(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明にかかるケース10は、ケース本体12と、該ケース本体12の収容部14内に前部より出し入れ自在に収容された引き出し16とを有するいわゆるレターケースである。
【0015】
ケース本体12は、上面壁を有する天部20と、底面壁を有する底部22と、側面壁を有する側部(第1側部24及び第2側部26)と、背面壁を有する背部28とを有する。
【0016】
天部20及び/又は側部(第1側部24及び第2側部26)は、天部20及び/又は側部(第1側部24及び第2側部26)を構成する部分に空間部(第1空間部30及び第2空間部32)を形成されている。該空間部(第1空間部30及び第2空間部32)は、それに色彩を有するフィルム、シート又は板で形成された色彩部材(天部色彩部材200、第1側部色彩部材230及び第2側部色彩部材250)が位置するように、天部20及び/又は側部(第1側部24及び第2側部26)を構成する領域部分に嵌めこまれ又は固着されて、天部20及び側部(第1側部24及び第2側部26)を形成し、天部20及び/又は側部(第1側部24及び第2側部26)の外部より該色彩部材(天部色彩部材200、第1側部色彩部材230及び第2側部色彩部材250)を視認できるように形成されている。
【0017】
天部20及び側部(第1側部24及び第2側部26)は、それぞれ別々の天部材50、底部材52及び側部材(第1側部材54及び第2側部材56)により形成され、天部材50の一方端に一方の側部材(第1側部材54)が連設され且つ
天部材50の他方端に他方の側部材(第2側部材56)が連設されている。
また、底部材52の一方端に一方の側部材(第1側部材54)が連設され且つ底部材50の他方端に他方の側部材(第2側部材56)が連設されている。
【0018】
天部20は、手前側の天部材50と向こう側の
背部材58とに分離されている。
手前側の天部材50と向こう側の
背部材58との間に、天側に天部領域100を備えた側部材(第1側部材54及び第2側部材56)が、枠状に連設されている。
手前側の天部材50の天部領域100と向こう側の背部材58の天部領域100と側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の天部領域100とによって囲繞された領域に、天部色彩部材200を取り付けられる第1空間部30を形成されている。
側部材(第1側部材54及び第2側部材56)は、天部領域100と底部領域102と前部領域104と背部領域108とによって囲繞された領域に、色彩部材(第1側部色彩部材230及び第2側部色彩部材250)を取り付けられる第2空間部32を形成されている。
【0019】
第1空間部30は、天部材50の天部領域100の上面、背部材58の天部領域100の上面並びに第1側部材54及び第2側部材56の天部領域100の上面より、若干凹んだ状態に形成された開口部である。第1空間部30は、天部色彩部材200の平面視略長方形の形状に対応して、平面視略長方形である。
第2空間部32は、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の側面領域106の外表面より、若干凹んだ状態に形成された開口部である。第2空間部32は、第1側部色彩部材230及び第2側部色彩部材250の側面視略長方形の形状に対応して、側面視略長方形である。
【0020】
天部材50は、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)側の一方端の収容部14側端に、天部色彩部材200に突設された嵌合凸部210を嵌合するための嵌合孔60を形成されている。
【0021】
底部材52は、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)側の一方端の収容部14側に、天部色彩部材200に突設された嵌合凸部212を嵌合するための嵌合孔70を形成されている。
【0022】
側部材(第1側部材54)は、天部20側の収容部14側の一方端に、色彩部材(天部色彩部材200)に穿設された係合孔220に嵌合するための係合凸部80を形成されている。
【0023】
側部材(第2側部材56)は、天部20側の収容部14側の他方端に、色彩部材(天部色彩部材200)に穿設された係合孔222に嵌合するための係合凸部82を形成されている。
【0024】
天部色彩部材200は、その嵌合凸部210を天部材50の嵌合孔60に嵌合され、且つ底部材52の嵌合孔70に嵌合されて、天部材50、底部材52及び/側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に取り付ける。
【0025】
天部材50及び側部材(第1側部材54及び第2側部材56)に取り付けられた天部色彩部材200は、外部より視認できるように形成されている。
底部材52及び側部材(第1側部材54及び第2側部材56)に取り付けられた天部色彩部材200は、外部より視認できるように形成されている。
【0026】
