(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記有機物層は、スピンコーティング工程、ノズルプリンティング工程、インクジェットプリンティング工程、スロットコーティング工程、ディップコーティング工程又はロールツーロール工程により形成されることを特徴とする請求項7に記載の有機電子素子。
前記有機電子素子は、有機電子発光素子、有機太陽電池、有機感光体、有機トランジスタ、及び単色又は白色照明用素子のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
各図面の構成要素に参照符号を付すにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されていても可能な限り同一の符号を有するようにしていることに留意すべきである。また、本発明を説明するにおいて、関連する公知の構成又は機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にするおそれがあると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0014】
本発明の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語により該当構成要素の本質や順番又は順序などが限定されないわけではない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結又は接続され得るが、各構成要素の間に他の構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」され得ることも理解されるべきである。
【0015】
また、層、膜、領域、板などの構成要素が他の構成要素「の上に」又は「上に」あるとする場合、これは他の構成要素の「真上に」ある場合のみならず、その中間に他の構成要素がある場合も含むことができると理解されるべきである。反対に、ある構成要素が他の部分の「真上に」あるとする場合には、中間に他の部分がないことを意味することが理解されるべきである。
【0016】
本明細書及び添付の請求の範囲で用いられたように、特に言及しない限り、下記の用語の意味は、以下の通りである:
【0017】
本明細書で用いられた用語「ハロ」又は「ハロゲン」は、他の説明がない限り、フッ素(F)、ブローム(Br)、塩素(Cl)又はヨード(I)である。
【0018】
本発明で用いられた用語「アルキル」又は「アルキル基」は、他の説明がない限り、1〜60の炭素数の単一結合を有し、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル(脂環族)基、アルキル-置換されたシクロアルキル基、シクロアルキル-置換されたアルキル基をはじめとする飽和脂肪族作用基のラジカルを意味する。
【0019】
本発明で用いられた用語「アルケニル基」又は「アルキニル基」は、他の説明がない限り、それぞれ2〜60の炭素数の二重結合又は三重結合を有し、直鎖型又は側鎖型鎖基を含み、これに制限されるものではない。
【0020】
本発明で用いられた用語「シクロアルキル」は、他の説明がない限り、3〜60の炭素数を有する環を形成するアルキルを意味し、これに制限されるものではない。
【0021】
本発明で用いられた用語「アルコキシル基」、「アルコキシ基」、又は「アルキルオキシ基」は、酸素ラジカルが付着されたアルキル基を意味し、他の説明がない限り、1〜60の炭素数を有し、これに制限されるものではない。
【0022】
本発明で用いられた用語「
アリールオキシル基」又は「
アリールオキシ基」は、酸素ラジカルが付着された
アリール基を意味し、他の説明がない限り、6〜60の炭素数を有し、これに制限されるものではない。
【0023】
本発明で用いられた用語「
アリール基」及び「
アリーレン基」は、他の説明がない限り、それぞれ6〜60の炭素数を有し、これに制限されるものではない。本発明で
アリール基又は
アリーレン基は、一環又は多環の芳香族を意味し、隣り合う置換基が結合又は反応に加わって形成された芳香族環を含む。例えば、
アリール基はフェニル基、ビフェニル基、フルオレン基、スピロフルオレン基、スピロビフルオレン基であり得る。
【0024】
接頭辞「
アリール」又は「アル」は、
アリール基で置換されたラジカルを意味する。例えば、
アリールアルキル基は
アリール基で置換されたアルキル基であり、
アリールアルケニル基は
アリール基で置換されたアルケニル基であり、
アリール基で置換されたラジカルは、本明細書で説明した炭素数を有する。
【0025】
また、接頭辞が連続して命名される場合、先に記載された順に置換基が羅列されることを意味する。例えば、
アリールアルコキシ基の場合、
アリール基で置換されたアルコキシ基を意味し、アルコキシルカルボニル基の場合、アルコキシル基で置換されたカルボニル基を意味し、また
アリールカルボニルアルケニル基の場合、
アリールカルボニル基で置換されたアルケニル基を意味し、ここで
アリールカルボニル基は、
アリール基で置換されたカルボニル基である。
【0026】
本発明で用いられた用語「ヘテロ
アリール基」又は「ヘテロ
アリーレン基」は、他の説明がない限り、それぞれ1つ以上のヘテロ原子を含む炭素数2〜60の
アリール基又は
アリーレン基を意味し、ここに制限されるものではなく、一環及び多環のうちの少なくとも1つを含み、隣り合う作用基が結合して形成されることもできる。
【0027】
本発明で用いられた用語「ヘテロ環基」は、他の説明がない限り、1つ以上のヘテロ原子を含み、2〜60の炭素数を有し、一環及び多環のうちの少なくとも1つを含み、ヘテロ脂肪族環及びヘテロ芳香族環を含む。隣り合う作用基が結合して形成されることもできる。
【0028】
本明細書で用いられた用語「ヘテロ原子」は、他の説明がない限り、N、O、S、P又はSiを示す。
【0029】
他の説明がない限り、本発明で用いられた用語「脂肪族」は、炭素数1〜60の脂肪族炭化水素を意味し、「脂肪族環」は炭素数3〜60の脂肪族炭化水素環を意味する。
【0030】
他の説明がない限り、本発明で用いられた用語「環」は、炭素数3〜60の脂肪族環又は炭素数6〜60の芳香族環又は炭素数2〜60のヘテロ環又はこれらの組み合わせからなる縮合環を意味し、飽和又は不飽和環を含む。
【0031】
前述したヘテロ化合物以外のその他のヘテロ化合物又はヘテロラジカルは、1つ以上のヘテロ原子を含み、これに制限されるものではない。
【0032】
また、明示的な説明がない限り、本発明で用いられた用語「置換又は非置換の」における「置換」は、重水素、ハロゲン、アミノ基、ニトリル基、ニトロ基、
C1-
C20のアルキル基、
C1-
C20のアルコキシル基、
C1-
C20のアルキルアミン基、
C1-
C20のアルキルチオフェン基、
C6-
C20のアリールチオフェン基、
C2-
C20のアルケニル基、
C2-
C20のアルキニル基、
C3-
C20のシクロアルキル基、
C6-
C20のアリール基、重水素で置換された
C6-
C20のアリール基、
C8-
C20のアリールアルケニル基、シラン基、ホウ素基、ゲルマニウム基、及びO、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C20のヘテロ環基からなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されることを意味し、これらの置換基に制限されるものではない。
【0033】
また、明示的な説明がない限り、本発明で用いられる化学式は、下記式の指数定義による置換基の定義と同一に適用される。
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0034】
ここで、aが0の整数である場合、置換基
R1は不在であり、aが1の整数である場合、1つの置換基
R1はベンゼン環を形成する炭素のうちの何れか1つの炭素に結合し、aが2又は3の整数である場合、それぞれ次のように結合し、このとき、
R1は互いに同一又は異なり得、aが4〜6の整数である場合、これと類似する方式でベンゼン環の炭素に結合し、一方、ベンゼン環を形成する炭素に結合されている水素の表示は省略する。
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0035】
図1は、本発明の一実施形態に係る有機電子素子に対する例示図である。
【0036】
図1を参照すれば、本発明の一実施形態に係る有機電子素子100は、基板110上に形成された第1電極120、第2電極180及び第1電極120と第2電極180との間に本発明に係る化合物を含む有機物層を備える。このとき、第1電極120はアノード(正極)であり、第2電極180はカソード(負極)であり得、インバート型の場合には、第1電極がカソードであり、第2電極がアノードであり得る。
【0037】
有機物層は、第1電極120上に順次、正孔注入層130、正孔輸送層140、発光層150、電子輸送層160及び電子注入層170を含むことができる。このとき、発光層150を除いた残りの層が形成されないこともあり得る。正孔阻止層、電子阻止層、発光補助層151、バッファ層141などを更に含んでもよく、電子輸送層160などが正孔阻止層の機能を行ってもよい。
【0038】
また、図示していないが、本発明の一実施形態に係る有機電子素子は、第1電極と第2電極のうちの少なくとも一面のうち前記有機物層と反対の一面に形成された保護層又は光効率改善層(Capping layer)を更に含むことができる。
【0039】
前記有機物層に適用される本発明の一実施形態に係る化合物は、正孔注入層130、正孔輸送層140、電子輸送層160、電子注入層170、発光層150のホスト又はドーパント又は光効率改善層の材料として使用され得る。
【0040】
本発明の一実施形態に係る有機電子発光素子は、多様な蒸着法(deposition)を用いて製造され得る。PVDやCVDなどの蒸着方法を用いて製造され得るが、例えば、基板上に金属又は伝導性を有する金属酸化物又はこれらの合金を蒸着させて正極120を形成し、その上に正孔注入層130、正孔輸送層140、発光層150、電子輸送層160及び電子注入層170を含む有機物層を形成した後、その上に負極180として使用できる物質を蒸着させることによって製造され得る。
【0041】
また、有機物層は、多様な高分子素材を用いて蒸着法ではない溶液工程又はソルベントプロセス(solvent process)、例えば、スピンコーティング工程、ノズルプリンティング工程、インクジェットプリンティング工程、スロットコーティング工程、ディップコーティング工程、ロールツーロール工程、ドクターブレーディング工程、スクリーンプリンティング工程、又は熱転写法などの方法によってより少ない数の層で製造できる。本発明に係る有機物層は、多様な方法で形成され得るので、その形成方法によって本発明の権利範囲が制限されるものではない。
【0042】
本発明の一実施形態に係る有機電子素子は、用いられる材料によって前面発光型、後面発光型又は両面発光型であり得る。
【0043】
WOLED(White Organic Light Emitting Device)は、高解像度の実現が容易であり、工程性に優れた一方、既存のLCDのカラーフィルタ技術を用いて製造され得るという利点がある。主に、バックライト装置として用いられる白色有機発光素子に対する多様な構造が提案され特許化されている。代表として、R(Red)、G(Green)、B(Blue)発光部を相互平面的に並列配置(side-by-side)方式、R、G、B発光層が上下に積層される積層(stacking)方式があり、青色(B)有機発光層による電界発光とこれからの光を利用して無機蛍光体の自発光(photo-luminescence)を利用する色変換物質(color conversion material、CCM)方式などがあるが、本発明はこのようなWOLEDにも適用され得る。
