(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
補助頂部ヒンジ部分と補助底部ヒンジ部分との間の補助第1のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される補助頂部および補助底部ヒンジ部分を備える補助ヒンジ部
をさらに備え、補助ヒンジ部が、
プラットフォーム部と補助頂部ヒンジ部分との間の補助第2のヒンジ折り目と、
プラットフォーム部と補助頂部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目であって、端フラップ折り目から補助第2のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目と、
端フラップ部と補助底部ヒンジ部分との間の補助第3のヒンジ折り目と、
端フラップ部と補助底部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目であって、端フラップ折り目から補助第3のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目と
によって境界づけられる、請求項1に記載の包装構造体。
底部ヒンジ部分が、第1のヒンジ折り目と第3のヒンジ折り目との間の第4のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される第1の付属部および第2の付属部を備える、請求項1に記載の包装構造体。
係合位置において、側部フラップ部が、プラットフォーム部と側部フラップ部との間に鈍角を形成し、追加側部フラップ部が、プラットフォーム部と追加側部フラップ部との間に追加鈍角を形成する、請求項11に記載の包装構造体。
対向する頂部壁および底部壁、ならびに頂部壁と底部壁との間に延在する対向する第1および第2の側壁を有するボックスであって、頂部壁および第1の側壁が、ボックスの第1のコーナー縁を形成するように第1の縁に沿って出合い、頂部壁および第2の側壁が、ボックスの第2のコーナー縁を形成するように第2の縁に沿って出合うボックスと、
係合位置における請求項12に記載の包装構造体であって、側部フラップ部が、ボックスの第1のコーナー縁に係合するように延在し、追加側部フラップ部が、ボックスの第2のコーナー縁に係合するように延在する包装構造体と
を備える包装アセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書において開示された主題のさまざまな態様が、図面を参照して説明される。簡潔性のために、同じ符号が、さまざまな図面の同じ、類似の、または対応する要素を参照するのに使用され得る。図面および詳細な説明は、特許請求された主題を開示された特定の形態に限定することを目的としているものではない。むしろ、特許請求された主題の趣旨および範囲に属する改変、均等物、代替物すべてに適用されることが意図される。
【0013】
本開示の主題は、物体を拘束するための包装構造体、ならびに包装構造体をボックス内に保持するための包装アセンブリのいくつかの実施形態を教示するものである。包装構造体は、パネル、およびパネルに取り付けられるフィルムを備える。パネルは、より詳細に下記に説明されるように、少なくとも1つの端フラップ、および少なくとも1つのヒンジ部を備える。
【0014】
包装構造体
開示された主題の実施形態においては、パネル14は、包装構造体によって拘束される物体12を支持するための支持面20を有するプラットフォーム部18を備える(たとえば、
図5を参照されたい)。パネルは、実質的に剛性で軽量で折り畳み可能な材料、たとえば、次の材料のいずれかの1つまたは複数、すなわちセルロース系材料(たとえば、厚板、段ボール、厚紙)、プラスチック、および圧縮発泡体を備える。たとえば、パネル14は、段ボール、たとえば単層B段、C段、および/またはE段段ボール、B/C二層段ボール、および/またはE/B二層段ボールのいずれかを備えることができる。パネル、および本明細書において説明されたさまざまな実施形態のパネルおよびトレーフレームのいずれかは、たとえば、多くても、かつ/または少なくとも次の厚さ、すなわち0.03インチ、0.06インチ、0.12インチ、0.18インチ、0.25インチ、0.3インチ、0.4インチ、および0.5インチのいずれかの平均厚さを有することができる。
【0015】
プラットフォーム部18の支持面20は、添付の図面に示されるように、実質的に連続するプラットフォーム部によって形成され得る。あるいは、プラットフォーム部の支持面は、たとえばプラットフォーム部が窓または他の開口を覆うフィルム材料または他の材料を備える場合には不連続であってもよく、それにより、支持面は、たとえば米国特許第7,086,534号明細書(たとえば、
図2)、米国特許第6,302,274号明細書(たとえば、
図1)、および米国特許第5,388,701号明細書(たとえば、
図1)、および米国特許出願公開第2011/0240515A1号明細書に示されるようなプラットフォーム部のカバー材料によって形成され、その全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0016】
パネル14は、端フラップ折り目24に沿ってプラットフォーム部18に折り畳み可能に接続される端フラップ部22を備える。端フラップ折り目24は、パネル14の外側縁部から離間され、それに平行であることができる。本明細書において使用される(そして破線としてレイフラットの、折り畳まれていない位置の図面に示される)「折り目(fold line)」は、折り目に沿ってパネル、フレーム、または他の材料の折り畳み可能性を高めるように、パネルは折り目を付けられ、端を曲げられ、浮き出しにされ、ミシン目を入れられ、刻み目をつけられ、または別様に弱められ得る線を表わす。たとえば、端フラップ折り目24は、その長さに沿って部分的に延在する1つまたは複数の貫通スリットを含むことができ、端フラップ部22がプラットフォーム部18に折り畳み可能に接続されるように端フラップ部22をパネル14のプラットフォーム部18にしっかりと接続するように端フラップ折り目の十分な部分をそのままにしておく。折り目を通るスリットは、折り畳まれなければならないパネル材料の量を低減することによって、端フラップ折り目24に沿って第1のフラップを折り畳むことを容易にし得る。本明細書において使用されるように「平行な」または「直角の」などの用語は、平行または直角配向が数学的な正確さを要求することを示すことを意図しておらず、むしろ容器折り畳み分野でこれらの用語の意味の範囲内で一般に受け入れられる、絶対平行または直角からのずれの適度な範囲を受け入れる概略配向を示している。
