特許第5994064号(P5994064)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5994064
(24)【登録日】2016年9月2日
(45)【発行日】2016年9月21日
(54)【発明の名称】レゾルバステータ構造の組立方法
(51)【国際特許分類】
   H02K 24/00 20060101AFI20160908BHJP
   H02K 15/02 20060101ALI20160908BHJP
   H02K 11/21 20160101ALI20160908BHJP
   H02K 11/225 20160101ALI20160908BHJP
【FI】
   H02K24/00
   H02K15/02 Z
   H02K11/21
   H02K11/225
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-12934(P2013-12934)
(22)【出願日】2013年1月28日
(65)【公開番号】特開2014-147156(P2014-147156A)
(43)【公開日】2014年8月14日
【審査請求日】2015年8月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000203634
【氏名又は名称】多摩川精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147500
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 雅啓
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179914
【弁理士】
【氏名又は名称】光永 和宏
(72)【発明者】
【氏名】豊竹 克年
【審査官】 槻木澤 昌司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−148081(JP,A)
【文献】 特開2007−209177(JP,A)
【文献】 特開2004−135402(JP,A)
【文献】 特開2004−215441(JP,A)
【文献】 特開2004−120873(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 24/00
H02K 11/21
H02K 11/225
H02K 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定角度間隔毎に内方へ向けて突出する複数の突出歯部(1a)を有する輪状ステータ体(1)と、前記輪状ステータ体(1)の両面に一体又は別体で設けられた絶縁カバー部材(3)と、前記絶縁カバー部材(3)を介して前記各突出歯部(1a)に巻回されたステータ巻線(2)と、前記輪状ステータ体(1)の両面に設けられ前記ステータ巻線(2)を覆うための第1、第2輪状保護カバー(5,6)と、よりなるレゾルバステータ構造において、
前記第1、第2輪状保護カバー(5,6)に設けられ前記輪状ステータ体(1)の軸方向(B)に沿って延設された複数の第1、第2支柱(51,61)と、前記各支柱(51,61)に設けられた支柱用凸部(61a)又は支柱用凹部(61b)と、前記絶縁カバー部材(3)に設けられカバー用凸部(4c)又はカバー用凹部(4b)と、を用い、
前記第1、第2輪状保護カバー(5,6)を前記輪状ステータ体(1)に装着する際、前記第1、第2支柱(51,61)は前記各突出歯部(1a)間のスロット(2A)内に挿入されると共に、前記支柱用凸部(61a)又は支柱用凹部(61b)が前記カバー用凹部(4b)又はカバー用凸部(4c)に係合することにより、前記第1、第2支柱(51,61)は前記ステータ巻線(2)に対して非接触状態で位置決めされることを特徴とするレゾルバステータ構造の組立方法。
【請求項2】
前記カバー用凸部(4c)又はカバー用凹部(4b)は、前記各突出歯部(1a)間に形成された渡りピン(4)の内面(4a)に形成されていることを特徴とする請求項記載のレゾルバステータ構造の組立方法。
【請求項3】
前記支柱用凸部(61a)又は支柱用凹部(61b)は1個であり、前記カバー用凹部(4b)又はカバー用凸部(4c)は1個であることを特徴とする請求項又は記載のレゾルバステータ構造の組立方法。
【請求項4】