【0044】
また、本発明の一実施形態に係る有機電子素子は、有機電子発光素子、有機太陽電池、有機感光体、有機トランジスタ、単色又は白色照明用素子のうちの1つであり得る。
【0045】
本発明の他の実施形態は、前述した本発明の有機電子素子を含むディスプレイ装置と、このディスプレイ装置を制御する制御部を含む電子装置を含むことができる。このとき、電子装置は、現在又は将来の有無線通信端末であってもよく、携帯電話などの移動通信端末、PDA、電子辞書、PMP、リモコン、ナビゲーション、ゲーム機、各種テレビ、各種コンピュータなどあらゆる電子装置を含む。
【0046】
以下、本発明の一側面に係る化合物について説明する。
【0047】
本発明の一側面に係る化合物は、下記式1で表される。
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
前記式1において、S環(ring)は硫黄(Sulfur)を含む
C4-
C8のヘテロ環であり得る。例えば、S環はチオフェンであり得る。
【0049】
前記N環(ring)は、窒素(Nitrogen)を含む
C4-
C8のヘテロ環であり得る。例えば、N環はピロールであり得る。
【0050】
前記l、m及びnは、互いに独立して0〜4の整数であり得る。
前記
R1〜
R3は互いに独立して、ハロゲン;重水素;シアノ基;
C6-
C60のアリール基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロ環基;
C1-
C30のアルコキシ基;
C1-
C60のアルキル基;
C2-
C60のアルケニル基;フルオレニル基;及び-
L1-N(R’)(R”);からなる群より選択されることができ、好ましくは、
C6-
C20のアリール基、
C3-
C20のヘテロ環基などであり得、より好ましくは、
C6のアリール基、
C5のヘテロ環基などであり得る。例えば、
R1〜
R3は互いに独立して、フェニル、ピリジン、メチルフェニルなどであり得る。
【0051】
また、前記
R1〜
R3は、互いに独立して隣り合う基同士で互いに結合して少なくとも1つの環を形成でき、このとき、環を形成しない
R1〜
R3は前記で定義されたものと同様に定義され得る。例えば、lとmが両方とも2である場合、隣り合う
R1同士は互いに結合して環を形成でき、
R2は隣り合っても互いに独立してアリール基又はヘテロ環基になり得る。
【0052】
もちろん、lが2以上の整数である場合、複数の
R1は互いに同一であるか、異なることができ、隣り合う基のうち一部同士で互いに結合して環を形成し、残りの環を形成しない基は前記定義された置換基グループから選択され得る。m及び/又はnが2以上の整数である場合も同様である。
【0053】
一方、隣り合う基同士で結合して形成された環は
C3-
C60の脂肪族環、
C6-
C60の芳香族環、O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロ環、又はこれらの組み合わせからなる縮合環などであってもよく、一環又は多環であってもよいだけでなく、飽和又は不飽和環であってもよい。
【0054】
前記L及び
L1は互いに独立して単一結合;
C6-
C60のアリ−レン基;フルオレニレン基;及びO、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロアリ−レン基;からなる群より選択されることができ、好ましくは、単一結合、
C6-
C20のアリ−レン基、
C3-
C20のヘテロアリ−レン基であり得る。また、これら(単一結合を除く)のそれぞれは、重水素;ハロゲン;シラン基;シロキサン基;ホウ素基;ゲルマニウム基;シアノ基;ニトロ基;
C1-
C20のアルキルチオ基;
C1-
C20のアルコキシル基;
C1-
C20のアルキル基;
C2-
C20のアルケニル基;
C2-
C20のアルキニル基;
C6-
C20のアリール基;重水素で置換された
C6-
C20のアリール基;フルオレニル基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C20のヘテロ環基;
C3-
C20のシクロアルキル基;
C7-
C20のアリールアルキル基;及び
C8-
C20のアリールアルケニル基;からなる群より選択された1つ以上の置換基で置換され得る。
【0055】
前記R’及びR”は互いに独立して
C6-
C60のアリール基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロ環基;及びフルオレニル基;からなる群より選択されることができ、好ましくは、
C6-
C20のアリール基、
C3-
C20のヘテロ環基、フルオレニル基などであり得る。
【0056】
前記Arは
C6-
C60のアリール基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロ環基;及びフルオレニル基;からなる群より選択されることができ、好ましくは、
C6-
C20のアリール基、
C3-
C20のヘテロ環基などであり得、より好ましくは、
C6-
C14のアリール基、
C5-
C12のヘテロ環基などであり得る。例えば、Arはフェニル、重水素置換フェニル、ピリジン、ビフェニル、ナフチル、ターフェニル、フェニルナフチル、フェナントレン、9-フェニル-9H-カルバゾール、ジベンゾチオフェン、ジベンゾフラン、チアントレンなどであり得る。
【0057】
前記X及びYは互いに独立して単一結合、C(
R4)(
R5)、N(
R4)、O、S、Se及びSi(
R4)(
R5)からなる群より選択されることができる。このとき、X及びYが同時に単一結合である場合は除外され得る。
【0058】
前記
R4及び
R5は互いに独立して、水素;重水素;
C6-
C60のアリール基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C60のヘテロ環基;
C1-
C30のアルコキシ基;
C1-
C50のアルキル基;
C2-
C20のアルケニル基;及びフルオレニル基;からなる群より選択されることができ、好ましくは、
C6-
C20のアリール基、
C3-
C20のヘテロ環基などであり得る。
【0059】
ここで、前記Ar、
R1〜
R5、R’及びR”のアリール基、フルオレニル基及びヘテロ環基のそれぞれは、重水素;ハロゲン;シラン基;シロキサン基;ホウ素基;ゲルマニウム基;シアノ基;ニトロ基;
C1-
C20のアルキルチオ基;
C1-
C20のアルコキシル基;
C1-
C20のアルキル基;
C2-
C20のアルケニル基;
C2-
C20のアルキニル基;
C6-
C20のアリール基;重水素で置換された
C6-
C20のアリール基;フルオレニル基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C20のヘテロ環基;
C3-
C20のシクロアルキル基;
C7-
C20のアリールアルキル基;及び
C8-
C20のアリールアルケニル基;からなる群より選択された1つ以上の置換基で置換され得る。
【0060】
前記
R1〜
R5のアルキル基、アルケニル基及びアルコキシル基のそれぞれは、重水素;ハロゲン;シラン基;シロキサン基;ホウ素基;ゲルマニウム基;シアノ基;ニトロ基;
C1-
C20のアルキルチオ基;
C1-
C20のアルコキシル基;
C1-
C20のアルキル基;
C2-
C20のアルケニル基;
C2-
C20のアルキニル基;
C6-
C20のアリール基;重水素で置換された
C6-
C20のアリール基;フルオレニル基;O、N、S、Si及びPからなる群より選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む
C2-
C20のヘテロ環基;
C3-
C20のシクロアルキル基;
C7-
C20のアリールアルキル基;及び
C8-
C20のアリールアルケニル基;からなる群より選択された1つ以上の置換基で置換され得る。
【0061】
具体的に、前記式1は、下記式1-1〜式1-4のうちの1つで表されることができる。
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
【0062】
前記式1-1〜式1-4において、Ar、
R1〜
R3、l、m、n、X及びYは、前記式1で定義されたものと同様に定義され得る。
また、前記式1のZは、具体的に下記式のうちの1つで表されることができる。
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【0063】
前記式中、Ar、X及びYは、前記式1で定義されたものと同様に定義され得る。
より具体的に、前記式1は、下記式のうちの1つで表されることができる。
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0064】
前記式中、Ar、
R1〜
R3、l、m、及びnは、前記式1で定義されたものと同様に定義され得る。
一方、前記式1のArは、具体的に下記式のうちの1つで表されることができる。
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0065】
更に具体的に、前記式1で表される化合物は、下記化合物のうちの1つであり得る。
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0066】
他の実施形態として、本発明は、前記式1で表される有機電子素子用化合物を提供する。
更に他の実施形態において、本発明は、前記式1で表される化合物を含有する有機電子素子を提供する。
【0067】
このとき、有機電子素子は、第1電極、第2電極、及び前記第1電極と第2電極との間に位置する有機物層を含むことができ、前記有機物層は、式1で表される化合物を含むことができ、式1は有機物層の正孔注入層、正孔輸送層、発光補助層又は発光層のうちの少なくとも1つの層に含有されることができる。即ち、式1で表される化合物は、正孔注入層、正孔輸送層、発光補助層又は発光層の材料として使用され得る。また、式1で表される化合物は、前記発光層の燐光ホスト物質として使用され得る。
【0068】
具体的に、前記有機物層に前記式1-1〜式1-4で表される化合物のうちの1つを含む有機電子素子を提供し、より具体的に、前記有機物層に前記式1-1-1-0〜式1-4-2-Sで表される化合物のうちの1つを含む有機電子素子を提供し、更に具体的に、前記有機物層に前記個別の式1-1-1-0-(1)〜1-4-2-S-(23)で表される化合物を含む有機電子素子を提供する。
【0069】
本発明の更に他の実施形態において、本発明は、前記第1電極の一側面のうち前記有機物層と反対の一側又は前記第2電極の一側面のうち前記有機物層と反対の一側のうちの少なくとも1つに形成される光効率改善層を更に含む有機電子素子を提供する。
【0070】
一方、前記有機物層に含まれている化合物は、同種の化合物のみからなってもよいが、式1で表される異種の化合物が2以上混合された混合物であってもよい。例えば、本発明の一実施形態に係る発光層の燐光ホスト物質は、前記個別の化合物1-1-1-0-(1)と1-1-1-S-(1)のように2種の異なる化合物を含有してもよく、個別の化合物1-1-1-0-(1)、1-1-1-S-(1)及び1-2-1-S-(1)のように3種以上の異なる化合物を含有してもよい。