天部材50に取り付けられる天部色彩部材200は、平面視略方形であって、第1側部24及び第2側部26側において折り曲げられ、該折り曲げられた脚部224及び脚部226の近傍に、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の天部20側に突出された係合凸部80及び係合凸部82を嵌合するための係合孔220及び係合孔222を形成されている。
該折り曲げられた脚部224及び脚部226の領域が、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に接し合わされ、且つ、前記係合孔220及び222に側部材(第1側部材54及び第2側部材56)に形成された係合凸部80及び82を係合されて、天部材50及び側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に取り付ける。
【0027】
第1側部色彩部材230は、第2空間部32に嵌入され、その嵌合凸部240、その嵌合凸部242、その嵌合凸部246及びその嵌合凸部248を、側部材(第1側部材56)の前嵌合孔120、後嵌合孔122、上嵌合孔126及び下嵌合孔130に嵌合されて、側部材(第1側部材54)の第2空間部32の収容部14側に取り付けられる。
第2側部色彩部材250は、第2空間部32に嵌入され、その嵌合凸部260,嵌合凸部262、嵌合凸部266及び嵌合凸部268を、側部材(第2側部材56)の前嵌合孔130,後嵌合孔132,上嵌合孔136及び下嵌合孔138に嵌合して、側部材(第2側部材56)の第2空間部32側の収容部14側に取り付けられる。
【0028】
側部材(第1側部材54)に取り付けられる第1側部色彩部材230は、平面視略方形であって、手前側端に嵌合凸部240、向こう側端に嵌合凸部242、上端に嵌合凸部246及び下端に嵌合凸部248を突設されている。
該嵌合凸部240,242,246及び248は、第1側部材54の第1空間部30の周縁の近傍に形成された細い隙間に嵌合されて、側部材(第1側部24,第2側部26)の第2空間部32の収容部14側に取り付けられている。
【0029】
側部材(第2側部材56)に取り付けられる第2側部色彩部材250は、平面視略方形であって、手前側端に嵌合凸部260、向こう側端に嵌合凸部262、上端に嵌合凸部266及び下端に嵌合凸部268を突設されている。
該嵌合凸部260,262,266及び268は、第2側部材56の第1空間部30の周縁の近傍に形成された細い隙間に嵌合されて、側部材(第1側部24,第2側部26)の第2空間部32の収容部14側に取り付けられている。
【0030】
天部材50は、一定の間隔をおいて立設された、一方の第1側部材24及び第2側部26を他方の第2の側部材56との間に架け渡すための長さを備え、その長さは、背部28材の幅と略々同じである。
天部材50は、天部領域100を構成する上面部150と、前部領域104を構成する前面部152とを備え、上面部150を側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の上部に配設される。
天部材50は、一方端(左端)において、上面部150の下面より、下方に向けて突設された連結凸部156を備える。
天部材50は、他方端(右端)において、上面部150の下面より、下方に向けて突設された連結凸部158を備える。
【0031】
天部材50は、第1空間部30を形成するための直線状の段差が凹設されている。
第1空間部30を形成する段差部分は、天部色彩部材200を平面状に保持するための色彩部材保持部30aを形成されている。
天部材50は、向こう側から天部色彩部材200を嵌め込まれるように、嵌合孔60が、直線状の段差の内側において向こう側に向けて開口している。
【0032】
底部材52は、底部領域102を構成する下面部160と、前部領域104を構成する前面部162とを備え、下面部160を側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の下部に配設する。
底部材52は、一方端(左端)において、下面部160の上面より上方に向けて突設された連結凸部166を備える。
底部材52は、他方端(右端)において、下面部160の上面より上方に向けて突設された連結凸部168を備える。
【0033】
背部材58は、第1側部材54及び第2側部材56の向こう側端に接合されて、第1側部材54及び第2側部材56と直立するように立設される。
【0034】
背部材58は、背面視略方形の合成樹脂製板状体で形成され、その高さは複数段の引き出し16を重ねられる高さであり、その長さは、引き出し16の長さより若干長い長さである。
【0035】
背部材58は、天部領域100を構成する上面部140と、背部領域108を構成する背面部142と、底部領域102を構成する底面部144とを備える。
背部材58は、一方端(左端)において、上面部140に近い位置において背面部142の内側から手前側(収容部14側)に向けて突設された上部連結凸部180と、底面部144に近い位置において背面部142の内側から収容部14側に向けて突設された後部連結凸部182とを備える。
