特許第5991900号(P5991900)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5991900
(24)【登録日】2016年8月26日
(45)【発行日】2016年9月14日
(54)【発明の名称】タイヤ
(51)【国際特許分類】
   B60C 11/12 20060101AFI20160901BHJP
   B60C 11/13 20060101ALI20160901BHJP
   B60C 11/03 20060101ALI20160901BHJP
   B60C 9/18 20060101ALI20160901BHJP
【FI】
   B60C11/12 A
   B60C11/13 A
   B60C11/03 C
   B60C9/18 K
   B60C11/12 B
   B60C11/03 200D
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-247388(P2012-247388)
(22)【出願日】2012年11月9日
(65)【公開番号】特開2014-94668(P2014-94668A)
(43)【公開日】2014年5月22日
【審査請求日】2015年6月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005278
【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】阿部 康典
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 朋生
【審査官】 増永 淳司
(56)【参考文献】
【文献】 実開平03−037003(JP,U)
【文献】 国際公開第2012/058171(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/001202(WO,A1)
【文献】 特開平02−227306(JP,A)
【文献】 米国特許第04994126(US,A)
【文献】 特開平03−016810(JP,A)
【文献】 特開平11−151914(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 11/12
B60C 9/18
B60C 11/03
B60C 11/13
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレッド部において、タイヤ周方向に延びる周方向溝又は前記トレッド部のタイヤ幅方向の端部と、前記タイヤ幅方向の長さが前記タイヤ幅方向における前記トレッド部の長さの30%以上となるように構成された前記タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とによって区画化された複数の陸部を有するタイヤであって、
前記幅方向溝は、タイヤ赤道線の少なくとも片側において、少なくとも1つのタイヤ回転方向の反対方向に屈曲するように構成されている屈曲部を有しており、
前記幅方向溝のタイヤ周方向の一方側の陸部には、前記屈曲部によって凹部が形成され、
前記幅方向溝のタイヤ周方向の他方側の陸部には、前記屈曲部によって凸部が形成され、
前記陸部には、前記屈曲部よりも前記タイヤ赤道線側において、前記タイヤ幅方向に延びる幅方向細溝が形成されており、
前記幅方向細溝は、前記接地面よりもタイヤ径方向内側において分岐する
ことを特徴とするタイヤ。
【請求項2】
前記幅方向細溝は、前記タイヤ赤道線上を交差するように形成されている
ことを特徴とする請求項に記載のタイヤ。
【請求項3】
複数のベルト層を具備しており、
前記屈曲部の少なくとも1つは、前記ベルト層を構成するコードと前記タイヤ周方向とのなす角度が最も小さいベルト層の端部に対応するタイヤ幅方向位置の近傍に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記屈曲部は、前記タイヤ赤道線を基準としてタイヤ幅方向の両側に形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタイヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トレッド部10において、タイヤ径方向外側から2枚の保護ベルト11A/11Bからなる保護ベルト層11、2枚の主交錯ベルト12A/12Bからなる主交錯ベルト層12、及び、2枚の小交錯ベルト13A/13Bからなる小交錯ベルト層13を有する重荷重用のタイヤ1が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4677307号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のタイヤ1において、ベルト層を構成するコードとタイヤ周方向Lとがなす角度が大きい領域では、ベルト張力が小さくなるため、かかる領域は、タイヤ周方向Lに大きく収縮する。