【0071】
以下、本発明に係る式1で表される化合物の合成例及び有機電子素子の製造例について実施形態を挙げて具体的に説明するが、本発明が下記の実施形態に限定されるものではない。
【0072】
合成例
例示的に本発明に係る化合物(Final Product)は、下記反応式1のようにSub 1とSub 2を反応させて製造されるが、これに限定されるものではない。
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0073】
I.Sub 1の合成例
前記反応式1のSub 1は、下記反応式2の反応経路により合成され得るが、これに限定されるものではない。
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0074】
Sub 1に属する具体的な化合物の合成例は、以下の通りである。
1.Sub 1-1の合成例
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0075】
(1)1-1-C1の合成例
5-bromobenzo[b]naphtha[1,2-d]thiophene(50g、0.16mol)、bis(pinacolato)diboron(48.65g、0.19mol)、KOAc(47g、0.48mol)、
PdCl2(dppf)(5.21g、4mol%)をDMF溶媒に溶かした後、120℃で12時間還流させた。反応が終了すれば、反応物の温度を常温に冷却し、
CH2Cl2で抽出し、水で拭き取った。有機層を
MgSO4で乾燥させ、濃縮した後、生成された有機物を
CH2Cl2とmethanol溶媒を用いて再結晶化して1-1-C1(46g、80%)を得た。
【0076】
(2)1-1-C2の合成例
1-1-C1(40g、0.11mol)、bromo-2-nitrobenzene(26.91g、0.13mol)、
K2CO3(46.03g、0.33mol)、
Pd(PPh3)4(5.13g、4mol%)を無水THFと少量の水に溶かした後、80℃で12時間還流させた。反応が終了すれば、反応物の温度を常温に冷却し、
CH2Cl2で抽出し、水で拭き取った。有機層を
MgSO4で乾燥させ、濃縮した後、生成された有機物をsilicagel columnで分離して1-1-C2(27.62g、70%)を得た。
【0077】
(3)Sub 1-1の合成例
1-1-C2(20g、0.05mol)とtriphenylphosphine(44.28g、0.17mol)をo-dichlorobenzeneに溶かし、24時間還流させた。反応が終了すれば、減圧蒸留を用いて溶媒を除去した後、濃縮された生成物をsilicagel column及び再結晶してSub 1-1(13.65g、75%)を得た。
【0078】
2.Sub 1-2の合成例
【化30】
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【0079】
(1)1-2-C1の合成例
6-bromobenzo[b]naphtha[1,2-d]thiophene(50g、0.16mol)、bis(pinacolato)diboron(48.65g、0.19mol)、KOAc(47g、0.48mol)、
PdCl2(dppf)(5.21g、4mol%)及びDMFを前記1-1-C1の合成例と同様の方法で行って1-2-C1(42g、73%)を得た。
【0080】
(2)1-2-C2の合成例
1-2-C1(40g、0.11mol)、bromo-2-nitrobenzene(26.91g、0.13mol)、
K2CO3(46.03g、0.33mol)、
Pd(PPh3)4(5.13g、4mol%)、無水THF及び水を前記1-1-C2の合成例と同様の方法で行って1-2-C2(25.52g、65%)を得た。
【0081】
(3)Sub 1-2の合成例
1-2-C2(20g、0.05mol)とtriphenylphosphine(44.28g、0.17mol)及びo-dichlorobenzeneを前記Sub 1-1の合成例と同様の方法で行ってSub 1-2(12.4g、68%)を得た。
【0082】
3.Sub 1-3の合成例
【化31】
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【0083】
(1)1-3-C1の合成例
5-bromobenzo[b]naphtha[2,1-d]thiophene(50g、0.16mol)、bis(pinacolato)diboron(48.65g、0.19mol)、KOAc(47g、0.48mol)、
PdCl2(dppf)(5.21g、4mol%)及びDMFを前記1-1-C1の合成例と同様の方法で行って1-3-C1(49.5g、86%)を得た。
【0084】
(2)1-3-C2の合成例
得られた1-3-C1(40g、0.11mol)、bromo-2-nitrobenzene(26.91g、0.13mol)、
K2CO3(46.03g、0.33mol)、
Pd(PPh3)4(5.13g、4mol%)、無水THF及び水を前記1-1-C2の合成例と同様の方法で行って1-3-C2(30g、76%)を得た。
【0085】
(3)Sub 1-3の合成例
1-3-C2(20g、0.05mol)とtriphenylphosphine(44.28g、0.17mol)及びo-dichlorobenzeneを前記Sub 1-1の合成例と同様の方法で行ってSub 1-3(12.43g、68%)を得た。
【0086】
4.Sub 1-4の合成例
【化32】
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【0087】
(1)1-4-C1の合成例
6-bromobenzo[b]naphtha[2,1-d]thiophene(50g、0.16mol)、bis(pinacolato)diboron(48.65g、0.19mol)、KOAc(47g、0.48mol)、
PdCl2(dppf)(5.21g、4mol%)及びDMFを前記1-1-C1の合成例と同様の方法で行って1-4-C1(43.5g、75%)を得た。
【0088】
(2)1-4-C2の合成例
1-4-C1(40g、0.11mol)、bromo-2-nitrobenzene(26.91g、0.13mol)、
K2CO3(46.03g、0.33mol)、
Pd(PPh3)4(5.13g、4mol%)、無水THF及び水を前記1-1-C2の合成例と同様の方法で行って1-4-C2(22g、56%)を得た。
【0089】
(3)Sub 1-4の合成例
1-3-C2(20g、0.05mol)とtriphenylphosphine(44.28g、0.17mol)及びo-dichlorobenzeneを前記Sub 1-1の合成例と同様の方法で行ってSub 1-4(10.5g、58%)を得た。
【0090】
一方、Sub 1の例示は、次の化合物であり得るが、これに限定されるものではなく、これらのFD-MS値は、下記表1の通りである。
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0091】
【表1】
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【0092】
II.Sub 2の合成例
前記反応式1のSub 2は、下記反応式3の反応経路により合成され得るが、これに限定されるものではない。
【化34】
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【0093】
1.Sub 2-1-0の合成例
(1)Sub 2-1-0-(1)の合成例
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0094】
2,4-Dichlorobenzofuro[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、phenylboronic acid(5.1g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)を無水THFと少量の水に溶かした後、80℃で12時間還流させた。反応が終了すれば、反応物の温度を常温に冷却し、
CH2Cl2で抽出し、水で拭き取った。有機層を
MgSO4で乾燥させ、濃縮した後、生成された有機物をsilicagel columnで分離してSub 2-1-0-(1)(9.39g、80%)を得た。
【0095】
(2)Sub 2-1-0-(2)の合成例
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0096】
2,4-Dichlorobenzofuro[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、phenylboronic acid-
d5(5.31g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-0-(2)(9.80g、82%)を得た。
【0097】
(3)Sub 2-1-0-(3)の合成例
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0098】
2,4-Dichlorobenzofuro[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、pyridine-3-ylboronic acid(5.14g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-0-(3)(11.78g、73%)を得た。
【0099】
(4)Sub 2-1-0-(4)の合成例
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0100】
2,4-Dichlorobenzofuro[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、(1,1’-biphenyl)-3-ylboronic acid(8.28g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-0-(4)(11.19g、75%)を得た。
【0101】
(5)Sub 2-1-0-(5)の合成例
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0102】
2,4-Dichlorobenzofuro[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、(1,1’-biphenyl)-4-ylboronic acid(8.28g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-0-(5)(11.93g、80%)を得た。
【0103】
2.Sub 2-1-Sの合成例
(1)Sub 2-1-S-(6)の合成例
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0104】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、naphthalene-1-ylboronic acid(6.74g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-S-(6)(11.55g、85%)を得た。
