【文献】
Ericsson et al.,Multi-cell periodic CSI transmission,3GPP TSG-RAN WG1 #69 R1-121986,3GPP,2012年 5月21日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末装置が、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数Cと、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数Aや、前記Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断することは、
前記端末装置は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断し、
或いは、
前記端末装置は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断することを特徴とする請求項1に記載のアップリンク制御情報(UCI)の伝送方法。
前記基地局が、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数Cと、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数Aや、前記Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断することは、
前記基地局は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断し、
または、
前記基地局は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断することを特徴とする請求項9に記載のアップリンク制御情報(UCI)の伝送方法。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の目的、技術案及びメリットを明確にするため、以下、図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。
【0022】
従来、PUCCH format3の最大搬送ビット数は22であり、
図1に示すように、1つのキャリアのCSIの最大ビット数は11であることがわかる。ACK/NACKと、周期CSIとを同時に伝送する場合、ACK/NACK及びCSIの具体的な伝送ビットをいかなる確定し、format3の最大搬送ビット数を超えないようにするのは、解決しようとする課題であり、従来は、明確な解決案は案出できていない。
【0023】
LTE-A Rel-11 CAシステムにおいて、PUCCH format 3をサポートするUEは、PUCCH format 3で複数のアグリゲーションキャリアのACK/NACK情報及び1つのキャリアの周期CSIを同時伝送することをサポートするが、同時伝送する際のACK/NACK及びCSIの搬送ビット分割方法はまだ明確になっていない。
【0024】
このような欠陥を解決するために、本発明に係る実施例はUCIの伝送方法を提供する。PUCCH format3伝送案且つマルチキャリアのACK/NACK及び周期CSIのPUCCHにおける同時伝送をサポートするUEは、現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数Aと、第1種UCIが現在サブフレームにおける伝送ビット数とに基づいて、第1種UCIと同時に伝送する第2種UCIの伝送ビット数を動的に確定することができる。即ち、現在サブフレームにおいて同時に伝送するACK/NACKの伝送ビット数及びCSIの伝送ビット数を動的に確定でき、伝送ビット数の和がAを超えない要件を満たすようになる。
【0025】
図2は本発明に係る実施例のUCIの伝送方法のフローチャート図である。当該方法は、ステップS201と、ステップS202と、ステップS203と、ステップS204と、ステップS205とを備える。
ステップS201において、端末装置は、ACK/ NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bmin及び/または最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0026】
実用の場合、本ステップは具体的に以下のように行う。
前記端末装置は、設定キャリア数Nと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数1により、前記Bminを確定する。
【0028】
前記端末装置は、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数2により、前記Bmaxを確定する。
【0030】
ここで、C
iの値は、以下の規則に従い、
シングルコード名伝送のキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送のキャリアの場合、C
iは2であり、或いは、
【0031】
シングルコード名伝送、またはマルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用するキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用しないキャリアの場合、C
iは2であり、
【0032】
M
iは、キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数を示し、その値は以下の規則に従い、周波数分割複信(FDD)システムの場合、M
iは1であり、時分割複信(TDD)システムの場合、異なるアグリゲーションキャリアに対応するM
iの値は、同一であるか、異なる。
【0033】
ステップS202において、前記端末装置は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのチャネル状態情報CSIの報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数Cと、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数Aや、前記Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0034】
前記端末装置の判断結果がC>A-Bminである場合、ステップS203を執行する。
【0035】
前記端末装置の判断結果がC≦A-Bmaxである場合、ステップS204を執行する。
【0036】
前記端末装置の判断結果が他の結果である場合、ステップS205を執行する。
【0037】
ここで、前記閾値ビット数Aは、既定値であるか、上位層シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングにより通知した値である。ここで、前記Aは、正の整数であり、且つ、Aは、現在サブフレームにおける、ACK/NACKフィードバック情報及びCSIフィードバック情報を同時に伝送するアップリンク伝送案の最大搬送ビット数より大きくないか、Aは、前記アップリンク伝送方案の最大搬送ビット数とSRビット数の差である。
【0038】
ここで、説明すべくのは、Cのコンテンツによって、当該ステップは具体的に2つの場合に分けて説明する。
【0039】
〈場合1〉
前記端末装置は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、且つ、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。即ち、この際、Cは、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealである。
【0040】
〈場合2〉
前記端末装置は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、且つ、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。即ち、この際、Cは、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxである。
【0041】
ここで、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxは、以下で説明する。
【0042】
RI値をベースにして報告するCSI報告タイプの場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxは、当該CSI報告タイプにおける、現在設定状態の異なるRI値に対応するフィードバックビット数の最大値である。具体的な処理シナリオにおいて、現在設定は、具体的にCSIフィードバックモード及び/またはアンテナポート設定等情報を含む。
【0043】
他のCSI報告タイプの場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxは、実際フィードバックビット数である。
【0044】
さらに説明すべくのは、前記A値は、事前に定義(シグナリング通知がいらない)した値であるか、または上位層シグナリングや、PDCCHシグナリングにより通知された値である。当該値はPUCCH formatの最大搬送ビット数、またはPUCCH formatの最大搬送ビット数とSRビット数(1ビット)の差を超えないいずれの正の整数である。