その結果、かかるタイヤ1が回転すると、タイヤ赤道線CL近傍の領域では、タイヤ回転方向の力(ドライビング力)が発生し、タイヤ幅方向Wの端部近傍の領域では、タイヤ回転方向の反対方向の力(ブレーキング力)が発生するため、両領域の境界付近で剪断力が発生する。
【0005】
また、上述のように、剪断力が大きい部分を有していると、摩耗が進行しやすくなる。また、摩耗が進行し、例えば、陸部の高さが半減すると、陸部の剛性が高まるため、その結果、摩耗が一層進行しやすくなってしまう。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、タイヤ赤道線CL近傍の領域とタイヤ幅方向Wの端部近傍の領域との間で発生する剪断力を低減しつつ、摩耗の進行を抑制することができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の特徴は、トレッド部において、タイヤ周方向に延びる周方向溝若しくは前記トレッド部のタイヤ幅方向の端部と、前記タイヤ幅方向の長さが前記タイヤ幅方向における前記トレッド部の長さの30%以上となるように構成された前記タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とによって区画化された複数の陸部を有するタイヤであって、前記幅方向溝は、タイヤ赤道線の少なくとも片側において、少なくとも1つのタイヤ回転方向の反対方向に屈曲するように構成されている屈曲部を有しており、前記陸部には、前記屈曲部よりも前記タイヤ赤道線側において、前記タイヤ幅方向に延びる幅方向細溝が形成されており、前記陸部の接地面に形成される前記幅方向細溝のエッジ成分よりも、前記陸部のタイヤ径方向内側に形成される前記幅方向細溝のエッジ成分の方が大きいことを要旨とする。
【0008】
本発明の第1の特徴において、幅方向細溝は、前記接地面よりもタイヤ径方向内側において分岐してもよい。また、幅方向細溝は、前記タイヤ赤道線上を交差するように形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明によれば、タイヤ赤道線CL近傍の領域とタイヤ幅方向Wの端部近傍の領域との間で発生する剪断力を低減しつつ、摩耗の進行を抑制することができるタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の第1の実施形態に係るタイヤのベルト構成について説明するための図である。
図2図2は、本発明の第1の実施形態に係るタイヤにおけるトレッド踏面の一部の平面図である。
図3図3は、本発明の第1の実施形態に係るタイヤによって奏することができる効果について説明するための図である。
図4図4は、本発明の第1の実施形態に係るタイヤのタイヤ赤道線に沿った陸部の断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(本発明の第1の実施形態)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係るタイヤ1について説明する。本実施形態では、タイヤ1の一例として、重荷重用のタイヤ1について説明するが、本発明は、かかるタイヤに限定されるものではない。
【0012】
本実施形態に係るタイヤ1は、複数のベルト層を具備している。具体的には、本実施形態に係るタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部10において、トレッド径方向外側から2枚の保護ベルト11A/11Bからなる保護ベルト層11、2枚の主交錯ベルト12A/12Bからなる主交錯ベルト層12、及び、2枚の小交錯ベルト13A/13Bからなる小交錯ベルト層13を具備する。
【0013】
また、本実施形態に係るタイヤ1は、図2に示すように、トレッド部10において、タイヤ周方向Lに延びる周方向溝30若しくはトレッド部10のタイヤ幅方向Wの端部10Eと、タイヤ幅方向Wに延びる幅方向溝20とによって区画化された複数の陸部40を具備している。
