【実施例】
【0116】
以下の実施例は、上記に一般的に述べた式I、IIおよびIIIの化合物の典型的な合成について例示する。これらの実施例は、単なる例示であり、本発明を制限することを全く意図しない。試薬および出発物質は、当業者にとって容易に入手可能なものである。
【0117】
化学
典型的方法および選択した実施例のキャラクタライズ:
他に特に記載のない限り、溶媒および試薬は、商業的供給源から得たそのままで用い、反応は窒素雰囲気下において実施した。フラッシュクロマトグラフィーは、シリカゲル 60 (0.040-0.063 粒径; EM Science から入手)で実施した。
1H NMRスペクトルは、Bruker DRX-500fにおいて500 MHzで(または、記載の通り、Bruker AV 400 MHz、Bruker DPX-300BもしくはVarian Gemini 300において300 MHzで)記録した。化学シフトは、δTMS = 0に相対的なδスケールのppmで報告した。以下の内部標準を以下の溶媒中の残留プロトンに対して使用した: CDCl
3 (δ
H 7.26), CD
3OD (δ
H 3.30), Acetic-d4 (酢酸 d
4) (δ
H 11.6, 2.07), DMSO mix もしくは DMSO-D6_CDCl
3 (δ
H 2.50 および 8.25) (比 75%:25%), および DMSO-D6 (δ
H 2.50)。標準的なアクロニムを用いて、多重パターンを記載した: s (1重線), br. s (ブロードの1重線), d (2重線), t (3重線), q (4重線), m (多重線), b (ブロード), app (見かけ上)。結合定数(J)はヘルツである。全ての液体クロマトグラフィー(LC)データをSPD-10AV UV-Vis検出器を用いて島津LC-10AS液体クロマトグラフで記録し、ならびに質量分析(MS)データをエレクトロスプレーモードにおけるLC用Micromass Platformを用いて決定した。
【0118】
LC/MSメソッド
メソッド1
1分にわたって開始%B = 20, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 4 ml/分
波長 = 254
溶媒A = 10%MeOH-90%水-0.1%TFA
溶媒B = 90%MeOH-10%水-0.1%TFA
カラム3 = Xbridge Phenyl 4.6 x 50 mm S5
メソッド2
1分にわたって開始%B = 30, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 0.8 ml/分
波長 = 220
溶媒A = 10%メタノール/90%水/0.1%TFA
溶媒B = 90%メタノール/10%水/0.1%TFA
カラム3 = Xbridge Phenyl 2.1 x 50 mm 2.5μm
メソッド3
2分にわたって開始%B = 20, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 0.8 ml/分
波長 = 254
溶媒A = 10%メタノール/90%水/0.1%TFA
溶媒B = 90%メタノール/10%水/0.1%TFA
カラム3 = Xbridge Phenyl 2.1 x 50 mm 2.5 μm
メソッド4
2分にわたって開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 4 ml/分
波長 = 220
溶媒A = 95%水/5%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
溶媒B = 5%水/95%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
カラム = PHENOMENEX- LUNA 3.0 x 50 mm
メソッド5
2分にわたって開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 4 ml/分
波長 = 220
溶媒A = 95%水/5%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
溶媒B = 5%水/95%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
カラム = Xbridge 4.6 x 50 mm 5μ C18
メソッド6
2分にわたって開始%B = 40, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 1 ml/分
波長 = 220
溶媒A = 95%水/5%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
溶媒B = 5%水/95%メタノール/10 mM 酢酸アンモニウム
カラム = PHENOMENEX- LUNA C18, 2.0 x 30, μm
メソッド7
2分にわたって開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント
流速 = 5 ml/分
波長 = 220
溶媒A = 95%水/5%メタノール/10 mM TFA
溶媒B = 5%水/95%メタノール/10 mM TFA
カラム = PHENOMENEX- LUNA 3.0 x 50 mm S10
メソッド8
2分にわたって開始%B = 0, 最終%B = 100のグラジエント、100%Bでホールド
流速 = 1 mL/分
波長 = 220 nm
溶媒A = 95%水, 5%メタノール, 10 mM 酢酸アンモニウム
溶媒B = 5%水, 95%メタノール, 10 mM 酢酸アンモニウム
カラム = Phenomenex LUNA C18, 2.0 x 30 mm, 3 μm
メソッド9
2分にわたって開始%B = 0%, 最終%B = 100のグラジエント、100%Bでホールド
流速 = 1.0 mL/分
波長 = 220 nm
溶媒A = 90%水, 10%メタノール, 0.1%TFA
溶媒B = 10%水, 90%メタノール, 0.1%TFA
カラム = phenomenex-luna , 2.0 x 30 mm, 3.0 μm
【0119】
化合物の製造
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化47】
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工程1. ((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)-9-ヒドロキシ-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエートの製造。
【化48】
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ピリジン(100 ml)中の(1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-オール(10 g, 22.59 mmol)およびDMAP(0.552 g, 4.52 mmol)の懸濁液を、50℃まで加熱した。加熱して全ての固形物を溶解させた。該溶液に、安息香酸無水物(7.66 g, 33.9 mmol)を1時間かけて少しずつ(4分割)加えた(毎回、5 mlのピリジンでフラスコの側面をすすぐ)。該澄明な、無色の溶液を50℃で4時間撹拌した後、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。濃い(thick)琥珀色の残渣を飽和NaHCO
3(200 ml)で希釈し、ジクロロメタン(3 x 150 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させ、乾燥剤を濾過により除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより0-25%EtOAc/ヘキサングラジエントを用いて精製して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(8.6 g, 15.73 mmol, 69.6%収率)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.05 (d, J=7.02 Hz, 2 H),7.55 (t, J=7.32 Hz, 1 H), 7.44 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 4.71 (s, 1 H), 4.60 (s, 1 H), 4.51 (d, J=10.99 Hz, 1 H), 4.09 (d, J=10.99 Hz, 1 H), 3.15 - 3.21 (m, 1 H), 2.52 (td, J=10.99, 5.80 Hz, 1 H), 1.89 - 2.08 (m, 3 H), 1.70 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H), 0.83 (s, 3 H), 0.75 (s, 3 H), 0.63 - 1.81 (m, 21 H).
【0120】
工程2. ((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-9-オキソ-1-(プロパ-1-エン-2-イル)イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエートの製造。
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,9S,11aR,11bR,13aR,13bR)-9-ヒドロキシ-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエート(8.6 g, 15.73 mmol)/CH
2Cl
2(100 ml)溶液に、PCC(5.09 g, 23.59 mmol)を加えた。室温で7.25時間撹拌した後、該混合液をセライトのパッドおよびシリカゲルによって濾過し、ジクロロメタン、次いで1:1 EtOAc:ヘキサンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(8.26 g, 15.16 mmol, 96%収率)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.05 (d, J=7.32 Hz, 2 H),7.56 (t, J=7.48 Hz, 1 H), 7.44 (t, J=7.63 Hz, 2 H), 4.72 (s, 1 H), 4.61 (s, 1 H), 4.52 (d, J=10.99 Hz, 1 H), 4.09 (d, J=11.29 Hz, 1 H), 2.45 - 2.58 (m, 2 H), 2.34 - 2.43 (m, 1 H), 1.86 - 2.10 (m, 4 H), 1.70 (s, 3 H), 1.10 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.04 - 1.82 (m, 18 H), 1.02 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.94 (s, 3 H).
【0121】
工程3. ((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-9-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエートの製造。
【化50】
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((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-9-オキソ-1-(プロパ-1-エン-2-イル)イコサヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエート(10.1 g, 18.54 mmol)/THF(100 ml)溶液を、-78℃まで冷却した。該溶液に、KHMDS(0.5M/トルエン)(74.2 ml, 37.1 mmol)を加えた。該混合液を-78℃で15分間撹拌し、THF(20 ml)およびトルエン(20 ml)中のN-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(7.29 g, 20.4 mmol)の溶液を、カニューレを介して加えた。該混合液を、-78℃で3.5時間撹拌した。TLCにより示される微量の出発物質がまだ存在していたので、さらなる0.7 gのN-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)を該混合液に加え、-78℃で1時間撹拌を続けた。TLCにより、該反応の完了が示された。該混合液を水(75 ml)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(3 x 75 ml)。有機層を合わせて、MgSO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより、0-20%トルエン/ヘキサングラジエント、次いで20%トルエン/ヘキサン、その後10-15%EtOAc/ヘキサンを用いて精製して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(9.85 g, 14.55 mmol, 78%収率)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.94 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.10 - 1.86 (m, 18 H), 1.12 (s, 3 H), 1.14 (s, 3 H), 1.73 (s, 3 H), 1.92 - 2.13 (m, 3 H), 2.18 (dd, J=17.07, 6.78 Hz, 1 H), 2.55 (td, J=11.11, 5.90 Hz, 1 H), 4.12 (d, J=11.04 Hz, 1 H), 4.55 (dd, J=11.04, 1.25 Hz, 1 H), 4.64 (s, 1 H), 4.75 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 5.58 (dd, J=6.65, 1.88 Hz, 1 H), 7.43 - 7.49 (m, 2 H), 7.55 - 7.60 (m, 1 H), 8.05 - 8.09 (m, 2 H).
【0122】
工程4. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ベンゾイルオキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化51】
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標題の化合物を、以下のとおり、スズキカップリングを介して製造した:
((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-9-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルベンゾエート(9.85 g, 14.55 mmol)/1,4-ジオキサン(50 ml)溶液に、2-プロパノール(50.0 ml)、水(20 ml)、炭酸ナトリウム一水和物(5.41 g, 43.7 mmol)、4-tert-ブトキシカルボニルフェニルボロン酸(4.85 g, 21.83 mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.504 g, 0.437 mmol)を加えた。炭酸ナトリウム一水和物の代わりに、炭酸カリウムおよびリン酸カリウムを用いることもできる。フラスコの側面をさらなる20 mlのジオキサンですすぎ、該混合液を還流冷却器に取り付け、N
2でフラッシュし、還流加熱した。加熱により、該混合液中の固形物を完全に溶解させた。該溶液を3.5時間還流加熱し、室温まで冷却し、200 mlの水で希釈した。該混合液を酢酸エチル(3 x 150 ml)で抽出し、有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させ、乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより0-15%EtOAc/ヘキサングラジエントを用いて精製して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(9.5 g ,
1H NMR 積分に基づいて〜83%純粋)。該生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0123】
工程5. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ベンゾイルオキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(9.5 g, 13.47 mmol)/ジオキサン(200 ml)溶液に、水(25 ml)および水酸化リチウム一水和物(1.696 g, 40.4 mmol)を加えた。該混合液を75℃まで加熱した。初期に固形物が混合液中に現れたが、2時間に加熱後、全ての固形物が溶解していた。23.5時間の加熱後、混合液中に固形物が再び現れた。該混合液を室温まで冷却し、250 mlの水を加えた。生じた固形物を濾過により集め、水で洗浄した。該固形物をエーテルおよびジクロロメタンに溶解させ、MgSO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(5.6 g, 9.32mmol, 2工程で64%収率)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.87 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.16 (2 H, d, J=7.9 Hz), 5.26 (1 H, dd, J=6.3, 1.7 Hz), 4.69 (1 H, d, J=2.1 Hz), 4.58 (1 H, s), 3.82 (1 H, d, J=9.8 Hz), 3.35 (1 H, d, J=10.7 Hz), 2.40 (1 H, td, J=11.0, 5.8 Hz), 2.09 (1 H, dd, J=17.1, 6.1 Hz), 1.69 (3 H, s), 1.58 (9 H, s), 1.08 (3 H, s), 1.01 (3 H, s), 0.97 (3 H, s), 0.91 (6 H, s), 0.83 - 2.03 (21 H, m).
【0124】
工程6. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化53】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(5.6 g, 9.32 mmol)/ジクロロメタン(100 ml)溶液に、PCC(3.01 g, 13.98 mmol)を加えた。該混合液を室温で6.5時間撹拌した後、セライトのパッドおよびシリカゲルによって濾過し、それをジクロロメタン、次いで1:1 酢酸エチル:ヘキサンで洗浄した。該濾液を減圧下で濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより0-10%EtOAc/ヘキサングラジエントを用いて精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(4.49 g, 7.50 mmol, 80%収率)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.68 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.87 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.16 (2 H, d, J=8.2 Hz), 5.26 (1 H, dd, J=6.4, 1.8 Hz), 4.76 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.63 (1 H, s), 2.88 (1 H, td, J=11.1, 5.8 Hz), 2.02 - 2.15 (3 H, m), 1.70 (3 H, s), 1.58 (9 H, s), 1.00 (3 H, s), 0.97 (3 H, s), 0.97 (3 H, s), 0.91 (6 H, s), 0.83 - 1.94 (19 H, m).
【0125】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化54】
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DCE(3ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(59 mg, 0.099 mmol)、N1,N1-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(0.13 ml, 1.2 mmol)、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(104 mg, 0.493 mmol)およびAcOH(0.023 ml, 0.394 mmol)の混合液を、室温で12時間撹拌した。溶媒を減圧除去した。LCMSにより、目的の生成物、およびまだ還元されていないいくらかのイミンが示された。残渣をDCE(3 ml)に再溶解させ、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(104 mg, 0.493 mmol)およびAcOH(0.023 ml, 0.394 mmol)で、室温にて48時間、再び処理した。溶媒を減圧除去し、残渣を塩化メチレンに再溶解させ、シリカゲルカラム(0-10% MeOH/CH
2Cl
2)により精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(65mg, 98%収率)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.19 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 5.30 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.72 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.17 - 2.95 (m, 3 H), 2.72 (t, J=5.9 Hz, 2 H), 2.54 (d, J=12.3 Hz, 1 H), 2.48 - 2.41 (m, 1 H), 2.40 (s, 6 H), 2.21 - 1.10 (m, 22 H), 1.72 (s, 3 H), 1.61 (s, 9 H), 1.12 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.95 (s, 6 H).
【0126】
実施例1. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化55】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(59 mg, 0.088 mmol)/DCM(2 ml)溶液を、TFA(0.6 ml, 7.6 mmol)で処理し、該混合液を室温で12時間撹拌した。溶媒を減圧除去して、標題の化合物を白色の固形物として得た(40 mg, 0.065 mmol, 74.0%収率)。 LCMS: m/e 615.7 (M+H)
+, 2.00分 (メソッド7).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (d, J=8.0 Hz, 2 H), 5.33 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.78 (s, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.73 - 3.42 (m, 4 H), 3.33 (m, 1 H), 2.99 - 2.94 (m, 1 H), 2.93 (s, 6 H), 2.53 (td, J=10.6, 5.6 Hz, 1 H), 2.99 - 1.29 (m, 2 H), 1.98 - 1.22 (m, 20 H), 1.76 (s, 3 H), 1.20 (s, 3 H), 1.10 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0127】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-モルホリノプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化56】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(1M/DCM)(0.167 ml, 0.167 mmol)およびN-(3-アミノプロピル)モルホリン(0.029 ml, 0.200 mmol)を加えた。該混合液を室温で15分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.071 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で1.5時間撹拌し、さらなる0.1 gのナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを加えた。該混合液を室温で終夜撹拌した後、7 mlの飽和NaHCO
3でクエンチした。該混合液をジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出し、有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該混合物を、フラッシュクロマトグラフィーにより0-10%MeOH/ジクロロメタングラジエントを用いて精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(69 mg, 0.095 mmol, 56.8%収率)。 LCMS: m/e 727.5 (M+H)
+, 2.81分 (メソッド6).
【0128】
実施例2. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-モルホリノプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化57】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-モルホリノプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(69 mg, 0.095 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣を、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物(36 mg, 0.054 mmol, 56.5%収率)を白色の泡状物質として得た。 LCMS: m/e 671.5 (M+H)
+, 2.17分 (メソッド6).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.94 (d, J=8.03 Hz, 2 H),7.15 (d, J=8.03 Hz, 2 H), 5.29 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.71 (br. s., 1 H), 4.62 (br. s., 1 H), 3.73 (br. s., 4 H), 3.09 - 3.26 (m, 3 H), 2.65 (d, J=12.30 Hz, 1 H), 2.56 (br. s., 6 H), 2.42 (br. s., 1 H), 1.69 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 1.05 - 2.14 (m, 24 H), 1.00 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 0.93 (br. s., 3 H), 0.93 (br. s., 3 H).
【0129】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((1-エチルピロリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化58】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(1M/DCM)(0.167 ml, 0.167 mmol)および2-(アミノメチル)-1-エチルピロリジン(0.029 ml, 0.200 mmol)を加えた。該混合液を室温で15分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.071 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で1.5時間撹拌した後、さらなる0.1 gのナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを加え、該混合液を室温で終夜撹拌した。24時間の撹拌後、TLCによると一部の出発物質がまだ残っていた。該混合液に、酢酸(1M/DCM)(0.167 ml, 0.167 mmol)、2-(アミノメチル)-1-エチルピロリジン(0.029 ml, 0.200 mmol)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.071 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温でさらに19時間撹拌した後、7 mlの飽和NaHCO
3で希釈した。該混合液をジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出し、有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該混合物を、フラッシュクロマトグラフィーにより0-10%MeOH/ジクロロメタン グラジエントを用いて精製した。2つの生成物を白色の泡状物質として単離した。LC/MSにより、両者とも同一の質量であって、異なる保持時間であることが示された。2つのジアステレオマーが単離されたことを、
1H NMRにより確認した。44 mgのジアステレオマー1(TLCによると極性の低いスポット)が単離されるとともに、55 mgのジアステレオマー2(より極性のスポット(more polar spot))が単離された。 ジアステレオマー1: LCMS: m/e 711.4 (M+H)
+, 3.34分 (メソッド6). ジアステレオマー2: LCMS: m/e 711.6 (M+H)
+, 3.27分 (メソッド6).
【0130】
実施例3(ジアステレオマー1)および実施例4(ジアステレオマー2).
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((1-エチルピロリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化59】
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2つの反応液を別個の容器に調製した:DCM(1 ml)中の、上記で単離されたジアステレオマー(0.044 gの異性体1(極性の低いスポット))、(0.044gの異性体2(より極性のスポット))の各々の溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を、室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣を、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を減圧下で濃縮して、ジアステレオマー1(31 mg, 0.047 mmol)およびジアステレオマー2(37 mg, 0.056 mmol)をオフホワイト色の泡状物質として得た。 ジアステレオマー1: LCMS: m/e 653.5 (M-H)
-, 2.29分 (メソッド6).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.96 (d, J=8.03 Hz, 2 H), 7.11 - 7.16 (m, 2 H), 5.31 (d, J=6.27 Hz, 1 H), 4.71 (br. s., 1 H), 4.60 (s, 1 H), 3.80 - 3.90 (m, 1 H), 2.32 - 3.45 (m, 9 H), 1.70 (s, 3 H), 1.17 (d, J=13.30 Hz, 3 H), 1.01 (br. s., 6 H), 0.99 - 2.19 (m, 29 H), 0.97 (s, 3 H), 0.90 (d, J=5.27 Hz, 3 H). ジアステレオマー2: LCMS: m/e 653.5 (M-H)
-, 2.30分 (メソッド6).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.96 (d, J=8.03 Hz, 2 H). 7.09 - 7.18 (m, 2 H), 5.31 (d, J=6.02 Hz, 1 H), 4.71 (br. s., 1 H), 4.60 (br. s., 1 H), 3.77 - 3.92 (m, 1 H), 2.31 - 3.44 (m, 9 H), 1.70 (s, 3 H), 1.17 (d, J=12.05 Hz, 3 H), 1.01 (s, 6 H), 0.99 - 2.20 (m, 29 H), 0.97 (s, 3 H), 0.90 (d, J=5.02 Hz, 3 H).
【0131】
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((2-(ピリジン-2-イル)エチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化60】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(1M/DCM)(0.167 ml, 0.167 mmol)および2-(2-ピリジル)エチルアミン(0.024 ml, 0.200 mmol)を加えた。該混合液を室温で15分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.071 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で1.5時間撹拌した後、さらなる0.1 gのナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを該混合液に加え、それを23時間撹拌した。該混合液にさらなる酢酸(1M/DCM)(0.167 ml, 0.167 mmol)、2-(2-ピリジル)エチルアミン(0.024 ml, 0.200 mmol)、およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.071 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温でさらに19時間撹拌し、7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させ、乾燥剤を濾過により除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該混合物を、フラッシュクロマトグラフィーにより0-10%MeOH/ジクロロメタングラジエントを用いて精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物を得た。 LCMS: m/e 705.4 (M+H)
+, 2.90分 (メソッド6).
【0132】
実施例5. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((2-(ピリジン-2-イル)エチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((2-(ピリジン-2-イル)エチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.119 g, 0.127 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で3.5時間撹拌した後、該混合液を減圧下で濃縮した。残渣を、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、薄黄色の泡状物質として得た(61 mg, 0.094 mmol, 74.3%収率)。 LCMS: m/e 647.4 (M-H)
-, 2.20分 (メソッド6).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.42 - 8.48 (m, 1 H),7.95 (d, J=8.28 Hz, 2 H), 7.65 (td, J=7.65, 1.76 Hz, 1 H), 7.17 - 7.24 (m, 2 H), 7.14 (d, J=8.03 Hz, 2 H), 5.29 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.71 (br. s., 1 H), 4.61 (br. s., 1 H), 3.45 - 3.59 (m, 2 H), 3.18 - 3.32 (m, 3 H), 2.74 (d, J=12.30 Hz, 1 H), 2.45 (br. s., 1 H), 1.70 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.98 - 2.13 (m, 24 H), 0.96 (s, 3 H), 0.94 (br. s., 3 H), 0.92 (br. s., 3 H).
【0133】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-ヒドロキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)および3-(ジメチルアミノ)プロピルアミン(0.084 ml, 0.668 mmol)を加えた。該混合液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加え、それを室温で72時間撹拌した。72時間撹拌後、該反応液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出し、有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、期待される生成物, tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートを得た。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 685.6 (M-H)
-, 2.92分 (メソッド6).
【0134】
実施例6. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(114 mg, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で5時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物を白色の固形物として得た(77 mg, 0.122 mmol, 73.3%収率)。 LCMS: m/e 629.6 (M-H)
-, 2.22分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ ppm 8.03 (d, J=8.24 Hz, 2 H)7.30 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 5.37 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 3.32 - 3.44 (m, 3 H), 3.25 - 3.32 (m, 2 H), 2.96 (d, J=13.12 Hz, 1 H), 2.89 - 2.94 (m, 6 H), 2.49 - 2.58 (m, 1 H), 2.30 - 2.38 (m, J=8.09, 7.86, 7.74, 7.74 Hz, 2 H), 1.75 (s, 3 H), 1.19 (s, 3 H), 1.13 - 2.23 (m, 22 H), 1.09 (s, 3 H), 1.08 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H).
【0135】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-アセトアミドエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)およびN-アセチルエチレンジアミン(0.048 ml, 0.501 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、該混合液にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加えた。該混合液を室温で3日間撹拌した後、7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させ、乾燥剤を濾過により除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗物質を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 685.4 (M+H)
+, 3.86分 (メソッド6).
【0136】
実施例7. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-アセトアミドエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化65】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-アセトアミドエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(114 mg, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で3.5時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物をオフホワイト色の固形物として得た(40.7 mg, 0.065 mmol, 38.8%収率)。 LCMS: m/e 629.5 (M+H)
+, 2.17分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸(Acetic)) δ ppm 8.03 (d, J=8.24 Hz, 2 H),7.30 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 5.37 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 3.61 - 3.70 (m, 2 H), 3.40 - 3.53 (m, 2 H), 3.37 (d, J=13.12 Hz, 1 H), 2.98 (d, J=12.82 Hz, 1 H), 2.49 - 2.57 (m, 1 H), 2.09 (s, 3 H), 1.75 (s, 3 H), 1.19 (s, 3 H), 1.14 - 2.24 (m, 22 H), 1.10 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H).
【0137】
tert-ブチル 4-(2-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレートの製造。
【化66】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)および4-N-(2-アミノエチル)-1-N-Boc-ピペラジン(0.077 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、該混合液にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加えた。該混合液を室温で3日間撹拌した後、7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 812.3 (M+H)
+, 3.30分 (メソッド6).
【0138】
実施例8. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化67】
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tert-ブチル 4-(2-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(136 mg, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で5時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下で濃縮した。HPLCによりいくらかの不純物がまだ存在することが示されたので、該反応液をパラティブHPLCにより再精製した。画分を減圧下で濃縮し、標題の化合物を白色の固形物として得た(18 mg, 0.027 mmol, 16.43%収率)。 LCMS: m/e 656.6 (M+H)
+, 2.24分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ ppm 8.03 (d, J=8.24 Hz, 2 H),7.30 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 5.37 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 3.50 - 3.67 (m, 6 H), 3.40 (d, J=12.82 Hz, 1 H), 3.22 - 3.29 (m, 6 H), 2.99 (d, J=13.12 Hz, 1 H), 2.49 - 2.58 (m, 1 H), 1.76 (s, 3 H), 1.19 (s, 3 H), 1.16 - 2.23 (m, 22 H), 1.10 (s, 3 H), 1.08 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H).
【0139】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化68】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)およびN-(2-アミノエチル)ピペリジン(0.048 ml, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加えた。該混合液を室温で3日間撹拌した後、7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 711.2 (M+H)
+, 3.32分 (メソッド6).
【0140】
実施例9. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(119 mg, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で6時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびメタノールに溶解させ、該混合液を、ヒートガンを用いて還流加熱した。混合液がわずかに濁るまで、水をゆっくりと加えた。該混合液を室温まで冷却した後、終夜、冷蔵した。生じた固形物を濾過により集め、水で洗浄して、標題の化合物を薄黄色の固形物として得た(57 mg, 0.087 mmol, 52.1%収率)。 LCMS: m/e 655.6 (M+H)
+, 2.28分 (メソッド6).
1H NMR (400 MHz, 酢酸 d4) δ ppm 7.99 (d, J=8.28 Hz, 2 H), 7.25 (d, J=8.28 Hz, 2 H), 5.32 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 4.75 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.72 (s, 2 H), 3.56 - 3.66 (m, 2 H), 3.33 (d, J=12.80 Hz, 1 H), 2.98 (d, J=12.80 Hz, 1 H), 2.48 (br. s., 1 H), 1.71 (s, 3 H), 1.14 (s, 3 H), 1.09 - 2.22 (m, 32 H), 1.05 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0141】
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)-2-(ピリジン-3-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)および(2-アミノ-1-(3-ピリジル)エチル)ジメチルアミン(0.055 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加え、それを室温で3日間撹拌した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 748.3 (M+H)
+, 3.47分 (メソッド6).
【0142】
実施例10. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)-2-(ピリジン-3-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)-2-(ピリジン-3-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(125 mg, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で4.5時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下で濃縮した。不純物がまだ存在していたので、該残渣をプレパラティブHPLCにより再び精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、標題の化合物をオフホワイト色の固形物として得た(16 mg, 13.8%)。 LCMS: m/e 692.5 (M+H)
+, 2.30分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ ppm 8.83 - 8.98 (m, 2 H), 8.27 - 8.42 (m, 1 H), 7.99 - 8.11 (m, 2 H), 7.71 - 7.84 (m, 1 H), 7.27 - 7.35 (m, 2 H), 5.33 - 5.42 (m, 1 H), 5.22 - 5.30 (m, 1 H), 4.79 (d, J=14.34 Hz, 1 H), 4.67 (d, J=12.82 Hz, 1 H), 4.21 - 4.38 (m, 2 H), 3.34 - 3.52 (m, 1 H), 2.97 - 3.15 (m, 1 H), 2.83 (br. s., 3 H), 2.82 (br. s., 3 H), 2.43 - 2.58 (m, 1 H), 0.88 - 2.23 (m, 40 H).
【0143】
tert-ブチル 4-((1R,3S,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.1 g, 0.167 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、酢酸(0.019 ml, 0.334 mmol)および2-(4-メチル-ピペラジン-1-イル)-エチルアミン(0.048 g, 0.334 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.177 g, 0.835 mmol)を加え、それを室温で3日間撹拌した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに次に用いた。 LCMS: m/e 726.5 (M+H)
+, 3.07分 (メソッド6).
【0144】
実施例11. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,1bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(0.121 g, 0.167 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で5.5時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより2回精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(0.044 g, 0.066 mmol, 39.3%収率)。 LCMS: m/e 670.6 (M+H)
+, 2.23分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸) δ ppm 8.03 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.30 (d, J=8.55 Hz, 2 H), 5.37 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 3.43 - 3.66 (m, 6 H), 3.40 (d, J=13.43 Hz, 1 H), 3.17 - 3.31 (m, 6 H), 2.98 (d, J=12.82 Hz, 1 H), 2.92 (s, 3 H), 2.47 - 2.57 (m, 1 H), 1.75 (s, 3 H), 1.18 (s, 3 H), 1.15 - 2.23 (m, 22 H), 1.10 (s, 3 H), 1.08 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H).
【0145】
実施例12. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-カルボキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アセトアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
工程1: tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-tert-ブトキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(27 mg, 0.040 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.021 ml, 0.121 mmol)、DMAP(1 mg, 8.19 μmol)、マロン酸 モノ-tert-ブチル(0.012 ml, 0.080 mmol)、およびO-ベンゾトリアゾール-1-イル-N,N,N',N'-テトラ-メチルウロニウムテトラフルオロボレート(19.38 mg, 0.060 mmol)を加えた。該混合液を室温で撹拌した。5時間撹拌した後、該混合液をシリカゲルカラムにそのままロードし、0-5%MeOH/ジクロロメタングラジエントを用いて精製して、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-tert-ブトキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートを白色の泡状物質として得た(31.8 mg, 0.039 mmol, 97%収率)。 LCMS: m/e 813.4 (M-H)
-, 3.46分 (メソッド6).
