(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
送信元装置により、前記送信元装置の装置パラメータを前記送信元装置が置かれるローカル・エリア・ネットワークにアクセスする送信先装置に送信すること、及び前記送信先装置により送信された前記送信先装置の装置パラメータを受信する前に、
前記送信先装置が、前記送信元装置が置かれる前記ローカル・エリア・ネットワークにアクセスした後に、前記送信元装置によって、前記ローカル・エリア・ネットワーク内の第1のインターネット・プロトコルIPアドレスにブロードキャストされる、前記マルチスクリーン・インタラクションをサポートする装置が前記ローカル・エリア・ネットワーク内に存在するか否かを問い合わせるために使用される問い合わせメッセージを監視することと、
前記送信元装置により、前記送信先装置との前記マルチスクリーン・インタラクションが実行される予定であることを確認することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
前記送信元装置により、前記ネットワーク・サーバから、前記メディア・コンテンツが前記マルチスクリーン・インタラクションをサポートするか否かと、前記送信先装置が前記マルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有するか否かと、を得ることは、
前記送信元装置により、前記ネットワーク・サーバから、前記メディア・コンテンツが前記マルチスクリーン・インタラクションをサポートするか否かを得て、かつ前記メディア・コンテンツが前記マルチスクリーン・インタラクションをサポートすることが得られた後、前記ネットワーク・サーバから、前記マルチスクリーン・インタラクションが前記メディア・コンテンツについて実行される場合に、料金を支払う必要があるか否かを得ることと、
前記マルチスクリーン・インタラクションが前記メディア・コンテンツについて実行される場合に、前記料金を支払う必要があることが得られた後に、前記送信元装置により、前記ネットワーク・サーバから、前記送信先装置又は前記送信先装置と同一グループにある装置が前記料金を支払ったか否かを得ることと、
前記送信元装置が、前記送信先装置又は前記送信先装置と同一グループにある装置が前記料金を支払ったことを得た場合、前記送信先装置は、前記マルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有することを決定することと、
を含む、請求項4に記載の方法。
前記ネットワーク・サーバにより送信された前記メディア・コンテンツが受信された後に、前記送信先装置により、前記送信元装置の前記装置パラメータに従って、前記送信元装置により再生されている前記メディア・コンテンツの再生状態を検出し、かつ前記再生状態に従って前記送信先装置の前記メディア・コンテンツを再生することは、
前記送信先装置により、同期制御動作が前記送信先装置を使用することにより前記送信先装置及び前記送信元装置に対して実行されることを要求するための要求メッセージを前記ネットワーク・サーバに送信することと、
前記要求メッセージが受信された後に、前記ネットワーク・サーバにより、前記送信先装置及び前記送信元装置が前記同一グループにあるか否かと、前記送信元装置がオンライン状態であるか否かと、前記送信先装置により再生されている前記メディア・コンテンツが前記送信元装置により再生されているメディア・コンテンツと同一であるか否かと、を決定することと、
前記ネットワーク・サーバが、前記送信先装置及び前記送信元装置が前記同一グループにあることと、前記送信元装置がオンライン状態であることと、前記送信先装置によって再生されている前記メディア・コンテンツが前記送信元装置によって再生されている前記メディア・コンテンツと同一であることとを決定した場合に、前記送信先装置及び前記送信元装置に対して前記同期制御動作を実行することを前記送信先装置に指示するために、前記ネットワーク・サーバにより、前記要求メッセージに対応するフィードバックメッセージを前記送信先装置に送信することと、
前記送信先装置が、前記同期制御動作が実行される予定であることを確認した後に、前記ネットワーク・サーバにより、前記送信先装置及び前記送信元装置を接続状態に設定することと、
状態同期が前記送信先装置の前記メディア・コンテンツ及び前記送信元装置の前記メディア・コンテンツに対して実行されるように、前記送信先装置により、前記メディア・コンテンツを一時停止すること、前記メディア・コンテンツを巻き戻すこと、前記メディア・コンテンツを早送りすること、及び前記メディア・コンテンツを閉じることを含む、前記送信先装置及び前記送信元装置に対する前記同期制御動作を実行することと、
を含む、請求項3に記載の方法。
前記ネットワーク・サーバにより、前記送信元装置で再生される前記メディア・コンテンツの信号を監視し、かつ前記送信元装置がオフライン状態になった後に、前記送信元装置で再生される前記メディア・コンテンツの進行を保存することと、
前記送信元装置と同一グループにある前記送信先装置が前記メディア・コンテンツを再生する場合に、前記ネットワーク・サーバにより、前記送信元装置で再生される前記メディア・コンテンツの前記進行に関して先記送信先装置に入力を促すことと、