前記支柱用凸部(61a)又は支柱用凹部(61b)は複数個であり、前記カバー用凹部(4b)又はカバー用凸部(4c)は複数個よりなることを特徴とする請求項ないしの何れか1項に記載のレゾルバステータ構造の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レゾルバステータ構造の組立方法に関し、特に、輪状ステータ体に対して装着した輪状保護カバーの支柱がステータ巻線に触れることのないようにするための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられていたこの種のレゾルバステータ構造及び組立方法としては、例えば、特許文献2に開示された構成を図5から図9として挙げることができる。
すなわち、図6において符号1で示されるものは、所定角度間隔毎に内方に向けて突出する複数の突出歯部1aを有する輪状ステータ体であり、前記各突出歯部1aには、前記輪状ステータ体1の両面に一体又は別体で形成され、かつ、端子ピン保持部3aを有する絶縁カバー部材3を介してステータ巻線2が巻回されている。
前記各突出歯部1a間における前記ステータ巻線2の渡り線2aは、前記絶縁カバー部材3に一体に形成されると共に前記各突出歯部1a間の各スロット2Aに位置する渡りピン4を介して巻回されている。
【0003】
図7は、図6のようにステータ巻線2が巻回された状態の輪状ステータ体1に対して、前記ステータ巻線2を覆うための第1輪状保護カバー5が設けられた状態を示す平面図であり、前記輪状ステータ体1の内側には、可変リラクタンス型レゾルバを構成するためのロータ7が回転自在に設けられている。
【0004】
前述の第1輪状保護カバー5及びこれと組み合わせて用いられる第2輪状保護カバー6は、図8の分解斜視図のように構成されており、前記第1輪状保護カバー5の下面5aには第1支柱51及び第1受部52が所定角度間隔で交互に垂下して形成されている。
前記第2輪状保護カバー6の上面6aには、前述の第1支柱51及び第1受部52に対応するように第2受部62及び第2支柱61が上方へ向けて一体に植立して形成されている。
【0005】
前記第1、第2輪状保護カバー5,6は、前述の図7のように、前記輪状ステータ体1の両面から前記ステータ巻線2を挟むように設けられ、かつ、前記ステータ巻線2を完全に覆うように構成されており、図9で示されるように、前記第1支柱51は第2受部62とメスオス式に嵌合し、第2支柱61は第1受部52とメスオス式に嵌合している。
前記第1、第2支柱51,61は、図6で示される各スロット2Aを貫通して前記各第2、第1受部62,52に嵌合するように構成されている。
【0006】
前記各輪状保護カバー5,6の各支柱51,61が各スロット2A内を貫通して配設されている状態は、図5の部分図に示されているように構成されており、図5の状態は、第2支柱61に第1受部52が嵌合していない状態を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−148081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のレゾルバステータ構造は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、輪状ステータ体の各スロット内に各輪状保護カバーの各支柱を貫通させる際に、支柱を案内するための手段が形成されていないため、支柱がステータ巻線に接触する可能性があるため、組立工程における障害となっていた。
また、各スロット内におけるステータ巻線と支柱との間のクリアランスが小さいため、車載時における振動等によって支柱がステータ巻線に接触する恐れがあり、信頼性の向上に対する障害となっていた。
【0009】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、スロット内に挿入する支柱を凸部と凹部による案内手段を用いて位置決めする方法である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
発明によるレゾルバステータ構造の組立方法は、所定角度間隔毎に内方へ向けて突出する複数の突出歯部を有する輪状ステータ体と、前記輪状ステータ体の両面に一体又は別体で設けられた絶縁カバー部材と、前記絶縁カバー部材を介して前記各突出歯部に巻回されたステータ巻線と、前記輪状ステータ体の両面に設けられ前記ステータ巻線を覆うための第1、第2輪状保護カバーと、よりなるレゾルバステータ構造において、前記第1、第2輪状保護カバーに設けられ前記輪状ステータ体の軸方向に沿って延設された複数の第1、第2支柱と、前記各支柱に設けられた支柱用凸部又は支柱用凹部と、前記絶縁カバー部材に設けられカバー用凸部又はカバー用凹部と、を用い、前記第1、第2輪状保護カバーを前記輪状ステータ体に装着する際、前記第1、第2支柱は前記各突出歯部