特許第5993275号(P5993275)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5993275連続して変動可能な光沢のためのデュアルトナー補給装置組立体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5993275
(24)【登録日】2016年8月26日
(45)【発行日】2016年9月14日
(54)【発明の名称】連続して変動可能な光沢のためのデュアルトナー補給装置組立体
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/08 20060101AFI20160901BHJP
【FI】
   G03G15/08 347
【請求項の数】2
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2012-235977(P2012-235977)
(22)【出願日】2012年10月25日
(65)【公開番号】特開2013-101338(P2013-101338A)
(43)【公開日】2013年5月23日
【審査請求日】2015年10月26日
(31)【優先権主張番号】13/290,436
(32)【優先日】2011年11月7日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596170170
【氏名又は名称】ゼロックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リチャード・ピー・エヌ・ヴェアジン
(72)【発明者】
【氏名】エドワード・グラハム・ザルツ
(72)【発明者】
【氏名】エリック・ロトバーグ
【審査官】 佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−224538(JP,A)
【文献】 特開2003−255682(JP,A)
【文献】 特開2006−251404(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0239324(US,A1)
【文献】 特開平08−248757(JP,A)
【文献】 特開2010−019897(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0152389(US,A1)
【文献】 米国特許第03954331(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラー印刷物を生成するための関連する感光体上のカラートナー画像内の関連する色分解を生成するカラー画像形成装置であって、
第1の定着光沢レベルを有する第1のトナーが配置される取り外し可能な第1の補給容器、前記第1のトナーより高い光沢の第2の定着光沢レベルを有する第2のトナーが配置される取り外し可能な第2の補給容器、及び中間分配組立体を含み、前記中間分配組立体が、前記第1の補給容器及び前記第2の補給容器と現像装置との間に配置される収納室であって、前記第1のトナーが配置され出口開口を有する第1のタンクと、前記第2のトナーが配置され出口開口を有する第2のタンクと、前記第1のタンクと前記第2のタンクとを隔てる中央壁とを有する収納室と、前記第1のタンク内に配置され、制御によって前記第1のトナーを前記第1のタンクの前記出口開口から外に移動させるように構成された第1のオーガコンベアと、前記第2のタンク内に配置され、制御によって前記第2のトナーを前記第2のタンクの前記出口開口から外に移動させるように構成された第2のオーガコンベアとを有する、デュアル補給装置組立体を備え、
更に、前記関連する感光体に隣接して配置され、前記関連する感光体に付着させるための前記第1のトナー及び前記第2のトナーを受け取る収納室を有する現像装置を備え、ここで、前記中間分配組立体は、前記第1の補給容器及び前記第2の補給容器と、前記現像装置との間に配置され、
更に、前記第1のオーガコンベア及び前記第2のオーガコンベアの回転を独立して制御し、それによって前記現像装置に分配される前記第1のトナー及び前記第2のトナーの相対量を調整する制御装置を備え
前記第1のオーガコンベアを含む第1のチャンバと、反対の方向で相互に回転するために、前記第1のオーガコンベアに接続する第3のオーガコンベアを含む第2のチャンバと、を隔てる隔壁を有する前記第1のタンクであって、前記隔壁は、前記第1のタンクの前記第1のチャンバと、第2のチャンバとの間を連結させる第1の開口及び第2の開口を有し、前記収納室は、前記第2のチャンバと連結する第1のタンクの入口開口を有する、前記第1のタンクと、
