特許第5992557号(P5992557)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5992557より低い第2のパワーレベルで送信することによる干渉の軽減
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5992557
(24)【登録日】2016年8月26日
(45)【発行日】2016年9月14日
(54)【発明の名称】より低い第2のパワーレベルで送信することによる干渉の軽減
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/10 20090101AFI20160901BHJP
   H04W 16/08 20090101ALI20160901BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20160901BHJP
【FI】
   H04W16/10
   H04W16/08
   H04W16/32
【請求項の数】13
【外国語出願】
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2015-31779(P2015-31779)
(22)【出願日】2015年2月20日
(62)【分割の表示】特願2013-32453(P2013-32453)の分割
【原出願日】2009年6月25日
(65)【公開番号】特開2015-136135(P2015-136135A)
(43)【公開日】2015年7月27日
【審査請求日】2015年3月23日
(31)【優先権主張番号】61/076,366
(32)【優先日】2008年6月27日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】12/490,086
(32)【優先日】2009年6月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】ラビ・パランキ
(72)【発明者】
【氏名】アレクセイ・ワイ.・ゴロコブ
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2007/0070908(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0280142(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同期信号に基づいて、通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することと
各キャリアについての前記メトリックに基づいて、前記複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択することと、
前記選択されたキャリアで通信することと、ここにおいて、ネットワークエンティティに割り当てられた前記選択されたキャリアで制御情報が送信され、前記ネットワークエンティティに割り当てられていない前記選択されたキャリアでデータが送信され、
を含む、無線通信ネットワークで通信する方法。
【請求項2】
前記メトリックは、受信信号品質を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も高い受信信号品質を持つキャリアを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メトリックは、パスロスを含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も少ないパスロスを持つキャリアを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メトリックは、負荷を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も少ない負荷を持つキャリアを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記メトリックは、サービスの品質(QoS)またはデータレート、または、両方に基づいて決定された、アクセス品質を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も高いアクセス品質を持つキャリアを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記選択されたキャリアで通信することは、
前記基地局のために、アンカーキャリアとして、前記選択されたキャリアを指定することと、
前記選択されたキャリアを介して、前記基地局によって、制御情報を交換すること
とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記メトリックを決定すること、前記通信用のキャリアを選択すること、および、前記選択されたキャリアで通信することは、ユーザ機器(UE)によって行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記メトリックを決定すること、前記通信用のキャリアを選択すること、および、前記選択されたキャリアで通信することは、ネットワークエンティティによって行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、少なくとも1つの基地局から前記ネットワークエンティティによって受信されたバックホール情報に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、ユーザ機器(UEs)によって送られた報告に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、無線での測定値に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
同期信号に基づいて、通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定するための手段と
各キャリアについての前記メトリックに基づいて、前記複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択するための手段と、
前記選択されたキャリアで通信するための手段と、ここにおいて、ネットワークエンティティに割り当てられた前記選択されたキャリアで制御情報が送信され、前記ネットワークエンティティに割り当てられていない前記選択されたキャリアでデータが送信され、
を含む、無線通信のための装置。
【請求項13】
前記選択されたキャリアで通信するための手段は、
前記基地局のために、アンカーキャリアとして、前記選択されたキャリアを指定するための手段と、
前記選択されたキャリアを介して、前記基地局によって、制御情報を交換するための手段
とを含む、請求項12に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、引用によりここに組み込まれ、この譲受人に譲渡される、2008年6月27日に出願された、「フレキシブルなマルチキャリア通信システム」(FLEXIBLE MULTICARRIER COMMUNICATION SYSTEM)と題する、米国仮出願番号第61/076,366号の優先権を主張する。本開示は、概して通信に関し、より詳細には、無線通信ネットワークで通信するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信ネットワークは、音声、映像、パケットデータ、メッセージング、放送、等のさまざまな通信内容を供給するために、広く配備されている。これらの無線ネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することにより複数のユーザをサポートすることができる、多元接続ネットワークでありうる。そのような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
【0003】
無線通信ネットワークは、多数のユーザ機器(user equipments: UEs)のための通信をサポートすることができる、多数の基地局を含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち、フォワードリンク)は、基地局からUEへの通信リンクのことを言い、アップリンク(すなわち、リバースリンク)は、UEから基地局への通信リンクのことを言う。
【0004】
基地局は、UEに、ダウンリンクで、データおよび制御情報を送信することができ、および/または、UEから、アップリンクで、データおよび制御情報を受信しうる。ダウンリンクにおいて、基地局からの送信は、隣接基地局からの送信による干渉を観測しうる。アップリンクにおいて、UEからの送信は、隣接基地局と通信中の他のUEsからの送信による干渉を観測しうる。干渉は、ダウンリンクとアップリンクの両方で、パフォーマンスを低下しうる。
【発明の概要】
【0005】
無線通信ネットワークにおいて複数のキャリアで通信するための技術が、ここに説明される。キャリアは、通信に使用されうる周波数の範囲であって、特定の中心周波数および特定の帯域幅によって定義されうる周波数の範囲でありうる。キャリアは、ガードバンドによって隣接のキャリアから分離され、以下に説明されるように、さらに他の属性を持ちうる。支配的干渉のシナリオ、干渉する基地局および/または干渉するUEsより強い干渉が観測されうるシナリオで、複数のキャリアが、通信をサポートするために使用されうる。
【0006】
一態様において、干渉を軽減し、全般的なパフォーマンスを良好に達成するために、異なる送信パワーレベルが異なるキャリアに使用されうる。一例において、第1の基地局は、通信に利用可能な複数のキャリアの中で、1つ以上のキャリアを割り当てられうる。第2の基地局は、第1の基地局に割り当てられていない1つ以上のキャリアを割り当てられる。第1の基地局は、第1の(たとえば、最大の)送信パワーレベルで、各割り当てられたキャリアで通信しうる。第1の基地局は、第2の送信パワーレベルで、各割り当てられていないキャリアで通信することができ、それは、第2の基地局への干渉を低減するために、第1の送信パワーレベルよりも低くなりうる。第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属しうる。たとえば、第1の基地局が高いパワーの基地局でありうる一方、第2の基地局は、より低いパワーの基地局でありうる。または、その逆も言える。第1および第2の基地局は、また、異なるアソシエーション/アクセスタイプをサポートしうる。たとえば、第1の基地局が制限のないアクセスをサポートしうる一方で、第2の基地局は制限されたアクセスをサポートしうる。または、その逆も言える。複数のキャリアでの通信は、以下に説明されるように、サポートされうる。
【0007】
別の態様において、制御情報は、少なくとも1つの他のキャリアでの通信をサポートするために、指定されたキャリアで送られうる。局(たとえば、基地局またはUE)は、少なくとも1つのキャリアで通信しうる。局は、少なくとも1つのキャリアでの通信のために、指定されたキャリアで、制御情報を交換(たとえば、送出または受信)しうる。制御情報は、スケジューリンググラントまたはアサインメント(scheduling grants or assignments)、チャネル品質インジケータ(CQI)情報、確認応答(ACK)情報、等を含みうる。制御情報は、指定されたキャリアで、より高い送信パワーレベルで送られることができ、それは、確実性を向上させる。
【0008】
さらに別の態様において、通信に適したキャリアを選択するための自動設定(auto-configuration)が行われうる。局(たとえば、基地局またはUE)は、通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定しうる。メトリックは、信号強度以外の少なくとも1つのパラメータ、たとえば、受信信号品質、パスロス、等を含みうる。局は、各キャリアについてのメトリックに基づいて、複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択しうる。そして、局は、選択されたキャリアで通信しうる。一例において、データも制御情報も、選択されたキャリアを介して、交換(たとえば、送出または受信)されうる。別の例において、制御情報は、選択されたキャリアを介して交換されることができ、データは、選択されたキャリアおよび/または別のキャリアを介して交換されうる。
【0009】