【0146】
工程2: カルボン酸脱保護
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-tert-ブトキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(31 mg, 0.038 mmol)/ジクロロメタン(1 ml)溶液に、TFA(0.25 ml, 3.24 mmol)を加えた。該混合液を室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧下において濃縮して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-カルボキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)アセトアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸を白色の固形物として得た(15 mg, 0.021 mmol, 56.1%収率)。 LCMS: m/e 701.5 (M+H)
+, 2.11分 (メソッド6).
1H NMR (500 MHz, 酢酸-d
3 酸-d) δ ppm 8.04 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.31 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 5.38 (d, J=5.19 Hz, 1 H), 4.85 (d, J=16.17 Hz, 1 H), 4.69 (d, J=15.56 Hz, 1 H), 3.86 - 4.13 (m, 2 H), 2.97 - 3.82 (m, 6 H), 2.62 - 2.73 (m, 1 H), 2.13 - 2.24 (m, 2 H), 1.06 - 1.92 (m, 38 H), 1.03 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H).
【0147】
実施例13. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)プロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
工程1. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-4-メトキシ-4-オキソブタンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(48 mg, 0.072 mmol)/DCE(2 ml)溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.037 ml, 0.215 mmol)、3-カルボメトキシプロピオニルクロリド(21.54 mg, 0.143 mmol)、およびDMAP(1 mg, 8.19 μmol)を加えた。該混合液を室温で5時間撹拌した後、シリカゲルカラムにそのままロードし、0-5%MeOH/ジクロロメタングラジエントを用いて精製して、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-4-メトキシ-4-オキソブタンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートを白色の泡状物質として得た(53.8 mg, 0.051 mmol, 71.8%収率)。 LCMS: m/e 785.6 (M+H)
+, 3.21分 (メソッド6).
【0148】
工程2. 4-((((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)(2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-4-オキソブタン酸の製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-4-メトキシ-4-オキソブタンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(53 mg, 0.068 mmol)/1,4-ジオキサン(1 ml)溶液に、NaOH(0.338 ml, 0.338 mmol)を加えた。該混合液を75℃まで3時間加熱した。該混合液を室温まで冷却し、1N HCl(3 ml)でクエンチし、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。該粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程で用いた。 LCMS: m/e 771.6 (M+H)
+, 2.70分 (メソッド6).
【0149】
工程3. 安息香酸の脱保護
4-((((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)(2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-4-オキソブタン酸(47 mg, 0.061 mmol)/DCM(1 ml)溶液に、TFA(0.25 ml, 3.24 mmol)を加えた。該混合液を室温で撹拌した。1.75時間後、該混合液を減圧下で濃縮し、ジオキサンおよびMeOHで希釈し、プレパラティブHPLCにより精製して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシ-N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)プロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸を白色の固形物として得た(25 mg, 0.035 mmol, 57.4%収率)。 LCMS: m/e 715.4 (M+H)
+, 2.16分 (メソッド6).
【0150】
C28アミンの一般的な製造方法
【化76】
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工程1: C28アミンの製造
DCE(2 ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(1当量)、対応するアミン(2当量)および酢酸(2-5当量)の懸濁液を、室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5当量)を加えた。得られた混合液を室温で18-72時間撹拌した。該反応混合液を5 mlの飽和炭酸ナトリウムで希釈し、DCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該粗生成物を、Biotage フラッシュクロマトグラフィーにより精製するか、あるいは、さらなる精製は行わずに次の工程にそのまま用いた。
【0151】
工程2: 対応するtert-ブチルエステルの加水分解による安息香酸の製造。
工程1からの対応するC28アミン/DCM(2 ml)溶液に、TFA(0.5 ml)を加えた。該混合液を室温で1-2時間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮した。該粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0152】
工程3: 第三級アミンからの還元的アミノ化
工程2からの物質(1当量)/メタノール(2 ml)溶液に、対応するアルデヒドまたはケタール(2当量)、次いで酢酸(1当量)を加えた。得られた溶液を室温で10分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3当量)を加え、得られた懸濁液を室温で2-48時間撹拌した。該反応混合液を、炭酸水素ナトリウム溶液によりクエンチし、DCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の生成物を得た。
【0153】
実施例14. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化77】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(3-アミノプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(56 mg, 57.5%)。 LCMS: m/e 719.5 (MH
+), 2.60分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (2 H, d, J=8.6 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.6 Hz), 5.20 - 5.34 (1 H, m), 4.73 (1 H, s), 4.62 (1 H, s), 3.44 - 3.58 (4 H, m), 3.39 (4 H, d, J=4.8 Hz), 3.12 - 3.26 (3 H, m), 3.08 (2 H, t, J=7.2 Hz), 2.78 - 2.91 (1 H, m), 2.39 - 2.58 (1 H, m), 2.07 - 2.19 (3 H, m), 1.97 - 2.08 (1 H, m), 1.64 - 1.88 (10 H, m), 1.39 - 1.63 (8 H, m), 1.18 - 1.38 (5 H, m), 1.15 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 0.95 (3 H, s), 0.87 - 0.94 (3 H, s).
【0154】
実施例15. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成、加水分解および第三級アミン形成について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(3-アミノプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドおよび反応性アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10 mg, 46.6%)。 LCMS: m/e 733.6 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.26 - 5.41 (m, 1 H), 4.80 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.69 (s, 1 H), 3.23 - 3.46 (m, 12 H), 3.03 (s, 3 H), 2.91 (t, J=6.9 Hz, 2 H), 2.56 (br. s., 1 H), 2.08 - 2.31 (m, 2 H), 1.98 - 2.08 (m, 1 H), 1.70 - 1.95 (m, 10 H), 1.47 - 1.70 (m, 9 H), 1.43 (d, J=10.0 Hz, 1 H), 1.28 - 1.41 (m, 3 H), 1.15 - 1.23 (m, 4 H), 1.12 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0155】
実施例16. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(10 mg, 0,014 mmol)/CH
2Cl
2(0.5 ml)溶液に、ジヒドロフラン-2,5-ジオン(4.18 mg, 0.042 mmol)、次いでDMAP(1.953 mg, 0.014 mmol)およびDIPEA(2.429 μL, 0.014 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(10 mg, 83%)。 LCMS: m/e 819.3 (MH
+), 2.45分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.33 (d, J=6.3 Hz, 1 H), 4.75 (s, 1H), 4.63 (s, 1H), 3.82 (br. s., 2 H), 3.48 - 3.73 (m, 6 H), 3.44 (br. s., 3 H), 3.20 - 3.31 (m, 2 H), 3.03 - 3.20 (m, 1 H), 2.56 - 2.80 (m, 5 H), 2.08 (br. s., 4 H), 1.75 (d, J=11.3 Hz, 8 H), 1.57 (d, J=2.0 Hz, 5 H), 1.48 (br. s., 2 H), 1.24 - 1.45 (m, 5 H), 1.22 (s, 4 H), 1.11 - 1.16 (m, 2 H), 1.02 - 1.11 (m, 6 H), 0.88 - 1.02 (m, 6 H).
【0156】
実施例17. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
工程1. N-アセチル化
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(50 mg, 0,065 mmol)/CH
2Cl
2(5 ml)溶液に、無水酢酸(6.58 mg, 0.065 mmol)、次いでDMAP(9.06 mg, 0.065 mmol)およびDIPEA(11 μL, 0.065 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をさらなる精製は行わずにそのまま用いた。 LCMS: m/e 817.3 (MH
+), 2.75分 (メソッド 3).
【0157】
工程2. ベンゾエートエステルのけん化
ジオキサン(1 ml)およびMeOH(5 ml)中の工程1からの物質(6 mg, 7.34 μmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(5.87 mg, 0.147 mmol)(粉末)、次いで5滴の水を加えた。得られた溶液を70℃で12時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。該生成物を白色の固形物として単離した(6 mg, 100%)。 LCMS: m/e 761.3 (MH
+), 2.51分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.26 (m, 2 H), 5.22 - 5.44 (m, 1 H), 4.76 (s, 1H), 4.63 (s, 1H), 3.82 (br. s., 2 H), 3.59 - 3.68 (m, 3 H), 3.51 - 3.59 (m, 2 H), 3.40 - 3.51 (m, 4 H), 3.23 - 3.31 (m, 2 H), 3.02 - 3.16 (m, 1 H), 2.57 - 2.73 (m, 1 H), 2.12 - 2.22 (m, 4 H), 1.97 - 2.12 (m, 3 H), 1.85 (d, J=12.3 Hz, 2 H), 1.65 - 1.80 (m, 6 H), 1.58 (d, J=16.6 Hz, 4 H), 1.45 - 1.54 (m, 3 H), 1.26 - 1.45 (m, 4 H), 1.21 (s, 4 H), 1.11 - 1.19 (m, 3 H), 1.01 - 1.11 (m, 6 H), 0.92 - 1.01 (m, 6 H).
【0158】
実施例18. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(メチル(フェニル)アミノ)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてN1-メチル-N1-フェニルプロパン-1,3-ジアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(7 mg, 14.4%)。 LCMS: m/e 691.7 (MH
+), 2.71分 (メソッド1).
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.97 (2 H, d, J=7.9 Hz), 7.16 - 7.27 (4 H, m), 6.65 - 6.84 (3 H, m), 5.23 - 5.37 (1 H, m), 4.70 (1 H, br. s.), 4.61 (1 H, br. s.), 3.30 - 3.48 (2 H, m), 2.95 - 3.03 (4 H, m), 2.93 (3 H, s), 2.41 - 2.53 (1 H, m), 2.00 - 2.14 (2 H, m), 1.89 - 2.00 (4 H, m), 1.73 - 1.89 (7 H, m), 1.64 - 1.73 (2 H, m), 1.60 (2 H, br. s.), 1.52 - 1.58 (2 H, m), 1.46 - 1.52 (2 H, m), 1.44 (2 H, d, J=10.1 Hz), 1.18 - 1.33 (2 H, m), 1.03 - 1.12 (3 H, m), 1.02 (2 H, br. s.), 0.98 - 1.01 (6 H, m), 0.87 - 0.98 (6 H, m).
【0159】
実施例19. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(メチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化82】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 3-アミノプロピル(メチル)カルバメートを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(26 mg, 51.6%)。 LCMS: m/e 615.5 (MH
+), 2.50分 (メソッド1).
1H NMR (500 MHz, 酢酸-d) δ ppm 8.03 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.29 (2 H, d, J=8.2 Hz), 5.36 (1 H, d, J=4.6 Hz), 4.79 (1 H, s), 4.67 (1 H, s), 3.36 - 3.43 (1 H, m), 3.27 - 3.36 (2 H, m), 3.21 (2 H, t, J=7.5 Hz), 2.94 (1 H, d, J=12.8 Hz), 2.78 (3 H, s), 2.48 - 2.56 (1 H, m), 2.24 - 2.38 (2 H, m), 2.13 - 2.24 (2 H, m), 2.00 - 2.13 (5 H, m), 1.85 - 2.00 (3 H, m), 1.68 - 1.85 (6 H, m), 1.58 - 1.68 (2 H, m), 1.41 - 1.58 (3 H, m), 1.23 - 1.41 (2 H, m), 1.12 - 1.23 (5 H, m), 1.09 (3 H, s), 1.07 (3 H, s), 1.01 (3 H, s), 1.00 (3 H, s).
【0160】
実施例20. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(1H-イミダゾール-1-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化83】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(1H-イミダゾール-1-イル)エタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(15 mg, 51.7%)。 LCMS: m/e 638.6 (MH
+), 2.49分 (メソッド1).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 9.03 (1 H, s), 7.94 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.73 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.65 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.2 Hz), 5.25 - 5.36 (1 H, m), 4.77 (1 H, s), 4.74 (2 H, t, J=6.7 Hz), 4.66 (1 H, s), 3.63 - 3.79 (2 H, m), 3.36 (1H, m), 2.95 (1 H, d, J=12.8 Hz), 2.52 (1 H, dt, J=10.8, 5.5 Hz), 2.12 - 2.27 (1 H, m), 1.98 - 2.12 (1 H, m), 1.83 - 1.98 (2 H, m), 1.78 - 1.83 (2 H, m), 1.70 - 1.78 (6 H, m), 1.45 - 1.64 (6 H, m), 1.35 (2 H, dd, J=11.3, 8.2 Hz), 1.26 - 1.32 (2 H, m), 1.22 (1 H, d, J=2.7 Hz), 1.18 (5 H, s), 1.09 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 0.99 (3 H, s), 0.97 (3 H, s).
【0161】
実施例21. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジエチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化84】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてN1,N1-ジエチルエタン-1,2-ジアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(27 mg, 86.0%)。 LCMS: m/e 643.6 (MH
+), 2.52分 (メソッド1).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.89 (2 H, m, J=7.6 Hz), 7.16 (2 H, m, J=7.9 Hz), 5.30 (1 H, d, J=4.6 Hz), 4.75 (1 H, br. s.), 4.63 (1 H, br. s.), 3.04 - 3.23 (5 H, m), 2.88 - 3.02 (4 H, m), 2.69 (1 H, d, J=11.9 Hz), 2.51 (1 H, d, J=5.5 Hz), 2.15 (1 H, dd, J=17.1, 6.1 Hz), 2.09 (1 H, br. s.), 1.93 - 2.00 (6 H, m), 1.83 - 1.93 (2 H, m), 1.79 (2 H, br. s.), 1.73 (4 H, br. s.), 1.42 - 1.59 (5 H, m), 1.26 (2 H, br. s.), 1.22 (6 H, t, J=7.2 Hz), 1.16 (5 H, br. s.), 1.06 (3 H, br. s.), 1.04 (3 H, br. s.), 0.88 - 1.01 (6 H, m).
【0162】
実施例22. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(メチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化85】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)プロパン-1-アミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(40 mg, 66.5%)。 LCMS: m/e 666.5 (MH
+), 2.48分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (2 H, d, J=8.6 Hz), 7.52 (1 H, d, J=2.3 Hz), 7.44 (1 H, d, J=2.0 Hz), 7.20 (2 H, d, J=8.3 Hz), 5.27 (1 H, d, J=4.8 Hz), 4.72 (1 H, s), 4.61 (1 H, s), 4.25 (2 H, t, J=7.2 Hz), 3.11 - 3.26 (3 H, m), 2.79 - 2.92 (1 H, m), 2.65 (3 H, s), 2.39 - 2.58 (1 H, m), 2.30 (2 H, dq, J=7.9, 7.7 Hz), 2.12 (1 H, dd, J=17.2, 6.4 Hz), 1.93 - 2.08 (1 H, m), 1.76 - 1.93 (2 H, m), 1.63 - 1.76 (8 H, m), 1.57 (1 H, br. s.), 1.54 (1 H, d, J=7.6 Hz), 1.38 - 1.52 (6 H, m), 1.29 - 1.38 (1 H, m), 1.22 - 1.29 (2 H, m), 1.19 (1 H, br. s.), 1.07 - 1.16 (4 H, m), 1.04 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 0.96 (3 H, s), 0.90 (3 H, s).
【0163】
実施例23. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(3-オキソピペラジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化86】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(3-アミノプロピル)ピペラジン-2-オンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(55 mg, 80%)。 LCMS: m/e 684.5 (MH
+), 2.53分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.91 (2 H, d, J=3.3 Hz), 7.21 (2 H, d, J=2.8 Hz), 5.28 (1 H, br. s.), 4.74 (1 H, br. s.), 4.63 (1 H, br. s.), 3.93 (2 H, br. s.), 3.52 - 3.69 (4 H, m), 3.3 (2h, m), 3.04 - 3.27 (3 H, m), 2.78 - 2.97 (1 H, m), 2.41 - 2.63 (1 H, m), 2.21 - 2.38 (2 H, m), 1.97 - 2.21 (2 H, m), 1.8 (2H, m), 1.71 (8 H, br. s.), 1.51 (8 H, br. s.), 1.25 (2H, m), 1.15 (5 H, br. s.), 1.03 (7 H, d, J=13.8 Hz), 0.85 - 0.99 (6 H, m).
【0164】
実施例24. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化87】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2,2'-(2-アミノエチルアザンジイル)ジエタノールを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(19 mg, 40.7%)。 LCMS: m/e 675.6 (MH
+), 2.51分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.18 - 5.37 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.79 - 3.95 (m, 4 H), 3.45 - 3.66 (m, 4 H), 3.20-3.35 (m, 5H), 2.78 - 3.00 (m, 1 H), 2.39 - 2.59 (m, 1 H), 2.13 (dd, J=17.0, 6.4 Hz, 1 H), 2.04 (d, J=8.6 Hz, 1 H), 1.78 - 1.92 (m, 2 H), 1.63 - 1.78 (m, 8 H), 1.55 (d, J=6.5 Hz, 2 H), 1.40 - 1.53 (m, 6 H), 1.22 - 1.40 (m, 4 H), 1.09 - 1.19 (m, 4 H), 1.05 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0165】
実施例25. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(1H-イミダゾール-4-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(1H-イミダゾール-4-イル)エタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(40 mg, 63.4%)。 LCMS: m/e 638.5 (MH
+), 2.48分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.86 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.45 (s, 1 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.16 - 5.33 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.36 - 3.53 (m, 2 H), 3.16 - 3.26 (m, 3 H), 2.90 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.40 - 2.59 (m, 1 H), 2.08 - 2.20 (m, 1 H), 1.98 - 2.08 (m, 1 H), 1.79 - 1.91 (m, 2 H), 1.62 - 1.79 (m, 7 H), 1.53 - 1.62 (m, 3 H), 1.41 - 1.53 (m, 5 H), 1.23 - 1.41 (m, 4 H), 1.09 - 1.23 (m, 5 H), 1.06 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0166】
実施例26. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-((2-ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-((2-アミノエチル)(メチル)アミノ)エタノールを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(21 mg, 45.7%)。 LCMS: m/e 645.5 (MH
+), 2.49分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.21 - 5.34 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.82 - 3.97 (m, 2 H), 3.50 - 3.75 (m, 4 H), 3.30 - 3.43 (m, 3 H), 2.98 (s, 3 H), 2.93 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.49 (td, J=10.6, 5.8 Hz, 1 H), 2.08 - 2.20 (m, 2 H), 1.79 - 1.93 (m, 2 H), 1.64 - 1.79 (m, 8 H), 1.40 - 1.64 (m, 8 H), 1.23 - 1.40 (m, 4 H), 1.13 - 1.23 (m, 4 H), 1.05 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0167】
実施例27. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-tert-ブトキシ-4-オキソブチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 4-アミノブタノエート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(2 mg, 3.62%)。 LCMS: m/e 689.5 (MH
+), 2.96分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.19 (m, J=8.1 Hz, 2 H), 5.29 (d, J=4.3 Hz, 1 H), 4.65 (s, 1 H), 3.21 (s, 2 H), 2.85 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 2.53 - 2.78 (m, 1 H), 2.28 - 2.45 (m, 1 H), 2.02 - 2.19 (m, 2 H), 1.80 - 2.02 (m, 2 H), 1.72 (s, 8 H), 1.61 (s, 9 H), 1.46 - 1.54 (m, 4 H), 1.43 (d, J=7.1 Hz, 5 H), 1.18 - 1.36 (m, 6 H), 1.07 - 1.18 (m, 6 H), 1.03 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.76 - 0.97 (m, 6 H).
【0168】
実施例28. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 4-アミノブタノエート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(2 mg, 3.62%)。 LCMS: m/e 630.5 (MH
+), 2.59分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ ppm 7.93 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.23 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.25 - 5.36 (m, 1 H), 4.77 (s, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.21 - 3.49 (m, 1 H), 3.16 (t, J=7.7 Hz, 2 H), 2.87 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.43 - 2.60 (m, 3 H), 2.12 - 2.26 (m, 1 H), 1.92 - 2.12 (m, 3 H), 1.66 - 1.90 (m, 8 H), 1.59 (d, J=6.0 Hz, 2 H), 1.46 - 1.57 (m, 6 H), 1.33 - 1.34 (m, 2 H), 1.28 (d, J=15.4 Hz, 4 H), 1.19 (s, 4 H), 1.09 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0169】
実施例29. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 4-アミノブタノエート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(3 mg, 6.28%)。 LCMS: m/e 612.4 (MH
+), 3.18分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.88 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.17 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.14 - 5.31 (m, 1 H), 4.69 (s, 1 H), 4.56 (s, 1 H), 3.36 - 3.58 (m, 3 H), 3.13 (d, J=14.4 Hz, 1 H), 2.46 - 2.61 (m, 1 H), 2.34 (t, J=8.2 Hz, 2 H), 2.00 - 2.19 (m, 4 H), 1.97 (s, 1 H), 1.58 - 1.75 (m, 8 H), 1.47 (br. s., 7 H), 1.30 (d, J=7.1 Hz, 3 H), 1.24 (s, 4 H), 1.14 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H), 0.92 (s, 3 H), 0.91 (s, 3 H).
【0170】
実施例30. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-メトキシ-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(27 mg, 45.9%)。 LCMS: m/e 616.5 (MH
+), 2.14分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.20 - 5.33 (m, 1 H), 4.72 (s, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 4.05 (d, J=3.8 Hz, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 3.33 - 3.45 (m, 1 H), 2.89 (d, J=12.6 Hz, 1 H), 2.45 (td, J=10.8, 5.7 Hz, 1 H), 1.93 - 2.18 (m, 2 H), 1.77 - 1.93 (m, 3 H), 1.63 - 1.77 (m, 7 H), 1.39 - 1.63 (m, 8 H), 1.18 - 1.39 (m, 5 H), 1.15 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0171】
実施例31. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((カルボキシメチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化94】
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標題の化合物を、以下に記載の方法に従って製造した:
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-メトキシ-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(50 mg, 0.081 mmol)/ジオキサン(2 ml)溶液に、水酸化ナトリウム(0.162 ml, 0.162 mmol)を加えた。得られた混合液を70℃で2時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(18 mg, 35%)。 LCMS: m/e 602.4 (MH
+), 2.32分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.18 - 5.40 (m, 1 H), 4.73 (s, 1 H), 4.62 (br. s., 1 H), 3.96 (d, J=5.0 Hz, 2 H), 2.78 - 2.94 (m, 1 H), 2.37 - 2.60 (m, 1 H), 2.10 (s, 2 H), 1.78 - 1.92 (m, 3 H), 1.62 - 1.78 (m, 6 H), 1.38 - 1.61 (m, 8 H), 1.16 - 1.38 (m, 6 H), 1.11 - 1.16 (m, 4 H), 1.07 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0172】
実施例32. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-メトキシ-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化95】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(34 mg, 58.1%)。 LCMS: m/e 704.5 (MH
+), 2.27分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 5.19 - 5.36 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.18 - 3.35 (m, 5 H), 3.12 (br. s., 6 H), 2.89 - 3.01 (m, 2 H), 2.86 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.41 - 2.61 (m, 1 H), 2.12 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 1.93 - 2.07 (m, 1 H), 1.64 - 1.88 (m, 10 H), 1.41 - 1.62 (m, 8 H), 1.18 - 1.41 (m, 5 H), 1.15 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0173】
実施例33. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-メトキシ-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化96】
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標題の化合物を、C28アミン形成、加水分解および第三級アミン形成について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(3-アミノエチル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドおよび反応性アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10 mg, 46.6%)。 LCMS: m/e 719.7 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, 2 H), 7.25 (m, 2 H), 5.24 - 5.40 (m, 1 H), 4.80 (d, J=1.5 Hz,tl 1 Hおよび), 4.69 (s, 1 H), 3.37 - 3.56 (m, 3 H), 3.16 (d, J=8.3 Hz, 9 H), 3.05 - 3.11 (m, 3 H), 2.86 - 3.05 (m, 2 H), 2.56 (td, J=11.1, 5.4 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 2.01 (br. s., 2 H), 1.69 - 1.93 (m, 9 H), 1.44 - 1.69 (m, 9 H), 1.25 - 1.42 (m, 3 H), 1.13 - 1.25 (m, 4 H), 1.12 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0174】
実施例34. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化97】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(2-アミノエチル)ピロリジン-2-オンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(34 mg, 63.8%)。 LCMS: m/e 655.5 (MH
+), 2.33分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.22 - 5.34 (m, 1 H), 4.74 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.57 - 3.71 (m, 2 H), 3.53 (t, J=7.2 Hz, 2 H), 3.27 - 3.35 (m, 2 H), 3.25 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.92 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.50 (td, J=10.6, 5.7 Hz, 1 H), 2.42 (t, J=8.2 Hz, 2 H), 1.97 - 2.18 (m, 4 H), 1.62 - 1.87 (m, 10 H), 1.41 - 1.62 (m, 8 H), 1.20 - 1.41 (m, 4 H), 1.13 - 1.20 (m, 4 H), 1.06 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0175】
実施例35. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((4-スルファモイルベンジルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化98】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(アミノメチル)ベンゼンスルホンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(14 mg, 26.1%)。 LCMS: m/e 713.4 (MH
+), 2.30分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.97 - 8.08 (m, 2 H), 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.74 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.19 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.15 - 5.35 (m, 1 H), 4.71 (s, 1 H), 4.60 (s, 1 H), 4.41 - 4.54 (m, 1 H), 4.29 (d, J=13.3 Hz, 1 H), 2.95 - 3.12 (m, 1 H), 2.83 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.41 (td, J=11.1, 5.4 Hz, 1 H), 2.09 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 1.78 - 1.99 (m, 1 H), 1.57 - 1.77 (m, 8 H), 1.30 - 1.54 (m, 9 H), 1.18 - 1.29 (m, 3 H), 1.03 - 1.16 (m, 2 H), 1.01 (br. s., 1 H), 0.98 (s, 6 H), 0.94 (s, 3 H), 0.91 (s, 3 H), 0.78 (s, 3 H).
【0176】
実施例36. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((4-スルファモイルフェネチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化99】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(2-アミノエチル)ベンゼンスルホンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(18 mg, 33.5%)。 LCMS: m/e 727.4 (MH
+), 2.30分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.82 - 7.94 (m, 4 H), 7.48 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.28 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.31 - 3.39 (m, 2 H), 3.27 - 3.29 (m, 1 H), 3.09 - 3.19 (m, 2 H), 2.82 - 2.92 (m, 1 H), 2.49 (td, J=10.6, 5.9 Hz, 1 H), 2.09 - 2.20 (m, 1 H), 1.97 - 2.09 (m, 1 H), 1.78 - 1.89 (m, 2 H), 1.63 - 1.78 (m, 8 H), 1.40 - 1.62 (m, 8 H), 1.18 - 1.40 (m, 5 H), 1.15 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.90 (s, 3 H).
【0177】
実施例37. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化100】
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MeOH(15 ml)および酢酸(5.00 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(50 mg, 0.070 mmol)の溶液に、パラジウム炭素(15 mg, 0.141 mmol)を加えた。該反応を、パールシェイカー(Parr shaker)において、40 psiにて室温で16時間、行った。30%の変換が観察された。溶媒を減圧除去した。残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(10 mg, 19.0%)。 LCMS: m/e 721.2 (MH
+), 2.39分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.95 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.25 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.34 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 3.10 - 3.29 (m, 11 H), 2.78 - 2.92 (m, 3 H), 2.20 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 1.93 - 2.12 (m, 3 H), 1.78 (d, J=12.0 Hz, 2 H), 1.75 (d, J=7.8 Hz, 4 H), 1.43 - 1.67 (m, 10 H), 1.25 - 1.41 (m, 4 H), 1.18 - 1.25 (m, 3 H), 1.11 (br. s., 2 H), 1.08 (d, J=3.0 Hz, 6 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H), 0.93 (d, J=6.8 Hz, 3 H), 0.86 (d, J=6.8 Hz, 3 H).
【0178】
実施例38. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-メトキシ-4-オキソブチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 4-アミノブタノエート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(7 mg, 48.2%)。 LCMS: m/e 644.4 (MH
+), 2.21分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.82 - 8.02 (m, 2 H), 7.19 - 7.30 (m, 2 H), 5.22 - 5.39 (m, 1 H), 4.78 (s, 1 H), 4.67 (br. s., 1 H), 3.72 (s, 3 H), 3.27 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 3.08 - 3.22 (m, 2 H), 2.88 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.43 - 2.62 (m, 3 H), 2.12 - 2.31 (m, 1 H), 1.96 - 2.12 (m, 3 H), 1.69 - 1.88 (m, 10 H), 1.47 - 1.67 (m, 8 H), 1.22 - 1.39 (m, 4 H), 1.14 - 1.22 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0179】
実施例39. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化102】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-アミノ-N,N-ジメチルアセトアミド塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(34 mg, 87.9%)。 LCMS: m/e 629.4 (MH
+), 2.37分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.26 - 5.38 (m, 1 H), 4.75 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.65 (s, 1 H), 4.00 - 4.21 (m, 2 H), 3.25 - 3.40 (m, 1 H), 2.98 - 3.12 (m, 6 H), 2.86 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.47 (td, J=10.9, 5.6 Hz, 1 H), 2.04 - 2.26 (m, 2 H), 1.85 - 2.04 (m, 3 H), 1.67 - 1.85 (m, 6 H), 1.43 - 1.67 (m, 8 H), 1.19 - 1.42 (m, 5 H), 1.13 - 1.19 (m, 4 H), 1.08 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0180】
実施例40. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-2-イソチアゾリジニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-アミノ-N, N-ジメチルアセトアミド塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(34 mg, 77.9%)。 LCMS: m/e 705.8 (MH
+), 2.34分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.25 - 5.42 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.31 - 3.39 (m, 1 H), 3.13 - 3.30 (m, 8 H), 2.89 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.45 - 2.65 (m, 1 H), 2.30 - 2.45 (m, 2 H), 1.99 - 2.21 (m, 4 H), 1.67 - 1.91 (m, 10 H), 1.45 - 1.67 (m, 8 H), 1.24 - 1.45 (m, 4 H), 1.12 - 1.24 (m, 4 H), 1.09 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0181】
実施例41. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(メチルスルホニル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化104】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(メチルスルホニル)エタンアミン塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(22 mg, 47.8%)。 LCMS: m/e 650.3 (MH
+), 2.09分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.01 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.25 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.32 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.64 - 3.88 (m, 4 H), 3.34 (br. s., 1 H), 3.06 - 3.22 (m, 3 H), 2.84 (d, J=11.8 Hz, 1 H), 2.32 - 2.45 (m, 1 H), 2.12 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 2.05 (m, 1 H), 1.79 (br. s., 2 H), 1.61 - 1.76 (m, 8 H), 1.56 (d, J=8.3 Hz, 3 H), 1.39 - 1.51 (m, 4 H), 1.15 - 1.39 (m, 5 H), 1.07 - 1.15 (m, 4 H), 1.03 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.96 (d, J=3.3 Hz, 6 H).
