特許第6000880号(P6000880)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤフー株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000002
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000003
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000004
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000005
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000006
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000007
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000008
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000009
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000010
  • 特許6000880-携帯端末装置 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6000880
(24)【登録日】2016年9月9日
(45)【発行日】2016年10月5日
(54)【発明の名称】携帯端末装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20160923BHJP
【FI】
   H04M1/00 W
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-55700(P2013-55700)
(22)【出願日】2013年3月18日
(65)【公開番号】特開2014-183411(P2014-183411A)
(43)【公開日】2014年9月29日
【審査請求日】2013年9月5日
【審判番号】不服2015-11217(P2015-11217/J1)
【審判請求日】2015年6月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】塚本 翼
【合議体】
【審判長】 大塚 良平
【審判官】 山中 実
【審判官】 林 毅
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−147433(JP,A)
【文献】 特開2012−248993(JP,A)
【文献】 特開2012−178663(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、
前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムの設定状態を取得し、アプリケーションプログラムと設定状態と通信断時の利用可能レベルとを対応付けたテーブルを参照して前記アプリケーションプログラムの利用可能レベルを取得する取得手段と、
取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段と
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、
前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムを一時的に起動してエラーログを取得し、当該エラーログを解析することで通信機能に関するエラーの状態から通信断時の利用可能レベルを取得する取得手段と、
取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段と
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項3】
携帯端末装置を構成するコンピュータを、
アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段、
前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムの設定状態を取得し、アプリケーションプログラムと設定状態と通信断時の利用可能レベルとを対応付けたテーブルを参照して前記アプリケーションプログラムの利用可能レベルを取得する取得手段、
取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段
として機能させる携帯端末装置制御プログラム。
【請求項4】
携帯端末装置を構成するコンピュータを、
アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段、
前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムを一時的に起動してエラーログを取得し、当該エラーログを解析することで通信機能に関するエラーの状態から通信断時の利用可能レベルを取得する取得手段、
取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段
として機能させる携帯端末装置制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンにインストールされているアプリ(アプリケーションプログラム)は、インターネットに接続する機能を有しているものが多い。
【0003】