【0017】
たとえば、
図2と関連して、パネル14は、頂部ヒンジ部分と底部ヒンジ部分との間の第1のヒンジ折り目32に沿って互いに折り畳み可能に接続される頂部ヒンジ部分28および底部ヒンジ部分30を備えるヒンジ部26を備える。ヒンジ部26は、(i)プラットフォーム部18と頂部ヒンジ部分28との間の第2のヒンジ折り目34、(ii)プラットフォーム部18と頂部ヒンジ部分28との間の少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目24から第2のヒンジ折り目34まで延在する少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目、たとえば、第1の頂部ヒンジ切れ目36および第2の頂部ヒンジ切れ目38(
図2)、(iii)端フラップ部22と底部ヒンジ部分30との間の第3のヒンジ折り目40、および(iv)端フラップ部22と底部ヒンジ部分30との間の少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目24から第3のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目、たとえば、第1の底部ヒンジ切れ目42および第2の底部ヒンジ切れ目44(
図2)によって境界づけられる。第2のヒンジ折り目34は、第1のヒンジ折り目32に平行に方向付けられ得る。第3のヒンジ折り目40は、第1のヒンジ折り目32に平行に方向付けられ得る。
【0018】
本明細書に使用される(そしてパネル内の実線としてレイフラットの、折り畳まれていない位置の図面に示される)「切れ目(cut line)」は、パネルが切れ目に沿って(すなわち、手で)容易に分離されるのに適応しているように、パネルがこのような範囲まで切断され、または別様にミシン目を入れられ、折るための切れ目を入れられ、または弱められる線に沿った線を表わす。切れ目は、湾曲されてもまたは直線であってもよい。
【0019】
パネル14は、追加端フラップ折り目48に沿ってプラットフォーム部18に折り畳み可能に接続される追加端フラップ部46をさらに備える。追加端フラップ折り目48は、端フラップ折り目24と反対側のプラットフォーム部18の端部に方向付けられ、パネル14の外側縁部から離間され、それに平行であることができる。
【0020】
パネル14は、追加頂部ヒンジ部分と追加底部ヒンジ部分との間の追加第1のヒンジ折り目56に沿って互いに折り畳み可能に接続される追加頂部ヒンジ部分52および追加底部ヒンジ部分54を備える追加ヒンジ部50をさらに備えることができる。追加ヒンジ部50は、(i)プラットフォーム部18と追加頂部ヒンジ部分52との間の追加第2のヒンジ折り目58、(ii)プラットフォーム部18と追加頂部ヒンジ部分52との間の少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目48から追加第2のヒンジ折り目58まで延在する少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目、たとえば、追加第1の頂部ヒンジ切れ目60および追加第2の頂部ヒンジ切れ目62(
図2)、(iii)追加端フラップ部46と追加底部ヒンジ部分54との間の追加第3のヒンジ折り目64、および(iv)追加端フラップ部46と追加底部ヒンジ部分54との間の少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目48から追加第3のヒンジ折り目64まで延在する少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目、たとえば、追加第1の底部ヒンジ切れ目66および追加第2の底部ヒンジ切れ目68(
図2)によって境界づけられる。
【0021】
追加第2のヒンジ折り目58は、追加第1のヒンジ折り目56に平行に方向付けられ得る。追加第3のヒンジ折り目64は、追加第1のヒンジ折り目56に平行に方向付けられ得る。
【0022】
パネル14は、側部フラップ部74および/または追加側部フラップ部78をさらに備えることができる。側部フラップ部74は、側部フラップ部折り目76によってプラットフォーム部18に折り畳み可能に接続される。側部フラップ折り目76は、パネル14の外側縁部から離間され、それに平行であることができる。さらに、側部フラップ折り目76は、端フラップ折り目24に直角に方向付けられ得る。側部フラップ部74は、側部フラップ部76によってプラットフォーム部18に折り畳み可能に接続される。追加側部フラップ折り目80は、パネル14の外側縁部から離間され、それに平行であることができる。さらに、追加側部フラップ折り目80は、側部フラップ折り目76と反対側のプラットフォーム部18の側部に方向付けられることができ、パネル14の外側縁部から離間され、それに平行であることができ、端フラップ折り目24に直角に方向付けられ得る。
【0023】
フィルム
フィルム16は、端フラップ折り目24を横切って延在する。フィルム16は、第1の取り付け領域84に沿って端フラップ部24に取り付けられ、これは、端フラップ部の外側縁部に隣接して配置され得る。また、フィルム16は、端フラップ部24の外側に取り付けられる。たとえば、
図2に示されるように、フィルム16は、追加端フラップ折り目48を横切って延在し、第2の取り付け領域86に沿って追加端フラップ部46に取り付けられることができ、これは、追加端フラップ部の外側縁部に隣接して配置され得る。フィルム16は、プラットフォーム部18と分離した少なくとも1つの縁部部分88を有することができ、それによって、物体12は、フィルム16とプラットフォーム部18との間に挿入され得る。
【0024】