【0182】
実施例42. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2,2-ジエトキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化105】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2, 2-ジエトキシエタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 8.4%)。 LCMS: m/e 660.4 (MH
+), 2.39分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.27 - 5.41 (m, 1 H), 4.92 - 4.98 (m, 1 H), 4.74 - 4.81 (m, 1 H), 4.67 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 3.79 - 3.95 (m, J=9.5, 7.1, 7.1, 7.1, 7.1 Hz, 2 H), 3.63 - 3.79 (m, J=9.6, 7.0, 7.0, 7.0, 2.9 Hz, 2 H), 3.48 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 3.22 - 3.31 (m, 2 H), 2.91 - 3.08 (m, 1 H), 2.47 - 2.55 (m, 1 H), 2.18 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 2.05(m, 1 H), 1.69 - 1.93 (m, 9 H), 1.62 (br. s., 2 H), 1.46 - 1.61 (m, 6 H), 1.24 - 1.44 (m, 10 H), 1.13 - 1.24 (m, 5 H), 1.11 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0183】
実施例43. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(ピペラジン-1-イルスルホニル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化106】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 4-(2-アミノエチルスルホニル)ピペラジン-1-カルボキシレート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(47 mg, 91.0%)。 LCMS: m/e 720.3 (MH
+), 2.31分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, 2 H), 7.24 (m, 2 H), 5.20 - 5.41 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.64 - 3.74 (m, 6 H), 3.56 - 3.64 (m, 2 H), 3.35 - 3.41 (m, 4 H), 3.31 - 3.35 (m, 1 H), 2.96 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.47 - 2.61 (m, 1 H), 2.00 - 2.24 (m, 2 H), 1.69 - 1.92 (m, 10 H), 1.60 (br. s., 2 H), 1.43 - 1.59 (m, 6 H), 1.26 - 1.43 (m, 3 H), 1.17 - 1.25 (m, 4 H), 1.14 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 1.09 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0184】
実施例44. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((メチル(2-(4-メチルピペラジン-1-イルスルホニル)エチル)アミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化107】
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標題の化合物を、C28アミン形成、加水分解および第三級アミン形成について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 4-(2-アミノエチルスルホニル)ピペラジン-1-カルボキシレート塩酸塩および反応性アルデヒドとしてホルムアルデヒドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(17 mg, 33.1%)。 LCMS: m/e 748.5 (MH
+), 2.37分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.23 - 5.40 (m, 1 H), 4.79 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 4.00 (br. s., 1 H), 3.77 - 3.95 (m, 4 H), 3.70 (t, J=7.4 Hz, 4 H), 3.38 - 3.58 (m, 3 H), 3.26 - 3.37 (m, 1 H), 3.13 - 3.25 (m, 1 H), 3.07 (s, 3 H), 2.98 (s, 3 H), 2.56 (dt, J=10.9, 5.5 Hz, 1 H), 2.00 - 2.25 (m, 2 H), 1.79 - 2.00 (m, 3 H), 1.69 - 1.79 (m, 5 H), 1.46 - 1.69 (m, 9 H), 1.42 (d, J=10.8 Hz, 1 H), 1.24 - 1.40 (m, 4 H), 1.21 (s, 3 H), 1.14 - 1.19 (m, 1 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0185】
実施例45. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((2-スルファモイルエチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化108】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-アミノエタンスルホンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(23 mg, 59.3%)。 LCMS: m/e 651.3 (MH
+), 2.35分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.18 - 5.40 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.57 - 3.65 (m, 2 H), 3.42 (m, 1H), 3.33 (dq, J=3.2, 1.5 Hz, 2 H), 2.97 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.54 (td, J=10.7, 5.6 Hz, 1 H), 1.98 - 2.22 (m, 2 H), 1.67 - 1.92 (m, 10 H), 1.57 (dd, J=19.8, 7.5 Hz, 5 H), 1.50 (d, J=13.8 Hz, 3 H), 1.24 - 1.45 (m, 4 H), 1.18 - 1.24 (m, 4 H), 1.10 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0186】
実施例46. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-(メトキシカルボニル)フェネチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化109】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(2-アミノエチル)安息香酸メチルを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(35 mg, 90.0%)。 LCMS: m/e 706.3 (MH
+), 2.34分 (メソッド3).
【0187】
実施例47. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-カルボキシフェネチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化110】
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標題の化合物を、以下に記載の方法に従って製造した:
ジオキサン(2 ml)およびMeOH(2 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-(メトキシカルボニル)フェネチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(5 mg)の溶液に、3 mgの水酸化リチウムを加え、次いで0.5 mlの水を加えた。得られた澄明な溶液を、50℃で12時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、黄色の固形物を得た。該粗物質をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(1.1 mg, 22.0%)。 LCMS: m/e 692.5 (MH
+), 2.28分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.50 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 6.38 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.91 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.68 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 3.75 - 3.81 (m, 1 H), 3.22 (s, 1H), 3.11 (s, 1H), 1.79 - 1.91 (m, 2 H), 1.66 - 1.75 (m, 1 H), 1.51 - 1.66 (m, 2 H), 1.33 (s, 1 H), 0.84 - 1.02 (m, 1 H), 0.44 - 0.68 (m, 2 H), 0.10 - 0.33 (m, 8 H), 0.12 - 0.10 (m, 6 H), 0.34 - 0.12 (m, 6 H), 0.42 - 0.34 (m, 6 H), 0.46 (s, 3 H), 0.49 (s, 3 H), 0.57 (s, 3 H), 0.59 (s, 3 H).
【0188】
実施例48. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化111】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)エタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(45 mg, 62.5%)。 LCMS: m/e 691.6 (MH
+), 2.54分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, 2 H), 7.24 (m, 2 H), 5.31 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.72 - 4.82 (m, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.49 - 3.67 (m, 2 H), 3.36 - 3.49 (m, 2 H), 3.31 (d, J=5.0 Hz, 5 H), 2.89 - 3.02 (m, 1 H), 2.52 (dt, J=10.6, 5.4 Hz, 1 H), 2.23 - 2.41 (m, 4 H), 2.01 - 2.23 (m, 2 H), 1.83 - 1.95 (m, 2 H), 1.67 - 1.83 (m, 8 H), 1.43 - 1.67 (m, 8 H), 1.27 - 1.43 (m, 3 H), 1.24 (br. s., 1 H), 1.11 - 1.21 (m, 4 H), 1.09 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.94 (s, 3 H).
【0189】
実施例49. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((S)-1,4-ジメトキシ-1,4-ジオキソブタン-2-イルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして(S)-ジメチル 2-アミノスクシネートを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(6 mg, 15.7%)。 LCMS: m/e 688.6 (MH
+), 2.73分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.96 (m, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.22 - 5.36 (m, 1 H), 4.78 (s, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.62 (dd, J=8.4, 4.6 Hz, 1 H), 3.92 (s, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 3.44 (m, 1H), 3.22 (m, 1H), 2.93 - 3.16 (m, 2 H), 2.38 - 2.62 (m, 1 H), 2.11 - 2.26 (m, 2 H), 2.07 (br. s., 1 H), 1.88 - 2.03 (m, 2 H), 1.67 - 1.88 (m, 6 H), 1.45 - 1.67 (m, 8 H), 1.25 - 1.45 (m, 4 H), 1.15 - 1.25 (m, 3 H), 1.09 - 1.15 (m, 2 H), 1.06 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0190】
実施例50. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((1-カルボキシシクロプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化113】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 1-アミノシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10 mg, 50%)。 LCMS: m/e 628.6 (MH
+), 2.28分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d
3) δ ppm 7.91 (m, J=7.8 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.0 Hz, 2 H), 5.28 (d, J=5.0 Hz, 1 H), 4.72 (s, 1 H), 4.62 (br. s., 1 H), 3.43 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.94 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.47 (br. s., 1 H), 2.12 (dd, J=17.2, 6.7 Hz, 1 H), 2.00 - 2.08 (m, 1 H), 1.92 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 1.85 (br. s., 2 H), 1.62 - 1.77 (m, 8 H), 1.57 (br. s., 5 H), 1.44 (br. s., 6 H), 1.33 (br. s., 1 H), 1.28 (br. s., 3 H), 1.08 - 1.19 (m, 4 H), 1.04 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.86 - 0.97 (m, 6 H).
【0191】
実施例51. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((1-(メトキシカルボニル)シクロプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化114】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 1-アミノシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(12mg, 41.3%)。 LCMS: m/e 642.6 (MH
+), 2.64分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, 2 H), 7.25 (m, 2 H), 5.32 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.77 (s, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.76 - 3.87 (m, 3 H), 3.53 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 3.05 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.44 - 2.62 (m, 1 H), 2.02 - 2.26 (m, 2 H), 1.87 - 2.01 (m, 3 H), 1.59 - 1.80 (m, 13 H), 1.48 - 1.57 (m, 6 H), 1.27 - 1.44 (m, 3 H), 1.13 - 1.27 (m, 5 H), 1.10 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0192】
実施例52. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((1-((ジエチルアミノ)メチル)シクロプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化115】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-((ジエチルアミノ)メチル)シクロプロパンアミン二塩酸塩を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(15 mg, 25.0%)。 LCMS: m/e 669.6 (MH
+), 2.70分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.95 (m, 2 H), 7.24 (m, 2 H), 5.31 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.79 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.83 - 4.00 (m, 1 H), 3.30 - 3.54 (m, 6 H), 3.02 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.48 - 2.70 (m, 1 H), 2.16 (dd, J=17.1, 6.5 Hz, 1 H), 1.91 - 2.10 (m, 1 H), 1.64 - 1.88 (m, 10 H), 1.45 - 1.64 (m, 8 H), 1.36 - 1.45 (m, 7 H), 1.21 - 1.36 (m, 6 H), 1.11 - 1.21 (m, 5 H), 1.08 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0193】
実施例53. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((フラン-3-イルメチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化116】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてフラン-3-イルメタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(60 mg, 41.0%)。 LCMS: m/e 624.6 (MH
+), 2.61分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.28 - 6.44 (m, 2 H), 6.17 - 6.28 (m, 1 H), 6.03 - 6.16 (m, 1 H), 5.53 - 5.73 (m, 2 H), 5.06 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 3.57 - 3.80 (m, 1 H), 3.09 - 3.20 (m, 1 H), 3.03 (s, 1 H), 2.47 - 2.71 (m, 2 H), 1.57 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 1.12 - 1.32 (m, 1 H), 0.85 (td, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 0.52 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 0.20 - 0.42 (m, 1 H), 0.04 - 0.19 (m, 8 H), 0.25 - 0.00 (m, 8 H), 0.39 - 0.25 (m, 4 H), 0.56 - 0.39 (m, 3 H), 0.58 (s, 6 H), 0.63 (s, 3 H), 0.64 (s, 3 H), 0.66 (s, 3 H).
【0194】
実施例54. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((4-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-4-オキソブチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化117】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてチオモルホリンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(12 mg, 41.0%)。 LCMS: m/e 747.5 (MH
+), 2.36分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.97 (m, 2 H), 7.25 (m, 2 H), 5.27 - 5.34 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.05 - 4.19 (m, 2 H), 3.92 - 4.05 (m, 2 H), 3.20 - 3.30 (m, 3 H), 3.08 - 3.20 (m, 4 H), 2.82 - 2.97 (m, 1 H), 2.75 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 2.53 (td, J=10.7, 5.4 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 1.99 - 2.13 (m, 3 H), 1.83 - 1.95 (m, 2 H), 1.67 - 1.83 (m, 8 H), 1.44 - 1.67 (m, 8 H), 1.25 - 1.44 (m, 4 H), 1.13 - 1.25 (m, 4 H), 1.10 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0195】
実施例55. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化118】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロパン-1-アミンを用いて、15%の収率で製造した。 MS: m/e 652.6 (MH
+), 1.63分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.86 (s, 3 H) 0.91 (s, 3 H) 0.99 (s, 3 H) 1.00 (s., 3 H) 1.10 (s, 3 H) 1.69 (s, 3 H) 0.88 - 2.60 (m, 24H) 2.29 (d, J=11.58 Hz, 1 H) 2.61 - 2.78 (m, 3 H) 2.82 (d, J=11.58 Hz, 1 H) 4.02 - 4.10 (m, 1 H) 4.12 - 4.21 (m, 1 H) 4.60 (s, 1 H) 4.70 (s, 1 H) 5.30 (d, J=4.53 Hz, 1 H) 6.94 (s, 1 H) 7.15 (s, 1 H) 7.19 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.63 (s, 1 H) 7.99 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0196】
実施例56. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化119】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-アミンを用いて、69%の収率で製造した。 MS: m/e 684.6 (MH
+), 1.64分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.91 (s, 3 H) 0.93 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.00 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.69 (s, 3 H) 2.38 (s, 3 H) 0.85 - 2.13 (m, 31 H) 2.55 - 2.66 (m, 4 H) 3.05 - 3.25 (m, 4 H) 4.62 (s, 1 H) 4.71 (s, 1 H) 5.30 (d, J=4.78 Hz, 1 H) 7.17 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.95 (d, J=8.06 Hz, 2 H).
【0197】
実施例57. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジイソプロピルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化120】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてN1,N1-ジイソプロピルエタン-1,2-ジアミンを用いて、17%の収率で製造した。 MS: m/e 671.7 (MH
+), 1.65分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.94 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.00 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.69 (s, 3 H) 0.85 - 2.15 (m, 32 H) 2.09 (dd, J=15.99, 5.67 Hz, 1 H) 2.30 - 2.39 (m, 1 H) 2.76 (d, J=12.09 Hz, 1 H) 3.25 (d, J=12.09 Hz, 1 H) 3.58 - 3.70 (m, 6 H) 3.70 - 3.79 (m, 1 H) 4.62 (s, 1 H) 4.69 (s, 1 H) 5.29 (d, J=4.53 Hz, 1 H) 7.23 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.98 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0198】
実施例58. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化121】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、55%の収率で製造した。 MS: m/e 669.6 (MH
+), 1.77分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.94 (s, 6 H) 0.98 (s, 3 H) 1.01 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.70 (s, 3 H) 0.77 - 1.79 (m, 17 H) 1.97 - 2.18 (m, 8 H) 2.38 (td, J=10.14, 5.67 Hz, 1 H) 2.49 (t, J=8.18 Hz, 2 H) 2.70 (t, J=10.45 Hz, 1 H) 2.97 - 3.08 (m, 1 H) 3.08 - 3.17 (m, 1 H) 3.22 (t, J=10.58 Hz, 1 H) 3.36 - 3.54 (m, 3 H) 3.48 (t, J=7.05 Hz, 2 H) 4.62 (s, 1 H) 4.70 (s, 1 H) 5.30 (d, J=4.78 Hz, 1 H) 7.23 (d, J=8.06 Hz, 2 H) 7.99 (d, J=8.06 Hz, 2 H).
【0199】
実施例59. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化122】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(2-メチル-1H-イミダゾール-1-イル)エタンアミンを用いて、52%の収率で製造した。 MS: m/e 652.6 (MH
+), 1.67分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s., 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s., 3 H) 0.90 - 1.93 (m, 21 H) 2.00 - 2.10 (m, 1 H) 2.14 (dd, J=17.12, 6.55 Hz, 1 H) 2.46 - 2.55 (m, 1 H) 2.69 (s, 3 H) 2.93 (d, J=12.34 Hz, 1 H) 3.53 - 3.69 (m, 2 H) 4.54 (t, J=7.30 Hz, 2 H) 4.65 (s., 1 H) 4.75 (s., 1 H) 5.27 - 5.33 (m, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.49 - 7.52 (m, 1 H) 7.54 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0200】
実施例60. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化123】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2,2'-(3-アミノプロピルアザンジイル)ジエタノールを用いて、76%の収率で製造した。 MS: m/e 689.6 (MH
+), 1.63分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 1 H) 0.85 - 1.89 (m. 29 H) 2.00 - 2.11 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.12, 6.04 Hz, 1 H) 2.19 - 2.29 (m, 2 H) 2.46 - 2.56 (m, 1 H) 2.87 (d, J=12.34 Hz, 1 H) 3.15 - 3.29 (m, 4 H) 3.90 (t, J=4.78 Hz, 4 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.28 - 5.33 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0201】
実施例61. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(3-アミノプロピルアミノ)エタノールを用いて、35%の収率で製造した。 MS: m/e 645.6 (MH
+), 1.65分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.85 - 1.89 (m, 21 H) 1.98 - 2.26 (m, 4 H) 2.45 - 2.55 (m, 1 H) 2.85 (d, J=12.84 Hz, 1 H) 3.11 - 3.28 (m, 8 H) 3.78 - 3.84 (m, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.29 (d, J=4.53 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0202】
実施例62. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-(2-アミノエチルアミノ)エタノールを用いて、83%の収率で製造した。 MS: m/e 631.5 (MH
+), 1.65分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.93 (m, 22 H) 2.00 - 2.11 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.12, 6.30 Hz, 1 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.93 (d, J=12.84 Hz, 1 H) 3.22 (dd, J=5.79, 4.53 Hz, 2 H) 3.27 - 3.29 (m, 1 H) 3.46 - 3.56 (m, 4 H) 3.83 (dd, J=5.67, 4.41 Hz, 2 H) 4.64 (br. s., 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.27 - 5.33 (m, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0203】
実施例63. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-モルホリノエチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして2-モルホリノエタンアミンを用いて、92%の収率で製造した。 MS: m/e 657.6 (MH
+), 1.70分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.83 - 1.90 (m, 21 H) 1.97 - 2.09 (m, 1 H) 2.14 (dd, J=17.12, 6.30 Hz, 1 H) 2.46 - 2.55 (m, 1 H) 2.82 - 2.95 (m, 5 H) 3.02 - 3.11 (m, 2 H) 3.39 (t, J=6.42 Hz, 2 H) 3.81 (t, J=4.03 Hz, 4 H) 4.64 (s, 1 H) 4.74 - 4.77 (m, 1 H) 5.27 - 5.31 (m, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0204】
実施例64. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-カルボキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化127】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 3-アミノプロパノエート塩酸塩を用いて、74%の収率で製造した。 MS: m/e 616.4 (MH
+), 1.69分 (メソッド1).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.92 - 1.86 (m, 24H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.12, 6.30 Hz, 1 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.76 (t, J=6.42 Hz, 2 H) 2.88 (d, J=12.34 Hz, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.28 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.56 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0205】
実施例65. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-ブロモプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化128】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-ブロモプロパン-1-アミン臭化水素酸塩を用いて、23%の収率で製造した。 MS: m/e 664 (MH
+), 1.58分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.85 (m, 19 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.37, 6.55 Hz, 1 H) 2.26 - 2.36 (m, 2 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.88 (d, J=12.34 Hz, 1 H) 3.20 - 3.28 (m, 4 H) 3.56 (t, J=6.30 Hz, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.28 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.56 Hz, 2 H).
【0206】
実施例66. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-(((1-(ピロリジン-1-イルメチル)シクロプロピル)メチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化129】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして(1-(ピロリジン-1-イルメチル)シクロプロピル)メタンアミンを用いて、50%の収率で製造した。 MS: m/e 681.3 (MH
+), 1.51分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.15 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.84 - 1.97 (m, 27 H) 2.00 - 2.19 (m, 6 H) 2.48 (td, J=10.95, 5.79 Hz, 1 H) 2.89 (d, J=13.09 Hz, 1 H) 3.21 - 3.45 (m, 6 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.27 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0207】
実施例67. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-アミノプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化130】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてtert-ブチル 3-アミノプロピルカルバメートを用いて、46%の収率で製造した。 MS: m/e 601.4 (MH
+), 1.48分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.06 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.85 - 1.89 (m, 22 H) 1.99 - 2.20 (m, 4 H) 2.50 (td, J=10.45, 5.79 Hz, 1 H) 2.85 (d, J=13.09 Hz, 1 H) 3.05 (t, J=7.55 Hz, 2 H) 3.13 - 3.28 (m, 3 H) 4.63 (s, 1 H) 4.73 - 4.76 (m, 1 H) 5.27 - 5.31 (m, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0208】
実施例68. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(ピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化131】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-アミンを用いて、52%の収率で製造した。 MS: m/e 655.4 (MH
+), 1.49分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.85 - 1.89 (m, 25 H) 1.99 - 2.27 (m, 8 H) 2.50 (td, J=10.32, 5.54 Hz, 1 H) 2.87 (d, J=13.09 Hz, 1 H) 3.19 (dt, J=12.53, 3.56 Hz, 2 H) 3.22 - 3.30 (m, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.27 - 5.31 (m, 1 H) 7.21 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0209】
実施例69. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-ヒドロキシプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化132】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパン-1-オールを用いて、31%の収率で製造した。 MS: m/e 602.4 (MH
+), 1.52分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.81 (m, 21 H) 1.91 - 1.99 (m, 2 H) 1.99 - 2.09 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.24, 6.26 Hz, 1 H) 2.47 - 2.55 (m, 1 H) 2.86 (d, J=12.51 Hz, 1 H) 3.21 - 3.27 (m, 3 H) 3.74 - 3.79 (m, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.27 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.24 Hz, 2 H).
【0210】
実施例70. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(ピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応アミンとして3-アミノ-1-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン塩酸塩を用いて、43%の収率で製造した。 MS: m/e 669.4 (MH
+), 1.58分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.86 (m, 20 H) 1.88 - 1.95 (m, 2 H) 1.97 - 2.11 (m, 3 H) 2.15 (dd, J=17.09, 6.41 Hz, 1 H) 2.48 - 2.56 (m, 1 H) 2.81 (t, J=5.80 Hz, 2 H) 2.88 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 3.25 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 3.32 - 3.42 (m, 2 H) 3.42 - 3.52 (m, 4 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (s, 1 H) 5.27 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=7.93 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.24 Hz, 2 H).
【0211】
実施例71. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化134】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2,5-ジオン塩酸塩を用いて、25%の収率で製造した。 MS: m/e 683.4 (MH
+), 1.56分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 2.19 (m, 26 H) 2.45 - 2.53 (m, 1 H) 2.71 - 2.75 (m, 2 H) 2.79 - 2.85 (m, 1 H) 3.09 (q, J=6.56 Hz, 2 H) 3.18 - 3.24 (m, 1 H) 3.63 (q, J=6.51 Hz, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.27 - 5.31 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.24 Hz, 2 H).
【0212】
実施例72. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(ピペリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化135】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-(ピペリジン-1-イル)プロパン-1-アミンを用いて、49%の収率で製造した。 MS: m/e 683.4 (MH
+), 1.50分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.81 - 2.11 (m, 27 H) 2.15 (dd, J=17.24, 6.26 Hz, 1 H) 2.22 (dt, J=16.25, 8.20 Hz, 2 H) 2.51 (td, J=10.45, 6.26 Hz, 1 H) 2.84 - 3.00 (m, 2 H) 3.13 - 3.28 (m, 6 H) 3.50 - 3.61 (m, 2 H) 4.65 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.30 (d, J=6.10 Hz, 1 H) 7.21 (dd, J=8.24, 1.53 Hz, 2 H) 7.91 (dd, J=8.24, 1.53 Hz, 2 H).
【0213】
実施例73. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((2E)-4-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-2-ブテン-1-イル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化136】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-2-ブテン-1-アミンを用いて、11%の収率で製造した。 MS: m/e 731.2 (MH
+), 1.54分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.85 - 1.82 (m, 19 H) 1.95 - 2.09 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.53 Hz, 1 H) 2.49 (td, J=10.67, 5.52 Hz, 1 H) 2.81 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.05 - 3.12 (m, 4 H) 3.12 - 3.18 (m, 4 H) 3.19 - 3.26 (m, 2 H) 3.33 - 3.37 (m, 2 H) 3.69 - 3.82 (m, 2 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.27, 1.51 Hz, 1 H) 5.85 (ddd, J=15.43, 7.15, 7.03 Hz, 1 H) 6.11 (dt, J=15.25, 6.31 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0214】
実施例74. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化137】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして(1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2-イル)メタノールを用いて、39%の収率で製造した。 MS: m/e 685.3 (MH
+), 1.47分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.86 - 2.32 (m, 30 H) 2.50 (td, J=10.85, 5.65 Hz, 1 H) 2.87 (d, J=13.55 Hz, 1 H) 3.15 - 3.23 (m, 4 H) 3.49 - 3.76 (m, 4 H) 3.90 (dd, J=12.05, 3.51 Hz, 1 H) 4.65 (s, 1 H) 4.75 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0215】
実施例75. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノ-N,N-ジメチルプロパンアミドを用いて、39%の収率で製造した。 MS: m/e 643.3 (MH
+), 1.53分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.96 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.10 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.74 (s, 3 H) 0.88 - 1.87 (m, 20 H) 2.01 - 2.11 (m, 1 H) 2.16 (dd, J=17.07, 6.53 Hz, 1 H) 2.53 (td, J=10.67, 5.52 Hz, 1 H) 2.85 - 2.92 (m, 3 H) 2.99 (s, 3 H) 3.08 (s, 3 H) 3.24 - 3.29 (m, 1 H) 3.34 - 3.39 (m, 2 H) 4.65 - 4.67 (m, 1 H) 4.77 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.31 (dd, J=6.27, 1.76 Hz, 1 H) 7.23 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.93 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0216】
実施例76. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((4-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)ブチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)ブチル)アミンを用いて、11%の収率で製造した。 MS: m/e 733.2 (MH
+), 1.49分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.86 - 1.91 (m, 27 H) 1.98 - 2.09 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.51 (td, J=10.35, 5.40 Hz, 1 H) 2.81 - 2.87 (m, 1 H) 2.94 (t, J=7.15 Hz, 2 H) 3.08 - 3.16 (m, 2 H) 3.18 - 3.27 (m, 2 H) 3.36 - 3.44 (m, 4 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0217】
実施例77. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-オキソイミダゾリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化140】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(2-アミノエチル)イミダゾリジン-2-オンを用いて、9%の収率で製造した。 MS: m/e 656.3 (MH
+), 1.56分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.87 - 1.87 (m, 20 H) 1.99 - 2.11 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.02 Hz, 1 H) 2.51 (td, J=10.79, 6.02 Hz, 1 H) 2.92 (d, J=13.55 Hz, 1 H) 3.21 - 3.33 (m, 3 H) 3.42 - 3.59 (m, 6 H) 4.63 - 4.65 (m, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0218】
実施例78. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-オキソピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化141】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(2-アミノエチル)ピペリジン-2-オン臭化水素酸塩を用いて、28%の収率で製造した。 MS: m/e 669.6 (MH
+), 2.13分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.92 (26 H) 2.00 - 2.11 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.40 (t, J=6.40 Hz, 2 H) 2.51 (td, J=10.60, 4.89 Hz, 1 H) 2.91 (d, J=12.80 Hz, 1 H) 3.25 (d, J=12.80 Hz, 1 H) 3.44 (t, J=5.77 Hz, 2 H) 3.60 - 3.74 (m, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0219】
実施例79. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-メチル-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化142】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノ-2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、76%の収率で製造した。 MS: m/e 683.6 (MH
+), 1.62分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.10 (d, J=7.03 Hz, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.91 - 1.99 (m, 21 H) 2.01 - 2.19 (m, 4 H) 2.28 - 2.55 (m, 4 H) 2.76 - 2.91 (m, 1 H) 3.04 (dd, J=12.80, 5.27 Hz, 1 H) 3.14 (dt, J=15.00, 3.80 Hz, 1 H) 3.18 - 3.27 (m, 1 H) 3.50 - 3.58 (m, 1 H) 3.58 - 3.67 (m, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0220】
実施例80. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2,6-ジオキソピペリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化143】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩を用いて、60%の収率で製造した。 MS: m/e 697.5 (MH
+), 1.63分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.92 - 1.91 (m, 20 H) 1.92 - 2.03 (m, 4 H) 2.03 - 2.11 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.78 Hz, 1 H) 2.45 - 2.54 (m, 1 H) 2.70 (t, J=6.53 Hz, 4 H) 2.83 (d, J=13.30 Hz, 1 H) 3.05 (t, J=6.78 Hz, 2 H) 3.20 (d, J=13.30 Hz, 1 H) 3.89 (t, J=6.65 Hz, 2 H) 4.62 - 4.66 (m, 1 H) 4.75 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.38 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0221】
実施例81. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-ヒドロキシ-3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化144】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、22%の収率で製造した。 MS: m/e 685.5 (MH
+), 1.72分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.82 - 1.91 (m, 20 H) 2.02 - 2.19 (m, 4 H) 2.38 - 2.46 (m, 2 H) 2.46 - 2.56 (m, 1 H) 2.89 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.01 - 3.19 (m, 2 H) 3.32 - 3.50 (m, 4 H) 3.53 - 3.70 (m, 2 H) 4.18 - 4.26 (m, J=9.41, 5.02, 4.71, 4.71 Hz, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.75 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0222】
実施例82. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((1-(ピペリジン-1-イルメチル)シクロプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化145】
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標題の化合物を、C28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-(ピペリジン-1-イルメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩を用いて、87%の収率で製造した。 MS: m/e 681.7 (MH
+), 1.76分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.87 - 1.90 (m, 38 H) 1.93 - 2.06 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.56 (td, J=11.23, 5.90 Hz, 1 H) 4.63 (s, 1 H) 4.75 (s, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0223】
実施例83. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((ジメチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化146】
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標題の化合物を、工程3において上述した方法に従って、反応性アルデヒドとしてホルムアルデヒド、および出発物質アミンとして4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-アミノプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(実施例67)を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(17 mg, 34.4%)。 LCMS: m/e 572.5(MH
+), 2.21分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.37 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 5.67 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 3.75 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 3.22 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 3.11 (s, 1 H), 1.79 - 1.93 (m, 1 H), 1.54 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 1.36 - 1.48 (m, 6 H), 0.97 (td, J=11.0, 5.4 Hz, 1 H), 0.60 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 0.42 - 0.55 (m, 1 H), 0.31 - 0.38 (m, 1 H), 0.10 - 0.30 (m, 8 H), 0.11 - 0.10 (m, 8 H), 0.32 - 0.11 (m, 5 H), 0.44 - 0.32 (m, 4 H), 0.47 (s, 3 H), 0.52 (s, 3 H), 0.56 (s, 3 H), 0.60 (s, 3 H).
