(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔遊技機の基本構成〕
本発明の一実施形態に係る遊技機について各図を参照して説明する。
【0013】
以下、遊技機の基本的な構成について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「表(前)」、「裏(後)」、「内」、及び、「外」は、特に断らない限り、遊技機1を遊技者側から見た場合における各方向を示すものとする。
【0014】
図1は、本実施形態の遊技機1の全体を示す模式図である。
図2は、遊技機1に配される遊技盤70を示す模式図である。
【0015】
図1に示す遊技機1は、所謂パチンコ機である。この遊技機1には、遊技盤70が機内部に配置されている。遊技盤70上には、遊技球Pを射出する打球装置20がそのハンドル部分を前面に露出させて設けられている。ここで遊技盤70上とは遊技盤70の盤面上をいう。遊技機1は、遊技者が打球装置20のハンドルを操作することで遊技球Pを遊技盤70上に射出する。そして、遊技盤70上には、入賞口76等のポケットが配されており、遊技盤70上を転動流下する遊技球Pがこの入賞口76等に入球した場合に、所定数の遊技球Pを払い出す。遊技機1は、上皿30や下皿40を備えており、遊技球Pは、この上皿30や下皿40に払い出されて貯留される。
【0016】
このような遊技機1は、機体の外郭をなす縦長方形状の外枠10を備えている。外枠10は、遊技ホールの島設備に取り付け固定される。外枠10の下部は、合成樹脂製の腰板ユニット11で構成されている。外枠10の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットするために縦長方形状の中枠12が開閉可能に取り付けられている。外枠10には、一方の側縁部にヒンジ機構13が設けられており、中枠12は、ヒンジ機構13に枢支されることで開閉可能となっている。
【0017】
中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤70を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上皿30とが、横開き状態で開閉可能に組み付けられている。この前枠14と上皿30も外枠10に設けられたヒンジ機構13で枢支されることで開閉可能となっている。中枠12の前面側において上皿30の下方には、下皿40や打球装置20のハンドルが装着されている。
【0018】
上皿30には、その左方側に機内部から払出される遊技球Pの上皿払出口31が設けられている。入賞等により払い出された遊技球Pは、上皿払出口31から上皿30に排出される。そして、上皿30に貯留されている遊技球Pは、機内へ取り込まれて、打球装置20によって遊技盤70に向けて発射される。上皿30の前面には、上皿球抜きボタン32が設けられている。上皿30と下皿40とは、図示しない球抜き通路で繋がっている。球抜き通路は、上皿球抜きボタン32の押下操作によって開通し、上皿30に貯留されている遊技球Pを下皿40に向けて流下させる。
【0019】
遊技機1は、入賞、図柄変動、大当り状態、リーチ状態などの各種遊技の状態に応じた各種の演出を行う。遊技機1の前面側には、各種音声を出力して音声演出を行うスピーカ50が配置されている。スピーカ50は、前枠14や中枠12の裏面に装着されており、装着部位に対応する遊技機1の表面には図示しない放音孔が複数形成されている。各スピーカ50は、効果音等の各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出を行う。また、前枠14のほぼ全周を囲むように装飾ランプ75(
図2参照)が配置されている。各装飾ランプ75は、LEDランプ等の発光体を備え、遊技の状態に応じて点灯または消灯して、発光装飾に基づく遊技演出を行う。
【0020】
図2に示すように、遊技盤70の前面には、外レール71と内レール72が敷設されている。外レール71と内レール72は、パチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域74を遊技盤70上に区画形成する。内レール72は、外レール71の内側に敷設されている。外レール71と内レール72とは、遊技盤70の左下方から左上方に向かって延設されており、打球装置20から射出された遊技球Pを遊技領域74に誘導する円弧状の誘導路73を形成している。
【0021】
遊技盤70の遊技領域74には、複数の入賞口76が配されている。これらの各入賞口76は、遊技盤70から前方向に直立し、上方に開口を有するポケット形状を有する。ポケット内部には、遊技球Pを検知するセンサが配されている。遊技機1は、入賞口76に遊技球Pが入球すると、センサがこの入球を検知したことを契機として所定球数の遊技球Pが上皿30に払い出される。遊技盤70の遊技領域74の最下部には、いずれの入賞口76にも入球せずにアウト球となった遊技球Pが入球するアウト球口77が配設されている。このアウト球口77は、アウト球を回収して内部へ送出し、機外排出を行うために設けられている。
【0022】
遊技盤70の遊技領域74には、中央に開口を有した大型の枠体であるセンター役物100が装着されている。センター役物100には遊技球が転動し得るステージが設けられている。
【0023】
遊技領域74内であってセンター役物100の下方には、始動口79が設けられている。この始動口79は、遊技盤70から前方向に直立し、上方に開口を有するポケット形状を有する。ポケット内部には、遊技球Pを検知するセンサが配されている。遊技機1は、始動口79に遊技球Pが入球すると、センサがこの入球を検知したことを契機として図柄変動ゲームを開始する。
【0024】
センター役物100の開口には、図柄表示部78が配置されている。図柄表示部78には、複数種類の図柄を変動させて複数列の図柄からなる図柄組み合わせを導出する図柄変動ゲームなどの表示演出の画像が表示される。
【0025】
図柄変動ゲームにおいて図柄表示部78では、複数種類の飾り図柄(以下、「飾図」と示す)を複数列で変動させて各列に飾図が表示される。飾図は、図柄表示部78で行われる表示演出を多様化するために用いられる演出用の図柄である。
【0026】
図柄表示部78には、図柄変動ゲームで導出される3列の図柄毎に対応して、各列の図柄を停止表示させる3つの図柄表示位置HP1,HP2,HP3が定められている。停止表示では、図柄表示部78の各図柄表示位置HP1〜HP3において図柄の種類を遊技者が識別可能な状態で図柄が表示される。この停止表示には図柄が一時的に停止している一旦停止表示と、図柄が確定的に停止している確定停止表示とがある。
【0027】
そして、図柄表示部78では、図柄変動ゲームが開始すると図柄が変動表示されるとともに、変動の停止によって各列の図柄表示位置HP1〜HP3に1つの図柄が一旦停止表示され、その後に図柄変動ゲームが終了すると各列の図柄表示位置HP1〜HP3に1つの図柄が確定停止表示される。変動表示では、図柄表示部78において図柄が予め定めた表示順序にしたがって変動しながら表示される。
【0028】
図柄変動ゲームでは、各列に[1]〜[8]の8種類の数字が飾図として表示可能とされている。そして、図柄表示部78で図柄変動ゲームが開始すると、各列の図柄は、予め定められた表示順序で図柄表示部78の上方から下方にスクロールさせながら変動表示されるようになっている。
【0029】
図柄表示部78には、当該図柄表示部78に定められる3つの図柄表示位置HP1〜HP3を結んでなる組み合わせ有効ラインLが形成されている。なお、
図2では、説明の便宜上、各図柄表示位置HP1〜HP3、及び有効ラインLを図示しているが、実機においては、これらの図柄表示位置HP1〜HP3、及び有効ラインLが目視可能な状態で表示されている必要はない。有効ラインLに停止表示された3つの図柄からなる図柄組み合わせが、大当りか否かを遊技者に認識させるための有効な図柄組み合わせとなる。
【0030】
図柄変動ゲームでは、有効ラインLに停止表示させる3列の飾図を同一の飾図として形成した図柄組み合わせを、内部抽選で大当りを決定した場合に図柄表示部78に確定停止表示させる飾図の大当り図柄としている。例えば、飾図による大当りの図柄組み合わせは、[111]や[777]などである。一方、有効ラインLに停止表示させる3列の飾図を同一の飾図とせずに形成した図柄組み合わせを、内部抽選ではずれを決定した場合に演出表示装置に確定停止表示させる飾図のはずれ図柄としている。3列の飾図が同一の飾図とならない場合には、3列の飾図の全てが異なる場合や、2列の飾図が同一で、かつ1列の飾図が異なる場合が含まれる。例えば、飾図のはずれ図柄組み合わせは、[123]、[115]、[767]や[889]などである。
【0031】
始動口79の下方には、大入賞口80が配されている。大入賞口80は、開閉動作可能な開閉扉80aで閉じられている。開閉扉80aは、図柄変動ゲームで大当りが決定されると、予め定めた開放時間や開放回数で開動作し、遊技球Pの入球を許容する。そして、大入賞口80には、遊技球Pを検知するセンサが設けられており、遊技機1は、大入賞口80への入球を検知すると、所定球数の遊技球Pを払い出す。
【0032】
センター役物100は、遊技機1の前後方向に所定の厚みを有しており、遊技盤70の前面から少なくとも遊技球Pの直径以上の厚み分突出して取り付けられている。センター役物100の枠体は、枠体上部100a及び枠体下部100bを有する。枠体上部100aは、図柄表示部78の上方において遊技領域74を左右に横断している。枠体下部100bは、図柄表示部78の下方において遊技領域74を左右に横断している。センター役物100のステージ122を転動する遊技球が勢い余って、裏ユニット(後述する)側に飛び出さないように仕切壁としての役割を担う仕切板120が設けられている。仕切板120は、図柄表示部78の表示を妨げないように透光性を有している。
【0033】
遊技盤70は裏ユニット(図示省略)を有している。なお、裏ユニットを含めて遊技盤70という場合がある。
【0034】
裏ユニットは遊技盤70の背面に配設されている。裏ユニットの背面に図柄表示部78が取り付けられている。裏ユニットには図柄表示部78に対応するように開口が設けられている。
【0035】
裏ユニットは、それと遊技盤70との間にスペースが画成されるように略コ字状に形成されている。画成されたスペースには、図示省略した演出装置を設けるための設置スペースとして用いられる。ここで、演出装置の一例としては、可動体、それを駆動させる力を発生する駆動部、駆動部の力を可動体に伝える機構を含むものとする。遊技盤70は、遊技盤70を介して図柄表示部78及び可動体を視認することが可能なように、例えばアクリル樹脂材で形成され、その全体が透過性を有している。
【0036】
これらの隙間はその周囲に様々な部品を設ける必要性から、前後方向、左右方向、及び上下方向に制限を受けるため、演出装置は可能な限り小型であることが好ましい。そのためには、演出装置を構成する部品の数を削減すればよいが、演出装置には可動体による多彩な可動演出を実現することが求められるから、可動体の数を削減し難いので、可動体以外の構成部品の数を削減することとなる。
【0037】
〔演出装置の主構成〕
以上、遊技機1の基本的な構成について説明した。次に、演出装置200の主な構成について、各図を参照して説明する。
【0038】
図3は遊技盤70(
図2参照)における収納位置にある可動体300を斜め前から見たときの演出装置200の斜視図、
図4は遊技盤70における目的位置(出現位置)にある可動体300を斜め前から見たときの斜視図である。可動体300は、
図3に示す収納位置では設置スペースにその大部分が収まり、
図4は可動体300が目的位置にあることを示す。その目的位置ある可動体は、センター役物100(
図2参照)の開口内部にその一部が出現する。
【0039】
演出装置200は、複数の可動体300を有する。
図3及び
図4に示すように、演出装置200は、各可動体300を収納位置と目的位置との間を移動可能に構成される。なお、収納位置及び目的位置というときは、演出装置200を構成する可動体300以外の部品の位置を説明するときに用いる場合がある。
【0040】
〔設置スペース〕
次に、設置スペースについて
図5及び
図6を参照して説明する。
図5は
図2の垂直断面図、
図6は
図2の水平断面図である。
【0041】
図5及び
図6に示すように、遊技盤70の背面には、駆動源220(後述する)を含む演出装置200を格納するための設置スペースが設けられる。設置スペースは、遊技盤70の左端部と裏ユニットの左端部との間に画成される。ここで、収納位置とは、遊技盤70の左端部と裏ユニットの左端部との間の位置であるが、広く、遊技盤70の周縁部(左端部、右端部、上端部、下端部、及び角部)とその周縁部に対応する裏ユニットの周縁部(左端部、右端部、上端部、下端部、及び角部)との間の位置を含む。さらに、目的位置は、図柄表示部78が配置されたところであって、センター役物100の開口内部の位置を含む。なお、目的位置は、「第1の位置」又は「第2の位置」の一例に該当する。また、収納位置は、「第1の位置」又は「第2の位置」の一例に該当する。
【0042】
図7は収納位置にある可動体300を斜め前から見たときの演出装置200の部分斜視図、
図8は収納位置にある可動体300を斜め後から見たときの演出装置200の部分斜視図、
図9は収納位置にある可動体300を前から見たときの演出装置200の部分正面図、
図10は収納位置にある可動体300を後から見たときの演出装置200の部分背面図である。
【0043】
図3及び
図7〜
図10に示すように、演出装置200は、ベース部材210、一つの駆動源220、軸状部材230、動力伝達手段240、及び、複数の可動体300を有する。
【0044】
(可動体300、可動集合体300A、300B、300C)
可動体300は、長尺状に形成される。長尺状の可動体300の一例としては、「火縄銃」のミニチュア(小模型)であって、筒(銃身)を有し、一端部は「台カブ」を有し、他端部は筒の銃口を有する。可動体300の一端部に摺接部301が設けられる(
図10参照)。摺接部301は、後述する第1カム部CM1、第2カム部CM2に従動するものである。
【0045】
3つの可動体300が表裏方向(前後方向)に配列される。すなわち、3つの可動体300は、表側位置、中央位置、裏側位置にそれぞれ配置される。
【0046】
表裏方向に配列された3つの可動体300により一つの可動集合体が構成される。演出装置200には3つの可動集合体300A、300B、300Cが用いられる。即ち、可動体300は9(=3×3)個用いられる。これに限らず、可動集合体は複数mであればよく、それを構成する可動体300も複数nであればよい。このとき、可動体300は、m×n個用いられる。可動体300の数の分だけ、それらの動作の組み合わせが多くなり、遊技の興趣が高まる。
【0047】
各可動集合体において、表裏方向(前後方向)に配列された3つの可動体300は、同一の軸状部材230(後述する)により収納位置と目的位置(出現位置)との間を移動可能に支持される。以下の説明において、遊技者側(前)から見て、可動体300の収納位置を遊技盤70の左端部と裏ユニットの左端部との間の位置とし、可動体300の目的位置を収納位置から時計回りに回動させた位置とするとき、「内側」は「右側」となり、「内方向」は「右方向」となる。また、「外側」は、「左側」となり、「外方向」は、「左方向」となる。
【0048】
図9に示すように、3つの可動集合体を、内側に位置するものから順に、内側位置の可動集合体300A、中間位置の可動集合体300B、外側位置の可動集合体300Cという場合がある。可動集合体300A、300B、300Cは、左方向に対して上方向に約40°へ傾けた方向に所定間隔で配列される。すなわち、可動集合体300Bは、可動集合体300Aに対し左上方向に所定量ずれて配置される。さらに、可動集合体300Cは可動集合体300Bに対し左上方向に所定量ずれて配置される。
【0049】
〔ベース部材210〕
次に、ベース部材210について
図3、
図9、及び
図11を参照して説明する。
図11はベース部材210内に収容される
図9に示す動力伝達手段240(後述する)を下から見たときの底面図である。