【0045】
また、実用される場合、前記端末装置は下記の仕様でダウンリンクキャリアを選択する。
【0046】
仕様1
前記端末装置は、CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、複数のダウンリンクキャリアが同時に最高優先レベルCSI報告タイプを有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0047】
仕様2
前記端末装置は、直接にキャリア番号に基づいて、最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0048】
仕様3
前記端末装置は、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0049】
仕様4
前記端末装置は、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。
【0050】
仕様5
前記端末装置は、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定し、CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0051】
仕様6
前記端末装置は、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定し、且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0052】
具体的な処理シナリオにおいて、上述のどちらの仕様を採用するのかは、実のニーズに応じて設定する。このような変動は本発明の保護範囲に影響を及ぼさない。
【0053】
さらに説明すべくのは、上述仕様3、仕様4、仕様5及び仕様6において、前記端末装置が、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する場合、前記端末装置により確定したダウンリンクキャリア集合が空集合であれば、前記端末装置は、C>A-Bminであると直接に判断する。即ち、ステップS203を執行する。
【0054】
ステップS203において、前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0055】
ステップS202の場合1に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
【0056】
前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0057】
ステップS202の場合2に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
【0058】
前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0059】
ステップS204において、前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、対応のビットのCSIフィードバック情報とを生成して、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0060】
ステップS202の場合1に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
【0061】
前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを生成して、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0062】
ステップS202の場合2に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
【0063】
前記端末装置は、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを生成して、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを伝送する。
【0064】
ここで、C
type_maxビットのCSIフィードバック情報の生成は、以下で詳細に説明する。
【0065】
前記端末装置は、CrealビットのCSIフィードバック情報を生成する。
【0066】
CrealがCtype_maxより小さい場合、前記端末装置は、前記CrealビットのCSIフィードバック情報後に、Ctype_max-Crealビットのプレースホルダーを補充し、プレースホルダー補充後のCSIフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報として確定する。実用の場合、前記プレースホルダーは、端末装置及び基地局により事前に設定した固定値であり、0また1であるこtができ、好ましくは、事前に0に設定する。
【0067】
CrealがCtype_maxより小さくない場合、前記端末装置は、実際に生成したCrealビットのCSIフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報に確定する。
【0068】
ステップS205において、前記端末装置は、対応するビットのCSIフィードバック情報を生成し、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した、空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを、同時に伝送する。
【0069】
ステップS202の場合1に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
前記端末装置は、CrealビットのCSIフィードバック情報を生成する。全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Crealの値を超えない。
【0070】
ステップS202の場合2に応じる当該ステップの具体的な処理は以下通りである。
前記端末装置は、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報を生成し、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを、同時に伝送する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Ctype_maxの値を超えない。
【0071】
ここで、C
type_maxビットのCSIフィードバック情報の生成は以下で詳細に説明する。
【0072】
前記端末装置は、CrealビットのCSIフィードバック情報を生成する。
【0073】
CrealがCtype_maxより小さい場合、前記端末装置は、前記CrealビットのCSIフィードバック情報後に、Ctype_max-Crealビットのプレースホルダーを補充し、プレースホルダー補充後のCSIフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報として確定する。実用の場合、前記プレースホルダーは、端末装置及び基地局により事前に設定した固定値であり、0また1であるこtができ、好ましくは、事前に0に設定する。
【0074】
CrealがCtype_maxより小さくない場合、前記端末装置は、実際に生成したCrealビットのCSIフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報に確定する。
【0075】
さらに説明すべくのは、前記現在サブフレームが、スケジューリング・リクエスト(SR)伝送サブフレームである場合、前記端末装置は、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報を伝送するか、生成したACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送するか、または生成した、空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを、同時に伝送する。具体的に、以下のようである。
【0076】
前記端末装置は、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、1ビットSRとを伝送するか、または、生成したACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報と、1ビットSRとを同時に伝送するか、または、生成した、空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報と、1ビットSRとを同時に伝送する。
【0077】
また、基地局側においても、前述テップS201及びステップS202と類似する判断処理を行い、且つ判断結果に基づいて、UCIの受信仕様及びビット数を確定する。具体的な処理仕様は、端末装置側と類似するが、判断結果に基づいて対応のUCIを生成せず、端末装置が現在サブフレームにおいてUCIを報告する形式及びビット数を直接に確定し、対応の確定結果に基づいて、UCIを受信する。具体的な処理過程は上記の説明と類似するため、その以上説明しない。