【0224】
実施例84. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((シクロプロピル(3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化147】
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標題の化合物を、C28アミン形成、加水分解および第三級アミン形成について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして4-(3-アミノプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、および反応性アルデヒド相当物として(1-エトキシシクロプロポキシ)トリメチルシランを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 22.5%)。 LCMS: m/e 759.6 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.38 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.68 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 3.77 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 3.25 (s, 1H), 3.13 (s, 1H), 1.71 - 1.76 (m, 2 H), 1.56 - 1.71 (m, 8 H), 1.47 (s, 2 H), 1.24 (br. s., 2 H), 1.01 (br. s., 1 H), 0.79 (br. s., 1 H), 0.61 (d, J=4.8 Hz, 2 H), 0.49 (m, 1H), 0.20 (s, 9 H), 0.06 (br. s., 7 H), 0.06 (br. s., 4 H), 0.29 - 0.13 (m, 4 H), 0.38 - 0.29 (m, 4 H), 0.46 - 0.38 (m, 5 H), 0.54 - 0.46 (m, 4 H), 0.57 (s, 3 H), 0.58 (s, 3 H).
【0225】
さらなるC28アミンの製造についての一般的な方法. 実施例85-86.
【化148】
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工程1. 還元的アミノ化
DCE(2 ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(1当量)、2, 2-ジエトキシエタンアミン(2当量)および酢酸(2-5当量)の懸濁液を、室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5当量)を加えた。得られた混合液を室温で18-72時間撹拌した。該反応混合液を5 mlの飽和炭酸ナトリウムで希釈し、DCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該粗生成物をBiotage フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、目的の生成物を白色の固形物として単離して得た(88 mg, 15%)。 LCMS: m/e 716.6.4 (MH
+), 2.96分 (メソッド3).
【0226】
工程2. アセタールからアルデヒドへの変換
工程1からのtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2,2-ジエトキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート/アセトン(10 ml)溶液に、2当量の4-メチルベンゼンスルホン酸を加えた。該混合液を撹拌し、14時間還流した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣を塩化メチレンに再溶解させ、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。得られた黄色の固形物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 674.6 (M+CH
3OH
+), 2.78分 (メソッド3).
【0227】
工程3. 還元的アミノ化
DCE(2 ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソエチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(1当量)、対応するアミン(2当量)および酢酸(2-5当量)の懸濁液を、室温で30分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5当量)を加えた。得られた混合液を室温で18-72時間撹拌した。該反応混合液を5 mlの飽和炭酸ナトリウムで希釈し、DCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該粗生成物を、Biotage フラッシュクロマトグラフィーにより精製したか、あるいはさらなる精製は行わずに次の工程にそのまま用いた。
【0228】
工程4.
(a)酸加水分解 - 工程3からの物質/DCM(4-5 ml)溶液に、TFA(0.4-0.5 ml)を加えた。該混合液を室温で2-6時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートした。得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
(b)塩基性加水分解 - ジオキサン(2 ml)およびメタノール(2 ml)中の工程3からの物質の溶液に、NaOH(75 mg, 1.875 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を70℃で5-10時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートし、得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0229】
実施例85. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(メチル(2-(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化149】
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標題の化合物を、上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10 mg, 18.4%)。 LCMS: m/e 707.7 (MH
+), 2.55分 (メソッド3).
【0230】
実施例86. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((2-チオモルホリノエチルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化150】
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標題の化合物を、上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてチオモルホリンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(6 mg, 20.0%)。 LCMS: m/e 673.6 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.33 (d, J=4.3 Hz, 1 H), 4.79 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.68 (s, 1 H), 3.42 - 3.55 (m, 2 H), 3.33 (m, 2H), 3.15 (ddd, J=3.4, 1.6, 1.5 Hz, 5 H), 2.84 - 3.01 (m, 5 H), 2.53 (br. s., 1 H), 2.18 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 2 H), 1.67 - 1.92 (m, 8 H), 1.47 - 1.67 (m, 8 H), 1.38 (br. s., 2 H), 1.31 (d, J=3.5 Hz, 3 H), 1.14 - 1.26 (m, 5 H), 1.11 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0231】
フッ素化安息香酸を用いたC28アミンの一般的な製造方法. 実施例87-95.
【化151】
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工程1: スズキカップリング
((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aR,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-9-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル ベンゾエート(675 mg, 1 mmol)/1,4-ジオキサン(5 ml)溶液に、2-プロパノール(5 ml)、H
2O(2 ml)、Na
2CO
3(317 mg, 3 mmol)、対応するボロン酸(296 mg, 1.5 mmol)およびPd(Ph
3P)
4(34.6 mg, 0.030 mmol)を加えた。該混合液を窒素下において4時間還流した。該反応混合液をH
2O(10 ml)で希釈し、EtOAc(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該粗生成物を、Biotage(Thomson 25 g シリカゲルカラム; 9:1 Hex/EtOAc)により精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧濃縮し、対応するフルオロ安息香酸メチルエステル(fluorobenzoic methyl ester)を得た。
【0232】
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ベンゾイルオキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-3-フルオロ安息香酸メチルの製造。
【化152】
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標題の化合物を、スズキカップリングについて記載された方法に従って、反応物として2-フルオロ-4-(メトキシカルボニル)フェニルボロン酸を用いて、62%の収率で製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.90 (3 H, s), 0.95 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 1.14 (3 H, s), 1.73 (3 H, s), 0.84 - 1.87 (18 H, m), 1.91 - 2.10 (3 H, m), 2.14 (1 H, dd, J=17.3, 6.5 Hz), 2.56 (1 H, td, J=11.0, 5.8 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.14 (1 H, d, J=10.3 Hz), 4.56 (1 H, d, J=9.8 Hz), 4.61 - 4.65 (1 H, m), 4.75 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.36 (1 H, dd, J=6.3, 1.8 Hz), 7.17 (1 H, t, J=7.5 Hz), 7.43 - 7.49 (2 H, m), 7.55 - 7.60 (1 H, m), 7.69 (1 H, dd, J=9.7, 1.6 Hz), 7.74 (1 H, dd, J=7.9, 1.6 Hz), 8.07 (2 H, dd, J=8.4, 1.4 Hz).
【0233】
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ベンゾイルオキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-2-フルオロ安息香酸メチルの製造。
【化153】
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標題の化合物を、スズキカップリングについて記載された方法に従って、反応物として3-フルオロ-4-(メトキシカルボニル)フェニルボロン酸を用いて、66%の収率で製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (3 H, s), 0.95 (3 H, s), 0.98 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 1.13 (3 H, s), 1.73 (3 H, s), 0.87 - 1.87 (m, 18 H), 1.91 - 2.08 (3 H, m), 2.12 (1 H, dd, J=17.2, 6.4 Hz), 2.56 (1 H, td, J=11.0, 5.8 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.13 (1 H, d, J=10.0 Hz), 4.55 (1 H, d, J=10.0 Hz), 4.61 - 4.65 (1 H, m), 4.74 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.33 (1 H, dd, J=6.3, 1.8 Hz), 6.93 (1 H, dd, J=11.8, 1.5 Hz), 6.98 (1 H, dd, J=8.0, 1.5 Hz), 7.43 - 7.49 (2 H, m), 7.54 - 7.60 (1 H, m), 7.82 (1 H, t, J=7.9 Hz), 8.07 (2 H, dd, J=8.4, 1.4 Hz).
【0234】
工程2: C28アルコールの脱保護
1,4-ジオキサン(15 ml)およびH
2O(2 ml)中の工程1からのフルオロ安息香酸メチルエステルの溶液に、水酸化リチウム水和物(3.0当量)を加えた。得られた混合液を75℃で48時間撹拌した。LCMSによって、該反応は不完全であることが示された。該混合液をH
2O(50 ml)およびDCM(50 ml)間に分配し、1N HClで中和した。有機層を、H
2O(2 x 50 ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該固形物を1,4-ジオキサン(15 ml)およびMeOH(15 ml)に再溶解させた。水酸化リチウム水和物(3当量)およびH
2O(2 ml)を加えた。得られた混合液を75℃で24時間撹拌した。LC/MSによって、該反応の完了が示され、メチルエステルも開裂されていた。該混合液をH
2O(50 ml)およびDCM(50 ml)間に分配し、1N HClで中和した。有機層をH
2O(2 x 50ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮して、クルードなC28アルコールを固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程で用いた。
【0235】
3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化154】
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標題の化合物を、上記のC28アルコールの脱保護の方法に従って、製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.91 (3 H, d, J=1.3 Hz), 0.96 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 1.03 (3 H, s), 1.11 (3 H, s), 1.71 (3 H, s), 0.82 - 1.79 (m, 18 H), 1.84 - 2.03 (3 H, m), 2.13 (1 H, dd, J=17.3, 6.5 Hz), 2.42 (1 H, td, J=10.9, 6.1 Hz), 3.37 (1 H, d, J=11.0 Hz), 3.84 (1 H, d, J=10.5 Hz), 4.60 (1 H, dd, J=2.1, 1.4 Hz), 4.71 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.37 (1 H, dd, J=6.3, 1.8 Hz), 7.21 (1 H, t, J=7.4 Hz), 7.73 (1 H, dd, J=9.5, 1.5 Hz), 7.79 (1 H, dd, J=7.9, 1.6 Hz); MS m/z 561.6 (M-H)
-, 2.36分 (メソッド6).
【0236】
2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化155】
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標題の化合物を、上記のC28アルコールの脱保護の方法に従って、製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.95 (3 H, s), 0.96 (3 H, s), 0.98 (3 H, s), 1.03 (3 H, s), 1.10 (3 H, s), 1.71 (3 H, s), 0.83 - 1.79 (m, 18 H), 1.84 - 2.06 (3 H, m), 2.12 (1 H, dd, J=17.4, 6.4 Hz), 2.42 (1 H, td, J=10.7, 6.1 Hz), 3.37 (1 H, d, J=10.8 Hz), 3.84 (1 H, d, J=10.5 Hz), 4.60 (1 H, s), 4.71 (1 H, d, J=1.5 Hz), 5.34 (1 H, dd, J=6.1, 1.6 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=11.9, 1.1 Hz), 7.02 (1 H, dd, J=8.2, 1.4 Hz), 7.91 (1 H, t, J=7.9 Hz); MS m/z 561.6 (M-H)
-, 2.33分 (メソッド6).
【0237】
工程3: フルオロ安息香酸のメチルエステルの製造
DCM(40 ml)およびMeOH(12 ml)中の工程2からの物質の懸濁液に、トリメチルシリルジアゾメタン(2 M/ヘキサン)(4.8当量)を加えた。得られた混合液を窒素下において室温で4日間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮して、粗生成物を固形物として得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程で用いた。
【0238】
3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化156】
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標題の化合物を、メチルエステル形成について上述した方法に従って、製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89 (3 H, d, J=1.0 Hz), 0.95 (3 H, s), 1.01 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 1.10 (3 H, s), 1.70 (3 H, s), 0.81 - 1.78 (m, 18 H), 1.84 - 2.05 (3 H, m), 2.12 (1 H, dd, J=17.1, 6.3 Hz), 2.42 (1 H, td, J=11.0, 5.9 Hz), 3.36 (1 H, dd, J=10.4, 5.6 Hz), 3.84 (1 H, dd, J=9.8, 5.3 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.60 (1 H, dd, J=2.3, 1.3 Hz), 4.70 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.36 (1 H, dd, J=6.3, 1.8 Hz), 7.17 (1 H, t, J=7.5 Hz), 7.68 (1 H, dd, J=9.5, 1.5 Hz), 7.74 (1 H, dd, J=7.9, 1.6 Hz).
【0239】
2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化157】
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標題の化合物を、メチルエステル形成について上述した方法に従って、製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (3 H, s), 0.95 (3 H, s), 0.97 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 1.09 (3 H, s), 1.70 (3 H, s), 0.86 - 1.78 (m, 18 H), 1.84 - 2.02 (3 H, m), 2.11 (1 H, dd, J=17.3, 6.3 Hz), 2.42 (1 H, td, J=10.5, 5.5 Hz), 3.36 (1 H, dd, J=10.3, 6.0 Hz), 3.83 (1 H, dd, J=10.4, 6.1 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.60 (1 H, dd, J=2.3, 1.5 Hz), 4.70 (1 H, d, J=2.3 Hz), 5.32 (1 H, dd, J=6.1, 1.9 Hz), 6.93 (1 H, dd, J=11.9, 1.4 Hz), 6.98 (1 H, dd, J=8.0, 1.5 Hz), 7.82 (1 H, t, J=7.9 Hz).
【0240】
工程4: C28アルデヒドの製造
塩化オキサリル(1.2当量)/DCM(5 ml)溶液に、-70℃にて、DMSO(1.5当量)/DCM(5 ml)溶液を窒素下において滴下した。該混合液を-50℃まで昇温させた。工程3からの粗生成物/DCM(2 ml)溶液を滴下した。-50℃にて15分間撹拌した後、Et
3N(3当量)を滴下し、該混合液を室温まで昇温させた。該反応混合液をDCM(50 ml)で希釈し、H
2O(2 x 50 ml)、次いで食塩水(50 ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。該粗生成物を、Biotage(Thomson 25 g シリカゲルカラム; 9:1 Hex/EtOAc)により精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧濃縮して、対応するアルデヒドを得た。
【0241】
3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化158】
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標題の化合物を、C28アルデヒド形成について上述した方法に従って、3工程(工程2-4)で、80%の収率で製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.89 (3 H, d, J=1.3 Hz), 0.94 (3 H, s), 0.99 (3 H, s), 1.00 (3 H, s), 1.02 (3 H, s), 1.72 (3 H, s), 1.96 - 0.81 (m, 19 H), 2.04 - 2.17 (3 H, m), 2.90 (1 H, td, J=11.1, 5.9 Hz), 3.92 (3 H, s), 4.65 (1 H, dd, J=2.1, 1.4 Hz), 4.78 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.36 (1 H, dd, J=6.3, 1.8 Hz), 7.16 (1 H, t, J=7.5 Hz), 7.68 (1 H, dd, J=9.5, 1.5 Hz), 7.74 (1 H, dd, J=7.9, 1.6 Hz), 9.70 (1 H, d, J=1.5 Hz).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -115.50 (1 F, s) ); MS m/z 575.5 (M+H)
+, 2.93分 (メソッド2).
【0242】
2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルの製造。
【化159】
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標題の化合物を、C28アルデヒド形成について上述した方法に従って、3工程(工程2-4)で、84%の収率で製造した。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.93 (3 H, s), 0.94 (3 H, s), 0.96 (3 H, s), 0.98 (3 H, s), 1.01 (3 H, s), 1.72 (3 H, s), 1.96 - 0.80 (m, 19 H), 2.04 - 2.16 (3 H, m), 2.90 (1 H, td, J=11.1, 5.9 Hz), 3.93 (3 H, s), 4.65 (1 H, dd, J=2.0, 1.5 Hz), 4.78 (1 H, d, J=2.0 Hz), 5.32 (1 H, dd, J=6.3, 2.0 Hz), 6.93 (1 H, dd, J=11.9, 1.4 Hz), 6.97 (1 H, dd, J=8.0, 1.5 Hz), 7.82 (1 H, t, J=7.8 Hz), 9.70 (1 H, d, J=1.5 Hz).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -114.87 (1 F, s): MS m/z 575.5 (M+H)
+, 2.78分 (メソッド2).
【0243】
工程5: C28アミンの製造
DCE(2-5 ml)中の対応するアルデヒド、アミン(2当量)および酢酸(2-5当量)の懸濁液を、室温で0.5-1時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5当量)を加えた。得られた混合液を室温で18-72時間撹拌した。該反応混合液を、5 mlの飽和炭酸ナトリウムで希釈し、DCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧濃縮した。粗生成物を、Biotage フラッシュクロマトグラフィーで精製したか、あるいは、さらなる精製は行わずに次の工程でそのまま用いた。
【0244】
工程6: 安息香酸の製造
工程5からのC28アミン/1,4-ジオキサン(1 ml)およびメタノール(0.5 ml)溶液に、1N 水酸化ナトリウム(0.5 - 1 ml)を加えた。該混合液を、65℃で2-5時間撹拌した。該粗反応混合液をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0245】
実施例87. 3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化160】
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標題の化合物を、上記の工程5および6に従って、反応性アミンとして3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、79%の収率で製造した。 MS: m/e 687.5 (MH
+), 1.71分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.91 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.91 (m, 20 H) 1.96 - 2.20 (m, 6 H) 2.44 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.83 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.07 (t, J=7.03 Hz, 2 H) 3.21 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.43 (t, J=6.40 Hz, 2 H) 3.52 (t, J=7.15 Hz, 2 H) 4.62 - 4.66 (m, 1 H) 4.75 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.35 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (t, J=7.65 Hz, 1 H) 7.64 (dd, J=9.79, 1.51 Hz, 1 H) 7.75 (dd, J=7.91, 1.63 Hz, 1 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -114.92 (s, 1 F).
【0246】
実施例88. 2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、上述の工程5および6に従って、反応性アミンとして2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、82%の収率で製造した。 MS: m/e 687.5 (MH
+), 1.71分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.96 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 1.02 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.90 - 1.91 (m, 20 H) 1.96 - 2.20 (m, 6 H) 2.44 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 2.47 - 2.55 (m, 1 H) 2.83 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.06 (t, J=7.03 Hz, 2 H) 3.20 (d, J=13.55 Hz, 1 H) 3.43 (t, J=6.53 Hz, 2 H) 3.51 (t, J=7.15 Hz, 2 H) 4.62 - 4.66 (m, 1 H) 4.75 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.35 (dd, J=6.15, 1.88 Hz, 1 H) 6.94 (dd, J=11.80, 1.25 Hz, 1 H) 7.02 (dd, J=8.03, 1.51 Hz, 1 H) 7.83 (t, J=7.91 Hz, 1 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.76 (s, 1 F).
【0247】
実施例89. 3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(ピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化162】
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標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび3-アミノ-1-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン塩酸塩を用いて、72%の収率で製造した。 MS: m/e 687.5 (MH
+), 1.76分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.91 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.09 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.85 (m, 20 H) 1.87 - 1.96 (m, 2 H) 2.01 (dt, J=13.36, 6.74 Hz, 2 H) 2.04 - 2.12 (m, 1 H) 2.16 (dd, J=17.07, 6.53 Hz, 1 H) 2.48 - 2.57 (m, 1 H) 2.81 (t, J=6.02 Hz, 2 H) 2.88 (d, J=12.80 Hz, 1 H) 3.33 - 3.43 (m, 3 H) 3.43 - 3.52 (m, 4 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.25 Hz, 1 H) 5.35 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (t, J=7.53 Hz, 1 H) 7.64 (dd, J=9.79, 1.25 Hz, 1 H) 7.75 (dd, J=8.03, 1.51 Hz, 1 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -113.36 (s, 1 F).
【0248】
実施例90. 2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(ピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化163】
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標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび3-アミノ-1-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン塩酸塩を用いて、67%の収率で製造した。 MS: m/e 687.5 (MH
+), 1.74分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.96 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 1.02 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.16 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.90 - 1.86 (m, 20 H) 1.88 - 1.96 (m, J=6.78, 6.78, 6.65, 6.40 Hz, 2 H) 1.97 - 2.10 (m, 1 H) 2.01 (dt, J=13.74, 6.81 Hz, 2 H) 2.16 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.47 - 2.57 (m, 1 H) 2.81 (t, J=6.02 Hz, 2 H) 2.88 (d, J=12.55 Hz, 1 H) 3.33 - 3.42 (m, 3 H) 3.42 - 3.52 (m, 4 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.35 (dd, J=5.77, 1.00 Hz, 1 H) 6.94 (d, J=11.80 Hz, 1 H) 7.02 (dd, J=8.03, 1.25 Hz, 1 H) 7.83 (t, J=7.91 Hz, 1 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.76 (s, 1 F).
【0249】
実施例91. 2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化164】
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標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートおよび1-(2-アミノエチル)ピロリジン-2-オンシュウ酸メチルを用いて、60%の収率で製造した。 MS: m/e 673.6 (MH
+), 1.72分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.96 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 1.02 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 2.01 - 2.21 (m, 4 H) 2.44 (t, J=8.16 Hz, 2 H) 2.51 (td, J=10.79, 5.52 Hz, 1 H) 2.94 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.30 (dt, J=3.26, 1.63 Hz, 3 H) 3.55 (t, J=7.15 Hz, 2 H) 3.58 - 3.70 (m, 2 H) 4.62 - 4.67 (m, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.35 (dd, J=6.27, 1.76 Hz, 1 H) 6.94 (dd, J=11.92, 1.38 Hz, 1 H) 7.02 (dd, J=8.03, 1.51 Hz, 1 H) 7.83 (t, J=7.91 Hz, 1 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.75 (s, 1 F).
【0250】
実施例92. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-3-フルオロ安息香酸の製造。
【化165】
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標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび4-(3-アミノプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(70 mg, 68.0%)。 LCMS: m/e 737.5 (MH
+), 2.59分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.77 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.67 (d, J=9.8 Hz, 1 H), 7.19 - 7.31 (m, 1 H), 5.38 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.78 (br. s., 1 H), 4.67 (br. s., 1 H), 3.41 (br. s., 4 H), 3.30 - 3.38 (m, 4 H), 3.27 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 3.21 (br. s., 2 H), 3.00 (t, J=6.4 Hz, 2 H), 2.90 (br. s., 1 H), 2.53 (br. s., 1 H), 2.10 (br. s., 4 H), 1.84 (br. s., 3 H), 1.75 (br. s., 7 H), 1.54 (br. s., 8 H), 1.36 (br. s., 3 H), 1.20 (br. s., 5 H), 1.11 (br. s., 3 H), 1.07 (br. s., 3 H), 0.98 (br. s., 3 H), 0.94 (br. s., 3 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -113.31 (s, 1 F).
【0251】
実施例93. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-2-フルオロ安息香酸の製造。
【化166】
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標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび4-(3-アミノプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(50 mg, 55.0%)。 LCMS: m/e 737.5 (MH
+), 2.53分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.85 (d, J=3.8 Hz, 1 H), 7.01 - 7.14 (m, 1 H), 6.98 (br. s., 1 H), 5.37 (br. s., 1 H), 4.78 (br. s., 1 H), 4.67 (br. s., 1 H), 3.56 (br. s., 4 H), 3.43 (br. s., 4 H), 3.21 (m, 3H), 3.12 (br. s., 2 H), 2.90 (br. s., 1 H), 2.53 (br. s., 1 H), 2.16 (br. s., 4 H), 1.75 (br. s., 10 H), 1.53 (br. s., 8 H), 1.31 (br. s., 3 H), 1.19 (br. s., 5 H), 1.10 (br. s., 3 H), 1.05 (br. s., 3 H), 0.99 (d, J=8.5 Hz, 6 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.6 (s, 1 F).
【0252】
実施例94. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)エチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-3-フルオロ安息香酸の製造。
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして3-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび4-(3-アミノエチル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(70 mg, 66.4%)。 LCMS: m/e 723.5 (MH
+), 2.57分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.77 (dd, J=7.9, 1.6 Hz, 1 H), 7.67 (dd, J=9.8, 1.5 Hz, 1 H), 7.24 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 5.36 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.23 - 3.45 (m, 3 H), 3.16 (d, J=2.5 Hz, 8 H), 2.94 - 3.05 (m, 2 H), 2.91 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.55 (td, J=10.5, 5.8 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.1, 6.5 Hz, 1 H), 1.96 - 2.13 (m, 1 H), 1.68 - 1.93 (m, 10 H), 1.43 - 1.66 (m, 8 H), 1.28 - 1.43 (m, 3 H), 1.13 - 1.25 (m, 5 H), 1.09 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -113.10 (s, 1 F).
【0253】
実施例95. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)エチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)-2-フルオロ安息香酸の製造。
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、工程5および6に従って、反応性アミンとして2-フルオロ-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルおよび4-(3-アミノエチル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(53 mg, 70.7%)。 LCMS: m/e 723.5 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.74 - 7.96 (m, 1 H), 6.99 - 7.16 (m, 1 H), 6.78 - 6.99 (m, 1 H), 5.25 - 5.40 (m, 1 H), 4.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.58 - 4.70 (m, 1 H), 3.24 - 3.40 (m, 3 H), 3.06 - 3.24 (m, 8 H), 2.93 - 3.05 (m, 2 H), 2.81 - 2.93 (m, 1 H), 2.53 (td, J=10.5, 5.5 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 1.94 - 2.12 (m, 1 H), 1.67 - 1.92 (m, 10 H), 1.42 - 1.66 (m, 8 H), 1.21 - 1.42 (m, 5 H), 1.18 (s, 3 H), 1.09 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.92 - 1.02 (m, 6 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.49 (s, 1 F), -112.51 (s, 1 F), -112.54 (s, 1 F).
【0254】
アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造のための一般的方法(実施例96-130):
【化169】
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工程1: メチル アミノアセテートまたはメチル 3-アミノプロパノエートの製造
アルデヒド(200 mg, 0.334 mmol)/DCE溶液に、炭酸カリウム(185 mg, 1.336 mmol)を加えた。室温で30分間撹拌した後、酢酸(80 mg, 1.336 mmol)およびメチル 2-アミノアセテート塩酸塩もしくはメチル 3-アミノプロパノエート塩酸塩(4当量 1.336 mmol)を加えた。該混合液を室温で10分間撹拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(sodium triacetoxyhydroborate)(566 mg, 2.67 mmol)を加えた。該混合液を室温で48時間撹拌した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、DCM(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0255】
工程2: アミノ酢酸または3-アミノプロパン酸の製造
ジオキサン(1 ml)およびメタノール(5 ml)中の工程1からの物質の溶液に、水酸化リチウム(5当量)、続いてH
2O(0.5 ml)を加えた。該澄明な溶液を室温で12時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、得られた黄色の固形物をジクロロメタン中に再溶解させ、HClを加えることによってpHを〜4に調整した。該混合液をDCM(3 x 10 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0256】
工程3: アミノ酢酸アミドまたは3-アミノプロパン酸アミドの製造
工程2からの物質(1当量)/DMC溶液に、0℃にて、対応するアミン(1.5当量)、HATU(2当量)、続いてDIPEA(3当量)を加えた。得られた懸濁液を室温で18時間撹拌した。LC/MSは期待される生成物と一致していた。溶媒を減圧除去し、粗生成物を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0257】
工程4: 安息香酸の製造
工程3からの物質/DCM(4-5 ml)溶液に、TFA(0.4-0.5 ml)を加えた。該混合液を室温で2-16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0258】
実施例96. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(ピペリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化170】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてピペリジンを用いて、53%の収率で製造した。 MS: m/e 683.5 (MH
+), 1.63分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.85 (m, 26 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=16.94, 6.40 Hz, 1 H) 2.52 (td, J=10.48, 4.89 Hz, 1 H) 2.83 - 2.90 (m, 3 H) 3.26 (d, J=13.80 Hz, 1 H) 3.32 - 3.38 (m, 2 H) 3.44 - 3.50 (m, 2 H) 3.54 - 3.60 (m, 2 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=5.90, 1.13 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0259】
実施例97. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(4-(N,N-ジメチルスルファモイル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化171】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてN,N-ジメチルピペラジン-1-スルホンアミドを用いて、81%の収率で製造した。 MS: m/e 791.5 (MH
+), 1.74分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.89 - 1.86 (m, 20 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.32, 6.53 Hz, 1 H) 2.52 (td, J=10.60, 6.15 Hz, 1 H) 2.84 (s, 6 H) 2.85 - 2.93 (m, 3 H) 3.19 - 3.28 (m, 4 H) 3.33 - 3.44 (m, 3 H) 3.56 - 3.62 (m, 2 H) 3.63 - 3.76 (m, 2 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0260】
実施例98. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(4-(エトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化172】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてエチル ピペリジン-4-カルボキシレートを用いて、35%の収率で製造した。 MS: m/e 755.5 (MH
+), 1.62分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (d, J=1.25 Hz, 3 H) 1.24 (t, J=7.03 Hz, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.85 (m, 22 H) 1.91 - 2.10 (m, 3 H) 2.15 (dd, J=16.94, 6.40 Hz, 1 H) 2.46 - 2.56 (m, 1 H) 2.60 - 2.72 (m, 1 H) 2.81 - 2.95 (m, 4 H) 3.16 - 3.43 (m, 4 H) 3.82 - 3.90 (m, 1 H) 4.14 (q, J=7.11 Hz, 2 H) 4.35 - 4.43 (m, 1 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0261】
実施例99. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピルアミノ)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化173】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノ-N,N-ジメチルプロパンアミド塩酸塩を用いて、71%の収率で製造した。 MS: m/e 714.6 (MH
+), 1.67分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.89 - 1.87 (m, 20 H) 1.98 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.52 (td, J=10.98, 5.65 Hz, 1 H) 2.61 (t, J=6.53 Hz, 2 H) 2.67 (t, J=6.27 Hz, 2 H) 2.87 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 2.93 (s, 3 H) 3.04 (s, 3 H) 3.26 - 3.37 (m, 3 H) 3.47 (t, J=6.53 Hz, 2 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0262】
実施例100. (R)-1-(3-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)プロパノイル)ピロリジン-2-カルボン酸
【化174】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして(R)-tert-ブチル ピロリジン-2-カルボキシレートを用いて、45%の収率で製造した。 MS: m/e 713.5 (MH
+), 1.59分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.86 (m, 20 H) 1.99 - 2.11 (m, 4 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.02 Hz, 1 H) 2.24 - 2.32 (m, 1 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.84 - 2.92 (m, 3 H) 3.23 - 3.28 (m, 1 H) 3.38 (t, J=5.90 Hz, 2 H) 3.51 - 3.69 (m, 2 H) 4.48 (dd, J=8.41, 3.14 Hz, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.25 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.76 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0263】
実施例101. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-((S)-2-(メトキシカルボニル)ピロリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化175】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した方法に従って、反応性アミンとして(S)-メチル ピロリジン-2-カルボキシレート塩酸塩を用いて、43%の収率で製造した。 MS: m/e 727.5 (MH
+), 1.60分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.84 (m, 22 H) 1.98 - 2.10 (m, 4 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.27 Hz, 1 H) 2.22 - 2.31 (m, 1 H) 2.84 - 2.91 (m, 3 H) 3.38 (ddd, J=6.78, 5.14, 4.89 Hz, 2 H) 3.53 - 3.69 (m, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 4.49 (dd, J=8.66, 3.39 Hz, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0264】
実施例102. (S)-1-(3-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)プロパノイル)ピロリジン-2-カルボン酸
【化176】
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ジオキサン(1 ml)およびメタノール(2 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-((S)-2-(メトキシカルボニル)ピロリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(10 mg, 0.014 mmol)の溶液に、1N 水酸化ナトリウム(0.08 ml, 0.08 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた混合液を室温で45時間撹拌した。該反応混合液を1N HClで中和し、減圧濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を得た(8.5 mg, 85%)。 MS: m/e 713.5 (MH
+), 1.68分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.86 (m, 20 H) 1.99 - 2.10 (m, 4 H) 2.15 (dd, J=17.32, 6.53 Hz, 1 H) 2.24 - 2.33 (m, 1 H) 2.52 (td, J=9.60, 4.14 Hz, 1 H) 2.83 - 2.92 (m, 3 H) 3.24 - 3.28 (m, 1 H) 3.38 (t, J=6.15 Hz, 2 H) 3.52 - 3.68 (m, 2 H) 4.48 (dd, J=8.41, 3.39 Hz, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0265】
実施例103. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化177】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩を用いて、76%の収率で製造した。 MS: m/e 705.5 (MH
+), 1.69分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.86 - 1.86 (m, 22 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.32, 6.53 Hz, 1 H) 2.37 - 2.58 (m, 3 H) 2.79 (t, J=6.02 Hz, 1 H) 2.84 (t, J=6.02 Hz, 1 H) 2.89 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.36 - 3.41 (m, 1 H) 3.70 (t, J=7.65 Hz, 1 H) 3.77 (d, J=7.78 Hz, 1 H) 3.80 (t, 1 H) 3.92 (t, J=12.55 Hz, 1 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -104.01 (d, J=74.56 Hz, 1 F) -103.19 (d, J=26.01 Hz, 1 F).
