【実施例】
【0030】
つぎに本発明の実施例によるサーマルプリンター1、およびそのラベル連続体装填方法を
図1ないし
図6にもとづき説明する。
図1は、サーマルプリンター1の概略側面図であって、サーマルプリンター1は、プリンター本体2と、ラベル検出部3と、ラベル案内部4と、印字部5と、操作部6と、表示部7と、制御部8と、を有する。
【0031】
プリンター本体2は、筐体部9と、蓋部10と、を有するとともに、その内部に移送路11を形成しており、移送路11の最上流側に導入口12を、移送路11の最下流側に排出口13をそれぞれ形成し、導入口12から排出口13までほぼ直線状の移送路11としている。
【0032】
蓋部10を筐体部9に対して開放および閉鎖可能としてあり、蓋部10の開放状態でラベル連続体14を移送路11に挿通可能とし、蓋部10を筐体部9に閉鎖することによってラベル連続体14を移送路11上を移送して印字可能とする。
すなわち、ラベル連続体14を移送路11に送り込む導入口12と、移送路11からプリンター本体2の外部にラベル連続体14を排出する排出口13と、の間においてラベル連続体14の検出および印字を行う。
【0033】
プリンター本体2の導入口12側には、ラベル供給部15を設けることができる。
たとえば、ラベル連続体14がファンホールドタイプの印字用紙である場合に、ラベル供給部15として、プリンター本体2の導入口12側に供給箱16を設け、供給箱16から導入口12および移送路11に向かってラベル連続体14を供給可能とする。
【0034】
図2は、ラベル連続体14の平面図、
図3は、
図2のIII−III線断面図であり、ラベル連続体14は、帯状の台紙17と、台紙17上に仮着した複数枚のラベル片18と、を有する。
台紙17の裏面側には、位置検出用マーク19をあらかじめ印刷してあるとともに、互いに隣り合うラベル片18の間にギャップ20を設け、ギャップ20の中央に位置して台紙切断用のミシン目21を形成している。
なお、ギャップ20は、位置検出用としてこれを利用することができるもので、ギャップ20におけるギャップ間隔をGとすると、ミシン目21は、互いに隣り合うラベル片18におけるそれぞれの端部から間隔G/2の部位に位置している。
【0035】
図3に示すように、ラベル片18は、感熱発色可能なラベル基材22と、ラベル基材22の裏面側の粘着剤層23と、を有し、粘着剤層23においてラベル片18を台紙17上に仮着している。
ラベル基材22として、加熱によっても感熱発色しない一般的な基材を用いる場合には、熱転写インキリボン(図示せず)などを用いた印字部5とすることができる。
【0036】
ラベル検出部3は、印字部5に対するラベル連続体14の相対的位置を検出するもので、ラベル検出部3は、第1の上流側センサー24(第1のラベルセンサー)および第2の上流側センサー25(第1のラベルセンサー)と、下流側センサー26(第2のラベルセンサー)と、を有する。
【0037】
第1の上流側センサー24および第2の上流側センサー25は、印字部5の上流側に位置して、ラベル連続体14の位置検出用マーク19およびラベル連続体14のギャップ20、さらにその先端部14Aをそれぞれ検出可能である。
すなわち、ラベル案内部4の上流側において、位置検出用マーク19あるいはギャップ20のいずれの被検出部を有するラベル連続体14が移送されてきても、第1の上流側センサー24あるいは第2の上流側センサー25のいずれかによりラベル連続体14の位置を検出可能である。
下流側センサー26は、印字部5の下流側に位置しており、ラベル連続体14の先端部14Aを検出可能である。
これらの第1の上流側センサー24、第2の上流側センサー25および第2のラベルセンサー26は、反射型あるいは透過型の光学センサーのいずれかを採用することができるが、たとえば、第1の上流側センサー24は反射型センサーであり、第2の上流側センサー25は透過型センサーであり、下流側センサー26は反射型センサーである。
【0038】