【0078】
従来技術と比べ、本発明に係る実施例の技術案は以下のメリットを有する。
本発明に係る実施例の技術案を実施することにより、現在サブフレームに対応するチャネル・リソースにおいて、同時伝送ACK/NACK及び周期CSIの同時伝送方法を実現できる。現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数と、ACK/NACKの現在サブフレームにおける最大及び最小フィードバックビット数とに基づいて、第1種UCIと同時に伝送する第2種UCIの伝送ビット数を動的に確定し、同時に伝送するUCIビットの和が、現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数を超えないことを確保できる。ACK/NACK合併とCSI放棄をなくべく防ぎ、アップリンク情報伝送の正確性及び整合性を最大限に確保する。
【0079】
以下、実用のシナリオと結合して、本発明に係る実施例の技術案を説明する。
【0080】
実用のシナリオにおいて、処理過程を簡単かするため、前述のステップS201のパラメータ確定と類似する過程において、すべてのパラメータを一回で確定しなくてもよく、パラメータを確定する順番の違いに応じて、処理過程もそれぞれとなる。
【0081】
さらに、ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数のコンテンツの違いに応じて、処理過程もそれぞれとなる。以下で詳細に説明する。
【0082】
実施例1
AとBminに基づいて最初の判断を行い、判断用のフィードバックビット数は、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealである。
【0083】
図3は、本発明に係る実施例1のUCIの伝送方法を示す図であり、以下のステップを備える。
【0084】
ステップS301において、UEは、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bminを確定する。
【0085】
ここで、B
minの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0086】
ステップS302において、UEは、CSI報告タイプ優先レベル及び/またはキャリア番号に基づいて、1つのダウンリンクキャリアを選択し、当該ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数がA-Bminを超えるかを判断する。即ち、Creal>A-Bminが成り立つかを判断する。
【0087】
ここで、Aは、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数である。
【0088】
当該ステップが終了後、判断結果に基づいて、現在サブフレームにおいて伝送するACK/NACKフィードバック情報、または、ACK/NACKおよびCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記フィードバック情報を伝送する。
【0089】
判断結果が「YES」である場合、UEは、現在サブフレームにおいてCSIを伝送しないと確定し、且つステップS303を執行する。
【0090】
判断結果が「NO」である場合、UEは、ステップS305を執行する。
【0091】
ステップS303において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0092】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0093】
ステップS304において、UEは、ACK/NACKの対応のチャネル・リソースにおいて、前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0094】
ステップS305において、UEは、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットのCSIフィードバック情報を生成し、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0095】
ステップS306において、UEは、前記ダウンリンクキャリアの前記CSIフィードバックビット数CrealがA-Bmaxを超えるかを判断する。
【0096】
判断結果が「YES」である場合、ステップS307を執行する。
【0097】
判断結果が「NO」である場合、ステップS309を執行する。
【0098】
ステップS307において、UEは、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して、空間合併を行い、空間合併後のACK/NACKフィードバックビット数がA-Crealを超えないようにする。
【0099】
ステップS308において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0100】
ステップS309において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0101】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0102】
ステップS310において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0103】
実施例2
AとB
minに基づいて最初の判断を行う。判定用のフィードバックビット数は、CSI報告タイプの最大フィードバックビット数Ctype_maxである。
【0104】
図4は、本発明に係る実施例2のUCIの伝送方法を示す図であり、以下のステップを備える。
【0105】
ステップS401において、UEは、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bminを確定する。
【0106】
ここで、B
minの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0107】
ステップS402において、UEは、CSI報告タイプ優先レベル及び/またはキャリア番号に基づいて、1つのダウンリンクキャリアを選択し、当該ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数がA-Bminを超えるかを判断する。即ち、Ctype_max>A-Bminが成立するかを判断する。
【0108】
ここで、Aは、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数である。
【0109】
当該ステップが終了後、判断結果に基づいて、現在サブフレームにおいて伝送するACK/NACKフィードバック情報、または、ACK/NACKおよびCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記フィードバック情報を伝送する。
【0110】
判断結果が「YES」である場合、UEは、現在サブフレームにおいてCSIを伝送しないと確定し、ステップS403を執行する。
【0111】
判断結果が「NO」である場合、UEは、ステップS405を執行する。
【0112】
ステップS403において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0113】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0114】
ステップS404において、UEは、ACK/NACKの対応のチャネル・リソースにおいて、前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0115】
ステップS405において、UEは、現在サブフレームにおいて伝送すべき前記選択したダウンリンクキャリアのCSIの伝送ビット数がCtype_maxであると確定し、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットの実際SIフィードバック情報を生成し、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0116】
ステップS406において、UEは、C
real=C
type_maxが成立するかを判断する。
【0117】
判断結果が「YES」である場合、ステップS407を執行する。
【0118】
判断結果が「NO」である場合、ステップS412を執行する。
【0119】
ステップS407、UEは、前記ダウンリンクキャリアの前記CSIフィードバックビット数CrealがA-Bmaxを超えるかを判断する。
【0120】
判断結果が「YES」である場合、ステップS408を執行する。
【0121】
判断結果が「NO」である場合、ステップS410を執行する。
【0122】
ステップS408において、UEは、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して、空間合併を行い、空間合併後のACK/NACKフィードバックビット数がA-Crealを超えないようにする。
【0123】