【0014】
ここで、例えば、周方向溝30は、溝幅10mm以下であり、幅方向溝は、50mm以下であることが好ましい。なお、かかる陸部40には、50mm以下の周方向に延びる1本又は複数本の周方向細溝(サイプ)が設けられていてもよい。なお、かかる周方向細溝のタイヤ径方向の深さは、周方向溝30及び幅方向溝20のタイヤ径方向の深さよりも浅い。
【0015】
また、本実施形態に係るタイヤ1では、タイヤ幅方向Wにおける幅方向溝20の長さが、タイヤ幅方向Wにおけるトレッド部10の長さW1の30%以上となるように構成されている。さらに、本実施形態に係るタイヤ1では、各陸部40(幅方向溝20)のピッチPは、50mm以上となるように構成されていてもよい。
【0016】
また、本実施形態に係るタイヤ1では、図2に示すように、幅方向溝20は、タイヤ赤道線CLの少なくとも片側において、少なくとも1つのタイヤ回転方向Rの反対方向に屈曲するように構成されている屈曲部52A/52Bを有するように構成されている。
【0017】
図2の例では、幅方向溝20は、タイヤ赤道線CLの左側において、1つの屈曲部50Aを有し、タイヤ赤道線CLの右側において、1つの屈曲部50Bを有している。
【0018】
ここで、幅方向溝20は、タイヤ赤道線CLの左側(或いは、右側)のみにおいて、1つの屈曲部50A(或いは、50B)を有していてもよい。
【0019】
ここで、上述の屈曲部50A/50Bによって、タイヤ赤道線CLの両側に配置されている陸部40のうちの少なくとも一方の蹴出側に、窪み(凹部)が形成されることになる。
【0020】
また、上述の屈曲部50A/50Bによって、タイヤ赤道線CLの両側に配置されている陸部40のうちの少なくとも一方の踏込側に、突部(凸部)が形成されることになる。
【0021】
なお、図2に示すように、本実施形態に係るタイヤ1は、かかるタイヤ1の回転方向Rを特定する方向性パターンを有するものとする。すなわち、本実施形態に係るタイヤ1では、ホイールに対するタイヤ1の装着方向が決まっているものとする。
【0022】
本実施形態に係るタイヤ1において、陸部40は、図2に示すように、トレッド踏面の平面視において、矢羽状の形状を有している。
【0023】
また、本実施形態に係るタイヤ1では、図2に示すように、屈曲部50A/50Bは、ベルト層を構成するコードとタイヤ周方向Lとなす角度が最も小さいベルト層(すなわち、小交錯ベルト層13)の端部に対応するタイヤ幅方向位置Aの近傍に設けられていているのが好ましい。ここで、「タイヤ幅方向位置Aの近傍」とは、例えば、トレッド踏面におけるタイヤ幅方向Wの端部10Eからタイヤ1の幅(タイヤ幅方向Wの長さ)の1/4の距離にある地点を中心として、タイヤ幅方向Wにおいて陸部40の幅(タイヤ幅方向Wの長さ)の1/3以内の距離にある領域である。
【0024】
例えば、タイヤ幅方向位置Aとタイヤ赤道線CLとの間のタイヤ幅方向Wにおける長さW3は、タイヤ幅方向Wにおけるトレッド部10の長さW1の約1/4であってもよい。
【0025】
本実施形態に係るタイヤ1のトレッド部10において、小交錯ベルト層13の端部よりもタイヤ幅方向Wの端部側の領域A2では、小交錯ベルト層13の端部よりもタイヤ赤道線CL側の領域A1と比べて、各ベルト層を構成するコードとタイヤ周方向Lとなす角度が大きい。
【0026】
その結果、かかるタイヤ1のトレッド部10において、小交錯ベルト層13の端部よりもタイヤ幅方向Wの端部側の領域A2は、小交錯ベルト層13の端部よりもタイヤ赤道線CL側の領域A1と比べて、タイヤ周方向Lに大きく収縮する。
【0027】
したがって、かかるタイヤ1が回転すると、領域A1では、タイヤ回転方向Rの力(ドライビング力)が発生し、領域A2では、タイヤ回転方向Rの反対方向の力(ブレーキング力)が発生するため、領域A1及び領域A2の境界付近(すなわち、小交錯ベルト層13の端部近傍の領域)で剪断力が発生する。
【0028】
ここで、本実施形態に係るタイヤ1において、上述の屈曲部50A/50Bを設けることによって、図3に示すように、かかる屈曲部50A/50Bが設けられていないケースと比べて、陸部40において発生するタイヤ回転方向Rの反対方向の力(ブレーキング力)F1が小さくなる。その結果、領域A1及び領域A2の境界付近(すなわち、小交錯ベルト層13の端部近傍の領域)で発生する剪断力を低減することができる。
【0029】
