【実施例】
【0037】
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0038】
[実施例1]
(再整髪性試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない毛髪を用いて、長さ20cm、重さ15gの試験用毛束を作製し、完全に乾燥させた後に以下の評価に用いた。尚、毛束に用いた毛髪については、「毛髪直径計測システム」[カトーテック(株)製]により毛髪の直径を計測し、80μm以下の毛髪を用いた(試験用毛髪については、以下同じ)。
【0039】
(毛髪の再整髪性の評価方法)
専門パネラー10名により、試験用毛束(長さ:20cm、重さ:15g)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を1.0g塗布し、毛髪に均一にのばした。その後、20℃、湿度60%で24時間以上調湿し、再び毛髪をくしで通し、毛髪の再整髪性を下記の3段階評価(評価点)で目視評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:くしを通した後でも非常にスタイルが作りやすい
2点:くしを通した後でもスタイルが作りやすい
1点:くしを通した後のスタイルが作りにくい
【0040】
[再整髪性の評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0041】
(毛髪のセット力の評価方法:セット力(1))
専門パネラー10名により、試験用ウィッグ(毛髪の長さ:20cm)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を全体に適量(2.0g)塗布し、毛髪に均一にのばした。その後毛髪を根元から立ち上げ、セット力[この方法による評価をセット力(1)と呼ぶ]を下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:非常に立ち上げやすい
2点:立ち上げやすい
1点:立ち上げにくい
【0042】
[セット力(1)の評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0043】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例1〜15)と共に、下記表1、2に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
表1の結果から次のように考察できる。(A)ロウ類がキャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックスおよびミツロウの場合(処方例1〜3、7〜9)では、セット力がより高まることが分かる。
【0047】
表2の結果から次のように考察できる。(A)ロウ類が1.0質量%より少なくなると(処方例11)、十分なセット力が得られず、再整髪性も低下することが分かる。また(A)ロウ類が30.0質量%より多くなると(処方例15)、仕上がりが重くなるため再整髪性が低下することが分かる。
【0048】
[実施例2]
下記表3〜5に示す各種スタイリング化粧料(処方例16〜33)を用いて実施例1と同様に評価[再整髪性、セット力(1)]すると共に、下記の方法によって毛髪の軽さ(ベタつきのなさ)を評価した。
【0049】
(毛髪の軽さ試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない毛髪を用いて、長さ20cm、重さ15gの試験用毛束を作製し、完全に乾燥させた後に以下の評価に用いた。
【0050】
(毛髪の軽さの評価方法)
専門パネラー10名により、試験用毛束(長さ:20cm、重さ:15g)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を1.0g塗布し、毛髪に均一にのばした。その後、20℃、湿度60%で24時間以上調湿し、毛髪の軽さ(ベタつきのなさ)を下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:非常に軽い(全くベタつかない)
2点:軽い(ほとんどベタつかない)
1点:重い(ベタつく)
【0051】
[毛髪の軽さ評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0052】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例16〜33)と共に、下記表3〜5に示す。尚、表3には、比較のために前記表1に示した処方例1の結果も同時に示した。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【表5】
【0056】
表3の結果から次のように考察できる。(B)アニオン性界面活性剤が高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩である場合や、ノニオン性界面活性剤がグリセリン脂肪酸エステルである場合(処方例1、16〜18、21)では、軽い仕上がりが得られ、セット力がより高まることが分かる。
【0057】
表4の結果から次のように考察できる。(B)アニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤が0.5質量%より少なくなると(処方例23)、ロウ類特有の重さやゴワつきが感じられるため、軽さ、再整髪性およびセット力が低下することが分かる。また(B)アニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤が30.0質量%よりも多くなると(処方例27)、仕上がりが重くなり、再整髪性およびセット力が低下することが分かる。
【0058】
表5の結果から次のように考察できる。(B)アニオン界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤の含有量が(A):(B)=1:0.1より少なくなると(処方例28)、ロウ類特有の重さやゴワつきを感じるため、軽さ、再整髪性およびセット力が低下することが分かる。また(B)アニオン界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤の含有量が(A):(B)=1:3より多くなると(処方例33)、仕上がりが重くなり、再整髪性やセット力が低下することが分かる。
【0059】
[実施例3]
下記表6に示す各種スタイリング化粧料(処方例34〜37)を用いて実施例2と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ]すると共に、下記の方法によって毛髪のスタイルの保持性[この方法による評価をスタイルの保持性(1)と呼ぶ]を評価した。
【0060】
(スタイルの保持性の評価方法:スタイルの保持性(1))