さらに別の態様において、基地局は、キャリアの状態を示すバー情報を同報しうる。基地局は、各キャリアについてのバー情報を決定しうる。一例において、各キャリアについてのバー情報は、キャリアが使用を禁止されているかどうかを示しうる。別の例において、所与のキャリアについてのバー情報は、キャリアが、第1のUEsセットには禁止されていないが、第2のUEsセットには禁止されていることを示しうる。各キャリアについてのバー情報は、そのキャリアでの通信およびアクセスを制御するのに使用されうる他の情報をも含みうる。基地局は、UEsにバー情報を同報することができ、それらは、基地局へのアクセスを決定するために、バー情報を使用しうる。
【0010】
本開示のさまざまな態様および特徴が、以下にさらに詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】無線通信ネットワークを示す図である。
図2】単一のキャリアのキャリア構造を示す図である。
図3A】複数のキャリアのキャリア構造を示す図である。
図3B】複数のキャリアのキャリア構造を示す図である。
図4】マクロ基地局による、2つのキャリアでの動作と、ピコまたはフェムト基地局による、2つのキャリアのうち1つでの動作を示す図である。
図5】複数のダウンリンクおよびアップリンクキャリアでの通信を示す図である。
図6】基地局による複数のキャリアでの通信のためのプロセスを示す図である。
図7】基地局による複数のキャリアでの通信のための装置を示す図である。
図8】基地局による割り当てられたキャリアでの通信のためのプロセスを示す図である。
図9】基地局による割り当てられたキャリアでの通信のための装置を示す図である。
図10】UEによる通信のためのプロセスを示す図である。
図11】UEによる通信のための装置を示す図である。
図12】制御情報が単一のキャリアで送られる、複数のキャリアでの通信のためのプロセスを示す図である。
図13】制御情報が単一のキャリアで送られる、複数のキャリアでの通信のための装置を示す図である。
図14】自動設定により選択されたキャリアでの通信のためのプロセスを示す図である。
図15】自動設定により選択されたキャリアでの通信のための装置を示す図である。
図16】基地局によってバー情報を同報するためのプロセスを示す図である。
図17】基地局によってバー情報を同報するための装置を示す図である。
図18】基地局とUEのブロック図である。
【詳細な説明】
【0012】
ここに説明される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワーク等のさまざまな無線通信ネットワークに使用されうる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換性をもって使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access:UTRA)、cdma2000、等の無線技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))および他の異なるCDMAを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、移動通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))等の無線技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、エボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)、等の無線技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスド(LTE−A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織による資料で説明されている。cdma2000およびUMBは、「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織による資料で説明されている。ここに説明される技術は、上記の無線ネットワークおよび無線技術だけでなく、他の無線ネットワークおよび無線技術にも使用されうる。明確には、これらの技術のある特定の態様が、LTEについて以下に説明され、LTE技術は、以下の説明の大部分で使用される。
【0013】
図1は無線通信ネットワーク100を示し、これは、LTEネットワーク、または、ある他のネットワークでありうる。無線ネットワーク100は、多数のエボルブド・ノードB(eNBs:evolved Node Bs)110および他のネットワークエンティティを含みうる。eNBは、UEsと通信する局であることもでき、基地局、ノードB、アクセスポイント等とも呼ばれうる。各eNB110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供しうる。3GPPにおいて、「セル」という用語は、その用語が使用される文脈によっては、eNBのカバレッジエリア、および/または、このカバレッジエリアにサービスするeNBサブシステムのことを言う場合もある。
【0014】
eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または、他のタイプのセルの通信カバレッジを提供しうる。マクロセルは、比較的広い地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入したUEsによる、制限のないアクセスを可能にさせうる。ピコセルは、比較的狭い地理的エリアをカバーし、サービスに加入したUEsによる、制限のないアクセスを可能にさせうる。フェムトセルは、比較的狭い地理的エリア(たとえば、家)をカバーし、フェムトセルとの関連を有するUEs(たとえば、クローズド・サブスクライバ・グループ(Closed Subscriber Group:CSG)のUEs、UEsのホームユーザ、等)による、制限されたアクセスを可能にさせうる。マクロセルのeNBは、マクロeNBと呼ばれうる。ピコセルのeNBは、ピコeNBと呼ばれうる。フェムトセルのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれうる。図1に示された例において、eNBs110a、110b、および110cは、それぞれ、マクロセル102a、102b、および102cのマクロeNBでありうる。eNB110xは、ピコセル102xのピコeNBでありうる。eNB110yおよび110zは、それぞれ、フェムトセル102yおよび102zのフェムトeNBまたはホームeNBでありうる。eNBは、1つまたは複数(たとえば、3つの)セルをサポートしうる。
【0015】
無線ネットワーク100は、さらに、中継局、たとえば、中継局110rを含みうる。中継局は、上流の局(たとえば、eNBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、下流の局(たとえば、UEまたはeNB)にデータおよび/または他の情報の送信を送る局である。中継局は、また、他のUEsの伝送を中継するUEであってもよい。中継局は、また、中継eNB、中継器、等とよばれることもある。
【0016】
無線ネットワーク100は、1種類のeNB、たとえば、マクロeNBのみ、または、フェムトeNBのみを含む同種ネットワークであってもよい。無線ネットワーク100は、また、さまざまな種類のeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継器、等を含む異種ネットワークであってもよい。さまざまな種類のeNBは、種々の送信パワーレベル、種々のカバレッジエリア、および、無線ネットワーク100での干渉における種々の影響を持ちうる。たとえば、マクロeNBは、高い送信パワーレベル(たとえば、20ワット)を持ちうるのに対し、ピコeNB、フェムトeNB、および中継器は、より低い送信パワーレベル(たとえば、1ワット)を持ちうる。ここに説明される技術は、同種ネットワークにも異種ネットワークにも使用されうる。これらの技術は、異なるタイプのeNBおよび中継器に使用されうる。
【0017】
無線ネットワーク100は、同期または非同期動作をサポートしうる。同期動作において、eNBsは、同様のフレームタイミングを有し、種々のeNBsからの送信は、時間的にほぼ一直線に並びうる。非同期動作において、eNBsは、種々のフレームタイミングを有し、種々のeNBsからの送信は、時間的に一直線に並びえない。ここに説明される技術は、同期および非同期の両動作に使用されうる。
【0018】
ネットワークコントローラ130は、eNBsのセットに接続され、これらのeNBに調整および制御を提供しうる。ネットワークコントローラ130は、バックホール(backhaul)を介してeNBs110と通信しうる。さらに、eNBs110は、たとえば、無線または有線バックホールを介して、互いに通信しうる。
【0019】
UEs120は、無線ネットワーク100中に分散させられてもよく、各UEは、固定であっても可動であってもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局、等と呼ばれることもある。UEは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、等でありうる。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継器、等と通信可能でありうる。図1において、両側矢印の実線は、UEとサービスするeNB間の望ましい伝送を示し、これは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービスするように指定されたeNBである。両側矢印の破線は、UEおよびeNB間の干渉する伝送を示す。
【0020】
無線ネットワーク100は、設定可能なシステム帯域幅での動作をサポートしうる。たとえば、無線ネットワーク100は、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅での動作をサポートする、LTEネットワークでありうる。システム帯域幅は、サブバンドに分割されうる。たとえば、1つのサブバンドが1.08MHzをカバーすることもあり、すると、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅には、それぞれ、1、2、4、8または16のサブバンドがありうる。
【0021】
図2は、単一のダウンリンクキャリアでの通信をサポートするキャリア構造200の例を示す。ダウンリンクキャリアは、BWの帯域幅を持ち、周波数fcを中心としうる。eNBは、eNBのセルごとに、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送信しうる。同期信号は、セルの検出および捕捉のために、UEsによって使用されうる。eNBは、また、LTEにおいて、物理同報チャネル(Physical Broadcast Channel:PBCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel:PCFICH)、物理HARQインジケータチャネル(Physical HARQ Indicator Channel:PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)といった、さまざまな制御チャネルを送信することができる。PBCHは、ある一定のシステム情報を搬送しうる。PCFICHは、1つのサブフレームにおける、制御チャネルに使用されるシンボル期間(M)の数を伝えうる。PHICHは、ハイブリッド自動再送(HARQ)をサポートするために、ACK情報を搬送しうる。PDCCHは、ダウンリンクおよびアップリンクでのデータ送信のための、UEs用のスケジューリンググラントといった制御情報を搬送しうる。eNBは、また、LTEにおいて、物理ダウンリンク共同チャネル(Physical Downlink Shared Channel:PDSCH)といった1つ以上のデータチャネルを送信することができる。PDSCHは、ダウンリンクでのデータ送信のためにスケジュールされたUEsのためのデータを搬送しうる。eNBは、中央の1.08MHzのダウンリンクキャリアで、PSS、SSSおよびPBCHを送信することができる。eNBは、PCFICH、PHICHおよびPDSCHを、これらのチャネルが送られる各シンボル期間に、ダウンリンクキャリアの全部または一部にわたって、送信することができる。
【0022】
UEは、複数のeNBのカバレッジ内にありうる。これらのeNBの1つが、そのUEにサービスするように選択されうる。サービスするeNBは、受信信号品質、パスロス、等のさまざまな基準に基づいて選択されうる。受信信号品質は、信号対ノイズ比(signal-to-noise ratio:SNR)、キャリア対干渉比(career-to-interference ratio:C/I)、等によって定められうる。
【0023】