そのため、携帯電話無線ネットワークの圏外やWi−Fi等の無線LANのホットスポット外に居る場合には、そのような通信機能を用いるアプリを正常に使用することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−350757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、通信機能を用いるアプリは、通信可能でない環境では正常に使用することができないのは当然であるが、高齢のユーザや通信の基礎知識に乏しいユーザ等は、通信可能な状態であること(アンテナマークが立っている等)を確認せずにアプリを起動してしまうことがある。
【0006】
この場合、通信が行えないことでエラー表示が行われる等、正常に機能が利用できないため、アプリや携帯端末装置の不具合であると誤認してしまうことが多い。
【0007】
また、携帯端末装置のバッテリ残量が減ってきた場合、すぐに充電できる環境下でないときは、不要不急のアプリ以外は使用を控えるべきであるが、どのアプリが電力を消費しやすいのかを知るすべはなかった。
【0008】
一方、特許文献1には、インターネットに接続可能か否か等に基づいて、電子マネーのチャージが可能な環境下に居るか否かを報知できるようにした技術が開示されている。しかし、電子マネー利用機能を備えた携帯端末装置に特化した技術であり、上述した問題を解決できるものではない。
【0009】
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、アプリの状態や特性をユーザに直感的にわかりやすく伝えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムの設定状態を取得し、アプリケーションプログラムと設定状態と通信断時の利用可能レベルとを対応付けたテーブルを参照して前記アプリケーションプログラムの利用可能レベルを取得する取得手段と、取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段とを備える。
また、アプリケーションプログラムのアイコンを変更する可能性のある、予め設定された所定の条件であって、通信状態に変化があり、かつ通信可能でなくなった場合を示す条件が満たされたか否かを判断する判断手段と、前記所定の条件が満たされたと判断された場合に、インストールされているアプリケーションプログラムを一時的に起動してエラーログを取得し、当該エラーログを解析することで通信機能に関するエラーの状態から通信断時の利用可能レベルを取得する取得手段と、取得された利用可能レベルに応じて前記アプリケーションプログラムのアイコンを変更する変更手段とを備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明にあっては、アプリの状態や特性をユーザに直感的にわかりやすく伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
図2】実施形態の処理例を示すフローチャート(その1)である。
図3】アプリ使用可能レベルテーブルのデータ構造例を示す図である。
図4】アイコンの例を示す図(その1)である。
図5】アイコンの例を示す図(その2)である。
図6】実施形態の処理例を示すフローチャート(その2)である。
図7】実施形態の処理例を示すフローチャート(その3)である。
図8】アプリ使用電力レベルテーブルのデータ構造例を示す図である。
図9】アイコンの例を示す図(その3)である。
図10】アイコンの例を示す図(その4)である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
【0014】
<構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
【0015】
図1において、スマートフォン、携帯電話等の携帯端末装置1は、携帯電話無線ネットワークの基地局3や、Wi−Fi等の無線LANのアクセスポイント4と接続が可能となっている。基地局3やアクセスポイント4はインターネット等のネットワーク2と間接もしくは直接に接続されている。
【0016】
携帯端末装置1は、機能部として、基本機能部11と通信状態検出部12とアプリ使用可能レベル取得部13とバッテリ状態検出部14とアプリ使用電力レベル取得部15とアプリアイコン変更部16とを備えている。これらの機能部は、携帯端末装置1を構成するコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。
【0017】
また、携帯端末装置1には、複数のアプリ(アプリケーションプログラム)17がインストールされている。
【0018】
基本機能部11は、通話、データ通信、アプリ実行等の一般的な携帯端末装置としての機能を提供する部分である。
【0019】
通信状態検出部12は、携帯端末装置1が外部と通信可能な状態であるか否かを検出する機能を有している。なお、ここでは携帯電話無線ネットワークを介して通信可能な状態であるのか、Wi−Fi等のネットワークを介して通信可能な状態なのかを区別せずに通信可能な状態としているが、両者を区別するようにしてもよい。外部と通信可能な状態であるか否かは、携帯端末装置1のOS(Operating System)の通信管理機能の管理する状態値を参照することで判断することができる。
【0020】
アプリ使用可能レベル取得部13は、通信状態検出部12により通信可能な状態でないことを検出した場合に、アプリ17の個々について、データ通信への依存度による使用可能なレベルを取得する機能を有している。例えば、データ通信が行えない場合にほとんどの機能が使用できないアプリの使用可能レベルは低レベル、データ通信が行えなくても半分程度の機能が使用できるアプリの使用可能レベルは中レベル、データ通信が行えなくてもほとんどの機能が使用できるアプリの使用可能レベルは高レベルとする。
【0021】