間のスロット内に挿入されると共に、前記支柱用凸部又は支柱用凹部が前記カバー用凹部又はカバー用凸部に係合することにより、前記第1、第2支柱は前記ステータ巻線に対して非接触状態で位置決めされる方法であり、また、前記カバー用凸部又はカバー用凹部は、前記各突出歯部間に形成された渡りピンの内面に形成されている方法であり、また、前記支柱用凸部又は支柱用凹部は1個であり、前記カバー用凹部又はカバー用凸部は1個である方法であり、また、前記支柱用凸部又は支柱用凹部は複数個であり、前記カバー用凹部又はカバー用凸部は複数個よりなる方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によるレゾルバステータ構造の組立方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、所定角度間隔毎に内方へ向けて突出する複数の突出歯部を有する輪状ステータ体と、前記輪状ステータ体の両面に一体又は別体で設けられた絶縁カバー部材と、前記絶縁カバー部材を介して前記各突出歯部に巻回されたステータ巻線と、前記輪状ステータ体の両面に設けられ前記ステータ巻線を覆うための第1、第2輪状保護カバーと、よりなるレゾルバステータ構造の組立方法において、前記第1、第2輪状保護カバーに設けられ前記輪状ステータ体の軸方向に沿って延設された複数の第1、第2支柱と、前記各支柱に設けられた支柱用凸部又は支柱用凹部と、前記絶縁カバー部材に設けられカバー用凸部又はカバー用凹部と、を用い、前記第1、第2輪状保護カバーを前記輪状ステータ体に装着する際、前記第1、第2支柱は前記各突出歯部間のスロット内に挿入されると共に、前記支柱用凸部又は支柱用凹部が前記カバー用凹部又はカバー用凸部に係合することにより、前記第1、第2支柱は前記ステータ巻線に対して非接触状態で位置決めされる方法であるため、輪状ステータ体に輪状保護カバーを組立時に、支柱とステータ巻線との接触を防止し、歩留りの向上を得ることができる。
また、振動等によるステータ巻線の損傷を防止できる。
また、前記カバー用凸部又はカバー用凹部は、前記各突出歯部間に形成された渡りピンの内面に形成されていることにより、スロットへの支柱の挿入位置を正確に決めることができる。
また、前記支柱用凸部又は支柱用凹部は1個であり、前記カバー用凹部又はカバー用凸部は1個であることにより、簡単な構造で支柱の位置決めができる。
また、前記支柱用凸部又は支柱用凹部は複数個であり、前記カバー用凹部又はカバー用凸部は複数個よりなることにより、支柱の位置決め及び保持をより強固に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明によるレゾルバステータ構造の要部を示す平面図である。
図2図1の他の形態を示す平面図である。
図3図1の他の形態を示す平面図である。
図4図2の他の形態を示す平面図である。
図5】従来のレゾルバステータ構造の要部を示す平面図である。
図6】従来の輪状ステータ体を示す平面図である。
図7図6の輪状ステータ体に輪状保護カバーを装着した状態を示す平面図である。
図8図7の一対の輪状保護カバーを示す分解斜視図である。
図9図8の要部を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、輪状ステータ体に対して装着した輪状保護カバーの支柱がステータ巻線に触れることのないようにしたレゾルバステータ構造の組立方法を提供することを目的とする。
【実施例】
【0014】
以下、図面と共に本発明によるレゾルバステータ構造の組立方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
また、図6から図9における各部の構成は基本的には本発明と同一であるため、本発明の構成に援用するものとし、同一部分には同一符号を用いる。
図1は本発明によるレゾルバステータ構造の要部の拡大平面図であり、符号1で示されるものは輪状ステータ体で、前記輪状ステータ体1の各突出歯部1aにはステータ巻線2が巻回されている。
【0015】
前記輪状ステータ体1に設けられた絶縁カバー部材3の内側には、軸方向Bに沿って突出する渡りピン4が一体に形成され、前記渡りピン4の内面4aには凹溝状のカバー用凹部4bが形成されている。
前記輪状ステータ体1に設けられた第2輪状保護カバー6に設けられた第2支柱61の外面61aには、外方へ向けて突出する突条形の支柱用凸部61aが一体に形成されている。
【0016】
前記支柱用凸部61aは前記カバー用凹部4b内にオス・メス式に係合し、前記第2輪状保護カバー6が前記カバー用凹部4bと支柱用凸部61aを介して前記絶縁カバー部材3及び前記輪状ステータ体1に固定して装着されている。
