特許第6004989号(P6004989)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6004989
(24)【登録日】2016年9月16日
(45)【発行日】2016年10月12日
(54)【発明の名称】管肉厚測定装置及び管肉厚測定方法
(51)【国際特許分類】
   G01B 17/02 20060101AFI20160929BHJP
【FI】
   G01B17/02 E
【請求項の数】7
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-114110(P2013-114110)
(22)【出願日】2013年5月30日
(65)【公開番号】特開2014-232085(P2014-232085A)
(43)【公開日】2014年12月11日
【審査請求日】2014年12月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】501370370
【氏名又は名称】三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100126893
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 哲男
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(72)【発明者】
【氏名】増山 政次
(72)【発明者】
【氏名】小幡 伸一郎
(72)【発明者】
【氏名】久保田 泰輔
(72)【発明者】
【氏名】益本 雅典
(72)【発明者】
【氏名】野村 聖治
(72)【発明者】
【氏名】越智 誠
【審査官】 神谷 健一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−305110(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0019684(US,A1)
【文献】 特開平09−126736(JP,A)
【文献】 特開昭53−050792(JP,A)
【文献】 特開昭60−049259(JP,A)
【文献】 特開昭60−161515(JP,A)
【文献】 特開平05−142482(JP,A)
【文献】 特開平10−132187(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 17/00−17/08
G01N 21/84−21/958
G01N 29/00−29/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管寄せに形成された挿入孔から前記管寄せに接続された被検管内に、ガイド管を介してケーブルを挿入し、前記ケーブルに設けられたセンサ部によって前記被検管の肉厚を測定する管肉厚測定装置であって、
前記挿入孔の前記被検管側に配置され、前記管寄せの延在方向に直交する方向に延在し、先端が前記管寄せ内に挿抜自在とされたシャフト部と、
前記シャフト部の先端に設けられ、前記シャフト部の延在方向と直交する方向に延在するローラ保持部と、
前記ローラ保持部に回転自在に保持された円柱形状をなす第二案内ローラと、を有し、前記シャフト部の軸線を中心に回転自在であるガイド管外側案内部材を備え、
前記ガイド管は、
それぞれ軸線に沿って延びて、前記軸線に直交する第一方向に屈曲する第一屈曲部、及び前記第一屈曲部の先端側に設けられ、前記軸線と前記軸線に直交する前記第一方向の双方に直交する方向にのみ屈曲する第二屈曲部を有するガイド管本体部と、
前記第一屈曲部を前記第一方向に屈曲させる第一操作部と、
前記第二屈曲部を第二方向に屈曲させる第二操作部と、を備えることを特徴とする管肉厚測定装置。
【請求項2】
前記ガイド管は、複数の短尺筒体を接続することによって形成されており、
前記第一屈曲部及び前記第二屈曲部において、前記短尺筒体は、屈曲する側の長さが短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管肉厚測定装置。
【請求項3】
前記第一操作部及び前記第二操作部とは、前記ガイド管の延在方向に沿って配され、前記複数の短尺筒体を接続する複数の操作ワイヤを有し、前記第一屈曲部及び前記第二屈曲部とは、前記複数の操作ワイヤの張力によって屈曲することを特徴とする請求項2に記載の管肉厚測定装置。
【請求項4】
円柱形状をなし、外周面が前記第一屈曲部の内側を案内するように、前記挿入孔の内側に配置される第一案内ローラを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の管肉厚測定装置。
【請求項5】
