(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書において説明される実施形態に対して、様々な変更および代替形態が可能であるが、特定の実施形態が、図面において例として示され、本明細書において詳細に説明される。しかし、本明細書において説明される例示的な実施形態は、開示される特定の形態に限定されることを意図されない。むしろ、本開示は、添付の特許請求の範囲内にある全ての変更、均等物、代替を包含する。
【0013】
ディスプレイを有する計算装置の画面の不動産とは、アプリケーションが出力を提供するために、画面上で利用可能なスペースの量を指し得る。コマンドが隠れ、スクロールする必要性を最低限に抑えるために、画面上に可能な限り多くのデータおよび制御を表示したいという望みのために、通常、画面の不動産の効率的な使用は困難な設計の問題である。しかし、同時に、過剰な情報は不良に編成され、または混乱させる恐れがある。その結果、効率的な画面のレイアウトは、白色スペースを適宜使用し得る。
【0014】
計算装置で実行されるアプリケーションは、ユーザインタフェースを含み得る。ユーザは、ユーザインタフェースを介してアプリケーション内の仮想オブジェクトと対話し得る。例えば、ユーザは、電子ポインティング装置(例えば、マウス)を使用して、特定の仮想オブジェクトを選択し得る。ユーザは、オブジェクトをある場所から別の場所にドラッグアンドドロップ動作を使用して移動させ得る。コンピュータグラフィカルユーザインタフェース(GUI)では、ドラッグアンドドロップは、仮想オブジェクトをクリックし、異なる場所または別の仮想オブジェクト上にドラッグする動作であり得る。一実施形態では、ドラッグアンドドロップ動作に含まれる基本シーケンスは、これに限定されないが、電子ポインティング装置のボタンを押下する(そして押下した状態を保つ)こと、電子ポインティング装置を所望の場所に移動させることにより、仮想オブジェクトを引張って仮想物体を「ドラッグ」すること、および電子ポインティング装置のボタンを解放することにより、仮想オブジェクトをドロップすることを含み得る。
【0015】
一例では、ターゲット場所またはターゲットオブジェクトが他のオブジェクトの下に隠されている場合、設計の問題が生じ得る。その結果、ユーザは、ソースオブジェクトのドラッグを停止して、ソースオブジェクトおよびターゲットオブジェクト(またはターゲット場所)の両方が見えることを保証し、次に、ドラッグアンドドロップ動作を再び開始しなければならない。ユーザインタフェース画面の不動産は限られているため、同じ画面(またはディスプレイ)上に互いのドラッグアンドドロップに利用可能な複数の関連するオブジェクトセットがあることは、解消が難しい設計の問題である。さらに、ドラッグアンドドロップ動作を通して関連可能な複数のオブジェクトタイプがある場合、オブジェクトのそれらのセクションへの移動は、ユーザにとって理解または従うことが困難であり得る。
【0016】
本システムおよび本方法は、ユーザが管理オブジェクトのインタフェース表現を選択することができるユーザインタフェース(または他の対話モデル)を提供する。一実施形態では、管理オブジェクトの第1のリストからの管理オブジェクトのグラッブアンドドラッグ(すなわち、ドラッグ動作)により、管理オブジェクトの第1のリストの次の関連オブジェクトの第2のリストを開く(すなわち、表示する)ことができる。オブジェクトの第2のリストは、第1のリスト内の元の管理オブジェクトに直接関連し得る。ユーザが、オブジェクトの第2のリストに表示されている関連オブジェクト上に、管理オブジェクトをドロップした場合(すなわち、ドロップ動作)、関連オブジェクトの第2のリストを画面から削除し得る。換言すれば、ドラッグアンドドロップ動作が完了した後、関連オブジェクトの第2のリストは、もはやユーザに表示されない。
【0017】
図1は、本システムおよび本方法を実施し得るクライアント装置102の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、クライアント装置102は、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、サーバ、個人情報端末(PDA)、または他の任意の種類の計算装置であり得る。一実施形態では、クライアント装置102は、ネットワーク管理者により使用されて、ネットワーク内の複数の計算装置を管理し得る。