【0105】
(2)Sub 2-1-S-(7)の合成例
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0106】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、naphthalene-2-ylboronic acid(6.74g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-S-(7)(11.23g、83%)を得た。
【0107】
(3)Sub 2-1-S-(8)の合成例
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0108】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、terphenyl-5-ylboronic acid(10.74g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-S-(8)(12.14g、69%)を得た。
【0109】
(4)Sub 2-1-S-(9)の合成例
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0110】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、[4-(naphthalene-1-yl)phenyl]-boronic acid(9.72g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-S-(9)(12.76g、77%)を得た。
【0111】
(5)Sub 2-1-S-(10)の合成例
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0112】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[3,2-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、[4-(naphthalene-2-yl)phenyl]-boronic acid(9.72g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-1-S-(10)(12.93g、78%)を得た。
【0113】
3.Sub 2-2-0の合成例
(1)Sub 2-2-0-(11)の合成例
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0114】
2,4-Dichlorobenzofuro[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、(4-phenylnaphthalen-1-yl)boronic acid(10.37g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-0-(11)(10.89g、64%)を得た。
【0115】
(2)Sub 2-2-0-(12)の合成例
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0116】
2,4-Dichlorobenzofuro[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、(6-phenylnaphthalen-2-yl)boronic acid(10.37g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-0-(12)(11.23g、66%)を得た。
【0117】
(3)Sub 2-2-0-(13)の合成例
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0118】
2,4-Dichlorobenzofuro[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、phenanthren-9-ylboronic acid(9.28g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-0-(13)(12.9g、81%)を得た。
【0119】
(4)Sub 2-2-0-(14)の合成例
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0120】
2,4-Dichlorobenzofuro[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、phenanthren-2-ylboronic acid(9.28g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-0-(14)(12.74g、80%)を得た。
【0121】
(5)Sub 2-2-0-(15)の合成例
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0122】
2,4-Dichlorobenzofuro[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、(9-phenyl-9H-carbazol-3-yl)boronic acid(12.01g、0.04mol)、
K2CO3(17.34g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.93g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-0-(15)(11.56g、62%)を得た。
【0123】
4.Sub 2-2-Sの合成例
(1)Sub 2-2-S-(16)の合成例
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0124】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、dibenzo[b,d]furan-4-ylboronic acid(8.31g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-S-(16)(8.79g、58%)を得た。
【0125】
(2)Sub 2-2-S-(17)の合成例
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0126】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、dibenzo[b,d]furan-2-ylboronic acid(8.31g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-S-(17)(9.09g、60%)を得た。
【0127】
(3)Sub 2-2-S-(18)の合成例
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0128】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、dibenzo[b,d]thiophen-4-ylboronic acid(8.93g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-S-(18)(10.73g、68%)を得た。
【0129】
(4)Sub 2-2-S-(19)の合成例
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、dibenzo[b,d]thiophen-2-ylboronic acid(8.93g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-S-(19)(11.21g、71%)を得た。
【0131】
(5)Sub 2-2-S-(20)の合成例
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0132】
2,4-Dichlorobenzo[4,5]thieno[2,3-d]pyrimidine(10g、0.04mol)、thianthren-1-ylboronic acid(10.19g、0.04mol)、
K2CO3(16.25g、0.12mol)、
Pd(PPh3)4(1.81g、4mol%)、無水THF及び水を前記Sub 2-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行ってSub 2-2-S-(20)(13.98g、82%)を得た。
【0133】
一方、Sub 2の例示は、次の化合物であり得るが、これに限定されるものではなく、これらのFD-MS値は、下記表2の通りである。
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0134】
【表2】
[この文献は図面を表示できません]
【0135】
【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【0136】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0137】
III.最終生成物(Final Product)の合成例
Sub 1(1当量)、Sub 2(1.2当量)、
Pd2(dba)3(4mol%)、
t-Bu3P(8mol%)、KOtBu(3当量)をtoluene溶媒に溶かした後、100℃で12時間還流させた。反応が終了すれば、反応物の温度を常温に冷却し、
CH2Cl2で抽出し、水で拭き取った。有機層を
MgSO4で乾燥させ、濃縮した後、生成された化合物をsilicagel column及び再結晶して最終生成物(Final Product)を得た。
【0138】
1.最終生成物1の合成例
(1)1-1-1-0-(1)の合成例
【化57】
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【0139】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(1)(5.2g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)をtoluene溶媒に溶かした後、100℃で12時間還流させた。反応が終了すれば、反応物の温度を常温に冷却し、
CH2Cl2で抽出し、水で拭き取った。有機層を
MgSO4で乾燥させ、濃縮した後、生成された生成物をsilicagel column及び再結晶して化合物1-1-1-0-(1)(7.28g、83%)を得た。
【0140】
(2)1-1-1-0-(2)の合成例
【化58】
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【0141】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(2)(5.3g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-0-(2)(7.52g、85%)を得た。