円柱形状をなし、外周面が前記第一屈曲部の外側を案内するように、前記管寄せの内部に配置される第二案内ローラを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の管肉厚測定装置。
【請求項6】
前記ローラ保持部は、前記シャフト部を180°回転させることによって、鉛直方向の高さが変わるように前記シャフト部に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の管肉厚測定装置。
【請求項7】
管寄せに形成された挿入孔から前記管寄せに接続された被検管内に、ガイド管を介してケーブルを挿入し、前記ケーブルに設けられたセンサ部によって前記被検管の肉厚を測定する管肉厚測定方法であって、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の管肉厚測定装置のガイド管を前記挿入孔に前記第二屈曲部側から挿入するガイド管挿入工程と、
前記第二屈曲部を前記被検管の延在方向に屈曲させる第二屈曲部屈曲工程と、
前記第二屈曲部を前記管寄せの延在方向に屈曲させる第一屈曲部屈曲工程と、
前記第二屈曲部の先端が前記被検管の位置に達するまで前記ガイド管を走行させるガイド管走行工程と、を有することを特徴とする管肉厚測定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管肉厚測定装置及び管肉厚測定方法に関し、特にボイラを構成するボイラチューブの肉厚測定に好適な管肉厚測定装置及び管肉厚測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ボイラチューブは定期的な肉厚測定を必要としている。一般的なボイラチューブの肉厚測定方法としては、インナーUT法や水浸UT法等が知られている。
特に管寄せに接続されているボイラチューブの肉厚を計測しようとする場合には、インナーUT法により計測が行われているが、この方法では超音波プローブ(センサプローブ)をボイラチューブ内に挿入するためにボイラチューブ自体を切断する必要がある。また、超音波プローブをボイラチューブの内部に入れ込むために水流などの流体圧を加える必要がある。したがって、肉厚測定のための装置が大掛かりなものとなりコストが高いという欠点があった。
【0003】
これに対して例えばごみ焼却ボイラのボイラチューブを計測しようとする場合、ボイラチューブの切断ができないことが多いため、炉内に足場を組んでボイラチューブの外面から肉厚をポイント計測する手法が採用されている。この手法では、計測精度の高度化や足場コストの低減等の課題があった。
【0004】
一方で例えば特許文献1には、ガイド管を有する案内装置を用いることで、ボイラチューブを切断することなく該ボイラチューブの肉厚を測定する手法が提案されている。即ち、特許文献1の技術においては、管寄せに形成された検査孔から管寄せ内にガイド管を導入して管寄せ内を通過させることにより該ガイド管の先端をボイラチューブに導入する。
その後、検査孔側からガイド管内に超音波プローブを導入し、該超音波プローブを前進させる。これによって、超音波プローブはガイド管内に沿って前進し、即ち、このガイド管に案内されるようにしてボイラチューブ内に導入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4056679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1の技術においては、検査孔とボイラチューブとがねじれの位置関係にある場合には、ガイド管が複雑な方向を向かざるを得ないため、十分な固定力を得ることができないという問題があった。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、管寄せと被検管とがねじれの位置関係にある場合においても、ガイド管をセンサ部の案内装置として管寄せと被検管との間に配置することができる管肉厚測定装置、及び管肉厚測定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明は、管寄せに形成された挿入孔から前記管寄せに接続された被検管内に、ガイド管を介してケーブルを挿入し、前記ケーブルに設けられたセンサ部によって前記被検管の肉厚を測定する管肉厚測定装置であって、前記挿入孔の前記被検管側に配置され、前記管寄せの延在方向に直交する方向に延在し、先端が前記管寄せ内に挿抜自在とされたシャフト部と、前記シャフト部の先端に設けられ、前記シャフト部の延在方向と直交する方向に延在するローラ保持部と、前記ローラ保持部に回転自在に保持された円柱形状をなす第二案内ローラと、を有し、前記シャフト部の軸線を中心に回転自在であるガイド管外側案内部材を備え、前記ガイド管は、それぞれ軸線に沿って延びて、前記軸線に直交する第一方向に屈曲する第一屈曲部、及び前記第一屈曲部の先端側に設けられ、前記軸線と前記軸線に直交する前記第一方向の双方に直交する方向にのみ屈曲する第二屈曲部を有するガイド管本体部と、前記第一屈曲部を前記第一方向に屈曲させる第一操作部と、前記第二屈曲部を第二方向に屈曲させる第二操作部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、第一操作部及び第二操作部を操作することにより、管寄せと被検管とがねじれの位置関係にある場合においても、ガイド管をセンサ部の案内装置として管寄せと被検管との間に配置することができる。
