特許第5992887号(P5992887)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5992887
(24)【登録日】2016年8月26日
(45)【発行日】2016年9月14日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20160901BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2013-184995(P2013-184995)
(22)【出願日】2013年9月6日
(62)【分割の表示】特願2009-195822(P2009-195822)の分割
【原出願日】2009年8月26日
(65)【公開番号】特開2014-87595(P2014-87595A)
(43)【公開日】2014年5月15日
【審査請求日】2013年9月6日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000161806
【氏名又は名称】京楽産業.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085660
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 均
(72)【発明者】
【氏名】末石 可奈子
【審査官】 篠崎 正
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−061222(JP,A)
【文献】 特開2005−211228(JP,A)
【文献】 特開2011−000149(JP,A)
【文献】 特開2002−282455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特別図柄を変動表示する特別図柄変動表示手段と、
遊技球の入球を契機に前記特別図柄変動表示手段による特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる始動口と、
前記特別図柄変動表示手段により特別図柄が変動表示されているときに前記始動口への遊技球の入球数を記憶して、前記始動口への遊技球の入球を契機とする特別図柄の変動表示の権利を保留する変動表示保留手段と、
前記始動口への遊技球の入球を契機に遊技データの抽選を行い、該遊技データに基づいて、大当たりに当選しているか否かの判定制御を行う遊技制御手段と、
前記遊技制御手段から送信されてくる演出実行コマンドに基づいて演出制御を行う演出制御手段と、
複数の態様を有する同一種類の予告演出が設けられ、各態様の予告演出の出現頻度が異なる割合に設定された第1〜第3のハズレ用演出テーブルと、
複数の態様を有する同一種類の予告演出が設けられ、該複数の態様を有する同一種類の予告演出の中から出現頻度が低い第1態様の予告演出が、前記第1〜第3のハズレ用演出テーブルの何れの演出テーブルよりも選択され易い大当たり用演出テーブルと、を備え、
前記演出制御手段は、
大当たり情報が含まれるコマンドを受信した場合、前記大当たり用演出テーブルを選定し、選定した前記大当たり用演出テーブルに設けられている前記同一種類の予告演出の中から何れかの態様の予告演出を選択する一方、大当たり情報が含まれていないコマンドを受信した場合、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が第1の個数のときは前記第1のハズレ用演出テーブルを選定し、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が前記第1の個数より多い第2の個数のときは前記第2のハズレ用演出テーブルを選定し、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が前記第2の個数より多い第3の個数のときは前記第3のハズレ用演出テーブルを選定し、選定した前記第1〜第3のハズレ用演出テーブルに設けられている前記同一種類の予告演出の中から何れかの態様の予告演出を選択し
前記第1のハズレ用演出テーブルは前記第1態様の予告演出が選択され易く、前記第2のハズレ用演出テーブルは前記第1態様の予告演出より出現頻度が高い第2態様の予告演出が選択され易く、前記第3のハズレ用演出テーブルは前記第2態様の予告演出より出現頻度が高い第3態様の予告演出が選択され易いことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄が変動を開始し、特別図柄が特定の大当たり図柄で停止することにより、大当り遊技状態に移行するように構成されている。特別図柄が変動表示しているときは、液晶表示装置に演出用の装飾図柄を表示するようにしている。装飾図柄が例えば3つの図柄により構成されている場合は、これら3つの装飾図柄のうち、有効ライン上の2個の図柄が同一図柄となった場合にリーチ状態となる。そして大当たり時は、リーチ状態から有効ライン上の最後の装飾図柄を既に停止している2個の装飾図柄と同一図柄で停止させることにより、リーチ状態から遊技者に大当たりへの期待感を抱かせる効果が得られるようになっている。
更に、装飾図柄の変動開始初期やリーチタイミングに合わせて各種演出画像を合わせて表示することで、装飾図柄の変動表示中の様々なタイミングで大当りへの期待感を遊技者に抱かせる効果を得られるようにしたものなどがある。
【0003】
なお、先行技術文献として、特許文献1には、図柄の変動に合わせた変動表示演出の中でリーチや大当たりを予告する予告演出を実行可能なパチンコ遊技機において、複数種類の予告演出が用意されている場合、プレミア予告等は大当りしてもなかなか見ることができないため、パチンコ遊技機の電源投入時からの変動表示回数をカウントするカウンタを設けておき、カウンタの値が少ない条件でプレミア予告の選択比率を高く設定するようにしたパチンコ遊技機が開示されている。
また特許文献2には、始動口への遊技球の入賞に基づいて、画像表示表装置で図柄を変動表示すると共に、大当たり状態等を発生させるための抽選を行う遊技機であって、始動口への遊技球の入賞保留球数に対応して態様が変化するキャラクターを画像表示表装置に隣接して配置するようにした遊技機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−125253公報
【特許文献2】特開2004−208910公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、同一の演出であっても出現頻度や大当たり期待度が異なる複数の演出を備えたパチンコ遊技機では、通常、大当たり当選時は、出現頻度が低く、大当たりの期待度が高い演出が選択される割合が高くなるように構成されている。一方、大当たりに当選していない時は、出現頻度が高く、大当たりの期待度が低い演出が選択される割合が高くなるように構成されている。このため、複数の演出を備えている場合でも演出の出現パターンが単調になり、遊技者に飽きられ易いという問題点があった。