【0018】
一例では、クライアント装置102は管理コンソール104を含み得る。管理コンソール104は、ネットワークの部分である計算装置を管理するために使用し得る。一構成では、管理コンソール104は、ネットワーク管理者のユーザインタフェースであり得る。コンソール104は、コンピュータ
図106および管理オブジェクト
図110を提供し得る。さらに、管理コンソール104はアクティブ化モジュール108を含み得る。アクティブ化モジュール108は、管理コンソール104を介したユーザに起因する特定の動作を検出し得る。アクティブ化モジュール108に関する詳細について後述する。
【0019】
一実施形態では、コンピュータ
図106は、管理コンソール104により管理されるネットワーク内に含まれる計算装置のいくつかまたはすべてに関する情報をユーザに提供し得る。管理オブジェクト
図110は、ネットワーク内の計算装置で実施し得る管理オブジェクトのいくつかまたはすべてに関する情報をユーザに提供し得る。管理オブジェクトは、これらに限定されないが、ジョブ/タスク、ポリシー、およびソフトウェアを含み得る。その結果、管理オブジェクト
図110は、ジョブ/タスク
図112、ポリシー
図114、およびソフトウェア
図116をユーザに提供し得る。これらの
図112、114、116のそれぞれは、特定の管理オブジェクトに関する情報をユーザに提供し得る。
【0020】
図2は、管理コンソール204に含まれるアクティブ化モジュール208の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、アクティブ化モジュール208は、行動検出モジュール218と、表示アクティブ化モジュール220とを含み得る。一例では、行動検出モジュール218は、管理コンソール204を介してユーザに端を発する特定の動作を検出し得る。例えば、行動検出モジュール218は、ユーザが管理オブジェクトのドラッグアンドドロップ動作を開始した場合を検出し得る。特に、行動検出モジュール218は、ユーザが電子ポインティング装置を介して管理コンソール204上で仮想管理オブジェクトをグラッブした場合を検出し得る。表示アクティブ化モジュール220は、行動が検出モジュール218により検出された場合、仮想オブジェクトの表示をアクティブ化し得る。例えば、行動検出モジュール218が、ユーザによる管理オブジェクトのグラッブ動作を検出した場合、表示アクティブ化モジュール220は、計算装置のリストを表示させ得る。次に、ユーザは、グラッブした管理オブジェクトを表示されている1つまたは複数の計算装置上にドラッグアンドドロップし得る。検出モジュール218が、動作の終了(すなわち、ユーザがドラッグアンドドロップ動作を止めたこと)を検出した場合、表示アクティブ化モジュール220は、計算装置のリストの表示を終了し得る。その結果、アクティブ化モジュール218は、動作が検出された場合、仮想オブジェクトのリストを表示させ、動作が終了した場合、仮想オブジェクトのリストを画面から削除し得る。したがって、アクティブ化モジュール208は、動作が検出された場合のみ、仮想オブジェクトのリストを表示することにより、画面の不動産の効率を増大させる。
【0021】
図3は、クライアント装置302上に管理コンソール304により提供されるコンピュータ
図306の一実施形態を示すブロック図である。一例では、コンピュータ
図306は、ナビゲーションセクション322、コンピュータリストセクション324、およびコンピュータ詳細セクション326を含み得る。
【0022】