前記送信先装置が前記送信元装置で再生される前記メディア・コンテンツの前記進行に従って再生を実行することを決定した後に前記メディア・コンテンツを再生することと、
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、本発明の実施形態における添付図面を参照して本発明の実施形態における技術的解決手法を明瞭かつ完全に説明する。当然ながら、説明された実施形態は、本発明の実施形態の全部ではなく、単に一部に過ぎない。創造的な努力なしで本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他の実施形態すべては、当然に本発明の保護範囲に含まれなければならない。
【0014】
本発明の技術的解決手法の利点をより明瞭にするために、以下では、添付図面及び実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1に示されるように、本発明の実施形態によって提供されるマルチスクリーン・インタラクション方法は、以下を含む。
【0016】
ステップ101:送信元装置は、送信元装置の装置パラメータを送信元装置が位置しているローカル・エリア・ネットワークにアクセスする送信先装置に送信し、そして送信先装置によって送信された送信先装置の装置パラメータを受信する。
【0017】
装置パラメータは、装置ベンダー、装置識別情報、装置によってサポートされるサービス種別、装置によってサポートされるメディア・フォーマット、装置の解像度などを含むことがあるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
送信元装置が位置しているローカル・エリア・ネットワークは、例えば、ホーム・ネッとワークでもよいが、これに限定されるものではない。
【0019】
ステップ102:送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある場合、送信元装置は、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置に送信する。
【0020】
メディア情報は、メディア・コンテンツの名前、メディア・コンテンツの識別情報などを含むことがあるが、これらに限定されるものではない。
【0021】
ステップ103:送信先装置は、メディア情報及び送信先装置の装置パラメータに従ってネットワーク・サーバからのメディア・コンテンツを要求する。
【0022】
ステップ104:ネットワーク・サーバは、送信先装置の装置パラメータに従って、送信先装置の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信する。
【0023】
具体的には、送信先装置の装置パラメータは、送信元装置の装置パラメータと異なることがあり、例えば、送信先装置の解像度は、送信元装置の解像度と異なるので、ネットワーク・サーバは、メディア・コンテンツが送信先装置で再生される場合により良い効果が達成されるように、送信先装置のパラメータに従って(送信先装置の解像度、送信先装置によってサポートされたメディア・フォーマットなどに従って)、対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信する。
【0024】
ステップ105:ネットワーク・サーバによって送信されたメディア・コンテンツが受信された後に、送信先装置は、送信元装置の装置パラメータに従って、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、そして再生状態に従って送信先装置のメディア・コンテンツを再生する。
【0025】
具体的には、送信先装置は、送信元装置の装置パラメータに従って(例えば、送信元装置の装置識別情報に従って)送信元装置に問い合わせる。
【0026】
なお、送信元装置と送信先装置とは、同一の装置端末であってもよく、或いは、異なる装置端末であってもよく、かつ送信先装置及び送信元装置は、同一の機能モジュールを有してもよいので、類似するシナリオにおいて、送信先装置が送信元装置としての機能を果たしてもよく、かつ、送信元装置が同様に送信先装置としての機能を果たしてもよいが、これらに限定されるものではない。送信先装置及び送信元装置は、例えば、テレビ、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、ノートブック・コンピュータなどでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0027】