【0010】
上記管肉厚測定装置において、前記ガイド管は、複数の短尺筒体を接続することによって形成されており、前記第一屈曲部及び前記第二屈曲部において、前記短尺筒体は、屈曲する側の長さが短く形成されていることが好ましい。
【0011】
上記構成によれば、ガイド管としての剛性を確保しながら、ガイド管を屈曲させることができる。
【0012】
上記管肉厚測定装置において、前記第一操作部及び前記第二操作部とは、前記ガイド管の延在方向に沿って配され、前記複数の短尺筒体を接続する複数の操作ワイヤを有し、前記第一屈曲部及び前記第二屈曲部とは、前記複数の操作ワイヤの張力によって屈曲することが好ましい。
【0013】
上記構成によれば、屈曲部が管寄せの内部に配置されている場合においても、操作ワイヤを介して、屈曲部を屈曲させることができる。
【0014】
上記管肉厚測定装置において、円柱形状をなし、外周面が前記第一屈曲部の内側を案内するように、前記挿入孔の内側に配置される第一案内ローラを備えることが好ましい。
【0015】
上記構成によれば、ガイド管の内側が案内されることによって、管寄せ内においてガイド管をより円滑に走行させることができる。
【0016】
上記管肉厚測定装置において、円柱形状をなし、外周面が前記第一屈曲部の外側を案内するように、前記管寄せの内部に配置される第二案内ローラを備えることが好ましい。
また、前記ローラ保持部は、前記シャフト部を180°回転させることによって、鉛直方向の高さが変わるように前記シャフト部に取り付けられてよい。
【0017】
上記構成によれば、ガイド管の外側が案内されることによって、管寄せ内においてガイド管をより円滑に走行させることができる。
【0018】
また、本発明は、管寄せに形成された挿入孔から前記管寄せに接続された被検管内に、ガイド管を介してケーブルを挿入し、前記ケーブルに設けられたセンサ部によって前記被検管の肉厚を測定する管肉厚測定方法であって、上記いずれかの管肉厚測定装置のガイド管を前記挿入孔に前記第二屈曲部側から挿入するガイド管挿入工程と、前記第二屈曲部を前記被検管の延在方向に屈曲させる第二屈曲部屈曲工程と、前記第二屈曲部を前記管寄せの延在方向に屈曲させる第一屈曲部屈曲工程と、前記第二屈曲部の先端が前記被検管の位置に達するまで前記ガイド管を走行させるガイド管走行工程と、を有する管肉厚測定方法を提供する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、管寄せと被検管とがねじれの位置関係にある場合においても、ガイド管をセンサ部の案内装置として管寄せと被検管との間に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の斜視図である。
図2】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の平面図である。
図3】本発明の実施形態の検査孔挿入台の斜視図である。
図4】本発明の実施形態のガイド管の平面図である。
図5】本発明の実施形態のガイド管の側面図である。
図6図4のA−A断面図である。
図7図4のB−B断面図である。
図8】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法の挿入台設置工程を説明する図である。
図9】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法のガイド管挿入工程を説明する図である。
図10】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法の第二屈曲部屈曲工程を説明する図である。
図11図10のC矢視図である。
図12】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法の第一屈曲部屈曲工程を説明する図である。
図13】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法のガイド管外側案内部材挿入工程を説明する図である。
図14】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法のガイド管外側案内部材反転工程を説明する図である。
図15】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法のガイド管走行工程を説明する図である。