一構成では、ナビゲーションセクション322では、ユーザが、コンピュータリストセクション324内に含めるコンピュータのタイプを指定することができる。例えば、ユーザは、ナビゲーションセクション322内の「すべてのコンピュータ」オプションを選択し得る。この選択されたオプションを使用して、コンピュータリストセクション324は、ネットワーク内に含まれるすべてのコンピュータをリストし得る。ナビゲーションセクション322では、ユーザが、特定のコンピュータまたは特定のコンピュータ群を検索することもできる。その場合、コンピュータリストセクション324は、検索で指定された基準を満たすネットワーク内のコンピュータのリストを表示し得る。一例では、ユーザは、コンピュータリストセクション324内にリストされた計算装置を選択し得る。コンピュータ詳細セクション326は、選択された計算装置に関する詳細を表示し得る。詳細は、これらに限定されないが、ドメイン名、サーバ、リソース名、計算装置にインストールされたオペレーティングシステム(OS)等を含み得る。詳細は、選択された計算装置に前にインストールされた(またはインストールが計画されている)管理オブジェクトのリストも含み得る。上述したように、管理オブジェクトは、ジョブ/タスク、ソフトウェア、およびポリシーを含み得る。
【0023】
図4は、クライアント装置402にインストールされた管理コンソール404を介して、管理オブジェクト
図410の一部として提供されるジョブ/タスク
図412の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、ジョブ/タスク
図412は、ジョブ/タスクナビゲーションセクション428およびジョブ/タスク詳細セクション430を含み得る。一実施形態では、コンピュータリストセクション424は、後述するように、ジョブ/タスク
図412内に表示し得る。
【0024】
一構成では、ジョブ/タスクナビゲーションセクション428は、1つまたは複数の計算装置に適用し得るタスク432、434、436のリストを含み得る。ユーザは、ジョブ/タスクナビゲーションセクション428からタスクを選択し得る。選択されたタスクに関する詳細は、ジョブ/タスク詳細セクション430に表示し得る。一実施形態では、ユーザは、タスクをグラッブして、ドラッグアンドドロップ動作を開始することにより、ナビゲーションセクション428からタスクを選択し得る。ユーザがタスクをグラッブし、ドラッグアンドドロップ動作を開始した場合、コンピュータリストセクション424をユーザに自動的に表示し得る。次に、ユーザは、選択されたタスクを、コンピュータリストセクション424内にリストされた計算装置のうちの1つまたは複数にドラッグアンドドロップし得る。ドラッグアンドドロップ動作が終了した場合、コンピュータリストセクション424は消え、ユーザに表示されない。その結果、ドラッグアンドドロップ動作が行われる場合のみ、画面の不動産はコンピュータリストセクション424を含む。
【0025】
図5は、クライアント装置502にインストールされた管理コンソール504を介して、管理オブジェクト
図510の一部として提供されるポリシー
図514の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、ポリシー
図514は、ポリシーナビゲーションセクション538と、ポリシー詳細セクション540とを含み得る。一実施形態では、コンピュータリストセクション524は、後述するように、ポリシー
図514内に表示し得る。
【0026】
一構成では、ポリシーナビゲーションセクション538は、1つまたは複数の計算装置に適用し得るポリシー542、544、546のリストを含み得る。ユーザは、ポリシーナビゲーションセクション538からポリシーを選択し得る。選択されたポリシーに関する詳細は、ポリシー詳細セクション540内に表示し得る。一実施形態では、ユーザは、ポリシーをグラッブして、ドラッグアンドドロップ動作を開始することにより、ナビゲーションセクション538からポリシーを選択し得る。ユーザがポリシーをグラッブし、ドラッグアンドドロップ動作を開始した場合、コンピュータリストセクション524をユーザに自動的に表示し得る。次に、ユーザは、選択されたポリシーを、コンピュータリストセクション524内にリストされた計算装置のうちの1つまたは複数にドラッグアンドドロップし得る。ドラッグアンドドロップ動作が終了した場合、コンピュータリストセクション524は消え、ユーザに表示されない。その結果、ドラッグアンドドロップ動作が行われる場合のみ、画面の不動産はコンピュータリストセクション524を含む。
【0027】
図6は、クライアント装置602にインストールされた管理コンソール604を介して、管理オブジェクト
図610の一部として提供されるソフトウェア