【0266】
実施例104. 1-(3-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)プロパノイル)ピペリジン-4-カルボン酸
【化178】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って(反応性アミンとしてエチル ピペリジン-4-カルボキシレートを用いる)、その後、以下に記載のようにエステル基の塩基性加水分解によって、51%の収率で製造した:
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(4-(エトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(16 mg, 0.021 mmol)/ジオキサン(1 ml)およびメタノール(2 ml)溶液に、1N 水酸化ナトリウム(0.3 ml, 0.1 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた混合液を室温で10日間撹拌した。該反応混合液を1N HClで中和し、減圧濃縮した。粗生成物を、プレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を得た(8 mg)。 MS: m/e 727.6 (MH
+), 1.69分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (d, J=2.76 Hz, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1. 86 (m, 23 H) 1.92 - 2.10 (m, 3 H) 2.15 (dd, J=17.32, 6.53 Hz, 1 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.57 - 2.67 (m, J=7.34, 7.12, 7.12, 3.76 Hz, 1 H) 2.83 - 2.94 (m, 4 H) 3.16 - 3.41 (m, 4 H) 3.82 - 3.91 (m, 1 H) 4.35 - 4.44 (m, 1 H) 4.64 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (d, J=5.27 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0267】
実施例105. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして1-メチルピペラジンを用いて、54%の収率で製造した。 MS: m/e 698.5 (MH
+), 1.64分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.84 - 1.88 (m, 22 H) 1.99 - 2.22 (m, 2 H) 2.46 - 2.58 (m, 1 H) 2.85 - 3.02 (m, 6 H) 3.15 - 3.51 (m, 11 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.00 Hz, 1 H) 5.30 (d, J=3.76 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.03 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0268】
実施例106. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(3,3,4,4-テトラフルオロピロリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3,3,4,4-テトラフルオロピロリジン塩酸塩を用いて、62%の収率で製造した。 MS: m/e 741.5 (MH
+), 1.75分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.85 - 1.85 (m, 20 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.07, 6.53 Hz, 1 H) 2.52 (td, J=10.35, 5.40 Hz, 1 H) 2.83 (t, J=6.02 Hz, 2 H) 2.90 (d, J=12.80 Hz, 1 H) 3.25 - 3.27 (m, 1 H) 3.40 (td, J=5.96, 2.13 Hz, 2 H) 4.05 (t, J=13.93 Hz, 2 H) 4.21 (t, J=13.43 Hz, 2 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -125.84 (dd, J=8.67, 3.47 Hz, 2 F) -125.07 (d, J=6.94 Hz, 2 F).
【0269】
実施例107. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-モルホリノ-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化181】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてモルホリンを用いて、54%の収率で製造した。 MS: m/e 685.6 (MH
+), 1.74分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.87 - 1.86 (m, 20 H) 1.99 - 2.10 (m, 1 H) 2.15 (dd, J=17.57, 6.53 Hz, 1 H) 2.48 - 2.56 (m, 1 H) 2.84 - 2.91 (m, 3 H) 3.23 - 3.26 (m, 1 H) 3.34 - 3.41 (m, 2 H) 3.49 - 3.54 (m, 2 H) 3.58 - 3.63 (m, 2 H) 3.68 (ddd, J=10.10, 4.96, 4.77 Hz, 4 H) 4.65 (s, 1 H) 4.76 (d, J=1.51 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.27, 1.76 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.92 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0270】
実施例108. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-2-オキソエチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化182】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびチオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(6.5 mg, 33.3%)。 LCMS: m/e 719.2 (MH
+), 2.32分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.22 - 4.35 (m, 2 H), 4.18 (br. s., 2 H), 3.92 (br. s., 2 H), 3.35 - 3.41 (m, 1 H), 3.25 - 3.30 (m, 2 H), 3.20 (d, J=9.0 Hz, 2 H), 2.86 - 2.94 (m, 1 H), 2.48 (d, J=5.5 Hz, 1 H), 2.09 - 2.20 (m, 2 H), 1.90 - 2.04 (m, 3 H), 1.69 - 1.90 (m, 8 H), 1.58 - 1.66 (m, 3 H), 1.47 - 1.58 (m, 5 H), 1.25 - 1.41 (m, 3 H), 1.13 - 1.25 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.92 - 1.02 (m, 6 H).
【0271】
実施例109. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソ-2-(ピロリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化183】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびピロリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(12.9 mg, 53.2%)。 LCMS: m/e 655.3 (MH
+), 2.13分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.99 - 4.13 (m, 2 H), 3.52 (dt, J=13.6, 6.8 Hz, 4 H), 3.38 (m, 1 H), 2.81 - 2.99 (m, 1 H), 2.47 (dt, J=11.0, 5.5 Hz, 1 H), 2.12 - 2.27 (m, 2 H), 2.02 - 2.12 (m, 2 H), 1.84 - 2.02 (m, J=6.7, 6.7, 6.5, 6.3 Hz, 5 H), 1.77 - 1.84 (m, 1 H), 1.67 - 1.77 (m, 6 H), 1.44 - 1.67 (m, 8 H), 1.26 - 1.39 (m, 3 H), 1.19 - 1.26 (m, 1 H), 1.14 - 1.19 (m, 4 H), 1.08 - 1.14 (m, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0272】
実施例110. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソ-2-(ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化184】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびピペリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10.0 mg, 51.5%)。 LCMS: m/e 669.4 (MH
+), 2.16分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.13 (s, 2 H), 3.56 - 3.72 (m, 2 H), 3.35 - 3.46 (m, 2 H), 3.3 (m, 1 H), 2.86 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.48 (dt, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 2.03 - 2.22 (m, 2 H), 1.84 - 2.03 (m, 3 H), 1.66 - 1.78 (m, 10 H), 1.48 - 1.65 (m, 10 H), 1.29 - 1.45 (m, 3 H), 1.24 (d, J=10.5 Hz, 2 H), 1.14 - 1.20 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0273】
実施例111. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4-(エトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化185】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびエチル ピペリジン-4-カルボキシレートを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10.0 mg, 68.5%)。 LCMS: m/e 741.6 (MH
+), 2.34分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.27 (m, 2 H), 5.26 - 5.40 (m, 1 H), 4.76 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.30 - 4.50 (m, 1 H), 4.11 - 4.24 (m, 4 H), 3.64 - 3.82 (m, 1 H), 3.18 - 3.30 (m, 2 H), 2.92 - 3.10 (m, 1 H), 2.87 (dd, J=12.4, 4.6 Hz, 1 H), 2.60 - 2.78 (m, 1 H), 2.43 - 2.55 (m, 1 H), 2.08 - 2.25 (m, 2 H), 1.85 - 2.08 (m, 6 H), 1.67 - 1.85 (m, 6 H), 1.46 - 1.67 (m, 8 H), 1.20 - 1.42 (m, 8 H), 1.13 - 1.19 (m, 3 H), 1.11 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0274】
実施例112. 1-(2-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)アセチル)ピペリジン-4-カルボン酸の製造。
【化186】
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標題の化合物を、下記の方法に従って、製造した:
MeOH(3.00 ml)およびジオキサン(3 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4-(エトキシカルボニル)ピペリジン-1-イル)-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(12 mg, 0.016 mmol)の溶液に、水酸化ナトリウム(10 mg, 0.250 mmol)を加え、続いて0.5 mlの水を加えた。得られた懸濁液を25℃で4時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、生成物を、プレパラティブHPLCによって白色の固形物として単離した(5 mg, 41.4%)。 LCMS: m/e 713.5 (MH
+), 2.37分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.95 (m, 2 H), 7.27 (m, 2 H), 5.32 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.29 - 4.46 (m, 1 H), 4.09 - 4.25 (m, 2 H), 3.64 - 3.85 (m, 1 H), 3.17 - 3.32 (m, 2 H), 3.05 (m, 1H), 2.87 (dd, J=12.8, 4.8 Hz, 1 H), 2.67 (tt, J=10.8, 4.0 Hz, 1 H), 2.49 (dt, J=10.9, 5.5 Hz, 1 H), 2.07 - 2.29 (m, 2 H), 1.85 - 2.07 (m, 4 H), 1.67 - 1.85 (m, 8 H), 1.43 - 1.67 (m, 9 H), 1.36 (br. s., 2 H), 1.32 (d, J=6.5 Hz, 2 H), 1.24 (d, J=14.8 Hz, 1 H), 1.13 - 1.20 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0275】
実施例113. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4-(N,N-ジメチルスルファモイル)ピペラジン-1-イル)-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびN,N-ジメチルピペラジン-1-スルホンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(9.0 mg, 61.1%)。 LCMS: m/e 777.6 (MH
+), 2.39分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.96 (m, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.28 - 5.38 (m, 1 H), 4.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.19 (s, 2 H), 3.75 (t, J=5.0 Hz, 2 H), 3.46 - 3.58 (m, 2 H), 3.33 - 3.38 (m, 3 H), 3.26 - 3.31 (m, 2 H), 2.79 - 2.95 (m, 7 H), 2.48 (td, J=10.8, 5.8 Hz, 1 H), 2.03 - 2.24 (m, 2 H), 1.90 - 2.03 (m, 3 H), 1.77 - 1.86 (m, 1 H), 1.67 - 1.77 (m, 6 H), 1.44 - 1.67 (m, 8 H), 1.34 (d, J=12.0 Hz, 3 H), 1.20 - 1.28 (m, 1 H), 1.13 - 1.20 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0276】
実施例114. (R)-1-(2-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)アセチル)ピロリジン-2-カルボン酸の製造。
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩および(R)-tert-ブチル ピロリジン-2-カルボキシレートを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(9.0 mg, 69.6%)。 LCMS: m/e 699.3 (MH
+), 2.34分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.88 - 8.01 (m, 2 H), 7.17 - 7.31 (m, 2 H), 5.32 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.75 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.61 - 4.69 (m, 1 H), 4.56 (m, 1 H), 4.02 - 4.24 (m, 2 H), 3.64 - 3.73 (m, 1 H), 3.51 - 3.64 (m, 1 H), 3.34 - 3.43 (m, 1 H), 2.75 - 2.97 (m, 1 H), 2.43 - 2.56 (m, 1 H), 2.24 - 2.43 (m, 1 H), 2.01 - 2.22 (m, 5 H), 1.86 - 2.01 (m, 3 H), 1.67 - 1.81 (m, 6 H), 1.44 - 1.67 (m, 8 H), 1.27 - 1.44 (m, 4 H), 1.13 - 1.27 (m, 5 H), 1.10 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0277】
実施例115. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-2-オキソエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩および4, 4-ジフルオロピペリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(28 mg, 86.0%)。 LCMS: m/e 705.5 (MH
+), 2.36分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.22 (s, 2 H), 3.73 - 3.88 (m, 2 H), 3.50 - 3.67 (m, 2 H), 3.32 - 3.41 (m, 1 H), 2.88 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.47 (td, J=10.9, 5.5 Hz, 1 H), 2.02 - 2.19 (m, 5 H), 1.93 - 2.00 (m, 2 H), 1.68 - 1.85 (m, 7 H), 1.44 - 1.68 (m, 9 H), 1.20 - 1.42 (m, 5 H), 1.13 - 1.19 (m, 4 H), 1.09 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -99.61 (p, J=13.5 Hz, 2F).
【0278】
実施例116. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((1-((1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)カルボニル)シクロプロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化190】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 1-アミノシクロプロパンカルボキシレート塩酸塩およびチオモルホリン-1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(3mg, 37.5%)。 LCMS: m/e 745.6 (MH
+), 2.76分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 6.38 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.68 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 3.76 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1 H), 3.20 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 3.08 (s, 1 H), 2.63 (br. s., 4 H), 1.59 - 1.69 (m, 4 H), 1.45 - 1.58 (m, 1 H), 1.11 - 1.27 (m, 1 H), 0.87 - 1.07 (m, 1 H), 0.61 (d, J=11.0 Hz, 1 H), 0.29 - 0.52 (m, 2 H), 0.08 - 0.25 (m, 9 H), 0.11 - 0.08 (m, 6 H), 0.28 - 0.11 (m, 6 H), 0.30 (br. s., 2 H), 0.45 - 0.33 (m, 6 H), 0.48 (s, 3 H), 0.50 (s, 3 H), 0.57 (s, 3 H), 0.59 (s, 3 H).
【0279】
実施例117. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化191】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および4, 4-ジフルオロピペリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(25 mg, 74.0%)。 LCMS: m/e 719.5 (MH
+), 2.63分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.95 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.23 (m, 2 H), 5.26 - 5.38 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.70 - 3.85 (m, 2 H), 3.59 - 3.70 (m, 2 H), 3.35 - 3.45 (m, 2 H), 3.30 (d, J=13.3 Hz, 1 H), 2.84 - 3.01 (m, 3 H), 2.55 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 1.95 - 2.20 (m, 6 H), 1.68 - 1.92 (m, 10 H), 1.45 - 1.68 (m, 8 H), 1.38 (d, J=3.5 Hz, 1 H), 1.32 (br. s., 2 H), 1.13 - 1.27 (m, 5 H), 1.10 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -99.53 (p, J=13.4 Hz, 2F).
【0280】
実施例118. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-3-オキソプロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化192】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびチオモルホリン 1, 1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(25 mg, 72.6%)。 LCMS: m/e 733.5 (MH
+), 2.55分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.97 (m, 2 H), 7.25 (m, 2 H), 5.26 - 5.39 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.05 - 4.19 (m, 2 H), 3.92 - 4.05 (m, 2 H), 3.39 - 3.48 (m, 2 H), 3.28 - 3.32 (m, 1 H), 3.20 - 3.27 (m, 2 H), 3.12 - 3.20 (m, 2 H), 2.99 (t, J=5.8 Hz, 2 H), 2.93 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.54 (dt, J=10.6, 5.4 Hz, 1 H), 2.00 - 2.24 (m, 2 H), 1.68 - 1.93 (m, 10 H), 1.44 - 1.68 (m, 8 H), 1.24 - 1.44 (m, 4 H), 1.13 - 1.24 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0281】
実施例119. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(3-(トリフルオロメチル)-5,6-ジヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジン-7(8H)-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化193】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および3-(トリフルオロメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピラジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(20 mg, 35.7%)。 LCMS: m/e 790.5 (MH
+), 2.48分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.23 (m, 2 H), 5.32 (d, J=6.0 Hz, 1 H), 4.94 - 5.19 (m, 2 H), 4.78 (s, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.32 - 4.44 (m, 1 H), 4.28 (br. s., 1 H), 3.96 - 4.19 (m, 2 H), 3.40 - 3.59 (m, 2 H), 3.26 - 3.33 (m, 1 H), 2.99 - 3.18 (m, 2 H), 2.92 (d, J=12.8 Hz, 1 H), 2.54 (br. s., 1 H), 2.34 (br. s., 1 H), 2.14 (br. s., 3 H), 1.52 (br. s., 12 H), 1.38 (br. s., 2 H), 1.31 (br. s., 3 H), 1.14 - 1.18 (m, 2 H), 0.94 - 1.12 (m, 17 H).
【0282】
実施例120. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-1,3-チアゾリジン-3-イル)-3-オキソプロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化194】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびスルホンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(20 mg, 35.7%)。 LCMS: m/e 719.5 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 5.24 - 5.43 (m, 1 H), 4.8 (s, 1H), 4.61 - 4.72 (m, 1 H), 4.02 - 4.20 (m, 2 H), 3.46 - 3.63 (m, 1 H), 3.43 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 3.35 - 3.41 (m, 2 H), 3.22 - 3.31 (m, 2 H), 2.95 (br. s., 1 H), 2.88 (s, 1 H), 2.73 (m, 1H), 2.44 - 2.64 (m, 1 H), 2.05 - 2.22 (m, 2 H), 1.67 - 1.90 (m, 8 H), 1.44 - 1.67 (m, 8 H), 1.39 (br. s., 5 H), 1.16 - 1.27 (m, 5 H), 1.11 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0283】
実施例121. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-((1R,5S)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化195】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および(1R,5S)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(7 mg, 71.7%)。 LCMS: m/e 724.5 (MH
+), 2.41分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.92 (m, 2 H), 7.23 (m, 2 H), 5.25 - 5.41 (m, 1 H), 4.79 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.47 - 4.61 (m, 1 H), 4.03 - 4.09 (m, 2 H), 4.00 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 3.68 (d, J=14.1 Hz, 1 H), 3.39 - 3.48 (m, 2 H), 3.16 - 3.26 (m, 1 H), 2.98 - 3.13 (m, 1 H), 2.78 - 2.98 (m, 4 H), 2.50 - 2.61 (m, 1 H), 2.25 - 2.47 (m, 2 H), 2.13 - 2.23 (m, 1 H), 1.99 - 2.13 (m, 2 H), 1.72 - 1.91 (m, 10 H), 1.50 - 1.68 (m, 8 H), 1.32 - 1.38 (m, 3 H), 1.28 - 1.32 (m, 2 H), 1.24 - 1.28 (m, 2 H), 1.14 - 1.24 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0284】
実施例122. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-チオモルホリノプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化196】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびチオモルホリンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(6 mg, 61.6%)。 LCMS: m/e 701.5 (MH
+), 2.67分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.81 - 8.00 (m, 2 H), 7.18 - 7.31 (m, 2 H), 5.24 - 5.47 (m, 1 H), 4.79 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.85 - 3.99 (m, 2 H), 3.80 (ddd, J=4.8, 2.9, 2.6 Hz, 2 H), 3.36 - 3.49 (m, 2 H), 3.25 - 3.32 (m, 1 H), 2.83 - 2.92 (m, 3 H), 2.61 - 2.79 (m, 4 H), 2.47 - 2.61 (m, 1 H), 1.99 - 2.23 (m, 2 H), 1.67 - 1.92 (m, 10 H), 1.47 - 1.67 (m, 8 H), 1.24 - 1.45 (m, 4 H), 1.20 (s, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0285】
実施例123. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(2-メチル-1-オキソ-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化197】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および2-メチル-2,8-ジアザスピロ[4.5]デカン-1-オンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(7.6 mg, 77%)。 LCMS: m/e 766.6 (MH
+), 2.63分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.33 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.38 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 3.90 (d, J=14.3 Hz, 1 H), 3.45 (t, J=6.9 Hz, 2 H), 3.34 - 3.42 (m, 2 H), 3.33 (m, 1H), 3.28 (dd, J=5.4, 2.1 Hz, 1 H), 3.02 - 3.15 (m, 1 H), 2.91 - 2.96 (m, 3 H), 2.80 - 2.88 (m, 3 H), 2.55 (br. s., 1 H), 2.01 - 2.24 (m, 4 H), 1.67 - 1.92 (m, 12 H), 1.46 - 1.67 (m, 10 H), 1.39 (br. s., 1 H), 1.23 - 1.36 (m, 3 H), 1.14 - 1.23 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.02 - 1.09 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0286】
実施例124. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(4-(2-(メチルスルホニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および1-(2-(メチルスルホニル)エチル)ピペラジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(7.0 mg, 71.2%)。 LCMS: m/e 790.6 (MH
+), 2.51分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, 2 H), 7.26 (m, 2 H), 5.24 - 5.42 (m, 1 H), 4.79 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 4.00 (s, 2 H), 3.83 (d, J=5.3 Hz, 2 H), 3.63 - 3.75 (m, 2 H), 3.53 - 3.63 (m, 2 H), 3.38 - 3.47 (m, 2 H), 3.35 - 3.38 (m, 2 H), 3.28 (dd, J=3.9, 2.1 Hz, 3 H), 3.12 (s, 3 H), 2.88 - 3.00 (m, 3 H), 2.54 (br. s., 1 H), 2.12 - 2.27 (m, 1 H), 2.09 (d, J=2.8 Hz, 1 H), 1.67 - 1.91 (m, 10 H), 1.47 - 1.67 (m, 8 H), 1.39 (br. s., 1 H), 1.28 - 1.36 (m, 2 H), 1.25 (br. s., 1 H), 1.14 - 1.21 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0287】
実施例125. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(メチル(2-(メチルスルホニル)エチル)アミノ)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびN-メチル-2-(メチルスルホニル)エタンアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5.0 mg, 50.0%)。 LCMS: m/e 735.5 (MH
+), 2.24分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.33 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.67 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 3.85 - 4.06 (m, 2 H), 3.35 - 3.48 (m, 4 H), 3.25 - 3.32 (m, 1 H), 3.13 (s, 3 H), 3.07 (s, 3 H), 2.82 - 2.96 (m, 3 H), 2.55 (br. s., 1 H), 2.13 - 2.27 (m, 1 H), 2.11 (d, J=12.3 Hz, 1 H), 1.66 - 1.91 (m, 8 H), 1.57 - 1.66 (m, 2 H), 1.52 (d, J=13.8 Hz, 3 H), 1.29 - 1.47 (m, 4 H), 1.20 (s, 3 H), 1.11 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0288】
実施例126. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩および1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(3 mg, 30%)。 LCMS: m/e 741.6 (MH
+), 2.65分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.33 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1 H), 4.79 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.89 - 4.03 (m, 4 H), 3.65 - 3.81 (m, 2 H), 3.61 (dd, J=7.3, 4.5 Hz, 2 H), 3.36 - 3.43 (m, 2 H), 3.22 - 3.31 (m, 1 H), 2.85 - 3.00 (m, 3 H), 2.54 (br. s., 1 H), 2.18 (dd, J=16.9, 6.4 Hz, 1 H), 2.08 (br. s., 1 H), 1.67 - 1.91 (m, 11 H), 1.48 - 1.67 (m, 8 H), 1.24 - 1.48 (m, 6 H), 1.13 - 1.24 (m, 5 H), 1.11 (s, 3 H), 1.02 - 1.09 (m, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0289】
実施例127. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(メチルアミノ)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびメチルアミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5.0 mg, 50.0%)。 LCMS: m/e 629.6 (MH
+), 2.58分 (メソッド3).
【0290】
実施例128. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-オキソ-3-(4-オキソピペリジン-1-イル)プロピルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびピペリジン-4-オンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(2 mg, 21.6%)。 LCMS: m/e 697.6 (MH
+), 2.61分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.25 - 5.39 (m, 1 H), 4.79 (s, 1 H), 4.67 (s, 1 H), 3.50 - 3.63 (m, 2 H), 3.35 - 3.47 (m, 6 H), 3.28 (dt, J=3.3, 1.6 Hz, 2 H), 3.13 - 3.25 (m, 1 H), 2.81 - 2.97 (m, 3 H), 2.44 - 2.64 (m, 1 H), 2.18 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 2 H), 1.67 - 1.91 (m, 8 H), 1.60 (br. s., 3 H), 1.46 - 1.57 (m, 4 H), 1.24 - 1.46 (m, 6 H), 1.15 - 1.24 (m, 5 H), 1.11 (s, 3 H), 1.01 - 1.09 (m, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0291】
実施例129. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(1,3-ジヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イルアミノ)-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化203】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとして3-アミノプロパノエート塩酸塩およびN,3-メチルオキセタン-3-アミンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(1 mg, 11.6%)。 LCMS: m/e 703.7 (MH
+), 2.47分 (メソッド3).
【0292】
実施例130. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソ-2-(ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化204】
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標題の化合物を、アミドエンドキャップを有するC28アミンの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 2-アミノアセテート塩酸塩およびピペリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(10.0 mg, 51.5%)。 LCMS: m/e 669.4 (MH
+), 2.16分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.76 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.13 (s, 2 H), 3.56 - 3.72 (m, 2 H), 3.35 - 3.46 (m, 2 H), 3.3 (m, 1 H), 2.86 (d, J=12.5 Hz, 1 H), 2.48 (dt, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 2.03 - 2.22 (m, 2 H), 1.84 - 2.03 (m, 3 H), 1.66 - 1.78 (m, 10 H), 1.48 - 1.65 (m, 10 H), 1.29 - 1.45 (m, 3 H), 1.24 (d, J=10.5 Hz, 2 H), 1.14 - 1.20 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H).
【0293】
実施例131. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシ-1-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化205】
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工程1: C28アミンの製造
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(100 mg, 0.167 mmol))/DCE溶液に、(S)-1-tert-ブチル 4-メチル 2-アミノスクシネート塩酸塩(120 mg, 0.501 mmol)および酢酸(10.03 mg, 0.167 mmol)を加えた。該混合液を、室温で10分間撹拌した。次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(106 mg, 0.501 mmol)を加え、それを室温で48時間撹拌した。該混合液を、7 mlの炭酸ナトリウムの飽和水溶液で希釈し、DCM(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程で用いた。 MS: m/e 786.6 (MH
+), 3.03分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.92 (s, 3 H) 0.92 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 0.99 (s, 3 H) 1.09 (s, 3 H) 1.48 (s, 9 H) 1.58 (s, 9 H) 1.68 (s, 3 H) 0.84 - 1.78 (m, 20 H) 1.86 - 2.01 (m, 2 H) 2.09 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.33 (d, J=11.29 Hz, 1 H) 2.40 (td, J=11.04, 5.52 Hz, 1 H) 2.53 - 2.63 (m, 2 H) 2.67 - 2.75 (m, 1 H) 3.53 (dd, J=7.28, 6.27 Hz, 1 H) 3.68 (s, 3 H) 4.57 (s, 1 H) 4.68 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.27 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.16 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.88 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0294】
工程2: メチルエステルの加水分解
工程1からの粗物質(0.112 g, 0.142 mmol)/ジオキサン(1.5 ml)溶液に、水酸化リチウム(6.82 mg, 0.285 mmol)を加えた。該反応液を、最大63℃まで4時間加熱した。溶媒をエバポレートし、粗生成物をプレパラティブHPLC(YMC Combiprep ODS 30x50 mm S5, MeOH/H
2O/TFA)により精製した。 MS: m/e 772.6 (MH
+), 3.02分 (メソッド3). 目的の生成物を含む画分を合わせて、減圧下で濃縮した。残渣をさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0295】
工程3: アミドエンドキャップの製造
DCM(1 ml)中の工程2からの物質(30 mg, 0.039 mmol)、3,3-ジフルオロピロリジン塩酸塩(6.69 mg, 0.047 mmol)の混合液に、DIPEA(0.034 ml, 0.194 mmol)、続いてHATU(22.16 mg, 0.058 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮し、粗生成物を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 MS: m/e 861.6 (MH
+), 2.07分 (メソッド2).
【0296】
工程4: 二酸(di-acid)の製造。
工程3からの粗物質/DCM(2 ml)溶液に、TFA(0.5 ml, 6.49 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した後、減圧濃縮した。該粗生成物を、プレパラティブHPLC(YMC Combiprep ODS 30x50 mm S5, MeOH/H
2O/TFA)により精製して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシ-1-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(15 mg, 51%)を得た。 MS: m/e 749.6 (MH
+), 1.74分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.95 (s, 3 H) 0.97 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.08 (s, 3 H) 1.19 (s, 3 H) 1.72 (s, 3 H) 0.86 - 2.02 (m, 24H) 2.15 (dd, J=16.56, 6.27 Hz, 1 H) 2.38 - 2.61 (m, 3 H) 2.71 (t, J=11.54 Hz, 1 H) 2.78 - 2.89 (m, 1 H) 2.93 - 3.04 (m, 1 H) 3.75 - 4.03 (m, 3 H) 4.61 - 4.65 (m, 1 H) 4.73 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.40, 1.88 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -105.07 - -101.67 (m, 2 F).