そこで、本発明はこのような点を鑑みてなされたものであり、複数の演出を備えている遊技機において、遊技者が飽き難い演出の出現パターンを実現することができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態の遊技機は、特別図柄を変動表示する特別図柄変動表示手段と、遊技球の入球を契機に前記特別図柄変動表示手段による特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる始動口と、前記特別図柄変動表示手段により特別図柄が変動表示されているときに前記始動口への遊技球の入球数を記憶して、前記始動口への遊技球の入球を契機とする特別図柄の変動表示の権利を保留する変動表示保留手段と、前記始動口への遊技球の入球を契機に遊技データの抽選を行い、該遊技データに基づいて、大当たりに当選しているか否かの判定制御を行う遊技制御手段と、前記遊技制御手段から送信されてくる演出実行コマンドに基づいて演出制御を行う演出制御手段と、複数の態様を有する同一種類の予告演出が設けられ、各態様の予告演出の出現頻度が異なる割合に設定された第1〜第3のハズレ用演出テーブルと、複数の態様を有する同一種類の予告演出が設けられ、該複数の態様を有する同一種類の予告演出の中から出現頻度が低い第1態様の予告演出が、前記第1〜第3のハズレ用演出テーブルの何れの演出テーブルよりも選択され易い大当たり用演出テーブルと、を備え、前記演出制御手段は、大当たり情報が含まれるコマンドを受信した場合、前記大当たり用演出テーブルを選定し、選定した前記大当たり用演出テーブルに設けられている前記同一種類の予告演出の中から何れかの態様の予告演出を選択する一方、大当たり情報が含まれていないコマンドを受信した場合、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が第1の個数のときは前記第1のハズレ用演出テーブルを選定し、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が前記第1の個数より多い第2の個数のときは前記第2のハズレ用演出テーブルを選定し、前記変動表示保留手段に保留された遊技球の保留数が前記第2の個数より多い第3の個数のときは前記第3のハズレ用演出テーブルを選定し、選定した前記第1〜第3のハズレ用演出テーブルに設けられている前記同一種類の予告演出の中から何れかの態様の予告演出を選択し、前記第1のハズレ用演出テーブルは前記第1態様の予告演出が選択され易く、前記第2のハズレ用演出テーブルは前記第1態様の予告演出より出現頻度が高い第2態様の予告演出が選択され易く、前記第3のハズレ用演出テーブルは前記第2態様の予告演出より出現頻度が高い第3態様の予告演出が選択され易いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、演出の出現パターンの多様化を図ることで、興趣に富んだ演出が可能になり、遊技者が飽きない演出を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
図2】本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
図3】第1の実施形態に係る変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機においてか各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
図4】(a)〜(c)は本実施形態のパチンコ遊技機において実行される予告演出の一例を示した図である。
図5】遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
図6】遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
図7】遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
図8】遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
図9】遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
図10】遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
図11】遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
図12】遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
図13】遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
図14】遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
図15】大入賞装置のラウンド数/開放パターンの設定例を示した図である。
図16】遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
図17】遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
図18】演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
図19】演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
図20】演出制御基板のCPUが実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
図21】演出制御基板のCPUが実行する変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
図22】演出制御基板のCPUが実行する当たり演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
図23】演出制御基板のCPUが実行するエンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
【0010】
遊技盤10の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー103を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
【0011】
画像表示器11の下方には、変動入賞装置12が配置されている。変動入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)17とを備えて構成される。
上始動口13は、遊技球が入賞したときに第1特別図柄表示器21の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。また電チュー14は、遊技球が入賞したときに第2特別図柄表示器22の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。
このため、上始動口13の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。また電チュー14の内部には、遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。
電チュー14は、普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止したときに所定時間、開成動作するように構成されている。