フィルム16は、下記のもの、すなわち、接着(たとえば、ホットメルト溶着剤による)、にかわ付け、熱溶接、超音波溶接、ステープリング、タッキング、固着、クリッピング(たとえばJonesに対する米国特許第5,694,744号明細書を参照されたく、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている)、アンカリング(たとえば米国特許出願公開第2011/0240515A1号明細書の
図17〜
図19および先に参照により組み込まれている対応する議論を参照されたい)、保持、および/または緊締(たとえば2004年6月10日に公開されたMcDonaldらに対する米国特許出願公開第2004/0108239A1号明細書を参照されたく、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれており、これは、その中で
図24〜
図25に示されるフラップを受け入れるためのポケットまたはパウチを有するスリーブ、およびその中に関連する議論を開示している)のいずれかの1つまたは複数によって、たとえば取り付け領域においてパネル14に取り付けられ得る。本明細書において説明された任意の実施形態のフィルムは、本明細書において説明された取り付け方法のいずれかの1つまたは複数によって取り付けられ得る。
【0025】
取り付け領域84、86は、接着剤90(
図8)を備えることができ、対応する端フラップ部の外側縁部の長さに沿って連続的に(たとえば、
図2に示されるように)または間欠的に(図示せず)延在することができる。フィルムをパネルに取り付けるための接着剤の有用なタイプは、当業者に知られており、もちろん接着される対象の材料の組成に依存する。たとえば、ポリウレタン系フィルムは、水性脂肪族ポリウレタン分散などのポリウレタン系接着剤で接着され得る。
【0026】
図9〜
図10
(
図9〜
図10の包装構造体110を参照して)ヒンジ部の実施形態においては、ヒンジ部112は、頂部ヒンジ部分と底部ヒンジ部分との間の第1のヒンジ折り目32に沿って互いに折り畳み可能に接続される頂部および底部ヒンジ部分28、30を備える。この実施形態は、
図2のヒンジ部26に類似しており、ただし
図9〜
図10の実施形態の場合は、底部ヒンジ部分30は、第4のヒンジ折り目114に沿って互いに折り畳み可能に接続される第1の付属的部分116および第2の付属的部分118を備える。第4のヒンジ折り目は、第1のヒンジ折り目32と第3のヒンジ折り目40との間にある。第4のヒンジ折り目114は、第1のヒンジ折り目32に平行に方向付けられ得る。第4のヒンジ折り目114は、第3のヒンジ折り目40に平行に方向付けられ得る。
【0027】
包装構造体110は、追加端フラップ部46と、プラットフォーム部および追加端フラップ部を折り畳み可能に接続する追加端フラップ折り目48に対応する追加ヒンジ部120とをさらに備え、追加ヒンジ部120は、追加端フラップ部46とプラットフォーム部18との間にある(
図9)。追加ヒンジ部120は、
図9に示されるようにヒンジ部112に対応する構造体を有することができる。
【0028】
図11〜
図12
(
図11〜
図12の包装構造体70を参照して)ヒンジ部のもう1つ実施形態においては、ヒンジ部72は、頂部ヒンジ部分と底部ヒンジ部分との間の第1のヒンジ折り目32に沿って互いに折り畳み可能に接続される頂部および底部ヒンジ部分28、30を備える。ヒンジ部72は、(i)プラットフォーム部18と頂部ヒンジ部分28との間の第2のヒンジ折り目34、(ii)プラットフォーム部18と頂部ヒンジ部分28との間の頂部ヒンジ切れ目36であり、端フラップ折り目24から第2のヒンジ折り目34まで延在する頂部ヒンジ切れ目36、(iii)端フラップ部22と底部ヒンジ部分30との間の第3のヒンジ折り目40、および(iv)端フラップ部22と底部ヒンジ部分30との間の底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目24から第3のヒンジ折り目40まで延在する底部ヒンジ切れ目によって境界づけられる。
【0029】
しかし、この実施形態においては、第2のヒンジ折り目34は、第1のヒンジ折り目32に平行に方向付けられておらず、むしろ、第2のヒンジ折り目34は、端フラップ折り目24から第1の頂部ヒンジ切れ目36まで延在する。さらに、第3のヒンジ折り目40は、第1のヒンジ折り目32に平行に方向付けられておらず、むしろ、第3のヒンジ折り目40は、端フラップ折り目24から第1の底部ヒンジ切れ目42まで延在する。頂部ヒンジ部分28は、三角形形状を有し、底部ヒンジ部分30は、三角形形状を有する。
【0030】
本開示の主題のもう1つの態様においては、包装構造体は、同じヒンジ折り目に対応する2つ以上のヒンジ部を備えることができる。たとえば、
図11〜
図12に示されるように、包装構造体70は、ヒンジ部72と、同じヒンジ折り目24に対応する補助ヒンジ部94を備える。2つ以上のヒンジ部は、本明細書において説明されるヒンジ部の任意の組合せを備えることができる。
【0031】
補助ヒンジ部94は、補助頂部ヒンジ部分96と、補助頂部ヒンジ部分96と補助底部ヒンジ部分98との間の補助ヒンジ折り目100に沿って互いに折り畳み可能に接続される補助底部ヒンジ部分98とを備える。補助ヒンジ部94は、(i)プラットフォーム部18と補助頂部ヒンジ部分96との間の補助第2のヒンジ折り目、たとえば、端フラップ折り目24から第1の補助頂部ヒンジ切れ目104まで延在する補助第2のヒンジ折り目102、(ii)プラットフォーム部18と補助頂部ヒンジ部分96との間の少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目104であり、端フラップ折り目24から補助第2のヒンジ折り目102まで延在する少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目104、(iii)端フラップ部22と補助底部ヒンジ部分98との間の補助第3のヒンジ折り目、たとえば、端フラップ折り目24から第1の補助底部ヒンジ切れ目108まで延在する補助第3のヒンジ折り目106、および(iv)端フラップ部22と補助底部ヒンジ部分96との間の少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目108であり、端フラップ折り目24から補助第3のヒンジ折り目106まで延在する少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目108、によって境界づけられる。