UEは、支配的干渉のシナリオ、そのUEが、1つ以上の干渉するeNBから強い干渉を観測しうるシナリオで、動作しうる。支配的干渉のシナリオは、制限されたアソシエーションによって起こりうる。たとえば、図1において、UE120yは、フェムトeNB110yに接近し、eNB110yに対し、高い受信パワーを持ちうる。しかし、UE120yは、制限されたアソシエーションにより、フェムトeNB110yにアクセス可能にはなりえず、そして、(図1に示されているように)より低い受信パワーのマクロeNB110c、または、これもまたより低い受信パワーのフェムトeNB110z(図1に示さず)に接続しうる。そして、UE120yは、ダウンリンクではフェムトeNB110yからの強い干渉を観測し、さらに、アップリンクではeNB110yへの強い干渉を生じうる。
【0024】
さらに、支配的干渉のシナリオは、レンジ拡張によって起こることもあり、それは、UEが、UEによって検出されたすべてのeNBsのうち、より少ないパスロスとより低いSNRを持つeNBに接続されるシナリオである。たとえば、図1において、UE120xは、マクロeNB110bとピコeNB110xを検出し、eNB110bよりもeNB110xに対して、より低い受信パワーを持ちうる。それにもかかわらず、eNB110xのパスロスがマクロeNB110bのパスロスよりも少ない場合には、ピコeNB110xに接続することが、UE120xにとって望ましくなりうる。これは、UE120xについて、所与のデータレートについて、無線ネットワークへのより小さい干渉という結果をもたらすことができる。レンジ拡張は、中継器にも使用されうる。
【0025】
ある態様において、支配的干渉のシナリオでの通信は、複数のキャリアを使用し、種々のキャリアにeNBsを割り当てて、良好なパフォーマンスを達成できるようにすることにより、サポートされうる。一般的に、任意の数のキャリアが、ダウンリンクおよびアップリンクのそれぞれに使用されうる。キャリアの数は、システムの帯域幅、各キャリアの所望または必須の帯域幅、等のさまざまなファクタに依存しうる。利用可能なキャリアは、以下に説明されるように、さまざまな方法で、eNBsに割り当てられうる。
【0026】
図3Aは、2つのダウンリンクキャリア1および2での通信をサポートするキャリア構造300の例を示す。システム帯域幅BWは、2つのキャリアに分割され、各ダウンリンクキャリアは、BW/2の帯域幅を持ちうる。たとえば、10MHzのシステム帯域幅は、2つの5MHzのキャリアに分割されうる。一般的に、システム帯域幅は、均等に分割されても不均等に分割されてもよく、ダウンリンクキャリアは、同一または異なる帯域幅を持ちうる。
【0027】
一例において、2つのダウンリンクキャリアは、異なるパワークラスのeNBsに割り当てられうる。高いパワーのeNBs(たとえば、マクロeNBs)は、一方のダウンリンクキャリア(たとえば、キャリア1)が割り当てられ、より低いパワーのeNBs(たとえば、ピコおよびフェムトeNBs)は、他方のダウンリンクキャリア(たとえば、キャリア2)が割り当てられうる。別の例において、2つのダウンリンクキャリアは、異なるアソシエーション/アクセスタイプのeNBsに割り当てられうる。制限のないeNBs(たとえば、マクロおよびピコeNBs)は、一方のダウンリンクキャリア(たとえば、キャリア1)が割り当てられ、制限されたeNBs(たとえば、フェムトeNBs)は、他方のダウンリンクキャリア(たとえば、キャリア2)が割り当てられうる。2つのキャリアは、他の方法でeNBsに割り当てられてもよい。
【0028】
図3Bは、M個のダウンリンクキャリア1からMでの通信をサポートするキャリア構造310の例を示し、Mは2よりも大きいものとしうる。システムの帯域幅BWは、M個の均等な部分に分割され、各ダウンリンクキャリアは、BW/Mの帯域幅を持ちうる。たとえば、10MHzのシステム帯域幅は、4つの2.5MHzのキャリアに分割されうる。一般的に、システムの帯域幅は、M個の部分に、均等または不均等に分割されうる。M個のダウンリンクキャリアは、同一または異なる帯域幅を持ちうる。たとえば、10MHzのシステム帯域幅は、(i)4つの2.5MHzのキャリア、(ii)1つの5MHzのキャリアと2つの2.5MHzのキャリア、(iii)8つの1.25MHzのキャリア、(iv)1つの5MHzのキャリア、1つの2.5MHzのキャリア、および、2つの1.25MHzのキャリア、または、(v)いくつかの他の組合せのキャリアに分割されうる。
【0029】
M個のダウンリンクキャリアが、さまざまな方法で、eNBsに割り当てられうる。一例において、異なるパワークラスのeNBsは、異なるダウンリンクキャリアが割り当てられうる。別の例において、異なるアソシエーションタイプのeNBsは、異なるダウンリンクキャリアが割り当てられうる。さらに別の例において、互いに強い干渉を生じるeNBsは、異なるダウンリンクキャリアが割り当てられうる。たとえば、10MHzのシステム帯域幅は、1つの5MHzのキャリアと2つの2.5MHzのキャリアに分割されうる。図1に示された例において、マクロeNB110cは、5MHzのキャリアが割り当てられ、フェムトeNB110yは、ある2.5MHzのキャリアが割り当てられ、フェムトeNB110zは、別の2.5MHzのキャリアが割り当てられうる。
【0030】
一般的に、eNBは、1つ以上のダウンリンクキャリアが割り当てられうる。一例において、eNBは、各割り当てられたダウンリンクキャリアにおいて、最大のパワーで送信しうる。一例において、eNBは、各割り当てられていないダウンリンクキャリアで送信することを回避しうるか、このキャリアが割り当てられている他のeNBsへの干渉を低減するために、より低いパワーレベルで送信しうる。このように、eNBは、割り当てられたキャリアと割り当てられていないキャリアとでは、異なるパワーレベルで送信しうる。一般的に、割り当てられたキャリアには、より高い送信パワーが使用され、割り当てられていないキャリアには、より低い(または、ゼロの)送信パワーが使用されうる。各eNBについて、割り当てられたキャリアのほうが、割り当てられていないキャリアよりも、他のeNBsからの干渉がより少なくなりうる。
【0031】
図4は、2つのダウンリンクキャリア1および2でのマクロeNBによる例示的な動作を示す。横軸は周波数を表し、縦軸は送信パワーを表しうる。マクロeNBは、ダウンリンクキャリア1が割り当てられ、このキャリアで、最大のパワーで送信しうる。マクロeNBは、キャリア2が割り当てられている他のeNBsへの干渉を低減するために、(図4に示されているように)ダウンリンクキャリア2で、より低いパワーレベルで送信しうるか、または、(図4に示されていないが)キャリア2で送信することを回避しうる。
【0032】
図4は、また、2つのダウンリンクキャリア1および2が利用可能な例について、ピコまたはフェムトeNBによる例示的な動作を示す。ピコまたはフェムトeNBは、ダウンリンクキャリア2が割り当てられ、このキャリアで、最大のパワーで送信しうる。ピコまたはフェムトeNBは、(図4に示されているように)ダウンリンクキャリア1で送信することを回避しうるか、または、キャリア1が割り当てられたマクロeNBへの干渉を低減するために、(図4に示されていないが)キャリア1で、より低いパワーレベルで送信しうる。
【0033】
図4に示された例は、制限されたアソシエーションのシナリオでの通信をサポートすることもでき、フェムトeNBは、ダウンリンクキャリア2が割り当てられている。フェムトeNBの範囲内のUEは、ダウンリンクキャリア1でマクロeNBに接続することができ、ダウンリンクキャリア2でのフェムトeNBからの強い干渉を回避することができる。図4に示された例は、また、レンジ拡張シナリオでの通信をサポートすることもでき、ピコeNBはダウンリンクキャリア2が割り当てられている。ピコeNBの範囲内のUEは、ダウンリンクキャリア2でピコeNBに接続することができ、ダウンリンクキャリア1でのマクロeNBからの強い干渉を回避することができる。
【0034】
一例において、利用可能なダウンリンクキャリアは、動的かつフレキシブルな方法で、eNBsに割り当てられうる。利用可能なダウンリンクキャリアは、1つ以上のメトリックに基づいてeNBsに割り当てられ、それは、ネットワークパフォーマンス、UEパフォーマンス、等に関連しうる。
【0035】
一例において、ダウンリンクキャリアは、所定のスケジュールに基づいて、eNBsに割り当てられうる。スケジュールは、種々のeNBsに割り当てられるダウンリンクキャリアの数、および、割り当てられたダウンリンクキャリアがいつ有効であるのかを示しうる。スケジュールは、良好なパフォーマンスを得るために、ネットワークオペレータによって生成されうる。たとえば、4つのダウンリンクキャリアが利用可能であることも、日中に3つのダウンリンクキャリアがマクロeNBsに割り当てられることも、より多くの人々が家に居り、自分たちのフェムトeNBsを使用することが予想される夜間に3つのダウンリンクキャリアがフェムトeNBsに割り当てられることもある。
【0036】
別の例において、eNBsは、これらのeNBsの間でダウンリンクキャリアを割り当てるために、互いに通信しうる。たとえば、マクロeNB(または、ネットワークエンティティ)は、隣接eNBsの負荷を得て、良好なパフォーマンスが達成できるように、それ自体および隣接eNBsに、ダウンリンクキャリアを割り当てうる。
【0037】
一例において、1つのダウンリンクキャリアが、eNBのダウンリンクアンカーキャリアとして、指定されうる。ダウンリンクアンカーキャリアは、以下の属性のうち1つ以上を持ちうる:
・eNBによって、最大のパワーで送信されうる、
・他のeNBsからの干渉が少ない、
・捕捉に使用される同期信号を搬送する、
・アンカーキャリアおよび/または他のキャリアでのデータ送信の制御情報を搬送する、
・単一のキャリアで動作可能なUEsの通信をサポートする、および
・動作に好適なダウンリンクキャリアでありうる。
【0038】
一例において、1つのアップリンクキャリアが、eNBのアップリンクアンカーキャリアとして指定されうる。アップリンクアンカーキャリアは、以下の属性のうち1つ以上を持ちうる:
・他のeNBsによってサービスされる他のUEsからの干渉が少ない、
・アンカーキャリアおよび/または他のキャリアでのデータ送信の制御情報を搬送する、
・単一のキャリアで動作可能なUEsの通信をサポートする、および
・動作に好適なアップリンクキャリアでありうる。
【0039】
一例において、ダウンリンクアンカーキャリアおよび/またはアップリンクアンカーキャリアは、eNBに固有であってもよいし、eNBによってサービスされる全UEsに適用されてもよい。別の例において、ダウンリンクアンカーキャリアおよび/またはアップリンクアンカーキャリアは、UEに固有であってもよいし、異なるUEsは、異なるダウンリンクアンカーキャリアおよび/または異なるアップリンクアンカーキャリアを有してもよい。
【0040】
一例において、制限のないeNBsは、利用可能なダウンリンクキャリアの各々で、同期信号(たとえば、PSSおよびSSS)を送信しうる。制限されたeNBsは、各割り当てられたダウンリンクキャリアで、同期信号を送信しうる。マクロeNBsは、割り当てられていないダウンリンクキャリアで同期信号を送信する場合に、より低いパワーを使用しうる。UEsは、これらのeNBsによって送信された同期信号に基づいて、eNBsを検出しうる。UEsは、マクロeNBsが、これらのキャリアで、より低いパワーレベルで送信するため、制限されたeNBsに割り当てられたダウンリンクキャリアで、制限されたeNBsとマクロeNBsの両方からの同期信号を検出可能でありうる。UEsは、また、同期信号に基づいて、受信信号品質、パスロス、および/または、他のメトリックを決定しうる。サービスするeNBsは、(単数または複数の)メトリックに基づいて、UEsのために選択されうる。
【0041】
eNBは、1つ以上の割り当てられたダウンリンクキャリアと、1つ以上の割り当てられていないダウンリンクキャリアを持ちうる。eNBは、各割り当てられたダウンリンクキャリアで、1つ以上のUEsにサービスすることができ、各割り当てられていないダウンリンクキャリアでも、0個以上のUEsにサービスすることができる。たとえば、eNBは、これらのUEが他のeNBsからの強い干渉を克服可能でありうるため、割り当てられていないダウンリンクキャリアでは、強いUEs(たとえば、パスロスがより少ないUEs)にサービスしうる。eNBは、これらのUEが他のeNBsからのより少ない干渉を観測しうるように、割り当てられたダウンリンクキャリアでは、弱いUEs(たとえば、パスロスがより大きいUEs)にサービスしうる。
【0042】