なお、本実施形態では、上始動口13及び電チュー14の内部にそれぞれ別々に始動口SWを設けるようにしているが、始動口SWは共有であってもよい。
【0012】
画像表示器11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)(図2参照)が設けられている。
また変動入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、一般入賞口17が配置されていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
【0013】
遊技盤10の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否か表示する。
普通図柄表示器23は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否か表示する。
【0014】
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1特別図柄の保留球と、第2特別図柄の保留球が保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するものとして説明するが、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。
なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤10の遊技領域外に配置しているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤10の遊技領域10a内に配置することも勿論可能である。
【0015】
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板111が設けられている、また副制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114等を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、上始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14内に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)14b、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16b、普通入賞口SW17a、第1特別図柄表示器21、第2特別図柄表示器22、普通図柄表示器23、第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄保留ランプ26等が接続されている。
また遊技制御基板111には、演出制御基板121、及び払出制御基板151が接続されている。
【0016】
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板121には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板131、各種ランプ及び可動役物の制御を行うランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134等を有し、演出制御基板121の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144等を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、演出役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154等を有し、遊技球払出装置の払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等の制御を行う。
【0017】
図3は、本実施形態のパチンコ遊技機において各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
本実施形態における特別図柄乱数は、図3(a)に示す大当たり乱数と図3(b)に示す大当たり図柄乱数とにより構成される。また普通図柄の乱数は、図3(d)に示す当たり乱数により構成される。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、始動口入賞時、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が低確率遊技状態の10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。また、図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
【0018】
次に、図3(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。そして、取得した大当たり図柄乱数に基づいて、複数種類の大当たりの中から何れか1つの大当たりを決定する。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりの5つの大当たりが用意されている。
通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く、よって大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりであり、従来の「通常大当たり」に相当する。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりであり、従来の「突時大当たり」に相当する。
【0019】
高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「確変大当たり」に相当する。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「突確大当たり」に相当する。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
【0020】
また、本実施形態のパチンコ遊技機では、上始動口13に遊技球が入球した場合と電チュー14に遊技球が入球した場合では、一部の種類の大当たりについては選択される割合が異なるように構成されている。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が上始動口13に入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合と電チュー14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図3(b)に示すように、第1始動口又は電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
【0021】