本発明の本実施形態により提供されるマルチスクリーン・インタラクション方法によれば、送信元装置及び送信先装置は、それぞれの装置パラメータを交換し、そして送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある場合、送信先装置がメディア情報及び送信先装置の装置パラメータに従ってネットワーク・サーバにメディア・コンテンツを要求できるようにするために、送信元装置は、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置に送信し、ネットワーク・サーバは、送信先装置の装置パラメータに従って、送信先装置の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信し、そしてさらに、送信先装置は、送信元装置の装置パラメータに従って、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、かつ再生状態に従って送信先装置のメディア・コンテンツを再生する。従来技術と比べると、本発明の実施形態における送信元装置及び送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションが実行される場合に、STB又はホーム・メディア・サーバに依存する必要があることを回避し、かつ送信元装置及び送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを直接的に実行できるようにするために、異なる複数のビットレート又はフォーマットのメディア・コンテンツを、異なる複数の端末の複数の装置パラメータに従って、ネットワーク・サーバを使用して異なる複数の端末に送信することができる。
【0028】
図2に示されるように、本発明の別の実施形態によって提供されるマルチスクリーン・インタラクション方法は、以下を含む。
【0029】
ステップ201:送信先装置は、送信元装置が位置しているローカル・エリア・ネットワークにアクセスし、問い合わせメッセージをローカル・エリア・ネットワーク内の第1のインターネット・プロトコルIPアドレスにブロードキャストする。
【0030】
問い合わせメッセージは、マルチスクリーン・インタラクションをサポートする装置がローカル・エリア・ネットワーク内に存在するか否かを問い合わせるために使用される。ローカル・エリア・ネットワークは、例えば、ホーム・ネットワークでもよく、かつ第1のIPアドレスは、プリセットIPアドレスでもよいが、これらに限定されるものではない。
【0031】
ステップ202:送信元装置は、第1のIPアドレス上で問い合わせメッセージを監視し、そして送信先装置とのマルチスクリーン・インタラクションが実行される予定であることを確認する。
【0032】
具体的には、送信元装置がマルチスクリーン・インタラクションをサポートする場合、第1のIPアドレス上の問い合わせメッセージを監視した後に、送信元装置は、送信先装置とのマルチスクリーン・インタラクションが実行される予定であることを確認するために、ネットワーク・サーバに報告することがあるが、これに限定されるものではない。
【0033】
ステップ203:送信元装置は、送信元装置の装置パラメータを送信先装置に送信し、そして送信先装置によって送信された送信先装置の装置パラメータを受信する。
【0034】
装置パラメータは、装置ベンダー、装置識別情報、装置によってサポートされるサービス種別、装置によってサポートされるメディア・フォーマット、装置の解像度などを含むことがあるが、これらに限定されるものではない。
【0035】
ステップ204:送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある場合、送信元装置は、ネットワーク・サーバから、メディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートするか否かを取得し、メディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートする場合、ステップ205を実行し、そうではない場合、ステップ208を実行する。
【0036】
具体的には、送信先装置が送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツを実行する必要がある場合、送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある。
【0037】
フォーマット及び解像度が共に異なる(例えば、高精細映像である)場合、異なるメディア・コンテンツは、異なる権限を有し、かつ同一のメディア・コンテンツも同様に異なる権限を有する。その結果、送信元装置は、メディア・コンテンツがマルチ・スクリーン・インタラクションをサポートするか否かをネットワーク・サーバに確認する。
【0038】
ステップ205:送信元装置は、マルチスクリーン・インタラクションがこのメディア・コンテンツについて実行された場合、ネットワーク・サーバから、料金を支払う必要があるか否かを取得し、料金を支払う必要がある場合、ステップ206を実行し、そうではない場合、ステップ207を実行する。
【0039】
具体的には、マルチスクリーン・インタラクションがこのメディア・コンテンツについて実行される場合、マルチスクリーン・インタラクション権限を取得するために料金を支払う必要があることがあり、或いは、例えば、送信先装置の装置解像度が比較的高く、かつメディア・コンテンツが送信先装置上で再生される場合、より高い品質をもつメディア・コンテンツ(例えば、高精細映像)が必要とされ、そしてその結果、ネットワーク・サーバは、より高い品質をもつメディア・コンテンツを送信先装置に送信する必要があり、そして高い品質をもつメディア・コンテンツを取得するために料金を支払う必要があるかもしれないが、これらに限定されるものではない。
【0040】