【0032】
包装構造体70は、追加端フラップ部46と、プラットフォーム部および追加端フラップ部を折り畳み可能に接続する追加端フラップ折り目48に共に対応するおよび補助ヒンジ部110および112とをさらに備え、補助ヒンジ部110および112は共に、追加端フラップ部46とプラットフォーム部18との間にある(
図11)。
【0033】
包装構造体係合位置
本開示である包装構造体は、たとえばレイフラットの、折り畳まれていない位置(たとえば、
図2〜
図3、
図6、
図9、
図11)から係合位置(たとえば、
図1、
図5、
図7〜
図8、
図13)まで折り畳み可能であり、
図1、
図5、および
図7〜
図8と関連して、
(i)端フラップ部22は、プラットフォーム部18と端フラップ部22との間に鋭角92を画定するようにプラットフォーム部18の支持面20から離れて端フラップ折り目24に沿って折り畳まれ、
(ii)ヒンジ部は、少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目に沿って、たとえば第1の頂部ヒンジ切れ目36に沿っておよび第2の頂部ヒンジ切れ目38に沿って頂部ヒンジ部分28およびプラットフォーム部18を分離し、かつ少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目に沿って、たとえば第1の底部ヒンジ切れ目42に沿っておよび第2の底部ヒンジ切れ目44に沿って底部ヒンジ部分30および端フラップ部22を分離し、プラットフォーム部18と端フラップ部22との間の鋭角92内に頂部および底部ヒンジ部分28、30を延長するように、第1のヒンジ折り目32、第2のヒンジ折り目34、および第3のヒンジ折り目40に沿って折り畳まれる。
【0034】
包装構造体は、係合位置にさらに折り畳まれることができ、
図1、
図5、および
図7〜
図8と関連して、
(i)追加端フラップ部46は、プラットフォーム部18と追加端フラップ部46との間に鋭角92を画定するようにプラットフォーム部18の支持面20から離れて追加端フラップ折り目48に沿って折り畳まれ、
(ii)追加ヒンジ部は、少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目に沿って、たとえば、追加第1の頂部ヒンジ切れ目60に沿っておよび追加第2の頂部ヒンジ切れ目62に沿って追加頂部ヒンジ部分52およびプラットフォーム部18を分離し、かつ少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目に沿って、たとえば、追加第1の底部ヒンジ切れ目66に沿っておよび追加第2の底部ヒンジ切れ目68に沿って追加底部ヒンジ部分54および追加端フラップ部46を分離し、プラットフォーム部18と追加端フラップ部46との間の鋭角92内に追加頂部および追加底部ヒンジ部分52、54を延長するように、追加第1のヒンジ折り目56、追加第2のヒンジ折り目58、および追加第3のヒンジ折り目64に沿って折り畳まれる。
【0035】
包装構造体の係合位置において、フィルム16は、フィルム16とプラットフォーム部18との間に物体12を拘束するように張力を加えられ得る(
図5、
図7〜
図8)。
【0036】
係合位置において、側部フラップ部74は、プラットフォーム部18の支持面20に向かって対応する側部フラップ折り目76に沿って折り畳まれることができ、追加側部フラップ部78は、プラットフォーム部18の支持面20に向かって追加側部フラップ側部フラップ折り目80に沿って折り畳まれ得る。側部フラップ部74および追加側部フラップ部78は、1つまたは両方が、たとえば
図7に示されるようにプラットフォーム部18に対して鋭角を122を形成するように折り畳まれ得る。あるいは、係合位置において、側部フラップ部74および追加側部フラップ部78は、1つまたは両方が、たとえば
図13に示されるようにプラットフォーム部18に対して鈍角124を形成するように折り畳まれ得る。
【0037】
包装アセンブリ
包装アセンブリは、ボックスと、たとえば包装構造体が係合位置にある場合にボックスに取り付けられた、本明細書において説明された包装構造体のいずれかとを備えることができる。
【0038】
たとえば、包装アセンブリ126(
図7〜
図8)は、係合位置においてボックス128に取り付けられ、かつ物体12を拘束する包装構造体10を有する。ボックス128は、ボックス内で包装構造体を係合位置に保持するように包装構造体10に対応する内部寸法を有する。ボックスは、対向する頂部壁132および底部壁134、ならびに頂部壁と底部壁との間に延在する対向する第1の側壁136および第2の側壁138を有する。頂部壁132および第1の側壁136は、ボックス128の第1のコーナー縁142を形成するように第1の縁140に沿って出合う。頂部壁132および第2の側壁138は、ボックス128の第2のコーナー縁146を形成するように第2の縁144に沿って出合う。
【0039】
図7に見られるように、頂部壁132は、プラットフォーム部18に対して鋭角122を形成する係合位置に側部フラップ部74および追加側部フラップ部78を維持する。
【0040】
あるいは、包装アセンブリ130についての
図13に見られるように、頂部壁132は、プラットフォーム部18に対して鈍角124を形成する係合位置に側部フラップ部74および追加側部フラップ部78を維持する。この係合位置構成においては、側部フラップ部74は、ボックス128の第1のコーナー縁142に係合するように延在し、追加側部フラップ部78は、ボックス128の第2のコーナー縁146に係合するように延在する。したがって、側部フラップ部74および追加側部フラップ部78は、ボックス128の中に係合された包装構造体10を補強するのを助けるように作用し得る。
【0041】
包装アセンブリ実施形態のいずれかにおいては、包装構造体は、係合位置に端フラップ部、追加端フラップ部、側部フラップ部、追加側部フラップ部のいずれかを維持するようにボックスの中に係合位置に取り付けられ得る(
図7〜
図8、