【0297】
実施例132. 4-チオモルホリンブタン酸, 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((1S)-1-(カルボキシメチル)-2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)-2-オキソエチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化206】
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標題の化合物を、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシ-1-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(実施例131)の製造について上述した方法に従って、工程1および3において、各々、反応性アミンとして(S)-1-tert-ブチル 4-メチル 2-アミノスクシネート塩酸塩およびチオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(21 mg, 63.8%)。 LCMS: m/e 777.4 (MH
+), 2.60分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.78 - 8.01 (m, 2 H), 7.13 - 7.31 (m, 2 H), 5.32 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.77 (d, J=1.0 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 4.18 (d, J=4.3 Hz, 2 H), 3.94 - 4.15 (m, 2 H), 3.37 - 3.49 (m, 1 H), 3.19 - 3.28 (m, 4 H), 2.91 - 3.15 (m, 3 H), 2.71 - 2.86 (m, 1 H), 2.48 (d, J=5.8 Hz, 1 H), 2.16 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 1.95 - 2.09 (m, 2 H), 1.90 (d, J=14.6 Hz, 1 H), 1.68 - 1.87 (m, 8 H), 1.60 (br. s., 2 H), 1.47 - 1.60 (m, 6 H), 1.36 - 1.44 (m, 1 H), 1.25 - 1.36 (m, 3 H), 1.16 - 1.25 (m, 4 H), 1.10 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0298】
C28逆アミド(reversed amide)の製造についての一般的な方法:実施例133-147。
【化207】
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工程1: C28オキシムの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(270 mg, 0.451 mmol)/エタノール(20 ml)懸濁液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(433 mg, 6.23 mmol)および炭酸カリウム(862 mg, 6.23 mmol)を加えた。該懸濁液を、〜50℃にて2時間撹拌した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3溶液で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物(定量的)を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.59 (1 H, s), 7.19 (2 H, d, J=8.3 Hz), 6.96 (1 H, s), 5.29 (1 H, dd, J=6.2, 1.6 Hz), 4.75 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.64 (1 H, d, J=2.0 Hz), 2.56 (1 H, td, J=11.1, 5.4 Hz), 2.12 (1 H, dd, J=16.9, 6.3 Hz), 1.96 - 2.02 (2 H, m), 1.92 - 1.96 (1 H, m), 1.81 - 1.92 (2 H, m), 1.76 - 1.81 (2 H, m), 1.73 (4 H, s), 1.63 - 1.70 (2 H, m), 1.61 (9 H, s), 1.56 (2 H, br. s.), 1.48 (2 H, br. s.), 1.31 - 1.42 (2 H, m), 1.27 (3 H, s), 1.08 - 1.20 (2 H, m), 1.07 (3 H, s), 1.04 (3 H, s), 1.00 (3 H, s), 0.94 (6 H, s).
【0299】
工程2: C28オキシムの還元
EtOH(40 ml)中の工程1からの粗物質(1.205 g, 1.963 mmol)の澄明な溶液に、過剰量の酢酸アンモニウム(1.059 g, 13.74 mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(863 mg, 13.74 mmol)を加えた。該混合液を、冷たくなるまで氷浴中で撹拌した。この懸濁液に、塩化チタン(III)(20%溶液, 10 ml, 1.963 mmol)を加えた。得られた混合液を窒素下に被覆し(blanketed under nitrogen)、室温で1時間撹拌した。濃い緑がかった青色の溶液を、30 mlの塩化メチレンとともに、水酸化ナトリウム(10N)溶液、3 ml/25 ml水で処理した。該混合液を、水相が薄い青色になるまで、開放して激しく撹拌した。浮遊しているチタン残渣を、セルロース紙のショートベッドによる濾過によって除去した。澄明な濾過物を分離し、水相を塩化メチレン(2 X 25 ml)で抽出した。有機層を合わせて、高真空下で乾固するまでエバポレートして、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートを得た(1.3 g, 100%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 0.94 (s, 6 H), 1.00 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 1.05 - 1.09 (m, 1 H), 1.10 (s, 3 H), 1.19 - 1.35 (m, 3 H), 1.35 - 1.57 (m, 13 H), 1.61 (s, 9 H), 1.65 - 1.69 (m, 1 H), 1.72 (s, 3 H), 1.75 - 2.02 (m, 3 H), 2.12 (dd, J=17.00, 6.17 Hz, 1 H), 2.36 (d, J=13.09 Hz, 1 H), 2.44 (td, J=10.89, 5.41 Hz, 1 H), 2.89 (d, J=13.09 Hz, 1 H), 3.73 (s, 1 H), 4.61 (s, 1 H), 4.72 (s, 1 H), 5.29 (d, J=4.53 Hz, 1 H), 7.19 (d, J=8.06 Hz, 2 H), 7.90 (d, J=8.31 Hz, 2 H).
【0300】
工程3: アシル化
DCM(5-8 ml)中の工程2からの物質(tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート)および対応するカルボン酸(2当量)の溶液に、0℃にて、HATU(2-3当量)、続いてDIPEA(4当量)を加えた。該混合液を室温で2-18時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートし、得られた粗生成物をBiotage フラッシュクロマトグラフィーにより精製したか、あるいはさらなる精製は行わずに次の工程にそのまま用いた。
【0301】
工程4: 安息香酸の製造
a)酸加水分解 - 工程3からの物質/DCM(4-5 ml)溶液に、TFA(0.4-0.5 ml)を加えた。該混合液を室温で2-6時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートした。得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
(b)塩基性加水分解 - ジオキサン(2 ml)およびメタノール(2 ml)中の工程3からの物質の溶液に、NaOH(75 mg, 1.875 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を70℃で5-10時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートし、得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0302】
実施例133. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(2-オキソピロリジン-1-イル)アセトアミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化208】
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標題の化合物を、逆アミドの製造および酸性加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸(reactant acid)として2-(2-オキソピロリジン-1-イル)酢酸を用いて、55%の収率で製造した。 MS: m/e 725.4 (MH
+), 1.78分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.70 (s, 3 H) 0.89 - 2.18 (m, 24 H) 2.38 - 2.45 (m, 2 H) 2.52 (td, J=10.83, 5.80 Hz, 1 H) 2.99 - 3.06 (m, 1 H) 3.45 - 3.51 (m, 2 H) 3.53 - 3.61 (m, 1 H) 3.97 (d, J=2.14 Hz, 2 H) 4.59 (s, 1 H) 4.72 (s, 1 H) 5.27 - 5.32 (m, 1 H) 7.22 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 2 H).
【0303】
実施例134. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2,6-ジオキソピペリジン-4-カルボキサミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化209】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸として2,6-ジオキソピペリジン-4-カルボン酸および酸性加水分解を用いて、60%の収率で製造した。 MS: m/e 683.2 (MH
+), 1.70分 (メソッド2).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.97 (s, 3 H) 0.99 (s, 3 H) 1.06 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.19 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.90 - 1.79 (m, 18) 1.81 - 1.96 (m, 2 H) 2.03 - 2.12 (m, 1 H) 2.17 (dd, J=16.79, 6.41 Hz, 1 H) 2.54 (td, J=11.14, 5.49 Hz, 1 H) 2.73 (d, J=6.41 Hz, 4 H) 3.05 (dd, J=13.58, 5.95 Hz, 1 H) 3.07 - 3.14 (m, 1 H) 3.55 (dd, J=13.28, 5.95 Hz, 1 H) 4.62 (s, 1 H) 4.74 (s, 1 H) 5.32 (d, J=5.80 Hz, 1 H) 7.24 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 7.94 (d, J=7.32 Hz, 2 H).
【0304】
実施例135. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((R)-2-アミノ-4-(メチルスルホニル)ブタンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化210】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸として(R)-2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-4-(メチルスルホニル)ブタン酸および酸性加水分解を用いて、77%の収率で製造した。 MS: m/e 707.2 (MH
+), 1.54分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.96 (s, 3 H) 0.98 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.07 (s, 3 H) 1.19 (s, 3 H) 1.73 (s, 3 H) 0.88 - 1.80 (m, 18 H) 1.81 - 1.96 (m, 2 H) 2.04 - 2.12 (m, 1 H) 2.16 (dd, J=17.07, 6.27 Hz, 1 H) 2.33 - 2.42 (m, 2 H) 2.54 (td, J=11.04, 5.52 Hz, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.08 (d, J=13.80 Hz, 1 H) 3.15 - 3.24 (m, 1 H) 3.68 (d, J=13.30 Hz, 1 H) 3.99 (s, 1 H) 4.08 (t, J=6.27 Hz, 1 H) 4.62 (dd, J=2.13, 1.38 Hz, 1 H) 4.75 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.31 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.23 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.93 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0305】
実施例136. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-(((S)-ピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化211】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸として(S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-カルボン酸および酸性加水分解を用いて、31%の収率で製造した。 MS: m/e 641.7 (MH
+), 1.77分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.86 - 2.10 (m, 24 H) 2.14 (dd, J=17.19, 6.65 Hz, 1 H) 2.39 - 2.47 (m, 1 H) 2.52 (td, J=11.17, 5.52 Hz, 1 H) 3.01 (dd, J=13.55, 5.02 Hz, 1 H) 3.33 - 3.36 (m, 1 H) 3.38 - 3.47 (m, 1 H) 3.69 (dd, J=13.93, 5.90 Hz, 1 H) 4.23 (dd, J=8.03, 7.03 Hz, 1 H) 4.61 (s, 1 H) 4.73 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 8.13 (t, J=6.02 Hz, 1 H).
【0306】
実施例137. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-(((R)-ピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化212】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸として(R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-カルボン酸および酸性加水分解を用いて、30%の収率で製造した。 MS: m/e 641.7 (MH
+), 1.78分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.88 - 2.10 (m, 24 H) 2.15 (dd, 1 H) 2.38 - 2.48 (m, 1 H) 2.53 (td, J=11.23, 5.14 Hz, 1 H) 3.18 (dd, J=12.92, 6.65 Hz, 1 H) 3.31 - 3.33 (m, 1 H) 3.38 - 3.49 (m, 1 H) 3.53 (dd, J=12.92, 4.39 Hz, 1 H) 4.23 (dd, J=7.78, 6.78 Hz, 1 H) 4.60 (s, 1 H) 4.73 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.27, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 8.13 (t, J=6.53 Hz, 1 H).
【0307】
実施例138. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((S)-1-アセチルピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化213】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性の酸として(S)-1-アセチルピロリジン-2-カルボン酸および酸性加水分解を用いて、9%の収率で製造した。 MS: m/e 683.6 (MH
+), 2.01分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.70 (s, 3 H) 2.08 (s, 3 H) 0.84 - 2.23 (m, 26 H) 2.47 - 2.56 (m, 1 H) 2.99 (dd, J=12.67, 4.89 Hz, 1 H) 3.52 - 3.70 (m, 3 H) 4.39 (dd, J=8.66, 3.89 Hz, 1 H) 4.59 (s, 1 H) 4.72 (d, J=2.26 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=5.90, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0308】
実施例139. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(メチルアミノ)アセトアミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化214】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として2-(tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)酢酸および酸性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(14 mg, 76%)。 LCMS: m/e 615.5 (MH
+), 2.68分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.2 Hz), 5.23 - 5.37 (1 H, m), 4.75 (1 H, br. s.), 4.62 (1 H, d, J=1.2 Hz), 3.81 (2 H, s), 3.61 (1 H, d, J=13.4 Hz), 3.11 (1 H, d, J=13.4 Hz), 2.74 (3H, s), 2.45 - 2.64 (1 H, m), 2.17 (1 H, dd, J=17.2, 6.3 Hz), 2.02 - 2.12 (1 H, m), 1.81 - 1.99 (2 H, m), 1.65 - 1.81 (8 H, m), 1.58 (2 H, dd, J=9.3, 2.6 Hz), 1.45 - 1.54 (4 H, m), 1.34 - 1.45 (2 H, m), 1.30 (3 H, s), 1.18 (3 H, s), 1.09 - 1.16 (2 H, m), 1.07 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 1.00 (3 H, s), 0.97 (3 H, s).
【0309】
実施例140. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((S)-2-アミノ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)プロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化215】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として(S)-2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-(1H-イミダゾール-4-イル)プロパン酸および酸性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(11 mg, 64.2%)。 LCMS: m/e 681.5 (MH
+), 2.59分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.88 (d, J=1.3 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.43 (s, 1 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.19 - 5.36 (m, 1 H), 4.70 (s, 2 H), 4.58 (s, 1 H), 4.25 (t, J=7.1 Hz, 1 H), 3.61 (d, J=13.3 Hz, 1 H), 3.33 - 3.42 (m, 1 H), 3.26-3.30 (m, 1H), 2.97 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.48 (d, J=5.3 Hz, 1 H), 2.13 (dd, J=17.1, 6.0 Hz, 1 H), 1.89 - 2.08 (m, 1 H), 1.72 - 1.87 (m, 2 H), 1.63 - 1.72 (m, 5 H), 1.52 - 1.63 (m, 4 H), 1.50 (d, J=7.3 Hz, 1 H), 1.46 (d, J=13.6 Hz, 4 H), 1.37 (br. s., 2 H), 1.31 (d, J=3.3 Hz, 1 H), 1.20 - 1.29 (m, 3 H), 1.16 (s, 3 H), 0.96 - 1.07 (m, 6 H), 0.95 (s, 3 H), 0.92 (s, 3 H).
【0310】
実施例141. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(ピペラジン-1-イル)プロパンアミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化216】
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標題の化合物を、C28逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として3-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)プロパン酸および酸性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(17 mg, 77.0%)。 LCMS: m/e 684.6 (MH
+), 2.66分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.22 - 5.33 (m, 1 H), 4.70 (s, 1 H), 4.58 (s, 1 H), 3.49 - 3.62 (m, 1 H), 3.38 - 3.49 (m, 4 H), 3.30 - 3.36 (m, 4 H), 3.24 - 3.27 (m, 2 H), 3.02 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 2.68 (t, J=6.7 Hz, 2 H), 2.50 (td, J=11.1, 5.8 Hz, 1 H), 2.13 (dd, J=17.1, 6.5 Hz, 1 H), 2.05 (d, J=10.3 Hz, 1 H), 1.86 - 1.96 (m, 1 H), 1.76 - 1.86 (m, 1 H), 1.60 - 1.76 (m, 7 H), 1.55 (br. s., 2 H), 1.45 - 1.52 (m, 4 H), 1.30 - 1.42 (m, 2 H), 1.18 - 1.30 (m, 4 H), 1.14 (s, 3 H), 1.06 - 1.12 (m, 2 H), 1.03 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0311】
実施例142. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(ジメチルアミノ)プロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として3-(ジメチルアミノ)プロパン酸および酸性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(12 mg, 24.8%)。 LCMS: m/e 643.5 (MH
+), 2.34分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.80 - 7.99 (m, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.22 - 5.35 (m, 1 H), 4.70 (s, 1 H), 4.58 (s, 1 H), 3.55 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 3.37 (t, J=6.5 Hz, 2 H), 2.95 - 3.11 (m, 1 H), 2.86 (s, 6 H), 2.68 - 2.81 (m, 2 H), 2.50 (td, J=11.1, 5.3 Hz, 1 H), 1.99 - 2.21 (m, 2 H), 1.76 - 1.99 (m, 2 H), 1.60 - 1.76 (m, 7 H), 1.54 (d, J=6.8 Hz, 2 H), 1.42 - 1.52 (m, 4 H), 1.31 - 1.42 (m, 2 H), 1.20 - 1.31 (m, 3 H), 1.11 - 1.20 (m, 4 H), 1.06 - 1.11 (m, 2 H), 1.03 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0312】
実施例143. 3-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルカルバモイル)安息香酸の製造。
【化218】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として3-(メトキシカルボニル)安息香酸および塩基性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(22 mg, 46.0%)。 LCMS: m/e 692.4 (MH
+), 2.68分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.43 (s, 1 H), 8.27 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 8.12 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.62 (t, J=7.8 Hz, 1 H), 7.24 - 7.33 (m, 2 H), 6.06 - 6.25 (m, 1 H), 5.26 - 5.41 (m, 1 H), 4.77 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.65 (s, 1 H), 4.00 (s, 3 H), 3.73 - 3.88 (m, 1 H), 3.28 - 3.41 (m, 1 H), 2.55 - 2.65 (m, 1 H), 2.04 - 2.25 (m, 2 H), 1.83 - 2.03 (m, 2 H), 1.64 - 1.82 (m, 6 H), 1.61 (s, 2 H), 1.51 (br. s., 4 H), 1.32 - 1.48 (m, 3 H), 1.23 - 1.32 (m, 2 H), 1.19 (s, 3 H), 1.12 (br. s., 1 H), 1.06 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0313】
実施例144. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((4-スルファモイルベンズアミド)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化219】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として4-スルファモイル安息香酸および塩基性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(35 mg, 53.6%)。 LCMS: 目的の生成物に一致しなかった(メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.82 - 7.97 (m, 6 H), 7.09 - 7.28 (m, 2 H), 5.29 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 4.73 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.60 (s, 1 H), 3.70 - 3.81 (m, 1 H), 3.12 - 3.26 (m, 1 H), 2.58 (td, J=11.1, 5.7 Hz, 1 H), 2.14 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 2 H), 1.85 - 2.00 (m, 1 H), 1.61 - 1.85 (m, 8 H), 1.34 - 1.59 (m, 8 H), 1.23 - 1.33 (m, 3 H), 1.21 (s, 3 H), 1.07 - 1.19 (m, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0314】
実施例145. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)アセチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化220】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として4-チオモルホリン酢酸 1,1-ジオキシドおよび塩基性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(14 mg, 35.8%)。 LCMS: m/e 719.3 (MH
+), 2.40分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.86 - 8.01 (m, 2 H), 7.24 (d, J=8.2 Hz, 2 H), 5.32 (d, J=6.4 Hz, 1 H), 4.75 (s, 1 H), 4.63 (s, 1 H), 3.58 - 3.71 (m, 3 H), 3.42 (d, J=4.3 Hz, 4 H), 3.33 - 3.38 (m, 4 H), 3.04 - 3.15 (m, 1 H), 2.55 (td, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 2.13 - 2.23 (m, 2 H), 1.92 - 2.04 (m, 1 H), 1.81 - 1.92 (m, 1 H), 1.64 - 1.81 (m, 8 H), 1.46 - 1.64 (m, 6 H), 1.35 - 1.46 (m, 2 H), 1.24 - 1.35 (m, 2 H), 1.20 (s, 3 H), 1.14 - 1.19 (m, 1 H), 1.11 (d, J=10.4 Hz, 2 H), 1.07 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0315】
実施例146. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロパノイル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化221】
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標題の化合物を、逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として3-(1,1-ジオキソ-λl6,4-チアジナン-4-イル)プロパン酸および塩基性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(14 mg, 35.8%)。 LCMS: m/e 733.3 (MH
+), 2.33分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (d, J=8.2 Hz, 2 H), 7.24 (d, J=8.2 Hz, 2 H), 5.32 (d, J=4.9 Hz, 1 H), 4.74 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.77 (br. s., 1 H), 3.76 (d, J=6.1 Hz, 3 H), 3.58 (d, J=13.4 Hz, 1 H), 3.50 - 3.54 (m, 4 H), 3.48 (t, J=6.7 Hz, 2 H), 3.07 (d, J=13.7 Hz, 1 H), 2.77 (t, J=6.7 Hz, 2 H), 2.53 (td, J=11.2, 5.6 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.3 Hz, 1 H), 2.03 - 2.13 (m, 1 H), 1.93 (td, J=13.6, 4.0 Hz, 1 H), 1.85 (td, J=12.2, 3.4 Hz, 1 H), 1.64 - 1.81 (m, 8 H), 1.46 - 1.64 (m, 6 H), 1.34 - 1.46 (m, 2 H), 1.22 - 1.34 (m, 3 H), 1.19 (s, 3 H), 1.10 - 1.12 (m, 2 H), 1.07 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0316】
実施例147. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((1,1-ジオキシド-1,2-チアジナン-2-イル)アセチル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化222】
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標題の化合物を、C28逆アミドの製造について上述した一般的な方法に従って、反応性カルボン酸として(1,2-ジオキソ-1,6-[1,2]チアジナン-2-イル)酢酸および塩基性加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(30 mg, 34.8%)。 LCMS: m/e 719.6 (MH
+), 2.99分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.98 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.23 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 6.60 (t, J=6.0 Hz, 1 H), 5.25 - 5.34 (m, 1 H), 4.73 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.85 - 3.95 (m, 2 H), 3.51 - 3.61 (m, 1 H), 3.37 - 3.51 (m, 2 H), 3.06 - 3.20 (m, 3 H), 2.51 (td, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 2.19 - 2.33 (m, 2 H), 2.07 - 2.18 (m, 1 H), 2.04 (d, J=8.8 Hz, 1 H), 1.89 (br. s., 4 H), 1.81 (td, J=11.8, 4.0 Hz, 2 H), 1.60 - 1.75 (m, 8 H), 1.50 - 1.60 (m, 2 H), 1.37 - 1.50 (m, 4 H), 1.16 - 1.37 (m, 4 H), 1.05 - 1.16 (m, 4 H), 1.02 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.91 - 0.97 (m, 6 H).
【0317】
実施例148. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(ジメチルアミノ)アセトアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化223】
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MeOH(1 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(メチルアミノ)アセトアミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸, 実施例139, (10 mg, 0.016 mmol)およびホルムアルデヒド(0.488 mg, 0.016 mmol)の溶液に、酢酸(1.860 μL, 0.033 mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.022 mg, 0.016 mmol)を加えた。混合するとすぐに澄明な溶液が得られた。該混合液を室温で2時間撹拌し、期待される生成物の質量をLC/MSによって示した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、標題の化合物を白色の固形物として得た(2 mg, 18.6%)。 LCMS: m/e 629.4 (MH
+), 2.72分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.6 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.19 - 5.42 (m, 1 H), 4.72 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.59 (s, 1 H), 3.93 (s, 2 H), 3.58 (br. s., 1 H), 3.04 - 3.17 (m, 1 H), 2.89 (s, 6 H), 2.46 - 2.60 (m, 1 H), 2.10 - 2.18 (m, 2 H), 1.80 (br. s., 2 H), 1.65 - 1.77 (m, 7 H), 1.63 (s, 1 H), 1.58 (br. s., 2 H), 1.38 - 1.55 (m, 4 H), 1.19 - 1.34 (m, 4 H), 1.13 - 1.19 (m, 4 H), 1.06 - 1.13 (m, 2 H), 1.04 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0318】
実施例149. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((ジメチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化224】
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工程1. エステル加水分解
1,4-ジオキサン(75 ml)および水(25 ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ベンゾイルオキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(7.2 g, 10.21 mmol)の溶液に、水酸化リチウム(1.285 g, 30.6 mmol)を加え、該混合液を75℃で撹拌した。ジオキサン(50 ml)を加えて全ての固形物を溶解させ、24時間撹拌を続けた。溶媒を除去し、残渣をCH
2Cl
2に再溶解させ、不溶の白色の固形物を集めて、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(2.2 g, 39.5%)を得た。 LCMS: m/e 545.4 (MH
+), 2.68分 (メソッド2).
【0319】
工程2. メチルエステル形成
CH
2Cl
2(50 ml)およびMeOH(5 ml)の混合液中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(4.23 g, 10 mmol)の溶液に、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(5.00 ml, 10.00 mmol)を加えた。該溶液を、窒素下において室温で2時間撹拌した。LC/MSによって、SMが残っていないことが示された。該反応混合液を濃縮して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(4.37 g, 100%)を得た。該化合物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 559.4 (MH
+), 3.29分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.95 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.22 (m, J=8.6 Hz, 2 H), 5.22 - 5.39 (m, 1 H), 4.72 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.49 - 4.67 (m, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 3.87 (s, 1 H), 3.38 (d, J=10.6 Hz, 1 H), 2.37 - 2.60 (m, 1 H), 2.05 - 2.21 (m, 1 H), 1.96 (d, J=11.1 Hz, 2 H), 1.90 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 1.61 - 1.82 (m, 7 H), 1.55 (br. s., 8 H), 1.37 - 1.52 (m, 2 H), 1.18 - 1.37 (m, 4 H), 1.08 - 1.18 (m, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.95 (s, 6 H).
【0320】
工程3. C28アルコールからアルデヒドへの酸化
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(ヒドロキシメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(1 g, 1.789 mmol)/CH
2Cl
2(70 ml)溶液に、PCC(1.157 g, 5.37 mmol)を加えた。得られた濃い茶色の混合液室温で4時間撹拌した。TLC分析によって、該反応が完了したことが示された。該混合液をセライトおよびシリカゲルのショートベッドによって濾過し、過剰量のCH
2Cl
2で洗浄した。濾液を減圧濃縮した。該粗混合液を、順相シリカゲルにおいてBiotageにより精製した。期待される生成物を含む画分を合わせて、減圧濃縮して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルを固形物として得た(0.8 g)。 LCMS: m/e 557.2 (MH
+), 3.67分 (メソッド2).
【0321】
工程4. オキシム形成
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(800 mg, 1.437 mmol)/エタノール(60 ml)懸濁液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1298 mg, 18.68 mmol))および炭酸カリウム(2581 mg, 18.68 mmol)を加えた。得られた混合液を室温で12時間撹拌した。該反応混合液を17 mlの飽和NaHCO
3溶液で希釈し、ジクロロメタン(3 x 20 ml)で抽出した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 572.3 (MH
+), 3.26分 (メソッド2).
【0322】
工程5. オキシム還元
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((ヒドロキシイミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(800 mg, 1.399 mmol)/エタノール(40 ml)溶液に、過剰量の酢酸アンモニウム(1078 mg, 13.99 mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(879 mg, 13.99 mmol)を加えた。該混合液を冷たくなるまで氷浴中で撹拌した。この懸濁液に、塩化チタン(III)水溶液(Aldrich Chemicals, 20%溶液(市販品をそのまま使用), 10 ml, 1.963 mmol)を加えた。得られた混合液を窒素で被覆し、氷浴を取り外し、室温で1時間撹拌を続けた。LCMSによって該反応が完了したことが示された。この時点で、該混合液は濃い緑がかった青色であった。25 ml水中の水酸化ナトリウム(3 ml, 10N)の混合液を、30 mlの塩化メチレンとともに、該反応混合液に加えた。該混合液を、濃い青色の相が有機相の上に浮かぶまで、激しく撹拌した。該混合液を、セルロース紙のプラグによって濾過し、濾液は澄明であった。有機層を集め、該水層を、CH
2Cl
2(2 X 20 ml)で抽出した。有機相を合わせて、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧除去し、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチルをオフホワイト色の固形物として得た(〜800 mg)。粗物質を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 558.5 (MH
+), 2.53分 (メソッド2).
【0323】
工程6. アミンのアシル化
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(30 mg, 0.054 mmol)/DCM(2 ml)溶液に、ジヒドロフラン-2,5-ジオン(16.15 mg, 0.161 mmol)、続いてDMAP(6.57 mg, 0.054 mmol)およびDIPEA(9.39 μl, 0.054 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、4-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(メトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)-4-オキソブタン酸を含む、得られた残渣を、さらなる精製は行わずに、次の工程に用いた。 LCMS: m/e 658.5 (MH
+), 3.27分 (メソッド3).
【0324】
工程7. アミドカップリング
4-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(メトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチルアミノ)-4-オキソブタン酸(35.4 mg, 0.054 mmol)/DCM(3 ml)溶液に、0℃にて、チオモルホリン-1,1-ジオキシド(7.27 mg, 0.054 mmol), HATU(40.9 mg, 0.108 mmol)、続いてN-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(20.86 mg, 0.161 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去して得られた固形物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 775.5 (MH
+), 2.95分 (メソッド3).
【0325】
工程8. ベンゾエートエステルのけん化
工程からの物質(40 mg, 52 mmol)/ジオキサン(1.5 ml)溶液に、水酸化ナトリウム(0.5 ml, 1 N, 500 mmol)を加えた。得られた溶液を63℃で12時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。該生成物を白色の固形物として単離した(26 mg, 62.9%)。 LCMS: m/e 761.6 (MH
+), 2.57分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.25 - 5.38 (m, 1 H), 4.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.98 - 4.12 (m, 4 H), 3.56 (s, 1 H), 3.28 (br. s., 2 H), 3.07 - 3.22 (m, 2 H), 3.01 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 2.69 - 2.83 (m, 2 H), 2.46 - 2.65 (m, 3 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 2 H), 1.84 (d, J=12.5 Hz, 2 H), 1.64 - 1.81 (m, 8 H), 1.45 - 1.64 (m, 6 H), 1.39 (br. s., 2 H), 1.22 - 1.33 (m, 4 H), 1.12 - 1.22 (m, 4 H), 1.06 (d, J=3.5 Hz, 6 H), 0.87 - 1.04 (m, 6 H).
【0326】
実施例150. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((S)-1-メチルピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化225】
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工程1: C28アミドの製造
DCM(1 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(25 mg, 0.045 mmol)、(S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-2-カルボン酸(11.58 mg, 0.054 mmol)の混合液に、DIPEA(29 mg, 0.224 mmol)、続いてHATU(25.6 mg, 0.067 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮して、さらなる精製は行わずに、粗生成物を得た。 MS: m/e 755.7 (MH
+), 2.84分 (メソッド2).
【0327】
工程2: アミンの脱保護
工程1からの粗物質/DCM(2 ml)溶液に、TFA(0.3 ml, 3.89 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した。該混合液を減圧濃縮して、粗生成物を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 MS: m/e 655.6 (MH
+), 1.96分 (メソッド2).