一方、高確率時短付き長当たり及び高確率時短付き短当たりが選択される割合は、遊技球が上始動口13に入賞した場合と、電チュー14に入賞した場合で異なり、例えば高確率時短付き長当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合は25/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は175/250とされる。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、上始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、遊技球が上始動口入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、遊技球が電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
【0022】
ここで、上始動口入賞時と電チュー入賞時において選択される大当たり種類を比較すると、上始動口入賞時は、高確率時短付き長当たりの割合が25/250であるのに対して、電チュー入賞時は、高確率時短付き長当たりの割合が175/250であり、電チュー入賞時のほうが、高確率時短付き長当たりが選択される割合が高くなっている。このよう構成すると、第2始動口への遊技球の入賞率が高くなる遊技状態に移行したときは高確率時短付き長当たりに連続して当選する確率が高くなるため、多量の出球の獲得が期待できメリハリがある遊技を実現することができる。
また上始動口入賞時は、高確率時短無し短当たりの割合が100/250であるのに対して、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりが選択されないようになっている。これは、第2始動口に遊技球が入賞するのは、遊技状態が遊技者とって有利な遊技状態である。この遊技状態のときに高確率時短無し短当たりが選択された場合は、時短遊技が終了してしまうことから遊技者にとって不利な遊技状態に移行してしまうことになる。つまり、大当たりに当選したにも関わらず、遊技者にとって不利益となる遊技状態に移行してしまうことになる。このため、本実施形態では、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりを選択しないように構成することで、遊技者に不利な遊技状態に移行するのを防止している。
【0023】
また図3(c)に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときにリーチ有り、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときにリーチ無しと判定する。
また図3(d)に示す普通図柄の当たり乱数を抽選する当たり乱数テーブルでは、ゲート通過時、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した当たり乱数が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した当たり乱数が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
【0024】
このように構成される本実施形態のパチンコ遊技機100の遊技制御基板111は、上始動口13又は電チュー14への遊技球が入賞を契機に大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数等の抽選を行い、当たりに当選したと判定した場合は、第1又は第2特別図柄表示器21、22の特別図柄を特定の大当たり図柄で停止することにより、上記した長当たり、短当たり、或いは小当たりの何れかの当り遊技を実行する。
一方、演出制御基板121は、遊技制御基板111から送信されてくる演出実行コマンドや演出ボタン104の操作に基づいて各種演出制御を実行する。
そして、本実施形態のパチンコ遊技機100では、演出制御基板121では、演出制御基板121が遊技制御基板111からの演出実行コマンドに基づいて予告演出を実行する際に、第1特別図柄保留ランプ24と第2特別図柄保留ランプ25に保留された遊技球の保留数に応じて、複数の同一予告演出の中から何れかの予告演出を選択して実行するようにした点に特徴がある。
【0025】
図4は、本実施形態のパチンコ遊技機において実行される予告演出の一例を示した図である。
この図4に示す例では、予告演出として、画像表示器11にバス画像を表示する例が示されている。このようなバス画像は、同じバス画像であっても、模様や色が異なる複数のバス画像が用意されており、模様や色によって出現頻度、及び大当たり期待度が異なるように構成されている。
例えば、本実施形態では、図4(a)〜(c)に示すように、同じバス画像であっても、模様が異なる3種類のバス画像51a、51b、51cが用意されており、バス画像51a→バス画像51b→バス画像51cの順で出現頻度が低く且つ大当たりの期待度が高くなるように構成されている。
これまでのパチンコ遊技機では、予告演出を実行する場合、遊技制御基板111からの演出実行コマンドに大当たり情報が含まれているか否かによってバス画像の選択率が異なるように構成されている。
例えば、演出実行コマンドに大当たり情報が含まれている場合は、出現頻度が低いバス画像51cが選択される割合が高く、逆に演出実行コマンドに大当たり情報が含まれていない場合は、出現頻度が高いバス画像51aが選択される割合が高くるように構成されている。
【0026】
これに対して、本実施形態のパチンコ遊技機100では、上記した演出実行コマンドの大当たり情報だけでなく、予告演出を実行する際の保留球の保留個数に基づいてバス画像の選択率を変更するように構成した。
例えば、本実施形態では、第1特別図柄保留ランプ24と第2特別図柄保留ランプ25に保留された遊技球の保留数が少なくなるにしたがって、出現頻度が低い予告演出を選択する割合が高くなるように構成した。
具体的には、演出実行コマンドに大当たり情報が含まれておらず、予告演出を実行する際の遊技球の保留数が「2」以上の場合は、図4(a)に示すような出現頻度の高いバス画像51aが選択される割合が高くなるようにした。
そして予告演出を実行する際の遊技球の保留数が「1」の場合は、図4(b)に示すような出現頻度が中位のバス画像51bが選択される割合が高くなるようにした。
更に予告演出を実行する際の遊技球の保留数が「0」の場合は、出現頻度が低いバス画像51cが選択される割合が高くなるようにした。
【0027】
このように本実施形態のパチンコ遊技機100では、演出制御基板121が予告演出を実行する場合は、遊技球の保留数が少なくなるにしたがって、出現頻度が低い予告演出を選択する割合が高くなるように構成して、予告演出の出現パターンの多様化を図るようにした。これにより、興趣に富んだ予告演出を実行することが可能になり、遊技者が飽きない面白みのある予告演出を実現することが可能になる。
また本実施形態では、遊技球の保留数が少なくなるにしたがって、出現頻度が低い予告演出を選択する割合が高くなる場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、例えば遊技球の保留数が多くなるにしたがって、出現頻度が低い予告演出を選択する割合が高くなるように構成しても良い。このように構成した場合は、出現頻度の低い予告演出を期待して、保留球が多い場合でも遊技者が積極的に遊技を行うことを期待することができる。
なお、本実施形態では、予告演出を例に挙げて説明したが、本発明は、予告演出以外の演出にも適用可能であることは言うまでもない。
【0028】