ラベル案内部4は、プリンター本体2内の移送路11に沿って、導入口12ないしラベル検出部3から印字部5に向かってラベル連続体14を案内するものであり、上側案内片4Aおよび下側案内片4Bを有し、この間の案内通路4Cを移送路11としてラベル連続体14を印字部5の方向に案内する。
ラベル案内部4は、ラベル連続体14の幅方向に上側案内片4Aおよび下側案内片4Bの左右一対を有し、ラベル連続体14の幅方向左右のいずれかの上側案内片4Aおよび下側案内片4Bに第1の上流側センサー24および第2の上流側センサー25を取り付け固定している。
なお、下流側センサー26は、プリンター本体2の筐体部9において、ラベル連続体14の幅方向中央部に位置してこれを設けてある。
【0039】
印字部5は、移送路11に沿ってラベル連続体14を移送するとともにラベル連続体14(ラベル片18)に印字を行うもので、サーマルヘッド27およびプラテンローラー28を有する。
サーマルヘッド27は、これを蓋部10に取り付け、プラテンローラー28は、これを筐体部9に取り付けており、蓋部10を筐体部9から開放することによりラベル連続体14をサーマルヘッド27とプラテンローラー28との間にセット可能とし、蓋部10を筐体部9に閉鎖することによりラベル連続体14を移送路11上を移送して印字可能としている。
【0040】
印字部5のプラテンローラー28は、ステッピングモーター29によりこれを正逆方向いずれかに回転駆動するもので、ステッピングモーター29を制御部8からの制御信号により駆動制御することによって、ラベル連続体14を下流側センサー26方向(下流側)に移送する正移送動作と、ラベル連続体14を第1の上流側センサー24ないし第2の上流側センサー25方向(上流側)に移送する逆移送動作と、を行うことができる。
具体的には、ラベル案内部4に挿通されてくるラベル連続体14を第1の上流側センサー24あるいは第2の上流側センサー25のいずれか一方が検出した際に、プラテンローラー28の回転駆動を開始し、下流側センサー26がラベル連続体14の先端部14Aを検出した際に、ラベル連続体14を印字部5の印字開始位置(プラテンローラー28の部位すなわち、少なくとも先端部14Aがサーマルヘッド27とプラテンローラー28との間で挟持されて移送および印字が開始可能な位置)まで逆移送する。
かくして、ラベル連続体14をラベル案内部4に通し、ラベル検出部3において検出するだけで、印字部5の印字開始位置に自動的にセットすることができ、装填作業を容易かつ迅速に実行可能であるとともに、以下に説明するように、とくに先頭に位置するラベル片18にも印字が可能であって、これを無駄にすることがない。
【0041】
前記操作部6は、サーマルプリンター1を操作するための各種キー(図示せず)を備えており、印字部5さらには切断部31へのデータないしはコマンドを入力可能であり、前記表示部7が必要なデータないしコマンドを表示可能である。
なお、互いに隣り合うラベル片18の間におけるギャップ20における前記ギャップ間隔Gをこの操作部6において入力して制御部8に設定可能である。
【0042】
前記制御部8は、上述のラベル検出部3、ラベル案内部4、印字部5、操作部6および表示部7などを制御するが、必要に応じて外部のパソコン30などと接続して、データおよびコマンドの交信を行うことができる。
たとえば、上記ギャップ間隔Gの入力をパソコン30を操作部として、上記ギャップ間隔Gなどを入力することもできる。
【0043】
なお、サーマルプリンター1には、プリンター本体2の排出口13に臨んで、下流側センサー26の下流側に切断部31を設けることができる。
切断部31としては、当該サーマルプリンター1の使用者が手動により前記台紙切断用のミシン目21の部分でラベル連続体14を単葉のラベル片18に分離する台紙ちぎり用刃32を設ける構成、あるいは固定刃33および可動刃34を設けて可動刃34を所定ピッチで(所定の切断タイミングで)制御部8により駆動することにより台紙17を切断可能とする構成、などを採用可能である。