ステップS409において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0124】
ステップS410において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0125】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0126】
ステップS411において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0127】
ステップS412において、UEは、生成したC
realビットの実際SIフィードバックビット数後に、Ctype_max-Crealビットの0を補充し、0を補充後のCtype_maxビットのCSIフィードバック情報を、現在サブフレームにおいてUEにより伝送すべきCSIフィードバック情報とする。
【0128】
ステップS413において、UEは、前記ダウンリンクキャリアの前記CSIフィードバックビット数C
type_maxがA-Bmaxを超えるかを判断する。
【0129】
判断結果が「YES」である場合、ステップS414を執行する。
【0130】
判断結果が「NO」である場合、ステップS416を執行する。
【0131】
ステップS414において、UEは、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して、空間合併を行い、空間合併後のACK/NACKフィードバックビット数がA-Ctype_maxを超えないようにする。
【0132】
ステップS415において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0133】
ステップS416において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0134】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0135】
ステップS417において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0136】
実施例3
AとBmaxとに基づいて最初の判断を行い、判定用のフィードバックビット数は、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealである。
【0137】
図5は、本発明に係る実施例1のUCIの伝送方法を示す図であり、以下のステップを備える。
【0138】
ステップS501において、UEは、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0139】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0140】
ステップS502において、UEは、CSI報告タイプ優先レベル及び/またはキャリア番号に基づいて、1つのダウンリンクキャリアを選択し、当該ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数がA-Bmaxを超えるかを判断する。即ち、C
real>A-B
maxが成立するかを判断する。
【0141】
ここで、Aは、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数である。
【0142】
当該ステップが終了後、判断結果に基づいて、現在サブフレームにおいて伝送するACK/NACKフィードバック情報、または、ACK/NACKおよびCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記フィードバック情報を伝送する。
【0143】
判断結果が「NO」である場合、UEは、ステップS503を執行する。
【0144】
判断結果が「YES」である場合、UEはステップS505を執行する。
【0145】
ステップS503において、UEは、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットのCSIフィードバック情報を生成し、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0146】
ステップS504において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0147】
ステップS505において、UEは、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットのCSIフィードバック情報を生成し、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数B
minを確定する。
【0148】
ステップS506において、UEは、前記ダウンリンクキャリアの前記CSIフィードバックビット数C
realがA-Bminを超えるかを判断する。
【0149】
判断結果が「YES」である場合、UEは、現在サブフレームにおいてCSIを伝送しないと確定し、ステップS507を執行する。
【0150】
判断結果が「NO」である場合、ステップS509を執行する。
【0151】
ステップS507において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0152】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0153】
ステップS508において、UEは、ACK/NACKの対応のチャネル・リソースにおいて、前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0154】
ステップS509において、UEは、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して、空間合併を行い、空間合併後のACK/NACKフィードバックビット数がA-Crealを超えないようにする。
【0155】
ステップS510において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0156】
実施例4
AとBmaxとに基づいて最初の判断を行い、判定用のフィードバックビット数は、CSI報告タイプの最大フィードバックビット数Ctype_maxである。
【0157】
図6は、本発明に係る実施例4のUCIの伝送方法を示す図であり、以下のステップを備える。
【0158】
ステップS601において、UEは、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0159】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0160】
ステップS602において、UEは、CSI報告タイプ優先レベル及び/またはキャリア番号に基づいて、1つのダウンリンクキャリアを選択し、当該ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数がA-Bmaxを超えるかを判断する。即ち、C
type_max>A-B
max成立するかを判断する。
【0161】
ここで、Aは、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数である。
【0162】
当該ステップが終了後、判断結果に基づいて、現在サブフレームにおいて伝送するACK/NACKフィードバック情報、または、ACK/NACKおよびCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記フィードバック情報を伝送する。
【0163】
判断結果が「
YES」である場合、UEは、ステップS603を執行する。
【0164】
判断結果が「
NO」である場合、UEは、ステップS613を執行する。
【0165】
ステップS603において、UEは、ACK/NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bminを確定する。
【0166】
ここで、B
minの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0167】
ステップS604において、UEは、C
type_max>A-B
minが成立するかを判断する。
【0168】
判断結果が「NO」である場合、S605を執行する。
【0169】
判断結果が「YES」である場合、ステップS611を執行する。
【0170】
ステップS605において、UEは、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して、空間合併を行い、空間合併後のACK/NACKフィードバックビット数がA-Ctype_maxを超えないようにする。
【0171】
ステップS606において、UEは、現在サブフレームにおいて伝送すべき前記選択したダウンリンクキャリアのCSIの伝送ビット数がCtype_maxであると確定し、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットの実際SIフィードバック情報を生成する。
【0172】
ステップS607において、UEは、C
real=C
type_maxが成立するかを判断する。
【0173】