eNBは、さまざまな方法で、割り当てられたダウンリンクキャリアおよび割り当てられていないダウンリンクキャリアで、データおよび制御情報を送信しうる。制御情報は、スケジューリンググラント(scheduling grants)、ACK情報、等を含みうる。一例において、eNBは、同一のダウンリンクキャリアで、各UEについてのデータおよび制御情報を送信しうる。この例は、データおよび制御情報が同一のキャリアで送られるため、動作を簡潔化しうる。別の例において、eNBは、異なるダウンリンクキャリアで、所与のUEについてのデータおよび制御情報を送信しうる。たとえば、eNBは、UEに、割り当てられたダウンリンクキャリアで制御情報を送信し、割り当てられていないダウンリンクキャリアでデータを送信しうる。この例は、eNBが、割り当てられたダウンリンクキャリアで、より高いパワーで制御情報を送信することができるため、パフォーマンスを向上させうる。一例において、新たなPDCCHフォーマットは、複数のダウンリンクキャリアで、データ送信のためのスケジューリンググラントを伝えるために使用されうる。異なるダウンリンクキャリアのためのスケジューリンググラントは、異なるペイロードで、および/または、PDCCHの異なるスクランブリングを伴って、送られうる。PHICHは、複数のアップリンクキャリアで、データ送信のためのACK情報を搬送しうる。
【0043】
一例において、周波数の予約は、パフォーマンスを向上させるために使用されることができ、キャリア内帯域幅分割(intra-carrier bandwidth partitioning)とも呼ばれうる。eNBは、1つのダウンリンクキャリアを割り当てられ、別のeNBに割り当てられたダウンリンクキャリアの一部を予約しうる。たとえば、eNBは、4つのサブバンドを持つ5MHzのキャリアを割り当てられうる。eNBは、別のeNBに割り当てられたダウンリンクキャリアの1つ以上のサブバンドを予約しうる。eNBは、一般的な方法で、割り当てられたダウンリンクキャリアで、PSS、SSS、PBCHおよび各セル用のセル特定基準信号(cell-specific reference signal)を送信しうる。eNBは、また、別のeNBに予約されていない、割り当てられたダウンリンクキャリアの一部で、制御情報およびデータを送信しうる。eNBは、割り当てられたダウンリンクキャリアの、予約された部分では、送信することを回避しうるか、または、より低いパワーレベルで送信しうる。
【0044】
周波数の予約は、eNBs間で、周波数リソースを動的に再割り当てするために使用されうる。周波数の予約は、必要なときに随時(when and as needed)、使用されうる。たとえば、別のeNBのために予約するサブバンドの数は、他のeNBによって送られるデータの量に依存しうる。サブバンドは、また、他のeNBによって必要とされる限り、予約されうる。周波数の予約は、また、1キャリアよりも細かい精度(granularity)で、周波数リソースを割り当てるためにも使用されうる。
【0045】
eNBは、種々のダウンリンクキャリアの状態を示すバー情報を同報しうる。一例において、ダウンリンクキャリアのバー情報は、そのキャリアが、UEsによる使用のために利用可能かどうかを示しうる。たとえば、各割り当てられたダウンリンクキャリアのバー情報が、キャリアが使用のために利用可能であることを示す場合もあるし、各割り当てられていないダウンリンクキャリアのバー情報が、キャリアが使用のために利用不可能であることを示す場合もある。eNBによって禁止されているダウンリンクキャリアを検出したUEは、(i)eNBによって禁止されていない別のダウンリンクキャリアをサーチしうるか、または、(ii)そのダウンリンクキャリアで、別のeNBを選択しうる。
【0046】
別の例において、ダウンリンクキャリアのバー情報は、キャリアにアクセスすることを許可されたUEs、および/または、キャリアにアクセスすることを許可されていないUEsを識別しうる。たとえば、割り当てられていないダウンリンクキャリアのバー情報は、第1のUEsのセットがキャリアにアクセスすることを禁止し、第2のUEsのセットがキャリアにアクセスすることを許可しうる。第1のUEsのセットは、より低い送信パワーレベルで、割り当てられていないダウンリンクキャリアで、eNBと確実に通信することができなくなりうるので、(i)eNBに割り当てられた別のダウンリンクキャリアを検索しうる、または、(ii)このダウンリンクキャリアが割り当てられた別のeNBを選択しうる。第2のUEsのセットは、より低い送信パワーレベルであっても、割り当てられていないダウンリンクキャリアで、eNBと確実に通信することができる。
【0047】
ダウンリンクキャリアについて上述された、さまざまな例および特徴は、アップリンクキャリアにも使用されうる。一般的に、任意の数のアップリンクキャリアが、アップリンクに利用可能でありうる。アップリンクキャリアの数は、システム帯域幅、各アップリンクキャリアに望ましい、または、要求される帯域幅、等のさまざまなファクタに依存しうる。利用可能なアップリンクキャリアは、たとえば、ダウンリンクキャリアについて上述されたように、eNBsに割り当てられうる。より高い(たとえば、最大の)送信パワーが、各割り当てられたアップリンクキャリアに使用され、より低い(または、ゼロの)送信パワーが、各割り当てられていないアップリンクキャリアに使用されうる。
【0048】
所与のeNBは、各割り当てられたアップリンクキャリアで、1つ以上のUEsにサービスし、さらに、各割り当てられていないアップリンクキャリアで、0個以上のUEsにサービスしうる。一例において、UEは、eNBに、同一のキャリアで、データおよび制御情報を送信しうる。この例は、動作を簡潔にしうる。別の例において、UEは、eNBへ、割り当てられた、または、割り当てられていないアップリンクキャリアでデータを送信し、割り当てられたアップリンクキャリアで制御情報を送信しうる。この例は、制御情報についての確実性を向上させ、それは、他のeNBsと通信する他のUEsから、割り当てられたアップリンクキャリアへの、より少ない干渉を観測しうる。
【0049】
一例において、周波数予約は、別のeNBによる使用のために、eNBに割り当てられたアップリンクキャリアの一部を予約するのに使用されうる。周波数予約は、必要なときに随時(when and as needed)使用され、上述したように、バックホールを介して交換されるシグナリングによって引き起こされうる。
【0050】
図5は、eNBによる通信の一例を示す。図5に示された例において、3つのダウンリンクキャリアD1、D2およびD3は、ダウンリンクで利用可能であり、3つのアップリンクキャリアU1、U2およびU3は、アップリンクで利用可能である。eNBは、ダウンリンクキャリアD2およびD3だけでなく、アップリンクキャリアU2およびU3をも割り当てられうる。
【0051】
一例において、eNBは、ダウンリンクアンカーキャリアおよびアップリンクアンカーキャリアを持ちうる。ダウンリンクアンカーキャリアは、割り当てられたダウンリンクキャリアの1つ、たとえば、ダウンリンクキャリアD2でありうる。アップリンクアンカーキャリアは、割り当てられたアップリンクキャリアの1つ、たとえば、アップリンクキャリアU2でありうる。ダウンリンクアンカーキャリアは、全キャリアのダウンリンクおよびアップリンクでのデータ伝送をサポートするために、eNBからダウンリンク制御情報を搬送しうる。アップリンクアンカーキャリアは、全キャリアのダウンリンクおよびアップリンクでのデータ伝送をサポートするために、UEsからのアップリンク制御情報を搬送しうる。たとえば、ダウンリンク制御情報は、ダウンリンクのデータ伝送のためのダウンリンクグラント、アップリンクのデータ伝送のためのアップリンクグラント、アップリンクのデータ伝送のためのACK情報、等を含みうる。アップリンク制御情報は、アップリンクのデータ伝送のためのリソース要求、ダウンリンクのデータ伝送のためのCQI情報、ダウンリンクのデータ伝送のためのACK情報、等を含みうる。eNBは、たとえば、割り当てられていないダウンリンクキャリアについては、より低い送信パワー制限を条件として、ダウンリンクアンカーキャリアだけでなく他のダウンリンクキャリアでも、UEsにデータを送信しうる。UEsは、たとえば、割り当てられていないアップリンクキャリアについては、より低い送信パワー制限を条件として、アップリンクアンカーキャリアだけでなく他のアップリンクキャリアでも、eNBにデータを送信しうる。
【0052】
別の態様において、局は、複数のキャリアの中から通信に好適なキャリアを選択するための自動設定を行いうる。局は、UEまたはネットワークエンティティであってもよく、それは、基地局、ネットワークコントローラ等であってもよい。
【0053】
一例において、局は、通信に利用可能な各キャリアについてのメトリックを決定しうる。メトリックは、受信信号品質、パスロス、信号強度、および/または、他のパラメータを含みうる。メトリックは、また、伝送エネルギーのメトリック、有効ジオメトリのメトリック(effective geometry metric)、予測データレートのメトリック、ユーティリティのメトリック、または、少なくとも1つのパラメータに基づいて計算された、ある他のメトリックをも含みうる。
【0054】
局は、各キャリアについてのメトリックに基づいて、複数のキャリアの中から通信のためのキャリアを選択しうる。一例において、メトリックは、受信信号品質を含み、局は、通信用に、最も高い受信信号品質を持つキャリアを選択しうる。別の例において、メトリックはパスロスを含み、局は、通信用に、最も少ないパスロスを持つキャリアを選択しうる。さらに別の例において、メトリックは、負荷を含み、局は、通信用に、最も少ない負荷を持つキャリアを選択しうる。さらに別の例において、メトリックは、サービスの品質(quality-of-service:QoS)および/またはデータレートに基づいて決定されたアクセス品質を含み、局は、通信用に、最も高いアクセス品質をもつキャリアを選択しうる。局は、他の方法でも、通信用のキャリアを選択しうる。
【0055】
各キャリアについてのメトリックは、異なる方法で、たとえば、局がUEかネットワークエンティティかによって、得られうる情報に基づいて、決定されうる。一例において、各キャリアについてのメトリックは、無線での測定値に基づいて決定され、それは、受信信号品質、パスロス、等を決定するために使用されうる。別の例において、各キャリアについてのメトリックは、UEsによってネットワークエンティティに送られる報告に基づいて決定されうる。さらに別の例において、各キャリアについてのメトリックは、少なくとも1つの基地局からネットワークエンティティによって受信されるバックホール情報に基づいて、決定されうる。
【0056】
アンカーキャリアは、上述したように、通信を容易にするために使用されうる。アンカーキャリアは、また、自己感度低下(self-desensitization)を軽減するためにも使用されうる。無線ネットワークが、ダウンリンクおよびアップリンクで多数のキャリアを使用する場合には、UEでの自己感度低下が起こり、アップリンク送信に最も近接するダウンリンクキャリアは、UEのデュプレクサの送信ポートと受信ポート間のアイソレーションが限られているため、干渉を被りうる。自己感度低下を軽減するために、アップリンクおよびダウンリンク制御は、互いから最も離れうるキャリアで送られうる。アップリンクおよびダウンリンク送信は、異なる無線技術によるものでありうる。
【0057】
図6は、無線ネットワークにおける第1の基地局による通信プロセス600の例を示す。第1の基地局は、第1の(たとえば、最大の)送信パワーレベルで、第1のキャリアで通信しうる(ブロック612)。第1の基地局は、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで通信し、それは、第2のキャリアで通信する第2の基地局への干渉を低減するために、第1の送信パワーレベルよりも低くなりうる(ブロック614)。第1のキャリアは、第2のキャリアよりも、第2の基地局からの干渉がより少なくなりうる。
【0058】
第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属しうるか、異なるアソシエーション/アクセスのタイプをサポートしうる。一例において、第1の基地局が、高いパワークラスに属しうる一方で、第2の基地局は、より低いパワークラスに属しうる。または、その逆も言える。別の例において、第1の基地局が、制限のないアクセスをサポートしうる一方で、第2の基地局は、制限されたアクセスをサポートしうる。または、その逆も言える。
【0059】
一例において、第1および第2のキャリアは、ダウンリンク用でありうる。ブロック612において、第1の基地局は、第1のUEに、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで、第1のデータ送信を送りうる。ブロック614において、第1の基地局は、第2のUEに、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで、第2のデータ送信を送りうる。一例において、第1の基地局は、第1のキャリアで、第1および第2のUEsに制御情報を送り、それは、ダウンリンクアンカーキャリアでありうる。別の例において、第1の基地局は、第1のキャリアで、第1のUEに、制御情報を送り、第2のキャリアで、第2のUEに、制御情報を送りうる。第1の基地局は、また、UEsが、第1の基地局を検出することを可能にさせるために、第1および第2のキャリアの各々で、少なくとも1つの同期信号を送りうる。