【0050】
図3、
図9及び
図11に示すように、ベース部材210は、遊技盤70を構成する裏ユニットの左端部に設けられている。ベース部材210は、フロントベース211とリヤベース212と飾りベース213とを有する。フロントベース211は、非透光性を備え、底部211a及び壁部211bを有するケース状に形成される。同様に、リヤベース212は、透光性を備え、底部212a及び壁部212bを有するケース状に形成される。底部212aの一部(下端の角部)には、底部212aをケースの内部方向へ窪ませることにより、約25mmの高さを有する段差部212cが形成される。
【0051】
また対向する底部211a、212a及び壁部211b、212bにより囲われて収容部214が形成される。壁部211b、212b同士は、突き合わされた状態でネジ止めされる。
【0052】
収容部214は幅広部215及び幅狭部216を有する。幅広部215は、約45mmの表裏方向の幅を有し、底部211aと底部212aとの間に形成される。幅狭部216は、約20mmの表裏方向の幅を有し、底部211aと段差部212cとの間に形成される。底部212aと段差部212cとの間の境界線は、図示しないが、可動集合体300A、300B、300Cが配列される方向と一致する。すなわち、境界線は、
図9において、左方向に対して上方向へ約40°傾いた直線となる。段差部212cをこのように形成することで、幅広部215に可動集合体300A、300B、300Cを収容可能となり、かつ、後述するように、駆動源220を段差部212cに嵌め込むことが可能となる。なお、段差部212cは、リヤベース212と別体で形成され、リヤベース212に連結されてもよく、リヤベース212と一体的に形成してもよい。
【0053】
飾りベース213は透光性を有する。飾りベース213を介して、リヤベース212が裏ユニットの左端部に装着される。飾りベース213より後方にベース装飾ランプ(不図示)を設けてもよい。飾りベース213が透光性を有していれば、飾りベース213を透してベース装飾ランプの発光を遊技者に視認させ、興趣を高めることが可能である。
【0054】
〔駆動源〕
駆動源220は、例えば電動モータMのような動力を発生するものである。駆動源220は、約28mmの表裏方向の幅をする。駆動源220は、段差部212cに嵌め込まれるように配置される。これにより、駆動源220が配置された所の表裏方向の幅が約48mm(=約20mm+約28mm)となる。これは、約45mmの表裏方向の幅を有する幅広部215と大差がない(
図11参照)。したがって、駆動源220が表裏方向で嵩張らないようになる。
【0055】
駆動源220は、ベース部材210に設けられるが、ベース部材210以外の演出装置200の部品または遊技盤70に設けられてもよい。
【0056】
〔軸状部材230〕
収容部214には、
図9に示される3本の軸状部材230、及び、動力伝達手段240が収納される。
【0057】
図9に示すように、3本の軸状部材230は、左方向に対し上方向へ約40°傾けた方向に所定間隔(約37mm)で配置される。すなわち、中央位置の軸状部材230は、右側位置の軸状部材230に対し左上方向に約37mmずれて配置される。さらに、左側位置の軸状部材230は、中央位置の軸状部材230に対し左上方向に約37mmずれて配置される。3本の軸状部材230の配置は、可動集合体300A、300B、300Cが配列される方向及び位置と一致する。
【0058】
このように、左上方向に約37mm間隔で、可動集合体300A、300B、300C、各軸状部材230が配置されるため、各可動体300が長尺方向を上下方向にして収納される収納位置では、各可動集合体間で可動体300同士が互いに干渉しない。さらに、各可動体300が長尺方向を左右方向にして出現される目的位置では、各可動集合体間で可動体300同士が互いに干渉しない。さらに、後述するが、可動体300を収納位置から目的位置に移動させるとき、内側位置(ここでは右側位置または下段側位置)の可動集合体300Aから順番におこなうため、各可動集合体間で可動体300同士が互いに干渉しない。さらに、可動体300を目的位置から収納位置に移動させるとき、外側位置(ここでは左側位置または上段側位置)の可動集合体300Cから順番に行うため、各可動集合体間で可動体300同士が互いに干渉しない。さらに、各可動体300を同時に目的位置から収納位置に移動させるときも、各可動体300が互いに干渉しない。
【0059】
なお上記構成において可動集合体300Aは、内側位置における、表側位置の可動体300(後述のA1)、中央位置の可動体300(後述のA2)及び裏側位置の可動体300(後述のA3)を有して構成される。また、可動集合体300Bは、内側位置における、表側位置の可動体300(後述のB1)、中央位置の可動体300(後述のB2)及び裏側位置の可動体300(後述のB3)を有して構成される。また、可動集合体300Cは、内側位置における、表側位置の可動体300(後述のC1)、中央位置の可動体300(後述のC2)及び裏側位置の可動体300(後述のC3)を有して構成される。
【0060】
ただし、本実施形態の遊技機1はこれに限らず、第1カム部CM1、第2カム部CM2を円周方向の所定位置に設けることにより、内側位置、中間位置及び外側位置それぞれにおける表側位置の可動体300(A1,B1,C1)を1つの可動集合体として構成することが可能である。この場合、同様に内側位置、中間位置及び外側位置それぞれにおける中央位置の可動体300(A2,B2,C2)を1つの可動集合体として構成し、かつ内側位置、中間位置及び外側位置それぞれにおける裏側位置の可動体300(A3,B3,C3)を1つの可動集合体として構成することが可能である。
【0061】
この構成においても、各可動集合体における各可動体300を、それぞれタイミングをずらして目的位置から収納位置に移動させるとき、可動体300同士が互いに干渉しない。さらに、各可動体300を同時に目的位置から収納位置に移動させるときも、各可動体300が互いに干渉しない。
【0062】
可動集合体300A、300B、300Cにおいて、それらを構成する3つの可動体300が一つの軸状部材230により軸支される構造は同じであるため、軸支構造の一つを代表して説明する。
【0063】
図11に示すように、軸状部材230が配置される位置に対応して、底部211a、212aには軸受部211d、212dが形成される。軸受部211d、212dは、ケースの内部方向に約2mmだけ突出させたボス部211e、212eを有する。ボス部211e、212eには、軸状部材230が嵌め込まれる穴を有する。軸状部材230は、底部211a、212a間に架け渡される。軸状部材230の両端部がボス部211e、212eの穴に嵌め込まれる。それにより、表裏方向に配列された3つの可動体300が、一つの軸状部材230により遊技盤70における収納位置と目的位置(出現位置)との間を移動可能に軸支される。軸状部材230の端部が嵌め込まれる軸受部211dのボス211eを
図21及び
図22に示す。
【0064】
〔動力伝達手段〕
次に、動力伝達手段240について
図4、
図7〜
図17を参照して説明する。
【0065】
図12は大部分の可動体が目的位置に移動したときの演出装置を後ろから見たときの背面図、
図13は大部分の可動体が目的位置に移動したときの演出装置を斜め前から見たときの斜視図、
図14は一部の可動体が目的位置に移動したときの演出装置を後ろから見たときの背面図、
図15は一部の可動体が目的位置に移動したときの演出装置を斜め前から見たときの斜視図、
図16は目的位置にある可動体を後から見たときの演出装置の部分背面図、
図17は可動体の動作を示すタイミングチャートである。
【0066】
図4、
図8〜
図11に示すように、動力伝達手段240は、原動ギア241、軸状部材250a、軸状部材250b、第1中継ギア251、第2中継ギア252、軸状部材260、3つのドラム270A、270B、270Cを有する。3つのドラム270A、270B、270Cの配列方向は、
図9において左方向に対して上方向へ約40°傾いた方向となる。この方向は、可動集合体300A、300B、300Cが配列される方向と一致する。
【0067】
(中継ギア、軸状部材)
第1中継ギア251は、軸状部材250aにより軸支される。第2中継ギア252は、軸状部材250bにより軸支される。軸状部材250a、軸状部材250bの軸支構造は、軸状部材230の軸支構造と同じである。すなわち、軸状部材250はa、軸状部材250b、底部211a、212a間に架け渡される。軸状部材250a、軸状部材250bそれぞれの両端部がボス部211e、212eの穴にそれぞれ嵌め込まれる(
図11参照)。なお、第1中継ギア251、第2中継ギア252及びこれらの軸支構造は同一である。それにより、コストの削減を図ることができる。
【0068】
(ドラム)
内側位置のドラム270Aは、軸状部材260により軸支される。中間位置のドラム270Bは、軸状部材260により軸支される。外側位置のドラム270Cは、軸状部材260により軸支される。なお、軸状部材260の配列方向も可動集合体300A、300B、300Cが配列される方向と一致する。
【0069】
軸状部材260の軸支構造は、軸状部材230の軸支構造と同じである。すなわち、軸状部材260は、底部211a、212a間に架け渡される。軸状部材260の両端部がボス部211e、212eの穴に嵌め込まれる(
図11参照)。
【0070】
内側位置のドラム270AはドラムギアDGAを有している。中間位置のドラム270Bは、ドラムギアDGBを有している。外側位置のドラム270Cは、ドラムギアDGCを有している。
【0071】
なお、ドラムギアDGA、DGB、DGCは同一の構造を有しており(例えばピッチ円直径と歯数が同じ)、さらに、ドラム270A、270B、270Cをそれぞれ回転させるときの周速は同じである。それにより、コストの削減を図ることができる。さらに、ドラム270A、270B、270Cの回転角度θa、θb、θcが同一となり(θa=θb=θc)、可動体300間の相対的なタイミングを生成するために、後述する第1カム部CM1及び第2カム部CM2を設けるとき、それらの位置を決め易い構造となる(
図9、
図10参照)。
【0072】
(原動ギア241)
図9〜
図11に示すように、原動ギア241は、電動モータMの出力軸に固定されている。原動ギア241には第1中継ギア251が噛み合っている。第1中継ギア251には、ドラムギアDGA及びドラムギアDGBが噛み合っている。演出装置200を後から見た
図10において、原動ギア241(
図9参照)が時計回りに回転すると(電動モータMが時計回りに回転すると)、第1中継ギア251が反時計回りに回転するため、ドラムギアDGA、DGBが時計回りに回転する。それにより、ドラム270A、270Bが時計回りに回転する。
【0073】
ドラムギアDGBには第2中継ギア252が噛み合っている。第2中継ギア252にはドラムギアDGCが噛み合っている。
図10において、ドラムギアDGBが時計回りに回転すると、第2中継ギア252が反時計回りに回転するため、ドラムギアDGCが時計回りに回転する。それにより、ドラム270Cが時計回りに回転する。
【0074】
即ち、
図10において、原動ギア241が時計回りに回転すると、ドラムギアDGA、DGB、DGCが時計回りに回転する。それにより、ドラム270A、270B、270Cが時計回りに回転する。反対に、原動ギア241が反時計回りに回転すると、ドラムギアDGA、DGB、DGCが反時計回りに回転する。それにより、ドラム270A、270B、270Cが反時計回りに回転する。なお、ドラム270A、270B、270Cは互いに同じ回転速度で時計回り/反時計回りに回転する。
【0075】
さらに、以下の説明で、ドラム270A、270B、270Cの回転方向及び回転角度を、
図10に示すように、演出装置200を後から見たときの方向及び角度とし、時計回りを「正回転」という場合があり、反時計回りを「逆回転」という場合がある。
【0076】
内側位置のドラム270Aの外周面には、表側位置、中央位置、および、裏側位置に配列された3つの可動体300に対応する3つの周面カムが設けられる。したがって、3つの周面カムも、表側位置、中央位置、および、裏側位置に配列される。各周面カムは、小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、および、第2カム部CM2を有する。周方向に、小径部C11、C12、C13、第2カム部CM2、大径部C21、C22、C23、および、第1カム部CM1の順に配列される。大径部C21、C22、C23と軸状部材260(ドラムの回転中心)との間の距離は、小径部C11、C12、C13のそれより約6mm長い。
【0077】
(第1カム部)
次に、内側位置のドラム270Aに設けられる第1カム部CM1について
図10を参照して説明する。
図10は、後(裏)から見たときの演出装置200の部分背面図である。
図10において紙面の奥側が「表側」であり、紙面の手前側が「裏側」である。
【0078】
図10に示すように、3つの第1カム部CM1は、表側位置、中央位置、および、裏側位置に配置される。表側位置の第1カム部CM1は、表側位置の外周面である小径部C11と大径部C21とを連絡する傾斜面部である。さらに、中央位置の第1カム部CM1は、中央位置の外周面である小径部C12と大径部C22とを連絡する傾斜面部である。さらに、裏側位置の第1カム部CM1は、ドラム270Aにおける裏側位置の外周面である小径部C13と大径部C23とを連絡する傾斜面部である。
【0079】
3つの第1カム部CM1は、ドラム270Aの周方向の位置を同じにして設けられる。
図17の例においては、3つの第1カム部CM1の位置が、ドラム270Aの周方向における基準位置(360°=0°)に設定されている。なお、周方向における基準位置については任意に設定することが可能である。
【0080】
表側位置の第1カム部CM1は、表側位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。中央位置の第1カム部CM1は、中央位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。裏側位置の第1カム部CM1は、裏側位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。
【0081】
ドラム270Aが
図10において時計回りに回転(正回転)し、第1カム部CM1に、内側位置の可動集合体300Aに属する表側位置の可動体300の摺接部301を従動させると、表側位置の可動体300が収納位置に移動されるように構成される。さらに、第1カム部CM1に、内側位置の可動集合体300Aに属する中央位置の可動体300の摺接部301を従動させると、中央位置の可動体300が収納位置に移動されるように構成される。さらに、第1カム部CM1に、内側位置の可動集合体300Aに属する裏側位置の可動体300の摺接部301を従動させると、裏側位置の可動体300が収納位置に移動されるように構成される。これら3つの可動体300は、上記の時に3つの第1カム部CM1の周方向の位置が同じであるから、同時に収納される。
【0082】
ここで、「第1カム部に摺接部を従動させる」とは、第1カム部に摺接部が実際に接しているかどうかを問わない。第1カム部に摺接部が接していないときは、可動体300を例えば付勢力(後述するばね部材302による付勢力)により収納位置に移動させることになる。すなわち、第1カム部の正逆方向の回転動作に摺接部が追従する動作が従動に相当する。第1カム部に摺接部が実際に接しているときは、第1カム部が、可動体300を強制的に収納位置に移動させる「確動カム」の機能を有する。
【0083】
図3及び
図7〜
図10は、表側位置、中央位置、及び、裏側位置の各可動体300が収納位置に移動されたときの図である。
図3及び
図7〜
図10に示すように、収納位置では、表側位置の可動体300の長尺方向、中央位置の可動体300の長尺方向、裏側位置の可動体300の長尺方向は、数度ずつずれている。したがって収納位置において、3本の可動体300が前後方向において完全に重ならないため、遊技者により視認することが可能となる。
【0084】