図616の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、ソフトウェア
図616は、ソフトウェアナビゲーションセクション648と、ソフトウェアリストセクション650と、ソフトウェア詳細セクション652とを含み得る。一実施形態では、コンピュータリストセクション624は、後述するように、ソフトウェア
図616内に表示し得る。
【0028】
一構成では、ソフトウェアナビゲーションセクション538は、インストールされたソフトウェア、従量制のソフトウェア、および提供可能なソフトウェアのリストを含み得る。ソフトウェアリストセクション650は、ナビゲーションセクション648内でユーザにより選択されたソフトウェアのリストを含み得る。例えば、ユーザが、インストールされた特定のタイプのソフトウェアを選択する場合、この基準を満たすソフトウェアをソフトウェアリストセクション650に表示し得る。例として、ソフトウェアリストセクション650は、第1のソフトウェアパッケージ654、第2のソフトウェアパッケージ656、第3のソフトウェアパッケージ658等を含み得る。ソフトウェアパッケージ654、656、658は、コンピュータリストセクション624にリストされる1つまたは複数の計算装置に適用し得る。一実施形態では、ユーザは、ソフトウェアリストセクション650からソフトウェアパッケージを選択し得る。選択されたソフトウェアポリシーに関する詳細は、ソフトウェア詳細セクション652に表示し得る。一実施形態では、ユーザは、ソフトウェアパッケージをグラッブして、ドラッグアンドドロップ動作を開始することにより、ソフトウェアリストセクション650からソフトウェアパッケージを選択し得る。ユーザが、ソフトウェアパッケージをグラッブし、ドラッグアンドドロップ動作を開始した場合、コンピュータリストセクション624をユーザに対して自動的に表示し得る。次に、ユーザは、選択されたソフトウェアパッケージを、コンピュータリストセクション624にリストされた計算装置のうちの1つまたは複数上にドラッグアンドドロップし得る。ドラッグアンドドロップ動作が終了した場合、コンピュータリストセクション624は消え、ユーザに表示されない。その結果、ドラッグアンドドロップ動作が行われる場合のみ、画面の不動産はコンピュータリストセクション624を含む。
【0029】
図7は、特定の行動がユーザインタフェースで検出された場合、計算装置の動的リストを自動的に表示する方法700の一実施形態を示す流れ図である。一構成では、この方法は、管理コンソール104により実施し得る。
【0030】
一例では、管理オブジェクトのドラッグアンドドロップ動作を開始する行動を検出し得る(702)。一実施形態では、行動は、管理オブジェクトをグラッブして、オブジェクトを別の仮想オブジェクト上または異なる場所にドラッグアンドドロップすることであり得る。管理オブジェクトの例は、これらに限定されないが、ジョブ、タスク、ソフトウェアパッケージ、ポリシー、ワークフロー、自動プロセス等であり得る。一構成では、ドラッグアンドドロップ動作を開始する行動が検出された場合、管理オブジェクトの可能な受信側のリストを自動的に表示し得る(704)。一例では、可能な受信側のリストは、ネットワーク内の計算装置のリストを含み得る。リストは、コンピュータ
図106を介して表示された最新の計算装置を表示し得る。例えば、ユーザは、1つまたは複数のフィルタを介して、コンピュータ
図106を介して表示される計算装置のタイプを選択し得る。上述したように、これらの装置は、コンピュータリストセクション324を介して表示し得る。ドラッグアンドドロップ動作を開始する行動が検出された場合、最も新しくリストされた計算装置を含むコンピュータリストセクション324を自動的に表示し得る(704)。
【0031】
一構成では、判断706は、ドラッグアンドドロップ動作が終了したか否かについてであり得る。例えば、ユーザが管理オブジェクトのグラッブを停止した場合、ドラッグアンドドロップ動作を終了したと見なし得る。ドラッグアンドドロップ動作が終了していないと判断された場合(704)、方法700は、管理オブジェクトの可能な受信側のリストの表示704に続き得る。しかし、ドラッグアンドドロップ動作が終了したと判断された場合(706)、管理オブジェクトの可能な受信側のリストの表示を終了し得る(708)。換言すれば、ドラッグアンドドロップ動作が停止した場合、計算装置のリストは、クライアント装置102の画面上にもはや表示されず、それにより、画面の不動産を保存し得る。