図16】本発明の実施形態の管肉厚測定装置の使用方法の計測実施位置セット工程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る管肉厚測定装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る管肉厚測定装置1は、ボイラ50におけるボイラチューブ52の肉厚を測定する際に用いられる。ボイラ50は、管寄せ51と複数のボイラチューブ52とを備えている。ボイラチューブ52は水蒸気の流路となる複数の小径管であって、管寄せ51の軸線方向に沿って配列されて一端が管寄せ51に接続されている。これらボイラチューブ52は管寄せ51と連通状態とされており、それぞれ管寄せ51に対して直交して延在している。
【0022】
また、管寄せ51には、点検用の挿入孔である第一検査孔53及び第二検査孔54が管寄せ51の軸線方向に離間して複数開口している。この第一検査孔53とボイラチューブ52とは互いにねじれの位置関係となるように配置されている。また、第一検査孔53及び第二検査孔54とは、管寄せ51から水平に延出する管状をなしている。
【0023】
次に、被検管であるボイラチューブ52の管肉厚を測定する管肉厚測定装置1について説明する。
管肉厚測定装置1は、データ収集機器31と、データ収集機器31が収集したデータを解析するデータ解析装置32と、データ収集機器31と接続されたケーブル巻取装置33と、ケーブル巻取装置33から排出されるケーブル30と、ケーブル30の先端に取り付けられたセンサ部であるセンサプローブ2と、センサプローブ2の案内装置であるガイド管3とを有している。
【0024】
センサプローブ2には、ケーブル30とともに水供給ホースが接続されている。ガイド管3は、互いにねじれの位置関係となる第一検査孔53とボイラチューブ52とを接続するように屈曲可能な管状の部材である。
また、管肉厚測定装置1は、ガイド管3を管寄せ51へ挿入して、管寄せ51内に所望の形態で固定する際に使用される挿入治具である検査孔挿入台9を備えている。
【0025】
本実施形態の管肉厚測定装置1は、第一検査孔53とボイラチューブ52との間にガイド管3を配置して、このガイド管3を介してセンサプローブ2をボイラチューブ52の中心軸と同軸の姿勢で案内する機能を有している。
具体的には、管肉厚測定装置1は、直線状態(屈曲していない)のガイド管3を第一検査孔53から挿入し、屈曲させながら管寄せ51に沿って走行させ、ガイド管3の先端部を所望のボイラチューブ52の入口に接続する挿入治具としての機能を有している。
【0026】
以下、管肉厚測定装置1の装置構成を説明するために、この管肉厚測定装置1を用いたボイラチューブ52の管厚の測定方法の一部を説明する。
まず、図8に示すように、直線状態にあるガイド管3を検査孔挿入台9にセットする。ガイド管3の内部には、センサプローブ2、及びケーブル30がセットされている。具体的には、センサプローブ2がセンサ収納部45に収納されている。検査孔挿入台9は、第一検査孔53に連なるように配置されている。
次いで、図9に示すように、スライダ11を管寄せ51側に移動させることによってガイド管3の先端を管寄せ51に挿入する(ガイド管挿入工程)。このように、スライダ11によって、ガイド管3の先端が挿入された状態を挿入状態と呼ぶ。
【0027】
次いで、図10、及び図11に示すように、ガイド管3の先端を下方向、即ちボイラチューブ52の延在方向に90°屈曲させる(第二屈曲部屈曲工程)。
次いで、図12に示すように、ガイド管3を被検管となるボイラチューブ52aの方向(本実施形態では水平方向左側)に曲げる(第一屈曲部屈曲工程)。
次いで、図16に示すように、ガイド管3の先端がボイラチューブ52aの位置に達するまで、ガイド管3を走行させる(ガイド管走行工程)。
この後、ボイラチューブ52aの肉厚の測定が行われる。
【0028】
次いで、各構成要素について説明する。
ケーブル30は例えば金属やビニール等からなる長尺状の部材であって、全長にわたって屈曲可能とされている。
センサプローブ2は、ケーブル30の先端部に設けられており、超音波を発することによってボイラチューブ52の肉厚データを測定可能とされている。
【0029】
ケーブル巻取装置33は、ケーブル30の後端に接続されており、ボイラチューブ52内に挿入されたケーブル30を巻き取るために使用される。
データ収集機器31は、センサプローブ2によって測定されたボイラチューブ52の肉厚データがケーブル30を介して入力される。即ち、データ収集機器31は、ボイラチューブ52の肉厚データを収集する役割を有している。
データ解析装置32はデータ収集機器31が収集したボイラチューブ52の肉厚データを解析するために使用されるコンピュータである。
【0030】