【0142】
(3)1-1-1-0-(3)の合成例
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0143】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(3)(4.35g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-0-(3)(7.12g、81%)を得た。
【0144】
(4)1-1-1-0-(4)の合成例
【化60】
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【0145】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(4)(6.61g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-0-(4)(7.96g、80%)を得た。
【0146】
(5)1-1-1-0-(5)合成例
【化61】
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【0147】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(5)(6.61g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-0-(5)(8.26g、83%)を得た。
【0148】
(6)1-1-1-S-(6)の合成例
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0149】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(6)(6.43g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-S-(6)(7.34g、75%)を得た。
【0150】
(7)1-1-1-S-(7)の合成例
【化63】
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【0151】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(7)(6.43g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-S-(7)(7.05g、72%)を得た。
【0152】
(8)1-1-1-S-(8)の合成例
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0153】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(8)(8.32g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-S-(8)(9.1g、80%)を得た。
【0154】
(9)1-1-1-S-(9)の合成例
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0155】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(9)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-S-(9)(8.45g、77%)を得た。
【0156】
(10)1-1-1-S-(10)の合成例
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(10)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-1-S-(10)(8.88g、81%)を得た。
【0158】
(11)1-1-2-0-(11)の合成例
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0159】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(11)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-0-(11)(8.58g、80%)を得た。
【0160】
(12)1-1-2-0-(12)の合成例
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0161】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(12)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-0-(12)(7.83g、73%)を得た。
【0162】
(13)1-1-2-0-(13)の合成例
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(13)(7.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-0-(13)(7.74g、75%)を得た。
【0164】
(14)1-1-2-0-(14)の合成例
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(14)(7.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-0-(14)(8.36g、81%)を得た。
【0166】
(15)1-1-2-0-(15)の合成例
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(15)(8.27g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-0-(15)(7.93g、70%)を得た。
【0168】
(16)1-1-2-S-(16)の合成例
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(16)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-S-(16)(7.5g、72%)を得た。
【0170】
(17)1-1-2-S-(17)の合成例
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0171】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(17)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-S-(17)(7.7g、74%)を得た。
【0172】
(18)1-1-2-S-(18)の合成例
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(18)(7.47g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-S-(18)(8.42g、79%)を得た。
【0174】
(19)1-1-2-S-(19)の合成例
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0175】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(19)(7.47g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-S-(19)(8.1g、76%)を得た。
【0176】
(20)1-1-2-S-(20)の合成例
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
Sub 1-1(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(20)(8.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-1-2-S-(20)(8.92g、80%)を得た。
【0178】
2.最終生成物2の合成例
(1)1-2-1-0-(6)の合成例
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(6)(6.13g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-0-(6)(7.06g、74%)を得た。
【0180】
(2)1-2-1-0-(7)の合成例
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0181】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(7)(6.13g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-0-(7)(6.78g、71%)を得た。
【0182】
(3)1-2-1-0-(8)の合成例
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0183】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(8)(8.03g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-0-(8)(7.79g、70%)を得た。
【0184】
(4)1-2-1-0-(9)の合成例
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(9)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-0-(9)(8.25g、77%)を得た。
【0186】
(5)1-2-1-0-(10)の合成例
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0187】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(10)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-0-(10)(8.36g、78%)を得た。
【0188】
(6)1-2-1-S-(11)の合成例
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0189】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(11)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-S-(11)(8.88g、81%)を得た。
【0190】
(7)1-2-1-S-(12)の合成例
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(12)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-S-(12)(7.79g、71%)を得た。
【0192】
(8)1-2-1-S-(13)の合成例
