【実施例】
【0026】
続いて、上述した第1の実施形態に係る内視鏡対物光学系の実施例1及び実施例2について、
図2A〜
図5Bを参照して説明する。
各実施例に記載のレンズデータにおいて、rは曲率半径(単位mm)、dは面間隔(mm)、Neはe線に対する屈折率、νdはアッベ数を示している。
また、非球面に関するデータについて、非球面形状は以下の数式により定義される。
なお、以下の数式において、kは円錐係数であり、rは曲率半径であり、ac4、ac6はそれぞれ4次および6次の非球面係数である。
【0027】
【数1】
【0028】
(実施例1)
本発明の実施例1に係る内視鏡対物光学系の全体構成を
図2Aおよび
図2Bに、レンズデータを以下に示す。また、本実施例に係る内視鏡対物光学系の収差曲線図を
図3Aおよび
図3Bに示す。
【0029】
レンズデータ
面番号 r d Ne νd
1 ∞ 0.27 1.85902 40.39
2 (非球面) 0.35
3 ∞ 0.5 1.88815 40.76
4 −2.081 d1
5 ∞ 0.31 1.523 65.13
6 ∞ 0
7 ∞ 0.03
8(絞り)∞ 0
9 ∞ 0.67 1.48915 70.23
10 −5.206 d2
11 ∞ 0.84 1.59143 61.14
12 −1.672 0.12
13 1.637 1.19 1.48915 70.23
14 −1.732 0.27 2.11729 18.05
15 (非球面) 0.46
16 ∞ 0.46 1.51825 64.14
17 ∞ 0.02 1.5119 64.05
18 ∞ 0.64 1.6135 50.49
19(像面)∞ 0
【0030】
各種データ
(第2面)
r=0.739
k=−2.077
ac4=3.7596E−01
ac6=−1.8226E−01
(第15面)
r=−7.637
k=−8.876
ac4=5.9263E−02
ac6=−3.6753E−03
【0031】
通常観察状態(
図2A) 近接観察状態(
図2B)
d0:物体距離 43 16.5
d1 0.24 0.49
d2 0.59 0.34
Fno. 3.313 3.421
f:焦点距離 0.996 0.964
【0032】
f2:第2群焦点距離 10.643
l:第2群の移動距離 0.25
【0033】
(実施例2)
本発明の実施例2に係る内視鏡対物光学系の全体構成を
図4Aおよび
図4Bに、レンズデータを以下に示す。なお、本実施例では、第1レンズL1の物体側に平行平板が配置されている。また、本実施例に係る内視鏡対物光学系の収差曲線図を
図5Aおよび
図5Bに示す。
【0034】
レンズデータ
面番号 r d Ne νd
1 ∞ 0.3 1.77066 71.79
2 ∞ 0.03
3 ∞ 0.3 1.85902 40.39
4 (非球面) 0.43
5 ∞ 0.6 1.88815 40.76
6 −2.414 d1
7 ∞ 0.3 1.523 65.13
8 ∞ 0.03
9(絞り)∞ 0.91 1.48915 70.23
10 −7.584 d2
11 ∞ 0.81 1.59143 61.14
12 −1.724 0.13
13 2.079 1.11 1.59143 61.14
14 −2.079 0.3 2.11729 18.05
15 (非球面) 0.59
16 ∞ 0.5 1.51825 64.14
17 ∞ 0.02 1.5119 64.05
18 ∞ 0.7 1.6135 50.49
19(像面)∞ 0 0
【0035】
(第4面)
r=0.834
k=−0.978
ac4=−3.9082E−02
ac6=1.0812E−01
(第15面)
r=−15.052
k=−58.918
ac4=5.1350E−02
ac6=−6.6229E−03
【0036】
通常観察状態(
図4A) 近接観察状態(
図4B)
d0:物体距離 38 20
d1 0.28 0.51
d2 0.52 0.29
Fno. 3.229 3.325
f:焦点距離 1.002 0.982
【0037】
f2:第2群焦点距離 15.505
l:第2群の移動距離 0.23
【0038】
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る内視鏡対物光学系について図面を参照して説明する。
図6に示すように、内視鏡対物光学系は、上記した第1の実施形態における内視鏡対物光学系と同様に、物体側から順に、負の屈折力を有する第1群G1と、正の屈折力を有する第2群G2と、正の屈折力を有する第3群G3とを備えている。