前記第2のオーガコンベアを含む第1のチャンバと、反対の方向で相互に回転するために、前記第2のオーガコンベアに接続する第4のオーガコンベアを含む第2のチャンバと、を隔てる隔壁を有する前記第2のタンクであって、第1の隔壁は、前記第2のタンクの前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間を連結させる第1の開口及び第2の開口を有し、前記収納室は前記第2のタンクの前記第2のチャンバと連結する第2のタンクの入口開口を有する、前記第2のタンクと、
前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアに接続し、前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアを回転させる前記制御装置により制御され、前記第1のトナーを前記現像装置に分配するために、前記第1のトナーを前記入口開口から前記第1のタンクの前記出口開口に移動させる第1のアクチュエータと、
前記第2のオーガコンベア及び第4のオーガコンベアに接続し、前記第2のオーガコンベア及び第4のオーガコンベアを回転させる前記制御装置により制御され、前記第2のトナーを前記現像装置に分配するために、前記第2のトナーを前記入口開口から前記第2のタンクの前記出口開口に移動させる第2のアクチュエータと、をさらに含み、
前記第1のタンクの前記出口開口は、前記第2のタンクの前記出口開口と同一であって、前記第1のタンク及び前記第2のタンクは、前記出口開口を共有し、この出口開口は、前記中間分配組立体の前記収納室の底部に配置されて、前記第1のタンクの前記第1のチャンバ及び前記第2のタンクの前記第1のチャンバと連結し、
前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアと、前記第2のオーガコンベア及び前記第4のオーガコンベアと、は独立して制御され、前記第1のアクチュエータの駆動によって前記第1のタンクから前記出口開口を介して出るトナーと、前記第2のアクチュエータの駆動によって前記第2のタンクから前記出口開口を介して出るトナーは、別々の調整量で前記現像装置の前記収納室に分配される、カラー画像形成装置。
【請求項2】
現像装置を有する画像形成装置のためのデュアル補給装置組立体であって、
第1の定着光沢レベルを有する第1のトナーが配置される取り外し可能な第1の補給容器と、
前記第1のトナーより高い光沢の第2の定着光沢レベルを有する第2のトナーが配置される取り外し可能な第2の補給容器と、
中間分配組立体と、
そ備え、
前記中間分配組立体が、
前記第1の補給容器及び前記第2の補給容器と前記現像装置との間に配置される収納室であって、前記第1のトナーが配置され出口開口を有する第1のタンクと、前記第2のトナーが配置され出口開口を有する第2のタンクと、前記第1のタンクと前記第2のタンクとを隔てる中央壁とを有する収納室と、
前記第1のタンク内に配置され、制御によって前記第1のトナーを前記第1のタンクの前記出口開口から外に移動させるように構成された第1のオーガコンベアと、
前記第2のタンク内に配置され、制御によって前記第2のトナーを前記第2のタンクの前記出口開口から外に移動させるように構成された第2のオーガコンベアと、
を有し、
前記第1のオーガコンベアを含む第1のチャンバと、反対の方向で相互に回転するために、前記第1のオーガコンベアに接続する第3のオーガコンベアを含む第2のチャンバと、を隔てる隔壁を有する前記第1のタンクであって、前記隔壁は、前記第1のタンクの前記第1のチャンバと、第2のチャンバとの間を連結させる第1の開口及び第2の開口を有し、前記収納室は、前記第2のチャンバと連結する第1のタンクの入口開口を有する、前記第1のタンクと、
前記第2のオーガコンベアを含む第1のチャンバと、反対の方向で相互に回転するために、前記第2のオーガコンベアに接続する第4のオーガコンベアを含む第2のチャンバと、を隔てる隔壁を有する前記第2のタンクであって、第1の隔壁は、前記第2のタンクの前記第1のチャンバと第2のチャンバとの間を連結させる第1の開口及び第2の開口を有し、前記収納室は前記第2のタンクの前記第2のチャンバと連結する第2のタンクの入口開口を有する、前記第2のタンクと、
前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアに接続し、前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアを回転させる制御装置により制御され、前記第1のトナーを前記現像装置に分配するために、前記第1のトナーを前記入口開口から前記第1のタンクの前記出口開口に移動させる第1のアクチュエータと、
前記第2のオーガコンベア及び第4のオーガコンベアに接続し、前記第2のオーガコンベア及び第4のオーガコンベアを回転させる制御装置により制御され、前記第2のトナーを前記現像装置に分配するために、前記第2のトナーを前記入口開口から前記第2のタンクの前記出口開口に移動させる第2のアクチュエータと、をさらに含み、