【0032】
図8は、本システムおよび本方法による管理オブジェクト
図810の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、管理オブジェクト
図810は、ジョブ/タスクおよびポリシー等であるが、これらに限定されない管理オブジェクトの図であり得る。一例では、管理オブジェクト
図810は、上述したように、ナビゲーションセクション860および詳細セクション862を含み得る。
【0033】
示されるように、ナビゲーションセクション860は、管理オブジェクトA、管理オブジェクトB、および管理オブジェクトC等の管理オブジェクトのリストを含み得る。特定の管理オブジェクトが、ナビゲーションセクション860内で選択された場合、選択された管理オブジェクトに関する詳細を詳細セクション862に表示し得る。ユーザは、電子ポインティング装置(マウス等)を使用して、特定の管理オブジェクトをグラッブすることにより、管理オブジェクトを選択し得る。
【0034】
図9は、本システムおよび本方法による管理オブジェクト
図910のさらなる実施形態を示すブロック図である。上述したように、
図910は、様々な管理オブジェクトをリストするナビゲーションセクション960と、ナビゲーションセクション960から選択されたオブジェクトに関する詳細を含む詳細セクション962とを含み得る。
【0035】
図910は、特定の管理オブジェクトがナビゲーションセクション960内で選択された場合に何が行われるのかも示す。例えば、ユーザは、電子ポインティング装置を使用してオブジェクトをグラッブすることにより、ナビゲーションセクション960内で管理オブジェクトAを選択し得る。管理オブジェクトAがグラッブされた場合、コンピュータリストセクション964をナビゲーションセクション960と詳細セクション962との間に自動的に表示し得る。換言すれば、詳細セクション962を押しのけ、コンピュータリストセクション964を2つのセクション960、962の間に表示し得る。コンピュータリストセクション964は、最も新しく閲覧された計算装置のリストを含み得る。この例では、コンピュータリストセクション964は、コンピュータA、コンピュータB、およびコンピュータCを含み得る。ユーザは、管理オブジェクトAを、コンピュータリストセクション964内にリストされた計算装置のうちの1つまたは複数上にドラッグアンドドロップし得る。ユーザがドラッグアンドドロップを停止した場合、コンピュータリストセクション964はユーザに対してもはや表示されず、詳細セクション962を再び、ナビゲーションセクション960に隣接して表示し得る。
【0036】
図10は、本システムおよび本方法による管理オブジェクト
図1010の一実施形態を示すブロック図である。一構成では、管理オブジェクト
図1010は、ソフトウェアパッケージ等であるが、これに限定されない管理オブジェクトの図であり得る。一例では、管理オブジェクト
図1010は、上述したように、ナビゲーションセクション1060、リストセクション1066、および詳細セクション1062を含み得る。
【0037】
示されるように、リストセクション1066は、管理オブジェクトA、管理オブジェクトB、および管理オブジェクトC等の管理オブジェクトのリストを含み得る。特定の管理オブジェクトが、リストセクション1066内で選択された場合、選択された管理オブジェクトに関する詳細を詳細セクション1062に表示し得る。ユーザは、電子ポインティング装置(マウス等)を使用して、特定の管理オブジェクトをグラッブすることにより、管理オブジェクトを選択し得る。
【0038】
図11は、本システムおよび本方法による管理オブジェクト
図1110のさらなる実施形態を示すブロック図である。上述したように、
図1110は、ナビゲーションセクション1160、様々な管理オブジェクトをリストしたリストセクション1166、およびリストセクション1166から選択されたオブジェクトに関する詳細を含む詳細セクション1162を含み得る。