(第2カム部)
次に、内側位置のドラム270Aに設けられる第2カム部CM2について
図10を参照して説明する。
【0085】
3つの第2カム部CM2は、表側位置、中央位置、および、裏側位置に配置される。なお、第2カム部CM2は、第1カム部CM1とはドラムの周方向で異なる位置に配置されることは前述した通りである。
【0086】
図10に示すように、表側位置の第2カム部CM2は、表側位置の外周面である小径部C11と大径部C21とを連絡する傾斜面部である。さらに、中央位置の第2カム部CM2は、中央位置の外周面である小径部C12と大径部C22とを連絡する傾斜面部である。さらに、裏側位置の第2カム部CM2は、ドラム270Aにおける裏側位置の外周面である小径部C13と大径部C23とを連絡する傾斜面部である。
【0087】
3つの第2カム部CM2は、ドラム270Aにおける周方向において、その位置を互いに異ならせて、かつ、表裏方向(前後方向)に配置される。ここで、「周方向の位置を互いに異ならせて」とは、ドラム270Aが所定の回転角度になったときの位置でいえば、
図17に示す(約75°〜約90°)、(約90°〜約105°)、(約105°〜約120°)の位置のように異なることをいう。
【0088】
表側位置の第2カム部CM2は、表側位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。中央位置の第2カム部CM2は、中央位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。裏側位置の第2カム部CM2は、裏側位置の可動体300の摺接部301に対応して配置される。
【0089】
ドラム270Aが
図10において時計回りに回転(正回転)し、第2カム部CM2に表側位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、表側位置の可動体300が収納位置から目的位置(出現位置)に移動されるように構成される。さらに、ドラム270Aが
図10において時計回りに回転(正回転)し、第2カム部CM2に中央位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、中央位置の可動体300が収納位置から目的位置(出現位置)に移動されるように構成される。さらに、ドラム270Aが
図10において時計回りに回転(正回転)し、第2カム部CM2に裏側位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、裏側位置の可動体300が収納位置から目的位置(出現位置)に移動されるように構成される。これら3つの可動体300は、上記の時に3つの第2カム部CM2の周方向の位置が異なるから、異なる時に出現される。
【0090】
反対に、ドラム270Aが
図10において反時計回りに回転(逆回転)し、第2カム部CM2に表側位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、表側位置の可動体300が目的位置(出現位置)から収納位置に移動されるように構成される。さらに、ドラム270Aが
図10において反時計回りに回転(逆回転)し、第2カム部CM2に中央位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、中央位置の可動体300が目的位置(出現位置)から収納位置に移動されるように構成される。さらに、反対に、ドラム270Aが
図10において反時計回りに回転(逆回転)し、第2カム部CM2に裏側位置の可動体300の摺接部301を従動させることにより、裏側位置の可動体300が目的位置(出現位置)から収納位置に移動されるように構成される。これら3つの可動体300は、上記の時に3つの第2カム部CM2の周方向の位置が異なるから、異なる時に収納される。
【0091】
ここで、「第2カム部に摺接部を従動させる」とは、第2カム部に摺接部が実際に接しているかどうかを問わない。第2カム部に摺接部が接していないときは、可動体300を例えば付勢力(後述するばね部材302による付勢力)により収納位置に移動させることになる。すなわち、第2カム部の正逆方向の回転動作に摺接部が追従する動作が従動に相当する。第2カム部に摺接部が実際に接しているときは、第2カム部が、可動体300を強制的に収納位置に移動させる「確動カム」の機能を有する。
【0092】
図4及び
図16は、表側位置、中央位置、及び、裏側位置の各可動体300が目的位置(出現位置)に移動されたときの図である。
図4に示すように、目的位置では、表側位置の可動体300の長尺方向、中央位置の可動体300の長尺方向、裏側位置の可動体300の長尺方向は、数度ずつずれている。それにより、目的位置において、3本の可動体300が完全に重ならないため、遊技者により視認することが可能となる。
【0093】
(第1カム部CM1、第2カム部CM2)
図10に示すように、ドラム270Aの外周面には、表裏方向に3つの周面カムが配列される。周面カムには、小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、及び、第2カム部CM2が設けられる。
【0094】
第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを、「外周面に接する線に対する傾き」と定義するならば、第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きは、40°から90°であることが好ましい。なお、外周面とは大径部C21等の外周面をいう。また、第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを緩くすることにより、可動体300を低速で移動させることが可能となる。反対に、第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを急にすることにより、可動体300を高速で移動させることが可能となる。それにより、可動体300の移動速度に変化をつけて、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0095】
なお、第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを40°以上としたのは、40°未満では、ドラムの一回転(360°)の中で、9つの可動体300を収納位置と目的位置との間に移動させることが困難となるためである。
【0096】
ここで、第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを急にしたときの対策について説明する。第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを急(例えば、70°〜90°)にすると、摺接部301に大きな負荷がかかり、損傷するおそれがある。これを防止するためには、(1)後述する動力伝達阻止手段を設けることにより、第1カム部CM1、第2カム部CM2の手前位置で摺接部301の動きを止めるように、駆動源220から可動体300への動力の伝達を阻止することにより、ドラムの回転を阻止すればよい。(2)摺接部301に、第1カム部CM1、第2カム部CM2を転がる転動用ローラを設けることにより、摺接部301に対する負荷を軽減すればよい。(3)摺接部301が第1カム部CM1から第2カム部CM2に容易に乗り上がるように、摺接部301に、例えば、第1カム部CM1と第2カム部CM2との段差分を超える大きさの径の丸みをつければよい。(4)第1カム部CM1、第2カム部CM2の傾きを緩く、例えば、70°未満にすればよい。
【0097】
(当接部材)
図11に示すように、底部211aと底部212aとの間に架け渡されるように3つの当接部材303が設けられる。3つの当接部材303は、表側位置、中央位置、裏側位置の各可動体300(または摺接部301)に対応して配置される。
【0098】
図18は、可動体300を目標位置に移動させたとき動力伝達手段の一部を後から見た模式図、
図19は、可動体300を収納位置に移動させたとき動力伝達手段の一部を後から見た模式図である。
図18及び
図19に示すように、当接部材303に各可動体300(または摺接部301)が当接することにより、各可動体300が収納位置に位置決めされる。当接部材303は係止部304を有する。
【0099】
(ばね部材)
図18及び
図19に示すように、軸状部材230には、3つのばね部材302が巻着される。ばね部材302の一例として、巻きばねが用いられる。3つのばね部材302は、軸状部材230の軸方向(表裏方向)に所定間隔で配置される。3つのばね部材302は、表側位置、中央位置、裏側位置の各可動体300の摺接部301に対応して配置される。ばね部材302の一端部は、各可動体300の摺接部301に連結される。ばね部材302の他端部は、当接部材303の係止部304に連結される。ばね部材302により、各可動体300が目的位置から収納位置に回動する方向(ドラム及び可動体300を後から見た
図18及び
図19における時計回りを示す矢印の方向)に付勢される。
【0100】
ドラム270Aの外周面に設けられた第1カム部CM1。第2カム部CM2に摺接部301をばね部材302の付勢力で、弾撥的に当接させることにより、各可動体300が収納位置と目的位置との間を確実に移動される。
【0101】
さらに摺接部301は、ばね部材302の付勢力により、ドラム270Aの外周面に設けられた大径部C21、C22、C23に弾撥的にそれぞれ当接される。それにより、各可動体300が目的位置に安定的に保持される。すなわち、
図18に示すように、可動体300を時計回りの方向に回動しようとするばね部材302による付勢力と、大径部C21、C22、C23からの反時計回りの方向の反力とが釣り合うため、可動体300が目的位置に安定的に保持される。
【0102】
さらに、当接部材303には各可動体300(または摺接部301)がばね部材302の付勢力により、弾撥的に当接される。それにより、各可動体300が収納位置に安定的に保持される。すなわち、
図19に示すように、可動体300を時計回りの方向に回動しようとする付勢力と、当接部材303からの反時計回りの方向の反力とが釣り合うため、可動体300が収納位置に安定的に保持される。
【0103】
次に、中央位置のドラム270Bに設けられる第1カム部CM1及び第2カム部CM2について
図10を参照して説明する。
【0104】
図10に示すように、中央位置のドラム270Bに設けられる小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、および、第2カム部CM2は、上述する、内側位置のドラム270Aに設けられた小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、および、第2カム部CM2と同じ機能を有する。
【0105】
すなわち、第1カム部CM1に、中央位置の可動集合体300Bに属する表側位置、中央位置及び裏側位置の可動体300の各摺接部301を従動させると、各可動体300が目的位置(出現位置)と収納位置との間を移動されるように構成される。
【0106】
さらに、第2カム部CM2に、中央位置の可動集合体300Bに属する表側位置、中央位置及び裏側位置の可動体300の各摺接部301を従動させると、各可動体300が収納位置と目的位置との間を移動されるように構成される。
【0107】
次に、外側位置のドラム270Cに設けられる第1カム部CM1及び第2カム部CM2について
図10を参照して説明する。
【0108】
図10に示すように、外側位置のドラム270Cに設けられる小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、および、第2カム部CM2も、上述する、内側位置のドラム270Aに設けられた小径部C11、C12、C13、大径部C21、C22、C23、第1カム部CM1、および、第2カム部CM2と同じ機能を有する。
【0109】
すなわち、第1カム部CM1に、外側位置の可動集合体300Cに属する表側位置、中央位置及び裏側位置の可動体300の各摺接部301を従動させると、各可動体300が目的位置(出現位置)と収納位置との間を移動されるように構成される。
【0110】
さらに、第2カム部CM2に、外側位置の可動集合体300Cに属する表側位置、中央位置及び裏側位置の可動体300の各摺接部301を従動させると、各可動体300が収納位置と目的位置との間を移動されるように構成される。
【0111】
<演出装置200の動作>
次に、演出装置200の動作について
図3および
図7〜
図17を参照して説明する。
図17は、可動体300の動作を示すタイミングチャートである。
図17では、横軸にドラム270A、270B、270Cの回転角度を表し、縦軸に可動体300の種類を表す。さらに、縦軸に目的位置(出現位置)を“P1”で、収納位置を“P2”で表す。
【0112】
ここで、
図17に示す“A1”、“A2” 、“A3”は内側位置の可動集合体300Aに属する表側位置の可動体300、中央位置の可動体300、裏側位置の可動体300を表す。さらに、“B1”、“B2” 、“B3”は中央位置の可動集合体300Bに属する表側位置の可動体300、中央位置の可動体300、裏側位置の可動体300を表す。さらに、“C1”、“C2” 、“C3”は外側位置の可動集合体300Cに属する表側位置の可動体300、中央位置の可動体300、裏側位置の可動体300を表す。
【0113】
〔内側位置の可動集合体300A〕
まず、内側位置の可動集合体300Aに属する各可動体300(
図17にA1、A2、A3で示す)の動作について説明する。
【0114】
以下の説明で、A1、A2、A3で示す各可動体300を、A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300という場合がある(以下、中央位置の可動集合体300B、外側位置の可動集合体300Cにおいて同じ)。
【0115】
(可動集合体300A:間隔をおいたタイミングで収納位置P2→目的位置P1)
最初に、A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300を、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの動作について説明する。
【0116】
ドラム270Aの回転角度が0°のとき、A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300は、収納位置P2に位置する(
図3、
図7〜
図10参照)。
【0117】
ドラム270Aの回転角度が0°の状態からドラム270Aを正回転させる。ドラム270Aを正回転させるには、原動ギア241を正回転させればよい。このとき、A1の可動体300の摺接部301は小径部C11の周面に沿って移動する。さらに、A2の可動体300の摺接部301は小径部C12の周面に沿って移動する。さらに、A3の可動体300の摺接部301は小径部C13の周面に沿って移動する。
【0118】
ドラム270Aの回転角度が約75°になると、A1の可動体300の摺接部301が第2カム部CM2に当接し、従動する。それにより、A1の可動体300が第2カム部CM2に従動して回動される。これを前(
図7等参照)から見た場合、A1の可動体300は時計回りに回動し、収納位置P2から出発する。さらに、ドラム270Aが正回転し(
図10参照)、その回転角度が約90°になる時点に前後して、A1の可動体300が目的位置(出現位置)P1に到達する。この時点でA1の可動体300の摺接部301が大径部C21に当接する。
【0119】
なお、以下の可動集合体300Aにおける可動体300の動作を、原則的に、遊技者側(前)から見たときの動きとして説明する(可動集合体300B、300Cにおける可動体300の動作も同じ)。
【0120】
ドラム270Aの回転角度が約90°になると、前後して、A2の可動体300の摺接部301が小径部C12から第2カム部CM2に従動し、A2の可動体300を従動させる。それにより、A2の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する(