背部材58は、他方端(右端)において、上面部140に近い位置において背面部142の内側から手前側(収容部14側)に向けて突設された上部連結凸部184と、底面部144に近い位置において背面部142の内側から手前側(収容部14側)に向けて突設された下部連結凸部186とを備える。
【0036】
背部材58は、第1空間部30を形成するための直線状の段差が凹設されている。第1空間部30を形成するための段差部分は、天部色彩部材200を平面状に保持するための色彩部材保持部30aを形成されている。
背部材58は、手前側から天部色彩部材200を嵌め込まれるように、嵌合孔70が、手前側から直線状の段差の内側において、手前側に向いて開口している。
【0037】
天部材50の直線状の段差と背部材58の直線状の段差とは、対向しており、対称である。
天部材50の嵌合孔60と背部材58の背部材58とは、対向しており、対称である。
【0038】
天部材50の直線状段差と背材部58の直線状段差とは、平行で対向しており、幅方向に平行にのびる直線状である。
天部材50の直線状段差と第2側部材56の直線状段差とは、平行で対向しており、長手方向に平行にのびる直線状である。
【0039】
天部材50は、その一方端が、上面部150の下部に突設された連結凸部156を第1側部材54の収容部14側に穿設された連結凹部170に嵌合して、第1側部材54に取り付けられる。
天部材50は、その他方端が、上面部150の下部に突設された連結凸部158を第2側部材56の収容部14側に穿設された連結凹部172に嵌合して、第2側部材56に取り付けられる。
【0040】
底部材52は、その一方端が、下面部160の上部に突設された連結凸部166を、第1側部材54の収容部14側に穿設された連結凹部174に嵌合して、第1側部材54に取り付けられる。
底部材52は、その他方端が、下面部160の上部に突設された連結凸部168を、第1部材56の収容部14側に穿設された連結凹部176に嵌合して、第1側部材54に取り付けられる。
【0041】
側部を構成する一方の第1側部材54は、側面視略方形の合成樹脂製板状体で形成され、その高さは複数段の引き出し16を重ねられる高さであり、その長さは、引き出し16の長さより若干長い長さである。
側部を構成する他方の第2側部材56は、複数段の引き出し16を重ねられる高さであり、その長さは、引き出し16の長さより若干長い長さである。
第1側部24と第2側部26とは、対称形である。
【0042】
第1側部材54は、第2空間部32を形成するための直線状の段差が凹設されている。
第2空間部32を形成する段差部分は、第1側部色彩部材230を平面状に保持するための色彩部材保持部32aを形成されている。
第2側部材56は、第2空間部32を形成するための直線状の段差が凹設されている。
第2空間部32を形成する段差部分は、第2側部色彩部材250を平面状に保持するための色彩部材保持部32aを形成されている。
【0043】
第1側部材54は、下側から、第1側部色彩部材230の嵌合凸部246を嵌め込まれるように、上嵌合孔126が直線状の上段差の上側より下方に向かって開口している。
第1側部材54は、上側から、第1側部色彩部材230の嵌合凸部248を嵌め込まれるように、下嵌合孔128が直線状の下段差の下側より上方に向かって開口している。
第2側部材56は、下側から、第2側部色彩部材250の嵌合凸部266を嵌め込まれるように、上嵌合孔136が直線状の上段差の上側より下方に向かって開口している。
第1側部材56は、上側から、第2側部色彩部材250の嵌合凸部268を嵌め込まれるように、下嵌合孔138が直線状の下段差の下側より上方に向かって開口している。
【0044】
第1側部材54は、向こう側から第1側部色彩部材230の嵌合凸部240を嵌め込まれるように、前嵌合孔120が直線状の前段差の手前側より向こう側に向って開口している。
第1側部材54は、手前側から第1側部色彩部材230の嵌合凸部242を嵌め込まれるように、後嵌合孔122が直線状の後段差の向こう側から手前側に向って開口している。
第2側部材56は、向こう側から第2側部色彩部材250の嵌合凸部260を嵌め込まれるように、前嵌合孔130が直線状の前段差の手前側より向こう側に向って開口している。
第2側部材56は、手前側から第2側部色彩部材250の嵌合凸部262を嵌め込まれるように、後嵌合孔132が直線状の後段差の向こう側から手前側に向って開口している。
【0045】
第1側部材54は、前面側の上部において、天部材50の連結凸部156を嵌入するための連結凹部170を、上方に向けて開口するように、穿設されている。
第1側部材54は、前面側の下部において、底部材52の連結凸部166を嵌入するための連結凹部174を、下方に向けて開口するように、穿設されている。
第2側部材56は、前面側の上部において、天部材50の連結凸部158を嵌入するための連結凹部172を、上方に向けて開口するように、穿設されている。