【0060】
別の例において、第1および第2のキャリアは、アップリンク用でありうる。ブロック612において、第1の基地局は、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで、第1のUEによって送られた、第1のデータ送信を受信しうる。ブロック614において、第1の基地局は、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで、第2のUEによって送られた、第2のデータ送信を受信しうる。一例において、第1の基地局は、第1のキャリアで、第1および第2のUEsから、制御情報を受信し、それは、アップリンクアンカーキャリアでありうる。別の例において、第1の基地局は、第1のキャリアで、第1のUEから、制御情報を受信し、第2のキャリアで、第2のUEから、制御情報を受信しうる。
【0061】
一例において、第1および第2のキャリアは、静的(static)または半静的(semi-static)なスケジュールに基づいて、第1および第2の基地局に割り当てられうる。別の例において、第1の基地局は、各基地局による第1および/または第2のキャリアの使用を決定するために、第2の基地局またはネットワークエンティティと、シグナリングを交換しうる。たとえば、第1の基地局は、第2の基地局または無線ネットワークにとってのキャパシティの利点(capacity benefit)に基づいて、第2のキャリアでの送信パワーを低減するかどうかを決定しうる。
【0062】
一例において、第1の基地局は、第2の基地局による使用のために、第1のキャリアの一部を予約しうる。第1の基地局は、通信用に、第1のキャリアの残りの一部を使用しうる。別の例において、第1の基地局は、第1の基地局用に第2の基地局によって予約された第2のキャリアの一部を決定しうる。そして、第1の基地局は、第1の送信パワーレベルで、第2のキャリアの予約された一部で、通信しうる。
【0063】
一例において、第1の基地局は、第1のキャリアを介して基地局にアクセスし、第2のキャリアへのより少ない干渉を観測する少なくとも1つのUEを識別しうる。第1の基地局は、キャリアにわたって負荷を分散するために、第2のキャリアに、識別された(単数または複数の)UEを仕向けることができる。
【0064】
一例において、第1の基地局は、(i)第1のキャリアが使用を禁止されていることを示すバー情報、および、(ii)第2のキャリアが使用を禁止されていることを示すバー情報を同報しうる。別の例において、第1の基地局は、第2のキャリアが、第1のUEsのセットによる使用を禁止されており、第2のUEsのセットによる使用は禁止されていないことを示すバー情報を同報しうる。第1の基地局は、また、第1および/または第2のキャリアについての他のバー情報を同報しうる。
【0065】
一例において、第1の基地局は、(i)第3の送信パワーレベルで、第3のキャリアで、および、(ii)第4のキャリアへの干渉を低減するために、第3の送信パワーレベルよりも低い第4の送信パワーレベルで、第4のキャリアで、通信しうる。第1および第2のキャリアは、あるリンク(たとえば、ダウンリンク)での通信のために使用され、第3および第4のキャリアは、他のリンク(たとえば、アップリンク)での通信のために使用されうる。
【0066】
図7は、無線ネットワークで通信するための装置700の例を示す。装置700は、第1の基地局によって、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで通信するためのモジュール712と、第1の基地局によって、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで通信するためのモジュール714を含み、第2の送信パワーレベルは、第1の送信パワーレベルよりも低い。
【0067】
図8は、無線ネットワークにおける第2の基地局による通信のためのプロセス800の例を示す。第2の基地局は、通信に利用可能な複数のキャリアの中で、第1の基地局からの干渉がより少ないキャリアを決定しうる(ブロック812)。第2の基地局は、UEsからの無線での測定値、第1の基地局からのシグナリング、等に基づいて、複数のキャリアの各々への干渉を決定しうる。第2の基地局は、そのキャリアで通信しうる(ブロック814)。第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属しうるか、異なるアソシエーションのタイプをサポートしうる。
【0068】
図9は、無線ネットワークで通信するための装置900の例を示す。装置900は、通信に利用可能な複数のキャリアの中で、第1の基地局からの干渉がより少ないキャリアを決定するためのモジュール912と、第2の基地局によってそのキャリアで通信するためのモジュール914を含み、第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする。
【0069】
図10は、無線ネットワークにおけるUEによる通信のためのプロセス1000の例を示す。UEは、第1のキャリアでは第1の送信パワーレベルで、および、第2のキャリアでは第2の送信パワーレベルで、動作する第1の基地局を検出しうる(ブロック1012)。第2の送信パワーレベルは、第2のキャリアで動作する第2の基地局への干渉を低減するために、第1の送信パワーレベルよりも低くなりうる。第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属しうるか、異なるアソシエーションのタイプをサポートしうる。UEは、第1のキャリアでは第1の送信パワーレベルで、および/または、第2のキャリアでは第2の送信パワーレベルで、第1の基地局と通信しうる(ブロック1014)。
【0070】
ブロック1012の一例において、UEは、第1の基地局を含む複数の基地局から、第1および/または第2のキャリアで、信号(たとえば、同期信号)を受信しうる。UEは、受信された信号に基づいて、複数の基地局の中から、通信のために、第1の基地局を選択しうる。たとえば、UEは、受信信号品質、パスロス、等に基づいて、第1の基地局を選択しうる。
【0071】
UEは、第1の基地局との通信のために、第1または第2のキャリアを選択しうる。一例において、UEは、第1および第2のキャリアの各々の受信信号品質を決定しうる。UEは、通信のために、より高い受信信号品質を持つ第1または第2のキャリアを選択しうる。別の例において、UEは、第2のキャリアへの干渉が閾値を上回る場合に、第1のキャリアを選択しうる。UEは、このキャリアへの干渉が閾値を下回る場合に、第2のキャリアを選択しうる。UEは、また、他の方法によっても、第1または第2のキャリアを選択しうる。
【0072】
UEは、選択されたキャリアで、第1の基地局と通信しうる。一例において、UEは、第1の基地局と、選択されたキャリアで、データおよび制御情報を交換(たとえば、受信または送出)しうる。別の例において、UEは、第1の基地局から、第1のキャリアで制御情報を交換し、選択されたキャリアでデータを交換する。
【0073】
図11は、無線ネットワークでの通信のための装置1100の例を示す。装置1100は、第1のキャリアでは第1の送信パワーレベルで、第2のキャリアでは第1の送信パワーレベルよりも低い第2の送信パワーレベルで動作する第1の基地局を検出するためのモジュール1112と、第1のキャリアでは第1の送信パワーレベルで、および/または、第2のキャリアでは第2の送信パワーレベルで、第1の基地局と通信するためのモジュール1114を含む。
【0074】
図12は、少なくとも1つのキャリアでの通信のためのプロセス1200の例を示し、制御情報は、その少なくとも1つのキャリアとは異なる、指定されたキャリアで送られる。プロセス1200は、局によって行われ、それは、基地局、UE、または、ある他のエンティティでありうる。局は、少なくとも1つのキャリアで通信しうる(ブロック1212)。局は、その少なくとも1つのキャリアでの通信のために、第1のキャリアで制御情報を交換しうる(ブロック1214)。第1のキャリアは、その少なくとも1つのキャリアとは異なりうる。制御情報は、その少なくとも1つのキャリアでのデータ伝送のための、スケジューリンググラント、CQI情報、ACK情報、および/または、他の情報を含みうる。
【0075】
局は、基地局であってもよい。一例において、少なくとも1つのキャリアと第1のキャリアは、ダウンリンク用でありうる。基地局は、少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのUEに、少なくとも1つのデータ送信を送り、第1のキャリアで、少なくとも1つのUEに、制御情報(たとえば、スケジューリンググラント、等)を送りうる。別の例において、少なくとも1つのキャリアと第1のキャリアは、アップリンク用でありうる。基地局は、少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのUEから、少なくとも1つのデータ送信を受信し、第1のキャリアで、少なくとも1つのUEから、制御情報(たとえば、リソース要求、ACK情報、等)を受信しうる。
【0076】
局は、UEであってもよい。一例において、少なくとも1つのキャリアと第1のキャリアは、ダウンリンク用でありうる。UEは、少なくとも1つのキャリアで、基地局から、データ送信を受信し、第1のキャリアで、基地局から、制御情報(たとえば、スケジューリンググラント、等)を受信しうる。別の例において、少なくとも1つのキャリアと第1のキャリアは、アップリンク用でありうる。UEは、少なくとも1のキャリアのうちの少なくとも1つで、基地局にデータ送信を送り、第1のキャリアで、基地局に制御情報(たとえば、リソース要求、ACK情報、等)を送りうる。
【0077】
図13は、無線ネットワークでの通信のための装置1300の例を示す。装置1300は、少なくとも1つのキャリアで通信するためのモジュール1312と、少なくとも1つのキャリアでの通信のために、第1のキャリアで、制御情報を交換するためのモジュール1314を含み、第1のキャリアは、少なくとも1つのキャリアとは異なる。
【0078】
図14は、自動設定を伴うキャリアでの通信のためのプロセス1400の例を示す。プロセス1400は、局によって行われ、それは、UEまたはネットワークエンティティでありうる。ネットワークエンティティは、基地局、ネットワークコントローラ、または、ある他のエンティティでありうる。局は、通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定しうる(ブロック1412)。メトリックは、信号強度以外の少なくとも1つのパラメータ、たとえば、受信信号品質、パスロス、等を含みうる。局は、たとえば、前述したように、各キャリアについてのメトリックに基づいて、複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択しうる(ブロック1414)。局は、選択されたキャリアで通信しうる(ブロック1416)。一例では、データも制御情報も、選択されたキャリアを介して、交換(たとえば、送出または受信)されうる。別の例において、制御情報は、選択されたキャリアを介して交換され、データは、選択されたキャリアおよび/またはアンカーキャリアを介して、交換されうる。選択されたキャリアは、局のためのアンカーキャリアとして指定されてもよく、アンカーキャリアについて前述された属性を持ちうる。
【0079】
図15は、無線ネットワークでの通信のための装置1500の例を示す。装置1500は、通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定するためのモジュール1512を含み、メトリックは、信号強度以外の少なくとも1つのパラメータを含み、各キャリアについてのメトリックに基づいて、複数のキャリアの中から通信用のキャリアを選択するためのモジュール1514と、選択されたキャリアで通信するためのモジュール1516を含む。
【0080】
図16は、無線ネットワークにおいて基地局によってバー情報を同報するためのプロセス1600の例を示す。基地局は、少なくとも1つのキャリアについてのバー情報を決定しうる(ブロック1612)。各キャリアについてのバー情報は、キャリアが使用を禁止されているかどうかを示しうる。基地局は、UEsにバー情報を同報し、それらは、基地局へのアクセスを決定するためにバー情報を使用しうる(ブロック1614)。
【0081】
一例において、少なくとも1つのキャリアは、第1および第2のキャリアを含みうる。第1のキャリアのためのバー情報は、第1のキャリアが禁止されていることを示し、第2のキャリアのためのバー情報は、第2のキャリアが禁止されていないことを示しうる。たとえば、基地局は、第2のキャリアでは最大の送信パワーを、第1のキャリアではより低い送信パワーレベルを、使用可能でありうる。バー情報は、UEsが、第2のキャリアを介して基地局にアクセスするように、仕向けるために使用されうる。そして、適切な場合には、基地局は、第1のキャリアに、1つ以上のUEsを再び仕向けうる。