図12、
図13参照)。さらに、ドラム270Aが正回転し、その回転角度が約105°になると、A2の可動体300の摺接部301が大径部C22に従動し、A2の可動体300を従動させる。それにより、A2の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0121】
ドラム270Aの回転角度が約105°になると、前後して、A3の可動体300の摺接部301が小径部C13から第2カム部CM2に従動し、A3の可動体300を従動させる。それにより、A3の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する。さらに、ドラム270Aが正回転し、その回転角度が約120°になると、A3の可動体300の摺接部301が大径部C23に従動し、A3の可動体300を従動させる。それにより、A3の可動体300が前から見て時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0122】
すなわち、動力伝達手段240は、内側位置の可動集合体300Aにおいて、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。ここで、「間隔をおく」タイミングとは、各可動体300が時間を空けて移動したと遊技者が認識するタイミングをいい、また、間隔が一定である必要はない。後述するタイミングにおいても同じである。なお、この一連のドラム270Aを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0123】
(可動集合体300A:間隔をおかないタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
以上においては、ドラム270Aの回転角度が約120°になるまで正回転させ、可動体300を収納位置P2から目的位置P1に移動させたときを説明した。
ドラム270Aの回転角度が約120°のとき、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300は目的位置P1に到達しているが、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300、および、可動集合体300Cに属するC1〜C3の可動体300は収納位置のままである。
【0124】
次に、A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0125】
さらに、ドラム270Aを正回転させ、その回転角度が約360°になると、A1の可動体300の摺接部301が大径部C21〜第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C11に従動し、A1の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、A1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0126】
同様に、ドラム270Aの回転角度が約360°になると、A2の可動体300の摺接部301が大径部C22〜第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C12に従動し、A2の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、A2の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0127】
同様に、ドラム270Aの回転角度が約360°になると、A3の可動体300の摺接部301が大径部C23〜第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C13に従動し、A3の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、A3の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する(
図3、
図7〜
図10参照)。なお、この一連のドラム270Aを含む動力伝達手段240の動作は、「第2の動作」の一例に該当する。
【0128】
すなわち、動力伝達手段240は、内側位置の可動集合体300Aにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおかないように構成される。ここで、「間隔をおかない」とは、各可動体300がほぼ同時に移動したと遊技者が認識するタイミングをいう。後述するタイミングにおいて同じである。このように、ばね部材302の付勢力により、各可動体300を同時に目的位置P1から収納位置P2に移動させたので、駆動源220等に大きな負荷がかからず、この点からも、駆動源220等の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0129】
(可動集合体300A:間隔をおいたタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
次に、A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0130】
A1の可動体300、A2の可動体300、A3の可動体300が目的位置P1にあるとき、A1の可動体300の摺接部301は大径部C21に従動する。さらに、A2の可動体300の摺接部301は大径部C22に従動する。さらに、A3の可動体300の摺接部301は大径部C23に従動する。このとき、ドラム270Aの回転角度は約120°を超える位置にある。
【0131】
各可動体300を目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、前述するように、ドラム270Aを正回転させて、その回転角度を約360°にする方法がある。その場合、各可動体300が間隔をおかずに目的位置P1から収納位置P2に移動する。
【0132】
これに対し、各可動体300を間隔をおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、ドラム270Aを逆回転させればよい。
【0133】
ドラム270Aを逆回転させて、ドラム270Aの回転角度が約120°になると、前後して、A3の可動体300の摺接部301が大径部C23から小径部C13側へ移動する。その後摺接部301は、ばね部材302の付勢力により第2カム部CM2に従動する。その結果、A3の可動体300が回動する。それにより、A3の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Aが逆回転し、その回転角度が約105°になると、摺接部301とばね部材302の当接が解除され、A3の可動体300の摺接部301は小径部C13の周面に沿って回動する。それにより、A3の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0134】
ドラム270Aの回転角度が約105°になると、前後して、A2の可動体300の摺接部301が大径部C22から第2カム部CM2に従動し、A2の可動体300を従動させる。それにより、A2の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Aが逆回転し、その回転角度が約90°になると、A2の可動体300の摺接部301が小径部C12に従動し、A2の可動体300を従動させる。それにより、A2の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0135】
ドラム270Aの回転角度が約90°になると、前後して、A1の可動体300の摺接部301が大径部C21から第2カム部CM2に従動し、A1の可動体300を従動させる。それにより、A1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Aが逆回転し、その回転角度が約75°になると、A1の可動体300の摺接部301が小径部C11に従動し、A1の可動体300を従動させる。それにより、A1の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する(
図3、
図7〜
図10参照)。なお、この一連のドラム270Aを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0136】
すなわち、動力伝達手段240は、内側位置の可動集合体300Aにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0137】
〔中央位置の可動集合体300B〕
次に、中央位置の可動集合体300Bに属する各可動体300の動作について説明する。
【0138】
(可動集合体300B:間隔をおいたタイミングで収納位置P2→目的位置P1)
最初に、B1の可動体300、B2の可動体300、B3の可動体300を、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの動作について説明する。
【0139】
ドラム270Bの回転角度が0°のとき、B1の可動体300、B2の可動体300、B3の可動体300は、収納位置P2に位置する。このとき、B1の可動体300の摺接部301は小径部C11に従動する。さらに、B2の可動体300の摺接部301は小径部C12に従動する。さらに、B3の可動体300の摺接部301は小径部C13に従動する。
【0140】
なお、前述したように、ドラム270Aの回転角度が約120°のとき、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300は目的位置P1に到達しているが、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300、および、可動集合体300Cに属するC1〜C3の可動体300は収納位置のままである。
【0141】
原動ギア241を正回転させ、ドラム270Bを正回転させる。ドラム270Bの回転角度が約180°に到達するまで、B1の可動体300の摺接部301は小径部C11の周面に沿って移動する。ドラム270Bがさらに正回転され、回転角度が約180°に達すると、B1の可動体300の摺接部301は、第2カム部CM2に当接する。このとき摺接部301は、ばね部材302の付勢力により第2カム部CM2に当接したまま回動する。その結果、B1の可動体300が第2カム部CM2に従動する。これを前(
図7等参照)から見た場合、B1の可動体300は時計回りに回動し、収納位置P2から出発する。さらに、ドラム270Bが正回転し、その回転角度が約200°になると、B1の可動体300の摺接部301が大径部C21に従動し、B1の可動体300を従動させる。それにより、B1の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0142】
ドラム270Bの回転角度が約200°になると、前後して、B2の可動体300の摺接部301が小径部C12から第2カム部CM2に従動し、B2の可動体300を従動させる。それにより、B2の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する。さらに、ドラム270Bが正回転し、その回転角度が約215°になると、B2の可動体300の摺接部301が大径部C22に従動し、B2の可動体300を従動させる。それにより、B2の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0143】
ドラム270Bの回転角度が約215°になると、前後して、B3の可動体300の摺接部301が小径部C13から第2カム部CM2に従動し、B3の可動体300を従動させる。それにより、B3の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する。さらに、ドラム270Bが正回転し、その回転角度が約230°になると、B3の可動体300の摺接部301が大径部C23に従動し、B3の可動体300を従動させる。それにより、B3の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。なお、このドラム270Bを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0144】
すなわち、動力伝達手段240は、中央位置の可動集合体300Bにおいて、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0145】
(可動集合体300B:間隔をおかないタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
以上に、ドラム270Bの回転角度が約230°になるまで正回転させ、可動体300を収納位置P2から目的位置P1に移動させたときを説明した。
【0146】
ドラム270Aの回転角度が約230°のとき、既に目的位置P1に到達している可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300に加えて、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300は目的位置P1に到達するが、可動集合体300Cに属するC1〜C3の可動体300は収納位置のままである。
【0147】
次に、B1の可動体300、B2の可動体300、B3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0148】
さらに、ドラム270Bを正回転させ、その回転角度が約360°になると、B1の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C11に従動し、B1の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、B1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0149】
同様に、ドラム270Bの回転角度が約360°になると、B2の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C12に従動し、B2の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、B2の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0150】
同様に、ドラム270Bの回転角度が約360°になると、B3の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C13に従動し、B3の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、B3の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。なお、この一連のドラム270Bを含む動力伝達手段240の動作は、「第2の動作」の一例に該当する。
【0151】
すなわち、動力伝達手段240は、中央位置の可動集合体300Bにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおかないように構成される。このように、ばね部材302の付勢力により、各可動体300を同時に目的位置P1から収納位置P2に移動させたので、駆動源220等に大きな負荷がかからず、この点からも、駆動源220等の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0152】
(可動集合体300B:間隔をおいたタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
次に、B1の可動体300、B2の可動体300、B3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0153】