台紙ちぎり用刃32は、プリンター本体2の筐体部9あるいは蓋部10のいずれか一方の内壁面あるいは外壁面に設けることが一般的であり、固定刃33および可動刃34についても、必要に応じてプリンター本体2の外方部あるいは内方部のいずれに設けてもよい。
【0044】
こうした構成のサーマルプリンター1によれば、ラベル連続体14を印字部5の印字開始位置5Aないしは切断部31の切断位置31A(ともに
図4)に自動的に装填セットすることができる。
図4、
図5および
図6にもとづき説明する。
図4は、サーマルプリンター1へのラベル連続体14の装填動作を示す説明図で、
図4(1)は、ラベル検出部3の第1の上流側センサー24あるいは第2の上流側センサー25がラベル連続体14の先端部14Aを検出した状態の平面図、
図4(2)は、ラベル連続体14が印字部5のプラテンローラー28部分まで差し込まれた状態の平面図、
図4(3)は、ラベル検出部3の下流側センサー26がラベル連続体14の先端部14Aを検出した状態の平面図、
図4(4)は、ラベル連続体14を逆移送して、ラベル連続体14(ラベル片18)を印字部5の印字開始位置5Aにセットした状態の平面図、
図4(5)は、ラベル連続体14を切断部31の切断位置31Aにセットした状態の平面図、
図4(6)は、先頭のラベル片18に印字が行われた状態の平面図、
図4(7)は、この印字が行われたラベル連続体14のラベル片18が切断部31の部位に至った状態を示す平面図である。
なお、とくに
図4(1)においては、ラベル検出部3の第2の上流側センサー25がラベル連続体14の先端部14Aを検出した場合を例にとって描いてある。
【0045】
図5は、サーマルプリンター1の印字開始位置5Aにラベル連続体14を装填する手順を示すフローチャート図であって、ステップS1において、操作部6のキーを操作することにより、前記ギャップ20のギャップ間隔Gを入力し、制御部8に設定する。ただし、この時点では、サーマルプリンター1の電源(図示せず)は投入されてはいるが、印字部5のプラテンローラー28が停止中の状態である。
ラベル連続体14のサーマルプリンター1への装填にあたって、プリンター本体2の蓋部10を筐体部9を開放し、移送路11の上部を開放した状態で、ラベル連続体14をラベル案内部4の上側案内片4Aと下側案内片4Bとの間の案内通路4Cに挿通して、プラテンローラー28の部分まで、すなわち、少なくとも、ラベル検出部3の第1の上流側センサー24および第2の上流側センサー25と印字部5のプラテンローラー28における印字開始位置5A(
図4(4))との間の間隔D1をこえる距離分だけ、ラベル連続体14の先端部14Aを差し込む。もちろん、蓋部10を閉鎖状態のままで、導入口12からラベル案内部4における案内通路4Cにラベル連続体14の先端部14Aを挿通してもよい。
【0046】
ステップS2において、ラベル検出部3(第1の上流側センサー24あるいは第2の上流側センサー25)が、上述のように挿通されたラベル連続体14(位置検出用マーク19あるいはその先端部14Aないしはギャップ20)を検出したかを判断する。
【0047】
ステップS2においてラベル連続体14を検出した際には(
図4(1)参照)、ステップS3において、ステッピングモーター29がプラテンローラー28の回転駆動を開始する。この状態で蓋部10を筐体部9に対して閉鎖することにより、サーマルヘッド27がプラテンローラー28との間にラベル連続体14を挟持し、プラテンローラー28の回転により、ラベル連続体14がプラテンローラー28をこえて、下流側センサー26の方向に移送されてゆく。
なお、蓋部10を閉鎖状態でラベル連続体14を差し込んだときも同様である。
【0048】
ステップS4において、ラベル検出部3における第2のラベルセンサー26がラベル連続体14の先端部14Aを検出した際に(
図4(3)参照)、ステップS5において、プラテンローラー28を逆転操作してラベル連続体14を上流側に逆移送することにより、ラベル連続体14を印字部5の印字開始位置5Aにセットする(