判断結果が「NO」である場合、ステップS608を執行する。
【0174】
判断結果が「YES」である場合、ステップS610を執行する。
【0175】
ステップS608において、UEは、生成したC
realビットの実際SIフィードバックビット数後に、Ctype_max-Crealビットの0を補充し、0を補充後のCtype_maxビットのCSIフィードバック情報を、現在サブフレームにおいてUEにより伝送すべきCSIフィードバック情報とする。
【0176】
ステップS609において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを伝送する。
【0177】
ステップS610において、UE在ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0178】
ステップS611において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0179】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0180】
ステップS612において、UEは、ACK/NACKの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0181】
ステップS613において、UEは、設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成する。
【0182】
ここで、B
maxの計算数式は、前述のステップS201と同じであり、この以上説明しない。
【0183】
ステップS614において、UEは、現在サブフレームにおいて伝送すべき前記選択したダウンリンクキャリアのCSIの伝送ビット数がCtype_maxであると確定し、選択したダウンリンクキャリアのCrealビットの実際SIフィードバック情報を生成する。
【0184】
ステップS615において、UEは、C
real=C
type_maxが成立するかを判断する。
【0185】
判断結果が「NO」である場合、ステップS616を執行する。
【0186】
判断結果が「YES」である場合、ステップS618を執行する。
【0187】
ステップS616において、UEは、生成したC
realビットの実際SIフィードバックビット数後に、Ctype_max-Crealビットの0を補充し、0を補充後のCtype_maxビットのCSIフィードバック情報を、現在サブフレームにおいてUEにより伝送すべきCSIフィードバック情報とする。
【0188】
ステップS617において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxのACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0189】
ステップS618において、UEは、ACK/NACKまたはCSIの対応のチャネル・リソースにおいて、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0190】
上述の4つの実施例と対応するように、基地局側において、UEにより伝送したUCIを確定する必要があるため、基地局も上述の4つの実施例の規則に基づいて判断処理を行ることができるが、ただし、基地局自身が対応のUCIフィードバック情報を生成することではなく、UEにより報告したUCIのビット数及び対応の伝送リソースのみを確定し、対応のUCIの受信ができるようにする。ここで、説明を繰り返さない。また、これも同様に、本発明の保護範囲に属する。
【0191】
上述の各実施例の技術について、以下でさらに説明する。
【0192】
(1)RI値をベースにして報告するCSI報告タイプ(type1/1a/2/2a/2b/2c)の場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数は、当該CSI報告タイプの、現在アンテナポート構成において、異なるRI値に対応するフィードバックビット数の最大値である。他のCSI報告タイプ(type3/4/5/6)の場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数は、実際フィードバックビット数である。
【0193】
たとえば、type2報告タイプにおいて、表1に示すように、フィードバックモード1-1または1-2において、2アンテナポート伝送の端末の場合、RIが1であれば6ビットに対応し、RIが1より大きければ、8ビットに対応する。そうすると、2アンテナポート設定の場合、CSI報告タイプ2に対応する最大CSIフィードバックビット数は、8ビットであり、CSI報告タイプ2に対応する最大CSIフィードバックビット数は6ビットである。
【0194】
たとえば、type3報告タイプにおいて、具体的な報告ビット数はRI値と関わらない。選択したダウンリンクキャリアが現在サブフレームにおいて4層(layer)伝送である場合、当該CSI報告タイプの実際ビットは2ビットであり、CSI報告タイプ3に対応する最大及び最小CSIフィードバックビット数は、ともに2ビットである。
【0195】
(2)伝送する前記UCIのPUCCH formatは、PUCCH format2、3であってもよいし、他の新しく定義した大容量PUCCH formatであってもよい。たとえば、PUSCH伝送構成に基づくPUCCH format。
【0196】
前記PUCCH formatがformat3である場合、前記PUCCH format3チャネル・リソースは、ACK/NACKに対応するチャネル・リソース、または周期CSIに対応するチャネル・リソースであることができる。
【0197】
好ましくは、ACK/NACKがPUCCH format3で伝送するように設定される場合、前記PUCCH format3チャネル・リソースは、ACK/NACKに対応するチャネル・リソースであることができる。ACK/NACKがPUCCH format1b with ChAnnel seleCtionで伝送するように設定される場合、前記PUCCH format3チャネル・リソースは、CSIに対応するチャネル・リソースであることができる。
【0198】
(3)上述のように、前記A値は、事前に定義(シグナリング通知がいらない)した値であるか、または上位層シグナリングや、PDCCHシグナリングにより通知された値である。当該値はPUCCH formatの最大搬送ビット数、またはPUCCH formatの最大搬送ビット数とSRビット数の差を超えないいずれの正の整数である。
【0199】
前記PUCCH formatがformat3である場合、以下の例を挙げる。
【0200】
判定用のフィードバックビット数がCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealである場合、Aを事前に21または22に設定するか、または、SR伝送サブフレームにおいて、Aを事前に21に設定し、非SR伝送サブフレームにおいて、Aを事前に22に設定する。
【0201】
判定用のフィードバックビット数がCSI報告タイプの最大フィードバックビット数Ctype_maxである場合、type3/4/5/6に対し、Aを事前に21またはAを事前に22に設定する。または、SR伝送サブフレームにおいて、Aを事前に21に設定し、非SR伝送サブフレームにおいて、Aを事前に22に設定する。type3/4/5/6以外のtypeに対し、ACK/NACKフィードバックビット数と、CSIフィードバックビット数とに基づいて、事前に設定するか、または上位層シグナリングや、PDCCHシグナリングにより通知された1つの21または22ビットを超えないいずれの正の整数値である。
【0202】
または、すべてのCSI reporting typeに対し、1つのサブフレームにおいてフィードバックするACK/NACKビット数A1に基づいて、CSI reporting typeの最大フィードバックビット数がA2であり、Aをmin(A1+A2,22)にするか、またはAをmin(A1+A2,22-ASR)にするか、またはAをmin(A1+A2,22)またはmin(A1+A2,22-ASR)を超えないいずれの正の整数にするように、事前に設定するか、またはシグナリングにより設定する。ここで、ASRは、SRビット数であり、SRサブフレームにおいて事前に1に設定し、非SRサブフレームにおいて事前に0し、または、すべてのサブフレームにおいて1または0に設定する。
【0203】
さらに説明すべくのは、上述各実施例の方法は、同様に、intra-band CAと、inter-band CAに適用でき、且つinter-bandの場合、異なるTDDアップリンク/ダウンリンク構成を採用するキャリアアグリゲーションシナリオにも適用できる。
【0204】
また、上述各実施例の方法は、複数のキャリアが設定されたUE、及び1つのキャリアが設定されたUEにも適用される。
【0205】
上述各実施例の方法は、同様にFDDと、TDDシステムにも適用できる。
【0206】
従来技術と比べ、本発明に係る実施例の技術案は以下のメリットを有する。
【0207】