以下、本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置が実行する処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
【0029】
先ず、遊技制御基板111が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図5は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)等を実行する。
【0030】
次に、上記タイマ割込処理として実行される各種処理について説明する。
[始動口SW処理]
図6は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この場合、CPU112は、上始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判別を行い(S201)、第1始動口SW13aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S202)。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S203)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、及びリーチ乱数等を取得してRAM114に格納する(S204)。次いで、第1特別図柄保留ランプ24の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S205)。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
【0031】
次に、CPU112は、電チュー14の第2始動口SW14aがオンであるか否かの判別を行い(S206)、第2始動口SW14aがオンであると判別した場合は、第2始動口SW14aの保留個数U2が「4」より少ないか否かの判別を行う(S207)。ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S208)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、及びリーチ乱数等を取得してRAM114に格納する(S209)。次いで、第2特別図柄保留ランプ25の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S210)、始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、始動口SW処理を終了する。
【0032】
[ゲートSW処理]
図7は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い(S221)、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S222)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S223)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S224)、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
【0033】
[特別図柄処理]
図8は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中であるか否かの判別を行い(S311)、大当たり遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S312)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S313)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S314)。
【0034】
一方、ステップS313において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U2が「0」である場合は、次に第1始動口SW13aの保留個数U1が「1」より多いか否かの判別を行い(S315)、保留個数U1が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U1を「1」減算する(S316)。
次に、CPU112は、客待ちフラグがONであればOFFにした後(S317)、後述する大当たり判定処理を実行する(S318)。大当たり判定処理実行後は、後述する変動パターン選択処理を実行する(S319)。変動パターン選択処理実行後は、対応する第1特別図柄表示器21、又は第2特別図柄表示器22の図柄変動を開始すると共に、変動開始コマンドをセットする(S320、S321)。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S322)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S323)。この後、変動停止コマンドをセットし(S324)、後述する停止中処理(S325)を実行して特別図柄処理を終了する。
【0035】
なお、ステップS311において当たり遊技フラグがONであると判別した場合、或いはステップS322において、特別図柄の変動時間が所定の変動時間に達していないと判別した場合は、特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS316において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、後述する客待ち設定処理に実行して(S326)、特別図柄処理を終了する。
【0036】
[大当たり判定処理]
図9は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114に記憶された大当たり乱数の判定を行い(S331)、続くステップS332において大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114に記憶された大当たり図柄乱数の判定を行い(S333)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする大当たり図柄を設定して(S334)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS332において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数に基づいて小当たりであるか否かの判別を行う(S335)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする小当たり図柄を設定して(S336)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS335において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットするハズレ図柄を設定して(S337)、大当たり判定処理を終了する。
【0037】
[変動パターン選択処理]