また、本実施形態では、陸部40には、屈曲部50A/50Bよりもタイヤ赤道線CL側において、タイヤ幅方向Wに延びる幅方向細溝100(幅方向サイプ)が形成されている。なお、本実施形態では、幅方向細溝100のタイヤ周方向Lにおける間隔Lpは、陸部40のピッチPと等しい場合を例に挙げている(図2を参照)。
【0030】
具体的に、図4に示すように、幅方向細溝100は、接地面40zよりもタイヤ径方向D内側において分岐する。すなわち、幅方向細溝100は、タイヤ周方向L及びタイヤ径方向Dの断面において、Y字状に形成される。
【0031】
なお、陸部40のタイヤ径方向Dにおける高さDzと、接地面40zから分岐部110までのタイヤ径方向Dにおける深さD1とは、D1=Dz÷3の関係を満たすことが好ましい。分岐部110から幅方向細溝100の溝底120A/120Bまでの深さD2は、D2=Dz÷3の関係を満たすことが好ましい。また、タイヤ幅方向Wにおけるトレッド部10の長さW1(トレッド幅)と幅方向細溝100の接地面40zにおけるタイヤ幅方向長さWsは、Ws=W1÷8の関係を満たすことが好ましい。また、幅方向細溝100のタイヤ周方向Lにおける間隔Lpと幅方向細溝100の溝底120Aから溝底120Bの間の間隔Lsとは、Ls=Lp÷3の関係を満たすことが好ましい。
【0032】
また、本実施形態に係るタイヤ1によれば、幅方向細溝100が、分岐部110において分岐している。したがって、分岐部110よりもタイヤ径方向D内側において、幅方向細溝100の数が増加することで、エッジ成分が増加する。
【0033】
具体的に、陸部40の摩耗がタイヤ径方向Dにおける深さDよりも深くまで進行した場合、すなわち、分岐部110よりもタイヤ径方向D内側まで進行した場合(摩耗中期の場合)には、幅方向細溝100の数が増加するので、陸部40の領域A1における剛性を一層抑制することで、摩耗の進行を抑制できる。
【0034】
以上のように、本実施形態に係るタイヤ1によれば、タイヤ赤道線CL近傍の領域とタイヤ幅方向Wの端部近傍の領域との間で発生する剪断力を低減しつつ、摩耗の進行を抑制することができる。
【0035】
(変更例1)
以下、本発明の変更例1に係るタイヤ1について、上述の実施形態1に係るタイヤとの相違点に着目して説明する。
【0036】
本変更例1に係るタイヤ1において、幅方向細溝100Aは、分岐部110よりもタイヤ径方向D内側において、タイヤ径方向D内側に向かって、曲線状に湾曲するように構成されていてもよい。
【実施例】
【0037】
次に、本発明の効果を明確にするために、比較例1及び実施例1に係るタイヤを用いて行った試験の結果について説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
【0038】
本実験において、実施例1に係るタイヤとしては、屈曲部50A/50Bを有する幅方向溝20と幅方向細溝100とを有する図2に示すラジアルタイヤを用い、比較例1に係るタイヤとしては、屈曲部50A/50Bを有する幅方向溝20を有しているものの、幅方向細溝100を有しないラジアルタイヤを用いた。
【0039】
また、本試験では、全てのラジアルタイヤのサイズを「59/80R63」とした。すなわち、全てのタイヤを重荷重用タイヤとした。また、本試験では、特開平7-63658号公報に記載の測定装置を用いて、図1に示すタイヤ幅方向位置Aにおける摩耗エネルギーと、タイヤ赤道線CL上における摩耗エネルギーとを測定した。なお、摩耗エネルギー測定は、各タイヤに摩耗がない新品時(初期)と、各タイヤの摩耗が深さD1よりも深くまで進行した摩耗中期とにおいて、測定した。
【0040】
かかる測定結果によれば、新品時においては、本発明の構成を具備する実施例1に係るタイヤは、比較例1に係るタイヤと比較すると、タイヤ幅方向位置Aにおける摩耗エネルギーが10%程度低減し、タイヤ赤道線CL上における摩耗エネルギーが10%程度低減した。
【0041】
また、摩耗中期においては、本発明の構成を具備する実施例1に係るタイヤは、比較例1に係るタイヤと比較すると、タイヤ幅方向位置Aにおける摩耗エネルギーが15%程度低減し、タイヤ赤道線CL上における摩耗エネルギーが15%程度低減した。
【0042】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0043】
1…タイヤ、10…トレッド部、11…保護ベルト層、11A、11B…保護ベルト、12…主交錯ベルト層、12A、12B…主交錯ベルト、13…小交錯ベルト層、13A、13B…小交錯ベルト、20…幅方向溝、30…周方向溝、40…陸部、50A、50B、…屈曲部、70…周方向細溝、100、100A…幅方向細溝
図1
図2
図3
図4