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0193】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(13)(7.36g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-S-(13)(7.29g、69%)を得た。
【0194】
(9)1-2-1-S-(14)の合成例
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(14)(7.36g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-S-(14)(7.82g、74%)を得た。
【0196】
(10)1-2-1-S-(15)の合成例
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(15)(8.57g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-1-S-(15)(7.98g、69%)を得た。
【0198】
(11)1-2-2-0-(16)の合成例
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0199】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(16)(6.87g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-0-(16)(7.42g、73%)を得た。
【0200】
(12)1-2-2-0-(17)の合成例
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(17)(6.87g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-0-(17)(7.01g、69%)を得た。
【0202】
(13)1-2-2-0-(18)の合成例
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(18)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-0-(18)(7.70g、74%)を得た。
【0204】
(14)1-2-2-0-(19)の合成例
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(19)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-0-(19)(7.5g、72%)を得た。
【0206】
(15)1-2-2-0-(20)の合成例
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(20)(7.77g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-0-(20)(8.73g、80%)を得た。
【0208】
(16)1-2-2-S-(1)の合成例
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0209】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(1)(5.5g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-S-(1)(6.49g、72%)を得た。
【0210】
(17)1-2-2-S-(2)の合成例
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(2)(5.59g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-S-(2)(6.28g、69%)を得た。
【0212】
(18)1-2-2-S-(3)の合成例
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(3)(5.52g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-S-(3)(6.87g、76%)を得た。
【0214】
(19)1-2-2-S-(4)の合成例
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(4)(6.91g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-S-(4)(7.85g、77%)を得た。
【0216】
(20)1-2-2-S-(5)の合成例
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
Sub 1-2(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(5)(6.91g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-2-2-S-(5)(7.44g、73%)を得た。
【0218】
3.最終生成物3の合成例
(1)1-3-1-0-(11)の合成例
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(11)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-0-(11)(8.04g、75%)を得た。
【0220】
(2)1-3-1-0-(12)の合成例
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(12)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-0-(12)(8.25g、77%)を得た。
【0222】
(3)1-3-1-0-(13)の合成例
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(13)(7.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-0-(13)(7.53g、73%)を得た。
【0224】
(4)1-3-1-0-(14)の合成例
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(14)(7.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-0-(14)(8.46g、82%)を得た。
【0226】
(5)1-3-1-0-(15)の合成例
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0227】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(15)(8.27g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-0-(15)(8.95g、79%)を得た。
【0228】
(6)1-3-1-S-(16)の合成例
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(16)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-S-(16)(7.91g、76%)を得た。
【0230】
(7)1-3-1-S-(17)の合成例
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(17)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-S-(17)(7.39g、71%)を得た。
【0232】
(8)1-3-1-S-(18)の合成例
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(18)(7.47g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-S-(18)(7.89g、74%)を得た。
【0234】
(9)1-3-1-S-(19)の合成例
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0235】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(19)(7.47g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-S-(19)(8.21g、77%)を得た。
【0236】
(10)1-3-1-S-(20)の合成例
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(20)(8.06g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-1-S-(20)(8.59g、77%)を得た。
【0238】
(11)1-3-2-0-(1)の合成例
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(1)(5.20、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-0-(1)(6.49g、74%)を得た。
【0240】
(12)1-3-2-0-(2)の合成例
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0241】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(2)(5.30、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-0-(2)(7.08g、80%)を得た。
【0242】
(13)1-3-2-0-(3)の合成例
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(3)(5.22、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-0-(3)(7.03g、80%)を得た。
【0244】
(14)1-3-2-0-(4)の合成例
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(4)(6.61、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-0-(4)(7.86g、79%)を得た。
【0246】
(15)1-3-2-0-(5)の合成例
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0247】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(5)(6.61、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-0-(5)(7.66g、77%)を得た。
【0248】
(16)1-3-2-S-(6)の合成例