本発明に係る実施例の技術案を実施することにより、現在サブフレームに対応するチャネル・リソースにおいて、同時伝送ACK/NACK及び周期CSIの同時伝送方法を実現できる。現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数と、ACK/NACKの現在サブフレームにおける最大及び最小フィードバックビット数とに基づいて、第1種UCIと同時に伝送する第2種UCIの伝送ビット数を動的に確定し、同時に伝送するUCIビットの和が、現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数を超えないことを確保できる。ACK/NACK合併とCSI放棄をなくべく防ぎ、アップリンク情報伝送の正確性及び整合性を最大限に確保する。
【0208】
本発明に係る実施例の技術を実施するため、本発明に係る実施例は、端末装置をさらに提供し、その構造は
図7に示すように、以下のモジュールを備える。
【0209】
確定モジュール71は、ACK/ NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bmin及び/または最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0210】
判断モジュール72は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数Cと、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数Aや、前記Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0211】
処理モジュール73は、前記判断モジュール72の判断結果がC>A-B
minである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0212】
前記判断モジュール72の判断結果がC≦A-B
maxである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CビットのCSIフィードバック情報とを生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0213】
前記判断モジュール72の判断結果が他の結果である場合、CビットのCSIフィードバック情報を生成し、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Cの値を超えない。
【0214】
以下、前記確定モジュール71に対して説明する。
【0215】
設定キャリア数Nと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数1により、前記Bminを確定する。
【0216】
及び/または、
設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数2により、前記Bmaxを確定する。
【0218】
ここで、C
iの値は、以下の規則に従い、
【0219】
シングルコード名伝送のキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送のキャリアの場合、C
iは2である。
【0220】
或いは、シングルコード名伝送、またはマルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用するキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用しないキャリアの場合、C
iは2である
【0221】
M
iは、キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数を示し、その値は以下の規則に従い、周波数分割複信(FDD)システムの場合、M
iは1であり、時分割複信(TDD)システムの場合、異なるアグリゲーションキャリアに対応するM
iの値は、同一であるか、異なる。
【0222】
ここで、説明すべくのは、前記判断モジュール72は、以下のように用いられる。
【0223】
1つのダウンリンクキャリアを選択し、且つ、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0224】
1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0225】
ある実用のシナリオにおいて、前記判断モジュール72が、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数C
realと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する場合、前記処理モジュール73は以下のように動作する。
【0226】
前記判断モジュール72の判断結果がC
real>A-B
minである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0227】
前記判断モジュール72の判断結果がC
real≦A-B
maxである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、C
realビットのCSIフィードバック情報とを生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。
【0228】
前記判断モジュール72の判断結果が他の結果である場合、CrealビットのCSIフィードバック情報を生成し、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に伝送する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Crealの値を超えない。
【0229】
他のシナリオにおいて、前記判断モジュール72が、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する場合、前記処理モジュール73は、以下のように動作する。
【0230】
前記判断モジュール72の判断結果がC
type_max>A-B
minである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を伝送する。
【0231】
前記判断モジュール72の判断結果がC
type_max≦A-B
maxである場合、BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを生成し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを伝送する。
【0232】
前記判断モジュール72の判断結果が他の結果である場合、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報を生成し、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行い、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを、同時に伝送する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Ctype_maxの値を超えない。
【0233】
ここで、前記判断モジュール72の判断結果がC
type_max≦A-B
max、または他の結果である場合、前記処理モジュール73は、下記の仕様で、C
type_maxビットのCSIフィードバック情報を生成する。
【0234】
CrealビットのCSIフィードバック情報を生成する。
【0235】
CrealがCtype_maxより小さい場合、前記C
realビットのCSIフィードバック情報後に、Ctype_max-Crealビットのプレースホルダーを補充し、プレースホルダー補充後のCSIフィードバック情報を、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報として確定する。
【0236】
C
real=C
type_maxである場合、実際に生成したCrealビットのCSIフィードバック情報が前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報として確定する。
【0237】
ここで、説明すべくのは、前記判断モジュール72は、以下のように動作する。
【0238】
CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、複数のダウンリンクキャリアが同時に最高優先レベルCSI報告タイプを有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0239】
或いは、直接キャリア番号に基づいて、最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0240】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定し、CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0241】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0242】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0243】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0244】