本実施形態では、第3群G3のレンズ構成が第1の実施形態における第3群と異なる。具体的には、本実施形態における第3群G3は、物体側から順に、物体側を平面とする平凹レンズである第4レンズと両凸レンズである第5レンズとが接合された接合レンズCL2及び、両凸レンズである第6レンズと両凹レンズである第7レンズとが接合された接合レンズCL3とを備えている。
その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、同符号を付しその説明を省略する。
【0039】
(実施例3)
本発明の実施例3に係る内視鏡対物光学系の全体構成を
図7Aおよび
図7Bに、レンズデータを以下に示す。また、本実施例に係る内視鏡対物光学系の収差曲線図を
図8Aおよび
図8Bに示す。
【0040】
レンズデータ
面番号 r d Ne νd
1 ∞ 0.3 1.85902 40.39
2 (非球面) 0.4
3 2.248 0.78 1.59667 35.31
4 −2.248 d1
5 ∞ 0.3 1.523 65.13
6 ∞ 0.03
7(絞り)∞ 0.9 1.48915 70.23
8 −4.895 d2
9 ∞ 0.3 1.85504 23.78
10 8.769 0.86 1.59143 61.14
11 −2.032 0.13
12 2.051 1.05 1.59143 61.14
13 −3.419 0.3 2.11729 18.05
14 (非球面) 0.65
15 ∞ 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.02 1.5119 64.05
17 ∞ 0.7 1.6135 50.49
18(像面)∞
【0041】
(第2面)
r=0.702
k=−1.36
ac4=1.4058E−01
ac6=−2.0620E−03
(第14面)
r=−55.087
k=0.264
ac4=3.7398E−02
ac6=−5.0443E−04
【0042】
通常観察状態(
図7A) 近接観察状態(
図7B)
d0:物体距離 40 20
d1 0.29 0.5
d2 0.54 0.33
Fno. 3.261 3.297
f:焦点距離 0.997 0.972
【0043】
f2:第2群焦点距離 10.007
l:第2群の移動距離 0.21
【0044】
(実施例4)
本発明の実施例4に係る内視鏡対物光学系の全体構成を
図9Aおよび
図9Bに、レンズデータを以下に示す。なお、本実施例では、第1レンズL1の物体側に平行平板が配置されている。また、本実施例に係る内視鏡対物光学系の収差曲線図を
図10Aおよび
図10Bに示す。
【0045】
レンズデータ
面番号 r d Ne νd
1 ∞ 0.3 1.77066 71.79
2 ∞ 0.03
3 ∞ 0.3 1.85902 40.39
4 (非球面) 0.42
5 2.39 0.79 1.62409 36.26
6 −2.39 d1
7 ∞ 0.3 1.523 65.13
8 ∞ 0.0302
9(絞り)∞ 0.92 1.48915 70.23
10 −4.829 d2
11 ∞ 0.35 1.85504 23.78
12 8.877 0.86 1.59143 61.14
13 −2.057 0.13
14 1.92 1.06 1.59143 61.14
15 −3.755 0.3 2.11729 18.05
16 (非球面) 0.58
17 ∞ 0.5 1.51825 64.14
18 ∞ 0.02 1.5119 64.05
19 ∞ 0.71 1.6135 50.49
20(像面)∞
【0046】
各種データ
(第4面)
r=0.715
k=−1.362
ac4=1.3095E−01
ac6=−6.8907E−03
(第15面)
r=37.135
k=0.019
ac4=4.3109E−02
ac6=6.6393E−04
【0047】
通常観察状態(
図9A) 近接観察状態(
図9B)
d0 40 20
d1 0.29 0.52
d2 0.52 0.29
Fno. 3.218 3.252
f:焦点距離 0.997 0.970
【0048】
f2:第2群焦点距離 9.872
l:第2群の移動距離 0.23
【0049】
なお、上記した実施例1〜実施例4の内視鏡対物光学系における上記条件式(1)〜(3)に係る値を表1に示す。
【0050】
【表1】