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S341)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S342)。
一方、ステップS341において、大当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S343)、リーチであるか否かの判別を行う(S344)。ここで、リーチと判別した場合は、リーチ用テーブルをRAM114にセットする(S345)。また、ステップS344において、リーチでないと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S346)。
次に、CPU112は、先に取得した変動パターン乱数の判定を行い(S347)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンを設定して(S348)、変動パターン選択処理を終了する。
【0038】
[停止中処理]
図11は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短フラグがONであるか否かの判別を行い(S351)、時短フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」を減算する(S352)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S353)、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので時短フラグをOFFにする(S354)。なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU112は、高確フラグがONであるか否かの判別を行い(S355)、高確フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている高確率ゲームの残ゲーム回数Xから「1」を減算する(S356)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Xが「0」であるか否かの判別を行い(S357)、残ゲーム回数Xが「0」であれば、高確率ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので高確フラグをOFFにする(S358)。なお、ステップS355において、高確フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」でないと判別した場合は、ステップS359に移行する。
【0039】
次に、CPU112は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた特別図柄により大当たりであるか否かの判別を行い(S359)、大当たりでないと判別した場合は、次にセットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行う(S360)、ここで、小当たりであると判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにする(S361)。この後、大当たりのオープニングを開始すると共に、大当たりオープニングコマンドをセットして(S362、S363)、停止中処理を終了する。
一方、ステップS360において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく変動停止中処理を終了する。
また、ステップ359において、大当たりであると判別した場合は、次に大当たりが長当たりであるか否かの判別を行い(S364)、長当たりであると判別した場合は、名が当たり遊技フラグをONにし(S365)、そうでなければ短当たりフラグをONにして(S366)する。この後、時短ゲームの残ゲーム回数J、及び高確率ゲームの残回数Xをそれぞれ「0」をセットして、残ゲーム回数J/Xをリセットした後(S367)、時短フラグと高確フラグをOFFにする(S368)。この後、ステップS362に進む。
【0040】
[客待ち設定処理]
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、待ちフラグがONでないと判別した場合は、客待ちコマンドをセットすると共に、客待ちフラグをONにしてから(S372、S373)、客待ち設定処理を終了する。
【0041】
[普通図柄処理]
図13は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S381)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S382)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S383)、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S384)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S385)、普通図柄表示器23に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S386、S387)。
ここで、変動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば4.0秒、時短フラグがONであれば、1.5秒に設定することが考えられる。
【0042】
次に、CPU112は、普通図柄の変動時間が所定時間経過したか否かの判別を行い(S389)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は変動を停止し(S390)、普通図柄の変動時間が所定時間経過していないと判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行い(S391)、普通図柄が当たり図柄である場合は、補助遊技フラグをONにして(S392)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS391において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、普通図柄処理を終了する。
なお、ステップS382において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS389に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
【0043】
[大入賞口処理]
図14は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、オープニング中であるか否かの判別を行う(S412)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S413)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う(S414)。
【0044】