【0039】
図1110は、特定の管理オブジェクトがリストセクション1160内で選択された場合に何が行われるのかも示す。例えば、ユーザは、電子ポインティング装置を使用してオブジェクトをグラッブすることにより、リストセクション1160内で管理オブジェクトAを選択し得る。管理オブジェクトAがグラッブされた場合、コンピュータリストセクション1164をナビゲーションセクション1160とリストセクション1166との間に自動的に表示し得る。換言すれば、リストセクション1164および詳細セクション1162を押しのけ、コンピュータリストセクション1164をナビゲーションセクション1160とリストセクション1166との間に表示し得る。コンピュータリストセクション1164は、最も新しく閲覧された計算装置のリストを含み得る。この例では、コンピュータリスクセクション1164は、コンピュータA、コンピュータB、およびコンピュータCを含み得る。ユーザは、管理オブジェクトAを、コンピュータリストセクション1164内にリストされた計算装置のうちの1つまたは複数上にドラッグアンドドロップし得る。ユーザがドラッグアンドドロップを停止した場合、コンピュータリストセクション1164はユーザに対してもはや表示されず、リストセクション1166を再び、ナビゲーションセクション1160に隣接して表示し得る。
【0040】
図12は、本システムおよび本方法の実施に適したコンピュータシステム1210のブロック図を示す。コンピュータシステム1210は、中央プロセッサ1214、システムメモリ1217(通常、RAMであるが、ROM、フラッシュRAM等も含み得る)、入出力コントローラ1218、オーディオ出力インタフェース1222を介するスピーカシステム1220等の外部オーディオ装置、ディスプレイアダプタ1226を介するディスプレイ画面1224等の外部装置、シリアルポート1228および1230、キーボード1232(キーボードコントローラ1233とインタフェースする)、複数のUSB装置1292(USBコントローラ1290とインタフェースする)、記憶装置インタフェース1234、フロッピーディスク1238を受けるように動作可能なフロッピーディスクドライブ1237、ファイバチャネルネットワーク1290に接続するように動作可能なホストバスアダプタ(HBA)インタフェースカード1235A、SCSIバス1239に接続するように動作可能なホストバスアダプタ(HBA)インタフェースカード1235B、ならびに光ディスク1242を受けるように動作可能な光ディスクドライブ1240等のコンピュータシステム1210の主要なサブシステムを相互接続するバス1212を含む。マウス1246(またはシリアルポート1228を介してバス1212に結合された他のポイントアンドクリック装置)、モデム1247(シリアルポート1230を介してバス1212に結合される)、およびネットワークインタフェース1248(バス1212に直結される)も含まれる。
【0041】
バス1212は、中央プロセッサ1214とシステムメモリ1217とのデータ通信を可能にし、システムメモリ1217は、上述したように、読み取り専用メモリ(ROM)またはフラッシュメモリ(いずれも図示せず)およびランダムアクセスメモリ(RAM)(図示せず)を含み得る。RAMは一般に、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムがロードされるメインメモリである。ROMまたはフラッシュメモリは、コードの中でも特に、周辺機器または装置との対話等の基本的なハードウェア動作を制御する基本入出力システム(BIOS)を含むことができる。例えば、本システムおよび本方法を実施する管理コンソール104をシステムメモリ1217内に記憶し得る。コンピュータシステム1210に常駐するアプリケーションは一般に、ハードディスクドライブ(例えば、固定ディスク1244)、光学ドライブ(例えば、光学ドライブ1240)、フロッピーディスクユニット1237、または他の記憶媒体等のコンピュータ可読媒体に記憶され、それ(ら)を介してアクセスされる。さらに、アプリケーションは、ネットワークモデム1247またはインタフェース1248を介してアクセスされた場合、アプリケーションおよびデータ通信技術に従って変調された電子信号の形態であり得る。
