり、P2Pサービスをプロビジョニングするためにモバイル・エンティティによって実行されうる方法1900のさらなる動作または態様が示される。
図20−21Bに示されるブロックは、方法1900を実行するために必要とされないことが注目される。方法1900が、
図20−21Bのうちの少なくとも1つのブロックを含んでいる場合、方法1900は、例示されうるその後のあらゆるダウンストリーム・ブロック(単数または複数)を必ずしも含める必要なく、少なくとも1つのブロック後に終了しうる。これらブロックの番号は、これらブロックが方法1900にしたがって実行されうる特定の順序を意味していないことがさらに注目される。例えば、受信することは、1930において、SD IDおよびSDプレフィクスのうちの少なくとも1つを受信することを含みうる。イネーブルすることは、1940において、領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、UEのためのP2Pサービスを許可することを含みうる。あるいは、または、それに加えて、イネーブルすることは、1950において、領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、P2PサービスのためにUEを設定することを含みうる。
【0083】
関連する態様では、受信することは、1960において、領域特有のパラメータのセットをOMA DM手順等によって受信することを含みうる。代わりに、または、それに加えて、受信することは、1970において、領域特有のパラメータのセットをOTA手順によって受信することを含みうる。さらなる関連する態様では、方法1900はさらに、1980において、領域特有のパラメータのセットをネットワーク・エンティティに問い合わせることを含みうる。受信することは、1990において、少なくとも1つのパラメータがネットワーク・エンティティにおいて更新されることに応じて、領域特有のパラメータのセットを受信することを含みうる。
【0084】
図21Aを参照して、1つの実施形態では、方法1900は、2000において、UEにおいてアプリケーションを起動することを含みうる。方法1900はさらに、2002において、アプリケーションから、P2Pサービスを求める要求を受信することを含みうる。方法1900はさらに、2004において、この要求を受信することに応じて、領域特有のパラメータのセットをネットワーク・エンティティに問い合わせることを含みうる。別の実施形態では、方法1900は、2010において、UEにおいてアプリケーションをインストールすることを含みうる。方法1900はさらに、2012において、このアプリケーションのために必要な所与のP2Pサービスを決定することを含みうる。これはまた、2014において、決定された所与のP2Pサービスのための所与の領域特有のパラメータのセットをネットワーク・エンティティに問い合わせることを含みうる。
【0085】
図21Bを参照して、1つの実施形態では、方法1900は、2016において、UEが有効通信領域エリアに入ると、エントリ・インジケーションをネットワーク・エンティティに送信することを含みうる。ネットワーク・エンティティは、P2Pコンフィギュレーション・サーバ、MME等を備える。関連する態様では、方法1900はさらに、2018において、領域特有のパラメータに対する更新版を定期的に(例えば、定義された時間インタバルで)受信することを含みうる。
【0086】
本明細書に記載された実施形態の1または複数の態様によれば、
図19−21Bに関して前述したように、P2Pサービスのネットワーク・プロビジョニングのためのデバイスおよび装置(例えばUE)が提供される。
図22を参照して、装置2200は、UEが有効通信範囲エリアに入ることに応じて、有効通信範囲エリアにおけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットをネットワーク・エンティティから受信するための電子構成要素またはモジュール2202を備えうる。装置2200は、受信した領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、UEにおいてP2Pサービスをイネーブルするための電子構成要素2204を備えうる。簡潔のために、装置2200に関する詳細の残りは、これ以上詳しく述べない。しかしながら、装置2200の残りの特徴および態様は、
図18の装置1800に関して前述したものに実質的に類似していることが理解されるべきである。
【0087】
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するであろう。例えば、前述した説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
【0088】
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
【0089】
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
【0090】
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアでダイレクトに、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
【0091】
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、または非一時的な無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいは他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、または非一時的な無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。前述した組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0092】
本開示の前述した記載は、当業者が、本開示の製造または利用を可能となるように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ネットワーク・エンティティによるピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする方法であって、
有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定することと、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)が前記有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記P2Pサービスのための前記少なくとも1つのUEの設定のため、前記領域特有のパラメータのセットを、前記少なくとも1つのUEへ提供することと、を備える方法。
[2] 前記領域特有のパラメータのセットは、RFパラメータ、サービス発見パラメータ、接続確立パラメータ、およびセキュリティ・パラメータのうちの少なくとも1つを備える、[1]に記載の方法。
[3] 前記決定することは、前記ネットワーク・エンティティにおいて更新される少なくとも1つの領域特有のパラメータを決定することを備え、
前記少なくとも1つの領域特有のパラメータは、新たなアプリケーションがP2Pサービスのためにイネーブルされることに応じて、前記ネットワーク・エンティティにおいて更新される、[1]に記載の方法。
[4] 前記提供することは、前記領域特有のパラメータのセットを、オープン・モバイル・アライアンス(ODM)デバイス管理(DM)手順によって、またはオーバ・ザ・エア(OTA)手順によって、前記少なくとも1つのUEへ送信することを備える、[1]に記載の方法。
[5] 前記決定することは、サービス発見識別子(SD ID)およびサービス発見プレフィクス(SDプレフィクス)のうちの少なくとも1つを、前記少なくとも1つのUEのために割り当てることを備える、[1]に記載の方法。
[6] 前記ネットワーク・エンティティは、P2Pコンフィギュレーション・サーバを備える、[1]に記載の方法。
[7] 前記少なくとも1つのUEが前記有効通信範囲エリアに入ると、前記少なくとも1つのUEからエントリ・インジケーションを受信すること、をさらに備える[1]に記載の方法。