図15は、ラウンド回数/作動パターンの設定例を示した図であり、大当たりが長当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが29.5秒開放×1回に設定する。また大当たりが短当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する、更に、小当たりであった場合は、上記短当たりと同様、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する。
次に、CPU112は、大入賞口16への1ラウンドあたりの入賞個数を示す個数カウンタC1に「0」をセットすると共に、ラウンド回数Rの値に「1」を加算する(S415、S416)。この後、大入賞口16の作動を開始する。つまり、大入賞口16を閉状態から開状態にする(S417)。
次にCPU112は、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S418)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判別を行う(S419)。
ここで、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、大入賞口16の作動を終了する。つまり、大入賞口16を開状態から閉状態にする(S420)。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく大入賞口16の作動を終了する(S420)。
【0045】
次に、CPU112は、大当たりラウンド回数が最大ラウンド回数Rであるか否かの判別を行う。つまり、大当たりラウンドが最終ラウンドであるか否かの判別を行う(S421)。
ここで、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、エンディングを開始すると共に、エンディングコマンドをセットする(S422、S423)。
次いで、CPU112は、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする(S424)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S425)、エンディング時間を経過したと判別した場合は、後述する遊技状態設定処理を実行し(S426)、大当たりフラグをOFFにして(S427)、大入賞口処理を終了する。
【0046】
また、ステップS412において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は、エンディング中であるか否かの判別を行い(S428)、エンディング中であると判別した場合は、ステップS425に進み、エンディング中でないと判別した場合は、大入賞口が作動中であるか否かの判別を行う(S429)。
ここで、大入賞口16が作動中であると判別した場合は、ステップS418に移行し、大入賞口16が作動中でないと判別した場合はステップS415に移行する。
また、ステップS413において、オープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS419において、個数カウンタC1の値が規定個数に達していないと判別した場合、ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合、或いはステップS425において、エンディング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
【0047】
[遊技状態設定処理]
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、小当たりであるか否かの判別を行い(S431)、小当たりであると判別した場合は遊技状態設定処理を終了する。
一方、小当たりでないと判別した場合は、次に通常長当たり(低確率時短付き長当たり)であるか否かの判別を行い(S432)、通常長当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして(S433、S434)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS432において、通常長当たりでないと判別した場合は、高確率遊技を付与する大当たりであるので、高確フラグをONにすると共に、高確ゲームの残ゲーム回数Xに例えば「10000」をセットする(S435、S436)。
次に、当たりが時短付き当たりであるか否かの判別を行い(S437)、時短付き当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして(S438、S439)、遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS437において、時短付き当たりでないと判別した場合、時短フラグをOFFにすると共に、時短ゲームの残ゲーム回数Jをリセットして(S440、S441)、遊技状態設定処理を終了する。
【0048】
[電チュー処理]
図17は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー14が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー14が作動中でなければ、遊技状態に応じて、電チュー14の作動パターンを設定し(S513)、電チュー14の作動を開始する(S514)。
次に、CPU112は、電チュー14の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー14の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
ここで、設定する電チュー14の作動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば、0.15秒開放×1回、時短フラグがONであれば、1.80秒開放×3回に設定することが考えられる。
なお、ステップS512において、電チュー14が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー14の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
【0049】
次に、演出制御基板121が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図18は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。なお、図18に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板121のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、コマンド送信処理(S630)等を実行する。
【0050】
次に、演出制御基板121のCPU122がタイマ割込処理として実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理も演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
【0051】
[コマンド受信処理]
図19は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(S701)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、RAM124に記憶した保留球の保留数の加算を行う(S702)。そして保留数加算後、保留数コマンドをセットする(S703)。