図13)。係合位置におけるフラップ部は、パネル14が作られる材料の固有の特性により、拘束されていない場合には、予め折り畳まれたレイフラット位置に向かって戻ろうとする傾向またはバイアスを有することができる。ボックスの壁は、壁を通り過ぎたフラップ部の移動を阻止するように包装アセンブリを囲い、それによって、係合位置にそれらを維持するようにフラップ部を拘束する。
【0042】
示されているボックス128は、多面体形状の貯蔵区画を備え、その中で、側壁、底部壁、および頂部壁(すなわち、閉鎖フラップ)は、多角形形状(たとえば、長方形)である。有用なボックス型は、当業者に知られており、RSC(レギュラースロッテドコンテナ)型、RELF(ロールエンドロックフロント)型、RETT(ロールアンドエンドタックトップ)型、およびSTE(スタンダードタックトップ)型の容器を含む。
【0043】
フィルム材料および特性
フィルム16は、予期される使用について所与の包装用途に受け入れられる性能特性(たとえば、可撓性、弾性、光学的諸特性、強度)を与える組成および厚さを有することができる。フィルムは、多くても、10ミル、6ミル、5ミル、4ミル、3ミル、2ミル、1.5ミル、および1ミルのいずれかの厚さを有することができる(1「ミル」は、0.001インチに等しい)。また、フィルムは、少なくとも、0.5ミル、1ミル、1.5ミル、2ミル、および3ミルのいずれかの厚さを有することができる。
【0044】
フィルムは、次の値、すなわち、ひずみ100%、緩和時間30秒、および回復時間60秒でASTM D5459に従って測定して、60%、65%、70%、75%、80%、および85%の少なくともいずれかの横方向および長手方向のどちらかまたは両方の弾性回復率を有することができる。
【0045】
フィルムは、次の値、すなわち、ASTM D1004に従って測定して、400、450、500、550、および600グラム重の少なくともおよそいずれかの横方向および長手方向のどちらかまたは両方の最大負荷引き裂き抵抗を有することができる。
【0046】
フィルムは、次の値、すなわち、5インチ/分のクロスヘッド速度を用いてASTM F1306に従って測定して、4、4.5、5、5.5、6、6.5、および7ポンド重の少なくともおよそいずれかスローパンクチャー最大負荷を有することができる。
【0047】
フィルムは、予期される取扱いおよび使用条件に耐えるのに十分なヤング率を有することができ、さらに、包装用途に望ましい場合がある「柔らかい」感触を与えることができる。フィルムは、次の値、すなわち、2000、2500、3000、3500、および4000ポンド/平方インチの少なくともいずれかのヤング率を有することができる。フィルムは、次の値、すなわち、8000、10000、15000、20000、30000、および40000ポンド/平方インチの多くてもいずれかのヤング率を有することができる。ヤング率は、73°Fの温度で測定して、ASTM D882に従って測定される。
【0048】
フィルムは、包装された物品(たとえば、製品8)がフィルムを通して視認できるように透明であることができる。本明細書において使用される「透明な(transparent)」とは、散乱が無視でき、ほとんど吸収のない入射光を材料が透過させることを意味し、それによって物体は、通常の補助器具を用いない観察条件(たとえば、予期される材料の使用条件)下で材料を通してはっきりと見ることができるようになる。フィルムの透明度(すなわち、透明さ)は、次の値、すなわち、ASTM D1746に従って測定して、65%、70%、75%、80%、85%、および90%の少なくともおよそいずれかであることができる。
【0049】
フィルムは、熱収縮特性を有することができる。たとえば、フィルムは、下記のもの、すなわち7%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、55%、60%、および65%の少なくともいずれかについて160°Fおよび180°Fのいずれかで測定して、少なくとも2つの方向(すなわち、機械方向および横方向)のそれぞれにおいて、少なくとも1つの方向(すなわち、機械方向または横方向)に自由収縮のいずれかを有することができる。あるいは、フィルムは、非熱収縮性であり得る(すなわち、160°Fで測定して5%よりも小さい全自由収縮を有する)。別段の指示がない限り、本出願における自由収縮の各基準は、ASTM D2732に従って選択された熱(すなわち、ある温度曝露において)を受けた場合に10cm×10cm試験片の寸法変化率を測定することによって決定された自由収縮を意味する。
【0050】
フィルムは、たとえば、下記のもの、すなわち織布、ニット、不織布、および透かし織りメッシュ(たとえば、網)、Lycra(R)ブランドスパンデックスを含むスパンデックス、および弾性布のうちの1つまたは複数などの、1つまたは複数の織物を含むことができる。
【0051】
フィルムは、1つまたは複数のポリマー、たとえば、次のポリマー、すなわち熱可塑性ポリマー、ポリオレフィン、ポリエチレンホモポリマー(たとえば、低密度ポリエチレン)、ポリエチレンコポリマー(たとえば、エチレン/α−オレフィンコポリマー(「EAO」)、エチレン/不飽和エステルコポリマー、およびエチレン/(メタ)アクリル酸)ポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンコポリマー、ポリ塩化ビニル、さまざまなタイプの天然または合成ゴム(たとえば、スチレン−ブタジエンゴム、ポリブタジエン、ネオプレンゴム、ポリイソプレンゴム、エチレン−プロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム、ポリシロキサン、ニトリルゴム、およびブチルゴム)、ならびにポリウレタン(すなわち、ポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエステルポリウレタン、およびポリカーボネートポリウレタンのうちの任意の1つまたは複数、そのいずれかは、脂肪族および/または芳香族であってもよい)のいずれかの1つまたは複数を含むことができる。また、フィルムは、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPO)を含むことができ、これは、(ポリプロピレンまたはポリエチレンなどの)熱可塑性ポリオレフィンに微分散された(EPDMなどの)エラストマーを含む二成分エラストマー系である。本出願に使用される「コポリマー」は、単量体の2つ以上のタイプから誘導されるポリマーを意味し、3元共重合体等を含む。