【0328】
工程3: アミンのアルキル化
工程2からの粗物質/メタノール(2 ml)溶液に、ホルムアルデヒド(37%/H
2O)(6.9 mg, 0.086 mmol)および酢酸(4.9 μl, 0.086 mmol)を加えた。得られた混合液を室温で30分間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.4 mg, 0.086 mmol)を加え、該混合液を室温で3時間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮して、さらなる精製は行わずに粗生成物を得た。 MS: m/e 669.7 (MH
+), 1.97分 (メソッド2).
【0329】
工程4: 安息香酸の製造
1,4-ジオキサン(1 ml)およびメタノール(0.5 ml)中の工程3からの粗物質の溶液に、1N 水酸化ナトリウム(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を65℃で2時間撹拌した。粗生成物を、プレパラティブHPLC(YMC Combiprep ODS 30x50 mm S5)(MeOH/H
2O/TFA)により精製して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((S)-1-メチルピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸を固形物として得た(13 mg, 44%, 4工程)。 MS: m/e 655.7 (MH
+), 1.73分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.86 - 2.25 (m, 24 H) 2.14 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.47 - 2.63 (m, 2 H) 2.91 (s, 3 H) 3.03 (dd, J=13.55, 4.77 Hz, 1 H) 3.20 (dt, J=11.23, 8.44 Hz, 1 H) 3.66 - 3.76 (m, 2 H) 4.04 (t, J=8.16 Hz, 1 H) 4.61 (s, 1 H) 4.73 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 8.23 (t, J=6.15 Hz, 1 H).
【0330】
実施例151. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((R)-1-メチルピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化226】
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標題の化合物を、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((S)-1-メチルピロリジン-2-カルボキサミド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸, 実施例150の製造において上述した方法に従って、反応性の酸として(R)-1-メチルピロリジン-2-カルボン酸を用いて、37%の収率で製造した。 MS: m/e 655.7 (MH
+), 1.73分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.85 - 2.25 (m, 24 H) 2.14 (dd, J=17.07, 6.27 Hz, 1 H) 2.48 - 2.62 (m, 2 H) 2.90 (s, 3 H) 3.15 - 3.25 (m, 2 H) 3.50 - 3.57 (m, 1 H) 3.67 - 3.76 (m, 1 H) 4.04 (t, J=8.16 Hz, 1 H) 4.61 (s, 1 H) 4.73 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 8.24 (t, J=5.90 Hz, 1 H).
【0331】
実施例152. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)-2,2-ジフルオロ-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化227】
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工程1: C28逆アミドの製造
メタノール(5 ml)および1,4-ジオキサン(5 ml)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(200 mg, 0.333 mmol)の溶液に、ジエチル 2,2-ジフルオロマロン酸ジエチル(654 mg, 3.33 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で6日間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮した。粗生成物を、Biotage(Thomson 25 g シリカゲルカラム; 4:1 Hex/EtOAc)により精製して、116 mg (47%)の生成物を得た。 MS: m/e 736.6 (MH
+), 2.86分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.93 (s, 6 H) 0.99 (s, 3 H) 1.02 (s, 3 H) 1.13 (s, 3 H) 1.60 (s, 9 H) 1.71 (s, 3 H) 0.85 - 1.83 (20 H) 1.98 - 2.10 (m, 1 H) 2.10 (dd, J=17.07, 6.27 Hz, 1 H) 2.49 (td, J=11.04, 5.27 Hz, 1 H) 3.16 (dd, J=13.55, 6.27 Hz, 1 H) 3.65 (dd, J=14.43, 7.15 Hz, 1 H) 3.95 (s, 3 H) 4.61 - 4.65 (m, 1 H) 4.73 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.28 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 6.28 (t, J=7.03 Hz, 1 H) 7.18 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.89 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, クロロホルム-d) δ ppm -112.49 (s, 2 F).
【0332】
工程2: アミドエンドキャップの製造
メタノール(1 ml)および1,4-ジオキサン(1 ml)中の工程1からのアミド(30 mg, 0.041 mmol)の溶液に、N1,N1-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(17.97 mg, 0.204 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で3日間撹拌した。該反応混合液を減圧濃縮し、さらなる精製は行わずに粗生成物を得た。 MS: m/e 792.7 (MH
+), 2.06分 (メソッド2).
【0333】
工程3: 安息香酸の製造
工程2からの粗物質(20 mg, 0.025 mmol)/DCM(5 ml)溶液に、TFA(0.5 ml, 6.49 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した。該混合液を減圧濃縮し、粗生成物をプレパラティブHPLC(YMC Combiprep ODS 30x50 mm S5, MeOH/H
2O/TFA)により精製して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ)-2,2-ジフルオロ-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸を得た(18 mg, 96%)。 MS: m/e 736.6 (MH
+), 1.79分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.05 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.84 - 1.88 (m, 20 H) 1.97 - 2.20 (m, 2 H) 2.15 (dd, J=17.44, 6.65 Hz, 1 H) 2.53 (td, J=10.98, 5.40 Hz, 1 H) 2.96 (s, 6 H) 3.09 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.32 - 3.36 (m, 1 H) 3.61 - 3.71 (m, 3 H) 4.59 - 4.62 (m, 1 H) 4.73 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.30 (dd, J=6.15, 1.63 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -114.91 (d, J=17.34 Hz, 2 F).
【0334】
実施例153. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-カルボキシ-2,2-ジフルオロアセトアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化228】
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1,4-ジオキサン(1 ml)およびメタノール(0.5 ml)中の実施例152の工程1から得られる生成物, tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2,2-ジフルオロ-3-メトキシ-3-オキソプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(20 mg, 0.027 mmol)の溶液に、1N 水酸化ナトリウム(0.5 ml, 0.500 mmol)を加えた。得られた溶液を65℃で2時間撹拌した。粗生成物を、プレパラティブHPLC(YMC Combiprep ODS 30 x 50 mm S5)(MeOH/H
2O/TFA)により精製して、標題の化合物を固形物として得た(2 mg, 9%)。 MS: m/e 666.5 (MH
+), 1.96分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.71 (s, 3 H) 0.86 - 1.89 (m, 20 H) 1.93 - 2.05 (m, 1 H) 2.14 (dd, J=17.07, 6.27 Hz, 1 H) 2.53 (td, J=11.29, 5.52 Hz, 1 H) 3.09 (d, J=13.55 Hz, 1 H) 3.62 (d, J=14.05 Hz, 1 H) 4.58 - 4.61 (m, 1 H) 4.73 (d, J=1.76 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.02, 1.51 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
19F NMR (376 MHz, MeOD) δ ppm -112.65 (s, 2 F).
【0335】
C28尿素誘導体の製造についての一般的な方法
合成経路1:
【化229】
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工程1: 尿素の製造
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(100 mg, 0.167 mmol)/DCM(5 ml)溶液に、0℃にて、ジピリジン-2-イルカーボネート(43.2 mg, 0.200 mmol)、続いてDIPEA(0.070 ml, 0.400 mmol)を加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。対応するアミン(1.2当量)を加え、続いてDIPEA(3当量)を加えた。該混合液を18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた粗生成物を、さらなる精製は行わずに用いた。
【0336】
工程2. 安息香酸の製造
ジオキサン(2.0 ml)およびメタノール(2.0 ml)中の工程1から得られる尿素の溶液に、水酸化ナトリウム(5当量)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を70℃で5-10時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0337】
合成経路2:
【化230】
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DCM(8 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(1当量)および対応するイソシアネート(2当量)の溶液に、0℃にて、DIPEA(3当量)を加えた。得られた混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0338】
実施例154. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エチル)ウレイド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化231】
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標題の化合物を、上述の合成経路1に従って、1-(2-アミノエチル)ピロリジン-2-オン オキサレートを用いて、19%の収率で製造した。 MS: m/e 698.3 (MH
+), 1.77分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.70 (s, 3 H) 0.86 - 1.92 (m, 20 H) 2.03 (quin, J=7.59 Hz, 3 H) 2.14 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.35 (t, J=8.16 Hz, 2 H) 2.51 (td, J=10.98, 5.40 Hz, 1 H) 2.93 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.31 - 3.37 (m, 4 H) 3.43 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.51 (t, J=7.03 Hz, 2 H) 4.56 - 4.62 (m, 1 H) 4.71 (d, J=2.26 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.27, 1.76 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.53 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.53 Hz, 2 H).
【0339】
実施例155. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((3-(3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロピル)ウレイド)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化232】
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標題の化合物を、上述の合成経路1に従って、反応性アミンとして1-(3-アミノプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、32%の収率で製造した。 MS: m/e 712.3 (MH
+), 1.85分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.18 (s, 3 H) 1.67 - 1.72 (m, 3 H) 0.87 - 1.93 (m, 22 H) 2.04 (quin, J=7.65 Hz, 3 H) 2.14 (dd, J=16.94, 6.40 Hz, 1 H) 2.38 (t, J=8.03 Hz, 2 H) 2.51 (td, J=11.04, 5.02 Hz, 1 H) 2.95 (d, J=13.55 Hz, 1 H) 3.11 (t, J=6.65 Hz, 2 H) 3.32 - 3.44 (m, 3 H) 3.46 (t, J=7.03 Hz, 2 H) 4.57 - 4.61 (m, 1 H) 4.71 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.27, 1.51 Hz, 1 H) 7.21 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0340】
実施例156. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-エトキシ-2-オキソエチル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化233】
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標題の化合物を、上述の合成経路2に従って、反応性イソシアネートとして2-イソシアナト酢酸エチルを用いて製造し、該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 40.4%)。 LCMS: m/e 673.5 (MH
+), 2.90分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.15 - 5.36 (m, 1 H), 4.70 (s, 1 H), 4.57 (s, 1 H), 4.16 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 3.44 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 3.29 (dt, J=3.3, 1.6 Hz, 2 H), 2.95 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 2.50 (td, J=11.1, 5.5 Hz, 1 H), 2.12 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 1.94 - 2.08 (m, 1 H), 1.76 - 1.94 (m, 3 H), 1.60 - 1.76 (m, 8 H), 1.41 - 1.60 (m, 6 H), 1.28 - 1.41 (m, 2 H), 1.20 - 1.28 (m, 5 H), 1.10 - 1.20 (m, 4 H), 1.05 - 1.10 (m, 1 H), 1.02 (s, 3 H), 1.01 (s, 3 H), 0.94 (s, 3 H), 0.89 (s, 3 H).
【0341】
実施例157. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(カルボキシメチル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化234】
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4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-エトキシ-2-オキソエチル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(7 mg, 10.40 μmol)を、ジオキサン(2 ml)に溶解させた。水酸化ナトリウム溶液, 1N(0.021 ml, 0.021 mmol)を加えた。該混合液を70℃で2時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(4 mg, 32.8%)。 LCMS: m/e 645.3 (MH
+), 2.58分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.21 - 5.36 (m, 1 H), 4.70 (d, J=1.8 Hz, 1 H), 4.57 (s, 1 H), 3.83 (s, 2 H), 3.44 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.95 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 2.38 - 2.60 (m, 1 H), 2.13 (dd, J=17.1, 6.5 Hz, 1 H), 1.93 - 2.08 (m, 1 H), 1.76 - 1.93 (m, 2 H), 1.60 - 1.76 (m, 8 H), 1.40 - 1.60 (m, 6 H), 1.35 - 1.40 (m, 1 H), 1.29 - 1.35 (m, 1 H), 1.18 - 1.29 (m, 3 H), 1.16 (s, 3 H), 1.05 - 1.13 (m, 2 H), 1.03 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 0.92 (s, 3 H).
【0342】
実施例158. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-メトキシ-2-オキソエチル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化235】
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4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(2-エトキシ-2-オキソエチル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(7 mg, 10.40 μmol)を、ジオキサン(2 ml)およびメタノール(1 ml)に溶解させた。水酸化ナトリウム溶液(1N, 0.021 ml, 0.021 mmol)を加えた。該混合液を70℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧下において除去し、残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(2 mg, 29.2%)。 LCMS: m/e 659.4 (MH
+), 2.84分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.86 (d, J=8.2 Hz, 2 H), 7.14 (d, J=7.9 Hz, 2 H), 5.23 - 5.38 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.91 (s, 2 H), 3.71 - 3.78 (m, 3 H), 2.95 - 3.10 (m, 1 H), 2.46 - 2.62 (m, 1 H), 2.12 - 2.25 (m, 1 H), 2.05 (s, 1 H), 1.99 - 2.03 (m, 1 H), 1.91 - 1.99 (m, 6 H), 1.89 (br. s., 2 H), 1.76 - 1.83 (m, 2 H), 1.71 - 1.76 (m, 4 H), 1.69 (br. s., 1 H), 1.48 (br. s., 4 H), 1.31 (br. s., 4 H), 1.19 (s, 3 H), 1.07 (br. s., 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0343】
実施例159. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-ピリジン-3-イルウレイド)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化236】
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標題の化合物を、上述の合成経路2に従って、反応性イソシアネートとして3-イソシアナトピリジンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 38.9 %)。 LCMS: m/e 664.5 (MH
+), 2.80分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 9.22 (d, J=2.5 Hz, 1 H), 8.35 (d, J=5.3 Hz, 1 H), 8.13 - 8.28 (m, 1 H), 7.76 - 7.99 (m, 3 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.23 - 5.37 (m, 1 H), 4.72 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.60 (s, 1 H), 3.56 (s, 1 H), 3.04 (d, J=13.3 Hz, 1 H), 2.45 - 2.64 (m, 1 H), 2.10 - 2.20 (m, 2 H), 1.84 (br. s., 2 H), 1.62 - 1.79 (m, 8 H), 1.56 (br. s., 2 H), 1.47 (d, J=10.6 Hz, 4 H), 1.39 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 1.21 - 1.34 (m, 3 H), 1.18 (s, 3 H), 1.10 (d, J=11.3 Hz, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0344】
実施例160. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-(4-(メトキシカルボニル)フェニル)ウレイド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化237】
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標題の化合物を、上述の合成経路2に従って、反応性イソシアネートとして4-イソシアナト安息香酸メチルを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 37.7%)。 LCMS: m/e 721.5 (MH
+), 3.07分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.86 - 7.94 (m, 4 H), 7.39 - 7.51 (m, 2 H), 7.15 - 7.26 (m, 2 H), 5.21 - 5.33 (m, 1 H), 4.72 (s, 1 H), 4.59 (s, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.51 (s, 1 H), 3.03 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.42 - 2.60 (m, 1 H), 2.14 (dd, J=17.0, 6.7 Hz, 2 H), 1.61 - 1.76 (m, 8 H), 1.48 (br. s., 6 H), 1.22 - 1.35 (m, 5 H), 1.15 - 1.22 (m, 4 H), 1.14 (br. s., 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.03 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0345】
実施例161. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)エチル)カルバモイル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化238】
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標題の化合物を、上述の経路1に従って、反応性アミンとしてN-(2-アミノエチル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(8 mg, 20.4%)。 LCMS: m/e 748.3 (MH
+), 2.33分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.28 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 4.70 (s, 1 H), 4.59 (s, 1 H), 3.71 (br. s., 4 H), 3.35 - 3.56 (m, 7 H), 3.20 (t, J=5.3 Hz, 2 H), 2.94 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 2.37 - 2.57 (m, 1 H), 2.13 (dd, J=17.1, 6.3 Hz, 1 H), 1.94 - 2.08 (m, 1 H), 1.80 (br. s., 2 H), 1.61 - 1.77 (m, 8 H), 1.55 (br. s., 2 H), 1.48 (br. s., 4 H), 1.39 (br. s., 2 H), 1.31 (br. s., 1 H), 1.19 - 1.29 (m, 2 H), 1.17 (s, 3 H), 1.06 - 1.12 (m, 2 H), 1.04 (s, 3 H), 1.02 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0346】
C28逆カルバメート誘導体の製造についての一般的な方法
合成経路1:
【化239】
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工程1: カルバメートの製造
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(100 mg, 0.167 mmol)/DCM(5 ml)溶液に、0℃にて、ジピリジン-2-イルカーボネート(43.2 mg, 0.200 mmol)、続いてDIPEA(0.070 ml, 0.400 mmol)を加えた。該反応混合液を2時間撹拌した。得られた溶液に、0℃にて2-5当量の対応するアルコールおよび3-6当量のDIPEAを加えた。該混合液をさらに18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた粗生成物をさらなる精製は行わずに用いた。
【0347】
工程2: 安息香酸の製造
a) 酸加水分解 - 工程1からの物質/DCM(4-5 ml)溶液に、TFA(0.4-0.5 ml)を加えた。該混合液を室温で2-6時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートした。得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
b) 塩基性加水分解 - ジオキサン(2 ml)およびメタノール(2 ml)中の工程1からの物質の溶液に、水酸化ナトリウム(75 mg, 1.875 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を70℃で5-10時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートし、得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0348】
合成経路2:
【化240】
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工程1. カルバメートの製造
DCM(2 ml)中のビス(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)カーボネート(75 mg, 0.293 mmol)および対応するアルコール(0.322 mmol)の懸濁液に、TEA(0.041 ml, 0.293 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で2-4時間撹拌した。該中間溶液に、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(1当量)/DCM(5 ml)、続いてDIPEA(2当量)を加えた。えら得た溶液を2時間撹拌した。溶媒をエバポレートし、得られた粗生成物をBiotage により精製して、目的のカルバメートを得た。
【0349】
工程2: 安息香酸の製造
ジオキサン(2 ml)およびメタノール(2 ml)中の工程3からの物質の溶液に、水酸化ナトリウム(75 mg, 1.875 mmol)およびH
2O(0.5 ml)を加えた。得られた溶液を70℃で5-10時間撹拌した。溶媒を減圧下でエバポレートし、得られた粗生成物をプレパラティブHPLCにより精製して、目的の安息香酸を得た。
【0350】
実施例162. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エトキシ)カルボニルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸
【化241】
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標題の化合物を、C28逆カルバメートの製造について上述した合成経路2に従って、反応性アルコールとして1-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン-2-オンを用いて、23%の収率で製造した。 MS: m/e 699.3 (MH
+), 1.79分 (メソッド2).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 0.94 (s, 3 H) 0.96 (s, 3 H) 1.03 (s, 3 H) 1.04 (s, 3 H) 1.17 (s, 3 H) 1.70 (s, 3 H) 0.87 - 1.96 (m, 20 H) 2.03 (dq, J=7.91, 7.65 Hz, 3 H) 2.14 (dd, J=17.19, 6.40 Hz, 1 H) 2.36 (t, J=8.16 Hz, 2 H) 2.49 (td, J=11.04, 5.27 Hz, 1 H) 2.91 (d, J=13.05 Hz, 1 H) 3.39 - 3.46 (m, 1 H) 3.48 - 3.57 (m, 4 H) 4.17 (ddd, J=5.02, 2.89, 2.64 Hz, 2 H) 4.59 (s, 1 H) 4.71 (d, J=2.01 Hz, 1 H) 5.29 (dd, J=6.40, 1.88 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=8.28 Hz, 2 H) 7.91 (d, J=8.28 Hz, 2 H).
【0351】
実施例163. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)カルボニルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、C28逆カルバメートの製造について上述した合成経路1に従って、反応性アルコールとしてtert-ブチル 4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-カルボキシレートおよび酸加水分解を用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(1.5 mg, 3.82%)。 LCMS: m/e 700.4 (MH
+), 2.69分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 7.20 (d, J=8.3 Hz, 2 H), 5.19 - 5.37 (m, 1 H), 4.70 (s, 1 H), 4.58 (s, 1 H), 4.18 (t, J=5.4 Hz, 2 H), 3.77 - 4.02 (m, 2 H), 3.49 - 3.66 (m, 2 H), 3.38 (m, 1H), 3.13 - 3.24 (m, 3 H), 3.03 (s, 1 H), 2.80 - 2.86 (m, 2 H), 2.76 (t, J=5.3 Hz, 1 H), 2.43 - 2.55 (m, 1 H), 2.04 - 2.23 (m, 2 H), 1.97 (br. s., 1 H), 1.61 - 1.76 (m, 8 H), 1.52 - 1.61 (m, 2 H), 1.41 - 1.52 (m, 4 H), 1.20 - 1.41 (m, 8 H), 1.16 (s, 3 H), 1.02 (d, J=4.0 Hz, 6 H), 0.95 (s, 3 H), 0.93 (s, 3 H).
【0352】
実施例164. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロポキシ)カルボニル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化243】
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標題の化合物を、C28逆カルバメートの製造について上述した合成経路2に従って、反応性アルコールとして4-(3-ヒドロキシプロピル)チオモルホリン 1,1-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(15 mg, 38.2%)。 LCMS: m/e 763.3 (MH
+), 2.32分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.88 - 7.99 (m, 2 H), 7.14 - 7.32 (m, 2 H), 5.25 - 5.40 (m, 1 H), 4.74 (s, 1 H), 4.62 (br. s., 1 H), 4.16 (t, J=6.1 Hz, 2 H), 3.67 (br. s., 4 H), 3.38 - 3.53 (m, 5 H), 3.14 - 3.28 (m, 2 H), 2.95 (d, J=13.7 Hz, 1 H), 2.51 (t, J=6.3 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.3 Hz, 1 H), 2.01 - 2.12 (m, 3 H), 1.83 (d, J=11.9 Hz, 1 H), 1.64 - 1.80 (m, 8 H), 1.44 - 1.64 (m, 6 H), 1.32 - 1.44 (m, 3 H), 1.22 - 1.32 (m, 3 H), 1.12 - 1.22 (m, 5 H), 1.03 - 1.09 (m, 6 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0353】
実施例165. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((((2-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)エトキシ)カルボニル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化244】
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標題の化合物を、C28逆カルバメートの製造について上述した合成経路2に従って、反応性アルコールとして4-(2-ヒドロキシエチル)チオモルホリン 1,2-ジオキシドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(22 mg, 44.9%)。 LCMS: m/e 749.3 (MH
+), 2.54分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.32 (dd, J=6.1, 1.6 Hz, 1 H), 4.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 4.18 - 4.40 (m, 2 H), 3.52 (dd, J=6.5, 3.8 Hz, 4 H), 3.40 - 3.49 (m, 1 H), 3.25 - 3.38 (m, 6 H), 3.22 (t, J=5.0 Hz, 2 H), 2.97 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.53 (td, J=11.1, 5.6 Hz, 1 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 2.00 - 2.13 (m, 1 H), 1.84 (dd, J=12.2, 3.4 Hz, 2 H), 1.65 - 1.81 (m, 8 H), 1.53 - 1.65 (m, 4 H), 1.50 (d, J=11.0 Hz, 3 H), 1.34 - 1.46 (m, 2 H), 1.22 - 1.34 (m, 2 H), 1.19 - 1.22 (m, 2 H), 1.10 - 1.15 (m, 1 H), 1.03 - 1.10 (m, 6 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0354】
実施例166. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-(((3-(2-オキソピロリジン-1-イル)プロポキシ)カルボニルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化245】
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標題の化合物を、C28逆カルバメートの製造について上述した合成経路2に従って、反応性アルコールとして1-(3-ヒドロキシプロピル)ピロリジン-2-オンを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(12 mg, 32.4%)。 LCMS: m/e 713.3 (MH
+), 2.43分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.93 (m, 2 H), 7.24 (m, 2 H), 5.32 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1 H), 4.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.94 - 4.12 (m, 2 H), 3.45 - 3.56 (m, 2 H), 3.34 - 3.45 (m, 3 H), 2.95 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.52 (td, J=11.2, 5.6 Hz, 1 H), 2.32 - 2.45 (m, 2 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 2.01 - 2.13 (m, 3 H), 1.81 - 2.01 (m, 4 H), 1.64 - 1.81 (m, 8 H), 1.45 - 1.64 (m, 6 H), 1.34 - 1.45 (m, 2 H), 1.23 - 1.34 (m, 2 H), 1.20 (s, 3 H), 1.15 (dt, J=8.6, 4.4 Hz, 1 H), 1.09 - 1.12 (m, 1 H), 1.02 - 1.09 (m, 7 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0355】
実施例167. 4-(N-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)スルファモイル)安息香酸の製造。
【化246】
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工程1. 4-(N-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)スルファモイル)安息香酸の製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(25 mg, 0.042 mmol)/DCM(2 ml)溶液に、4-(クロロスルホニル)安息香酸(9.19 mg, 0.042 mmol)およびDIPEA(7.28 μl, 0.042 mmol)を加えた。得られた混合液を48時間室温で撹拌した。該混合液を7 mlの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 ml)で抽出した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。
【0356】
工程2: 安息香酸脱保護
工程1からの4-(N-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-(tert-ブトキシカルボニル)フェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)スルファモイル)安息香酸(10 mg, 0.013 mmol)をジオキサン(1 ml)およびMeOH(5 ml)に溶解させ、水酸化ナトリウム(10.20 mg, 0.255 mmol)(粉末)、続いて5滴の水を加えた。得られた懸濁液を70℃で6時間撹拌した。該反応が完了した後、全ての揮発性物質を減圧除去した。残渣をMeOHに再溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製して、4-(N-(((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-9-(4-カルボキシフェニル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-3a-イル)メチル)スルファモイル)安息香酸を白色の固形物として得た(1.8 mg, 18.4%)。 LCMS: m/e 728.2 (MH
+), 2.11分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 8.01 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.31 (d, J=4.3 Hz, 1 H), 4.70 (d, J=2.3 Hz, 1 H), 4.59 (s, 1 H), 3.05 (s, 1 H), 2.62 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.37 (br. s., 1 H), 2.11 (m, 1 H), 1.76 - 2.01 (m, 4 H), 1.65 - 1.76 (m, 6 H), 1.53 - 1.65 (m, 4 H), 1.44 (br. s., 5 H), 1.31 (d, J=2.8 Hz, 6 H), 1.03 (s, 6 H), 1.01 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0357】
実施例168. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化247】
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工程1. タンデム型ダブル(Tandem double)マイケル付加
ジオキサン(0.5 ml)およびエタノール(0.5 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸メチル(120 mg, 0.215 mmol)の溶液に、TEA(0.09 ml, 0.645 mmol)およびビニルスルホニルエテン(50.8 mg, 0.430 mmol)を加え、該反応混合液を85℃で3時間加熱した。溶媒を減圧除去し、そして該粗固形物を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 676.6 (MH
+), 3.28分 (メソッド3).
【0358】
工程2. メチルエステルの加水分解
工程1からの粗物質(88 mg, 0.130 mmol)/ジオキサン(1.5 ml)溶液に、水酸化ナトリウム溶液(0.5 ml, 1N, 0.500 mmol)を加えた。該反応混合液を55℃まで4時間加熱した。溶媒を減圧除去し、得られた固形物をプレパラティブHPLCにより精製して、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸を白色の固形物として得た(30 mg, 33.1%)。 LCMS: m/e 662.5 (MH
+), 2.98分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.23 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 5.24 - 5.39 (m, 1 H), 4.75 (s, 1H), 4.65 (s, 1H), 3.64 (br. s., 4 H), 3.42 (br. s., 4 H), 3.17 - 3.25 (m, 1 H), 2.86 (m, 1H), 2.55 (m, 1H), 2.08 - 2.23 (m, 1 H), 1.94 (br. s., 2 H), 1.74 (s, 6 H), 1.61 (br. s., 2 H), 1.55 (br. s., 6 H), 1.21 - 1.41 (m, 6 H), 1.15 - 1.21 (m, 4 H), 1.07 - 1.15 (m, 4 H), 1.05 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H).
【0359】
実施例169. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化248】
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4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(20 mg, 0.037 mmol)/DCM(2 ml)溶液に、ジヒドロフラン-2,5-ジオン(11.04 mg, 0.110 mmol)を加え、続いてDMAP(4.49 mg, 0.037 mmol)およびDIPEA(6.42 μl, 0.037 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 21.1%)。 LCMS: m/e 644.5 (MH
+), 2.80分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.16 - 7.34 (m, 2 H), 5.32 (dd, J=6.4, 1.6 Hz, 1 H), 4.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.54 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 3.04 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.57 - 2.71 (m, 2 H), 2.44 - 2.57 (m, 2 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 2.09 (dd, J=13.1, 1.8 Hz, 1 H), 1.85 (dd, J=12.2, 3.4 Hz, 2 H), 1.65 - 1.82 (m, 8 H), 1.61 (br. s., 2 H), 1.53 (d, J=10.5 Hz, 3 H), 1.48 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 1.35 - 1.45 (m, 3 H), 1.24 - 1.35 (m, 3 H), 1.16 - 1.24 (m, 4 H), 1.02 - 1.16 (m, 8 H), 0.99 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0360】
実施例170. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((4-メトキシ-4-オキソブタンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化249】
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4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-カルボキシプロパンアミド)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(20 mg, 0.037 mmol)/メタノール(2 ml)溶液に、TFAを加えて、0.1% v/v TFA-メタノール溶液を得た。該混合液を室温で28時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製した。該生成物を白色の固形物として単離した(1.1 mg, 4.55%)。 LCMS: m/e 658.5 (MH
+), 2.90分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 7.16 - 7.34 (m, 2 H), 5.32 (dd, J=6.4, 1.6 Hz, 1 H), 4.74 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 4.62 (s, 1 H), 3.68 (s, 3H), 3.54 (d, J=13.6 Hz, 1 H), 3.04 (d, J=13.8 Hz, 1 H), 2.57 - 2.71 (m, 2 H), 2.44 - 2.57 (m, 2 H), 2.17 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1 H), 2.09 (dd, J=13.1, 1.8 Hz, 1 H), 1.85 (dd, J=12.2, 3.4 Hz, 2 H), 1.65 - 1.82 (m, 8 H), 1.61 (br. s., 2 H), 1.53 (d, J=10.5 Hz, 3 H), 1.48 (d, J=2.0 Hz, 1 H), 1.35 - 1.45 (m, 3 H), 1.24 - 1.35 (m, 3 H), 1.16 - 1.24 (m, 4 H), 1.02 - 1.16 (m, 8 H), 0.99 (s, 3 H), 0.95 (s, 3 H).