前記第1のタンクの前記出口開口は、前記第2のタンクの前記出口開口と同一であって、前記第1のタンク及び前記第2のタンクは、前記出口開口を共有し、この出口開口は、前記中間分配組立体の前記収納室の底部に配置されて、前記第1のタンクの前記第1のチャンバ及び前記第2のタンクの前記第1のチャンバと連結し、
前記第1のオーガコンベア及び前記第3のオーガコンベアと、前記第2のオーガコンベア及び前記第4のオーガコンベアと、は独立して制御され、前記第1のアクチュエータの駆動によって前記第1のタンクから前記出口開口を介して出るトナーと、前記第2のアクチュエータの駆動によって前記第2のタンクから前記出口開口を介して出るトナーは、別々の調整量で前記現像装置の前記収納室に分配される、デュアル補給装置組立体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の実施形態で開示する方法及び装置は、画像形成装置に関し、より詳細には、変動可能な光沢を実現するために、高い光沢のトナーと、低い光沢のトナーとを提供するデュアル補給装置組立体を含む現像装置を有する、1つ以上のマーキングエンジンを含む、乾式複写方式画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な電子写真式、即ち、乾式複写方式の印刷装置では感光体を使用し、この感光体がほとんど均一な電位に帯電して、その表面に感光性を持たせる。感光体の帯電部分が、印刷する原本の光の画像に露光される。帯電した感光体を露光することで、感光体上の照射される領域内の電荷を、選択的に集散させて、原本に含まれる画像に対応する静電潜像を感光体上に記録する。静電潜像を感光体上に記録した後、現像装置の材料をその潜像に接触させることにより、この潜像を現像する。一般に、トナーと呼ばれる乾式現像剤材料を用いてこの静電潜像を現像し、このトナーに含まれるトナー粒子が潜像に引き付けられ、感光面上に可視粉末の画像を形成する。トナー粒子を用いて静電潜像を現像した後、トナー粉末画像を、紙又はその他の下地シート等のシートに転写し、そして、圧力及び熱を用いてトナー画像をシートに定着させて、印刷物を形成する。
【0003】
トナーには、いくつかの定着特性があり、それにより形成される画像印刷の品質が決定される。トナーにより作り出される印刷の色もその特性の1つである。その他の特性には、印刷物の定着トナーの光沢レベル(光沢とも呼ばれる)がある。一般にトナーは、極めて一貫した光沢レベルを作り出し、光沢のあるプリント画像を作り出すためには高い光沢のトナーが用いられ、低い光沢、即ち、艶消しの印刷物を作り出すためには低い光沢のトナーが用いられる。
【0004】
印刷画像の光沢を自由に操作することが望まれ得る。しかし、単一のトナーは、光沢の範囲が一定であり、それらは定着ローラの温度、下地、及び定着後の経過時間等の定着パラメータに依存する。したがって、ある特定な下地では、ユーザがトナーの光沢を変更する許容範囲ほとんどできない。また、光沢は、定着後の経過時間と共に変化し得る。現在、光沢を変えるための選択肢には、定着の設定値、及び/又は印刷速度を変えることにより、定着温度/定着処理時間を変更することが含まれ得る。これにより、光沢を変更する許容範囲がいく分あるが、生産性(速度が低下した場合)、又は定着器の耐用時間(温度が上昇した場合)、又は画像の恒久性(速度が増加した場合、又は定着ロール温度が低下した場合)に影響を及ぼす。別の選択肢には、異なる光沢のトナーを含む現像装置の収納室、及び補給ボトルの交換が含まれ得る。さらに別の選択肢には、例えば、CMYK印刷において5番目の収納室等の別の現像装置の収納室を追加することが含まれ得、トナーの画像を作成するために用いた光沢とは、異なる光沢の被膜を塗布する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、乾式複写方式の画像形成装置を改良して、印刷されるカラー画像内で使用可能な光沢レベルの範囲の可変制御を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
デュアル補給装置組立体を有するカラー画像形成装置が提供される。このデュアル補給装置組立体は、比較的低い光沢のトナーと、制御された方法で第1のトナーを移動させ、第1のタンクの外に放出する第1のオーガコンベアと、を含む第1のタンクと、比較的高い光沢のトナーと、制御された方法で第2のトナーを移動させ第2のタンクに放出する第2のオーガコンベアと、を含む第2のタンクと、関連する感光体に付着させるためのトナーを受け取る収納室を含む現像装置と、第1のオーガコンベアの回転、及び第2のオーガコンベアの回転を独立して制御し、これにより現像装置に分配する第1のトナー、及び第2のトナーの相対量を制御する制御装置と、を含む。
【0007】
一実施例では、このタンクは取り外し可能な補給容器である。
【0008】
別の実施例では、このタンクは、独立して取り外し可能な第1の補給容器及び第2の補給容器と、現像装置と、の間に配置される中間分配組立体の部品である。
【0009】