【0042】
コンピュータシステム1210の他の記憶装置インタフェースと同様に、記憶装置インタフェース1234は、固定ディスクドライブ1244等の、情報を記憶し、かつ/または検索するための標準のコンピュータ可読媒体に接続することができる。固定ディスクドライブ1244は、コンピュータシステム1210の一部分であってもよく、または別個であり、他のインタフェースシステムを通してアクセスしてもよい。モデム1247は、電話回線を介してリモートサーバに、またはインターネットサービスプロバイダ(ISP)を介してインターネットに直接接続を提供し得る。ネットワークインタフェース1248は、POP(存在点)を介して、インターネットへの直接ネットワークリンクを介してリモートサーバに直接接続を提供し得る。ネットワークインタフェース1248は、デジタルセルラ電話接続、セルラデジタルパケットデータ(CDPD)接続、デジタル衛星データ接続等を含む無線技術を使用してそのような接続を提供し得る。
【0043】
多くの他の装置またはサブシステム(図示せず)も同様に接続し得る(例えば、ドキュメントスキャナ、デジタルカメラ等)。逆に、
図12に示されるすべての装置が、本システムおよび本方法を実施するために存在する必要はない。装置およびサブシステムは、
図12に示される方法とは異なる方法で相互接続してもよい。
図12に示されるようなコンピュータシステムの動作は、当分野において容易に既知であり、本願において詳細に考察しない。本開示を実施するコードは、システムメモリ1217、固定ディスク1244、光ディスク1242、またはフロッピーディスク1238のうちの1つまたは複数等のコンピュータ可読媒体に記憶することができる。コンピュータシステム1210に提供されるオペレーティングシステムは、MS−DOS(登録商標)、MS−WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標)、または別の既知のオペレーティングシステムであり得る。
【0044】
さらに、本明細書において説明される信号に関して、信号を第1のブロックから第2のブロックに直接送信してもよく、または信号をブロック間で変更(例えば、増幅、減衰、遅延、ラッチ、バッファリング、反転、フィルタリング、または他の様式で変更)してもよいことを当業者は認識するであろう。上述した実施形態の信号は、あるブロックから次のブロックに送信されることを特徴とするが、本システムおよび本方法の他の実施形態は、信号の情報および/または機能の側面がブロック間で送信される限り、そのような直接送信される信号に代えて、変更された信号を含み得る。ある程度、第2のブロックでの信号入力は、関わる回路の物理的な制限により(例えば、必然的にいくらかの減衰および遅延がある)、第1のブロックから出力された第1の信号から導出される第2の信号として概念化することができる。したがって、本明細書において使用される第1の信号から導出される第2の信号は、回路制限によるものであるか否か、あるいは第1の信号の情報および/または最終機能の側面を変更しない他の要素を通過することによるものであるか否かに関係なく、第1の信号または第1の信号に対する任意の変更を含む。
【0045】
図13は、ネットワークアーキテクチャ1300を示すブロック図であり、ネットワークアーキテクチャ1300内において、クライアントシステム1310、1320、および1330ならびに記憶サーバ1340Aおよび1340B(これらのいずれもコンピュータシステム1300を使用して実施できる)がネットワーク1350に結合される。一実施形態では、管理コンソール104をサーバ1340A、1340B内に配置して、本システムおよび本方法を実施し得る。記憶サーバ1340Aは、直接取り付けられた記憶装置1360A(1)−(N)を有してさらに示され、記憶サーバ1340Bは、直接取り付けられた記憶装置1360B(1)−(N)を有して示される。SANファブリック1370が、ネットワーク1350を介した記憶サーバ1340Aおよび1340Bによる、ひいてはクライアントシステム1310、1320、および1330による記憶装置1380(1)−(N)へのアクセスをサポートする。インテリジェントストレージアレイ1390も、SANファブリック1370を介してアクセス可能な特定の記憶装置の例として示される。