【0052】
ポリオレフィン(たとえば、ポリエチレン)、ポリ塩化ビニル、および/またはポリウレタンを含むフィルムは、たとえば、2ミルから4ミルのシート厚さが妥当であり得る場合に軽量用途に有用であり得る。ポリウレタンを含むフィルムは、望ましいエラストマー特性、耐穿孔性、耐熱性、および粘着特性を与えることができる。
【0053】
フィルムは、粘着性付与剤、アンチブロッキング剤、およびスリップ剤のうちの1つまたは複数について有効な量を含むことができ、または、本質的にこれらの構成要素のいずれもがなくてもよい。粘着性付与剤、アンチブロッキング剤、およびスリップ剤、ならびにそれらの有効な量は、当業者に知られている。
【0054】
フィルムは、当技術分野で公知の熱可塑性フィルム形成プロセス(たとえば、管状またはインフレーションフィルム押出し成形、共押出し、押出コーティング、フラットまたはキャストフィルム押出)によって製造され得る。また、これらのプロセスの組合せが使用され得る。
【0055】
フィルムの少なくとも1つの面は、たとえば、パネルに接着するフィルムの能力を増大させるように、シートの表面エネルギーを変えるようにコロナおよび/またはプラズマ処理され得る。
【0056】
有用であり得るフィルムは、2005年7月5日に発行され、「Packaging Structure Having a Frame and Film」という表題の米国特許第6,193,147号明細書に説明されている。
【0057】
本明細書において説明された実施形態のいずれかのフィルムは、材料、厚さ、組成、およびフィルム16に関して本明細書において説明された他の特性を備えることができる。
【0058】
包装構造体の製造
当業者に周知のタイプの機械を用いることによって、パネル14は、公知のタイプの機械を用いて、たとえばパネルの所望の領域を切断し、切り開き、折り目を付け、端を曲げ、浮き出しにし、ミシン目を入れ、刻み目をつけ、または別様に弱められるように所望の形状に切断され、折り目または切れ目が形成され得る。接着剤90が、選択された領域においてパネル14に塗布され得る。フィルム16は、当技術分野で公知の方法を用いてパネルに接着剤90でシートを接着することによって、パネル14に積層され得る。
【0059】
包装アセンブリの使用法
包装アセンブリの使用においては、包装構造体は、
図2に示されるようにレイフラット形態で形成され得る。包装される対象の物体12は、本明細書において説明された包装構造体の実施形態のいずれかのフィルムとプラットフォーム部18との間に配置され得る。次いで、包装構造体は、本明細書において説明されたようにフィルムに張力を加え、かつフィルムとプラットフォーム部との間に物体を拘束するように、係合位置に配置され得る。次いで、物体を拘束する包装構造体は、係合位置に包装構造体を保持するようにボックス内に配置され得る。
【0060】
開示された主題のさまざまな実施形態
次の文は、開示された主題のさまざまな実施形態を記述している。
A. 物体を拘束するための包装構造体であり、
物体を支持するための支持面を有するプラットフォーム部と、
端フラップ折り目に沿ってプラットフォーム部に折り畳み可能に接続される端フラップ部と、
頂部ヒンジ部分と底部ヒンジ部分との間の第1のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される頂部および底部ヒンジ部分を備えるヒンジ部であり、
プラットフォーム部と頂部ヒンジ部分との間の第2のヒンジ折り目、
プラットフォーム部と頂部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第2のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目、
端フラップ部と底部ヒンジ部分との間の第3のヒンジ折り目、および
端フラップ部と底部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第3のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目
によって境界づけられるヒンジ部と
を備えるパネルと、
ならびに、
端フラップ折り目を横切って延在し、端フラップ部に取り付けられ、端フラップ部の外側のパネルに取り付けられるフィルムと
を備える包装構造体であって、
プラットフォーム部と端フラップ部との間に鋭角を画定するようにプラットフォーム部の支持面から離れて端フラップ折り目に沿って折り畳まれる端フラップ部と、
少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目に沿って頂部ヒンジ部分およびプラットフォーム部を分離し、少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目に沿って底部ヒンジ部分および端フラップ部を分離し、かつプラットフォーム部と端フラップ部との間の鋭角内に頂部および底部ヒンジ部分を延長するように、第1、第2、および第3のヒンジ折り目に沿って折り畳まれるヒンジ部と
を有する係合位置に折り畳み可能である、包装構造体。
B. フィルムが、プラットフォーム部と分離したフィルムの少なくとも1つの縁部部分を有し、それによって物体が、フィルムとプラットフォーム部との間に挿入され得る、文Aに記載の包装構造体。
C. 係合位置において、フィルムが、フィルムとプラットフォーム部との間に支持される物体を拘束するように張力を加えられる、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
D. 少なくとも1つの頂部ヒンジ切れ目が、
プラットフォーム部と頂部ヒンジ部分との間の第1の頂部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第2のヒンジ折り目まで延在する第1の頂部ヒンジ切れ目と、