次に、CPU122は、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S704)、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、演出選択処理を実行する(S705)。
そして、演出選択処理終了後、次に変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行う(S706)。なお、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。
【0052】
次に、CPU122は、ステップS706において、変動停止コマンドを受信したと判別した場合は、変動演出終了中処理を実行する(S707)。
そして、変動演出終了中処理終了後、次にオープニングコマンドを受信したか否かの判別を行う(S708)。なお、ステップS706において、変動停止コマンドを受信していないと判別した場合は、変動演出終了中処理を実行することなく、ステップS708に進む。
次に、ステップS708において、オープニングコマンドを受信したと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行する(S709)。
そして、当たり演出選択処理終了後、次にエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行う(S710)。なお、ステップS708において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行することなくステップS710に進む。
【0053】
次に、ステップS710において、エンディングコマンドを受信したと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行する(S711)。
そして、エンディング演出選択処理終了後、客待ちコマンド受信処理を実行して(S712)、コマンド受信処理を終了する。なお、ステップS710において、エンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくステップS712に進む。
【0054】
[演出選択処理]
図20は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、先ず、変動開始コマンドの解析を行い(S721)、その解析結果から大当たりであるか否かの判別を行う(S722)。ステップS722において大当たりであると判別した場合は、大当たり用変動演出パターンテーブルをセットする。(S723)。この大当たり用変動演出パターンテーブルは、出現頻度が低く且つ大当たりの期待度が高い予告演出やリーチ演出の選択率が高くなるように構成されたテーブルである。
次に、CPU122は、変動開始コマンドに含まれる変動パターンに基づいて、大当たり用変動演出パターンテーブルから予告演出やリーチ演出を組み合わせた変動演出パターンを選択し(S724)、変動演出開始コマンドをセットする(S725)。この後、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S726)、演出選択処理を終了する。
【0055】
一方、ステップS722において、大当たりでないと判別した場合は、次にRAM124に記憶されている保留球の保留数が「0」であるか否かの判別を行い(S727)、保留数が「0」であると判別した場合は、第1の変動演出パターンテーブルをセットする(S728)。この第1の変動演出パターンテーブルは、上記したように出現頻度が低い予告演出の選択率が高くなるように構成されたテーブルである。
この後、CPU122は、変動開始コマンドに含まれる変動パターンに基づいて、第1の変動演出パターンテーブルから予告演出やリーチ演出を組み合わせた変動演出パターンを選択し(S724)、変動演出開始コマンドをセットする(S725)。この後、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S726)、演出選択処理を終了する。
【0056】
また、ステップS727において、保留球の保留数が「0」でないと判別した場合は、次にRAM124に記憶されている保留球の保留数が「1」であるか否かの判別を行い(S729)、保留数が「1」であると判別した場合は、第2の変動演出パターンテーブルをセットする(S730)。この第2の変動演出パターンテーブルは、上記したように出現頻度が中位の予告演出の選択率が高くなるように構成されたテーブルである。
この後、CPU122は、変動開始コマンドに含まれる変動パターンに基づいて、第2の変動演出パターンテーブルから予告演出やリーチ演出を組み合わせた変動演出パターンを選択し(S724)、変動演出開始コマンドをセットする(S725)。この後、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S726)、演出選択処理を終了する。
【0057】
更にステップS729において、保留球の保留数が「1」でないと判別した場合は、第3の変動演出パターンテーブルをセットする(S731)。この第3の変動演出パターンテーブルは、出現頻度が高い予告演出の選択率が高くなるように構成されたテーブルである。
この後、CPU122は、変動開始コマンドに含まれる変動パターンに基づいて、第3の変動演出パターンテーブルから予告演出やリーチ演出を組み合わせた変動演出パターンを選択し(S724)、変動演出開始コマンドをセットする(S725)。この後、RAM124に記憶されている保留球の保留数を減算して(S726)、演出選択処理を終了する。
【0058】
[変動演出終了中処理]
図21は、変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、変動停止コマンドの解析を行い(S741)、解析結果に基づいてモードフラグの変更等の各種処理を行った後、変動演出終了コマンドをセットして(S742)、変動演出終了中処理を終了する。
【0059】
[当たり演出選択処理]
図22は、当たり演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、オープニングコマンドの解析を行い(S751)、当たり演出パターン選択処理を行う(S752)。この後、オープニング演出開始コマンドをセットして(S753)、当たり演出選択処理を終了する。
【0060】
[エンディング演出選択処理]
図23は、エンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、エンディングコマンドの解析を行う(S761)。次に、エンディング演出パターン選択を行う(S762)。この後、エンディング演出開始コマンドをセットして(S763)、エンディング演出選択処理を終了する。
【符号の説明】
【0061】
100…パチンコ遊技機、13…上始動口、14…電チュー、111…遊技制御基板、112 122…CPU、113 123…ROM、114 124…RAM、121…演出制御基板
図1
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