【0046】
コンピュータシステム1210を参照すると、モデム1247、ネットワークインタフェース1248、または他の何等かの方法を使用して、クライアントコンピュータシステム1310、1320、および1330のそれぞれからネットワーク1350への接続性を提供することができる。クライアントシステム1310、1320、および1330は、例えば、ウェブブラウザまたは他のクライアントソフトウェア(図示せず)を使用して、記憶サーバ1340Aまたは1340B上の情報にアクセスすることが可能である。そのようなクライアントにより、クライアントシステム1310、1320、および1330は、記憶サーバ1340Aまたは1340Bもしくは記憶装置1360A(1)−(N)、1360B(1)−(N)、1380(1)−(N)、もしくはインテリジェントストレージアレイ1390によりホストされるデータにアクセスすることができる。
図13は、データの交換のためにインターネット等のネットワークの使用を示すが、本システムおよび本方法は、インターネットまたは特定のいかなるネットワークベースの環境にも限定されない。
【0047】
上記開示において、特定のブロック図、流れ図、および例を使用して様々な実施形態を説明したが、本明細書において説明し、かつ/または示した各ブロック図構成要素、フローチャートステップ、動作、および/または構成要素は、個々に、かつ/または集合的に、広範囲のハードウェア構成、ソフトウェア構成、またはファームウェア構成(またはこれらの任意の組み合わせ)を使用して実施し得る。さらに、他の構成要素内に含まれる構成要素のいかなる開示も、他の多くのアーキテクチャを実施して、同じ機能を達成できるため、例示的な性質であるものと考えるべきである。
【0048】
本明細書において説明し、かつ/または示したプロセスパラメータおよびステップシーケンスは、単なる例として与えられ、望みに応じて変更し得る。例えば、本明細書において示され、かつ/または説明されるステップは、特定の順序で示し、または考察し得るが、これらのステップは、必ずしも示されている、または考察されている順序で実行する必要はない。本明細書において説明され、かつ/または示された様々な例示的な方法は、本明細書において説明または示されたステップのうちの1つまたは複数を省いてもよく、または開示されているステップに追加のステップを含んでもよい。
【0049】
さらに、様々な実施形態が、完全に機能的な計算システムの文脈の中で本明細書において説明され、かつ/または示されたが、これらの例示的な実施形態のうちの1つまたは複数は、実際に配布を実行するために使用されるコンピュータ可読媒体の特定のタイプに関係なく、様々な形態のプログラム製品として配布し得る。本明細書に開示される実施形態は、特定のタスクを実行するソフトウェアモジュールを使用して実施してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、コンピュータ可読記憶媒体または計算システムに記憶し得るスクリプト、バッチ、または他の実行可能なファイルを含み得る。いくつかの実施形態では、これらのソフトウェアモジュールは、本明細書に開示される例示的な実施形態のうちの1つまたは複数を実行するように計算システムを構成し得る。
【0050】
上記説明は、説明のために、特定の実施形態を参照して説明された。しかし、上記の例示的な考察は、網羅的であること、すなわち、本発明を開示された厳密な形態に限定することを意図しない。多くの変更および変形が、上記教示に鑑みて可能である。実施形態は、本システムおよび本方法の原理ならびに原理の実際の適用を最良に説明し、それにより、意図される特定の用途に適し得る様々な変更を伴って当業者が本システムおよび本方法ならびに様々な実施形態を最良に利用できるようにするために、選択され説明された。
【0051】
別記される場合を除き、本明細書および特許請求の範囲内での用語「a」または「an」は、「少なくとも1つ」を意味するものとして解釈されたい。さらに、使いやすさのために、本明細書および特許請求の範囲内で使用される言葉「含む」および「有する」は、言葉「備える」と相互交換可能であり、言葉「備える」と同じ意味を有する。