専門パネラー10名により、試験用ウィッグ(毛髪の長さ:20cm)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を全体に適量(2.0g)塗布し、毛髪に均一にのばした。その後毛髪を根元から立ち上げてセットし、20℃、湿度60%で1時間放置を行ない、立ち上げた毛髪の状態を確認した。下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:立ち上げた毛髪が、ほとんど崩れていない
2点:立ち上げた毛髪が、少し崩れている
1点:立ち上げた毛髪が、ほとんど崩れている
【0061】
[スタイルの保持性(1)評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0062】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例34〜37)と共に、下記表6に示す。尚、表6には、比較のために前記表1に示した処方例1の結果も同時に示した。
【0063】
【表6】
【0064】
表6の結果から次のように考察できる。(C)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩および/またはジメチルアクリルアミド・アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体以外の樹脂を用いた場合(処方例35〜37)では、樹脂特有のバリバリとした質感が感じられ再整髪性が低下することが分かる。
【0065】
[実施例4]
下記表7に示す各種スタイリング化粧料(処方例38〜45)を用いて実施例3と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)]すると共に、下記の方法によって毛髪の柔軟性を評価した。
【0066】
(毛髪の柔軟性試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない毛髪を用いて、長さ20cm、重さ15gの試験用毛束を作製し、完全に乾燥させた後に以下の評価に用いた。
【0067】
(毛髪の柔軟性の評価方法)
専門パネラー10名により、試験用毛束(長さ:20cm、重さ:15g)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を1.0g塗布し、毛髪に均一にのばした。その後、20℃、湿度60%で24時間以上調湿し、毛髪の柔軟性を下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:やや柔軟性がある
2点:やや硬い
1点:硬い
【0068】
[毛髪の柔軟性の評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0069】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例38〜45)と共に、下記表7に示す。
【0070】
【表7】
【0071】
表7の結果から次のように考察できる。(C)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩および/またはジメチルアクリルアミド・アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体が0.05質量%より少なくなると(処方例38、43)、十分なスタイルの保持性が得られないことが分かる。(C)(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)共重合体の2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩および/またはジメチルアクリルアミド・アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体の合計含有量が3.0質量%より多くなると(処方例42、45)、樹脂特有のバリバリとした質感が感じられ再整髪性が著しく低下することが分かる。
【0072】
[実施例5]
下記表8に示す各種スタイリング化粧料(処方例46〜50)を用いて実施例3と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)]すると共に、下記の方法によって「クリームののばし易さ」を評価した。
【0073】
(クリームののばし易さの評価方法)
専門パネラー10名により、試験用ウィッグ(毛髪の長さ:20cm)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を全体に適量(2.0g)塗布し、毛髪に均一にのばした。塗布する前に手ひらでのばす際ののび易さとウィッグに塗布した際の塗布のし易さを下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:非常にのび易い、非常に塗布しやすい
2点:のび易い、塗布しやすい
1点:のび難い、塗布しにくい
【0074】
[クリームののばし易さの評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0075】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例46〜50)と共に、下記表8に示す。
【0076】
【表8】
【0077】
表8の結果から次のように考察できる。平均分子量1,700,000〜4,800,000の高重合ポリエチレングリコールを用いない場合には(処方例46、50)、クリームの伸びが悪くなり、髪に不均一に付着してしまうことが分かる。
【0078】
[実施例6]
下記表9に示す各種スタイリング化粧料(処方例51〜54)を用いて実施例5と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)、クリームののばし易さ]すると共に、下記の各方法によってセット力[この方法による評価をセット力(2)と呼ぶ]およびスタイルの保持性[この方法による評価をスタイルの保持性(2)と呼ぶ]を評価した。
【0079】
(セット力試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない毛髪を用いて、長さ20cm、重さ1.0gの試験用毛束を作製し、完全に乾燥させた後に以下の評価に用いた。
【0080】
(毛髪のセット力の評価方法:セット力(2))
試験用毛束1.0gにスタイリング化粧料0.1gを塗布し、ロッド(直径2.5cm)に巻きつけ固定し、60℃で30分間乾燥させ、カールを形成した。その後、20℃、湿度60%で1時間以上放置し冷却し、ロッドから毛髪を外した。カールを形成した毛髪の自然長を比較することにより、セット力を評価した。このとき、カール形成直後の長さ(自然長:吊るした状態での長さ)がロッド径(2.5cm)に近い長さであれば、セット力が高いと評価できるものである。そして、以下の評価基準で判定した。