図2及び図3に示すように、検査孔挿入台9は、ガイド管用台10と、ガイド管用台10上に設置されたスライダ11と、スライダ11に取り付けられたガイド管外側案内部材12及びガイド管内側案内部材13と、を有する、ガイド管3の挿入治具である。
検査孔挿入台9は、ガイド管挿入工程において、ガイド管3の先端を管寄せ51に挿入し、ガイド管走行工程において、ガイド管3の走行を案内する機能を有している。
【0031】
ガイド管用台10は、スライダ11を介してガイド管3を支持する机状の支持台である。ガイド管用台10は、矩形板状の天板25と、天板25を支持する脚26と、を有している。ガイド管用台10は、天板25の長手方向が第一検査孔53の延在方向に連続するように配置される。また、ガイド管用台10は、第一検査孔53の下端の高さと天板25の上面の高さとが略同じとなる高さに配置される。
【0032】
スライダ11は、ガイド管用台10上に設けられ、ガイド管挿入工程において、ガイド管3の移動を補助するとともに、ガイド管走行工程においてガイド管3を案内する機構である。スライダ11は、直動ガイド(リニアガイド、スライドガイド)を介してガイド管用台10の天板25に長手方向にスライド可能に配置されているスライド部16を有している。スライド部16は、ガイド管用台10上を摺動自在であり、先端側が検査孔53を介して管寄せ51内に挿入することができる。
【0033】
スライド部16は、長尺板形状の底板17と、底板17の長辺近傍から鉛直方向上方に立ち上がる一対の側壁部18と、を有している。これら側壁部18のうち、ガイド管3が第一屈曲部屈曲工程において水平方向左側に屈曲した際、屈曲したガイド管3の内側に位置する側壁部18を内側側壁部18aとする。
スライド部16の底板17上には、ガイド管走行工程において、ガイド管3のスライド部16上の走行を円滑にするための支持ローラ58が複数配置されている。
【0034】
ガイド管外側案内部材12は、スライダ11のスライド部16の先端側に取り付けられ、ガイド管走行工程におけるガイド管3の位置を規制するとともに、ガイド管3の外側を案内する部材である。
ガイド管外側案内部材12に設けられた外側用ローラ23(第二案内ローラ)は、管寄せ51の内部に挿入することができる。ガイド管外側案内部材12は、この外側用ローラ23がガイド管3の外面に転動しながら当接することによって、ガイド管3の位置を規制する。
【0035】
ガイド管外側案内部材12は、棒形状のシャフト部19と、シャフト部19の先端部に設けられたローラユニット20と、シャフト部19の後端部に設けられたハンドル部21と、を有している。
【0036】
ローラユニット20は複数の外側用ローラ23を有する長尺状の部材であり、長手方向がシャフト部19の長手方向と直交するように、一端がシャフト部19の先端部に接続されている。即ち、ローラユニット20の長手方向とシャフト部19の長手方向とは直交している。ローラユニット20は、シャフト部19に対して直交する方向に延在するローラ保持部22と、ローラ保持部22に回転自在に保持された複数の外側用ローラ23と、から構成されている。
【0037】
ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19を介してスライド部16に取り付けられている。具体的には、ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19がスライド部16の長手方向に沿うように、ブラケット29を介してスライド部16の内側側壁部18aに取り付けられている。
また、ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19の長手方向に沿って移動させることができる。これにより、外側用ローラ23を有するローラユニット20を管寄せ51内に挿入することができる。
【0038】
また、ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19の軸線を中心に回転自在である。即ち、ローラユニット20を、ローラユニット20の一端を中心に回転させることができる。
また、ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19を中心に回転させる際、少なくとも、ローラユニット20の延在方向が、ガイド管3の走行方向に向いた状態(図2に示す状態)で固定する所定の固定部材(図示せず)を有している。
【0039】
例えばゴムによって形成された外側用ローラ23は、円柱形状の回転物である。外側用ローラ23は、外側用ローラ23の軸線が、シャフト部19の軸方向、及びローラ保持部22の長手方向に直交するように回転自在にローラ保持部22に取り付けられている。また、複数の外側用ローラ23は、外側用ローラ23の一部が、シャフト部19の後端側に向かって露出するように取り付けられている。具体的には、複数の外側用ローラ23は、ガイド管外側案内部材12のローラユニット20が管寄せ51に挿入された状態で、複数の外側用ローラ23が、ガイド管走行工程におけるガイド管3の外側を規制・案内するような位置に配置されている。