ステップ206:送信元装置は、ネットワーク・サーバから、送信先装置、又は送信先装置と同一グループにある装置が料金を支払ったか否かを取得し、送信先装置、又は送信先装置と同一グループにある装置が料金を支払っている場合、ステップ207を実行し、そうではない場合、ステップ208を実行する。
【0041】
具体的には、同一グループとは、同一のグループの中の複数の装置が同一の再生権限を持つことができるようにするために、送信先装置がいくつかの装置とのマルチスクリーン・インタラクションを実行した後に、この送信先装置とこれらの装置とを同一グループとして分類する、というものである。例えば、同一グループにある1台の装置が支払動作の実行を完了している限り、同一グループにある別の装置は、対応するメディア・コンテンツを再生することが可能であり、そしてその結果、送信先装置、又は送信先装置と同一グループにある装置が料金を支払った後に、送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有する。
【0042】
ステップ207:送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有し、送信元装置は、メディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置に送信し、そして送信先装置は、ステップ209へ進む。
【0043】
メディア情報は、メディア・コンテンツの名前、メディア・コンテンツの識別情報などを含むことがあるが、これらに限定されるものではない。
【0044】
ステップ208:送信元装置は、メディア・コンテンツを送信先装置上で再生することができないというフィードバックメッセージを送信先装置に送信する。
【0045】
場合によっては、送信元装置は、対応する対策、例えば、支払動作を実行することを送信先装置に促すために、メディア・コンテンツを送信先装置上で再生することができない理由を送信先装置にさらにフィードバックすることがあるが、これらに限定されるものではない。
【0046】
ステップ209:送信先装置は、メディア情報及び送信先装置の装置パラメータに従って、ネットワーク・サーバにメディア・コンテンツを要求する。
【0047】
ステップ210:ネットワーク・サーバは、送信先装置の装置パラメータに従って、送信先装置の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信する。
具体的には、送信先装置の装置パラメータは、送信元装置の装置パラメータと異なることがあり、例えば、送信先装置の解像度は、送信元装置の解像度と異なるので、ネットワーク・サーバは、メディア・コンテンツが送信先装置上で再生される場合により良い効果が達成されるように、送信先装置のパラメータに従って(送信先装置の解像度、装置によってサポートされたメディア・フォーマットなどに従って)対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信する。
【0048】
ステップ211:ネットワーク・サーバによって送信されたメディア・コンテンツが受信された後に、送信先装置は、送信元装置の装置パラメータに従って、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、そして再生状態に従って送信先装置のメディア・コンテンツを再生する。
【0049】
ステップ212:ネットワーク・サーバは、送信先装置及び送信元装置が同一グループにあるか否かを決定し、そして送信先装置及び送信元装置が同一グループにない場合、送信元装置及び送信先装置を同一グループに設定する。
【0050】
具体的には、ネットワーク・サーバは、後のアプリケーションにおいて、送信元装置及び送信先装置が同一の再生権限を有し、かつ対応する同期制御動作を実行できるようにするために、送信元装置及び送信先装置の装置パラメータ(例えば、装置の識別子)に従って送信元装置及び送信先装置を同一グループとして分類するが、これらに限定されるものではない。
【0051】
ステップ213:送信先装置は、送信先装置を使用することにより同期制御動作が送信先装置及び送信元装置に対して実行されることを要求するために、要求メッセージをネットワーク・サーバに送信する。
【0052】
ステップ214:要求メッセージが受信された後に、ネットワーク・サーバは、送信先装置及び送信元装置が同一グループにあるか否かと、送信元装置がオンライン状態であるか否かと、送信先装置によって再生されているメディア・コンテンツが送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツと同一であるか否かと、を決定する。
【0053】
ステップ215:ネットワーク装置が、送信先装置及び送信元装置が同一グループにあることと、送信元装置がオンライン状態にあることと、送信先装置によって再生されているメディア・コンテンツが送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツと同一であることとを決定したとき、ネットワーク・サーバは、送信先装置及び送信元装置に対する同期制御動作の実行を送信先装置に指示するために、要求メッセージに対応するフィードバックメッセージを送信先装置に送信する。
【0054】