B1の可動体300、B2の可動体300、B3の可動体300が目的位置P1にあるとき、B1の可動体300の摺接部301は大径部C21に従動する。さらに、B2の可動体300の摺接部301は大径部C22に従動する。さらに、B3の可動体300の摺接部301は大径部C23に従動する。このとき、ドラム270Bの回転角度は約230°を超える位置にある。
【0154】
各可動体300を目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、前述するように、ドラム270Bを正回転させて、その回転角度を約360°にすればよいが、それにより、各可動体300が間隔をおかずに目的位置P1から収納位置P2に移動してしまう。
【0155】
各可動体300を間隔をおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、ドラム270Bを逆回転させればよい。
【0156】
ドラム270Bを逆回転させて、ドラム270Bの回転角度が約230°になると、前後して、B3の可動体300の摺接部301が大径部C23から第2カム部CM2に従動し、B3の可動体300を従動させる。それにより、B3の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Bが逆回転し、その回転角度が約215°になると、B3の可動体300の摺接部301が小径部C13に従動し、B3の可動体300を従動させる。それにより、B3の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0157】
ドラム270Bの回転角度が約215°になると、前後して、B2の可動体300の摺接部301が大径部C22から第2カム部CM2に従動し、B2の可動体300を従動させる。それにより、B2の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Bが逆回転し、その回転角度が約200°になると、B2の可動体300の摺接部301が小径部C12に従動し、B2の可動体300を従動させる。それにより、B2の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0158】
ドラム270Bの回転角度が約200°になると、前後して、B1の可動体300の摺接部301が大径部C21から第2カム部CM2に従動し、B1の可動体300を従動させる。それにより、B1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Bが逆回転し、その回転角度が約185°になると、B1の可動体300の摺接部301が小径部C11に従動し、B1の可動体300を従動させる。それにより、B1の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。なお、この一連のドラム270Bを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0159】
すなわち、動力伝達手段240は、中央位置の可動集合体300Bにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0160】
〔外側位置の可動集合体300C〕
次に、外側位置の可動集合体300Cに属する各可動体300の動作について説明する。
【0161】
(可動集合体300C:間隔をおいたタイミングで収納位置P2→目的位置P1)
最初に、C1の可動体300、C2の可動体300、C3の可動体300を、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの動作について説明する。
【0162】
ドラム270Cの回転角度が0°のとき、C1の可動体300、C2の可動体300、C3の可動体300は、収納位置P2に位置する。このとき、C1の可動体300の摺接部301は小径部C11に従動する。さらに、C2の可動体300の摺接部301は小径部C12に従動する。さらに、C3の可動体300の摺接部301は小径部C13に従動する。
【0163】
前述したように、ドラム270Aの回転角度が約230°のとき、既に、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300、および、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300は目的位置P1に到達しているが、可動集合体300Cに属するC1〜C3の可動体300は収納位置のままである。
【0164】
原動ギア241を正回転させ、ドラム270Cを正回転させる。ドラム270Cの回転角度が約290°になると、C1の可動体300の摺接部301が小径部C11から第2カム部CM2に従動し、C1の可動体300を従動させる。それにより、C1の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する。さらに、ドラム270Cが正回転し、その回転角度が約310°になると、C1の可動体300の摺接部301が大径部C21に従動し、C1の可動体300を従動させる。それにより、C1の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0165】
ドラム270Cの回転角度が約310°になると、前後して、C2の可動体300の摺接部301が小径部C12から第2カム部CM2に従動し、C2の可動体300を従動させる。それにより、C2の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する(
図14、
図15参照)。さらに、ドラム270Cが正回転し、その回転角度が約325°になると、C2の可動体300の摺接部301が大径部C22に従動し、C2の可動体300を従動させる。それにより、C2の可動体300が時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する。
【0166】
ドラム270Cの回転角度が約325°になると、前後して、C3の可動体300の摺接部301が小径部C13から第2カム部CM2に従動し、C3の可動体300を従動させる。それにより、C3の可動体300が収納位置P2から出発し、前から見て時計回りに回動する。さらに、ドラム270Cが正回転し、その回転角度が約340°になると、C3の可動体300の摺接部301が大径部C23に従動し、C3の可動体300を従動させる。それにより、C3の可動体300が前から見て時計回りにさらに回動して目的位置(出現位置)P1に到達する(
図4、
図16参照)。なお、このドラム270Cを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0167】
すなわち、動力伝達手段240は、外側位置の可動集合体300Cにおいて、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0168】
さらに、前述したように、ドラム270Aを正回転させ、その回転角度が約120°のとき、可動集合体300Aに属するA1〜A3までの可動体300が収納位置P2から目的位置P1に到達する。さらに、ドラム270Bを正回転させ、その回転角度が約230°のとき、可動集合体300Bに属するB1〜B3までの可動体300は目的位置P1に到達する。さらに、ドラム270Cを正回転させ、その回転角度が340°になると、可動集合体300Cに属するC1〜C3までの可動体300が収納位置P2から目的位置P1に到達する。すなわち、動力伝達手段240は、ドラム270A,270B、270Cを正回転させることで、収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの各可動集合体300A、300B、300C間のタイミングを間隔をおくように構成される。
【0169】
(可動集合体300C:間隔をおかないタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
以上に、ドラム270Bの回転角度が約340°になるまで正回転させ、可動体300を収納位置P2から目的位置P1に移動させたときを説明した。
【0170】
次に、C1の可動体300、C2の可動体300、C3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0171】
さらに、ドラム270Cを正回転させ、その回転角度が約360°になると、C1の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C11に従動し、C1の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、C1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0172】
同様に、ドラム270Cの回転角度が約360°になると、C2の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C12に従動し、C2の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、C2の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する。
【0173】
同様に、ドラム270Cの回転角度が約360°になると、C3の可動体300の摺接部301が第1カム部CM1(傾きが約90°)〜小径部C13に従動し、C3の可動体300を従動させる。ばね部材302の付勢力により、C3の可動体300が前から見て反時計回りに回動して収納位置P2に到達する(
図3、
図7〜
図10参照)。なお、この一連のドラム270Cを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0174】
すなわち、動力伝達手段240は、外側位置の可動集合体300Cにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおかないように構成される。このタイミングは、「第1のタイミング」の一例である。このように、ばね部材302の付勢力により、各可動体300を同時に目的位置P1から収納位置P2に移動させたので、駆動源220等に大きな負荷がかからず、この点からも、駆動源220等の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0175】
前述したように、ドラム270Cの回転角度が約360°になったとき、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300、および、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300が、同時に目的位置P1から収納位置P2に移動する。すなわち、動力伝達手段240は、ドラム270A,270B、270Cを正回転させることで、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの各可動集合体300A、300B、300C間のタイミングを、間隔をおかないように構成される。
【0176】
(可動集合体300C:間隔をおいたタイミングで目的位置P1→収納位置P2)
次に、C1の可動体300、C2の可動体300、C3の可動体300を、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの動作について説明する。
【0177】
C1の可動体300、C2の可動体300、C3の可動体300が目的位置P1にあるとき、C1の可動体300の摺接部301は大径部C21に従動する。さらに、C2の可動体300の摺接部301は大径部C22に従動する。さらに、C3の可動体300の摺接部301は大径部C23に従動する。このとき、ドラム270Cの回転角度は約340°を超える位置にある。
【0178】
各可動体300を目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、前述するように、ドラム270Cを正回転させて、その回転角度を約360°にすればよいが、それにより、各可動体300が間隔をおかずに目的位置P1から収納位置P2に移動してしまう。
【0179】
各可動体300を間隔をおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるには、ドラム270Cを逆回転させればよい。
【0180】
ドラム270Cを逆回転させて、ドラム270Cの回転角度が約340°になると、前後して、C3の可動体300の摺接部301が大径部C23から第2カム部CM2に従動し、C3の可動体300を従動させる。それにより、C3の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Cが逆回転し、その回転角度が約325°になると、C3の可動体300の摺接部301が小径部C13に従動し、C3の可動体300を従動させる。それにより、C3の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0181】
ドラム270Cの回転角度が約325°になると、前後して、C2の可動体300の摺接部301が大径部C22から第2カム部CM2に従動し、C2の可動体300を従動させる。それにより、C2の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Cが逆回転し、その回転角度が約310°になると、C2の可動体300の摺接部301が小径部C12に従動し、C2の可動体300を従動させる。それにより、C2の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する。
【0182】
ドラム270Cの回転角度が約310°になると、前後して、C1の可動体300の摺接部301が大径部C21から第2カム部CM2に従動し、C1の可動体300を従動させる。それにより、C1の可動体300が目的位置P1から出発し、前から見て反時計回りに回動する。さらに、ドラム270Cが逆回転し、その回転角度が約295°になると、C1の可動体300の摺接部301が小径部C11に従動し、C1の可動体300を従動させる。それにより、C1の可動体300が反時計回りにさらに回動して収納位置P2に到達する(
図3、
図7〜
図10参照)。なお、この一連のドラム270Cを含む動力伝達手段240の動作は、「第1の動作」の一例に該当する。
【0183】
すなわち、動力伝達手段240は、外側位置の可動集合体300Cにおいて、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングを、間隔をおくように構成される。それにより、駆動源220及び動力伝達手段240にかかる負荷を減少させ、駆動源220及び動力伝達手段240の小型化を図ることができる。それにより、コストを低減するとともに、設置スペースを削減することが可能となる。
【0184】
前述したように、同様にして、ドラム270Bを逆回転し、その回転角度が185°になると、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300までが目的位置P1から収納位置P2に移動する。同様にして、ドラム270Aを逆回転し、その回転角度が75°になると、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300までが目的位置P1から収納位置P2に移動する。すなわち、動力伝達手段240は、ドラム270A、270B、270Cを逆回転させることで、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの各可動集合体300A、300B、300C間のタイミングを、間隔をおくように構成される。
【0185】
〔演出装置200の動作のまとめ〕