乾式複写方式の画像形成装置において、カラー印刷物を形成する方法も提供される。この方法は、制御装置により、第1のタンクからの第1のトナー及び第2のタンクからの第2のトナーの現像装置への分配を制御するステップを含み、第1のトナーは第1の定着光沢レベルを有し、第2のトナーは第1の定着光沢レベルより高い第2の定着光沢レベルを有する。これにより、この現像装置内のトナーの光沢レベルの可変制御が提供され、現像装置内のトナーを用いて、トナー画像を感光体上に現像し、このトナー画像を下地上に定着させて、カラー画像の印刷物が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の例示的な実施形態による、カラー画像形成装置の説明図である。
図2図2は、本開示の例示的な実施形態による、カラー画像形成装置の第2の実施例の説明図である。
図3図3は、図1及び図2のカラー画像形成装置内で使用するための、デュアル補給装置組立体を含む現像装置の説明図である。
図4図4は、図5の断面を示す図1及び図2のカラー画像形成装置内で使用するための、デュアル補給装置組立体を含む現像装置の第2の実施例の説明図である。
図5図5は、見やすくするために最上部を取り除いた状態の、図1及び図2のカラー画像形成装置内で使用するための、デュアル補給装置組立体の第2の実施例の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に示す通り、本明細書に記載する特徴を有する画像形成装置は、全体として10で示される。画像形成装置10は、マルチカラーデジタル印刷機、デジタルカラー複写システム等の、乾式複写方式、即ち、電子写真方式の画像形成装置でよい。この画像形成装置は、全体として100で参照される複数のマーキングエンジンを含み、これらのマーキングエンジンが関連する色分解を形成し、これらの色分解を組み合わせて、カラー印刷画像を形成する。
【0012】
実施例として示される画像形成装置は、中間転写ベルト101を含むタンデム・アーキテクチャ・システムタイプで、この中間ベルトは、複数のローラ102の周りに巻きつき、矢印103で示す、処理方向に移動するよう適用される。ベルト101は、その上に複数の転写トナー画像を載せるよう適用され、これらのトナー画像は、全体として100で参照されるマーキングエンジンにより形成されたものである。
【0013】
各マーキングエンジン100は、単一の着色トナーの画像をベルト101上に連続して現像することにより、関連した色分解を形成し、この色分解の組合せることにより複数の色を合成したトナー画像が形成される。様々な方法で色分解を組み合わせることができ、それらは、関連する感光体上にそれぞれ別々に現像され、次いで従属するシングルパスの中間ベルト101に転写される。所望の色分解が全て中間ベルト101上に形成されると、全画像は、紙等の下地に転写されて、印刷画像を形成する。
【0014】
マーキングエンジン100のうちの1つ以上は、デュアル補給装置組立体Rを含み、関連する現像装置に、同じ色で異なる定着光沢の特性を有する2つのトナーを提供して、一方のトナーが比較的低い光沢を作り出し、もう一方のトナーが比較的高い光沢のある印刷物を作りだすようにする。
【0015】
例示目的のため本明細書で説明する画像形成装置10は、4つのマーキングエンジン100を有するCMYKマーキングシステムであるが、これに限定される必要はない。これらの4つのマーキングエンジンには、シアンの色分解を形成するシアンエンジン100と、マゼンタの色分解を形成するマゼンタエンジン100と、イエローの色分解を形成するイエローエンジン100と、ブラックの色分解を形成するブラックエンジン100とが含まれる。しかし、これより多い、又は少ない数のマーキングエンジン100が使用可能であることは言うまでもない。例えば、広範囲の着色剤を設定した画像を生成するために、より多くの数のマーキングエンジン100を使用することもできる。この広範囲の着色剤には、一般に、これらの4色の4つのプロセスカラーの色分解(CMYK)の他に、グリーン、オレンジ、バイオレット、レッド、ブルー、ホワイト、ワニス、ライトシアン、明るいマゼンタ、グレイ、ダークイエロー、メタリック等の1つ以上の付加的な色分解が含まれる。
【0016】
別の実施例では、この画像形成装置は、n色の画像形成システム(n≧3)でよく、この画像形成システムは、n+1個のマーキングエンジン100を含み、n+1番目のマーキングエンジン100OCでは、印刷画像内のその他のトナー上に被膜層を形成するために、クリアトナーが用いられる。ある限定しない実施例では、図2に示す通り、画像形成装置10’には、中間転写ベルト101に続けて接続するマーキングエンジン100OC、100、100、100、及び100が含まれる。
【0017】
次に図1図3を参照すると、各マーキングエンジン100、100、100、100、及び100OCは、ドラム型の感光体104の形態をとる電荷保持部を含み、この電荷保持部は、周知の製造技術に従って構築された、半径方向に外側の連続する電荷保持面105を有する。この感光体104は、回転するために支持されて、その表面105は、順番に並んだ複数の乾式複写方式の処理ステーション(A〜E)を通過して106で示す処理方向に移動できるようにする。