第2側部材56は、前面側の下部において、底部材52の連結凸部168を嵌入するための連結凹部176を、下方に向けて開口するように、穿設されている。
【0046】
第1側部材54は、後面側の上部において、背部材58の連結凸部180を嵌入するための連結凹部190を、向こう側に向けて開口するように、穿設されている。
第1側部材54は、後面側の下部において、背部材58の連結凸部182を嵌入するための連結凹部192を、向こう側に向けて開口するように、穿設されている。
第1側部材56は、後面側の上部において、背部材58の連結凸部184を嵌入するための連結凹部194を、向こう側に向けて開口するように、穿設されている。
第1側部材56は、後面側の下部において、背部材58の連結凸部186を嵌入するための連結凹部196を、向こう側に向けて開口するように、穿設されている。
【0047】
第1側部材54 は、天部材50、底部材52及び背部材58との連結を確実にするために、例えば、連結凹部190、192、194、及び196の上部に引っ掛け突起ないしは引っ掛け突条を設けて、天部材50,底部材52、及び背部材58の引っ掛け凹部に引っ掛けるようにしてもよい。
あるいは、天部材50、底部材52及び背部材58は、第1側部材54との連結を確実にするために、連結凸部156,158,166,168,180,182,184及び186の周囲に引っ掛け突起ないしは引っ掛け突条を設けて、第1側部材54の引っ掛け凹部に引っ掛けるようにしてもよい。
【0048】
この発明の突設の形態においては、連結凹部190及び194の上に引っ掛け突条190a及び194aが突設され、連結凸部180及び184、に引っ掛け突条190a及び194aを嵌入するための引っ掛け凹条180a及び184aを穿設されている。(
図10C参照)。
この発明の突設の形態においては、連結凹部192及び196の下に、引っ掛け突条192a及び196aが突設され、連結凸部182及び186に、引っ掛け突条192a及び196aを嵌入するための引っ掛け凹条182a及び186aを穿設されている。(
図10C参照)。
【0049】
第1側部材54は、引き出し16を、摺動させるための直線状の案内部300を備える。案内部300は、上段、中段、下段の引き出し16を嵌め込めるように、複数段(上段、中段、下段)並列して設けられている。
第2側部材56は、引き出し16を、摺動させるための直線状の案内部310を備える。案内部310は、上段、中段、下段の引き出し16を嵌め込めるように、複数(上段、中段、下段と)並列して設けられている。
案内部300及び案内部310は、それぞれ同一間隔で形成され、案内部300及び案内部310とは収容部14を挟んで向き合っている。
【0050】
天部20は、本ケース10を積み重ねたときに、上段のケース10がずれないようにするための積み重ね凸部90を突設されている。
底部22は、本ケース10を積み重ねたときに、下段のケース10をずれないようにするための積み重ね凹部92を凹設されている。
【0051】
次に、ケース10の組み立て方法について、主として
図8ないし10に基づいて、説明する。
第1側部材54と第2側部材56とは、引き出し16を入れる幅をおいて、平行に起立させる。
【0052】
背部材58は、第1側部材54及び第2側部材56の向こう側において、それらの間に起立させる。背部材58は、その一方端が、収容部14側の面において収容部14側に向けて突設された連結凸部180及び182を、第1側部材54の収容部14側に穿設された連結凹部190および192に嵌合して、第1側部材54に取り付けられる。
背部材58は、第1側部材54及び第2側部材56の向こう側において、それらの間に起立させる。背部材58は、その他方端が、収容部14側の面において収容部14側に向けて突設された連結凸部184及び186を、第2側部材56の収容部14側に穿設された連結凹部194及び196に嵌合して、第2側部材56に取り付けられる。
【0053】
天部材50は、第1側部材54及び第2側部材56の手前上側において、第1側部材54と第2側部材56の間に架け渡されて、連結凸部156を第1側部材54の連結凹部170に、連結凸部158を第2側部材56の連結凹部172に嵌合して取り付けられる。
【0054】
底部材52は、第1側部材54及び第2側部材56の手前下側において、第1側部材54と第2側部材56との間に架け渡されて、連結凸部166を第1側部材54の連結凹部174に、連結凸部168を第2側部材56の連結凹部176に嵌合して取り付けられる。
【0055】
背部材58は、第1側部材54及び第2側部材56の向こう側において、第1側部材54と第2側部材56との間に架け渡され、第1側部材54及び第2側部材56と直交するように取り付けられる。
背部材58と第1側部材54及び第2側部材56とは、略々同じ高さであって、背部材58の上面部140と第1側部材54及び第2側部材56の上面(天部20)とは、略々同じ高さで揃うとともに、背部材58の底面部144と第1側部材54及び第2側部材56の下面(底部22)とは、略々同じ平面状に揃う。
【0056】