バッテリ状態検出部14は、携帯端末装置1のバッテリ残量が所定割合(例えば、30%)を下回ったか否かを検出する機能を有している。バッテリ残量が所定割合を下回ったか否かは、携帯端末装置1のOSの電源管理機能の管理する状態値を参照することで判断することができる。
【0022】
アプリ使用電力レベル取得部15は、バッテリ状態検出部14によりバッテリ残量が所定割合を下回ったことを検出した場合に、アプリ17の個々について、使用電力レベルを取得する機能を有している。例えば、アプリの使用電力を3段階のレベルに分け、低レベル、中レベル、高レベル等とすることができる。
【0023】
アプリアイコン変更部16は、アプリ使用可能レベル取得部13により、および/もしくは、アプリ使用電力レベル取得部15により、取得されたレベル(使用可能レベル、使用電力レベル)に応じてアプリのアイコンを変更する機能を有している。アイコンの変更は、例えば、画像処理により、アイコンの形状を欠けたものにする(マスク処理により表示部分の輪郭を変更する等)、シェードをかける、新たな画像を付加する等により行うことができる。
【0024】
なお、通信状態検出部12、アプリ使用可能レベル取得部13、バッテリ状態検出部14、アプリ使用電力レベル取得部15、アプリアイコン変更部16は、携帯端末装置1にインストールされた全てのアプリを対象とする場合には、OSの機能の一部(プラグインによる機能拡張を含む)として実現することができる。所定の範囲内のアプリを対象とする場合には、それらの一群のアプリを統括するアプリ(トップアプリ、まとめアプリ等)により実現することができる。
【0025】
<動作>
図2は上記の実施形態の処理例を示すフローチャートであり、通信状態に応じてアプリのアイコンを変更するようにしたものである。
【0026】
図2において、定期処理により処理を開始すると、通信状態検出部12は、前回の通信状態から通信状態に変化があるか否か判断し(ステップS101)、変化がないと判断した場合(ステップS101のNo)は処理を終了する。
【0027】
通信状態に変化があると判断した場合(ステップS101のYes)、通信状態検出部12は通信可能な状態であるか否か判断する(ステップS102)。
【0028】
通信可能な状態でないと判断した場合(ステップS102のNo)、アプリ使用可能レベル取得部13は、アプリ17の個々について、設定状態を参照する。アプリ17の設定状態はOSのアプリ管理機能から参照することができる。
【0029】
次いで、アプリ使用可能レベル取得部13は、アプリ使用可能レベルテーブルを参照し、アプリ17の個々について、設定状態に応じて、データ通信への依存度による使用可能な使用可能レベルを取得する(ステップS104)。
【0030】
図3はアプリ使用可能レベルテーブルのデータ構造例を示す図であり、「アプリID(アプリ名称)」「アプリの設定状態」「通信断時のアプリの使用可能レベル」等の項目(フィールド)を有している。
【0031】
「アプリID(アプリ名称)」は、アプリを特定する情報である。「アプリの設定状態」は、同期の有効・無効の設定等の、ユーザにより変更可能な項目の状態を示す情報である。「通信断時のアプリの使用可能レベル」は、予め各アプリについて該当する設定状態における機能を確認し、通信に依存する機能と通信に依存しない機能との割合に基づいて、例えば、高レベル、中レベル、低レベル等が設定されたものである。アプリ使用可能レベル取得部13は、アプリ使用可能レベルテーブルからアプリIDもしくはアプリ名称と設定状態をキーにして通信断時のアプリの使用可能レベルを参照し、アプリの使用可能レベルをアプリ17の個々について取得する。
【0032】
図2に戻り、アプリアイコン変更部16は、アプリの使用可能レベルに変更のあるアプリにつき、アイコンを変更し(ステップS105)、処理を終了する。
【0033】
図4はアイコンの例を示す図であり、(a)は使用可能レベルが高レベルでアイコンに変更を加えない場合、(b)は使用可能レベルが中レベルでアイコンの一部を欠けたものに変更した場合、(c)は使用可能レベルが低レベルでアイコンの大部分を欠けたものに変更した場合をそれぞれ示している。
【0034】
また、図5はアイコンの他の例を示す図であり、(a)は使用可能レベルが高レベルでアイコンに変更を加えない場合、(b)は使用可能レベルが中レベルでアイコンの前面に薄いグレーのシェードをかけたものに変更した場合、(c)は使用可能レベルが低レベルでアイコンの前面に濃いグレーのシェードをかけたものに変更した場合をそれぞれ示している。
【0035】
図2に戻り、通信可能な状態であると判断した場合(ステップS102のYes)、アプリアイコン変更部16は、変更したアプリのアイコンを元の状態(通常の状態)に復元し(ステップS106)、処理を終了する。
【0036】
このように、通信可能な状態でなくなった場合、アプリの使用可能レベルに応じてアイコンを変更することで、どの程度の機能が使用できるのかをユーザに直感的にわからせることができ、フルの機能を使用したい場合には通信可能な状態になるまで待たせるとか、あえて起動して使用できない機能があってもアプリや機器の不具合であると誤解させることがなくなるという利点がある。
【0037】
上述した実施形態の変形例として、アプリ毎に過去一定期間内の通信頻度をレベル分けし、テーブル等においてアプリID等と対応付けて管理することもできる。この場合、アプリの設定状態毎に区別して管理してもよい。通信頻度が高いアプリは、通信可能でなくなった場合の全体的な機能に対するダメージは大きいと考えられるため、通信頻度が高い場合の利用可能レベルは低レベル、通信頻度が中程度の場合の利用可能レベルは中レベル、通信頻度が低い場合の利用可能レベルは高レベルとすることができる。
【0038】
図6は上記の実施形態の他の処理例を示すフローチャートであり、アプリの使用可能レベルの取得を別の手法で行うようにしたものである。
【0039】
図6において、定期処理により処理を開始すると、通信状態検出部12は、前回の通信状態から通信状態に変化があるか否か判断し(ステップS201)、変化がないと判断した場合(ステップS201のNo)は処理を終了する。