図4(4)参照)。
この逆移送の距離は、印字部5の印字開始位置5Aと下流側センサー26との間の間隔D2からギャップ間隔Gの半分(G/2)を差し引いた分だけの距離(D2−G/2)とする。
すなわち、印字開始位置5Aにおいて、とくに
図4(4)に示すように、印字開始位置5Aからギャップ間隔Gの半分の長さ(G/2)をラベル連続体14の移送方向下流側に台紙17を突出させてラベル連続体14をセット可能としているもので、印字開始位置5Aにおいては、印字開始位置5Aからギャップ間隔Gの半分の長さ(G/2)をラベル連続体14の移送方向下流側に台紙17を突出させた状態で先頭のラベル片18が位置するようにラベル連続体14をセット可能としている。
【0049】
ステップS4において、下流側センサー26がラベル連続体14の先端部14Aを検出していない場合には、ステップS6において、異常移送か否かを判断する。
ラベル検出部3と印字部5との間の上記間隔D1、さらに印字部5と下流側センサー26との間の上記間隔D2は、あらかじめ機械的に設定されているため、プラテンローラー28が回転を開始してから、所定の設定距離ないしは、この設定距離に対応するプラテンローラー28の回転数あるいはステッピングモーター29のステップ数以上だけラベル連続体14が移送されていると判断された場合には、ステップS7において移送エラーと判断し、その警告音を発するか、あるいは警報表示を表示部7などに表示する。
【0050】
ステップS5においてラベル連続体14(ラベル片18)が印字開始位置5Aにセットされた状態で、ステップS8において印字部5による印字動作を行う(
図4(6)参照、
図4(5)の切断位置31Aへのセットについては、
図6にもとづき後述する)。
この印字動作は、ラベル連続体14の最先頭のラベル片18に印字することが可能となって、装填されたラベル連続体14についてそのラベル片18の一枚も無駄にすることがない。
ついで、ステップS9において印字枚数が終了したかを判断し、終了していなければ、ステップS5に戻って上述の動作を繰り返す。
【0051】
かくして、ラベル連続体14をラベル案内部4に通し、ラベル検出部3において検出するだけで、印字部5の印字開始位置5Aに自動的にセットすることができ、装填作業を容易かつ迅速に実行可能であるとともに、とくに先頭に位置するラベル片18にも印字が可能であって、これを無駄にすることがない。
印字部5の印字開始位置5Aにセットされたラベル連続体14は、印字開始位置5Aからギャップ間隔Gの半分の長さ(G/2)をラベル連続体14の移送方向下流側に台紙17を突出させており、ラベル片18の領域に印字データを直ちに展開印字することができる。
また、異なる種類のラベル連続体14を装填しても、ギャップ間隔Gを操作部6において設定するので、ラベル連続体14における一枚目のラベル片18から印字を開始しても、二枚目以降のラベル片18における印字のずれを回避することができる。
【0052】
つぎに、当該サーマルプリンター1においては、切断部31の切断位置31Aにラベル連続体14の先端部14Aをセットして装填することもできる。
図6は、ラベル連続体14を切断位置31Aに装填する手順を示すフローチャート図であって、ステップS11からステップS16までは、
図5におけるステップS1からステップS4まで、およびステップS6およびステップS7と事実上同一である。
すなわち、ステップS11においてギャップ間隔Gを設定し、ステップS12において、第2の上流側センサー25がラベル連続体14(先端部14A)を検出したかを判断し、検出すれば、ステップS13においてプラテンローラー28を回転駆動してラベル連続体14を正移送し、ステップS14において下流側センサー26が先端部14Aを検出したかを判断する。
検出されなければ、
図5におけるステップS6およびステップS7と同様に、ステップS15において異常移送かを判断し、ついでステップS16において移送エラーとする。