ステップ216:送信先装置が、同期制御動作が実行される予定であることを確認した後に、ネットワーク・サーバは、送信先装置及び送信元装置を接続状態に設定する。
【0055】
ステップ217:送信先装置は、状態同期が送信先装置のメディア・コンテンツ及び送信元装置のメディア・コンテンツに対して実行されるようにするために、送信先装置及び送信元装置に対して同期制御動作を実行する。
【0056】
同期制御動作は、メディア・コンテンツを一次停止することと、メディア・コンテンツを巻き戻すことと、メディア・コンテンツを早送りすることと、メディア・コンテンツを閉じることとを含む。
【0057】
例えば、送信先装置が送信先装置上で再生されるメディア・コンテンツを早送りする場合、送信元装置上で再生されるメディア・コンテンツも、同時に早送りされるが、これに限定されるものではない。
【0058】
ステップ218:ネットワーク・サーバは、送信元装置上で再生されるメディア・コンテンツの進行を監視し、そして送信元装置がオフライン状態になった後に、送信元装置上で再生されるメディア・コンテンツの進行を保存する。
【0059】
ステップ219:送信元装置と同一グループにある送信先装置がメディア・コンテンツを再生する場合、ネットワーク・サーバは、送信元装置上で再生されたメディア・コンテンツの進行に関して送信先装置に入力を促す。
【0060】
ステップ220:送信先装置は、送信先装置が送信元装置上で再生されたメディア・コンテンツの進行に従って再生を実行することを決定した後に、メディア・コンテンツを再生する。
【0061】
本発明の別の実施形態によって提供されたマルチスクリーン・インタラクション方法によれば、送信元装置及び送信先装置は、それぞれの装置パラメータを交換し、そして送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある場合、送信先装置がメディア情報及び送信先装置の装置パラメータに従ってネットワーク・サーバにメディア・コンテンツを要求できるようにするために、送信元装置は、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置に送信し、ネットワーク・サーバは、送信先装置の装置パラメータに従って、送信先装置の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信し、そして、さらに、送信先装置は、送信元装置の機器パラメータに従って、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、そして再生状態に従って送信先装置のメディア・コンテンツを再生する。従来技術と比べると、本発明の実施形態における送信元装置及び送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションが実行される場合、STB又はホーム・メディア・サーバに依存する必要があることを回避し、そして送信元装置及び送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを直接的に実行できるようにするために、異なる複数の端末の複数の装置パラメータに従って、異なる複数のビットレート又はフォーマットのメディア・コンテンツを、ネットワーク・サーバを使用することにより、異なる複数の端末に送信することができる。
【0062】
図3に示されるように、本発明の実施形態によって提供されたマルチスクリーン・インタラクション・システムは、複数のメディア装置及びネットワーク・サーバ33を含み、複数のメディア装置は、送信元装置31及び送信先装置32を含み、かつ送信元装置31は、
送信元装置31の装置パラメータを送信元装置31が位置しているローカル・エリア・ネットワークにアクセスする送信先装置32に送信し、かつ送信先装置32によって送信された送信先装置32の装置パラメータを受信するように構成され、具体的な実施様態については、
図1のステップ101を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第1の送受信ユニット311と、
送信先装置32がマルチスクリーン・インタラクションを実行する必要がある場合、送信元装置31によって再生されているメディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置32に送信するように構成され、具体的な実施様態については、
図1のステップ102を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第1の送信ユニット312と、
を含む。
【0063】
送信先装置32は、
メディア情報及び送信先装置32の装置パラメータに従って、ネットワーク・サーバ33にメディア・コンテンツを要求するように構成され、具体的な実施様態については、
図1のステップ103を参照し、ここでは繰り返し説明しない、メディア要求ユニット321と、
ネットワーク・サーバ33によって送信されたメディア・コンテンツが受信された後に、送信元装置31の装置パラメータに従って、送信元装置31によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、かつ再生状態に従って、送信先装置32のメディア・コンテンツを再生するように構成され、具体的な実施様態については、