プラットフォーム部と頂部ヒンジ部分との間の第2の頂部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第2のヒンジ折り目まで延在する第2の頂部ヒンジ切れ目と
を備え、
少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目が、
端フラップ部と底部ヒンジ部分との間の第1の底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第3のヒンジ折り目まで延在する第1の底部ヒンジ切れ目と、
端フラップ部と底部ヒンジ部分との間の第2の底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から第3のヒンジ折り目まで延在する第2の底部ヒンジ切れ目と
を備え、
係合位置において、ヒンジ部が、第1および第2の頂部ヒンジ切れ目に沿って頂部ヒンジ部分およびプラットフォーム部を分離し、かつ第1および第2の底部ヒンジ切れ目に沿って底部ヒンジ部分および端フラップ部を分離するように折り畳まれる、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
E. 第1のヒンジ折り目が、第2のヒンジ折り目に平行に方向付けられ、
第3のヒンジ折り目が、第2のヒンジ折り目に平行に方向付けられる、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
F. パネルが、
端フラップ折り目と反対側のプラットフォーム部の端部に方向付けられる追加端フラップ折り目に沿ってプラットフォーム部に折り畳み可能に接続される追加端フラップ部と、
追加頂部ヒンジ部分と追加底部ヒンジ部分との間の追加第1のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される追加頂部および追加底部ヒンジ部分を備える追加ヒンジ部であり、
プラットフォーム部と追加頂部ヒンジ部分との間の追加第2のヒンジ折り目、
プラットフォーム部と追加頂部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第2のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目、
追加端フラップ部と追加底部ヒンジ部分との間の追加第3のヒンジ折り目、および
追加端フラップ部と追加底部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第3のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目
によって境界づけられる追加ヒンジ部と
をさらに備え、
フィルムが、追加端フラップ折り目を横切って延在し、追加端フラップ部に取り付けられ、
包装構造体が、
プラットフォーム部と追加端フラップ部との間に追加鋭角を画定するようにプラットフォーム部の支持面から離れて追加端フラップ折り目に沿って折り畳まれる追加端フラップ部と、
少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目に沿って追加頂部ヒンジ部分およびプラットフォーム部を分離し、少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目に沿って追加底部ヒンジ部分および追加端フラップ部を分離し、かつプラットフォーム部と追加端フラップ部との間の追加鋭角内に追加頂部および追加底部ヒンジ部分を延長するように、追加第1、追加第2、および追加第3のヒンジ折り目に沿って折り畳まれる追加ヒンジ部と
を有する係合位置にさらに折り畳み可能である、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
G. フィルムが、プラットフォーム部と分離したフィルムの少なくとも1つの縁部部分を有し、それによって物体が、フィルムとプラットフォーム部との間に挿入され得る、文Fに記載の包装構造体。
H. 係合位置において、フィルムが、フィルムとプラットフォーム部との間に支持される物体を拘束するように張力を加えられる、文Fおよび文Gのいずれか1つに記載の包装構造体。
I. 少なくとも1つの追加頂部ヒンジ切れ目が、
プラットフォーム部と追加頂部ヒンジ部分との間の追加第1の頂部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第2のヒンジ折り目まで延在する追加第1の頂部ヒンジ切れ目と、
プラットフォーム部と追加頂部ヒンジ部分との間の追加第2のヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第2のヒンジ折り目まで延在する追加第2のヒンジ切れ目と
を備え、
少なくとも1つの追加底部ヒンジ切れ目が、
追加端フラップ部と追加底部ヒンジ部分との間の追加第1の底部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第3のヒンジ折り目まで延在する追加第1の底部ヒンジ切れ目と、
追加端フラップ部と追加底部ヒンジ部分との間の追加第2の底部ヒンジ切れ目であり、追加端フラップ折り目から追加第3のヒンジ折り目まで延在する追加第2の底部ヒンジ切れ目と
を備え、
係合位置において、追加ヒンジ部が、追加第1および第2の頂部ヒンジ切れ目に沿って追加頂部ヒンジ部分およびプラットフォーム部を分離し、かつ追加第1および第2の底部ヒンジ切れ目に沿って追加底部ヒンジ部分および追加端フラップ部を分離するように折り畳まれる、文Fから文Hのいずれか1つに記載の包装構造体。
J. 追加第1のヒンジ折り目が、追加第2のヒンジ折り目に平行に方向付けられ、
追加第3のヒンジ折り目が、追加第2のヒンジ折り目に平行に方向付けられる、文Fから文Iのいずれか1つに記載の包装構造体。
K. 第2のヒンジ折り目が、端フラップ折り目から少なくとも1つの頂部切れ目まで延在し、
第3のヒンジ折り目が、端フラップ折り目から少なくとも1つの底部ヒンジ切れ目まで延在する、文Aから文D、および文Fから文Iのいずれか1つに記載の包装構造体。
L. 頂部ヒンジ部分が、三角形形状を有し、
底部ヒンジ部分が、三角形形状を有する、文Aから文D、文Fから文I、および文Kのいずれか1つに記載の包装構造体。