【0018】
最初に、感光面105の連続する部分は、第1の帯電ステーションAを通過する。帯電ステーションAでは、全体として110で示すコロナ放電装置により、帯電処理の間に、感光面105の部分が、ほぼ均一で比較的高い電位に帯電される。
【0019】
次に、帯電した感光面105の部分は、第1の露光ステーションBを通過する。露光ステーションBでは、均一に帯電した感光体の電荷保持面105が、走査装置112に照射され、これにより電荷保持面は放電され、対応するエンジンの色分解の潜像が形成される。この走査装置112は、ラスタ出力走査装置(ROS)でよく、このROSの限定しない実施例には、垂直空洞面発光レーザ(VCSEL)、LED画像バー、又はその他の既知の走査装置が含まれる。ROS112は、制御装置120により制御され、デジタルのカラー画像データに応じて電荷保持面を放電させて、その色分解の潜像を形成する。制御装置120の限定しない実施例には、図1に示す電子サブシステム(ESS)、又は1つ以上の別の物理的装置を含むことができる。制御装置120は、ベルトの動き、及びエンジン100、100、100、100、及び100OCの同期を制御することができ、これにより、後者から前者への転写の間に、前もって転写されている画像に対して、トナー画像の位置を正確に合わせることができる。
【0020】
マーキングエンジン100、100、100、100、及び100OCは、現像ステーションCも含み、それらは現像装置114とも呼ばれる。現像装置114は、収納室116を含み、この収納室116はサンプ122内のトナー118を保持する。現像装置114は、1つ以上のオーガコンベア130を含み、このオーガコンベア130は、トナー118を移動させて、全体として119で示す磁気ブラシ、ローラ、又はその他のトナー塗布装置と接触させる(図3に示す)。次いで、制御装置120により制御され、これらのトナー塗布装置が、トナー118を送り、感光体104上の静電潜像に接触させて、関連する色分解に対するトナー画像を形成する。感光体104に塗布されなかったトナー118は、取り除かれて、廃物容器(図示せず)に入れられる。
【0021】
デュアル補給装置組立体Rは、各現像装置の収納室116に関連し、これらの現像装置の収納室から比較的高い光沢トナー、及び比較的低い光沢トナーが現像装置114に供給される。現像装置114内の2種類のトナーを組合せることで、現像装置にトナー118が供給され、このトナー118が画像の現像に用いられる。この組合せは、第1のトナーが100%で第2のトナーが0%から、第1のトナーが0%で第2のトナーが100%にまで変動する、即ち、第1のトナーと第2のトナーの間の全ての所望の組合せである。デュアル補給装置組立体Rは、現像装置114に分配される各トナーの供給率を独立して制御し、現像トナー118を形成する、第1のトナー及び第2のトナーの割合の可変制御をおこなう。これにより、低い光沢のトナーと、高い光沢のトナーとの間で変化可能な光沢を、最終印刷物156内に提供することができる。このように、カラー印刷物内の各色分解の光沢を別々に変化させることができるが、これに関しては下記にさらに詳しく記載する。
【0022】
転写ステーションDでは、中間ベルト101の裏側と接触し、電気的にバイアスを架けられたローラ109が、マーキングエンジンの感光体から転写ベルトへ、トナー画像を静電転写と圧力転写とを組み合わせて転写させる。感光体104から転写ベルト101にトナー粒子が静電気的に引き付けられて、関連する色分解のトナー画像が転写ベルト上に形成されるよう、ローラ109には、好適な大きさ、及び極性でバイアスが架けられる。
【0023】
感光体104からトナー画像が転写された後、感光面上の非画像領域に載っている残留トナーの粒子が、クリーニングステーションEで、感光面から取り除かれる。クリーニング収納室140は、クリーニングブラシをその内側に支持し、このクリーニングブラシにより、トナーが感光面105から取り除かれる。
【0024】
全てのトナー画像が、エンジン100、100、100、100、及び100OCから転写された後、複数の色で合成されたトナー画像は、従来の転写装置152を通過することにより、普通紙等の下地150に転写される。次いで、下地150は定着装置154に導かれ、そこで複数の色で合成されたトナー画像は下地に定着して、カラー印刷物156が形成される。
【0025】