前述の図1の構成においては、前記第2支柱61が前記支柱用凸部61aと前記カバー用凹部4bを介してスロット内に2A内に位置決めされるため、前記第2支柱61は挿入時において前記ステータ巻線2と接触することを防止することができる。
【0017】
また、前記第2支柱61を前記絶縁カバー部材3に装着した後において、レゾルバとして車載用に用いられた場合、外部からの振動等に対して前記第2支柱61の振動が抑えられるため、前記第2支柱61の前記ステータ巻線2への接触を防止し、ステータ巻線2の損傷を防止することができる。
【0018】
尚、図1においては、前記第2輪状保護カバー6を絶縁カバー部材3に装着した場合について述べたが、図8の従来構成のように、前記第1輪状保護カバー5を前記絶縁カバー部材3に装着する場合においても、前記第1支柱51に設けた支柱用凸部(図示せず)を前記カバー用凹部4bに係合させることにより、前記第1輪状保護カバー5を前記絶縁カバー部材3に装着することができる。
【0019】
次に、図2に示す構成は、図1の構成の他の形態であり、図1と異なる部分のみ説明し、他の部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
すなわち、前記第2支柱61に形成した凹溝状の支柱用凹部61bを前記絶縁カバー部材3の渡りピン4のカバー用凸部4cに係合することにより、前記第2輪状保護カバー6を絶縁カバー部材3に装着することができる。
尚、前記第1輪状保護カバー5を前記絶縁カバー部材3に装着する場合も、前記第1支柱51に支柱用凹部(図示せず)を設けることにより、前記絶縁カバー部材3に装着することができる。
【0020】
次に、図3で示す構成は、図1の他の形態であり、前記支柱用凸部61aがフォーク形状のように複数個形成され、前記カバー用凹部4bが複数個形成され、相互の係合をより強固とした構成である。
【0021】
次に、図4で示す構成は、図2の他の形態であり、前記支柱用凹部61bがフォーク形状のように複数個形成され、前記カバー用凸部4cが複数個形成され、相互の係合をより強固とした構成である。
【0022】
尚、本発明によるレゾルバステータ構造の組立方法の要旨をまとめると次の通りである。
すなわち、所定角度間隔毎に内方へ向けて突出する複数の突出歯部1aを有する輪状ステータ体1と、前記輪状ステータ体1の両面に一体又は別体で設けられた絶縁カバー部材3と、前記絶縁カバー部材3を介して前記各突出歯部1aに巻回されたステータ巻線2と、前記輪状ステータ体1の両面に設けられ前記ステータ巻線2を覆うための第1、第2輪状保護カバー5,6と、よりなるレゾルバステータ構造において、前記第1、第2輪状保護カバー5,6に設けられ前記輪状ステータ体1の軸方向Bに沿って延設された複数の第1、第2支柱51,61と、前記各支柱51,61に設けられた支柱用凸部61a又は支柱用凹部61bと、前記絶縁カバー部材3に設けられカバー用凸部4c又はカバー用凹部4bと、を用い、前記第1、第2輪状保護カバー5,6を前記輪状ステータ体1に装着する際、前記第1、第2支柱51,61は前記各突出歯部1a間のスロット2A内に挿入されると共に、前記支柱用凸部61a又は支柱用凹部61bが前記カバー用凹部4b又はカバー用凸部4cに係合することにより、前記第1、第2支柱51,61は前記ステータ巻線2に対して非接触状態で位置決めされる組立方法であり、また、前記カバー用凸部4c又はカバー用凹部4bは、前記各突出歯部1a間に形成された渡りピン4の内面4aに形成されている組立方法であり、また、前記支柱用凸部61a又は支柱用凹部61bは1個であり、前記カバー用凹部4b又はカバー用凸部4cは1個である組立方法であり、また、前記支柱用凸部61a又は支柱用凹部61bは複数個であり、前記カバー用凹部4b又はカバー用凸部4cは複数個よりなる組立方法である。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明によるレゾルバステータ構造の組立方法は、レゾルバの組立効率の向上及び信頼性の向上を得ることができる。
【符号の説明】
【0024】
1 輪状ステータ体
1a 突出歯部
2 ステータ巻線
2A スロット
3 絶縁カバー部材
4 渡りピン
4a 内面
4b カバー用凹部
4c カバー用凸部
5 第1輪状保護カバー
5a 下面
6 第2輪状保護カバー
6a 上面
51 第1支柱
52 第1受部
61 第2支柱
62 第2受部
61A 外面
61a 支柱用凸部
61b 支柱用凹部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9