具体的に、前記判断モジュール72が、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定するか、または、前記判断モジュール72がM現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する場合、前記判断モジュール72は、以下のように動作する。
【0245】
判断モジュール72は、確定したダウンリンクキャリア集合が空集合であると判断すれば、直接にC>A-B
minと判断する。
【0246】
他のシナリオにおいて、前記確定モジュール71は以下のように動作する。
【0247】
ランク指示RI値に基づいて報告するCSI報告タイプの場合、確定前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxが、前記CSI報告タイプにおいて現在設定した異なるRI値に対応するフィードバックビット数の最大値であると確定する。
【0248】
他のCSI報告タイプの場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxは、実際フィードバックビット数であると確定する。
【0249】
ここで、前記現在サブフレームが、スケジューリング・リクエスト(SR)伝送サブフレームである場合、前記処理モジュール73は、以下のように確定する。
【0250】
現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、生成した前記ACK/NACKフィードバック情報と、1ビットSRとを伝送し、または、生成したACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報と、1ビットSRとを同時に伝送するか、または、生成した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報と、1ビットSRとを同時に伝送する。
【0251】
さらに、前記確定モジュール71は、事前設定、または上位層シグナリングや、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHシグナリングにより取得した設定情報に基づいて、前記閾値ビット数Aを確定する。ここで、前記Aは、現在サブフレームにおける、ACK/NACKフィードバック情報及びCSIフィードバック情報を同時に伝送するアップリンク伝送案の最大搬送ビット数を超えない値であるか、または前記アップリンク伝送方案の最大搬送ビット数とSRビット数の差を越えないいずれの正の整数である。
【0252】
また、本発明に係る実施例の基地局の構造は、
図8に示すように、下記のモジュールを備える。
【0253】
確定モジュール81は、端末装置によりフィードバックしたACK/NACKの、現在サブフレームにおける最小フィードバックビット数Bmin及び/または最大フィードバックビット数Bmaxを確定する。
【0254】
判断モジュール82は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する、判断用のフィードバックビット数Cと、現在サブフレームにおけるUCの同時伝送の閾値ビット数Aや、前記Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0255】
処理モジュール83は、前記判断モジュール82の判断結果がC>A-B
minである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送したACK/NACKフィードバック情報を受信する。
【0256】
前記判断モジュール82の判断結果がC≦A-B
maxである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、CビットのCSIフィードバック情報とを確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送したACK/NACKフィードバック情報と、CSIフィードバック情報とを同時に受信する。
【0257】
前記判断モジュール82の判断結果が他の結果である場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するCビットのCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するACK/NACKフィードバック情報のビット数が、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報を空間合併した後のビット数であると確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報とを同時に受信する。
【0258】
前記確定モジュール81は、具体的に以下のように動作する。
【0259】
前記端末装置に対応する設定キャリア数Nと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数1により、前記Bminを確定する。
【0261】
及び/または、前記端末装置に対応する設定キャリア数Nと、各設定キャリアの伝送モードと、各キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数M
iとに基づいて、数2により、前記Bmaxを確定する。
【0263】
ここで、C
iの値は、以下の規則に従い、
【0264】
シングルコード名伝送のキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送のキャリアの場合、C
iは2である。
【0265】
或いは、シングルコード名伝送、またはマルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用するキャリアの場合、C
iは1であり、マルチコード名伝送であり、且つ空間合併を利用しないキャリアの場合、C
iは2である。
【0266】
M
iは、キャリアi上の、現在サブフレームにおいてACK/NACKをフィードバックすべきダウンリンクサブフレーム数を示し、その値は以下の規則に従い、FDDシステムの場合、M
iは1であり、TDDシステムの場合、異なるアグリゲーションキャリアに対応するM
iの値は、同一であるか、異なる。
【0267】
ここで、説明すべくのは、前記判断モジュール82は、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数Crealと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0268】
或いは、1つのダウンリンクキャリアを選択し、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する。
【0269】
ある実施シナリオにおいて、前記判断モジュール82が、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプの実際フィードバックビット数C
realと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する場合、前記処理モジュール83は、以下のように動作する。
【0270】
前記判断モジュール82の判断結果がC
real>A-B
minである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を受信する。
【0271】
前記判断モジュール82の判断結果がC
real≦A-B
maxである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、C
realビットのCSIフィードバック情報とを確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、C
realビットのCSIフィードバック情報とを同時に受信する。
【0272】
前記判断モジュール82の判断結果が他の結果である場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送されるCrealビットのCSIフィードバック情報を確定し、前記端末装置により伝送するACK/NACKフィードバック情報のビット数が、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報に対して空間合併を行った後のビット数であると確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CrealビットのCSIフィードバック情報とを同時に受信する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Crealの値を超えない。
【0273】
他の実用のシナリオにおいて、前記判断モジュール82が、前記ダウンリンクキャリアのCSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxと、Aや、Bmin及び/またはBmaxとの関係を判断する場合、前記処理モジュール83は、以下のように動作する。
【0274】
前記判断モジュール82の判断結果がC
type_max>A-B
minである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報を受信する。