以上に、内側位置の可動集合体300A、中央位置の可動集合体300B、外側位置の可動集合体300Cにおいて、各可動体300の動作を説明した。(1)収納位置P2から目的位置P1に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングは間隔をおいたものであった。(2)さらに、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングは間隔をおかないものであった。(3)さらに、目的位置P1から収納位置P2に移動させるときの可動体300間の相対的なタイミングは間隔をおいたものであった。
【0186】
目的位置P1から収納位置P2に収納するときの可動体300間のタイミングが、(2)と(3)とで異なるため、可動体が収納されるときの動作が変化に富み、遊技の興趣を高めることが可能となる。さらに、そのような動作をする各可動体300が複数の可動集合体300A、300B、300Cに設けられているため、さらに、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0187】
〔動力伝達阻止手段310〕
以上に、演出装置200の構成及びその動作について説明した。可動集合体300A、300B、300Cに属する各可動体300が収納位置にあるとき、ドラム270A、270B、270Cの回転角度は0°(または360°)であり、各可動体300の摺接部301は、大径部C21、C22、C23から急勾配(約90°)の第1カム部CM1を落ちたところの小径部C11、C12、C13の位置にある。
【0188】
各可動体300を収納位置から目的位置に移動させるとき、第1に、ドラム270A、270B、270Cを正回転させ、摺接部301を小径部C11、C12、C13〜緩勾配(約40°)の第2カム部CM2〜大径部C21、C22、C23に従動させることにより、目的位置に移動することが可能となる。第2に、ドラム270A、270B、270Cを逆回転させ、摺接部301を小径部C11、C12、C13〜急勾配(約90°)の第1カム部CM1〜大径部C21、C22、C23に従動させることにより、目的位置に移動することも可能である。
【0189】
(A)しかし、上記の第2では、摺接部301を急勾配(約90°)の第1カム部CM1に従動させるとき、摺接部301に大きな負荷がかかり、損傷するおそれがある。このようなとき、ドラム270A、270B、270Cを逆回転させないための手段が必要である。
【0190】
(B)さらに、何らかの要因による振動を受けても、各可動体300を目的位置や収納位置に安定的に保持する必要もある。特に、演出装置200として多数sの可動集合体やこれらに属する多数tの可動体300が設けられるとき、ドラムの一回転(0°〜360°)で、s×t個の可動体300を移動させるためには、一つの可動体を移動させるための角度(一個分の角度)は、単純計算で、360°/(s×t)となる。一個分の角度は、可動体が多くなるほど少量となるので、何らかの原因で、ドラムが少量回転しても、可動体300が移動することとなる。ドラムを少量でも回転させないようにして、各可動体300を目的位置や収納位置に安定的に保持する必要がある。
【0191】
(A)、(B)などの必要性のため、駆動源220から各可動体300への動力の伝達を阻止することにより、外周面における所定位置からの逆回転を阻止する動力伝達阻止手段310が配置されている。「所定位置」の一例としては、収納位置及び目標位置の少なくとも一方である。
【0192】
所定位置は、大径部C21、C22、C23の周方向の位置と小径部C11、C12、C13の周方向の位置との間の位置である。一例としては、大径部C21、C22、C23から急勾配(約90°)の第1カム部CM1を落ちたところの小径部C11、C12、C13の位置である。
【0193】
図11に示すように、ドラム270A、270B、270Cは、外周面(回転軸である軸状部材260)と直交する側面部を有する。表側の側面部は、フロントベース211の底部211aと対向して配置される。表側の側面部は、前方(表側)へ突出する凸部280を有する。凸部280は、3つのドラム270A、270B、270Cにそれぞれ設けられる。
【0194】
凸部280は、底部211aと表側の側面部との間の隙間(ボス部の突出量(約2mm)に相当する)に配置される。この隙間を用いて凸部280が配置されるため、ドラム270A、270B、270Cの表裏(前後)方向の寸法を増やさずに済み、この点からも、演出装置200の小型化を図ることが可能となる。
【0195】
図20はベース部材及び動力伝達阻止手段の正面図、
図21は当接面がフロントケースの内面側に突出したときの動力伝達阻止手段を斜め後から見たときの斜視図、
図22は当接面がフロントケースの内面側から没入したときの動力伝達阻止手段を斜め後から見たときの斜視図、
図23は当接面が突出したときの動力伝達阻止手段を斜め前から見たときの斜視図、
図24は当接面が没入したときの動力伝達阻止手段を斜め前から見たときの斜視図である。
【0196】
図3及び
図20〜
図24に示すように、動力伝達阻止手段310は、ストッパー311及びソレノイド312が用いられる。ストッパー311は3つの当接面313を有する。各当接面313は、ドラム270A、270B、270Cの各凸部280に当接することで、各可動体300への動力の伝達を阻止するように構成される。
【0197】
ソレノイド312は、ストッパー311の当接面313が凸部280に対して出没可能に構成される。
【0198】
ストッパー311を設けたため、各可動体300を収納位置及び目的位置の少なくとも一方に安定して保持することが可能となる。
【0199】
図3、
図7〜
図10、及び
図19に示すように、駆動源220を正回転させ、ドラム270A、270B、270Cを正回転させてその回転角度を360°にすると、摺接部301を大径部C21、C22、C23〜第1カム部CM1〜小径部C11、C12、C13に従動させることにより、各可動体300を目的位置から収納位置に移動させる。
図19に示すように、約90°の急勾配の第1カム部CM1であるため、さらに、当接部材303により摺接部301の時計回りの方向の回動が阻止されるため、仮に、駆動源220を逆回転させて、ドラム270A等を逆回転させると、摺接部301に大きな負荷がかかり、摺接部301等を破損させるおそれがある。
【0200】
この実施形態では、ストッパー311により、各可動体300を収納位置に拘束したので、仮に、駆動源220を逆回転させても、ドラム270A等を逆回転させることがないため、摺接部301等の破損を防止することが可能となる。
【0201】
次に、可動体300間の相対的なタイミングの組み合わせについて
図25を参照して説明する。
【0202】
図25は、収納動作の出発時、到着時、出現動作の出発時、到着時において、可動体300間の相対的なタイミングで間隔をおくときと、間隔をおかないときとの組み合わせを、一覧表示した図である。
【0203】
図25に、可動体300間の相対的なタイミングとして間隔をおくときを“◇”で示し、間隔をおかないときを“◆”で示す。ここで、“◆”で示す間隔をおかない「第1のタイミング」は、目的位置P1から出発するときの可動体300間の相対的なタイミング、および、収納位置P2に到達するときの可動体300間の相対的なタイミングの一方または両方を含む。さらに、“◇”で示す間隔をおく「第2のタイミング」は、収納位置P2から出発するときの可動体300間の相対的なタイミング、および、目的位置P1に到達するときの可動体300間の相対的なタイミングの一方または両方を含む。
【0204】
なお、前記実施形態では、
図25に“◎”で示すように、可動体300間の相対的なタイミングとして、目的位置(出現位置)の出発時に間隔をおかず(“◆”で示す)、かつ、収納位置の到着時に間隔をおかず(“◆”で示す)、かつ、収納位置の出発時に間隔をおき(“◇”で示す)、かつ、目的位置の到着時に間隔をおくように(“◇”で示す)、第1カム部CM1、第2カム部CM2が構成されるものを示した。この構成により、各可動体300の動作に変化をつけることにより、遊技の興趣を高めることが可能となる。
【0205】
各可動体300の動作に変化をつけるために、第1カム部CM1及び第2カム部CM2を次のように構成すればよい。これらの構成を他の実施形態として、
図25に“○”で示す。ちなみに、
図25において、“×”で示す構成では、各可動体300の動作に変化をつけられず、実施形態として不採用となるものである。
【0206】
なお、可動体300間の相対的なタイミングとして、収納動作あるいは出現動作において、出発時に間隔をおかず、到着時に間隔をおくためには、第1カム部CM1や第2カム部CM2の位置や傾きを調整すればよい。
【0207】
さらに、
図25を参照にして、可動体300間の相対的なタイミングの組み合わせを説明したが、可動集合体300A、300B、300C間の相対的なタイミングの組み合わせについても、同様に組み合わせが可能である。
【0208】
図26は、変形例に係る可動体の動作を示すタイミングチャートである。
前記実施形態では、可動集合体間の相対的なタイミングとして間隔をおかない第3のタイミングについて、ドラム270A、270B、270Cを正回転させてその回転角度が360°(0°)のとき、摺接部301を第1カム部CM1に従動させて、各可動集合体に属する全部の可動体を同時に移動(目的位置P1から収納位置P2に移動)させるものを示したが、これに限らず、第1カムCM1の位置を変更することにより、各可動集合体に属する一部の可動体300を同時に移動(収納位置P2から目的位置P1に移動)させるものでもよい。
【0209】
図26に示すように、ドラム270A、270B、270Cを正回転させてその回転角度が70°〜90°のとき、摺接部301を第1カム部CM1に従動させて、各可動集合体に属する一部(A1、B1及びC1)の可動体300を同時に移動(収納位置P2から目的位置P1に移動)させ、さらに、各ドラムの回転角度が135°〜150°のとき、各可動集合体に属する一部(A2、B2及びC2)の可動体300を同時に移動(収納位置P2から目的位置P1に移動)させ、さらに、各ドラムの回転角度が195°〜210°のとき、各可動集合体に属する一部(A3、B3及びC3)の可動体300を同時に移動(収納位置P2から目的位置P1に移動)させるようにする。
【0210】
さらに、可動集合体間の相対的なタイミングとして間隔をおく第4のタイミングについて、ドラム270A、270B、270Cを正回転させてその回転角度が各所定角度のとき、摺接部301を第2カム部CM2に従動させて、可動集合体間が異なり、かつ、それに属する可動体300間も異なる時に、各可動体300を移動(収納位置P2から目的位置P1に移動)させるものを示したが、これに限らず、第2カム部CM2の位置を変更することにより、可動集合体間は異なるが、それに属する可動体300間は同時に、各可動体300を移動(目的位置P1から収納位置P2に移動)させるものでもよい。
【0211】
図26に示すように、ドラム270A、270B、270Cを正回転させてその回転角度が240°のとき、摺接部301を第2カム部CM2に従動させて、可動集合体300Cに属するC1〜C3の可動体300を同時に移動(目的位置P1から収納位置P2に移動)させ、さらに、各ドラムの回転角度が300°のとき、可動集合体300Bに属するB1〜B3の可動体300を同時に移動(目的位置P1から収納位置P2に移動)させ、さらに、各ドラムの回転角度が360°(0°)のとき、可動集合体300Aに属するA1〜A3の可動体300を同時に移動(目的位置P1から収納位置P2に移動)させるようにする。
【0212】
さらに、前記実施形態では、各可動体300が長尺形状を有し、各可動体300を、右方向に突出させることにより遊技盤70における目的位置に出現させ、目的位置から左方向に約90°回動させることにより遊技盤70における収納位置に収納させる構成を示したが、可動体300の形状及び動作、並びに、その配置は、これに限定されるものではない。
【0213】
例えば、各可動集合体300A、300B、300Cに属する各可動体300を内方向に突出させることにより目的位置に出現させ、目的位置から外方向へ約90°回動させることにより収納位置に収納させる構成では、各可動集合体300A、300B、300Cに属する各可動体300の回動中心を、外方向に対して、前記回動する方向とは反対方向に所定角度だけ傾いた直線上に所定の間隔で配置すればよい。所定角度としては、約30°〜約60°が好ましく、さらに、約40°〜約50°であることが好ましい。
【0214】
さらに、前記実施形態において、各可動体300の動作と、図柄変動ゲームとを連動させるように構成することにより、遊技の興趣をさらに高めることが可能となる。
【0215】
例えば、可動体300の動作と、図柄表示部78に表示される演出用の図柄(「大当り図柄」、「はずれ図柄」、一列の図柄が未確定で他の2列の図柄が確定停止表示される「リーチ図柄」)とを連動させるように構成してもよい。さらに、例えば、目的位置に移動された火縄銃を模した可動体300の一端部(銃口)から発射されるように銃弾図柄を図柄表示部78に表示させてもよい。
【0216】
さらに、前記実施形態では、3つのドラム270A、270B、270Cを正回転あるいは逆回転させることで、3つの可動集合体300A、300B、300Cに属する各可動体300を収納位置と目的位置との間に移動させるものを示したが、3つの可動集合体300A、300B、300Cのうちから選ばれた可動集合体に属する可動体300を移動させるようにしてもよい。可動集合体が選ばれる態様の一例としては、可動集合体300Aのみが選択され、2つの可動集合体300A、300Bが選択され、3つの可動集合体300A、300B、300Cが選択される態様がある。さらに、可動集合体に属する表側位置、中央位置、裏側位置の各可動体300のうちから選ばれた可動体300を移動させるようにしてもよい。ここでは、表側位置の可動体300のみが選択され、表側位置及び中央位置の各可動体300が選択され、表側位置、中央位置、裏側位置の各可動体300が選択される態様がある。
【0217】
〔遊技機1の内部の構成〕
次に、遊技機1の内部構成の概要について説明する。なお、本説明においては図示を省略して説明する。中枠12の裏側には、外部球供給設備から供給された遊技球を貯留する球タンクが設けられている。また中枠12の裏側には、球払出し装置を有する球通路ユニットと、上皿30、下皿40に連通する球供給路と、球回収樋に連通する球排出路がそれぞれ設けられている。球通路ユニットを介して球タンク、上皿30、下皿40が連通接続されている。球通路ユニットの球払出し装置の駆動により球タンクに供給された遊技球が上皿30、下皿40へ給出される。
【0218】
また中枠12の裏側には、遊技機1の電源制御を行う電源装置、球払出し装置を駆動制御する払出し制御装置、打球発射装置を駆動制御する発射制御装置、外部端末に接続されるインターフェース基板、及び演出装置200の演出制御を行う演出制御装置、図柄表示部78の表示制御を行う表示制御装置等が配設されている。なお、これらの各装置は、遊技盤の裏側に配設される主制御装置に配線接続され、主制御装置からの制御信号に基づいて所定の制御を実行するようになっている。
【0219】
〔制御系の構成の概要〕
次に、
図27を参照して遊技機1の制御構成の概要について説明する。
図27は、実施形態にかかる遊技機1の制御構成を示す概略ブロック図である。
【0220】
主制御装置、電源装置、表示制御装置、演出制御装置及び統括制御装置の各装置は、それぞれ基板を備えている。
図27に示す主制御基板320は主制御装置に設けられており、電源基板は、電源装置に設けられている。表示制御基板351は表示制御装置に設けられており、サブ統括制御基板371は統括制御装置に設けられている。また、統括制御装置には、ランプ制御基板381、音声制御基板391が接続されている。
【0221】
遊技機1のメイン制御手段としての主制御基板320は、機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。表示制御基板351は、図柄表示部78(可変表示器)の表示態様(表示する画像)等を制御する。演出制御基板は、演出装置200を制御する。またランプ制御基板381は、装飾ランプ75、ベース装飾ランプ及び保留球数表示器(不図示)の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミング、時間など)を制御する。また音声制御基板391は、スピーカ50の音声出力態様(効果音の種類、音声出力時間など)を制御する。