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0249】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(6)(6.43g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-S-(6)(7.34g、75%)を得た。
【0250】
(17)1-3-2-S-(7)の合成例
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(7)(6.43g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-S-(7)(6.85g、70%)を得た。
【0252】
(18)1-3-2-S-(8)の合成例
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(8)(8.32g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-S-(8)(8.64g、76%)を得た。
【0254】
(19)1-3-2-S-(9)の合成例
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(9)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-S-(9)(8.34g、76%)を得た。
【0256】
(20)1-3-2-S-(10)の合成例
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
Sub 1-3(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(10)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-3-2-S-(10)(8.77g、80%)を得た。
【0258】
4.最終生成物4の合成例
(1)1-4-1-0-(16)の合成例
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(16)(6.87g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-0-(16)(6.81g、67%)を得た。
【0260】
(2)1-4-1-0-(17)の合成例
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(17)(6.87g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-0-(17)(7.01g、69%)を得た。
【0262】
(3)1-4-1-0-(18)の合成例
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(18)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-0-(18)(7.18g、69%)を得た。
【0264】
(4)1-4-1-0-(19)の合成例
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(19)(7.17g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-0-(19)(7.7g、74%)を得た。
【0266】
(5)1-4-1-0-(20)の合成例
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-0-(20)(7.77g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-0-(20)(7.85g、72%)を得た。
【0268】
(6)1-4-1-S-(1)の合成例
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(1)(5.5g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-S-(1)(6.04g、67%)を得た。
【0270】
(7)1-4-1-S-(2)の合成例
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0271】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(2)(5.59g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-S-(2)(6.37g、70%)を得た。
【0272】
(8)1-4-1-S-(3)の合成例
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(3)(5.52g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-S-(3)(7.14g、79%)を得た。
【0274】
(9)1-4-1-S-(4)の合成例
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(4)(6.91g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-S-(4)(7.34g、72%)を得た。
【0276】
(10)1-4-1-S-(5)の合成例
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-1-S-(5)(6.91g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-1-S-(5)(6.93g、68%)を得た。
【0278】
(11)1-4-2-0-(6)の合成例
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(6)(6.13g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-0-(6)(6.11g、64%)を得た。
【0280】
(12)1-4-2-0-(7)の合成例
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(7)(6.13g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-0-(7)(5.82g、61%)を得た。
【0282】
(13)1-4-2-0-(8)の合成例
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(8)(8.03g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-0-(8)(6.67g、60%)を得た。
【0284】
(14)1-4-2-0-(9)の合成例
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(9)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-0-(9)(7.18g、67%)を得た。
【0286】
(15)1-4-2-0-(10)の合成例
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-0-(10)(7.54g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-0-(10)(6.97g、65%)を得た。
【0288】
(16)1-4-2-S-(11)の合成例
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0289】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(11)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-S-(11)(7.68g、70%)を得た。
【0290】
(17)1-4-2-S-(12)の合成例
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(12)(7.84g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-S-(12)(6.58g、60%)を得た。
【0292】
(18)1-4-2-S-(13)の合成例
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0293】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(13)(7.36g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-S-(13)(6.34g、60%)を得た。
【0294】
(19)1-4-2-S-(14)の合成例
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(14)(7.36g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-S-(14)(6.66g、63%)を得た。
【0296】
(20)1-4-2-S-(15)の合成例
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
Sub 1-4(5g、15.46mmol)、Sub 2-2-S-(15)(8.57g、18.55mmol)、
Pd2(dba)3(0.56g、4mol%)、
t-Bu3P(0.25g、8mol%)、KOtBu(5.2g、46.38mmol)及びtolueneを前記化合物1-1-1-0-(1)の合成例と同様の方法で行って化合物1-4-2-S-(15)(6.94g、60%)を得た。
【0298】
一方、前記のような合成例によって合成された化合物1-1-1-0-(1)〜1-4-2-S-(23)に属する化合物のFD-MS値は、下記表3の通りである。
【0299】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0301】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0304】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0308】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0310】
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
有機電子素子の製造評価
[実施形態I-1]レッド有機電子発光素子(燐光ホスト)
本発明の一実施形態に係る化合物を発光層の燐光ホスト物質として用いて通常の方法によって有機電子発光素子を製作した。まず、ガラス基板に形成されたITO層(正極)上に4,4’,4”-Tris[2-naphthyl(phenyl)amino]triphenylamine(以下、「2-TNATA」と略す)膜を真空蒸着して60nmの厚さの正孔注入層を形成した。次いで、前記正孔注入層上に4,4-ビス[N-(1-ナフチル)-N-フェニルアミノ]ビフェニル(以下、「NPD」と略す)を60nmの厚さで真空蒸着して正孔輸送層を形成した。そして、前記正孔輸送層上に本発明の化合物1-1-1-0-(1)をホスト物質として、下記化合物Aをドーパント物質として95:5の重量比でドーピングして30nmの厚さで真空蒸着して発光層を形成した。次に、前記発光層上に(1,1’-ビスフェニル)-4-オレート)ビス(2-メチル-8-キノリナト)アルミニウム(以下「BAlq」と略す)を10nmの厚さで真空蒸着して正孔阻止層を形成し、前記正孔阻止層上にトリス(8-キノリノール)アルミニウム(以下「