天部材50は、第1側部材54及び第2側部材56の手前側において、第1側部材54と第2側部材56との間に架け渡され、第1側部材54及び第2側部材56と直交するように取り付けられる。
天部材50と第1側部材54及び第2側部材56とは、略々同じ高さであって、天部材50の天部20と第1側部材54及び第2側部材56の上面(天部20)とは、略々同じ高さで揃う。
【0057】
底部材52は、第1側部材54及び第2側部材56の手前側において、第1側部材54と第2側部材56との間に架け渡され、第1側部材54及び第2側部材56と直交するように取り付けられる。
底部材52の底部22と第1側部材54及び第2側部材56の下面(底部22)とは、略々同じ平面状に揃う。
【0058】
天部材50は、背部材58の上面(天部20)と略々同じ高さ位置において、その前面部152と背部材58の向こう側の面とが平行となるように第1側部材54及び第2側部材56に取り付けられる。
【0059】
底部材52は、背部材58の上面(底部22)と略々同じ高さ位置において、その前面部162と背部材58の向こう側の面とが平行となるように第1側部材54及び第2側部材56に取り付けられる。
【0060】
天部材50の前面部152と底部材52の前面部162とが、揃い、且つ天部材50の上面部140と底部材52の下部(底部22)とが平行になるように、天部材50及び底部材52は、第1側部材54及び第2側部材56の手前に取り付けられる。
【0061】
天部材50の内側の色彩部材保持部30aと背部材58の内側の色彩部材保持部30aとは、略々平行であって、第1側部材54の内側の色彩部材保持部30aと第2側部材56の内側の色彩部材保持部30aとは略々平行であり、略々方形の第1空間部30が形成される。
【0062】
第1側部材54及び、第2側部材56の手前側において架け渡された、天部材50及び底部材52と、第1側部材54及び第2側部材56の向こう側において架け渡された背部材58と、天部材50及び底部材52並びに背部材58の内に立設された第1側部材54及び第2側部材56とによって、略々直方体状のケース本体12が形成される。
【0063】
天部色彩部材100は、その嵌合凸部210を天部材50の嵌合孔60に嵌合され、且つ底部材52の嵌合孔70に嵌合されて、天部材50、底部材52及び/側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に取り付ける。
天部色彩部材200は、第1空間部30に嵌入して、該折り曲げられた脚部224及び脚部226の領域を、側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に接し合わし、且つ、前記係合孔220及び222に側部材(第1側部材54及び第2側部材56)に形成された係合凸部80及び82を係合させて、天部材50及び側部材(第1側部材54及び第2側部材56)の収容部14側に取り付ける。
天部色彩部材200は、天部材50、底部材52、第1側部材54及び第2側部材56の外表面より若干内側に入った位置で、枠状の空間部30に嵌め込まれ、上面壁を構成する垂直面状の外壁を形成する。
【0064】
第1側部色彩部材230は、第2空間部32に嵌入して、その嵌合凸部240、その嵌合凸部242、その嵌合凸部246及び嵌合凸部248を、側部材(第1側部材54)の前嵌合孔120、後嵌合孔122、上嵌合孔126及び下嵌合孔130に嵌合して、側部材(第1側部材54)の第2空間部32収容部14側に取り付けられる。
第1側部色彩部材230は、天部材50、底部材52、第1側部材54及び第2側部材56の外表面より若干内側に入った位置で、枠状の空間部32に嵌め込まれ、側面壁を構成する垂直面状の外壁を形成する。
第2側部色彩部材250は、第2空間部32に嵌入して、その嵌合凸部260,嵌合凸部262、嵌合凸部266及び嵌合凸部268を、側部材(第2側部材56)の前嵌合孔130,後嵌合孔132,上嵌合孔136及び下嵌合孔138に嵌合して、側部材(第2側部材56)の第2空間部32側の収容部14側に取り付けられる。
第2側部色彩部材250は、天部材50、底部材52、第1側部材54及び第2側部材56の外表面より若干内側に入った位置で、枠状の第2空間部32に嵌め込まれ、側面壁を構成する垂直面状の外壁を形成する。
【0065】
前記実施の形態のケース10は、色彩部材が、天部20、第1側部24及び第2側部26に嵌め込まれているが、この発明の思想に基づき、ケース10のその他の部位に色彩の変化を与えるようにしてもよい。
例えば、背部28又は底部22にも第1空間部30及び第2空間部32と同じような構造の空間部を形成して、該空間部に天部色彩部材200及び第1側部色彩部材230(第2側部色彩部材250)と同じような構造の色彩部材を嵌め込み、背部28及び底部22の色彩に変化を与えるようにしてもよい。
具体的には、背部材58の中央に空間部を穿設し、その空間部の口縁の近傍の色彩部材保持部に色彩部材を嵌め込む。
あるいは、底部材52と背部材58との間に空間部を形成し、その空間部の口縁の近傍の色彩部材保持部に色彩部材を嵌め込む。