図1のステップ105を参照し、ここでは繰り返し説明しない、再生ユニット322と、
を含む。
【0064】
ネットワーク・サーバ33は、
送信先装置32の装置パラメータに従って、送信先装置32の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置32に送信するように構成され、具体的な実施様態については、
図1のステップ104を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第2の送信ユニット331を含む。
【0065】
さらに、
図4に示されるように、送信元装置31は、送信先装置32が、送信元装置31が位置しているローカル・エリア・ネットワークにアクセスした後に、ローカル・エリア・ネットワーク内の第1のインターネット・プロトコルIPアドレスにブロードキャストされた問い合わせメッセージを監視し、かつ送信先装置32とのマルチスクリーン・インタラクションが実行される予定であることを確認するように構成され、問い合わせメッセージは、マルチスクリーン・インタラクションをサポートする装置がローカル・エリア・ネットワーク内に存在するかどうかを問い合わせるために使用され、かつ具体的な実施様態については、
図2のステップ201及び202を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第1の監視ユニット313をさらに含む。
【0066】
さらに、
図4に示されるように、ネットワーク・サーバ33は、送信先装置32及び送信元装置31が同一グループにあるか否かを決定し、かつ送信先装置32及び送信元装置31が同一グループにない場合、送信元装置31及び送信先装置32を同一グループに設定するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ212を参照し、ここでは繰り返し説明しない、同一グループ・ラベリング・ユニット332をさらに含む。
【0067】
さらに、
図4に示されるように、送信元装置31は、ネットワーク・サーバ33から、メディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートするか否かと、送信先装置
32がマルチ・メディア・インタラクションを実行する権限を有するか否かと、を取得するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ204から206を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第1の取得ユニット314をさらに含む。
【0068】
第1の送信ユニット312は、具体的には、メディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートし、かつ送信先装置
32がマルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有する場合、送信元装置31は、メディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置33に送信するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ207を参照し、ここでは繰り返し説明しない。
【0069】
さらに、
図4に示されるように、第1の取得ユニット314は、
ネットワーク・サーバ33から、メディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートするか否かを取得し、かつメディア・コンテンツがマルチスクリーン・インタラクションをサポートすることを取得した後に、ネットワーク・サーバ33から、マルチスクリーン・インタラクションがメディア・コンテンツのため実行される場合、料金を支払うことが必要であるか否かを取得するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ204及び205を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第1の取得モジュール3141と、
ネットワーク・サーバ33から、マルチスクリーン・インタラクションがメディア・コンテンツのため実行される場合、料金を支払うことが必要であることが取得された後に、送信先装置32又は送信先装置31と同一グループにある装置が料金を支払ったか否かを取得するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ206を参照し、ここでは繰り返し説明しない、第2の取得モジュール3142と、
送信元装置31が、送信先装置32又は送信先装置
32と同一グループにある装置が料金を支払ったことを取得した場合、送信先装置32がマルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を有することを決定するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ207を参照し、ここでは繰り返し説明しない、権限決定モジュール3143と、
を含む。
【0070】
さらに、