Alq3」と略す)を40nmの厚さで真空蒸着して電子輸送層を形成した。その後、前記電子輸送層上にハロゲン化アルカリ金属であるLiFを0.2nmの厚さで蒸着して電子注入層を形成し、次いでAlを150nmの厚さで蒸着して負極を形成することで、有機電子発光素子を製造した。
【化137】
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【0312】
[実施形態I-2]〜[実施形態I-320]レッド有機電子発光素子(燐光ホスト)
発光層のホスト物質として本発明の化合物1-1-1-0-(1)の代わりに、下記表4に記載された本発明の化合物1-1-1-0-(2)〜1-4-2-S-(23)を用いた点を除いては、前記実施形態I-1と同様の方法で有機電子発光素子を製造した。
【0313】
[比較例I-1]〜[比較例I-17]
発光層のホスト物質として本発明の化合物1-1-1-0-(1)の代わりに、下記比較化合物1〜17を用いた点を除いては、前記実施形態I-1と同様の方法で有機電子発光素子を製造した。
【化138】
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【化139】
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【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【化141】
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【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0314】
本発明の実施形態I-1〜実施形態I-320及び比較例I-1〜比較例I-17により製造された有機電子発光素子に順バイアス直流電圧を加えてフォトリサーチ(photoresearch)社のPR-650で電気発光(EL)特性を測定し、2500cd/m
2の基準輝度でマックサイエンス社で製造された寿命測定装置によってT95寿命を測定した。その測定結果は、下記表4の通りである。
【0315】
【表17】
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【0316】
【表18】
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【0317】
【表19】
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【0318】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0320】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
【表23】
[この文献は図面を表示できません]
【0322】
【表24】
[この文献は図面を表示できません]
【0323】
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【0324】
【表26】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
【表28】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
【表29】
[この文献は図面を表示できません]
【0328】
【表30】
[この文献は図面を表示できません]
【0329】
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【0330】
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
【表33】
[この文献は図面を表示できません]
【0332】
【表34】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
[実施形態II-1]イエロー有機電子発光素子(燐光ホスト)
本発明の一実施形態に係る化合物を発光層の燐光ホスト物質として用いて通常の方法によって有機電子発光素子を製作した。まず、ガラス基板に形成されたITO層(正極)上に2-TNATA膜を真空蒸着して60nmの厚さの正孔注入層を形成した。次いで、前記正孔注入層上にNPDを60nmの厚さで真空蒸着して正孔輸送層を形成した。そして、前記正孔輸送層上に本発明の化合物1-1-1-0-(1)をホスト物質として、下記化合物Bをドーパント物質として95:5の重量比でドーピングして30nmの厚さで真空蒸着して発光層を形成した。次に、前記発光層上にBAlqを10nmの厚さで真空蒸着して正孔阻止層を形成し、前記正孔阻止層上に
Alq3を40nmの厚さで真空蒸着して電子輸送層を形成した。その後、前記電子輸送層上にハロゲン化アルカリ金属であるLiFを0.2nmの厚さで蒸着して電子注入層を形成し、次いでAlを150nmの厚さで蒸着して負極を形成することで、有機電子発光素子を製造した。
【化143】
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【0336】
[実施形態II-2]〜[実施形態II-243]イエロー有機電子発光素子(燐光ホスト)
発光層のホスト物質として本発明の化合物1-1-1-0-(1)の代わりに、下記表5に記載された本発明の化合物1-1-1-0-(2)〜1-4-2-S-(23)を用いた点を除いては、前記実施形態II-1と同様の方法で有機電子発光素子を製造した。
【0337】
[比較例II-1]〜[比較例II-16]
発光層のホスト物質として本発明の化合物1-1-1-0-(1)の代わりに、前記比較化合物1〜16を用いた点を除いては、前記実施形態II-1と同様の方法で有機電子発光素子を製造した。
本発明の実施形態II-1〜実施形態II-243及び比較例II-1〜比較例II-16により製造された有機電子発光素子に順バイアス直流電圧を加えてフォトリサーチ(photoresearch)社のPR-650で電気発光(EL)特性を測定し、5000cd/m
2の基準輝度でマックサイエンス社で製造された寿命測定装置によってT95寿命を測定した。その測定結果は、下記表5の通りである。
【0338】
【表37】
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【0339】
【表38】
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【0340】
【表39】
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【0341】
【表40】
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【0342】
【表41】
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【0343】
【表42】
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【0344】
【表43】
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【0345】
【表44】
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【0346】
【表45】
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【0347】
【表46】
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【0348】
【表47】
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【0349】
【表48】
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【0350】
【表49】
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【0351】
【表50】
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【0352】
【表51】
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【0353】
【表52】
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【0354】
【表53】
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【0355】
【表54】
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【0356】
前記表4及び表5の結果から分かるように、ジベンゾチオフェン又はジベンゾフランをメーン置換基として有する比較化合物9〜比較化合物16を用いた比較例I-9〜比較例I-16及び比較例II-9〜比較例II-16は、高い駆動電圧と低い効率及び短い寿命を示す傾向を見せ、トリアジン又はピリミジンを置換基として有する比較化合物1〜比較化合物8を用いた比較例I-1〜比較例I-8及び比較例II-1〜比較例II-8は、比較例I-9〜比較例I-16及び比較例II-9〜比較例II-16よりも効率の面において少しずつ良くなる結果を示した。しかしながら、素子に大きな影響を及ぼす程度の優れた特性は示さなかった。
【0357】
反面、ジベンゾチオフェン又はジベンゾフランに2つの窒素原子(N)を含むメーン置換基を有する本発明の化合物は、比較例I-1〜比較例I-17及び比較例II-1〜比較例II-16よりも低い駆動電圧と顕著に高い効率及び長い寿命を示した。これは正孔特性の強いコア(ジベンゾチオフェン、ジベンゾフラン)に窒素原子(N)を2つ導入することで、正孔と電子を何れも受け入れるのに適切な構造形態を示しながら、結果として、正孔と電子が荷電平衡を維持しやすくなり、発光層内で発光が効率的になされたためであると判断される。また、低い駆動電圧により熱的ダメージが減少し、基本的にコアの有する高い分子量による高いTg値で寿命の向上に貢献することが確認できる。
【0358】
以上の説明は、本発明を例示的に説明したものに過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な変形が可能である。従って、本明細書に開示された実施形態は、本発明を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の思想と範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、下記の請求範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるあらゆる技術は、本発明の権利範囲に含むものとして解釈されるべきである。