【0222】
サブ統括制御基板371は、主制御基板320が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板351、演出制御基板361、ランプ制御基板381及び音声制御基板391を統括的に制御する。またサブ統括制御基板371は、表示制御基板351、演出制御基板361、ランプ制御基板381及び音声制御基板391を統括的に制御するために各種処理を実行する。さらにサブ統括制御基板371は、該処理結果に応じて、遊技演出(可動体演出、表示演出、発光演出、音声演出等)の制御を指示する各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。そして、各制御基板351、361、381、391は、主制御基板320が出力した制御信号(制御コマンド)及びサブ統括制御基板371が出力した制御信号(制御コマンド)を入力し、該制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(可動体演出、表示演出、発光演出、音声演出)を制御する。
【0223】
以下、主制御基板320、表示制御基板351、演出制御基板361、ランプ制御基板381及び音声制御基板391、及びサブ統括制御基板371の具体的な構成を説明する。主制御基板320は、CPU310aを備えており、該CPU310aにはROM310b及びRAM310cが接続されている。CPU310aは、判定用乱数としての大当り判定用乱数(以下、「大当り乱数」と示す)、及び演出パターン振分乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM310cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM310bには、遊技機1を制御するための制御プログラムや複数種類の演出パターンが記憶されている。RAM310cには、遊技機1の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(保留記憶数、乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
【0224】
そして、CPU310aは、始動口79及び入賞検知センサSE1によって構成される入賞検知手段が出力する検知信号を入力し、各種処理(保留記憶数の判定、大当り判定、停止図柄の決定、演出パターンの決定など)を実行する。
【0225】
また、CPU310aは、保留記憶数処理において入賞検知時の保留記憶数が上限値未満と判定している場合、検知信号の入力を契機に大当り乱数の値をRAM310cから読み出し、RAM310cの所定の記憶領域(格納領域)に順次記憶(格納)する。そして、CPU310aは、前記入賞検知に基づく図柄組み合わせゲームの開始直前に、当該図柄組み合わせゲームを開始させるための処理(大当り判定、停止図柄の決定、演出パターンの決定など)を実行する。まず、CPU310aは、RAM310cに記憶されている前記大当り乱数の値のうち、最先に記憶されている前記大当り乱数の値とROM310bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当り判定を行う。前記大当り判定の結果が肯定(大当り乱数の値と大当り判定値が一致)の場合、CPU310aは、大当りを決定する。前記大当り判定値は、大当り乱数の取り得る数値の中から定められている。一方、大当り判定の判定結果が否定(大当り乱数の値と大当り判定値が不一致)の場合、CPU310aは、はずれを決定する。
【0226】
次に、サブ統括制御基板371について説明する。サブ統括制御基板371は、CPU371aを備えており、CPU371aにはROM371b及びRAM371cが接続されている。ROM371bには、各制御基板351、361、381、391を統括的に制御するための制御プログラム等が記憶されている。RAM371cには、遊技機1の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0227】
次に、表示制御基板351、ランプ制御基板381及び音声制御基板391について説明する。表示制御基板351は、CPU351aを備え、該CPU351aにはROM351b及びRAM351cが接続されている。ROM351bには、複数種類の表示演出用の演出実行データが記憶されている。前記演出実行データは、指定された演出パターンに基づく表示演出が行われるように図柄表示部78の表示態様を制御するための情報である。この演出実行データには、図柄変動が開始してから全列の図柄が停止する迄の表示演出の流れが示されている。また、ROM351bには、1つの演出パターンに対して1つの演出実行データが対応付けられて記憶されている。また、ROM351bには、各種の画像情報(図柄の画像、背景画像、文字画像、登場キャラクタの画像など)が記憶されている。RAM351cには、遊技機1の動作中に適宜書き換えられる情報が記憶(設定)される。
【0228】
従って、CPU351aは、図柄表示部78の表示態様を制御する。この制御により、図柄表示部78では、図柄組み合わせゲーム及び連続予告の演出が画像表示による表示演出で行われる。
【0229】
ランプ制御基板381は、CPU381aを備え、該CPU381aにはROM381b及びRAM381cが接続されている。ROM381bには、複数種類の発光演出用の演出実行データが記憶されている。前記演出実行データは、指定された演出パターンに基づく発光演出が行われるように装飾ランプ75の発光態様を制御するための情報である。また、飾りベース213より後方にベース装飾ランプ(不図示)を設ける場合、ランプ制御基板381はその発光態様の制御を行なってもよい。この演出実行データには、遊技演出が開始(図柄変動が開始)してから遊技演出が終了(全列の図柄が停止)する迄の発光演出の流れが示されている。また、ROM381bには、1つの演出パターンに対して1つの演出実行データが対応付けられて記憶されている。RAM381cには、遊技機1の動作中に適宜書き換えられる情報が記憶(設定)される。
【0230】
したがって、CPU381aは、装飾ランプ75等の発光態様を制御する。この制御により、装飾ランプ75等では、図柄表示部78で行われる表示演出(図柄組み合わせゲーム、連続予告の演出)に関連付けて発光演出が行われる。
【0231】
音声制御基板391は、CPU391aを備え、該CPU391aにはROM391b及びRAM391cが接続されている。ROM391bには、複数種類の音声演出用の演出実行データが記憶されている。前記演出実行データは、指定された演出パターンに基づく音声演出が行われるようにスピーカ50の音声出力態様を制御するための情報である。この演出実行データには、遊技演出が開始(図柄変動が開始)してから遊技演出が終了(全列の図柄が停止)する迄の音声演出の流れが示されている。また、ROM391bには、指定された演出パターンに対して1つの演出実行データが対応付けられて記憶されている。RAM391cには、遊技機1の動作中に適宜書き換えられる情報が記憶(設定)される。
【0232】
したがって、CPU391aは、スピーカ50の音声出力態様を制御する。この制御により、スピーカ50では、図柄表示部78で行われる表示演出(図柄組み合わせゲーム、連続予告の演出)に関連付けて音声演出が行われる。
【0233】
〔演出制御〕
次に、演出装置200における可動体演出にかかる、演出制御基板361の制御について
図4、
図7、
図10、
図13、
図15、
図17〜19及び
図27を参照して説明する。演出制御基板361は、少なくとも駆動源220の制御を行う。演出制御基板361は、CPU361aを備え、該CPU361aにはROM361b及びRAM361cが接続されている。ROM361bには、複数種類の可動体演出用の演出実行データが記憶されている。当該演出実行データは、指定された演出パターンに基づいて各可動体300が動作するように、駆動源220の動作態様を制御するための情報である。
【0234】
上述の通り、主制御基板320では、RAM320cにおいて演出パターン振分乱数の値が記憶されており、その乱数の値は、CPU320aにより所定の周期ごとに更新される。また、この演出パターン振分乱数の値は、所定のタイミングごとに読み出される。この所定のタイミングとは、例えば大当たり判定の判定結果が出力されたタイミングである。すなわち、CPU320aは、入賞検知センサSE1から検知信号を受けRAM320cから演出パターン振分乱数を読み出す。
【0235】
また他の例としては、大当たり判定にかかわらず、所定の遊技状態又は所定の周期ごとにRAM320cから演出パターン振分乱数を読み出す。主制御基板320は、読み出した演出パターン振分乱数に基づき、サブ統括制御基板371に、各制御基板351、361、381、391を統括的に制御するための制御信号を出力する。
【0236】
サブ統括制御基板371は、主制御基板320から受けた制御信号に基づき、表示制御基板351、演出制御基板361、ランプ制御基板381及び音声制御基板391を統括的に制御する。サブ統括制御基板371のCPU371aは、当該制御信号に基づいた演出パターンにかかる情報をRAM371cに記憶させる。またCPU371aは、主制御基板320から制御信号を受ける度に、当該RAM371cの情報を書き換える。また、CPU371aは、ROM371bに記憶された複数の統括制御プログラムのうち、RAM371cに記憶された演出パターンにかかる情報に基づき、1つの演出パターンを示す統括制御プログラムを読み出す。サブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、各制御基板351、361、381、391等を制御する。例えばサブ統括制御基板371は、演出制御基板361に所定の演出パターンにかかる制御信号を演出制御基板361に出力する。
【0237】
演出制御基板361は、サブ統括制御基板371から受けた制御信号に基づき、駆動源220を制御する。演出制御基板361のCPU361aは、当該制御信号に基づいた演出パターンにかかる情報をRAM361cに記憶させる。またCPU361aは、サブ統括制御基板371から制御信号を受ける度に、当該RAM361cの情報を書き換える。また、RAM361cには、各可動体300の位置を示す情報を記憶させてもよい。
【0238】
例えば、全ての可動体300が収納位置にあるとき(0°;
図17参照)を初期位置とした場合、CPU361aは、駆動源220を、いずれの駆動方向に、どれだけの量又は時間だけ駆動させたかを示す情報を、各可動体300の位置を示す情報に置き換えてRAM361cに記憶させる。なお、駆動方向は駆動源220が回転駆動する構造の場合であれば正方向又は逆方向のいずれかとなる。また、上記駆動源220でなく、駆動源がソレノイド等の往復移動する構造であれば、突出方向又は没入方向のいずれかとなる。また、駆動源220の駆動量としては、駆動源220に設けられたロータリーエンコーダ(不図示)等から出力される回転角度情報等を挙げることができる。また、駆動時間は計時手段(不図示)から出力される時間情報に基づき計時される。
【0239】
また、各可動体300の位置を示す情報として、位置検出手段(不図示)により直接各可動体300の位置を検出し、RAM361cに記憶させてもよい。
【0240】
ROM361bには、駆動源220を制御するための複数の制御情報が記憶されている。この制御情報は、演出パターンを示す制御情報に対応して複数パターン記憶される。制御情報の具体例としては、駆動源220の駆動量または駆動時間が含まれる。さらに制御情報の具体例として駆動源220の駆動方向が含まれる。
【0241】
CPU361aは、所定のタイミングでRAM361cに記憶された制御信号を読み出し、読みだした制御信号に基づいた駆動源220の制御情報を読み出す。CPU361aはさらに読み出した駆動源220の制御情報に基づき駆動源220を駆動する。
【0242】
以下、演出制御基板361による駆動源220の駆動制御の具体的な一例について説明する。なお、演出装置200は遊技機1における遊技の演出を行うものである。したがって、以下の具体例は遊技機1における可動体の動作制御の一例であって、他の制御方法を採ることが可能である。例えば以下において、複数の可動体300は、それぞれ非同期で目的位置へ移動した後、全て同期して収納位置へ戻る動作、又は目的位置への移動の逆の動作(非同期の移動)を行う。しかしながら本実施形態はこれに限られない。複数の可動体300が全て同期して、目的位置へ移動する構成であってもよい。あるいは、目的位置への移動、収納位置への移動において1の可動集合体ごとに各可動体を同期して移動させる構成であってもよい。
【0243】
<収納位置→目的位置>
例えば主制御基板320における大当たり判定の結果、演出制御基板361は、サブ統括制御基板371に制御されて駆動源220を駆動し、可動集合体300A、可動集合体300B及び可動集合体300Cに属する全ての可動体300を目的位置まで回動させる。
【0244】
すなわち、演出制御基板361においてCPU361aは、大当たり判定に基づく演出パターンを示す制御情報をRAM361cから読み出す。さらにCPU361aは、ROM361bから、当該演出パターンに対応する駆動源220の制御情報を読み出す。さらにCPU361aは、当該制御情報に基づいて駆動源220を駆動し、
図17に示すように各ドラム270A〜270Cを、回転角度が0°の状態から、少なくとも340°正回転させる。
【0245】
なお、「正回転」とは上述の通りである。すなわち「正回転」とは、演出装置200を後から見た状態(
図10参照)において、制御情報に基づいてCPU361aが、電動モータMを時計回りに回転させたことにより原動ギア241(
図9参照)が時計回りに回転された結果、第1中継ギア251を反時計回りに回転させて、ドラムギアDGA等を時計回りに回転させることを示す。その結果、ドラム270A等が正回転し、各可動体300は、収納位置P2から目的位置P1へそれぞれ移動する(
図4参照)。ここで説明した回転方向は、「第1の方向」の一例に該当する。
【0246】
なお、上述したように、可動体300の動作と、図柄表示部78に表示される演出用の図柄とを連動させるように構成される場合、例えばサブ統括制御基板371のCPU371aは、次のような制御を行う。すなわち、サブ統括制御基板371のCPU371aは、主制御基板320から受けた大当たり判定にかかる制御信号に基づき、ROM371bから1つの演出パターンを示す統括制御プログラムを読み出す。さらにサブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、演出制御基板361に所定の演出パターンにかかる制御信号を出力する。またサブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、表示制御基板351に所定の演出パターンにかかる制御信号を出力する。
【0247】
これらの制御信号に基づき、演出制御基板361は、例えば火縄銃に模された各可動体300を目的位置に移動させる制御を行い、かつ表示制御基板351は、当該移動が完了することに前後して、目的位置に移動した各可動体300の一端部(銃口)から銃弾が発射されるような表示演出を図柄表示部78に実行させる。なお、この演出パターンは、大当たり判定だけに限られず、例えばリーチ演出に基づく演出パターンに適用することも可能である。
【0248】
さらに他の例として、図柄表示部78に、はずれ図柄を表示させるときにおいても、図柄表示部78の表示演出と、可動体300による演出とを連動させてもよい。例えば、サブ統括制御基板371のCPU371aは、主制御基板320から受けたはずれ判定にかかる制御信号に基づき、ROM371bから、はずれ判定にかかる1つの演出パターンを示す統括制御プログラムを読み出す。さらにサブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、演出制御基板361に所定の演出パターンにかかる制御信号を出力する。またサブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、表示制御基板351に所定の演出パターンにかかる制御信号を出力する。