図4に示されるように、送信先装置32は、送信先装置32を使用することにより送信先装置32及び送信元装置31に対して同期制御動作が実行されることを要求するための要求メッセージをネットワーク・サーバ33に送信するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ213を参照し、ここでは繰り返し説明しない、要求ユニット323をさらに含む。
【0071】
ネットワーク・サーバ33は、
要求メッセージが受信された後に、送信先装置32及び送信元装置31が同一グループにあるか否かと、送信元装置31がオンライン状態にあるか否かと、送信先装置32によって再生されているメディア・コンテンツが送信元装置31によって再生されているメディア・コンテンツと同一であるか否かと、を決定するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ214を参照し、ここでは繰り返し説明しない、決定ユニット333と、
送信先装置32及び送信元装置31が同一グループにあることと、送信元装置31がオンライン状態にあることと、送信先装置32によって再生されているメディア・コンテンツが送信元装置31によって再生されているメディア・コンテンツと同一であることとが決定された場合、送信先装置32及び送信元装置31に対する同期制御動作を実行することを送信先装置32に指示するために、要求メッセージに対応するフィードバックメッセージを送信先装置32に送信するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ215を参照し、ここでは繰り返し説明しない、フィードバックユニット334と、
送信先装置32が、同期制御動作が実行される予定であることを確認した後に、送信先装置32及び送信元装置31を接続状態に設定するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ216を参照し、ここでは繰り返し説明しない、接続ユニット355と、
をさらに含む。
【0072】
送信先装置32は、状態同期が送信先装置32のメディア・コンテンツ及び送信元装置31のメディア・コンテンツに対して実行されるように、送信先装置32及び送信元装置31に対する同期制御動作を実行するように構成されている制御動作ユニット324をさらに含む。
【0073】
同期制御動作は、メディア・コンテンツを一時停止すること、メディア・コンテンツを巻き戻すこと、メディア・コンテンツを早送りすること、及びメディア・コンテンツを閉じることを含む。これの具体的な実施様態については、
図2のステップ217を参照し、ここでは繰り返し説明しない。
【0074】
さらに、
図4に示されるように、ネットワーク・サーバ33は、
送信元装置31上で再生されるメディア・コンテンツの進行を監視し、かつ送信元装置31がオフライン状態になった後に、送信元装置31上で再生されるメディア・コンテンツの進行を保存するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ217を参照し、ここでは繰り返し説明しない、監視及び保存ユニット336と、
送信元装置31と同一グループにある送信先装置32がメディア・コンテンツを再生する場合、送信元装置31上で再生されるメディア・コンテンツの進行に関して送信先装置32に入力を催促するように構成され、具体的な実施様態については、
図2のステップ219を参照し、ここでは繰り返し説明しない、催促ユニット337と、
をさらに含む。
【0075】
再生ユニット322は、具体的には、送信先装置32が送信元装置31上で再生されるメディア・コンテンツの進行に従って再生を実行することを決定した後に、メディア・コンテンツを再生するように構成され、この再生ユニットの具体的な実施様態については、
図2のステップ217を参照し、ここでは繰り返し説明しない。
【0076】
なお、本発明の本実施形態では、同一グループにある送信元装置及び送信先装置は、同一のローカル・エリア・ネットワーク(例えば、同一のホーム・ネットワーク)内で動作してもよく、又は異なったローカル・エリア・ネットワーク内で動作してもよい、ということに注意すべきである。送信先装置及び送信元装置が異なったローカル・エリア・ネットワーク内で動作し、かつマルチスクリーン・インタラクションを実行することが必要である場合、遠隔マルチスクリーン・インタラクションを実行できるようにするために、現行のマルチスクリーン・インタラクションを実行する前に、送信先装置は、同一のローカル・エリア・ネットワーク内にある送信元装置とのマルチスクリーン・インタラクションを実行することが必要である。
【0077】
当業者が本発明の本実施形態により提供されるマルチスクリーン・インタラクション・システムをより良く理解するのを支援するために、以下では、マルチスクリーン・インタラクション・システムの具体的なアプリケーションシナリオの実施例を提供する。創造的な努力を行うことなく、当業者は、本明細書において限定されるものではない、マルチスクリーン・インタラクション・システムのより多くのアプリケーションシナリオ実施例をさらに提供することができる、ということに注意すべきである。
【0078】