[8] 前記少なくとも1つのUEが前記有効通信範囲エリアに入ると、コア・ネットワークからエントリ・インジケーションを受信すること、をさらに備える[1]に記載の方法。
[9] 前記コア・ネットワークは、モビリティ管理エンティティ(MME)を備える、[8]に記載の方法。
[10] 前記有効通信範囲エリアは、トラッキング・エリア、ルーティング・エリア、セル・エリア、パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(PLMN)エリア、または全地球測位システム(GPS)計算エリアを備える、[1]に記載の方法。
[11] 前記領域特有のパラメータを定期的な時間インタバルで更新することと、
前記更新された領域特有のパラメータを、前記少なくとも1つのUEへ送信することと、をさらに備える[1]に記載の方法。
[12] ネットワーク・エンティティによるピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする装置であって、
有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定し、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)が前記有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記P2Pサービスのための前記少なくとも1つのUEの設定のため、前記領域特有のパラメータのセットを、前記少なくとも1つのUEへ提供する、ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、データを格納するためのメモリと、を備える装置。
[13] 前記領域特有のパラメータのセットは、RFパラメータ、サービス発見パラメータ、接続確立パラメータ、およびセキュリティ・パラメータのうちの少なくとも1つを備える、[12]に記載の装置。
[14] ピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする装置であって、
有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定する手段と、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)が前記有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記P2Pサービスのための前記少なくとも1つのUEの設定のため、前記領域特有のパラメータのセットを、前記少なくとも1つのUEへ提供する手段と、を備える装置。
[15] コンピュータ・プログラム製品であって、
有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを決定し、
少なくとも1つのユーザ機器(UE)が前記有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記P2Pサービスのための前記少なくとも1つのUEの設定のため、前記領域特有のパラメータのセットを、前記少なくとも1つのUEへ提供することをコンピュータに実行させるためのコードを備えるコンピュータ読取可能な媒体を備える、コンピュータ・プログラム製品。
[16] ユーザ機器(UE)においてピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする方法であって、
前記UEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを、ネットワーク・エンティティから受信することと、
前記受信した領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおいて前記P2Pサービスをイネーブルすることと、を備える方法。
[17] 前記領域特有のパラメータのセットは、RFパラメータ、サービス発見パラメータ、接続確立パラメータ、およびセキュリティ・パラメータのうちの少なくとも1つを備える、[16]に記載の方法。
[18] 前記イネーブルすることは、(a)前記領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記UEのためのP2Pサービスを認可すること、または、(b)前記領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記P2Pサービスのために前記UEを設定することを備える、[16]に記載の方法。
[19] 前記受信することは、前記少なくとも1つの領域特有のパラメータが前記ネットワーク・エンティティにおいて更新されることに応じて、前記領域特有のパラメータのセットを受信することを備える、[16]に記載の方法。
[20] 前記UEにおいてアプリケーションを起動することと、
前記P2Pサービスを求める要求を、前記アプリケーションから受信することと、
前記受信された要求に応じて、前記ネットワーク・エンティティに対して、前記領域特有のパラメータのセットを問い合わせることと、をさらに備える[16]に記載の方法。
[21] 前記UEにおいてアプリケーションをインストールすることと、
前記アプリケーションのために必要な所与のP2Pサービスを決定することと、
前記決定された所与のP2Pサービスのための所与の領域特有のパラメータのセットを、前記ネットワーク・エンティティに対して問い合わせることと、をさらに備える[16]に記載の方法。
[22] 前記UEが前記有効通信範囲エリアに入ると、エントリ・インジケーションをネットワーク・エンティティへ送信すること、をさらに備える[16]に記載の方法。
[23] 前記ネットワーク・エンティティは、P2Pコンフィギュレーション・サーバまたはモビリティ管理エンティティ(MME)を備える、[22]に記載の方法。
[24] 前記有効通信範囲エリアは、トラッキング・エリア、ルーティング・エリア、セル・エリア、パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(PLMN)エリア、および全地球測位システム(GPS)計算エリアのうちの1つを備える、[16]に記載の方法。
[25] 前記領域特有のパラメータに対する更新版を、定期的な時間インタバルで受信すること、さらに備える[16]に記載の方法。
[26] ユーザ機器(UE)においてピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする装置であって、
前記UEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを、ネットワーク・エンティティから受信し、
前記受信した領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおいて前記P2Pサービスをイネーブルするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、データを格納するためのメモリと、を備える装置。
[27] 前記領域特有のパラメータのセットは、RFパラメータ、サービス発見パラメータ、接続確立パラメータ、およびセキュリティ・パラメータのうちの少なくとも1つを備える、[26]に記載の装置。
[28] ピア・トゥ・ピア(P2P)サービスをプロビジョニングする装置であって、
前記UEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを、ネットワーク・エンティティから受信する手段と、
前記受信した領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおいて前記P2Pサービスをイネーブルする手段と、を備える装置。
[29] コンピュータ・プログラム製品であって、
前記UEが有効通信範囲エリアに入ったことに応じて、前記有効通信範囲エリア内におけるP2Pサービスにおいて使用する領域特有のパラメータのセットを、ネットワーク・エンティティから受信し、
前記受信した領域特有のパラメータのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおいて前記P2Pサービスをイネーブルすることをコンピュータに実行させるためのコードを備えるコンピュータ読取可能な媒体を備える、コンピュータ・プログラム製品。