【0361】
実施例171. N-(ジメチルスルファモイル)-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンズアミドの製造。
【化250】
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工程1. 第二級アミンのBOC保護
4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(57 mg, 0.079 mmol)/DCM(2 ml)溶液に、ジ-tert-ブチル ジカーボネート(26.0 mg, 0.119 mmol)を加え、続いて、DMAP(9.68 mg, 0.079 mmol)およびDIPEA(0.014 ml, 0.079 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた固形物をさらなる精製は行わずに次の工程で用いた。 LCMS: m/e 819.3 (MH
+), 2.65分 (メソッド3).
【0362】
工程2. カップリング
工程1からの物質(57 mg, 0.070 mmol)/THF(2 ml)溶液に、カルボニルジイミダゾール(19.36 mg, 0.119 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した。N, N-ジメチルスルファミド(24.11 mg, 0.199 mmol)、続いてDBU(0.030 ml, 0.199 mmol)を加えた。得られた混合液を室温で12時間撹拌した。該反応液を1N HClによりクエンチして、酢酸エチル(3 X 10 ml)で抽出した。有機層を集めて、硫酸ナトリウムで乾燥させた。得られた物質を、さらなる精製は行わずに次の工程で用いた。 LCMS: m/e 925.6 (MH
+), 2.56分 (メソッド3).
【0363】
工程3. De-BOC加水分解
工程2からの物質(5 mg, 0.0054 mmol)/DCM(5 ml)溶液に、TFA(0.5 ml, 6.49 mmol)を加えた。該混合液を室温で16時間撹拌した。該混合液を減圧下で濃縮した。残渣をジオキサンおよびMeOHに溶解させ、プレパラティブHPLCにより精製して、N-(ジメチルスルファモイル)-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンズアミドを白色の固形物として得た(1.3 mg, 29.2%)。 LCMS: m/e 825.5 (MH
+), 2.41分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.81 (m, J=8.3 Hz, 2 H), 7.28 (m, J=8.5 Hz, 2 H), 5.27 - 5.40 (m, 1 H), 4.78 (s, 1H), 4.68 (s, 1 H), 3.23 - 3.31 (m, 1 H), 3.13 - 3.23 (m, 6 H), 3.09 (br. s., 4 H), 3.00 (s, 6 H), 2.88 (s, 1 H), 2.74 (t, J=6.7 Hz, 2 H), 2.54 (br. s., 1 H), 2.17 (s, 1 H), 1.96 (d, J=8.5 Hz, 2 H), 1.76 (s, 8 H), 1.54 (br. s., 8 H), 1.39 (d, J=3.5 Hz, 3 H), 1.31 (br. s., 4 H), 1.17 - 1.23 (m, 4 H), 1.11 (s, 3 H), 1.07 (s, 3 H), 1.00 (s, 3 H), 0.98 (s, 3 H)
【0364】
実施例172. ベンズアミド, N-(シクロプロピルスルホニル)-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンズアミドの製造。
【化251】
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標題の化合物を、N-(ジメチルスルファモイル)-4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンズアミド, 実施例181の製造について上述した方法に従って、シクロプロパンスルホンアミドを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(32 mg, 68.5%)。 LCMS: m/e 822.5 (MH
+), 2.38分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.84 (m, 2 H), 7.29 (m, 2 H), 5.22 - 5.38 (m, 1 H), 4.78 (d, J=1.5 Hz, 1 H), 4.66 (s, 1 H), 3.49 - 3.65 (m, 4 H), 3.36 - 3.46 (m, 4 H), 3.19 - 3.31 (m, 3 H), 3.14 - 3.19 (m, 1 H), 3.11 (t, J=7.4 Hz, 2 H), 2.89 (d, J=13.1 Hz, 1 H), 2.53 (td, J=10.5, 5.6 Hz, 1 H), 2.00 - 2.24 (m, 4 H), 1.66 - 1.91 (m, 10 H), 1.43 - 1.66 (m, 8 H), 1.28 - 1.43 (m, 5 H), 1.12 - 1.28 (m, 7 H), 1.09 (s, 3 H), 1.05 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H).
【0365】
実施例173. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((4-((シクロプロピルスルホニル)アミノ)-4-オキソブタノイル)(3-(1,1-ジオキシド-4-チオモルホリニル)プロピル)アミノ)メチル)-1-イソプロペニル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化252】
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工程1. メチルエステル形成
CH
2Cl
2(50 ml)/MeOH(5 ml)中の4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸(300 mg, 0.42 mmol)の溶液に、(ジアゾメチル)トリメチルシラン(2.053 ml, 4.11 mmol)を加えた。得られた溶液を、窒素下において室温で2時間撹拌した。LC/MSによってSMが残っていないことが示された。該反応混合液を濃縮して、(100%)粗生成物を得た。 LCMS: m/e 733.3 (MH
+), 2.52分 (メソッド2).
【0366】
工程2. アシル化
メチル, 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-3a-((3-(1-ジオキソ-チオモルホリノ)プロピルアミノ)メチル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(16 mg, 0.022 mmole)/CH
2Cl
2(0.5 ml)溶液に、ジヒドロフラン-2,5-ジオン(3.28 mg, 0.033 mmol)を加え、続いてDMAP(3.07 mg, 0.022 mmol)およびDIPEA(0.011 ml, 0.065 mmol)を加えた。該混合液を室温で18時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、得られた残渣を、さらなる精製は行わずに次の工程で用いた。 LCMS: m/e 833.3 (MH
+), 2.45分 (メソッド3).
【0367】
工程3. スルホンアミド形成
工程2からの物質(20 mg, 0.024 mmol)/THF(2 ml)溶液に、CDI(4.67 mg, 0.029 mmol)を加えた。該混合液を室温で2時間撹拌した。得られた溶液に、シクロプロパンスルホンアミド(5.82 mg, 0.048 mmol)、続いてDBU(7.24 μl, 0.048 mmol)を加えた。該反応混合液を室温で6時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をCH
2Cl
2に再溶解させ、該溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させた。得られた物質を、さらなる精製は行わずに次のけん化工程で用いた。 LCMS: m/e 936.6 (MH
+), 2.60分 (メソッド3).
【0368】
工程4. メチルエステルのアルカリ性加水分解
工程3からの物質(18 mg, 0.019 mmol)/ジオキサン(1.5 ml)溶液に、水酸化ナトリウム(0.5 ml, 1 N, 500 mmol)を加えた。得られた溶液を63℃で12時間撹拌し、溶媒を減圧除去し、得られた残渣をプレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(8 mg, 42%)。 LCMS: m/e 922.5 (MH
+), 2.42分 (メソッド3),
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (m, J=8.0 Hz, 2 H), 7.24 (m, J=8.0 Hz, 2 H), 5.33 (d, J=6.3 Hz, 1 H), 4.76 (s, 1H), 4.68 (s, 1H), 3.84 (br. s., 2 H), 3.59 - 3.75 (m, 4 H), 3.48 - 3.59 (m, 3 H), 3.40 - 3.48 (m, 2 H), 3.06 - 3.21 (m, 1 H), 2.84 - 3.06 (m, 2 H), 2.75 - 2.84 (m, 2 H), 2.54 - 2.75 (m, 3 H), 2.03 - 2.27 (m, 4 H), 1.91 (d, J=16.6 Hz, 2 H), 1.81 (br. s., 2 H), 1.65 - 1.79 (m, 6 H), 1.52 - 1.65 (m, 5 H), 1.48 (br. s., 2 H), 1.35 - 1.45 (m, 2 H), 1.17 - 1.35 (m, 8 H), 1.10 - 1.17 (m, 4 H), 1.02 - 1.10 (m, 6 H), 0.91 - 1.02 (m, 6 H).
【0369】
標題の化合物を、中間体3の製造について前述した方法を用いて、出発物質としてケトン中間体B2を用いて、製造した(29%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.65 (s, 3 H), 0.91 (s, 3 H), 0.94 (s, 3 H), 0.97 (s, 3 H), 1.04 (s, 3 H), 1.05 - 1.12 (m, 1 H), 1.14 (s, 6 H), 1.16 - 1.28 (m, 3 H), 1.28 - 1.42 (m, 2 H), 1.42 - 1.54 (m, 2 H), 1.57 - 1.65 (m, 2 H), 1.68 (d, J=14.56 Hz, 2 H), 1.73 (d, J=4.52 Hz, 1 H), 1.78 - 1.84 (m, 2 H), 1.86 (dd, J=5.90, 4.14 Hz, 1 H), 1.90 - 1.97 (m, 1 H), 1.98 - 2.04 (m, 1 H), 2.12 (dd, J=17.07, 6.78 Hz, 1 H), 2.93 (dd, J=13.93, 4.14 Hz, 1 H), 5.03 - 5.14 (m, 3 H), 5.33 (t, J=3.51 Hz, 1 H), 5.58 (dd, J=6.78, 2.01 Hz, 1 H), 7.34 - 7.38 (m, 5 H);
19F NMR (376.46 MHz, クロロホルム-d) δ ppm -74.84.
【0370】
実施例174. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化253】
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工程1. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-ホルミル-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(200 mg, 0.334 mmol)/EtOH(20 mL)の懸濁液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(186 mg, 2.67 mmol)および炭酸カリウム(369 mg, 2.67mmol)を加え、該混合液を室温で終夜撹拌した。LC/MSによって、期待される生成物の質量が示された。該混合液を、7 mLの飽和NaHCO
3で希釈し、ジクロロメタン(3 x 7 mL)で抽出した。有機層を合わせてNa
2SO
4で乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、該濾液を減圧下で濃縮した。オフホワイト色の泡状物質としての粗生成物(〜100%)を、さらなる精製は行わずに次の工程に用いた。 LCMS: m/e 614.53 (MH
+), 3.82分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.90 (2 H, m, J=8.3 Hz), 7.60 (1 H, s), 7.19 (2 H, m, J=8.3 Hz), 5.23 - 5.35 (1 H, m), 4.76 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.64 (1 H, s), 2.56 (1 H, td, J=11.0, 5.4 Hz), 2.05 - 2.19 (1 H, m), 1.92 - 2.05 (2 H, m), 1.83 - 1.92 (2 H, m), 1.64 - 1.82 (7 H, m), 1.58 - 1.64 (9 H, m), 1.38 - 1.57 (9 H, m), 1.22 - 1.31 (2 H, m), 1.10 - 1.20 (2 H, m), 1.07 (3 H, s), 1.04 (3 H, s), 0.97 - 1.01 (3 H, m), 0.85 - 0.97 (6 H, m)
【0371】
工程2. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
100 mLのナシフラスコ中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((ヒドロキシイミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートを含む上記からの粗生成物(100 mg, 0.163 mmol)に、EtOH(12 mL)を加えて、澄明な溶液を得た。これに、過剰量のNH
4Cl(400 mg, 5.19 mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(sodium cyanoborohydre)(300 mg, 4.77 mmol)を加えた。該混合液を冷たくなるまで氷浴中で撹拌した。この懸濁液に、塩化チタン(III)(4 mL, 0.163 mmol)20%溶液を加えた。得られた混合液を窒素で被覆した。氷浴を取り外して、室温で1時間撹拌を続けた。LCMSによって、反応が完了したことが示された。この時点で、該混合液は濃い緑がかった青紫色であった。水酸化ナトリウム溶液(3 mL, 10N/25 mLの水)を、塩化メチレン(30 mL)とともに該反応混合液に加えた。該混合液を、濃い青色の相が有機相の上部に浮いてくるまで、激しく撹拌した。該混合液を紙のプラグ(plug of paper)によって濾過して、澄明な濾液を得た。該2相の濾液を、上相のpHについて検定し(pH)、下相のLCMSを行った。有機層を集めて、水層をCH
2Cl
2(2 x 20 mL)で抽出した。有機層を合わせて、NaSO
4で乾燥させ、オフホワイト色の固形物(95mg, 97.0%)を得て、それをさらなる精製は行わずに次の工程で用いた)。 LCMS: m/e 600.58 (MH
+), 3.03分 (メソッド3).
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.90 (2 H, m, J=8.3 Hz), 7.19 (2 H, m, J=8.3 Hz), 5.29 (1 H, dd, J=6.2, 1.6 Hz), 4.71 (1 H, d, J=2.3 Hz), 4.61 (1 H, s), 2.89 (1 H, d, J=12.8 Hz), 2.44 (1 H, td, J=11.0, 5.7 Hz), 2.36 (1 H, d, J=13.3 Hz), 2.11 (1 H, dd, J=17.1, 6.5 Hz), 1.75 - 1.99 (2 H, m), 1.71 (5 H, s), 1.57 - 1.70 (9 H, m), 1.36 - 1.57 (9 H, m), 1.18 - 1.32 (5 H, m), 1.06 - 1.18 (6 H, m), 1.01 - 1.06 (3 H, m), 1.00 (3 H, s), 0.90 - 0.97 (6 H, m).
【0372】
工程3. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(15 mg, 0.025 mmol)/DCM(4 mL)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加え、該混合液を室温で撹拌した。該溶液の色が、ピンクがかった色に変化した。6時間後、溶媒を減圧除去して、残渣を逆相プレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(12 mg, 80%)。 LCMS: m/e 544.49 (MH
+), 2.60分 (メソッド3).
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.94 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.24 (2 H, d, J=8.5 Hz), 5.32 (1 H, dd, J=6.3, 1.7 Hz), 4.77 (1 H, d, J=1.8 Hz), 4.66 (1 H, s), 3.10 - 3.24 (1 H, m), 2.73 - 2.84 (1 H, m), 2.50 (1 H, td, J=10.6, 5.6 Hz), 2.17 (1 H, dd, J=17.1, 6.4 Hz), 1.98 - 2.11 (1 H, m), 1.67 - 1.89 (8 H, m), 1.54 - 1.66 (3 H, m), 1.44 - 1.56 (5 H, m), 1.33 - 1.45 (2 H, m), 1.27 - 1.34 (3 H, m), 1.23 - 1.28 (1 H, m), 1.15 - 1.24 (4 H, m), 1.11 (3 H, s), 1.06 (3 H, s), 0.92 - 1.02 (6 H, m).
【0373】
実施例175. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((イソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化254】
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tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((E)-(ヒドロキシイミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートのシリカゲルクロマトグラフィーにおける精製の間、アセトンを用いた。その結果、少量の対応するアセトンアルジミンが得られた。この化合物を、上述のとおり、TiCl
3、NaBCNH
3で処理して、(tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((イソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート)を得た。 LCMS: m/e 642.69 (M+H)
+, 2.611分 (メソッド9 開始%B = 75%).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.19 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.30 (dd, J=6.3, 1.8 Hz, 1H), 4.72 (d, J=2.3 Hz, 1H), 4.61 (dd, J=2.1, 1.4 Hz, 1H), 2.82 - 2.75 (m, J=12.8 Hz, 1H), 2.79 - 2.71 (m, 1H), 2.79 - 2.71 (m, 1H), 2.48 (td, J=11.0, 5.8 Hz, 1H), 2.21 (d, J=11.5 Hz, 1H), 2.12 (dd, J=17.2, 6.4 Hz, 1H), 2.02 - 1.75 (m, 5H), 1.75 - 1.63 (m, 7H), 1.72 (s, 3H), 1.61 (s, 9H), 1.60 - 1.53 (m, 3H), 1.51 - 1.35 (m, 6H), 1.12 (s, 3H), 1.11 (d, J=6.3 Hz, 3H), 1.10 (d, J=6.3 Hz, 3H), 1.02 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.94 (s, 6H).
13C NMR (101MHz, クロロホルム-d) δ 165.6, 159.8, 150.3, 147.9, 145.9, 129.55, 129.37, 128.0, 123.6, 109.2, 80.4, 52.4, 49.0, 48.6, 47.0, 42.3, 41.3, 40.4, 38.9, 37.1, 36.8, 35.9, 33.7, 33.1, 29.4, 29.1, 28.9, 27.9, 26.7, 24.9, 20.9, 20.7, 19.4, 18.9, 16.1, 15.3, 14.4.
その後、TFAで処理して上述のとおり保護基を除去して、標題の化合物を得た。 LCMS: m/e 586.64 (M+H)
+, 2.14分 (メソッド9). Partial
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.99 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.23 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.35 - 5.28 (m, 1H), 4.73 (d, J=1.5 Hz, 1H), 4.66 - 4.62 (m, 1H), 1.72 (s, 3H), 1.51 (s, 3H), 1.49 (s, 3H), 1.12 (s, 3H), 1.03 (s, 3H), 1.00 (s, 3H), 0.95 (s, 6H).
【0374】
実施例176. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((3-メトキシ-3-オキソプロピルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化255】
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標題の化合物を、C-28アミン形成および加水分解について上述した一般的な方法に従って、反応性アミンとしてメチル 3-アミノプロパノエートを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(26 mg, 27.5%)。 LCMS: m/e 630.3 (MH
+), 2.39分 (メソッド9).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.00 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.31 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.73 (s, 1H), 4.65 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.52 - 3.27 (m, 3H), 2.90 (m, 2H), 2.81 (br. s., 1H), 2.47 - 2.33 (m, 1H), 2.18 - 1.95 (m, 2H), 1.93 - 1.79 (m, 2H), 1.77 - 1.61 (m, 2H), 1.59 - 1.38 (m, 7H), 1.37 - 1.17 (m, 7H), 1.10 (s, 4H), 1.02 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.96 (s, 3 H), 0.87 - 0.95 (s, 3 H)
【0375】
実施例177. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化256】
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工程1. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アミノメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(200 mg, 0.667 mmol)を、DMF(10.00 mL)およびTHF(10.00 mL)に溶解させ、エタン-1,2-ジイル ビス(4-メチルベンゼンスルホネート)(247 mg, 0.667 mmol)、続いてK
2CO
3(184 mg, 1.333 mmol)を加え、該混合液を、出発物質がLCMSによって検出されなくなるまで、100℃にて撹拌した。LC-MSによってM+1=626.7が認められた。該反応混合液をCH
2Cl
2(100 mL)に再溶解させ、水(2 x 50 mL)により洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧除去し、得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサンの混合液を用いる)により精製した。白色の泡状物質を得た(130 mg, 65%)。 LCMS: m/e 426.7 (MH
+), 4.393分 (メソッド8).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.90 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.24 - 7.11 (m, 2H), 5.30 (d, J=1.8 Hz, 1H), 4.70 (d, J=2.0 Hz, 1H), 4.60 (dd, J=2.3, 1.3 Hz, 1H), 2.56 (d, J=21.1 Hz, 1H), 2.44 - 2.33 (m, 1H), 2.26 - 2.05 (m, 3H), 2.04 - 1.89 (m, 1H), 1.86 (d, J=12.0 Hz, 1H), 1.82 - 1.58 (m, 18H), 1.56 - 1.37 (m, 7H), 1.35 - 1.21 (m, 6H), 1.19 - 1.06 (m, 6H), 1.03 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.93 (m, 6H).
【0376】
工程2. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(62 mg, 0.099 mmol)/DCM(4 mL)溶液に、TFA(0.4 ml, 5.19 mmol)を加えた。該混合液を室温で6時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣を逆相プレパラティブHPLCにより精製して、標題の化合物を白色の泡状物質として得た(15 mg, 26.6%)。 LCMS: m/e 570.36 (MH
+), 2.363分 (メソッド9).
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ 8.02 - 7.84 (m, 2H), 7.24 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.33 (s, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.66 (s, 1H), 3.28 - 3.14 (m, 1H), 2.93 - 2.72 (m, 1H), 2.59 - 2.41 (m, 1H), 2.24 - 1.95 (m, 2H), 1.92 - 1.68 (m, 12H), 1.56 (br. s., 8H), 1.31 (m, 5H), 1.19 (m, 5H) 1.10 (s, 3 H), 1.06 (s, 3 H), 0.99 (s, 3 H), 0.97 (s, 3H).
【0377】
実施例178. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-ヒドロキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化257】
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標題の化合物を、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の合成について上述した一般的な方法に従って、工程1のアルキル化試薬として2-ブロモエタノールを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(21.9 mg, 79.9%)。 LCMS: m/e 588.9 (MH
+), 2.373分 (メソッド9).
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δ 7.88 (d, J=8.2 Hz, 2H), 7.23 (d, J=8.2 Hz, 2H), 5.25 (d, J=4.9 Hz, 1H), 4.72 (s, 1H), 4.61 (s, 1H), 3.74 (m, 2H), 3.14 (br. s., 1H), 3.08 (m, 2H), 2.80 - 2.68 (m, 1H), 2.45 (m, 1H), 2.12 - 1.94 (m, 2H), 1.93 - 1.79 (m, 2H), 1.74 - 1.58 (m, 8H), 1.57 - 1.29 (m, 8H), 1.28 - 1.13 (m, 4H), 1.08 (s, 4H) 1.00 (3 H, s), 0.96 (3 H, s), 0.91 (6 H, s).
【0378】
実施例179. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化258】
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工程1. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
アセトン(5 mL)中のtert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(30 mg, 0.048 mmol)および1-(メチルスルホニル)ピペラジン(78.7 mg, 0.48 mmol)の混合液を、密閉チューブ中で18時間、還流加熱した。LCMSにより目的の化合物が検出された(M+1=790.7, 2.96分, メソッド9)。
【0379】
工程2. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
標題の化合物を、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸, 工程2の合成について上述した一般的な方法に従って、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(48 mg, 47.5%)。 LCMS: m/e 734.5 (MH
+), 2.35分 (メソッド9).
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ 7.95 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.36 - 5.27 (m, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.67 (s, 1H), 3.56 - 3.42 (m, 6H), 3.30 (m, 3H), 3.24 - 3.09 (m, 4H), 3.06 - 2.87 (m, 4H), 2.58 - 2.50 (m, 1H), 2.23 - 1.99 (m, 2H), 1.94 - 1.68 (m, 10H), 1.65 - 1.46 (m, 8H), 1.42 - 1.24 (m, 4H) 1.19 (m, 4H) 1.10 (3 H, s), 1.06 (3 H, s), 0.99 (3 H, s), 0.97 (3 H, s).
【0380】
実施例180. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-メトキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化259】
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標題の化合物を、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートから、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の合成について上述した方法に従って、工程1における試薬としてメタノールを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(1.6 mg, 5.2%)。 LCMS: m/e 602.49 (MH
+), 2.40分 (メソッド9).
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.85 (d, J=7.6 Hz, 2H), 7.12 (d, J=7.6 Hz, 2H), 5.29 (s, 1H), 4.79 - 4.76 (s, 1H), 4.66 (s, 1H), 3.67 - 3.64 (m, 2H), 3.43 (s, 3H), 3.21 - 3.15 (m, 3H), 2.69 - 2.62 (m, 1H), 2.52 (m, 1H), 2.19 - 2.10 (m, 1H), 2.07 - 2.00 (m, 1H), 1.79 (m, 8H), 1.57 (m, 8H), 1.40 - 1.24 (m, 7H), 1.18 (m, 4H), 1.09 (3 H, s), 1.05 (3 H, s), 0.97 (3 H, s), 0.96 (3 H, s).
【0381】
実施例181. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
標題の化合物を、tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートから、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)エチルアミノ)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の合成について上述した方法に従って、工程1における試薬としてピペリジン-4-イルメタノールを用いて、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(5 mg, 16.7%)。 LCMS: m/e 685.5 (MH
+), 2.33分 (メソッド9).
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ 7.90 (d, J=8.0 Hz, 2H), 7.20 (d, J=8.0 Hz, 2H), 5.28 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.74 (br. s., 1H), 4.63 (br. s., 1H), 3.74 - 3.38 (m, 8H), 3.07 (br. s., 2H), 2.98 - 2.85 (m, 2H), 2.48 (br. s., 1H), 2.21 - 1.93 (m, 4H), 1.90 - 1.64 (m, 11H), 1.63 - 1.40 (m, 10H), 1.39 - 1.24 (m, 4H), 1.23 - 1.09 (m, 4H), 1.04 (m, 6H), 0.94 (m, 6H).
【0382】
実施例182. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソオキサゾリジン-3-イル)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
工程1. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((tert-ブトキシカルボニル(2-ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((2-ヒドロキシエチルアミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(600 mg, 0.932 mmol)を、CH
2Cl
2(10 mL)に溶解させ、BOC
2O(0.260 mL, 1.118 mmol)を加え、続いてヒューニッヒ塩基(0.163 mL, 0.932 mmol)を加えて、無色の溶液を得て、それを0℃で6時間撹拌した。LCMSによって目的の生成物の形成が示された(M+23=767)。溶媒を減圧除去し、得られた白色の固形物を次の工程にそのまま用いた。
【0383】
工程2. tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-((tert-ブトキシカルボニル(2-ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエートの製造。
tert-ブチル 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(((tert-ブトキシカルボニル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ)メチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)ベンゾエート(133 mg, 0.179 mmol)を、CH
2Cl
2(5 mL)に溶解させ、該溶液を0℃にて冷却した。メタンスルホニルクロリド(30.7 mg, 0.268 mmol)、続いてTEA(0.050 mL, 0.357 mmol)を加え、該混合液を18時間撹拌した。溶媒を除去し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、標題の化合物を白色の固形物として得た(100 mg, 83.3%)。
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.95 - 7.86 (m, J=8.3 Hz, 2H), 7.24 - 7.10 (m, J=8.3 Hz, 2H), 5.36 - 5.24 (m, 1H), 4.82 - 4.68 (m, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.39 - 4.26 (m, 2H), 3.75 - 3.59 (m, 2H), 3.46 (d, J=13.8 Hz, 1H), 3.10 (d, J=14.3 Hz, 1H), 2.58 - 2.39 (m, 1H), 2.24 - 2.04 (m, 2H), 1.98 - 1.69 (m, 8H), 1.69 - 1.58 (m, 12H), 1.57 - 1.39 (m, 8H), 1.36 - 1.22 (m, 4H), 1.21 - 1.07 (m, 5H), 1.07 - 0.97 (m, 6H), 0.97 - 0.80 (m, 6H).
【0384】
工程3. 4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-3a-((2-オキソオキサゾリジン-3-イル)メチル)-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の製造。
標題の化合物を、4-((1R,3aS,5aR,5bR,7aR,11aS,11bR,13aR,13bR)-3a-(アジリジン-1-イルメチル)-5a,5b,8,8,11a-ペンタメチル-1-(プロパ-1-エン-2-イル)-2,3,3a,4,5,5a,5b,6,7,7a,8,11,11a,11b,12,13,13a,13b-オクタデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]クリセン-9-イル)安息香酸の合成について上述した方法の工程2に従って、製造した。該生成物を白色の固形物として単離した(15 mg, 14.7%)。 LCMS: m/e 614.5 (MH
+), 2.47分 (メソッド8).
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 8.02 (d, J=8.3 Hz, 2H), 7.24 (d, J=8.3 Hz, 2H), 5.32 (d, J=4.5 Hz, 1H), 4.74 (s, 1H), 4.62 (s, 1H), 4.34 (t, J=7.9 Hz, 2H), 3.81 - 3.59 (m, 2H), 3.47 (m, 2H), 3.20 - 3.00 (m, 1H), 2.51 (td, J=11.2, 5.5 Hz, 1H), 2.26 - 2.06 (m, 2H), 1.97 - 1.66 (m, 10H), 1.50 - 1.22 (m, 10H), 1.15 (s, 4H), 1.06 - 0.83 (m, 13H)
【0385】
実施例に対する生物学的データ
・「μM」はマイクロモルを意味する。
・「mL」はミリリットルを意味する。
・「μl」はマイクロリットルを意味する。
・「mg」ミリグラムを意味する。
・「μg」はマイクログラムを意味する。
【0386】
表1〜2で報告する結果を得るために用いた材料および実験手順を以下に記載する。
HIV細胞培養アッセイ - MT-2細胞および293T細胞を、NIH AIDS Research and Reference Reagent Programから得た。MT-2細胞を、10%の熱非働化ウシ胎仔血清、100 μg/mlのペニシリンGおよび最大 100ユニット/mlのストレプトマイシンを補充したRPMI 1640培地中に播種した。該293T細胞を、10%の熱非働化ウシ胎仔血清(FBS)、100ユニット/mlのペニシリンGおよび100 μg/mlのストレプトマイシンを補充したDMEM培地中に播種した。NL4-3のプロウイルスDNAクローンを、NIH AIDS Research and Reference Reagent Programから得た。リコンビナントNL4-3ウイルス(その中のNL4-3からのnef遺伝子部分がウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子と置換されている)を対照ウイルスとして用いた。さらに、残基(residue)Gag P373をP373Sに変換した。簡単に述べると、該リコンビナントウイルスを、NL4-3の改変プロウイルスクローンのトランスフェクションにより調製した。トランスフェクションは、293T細胞において、インビトロジェン(Carlsbad, CA)からのLipofectAMINE PLUSを用い、メーカーの指示書に従って実施した。該ウイルスを、MT-2細胞においてマーカーとしてルシフェラーゼ酵素活性を用いて、力価評価した。ルシフェラーゼを、プロメガ(Madison, WI)からのDual Luciferase キットを用い、メーカーの指示を改変して、定量した。希釈したPassive Lysis 溶液を、再懸濁したルシフェラーゼアッセイ試薬および再懸濁したStop & Glo 基質(2:1:1 比)と予め混合させた。アッセイプレート上の各ウェル(吸引済み)に50 μLの該混合液を加え、Wallac TriLux(Perkin-Elmer)にてルシフェラーゼ活性を直ちに測定した。リコンビナントウイルスについての阻害剤の抗ウイルス活性を、連続希釈した阻害剤の存在下でNLRlucリコンビナントに4-5日間感染させた細胞におけるルシフェラーゼ活性を測定することによって、定量化した。化合物のEC
50データを表2に示す。表1は、表2のデータのキーである。
【0387】
結果
表1. EC
50についての生物学的データのキー
【表14】
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表2
【表15】
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【表16】
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【表30】
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【表35】
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【表38】
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【表39】
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【表40】
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【表54】
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【表55】
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【表56】
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【0388】
前述は単なる例示であり、決して、本発明の範囲もしくは基本的原理を制限するものであると理解されるべきではない。実際に、本明細書に示され記載されたものに加えて、本発明の様々な改変が、以下の実施例および前述から、当業者には明らかであろう。そのような改変もまた、添付の特許請求の範囲に含まれると意図される。