次に、図3を参照すると、デュアル補給装置組立体Rの一実施例が全体として200で示される。この補給装置組立体200は、第1の補給タンク202を含み、この第1の補給タンクは比較的高い光沢の第1の定着光沢特性を有する第1のトナー204を含む。第1の補給タンク202は、出口開口206を含み、この出口開口から第1のトナー204を現像装置114に供給することができる。第1の補給タンク202内には、第1のオーガコンベア208が配置されている。この第1のオーガコンベア208には、モータ等のアクチュエータA1が接続され、このオーガコンベアを回転させて、制御された方法で、第1のトナー204を出口開口206に移動させる、これにより、調整された量の第1のトナーを現像装置114に供給する。
【0026】
補給装置組立体200は、第2の補給タンク212も含み、この第2の補給タンクは、第1のトナー204よりも比較的低い光沢の第2の定着光沢特性を有する第2のトナー214を含む。第2の補給タンク212は、出口開口216を含み、この出口開口から第2のトナー214を現像装置114に供給することができる。第2の補給タンク212内には、オーガコンベア218が配置されている。この第2のオーガコンベア218には、モータ等のアクチュエータA2が接続され、このオーガコンベアを回転させて、制御された方法で、第2のトナー214を出口開口216に移動させる、これにより、調整された量の第2のトナーを現像装置114に供給する。
【0027】
補給タンク202及び212は、補給ボトル等の、取り外し可能な容器でよく、これらの容器をデュアル補給装置組立体200から個々に取り外して、トナー204及び214をそれぞれ再充填、又は所望すれば異なるトナーを充填することができる。あるいは、個々に取り外し可能な容器204、214を交換して、使用されるトナーを追加、又は交換することもできる。
【0028】
ある限定しない実施例では、トナーシュータ220を、補給タンク202及び212と、現像装置の収納室116と、の間に配置して、第1のトナー204及び第2のトナー214を、各出口ポート206及び216から、現像装置の収納室116内へ搬送する。このトナーシュータ220は、第1のトナー204を受け取る第1の補給タンク202の出口開口206の真下に配置された第1の経路222と、第2のトナー214を受け取る第2の補給タンク212の出口開口216の真下に配置された第2の経路224と、を含む。第1の経路及び第2の経路は、第3の経路226に接続し、この第3の経路が、現像装置の収納室116内の入口開口230の真上に配置された出口開口228を含む。
【0029】
制御装置240は、アクチュエータA1及びアクチュエータA2に接続し、関連する第1のオーガコンベア208及び第2のオーガコンベア218の独立した制御を提供する。制御装置240は、第1のオーガコンベア204を回転させて、調整された量の第1のトナーを現像装置の収納室に分配する第1のアクチュエータA1の実行時間を制御する。制御装置240は、第1のアクチュエータA1の速度も制御することもでき、これにより、第1のオーガコンベア208の速度を制御して、調整された量の第1のトナーを、現像装置の収納室116に分配する。制御装置240は、第2のオーガコンベア214を回転させて、調整された量の第2のトナーを現像装置の収納室116に分配する第2のアクチュエータA2の実行時間も制御する。制御装置240は、第2のアクチュエータA2の速度も制御することもでき、これにより、第2のオーガコンベア218の速度を制御して、現像装置のサンプ122に分配される第2のトナー214の量を調整する。
【0030】
図4及び図5を参照すると、デュアル補給装置組立体Rの第2の実施形態が、全体として300で示される。このデュアル補給装置組立体300は、中間分配組立体301を含み、この中間分配組立体は、取り外し可能な補給容器と、現像装置114との間に配置されている。補給容器には、第1のトナー204を含む第1の補給容器302と、第2のトナー214を含む第2の補給容器312と、とが含まれる。
【0031】
補給容器302及び312は、補給ボトルとしても既知であり、各トナー204及び214、を再充填するために、又は所望すれば、異なるトナーを充填するために、デュアル補給装置組立体300から個々に取り外し可能でよい。あるいは、個々に取り外し可能な容器を交換して、使用されるトナーを追加、又は変更するこができる。
【0032】
中間分配組立体301は、収納室330を含み、この収納室330は、2つの端壁334の間に配置される中央壁332を含む。図4に示す通り、中央壁332は、収納室330内に配置された、第1のタンク302と、第2のタンク312と、を分離する。第1のタンク302は、隔壁336を含み、この隔壁336は、中央壁332と一方の端壁334の間に配置され、第1のタンクの第1のチャンバ338と、第2のチャンバ340とを分離する。第2のタンク312は、隔壁342を含み、この隔壁342は、中央壁332ともう一方の端壁334との間に配置され、第2のタンクの第1のチャンバ344と、第2のチャンバ346とを分離する。
【0033】
第1のオーガコンベア351は、第1のタンク302の第1のチャンバ338内に配置されている。第2のオーガコンベア352は、第2のタンク312の第1のチャンバ344内に配置されている。第3のオーガコンベア353は、第1のタンク302の第2のチャンバ340内に配置されている。第4のオーガコンベア354は、第2のタンク312の第2のチャンバ346内に配置されている。