図5に示されるように、マルチスクリーン・インタラクション・システムは、2つの部分、すなわち、サーバ部41及びホーム・ネットワーク部42に分割されることがある。サーバ部41は、インターネットを介してホーム・ネットワーク部42に接続されている。
【0079】
サーバ部41は、映像コンテンツ提供ユニット411と、映像コンテンツ情報ユニット412と、端末管理ユニット413と、映像コンテンツ送信ユニット414と、映像コンテンツ提供ユニット411、映像コンテンツ情報ユニット412、端末管理ユニット413、及び映像コンテンツ送信ユニット414に接続されている映像コンテンツ管理ユニット415とを含む。
【0080】
具体的には、映像コンテンツ提供ユニット411は、映像コンテンツ、例えば、映画、ウェブテレビジョン、及び映像音楽を提供するように構成されている。
【0081】
映像コンテンツ情報ユニット412は、映像コンテンツの関連情報に相互接続するように構成される。ここで、映像コンテンツの関連情報は、映像コンテンツの関連情報(マイクロブログ及びフォーラム等であってもよいが、それには限定されない)を提供できるウェブサイトであってもよい。
【0082】
端末管理ユニット413は、ホーム・ネットワーク部42内の端末をグループ分けするように構成されている。
【0083】
映像コンテンツ送信ユニット414は、映像コンテンツ提供ユニット411によって提供された映像コンテンツを、インターネットを介してホーム・ネットワーク部42に送信するように構成されている。
【0084】
映像コンテンツ管理ユニット415は、映像コンテンツについてマルチスクリーン・インタラクションを実行する権限を管理するように構成され、映像コンテンツを取得することがあるが、これらに限定されるものではない。
【0085】
ホーム・ネットワーク部42は、無線ルーティング装置421と、無線ルーティング装置421に接続されたホーム・メディア装置422及び移動体端末装置423とを含み、移動体端末装置423は、インターネットに通信接続していることがある。
【0086】
無線ルーティング装置421は、ホーム・ネットワークを構築するように構成されている。ホーム・メディア装置422は、ストリーミング・メディア・プレーヤと、デスクトップ・コンピュータと、セット・トップ・ボックスなどを含むが、これらに限定されるものではない。
【0087】
本発明の本実施形態によって提供されるマルチスクリーン・インタラクション・システムによれば、送信元装置及び送信先装置は、それぞれの装置パラメータを交換し、かつ送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを実行することが必要である場合、送信先装置がメディア情報及び送信先装置の装置パラメータに従ってネットワーク・サーバにメディア・コンテンツを要求できるようにするために、送信元装置は、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツのメディア情報を送信先装置に送信し、ネットワーク・サーバは、送信先装置の装置パラメータに従って、送信先装置の装置パラメータに対応するメディア・コンテンツを送信先装置に送信し、そして、さらに、送信先装置は、送信元装置の装置パラメータに従って、送信元装置によって再生されているメディア・コンテンツの再生状態を検出し、かつ再生状態に従って送信先装置のメディア・コンテンツを再生する。従来技術と比べると、本発明の実施形態における送信元装置及び送信先装置は、マルチスクリーン・インタラクションが実行される場合、STB又はホーム・メディア・サーバに依存する必要があることを回避し、そして送信元装置及び送信先装置がマルチスクリーン・インタラクションを直接的に実行できるようにするために、異なる複数の端末の複数の装置パラメータに従って、異なる複数のビットレート又はフォーマットのメディア・コンテンツを、ネットワーク・サーバを使用することにより、異なる複数の端末に送信することができる。
【0088】
実施形態についての上記説明に基づいて、当業者は、本発明は必要な汎用ハードウェアに加えてソフトウェアによって、又はハードウェアだけによって実施されてもよい、ということを明瞭に理解するであろう。殆どの状況において、前者が好ましい実施様態である。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決手法は本質的に、又は従来技術に貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で実施されることがある。ソフトウェア製品は、コンピュータのフレキシブルディスク、ハードディスク、又は光ディスクのような読み取り可能な記憶媒体に記憶され、かつ本発明の実施形態において説明された方法を実行することを(パーソナル・コンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置でもよい)コンピュータ装置に指示するいくつかの命令を含む。
【0089】
以上の説明は、本発明の単なる具体的な実施様態であるが、本発明の保護範囲を制限することは意図されていない。本発明において開示された技術的範囲内において当業者によって容易に見出される変更又は置換はどれでも、当然に本発明の保護範囲に属さなければならない。従って、本発明の保護範囲は、複数の請求項の保護範囲に従わなければならない。