【0082】
別の例において、所与のキャリアについてのバー情報は、そのキャリアが、第1のUEsのセットには禁止されておらず、第2のUEsのセットには禁止されていることを示しうる。たとえば、基地局が、そのキャリアで、より低い伝送パワーレベルを使用可能な場合がある。第1のUEsのセットは、より低い伝送パワーレベルで、十分なパフォーマンスを達成可能なUEsでありうる。第2のUEsのセットは、十分なパフォーマンスを達成するためには、より高い伝送パワーレベルを必要とするUEsでありうる。別の例として、第1のUEsのセットは、複数のキャリアで動作可能でありうる。これらのUEsは、そのキャリアでは、より低い伝送パワーレベルでデータを受信し、別のキャリアでは、より高い伝送パワーレベルで制御情報を受信しうる。各キャリアのためのバー情報は、そのキャリアでの通信およびアクセスを制御するために使用されうる他の情報も、また含みうる。
【0083】
図17は、無線ネットワークでの通信のための装置1700の例を示す。装置1700は、少なくとも1つのキャリアのためのバー情報を決定するためのモジュール1712を含み、各キャリアについてのバー情報はそのキャリアが使用を禁止されているかどうかを示し、UEsにバー情報を同報するためのモジュール1714を含む。
【0084】
図7、9、11、13、15および17のモジュールは、プロセッサ、エレクトロニクス・デバイス、ハードウェア・デバイス、エレクトロニクス・コンポーネント、論理回路、メモリ、ソフトウェア・コード、ファームウェア・コード等、または、それらの任意の組合せを含みうる。
【0085】
わかりやすくするために、図6から図17のほとんどは、2つのキャリアで説明されている。一般的に、この技術は、類似の方法で、任意の数のキャリアに適用されうる。
【0086】
図18は、基地局/eNB110およびUE120の一例のブロック図を示し、それらは、図1の基地局/eNBsのうちの1つ、および、UEsのうちの1つでありうる。基地局110は、1834aから1834tまでのT個のアンテナを装備し、UE120は、1852aから1852rまでのR個のアンテナを装備し、一般的にT≧1およびR≧1である。
【0087】
基地局110では、送信プロセッサ1820が、データソース1812からデータを、コントローラ/プロセッサ1840から制御情報を、受信しうる。プロセッサ1820は、データおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマップ)して、データシンボルおよび制御シンボルを、それぞれ得ることができる。さらに、プロセッサ1820は、たとえば、同期信号と基準信号のために、基準シンボルを生成しうる。送信(TX)マルチ入力マルチ出力(MIMO)プロセッサ1830は、データシンボル、制御シンボル、および/または、該当する場合には、基準シンボルに、空間的な処理(たとえば、プリコーディング)を行い、1832aから1832tまでのT個の変調器(MODs)に、T個の出力シンボルストリームを供給しうる。各変調器1832は、(たとえば、OFDM用の)各出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを得ることができる。各変調器1832は、さらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログコンバート、増幅、フィルタ、および、アップコンバート)して、ダウンリンク信号を得ることができる。1832aから1832tからまでの変調器のT個ダウンリンク信号は、1834aから1834tまでのT個のアンテナを介して、それぞれ送信されうる。
【0088】
UE120において、1852aから1852rまでのアンテナは、基地局110からダウンリンク信号を受信し、1854aから1854rまでの復調器(DEMODs)に、それぞれ、受信された信号を供給しうる。各復調器1854は、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、および、デジタル化)して、入力サンプルを得ることができる。各復調器1854は、さらに、(たとえば、OFDM用の)入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを得ることができる。MIMO検出器1856は、1854aから1854rまでの全R個の復調器より受信されたシンボルを得て、該当する場合には、受信されたシンボルにMIMO検出を行い、検出されたシンボルを供給しうる。受信プロセッサ1858は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および、復号)し、データシンク1860に、UE120のための復号されたデータを供給し、コントローラ/プロセッサ1880に、復号された制御情報を供給しうる。
【0089】
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ1864は、データソース1862からのデータと、コントローラ/プロセッサ1880からの制御情報を、受信および処理しうる。プロセッサ1864は、また、基準信号のために基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ1864からのシンボルは、該当する場合には、TX MIMOプロセッサ1866によってプリコードされ、さらに、(たとえば、SC−FDM用に)1854aから1854rまでの変調器によって処理され、基地局110に送信されうる。基地局110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ1834によって受信され、復調器1832によって処理され、該当する場合にはMIMO検出器1836によって検出され、さらに、受信プロセッサ1838によって処理され、UE120によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を得ることができる。プロセッサ1838は、データシンク1839に、復号されたデータを、コントローラ/プロセッサ1840に、復号された制御情報を供給しうる。
【0090】
コントローラ/プロセッサ1840および1880は、それぞれ、基地局110およびUE120での動作を指示しうる。プロセッサ1840、および/または、基地局110の他のプロセッサおよびモジュールは、図6のプロセス600、図8のプロセス800、図12のプロセス1200、図14のプロセス1400、図16のプロセス1600、および/または、ここに説明された技術のための他のプロセスを、実行または指示しうる。プロセッサ1880、および/または、UE120の他のプロセッサおよびモジュールは、図10のプロセス1000、図12のプロセス1200、図14のプロセス1400、および/または、ここに説明された技術のための他のプロセスを、実行または指示しうる。メモリ1842および1882は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶しうる。スケジューラ1844は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のために、UEsをスケジュールしうる。
【0091】
当業者は、情報および信号が、任意のさまざまな異なるテクノロジーおよび技術を使用して表されうることを、理解するであろう。たとえば、先の説明を通じて言及されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されうる。
【0092】
当業者は、さらに、ここでの開示に関連して説明されているさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組合せとして実施されうることを、理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの相互互換性をわかりやすく説明するために、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップが、概してそれらの機能性の点で、先に説明されている。そのような機能性がハードウェアまたはソフトウェアとして実施されるかどうかは、システム全体に課された特定の用途および設計の制約による。当業者は、各特定用途のために、さまざまな方法で、説明されている機能性を実施しうるが、そのような実施による解決は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものとして解釈されるべきではない。
【0093】
ここでの開示に関連して説明された、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または、他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート、または、トランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、または、ここに説明された機能を行うように設計された、それらの任意の組合せによって、実施または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替として、プロセッサは、任意の従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または、ステートマシンであってもよい。プロセッサは、コンピュータデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合される1つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、または、任意の他のそのような構成としても実施されうる。
【0094】
ここに、本開示に関連して説明された方法のステップまたはアルゴリズムは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または、それら2つの組合せで、具現化されうる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または、当該技術で周知の任意の他の形態の記憶媒体の中に存在しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み、記憶媒体に情報を書くことができるように、プロセッサに接続される。代替として、記憶媒体は、プロセッサに組み込まれうる。プロセッサおよび記憶媒体はASICの中に存在しうる。ASICは、ユーザ端末の中に存在しうる。代替として、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末の中の離散コンポーネントとして、存在しうる。
【0095】
1つ以上の例示的な例において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組合せで実施されうる。ソフトウェアで実施される場合、機能は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶されるか、コンピュータ可読媒体によって伝送されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態で、所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するのに使用可能であり、汎用または専用のコンピュータ、または、汎用または専用プロセッサによってアクセス可能な任意の他の媒体を含みうる。さらに、いずれの接続も、当然のことながら、コンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)を使用する他のリモートソース、または、赤外線、無線、および、マイクロ波といった無線技術によって伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、および、マイクロ波といった無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、ここに使用されているように、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザー(登録商標)ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は普通、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)はレーザーで光学的にデータを再生する。上記の組合せも、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0096】