【0034】
第1のタンク302の第1のオーガコンベア351、及び第3のオーガコンベア353は、第1のアクチュエータA1により、反対の方向に相互に回転するために、例えば、歯車360により互いに接続している。第2のタンク312の第2のオーガコンベア352、及び第4のオーガコンベア354は、第2のアクチュエータA2により、反対の方向に相互に回転するために、例えば歯車362により互いに接続している。アクチュエータA1及びA2は、調整された量の第1のトナー及び第2のトナーを収納室に独立して分配するために、制御装置364により多様な方法で独立して制御される。
【0035】
中間分配組立体301の第1のタンク302は、入口開口370を含み、この入口開口370は収納室330の上部に配置され、例えば、交換可能なトナーボトル等の第1のトナー容器302と、第1のタンクの第2のチャンバ340との間を連結している。中間分配組立体301の第2のタンク312は、入口開口372を含み、この入口開口372は収納室330の上部に配置され、例えば、交換可能なトナーボトル等の第2のトナー容器312と、第2のタンクの第2のチャンバ346との間を連結している。第1のタンク302及び第2のタンク312は、出口開口374を共有し、この出口開口374は中間分配組立体収納室330の底部に配置され第1のチャンバ338及び344と連結している。
【0036】
図5を参照して、デュアルタンク中間分配組立体301を有するデュアル補給装置組立体300の動作をさらに詳しく説明する。矢印385で示すように、第1のトナー204は、第1のトナー容器302から、第1のタンクの入口開口370を通り第1のタンク302の第2のチャンバ340内に流れ込む。第1のアクチュエータA1は、第2のチャンバ340内の第3のオーガコンベア353を、第1の回転方向に回転させ、第1のチャンバ338内の第1のオーガコンベア351を、第1の方向と反対の第2の回転方向に回転させる。そして、矢印386で示すように、調整された量のトナーを第1のチャンバ338の出口開口374から出して分配する。矢印387で示すように、第1のトナー204は、第1のチャンバ338と、第2のチャンバ340とを隔てる隔壁336内の第1の開口391、及び第2の開口392も通り、循環する方向にも進み、これにより、トナーを再循環させることができる。同様に、矢印388で示すように、第2のトナー214は、第2のトナー容器312から第2のタンクの入口開口372通り、第2のタンク312の第2のチャンバ346に流れ込む。第2のアクチュエータA2は、第2のチャンバ346内の第4のオーガコンベア354を、第1の回転方向に回転させ、第1のチャンバ344内の第2のオーガコンベア352を、第1の方向と反対の第2の回転方向に回転させる、そして、矢印389で示すように、調整された量のトナーを、第2のタンク312の第1のチャンバ344の出口開口374から出して分配する。第2のトナー214は、矢印390で示すように、第2のタンク312内の第1のチャンバ344と、第2のチャンバ346と、を隔てる隔壁342内の第1の開口393、及び第2の開口394を通って、循環する方向にも進み、これにより、トナーを再循環させることができる。先述した通り、第1のオーガコンベア351及び第3のオーガコンベア353と、第2のオーガコンベア352及び第4のオーガコンベア354と、は独立して制御され、これにより、トナー204、214はそれぞれ、別々の調整量で現像装置の収納室116に分配される。各トナー204、214の分配される量は、各アクチュエータA1及びA2がオーガコンベア351〜354を回転させる回転速度及び時間の長さにより決められる。タンク302、312は、比較的小さい容積で作ることができ、各トナー204、214ですぐに満杯になる。この構成により、現像装置114に分配される各トナーの量をそれぞれの正確に制御することができる。
【0037】
2つの補給容器202及び212、並びに、302及び312を従来の補給容器よりも小さくして、所望すれば、余計なスペースを必要とすることなしに、現在の画像処理装置10及び10’に収まるようにすることができる。印刷が平均して2つのトナー204及び214の中間の光沢の近くで行われている場合、これが、どのくらいの頻度で補給容器を交換しなければならないかということに影響はしない。低い光沢、又は高い光沢の一方の補給容器を長く使用すると、より頻繁な交換が必要となってくるが、印刷される印刷物に対して使用されるトナーのkgには、どちらにしても影響がない。
【0038】