【0040】
通信状態に変化があると判断した場合(ステップS201のYes)、通信状態検出部12は通信可能な状態であるか否か判断する(ステップS202)。
【0041】
通信可能な状態でないと判断した場合(ステップS202のNo)、アプリ使用可能レベル取得部13は、テストのためにアプリを一時的に起動する旨のメッセージを表示する(ステップS203)。これは、起動時に画面のフロントに画面が表示されるタイプのアプリである場合にユーザに違和感を与えるのを防止するためであり、省略することもできる。
【0042】
次いで、アプリ使用可能レベル取得部13は、対象となるアプリを順次に一時的に起動する(ステップS204)。なお、バックグラウンドで起動できるタイプのアプリについてはバックグラウンドで起動するのが望ましい。
【0043】
次いで、アプリ使用可能レベル取得部13は、アプリの一時的な起動におけるエラーログを取得する(ステップS205)。
【0044】
次いで、アプリ使用可能レベル取得部13は、エラーログを解析し、通信機能についてのエラーの有無や頻度からアプリの使用可能レベルを判定する(ステップS206)。通信機能を使用するアプリは通信可能でない状態ではエラーを発生させるため、エラーの種類や頻度により使用可能レベルを判定することができる。
【0045】
次いで、アプリアイコン変更部16は、アプリの使用可能レベルに変更のあるアプリにつき、アイコンを変更し(ステップS207)、処理を終了する。アイコンの変更例は図4図5に示したのと同様である。
【0046】
一方、通信可能な状態であると判断した場合(ステップS202のYes)、アプリアイコン変更部16は、変更したアプリのアイコンを元の状態(通常の状態)に復元し(ステップS208)、処理を終了する。
【0047】
図7は上記の実施形態の他の処理例を示すフローチャートであり、バッテリ状態に応じてアプリのアイコンを変更するようにしたものである。
【0048】
図7において、定期処理により処理を開始すると、バッテリ状態検出部14は、携帯端末装置1のバッテリ残量が所定割合(例えば、30%)を下回ったか否か判断する(ステップS301)。
【0049】
バッテリ残量が所定割合を下回ったと判断した場合(ステップS301のYes)、アプリ使用電力レベル取得部15は、アプリ使用電力テーブルを参照し、アプリ17の個々について、使用電力レベルを取得する(ステップS302)。
【0050】
図8はアプリ使用電力レベルテーブルのデータ構造例を示す図であり、「アプリID(アプリ名称)」「使用電力レベル」等の項目を有している。「アプリID(アプリ名称)」は、アプリを特定する情報である。「使用電力レベル」は、アプリの使用電力に基づいて、例えば、低レベル、中レベル、高レベル等が設定されたものである。アプリ使用電力レベル取得部15は、アプリ使用可能レベルテーブルからアプリIDもしくはアプリ名称をキーにして使用電力レベルを参照し、アプリの使用電力レベルをアプリ17の個々について取得する。
【0051】
図7に戻り、アプリアイコン変更部16は、アプリの使用電力レベルに変更のあるアプリにつき、アイコンを変更し(ステップS303)、処理を終了する。
【0052】
図9はアイコンの例を示す図であり、(a)は使用電力レベルが低レベルで元のアイコンの左隣に発光量の少ない電球の図形を加えた場合、(b)は使用電力レベルが中レベルで元のアイコンの左隣に発光量の中程度の電球の図形を加えた場合、(c)は使用電力レベルが高レベルで元のアイコンの左隣に発光量の大きい電球の図形を加えた場合をそれぞれ示している。
【0053】
また、図10はアイコンの他の例を示す図であり、(a)は使用電力レベルが低レベルで元のアイコンに電力量を示す「MP5」の図形を加えた場合、(b)は使用電力レベルが中レベルで元のアイコンに電力量を示す「MP30」の図形を加えた場合、(c)は使用電力レベルが高レベルで元のアイコンに電力量を示す「MP100」の図形を加えた場合をそれぞれ示している。
【0054】
なお、上述したアイコンの変更に加えて、起動されているアプリには更にグレーのシェーディング等を付加することで、起動されているアプリであることをユーザに知らせ、強制終了させることで節電を促すようにすることもできる。
【0055】
図7に戻り、バッテリ残量が所定割合を下回ってないと判断した場合(ステップS301のNo)、バッテリ状態検出部14は、更にバッテリ残量が所定割合(例えば、40%)を上回ったか否か判断し(ステップS304)、上回っていないと判断した場合(ステップS304のNo)、処理を終了する。
【0056】
バッテリ残量が所定割合を上回ったと判断した場合(ステップS304のYes)、アプリアイコン変更部16は、変更したアプリのアイコンを元の状態(通常の状態)に復元し(ステップS305)、処理を終了する。
【0057】
このように、バッテリ残量が少なくなった場合、アプリの使用電力レベルに応じてアイコンを変更することで、どのアプリを使うのがバッテリの消耗を抑えるのに効果的かをユーザに直感的にわからせることができ、効率的な操作を促すことができるという利点がある。
【0058】
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、アプリの状態や特性をユーザに直感的にわかりやすく伝えることができる。
【0059】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【符号の説明】
【0060】
1 携帯端末装置
11 基本機能部
12 通信状態検出部
13 アプリ使用可能レベル取得部
14 バッテリ状態検出部
15 アプリ使用電力レベル取得部
16 アプリアイコン変更部
17 アプリ
2 ネットワーク
3 基地局
4 アクセスポイント
図1
図2
図3
図6
図7
図8
図4
図5
図9
図10