本開示の先の説明は、本開示を製造または使用することを、いずれの当業者にも可能にさせるように提供されている。本開示へのさまざまな変更は、当業者によって容易に理解されるであろうし、ここに定義されている一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、ここに説明されている例および設計に限定されるものではなく、ここに開示されている原理および新規な特徴に一致する、最も広い範囲が与えられるべきものと意図される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]第1の基地局によって、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで通信することと、
前記第1の基地局によって、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで通信することであって、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで通信する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションタイプをサポートする、こと
とを含む、無線通信ネットワークにおける通信方法。
[C2]前記第1のキャリアは、第1のパワークラスの前記第1の基地局に割り当てられ、前記第2のキャリアは、前記第1のパワークラスとは異なる第2のパワークラスの前記第2の基地局に割り当てられている、[C1]に記載の方法。
[C3]前記第1のキャリアは、制限のないアクセスの前記第1の基地局に割り当てられ、前記第2のキャリアは、制限されたアクセスの前記第2の基地局に割り当てられている、[C1]に記載の方法。
[C4]前記第1および第2のキャリアがダウンリンク用であり、前記第1のキャリアで通信することは、第1のユーザ機器(UE)に、前記第1の送信パワーレベルで、前記第1のキャリアで、第1のデータ送信を送ることを含み、前記第2のキャリアで通信することは、第2のUEに、前記第2の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアで、第2のデータ送信を送ることを含む、[C1]に記載の方法。
[C5]前記第1のキャリアで通信することは、前記第1のキャリアで、前記第1および第2のUEに、制御情報を送ることをさらに含む、[C4]に記載の方法。
[C6]前記第1および第2のキャリアがアップリンク用であり、前記第1のキャリアで通信することが、前記第1の送信パワーレベルで、前記第1のキャリアで、第1のユーザ機器(UE)によって送られる第1のデータ送信を受信することを含み、前記第2のキャリアで通信することが、前記第2の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアで、第2のUEによって送られる第2のデータ送信を受信することを含む、[C1]に記載の方法。
[C7]前記第1のキャリアで通信することは、前記第1のキャリアで、前記第1のUEから、制御情報を受信することをさらに含み、前記第2のキャリアで通信することは、前記第2のキャリアで、前記第2のUEから制御情報を受信することをさらに含む、[C6]に記載の方法。
[C8]前記第2の基地局による通信のために、前記第2のキャリアの使用を決定するために、前記第2の基地局とシグナリングを交換すること
をさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C9]前記第2の基地局による使用のために、前記第1のキャリアの一部を予約することと、
前記第1の基地局による通信のために、前記第1のキャリアの残りの一部を使用すること
とをさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C10]前記第1の基地局のために、前記第2の基地局によって予約された前記第2のキャリアの一部を決定することと、
前記第1の基地局によって、前記第1の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアの前記予約された一部で通信すること
とをさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C11]前記第1の基地局によって、前記第1および第2のキャリアのそれぞれで、少なくとも1つの同期信号を送ること
をさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C12]前記第1の基地局によって、第3の送信パワーレベルで、第3のキャリアで通信することと、
前記第1の基地局によって、第4の送信パワーレベルで、第4のキャリアで通信することであって、前記第4の送信パワーレベルは、前記第4のキャリアでの干渉を低減するために、前記第3の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2のキャリアは、ダウンリンクでの通信のために使用され、前記第3および第4のキャリアは、アップリンクでの通信のために使用される、こと
とをさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C13]前記第2の基地局または前記無線ネットワークにとっての、キャパシティの利点に基づいて、前記第2のキャリアでの送信パワーを低減するかどうかを決定すること
をさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C14]前記第1のキャリアが使用を禁止されていないことを示す情報を同報することと、
前記第2のキャリアが使用を禁止されていることを示す情報を同報すること
とをさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C15]前記第1のキャリアを介して前記第1の基地局にアクセスする少なくとも1つのユーザ機器(UE)を識別することと、
前記第1のキャリアから前記第2のキャリアに、前記少なくとも1つのUEを割り振ること
とをさらに含む、[C1]に記載の方法。
[C16]第1の基地局によって、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで通信するための手段と、
前記第1の基地局によって、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで通信するための手段であって、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで通信する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C17]前記第1および第2のキャリアは、ダウンリンク用であり、前記第1のキャリアで通信するための手段は、第1のユーザ機器(UE)に、前記第1の送信パワーレベルで、前記第1のキャリアで、第1のデータ送信を送るための手段を含み、前記第2のキャリアで通信するための手段は、第2のUEに、前記第2の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアで、第2のデータ送信を送るための手段を含む、[C16]に記載の装置。
[C18]前記第2の基地局による使用のために、前記第1のキャリアの一部を予約するための手段と、
前記第1の基地局による通信のために、前記第1のキャリアの残りの一部を使用するための手段
とをさらに含む、[C16]に記載の装置。
[C19]第1の基地局によって、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで通信し、かつ、前記第1の基地局によって、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで通信するように構成され、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで通信する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、少なくとも1つのプロセッサ
を含む、無線通信のための装置。
[C20]前記第1および第2のキャリアは、ダウンリンク用であり、前記少なくとも1つのプロセッサは、第1のユーザ機器(UE)に、前記第1の送信パワーレベルで、前記第1のキャリアで、第1のデータ送信を送り、かつ、第2のUEに、前記第2の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアで、第2のデータ送信を送るように構成されている、[C19]に記載の装置。
[C21]前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2の基地局による使用のために、前記第1のキャリアの一部を予約し、かつ、前記第1の基地局による通信のために、前記第1のキャリアの残りの一部を使用するように構成されている、[C19]に記載の装置。
[C22]第1の基地局によって、第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで、通信するように、少なくとも1つのコンピュータにさせるためのコードと、
前記第1の基地局によって、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで、通信するように、前記少なくとも1つのコンピュータにさせるためのコードであって、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで通信する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、コード
とを含む、コンピュータ可読媒体
を含む、コンピュータプログラム製品。
[C23]通信に利用可能な複数のキャリアの中で、第1の基地局からの干渉がより少ないキャリアを決定することと、
第2の基地局によって、前記キャリアで通信することであって、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、こと
とを含む、無線通信ネットワークで通信する方法。
[C24]前記第1の基地局は、高いパワークラスに属し、前記第2の基地局は、より低いパワークラスに属する、[C23]に記載の方法。
[C25]前記第1の基地局は、制限のないアクセスをサポートし、前記第2の基地局は、制限されたアクセスをサポートする、[C23]に記載の方法。
[C26]無線での測定値に基づいて、前記複数のキャリアの各々での干渉を決定すること
をさらに含む、[C23]に記載の方法。
[C27]前記第1の基地局からのシグナリングに基づいて、前記複数のキャリアの各々での干渉を決定すること
をさらに含む、[C23]に記載の方法。
[C28]通信に利用可能な複数のキャリアの中で、第1の基地局からの干渉がより少ないキャリアを決定するための手段と、
第2の基地局によって、前記キャリアで通信するための手段であって、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C29]第1の送信パワーレベルで、第1のキャリアで、および、第2の送信パワーレベルで、第2のキャリアで、動作する第1の基地局を検出することであって、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで動作する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、ことと、
前記第1の送信パワーレベルで、前記第1のキャリアで、または、前記第2の送信パワーレベルで、前記第2のキャリアで、または、その両方で、前記第1の基地局と通信すること
とを含む、無線通信ネットワークで通信する方法。
[C30]前記第1の基地局と通信することは、
前記第1および第2のキャリアの各々の受信信号品質を決定することと、
より高い受信信号品質を有する前記第1または第2のキャリアを選択することと、
前記選択されたキャリアで、前記第1の基地局と通信すること
とを含む、[C29]に記載の方法。
[C31]前記第1の基地局と通信することは、
前記第2のキャリアでの干渉が、閾値を上回る場合に、前記第1のキャリアを選択することと、
前記第2のキャリアでの干渉が、閾値を下回る場合に、前記第2のキャリアを選択することと、
前記選択されたキャリアで、前記第1の基地局と通信すること
とを含む、[C29]に記載の方法。
[C32]前記第1の基地局と通信することは、
通信のために、前記第1または第2のキャリアを選択することと、
前記第1の基地局と、前記選択されたキャリアで、制御情報を交換することと、
前記第1の基地局と、前記選択されたキャリアで、データを交換すること
とを含む、[C29]に記載の方法。
[C33]前記第1の基地局と通信することは、
前記第1の基地局と、前記第1のキャリアで、制御情報を交換することと、