可変的に調整される光沢を有する画像を作る方法が、本明細書により提供され、上記に記載した通り、この方法では、画像形成システムを含み、この画像形成システムは、トナーを1つの現像装置の収納室116に供給する2つの補給タンク202及び212、並びに、302及び312を含み、タンクのうちの一方は、他方のタンクより高い光沢のトナーを含み、両方のタンクの供給率は、それぞれ変更可能である。上記に記載した通り、制御装置120、240、364は、第1のアクチュエータA1を作動させて、第1のタンク202、302から現像装置114に分配される第1のトナー204の量を調整することができる。
【0039】
上記に記載した通り、制御装置120、240、364は、第2のアクチュエータA2を作動させて、制御第2のタンク212、312から、現像装置114に分配される第2のトナー214の量を調整することができる。アクチュエータA1及びA2を独立して制御して、高い光沢のトナーと低い光沢のトナーとを変動可能な量で、現像装置に同時に分配する。さらに、アクチュエータA1又はアクチュエータA2のどちらか一方を制御して、トナー204又はトナー214のうちの1種類だけを現像装置に分配することができる。このように、現像装置内のトナー118は、第1のトナー204が100%から0%に、第2のトナー214が0%から100%に変動することができ、これにより、低い光沢のトナーの光沢レベルと、高い光沢のトナーの光沢レベルとの間で変動可能な光沢レベルを有するトナーを供給することができる。上記に記載した通り、現像装置114は、トナー118を用いて、感光体上のトナー画像を現像し、その後、トナー画像は下地上に定着されて、カラー画像の印刷物が形成される。
【0040】
一実施例において、それぞれ80gguのピーク光沢と、10gguのピーク光沢で調整した2つの異なる光沢レベルを有する2つのトナーと、20gguの光沢で通常のトナー濃度(TC)8%で稼働する印刷装置10及び10’を考察する。ある実施例の印刷装置では、一般に約35グラムのトナーがサンプ122内に存在する。最初に、分配を行い、80gguの光沢でTC4%のトナーをサンプ122に加えて、印刷装置のTCの許容限界内で、TCを12%まで上昇させることができる。2つのトナーの混合物との、おおよその直線性を光沢が有していれば、この混合時に光沢は20gguから60gguくらいまで上昇するはずである。追加のTC4%のトナーを混合しているとき、印刷装置をこのまま稼働させ続けると、光沢が推移した印刷物が何枚か作られるはずである。
【0041】
別の実施例では、印刷装置10及び10’は、現像装置の収納室116で、印刷を中止して混合を行なう「光沢変更」を周期的に行うことができる。現像装置114内の第1のトナー及び第2のトナーの相対量を変更するために、トナーの分配を制御しながら、1つ以上の現像装置のオーガコンベア130を作動させて、トナー118を現像装置のサンプ122から廃物容器に移すことができる。光沢の変動量及びそれに伴う必要なTCの変動量の大きさにより、この処理を、例として、1分から5分までの時間で行うことができるが、これに限定されると見なす必用はない。この処理の後、新しい光沢レベル60gguで印刷を開始することができる。サンプ122内のトナーが交換されると、TCが低下することができ、現像装置の収納室116に分配される2種類の光沢のトナー204及び214の割合が変更され得、新しい光沢レベルが維持される。このように、交換可能な補給容器を交換することなしに、現像装置114内のトナー118の光沢を20gguから60gguの光沢に変更することができる。ほとんど稼働を停止させることなしに、光沢の微調整を行うことができる。
【0042】
一実施例では、各マーキングエンジン100により、色分解ごとに使用される各色のトナー118の光沢を個々に変更して、1つ以上のトナーの色が高い光沢で強調され、その他の色の艶を消すような特殊効果を可能にする。別の実施例では、印刷物の色ごとに同一の光沢レベルを実現することができる。
【0043】
別の実施例では、マルチカラー画像形成装置10’内の現像装置の収納室116のうちの1つに、比較的高い光沢レベルのクリアトナー202と、比較的低い光沢のクリアトナー214と、を含む2つのクリアトナーの補給タンク202及び212、並びに302及び312を供給し、上記に記載した通り、それらの供給率を変更して被膜層の光沢を変更して、画像の最終的な光沢を調整することができる。
【0044】
図1に示す通り、定着器154の後工程に随意的に配置されるインラインの光沢度計155を用いて、印刷物の光沢レベルをリアルタイムで測定し、この測定値を制御装置120、240、又は364に、フィードバックとして提供して、印刷物156の光沢を制御することができる。
【0045】
上記に開示した特徴及び機能、並びに、その他の特徴及び機能、又はその代替物は、望ましくは、他の多くの異なるシステム、又は用途に組み込むことが可能であることを理解されたい。また、現時点では予見、又は予測することができない種々の代替物、修正物、変形物、又はその中の改良物は、将来、当業者により、実行可能であり、それらもまた、以下の請求項に包含されることを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5