M. 補助頂部ヒンジ部分と補助底部ヒンジ部分との間の補助第1のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される補助頂部および補助底部ヒンジ部分を備える補助ヒンジ部
をさらに備え、補助ヒンジ部が、
プラットフォーム部と補助頂部ヒンジ部分との間の補助第2のヒンジ折り目と、
プラットフォーム部と補助頂部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から補助第2のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの補助頂部ヒンジ切れ目と、
端フラップ部と補助底部ヒンジ部分との間の補助第3のヒンジ折り目と、
端フラップ部と補助底部ヒンジ部分との間の少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目であり、端フラップ折り目から補助第3のヒンジ折り目まで延在する少なくとも1つの補助底部ヒンジ切れ目と
によって境界づけられる、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
N. 底部ヒンジ部分が、第1のヒンジ折り目と第3のヒンジ折り目との間の第4のヒンジ折り目に沿って互いに折り畳み可能に接続される第1の付属部および第2の付属部を備える、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
O. パネルが、
端フラップ折り目に直角に方向付けられる側部フラップ折り目によってプラットフォーム部に折り畳み可能に接続される側部フラップ部と、
端フラップ折り目に直角に方向付けられる追加側部フラップ折り目によってプラットフォーム部に、および側部フラップ折り目と反対側のプラットフォーム部の側部に折り畳み可能に接続される追加側部フラップ部と
をさらに備え、
係合位置において、側部フラップ部が、プラットフォーム部の支持面に向かって側部フラップ折り目に沿って折り畳まれ、追加側部フラップ部が、プラットフォーム部の支持面に向かって追加側部フラップ側部フラップ折り目に沿って折り畳まれる、前文のいずれか1つに記載の包装構造体。
P. 係合位置において、側部フラップ部が、プラットフォーム部と側部フラップ部との間に鈍角を形成し、追加側部フラップ部が、プラットフォーム部と追加側部フラップ部との間に追加鈍角を形成する、文Oに記載の包装構造体。
Q. 対向する頂部壁および底部壁、ならびに頂部壁と底部壁との間に延在する対向する第1および第2の側壁を有するボックスであり、頂部壁および第1の側壁が、ボックスの第1のコーナー縁を形成するように第1の縁に沿って出合い、頂部壁および第2の側壁が、ボックスの第2のコーナー縁を形成するように第2の縁に沿って出合うボックスと、
係合位置における文Pに記載の包装構造体であり、側部フラップ部が、ボックスの第1のコーナー縁に係合するように延在し、追加側部フラップ部が、ボックスの第2のコーナー縁に係合するように延在する包装構造体と
を備える包装アセンブリ。
R. 係合位置における文Aから文Pのいずれか1つに記載の包装構造体と、
包装構造体をボックス内の係合位置に保持するように係合位置において包装構造体に対応する内部寸法を有するボックスと
を備える、包装アセンブリ。
S. 前文のいずれか1つに記載の包装構造体のフィルムとプラットフォーム部との間に物体を挿入するステップと、
フィルムに張力を加え、フィルムとプラットフォーム部との間に物体を拘束するように係合位置に包装構造体を配置するステップと
を含む、物体を包装する方法。
T. 包装構造体を係合位置に保持するように、物体をボックスに拘束する包装構造体を配置するステップをさらに含む、文Sに記載の方法。
【0061】
本明細書において列挙された任意の数値範囲は、任意のより低い値と任意のより高い値との間に少なくとも2単位の分離があることを条件として、1単位刻みでより低い値からより高い値までのすべての値を含んでいる。一例を挙げれば、成分の量またはプロセス変数の値(たとえば、温度、圧力、時間)が1〜90、20〜80、30〜70のいずれかに及ぶことができ、あるいは少なくとも1、20、もしくは30、および/または多くても90、80、もしくは70のいずれかであり得ることが述べられているならば、この場合、15〜85、22〜68、43〜51、および30〜32、ならびに少なくとも15、少なくとも22、および多くとも32などの値が本明細書において明確に列挙されていることが意図される。1未満の値の場合、1単位は、必要に応じて0.0001、0.001、0.01、または0.1であると考えられる。これらは特に意図されているものの例に過ぎず、列挙された最も低い値と最も高い値との間の数値の可能な組み合わせはすべて、同様にして本明細書に明確に記述されていると考えられるべきである。
【0062】
上の説明は、本発明のさまざまなおよび/または好ましい実施形態の説明である。さまざまな改変および変化が、特許請求の範囲に規定された本発明の趣旨およびより広い態様から逸脱することなく行われることができ、これは、均等論を含めて特許法の原理に従って解釈されるべきである。特許請求の範囲および特定の例の場合を除いて、または明示的に別段の定めをした場合は、物質量、反応条件、使用条件、分子量、および/または炭素原子量、等を示す本説明の数量はすべて、本発明の最も広い範囲を説明する場合は「約(about)」という語によって修正されると理解されるべきである。開示の項目の任意の参照、あるいは冠詞「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」、または「前記(said)」を用いた単数の特許請求の範囲の要素の任意の参照は、そのように明示的に記述されない限り、項目または要素を単数に限定するものと解釈されるべきではない。本出願に記述された定義および開示は、組み入れられた参照に存在し得るいかなる相反する定義および開示も支配するものである。確認されているASTM試験の最新の、現在承認されている、かつ公開版に対するASTM試験の参照はすべて、本出願の優先権出願日現在のものである。それぞれのこの種のASTM試験法は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。