前記第1の基地局と、前記第2のキャリアで、データを交換すること
とを含む、[C29]に記載の方法。
[C34]前記第1の基地局を検出することは、
前記第1の基地局を含む複数の基地局から、前記第1または第2のキャリアで、信号を受信することと、
前記受信された信号に基づいて、前記複数の基地局の中から、通信のために、前記第1の基地局を選択すること
とを含む、[C29]に記載の方法。
[C35]第1のキャリアで、第1の送信パワーレベルで、および、第2のキャリアで、第2の送信パワーレベルで、動作する第1の基地局を検出するための手段であって、前記第2の送信パワーレベルは、前記第2のキャリアで動作する第2の基地局への干渉を低減するために、前記第1の送信パワーレベルよりも低く、前記第1および第2の基地局は、異なるパワークラスに属するか、異なるアソシエーションのタイプをサポートする、手段と、
前記第1のキャリアで、前記第1の送信パワーレベルで、または、前記第2のキャリアで、前記第2の送信パワーレベルで、または、両方で、前記第1の基地局と通信するための手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C36]前記第1の基地局と通信するための手段は、
通信のために、前記第1または第2のキャリアを選択するための手段と、
前記第1の基地局と、前記選択されたキャリアで、制御情報を交換するための手段と、
前記第1の基地局と、前記選択されたキャリアで、データを交換するための手段
とを含む、[C35]に記載の装置。
[C37]前記第1の基地局と通信するための手段は、
前記第1の基地局と、前記第1のキャリアで、制御情報を交換するための手段と、
前記第1の基地局と、前記第2のキャリアで、データを交換するための手段
とを含む、[C35]に記載の装置。
[C38]少なくとも1つのキャリアで通信することと、
前記少なくとも1つのキャリアでの通信のために、第1のキャリアで制御情報を交換することであって、前記第1のキャリアは、前記少なくとも1つのキャリアとは異なる、こと
とを含む、無線通信ネットワークで通信する方法。
[C39]前記制御情報は、前記少なくとも1つのキャリアでのデータ伝送のための、スケジューリンググラント、チャネル品質インジケータ(CQI)情報、確認応答(ACK)情報、または、それらの組合せを含む、[C38]に記載の方法。
[C40]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、ダウンリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信することは、前記少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのユーザ機器(UE)に、少なくとも1つのデータ送信を送ることを含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換することは、前記少なくとも1つのキャリアでの前記少なくとも1つのデータ送信のために、前記第1のキャリアで、前記少なくとも1つのUEに、制御情報を送ることを含む、[C38]に記載の方法。
[C41]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、アップリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信することは、前記少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのユーザ機器(UE)から、少なくとも1つのデータ送信を受信することを含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換することは、前記少なくとも1つのキャリアでの前記少なくとも1つのデータ送信のために、前記第1のキャリアで、前記少なくとも1つのUEから、制御情報を受信することを含む、[C38]に記載の方法。
[C42]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、ダウンリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信することは、前記少なくとも1つのキャリアで、基地局から、データ送信を受信することを含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換することは、前記少なくとも1つのサブキャリアでの前記データ送信のために、前記第1のキャリアで、前記基地局から、制御情報を受信することを含む、[C38]に記載の方法。
[C43]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、アップリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信することは、前記少なくとも1つのキャリアで、基地局に、データ送信を送ることを含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換することは、前記少なくとも1つのサブキャリアでの前記データ送信のために、前記第1のキャリアで、前記基地局に制御情報を送ることを含む、[C38]に記載の方法。
[C44]少なくとも1つのキャリアで通信するための手段と、
前記少なくとも1つのキャリアでの通信のために、第1のキャリアで、制御情報を交換するための手段であって、前記第1のキャリアは、前記少なくとも1つのキャリアと異なる、手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C45]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、ダウンリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信するための手段は、前記少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのユーザ機器(UE)に、少なくとも1つのデータ送信を送るための手段を含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換するための手段は、前記少なくとも1つのキャリアでの前記少なくとも1つのデータ送信のために、前記第1のキャリアで、前記少なくとも1つのUEに、制御情報を送るための手段を含む、[C44]に記載の装置。
[C46]前記少なくとも1つのキャリアと前記第1のキャリアは、アップリンク用であり、前記少なくとも1つのキャリアで通信するための手段は、前記少なくとも1つのキャリアで、少なくとも1つのユーザ機器(UE)から、少なくとも1つのデータ送信を受信するための手段を含み、前記第1のキャリアで制御情報を交換するための手段は、前記少なくとも1つのキャリアでの前記少なくとも1つのデータ送信のために、前記第1のキャリアで、前記少なくとも1つのUEから、制御情報を受信するための手段を含む、[C44]に記載の装置。
[C47]通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することであって、前記メトリックは、信号強度以外の少なくとも1つのパラメータを含む、ことと、
各キャリアについての前記メトリックに基づいて、前記複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択することと、
前記選択されたキャリアで通信すること
とを含む、無線通信ネットワークで通信する方法。
[C48]前記メトリックは、受信信号品質を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も高い受信信号品質を持つキャリアを選択することを含む、[C47]に記載の方法。
[C49]前記メトリックは、パスロスを含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も少ないパスロスを持つキャリアを選択することを含む、[C47]に記載の方法。
[C50]前記メトリックは、負荷を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も少ない負荷を持つキャリアを選択することを含む、[C47]に記載の方法。
[C51]前記メトリックは、サービスの品質(QoS)またはデータレート、または、両方に基づいて決定された、アクセス品質を含み、前記通信用のキャリアを選択することは、通信用に、最も高いアクセス品質を持つキャリアを選択することを含む、[C47]に記載の方法。
[C52]前記選択されたキャリアで通信することは、
前記基地局のために、アンカーキャリアとして、前記選択されたキャリアを指定することと、
前記選択されたキャリアを介して、前記基地局によって、制御情報を交換すること
とを含む、[C47]に記載の方法。
[C53]前記メトリックを決定すること、前記通信用のキャリアを選択すること、および、前記選択されたキャリアで通信することは、ユーザ機器(UE)によって行われる、[C47]に記載の方法。
[C54]前記メトリックを決定すること、前記通信用のキャリアを選択すること、および、前記選択されたキャリアで通信することは、ネットワークエンティティによって行われる、[C47]に記載の方法。
[C55]前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、少なくとも1つの基地局から前記ネットワークエンティティによって受信されたバックホール情報に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、[C54]に記載の方法。
[C56]前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、ユーザ機器(UEs)によって送られた報告に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、[C47]に記載の方法。
[C57]前記複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定することは、無線での測定値に基づいて、各キャリアについての前記メトリックを決定することを含む、[C47]に記載の方法。
[C58]通信に利用可能な複数のキャリアの各々についてのメトリックを決定するための手段であって、前記メトリックは、信号強度以外の少なくとも1つのパラメータを含む、手段と、
各キャリアについての前記メトリックに基づいて、前記複数のキャリアの中から、通信用のキャリアを選択するための手段と、
前記選択されたキャリアで通信するための手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C59]前記選択されたキャリアで通信するための手段は、
前記基地局のために、アンカーキャリアとして、前記選択されたキャリアを指定するための手段と、
前記選択されたキャリアを介して、前記基地局によって、制御情報を交換するための手段
とを含む、[C58]に記載の装置。
[C60]少なくとも1つのキャリアについてのバー情報を決定することであって、各キャリアについての前記バー情報は、前記キャリアが使用を禁止されているかどうかを示す、ことと、
ユーザ機器(UEs)に、前記バー情報を同報すること
とを含む、無線通信のための方法。
[C61]前記少なくとも1つのキャリアは、第1および第2のキャリアを含み、前記第1のキャリアについてのバー情報は、前記第1のキャリアが禁止されていないことを示し、前記第2のキャリアについてのバー情報は、前記第2のキャリアが禁止されていることを示す、[C60]に記載の方法。
[C62]前記少なくとも1つのキャリアは、第1のキャリアを含み、前記第1のキャリアについてのバー情報は、前記第1のキャリアが、第1のUEsのセットに禁止されておらず、第2のUEsのセットに禁止されていることを示す、[C60]に記載の方法。
[C63]少なくとも1つのキャリアについてのバー情報を決定するための手段であって、各キャリアについての前記バー情報は、前記キャリアが使用を禁止されているかどうかを示す、手段と、
ユーザ機器(UEs)に前記バー情報を同報するための手段
とを含む、無線通信のための装置。
[C64]前記少なくとも1つのキャリアは、第1および第2のキャリアを含み、前記第1のキャリアについてのバー情報は、前記第1のキャリアが禁止されていないことを示し、前記第2のキャリアについてのバー情報は、前記第2のキャリアが禁止されていることを示す、[C63]に記載の装置。
[C65]前記少なくとも1つのキャリアは、第1のキャリアを含み、前記第1のキャリアについてのバー情報は、前記第1のキャリアが、第1のUEsのセットに禁止されておらず、第2のUEsのセットに禁止されていることを示す、[C63]に記載の装置。
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