【0081】
[セット力(2)の評価基準]
◎:ロッド径(2.5cm)+2.5cm未満
○:ロッド径(2.5cm)+2.5cm以上、3.5cm未満
△:ロッド径(2.5cm)+3.5cm以上、4.5cm未満
×:ロッド径(2.5cm)+4.5cm以上
【0082】
(スタイルの保持性試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない毛髪を用いて、長さ20cm、重さ1.0gの試験用毛束を作製し、完全に乾燥させた後に以下の評価に用いた。
【0083】
[毛髪のスタイル保持性の評価方法:スタイルの保持性(2)]
試験用毛束1.0gにスタイリング化粧料0.1gを塗布し、ロッド(直径2.5cm)に巻きつけ固定し、60℃で30分間乾燥させ、カールを形成した。その後、20℃、湿度60%で1時間以上放置し冷却し、ロッドから毛髪を外した。カールを形成した毛髪を20℃で1時間放置した後(相対湿度:60%)、その自然長を比較することにより、スタイルの保持性を評価した。このとき、カール形成直後の長さ(自然長:吊るした状態での長さ)を100%とし、1時間放置後の自然長が長くなるにつれて、スタイルの保持性が低くなると評価できるものである。そして、以下の評価基準で判定した。
【0084】
[スタイルの保持性(2)の評価基準]
◎:100%以上、150%未満
○:150%以上、200%未満
△:200%以上、250%未満
×:250%以上
【0085】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例51〜54)と共に、下記表9に示す。尚、表9には、比較のために前記表8に示した処方例48の結果も同時に示した。
【0086】
【表9】
【0087】
表9の結果から次のように考察できる。平均分子量1,700,000〜4,800,000の高重合ポリエチレングリコールが0.05質量%より少ない場合(処方例51)では、クリームののびが悪いことが分かる。平均分子量1,700,000〜4,800,000の高重合ポリエチレングリコールが5.0質量%より多い場合(処方例54)では、クリームののびが悪く、仕上がりが重くなり、時間経過後のセット力およびスタイルの保持性が低下することが分かる。
【0088】
[実施例7]
下記表10に示す各種スタイリング化粧料(処方例55〜57)を用いて実施例3と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)]すると共に、下記の各方法によってドライ感(サラッとした手触りで、ボリュームが出易い質感)を評価した。
【0089】
(ドライ感の評価方法)
専門パネラー10名により、試験用ウィッグ(毛髪の長さ:20cm)に、各処方例で調製したスタイリング化粧料を全体に適量(2.0g)塗布し、毛髪に均一にのばしセットした。その際のドライ感を下記の3段階評価(評価点)で官能評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:非常にサラッとしていて、ボリュームが出やすい
2点:サラッとしていて、ボリュームが出やすい
1点:サラッとしない(しっとりしている)、ボリュームが出ない
【0090】
[ドライ感の評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0091】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例55〜57)と共に、下記表10に示す。
【0092】
【表10】
【0093】
表10の結果から、無機粉体の中でもカオリンを含有させることでドライ感がより高まることが分かる(処方例55)。
【0094】
[実施例8]
下記表11に示す各種スタイリング化粧料(処方例58〜62)を用いて実施例6と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、(2)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)、(2)]すると共に、実施例7と同様にしてドライ感(サラッとした手触りで、ボリュームが出易い質感)を評価した。
【0095】
これらの結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例58〜62)と共に、下記表11に示す。
【0096】
【表11】
【0097】
表11の結果から次のように考察できる。無機粉体が1.0質量%より少ない場合(処方例58)では、ドライ感が低下することが分かる。無機粉体が15.0質量%より多い場合(処方例62)では、無機粉体の含有量が多くなりすぎ、毛髪にパサつきが感じられロウ類などの粘着性が低下し、時間経過後のセット力およびスタイルの保持性が低下することが分かる。
【0098】
[実施例9]
下記表12に示すスタイリング化粧料(処方例63)を用いて実施例3と同様に評価[再整髪性、セット力(1)、毛髪の軽さ、スタイルの保持性(1)]すると共に、下記の各方法によってカラー退色防止能を評価した。
【0099】
(カラー退色防止能試験用毛束の作製)
化学的処理(例えば、パーマ処理、ヘアカラー処理、ブリーチ処理など)を全く受けていない白髪に、キャラデコ A/v−7(クリーム状酸化染毛剤:中野製薬株式会社製)とキャラデコ オキサイド 06(過酸化水素系酸化剤:中野製薬株式会社製)を1:1(質量比)となるように混合した酸化染毛剤を質量比1:1の割合で塗布し、30℃、30分間の条件で処理した後、10質量%のSDS溶液(ドデシル硫酸ナトリウム溶液)によって洗浄し、完全に乾燥させ試験用毛束を調製し、以下の評価に用いた。
【0100】
(カラーの退色防止能の評価方法)
試験用毛束1.0gに各処方例で調製したスタイリング化粧料を0.2g塗布し、毛髪に均一にのばした。その後、東光電気株式会社製の「デルマレイ−200」を用いてUV−A(紫外線のA波)を500分間照射(3日分のUV−Aの照射量)し、その際のカラーの退色防止能を専門パネラー10名により、下記の3段階評価(評価点)で目視評価し、評価点の平均値を求め、以下の基準で判定した。
3点:ほとんど退色・変色していない
2点:わずかに退色・変色している
1点:退色・変色している
【0101】
[カラーの退色防止能の評価基準]
◎:2.5点以上
○:2点以上、2.5点未満
△:1.5点以上、2点未満
×:1点以上、1.5点未満
【0102】
この結果を、スタイリング化粧料の処方例(処方例63)と共に、下記表12に示す。
尚、表12には、前記表1に示した処方例1の結果も同時に示した。
【0103】
【表12】
【0104】
この結果から、ワレモコウエキス、γ−オリザノールおよびシア脂を含有することで、カラーの退色を防止できることが分かる(処方例63)。