【0040】
また、ガイド管外側案内部材12は、シャフト部19の高さ位置が、スライダ11(支持ローラ58)に載置されたガイド管3の下端部よりも低くなるように配置されている。即ち、ガイド管3が、第一屈曲部屈曲工程において屈曲された状態で、ガイド管外側案内部材12を管寄せ51内に挿入させても、シャフト部19とガイド管3とが干渉しない高さに配置されている。
【0041】
さらに、ローラユニット20の外側用ローラ23は、第一の状態(図3の二点鎖線)と、第一の状態からシャフト部19を180°回転させた第二の状態(図3の実線)とで、鉛直方向の高さが変わるように、オフセットされてローラ保持部22に取り付けられている。
具体的には、外側用ローラ23は、第一の状態においてシャフト部19の高さより低くなり、ローラユニット20を180°回転させた状態でシャフト部19の高さより高くなるように配置されている。ローラユニット20の複数の外側用ローラ23は、ローラユニット20を180°回転させた状態で、外側用ローラ23の外周面がガイド管3の下部に当接可能な高さになるように配置されている。
【0042】
ハンドル部21は、シャフト部19を回転させるための操作部であって、シャフト部19の後端部において、シャフト部19及びローラ保持部22と直交する方向に延在するハンドル軸部27と、ハンドル軸部27を操作するためのハンドル把持部28とを有している。即ち、ハンドル部21のハンドル把持部28を操作することによって、シャフト部19を介してローラユニット20を180°回転させることができる。
ローラユニット20は180°回転させることによって、その延在方向が、ガイド管走行工程におけるガイド管3の走行方向に向くとともに、ガイド管3を規制・案内する外側用ローラ23がガイド管3に当接可能な高さになる。
【0043】
ガイド管内側案内部材13は、スライド部16の内側側壁部18aに取り付けられ、ガイド管走行工程におけるガイド管3の内側を案内する部材である。
ガイド管内側案内部材13は、ガイド管外側案内部材12のシャフト部19を保持するためのブラケット29を兼ねた内側用ローラ保持部材35と、内側用ローラ保持部材35に保持された内側用ローラ36(第一案内ローラ)と、を有している。
例えばゴムによって形成された内側用ローラ36は、円柱形状の回転物である。内側用ローラ36は、内側用ローラ36の軸線が、鉛直方向を向くように取り付けられている。また、内側用ローラ36は、ガイド管走行工程において、内側用ローラ36の外面がガイド管3の内側に接するように取り付けられている。
【0044】
ガイド管3は、ケーブル30及びセンサプローブ2のボイラチューブ52への導入をガイドする案内管であって、ボイラチューブ52の肉厚の測定に先立って管寄せ51内に配置される。
図4、及び図5に示すように、ガイド管3は、複数の短尺筒体4を接続することによって構成されているガイド管本体部38と、ガイド管本体部38を屈曲させるための操作部であるワイヤ操作部39と、を有している。換言すれば、ガイド管3は、管を短く分割した構造とされている。
【0045】
ガイド管本体部38は、後端側から順に、第一屈曲部43と、第二屈曲部44と、センサ収納部45とを有している。第一屈曲部43と、第二屈曲部44とは直線状態から屈曲させることができる。即ち、直線状態においては、軸線に沿って延び、第一屈曲部43は、この軸線に直交する第一方向に屈曲し、第二屈曲部44は、この軸線と第一方向の双方に直交する第二方向に屈曲する。
ワイヤ操作部39は、第二屈曲部屈曲工程において第二屈曲部44を屈曲させる第二操作部56と、第一屈曲部屈曲工程において、第一屈曲部43を屈曲させる第一操作部55と、を備えている。
【0046】
図6、及び図7に示すように、短尺筒体4は、四角筒状の部材であり、スライダ11に載置される下面40と、下面40の反対側の面である上面41と、一対の側面42を有している。また、短尺筒体4の内部には、ケーブル30の移動を補助するための複数のケーブル用ローラ59が取り付けられている。
【0047】
ワイヤ操作部39には、後述する4本の操作ワイヤ7を操作するための4つのハンドル46が設けられている。これらハンドル46は、回転させることで、操作ワイヤ7に張力を発生させたり、操作ワイヤ7を緩めたりするのに使用される。
【0048】
ガイド管本体部38の第一屈曲部43、及び第二屈曲部44においては、各々の短尺筒体4は、軸方向の一方の端面4a及び他方の端面4bが軸方向に直交する方向(径方向)から視て斜めに切り落とされている。即ち、短尺筒体4の軸方向の一方の端面4a及び他方の端面4bは、軸方向に直交する面に対して傾斜しており、ガイド管3の分割された部分には、テーパ状の逃がしが設けられている。このように形成されていることによって、屈曲部における屈曲を可能にしている。