【0053】
ステップS14において、下流側センサー26が先端部14Aを検出すれば(
図4(3)の状態)、ステップS17においてラベル連続体14の先端部14Aを切断部31の切断位置31Aまで正移送してセットし(
図4(5))、ステップS18において印字処理を行うか否かの待機状態となる。
上記正移送としては、ラベル検出部3の下流側センサー26と切断部31の切断位置31Aとの間の間隔D3分だけを移送すればよく、この切断位置31Aにおけるセット位置において、切断位置31Aからギャップ間隔Gの半分の長さ分(G/2)だけラベル連続体14の移送方向上流側にラベル片18が位置していることになる。
【0054】
印字処理を行う場合には、ステップS19において、ラベル連続体14を印字開始位置5Aまで逆移送し(
図4(4))、ステップS20において印字を行う。
この逆移送の距離としては、下流側センサー26と切断位置31Aとの間の間隔D3および下流側センサー26と印字部5との間の間隔D2の和から、ギャップ間隔Gの半分(G/2)を差し引いた分だけの距離(D3+D2−G/2)とする。
【0055】
ステップS20におけるラベル片18への印字処理の移送距離は、ラベル片18の長さLにギャップ間隔Gの半分(G/2)を加算した距離(L+G/2)である。
なお、ラベル片18の長さLとしては、操作部6においてあらかじめ入力しておくこともできるし、あるいは第1のラベルセンサー(第1の上流側センサー24、第2の上流側センサー25)をラベル片18が通過した時点で測定可能である。
【0056】
ステップS20における印字が完了すれば、ステップS21において、この印字済みのラベル連続体14(ラベル片18)を切断部31の切断位置31Aまで正移送してセットする(
図4(7))。
この正移送の距離としては、下流側センサー26と切断位置31Aとの間の間隔D3および下流側センサー26と印字部5との間の間隔D2の和(D3+D2)である。
ついで、ステップS22においてラベル片18を切断して単葉とする。
【0057】
最後にステップS23において、
図5のステップS9と同様に、印字枚数が終了したかを判断し、終了していなければ、ステップS19に戻って上述の動作を繰り返す。
【0058】
かくして、ラベル連続体14をラベル案内部4に通し、ラベル検出部3において検出するだけで、その先端部14Aを切断部31の切断位置31Aに自動的にセットすることができ、装填作業を容易かつ迅速に実行可能である。
とくに先頭に位置するラベル片18の部分(先端部14A)を切断位置31Aに一旦セットしてから印字部5に逆移送して印字するように制御することにより、ラベル連続体14の移送路11全体における正逆方向の移送状態を確認することができるとともに、先頭に位置するラベル片18から印字および切断操作が可能であって、これを無駄にすることがない。
さらに、切断部31の切断位置31Aにセットされたラベル連続体14は、切断位置31Aからギャップ間隔Gの半分の長さ分(G/2)だけラベル連続体14の移送方向上流側にラベル片18を位置させており、印字終了後にこの切断位置31Aに印字済みのラベル片18と後続の未印字のラベル片18との間におけるギャップ20の中央部を切断位置31Aに停止させることが容易となり、ギャップ20の中央部で台紙17を適正に切断することができる。
また、異なる種類のラベル連続体14を装填しても、ギャップ間隔Gを操作部6において設定するので、ラベル連続体14における一枚目のラベル片18から印字および切断を開始しても、二枚目以降のラベル片18における印字および切断のずれを回避することができる。
【0059】
なお、切断部31において、固定刃33および可動刃34によらず、台紙ちぎり用刃32の部分で手動により台紙17を切断する際にも、ギャップ20の中央部における台紙切断用のミシン目21の部分を台紙ちぎり用刃32に正確に合わせることができるので、切断操作が容易かつ確実である。