【0249】
これらの制御信号に基づき、演出制御基板361は、例えば火縄銃に模された各可動体300の少なくとも一部を目的位置に向かって移動させる制御を行い、かつ表示制御基板351は、当該移動に連動して、図柄表示部78に、はずれ図柄を表示させる。
【0250】
また可動集合体300A、可動集合体300B及び可動集合体300Cに属する全ての可動体300を目的位置まで回動させる演出パターンは、他の例も挙げられる。例えば、演出制御基板361においてCPU361aは、大当たり判定でなく、リーチ演出に基づく演出パターンを示す制御情報をサブ統括制御基板371から受け、RAM361cに記憶させる。CPU361aは所定のタイミングで当該演出パターンをRAM361cから読み出し、上記の通り駆動源220を駆動する。それにより、原動ギア241、ドラムギアDGA等が正回転され、その結果、ドラム270A等が正回転され、各可動体300が収納位置P2から目的位置P1へそれぞれ移動する。この制御パターンは、大当たり判定とともにリーチ演出に基づく演出パターンを示す制御情報を受けた場合においても同様である。
【0251】
また、収納位置P2から目的位置P1へ各可動体300を移動させるにあたり、全ての可動体300を目的位置P1へ移動させない演出パターンが挙げられる。例えば、主制御基板320における大当たり判定が、はずれとなった場合の演出パターンとして、CPU361aは、はずれ判定に基づく演出パターンを示す制御情報をRAM361cから読み出す。さらにCPU361aは、ROM361bから、当該演出パターンに対応する駆動源220の制御情報を読み出す。すなわちCPU361aは、当該制御情報に基づいて駆動源220を駆動し、各ドラム270A〜270Cを、少なくとも80°〜330°の範囲のいずれかの角度だけ正回転させる。その結果、各可動体300の少なくとも一部が収納位置P2から目的位置P1へ向かう途中の位置まで移動してから、その途中の位置で停止する(
図13又は
図15参照)。
【0252】
また、収納位置P2から目的位置P1へ各可動体300を移動させるにあたり、全ての可動体300を目的位置P1へ移動させない演出パターンは、他の例も挙げられる。例えば、演出制御基板361においてCPU361aは、はずれ判定及びリーチ演出に基づく演出パターンを示す制御情報をサブ統括制御基板371から受け、RAM361cに記憶させる。CPU361aは所定のタイミングで当該演出パターンをRAM361cから読み出し、上記の通り駆動源220を駆動し、少なくとも80°〜330°の範囲のいずれかの角度だけ正回転させる。その結果、各可動体300の少なくとも一部が収納位置P2から目的位置P1へ向かう途中の位置まで移動してから、その途中の位置で停止する。以上説明した制御情報それぞれは、「第1の制御情報」の一例に該当する。
【0253】
また、収納位置P2から目的位置P1へ各可動体300を移動させるにあたり、全ての可動体300を目的位置P1へ移動させる演出パターンにおいて、全ての可動体300が収納位置P2にあるときに、各ドラム270A〜270Cを、
図10における逆回転させ−340°回転させる構成とすることも可能である。この構成においては、摺接部301それぞれが、第1カム部CM1それぞれを乗り越えることができるための構造を有していることが必要である。この構成においては、各可動体300がより短い時間で一斉に収納位置P2から目的位置P1に移動する状態を遊技者に視認させることができる。結果として、遊技の興趣を高めることが可能となる。このような可動体300の動作においても図柄表示部78の表示演出と連動した上記演出を実行することが可能である。
【0254】
<目的位置→収納位置>
少なくとも一部の可動体300が、目的位置P1に移動した後、演出制御基板361は、その目的位置P1に位置する可動体300を収納位置P2へ戻すように回動させる。
【0255】
《第1の動作》
演出制御基板361によって制御される各ドラムの第1の動作について説明する。例えば主制御基板320における大当たり判定の結果、特別な遊技状態となり、さらにその後、特別な遊技状態が終了すると、CPU361aは、特別な遊技状態から通常の遊技状態へ戻す制御情報をRAM361cから読み出す。さらにCPU361aは、ROM361bから、当該パターンに対応する駆動源220の制御情報を読み出す。さらにCPU361aは、当該制御情報に基づいて駆動源220を駆動する。それにより、原動ギア241、ドラムギアDGA等が正回転され、その結果、ドラム270A等が正回転され、収納位置P2から目的位置P1へ移動した各可動体300を実質的に同期させて収納位置P2に戻す(
図7参照)。
【0256】
この例においては、前提として収納位置P2から目的位置P1へ可動体300を移動させた結果、全ての可動集合体300A〜300Cにおける全ての可動体300が目的位置P2に位置しているものとする。またこの制御及び各部の動作においては、
図17及び演出装置200を後から見た状態の
図10を参照する。
【0257】
図17を参照した上記の説明によれば、可動集合体300Aに属するA1〜A3までの可動体300は、正回転を開始してドラム270Aの回転角度が75°に達すると、1の可動体300が回動を開始し、さらに回転角度120°に達すると。A1〜A3までの可動体300が目的位置P1にそれぞれ到達する。また、可動集合体300Bに属するB1〜B3までの可動体300は、ドラム270Bの回転角度が180°に達すると、1の可動体300が回動を開始し、回転角度が230°に達すると、B1〜B3までの可動体300が目的位置P1にそれぞれ到達する。また、可動集合体300Cに属するC1〜C3までの可動体300は、ドラム270Cの回転角度が290°に達すると、1の可動体300が回動を開始し、回転角度が340°に達すると、C1〜C3までの可動体300が目的位置P1にそれぞれ到達する。
【0258】
したがって以下の説明では、可動集合体300A〜300Cにおける全ての可動体300が目的位置P2に位置していることを、
図17を用いて、各ドラム270A〜270Cの回転角度が340°以上であることに置き換える場合がある。ただし、全ての可動体300が目的位置P2に位置しているとき、ドラム270A〜270Cの回転角度は360°未満である(すなわち、可動体300が目的位置P2から移動していない)ものとする。
【0259】
CPU361aは、制御情報に基づいて、電動モータMを時計回り(
図10)に回転させたことにより原動ギア241を時計回りに回転させる。その結果、第1中継ギア251が反時計回りに回転されてドラムギアDGA〜DGCが時計回りに回転される。このときのドラム270A〜270Cの回転方向は正回転であり、回転量は+20°程度である。すなわち、駆動開始前は、各ドラム270A〜270Cの回転角度が340°であり、そこから20°正回転させると、当該回転角度は360°となる。それにより、ドラム270A〜270Cの各大径部と各摺接部301の当接が解除される。その結果、全ての可動体300は、収納位置P2から目的位置P1へ実質的に同期して移動する。ここで説明した回転方向は、「第1の方向」の一例に該当する。
【0260】
なお、特別な遊技状態から通常の遊技状態へ戻す制御情報により、駆動源220がドラム270A等を逆回転させてもよい。また上述したように、可動体300の動作と、図柄表示部78に表示される演出用の図柄とを連動させるように構成される場合、例えばサブ統括制御基板371のCPU371aは、次のような制御を行う。すなわち、大当たり判定にかかる特別な遊技状態が終了すると、CPU371aは、表示制御基板351を介して、その終了を示す表示演出を図柄表示部78に表示させる。さらにサブ統括制御基板371は、読み出した統括制御プログラムに基づき、演出制御基板361に、当該特別な遊技状態の終了にかかる制御信号を出力する。
【0261】
この制御信号に基づき、演出制御基板361は、例えば表示制御基板351による図柄表示部78の上記状態の終了の表示に連動して、火縄銃に模された各可動体300を収納位置に移動させる制御を行う。このような制御は、特別な遊技状態の終了の場合だけに限られず、例えばリーチ演出の終了、はずれ図柄の表示の終了に適用することも可能である。
【0262】
《第2の動作》
また、他の例として、大当たり判定がはずれとなった場合のリーチ演出が終了すると、CPU361aは、可動体300によるリーチ演出を終了させる制御情報をRAM361cから読み出す。さらにCPU361aは、ROM361bから、当該パターンに対応する駆動源220の制御情報を読み出す。さらにCPU361aは、当該制御情報に基づいて駆動源220を駆動する。それにより、原動ギア241、ドラムギアDGA等が逆回転され、その結果、ドラム270A等が逆回転され、収納位置P2から目的位置P1へ移動した各可動体300を異なる動作タイミングで収納位置P2にそれぞれ戻す(
図7参照)。上記制御情報は、「第2の制御情報」の一例に該当する。
【0263】
なお、「逆回転」とは上述の通りである。すなわち「逆回転」とは、演出装置200を後から見た状態(
図10参照)において、制御情報に基づきCPU361aが、電動モータMを反時計回りに回転させたことにより、原動ギア241(
図9参照)が反時計回りに回転された結果、第1中継ギア251を時計回りに回転させてドラムギアDGA等を回転させることを示す。なおここで説明した回転方向は、「第2の方向」の一例に該当する。
【0264】
ここで、各可動体300を目的位置P1から収納位置P2へ移動させるときの回転量は、リーチ演出として収納位置P2から目的位置P1へ向かって各可動体300を移動させたときの回転量と実質的に同じである。上述した一例においてCPU361aは、収納位置P2から目的位置P1へ向かって各可動体300を移動させたときの回転量をRAM361cに記憶させている。つまりCPU361aは、駆動源220を、どれだけの量又は時間だけ駆動させたかを示す情報を、RAM361c記憶させる。同様にRAM361cには、駆動源220をいずれの駆動方向に回転させたかについても記憶される構成であってもよい。上記構成においてCPU361aは、遊技状態に応じた制御情報と、直前に記憶された駆動源220の回転量等の情報とに基づき、駆動源220を駆動させる。
【0265】
例えばリーチ演出として、可動集合体300A〜300Cにおける各可動体300の一部を、少なくとも目的位置P2に向かって所定の回転角度だけ正回転させている場合は、その正回転させた各可動体300の一部を、当該所定の回転角度だけ逆回転させる。その結果、回動されていた各可動体300は、それぞれ異なる動作タイミング(非同期)で収納位置P1に戻る。このような動作の結果、遊技者には、リーチ演出の終了とともに各可動体300が収納位置P1に戻るように視認される。
【0266】
また、他の例として、リーチ演出に限らず、一部の可動体300を収納位置P2から目的位置P1へ向かって移動させる場合がある(
図13又は
図15参照)。その移動後、CPU361aは、そのリーチ演出以外の演出を終了させる制御情報をRAM361cから読み出す。さらにCPU361aは、ROM361bから、当該パターンに対応する駆動源220の制御情報を読み出す。さらにCPU361aは、当該制御情報に基づいて駆動源220を駆動する。それにより、原動ギア241、ドラムギアDGA等が逆回転され、その結果、ドラム270A等が逆回転され、収納位置P2から目的位置P1へ移動した各可動体300を収納位置P2に戻す(
図7参照)。この構成においてもCPU361aは、遊技状態に応じた制御情報と、直前に記憶された駆動源220の回転量等の情報とに基づき、駆動源220を駆動させる。なおここで説明した回転方向は、「第2の方向」の一例に該当する。
【0267】
《他の例》
他の例としてリーチ演出として、可動集合体300A〜300Cにおける各可動体300の全てを目的位置P2まで正回転させている場合、上記のように逆回転させてもよく、また、特別な遊技状態から通常の遊技状態へ戻す上記制御のようにドラム270A〜270Cの回転角度を360°まで正回転させてもよい。言い換えれば、全ての可動体300の収納位置P1に戻すために、各可動体300の動作(回動)タイミングを、実質的に同期させても非同期でもどちらであってもよい。
【0268】
<他の演出装置との組み合わせ>
サブ統括制御基板371は、主制御基板320によって決定された遊技状態又は演出に応じて、可動体300の制御だけでなく、装飾ランプ75等による発光演出、図柄表示部78による図柄変動、スピーカ50による音声出力を制御する。したがって、可動体300は、主制御基板320によって決定された遊技状態又は演出に応じ、発光、図柄変動、出力音声と組み合わせに対応して動作される。例えば、各可動体300は、演出制御基板361の制御により、図柄変動に対応して、段階的に収納位置P2から目的位置P1に移動される。
【0269】
またリーチ演出、大当たり判定又は特別な遊技状態等に応じて、各可動体300の全てが、目的位置P1に位置しているときに、サブ統括制御基板371の統括制御により、スピーカ50による音声出力と装飾ランプ75等発光を行わせてもよい。
【0270】
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
【0271】
(イ)
前記制御部は、いずれかの前記制御情報に対応する動力を前記駆動源に出力させ、
前記動力伝達手段は、前記駆動源からの動力を受け、前記制御に対応した動作を行って、前記第1の可動体と前記第2の可動体とに対し動力をそれぞれ伝達することにより、該第1の可動体と該第2の可動体との動作タイミングを非同期または実質的に同期とすること、を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
(ロ)
前記制御情報は、前記駆動源の駆動量または駆動時間、ならびに該駆動源の駆動方向のうちいずれか1つを含む該駆動源の駆動態様の制御に関する情報であり、
いずれかの前記制御情報にしたがって、前記制御部は前記駆動源の前記駆動態様を制御し、
前記動力伝達手段は、前記駆動態様に対応する動力を受け、該駆動態様に対応する動作を行うことにより、前記第1の可動体と第2の可動体の動作タイミングを非同期または実質的に同期とすること、を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
この遊技機によれば、制御情報として駆動源の駆動態様にバリエーションをもたせることが可能である。結果として動力伝達手段を介して各可動体の動作タイミングにバリエーションをもたせることが可能である。したがって、遊技の興趣を高めることができる。
(ハ)
前記制御情報のうちのいずれかには、遊技状態に対応して前記駆動源の前記駆動態様を変動させる遊技状態対応制御情報が含まれており、
前記制御部は、前記遊技状態に応じて、前記遊技状態対応制御情報にしたがって、前駆動源の前記駆動態様を制御し、
前記動力伝達手段は、前記駆動態様に対応する動力を受け、前記遊技状態に応じて前記各可動体の移動態様を変更させる
ことを特徴とする上記(イ)に記載の遊技機。
この遊技機によれば、遊技状態に応じて複数の可動体におけるバリエーションのある動作態様を呈示することが可能である。したがって、遊技の興趣をさらに高めることができる。
(ニ)
遊技状態に応じて図柄を変動させて表示させる表示部を備え、
前記制御情報のうちのいずれかには、前記図柄表示の変動に対応して前記駆動源の前記駆動態様を変動させる図柄変動対応制御情報が含まれており、
前記制御部は、前記表示部の図柄表示の変動が停止したことに応じ、前記図柄変動対応制御情報にしたがって、前記駆動源の前記駆動態様を制御し、
前記動力伝達手段は、前記駆動態様に対応する動力を受け、前記各可動体それぞれを段階的に変位させること、
を特徴とする上記(イ)に記載の遊技機。
この遊技機によれば、図柄変動に対応して複数の可動体におけるバリエーションのある動作態様を呈示することが可能である。したがって、遊技の興趣をさらに高めることができる。
【0272】
この発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。