【0049】
換言すれば、第一屈曲部43及び第二屈曲部44においては、各々の短尺筒体4は、屈曲する方向の軸方向の長さが短くなるように形成されている。即ち、図5に示すように、下方向に屈曲する第二屈曲部44においては、上面41の長さよりも下面40の長さが短くなるように形成されている。また、図4に示すように、左側に屈曲する第一屈曲部43においては、右側の側面42aの長さよりも左側の側面42bの長さが短くなるように形成されている。
【0050】
各々の短尺筒体4は、ヒンジ5を介して長手方向の端部であって、長手方向の寸法が最も長くなる位置の端部同士が接続されている。短尺筒体4の端面4a,4bが斜めに切り落とされていることによって、ヒンジ5を回動させることでガイド管3を屈曲させることができる。
【0051】
また、各々の短尺筒体4の上面には、ワイヤ固定金具47が設けられている。ワイヤ固定金具47には、4本の操作ワイヤ7が貫通する操作ワイヤ孔6が形成されている。この操作ワイヤ孔6には、操作ワイヤ7が各々の短尺筒体4を接続するように通されている。
第一操作部55は、4本の操作ワイヤ7のうち第一屈曲部43を操作する一対の第一ワイヤ7a,7bと、第一ワイヤ7a,7bを操作するハンドル46とを有している。第二操作部56は、4本の操作ワイヤ7のうち第二屈曲部44を操作する一対の第二ワイヤ7c,7dと、第二ワイヤ7c,7dを操作するハンドル46とを有している。
一対の第一ワイヤ7a,7bのうち一方の第一ワイヤ7bは、張力を与えることによって、第一屈曲部43が左側に屈曲するように、ワイヤ固定金具47の左側に設けられている。
【0052】
また、第二屈曲部44においては、短尺筒体4の下面40にもワイヤ固定金具48が設けられている。一対の第二ワイヤ7c,7dのうち一方の第二ワイヤ7cは、張力を与えることによって第二屈曲部44が下方向に屈曲するように、短尺筒体4の下面40に設けられたワイヤ固定金具48に通されている。
【0053】
センサ収納部45には、第二屈曲部44が屈曲した際、下方に向けられたセンサ収納部45を支持するための移動用ローラ60が設けられている。移動用ローラ60は、ガイド管走行工程において、ガイド管3の先端であるセンサ収納部45を管寄せ51上で走行させるためのローラである。
また、センサ収納部45には、センサ収納部45の前方を撮影可能なモニタカメラ61が取り付けられている。モニタカメラ61によって撮影された画像は、所定の映像ケーブルを介して外部にて確認可能である。
【0054】
次に、本実施形態の管肉厚測定装置1を使用したボイラチューブの管肉厚測定方法について順に説明する。ここでは、互いにねじれの位置関係にある第一検査孔53とボイラチューブ52との間にガイド管3を設置する例を用いて説明する。
【0055】
本実施形態に係る管肉厚測定方法は、ガイド管3を検査孔挿入台9に設置する挿入台設置工程P1と、ガイド管3を管寄せ51に挿入するガイド管挿入工程P2と、ガイド管3の先端部を下方向に曲げる第二屈曲部屈曲工程P3と、ガイド管3を左方向に曲げる第一屈曲部屈曲工程P4と、ガイド管外側案内部材12を管寄せ51内に挿入するガイド管外側案内部材挿入工程P5と、ガイド管外側案内部材12のローラユニット20を反転させるガイド管外側案内部材反転工程P6と、ガイド管3を管寄せ51に沿って走行させるガイド管走行工程P7と、ガイド管3の先端部をボイラチューブ52にセットする計測実施位置セット工程P8と、を順に有している。
【0056】
図8に示すように、挿入台設置工程P1では、検査孔挿入台9を第一検査孔53に取り付け、センサプローブ2及びケーブル30がセットされた直線状態のガイド管3を検査孔挿入台9のスライダ11上に載置する。
図9に示すように、ガイド管挿入工程P2では、スライダ11をスライドさせることにより、ガイド管3の先端部を管寄せ51内に挿入する。この際、ガイド管内側案内部材13が、第一屈曲部屈曲工程において、屈曲するガイド管3の内側に配置される。
【0057】
図10及び図11に示すように、第二屈曲部屈曲工程P3では、第二操作部56を操作することにより、第二屈曲部を屈曲させる。即ち、ガイド管3のセンサ収納部45の軸線方向がボイラチューブ52の軸線方向と平行となるようにガイド管3の先端部を下方向に曲げる。この際、モニタカメラ61によって検査孔53直下の1本目のボイラチューブ52位置情報により、ガイド管3の挿入量を調整して位置を合わせる。
【0058】
図12に示すように、第一屈曲部屈曲工程P4では、第一操作部55を操作することにより、第一屈曲部43を屈曲させつつ、ガイド管3をさらに管寄せ51内に挿入する。
図13に示すように、ガイド管外側案内部材挿入工程P5では、ガイド管外側案内部材12を管寄せ51の奥側に挿入する。