【0275】
前記判断モジュール82の判断結果がCtype_max≦A-Bmaxである場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するBmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末により伝送した前記BmaxビットのACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを同時に受信する。
【0276】
前記判断モジュール82の判断結果が他の結果である場合、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するCtype_maxビットのCSIフィードバック情報を確定し、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するACK/NACKフィードバック情報のビット数が、全部または一部のマルチコード名伝送のダウンリンクキャリアのACK/NACKフィードバック情報を空間合併した後のビット数であると確定し、現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記確定したフィードバック情報ビット数に基づいて、前記端末装置により伝送した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報とを受信する。ここで、前記空間合併後のACK/NACKフィードバック情報のビット数は、A-Ctype_maxの値を超えない。
【0277】
ここで、前記判断モジュール82の判断結果がCtype_max≦A-Bmaxであるか、他の結果である場合、前記処理モジュール83は、下記の仕様で、現在サブフレームにおいて前記端末装置により伝送するC
type_maxビットのCSIフィードバック情報を確定する。
【0278】
前記端末装置がCrealビットのCSIフィードバック情報を生成することを確定する。
【0279】
CrealがCtype_maxより小さい場合、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報にCtype_max-Crealビットのプレースホルダーが含まれることを確定し、受信した前記C
type_maxビットのCSIフィードバック情報中の前のC
realビット情報と、前記ダウンリンクキャリアの実際SIフィードバック情報とする。
【0280】
C
real=C
type_maxである場合、前記基地局は、前記Ctype_maxビットのCSIフィードバック情報が、前記ダウンリンクキャリアの実際SIフィードバック情報であると確定する。
【0281】
ここで、説明すべくのは、前記判断モジュール82は、以下のように動作する。
【0282】
CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、複数のダウンリンクキャリアが同時に最高優先レベルCSI報告タイプを有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0283】
或いは、直接にキャリア番号に基づいて、最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0284】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0285】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0286】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。CSI報告タイプ優先レベルに基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合から、最高優先レベルCSI報告タイプを有するダウンリンクキャリアを1つ選択する。ここで、前記ダウンリンクキャリア集合における複数のキャリアが最高優先レベルCSI報告タイプを同時に有する場合、キャリア番号に基づいて、前記複数のキャリア中の最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0287】
或いは、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する。且つ、直接にキャリア番号に基づいて、前記ダウンリンクキャリア集合における最小キャリア番号を有するダウンリンクキャリアを選択する。
【0288】
具体的に、前記判断モジュール82が、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定するか、または前記判断モジュール82が、現在サブフレームにCSIフィードバックがあるダウンリンクキャリア中の、CSI報告タイプの実際フィードバックビット数がA-Bminビットを超えないダウンリンクキャリア集合を確定する場合、前記判断モジュール82は以下のように動作する。
【0289】
前記基地局により確定したダウンリンクキャリア集合が空集合である場合、C>A-Bminであると直接に判断する。
【0290】
他の実施シナリオにおいて、前記確定モジュール81は、以下のように動作する。
【0291】
RI値をベースにして報告するCSI報告タイプの場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数Ctype_maxが、当該CSI報告タイプにおける、現在設定状態の異なるRI値に対応するフィードバックビット数の最大値であると確定する。
【0292】
他のCSI報告タイプの場合、前記CSI報告タイプに対応する最大フィードバックビット数C
type_maxが、実際フィードバックビット数であると確定する。
【0293】
ここで、前記現在サブフレームが、スケジューリング・リクエスト(SR)伝送サブフレームである場合、前記処理モジュール83は、下記のように動作する。
【0294】
現在サブフレームにおける対応のチャネル・リソースにおいて、前記端末装置により伝送した前記ACK/NACKフィードバック情報和1ビットSRを受信するか、または前記端末装置により伝送したACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報和1ビットSRとを同時に受信するか、または、前記端末装置により伝送した空間合併後のACK/NACKフィードバック情報と、前記CSIフィードバック情報と、1ビットSRとを同時に受信する。
【0295】
さらに、前記確定モジュール81,さらに:事前設定に基づいて前記閾値ビット数Aを確定するか、または前記閾値ビット数Aを確定して、上位層シグナリングや、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHシグナリングにより、前記Aを、前記端末装置に割り当てる。 ここで、前記Aは、現在サブフレームにおける、ACK/NACKフィードバック情報及びCSIフィードバック情報を同時に伝送するアップリンク伝送案の最大搬送ビット数を超えない値であるか、または前記アップリンク伝送方案の最大搬送ビット数とSRビット数の差を越えないいずれの正の整数である。
【0296】
従来技術と比べ、本発明に係る実施例の技術案は以下のメリットを有する。
【0297】
本発明に係る実施例の技術案を実施することにより、現在サブフレームに対応するチャネル・リソースにおいて、同時伝送ACK/NACK及び周期CSIの同時伝送方法を実現できる。現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数と、ACK/NACKの現在サブフレームにおける最大及び最小フィードバックビット数とに基づいて、第1種UCIと同時に伝送する第2種UCIの伝送ビット数を動的に確定し、同時に伝送するUCIビットの和が、現在サブフレームにおけるUCIが同時に伝送する閾値ビット数を超えないことを確保できる。ACK/NACK合併とCSI放棄をなくべく防ぎ、アップリンク情報伝送の正確性及び整合性を最大限に確保する。
【0298】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システム或いはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがかわるはずである。さらに、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0299】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0300】
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定仕様で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0301】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0302】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0303】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。