【0059】
図14に示すように、ガイド管外側案内部材反転工程P6では、ガイド管外側案内部材12のローラユニット20の先端側がガイド管3の走行方向に向くようにローラユニット20を反転させる。即ち、ガイド管外側案内部材12をシャフト部19の軸まわりに180°回転させる。
これにより、ローラユニット20がガイド管3の走行方向前方に位置する。また、ローラユニット20の外側用ローラ23の高さがシャフト部19の高さより高くなり、外側用ローラ23がガイド管3の側面を支持可能な高さとなる。
【0060】
図15に示すように、ガイド管走行工程P7では、ガイド管3をスライダ11上にて走行させることにより、ガイド管3を管寄せ51に沿って走行させる。この際、ガイド管3の第一屈曲部43における内側は、ガイド管内側案内部材13の内側用ローラ36によって案内され、ガイド管3の軌道が規制される。同様に、ガイド管3の外側は、ガイド管外側案内部材12の複数の外側用ローラ23によって案内されガイド管3の軌道が規制される。
【0061】
図16に示すように、計測実施位置セット工程P8では、ガイド管3の先端部、即ち、センサ収納部45の中心軸とボイラチューブ52の中心軸とが同軸上に配置されるようにセットする。この際も、モニタカメラ61によって被検管となるボイラチューブ52aの位置情報を把握しつつ、ガイド管3の挿入量を調整して位置を合わせる。
センサプローブ2のボイラチューブ52内の昇降は、水供給ホースを繰り出すことで行われる。
【0062】
複数のボイラチューブ52を検査する際は、第二屈曲部屈曲工程P3を実施した後、検査孔53直下の1本目のボイラチューブ52の計測を行う。その後、第一屈曲部屈曲工程P4以降を実施し、2本目以降のボイラチューブ52の測定を行う。
【0063】
上記実施形態によれば、第一操作部55及び第二操作部56を操作することにより、管寄せ51と被検管であるボイラチューブ52とがねじれの位置関係にある場合においても、ガイド管3をセンサプローブ2の案内装置として管寄せ51とボイラチューブ52との間に配置することができる。
【0064】
また、ガイド管3が複数の短尺筒体4を接続することによって形成されており、短尺筒体4が屈曲する方向の軸方向の長さが短く形成されていることにより、ガイド管3としての剛性を確保しながら、ガイド管3を屈曲させることができる。
【0065】
また、第一屈曲部43及び第二屈曲部44とが、複数の操作ワイヤ7の張力によって屈曲する構成としたことによって、屈曲部43,44が管寄せ51の内部に配置されている場合においても、操作ワイヤ7を介して、屈曲部43,44を屈曲させることができる。
【0066】
また、外周面が第一屈曲部43の内側を案内するように、第一検査孔53の内側に配置される内側用ローラ36を設けたことによって、ガイド管3の内側が案内され、管寄せ51内においてガイド管3をより円滑に走行させることができる。
【0067】
また、外周面が第一屈曲部43の外側を案内するように、管寄せ51の内部に配置される外側用ローラ23を設けたことによって、ガイド管3の外側が案内され、管寄せ51内においてガイド管3をより円滑に走行させることができる。
【0068】
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。また、上記複数の実施形態で説明した特徴を任意に組み合わせた構成であってもよい。
例えば、上記実施形態では、第一屈曲部43が左方向に曲がるように構成されているが、これに限ることはなく、第一屈曲部43は、右方向に曲がるように構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0069】
1 管肉厚測定装置
2 センサプローブ(センサ部)
3 ガイド管
4 短尺筒体
5 ヒンジ
6 操作ワイヤ孔
7 操作ワイヤ
9 検査孔挿入台
10 ガイド管用台
11 スライダ
12 ガイド管外側案内部材
13 ガイド管内側案内部材
16 スライド部
18,18a 側壁部
19 シャフト部
20 ローラユニット
21 ハンドル部
22 ローラ保持部
23 外側用ローラ(第二案内ローラ)
27 ハンドル軸部
28 ハンドル把持部
29 ブラケット
30 ケーブル
35 内側用ローラ保持部材
36 内側用ローラ(第一案内ローラ)
38 ガイド管本体部
39 ワイヤ操作部
40 下面
41 上面
42 側面
43 第一屈曲部
44 第二屈曲部
45 センサ収納部
46 ハンドル
47 ワイヤ固定金具
48 ワイヤ固定金具
50 ボイラ
51 管寄せ
52 ボイラチューブ
53 第一検査孔(挿入孔)
54 第二検査孔
55 第一操作部
56 第二操作部
58 支持ローラ
60 移動用ローラ
61 モニタカメラ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16